JP6751563B2 - 軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸部と軸受から構成される軸受装置に関する。
回転する物体(回転体)には、回転の運動エネルギーが蓄えられる。例えば図1のような円柱状の回転体100が、平面に垂直なz軸を回転軸として回転速度v[回転数/s]で回転する場合を想定する。回転体100の角速度をω[rad/s]とすると、運動エネルギーEは式(1)で表される。
E=1/2×Ip×ω ・・・・(1)
ここでIpは、回転体100の平面に垂直なz軸回りの慣性モーメント[kg・m]であり、極慣性モーメントと呼ばれる。回転体100の任意の質量質点における質量m[kg]と、回転の中心(z軸)から質量質点までの距離(図1の例では半径r)が大きくなると、極慣性モーメントIpも大きくなる。したがって、質量質点における質量m、回転の中心(z軸)から質量質点までの距離r、及び角速度ω(回転速度v)の値が大きいほど、回転体100の運動エネルギーEは大きくなる。
この物理現象を利用して、電力を回転体(例えばフライホイール)の運動エネルギーに変換して蓄積するとともに、回転体に蓄積されている運動エネルギーを必要な時に電気エネルギーに変換して取り出す技術の開発が進められている。
一般に、回転体は軽量化のために円筒であることが多く、その中空部の中心に駆動軸が通される。円筒状の回転体は、円板状の接続部を介して駆動軸と接続される。例えば、特許文献1には、円板状の接続部を介して円筒状のフライホイールが回転軸に接続されている超電導フライホイ−ル電力貯蔵装置が開示されている。
特開2003−219581号公報
通常、回転体の回転軸部は、図示しない軸受部により回転可能に支持される。回転軸部と軸受部との間には、回転方向と反対向きの摩擦力が働き、回転体はこの摩擦力に抗しながら回転する。摩擦力は、回転体の重量(回転軸部にかかる重量)が大きいほど大きく、また回転軸部の回転速度が高速であるほど大きい。特許文献1に記載されたようなフライホイールの重量は大きく、その回転速度は非常に高速である。
また、軸受部に回転可能に支持された回転体は、回転体の重量と軸受部の構成とによって決まる固有振動数で振動(振れ回り)することが知られており、高速回転であるほど振動が大きくなる。重量の大きな回転体が高速で回転すると、回転軸部と軸受部との間の摩擦力が大きくなり、振れ回りが大きくなる。
振れ回りを抑えるために、回転軸部及び軸受部の軸方向の長さを長くしたり、回転軸部を軸受部にきつく嵌めたりすると、加工公差に起因する傾き(振れ回り)が発生し、軸受部の耐久性が弱くなる。反対に、回転軸部と軸受部の寸法を調整して回転軸部と軸受部の嵌め合いを緩くすると、回転中に回転軸部が軸受部の内周面を滑りやすくなって摩擦力が大きくなり、その結果振れ回りが大きくなる。特に、特許文献1のような超電導フライホイ−ル電力貯蔵装置では、フライホイールを真空中に配置するため、作業性の問題等から回転軸部と軸受部をきつく嵌め合いできない。また、真空中では2つの物体間の摩擦係数が、大気中の摩擦係数よりも大きくなることが知られている。
上記の状況から、回転中における回転軸部と軸受部との間の摩擦をなくすことが望まれていた。
本発明の一態様の軸受装置は、回転軸部と軸受部から構成される。
回転軸部は、円柱状の第1の回転軸部と、該第1の回転軸部の軸方向の端部に連設された、第1の回転軸部と同一の軸を有し第1の回転軸部よりも小径の円柱状の第2の回転軸部と、第1の回転軸部の軸方向の端部に形成された凸部又は凹部を有する係合部とを備える。
軸受部は、第2の回転軸部が挿入される挿入部を有する円筒状の内輪と、該内輪の外周面側に設けられた、内輪よりも大きい径を有する円筒状の外輪と、内輪と外輪の間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、内輪の第2の回転軸部が挿入される側の軸方向の端部に、回転軸部の係合部の凸部又は凹部に対応する凹部又は凸部が形成された被係合部とを備える。
本発明の少なくとも一態様によれば、回転中における回転軸部と軸受部との間の摩擦をなくすことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
