JP2011247341A - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構造によって保持器の振動を抑制することにより、低騒音化、長寿命化が図れる転がり軸受を提供する。
【解決手段】本発明の転がり軸受に用いられる内輪案内形式の保持器2において、内輪外周面4aにより案内される保持器内周面2aの中心は、円筒ころ5が収容されるポケット6のピッチ円の中心に対して偏心している。その偏心量δは、保持器内周面2aと内輪外周面4aとの間の直径案内隙間をCgとし、ポケット6内での円筒ころ5の周方向の最大変位量をCpとしたとき、δ>(Cg−Cp)/2であることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は転がり軸受に関し、特に、工作機械主軸や航空機等に用いられるような高速回転仕様に好適な軸受や、ファンモータや自動車等に用いられるような静音性が要求される軸受に関する。
転がり軸受は、一般に、外周面に内輪軌道を有する内輪と、内周面に外輪軌道を有する外輪と、前記内輪軌道と前記外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、前記複数の転動体を保持する保持器と、を備える。転がり軸受の回転に伴い運動方向と直交する方向に摩擦力が生じると、特に保持器上に転動体が等配されている場合、保持器が回転数の数倍から数十倍で不規則に振動する自励振動が発生する場合がある。このような自励振動は騒音の原因となるため、静音性が要求されるファンモータや自動車等に使用される軸受においては好ましくない。また、軸受が工作機械主軸や航空機等に使用され、高速回転が要求される場合には、このような振動により保持器にかかる荷重が増大する結果、保持器の破損が生じるおそれがある。また、軸受が工作機械主軸等に使用される場合、加工精度に影響を与えるおそれもある。
このような保持器の振動を低減するため、従来、保持器の一部に凹部や孔、くぼみ部等を形成することによって、保持器の幾何学的中心と質量中心とを偏心させることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−337315号公報
特許文献1記載の方法によれば、保持器の幾何学的中心と質量中心とを偏心させることによって保持器が外輪または内輪に押し付けられるので、保持器の振動を低減することができる。しかしながら、この方法では、保持器の幾何学的中心と質量中心とを偏心させるために保持器に凹部や孔、くぼみ等を形成するため、構造が複雑化し、工数が増え、コストが増大してしまうという問題がある。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、単純な構造によって保持器の振動を低減し、低騒音化、長寿命化が図れる転がり軸受を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)外周面に内輪軌道を有する内輪と、内周面に外輪軌道を有する外輪と、前記内輪軌道と前記外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、前記複数の転動体を保持するための複数のポケットを有すると共に前記内輪の外周面または前記外輪の内周面により案内される案内面を有する保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記案内面の中心が、前記ポケットのピッチ円の中心に対して偏心していることを特徴とする転がり軸受。
(2)前記案内面は、前記内輪の外周面により案内される前記保持器の内周面であり、
前記案内面と前記内輪の外周面との間の直径案内隙間をCgとし、前記転動体の前記ポケット内での周方向の最大変位量をCpとしたときCg>Cpであり、前記ポケットのピッチ円の中心に対する前記案内面の中心の偏心量δが、δ>(Cg−Cp)/2であることを特徴とする上記(1)に記載の転がり軸受。
(3)前記案内面は、前記外輪の内周面により案内される前記保持器の外周面であり、
前記案内面と前記外輪の内周面との間の直径案内隙間をCgとし、前記転動体の前記ポケット内での周方向の最大変位量をCpとしたときCg>Cpであり、前記ポケットのピッチ円の中心に対する前記案内面の中心の偏心量δが、δ>(Cg−Cp)/2であることを特徴とする上記(1)に記載の転がり軸受。
(4)前記保持器の内周面の中心と前記保持器の外周面の中心とが偏心していることを特徴とする上記(1)から(3)のいずれかに記載の転がり軸受。
本発明の転がり軸受によれば、保持器の案内面の中心を保持器のポケットのピッチ円の中心に対して偏心させ、その偏心量δを、δ>(Cg−Cp)/2とすることにより、軸受の回転に伴い発生する遠心力によって内輪または外輪の案内面に対して保持器の案内面を安定的に押し付けることができる。これにより、保持器の自励振動等の不安定な振動を低減することができるので、保持器音を低減させると共に保持器の長寿命化を実現することができる。また、構造が単純であるので、コストを増大させることなく、容易に製造することができる。
本発明の第1実施形態に係る円筒ころ軸受の断面図である。 図1の要部拡大図である。 第1実施形態の変形例に使用される保持器を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 本発明の第2実施形態に係る転がり軸受の要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る転がり軸受に使用される保持器を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図である。
以下、本発明に係る転がり軸受の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る転がり軸受を図1に基づいて説明する。図1は第1実施形態に係る円筒ころ軸受1の断面図を示す。
