JPH11343224A - サンケア化粧用の組成物 - Google Patents
サンケア化粧用の組成物Info
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- JPH11343224A JPH11343224A JP16623098A JP16623098A JPH11343224A JP H11343224 A JPH11343224 A JP H11343224A JP 16623098 A JP16623098 A JP 16623098A JP 16623098 A JP16623098 A JP 16623098A JP H11343224 A JPH11343224 A JP H11343224A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 本発明は有効な紫外線防護手段、取り分け紫
外線Ａに対する防護手段を提供することを課題とする。 【解決手段】 次に示す一般式（Ｉ）に表される化合物
を０．１〜１０重量％とエタノール０．１〜９０重量％
とを含有することを特徴とする、化粧料用の組成物をジ
メチルエーテルや液化天然ガスとともにエアロゾル容器
に充填・密閉し化粧料とする。本発明によれば、一般式
（Ｉ）に適した化粧料剤形を見いだし、以て有効な紫外
線防護手段、取り分け紫外線Ａに対する防護手段を提供
することが出来る。 【化１】 一般式（Ｉ） （但し、式中Ｒ１、Ｒ２及びＲ３はそれぞれ独立に炭素
数１〜１０のアルキル基を表し、ｎは１〜４の整数を表
す。）
外線Ａに対する防護手段を提供することを課題とする。 【解決手段】 次に示す一般式（Ｉ）に表される化合物
を０．１〜１０重量％とエタノール０．１〜９０重量％
とを含有することを特徴とする、化粧料用の組成物をジ
メチルエーテルや液化天然ガスとともにエアロゾル容器
に充填・密閉し化粧料とする。本発明によれば、一般式
（Ｉ）に適した化粧料剤形を見いだし、以て有効な紫外
線防護手段、取り分け紫外線Ａに対する防護手段を提供
することが出来る。 【化１】 一般式（Ｉ） （但し、式中Ｒ１、Ｒ２及びＲ３はそれぞれ独立に炭素
数１〜１０のアルキル基を表し、ｎは１〜４の整数を表
す。）
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線などを防護
するのに有益な化粧料に好ましく用いられる、化粧料用
の組成物に関する。
するのに有益な化粧料に好ましく用いられる、化粧料用
の組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】生体に対する紫外線の影響は非常に大き
く、紫外線による傷害が大きな場合には、遺伝子の損傷
や発癌などが誘導されるし、照射量が少なく障害の程度
が小さくても、コラーゲン線維の切断や過酸化物の生成
等の蓄積による光老化の促進作用やシワの形成、色素沈
着等の生体にとって好ましくない作用が発現される。こ
の為、紫外線からの生体の保護手段が種々開発されてき
た。かかる保護手段としては、例えば、二酸化チタンや
酸化亜鉛を用いた、粉体の隠蔽力を利用した紫外線防護
化粧料、ベンゾフェノン類、パラアミノ安息香酸エステ
ル誘導体、桂皮酸エステル誘導体等の紫外線吸収剤を含
有する化粧料などが開発されてきた。しかしながら、こ
れらの化粧料に於いては、粉体類については、これらが
元来顔料であることから色味が常について廻るという欠
点があるし、紫外線吸収剤については、紫外線Ｂは吸収
しうるものの、紫外線Ａを吸収するものはほとんどな
く、又、剤形的には、クリームなどの乳化系で使用され
るため、塗布した紫外線吸収剤が汗などによって流れて
しまい易い欠点があった。特に、化粧くずれに起因する
紫外線防護効果の低下は、紫外線防護化粧料を使用する
時期が夏であるため、大きな問題の一つであった。又、
紫外線Ａについては、近年その生体に対する影響の大き
さが知られるようになり、その緊急な対策が望まれてい
た。
く、紫外線による傷害が大きな場合には、遺伝子の損傷
や発癌などが誘導されるし、照射量が少なく障害の程度
が小さくても、コラーゲン線維の切断や過酸化物の生成
等の蓄積による光老化の促進作用やシワの形成、色素沈
着等の生体にとって好ましくない作用が発現される。こ
の為、紫外線からの生体の保護手段が種々開発されてき
た。かかる保護手段としては、例えば、二酸化チタンや
酸化亜鉛を用いた、粉体の隠蔽力を利用した紫外線防護
化粧料、ベンゾフェノン類、パラアミノ安息香酸エステ
ル誘導体、桂皮酸エステル誘導体等の紫外線吸収剤を含
有する化粧料などが開発されてきた。しかしながら、こ
れらの化粧料に於いては、粉体類については、これらが
