JP6750902B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、部品を選択、交換することにより、折畳み式と固定式を切替えることができ、通常は通勤、通学、社会活動等をする障碍者に特に好適な固定式の車椅子として使用し、必要に応じて折畳み式に変更し、コンパクトに折畳んで搬送することができ、折畳み式と固定式の二種類の車椅子を用意する必要がなく、汎用性、多様性に優れる車椅子に関するものである。
従来、車椅子には大きく分けて折畳み式と固定式の二種類があり、通勤、通学、社会活動等を行う場合には堅牢性に優れる固定式の車椅子が使用されている。
しかし、病院等の屋内での移動や屋内から車等への短距離の移動などでは手軽な折畳み式の車椅子が使用されている。
また、車や電車等を利用して遠方に出掛ける場合、移動先で車椅子が必要になるが、固定式の車椅子を運搬することが困難であるため、折畳み式の車椅子が使用される。
一般的な折畳み式の車椅子の構造を示すものとして、(特許文献1)には、左右の側枠と、これらを折畳み可能に連結する座シート支持枠とを備えた折畳み式の車椅子が開示されている。
特開平7−112009号公報
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)に代表されるような従来の折畳み式の車椅子は、軽量で簡単に折畳むことができ、様々な場所に運搬して手軽に使用することができ、介護者の負担を軽減することができるが、剛性が弱く、堅牢性に欠けるため、乗り心地が悪く、長時間の使用には不向きであるという課題を有していた。
(2)そこで、通勤、通学、社会活動等を行う際には、堅牢性に優れる固定式の車椅子が好適に使用されるが、遠方の旅行先等に固定式の車椅子を運搬することが困難な場合には折畳み式の車椅子を使用しなければならないため、予め固定式と折畳み式の二種類の車椅子を用意しておき、用途、目的、使用場所等に応じて使い分ける必要があり、使用者や介護者の負担を増大させるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、部品を選択、交換することにより、折畳み式と固定式を簡単に切替えることができ、通常は通勤、通学、社会活動等をする障碍者に特に好適な固定式の車椅子として使用し、必要に応じて折畳み式に変更し、コンパクトに折畳んで搬送することができ、折畳み式と固定式の二種類の車椅子を用意する必要がなく、使用者及び介護者の負担を軽減することができ、分解及び組立の作業性、メンテナンス性、汎用性、多様性に優れる車椅子の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明の車椅子は、以下の構成を有している。
本発明の車椅子は、左右の側部フレームと、前記側部フレーム同士を連結する連結ユニットと、を備えた車椅子であって、前記側部フレームが、前記連結ユニットを着脱自在に固定するユニット固定部を備え、前記連結ユニットとして、左右の前記側部フレームの間隔を伸縮可能に連結する折畳み式連結ユニット又は左右の前記側部フレームの間隔を一定に保持する固定式連結ユニットのいずれか一方を選択可能である構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)側部フレームが、連結ユニットを着脱自在に固定するユニット固定部を有するので、必要に応じて簡単かつ確実に連結ユニットを交換することができ、分解及び組立の作業性、メンテナンス性に優れる。
(2)左右の側部フレームと、側部フレーム同士を連結する連結ユニットが、ユニット固定部によって着脱自在に固定されるので、寸法や構造の異なる連結ユニットを選択して組合せることにより、車椅子の横幅や形態を変更することができ、汎用性、設計自在性に優れる。
