JP6753942B2 - 情報処理装置、電子機器、情報処理装置の制御方法および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、電子機器、情報処理装置の制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、電子機器、情報処理装置の制御方法および制御プログラムに関する。
スマートフォンに代表されるように、近年の携帯端末(電子機器)は、様々なセンサを備えるとともに、多機能化が進んでいる。例えば、特許文献1には、認証部と姿勢検出部とを備え、認証部において被検体の認証が成功した場合に、姿勢検出部が検出した筐体の姿勢に対応するアプリケーションを起動する携帯端末が記載されている。
日本国公開特許公報「特開2013−232816号公報(2013年11月14日公開)」
特許文献1の携帯端末は、例えば加速度センサの検出結果を用いて、当該携帯端末が持ち上げられた状態(携帯端末の姿勢)を検出している。しかしながら、特許文献1の技術は、携帯端末の持ち上げの誤検出を防止するには十分ではなく、ユーザの操作がないにもかかわらず、加速度センサの検出結果により何らかの動作が実行されてしまう誤検出が起こる可能性が高い。その結果、携帯端末の電力消費が増大するという課題があった。
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが意図しないタイミングで持ち上げが誤検出されることを防止することが可能な情報処理装置、電子機器、情報処理装置の制御方法および制御プログラムを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、電子機器に実装される情報処理装置であって、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下であるか否かを判定する角度判定部と、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値より大きい場合、および、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下で、かつ該電子機器の長手方向の加速度が所定の条件を満たす場合、上記電子機器の持ち上げ判定を行う持ち上げ判定部と、を備えている構成である。
上記の課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、電子機器に実装される情報処理装置の制御方法であって、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下であるか否かを判定する角度判定部と角度判定ステップと、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値より大きい場合、および、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下で、かつ該電子機器の長手方向の加速度が所定の条件を満たす場合、上記電子機器の持ち上げ判定を行う持ち上げ判定ステップと、を含む方法である。
本発明によれば、電子機器が立っている場合に、立っている方向(長手方向)の加速度が所定の条件を満たさないと持ち上げ判定を行わないようにすることができ、電子機器が立っている場合における持ち上げの誤検出を減少させることができるという効果を奏する。また、加速度のみを用いて持ち上げ判定を行うか否かを決定することができるので、近接センサ等の他のセンサを用いる場合と比較して、機器をコンパクトかつ軽量にすることができるという効果を奏する。
携帯端末の要部構成を示すブロック図である。 携帯端末の外観を示す図であり、(a)は表側(タッチパネル側)を示す図であり、(b)は裏側(タッチパネルとは反対側)を示す図である。 携帯端末の代表的なハードウェア構成を示す図である。 持ち上げ検出の原理を説明するための図である。 (a)、(b)は、誤検出の可能性を説明するための図である。 (a)、(b)は、誤検出を防止するための方法を説明するための図である。 携帯端末における処理の流れを示すフローチャートである。 携帯端末における処理の流れを示すフローチャートである。 Y方向の加速度AYと、合成加速度Vとの関係を示す図である。
〔実施形態1〕
(携帯端末1の概要)
以下、本発明の実施形態について、図1〜図6、図9に基づき詳細に説明する。本実施形態に係る携帯端末(電子機器)1は、自装置が持ち上げられたか否かを判定する持ち上げ判定の結果に基づいて、タッチパネルを点灯させる、電源を入れるなどの各種処理を実行するものである。携帯端末1は、ノーマルモード、および携帯端末1の初期状態が水平状態である場合に持ち上げ判定を実行する水平モードなど、複数のモードを有している。本実施形態では、ノーマルモードにおける持ち上げ判定の一例について説明する。