回転体の説明図である。 本発明の一実施形態に係る軸受装置の全体構成例を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る軸受装置を構成する回転軸部の概略斜視図である。 図4Aは回転軸部の側面図、図4Bは回転軸部の正面図である。 本発明の一実施形態に係る軸受装置を構成する軸受部の概略斜視図である。 図5の軸受部に対するX−X´線の矢視図である。 図7Aは軸受部の内輪の正面図、図7Bは内輪の側面図である。
<1.一実施形態>
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図2に、本発明の一実施形態に係る軸受装置の全体構成例の概略を示す。
図2に示すように、軸受装置1は、回転軸部2と軸受部3から構成される。軸受部3は、回転軸部2を回転自在に支持する。回転軸部2は、反時計回りに回転する。
[回転軸部]
図3、図4A、図4Bを参照しながら回転軸部2について説明する。
図3は、軸受装置1を構成する回転軸部2の概略斜視図である。
図4は、回転軸部の説明に供する図であり、図4Aは回転軸部の側面図、図4Bは回転軸部の正面図である。
回転軸部2は、フライホイール等の回転体の回転軸部、又は電動発電機などの駆動軸部である。回転軸部2の軸受部3に挿入される側の端部13と反対側の端部14に、フライホイール等の回転体の回転軸部又は電動発電機の駆動軸部が、直接又は継ぎ手を介して連結されてもよい。
回転軸部2は、円柱状の第1の回転軸部11と、第1の回転軸部11の軸方向の端部30(端面)に連設された円柱状の第2の回転軸部12から構成される。第2の回転軸部12は、第1の回転軸部11と同一の軸(図4Aの一点鎖線)を有し、第2の回転軸部12の直径は、第1の回転軸部11の直径よりも小さい。また、回転軸部2は、第1の回転軸部11の端部30に形成された凸部又は凹部を有する係合部20を備える。この凸部又は凹部は、端部30のうち第2の回転軸部12が設けられていない部分に形成されている。
図3及び図4Aに示すように、第1の回転軸部11の係合部20は、第1の係合部21、第2の係合部22、第3の係合部23、及び第4の係合部24から構成される。第1〜第4の係合部21〜24は、端部30の周方向に90度の間隔で設けられており、第1の回転軸部11の軸を中心として点対称の配置である。
第1〜第4の係合部21〜24の各々の凸部は、2個の段部を有する。第1〜第4の係合部21〜24の形状は同じであるので、代表して第3の係合部23を説明する。第3の係合部23では、端部30(端面)に第1の段部32が設けられている。第1の段部32は、端部30との間に第1の段差部31(回転軸部側段差部の一例)を有する。また、第1の段部32の上面における第1の段差部31と反対側に、第2の段部34が設けられている。第2の段部34は、第1の段部32との間に第2の段差部33(回転軸部側段差部の一例)を有する。第2の段部34の第2の段差部33と反対側は、第3の段差部35を介して端部30と連続している。第1の段差部31、第2の段差部33、及び第3の段差部35はそれぞれ、径方向(端部30の外周側から軸に向かう方向)に沿って形成されている。
第2の段部34は、周方向に角度θに相当する長さを有し、第1の段部32は、周方向に角度(θ−θ)に相当する長さを有する(図4B)。例えば、θは14度であり、θは44度である。また、第3の段差部35の高さをhとすると、第1の段差部31及び第2の段差部33の高さはh/2である(図4A)。例えば、第2の回転軸部12の直径は10mm、第3の段差部35の高さhは1mmである。これらの数値は一例であることは勿論である。
回転軸部2は、一例としてS45C(機械構造用炭素鋼)を用いて構成することができるが、この例に限らない。
[軸受部]
図5、図6、図7A、図7Bを参照しながら軸受部3について説明する。
図5は、軸受装置1を構成する軸受部3の概略斜視図である。
図6は、図5の軸受部に対するX−X´線の矢視図である。
図7は、軸受部の説明に供する図であり、図7Aは軸受部の内輪の正面図、図7Bは内輪の側面図である。
軸受部3には転がり軸受が適用される。本実施形態では、軸受部3にアンギュラ玉軸受を適用しているが、他の玉軸受でもよい。あるいは、軸受部3は転動体にころを用いるころ軸受でもよい。