(3)左右の側部フレームと連結ユニットが着脱自在に連結され、連結ユニットとして、左右の側部フレームの間隔を伸縮可能に連結する折畳み式連結ユニット又は左右の側部フレームの間隔を一定に保持する固定式連結ユニットのいずれか一方を選択可能であるので、移動距離や搬送の有無等を考慮して組合せる連結ユニットの種類を変更するだけで、1台の車椅子で折畳み式及び固定式の両方の形態に対応することができ、汎用性、多機能性に優れると共に、側部フレームの共通化を図ることが可能となり、在庫管理が容易で量産性に優れる。
(4)左右の側部フレームと、側部フレーム同士を連結する連結ユニットが着脱自在なので、不具合が発生した部品のみを容易に交換することができ、メンテナンス性、省資源性に優れる。
ここで、側部フレーム及び連結ユニットの材質としては、アルミニウムやマグネシウム等の金属が好適に用いられる。
側部フレームの形状は適宜、選択することができるが、枠状に形成することにより、加工性、量産性に優れ、側部フレームを軽量化することができ、搬送性、取扱い性に優れる。
連結ユニットは左右の側部フレームを着脱自在に連結、固定できるものであればよく、形状や構造は適宜、選択することができる。リンク機構等を用いて車椅子の幅方向に折畳み(伸縮)自在に構成した折畳み式連結ユニットを用いれば、車椅子を簡単に折畳んで収納、運搬することができ、コンパクト性、搬送性に優れる。また、棒状やパイプ状の複数の連結部材の両端部を左右の側部フレームと連結する固定式連結ユニットを用いれば、左右の側部フレームを強固に固定することができ、耐久性、堅牢性に優れる。尚、固定式連結ユニットの連結部材は単なる棒状でもよいし、H字型、コ字型、ロ字型等に連結して補強したものでもよい。また、必要に応じて、側部フレームの変形や捻りを防止するために、左右の側部フレームの間に補強材を渡設してもよい。この場合、補強材の両端部は左右の側部フレームの内側に形成した嵌合凹部に嵌着すればよい。
ユニット固定部は、連結ユニットを着脱自在に固定できるものであればよい。例えば、側部フレームにユニット固定部として固定孔を穿設しておき、連結ユニットの取付部に雌螺子部を形設しておけば、側部フレームの外側から固定孔にボルト等の雄螺子部材を挿通し、雌螺子部と螺着固定することにより、側部フレームと連結ユニットを簡単かつ強固に固定することができ、着脱作業性、固定の確実性に優れる。
各種の連結ユニットの取付位置に対応させて、側部フレームにユニット固定部として複数の固定孔等を形成しておけば、各々の連結ユニットの取付位置に対応した固定孔等を選択して、連結ユニットを交換することができ、汎用性、組立自在性に優れる。尚、側部フレームに取付ける連結ユニット以外の部品についても、ユニット固定部と同様の構成によって固定することができるので、各種部品の取付位置に対応させて予め複数のユニット固定部を形成しておけば、様々な部品を選択的に取付けることができ、汎用性、設計自在性に優れる。
水平軸を中心に回動自在に保持された跳ね上げ式のアームーサポート(肘掛け)を備えた場合、アームーサポートを回動させても車椅子の外方に突出することがなく、省スペース性、取扱い性に優れる。また、背もたれが取付けられる後部フレームの上端部に介助ハンドルを取付けることにより、介助者が容易に車椅子を押して移動することができ、操作性に優れる。
左右の側部フレームの後端側で左右の車輪部の内側後方に補助輪を取付けることにより、車椅子の転倒を効果的に防止することができ、安全性に優れる。尚、補助輪は着脱自在にしてもよいが垂直軸を中心として水平面内で回動自在に保持することにより、不要時は補助輪を車椅子のシート部の下方に格納することができ、汎用性に優れる。
本発明の車椅子において、前記折畳み式連結ユニットが、X字状に交差して配置され長手方向中央部の枢軸部で回動自在に連結された一対のリンク部材と、各々の前記リンク部材の下端部に形設された回動軸と、前記ユニット固定部に着脱自在に固定され前記回動軸を回動自在に保持する軸支部と、各々の前記リンク部材の上端部に形設されたシート取付部と、を備え、前記側部フレームが、前記シート取付部を下方から支持するシート受部を備えた構成を有することが好ましい。