まず、図2を参照して携帯端末1の外観について説明する。図2は、携帯端末1の外観を示す図であり、図2の(a)は表側(タッチパネル12側)を示す図であり、図2の(b)は裏側(タッチパネル12とは反対側)を示す図である。
図2に示すように、本実施形態では、携帯端末1としてスマートフォンを想定している。ただし、携帯端末1は、これに限られるものではなく、例えば携帯電話、携帯情報端末、携帯型テレビ、携帯型パーソナルコンピュータのような持ち運び可能な電子機器などであってもよい。
(携帯端末1のハードウェア構成)
次に、図3を参照して、携帯端末1のハードウェア構成について説明する。図3は、携帯端末1の代表的なハードウェア構成を示す図である。図3に示すように、携帯端末1は、制御部10、通信部13、入出力部91、カメラ92、状態センサ93、環境センサ94、および記憶部95がシステムバスに接続されている。
制御部10は、携帯端末1の各部を統括的に制御する。制御部10の機能は、記憶部95に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することで実現されてよい。また、制御部10は、携帯端末1が持ち上げられたか否かを検出する持ち上げ判定を行い、持ち上げられたことを検出した場合に対応する機能を実行する。
通信部13は、携帯端末1が外部の装置との通信(有線通信または無線通信)を行うための通信インターフェースである。記憶部95は、制御部10が実行する各種のプログラム、およびプログラムによって使用されるデータを格納する。入出力部91は、ユーザによる入力操作を受け付けるとともに、ユーザに各種の情報を提示する部材であり、後述するタッチパネル12に相当する。カメラ92は、制御部10の指令に応じて動画像を撮影する。状態センサ93は、携帯端末1の各種状態を検出する。状態センサ93の例としては、以下に述べる加速度センサ11に加えて、ジャイロセンサ、地磁気センサ、気圧センサなどが挙げられる。環境センサ94は、携帯端末1の周囲の状況を検出する。環境センサ94の例としては、近接センサ、明るさセンサ(照度センサ)などが挙げられる。なお、環境センサ94は必須ではない。
(携帯端末1の要部構成)
次に、図1を参照して、携帯端末1の要部構成について説明する。図1は、携帯端末1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、携帯端末1は、制御部10、加速度センサ11、タッチパネル12、および通信部13を含む。
加速度センサ11は、互いに直交する3つの軸方向の加速度をそれぞれ検出する。ここで、タッチパネル12の表示部(表示面)21の短手方向をX方向(X軸)、表示部21の長手方向をY方向(Y軸)、表示部21の裏面から表面に向かう方向をZ方向(Z軸)とする(上述の図2を参照)。
以下、当該XYZ直交座標系を用いて説明を行う。以降、X方向、Y方向、Z方向の加速度のそれぞれを、AX、AY、AZと表す場合がある。また、加速度センサ11は、各方向の加速度AX、AY、AZを合成した合成加速度(以降、Vまたは合成加速度Vと表す場合がある。)をさらに検出する。加速度センサ11の検出結果は、制御部10に通知される。なお、制御部10は、加速度センサ11の検出結果に基づき、水平面(重力方向に垂直な面)を検出することができる。
タッチパネル12は、情報の表示およびユーザによる携帯端末1に対する操作を受け付ける。タッチパネル12は、表示部21および操作受付部22を含む。表示部21は、各種情報を表示する。また、操作受付部22は、ユーザの指などを接触または近接させることにより操作を受け付ける。タッチパネル12は、表示部21と操作受付部22とが重畳され一体化された構成である。
制御部10は、タイマー部51、持ち上げ制御部(情報処理装置)52、および機能実行部53を含む。
タイマー部51は、時刻をカウントアップし、持ち上げ制御部52に通知する。
持ち上げ制御部52は、加速度センサ11が検出した加速度に基づいて、携帯端末1が持ち上げられたか否かを判定する。持ち上げ制御部52は、加速度判定部61、角度判定部62、静止判定部63、移動判定部64、および持ち上げ判定部65を含む。
加速度判定部61は、加速度センサ11が検出した加速度に基づいて、所定の加速度条件を満足しているか否かを判定する。一例として、加速度判定部61は、加速度センサ11が検出した加速度が所定の持ち上げ加速度条件と非衝撃加速度条件とを満たしているか否かを判定し、判定結果を持ち上げ判定部65に通知する。