元来顔料であることから色味が常について廻るという欠
点があるし、紫外線吸収剤については、紫外線Ｂは吸収
しうるものの、紫外線Ａを吸収するものはほとんどな
く、又、剤形的には、クリームなどの乳化系で使用され
るため、塗布した紫外線吸収剤が汗などによって流れて
しまい易い欠点があった。特に、化粧くずれに起因する
紫外線防護効果の低下は、紫外線防護化粧料を使用する
時期が夏であるため、大きな問題の一つであった。又、
紫外線Ａについては、近年その生体に対する影響の大き
さが知られるようになり、その緊急な対策が望まれてい
た。
【０００３】一方、後記一般式（Ｉ）に表される化合物
について、紫外線Ａを中心に紫外線吸収作用があること
及びこのものを化粧料に含有させることは既に知られた
技術であるが、一般式（Ｉ）に表される化合物は化粧品
原料との相溶性の面で充分紫外線吸収作用を発揮しうる
剤形は知られていなかった。更に、溶剤系のエアロゾー
ルにかかる化合物を含有させることは全く行われていな
かった。
について、紫外線Ａを中心に紫外線吸収作用があること
及びこのものを化粧料に含有させることは既に知られた
技術であるが、一般式（Ｉ）に表される化合物は化粧品
原料との相溶性の面で充分紫外線吸収作用を発揮しうる
剤形は知られていなかった。更に、溶剤系のエアロゾー
ルにかかる化合物を含有させることは全く行われていな
かった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この様な知見を基に、
本発明は後記一般式（Ｉ）に適した化粧料剤形を見いだ
し、以て有効な紫外線防護手段、取り分け紫外線Ａに対
する防護手段を提供することを課題とする。
本発明は後記一般式（Ｉ）に適した化粧料剤形を見いだ
し、以て有効な紫外線防護手段、取り分け紫外線Ａに対
する防護手段を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題の解決手段】本発明者らは、かかる状況に鑑み、
一般式（Ｉ）に適した化粧料剤形を求めて鋭意研究努力
を重ねた結果、一般式（Ｉ）に表される化合物０．１〜
１０重量％とエタノール０．１〜９０重量％とを含有す
る化粧料用の組成物とジメチルエーテルとを含有するエ
アロゾール化粧料がその様な化粧料であることを見いだ
し、発明を完成させるに至った。以下、本発明について
実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
一般式（Ｉ）に適した化粧料剤形を求めて鋭意研究努力
を重ねた結果、一般式（Ｉ）に表される化合物０．１〜
１０重量％とエタノール０．１〜９０重量％とを含有す
る化粧料用の組成物とジメチルエーテルとを含有するエ
アロゾール化粧料がその様な化粧料であることを見いだ
し、発明を完成させるに至った。以下、本発明について
実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【０００６】
【化３】 一般式（Ｉ） （但し、式中Ｒ１、Ｒ２及びＲ３はそれぞれ独立に炭素
数１〜１０のアルキル基を表し、ｎは１〜４の整数を表
す。）
数１〜１０のアルキル基を表し、ｎは１〜４の整数を表
す。）
【０００７】
【発明の実施の形態】（１）本発明の化粧料用の組成物 本発明の化粧料用の組成物は、一般式（Ｉ）に表される
化合物を０．１〜１０重量％とエタノール０．１〜９０
重量％、更に好ましくは１０〜８０重量％とを含有する
ことを特徴とする。ここで、一般式（Ｉ）に表される化
合物は、既に公知の化合物であり、その多くのものは市
販されている。これら一般式（Ｉ）に表される化合物の
内、特に好ましいものは、ジメトキシベンジリデンジオ
キソイミダゾリジンプロピオン酸イソオクチル（化合物
１）である。この化合物１は、既に味の素株式会社よ
り、ソフトシェードＤＨの商品名で市販されており、化
粧料原料として広く使用されている。本発明の化粧料用
組成物では、この化合物１を用いることが特に好まし
い。これは、安全性と紫外線吸収特性と溶解性の点から
である。一般式（Ｉ）に表される化合物の好ましい含有
量は、０．１〜１０重量％であり、更に好ましくは１．
２〜２重量％である。これは、多すぎると一般式（Ｉ）
の化合物が析出する場合があり、少なすぎると紫外線防
護効果が低下する場合があるからである。又、エタノー
ルは一般式（Ｉ）の化合物を溶解する溶剤であるととも
に、皮膚に投与した場合清涼感を与える役目、皮膚上を
清浄にする役目などを担っており、これは、紫外線防護
化粧料を使用する時期が夏であるため、清涼感を与える
ことも重要な要素になるからである。本発明の化粧料の
組成物では、これら必須成分以外に通常化粧料で使用さ