この構成により、前述した本発明の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)連結ユニットとして、折畳み式連結ユニットを備えることにより、必要に応じて車椅子を幅方向に折畳むことができるので、不使用時の省スペース性、収納性に優れると共に、車等に載せて簡単に搬送することが可能で、移動先でも車椅子を使用することができ、搬送性、取扱い性に優れる。
(2)折畳み式連結ユニットの各々のリンク部材の下端部に形設された回動軸を回動自在に保持する軸支部が、ユニット固定部に着脱自在に固定されているので、側部フレームと折畳み式連結ユニットの着脱が容易で、必要に応じて簡単に折畳み式連結ユニットを他の連結ユニットに交換することができ、連結ユニットの交換作業性、メンテナンス性、汎用性に優れる。
(3)折畳み式連結ユニットの軸支部が、ユニット固定部に着脱自在に固定されているので、折畳み式連結ユニットを取外した後には側部フレームの内側に出っ張り等がなく、取扱い性に優れる。
(4)折畳み式連結ユニットが、X字状に交差して配置され長手方向中央部の枢軸部で回動自在に連結された一対のリンク部材と、各々のリンク部材の下端部に形設されユニット固定部に着脱自在に固定される軸支部と、各々のリンク部材の上端部に形設されたシート取付部を有するので、枢軸部と軸支部を中心にして一対のリンク部材を回動させることにより、左右の側部フレームを近づけて幅方向に簡単に折畳むことができ、折畳み作業性に優れる。
(5)側部フレームが、シート取付部を下方から支持するシート受部を有するので、左右の側部フレームが所定の間隔以上に拡がることがなく、シート取付部に取付けられたシートに座る使用者の体重を確実に支持することができ、形状の安定性に優れる。
ここで、軸支部は回動軸を回動自在に保持するものであればよいが、回動軸の両端部を保持するものは回動軸を安定して回動させることができ、折畳み動作をスムーズに行うことが可能で、動作の安定性、取扱い性に優れる。
軸支部とユニット固定部との固定方法は適宜、選択することができるが、螺子止めによるものが着脱作業性、固定の確実性に優れるので好ましい。
シート取付部はシートを着脱自在に取付けられるものが好適に用いられる。尚、シートが布状で可撓性を有する場合には、シートを取外すことなく、折畳み式連結ユニットと共に折畳むことができるが、シートがクッション状で可撓性がない場合や硬質で剛性を有する場合などはシートを取外して折畳み式連結ユニットのみを折畳むことができる。
本発明の車椅子において、前記折畳み式連結ユニットが、一端が前記側部フレームに回動自在に軸支され他端が前記リンク部材に回動自在に連結された補助リンク部材を備えている構成を有していることが好ましい。
この構成により、前述した本発明の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)折畳み式連結ユニットが、一端が側部フレームに回動自在に軸支され他端がリンク部材に回動自在に連結された補助リンク部材を有することにより、補助リンク部材でリンク部材を支持することができ、形状安定性に優れると共に、シートに加わる使用者の体重を分散させて確実に支持することができ、安全性、耐久性に優れる。
ここで、補助リンク部材の一端が側部フレームに回動自在に軸支され、他端がリンク部材に回動自在に連結されるが、補助リンク部材の一端側の軸支部を側部フレームに対して着脱自在な構成とすることにより、補助リンク部材をリンク部材と一体に取り扱うことができ、折畳み式連結ユニットとして簡単に着脱作業を行うことができる。
尚、補助リンク部材の一端側の軸支部の固定方法は適宜、選択することができるが、リンク部材の軸支部と同様に、その取付位置に対応させて側部フレームにユニット固定部として固定孔等を形成し、軸支部に雌螺子部を形成しておけば、螺子止めにより容易に着脱することができる。
本発明の車椅子において、前記固定式連結ユニットが、両端部が左右の前記側部フレームの前記ユニット固定部に着脱自在に固定される複数の連結部材を備え、前記側部フレームにシート装着部材が着脱自在に配設された構成を有していることが好ましい。