加速度判定部61は、加速度センサ11が検出した加速度が、例えば次の(1)〜(3)の条件を満たす場合に、持ち上げ加速度条件を満たすと判定する(後述の図4を参照)。(1)所定期間における加速度の時間変化を示す波形が極大値および極小値を有する。(2)極大値の時点(Ma)を含む所定時間T1に亘り、加速度が閾値Th1を超える。(3)極小値の時点(Mb)を含む所定時間T2に亘り、加速度が閾値Th2を下回る。この持ち上げ加速度条件は、携帯端末1が持ち上げられる動き(持ち上げ動き)があった場合の、加速度の時間変化を考慮して設定されている。
さらに、加速度判定部61は、加速度センサ11が検出した加速度が、所定の非衝撃基準範囲内にある場合に、非衝撃加速度条件を満たすと判定する。
角度判定部62は、加速度センサ11が検出した加速度に基づいて、水平面に対する表示部21の角度を算出し、携帯端末1の角度が所定の角度条件(初期角度条件,手持ち角度条件)を満たしているか否かを判定する。
一例として、角度判定部62は、加速度センサ11が検出した加速度に基づいて、携帯端末1の角度が所定の初期角度条件(非45°判定条件)を満たしているか否かを判定し、判定結果を持ち上げ判定部65に通知する。
また、角度判定部62は、加速度判定部61が上記持ち上げ加速度条件および上記非衝撃加速度条件を満たしていると判定した後、加速度センサ11が検出した加速度を用いて、携帯端末1の角度が所定の手持ち角度条件を満たすか否か(所定の手持ち角度基準範囲内にあるか否か)を判定する。そして、判定結果を持ち上げ判定部65に通知する。所定の手持ち角度基準範囲とは、例えば、Y軸が水平面に対し45°を含む角度を成す角度範囲(例:15°以上かつ68°以下)である。この手持ち角度基準範囲は、例えば、ユーザが携帯端末1を持ち上げて表示部21を視認する場合の角度範囲であると理解されてよい。なお、上記角度が手持ち角度基準度範囲内にある携帯端末1の状態(姿勢)を、「45°状態」と称する場合がある。他方、上記角度が所定の手持ち角度基準範囲外にある携帯端末1の状態を、「非45°状態」と称する場合ある。
また、角度判定部62は、携帯端末1の姿勢が縦持ち領域に含まれるか否かの判定(縦持ち条件判定)を行う。そして、その判定結果を持ち上げ判定部65に通知する。一例として、角度判定部62は、携帯端末1のY方向の角度が53°以内(AY>0.8g(gは重力加速度))か否かにより、縦持ち条件を満たすか否かを判定する。換言すれば、角度判定部62は、鉛直方向に対する携帯端末1の長手方向の角度が所定値以下であるか否かを判定する。
静止判定部63は、加速度センサ11が検出した加速度に基づいて、携帯端末1が所定の静止状態にあるか否かを判定する。
一例として、静止判定部63は、加速度センサ11が検出した加速度を用いて、携帯端末1の状態が所定の初期静止条件を満たしているか否かを判定し、判定結果を持ち上げ判定部65に通知する。
また、静止判定部63は、角度判定部62が上記手持ち角度条件を満たしていると判定した後、加速度センサ11が検出した加速度を用いて、携帯端末1が上記手持ち角度条件を満たしたまま、静止状態にあるか否か(静止条件を満たしているか否か)を判定する。そして、判定結果を持ち上げ判定部65に通知する。
また、静止判定部63は、角度判定部62が縦持ち条件を満たしていると判定した後、加速度センサ11が検出した加速度を用いて、携帯端末1が上記縦持ち条件を満たしたまま、静止状態にあるか否か(縦持ち静止条件を満たしているか否か)を判定する。そして、判定結果を持ち上げ判定部65に通知する。
移動判定部64は、加速度センサ11が検出した加速度に基づいて、携帯端末1のY方向への移動があったか否かを判定する。具体的には、移動判定部64は、Y方向の加速度AYの値が、合成加速度Vと同等程度の場合は、Y方向に移動があったと判定する。一例として、移動判定部64は、AY>V×0.5が満たされる場合、Y方向に移動があったと判定する。図9に、Y方向の加速度AYと、合成加速度Vとの関係を示す。図9に示すように、ある時点(例えば、t1、t2)において、AY>V×0.5を満たす場合、Y方向への移動があったと判定する。なお、合成加速度Vに乗ずる値「0.5」はあくまでも例であり、パラメータ値としては0.3〜1.0程度の範囲で設定することができる。これにより、感度の強弱を調整することができる。
持ち上げ判定部65は、加速度判定部61、角度判定部62、静止判定部63、および移動判定部64から取得した各判定結果に基づいて、携帯端末1が持ち上げられたか否かを判定する。持ち上げ判定部65は、判定結果を機能実行部53に通知する。なお、持ち上げ制御部52における詳細な処理の内容については後述する。
機能実行部53は、携帯端末1が持ち上げられたと持ち上げ判定部65が判定した場合に、対応する機能を実行する。対応する機能は、表示部21の表示をONにする(明るくする)、携帯端末1の電源を入れる、他の装置への通信を開始するなど、携帯端末1の持ち上げに対応する機能であれば、どのような機能であってもよい。
(持ち上げ制御部52における処理の詳細)
次に、図4〜図6を参照して、持ち上げ制御部52における処理の詳細について説明する。図4は、持ち上げ検出の原理を説明するための図である。図5は、誤検出の可能性を説明するための図である。図6は、誤検出を防止するための方法を説明するための図である。なお、以下に述べる各数値は単なる一例であり、これらの数値は、携帯端末1の仕様などに応じて適宜変更されてよい。
まず、図4に示すように、角度判定部62は、携帯端末1が所定の初期角度条件を満たしているか否かを判定する。具体的には、角度判定部62は、所定の時間(図4のt1、例:300ms(ミリ秒))に亘り、加速度が以下の(4)および(5)の条件を満たす場合に、初期角度条件を満たし携帯端末1が非45°状態にあると判定する。ここで、gは重力加速度である。(4)AX<−400mg(ミリg)、または、AX>400mg、(5)AY<260mg、または、AY>930mg(つまり、AYが図4のD1の範囲外にある)。なお、AZについての条件は特に設定されない。
次に、静止判定部63は、携帯端末1が所定の初期静止条件を満たしているか否かを判定する。具体的には、静止判定部63は、加速度のばらつき(標準偏差)を算出する。これは、例えば一単位時間あたり(例:500ms(ミリ秒))の加速度平均値からのばらつきを示す。そして、上記初期角度条件を満たしたまま、所定の時間(図4のt2、例:1s(秒))に亘り、算出した加速度のばらつき(標準偏差)が以下の(6)の条件を満たす場合に、初期静止条件を満たしていると判定する。(6)AX,AY,AZの各加速度のばらつき(標準偏差)≦100mg(初期静止基準範囲)。
例えば、携帯端末1を鞄などに入れて移動する場合、歩行などによる連続的な振動により携帯端末1の姿勢変化が起こり得る。この場合、この姿勢変化の動きにより、携帯端末1が持ち上げられたと判定する誤検出が生じる可能性がある。このような誤検出を防ぐために、静止判定部63は、携帯端末1が初期静止条件を満たしているか否かを判定する。これにより、歩行などによる連続的な振動により携帯端末1の姿勢変化が起こった場合、上述の誤検出が生じる可能性を低くすることができる。加速度のばらつきが所定の初期静止基準範囲(本実施形態ではAX,AY,AZの各加速度のばらつき(標準偏差)がいずれも100mg以下)外となり初期静止条件が満たされないためである。従って、当該誤検出に伴う携帯端末1の電力消費を低減することができる。
次に、加速度判定部61は、加速度センサ11が検出した加速度が所定の持ち上げ加速度条件を満たしているか否かを判定する。具体的には、加速度判定部61は、以下の式(A)〜(C)、すなわち、
V(M)≦1150mg、かつ、min(V(M+1),V(M+2))>1150mg… (A)
V(N)<850mg、かつ、min(V(N+1),V(N+2))≧850mg… (B)
180ms≦Tb−Ta≦1500ms…(C)
を満たす場合に、上述の持ち上げ加速度条件(1)〜(3)の条件が満たされていると判定する。
ここで、V(M)およびV(N)は、時点MおよびNにおける合成加速度Vである。なお、MおよびNは0以上の整数である。また、V(M+2)の時点をTa、V(N+2)の時点をTbとして表す。なお、M+1は、時点Mの次の時点(例:時点Mから50ms後)を示す。また、M+2は、時点M+1の次の時点(例:時点M+1から50ms後)を示す(Nについても同様)。なお、式(A)および(B)はそれぞれ、Vの極大値および極小値を検出するための判定条件である。また、式(C)は、Vの時間的な変動(極大値から極小値への推移)の態様を考慮して設定された判定条件である。
さらに、加速度判定部61は、加速度センサ11が検出した加速度が、持ち上げ加速度条件とともに、所定の非衝撃加速度条件を満たしているか否かを判定する。具体的には、加速度判定部61は、加速度が以下の(7)の条件を満たす場合に、非衝撃加速度条件を満たしていると判定する。(7)AX,AY,AZ(または合成加速度V)<1500mg(非衝撃基準範囲)。