れる任意成分を含有することが出来る。かかる任意成分
としては、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワ
ックス等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等の
エステル類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド
類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコー
ル類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリ
ンや１，３−ブタンジオール等の多価アルコール類、非
イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面
活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等
の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉
体類等が例示できる。これらの内、特に好ましいものと
しては、パラメトキシ桂皮酸−２−エチルヘキシル等の
桂皮酸エステル類やパラジメチルアミノ安息香酸−２−
エチルヘキシル等のパラアミノ安息香酸エステル類など
の紫外線Ｂを吸収する紫外線吸収剤、損傷皮膚に対して
刺激の少ない界面活性剤であるポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル類、安全性が高く溶
剤効果を有する環状ジメチルシロキサン等の揮発性シリ
コーン、吸水性を有し系を安定化させる作用を有する中
空又は中実のアクリル系樹脂粉体が例示できる。紫外線
Ｂを吸収する紫外線吸収剤では、パラメトキシ桂皮酸−
２−エチルヘキシルが特に好ましく、その含有量は７〜
１５重量％が好ましい。これは、この含有量に於いて、
一般式（Ｉ）に表される化合物と相乗的に紫外線防護作
用を示すからである。ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンアルキルエーテル類としては、ＰＯＥ（３４）
ＰＯＰ（２３）ステアリルエーテルが特に好ましく、そ
の含有量は０．１〜１重量％が好ましい。これは、この
含有量に於いて刺激を発現せずに、界面活性作用により
系を安定化するからである。揮発性シリコーンとして
は、ジメチルポリシロキサン環状５量体が特に好まし
く、その含有量としては７〜１５重量％が好ましい。こ
れは、この含有量に於いて溶剤効果と清浄化作用、一般
式（Ｉ）の化合物の溶解作用を発現するからである。ア
クリル系樹脂粉体としては、松本油脂製薬製のチュウク
ウビーズが特に好ましく、含有量は０．５〜３重量％が
好ましい。これは、この粉体が優れた吸水性を有してい
るため、この含有量に於いて汗の吸収作用を発揮すると
ともに、液化ガス存在下、系を安定する作用を発揮する
からである。
化合物を０．１〜１０重量％とエタノール０．１〜９０
重量％、更に好ましくは１０〜８０重量％とを含有する
ことを特徴とする。ここで、一般式（Ｉ）に表される化
合物は、既に公知の化合物であり、その多くのものは市
販されている。これら一般式（Ｉ）に表される化合物の
内、特に好ましいものは、ジメトキシベンジリデンジオ
キソイミダゾリジンプロピオン酸イソオクチル（化合物
１）である。この化合物１は、既に味の素株式会社よ
り、ソフトシェードＤＨの商品名で市販されており、化
粧料原料として広く使用されている。本発明の化粧料用
組成物では、この化合物１を用いることが特に好まし
い。これは、安全性と紫外線吸収特性と溶解性の点から
である。一般式（Ｉ）に表される化合物の好ましい含有
量は、０．１〜１０重量％であり、更に好ましくは１．
２〜２重量％である。これは、多すぎると一般式（Ｉ）
の化合物が析出する場合があり、少なすぎると紫外線防
護効果が低下する場合があるからである。又、エタノー
ルは一般式（Ｉ）の化合物を溶解する溶剤であるととも
に、皮膚に投与した場合清涼感を与える役目、皮膚上を
清浄にする役目などを担っており、これは、紫外線防護
化粧料を使用する時期が夏であるため、清涼感を与える
ことも重要な要素になるからである。本発明の化粧料の
組成物では、これら必須成分以外に通常化粧料で使用さ
れる任意成分を含有することが出来る。かかる任意成分
としては、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワ
ックス等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等の