軸受部3は、内輪51と、内輪51の外周側に設けられた外輪52と、転動体53と、保持器54を備える。内輪及び外輪は軌道輪とも呼ばれる。
内輪51は円筒状であり、第2の回転軸部12が挿入される挿入部51hを有する。本実施形態では、挿入部51hは貫通孔であるが、貫通していなくてもよい。外輪52も内輪51と同様に円筒状であり、内輪51よりも大きい径を有する。即ち、外輪52の内径は、内輪51の外径よりも大きい。内輪51と外輪52の間には、円筒状の保持器54が配置されている。保持器54には、周方向に複数の貫通孔が形成されており、保持器54は、複数の貫通孔により複数の転動体53(玉)を転動自在に保持する。軸受部3において、内輪51と外輪52が転動体53を中心に別々の方向に回転することができる。
アンギュラ玉軸受が適用された軸受部3では、転動体53と内輪51、及び転動体53と外輪52とは接触角を持って接している(図6参照)。それゆえ、軸受部3は、軸方向の荷重(アキシアル荷重)、及び軸に垂直な方向(径方向)の荷重(ラジアル荷重)に対する負荷能力を備える。
軸受部3は、内輪51の第2の回転軸部12が挿入される側の軸方向の端部70(端面)に、回転軸部2の係合部20の凸部又は凹部に対応する凹部又は凸部が形成された被係合部60を備える。
図5及び図7Aに示すように、内輪51に形成された被係合部60は、第1の被係合部61、第2の被係合部62、第3の被係合部63、及び第4の被係合部64から構成される。第1〜第4の被係合部61〜64は、端部70の周方向に90度の間隔で設けられており、内輪51の軸(図7Aの2本の一点鎖線の交点)を中心として点対称の配置である。
第1〜第4の被係合部61〜64の各々の凹部は、2個の溝部を有する。第1〜第4の被係合部61〜64の形状は同じであるので、代表して第3の被係合部63を説明する。ここで、本実施形態における凹部は、有底の穴や凹みに限らず、溝部などの基準面(例えば端部70)よりも下がった面を持つ形状や状態を含むものである。
第3の被係合部63では、端部70(端面)に第1の溝部72が設けられている。第1の溝部72は、端部70との間に第1の段差部71(軸受部側段差部の一例)を有する。また、第1の溝部72の底面における第1の段差部71と反対側に、第2の溝部74が設けられている。第2の溝部74は、第1の溝部72との間に第2の段差部73(軸受部側段差部の一例)を有する。第2の溝部74の第2の段差部73と反対側は、第3の段差部75を介して端部70と連続している。第1の段差部71、第2の段差部73、及び第3の段差部75はそれぞれ、径方向(端部70の外周側から軸に向かう方向)に沿って形成されている。
第2の溝部74は、周方向に角度θ11に相当する長さを有し、第1の溝部72は、周方向に角度(θ12−θ11)に相当する長さを有する(図7A)。例えば、θ11は15度であり、θ12は45度である。即ち、軸受部3の第1の溝部72及び第2の溝部74は、回転軸部2の第1の段部32及び第2の段部34よりも長い(大きい)。また、第3の段差部75の高さをhとすると、第1の段差部71及び第2の段差部73の高さはh/2である(図7B)。例えば、内輪51の挿入部51hの直径は10mm、第3の段差部75の高さhは1mmである。これらの数値は一例であることは勿論である。
軸受部3は、一例としてSUJ(高炭素クロム軸受鉄鋼材)を用いて構成することができるが、この例に限らない。
なお、本実施形態では、軸受部3の内輪51の外径を、回転軸部2の第1の回転軸部11の直径よりも大きくしている。このようにすることで、作業者が回転軸部2の第1の回転軸部11を内輪51の挿入部51hに挿入する際に、回転軸部2の係合部20と軸受部3の被係合部60とのかみ合わせの状態を確認しながら作業を進めることができる。
[軸受装置の動作]
作業者は、軸受部3の軸が鉛直方向の状態で、内輪51の挿入部51hに回転軸部2の第2の回転軸部12を端部13側から挿入する。ここで、回転軸部2の第1〜第4の係合部21〜24の各々が、軸受部3の第1〜第4の被係合部61〜64のいずれかに挿入されるように、回転軸部2の第2の回転軸部12を端部13側から軸受部3の内輪51の挿入部51hに挿入する。第2の回転軸部12の直径と内輪51の挿入部51hの直径は、同一又はほぼ同一(実質的に同一)である。したがって、第2の回転軸部12が内輪51の挿入部51hに挿入されることで、第2の回転軸部12が内輪51の挿入部51hに嵌め合わされた状態に装着される(図2参照)。