図1に示されるように、円筒ころ軸受1は、外輪3と、内輪4と、転動体である複数の円筒ころ5と、外輪3と内輪4との間に配置された保持器2と、を備えている。保持器2には複数のポケット6が形成されており、各ポケット6には、複数の円筒ころ5が転動自在に保持されている。
図2は、第1実施形態の円筒ころ軸受1の要部拡大図である。尚、図2においては、説明を簡略化するために外輪3の図示を省略している。
第1実施形態において、保持器2は内輪案内形式であり、保持器内周面2aが内輪外周面4aにより案内されている。すなわち、保持器内周面2aが保持器2の案内面として機能している。ここで、保持器内周面2aと内輪外周面4aとの間の直径案内隙間(すなわち、内輪4の案内面外径と保持器2の案内面内径の差)をCgとする。本発明では、案内面である保持器内周面2aの中心Ogが、保持器2の中心O(ポケット6のピッチ円の中心Opおよび保持器外周面2bの中心On)に対して偏心量δだけ偏心している。したがって、図中の左側において、保持器内周面2aと内輪外周面4aとの間の隙間がCg/2−δであり、偏心させていない場合と比較して偏心量δだけ狭くなっている。また、図中の右側においては、保持器内周面2aと内輪外周面4aとの間の隙間がCg/2+δであり、偏心させていない場合と比較して偏心量δだけ広くなっている。
また、ポケット6内での円筒ころ5の周方向の最大変位量(すなわち、図3においてポケット面2c,2c内での円筒ころ5の周方向の最大変位量)をCpとすると、Cg>Cpである。また、案内面である保持器内周面2aの中心Ogが保持器2の中心O(ポケット6のピッチ円の中心Opおよび保持器外周面2bの中心On)に対して偏心する偏心量δは、δ>(Cg−Cp)/2となっている。
保持器内周面2aの中心Ogが保持器2の中心Oに対して偏心する偏心量δが、δ>(Cg−Cp)/2である場合には、保持器2が偏心方向に動くと、保持器2のポケット面2cと円筒ころ5とが接触するよりも先に、案内面である保持器内周面2aと内輪外周面4aとが接触する。これにより、保持器2の径方向の動き量が規制されると共に、円筒ころ軸受1の回転に従って生じる遠心力によって保持器内周面2aが内輪外周面4aに安定的に押し付けられ、保持器2の自励振動等の不安定な振動を低減することができる。
尚、偏心量δが、ポケット6の形状、ポケット6と円筒ころ5との間の隙間(ポケット隙間)、および円筒ころ5の数に基づいて定まる所定の値よりも更に大きい場合には、ポケット隙間が減少して保持器2が拘束される状態になる。このような場合、軸受組立時には保持器2を弾性変形させなければならず、また静止状態でも保持器2に常に力がかかることになり、保持器2が壊れやすくなる。したがって、偏心量δの上限値は、例えば(Cg+Cp)/2であることが好ましい。
このように、本発明の第1実施形態に係る円筒ころ軸受1によれば、円筒ころ軸受1の回転に従って生じる遠心力によって保持器内周面2aが内輪外周面4aに安定的に押し付けられ、保持器の自励振動等の不安定な振動を低減することができるので、保持器音を低減させると共に保持器の長寿命化を実現することができる。また、本実施形態では、保持器内周面2aの中心Ogを保持器2の中心Oに対して偏心させるのみであり、構造が単純であるので、コストを増大させることなく、容易に製造することができる。
(変形例)
図3は、第1実施形態の変形例において使用される保持器2を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。図3(a)(b)で示される保持器2は、深溝玉軸受に使用されるものであり、複数のポケット6のそれぞれに、転動体である玉が配置される。保持器2は内輪案内形式であり、保持器内周面2aが内輪外周面により案内される。すなわち、保持器内周面2aが保持器2の案内面として機能している。
図3(b)に示すように、保持器2は、案内面である保持器内周面2aの中心Ogが保持器2の中心Oに対して偏心量δだけ偏心するように形成されている。ここで、保持器2の中心Oは、保持器2の複数のポケット6の中心を結んだピッチ円2pの中心Opであり、本変形例においても保持器2の非案内面である保持器外周面2bの中心Onと一致している。
このように、本変形例においても、案内面である保持器内周面2aの中心Ogが、ポケット6のピッチ円2pの中心Opに対して偏心しているので、深溝玉軸受の回転に従って生じる遠心力によって保持器内周面2aが内輪外周面に安定的に押し付けられ、保持器の自励振動等の不安定な振動を低減することができる。したがって、保持器音を低減させると共に保持器の長寿命化を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る転がり軸受を図4に基づいて説明する。図4は第2実施形態に係る円筒ころ軸受の断面の要部拡大図である。第2実施形態の円筒ころ軸受1は、保持器が外輪案内形式である他は、第1実施形態の円筒ころ軸受と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。尚、図4においては、説明を簡略化するために内輪4の図示を省略している。
図4に示す第2実施形態において、保持器2は外輪案内形式であり、保持器外周面2bが外輪内周面3aにより案内されている。すなわち、保持器外周面2bが保持器2の案内面として機能している。図4に示すように、本実施形態においては、案内面である保持器外周面2bの中心Ogが、保持器2の中心Oに対して偏心量δだけ偏心している。尚、保持器2の非案内面である保持器内周面2aの中心Onは、ポケット6のピッチ円の中心Op(保持器2の中心O)と一致している。
ここで、案内面である保持器外周面2bと外輪内周面3aとの間の直径案内隙間(すなわち、外輪3の案内面内径と保持器2の案内面外径の差)をCgとする。図中の右側において、保持器外周面2bと外輪内周面3aとの間の隙間はCg/2−δであり、偏心させていない場合と比較して、偏心量δだけ狭くなっている。また、図中の左側において、保持器外周面2bと外輪内周面3aとの間の隙間はCg/2+δであり、偏心させていない場合と比較して、偏心量δだけ広くなっている。
ここで、ポケット6内での円筒ころ5の周方向の最大変位量をCpとすると、Cg>Cpであり、案内面である保持器外周面2bの中心Ogが保持器2の中心O(ポケット6のピッチ円の中心Op)に対して偏心する偏心量δは、δ>(Cg−Cp)/2となっている。これにより、円筒ころ軸受1の回転に従って生じる遠心力によって保持器外周面2bが外輪内周面3aに安定的に押し付けられ、保持器の自励振動等の不安定な振動を低減することができるので、保持器音を低減させると共に保持器の長寿命化を実現することができる。また、本実施形態では、保持器外周面2bの中心Ogを保持器2の中心Oに対して偏心させるのみであり、構造が単純であるので、コストを増大させることなく、容易に製造することができる。尚、偏心量δの上限値は、例えば(Cg+Cp)/2であることが好ましい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図5に基づいて説明する。図5は第3実施形態において使用される保持器2を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図である。第3実施形態においても、同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図5に示す保持器2は深溝玉軸受に使用されるものであって、図1〜3に示す保持器と同様に内輪案内形式であり、保持器内周面2aが内輪外周面により案内される。本実施形態において、案内面である保持器内周面2a(保持器案内面)の中心Ogは、ポケット6のピッチ円2pの中心Opに対して偏心している。さらに、本実施形態においては、非案内面である保持器外周面2bの中心もまたポケット6のピッチ円2pの中心から偏心している。
ここで、保持器内周面2aの中心Ogが中心Opに対して偏心する方向と、保持器外周面2bの中心Onが中心Opに対して偏心する方向とは逆方向である。従って、案内面である保持器内周面2aの中心Og、ポケット6のピッチ円2pの中心Op、および非案内面である保持器外周面2bの中心Onは、この順で一直線上に並ぶことになる。
ここで、保持器内周面2aと内輪外周面4aとの間の直径案内隙間をCgとし、ポケット6内での円筒ころ5の周方向の最大変位量をCpとしたとき、Cg>Cpであり、ポケット6のピッチ円2pの中心Opに対する保持器内周面2aの中心Ogの偏心量δは、δ>(Cg−Cp)/2となっている。当該構成によれば、非案内面(保持器外周面2b)の偏心によって、案内面である保持器内周面2aを内輪外周面4aにさらに押し付けることができるので、保持器の自励振動等の不安定な振動を低減することができ、保持器音を低減させると共に保持器の長寿命化を実現することができる。また、本実施形態においても構造が単純であるので、コストを増大させることなく、容易に製造することができる。尚、偏心量δの上限値は、例えば(Cg+Cp)/2であることが好ましい。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。上記実施形態では、転がり軸受が円筒ころ軸受や深溝玉軸受であるものとして説明したが、本発明は、アンギュラ玉軸受等の任意の転がり軸受について好適に適用することができる。
1 円筒ころ軸受
2 保持器
2a 保持器内周面
2b 保持器外周面
2c ポケット面
2p ポケットのピッチ円
3 外輪
3a 外輪内周面
4 内輪
4a 内輪外周面
5 円筒ころ
6 ポケット
O 保持器の中心
Og 保持器の案内面の中心
On 保持器の非案内面の中心
Op ポケットのピッチ円の中心

Claims (4)

  1. 外周面に内輪軌道を有する内輪と、内周面に外輪軌道を有する外輪と、前記内輪軌道と前記外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、前記複数の転動体を保持するための複数のポケットを有すると共に前記内輪の外周面または前記外輪の内周面により案内される案内面を有する保持器と、を備える転がり軸受であって、
    前記案内面の中心が、前記ポケットのピッチ円の中心に対して偏心していることを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記案内面は、前記内輪の外周面により案内される前記保持器の内周面であり、
    前記案内面と前記内輪の外周面との間の直径案内隙間をCgとし、前記転動体の前記ポケット内での周方向の最大変位量をCpとしたときCg>Cpであり、前記ポケットのピッチ円の中心に対する前記案内面の中心の偏心量δが、δ>(Cg−Cp)/2であることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記案内面は、前記外輪の内周面により案内される前記保持器の外周面であり、
    前記案内面と前記外輪の内周面との間の直径案内隙間をCgとし、前記転動体の前記ポケット内での周方向の最大変位量をCpとしたときCg>Cpであり、前記ポケットのピッチ円の中心に対する前記案内面の中心の偏心量δが、δ>(Cg−Cp)/2であることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  4. 前記保持器の内周面の中心と前記保持器の外周面の中心とが偏心していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の転がり軸受。
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