エステル類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド
類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコー
ル類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリ
ンや１，３−ブタンジオール等の多価アルコール類、非
イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面
活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等
の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉
体類等が例示できる。これらの内、特に好ましいものと
しては、パラメトキシ桂皮酸−２−エチルヘキシル等の
桂皮酸エステル類やパラジメチルアミノ安息香酸−２−
エチルヘキシル等のパラアミノ安息香酸エステル類など
の紫外線Ｂを吸収する紫外線吸収剤、損傷皮膚に対して
刺激の少ない界面活性剤であるポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル類、安全性が高く溶
剤効果を有する環状ジメチルシロキサン等の揮発性シリ
コーン、吸水性を有し系を安定化させる作用を有する中
空又は中実のアクリル系樹脂粉体が例示できる。紫外線
Ｂを吸収する紫外線吸収剤では、パラメトキシ桂皮酸−
２−エチルヘキシルが特に好ましく、その含有量は７〜
１５重量％が好ましい。これは、この含有量に於いて、
一般式（Ｉ）に表される化合物と相乗的に紫外線防護作
用を示すからである。ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンアルキルエーテル類としては、ＰＯＥ（３４）
ＰＯＰ（２３）ステアリルエーテルが特に好ましく、そ
の含有量は０．１〜１重量％が好ましい。これは、この
含有量に於いて刺激を発現せずに、界面活性作用により
系を安定化するからである。揮発性シリコーンとして
は、ジメチルポリシロキサン環状５量体が特に好まし
く、その含有量としては７〜１５重量％が好ましい。こ
れは、この含有量に於いて溶剤効果と清浄化作用、一般
式（Ｉ）の化合物の溶解作用を発現するからである。ア
クリル系樹脂粉体としては、松本油脂製薬製のチュウク
ウビーズが特に好ましく、含有量は０．５〜３重量％が
好ましい。これは、この粉体が優れた吸水性を有してい
るため、この含有量に於いて汗の吸収作用を発揮すると
ともに、液化ガス存在下、系を安定する作用を発揮する
からである。
【０００８】
【化４】 化合物１
【０００９】（２）本発明のエアロゾル用の組成物及び
化粧料 本発明のエアロゾル用の組成物は、上記本発明の化粧料
用の組成物１〜９５重量％、更に好ましくは３０〜４５
重量％とジメチルエーテル１〜９０重量％、更に好まし
くは７〜１５重量％を含有することを特徴とする。これ
は、この範囲の含有量に於いて、系が相溶し安定である
からである。本発明のエアロゾル用の組成物では、これ
らの成分以外に、通常エアロゾル組成物で使用されるガ
スを任意成分として含有することが出来る。かかるガス
としては、液化天然ガスが好ましく例示でき、液化天然
ガスとしては揮発による圧力が２５℃で１．５〜５Ｋｇ
／ｃｍ2のものが好ましい。取り分け、３〜４Ｋｇ／ｃ
ｍ2のものが特に好ましい。かかる液化天然ガスの好ま
しい含有量は３０〜８５重量％であり、更に好ましく
は、４０〜６０重量％である。これらの成分を、噴出ノ
ズルを装着した耐圧容器、いわゆるエアロゾル容器に充
填し密閉することにより、本発明の化粧料が得られる。
本発明のこの化粧料は、噴霧する事により上記化粧料用
の組成物を均一に塗布できるため、乳化系でないため、
塗布されたこれらの組成物は化粧くずれが少なく、長時
間紫外線防護作用を発揮することが出来る。更に、この
効果は、塗布時のガス成分の気散による気化熱の吸収の
ため、冷感により皮膚が引き締まり、更に持続される。
この様な特質を有しているため、本発明の化粧料は紫外
線防護用の化粧料として大変好適である。
化粧料 本発明のエアロゾル用の組成物は、上記本発明の化粧料
用の組成物１〜９５重量％、更に好ましくは３０〜４５
重量％とジメチルエーテル１〜９０重量％、更に好まし
くは７〜１５重量％を含有することを特徴とする。これ
は、この範囲の含有量に於いて、系が相溶し安定である
からである。本発明のエアロゾル用の組成物では、これ
らの成分以外に、通常エアロゾル組成物で使用されるガ