携帯端末1の持ち上げ動きを加速度センサ11で検出する際、その加速度が、携帯端末1が落下などしたときの衝撃によるものであった場合であっても、携帯端末1が上げられたと判定する誤検出が生じる可能性がある。このような誤検出を防ぐために、加速度判定部61は、加速度センサ11が検出した加速度が、上記の持ち上げ加速度条件とともに、非衝撃加速度条件を満たしているか否かを判定する。これにより、落下などの強い衝撃による加速度の場合、上述の誤検出が生じる可能性を低くすることができる。当該加速度が所定の非衝撃基準範囲(本実施形態では、AX,AY,AZのいずれもが1500mg未満、または合成加速度Vが1500mg未満)外となり非衝撃加速度条件が満たされないためである。従って、当該誤検出に伴う携帯端末1の電力消費を低減することができる。
次に、角度判定部62は、携帯端末1が所定の手持ち角度条件を満たしているか否かを判定する。具体的には、角度判定部62は、所定の時間(例:210ms=30ms×7)に亘り、加速度が以下の(8)〜(10)の条件(45°判定条件)を満たす場合に、携帯端末1が45°状態にあり、手持ち角度条件を満たしていると判定する。(8)−400mg≦AX≦400mg、(9)260mg≦AY≦930mg(つまり、AYが図4のD1の範囲内にある)、(10)AZ>0(なお、Z軸の正の向きは、携帯端末1の裏側から表側に向かう方向とする)である。
なお、条件(8)(または上述の条件(4))は、水平面に対するX軸の角度が、±25°以内にある(ない)ことに相当する。また、条件(9)(または上述の条件(5))は、水平面に対するY軸の角度が、上記所定の角度範囲(15°以上かつ68°以下)内にある(ない)ことに相当する。また、条件(8)〜(10)の判定は所定間隔(例:30ms毎)に複数回(例:7回)行われ、全ての回において条件(8)〜(10)が満たされている場合に、携帯端末1が45°状態にあると判定される。
次に、静止判定部63は、携帯端末1が所定の静止条件を満たしているか否かを判定する。具体的には、静止判定部63は、加速度が以下の(11)および(12)の条件を満たす場合に、携帯端末1が静止条件を満たしていると判定する。(11)加速度センサ11から、30ms間隔で210ms連続して取得された各方向の加速度(AX,AY,AZ)について、これらから最大値と最小値を除いた残りの値のばらつき(標準偏差)が40mg(静止基準範囲)以内となる。(12)加速度センサ11から、210ms連続して取得された各方向の加速度(AX,AY,AZ)について、各加速度のばらつき(標準偏差)が0mg以上15mg未満の範囲(完全静止基準範囲)を除く15mg以上40mg(非完全静止基準範囲)以下となる。
例えば、ユーザが手に取った携帯端末1を操作せずに直ぐに対象物に置いた場合であっても、携帯端末1が上げられたと判定する誤検出が生じる可能性がある。このような誤検出を防ぐために、静止判定部63は、加速度センサ11が検出した各加速度のばらつき(標準偏差)が、完全静止基準範囲(0mg以上15mg未満)を除く非完全静止基準範囲(15mg以上40mg以下)内にある場合に、静止条件を満たすと判定する。これにより、携帯端末1が対象物に置かれた場合、携帯端末1はほぼ完全静止状態(完全静止基準範囲内)になり静止条件が満たされないため、上述の誤検出が生じる可能性を低くすることができる。従って、当該誤検出に伴う携帯端末1の電力消費を低減することができる。
なお、静止判定部63は、上述の所定の手持ち角度条件が満たされた後、所定の時間(図4のt3、例:120ms)経過後から、携帯端末1の静止条件の判定を開始してもよい。これにより、携帯端末1の状態(姿勢)が不安定である期間を除外して、静止条件の判定を行うことができる。また、静止判定部63は、静止条件の判定の開始時点から所定の時間(図4のt4、例:3.3s)経過しても、静止条件が満たされない場合は、静止条件の判定を終了する(静止判定がタイムアウトとなる)。
以上の処理により、携帯端末1の持ち上げがあったか否かを判定することも可能である。しかし、携帯端末1が、鞄内やポケット内など、ある程度自由に動く可能性がある空間に収納されているときに、携帯端末1が45°状態にある(つまり、AYが図4のD1の範囲内にある)場合、携帯端末1の前後(Z方向)の移動により、持ち上げ操作がないにもかかわらず、持ち上げがあったと判定してしまう可能性がある。