第2の回転軸部12の円柱面と内輪51の挿入部51h(内周面)との間には静止摩擦力(摩擦抵抗)が働いている。回転軸部2の回転速度が高速ではないとき、回転軸部2が回転しても第2の回転軸部12の円柱面と内輪51の内周面とは相対的に静止した状態であり、回転軸部2が回転するとともに内輪51が回転する。
しかし、回転軸部2の回転速度が高速になるにつれて、回転軸部2と軸受部3との間の静止摩擦力に抗して、第2の回転軸部12の円柱面が内輪51の内周面を滑り始める。第2の回転軸部12の円柱面が内輪51の内周面を滑ると、回転軸部2の係合部20と軸受部3の被係合部60が係合する。即ち、回転軸部2が回転中に、回転軸部2の第1〜第4の係合部21〜24の第1及び第2の段差部31,33が、軸受部3の第1〜第4の被係合部61〜64の第1及び第2の段差部71,73に係合する。それにより、第2の回転軸部12の円柱面が内輪51の内周面を滑り出すような高速で回転軸部2が回転する場合でも、軸受部3の内輪51が回転軸部2の回転に追従して確実に回転する。回転軸部2の回転方向は、反時計回りである。
以上のように構成される本実施形態では、回転軸部2の軸方向に垂直な端面(端部30)に、段差を有する係合部20を形成するとともに、軸受部3の軸方向に垂直な端面(端部70)に、回転軸部2の係合部20と対応する形状の溝部を有する被係合部60を形成した。そして、回転軸部2の第2の回転軸部12の円柱面が軸受部3の内輪51の内周面を滑り出したときに、回転軸部2の係合部20と軸受部3の被係合部60が係合して軸受部3の内輪51が回転する。したがって、回転中における回転軸部2の第2の回転軸部12と軸受部3の内輪51との間の摩擦がなくなる。それゆえ、回転軸部2の第2の回転軸部12から軸受部3の内輪51へ摩擦のない回転運動の伝達が可能となる。
また、本実施形態は、回転中における回転軸部2の第2の回転軸部12と軸受部3の内輪51との間の摩擦がなくなるため、エネルギーの損失を低減することができる。
また、本実施形態は、回転中における回転軸部2の第2の回転軸部12と軸受部3の内輪51との間の摩擦がなくなるため、回転軸部2の振れ回りの発生が抑えられる。
また、本実施形態は、回転中における回転軸部2の第2の回転軸部12と軸受部3の内輪51との間の摩擦がなくなるため、高速回転及び真空内での使用が可能である。本実施形態は、軸受装置1を摩擦係数が大きくなる真空環境下で使用するのに有効である。
また、従来は振れ回りを抑えるために、回転軸部及び軸受部の軸方向の長さを長くすることが行われていたが、本実施形態は振れ回りが抑えられるため、回転軸部及び軸受部の軸方向の長さを短くすることができ、軸受装置1の小型化が可能となる。
さらに、軸受部3に掛けられる軸方向の荷重(アキシアル荷重)は、一般に軸受部3の径(内輪51の内周面の周長)に比例する。本実施形態では、軸受部3の端部70によっても回転軸部2の荷重を支持するため、軸受部3を小型化できる。
<2.変形例>
本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上述した実施形態おいて、回転軸部2の係合部20は、第1〜第4の係合部21〜24の4個の係合部を有するとともに、軸受部3の被係合部60は、回転軸部2の係合部20に対応して、第1〜第4の被係合部61〜64の4個の被係合部を有するが、係合部及び被係合部はそれぞれ1個でもよい。但し、複数の係合部及び被係合部が所定の間隔で軸を中心に点対称に配置されていることで、軸受装置1がより安定して動作する。
また、上述した実施形態では、第1〜第4の係合部21〜24は2個の段部、並びに第1〜第4の被係合部61〜64は2個の溝部を有するが、段部及び溝部が1個でもよい。また、第1〜第4の係合部21〜24並びに第1〜第4の被係合部61〜64の各々が3個以上の段部及び溝部を有していてもよい。この場合、回転軸部2の係合部20と軸受部3の被係合部60が3以上の段差部で係合するため、回転軸部2の係合部20と軸受部3の被係合部60の各々が備える段差部にかかる力が分散される。それゆえ、軸受装置1のより安定した回転動作が可能となる。