スを任意成分として含有することが出来る。かかるガス
としては、液化天然ガスが好ましく例示でき、液化天然
ガスとしては揮発による圧力が２５℃で１．５〜５Ｋｇ
／ｃｍ2のものが好ましい。取り分け、３〜４Ｋｇ／ｃ
ｍ2のものが特に好ましい。かかる液化天然ガスの好ま
しい含有量は３０〜８５重量％であり、更に好ましく
は、４０〜６０重量％である。これらの成分を、噴出ノ
ズルを装着した耐圧容器、いわゆるエアロゾル容器に充
填し密閉することにより、本発明の化粧料が得られる。
本発明のこの化粧料は、噴霧する事により上記化粧料用
の組成物を均一に塗布できるため、乳化系でないため、
塗布されたこれらの組成物は化粧くずれが少なく、長時
間紫外線防護作用を発揮することが出来る。更に、この
効果は、塗布時のガス成分の気散による気化熱の吸収の
ため、冷感により皮膚が引き締まり、更に持続される。
この様な特質を有しているため、本発明の化粧料は紫外
線防護用の化粧料として大変好適である。
【００１０】
【実施例】以下に実施例を挙げて更に詳細に説明を加え
るが、本発明がかかる実施例にのみ限定を受けないこと
は言うまでもない。
るが、本発明がかかる実施例にのみ限定を受けないこと
は言うまでもない。
【００１１】＜実施例１＞次に示す処方に従って、本発
明の化粧料用の組成物を作成した。即ち、成分を８０℃
で攪拌混合し、攪拌冷却し本発明の化粧料用の組成物で
ある、組成物１を得た。このもの４０重量部、ジメチル
エーテル１０重量部及び液化天然ガス（３．６Ｋｇ／ｃ
ｍ2）５０重量部のエアロゾル用の組成物として、エア
ロゾル容器に充填し密閉し、本発明の化粧料１を得た。 エタノール ７５．５重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル １０ 重量部 化合物１ １．５重量部 ＰＯＥ（３４）ＰＯＰ（２３）ステアリルエーテル ０．５重量部 ジメチルポリシロキサン環状５量体 １０ 重量部 チュウクウビーズ １．３重量部 タルク １．２重量部
明の化粧料用の組成物を作成した。即ち、成分を８０℃
で攪拌混合し、攪拌冷却し本発明の化粧料用の組成物で
ある、組成物１を得た。このもの４０重量部、ジメチル
エーテル１０重量部及び液化天然ガス（３．６Ｋｇ／ｃ
ｍ2）５０重量部のエアロゾル用の組成物として、エア
ロゾル容器に充填し密閉し、本発明の化粧料１を得た。 エタノール ７５．５重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル １０ 重量部 化合物１ １．５重量部 ＰＯＥ（３４）ＰＯＰ（２３）ステアリルエーテル ０．５重量部 ジメチルポリシロキサン環状５量体 １０ 重量部 チュウクウビーズ １．３重量部 タルク １．２重量部
【００１２】＜実施例２＞上記、化粧料１を用いて、紫
外線防護作用を確かめた。即ち、キセノンランプを用い
て、１群１０匹のヘアレスマウスに検体を投与した後、
ＭＥＤの０．５倍量の光を連日３週間照射し、皮膚をセ
ロテープストリッピングし角質細胞を採取し、この細胞
の規則性の判定より紫外線からの防護作用を調べた。検
体の投与量は３０センチ離れたところからワンプッシュ
とした。判定基準は＋＋：極めて規則的で損傷が全く認
められない、＋：規則的で大きな傷害は認められない、
±：規則性はある程度保持しているものの傷害を示唆さ
れる、−：全く規則性が認められないであった。尚、比
較例１は、組成物１のエタノールをジメチルポリシロキ
サン環状５量体に置換したもの、比較例２は化合物１を
パラメトキシ桂皮酸イソオクチルに置換したもの、比較
例３はエタノールをジメチルポリシロキサン環状５量体
に化合物１をパラメトキシ桂皮酸イソオクチルに置換し
たものを用いた。対照例は化粧料１を投与したのみで光
を照射しないものを、光対照例は検体を投与せず光のみ
を照射したものを用いた。結果を出現率として、表１に
示す。これより本発明の化粧料が優れた紫外線防護作用
を有していることがわかる。
外線防護作用を確かめた。即ち、キセノンランプを用い
て、１群１０匹のヘアレスマウスに検体を投与した後、
ＭＥＤの０．５倍量の光を連日３週間照射し、皮膚をセ
ロテープストリッピングし角質細胞を採取し、この細胞
の規則性の判定より紫外線からの防護作用を調べた。検
体の投与量は３０センチ離れたところからワンプッシュ
とした。判定基準は＋＋：極めて規則的で損傷が全く認
められない、＋：規則的で大きな傷害は認められない、
±：規則性はある程度保持しているものの傷害を示唆さ
れる、−：全く規則性が認められないであった。尚、比
較例１は、組成物１のエタノールをジメチルポリシロキ
サン環状５量体に置換したもの、比較例２は化合物１を