この構成により、前述した本発明の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)連結ユニットとして、両端部が左右の側部フレームのユニット固定部に着脱自在に固定される複数の連結部材を有する固定式連結ユニットを備えることにより、車椅子全体の剛性を高めることができ、形状安定性、堅牢性に優れる固定式の車椅子として用いることができる。
(2)車椅子を車等に載せて搬送する予定がなく、長期間継続的に使用する場合に、固定式連結ユニットを用いて左右の側部フレームを連結し、側部フレームにシート装着部材を取付けることにより、座り心地がよく、使用者の負担を軽減することができ、通勤、通学、社会活動等に好適に用いることができる。
(3)側部フレームにシート装着部材が着脱自在に配設されているので、固定式連結ユニットに換えて、シート取付部が一体化された折畳み式連結ユニット等を使用する場合は、不要なシート装着部材を取外して折畳み式連結ユニット等を取付けることができ、汎用性に優れる。
ここで、連結部材は一定長さであれば中実でも中空でもよく、その数や配置等は適宜、選択することができる。また、連結部材は両端部を側部フレームのユニット固定部に着脱自在に固定できるものであればよいが、螺子止めによって固定するものが着脱作業性、固定の確実性に優れるので好ましい。連結部材の取付位置に対応させて、側部フレームにユニット固定部として複数の固定孔を形成しておけば、両端部に雌螺子部を形成した連結部材を螺子止めで容易に固定することができる。尚、軽量化を図るために連結部材として中空のパイプを用いる場合は、雌螺子部を形成した略円柱状の雌螺子形成部材を連結部材の両端部に嵌着すればよい。
シート装着部材は装着されるシートを支持できるものであればよい。少なくとも二本の棒状又はパイプ状の部材を左右の側部フレームの内側に沿って固定することにより、シートを装着できるが、H字型、コ字型、ロ字型等に形成してもよい。
シート装着部材は、側部フレームに着脱自在に配設されるが、側部フレームの内側にシート装着部材を下方から支持する支持部を設けることにより、支持部でシート装着部材を支えると共に、側部フレームで左右方向の移動(位置ずれ)を規制することができる。尚、支持部をL字型やコ字型に形成することにより、シート装着部材を所定の位置に保持して、左右方向の移動を確実に防止することができる。また、側部フレームの前後にシート装着部材の前端及び後端に当接する当接部を設けることにより、シート装着部材の前後方向の移動も防止することができ、シート装着部材の固定安定性、着脱作業性に優れる。このとき、支持部と当接部を一体に形成したシート保持部材を側部フレームに取付けてもよい。また、シート装着部材の端部が嵌着される嵌着凹部を有するシート保持部材を用いてもよい。
実施の形態1の車椅子の第1の使用形態を示す要部模式正面図 実施の形態1の車椅子の第1の使用形態を示す要部模式平面図 実施の形態1の車椅子の第1の使用形態を示す要部模式側面図 実施の形態1の車椅子の第1の使用形態で用いられる折畳み式連結ユニットにおける軸支部の取付状態を示す要部拡大模式断面図 実施の形態1の車椅子の第1の使用形態における折畳み状態を示す要部模式正面図 実施の形態1の車椅子の第2の使用形態を示す要部模式正面図 実施の形態1の車椅子の第2の使用形態を示す要部模式平面図 実施の形態1の車椅子の第2の使用形態を示す要部模式側面図 実施の形態2の車椅子の第1の使用形態においてシート取付部をシート受部に支持した状態を示す斜視図 実施の形態2の車椅子の第1の使用形態においてシート取付部をシート受部から分離した状態を示す斜視図 実施の形態2の車椅子の第1の使用形態においてシート取付部をシート受部に支持した状態を示す他の方向からの斜視図 実施の形態2の車椅子の第2の使用形態で用いられる連結部材を示す斜視図 実施の形態2の車椅子の第2の使用形態で用いられるユニット固定部を示す斜視図 実施の形態2の車椅子の第2の使用形態で用いられる別のユニット固定部を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態における車椅子について、図面を参照しながら説明する。尚、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1の車椅子の第1の使用形態を示す要部模式正面図であり、図2は実施の形態1の車椅子の第1の使用形態を示す要部模式平面図であり、図3は実施の形態1の車椅子の第1の使用形態を示す要部模式側面図である。尚、説明の都合上、左右の車輪部、シート、背もたれは省略する。
図1及び図2中、1は実施の形態1の車椅子、2a,2bはアルミニウムやマグネシウム等の金属で形成された車椅子1の左右の側部フレーム、3はアルミニウムやマグネシウム等の金属で形成され側部フレーム2a,2b同士を着脱自在に連結する車椅子1の折畳み式連結ユニット、4a,4bは側部フレーム2a,2bの下部前方に転向自在に配設された車椅子1の前輪、5a,5bは側部フレーム2a,2bの下部前方に折畳み自在に配設されたフットレスト、6a,6bは側部フレーム2a,2bの上部前方に配設されたブレーキ、7a,7bは側部フレーム2a,2bの後端部に立設され背もたれが装着される後部フレーム、10a,10bはX字状に交差して配置され長手方向中央部の枢軸部11で回動自在に連結された折畳み式連結ユニット3の一対のリンク部材、12は各々のリンク部材10a,10bの下端部に形設された回動軸、13は側部フレーム2a,2bの内側に着脱自在に固定され回動軸12を回動自在に保持する軸支部、14は各々のリンク部材10a,10bの上端部に形設されたシート取付部、15は側部フレーム2a,2bの内側に着脱自在に配設され円弧状の凹部15aでシート取付部14を下方から支持するシート受部である。
図1及び図3中、16は一端が側部フレーム2a,2bの内側に着脱自在に固定された軸支部16aによって回動自在に軸支され他端がリンク部材10a,10bの枢軸部11とシート取付部14との間に回動自在に連結された補助リンク部材である。
図2及び図3中、8a,8bは後部フレーム7a,7bと側部フレーム2a,2bの上部前方との間を連結する円弧状の連結フレーム、17は側部フレーム2a,2bの上部内側の前後に着脱自在に配設されシート取付部14の前端及び後端に当接してシート取付部14の前後方向の移動を規制する当接部である。
次に、実施の形態1の車椅子の第1の使用形態で用いられる折畳み式連結ユニットを側部フレームに固定するためのユニット固定部について説明する。
図4は実施の形態1の車椅子の第1の使用形態で用いられる折畳み式連結ユニットにおける軸支部の取付状態を示す要部拡大模式断面図である。
図4中、13aは折畳み式連結ユニット3における軸支部13に形設された上下2箇所の雌螺子部、20は側部フレーム2a,2bに形成され折畳み式連結ユニット3を着脱自在に固定するためのユニット固定部、20aは側部フレーム2a,2bの内側に形成され軸支部13の端部が嵌合されるユニット固定部20の嵌合凹部、20bは側部フレーム2a,2bを貫通して軸支部13の雌螺子部13aに螺合される雄螺子部材25の軸部が挿通されるユニット固定部20の固定孔、20cは側部フレーム2a,2bの外側に形成され雄螺子部材25の頭部が収容されるユニット固定部20のザグリ部である。
このように、折畳み式連結ユニット3の取付位置に対応させて、側部フレーム2a,2bにユニット固定部20として固定孔20b等を形成しておけば、側部フレーム2a,2bと折畳み式連結ユニット3を簡単かつ強固に固定することができる。特に、図4に示したように、嵌合凹部20aを形成することにより、軸支部13を確実に保持して位置ずれや傾きを防止することができ、形態安定性に優れる。また、ザグリ部20cを形成することにより、雄螺子部材25の頭部が側部フレーム2a,2bの外側に突出することがなく、安全性にも優れる。
尚、シート受部15、軸支部16a(図1参照)、当接部17(図3参照)などの各種部品(ユニット)も、ユニット固定部20と同様の構成によって側部フレーム2a,2bの内側に着脱自在に固定することができる。