また、上述した実施形態では、回転軸部2の係合部20に段部(凸部)を形成し、軸受部3の被係合部60に溝部(凹部)を形成したが、逆の構成でもよい。
また、上述した実施形態において、回転軸部2の係合部20の第2の段部34を形成する位置は、第1の段部32の上面における第1の段差部31の反対側でなくてもよい。例えば、第2の段部34が、第1の段部32の上面の周方向における中央でもよい。
軸受部3の被係合部60の第2の溝部74は、回転軸部2の係合部20の第2の段部34の位置に対応して形成される。
また、上述した実施形態は、フライホイール電力貯蔵装置の他、回転軸部と軸受部が必要とされる装置に汎用することができる。また、軸受装置1の回転軸部2及び軸受部3の軸が鉛直方向である例を説明したが、回転軸部2及び軸受部3の軸が水平方向等の他の方向でもよい。
1…軸受装置、 2…回転軸部、 3…軸受部、 11…第1の回転軸部、 12…第2の回転軸部、 13…端部、 14…端部、 20…係合部、 21…第1の係合部、 22…第2の係合部、 23…第3の係合部、 24…第4の係合部、 30…端部(端面)、 31…第1の段差部、 32…第1の段部、 33…第2の段差部、 34…第2の段部、 35…第3の段差部、 51…内輪、 51h…貫通孔、 52…外輪、 53…転動体、 54…保持器、 60…被係合部、 61…第1の被係合部、 62…第2の被係合部、 63…第3の被係合部、 64…第4の被係合部、 70…端部(端面)、 71…第1の段差部、 72…第1の溝部、 73…第2の段差部、 74…第2の溝部、 75…第3の段差部

Claims (6)

  1. 回転軸部と軸受部から構成される軸受装置であって、
    前記回転軸部は、
    円柱状の第1の回転軸部と、
    前記第1の回転軸部の軸方向の端部に連設された、前記第1の回転軸部と同一の軸を有し前記第1の回転軸部よりも小径の円柱状の第2の回転軸部と、
    前記第1の回転軸部の軸方向の前記端部に凸部又は凹部が周方向に沿って形成された複数段階の段差を有する係合部と、を備え、
    前記軸受部は、
    前記第2の回転軸部が挿入される挿入部を有する円筒状の内輪と、
    前記内輪の外周面側に設けられた、前記内輪よりも大きい径を有する円筒状の外輪と、
    前記内輪と前記外輪の間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、
    前記内輪の前記第2の回転軸部が挿入される側の軸方向の端部に、前記回転軸部の前記係合部の前記複数段階の段差の凸部又は凹部に対応する凹部又は凸部が周方向に沿って形成された複数段階の段差を有する被係合部と、を備える
    軸受装置。
  2. 前記回転軸部の前記端部に周方向に沿って形成された前記複数段階の段差、及び前記軸受部の前記端部に周方向に沿って形成された前記複数段階の段差は、前記軸を中心として点対称の配置である
    請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記軸受部の前記複数段階の段差は、前記内輪の前記端部に径方向に沿って形成された軸受部側段差部を有し、
    前記回転軸部の前記複数段階の段差は、前記第1の回転軸部の前記端部に径方向に沿って形成された回転軸部側段差部を有し、
    前記第1の回転軸部の前記端部に形成された前記回転軸部側段差部と、前記内輪の前記端部に形成された前記軸受部側段差部が係合する
    請求項1又は2に記載の軸受装置。
  4. 前記回転軸部の前記係合部の前記複数段階の段差は、2以上の前記回転軸部側段差部を有し、
    前記軸受部の前記被係合部の前記複数段階の段差は、2以上の前記軸受部側段差部を有する
    請求項3に記載の軸受装置。
  5. 前記回転軸部は、複数の前記係合部を備え、
    前記軸受部は、前記回転軸部の前記係合部と同数の前記被係合部を備える
    請求項1乃至4のいずれかに記載の軸受装置。
  6. 前記軸受部の内輪の外径が、前記回転軸部の前記第1の回転軸部の直径よりも大きい
    請求項1乃至5のいずれかに記載の軸受装置。
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