パラメトキシ桂皮酸イソオクチルに置換したもの、比較
例３はエタノールをジメチルポリシロキサン環状５量体
に化合物１をパラメトキシ桂皮酸イソオクチルに置換し
たものを用いた。対照例は化粧料１を投与したのみで光
を照射しないものを、光対照例は検体を投与せず光のみ
を照射したものを用いた。結果を出現率として、表１に
示す。これより本発明の化粧料が優れた紫外線防護作用
を有していることがわかる。
【００１３】
【表１】
【００１４】＜実施例３＞実施例１の組成物１とガス成
分との組み合わせ効果を調べた。即ち、上記組成物１を
４０重量部とり、次に重量部を示すガス成分と混合しエ
アロゾル用気に充填し密閉し化粧料を得た。このものを
実施例２の方法に従って評価した。結果を＋＋：２点、
＋：１点、±：０．５点、−：０点とした場合の平均評
点として表２に示す。これより、ガス成分中にジメチル
エーテル（ＤＭＥ）を含有することが好ましいことがわ
かる。更にその好ましい含有量も１〜９０重量％、更に
好ましくは７〜１５重量％であることがわかる。又、液
化天然ガスとしては３〜４Ｋｇ／ｃｍ2のものが好まし
いことがわかる。尚、表中液化天然ガスは２５℃におけ
る圧力（Ｋｇ／ｃｍ2）のみを表示した。
分との組み合わせ効果を調べた。即ち、上記組成物１を
４０重量部とり、次に重量部を示すガス成分と混合しエ
アロゾル用気に充填し密閉し化粧料を得た。このものを
実施例２の方法に従って評価した。結果を＋＋：２点、
＋：１点、±：０．５点、−：０点とした場合の平均評
点として表２に示す。これより、ガス成分中にジメチル
エーテル（ＤＭＥ）を含有することが好ましいことがわ
かる。更にその好ましい含有量も１〜９０重量％、更に
好ましくは７〜１５重量％であることがわかる。又、液
化天然ガスとしては３〜４Ｋｇ／ｃｍ2のものが好まし
いことがわかる。尚、表中液化天然ガスは２５℃におけ
る圧力（Ｋｇ／ｃｍ2）のみを表示した。
【００１５】
【表２】
【００１６】＜実施例４＞次に示す処方に従って、本発
明の化粧料用の組成物を作成した。即ち、成分を８０℃
で攪拌混合し、攪拌冷却し本発明の化粧料用の組成物で
ある、組成物２を得た。このもの４０重量部、ジメチル
エーテル１０重量部及び液化天然ガス（３．６Ｋｇ／ｃ
ｍ2）５０重量部のエアロゾル用の組成物として、エア
ロゾル容器に充填し密閉し、本発明の化粧料８を得た。 エタノール ７５．５重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル １０ 重量部 化合物１ １．５重量部 ＰＯＥ（３４）ＰＯＰ（２３）ステアリルエーテル ０．５重量部 ジメチルポリシロキサン環状５量体 １０ 重量部 タルク ２．５重量部
明の化粧料用の組成物を作成した。即ち、成分を８０℃
で攪拌混合し、攪拌冷却し本発明の化粧料用の組成物で
ある、組成物２を得た。このもの４０重量部、ジメチル
エーテル１０重量部及び液化天然ガス（３．６Ｋｇ／ｃ
ｍ2）５０重量部のエアロゾル用の組成物として、エア
ロゾル容器に充填し密閉し、本発明の化粧料８を得た。 エタノール ７５．５重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル １０ 重量部 化合物１ １．５重量部 ＰＯＥ（３４）ＰＯＰ（２３）ステアリルエーテル ０．５重量部 ジメチルポリシロキサン環状５量体 １０ 重量部 タルク ２．５重量部
【００１７】＜実施例５＞次に示す処方に従って、本発
明の化粧料用の組成物を作成した。即ち、成分を８０℃
で攪拌混合し、攪拌冷却し本発明の化粧料用の組成物で
ある、組成物３を得た。このもの４０重量部、ジメチル
エーテル１０重量部及び液化天然ガス（３．６Ｋｇ／ｃ
ｍ2）５０重量部のエアロゾル用の組成物として、エア
ロゾル容器に充填し密閉し、本発明の化粧料９を得た。 エタノール ７５．５重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル １０ 重量部 化合物１ １．５重量部 ＰＯＥ（２０）ステアリルエーテル ０．５重量部 ジメチルポリシロキサン環状５量体 １０ 重量部 チュウクウビーズ １．３重量部 タルク １．２重量部
明の化粧料用の組成物を作成した。即ち、成分を８０℃
で攪拌混合し、攪拌冷却し本発明の化粧料用の組成物で
ある、組成物３を得た。このもの４０重量部、ジメチル
エーテル１０重量部及び液化天然ガス（３．６Ｋｇ／ｃ
ｍ2）５０重量部のエアロゾル用の組成物として、エア
ロゾル容器に充填し密閉し、本発明の化粧料９を得た。 エタノール ７５．５重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル １０ 重量部 化合物１ １．５重量部 ＰＯＥ（２０）ステアリルエーテル ０．５重量部 ジメチルポリシロキサン環状５量体 １０ 重量部 チュウクウビーズ １．３重量部 タルク １．２重量部
