JP6751671B2 - エアゾール化粧料 - Google Patents

Description

関連出願

本出願は、２０１４年１２月９日付出願の日本国特許出願２０１４−２４８５５８の優先権を主張しており、ここに折り込まれるものである。

本発明はエアゾール化粧料、特に固形紫外線吸収剤を配合しつつ、その析出を抑制することができるエアゾール化粧料の改良に関する。

近年、毛髪あるいは頭皮に対する紫外線の影響が明らかとなってきており、顔あるいはボディー用化粧料のみならず、毛髪用化粧料にも紫外線遮蔽剤の配合が期待される。
一方、毛髪用化粧料には整髪性、べたつかない使用感、洗髪性も要求され、前記紫外線遮蔽剤の配合は使用感、洗髪性の悪化につながる。すなわち、紫外線遮蔽剤としては無機粉体などからなる紫外線散乱剤と、有機紫外線吸収剤があり、前者は洗髪性に悪影響を及ぼし、後者は使用感に悪影響を及ぼす。特に紫外線散乱剤は、比較的広い波長領域の紫外線を遮蔽できる半面、微細粉体であることから、その分散性が紫外線散乱効果に直接の影響を与え、凝集体の形成は紫外線散乱効果の低下につながる。一般にエアゾール化粧料の噴射剤にはＬＰＧなどの揮発性炭化水素が用いられているため、噴射剤中での分散性を高めるため、紫外線散乱剤は必然的に親油化処理することが必須となり、洗髪性の悪化は避けられない。
有機紫外線吸収剤により広波長範囲の紫外線の吸収を行うためには複数の紫外線吸収剤を採用する必要があり、これらの紫外線吸収剤がエアゾール容器内で析出すると、噴射時に目詰まりを起こすことも考えられる。

特開２０１４−２０１５４１号 特許第４７０７２２１号 特開２００３−２３８３５０号

本発明は前記従来技術に鑑みなされたものであり、その解決すべき課題は、高い紫外線遮蔽性を有しつつ、使用感を改善したエアゾール化粧料を提供することにある。

前記課題を解決するために本発明にかかるエアゾール化粧料は、
エチルアルコールを主分散媒とし、有機紫外線吸収剤を配合したバルクを、噴射剤とともに耐圧容器に封入するエアゾール化粧料であって、
前記有機紫外線吸収剤は、常温固形の有機紫外線吸収剤を含み、
エアゾール化粧料は、さらに、前記固形有機紫外線吸収剤を溶解するエステル系油分と、タルク、焼成セリサイト、無水ケイ酸、及びメタクリル酸メチルクロスポリマー粉末のうちの少なくとも１つと、バルク中１〜１０質量％の活性剤と、を含み、活性剤は、ビスブチルジメチコンポリグリセリル−３、カルボキシデシルトリシロキサン、及び／またはＰＥＧ−１０／ジメチコンから選択され、エステル系油分は、固形有機紫外線吸収剤の４．５〜１５質量倍であることを特徴とする。
前記エアゾール化粧料において、固形有機紫外線吸収剤は、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン及び／またはジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルを含むことが好適である。
また、本発明にかかるエアゾール化粧料において、エステル油（エステル系液状紫外線吸収剤を含む）／固形紫外線吸収剤≧４．５（質量比）であり、エチルアルコール／エステル油（エステル系液状紫外線吸収剤を含む）≧１．５（質量比）であることが好適である。

以下、本発明の構成について説明する。
本発明において、有機紫外線吸収剤としては、パラメトキシケイ皮酸２−エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコーン−１５、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルなどが例示される。このうち、本発明においては吸収可能な波長領域および配合バランスから常温下固形であるビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン及び／またはジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルを必須とする。
これらの固形紫外線吸収剤の配合量はバルク中に２〜５質量％であることが好ましい。
これらの固形紫外線吸収剤は、その紫外線吸収特性が優れている半面、基剤への溶解性に課題があり、エステル系油分を用いて溶解・添加するのが一般的である。
しかしながら、エステル系油分をエアゾール化粧料に大量に用いると、該エアゾール化粧料が適用された毛髪、あるいは皮膚にべたついた感触を与えることになる。
そこで、本発明においてはエステル系油分をバルク中で２〜３０質量％としている。
本発明において好適に用いられるエステル系油分は、エステル結合を有した極性油であり、例えばテトラ２−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、トリ２−エチルヘキサン酸グリセリル、セバシン酸ジイソプロピルが挙げられ、さらに紫外線吸収剤として採用されることもあるメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコーン−１５なども好適に用いられる。
エステル系油分がバルク中で３０質量％を超えると使用感の悪化が懸念され、一方２質量％未満となるとエアゾール容器中で前記固形有機紫外線吸収剤の析出を生じる場合がある。
ただし、エステル系液状紫外線吸収剤を用いる場合、１５質量％／バルク以上とすると、べたつきが強くなり、使用感が悪化する傾向にある。
また、本発明おいて、エステル油の配合量は固形紫外線吸収剤の配合量に対し４．５倍以上、エチルアルコールの配合量はエステル油の１．５倍以上であることが好ましい。
この領域であると、製品安定性は極めて良好となる。
さらに本発明において、ポリグリセリン・アルキル変性シリコーン系活性剤として、ビスブチルジメチコンポリグリセリル−３、カルボキシデシルトリシロキサン、及び／またはＰＥＧ−１０／ジメチコンを選択すると、バルク状態の再分散性良好となる。