図5を参照して説明する。図5の(a)に示すように、携帯端末1が45°状態で、前後に移動すると、図5の(b)に示すように、合成加速度Vが上述の持ち上げ加速度条件を満たし、かつ、上述の45°判定条件を満たしてしまう可能性がある。この場合、持ち上げがないにもかかわらず、持ち上げがあったと判定してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、判定開始時の携帯端末1の姿勢によって、持ち上げ処理の判定方法を異ならせている。具体的には、図6の(a)に示すように、不感帯領域を設け、持ち上げがあったか否かの判定開始時の携帯端末1の姿勢が不感帯領域に含まれる場合(図6の(b)参照)と、含まれない場合とで持ち上げ処理の判定方法を異ならせている。
判定開始時の携帯端末1の姿勢が不感帯領域に含まれない場合、持ち上げ判定部65は、上述した判定方法、すなわち、「初期角度条件(非45°判定条件)」→「初期静止」→「加速度条件」→「手持ち角度条件(45°判定条件)」→「静止条件」がこの順で満たされた場合に、携帯端末1が持ち上げられたと判定する(携帯端末1の持ち上げを検出する)。
一方、判定開始時の携帯端末1の姿勢が不感帯領域(縦持ち領域)に含まれる場合、持ち上げ判定部65は、「加速度条件」に加え、端末長辺方向に沿った加速度変化が条件(縦方向持ち上げ判定条件)を満たした場合に、その後の処理(「手持ち角度条件(45°判定条件)」→「静止条件」)を判定して、携帯端末1が持ち上げられたと判定する。
これにより、判定開始時における携帯端末1の姿勢が不感帯領域に含まれる場合は、Y方向条件を満たさない限り、持ち上げがあったと判定しないので、図5に示すような場合であっても、持ち上げがあったと誤検出してしまうことを防止することができる。
なお、不感帯領域の一例としては、Y方向の角度が53°以内(縦持ち条件、AY>0.8g)の領域とすることができる。この領域は、45°判定条件を満たす角度に近いため、この領域に含まれる場合の持ち上げ処理の判定方法を異ならせることにより、誤検出の可能性を減少させることができる。
なお、持ち上げ制御部52は、持ち上げ判定を実行後、所定時間が経過した後に、次の持ち上げ判定を実行してもよい。
(携帯端末1における処理の流れ)
図7、および図8を参照して、携帯端末1における持ち上げ検出の処理の流れを説明する。図7、および図8は、携帯端末1における持ち上げ検出の処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、持ち上げ判定部65は、角度判定部62の判定結果から、携帯端末1の姿勢が縦持ち領域に含まれる否か、換言すれば縦持ち条件を満たすか否か判定する(S11、角度判定ステップ)。携帯端末1の姿勢が縦持ち領域に含まれない場合(S11でNO)、ステップS100に進み、持ち上げ判定処理(持ち上げ判定ステップ)へ進む。持ち上げ判定処理の詳細については後述する。
一方、携帯端末1の姿勢が縦持ち領域に含まれる場合(S11でYES)、静止判定部63は、縦持ち静止条件を判定する(S12)。そして、縦持ち静止条件が満たされた場合(S12でYES)、加速度判定部61は、持ち上げ加速度条件および非衝撃加速度条件を判定する。また、移動判定部64は、Y方向(端末長辺方向)への移動があったか否か、換言すれば縦方向持ち上げ判定条件を満たすか否かを判定する(S13)。そして、持ち上げ加速度条件および非衝撃加速度条件を満たし、かつ、Y方向への移動があった場合(S13でYES)、後述する持ち上げ判定処理のステップS105に進む。
一方、持ち上げ加速度条件、または非衝撃加速度条件を満たさない、もしくはY方向に持ち上げがないまま、持ち上げ判定時間が経過した場合(S14でYES)、ステップS11に戻る。
(持ち上げ判定処理)
次に、図8を参照して、持ち上げ判定処理の流れについて説明する。まず、角度判定部62は、初期角度条件(非45°判定条件)を判定する(S101)。そして、初期角度条件が満たされた場合(S101でYES)、静止判定部63は、初期静止条件を判定する(S102)。そして、初期静止条件が満たされた場合(S102でYES)、加速度判定部61は、持ち上げ加速度条件および非衝撃加速度条件を判定する(S103)。そして、持ち上げ加速度条件および非衝撃加速度条件が満たされた場合(S103でYES)、角度判定部62は、手持ち角度条件(45°判定条件)を判定する(S105)。そして、手持ち角度条件が満たされた場合(S105でYES)、静止判定部63は、静止条件を判定する(S107)。そして、静止条件が満たされた場合、持ち上げ判定部65は、携帯端末1が持ち上げられたと判定する(S109)。
他方、S101で初期角度条件(非45°判定条件)が満たされない場合(S101でNO)、S101に戻る。また、S102で初期静止条件が満たされない場合(S102でNO)、S101に戻る。また、S103で持ち上げ加速度条件または非衝撃加速度条件が満たされず(S103でNO)、所定時間(持ち上げ判定時間)が経過した場合(S104でYES)、S101に戻る。また、S105で手持ち角度条件(45°判定条件)が満たされず(S105でNO)、所定時間(角度判定時間)が経過した場合(S106でYES)、S101に戻る。また、S107で静止条件が満たされず(S107でNO)、所定時間(静止判定時間)が経過した場合(S107でYES)、S101に戻る。
以上のように、本実施形態では、鉛直方向に対する携帯端末1の長手方向の角度が所定値より大きい場合、および、鉛直方向に対する携帯端末1の長手方向の角度が所定値以下で、かつ該電子機器の長手方向の加速度が縦方向持ち上げ判定条件(所定の条件)を満たす場合、携帯端末1の持ち上げ判定を行う。
〔実施形態2〕
携帯端末1の初期状態が略水平状態である場合に、持ち上げ判定を実行する水平モードを備えていてもよい。
水平モードでは、角度判定部62が、加速度に基づき、携帯端末1が水平状態にあるか否かを判定し、水平状態からの状態変化を生じさせる動きがあったときに、上述した実施形態1と同様に、手持ち角度条件(45°判定条件)および静止条件を判定して、持ち上げ検知を行う。
このように、水平モードでは、携帯端末1の初期状態が略水平状態である場合に、持ち上げ判定を実行する。水平面と略平行な状態にある携帯端末1が異なる状態に移行した場合は、携帯端末1が持ち上げられた可能性が高い。水平モードでは、携帯端末1の角度が水平面と略平行な状態から変化した場合に持ち上げ判定を実行することにより、携帯端末1の持ち上げがあったか否かを判定することができる。
〔実施形態3〕(ソフトウェアによる実現例)
携帯端末1の制御ブロック(特に特に制御部10(タイマー部51、持ち上げ制御部52(加速度判定部61、角度判定部62、静止判定部63、移動判定部64、持ち上げ判定部65)、機能実行部53))は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(制御部10)は、電子機器に実装される情報処理装置であって、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下であるか否かを判定する角度判定部(62)と、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値より大きい場合、および、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下で、かつ該電子機器の長手方向の加速度が所定の条件を満たす場合、上記電子機器の持ち上げ判定を行う持ち上げ判定部(65)と、を備えている構成である。
上記の構成によれば、鉛直方向に対する電子機器の長手方向の角度が所定値以下の場合、および鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下で、かつ該電子機器の長手方向の加速度が所定の条件を満たす場合に、電子機器の持ち上げ判定を行う。逆に言えば、鉛直方向に対する電子機器の長手方向の角度が所定値よりも小さい場合で、電子機器の長手方向の加速度が所定の条件を満たさない場合は、持ち上げ判定を行わない。そして、鉛直方向に対する電子機器の長手方向の角度が所定値よりも小さい場合とは、電子機器の長手方向が垂直に近い状態となっている場合、換言すれば、電子機器が立っている場合である。
よって、電子機器が立っている場合に、立っている方向(長手方向)の加速度が所定の条件を満たさないと持ち上げ判定を行わないようにすることができ、電子機器が立っている場合における持ち上げの誤検出を減少させることができる。
また、加速度のみを用いて持ち上げ判定を行うか否かを決定することができるので、近接センサ等の他のセンサを用いる場合と比較して、機器をコンパクトかつ軽量にすることができる。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記の態様1において、上記電子機器の加速度の大きさに対する上記電子機器の長手方向の加速度の大きさの比が所定の値以上となっているとき、上記所定の条件は満たされる構成としてもよい。
上記の構成によれば、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下で、かつ、電子機器の長手方向に移動があった場合に、持ち上げ判定を行うことができる。そして、電子機器の長手方向に移動があった場合は、電子機器が持ち上げられている可能性が高いので、正確に持ち上げ判定を行うことができる。
なお、所定の値は、長手方向に持ち上げられたと考えられる値であればよく、例えば、0.3〜1.0が挙げられる。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記の態様1または2において、上記角度判定部は、上記電子機器の長手方向の加速度の大きさが、0.8g(gは重力加速度)を超える場合、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下であると判定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、電子機器の長手方向が垂直に近い状態となっているか否か、換言すれば、電子機器が立っているか否かを適切に判定することができる。
本発明の態様4に係る電子機器は、上記の態様1から3のいずれかに記載の情報処理装置と、加速度を検出する加速度センサと、を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、上述した態様1と同様の効果を奏する。
本発明の態様5に係る情報処理装置の制御方法は、電子機器に実装される情報処理装置の制御方法であって、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下であるか否かを判定する角度判定ステップと、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値より大きい場合、および、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下で、かつ該電子機器の長手方向の加速度が所定の条件を満たす場合、上記電子機器の持ち上げ判定を行う持ち上げ判定ステップと、を含む方法である。
上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 携帯端末(電子機器)、10 制御部(情報処理装置)、11 加速度センサ、52
持ち上げ制御部、53 機能実行部、61 加速度判定部、62 角度判定部、63 静止判定部、64 移動判定部、65 持ち上げ判定部

Claims (5)

  1. 電子機器に実装される情報処理装置であって、
    鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下であるか否かを判定する角度判定部と、
    鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値より大きい場合、および、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下で、かつ該電子機器の長手方向の加速度が所定の条件を満たす場合、上記電子機器が持ち上げられたか否かを判定する持ち上げ判定部と、を備え、
    上記電子機器の加速度の大きさに対する該電子機器の長手方向の加速度の大きさの比が所定の値以上となっているとき、上記所定の条件は満たされることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記角度判定部は、上記電子機器の長手方向の加速度の大きさが、0.8g(gは重力加速度)を超える場合、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下であると判定することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置と、
    加速度を検出する加速度センサと、を備えていることを特徴とする電子機器。
  4. 電子機器に実装される情報処理装置の制御方法であって、
    鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下であるか否かを判定する角度判定ステップと、
    鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値より大きい場合、および、鉛直方向に対する上記電子機器の長手方向の角度が所定値以下で、かつ該電子機器の長手方向の加速度が所定の条件を満たす場合、上記電子機器の持ち上げ判定を行う持ち上げ判定ステップと、を含み、
    上記電子機器の加速度の大きさに対する該電子機器の長手方向の加速度の大きさの比が所定の値以上となっているとき、上記所定の条件は満たされることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記角度判定部および上記持ち上げ判定部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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