【００１８】＜実施例６＞上記化粧料１、８及び９を用
いて、パネラー１０名の背中を用いて、太陽光を光源と
して光保護作用を試験した。即ち、１検体当たり１０〜
２０の複数の照射量の部位を作成し、それぞれの部位に
一様に検体を塗布した。光対照部位は検体を投与せず、
ＭＥＤの０．１〜３倍量程度の光を照射できるようにし
た。各検体投与部位にはＭＥＤの２〜３０倍の光を照射
した。照射後２４時間に皮膚反応をドレーズの基準に従
って判定し、それぞれのＭＥＤを求めた。検体投与部位
のＭＥＤを光対照部位のＭＥＤで除して光保護指数とし
た。各人の光保護指数を平均した値を表３にしめす。こ
れより、本発明の化粧料が優れた紫外線防護作用を有す
ること及び本発明の化粧料用組成物及び化粧料にはチュ
ウクウビーズを含有することが好ましく、界面活性剤と
してはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテルが好ましいことがわかる。尚、比較例４とし
ては、次に処方を示す乳化型の組成物を４０重量部、ジ
メチルエーテル１０重量部及び液化天然ガス（３．６Ｋ
ｇ／ｃｍ2）５０重量部のエアロゾル用の組成物とし
て、エアロゾル容器に充填し密閉して得た化粧料を用い
た。 （比較例４用の組成物） 水 ７５ 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル １０ 重量部 化合物１ １．５重量部 ＰＯＥ（２０）ステアリルエーテル １ 重量部 ジメチルポリシロキサン環状５量体 １０ 重量部 チュウクウビーズ １．３重量部 タルク １．２重量部
いて、パネラー１０名の背中を用いて、太陽光を光源と
して光保護作用を試験した。即ち、１検体当たり１０〜
２０の複数の照射量の部位を作成し、それぞれの部位に
一様に検体を塗布した。光対照部位は検体を投与せず、
ＭＥＤの０．１〜３倍量程度の光を照射できるようにし
た。各検体投与部位にはＭＥＤの２〜３０倍の光を照射
した。照射後２４時間に皮膚反応をドレーズの基準に従
って判定し、それぞれのＭＥＤを求めた。検体投与部位
のＭＥＤを光対照部位のＭＥＤで除して光保護指数とし
た。各人の光保護指数を平均した値を表３にしめす。こ
れより、本発明の化粧料が優れた紫外線防護作用を有す
ること及び本発明の化粧料用組成物及び化粧料にはチュ
ウクウビーズを含有することが好ましく、界面活性剤と
してはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテルが好ましいことがわかる。尚、比較例４とし
ては、次に処方を示す乳化型の組成物を４０重量部、ジ
メチルエーテル１０重量部及び液化天然ガス（３．６Ｋ
ｇ／ｃｍ2）５０重量部のエアロゾル用の組成物とし
て、エアロゾル容器に充填し密閉して得た化粧料を用い
た。 （比較例４用の組成物） 水 ７５ 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル １０ 重量部 化合物１ １．５重量部 ＰＯＥ（２０）ステアリルエーテル １ 重量部 ジメチルポリシロキサン環状５量体 １０ 重量部 チュウクウビーズ １．３重量部 タルク １．２重量部
【００１９】
【表３】
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、一般式（Ｉ）に適した
化粧料剤形を見いだし、以て有効な紫外線防護手段、取
り分け紫外線Ａに対する防護手段を提供することが出来
る。
化粧料剤形を見いだし、以て有効な紫外線防護手段、取
り分け紫外線Ａに対する防護手段を提供することが出来
る。
Claims (6)
- 【請求項１】 次に示す一般式（Ｉ）に表される化合物
を０．１〜１０重量％とエタノール０．１〜９０重量％
とを含有することを特徴とする、化粧料用の組成物。 【化１】 一般式（Ｉ） （但し、式中Ｒ１、Ｒ２及びＲ３はそれぞれ独立に炭素
数１〜１０のアルキル基を表し、ｎは１〜４の整数を表
す。） - 【請求項２】 一般式（Ｉ）に表される化合物が、ジメ
トキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン
酸イソオクチル（化合物１）である、請求項１記載の化
粧料用の組成物。 【化２】 化合物１ - 【請求項３】 請求項１又は２に記載の化粧料用の組成
物１〜９５重量％とジメチルエーテル１〜９０重量％を
含有するエアロゾル用の組成物。 - 【請求項４】 更に液化天然ガスを３０〜８５重量％含