また、本発明において非親油化整髪粉体を用いている。この整髪粉体は、毛髪に付着し、毛髪同士のフリクションを高めることにより整髪性を高めることができ、整髪性油分、樹脂と異なりべたつき等の使用感悪化を抑制することができる。
本発明において非親油化整髪粉体としては、タルク、焼成セリサイト、無水ケイ酸などを用いることができる。
なお、本発明において使用感向上のため、シリコーンパウダー（架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体、架橋型メチルポリシロキサンなど）、あるいは架橋型ポリメチルメタクリレートなどを用いることができる。これらの粉体は、前記紫外線散乱剤と異なり、粒径が大きいため、使用感向上には著効を示すが、その存在により洗髪性に悪影響を与えることはない。
また、本発明において、前記有機紫外線吸収剤あるいはエステル油の安定性を高めるため、活性剤を添加することが好適である。
本発明において有効な活性剤としては、ポリエーテル系、好ましくはポリグリセリン・アルキル変性シリコーン系活性剤、特に好ましい具体例としてはビスブチルジメチコンポリグリセリル−３、カルボキシデシルトリシロキサン、ＰＥＧ−１０／ジメチコンを挙げることができる。
なお、本発明において、さらにイソステアリン酸、軽質パラフィンなどのエステル油以外の油分、香料、あるいはＬ−アルギニン、オノニスエキス、シソエキス、オウゴン抽出物、メントール、イチョウ葉抽出液、マリンコラーゲン、Ｎメチルタウリン、アデノシン、ホップ抽出液、サンショウ抽出液などを好適に配合することができる。
また、本発明において噴射剤としてはＬＰＧ、プロパン、ブタン、ペンタンおよびこれらの混合物などの炭素数が３〜５個の脂肪族炭化水素、トランス−１，３，３，３−テトラフルオロ
プロパ−１−エンなどのハイドロフルオロオレフィン、１，１−ジフルオロエタンなどの
ハイドロフルオロカーボン、およびこれらの混合ガスなどが挙げられ、バルク：噴射剤は質量比で１：９〜６：４が好ましい。

以上説明したように本発明にかかるエアゾール化粧料によれば、エチルアルコールを主分散媒としたエアゾール化粧料において、エステル油の配合量を抑制しつつ、適量の固形有機紫外線吸収剤の配合を行うことが可能である。
また、エアゾール化粧料に整髪性が要求される場合には、焼成セリサイトあるいは無水ケイ酸などの非親油化粉末を配合することにより、べたつきを抑えつつ高い整髪性を付与することができる。

以下に試験例の製造方法及び各評価方法を述べる。
以下に具体例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例等における配合量は特に断らない限り質量％を示す。

試験例の製造例：
油分に活性剤、紫外線吸収剤を添加し、次にアルコールを添加し、使用性粉末を添加後、ホモミキサーにて分散を行い、バルク（原液）を作製する。その後、エアゾール缶にバルク（原液）と噴射剤をそれぞれ規定の割合で配合し製造する。

整髪性の評価方法：
［整髪力］１０名のパネラーを用いて官能評価を行った。すなわち試料溶液3ｇを毛髪に塗布し、整髪力を下記の基準に従って判定した。
（評価）
S： 整髪力が高いと判定したパネラーが９名以上
A： 整髪力が高いと判定したパネラーが７〜８名
B： 整髪力が高いと判定したパネラーが５〜６名
C： 整髪力が高いと判定したパネラーが４名以下

整髪時のべたつき評価方法：
［べたつき］毛髪上に塗布後、その手触りをパネラー１０名に官能評価してもらい、下記の基準に従って判定した。
（評価）
S： べたつくと判定したパネラーが９名以上
A： べたつくと判定したパネラーが７〜８名
B： べたつくと判定したパネラーが５〜６名
C： べたつくと判定したパネラーが４名以下

ふわっとしたスタイリング効果（ボリューム感）
［ふわっと感］毛髪上に塗布後、その手触りをパネラー１０名に官能評価してもらい、下記の基準に従って判定した。
（評価）
S： ふわっとボリュームがあると判定したパネラーが９名以上
A： ふわっとボリュームがあると判定したパネラーが７〜８名
B： ふわっとボリュームがあると判定したパネラーが５〜６名
C： ふわっとボリュームがあると判定したパネラーが４名以下

バルク状態での粉末再分散性
製剤を
A：１〜５回の振とうで再分散した。
B：６〜２０回の振とうで再分散した。
C：２１〜５０回の振とうで再分散した。

エアゾール状態での粉末再分散性
A：１〜５回の振とうで再分散した。
B：６〜２０回の振とうで再分散した。
C：２１〜５０回の振とうで再分散した。

バルクの安定性評価方法：
乳化させた後に容器を室温で２週間後の難溶性固形紫外線吸収剤の析出を確認した。
A：難溶性固形吸収剤の析出しなかった。
B：難溶性固形吸収剤の析出した。

製品の安定性評価方法：
エアゾール製品を室温、０℃、-５℃で静置し、２週間後、２か月後、１年後のの難溶性固形紫外線吸収剤の析出を確認した。
A：難溶性固形吸収剤の析出しなかった。
B：難溶性固形吸収剤の析出した。

以下、本発明の実施形態について説明する。
まず本発明者らは、上記方法により、整髪エアゾール化粧料に紫外線遮蔽性を付与することを試みた。すなわち、エアゾール化粧料は需要者による使用が容易であり、肌、髪などに均一な適用を行い、さらに内容物の酸化を抑制することができる等の利点を有するが、一方で内容成分の析出を生じると目詰まりを生じ使用不能となる。このため、エアゾール化粧料を調製する際には、まず化粧成分を水等の分散媒中に溶解・分散させた「バルク」(原液)を形成するのが一般的である。このバルクで安定な組成物を調製し、ＬＰＧなどの噴射剤中に添加することで、容器中での成分析出が抑制される。
特に固形紫外線吸収剤は製品貯蔵中に析出を生じやすいが、これらの固形紫外線吸収剤をエステル油に溶解し乳化バルクを調製し、さらに噴射剤中に分散させることにより、容器中での固形紫外線吸収剤析出を抑制することができる。
［表１］

しかしながら、表１に示すように、乳化系バルクを用いた整髪エアゾール化粧料によれば、製品の安定性には問題がないものの、洗髪性、べたつきの点で満足いくものではない（試験例１−１）。ここで、洗髪性は紫外線散乱剤を抜去することにより改善される（試験例１−２）。これは、紫外線散乱剤は微粒子粉末からなり、しかもこの微粒子粉末が容器中で凝集すると紫外線散乱効果が著しく低下するため、その表面を疎水化処理する必要がある。このように疎水化処理粉体が髪などに付着した場合、一般的なシャンプーで即座に洗浄・除去することは困難であることによる。しかしながら、整髪時のべたつきに関しては、乳化系バルクを用いた場合には改善が困難であった。
一方、分散媒としてエチルアルコールを用い、固形紫外線吸収剤をエステル油に溶解し添加した場合、バルクは乳化系とはならずに均一系を形成する（試験例１−３）。そして、整髪時のべたつきも改善が認められる。

しかしながら、均一系を形成したバルクは、２週間、2か月、１年保存時に紫外線吸収剤とみられる析出が生じ、製品として不適との結果を示唆した。
これは、試験例１−１，１−２の乳化系では、水中にエステル油が分散しており、該エステル油は濃厚な状態で紫外線吸収剤を溶解しているが、試験例１−３ではエステル油がエチルアルコール中に溶解し、エステル油が希釈されるため、希薄エステル油／エチルアルコール分散媒中では固形紫外線吸収剤の溶解状態が維持できないためと考えられる。
一方、本発明者らが整髪性、洗髪性の試験に用いたエアゾール化粧料は、驚くべきことに２か月放置後にも紫外線吸収剤の析出は認められなかった。
この点に関して本発明者らが検討を進めたところ、後述するように、エステル油は固形紫外線吸収剤を溶解し、さらにエチルアルコールをエステル油に対し１．５倍以上配合することにより、少なくとも噴射剤も存在する製品系では良好な安定性を示すことが解った。
なお、エステル系紫外線吸収剤をバルク中１５質量％以上とすると、べたつきを生じる（試験例１−５）。
そこで本発明者らはさらにエステル油の配合量を１７質量％（エステル系紫外線吸収剤を含めて２７質量％）、エステル油／固形紫外線吸収剤＝９、エチルアルコール／エステル油≧１．５とし、特に析出が問題となる常温固形の有機紫外線吸収剤であるビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン及びジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルをエタノール分散媒に配合しつつ、整髪性を付与する粉体の検討を行った。
結果を表２に示す。
［表２］

前記表２より明らかなような、固形有機紫外線吸収剤を配合した試験例はいずれも２週間保存バルク中で沈殿を生じる。しかしながら、いずれもＬＰＧ／エタノール系では沈殿を生じなかった。
さらに、表２の結果によれば、整髪粉体として焼成セリサイトを用いた系（試験例２−３）は優れた整髪性を示し、また架橋型ポリメチルメタクリレート粉末を用いた系（試験例２−４〜２−６）では整髪時のべたつきが顕著に改善された。
そして、両者を配合した試験例２−７では、整髪力、整髪時のべたつきともに満足のいくものであった。
一方、表２には示さなかったが、エアゾール化粧料中で整髪粉体の分散性を高めるため、表面を親油化処理すると整髪力が著しく低下する。これは、整髪粉体が比較的扁平かつ表面が粗面であることで整髪力を発揮してかり、親油化処理により表面が平滑化されるためと考えられる。
また、焼成セリサイトのように親水性粉体はＬＰＧに対する親和性が低く、容器底部に沈殿、凝集しやすく、さらに振とうにより再分散させても沈降が早くなる傾向にある。
そこで本発明者らは、親水性粉体の凝集耐性、再分散性を向上させるため、各種分散剤について検討を行った。
結果を表３に示す。
［表３］

表３の結果より、ビスブチルジメチコンポリグリセリル−３（試験例３−２）、カルボキシデシルトリシロキサン（試験例３−３）、ＰＥＧ−１０／ジメチコン（試験例３−６）はそれぞれ優れた再分散性向上効果を有する。
このことから、本発明において活性剤としては、ポリエーテル系、特にポリグリセリン・アルキル変性シリコーン系活性剤が好適に用いられることが理解される。
粉体についても再分散性を考慮した検討を行った。結果を表４に示す。
［表４］
前記表４に示す結果より、整髪粉体としては無水ケイ酸も好適に用いることができることが理解される。
さらに本発明者らは、エアゾール化粧料中での紫外線吸収剤の挙動に関し検討を行った。結果を表５に示す。
［表５］

前記表５より明らかなように、エチルアルコールをバルクの主分散媒とした場合、固形紫外線吸収剤を溶解するエステル油は、固形紫外線吸収剤に対し１５倍量以下となるとバルク中で析出を生じるが、エアゾール中では４．５倍量程度（後記試験例６−７では実用上問題ない程度であるが、５−８では安定性に問題が出る）まで析出を生じない。
このため、エステル油はべたつきを生じさせないという観点からバルク中３０質量％以下（エステル系紫外線吸収剤はバルク中１５質量％以下）であることが好ましく、エアゾール中で固形紫外線吸収剤の析出を生じさせないという観点から、固形紫外線吸収剤に対し４．５〜１５倍量であることが好ましい。
表６に本発明のその他の配合例を示す。いずれも使用感に優れ、安定性の高いものであった。
［表６］

Claims (3)

1. エチルアルコールを主分散媒とし、有機紫外線吸収剤を配合したバルクを、噴射剤とともに耐圧容器に封入するエアゾール化粧料であって、
   前記有機紫外線吸収剤は、常温固形の有機紫外線吸収剤を含み、
   前記エアゾール化粧料は、さらに、前記固形有機紫外線吸収剤を溶解するエステル系油分と、
   タルク、焼成セリサイト、無水ケイ酸、及びメタクリル酸メチルクロスポリマー粉末のうちの少なくとも１つと、
   前記バルク中１〜１０質量％の活性剤と、
   を含み、
   前記活性剤は、ビスブチルジメチコンポリグリセリル−３、カルボキシデシルトリシロキサン、及び／またはＰＥＧ−１０／ジメチコンから選択され、
   前記エステル系油分は、前記固形有機紫外線吸収剤の４．５〜１５質量倍であることを特徴とするエアゾール化粧料。
2. 請求項１記載のエアゾール化粧料において、固形有機紫外線吸収剤はビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン及び／またはジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルを含むことを特徴とするエアゾール化粧料。
3. 請求項１又は２に記載のエアゾール化粧料において、エステル油（エステル系液状紫外線吸収剤を含む）／固形紫外線吸収剤≧４．５（質量比）であり、エチルアルコール／エステル油（エステル系液状紫外線吸収剤を含む）≧１．５（質量比）であることを特徴とするエアゾール化粧料。