JP2011044862A - 携帯端末システム、携帯端末制御方法及び携帯端末 - Google Patents

携帯端末システム、携帯端末制御方法及び携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2011044862A
JP2011044862A JP2009191066A JP2009191066A JP2011044862A JP 2011044862 A JP2011044862 A JP 2011044862A JP 2009191066 A JP2009191066 A JP 2009191066A JP 2009191066 A JP2009191066 A JP 2009191066A JP 2011044862 A JP2011044862 A JP 2011044862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
mobile terminal
portable terminal
falling
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009191066A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nemori
秀郎 根守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009191066A priority Critical patent/JP2011044862A/ja
Publication of JP2011044862A publication Critical patent/JP2011044862A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】落下による衝撃から装置を保護する機能を有する携帯端末において、装置の落下の検知の精度を向上するための技術を提供する。
【解決手段】本発明の携帯端末システムは、携帯端末と、該携帯端末に付随する付随装置とを有し、付随装置は、自装置の加速度を計測し、該自装置の加速度を示す加速度情報を近距離無線により前記携帯端末に通知し、携帯端末は、自装置の加速度を計測し、近距離無線により前記付随装置から前記加速度情報を取得し、該自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、該自装置の加速度と該付随装置の加速度とが近似するか否かによって自装置が落下しているか否かを判定し、自装置が落下していると判定すると、自装置の記憶装置の保護機能を有効にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯して使用される携帯端末の落下に対する保護方法に関する。
近年、情報処理装置の小型化、軽量化に伴って、携帯電話、ノートパソコンあるいは携帯情報端末等の持ち運び可能な携帯端末の普及が増加している。これらの携帯端末は、処理すべきデータを自装置内に保持しておくために、ハードディスクドライブやメモリ等の記憶装置を内蔵している。ハードディスクドライブやメモリ等の記憶装置は、利用者の個人情報や携帯端末の機能を実行するために必要なデータが格納される重要な装置であるが、一般に衝撃に弱いという問題を有する。利用者が携帯端末を誤って落とすことにより、ハードディスクドライブやメモリ等の記憶装置が故障し、重要なデータが失われたり、携帯端末が誤動作を起こしたりするおそれがある。
例えば、特許文献1には携帯端末が誤って落下されたときに衝撃による誤動作を避けるための技術が開示されている。特許文献1に開示された技術では、携帯端末は、自装置内に加速度センサを配置し、携帯端末の加速度を算出することによって落下を検知し、実行中の命令の退避、データの保護及び電源オフを行う。
尚、特許文献1には、携帯端末が、銅版等の導電部材を備え、導電部材と携帯端末を保持している手との間の静電容量の変化を検出することによって利用者が携帯端末から手を離したことを検知し、実行中の命令の退避、データの保護及び電源オフを行う技術も開示されている。
特開平5−143551号
上述した特許文献1に記載の技術では、携帯端末は、加速度センサにより自装置の落下を検知するが、例えば、利用者が、遊園地のジェットコースター、エレベーター(登録商標)あるいは階段等で降っている場合にも落下していると誤検知してしまうおそれがある。携帯端末が落下していないのに、保護機能が作動し、実行中の命令の退避や電源オフが実施されると、利便性が失われることになる。
また、携帯端末は、机の上に置かれた状態から落下する等、利用者が操作していないときに落下することもあるため、利用者が携帯端末から手を離したことを検知することのみでは、落下を検知できない場合もある。
本発明の目的は、落下による衝撃から装置を保護する機能を有する携帯端末において、装置の落下の検知の精度を向上するための技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の携帯端末システムは、携帯端末と、該携帯端末に付随する付随装置とを有し、付随装置は、自装置の加速度を計測し、該自装置の加速度を示す加速度情報を近距離無線により前記携帯端末に通知し、携帯端末は、自装置の加速度を計測し、近距離無線により前記付随装置から前記加速度情報を取得し、該自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、該自装置の加速度と該付随装置の加速度とが近似するか否かによって自装置が落下しているか否かを判定し、自装置が落下していると判定すると、自装置の記憶装置の保護機能を有効にする。
また、上記目的を達成するために、本発明の携帯端末制御方法は、携帯端末に付随して用いられる付随装置が、自装置の加速度を計測し、前記自装置の加速度を示す加速度情報を近距離無線により前記携帯端末に通知し、前記携帯端末が、自装置の加速度を算出し、近距離無線により前記付随装置から前記加速度情報を取得し、前記自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、該自装置の加速度と該付随装置の加速度とが近似するか否かによって自装置が落下しているか否かを判定し、自装置が落下していると判定すると、自装置の記憶装置の保護機能を有効にする。
また、上記目的を達成するために、本発明の携帯端末は、付随装置と付随して用いられる携帯端末であって、自装置の加速度を計測する加速度計測手段と、近距離無線により前記付随装置から該付随装置の加速度を示す加速度情報を取得し、前記自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、該自装置の加速度と前記付随装置の加速度とが近似するか否かによって自装置が落下しているか否かを判定する落下判定手段と、前記落下判定手段が、自装置が落下していると判定すると、自装置の記憶装置の保護機能を有効にする制御手段を有する。
本発明によれば、落下による衝撃から装置を保護する機能を有する携帯端末において、装置の落下の検知の精度を向上することができる。
第1の実施の形態における携帯端末システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における携帯端末の構成を示すブロック図である。 図2に示した加速度計測部12が計測する加速度の座標系の例を示す図である。 第1の実施の形態における付随装置の構成を示すブロック図である。 図2に示した落下判定部13が保護機能を有効にするか否かを判別するときの処理を示すフローチャートである。 携帯端末1の加速度の値が遷移する例を示す図である。 第2の実施の形態における携帯端末の構成を示すブロック図である。 図7に示した落下判定部13が保護機能を有効にするか否かを判別するときの処理を示すフローチャートである。 携帯端末1の加速度の値と接触情報が遷移する例を示す図である。
次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態の携帯端末システムでは、利用者が携帯端末を使用するとき、かばんの中やポケットの中等に携帯端末の子機として付随装置を備えておく。携帯端末と付随装置とは、それぞれ、加速度センサを有し、それぞれの装置の加速度を計測する。携帯端末と付随装置とは、近距離無線によって通信可能であり、携帯端末は、近距離無線によって付随装置の加速度を示す加速度情報を取得できる。
このシステムにおいて、携帯端末が単独で落下する場合、携帯端末の加速度と付随装置の加速度は、異なる値となる。逆に、携帯端末の加速度と付随装置の加速度が近似している場合、利用者が携帯端末と付随装置とを持って移動している可能性が高いと考えられる。
そこで、本実施の形態の携帯端末システムでは、携帯端末は、自装置の加速度が落下を示す場合、さらに、自装置の加速度と付随装置の加速度とを比較する。その結果、携帯端末の加速度と子機の加速度が近似していない場合、携帯端末は、自装置が落下していると判別し、記憶装置の保護機能を有効にする。逆に、携帯端末の加速度と子機の加速度が近似している場合、携帯端末は、自装置の加速度は、自装置を携帯している利用者の移動により発生したものとみなし、自装置が落下していないと判別し、記憶装置の保護機能を有効にしない。
図1は第1の実施の形態における携帯端末システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態における携帯端末システムは、携帯端末1及び付随装置2を有する。
携帯端末1は、持ち運び可能な情報処理装置である。尚、本実施形態では、携帯端末の例として携帯電話について説明する。
携帯端末1は、加速度センサを有し、自装置の加速度を計測する。また、携帯端末1は、記憶装置を有しており、その記憶装置の保護機能を有する。
付随装置2は、携帯端末1の子機である。付随装置2は、加速度センサを有し、自装置の加速度を計測する。
携帯端末1と付随装置2は、近距離無線によって互いに通信可能である。尚、近距離無線を実現する技術の例として、Bluetooth、UWB(Ultra Wide Band)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)等があげられる。
本実施の形態の携帯端末システムでは、携帯端末1と付随装置2とは、通常、近距離無線によって通信可能な範囲内で用いられる。携帯端末1は、近距離無線によって付随装置2に付随装置2の加速度情報を要求する。付随装置2は、携帯端末1からの要求に応じて、携帯端末1に自装置の加速度情報を通知する。
携帯端末1は、定期的に自装置の加速度を計測し、取得した自装置の加速度によって自装置の移動を検知している。携帯端末1は、自装置の加速度が自由落下による加速度と近似していても、自装置の加速度と付随装置2の加速度が近似している場合、その加速度は、自装置を携帯している利用者の移動により発生したものとみなし、自装置が落下していないと判別する。携帯端末1は、自装置の加速度が自由落下による加速度と近似し、かつ、自装置の加速度と付随装置2の加速度が近似していないときのみ、自装置が落下していると判別し、記憶装置の保護機能を有効にする。
図2は第1の実施の形態における携帯端末の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、第1の実施の形態における携帯端末は、近距離無線用アンテナ10、近距離無線部11、加速度計測部12、落下判定部13、通信用アンテナ14、無線部15、音声入出力部16、GPS(Global Positioning System)アンテナ17、GPS部18、カメラ19、表示部20、制御部21及び記憶装置22を有する。
近距離無線用アンテナ10は、携帯端末1に内蔵される、近距離無線に用いられるアンテナである。
近距離無線部11は、近距離無線用アンテナ10を介して付随装置2と近距離無線による通信を行う。近距離無線部11は、付随装置2に付随装置2の加速度情報を要求し、付随装置2の加速度情報を取得する。
加速度計測部12は、加速度センサのような、携帯端末1の加速度を計測する計測装置である。
図3に図2に示した加速度計測部12が計測する加速度の座標系の例を示す。本実施の形態の加速度計測部12が計測する加速度のX軸、Y軸及びZ軸は、それぞれ、図3に示される方向に規定される。
加速度計測部12は、自装置の加速度情報を落下判定部13に通知する。
落下判定部13は、加速度計測部12から自装置の加速度情報を取得し、自装置の移動状態を判別する。また、落下判定部13は、自装置の加速度が自由落下による加速度と近似していると判別すると、近距離無線部11に、付随装置2から付随装置2の加速度情報を取得するように依頼する。落下判定部13は、近距離無線部11から付随装置2の加速度情報を取得すると、自装置の加速度と付随装置2の加速度とを比較する。そして、落下判定部13は、自装置の加速度と付随装置2の加速度とが近似している場合、自装置の加速度は利用者の移動により発生したものとみなし、自装置は落下していないと判別する。一方、落下判定部13は、自装置の加速度と付随装置2の加速度とが近似していない場合、自装置が落下していると判別し、制御部21に記憶装置22の保護機能を有効にするように要求する。
通信用アンテナ14は、携帯端末に内蔵される、無線通信用のアンテナである。
無線部15は、通信用アンテナ14及び図示しない無線基地局を介して他の携帯端末と無線通信を行う。無線部14は、音声入出力部16から受信した音声信号を他の携帯端末に送信し、他の携帯端末から受信した音声信号を音声入出力部16に送信する。
音声入出力部16は、音声信号を入力するマイク及び音声信号を出力するスピーカを有する。音声入出力部16は、マイクから入力された音声信号を無線部14に送信し、無線部14から受信した他の携帯端末からの音声信号をスピーカに出力する。
GPSアンテナ17は、GPS衛星からの電波を受信するためのアンテナである。
GPS部18は、GPSアンテナ17を介してGPS衛星からの電波を受信し、自装置の現在位置を算出する。
カメラ19は、利用者からの要求に従って映像を取得する。
表示部20は、液晶ディスプレイ及びLED(Light Emitting Diode)を有する。表示部20は、制御部21からの指示に従って、画面メニューや携帯端末の状態等を利用者に表示する。
制御部21は、装置全体を制御する制御部である。制御部21は、落下判定部13からの要求に従って、記憶装置22の保護機能を有効にする。記憶装置22の保護機能の例として、記憶装置22へのデータの読み書きの禁止、あるいは、記憶装置22の電源オフ等がある。制御部21が記憶装置22の保護機能を有効にすることにより、携帯端末1は、記憶装置22の有するデータを保護することができる。
記憶装置22は、携帯端末1が動作するためのプログラム及びデータが格納される記憶装置である。
尚、落下判定部13及び制御部21は、例えばプログラムにしたがって処理を実行するCPUによって実現できる。
図4は第1の実施の形態における付随装置の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、第1の実施の形態における付随装置は、近距離無線用アンテナ30、近距離無線部31及び加速度計測部32を有する。
近距離無線用アンテナ30は、付随装置2に内蔵される、近距離無線に用いられるアンテナである。
近距離無線部31は、近距離無線用アンテナ30を介して携帯端末1と近距離無線による通信を行う。近距離無線部21は、携帯端末1から自装置の加速度情報を要求されると、加速度計測部32から自装置の加速度情報を取得し、携帯端末1に通知する。
加速度計測部32は、加速度センサのような、自装置の加速度を計測する計測装置である。
加速度計測部32は、自装置の加速度情報を落下判定部13に通知する。
次に図2に示した落下判定部13が保護機能を有効にするか否かを判別するときの処理について説明する。
図5は図2に示した落下判定部13が保護機能を有効にするか否かを判別するときの処理を示すフローチャートである。
落下判定部13は、保護機能の有効判別処理を開始すると、まず、加速度計測部12から自装置の加速度情報を取得する(ステップS1)。
自装置の加速度情報を取得すると、落下判定部13は、自装置の加速度に基づいて自装置の移動状態を判別する。
携帯端末1の移動状態として、静止状態、自由落下状態及び強制落下状態の3つの状態がある。落下判定部13は、携帯端末の加速度により携帯端末1がどの状態であるかを判別する。落下判定部13は、加速度が重力加速度と比較して十分小さい場合、携帯端末1が静止状態であるとみなす。また、落下判定部13は、加速度が重力加速度と近似している場合、携帯端末1が自由落下状態であるとみなす。また、落下判定部13は、加速度が重力加速度と比較して十分に大きい場合、携帯端末1が強制落下状態であるとみなす。
図6に携帯端末1の加速度の値が遷移する例を示す。図6には、静止状態であった携帯端末1が、時刻t1に落下することにより自由落下状態に遷移した例が示されている。
自装置の加速度情報を取得すると、落下判定部13は、まず、自装置の加速度が所定の閾値以下であるか否かを判定することにより、自装置が静止状態であるか否かを判別する(ステップS2)。
自装置が静止状態であると判別すると、落下判定部13は、ステップS1へ遷移し、保護機能の有効判別処理を初めから実施しなおす。
一方、自装置が静止状態でないと判別すると、落下判定部13は、自装置の加速度が所定の閾値以上であるか否かを判定することにより、自装置が自由落下状態であるか否かを判別する(ステップS3)。
自装置が自由落下状態でないと判別すると、落下判定部13は、自装置が強制落下状態であるとみなし、ステップS1へ遷移し、保護機能の有効判別処理を初めから実施しなおす。
一方、自装置が自由落下状態であると判別すると、落下判定部13は、近距離無線部11に付随装置2と接続しているか否かを問い合わせ、付随装置2が自装置の近傍に存在するか否かを判別する(ステップS4)。
近距離無線部11が付随装置2と接続していない場合、落下判定部13は、付随装置2が自装置の近傍に存在しないとみなし、自装置が単独で落下していると判別し、制御部21に記憶装置22の保護機能を有効にするように要求する(ステップS7)。
一方、近距離無線部11が付随装置2と接続している場合、落下判定部13は、近距離無線部11に付随装置2から付随装置2の加速度情報を取得するように依頼する。近距離無線部11から付随装置2の加速度情報を取得すると(ステップS5)、落下判定部13は、自装置の加速度と付随装置2の加速度とが近似しているか否かを判別する(ステップS6)。
自装置の加速度と付随装置2の加速度が近似していると判別すると、落下判定部13は、自装置の加速度は利用者の移動により発生したものとみなし、ステップS1へ遷移し、保護機能の有効判別処理を初めから実施しなおす。
一方、自装置の加速度と付随装置2の加速度が近似していないと判別すると、落下判定部13は、自装置が単独で落下していると判別し、制御部21に記憶装置22の保護機能を有効にするように要求する(ステップS7)。
以上説明したように、本実施形態によれば、携帯端末は、近傍に子機を備え、自装置の加速度が重力加速度と近似する場合、さらに、自装置の加速度と付随装置の加速度とを比較する。その結果、携帯端末の加速度と子機の加速度が近似していない場合、携帯端末は、自装置が落下していると判別する。逆に、携帯端末の加速度と子機の加速度が近似している場合、携帯端末は、自装置の加速度は、自装置を携帯している利用者の移動により発生したものとみなし、自装置が落下していないと判別する。これにより、本実施形態の携帯端末は、自装置の移動が、落下によるものか、利用者の移動によるものかを判別でき、落下の検知の精度を向上することができる。
また、本実施形態の携帯端末は、自装置が落下していると判別すると、記憶装置の保護機能を有効にする。本実施形態の携帯端末は、落下の誤検知を軽減するので、保護機能の冗長な作動による、利便性の低下を抑止できる。
尚、本実施形態では、自装置が自由落下状態であると判別したときに、携帯端末1が、付随装置2の加速度情報を取得する例を示したが、本発明は、これに制限されるものではない。
例えば、付随装置2が、定期的に自装置の加速度を検知し、自装置の移動状態が変化したとき、自発的に自装置の加速度を携帯端末1に通知するようにしてもよい。また、携帯端末1と付随装置2との間の近距離無線の通信帯域に余裕がある場合、付随装置2が、定期的に自装置の加速度を計測し、加速度を計測する毎に自装置の加速度情報を携帯端末1に通知するようにしてもよい。これらの場合、携帯端末1の落下判定部は、自装置が自由落下状態であると判別すると、その直前に取得していた付随装置2の加速度と自装置の加速度とが近似しているか否かによって、自装置の落下を判定する。
これにより、携帯端末は、自装置が自由落下状態であると判別した後に付随装置から付随装置の加速度情報を取得する必要がなくなり、自装置の落下を短時間に判定できる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、携帯端末が、自由落下状態である場合に付随装置と接続していないと、付随装置が近傍に存在していないとみなし、自装置が単独で落下していると判別し、保護機能を有効にする例を示した。
しかしながら、例えば、利用者が携帯端末の近傍に付随装置を備えておかなかったために、携帯端末と付随装置とが接続できない場合もあり得る。そこで、第2の実施の形態では、携帯端末が自由落下状態であり、かつ、付随装置と接続していない場合、落下の検知の精度をより向上するために、携帯端末が人体に接触しているか否かを判別し、保護機能を有効にするか否かを決定する例を示す。
図7は第2の実施の形態における携帯端末の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、第2の実施の形態における携帯端末は、第1の実施の形態における携帯端末の構成に加えて、接触検知部23を有する。
接触検知部23は、自装置が人体に接触しているか否かを検知するセンサである。接触検知部23は、例えば、特許文献1に開示されている、操作者が装置から手を離したことを検知する手段により、実現される。あるいは、接触検知部23として、一般的なタッチパネルを用いてもよいし、非接触で検出物体が近づいたことを検知する近接センサを用いてもよい。
接触検知部23は、落下判定部13からの要求に応じて、携帯端末1が人体に接触しているか否かを示す接触情報を通知する。
第2の実施の形態の付随装置の構成は、第1の実施の形態の付随装置の構成と同じであるため、説明を省略する。
次に図7に示した落下判定部13が保護機能を有効にするか否かを判別するときの処理について説明する。
図8は図7に示した落下判定部13が保護機能を有効にするか否かを判別するときの処理を示すフローチャートである。
ステップS11からステップS17までの処理は、図5で示したステップS1からステップS7までの処理と基本的に同じである。
但し、ステップS14において、近距離無線部11が付随装置2と接続していない場合、落下判定部13は、接触検知部23から接触情報を取得する(ステップS18)。
接触検知部23から接触情報を取得すると、落下判定部13は、自装置が人体に接触しているか否かを判別する(ステップS19)。
自装置が人体に接触していると判別すると、落下判定部13は、自装置は利用者に携帯されており、自装置の加速度は、自装置を携帯している利用者の移動により発生したものとみなし、自装置が落下していないと判別する。この場合、落下判定部13は、ステップS1へ遷移し、保護機能の有効判別処理を初めから実施しなおす。
一方、自装置が人体に接触していないと判別すると、落下判定部13は、自装置が落下していると判別し、制御部21に記憶装置22の保護機能を有効にするように要求する(ステップS17)。
図9に携帯端末1の加速度の値と接触情報が遷移する例を示す。図9には、時刻t1に、利用者が使用していた携帯端末1を手放し、携帯端末1が落下する例が示されている。この場合、落下判定部13は、時刻t1において、自装置が自由落下状態であり、かつ、自装置が人体に接触していないと判別し、制御部21に記憶装置22の保護機能を有効にさせる。
以上説明したように、本実施形態によれば、携帯端末は、自装置が自由落下状態であり、かつ、付随装置と接続していない場合、さらに、携帯端末が人体に接触しているか否かを判別し、保護機能を有効にするか否かを決定する。これにより、本実施形態の携帯端末は、付随装置と接続していない場合でも、自装置の落下の検知の精度を向上することができる。
1 携帯端末
2 付随装置
10 近距離無線用アンテナ
11 近距離無線部
12 加速度計測部
13 落下判定部
14 通信用アンテナ
15 無線部
16 音声入出力部
17 GPSアンテナ
18 GPS部
19 カメラ
20 表示部
21 制御部
22 記憶装置
23 接触検知部
30 近距離無線用アンテナ
31 近距離無線部
32 加速度計測部

Claims (12)

  1. 携帯端末と、該携帯端末に付随する付随装置とを有し、
    付随装置は、自装置の加速度を計測し、該自装置の加速度を示す加速度情報を近距離無線により前記携帯端末に通知し、
    携帯端末は、自装置の加速度を計測し、近距離無線により前記付随装置から前記加速度情報を取得し、該自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、該自装置の加速度と該付随装置の加速度とが近似するか否かによって自装置が落下しているか否かを判定し、自装置が落下していると判定すると、自装置の記憶装置の保護機能を有効にする、
    携帯端末システム。
  2. 前記携帯端末は、自装置が人体に接触しているか否かを検知し、前記自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、前記付随装置と近距離無線通信ができなければ、自装置が人体に接触しているか否かによって自装置が落下しているか否かを判定し、自装置が落下していると判定すると、前記記憶装置の保護機能を有効にする、
    請求項1に記載の携帯端末システム。
  3. 前記保護機能は、前記記憶装置へのデータの読み書きを禁止する機能である、請求項1または2に記載の携帯端末システム。
  4. 前記保護機能は、前記記憶装置の電源をオフにする機能である、請求項1または2に記載の携帯端末システム。
  5. 前記携帯端末は、携帯電話である、請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯端末システム。
  6. 携帯端末に付随して用いられる付随装置が、
    自装置の加速度を計測し、
    前記自装置の加速度を示す加速度情報を近距離無線により前記携帯端末に通知し、
    前記携帯端末が、
    自装置の加速度を算出し、
    近距離無線により前記付随装置から前記加速度情報を取得し、
    前記自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、該自装置の加速度と該付随装置の加速度とが近似するか否かによって自装置が落下しているか否かを判定し、
    自装置が落下していると判定すると、自装置の記憶装置の保護機能を有効にする、
    携帯端末制御方法。
  7. 前記携帯端末が、
    自装置が人体に接触しているか否かを検知し、
    前記自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、前記付随装置と近距離無線通信ができなければ、自装置が人体に接触しているか否かによって自装置が落下しているか否かを判定し、
    自装置が落下していると判定すると、前記記憶装置の保護機能を有効にする、
    請求項6に記載の携帯端末制御方法。
  8. 前記保護機能は、前記記憶装置へのデータの読み書きを禁止する機能である、請求項6または7に記載の携帯端末制御方法。
  9. 前記保護機能は、前記記憶装置の電源をオフにする機能である、請求項6または7に記載の携帯端末制御方法。
  10. 前記携帯端末は、携帯電話である、請求項6から9のいずれか1項に記載の携帯端末制御方法。
  11. 付随装置と付随して用いられる携帯端末であって、
    自装置の加速度を計測する加速度計測手段と、
    近距離無線により前記付随装置から該付随装置の加速度を示す加速度情報を取得し、前記自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、該自装置の加速度と前記付随装置の加速度とが近似するか否かによって自装置が落下しているか否かを判定する落下判定手段と、
    前記落下判定手段が、自装置が落下していると判定すると、自装置の記憶装置の保護機能を有効にする制御手段と、
    を有する携帯端末。
  12. 自装置が人体に接触しているか否かを検知する接触検知手段をさらに有し、
    前記落下判定手段は、前記自装置の加速度が重力加速度に近似しているとき、前記付随装置と近距離無線通信ができなければ、自装置が人体に接触しているか否かによって自装置が落下しているか否かを判定する、
    請求項11に記載の携帯端末。
JP2009191066A 2009-08-20 2009-08-20 携帯端末システム、携帯端末制御方法及び携帯端末 Pending JP2011044862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191066A JP2011044862A (ja) 2009-08-20 2009-08-20 携帯端末システム、携帯端末制御方法及び携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191066A JP2011044862A (ja) 2009-08-20 2009-08-20 携帯端末システム、携帯端末制御方法及び携帯端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011044862A true JP2011044862A (ja) 2011-03-03

Family

ID=43831971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009191066A Pending JP2011044862A (ja) 2009-08-20 2009-08-20 携帯端末システム、携帯端末制御方法及び携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011044862A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016153959A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 富士通株式会社 情報処理装置、制御方法およびプログラム
CN107517322A (zh) * 2017-09-06 2017-12-26 上海闻泰电子科技有限公司 电子设备保护装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016153959A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 富士通株式会社 情報処理装置、制御方法およびプログラム
CN107517322A (zh) * 2017-09-06 2017-12-26 上海闻泰电子科技有限公司 电子设备保护装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11574536B2 (en) Techniques for detecting sensor inputs on a wearable wireless device
US9996161B2 (en) Buttonless display activation
KR101477442B1 (ko) 모바일 디바이스에서 제스처-기반의 사용자 입력 검출을 위한 방법들 및 장치들
US8954099B2 (en) Layout design of proximity sensors to enable shortcuts
US20150065893A1 (en) Wearable electronic device, customized display device and system of same
US8928593B2 (en) Selecting and updating location of virtual keyboard in a GUI layout in response to orientation change of a portable device
EP2748693B1 (en) Method for detecting false wake conditions of a portable electronic device
US20150230183A1 (en) Detecting transitions between physical activity
KR102318920B1 (ko) 전자 장치 및 전자 장치의 제어 방법
KR102194788B1 (ko) 동작 방법 및 그 방법을 처리하는 전자 장치
JP2016500178A (ja) 文字選出方法、文字選出装置、端末装置、プログラム及び記録媒体
US10114496B2 (en) Apparatus for measuring coordinates and control method thereof
JP6753942B2 (ja) 情報処理装置、電子機器、情報処理装置の制御方法および制御プログラム
US10575130B2 (en) Mobile electronic device, control method, and recording medium
EP3188457B1 (en) Portable electronic device, control method, and control program
CN109076112A (zh) 便携电子设备、便携电子设备控制方法以及便携电子设备控制程序
CN109155101A (zh) 电子设备、控制方法、以及控制程序
CN110958345B (zh) 移动终端后盖检测方法、装置及计算机可读存储介质
CN111158575B (zh) 终端执行处理的方法、装置、设备以及存储介质
JP2011044862A (ja) 携帯端末システム、携帯端末制御方法及び携帯端末
US10536810B2 (en) Electronic apparatus, control method, and non-transitory computer-readable recording medium
US9467946B2 (en) Portable terminal, transition method, and program