有する請求項３に記載のエアロゾル用の組成物。 - 【請求項５】 請求項３又は４に記載のエアロゾル用の
組成物を耐圧容器に充填してなる化粧料。 - 【請求項６】 紫外線防護用であることを特徴とする、
請求項５に記載の化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16623098A JPH11343224A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | サンケア化粧用の組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16623098A JPH11343224A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | サンケア化粧用の組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11343224A true JPH11343224A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15827532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16623098A Pending JPH11343224A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | サンケア化粧用の組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11343224A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030013945A (ko) * | 2001-08-10 | 2003-02-15 | 이인혜 | 분사형 선스크린제의 제조방법 |
| JP2011121980A (ja) * | 2003-09-03 | 2011-06-23 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 非ステロイド系消炎鎮痛剤を含有する外用経皮製剤 |
| WO2016093236A1 (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-16 | 株式会社 資生堂 | エアゾール化粧料 |
| US9707194B2 (en) | 2014-02-27 | 2017-07-18 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Ketoprofen-containing poultice |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP16623098A patent/JPH11343224A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030013945A (ko) * | 2001-08-10 | 2003-02-15 | 이인혜 | 분사형 선스크린제의 제조방법 |
| JP2011121980A (ja) * | 2003-09-03 | 2011-06-23 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 非ステロイド系消炎鎮痛剤を含有する外用経皮製剤 |
| JP4990530B2 (ja) * | 2003-09-03 | 2012-08-01 | 久光製薬株式会社 | 非ステロイド系消炎鎮痛剤を含有する外用経皮製剤 |
| US9707194B2 (en) | 2014-02-27 | 2017-07-18 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Ketoprofen-containing poultice |
| WO2016093236A1 (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-16 | 株式会社 資生堂 | エアゾール化粧料 |
| JPWO2016093236A1 (ja) * | 2014-12-09 | 2017-09-28 | 株式会社 資生堂 | エアゾール化粧料 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040525 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |