JP2010033791A - 非水系二次電池用電極板とその製造方法並びに製造装置およびその電極板を用いた非水系二次電池 - Google Patents

非水系二次電池用電極板とその製造方法並びに製造装置およびその電極板を用いた非水系二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】プレス時に柔軟性が不足した電極板の始端部に亀裂やシート状の電極板を巻回する際の切れを抑制ができ、その電極板を用いた極板群により電池ケース収納際のかじりや挿入圧力の増加による極板群のダメージの発生、正極板と負極板の重量アンバランスによる容量ロスといった不良発生の抑制した塗布開始直後から電極合剤塗料の膜厚を安定化した始端部と終端部の重量が同等な非水系二次電池用電極板を提供することを目的とする。
【解決手段】集電体1を所定の速度で搬送させ、循環した電極合剤塗料2に背圧調整手段で塗布圧力を調整した所定の圧力の背圧を掛けた電極合剤塗料2を塗布後に、所定の圧力を保持したまま電極合剤塗料2の塗布を小中止して未塗布部3を成形した塗布開始直後から始端部と終端部の重量が同等の間欠的に電極合剤塗料2を集電体1に塗布した非水系二次電池用電極板4である。
【選択図】図1

Description

本発明は、集電体の上に電極合剤塗料が間欠的に塗布された非水系二次電池用電極板とその電極合剤塗料を集電体の上に塗布する製造方法とその製造装置およびその電極板を用いた非水系二次電池に関するものである。
従来の非水系二次電池では効率的な充放電を可能にするため、電極板をシート状にし、セパレータを介して渦巻状に巻回した渦巻式構造にすることにより反応面積をできるだけ広くする工夫がなされている。このような電極板は、活物質と結着材とを溶剤に分散または溶解させて調製したペースト状またはスラリー状の電極合剤を金属箔からなる集電体に塗布することにより得られる。この電極板には通常、電流を取り出すための端子を接合する部分や隣接する電極合剤層相互の境界部などのように、集電体の金属箔の表面を露出させた未塗布部が設けられている。この未塗布部は一定間隔ごとに未塗布部を設けながら集電体の表面に電極合剤塗料を均一に塗布することで形成されている。
このように集電体に電極合剤塗料を塗布する塗布装置として図8に示すように電極合剤塗料を収納したタンク51と電極合剤塗料を集電体に塗布するダイコータ57と、タンク51とダイコータ57とを連結すると共にポンプ52および三方弁54を有する送りライン53と、三方弁54とタンク51を連結する戻りライン55と、ダイコータ57とタンク51とを連結するとともに開閉弁62を有するリリーフライン64を備え、三方弁54と開閉弁62とを制御装置により制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、電極合剤塗料の流量を短時間で安定させるための手段として、図9に示すように送りライン53上のダイコータ57の直前に三方弁54を設け、出口の一端をタンク51に通じる戻りライン55とし、その戻りライン55上に圧力計58と圧力調整弁56を設ける。この構成により、ダイコータ57に対する送液を中断する際には、ポンプ52は停止せず、ポンプ52からの流路を戻りライン55側に切り替え、ポンプ52で吐出した電極合剤塗料を戻りライン55を通じてタンク51に戻るように循環させることでダイコータ57への送液を中断させることができ、しかも電極合剤塗料の循環中には戻りライン55の圧力調整弁56と圧力計58によって、ポンプ52の吐出側の圧力をダイコータ57へ定常送液時と同じとなるように調整しておき、その状態で、ポンプ52からの流路を戻りライン55からダイコータ57側に切り替える方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−159902号公報 特開2004−344695号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示される従来技術では、三方弁54と開閉弁62とを制御手段により制御して電極板を作製しても塗布時にダイコータ57にて発生する圧力と開閉弁62での圧力が不一致となり、塗布開始直後においては、塗布開始時に電極合剤塗料の供給が多くなり、始端部の重量が増加して盛り上がりを発生する。その盛り上がりが近年一層の高容量化が進み、電極板の活物質密度を高くするためのプレス時に電極板の柔軟性が不足した始端部に亀裂が発生したり、シート状の電極板を巻回する際に電極板の切れが発生するという課題があった。
また、特許文献2に示される従来技術ではポンプ52は停止せず、ポンプ52からの流路を戻りライン55側に切り換え、ポンプ52で吐出した電極合剤塗料を戻りライン55を通じてタンク51に戻るように循環させることでダイコータ57への送液を中断させる。さらに、電極合剤塗料の循環中には戻りライン55の圧力調整弁56と圧力計58によって、ポンプ52の吐出側の圧力をダイコータ57への定常送液時と同じとなるように調整しておき、その状態で、ポンプ52からの流路を戻りライン55からダイコータ57側に切り換えると電極合剤塗料の流れに追随できず、塗布開始時に電極合剤塗料の供給が多くなり始端部が盛り上がるという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、塗布開始直後から電極合剤塗料の膜厚を安定化し、始端部と終端部の塗布重量を同等にして電池容量バラツキを削減し、かつ良好な充放電サイクル特性を示す非水系二次電池用電極板を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の非水系二次電池用電極板は、集電体の上に電極合剤塗料を間欠的に塗布して形成される非水系二次電池用電極板において、間欠的に塗布した電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量と同等としたことを特徴とするものである。
本発明の非水系二次電池用電極板によると、電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量を同等にして、始端部や終端部に盛り上がりがなくプレス時に電極板の柔軟性が不足した始端部に亀裂やシート状の電極板を巻回する際の電極板の切れを抑制ができる。また、その電極板を用いた極板群による電池ケース収納時のかじりや挿入圧力の増加による極板群のダメージの発生、正極板と負極板の重量アンバランスによる容量ロスといった不良発生の抑制という効果を得られる。
本発明の第1の発明においては、集電体の上に電極合剤塗料を間欠的に塗布して形成される非水系二次電池用電極板において、間欠的に塗布した電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量と同等としたことにより、プレス時の始端部に発生する亀裂や電極板の切れを抑制ができ、電極板を用いた極板群の挿入時のかじりや挿入圧力の増加による極板群ダメージの発生の抑制並びに、材料歩留まりの向上を図ることが可能となる。
本発明の第2の発明においては、集電体の上に電極合剤塗料を間欠的に塗布する非水系二次電池用電極板の製造方法において、集電体を所定の速度で搬送させ、電極合剤塗料を塗布開始直後から均一な圧力で吐出して、移動している集電体の上に塗布し、吐出圧力の状態を保持しながら吐出を終了して電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量を同等にすることにより、始端部や終端部の盛り上がりの抑制が可能となり、正極板と負極板の重量アンバランスによる不良発生の抑制できる。
本発明の第3の発明においては、塗布開始直後の圧力変動を吸収し、均一な吐出圧力で塗布することより、塗布開始時の電極合剤塗料の過多供給を抑制でき、始端部の重量と終端部の重量とを同等にすることが可能となり、電極合剤層の利用率を向上させることができる。
本発明の第4の発明においては、塗布開始直前の電極合剤塗料を所定の圧力を掛けながら循環させ、塗布開始直後に発生する圧力変動を吸収することにより、電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量を同等にすることが可能となる。
本発明の第5の発明においては、電極合剤塗料内に溶存している気体を除去後に、均一な吐出圧力で塗布することにより、電極合剤塗料に均一な圧力を掛けることが可能となり塗布時に過多の電極合剤塗料を吐出することを抑制できる。
本発明の第6の発明においては、電極合剤塗料の塗布開始時および/または塗布終了時に所定の速度で搬送している集電体の速度を可変させ、電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量を同等にすることにより、電極合剤塗料の塗布開始時や塗布終了時の吐出量に合わせて集電体の搬送をさせ、始端部重量と終端部重量の精度を向上することが可能となる。
本発明の第7の発明においては、集電体を搬送しながら電極合剤塗料を集電体の上に間欠的に塗布して形成する非水系二次電池用電極板の製造装置において、電極合剤塗料を収納する貯蔵手段と、電極合剤塗料を供給する供給手段と、電極合剤塗料を集電体に塗布する塗布手段と、電極合剤塗料の流路を切り替える第1の流路切換手段と、貯蔵手段と塗布手段との間を連結すると共に供給手段と第1の流路切換手段を配置した送りラインと、第1の流路切換手段と貯蔵手段とを連結する戻りラインと、戻りライン上に設けた背圧調整手段と、背圧調整手段を迂回するバイパスラインと、戻りライン上に設けた第2の流路切換手段と、戻りライン上に設けた第1の圧力検出手段と、集電体を搬送する搬送手段とで構成したことにより、電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量を同等にすることができ、電極合剤塗料の吐出量の安定が敏速になり、生産時間の短縮や良品作製の稼動が向上することが可能となる。
本発明の第8の発明においては、第1の圧力検出手段が所定の圧力に達したときに、電極合剤塗料を塗布手段に圧送する第1の流路切換手段を備えたことにより、電極合剤塗料の圧力をコントロールができ、圧力変動を抑制して安定した均一な吐出圧力で集電体の上に、電極合剤塗料の塗布が可能となる。
本発明の第9の発明においては、集電体に電極合剤塗料を塗布した時の圧力値を計測する第2の圧力検出手段を第1の流路切換手段と塗布手段の吐出口との中間に備えたことにより、より安定した吐出圧力で第1の流路切換手段を切り換えることが可能となり、均一な重量で電極合剤塗料の塗布が可能となる。
本発明の第10の発明においては、第1の圧力検出手段が第2の圧力検出手段で計測した圧力値に達したときに、電極合剤塗料を塗布手段に圧送する第1の流路切換手段を備えたことにより、電極合剤塗料の圧力をより安定したコントロールが可能となり、圧力変動を抑制して集電体の上に電極合剤塗料の塗布ができる。
本発明の第11の発明においては、戻りラインの圧力が第2の圧力検出手段で計測した圧力値に達する所定の時間を経過した後に、電極合剤塗料を塗布手段に圧送する第1の流路切換手段を備えたことにより、簡易的な構成で電極合剤塗料の圧力をより安定したコントロールが可能となる。
本発明の第12の発明においては、電極合剤塗料を送りラインから戻りラインに送り、塗布手段内への電極合剤塗料の圧送を小中止して集電体の電極合剤塗料の未塗布部を形成する第1の流路切換手段を備えたことにより、間欠的に塗布する電極合剤塗料の始端部と終端部とを精度よく塗布することができ、始端部と終端部の重量を同等にすることが可能となる。
本発明の第13の発明においては、送りラインの電極合剤塗料を第1の流路切換手段で戻りライン側に送り、第2の流路切換手段で貯蔵手段に戻して循環させて電極合剤塗料内に溶存した空気を除去するバイパスラインを備えたことにより、空気を効率よく除去する
ことが可能となり、電極合剤塗料内に溶存した空気を除去することで均一な吐出圧力を電極合剤塗料にかけることができる。
本発明の第14の発明においては、塗布手段内への電極合剤塗料の圧送を小中止する開始時に集電体の搬送速度を遅くし、および/または小中止の終了時に集電体の搬送速度を速くする搬送手段を備えたことにより、電極合剤塗料の塗布開始直後の集電体の速度を速くすることが可能となり、また電極合剤塗料の塗布終了時の集電体の速度を遅くすることで、電極合剤塗料の始端部と終端部との重量を同等にする精度を向上することができる。
本発明の第15の発明においては、バイパスライン上に塗布開始時の圧力を調整するための第2の背圧調整手段を備えたことにより、塗布条件を短時間で決定して実施することが可能となり、生産性の向上が可能である。
本発明の第16の発明においては、送りライン上にリリーフバルブを備えたことにより、電極合剤塗料の塗布開始直後における電極合剤塗料の増大する重量を吸収することが可能となり、電極合剤塗料の始端部と終端部との重量を同等にする精度を向上することができる。
本発明の第17の発明においては、送りライン上にアキュームレータを備えたことにより、電極合剤塗料の始端部に増大する電極合剤塗料の吐出量を抑制し、電極合剤塗料の終端部に減少する電極合剤塗料の吐出量を促進して、電極合剤塗料の始端部と終端部との重量を精度よく塗布することができる。
本発明の第18の発明においては、少なくともリチウム含有複合酸化物よりなる活物質、導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の両面に塗布して正極合剤層を形成した正極板と、少なくともリチウムを保持しうる材料よりなる活物質および結着材を分散媒にて混練分散した負極合剤塗料を負極集電体の両面に塗布して負極合剤層を形成した負極板とをセパレータを介して巻回あるいは積層した電極群と、非水溶媒からなる電解液により構成される非水系二次電池であって、正極板または負極板の少なくともいずれか一方に電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量と同等とした本発明の第1の発明の電極板で構成した電極群を収納したことにより、電極合剤層の利用率を向上させ、高容量で電池容量を安定させることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1(a)は本発明の非水系二次電池用電極板の平面模式図を示し、シート状の集電体1上に電極合剤塗料2を間欠的に塗布し未塗布部3を設けて、乾燥後プレスして集電体1に電極合剤層2aを担持した非水系二次電池用電極板4を構成している。また、図1(b)の非水系二次電池用電極板4の側面模式図に示すように、集電体1の両面に電極合剤塗料2を間欠的に塗布しており、その両端はすなわち、始端部(図1(b)では右端側)と終端部(図(b)では左端側)の重量が同じで、乾燥後プレスして成形した電極合剤層2aの間には未塗布部3が設けられている。さらに未塗工部3は集電体1が露出した状態である。
次いで、本発明の非水系二次電池用電極板の製造方法について図2を用いて説明する。例えば正極板においては、調練合工程で正極用活物質、導電材、結着材を分散媒中にプラネタリーミキサー等の分散機により混合分散させて正極の電極合剤塗料が作製される。正極用活物質としては、例えばコバルト酸リチウムおよびその変性体(コバルト酸リチウムにアルミニウムやマグネシウムを固溶させたものなど)、ニッケル酸リチウムおよびその変性体(一部ニッケルをコバルト置換させたものなど)、マンガン酸リチウムおよびその変性体などの複合酸化物を挙げることができる。
このときの導電材としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック、各種グラファイトを単独あるいは組み合わせて用いても良い。また正極用結着材としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリフッ化ビニリデンの変性体、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、アクリレート単位を有するゴム粒子結着材等を用いることができ、この際に反応性官能基を導入したアクリレートモノマー、またはアクリレートオリゴマーを結着材中に混入させることも可能である。
次いで塗布工程では、例えば集電体にアルミニウムやアルミニウム合金製の箔や不織布等の厚みが5μm〜30μmを有するものを用いることができ、本発明ではアルミニウム箔の集電体を所定の速度で搬送し、上記のように作製した正極の電極合剤塗料を塗布開始直後から均一な圧力で吐出して、移動しているアルミニウム箔の集電体の上に塗布する。さらに、均一な圧力の状態を保持しながら吐出を終了し、電極合剤塗料の塗布した始端部重量と終端部重量を同等にして、間欠的にアルミニウム箔に未塗工部を形成した正極の電極板を製作する。
また、均一な吐出圧力で塗布するには電極合剤塗料内に溶存している気体を除去した後がよく、さらに電極合剤塗料に所定の圧力を掛けながら循環させて所定の圧力を保持した状態で塗布開始すると塗布開始直後に発生する圧力変動を吸収して均一な吐出圧力で塗布ができる。また、アルミニウム箔の搬送する速度を可変にして搬送することができ、電極合剤塗料の塗布開始時にアルミニウム箔の搬送速度を速くし、塗布終了時にはアルミニウム箔の搬送速度を遅くすることで電極合剤塗料の塗布した始端部重量と終端部重量を同等にするのにさらに効果的である。次に乾燥工程で乾燥し、圧延工程でプレスにて所定厚みまで圧縮する。さらに後述詳細に説明する本発明の非水系二次電池のサイズの幅にスリット工程で切断することで正極板が得られる。
一方、負極板についても特に限定されないが、調練合工程で負極用活物質、結着材、必要に応じて導電材、増粘剤とを分散媒中にプラネタリーミキサー等の分散機により混合分散させて負極の電極合剤塗料が作製される。負極用活物質としては、各種天然黒鉛および人造黒鉛、シリサイドなどのシリコン系複合材料および各種合金組成材料を用いることができる。
このときの負極用結着材としてはPVdFおよびその変性体をはじめ各種バインダーを用いることができるが、リチウムイオン受入れ性向上の観点から、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子(SBR)およびその変性体等を用いることもできる。また増粘剤としては、ポリエチレンオキシド(PEO)やポリビニルアルコール(PVA)などの水溶液として粘性を有する材料であれば特に限定されないが、カルボキシメチルセルロース(CMC)をはじめとするセルロース系樹脂およびその変性体が、負極の電極合剤塗料の分散性,増粘性の観点から好ましい。
次いで塗布工程では上記のように作製した負極の電極合剤塗料を、例えば厚みが5μm〜25μmを有する圧延銅箔、電解銅箔、銅繊維の不織布等を用いた集電体に塗布する。本発明では圧延銅箔の集電体を所定の速度で搬送し、負極の電極合剤塗料を塗布開始直後から均一な圧力で吐出して、移動している銅箔の集電体の上に塗布する。さらに、均一な圧力の状態を保持しながら吐出を終了し、電極合剤塗料の塗布した始端部重量と終端部重量を同等にして、間欠的に銅箔に未塗工部を形成した負極の電極板を製作する。
また、電極合剤塗料内に溶存している気体を除去した後の電極合剤塗料に所定の圧力を掛けながら循環させて、所定の圧力を保持した状態で塗布開始することで塗布開始直後に発生する圧力変動を吸収した均一な吐出圧力で塗布ができ、さらに電極合剤塗料の塗布開
始時に銅箔の搬送速度を速くし、塗布終了時には銅箔の搬送速度を遅くすることで、電極合剤塗料の塗布した始端部重量と終端部重量をより高精度の同等の重量になった電極板を作製することができる。次に乾燥工程で乾燥し、圧延工程でプレスにて所定厚みまで圧縮する。さらに正極板と同様に本発明の非水系二次電池のサイズの幅にスリット工程で切断することで負極板が得られる。
セパレータについては、非水系二次電池の使用範囲に耐えうる組成であれば特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の微多孔フィルムを、単一あるいは複合して用いるのが一般的でありまた態様として好ましい。このセパレータの厚みは特に限定されないが、10〜25μmとすれば良い。
電解液については、電解質塩としてLiPFおよびLiBFなどの各種リチウム化合物を用いることができる。また溶媒としてエチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルエチルカーボネート(MEC)を単独および組み合わせて用いることができる。また、正極板または負極板上に良好な皮膜を形成させる、あるいは過充電時の安定性を保証するために、ビニレンカーボネート(VC)やシクロヘキシルベンゼン(CHB)およびその変性体を用いることも好ましい。
さらに、電池組立工程での本発明の非水系二次電池について図を用いて詳細に説明する。図3に示したように複合リチウム酸化物を活物質とする正極板25とリチウムを保持しうる材料を活物質とする負極板26とをセパレータ29を介して渦巻状に巻回した電極群24を作製した後、この電極群24を有底円筒形の電池ケース21の内部に絶縁板30と共に収容し、電極群24の下部より導出した負極リード28を電池ケース21の底部に接続し、次いで電極群24の上部より導出した正極リード27を封口板22に接続し、電池ケース21に所定量の非水溶媒からなる電解液(図示せず)を注液した後、電池ケース21の開口部に封口ガスケット23を周縁に取付けた封口板22を挿入し電池ケース21の開口部を内方向に折り曲げてかしめ封口して構成することができる。ここでは円筒形電池を例に出し説明したが角形および、積層形の電池であっても電解液の注液する順序以外は同様である。
ここで、集電体に電極合剤塗料の始端部と終端部の重量を同等にする非水系二次電池用電極板の製造装置について、図を参照に詳細に述べる。図4に示すように集電体1は搬送手段であるバックアップローラ8に巻き付けて、塗布手段のダイコータ7の吐出口7aと集電体1との間のクリアランスを保持しながら搬送している。
また、電極合剤塗料2を収納する貯蔵手段であるタンク15が電極合剤塗料2を集電体1に間欠的に塗布するダイコータ7に送りライン6で接続している。送りライン6上には、ダイコータ7に電極合剤塗料2を供給する供給手段であるポンプ5を備え、さらに送りライン6と戻りライン11への流路を切り換えるための流路切換手段である第1の流路切換弁10が配置されている。
また、戻りライン11はタンク15に接続され、その途中に圧力検出手段である第2の圧力計P2を備え、戻りライン11とタンク15に接続したバイパスライン16とを切り換えるための流路切換手段である第2の流路切換弁12が配置されている。さらに第2の流路切換弁12とタンク15の間に背圧調整手段の背圧調整弁13を配置し、バイパスライン16は背圧調整弁13を迂回している。また、ポンプ5と第1の流路切換弁10の間の送りライン6上にはポンプ5の吐出圧力を確認するための第3の圧力計P3を備え、さらに第1の流路切換弁10とダイコータ7の吐出口7aとの間の送りライン6上には、集電体1上に電極合剤塗料2を塗布した際の圧力値を計測する圧力検出手段である第1の圧
力計P1を配置する。なお、第1の圧力計P1はダイコータ7の吐出口7aに近い方が好ましい。
まず、第1の流路切換弁10を戻りライン11側に切り換え、第2の流路切換弁12をバイパスライン16側に切り換えている状態で、タンク15内の電極合剤塗料2をポンプ5により送りライン2に圧送し、電極合剤塗料2をタンク15に戻して循環させる。次に第2の流路切換弁12を背圧調整弁13側に切り換え、圧送している電極合剤塗料2に所定の圧力となる背圧を掛ける。さらに電極合剤塗料2に所定の圧力が掛かった状態で、第1の流路切換弁10をダイコータ7側に切り換え、電極合剤塗料2をダイコータ7に圧送し、搬送している集電体1上に電極合剤塗料2の塗布を開始する。
なお、第1の流路切換弁10を切り換えるタイミングは第1の圧力計P1が所定の圧力に達した際のタイミングで切り換えて、電極合剤塗料2をダイコータ7に圧送している。所定の圧力を電極合剤塗料2が保持しているため、電極合剤塗料2の塗布開始直後の圧力変動を吸収し緩和する。さらに第1の流路切換弁10を切り換える所定の圧力は、集電体に電極合剤塗料を塗布した際の所定の厚みに対する圧力値を第2の圧力計P2で計測し、その圧力値を所定の圧力として第1の圧力計P1で検出している。また、第1の流路切換弁10を切り換えるタイミングを所定の時間を経過した後のタイミングでも構わない。その所定の時間は、電極合剤塗料2が所定の圧力に達する時間を考慮している。
次に電極合剤塗料2が集電体1に所定の長さを塗布したことを検出し、第1の流路切換弁10を戻りライン11側に切り換えて、所定の圧力を保持したまま電極合剤塗料2を戻りライン11に圧送し、ダイコータ7内に電極合剤塗料2の圧送を小中止して集電体1上に未塗布部の成形を開始する。さらに小中止の終了時に第1の流路切換弁10を送りライン16側に切り換え、所定の圧力を保持したままの電極合剤塗料2をダイコータ7内に圧送して、塗布開始直後に発生する圧力変動を吸収した電極合剤塗料2を集電体1への塗布を再開して、集電体1上に所定の長さの未塗布部を成形する。以後、塗布開始直後に発生する圧力変動を吸収した電極合剤塗料2を集電体1への塗布し、電極合剤塗料2の始端部重量と終端部重量と同等とした非水系二次電池用電極板を作製する。
なお、バックアップローラ8の回転を可変させ、電極合剤塗料2を小中止する際に集電体1の搬送速度を遅くし、小中止を終了直後に集電体1の搬送速度を速くして集電体1に塗布して電極合剤塗料2の始端部重量と終端部重量を同等にして重量の精度を確保してもよい。また、ポンプ5は動作時の脈動が小さいほど安定した塗布が可能になり安定した品質を得られため脈動を小さくし、流路切換弁は切り換え速度が速いほど切り換え後の塗布重量が安定し、切り換え時間のバラツキが小さいほど未塗布部の長さが毎回一定で望ましい品質を得られるため切り換え速度の速い流路切換弁を使用している。
塗布終了時には送りライン6の第1の流路切換弁10は戻りライン11側に切り換え、戻りライン11の第2の流路切換弁12はバイパスライン16側に切り換えて、電極合剤塗料2をタンク2からタンク2へと循環して、次の塗布作業に備える。以下、具体的な実施例について、例えば正極板についてさらに詳しく説明する。
本発明の実施例1について図面を参照しながら説明する。図2で示した調練合工程で正極の活物質であるコバルト酸リチウムを100重量部と、導電材であるアセチレンブラックを活物質100重量部に対し2重量部と、結着材としてのポリフッ化ビニリデンを活物質100重量部に対して2重量部とをN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練し正極の電極合剤塗料を作製し、次の塗布工程で厚みが15μmでシート状のアルミニウム箔からなる集電体に正極の電極合剤塗料を塗布する。
まず、図4に示したように所定の粘度に調合した正極の電極合剤塗料2をタンク15に供給し、ポンプ5により送りライン2に圧送する。送りライン6の第1の流路切換弁10は戻りライン11側に切り換えており、さらに戻りライン11の第2の流路切換弁12はバイパスライン16側に切り換えていて、ポンプ5で圧送した正極の電極合剤塗料2はタンク15よりポンプ5を経由して送りライン6の第1の流路切換弁10、戻りライン11の第2の流路切換弁12、バイパスライン16をさらに経由してタンク15に戻るルートで一定時間循環をさせ、各ライン内の気泡を排出した。また第1の流路切換弁10を切り換え、ダイコータ7側へ正極の電極合剤塗料2を送り正極の電極合剤塗料2の押し出しを行い、ダイコータ7内の気泡を排出した。
次にアルミニウム箔からなる集電体1を巻き付けたバックアップロール8に対し、クリアランス60μm〜200μmの距離までダイコータ7を近づけ、本発明の実施例では100μmのクリアランスでアルミニウム箔からなる集電体1を巻き付けたバックアップロール8とダイコータ7を近づけた。
また、戻りライン11上の第2の流路切換弁12の流路を背圧調整弁13側に切り換え、正極の電極合剤塗料2を背圧調整弁13に通過させ、所定の圧力である0.05〜0.5MPaの背圧を掛けた後タンク15へ戻した。なお、所定の圧力の圧力値はアルミニウム箔からなる集電体1上に正極の電極合剤塗料2を塗布した際の所定の厚みを送りライン6上の第1の圧力計P1で計測し、その計測値が戻りライン11上の第2の圧力計P2に指示するように背圧調整弁13を調整した。本発明の実施例ではアルミニウム箔からなる集電体1上に正極の電極合剤塗料2を塗布した所定の厚みが100μm時に第1の圧力計P1で計測した値が0.15MPaとなり、0.15MPaの背圧を所定の圧力として正極の電極合剤塗料2に掛けた。
次にバックアップロール8を塗布する速度にて定速回転させ、アルミニウム箔からなる集電体1を定速の速度として30m/sの速度で矢印の方向に搬送し、戻りライン11上の第2の圧力計P2が設定した圧力に達したタイミングで、第1の流路切換弁10をダイコータ7側に切り替え、正極の電極合剤塗料2をアルミニウム箔からなる集電体1に塗布した。その後、電極合剤塗料2が集電体1に所定の長さである500mmを塗布したことを検出し、第1の流路切換弁10を戻りライン11側に切り換えて、所定の圧力である0.15MPaを保持したまま電極合剤塗料2を戻りライン11に圧送し、ダイコータ7に圧送している正極の電極合剤塗料2を小中止して、アルミニウム箔からなる集電体1上に正極の電極合剤塗料2が塗布されない未塗布部を長手方向に10mmの長さで成形した。
以降、第1の流路切換弁10を一定間隔でダイコータ7側と戻りライン11側に切り換えることにより連続塗布中のアルミニウム箔からなる集電体1に電極合剤塗料2の塗布部分と未塗布部分を製作した正極の電極板を実施例1とした。
本発明の別の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。実施例2では実施例1に示した内容に、図5に示すようにバイパスライン16上に第2の背圧調整弁17をさらに設け、電極合剤塗料2をタンク2からタンク2へと循環させた後の次の塗布作業の立ち上げを短時間になるよう備えている。まず、図2で示した調練合工程で正極の活物質であるコバルト酸リチウムを100重量部と、導電材であるアセチレンブラックを活物質100重量部に対し2重量部と、結着材としてのポリフッ化ビニリデンを活物質100重量部に対して2重量部とをN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練し正極の電極合剤塗料を作製し、次の塗布工程で厚みが15μmでシート状のアルミニウム箔からなる集電体に正極の電極合剤塗料を塗布する。
次に、図5に示したように所定の粘度に調合した正極の電極合剤塗料2をタンク15に供給し、ポンプ5により送りライン2に圧送する。送りライン6の第1の流路切換弁10は戻りライン11側に切り換えており、さらに戻りライン11の第2の流路切換弁12はバイパスライン16側に切り換えられていて、バイパスライン16上には背圧調整弁17が設けられている。ポンプ5で圧送した正極の電極合剤塗料2はタンク15よりポンプ5を経由して送りライン6の第1の流路切換弁10、戻りライン11の第2の流路切換弁12、バイパスライン16をさらに経由し第2の背圧調整弁17で0.1MPaの背圧を掛けて、タンク15に戻るルートで一定時間循環をさせ、各ライン内の気泡を排出した。また第1の流路切換弁10を切り換え、ダイコータ7側へ正極の電極合剤塗料2を送り正極の電極合剤塗料2の押し出しを行い、ダイコータ7内の気泡を排出した。
次にアルミニウム箔からなる集電体1を巻き付けたバックアップロール8に対し、クリアランス100μmの距離までダイコータ7を近づけた。また、戻りライン11上の第2の流路切換弁12の流路を背圧調整弁13側に切り換え、正極の電極合剤塗料2を背圧調整弁13に通過させ、アルミニウム箔からなる集電体1上に正極の電極合剤塗料2を塗布した厚みが100μm時に第1の圧力計P1で計測した0.15MPaの背圧を所定の圧力として、第2の背圧調整弁17の調整圧力より高い背圧を正極の電極合剤塗料2に掛けた。
次にバックアップロール8を塗布する速度にて定速回転させ、アルミニウム箔からなる集電体1を定速の速度として30m/sの速度で矢印の方向に搬送し、戻りライン11上の第2の圧力計P2が設定した圧力に達したタイミングで、第1の流路切換弁10をダイコータ7側に切り替え、正極の電極合剤塗料2をアルミニウム箔からなる集電体1に塗布した。その後、電極合剤塗料2が集電体1に所定の長さである500mmを塗布したことを検出し、第1の流路切換弁10を戻りライン11側に切り換えて、所定の圧力である0.15MPaを保持したまま電極合剤塗料2を戻りライン11に圧送し、ダイコータ7に圧送している正極の電極合剤塗料2を小中止して、アルミニウム箔からなる集電体1上に正極の電極合剤塗料2が塗布されない未塗布部を長手方向に10mmの長さで成形した。
以降、第1の流路切換弁10を一定間隔でダイコータ7側と戻りライン11側に切り換えることにより連続塗布中のアルミニウム箔からなる集電体1に電極合剤塗料2の塗布部分と未塗布部分を製作した正極の電極板を実施例2とした。
本発明の別の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。実施例3では実施例1に示した内容に、図6に示すように送りライン6上にリリーフバルブ18を設け、塗布開始直後の圧力変動をより吸収するよう備えている。まず、図2で示した調練合工程で正極の活物質であるコバルト酸リチウムを100重量部と、導電材であるアセチレンブラックを活物質100重量部に対し2重量部と、結着材としてのポリフッ化ビニリデンを活物質100重量部に対して2重量部とをN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練し正極の電極合剤塗料を作製し、次の塗布工程で厚みが15μmでシート状のアルミニウム箔からなる集電体に正極の電極合剤塗料を塗布する。
まず、図6に示したように所定の粘度に調合した正極の電極合剤塗料2をタンク15に供給し、ポンプ5で圧送した正極の電極合剤塗料2はタンク15よりポンプ5を経由して送りライン6の第1の流路切換弁10、戻りライン11の第2の流路切換弁12、バイパスライン16をさらに経由してタンク15に戻るルートで一定時間循環をさせ、各ライン内の気泡を排出した。また第1の流路切換弁10を切り換え、ダイコータ7側へ正極の電極合剤塗料2を送り正極の電極合剤塗料2の押し出しを行い、ダイコータ7内の気泡を排
出した。次にアルミニウム箔からなる集電体1を巻き付けたバックアップロール8に対し、100μmのクリアランスでアルミニウム箔からなる集電体1を巻き付けたバックアップロール8とダイコータ7を近づけた。
また、戻りライン11上の第2の流路切換弁12の流路を背圧調整弁13側に切り換え、正極の電極合剤塗料2を背圧調整弁13に通過させ、アルミニウム箔からなる集電体1上に正極の電極合剤塗料2を塗布した厚みが100μm時に第1の圧力計P1で計測した0.15MPaの背圧を所定の圧力として正極の電極合剤塗料2に掛けた後タンク15へ戻した。
次にバックアップロール8を塗布する速度にて定速回転させ、アルミニウム箔からなる集電体1を30m/sの速度で矢印の方向に搬送し、戻りライン11上の第2の圧力計P2が設定した圧力に達したタイミングで、第1の流路切換弁10をダイコータ7側に切り替え、正極の電極合剤塗料2をアルミニウム箔からなる集電体1に塗布した。その際に塗布開始直後に発生する圧力変動をさらに抑制させ、正極の電極合剤塗料2の圧力を安定しやすくするために送りライン6上に設けたリリーフバルブ18を0.15MPaに設定し、リリーフバルブ18で過剰に高くなった圧力をさらに制御した。
その後、電極合剤塗料2が集電体1に所定の長さである500mmを塗布したことを検出し、第1の流路切換弁10を戻りライン11側に切り換えて、所定の圧力である0.15MPaを保持したまま電極合剤塗料2を戻りライン11に圧送し、ダイコータ7に圧送している正極の電極合剤塗料2を小中止して、アルミニウム箔からなる集電体1上に正極の電極合剤塗料2が塗布されない未塗布部を長手方向に10mmの長さで成形した。
以降、第1の流路切換弁10を一定間隔でダイコータ7側と戻りライン11側に切り換えることにより連続塗布中のアルミニウム箔からなる集電体1に電極合剤塗料2の塗布部分と未塗布部分を製作した正極の電極板を実施例3とした。
本発明の別の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。実施例4では実施例1に示した内容に、図7に示すように送りライン6上にアキュームレータ19を設け、塗布開始直後の圧力変動をさらに吸収するよう備えている。まず、図2で示した調練合工程で正極の活物質であるコバルト酸リチウムを100重量部と、導電材であるアセチレンブラックを活物質100重量部に対し2重量部と、結着材としてのポリフッ化ビニリデンを活物質100重量部に対して2重量部とをN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練し正極の電極合剤塗料を作製し、次の塗布工程で厚みが15μmでシート状のアルミニウム箔からなる集電体に正極の電極合剤塗料を塗布する。
まず、図7に示したように所定の粘度に調合した正極の電極合剤塗料2をタンク15に供給し、ポンプ5で圧送した正極の電極合剤塗料2はタンク15よりポンプ5を経由して送りライン6の第1の流路切換弁10、戻りライン11の第2の流路切換弁12、バイパスライン16をさらに経由してタンク15に戻るルートで一定時間循環をさせ、各ライン内の気泡を排出した。また第1の流路切換弁10を切り換え、ダイコータ7側へ正極の電極合剤塗料2を送り正極の電極合剤塗料2の押し出しを行い、ダイコータ7内の気泡を排出した。次にアルミニウム箔からなる集電体1を巻き付けたバックアップロール8に対し、100μmのクリアランスでアルミニウム箔からなる集電体1を巻き付けたバックアップロール8とダイコータ7を近づけた。
また、戻りライン11上の第2の流路切換弁12の流路を背圧調整弁13側に切り換え、正極の電極合剤塗料2を背圧調整弁13に通過させ、アルミニウム箔からなる集電体1
上に正極の電極合剤塗料2を塗布した厚みが100μm時に第1の圧力計P1で計測した0.15MPaの背圧を所定の圧力として正極の電極合剤塗料2に掛けた後タンク15へ戻した。
次にバックアップロール8を塗布する速度にて定速回転させ、アルミニウム箔からなる集電体1を30m/sの速度で矢印の方向に搬送し、戻りライン11上の第2の圧力計P2が設定した圧力に達したタイミングで、第1の流路切換弁10をダイコータ7側に切り替え、正極の電極合剤塗料2をアルミニウム箔からなる集電体1に塗布した。塗布開始直後に発生する正極の電極合剤塗料2の圧力変動を、さらに安定しやすくするために送りライン上に設けたアキュームレータ19を作動させ、0.15MPaに設定した送りライン6の正極の電極合剤塗料2の圧力が低いときには、アキュームレータ19内の正極の電極合剤塗料2を送りライン6に圧送し、0.15MPaに設定した送りライン6の正極の電極合剤塗料2の圧力が高いときには、アキュームレータ19内に正極の電極合剤塗料2を送ってさらに制御した。
その後、電極合剤塗料2が集電体1に所定の長さである500mmを塗布したことを検出し、第1の流路切換弁10を戻りライン11側に切り換えて、所定の圧力である0.15MPaを保持したまま電極合剤塗料2を戻りライン11に圧送し、ダイコータ7に圧送している正極の電極合剤塗料2を小中止して、アルミニウム箔からなる集電体1上に正極の電極合剤塗料2が塗布されない未塗布部を長手方向に10mmの長さで成形した。
以降、第1の流路切換弁10を一定間隔でダイコータ7側と戻りライン11側に切り換えることにより連続塗布中のアルミニウム箔からなる集電体1に電極合剤塗料2の塗布部分と未塗布部分を製作した正極の電極板を実施例4とした。
(比較例1)
図8に示すようにタンク51に電極合剤塗料を供給し、ポンプ52からの流路を送りライン上の三方弁54を戻りライン55側に切り替え、ポンプ52で吐出した電極合剤塗料を戻りライン55を通じてタンク51に戻した。次に三方弁54をダイコータ57側に切り換え、集電体に塗布後に開閉弁62を開放して電極合剤塗料をタンク51に戻して集電体上に間欠的に電極合剤塗料を塗布して、塗布部分と未塗布部分を形成した正極の電極板を比較例1とした。
上記のように作製した実施例1〜4、および比較例1の始端部と終端部の重量を比較する。製作した電極板の1ピッチ目、10ピッチ目および20ピッチ目の始端部と終端部の定置場所を30mmの円形で切り抜き、その重量密度(g/m)を測定し、その結果を(表1)に示す。
Figure 2010033791
(表1)の結果より比較例1の1ピッチ目では始端と終端の重量密度差が非常に大きく
ピッチを追う毎に始端と終端の重量密度が減少し、ほぼ同等になるのに20ピッチ必要としている。実生産としては安定した重量になってからの作製した電極板が必要で、歩留まりが悪くなる。それに対し、実施例1〜4では塗布開始直後の1ピッチ目から同一という結果が得られ、連続塗布を行ったところ塗布開始直後のダイコータ7内の圧力変動を抑制でき、塗布した電極合剤塗料の重量は、従来の工法の場合、塗布開始後10m前後で基準重量の±1.5%以内に入っていたものが、塗布開始直後から同等の精度で塗布することができた。
これは塗布開始直前の電極合剤塗料に所定の圧力を掛け、塗布直後に発生する圧力変動を抑制したためで、塗布直後に発生する圧力が高くなり塗布重量が増える傾向を抑制できた。さらに、電極合剤塗料をタンクからタンクへと循環させて、電極合剤塗料内に溶存している気体を除去しており均一な圧力が掛けやすく、所定の圧力に達する時間を大いに短縮することが可能となった。
また、実施例の製造方法では正極板を主に説明したが、負極板に用いても同じ効果が得られ、本発明の始端部重量と終端部重量が同等な電極板をセパレータを介した電極群を作製し、電池ケース内に収納した非水系二次電池では、電極合剤層の利用率を向上させ、高容量で電池容量を安定させることが可能となった。
本発明に係る非水系二次電池用電極板は、塗布開始直後から電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量が同等な電極板の製造が可能であり、その電極板を用いて非水系二次電池を製作すると、電池ケースへの収納時に電極群の直径が大きいための電池ケースかじりや挿入圧力の増加、正極板と負極板の重量アンバランスによる内部短絡や容量ロスといった不良発生を防止に有用である。
(a)本発明の一実施の形態に係わる電極板の平図模式図、(b)本発明の一実施の形態に係わる電極板の側図模式図 本発明の一実施の形態に係る製造工程を示すフローチャート 本発明の一実施の形態に係る円筒形の非水系二次電池の一部切欠斜視図 本発明の一実施の形態に係る非水系二次電池用電極板の製造装置の模式図 本発明の別の実施の形態に係る非水系二次電池用電極板の製造装置の模式図 本発明の別の実施の形態に係る非水系二次電池用電極板の製造装置の模式図 本発明の別の実施の形態に係る非水系二次電池用電極板の製造装置の模式図 従来例における電極合剤塗料塗布装置の模式図 従来例における別の電極合剤塗料塗布装置の模式図
符号の説明
1 集電体
2 電極合剤塗料
2a 電極合剤層
3 未塗布部
4 電極板
5 ポンプ
6 送りライン
7 ダイコータ
7a 吐出口
8 バックアップローラ
10 第1の流路切換弁
11 戻りライン
12 第2の流路切換弁
13 背圧調整弁
15 タンク
16 バイパスライン
17 第2の背圧調整弁
18 リリーフバルブ
19 アキュームレータ
21 電池ケース
22 封口板
23 封口ガスケット
24 電極群
25 正極板
26 負極板
27 正極リード
28 負極リード
29 セパレータ
30 絶縁板
P1 第1の圧力計
P2 第2の圧力計
P3 第3の圧力計

Claims (18)

  1. 集電体の上に電極合剤塗料を間欠的に塗布して形成される非水系二次電池用電極板において、間欠的に塗布した前記電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量と同等としたことを特徴とする非水系二次電池用電極板。
  2. 集電体の上に電極合剤塗料を間欠的に塗布する非水系二次電池用電極板の製造方法において、前記集電体を所定の速度で搬送させ、前記電極合剤塗料を塗布開始直後から均一な圧力で吐出して、移動している前記集電体の上に塗布し、均一な圧力の状態を保持しながら吐出を終了して前記電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量を同等にすることを特徴とする非水系二次電池用電極板の製造方法。
  3. 前記電極合剤塗料の塗布開始直後の圧力変動を吸収し、均一な吐出圧力で塗布することを特徴とする請求項2に記載の非水系二次電池用電極板の製造方法。
  4. 塗布開始直前の前記電極合剤塗料を所定の圧力を掛けながら循環させ、塗布開始直後に発生する圧力変動を吸収することを特徴とする請求項3に記載の非水系二次電池用電極板の製造方法。
  5. 前記電極合剤塗料内に溶存している気体を除去後に、均一な吐出圧力で塗布することを特徴とする請求項2に記載の非水系二次電池用電極板の製造方法。
  6. 前記電極合剤塗料の塗布開始時および/または塗布終了時に所定の速度で搬送している前記集電体の速度を可変させ、前記電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量を同等にすることを特徴とする請求項2に記載の非水系二次電池用電極板の製造方法。
  7. 集電体を搬送しながら電極合剤塗料を前記集電体の上に間欠的に塗布して形成する非水系二次電池用電極板の製造装置において、前記電極合剤塗料を収納する貯蔵手段と、電極合剤塗料を供給する供給手段と、電極合剤塗料を集電体に塗布する塗布手段と、電極合剤塗料の流路を切り換える第1の流路切換手段と、前記貯蔵手段と塗布手段との間を連結すると共に供給手段と第1の流路切換手段を配置した送りラインと、前記第1の流路切換手段と貯蔵手段とを連結する戻りラインと、前記戻りライン上に設けた背圧調整手段と、前記背圧調整手段を迂回するバイパスラインと、前記戻りライン上に設けた第2の流路切換手段と、前記戻りライン上に設けた第1の圧力検出手段と、前記集電体を搬送する搬送手段とで構成したことを特徴とする非水系二次電池用電極板の製造装置。
  8. 前記第1の圧力検出手段が所定の圧力に達したときに、前記電極合剤塗料を塗布手段に圧送する第1の流路切換手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  9. 前記集電体に電極合剤塗料を塗布した時の圧力値を計測する第2の圧力検出手段を前記第1の流路切換手段と塗布手段の吐出口との中間に備えたことを特徴とする請求項7に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  10. 前記第1の圧力検出手段が第2の圧力検出手段で計測した圧力値に達したときに、前記電極合剤塗料を塗布手段に圧送する第1の流路切換手段を備えたことを特徴とする請求項8および請求項9に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  11. 前記戻りラインの圧力が第2の圧力検出手段で計測した圧力値に達する所定の時間を経過した後に、前記電極合剤塗料を塗布手段に圧送する第1の流路切換手段を備えたことを
    特徴とする請求項9に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  12. 前記電極合剤塗料を送りラインから戻りラインに送り、前記塗布手段内への電極合剤塗料の圧送を小中止して前記集電体の電極合剤塗料の未塗布部を形成する前記第1の流路切換手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  13. 前記送りラインの電極合剤塗料を前記第1の流路切換手段で戻りライン側に送り、前記第2の流路切換手段で貯蔵手段に戻して循環させて前記電極合剤塗料内に溶存した空気を除去する前記バイパスラインを備えたことを特徴とする請求項7に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  14. 前記塗布手段内への前記電極合剤塗料の圧送を小中止する開始時に前記集電体の搬送速度を遅くし、および/または小中止の終了時に前記集電体の搬送速度を速くする前記搬送手段を備えたことを特徴とする請求項12に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  15. 前記バイパスライン上に塗布開始時の圧力を調整するための第2の背圧調整手段を備えたことを特徴とする請求項7および請求項8に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  16. 前記送りライン上にリリーフバルブを備えたことを特徴とする請求項7および請求項8に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  17. 前記送りライン上にアキュームレータを備えたことを特徴とする請求項7および請求項8に記載の非水系二次電池用電極板の製造装置。
  18. 少なくともリチウム含有複合酸化物よりなる活物質、導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の両面に塗布して正極合剤層を形成した正極板と、少なくともリチウムを保持しうる材料よりなる活物質および結着材を分散媒にて混練分散した負極合剤塗料を負極集電体の両面に塗布して負極合剤層を形成した負極板とをセパレータを介して巻回あるいは積層した電極群と、非水溶媒からなる電解液により構成される非水系二次電池であって、前記正極板または負極板の少なくともいずれか一方に前記電極合剤塗料の始端部重量と終端部重量と同等とした請求項1に記載の電極板で構成した電極群を収納したことを特徴とする非水系二次電池。
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