以上のように構成された実施の形態1における第1の使用形態の車椅子の使用方法について説明する。
図5は実施の形態1の車椅子の第1の使用形態における折畳み状態を示す要部模式正面図である。
第1の使用形態における車椅子1は、左右の側部フレーム2a,2bが、一対のリンク部材10a,10bにより折畳み自在に構成された折畳み式連結ユニット3で連結されているので、不使用時や車等に載せて搬送する際に、必要に応じて図5に示すように幅方向に折畳むことができる。特に、病院等の屋内での移動や屋内から車等への短距離の移動などにおいて手軽に利用することができる。
次に、実施の形態1の車椅子の第2の使用形態について説明する。
図6は実施の形態1の車椅子の第2の使用形態を示す要部模式正面図であり、図7は実施の形態1の車椅子の第2の使用形態を示す要部模式平面図であり、図8は実施の形態1の車椅子の第2の使用形態を示す要部模式側面図である。
図6乃至図8において、第2の使用形態における車椅子1Aが第1の使用形態と異なる点は、連結ユニットとして折畳み式連結ユニット3の代わりに、複数の連結部材21a,21bの両端部が左右の側部フレーム2a,2bのユニット固定部20に着脱自在に固定される固定式連結ユニット3Aを使用している点である。
尚、図6乃至図8中、14aは側部フレーム2a,2bの上部内側に配設され、側部フレーム2a,2bの上部内側の前後に着脱自在に配設されたシート保持部材17aで両端部が嵌着保持されたシート装着部材、21cは左右の側部フレーム2a,2bの間に渡設され両端部が側部フレーム2a,2bの内側に形成された嵌合凹部に嵌着された棒状の補強材である。
固定式連結ユニット3Aの連結部材21a,21bの取付位置に対応させて側部フレーム2a,2bの所定位置に前述と同様のユニット固定部20を形成しておけば、各々の連結部材21a,21bの両端部を螺子止めして、側部フレーム2a,2bと固定式連結ユニット3Aを簡単かつ確実に連結することができる。また、シート保持部材17aもユニット固定部20と同様の構成によって側部フレーム2a,2bの内側に着脱自在に固定することができる。尚、補強材21cは側部フレーム2a,2bの変形や捻りを防止するために必要に応じて取付けることができ、その数や配置は適宜、選択することができる。
以上のように構成された実施の形態1における第2の使用形態の車椅子1Aは、左右の側部フレーム2a,2bが、一定の長さの複数の連結部材21a,21bからなる固定式連結ユニット3Aで連結されているので、形状安定性、堅牢性に優れ、長期間継続的に使用しても使用者の負担が増大することがなく、通勤、通学、社会活動等に好適に用いることができる。
このように予め側部フレーム2a,2bに各種の連結ユニットその他の部品を取付けるためのユニット固定部20を形成しておくことにより、各種の連結ユニットその他の部品を簡単かつ確実に固定できると共に、それらの組合せを選択して複数の使用形態に対応することができ、汎用性、設計自在性に優れる。
尚、第2の使用形態では、シート保持部材17aでシート装着部材14aの両端部を保持したが、シート装着部材14aが、第1の使用形態における折畳み式連結ユニット3のシート取付部14と同等の外径と長さを有する場合は、シート保持部材17aの代わりにシート受部15及び当接部17を用いてもよい。
実施の形態1における車椅子によれば、以下の作用を有する。
(1)側部フレームが、連結ユニットを着脱自在に固定するユニット固定部を有するので、必要に応じて簡単かつ確実に連結ユニットを交換することができ、分解及び組立の作業性、メンテナンス性に優れる。
(2)左右の側部フレームと、側部フレーム同士を連結する連結ユニットが、ユニット固定部によって着脱自在に固定されるので、寸法や構造の異なる連結ユニットを選択して組合せることにより、車椅子の横幅や形態を変更することができ、汎用性、設計自在性に優れる。
(3)左右の側部フレームと連結ユニットが着脱自在に連結され、連結ユニットとして、左右の側部フレームの間隔を伸縮可能に連結する折畳み式連結ユニット又は左右の側部フレームの間隔を一定に保持する固定式連結ユニットのいずれか一方を選択可能であるので、移動距離や搬送の有無等を考慮して組合せる連結ユニットの種類を変更するだけで、1台の車椅子で折畳み式及び固定式の両方の形態に対応することができ、汎用性、多機能性に優れると共に、側部フレームの共通化を図ることが可能となり、在庫管理が容易で量産性に優れる。
(4)左右の側部フレームと、側部フレーム同士を連結する連結ユニットが着脱自在なので、不具合が発生した部品のみを容易に交換することができ、メンテナンス性、省資源性に優れる。
(5)連結ユニットとして、折畳み式連結ユニットを備えることにより、必要に応じて車椅子を幅方向に折畳むことができるので、不使用時の省スペース性、収納性に優れると共に、車等に載せて簡単に搬送することが可能で、移動先でも車椅子を使用することができ、搬送性、取扱い性に優れる。
(6)折畳み式連結ユニットの各々のリンク部材の下端部に形設された回動軸を回動自在に保持する軸支部が、ユニット固定部に着脱自在に固定されているので、側部フレームと折畳み式連結ユニットの着脱が容易で、必要に応じて簡単に折畳み式連結ユニットを他の連結ユニットに交換することができ、連結ユニットの交換作業性、メンテナンス性、汎用性に優れる。
(7)折畳み式連結ユニットの軸支部が、ユニット固定部に着脱自在に固定されているので、折畳み式連結ユニットを取外した後には側部フレームの内側に出っ張り等がなく、取扱い性に優れる。
(8)折畳み式連結ユニットが、X字状に交差して配置され長手方向中央部の枢軸部で回動自在に連結された一対のリンク部材と、各々のリンク部材の下端部に形設されユニット固定部に着脱自在に固定される軸支部と、各々のリンク部材の上端部に形設されたシート取付部を有するので、枢軸部と軸支部を中心にして一対のリンク部材を回動させることにより、左右の側部フレームを近づけて幅方向に簡単に折畳むことができ、折畳み作業性に優れる。
(9)側部フレームが、シート取付部を下方から支持するシート受部を有するので、左右の側部フレームが所定の間隔以上に拡がることがなく、シート取付部に取付けられたシートに座る使用者の体重を確実に支持することができ、形状の安定性に優れる。
(10)折畳み式連結ユニットが、一端が側部フレームに回動自在に軸支され他端がリンク部材に回動自在に連結された補助リンク部材を有することにより、補助リンク部材でリンク部材を支持することができ、形状安定性に優れると共に、シートに加わる使用者の体重を分散させて確実に支持することができ、安全性、耐久性に優れる。
(11)連結ユニットとして、両端部が左右の側部フレームのユニット固定部に着脱自在に固定される複数の連結部材を有する固定式連結ユニットを備えることにより、車椅子全体の剛性を高めることができ、形状安定性、堅牢性に優れる固定式の車椅子として用いることができる。
(12)車椅子を車等に載せて搬送する予定がなく、長期間継続的に使用する場合に、固定式連結ユニットを用いて左右の側部フレームを連結し、側部フレームにシート装着部材を取付けることにより、座り心地がよく、使用者の負担を軽減することができ、通勤、通学、社会活動等に好適に用いることができる。
(13)側部フレームにシート装着部材が着脱自在に配設されているので、固定式連結ユニットに換えて、シート取付部が一体化された折畳み式連結ユニット等を使用する場合は、不要なシート装着部材を取外して折畳み式連結ユニット等を取付けることができ、汎用性に優れる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の車椅子について説明する。実施の形態2の車椅子は、前述した実施の形態1の車椅子と基本的な構成が同じである。従って、共通する構成については説明を省略し、以下には異なる部分について説明する。
図9は、実施の形態2の車椅子の第1の使用形態においてシート取付部をシート受部に支持した状態を示す斜視図であり、図10は実施の形態2の車椅子の第1の使用形態においてシート取付部をシート受部から分離した状態を示す斜視図であり、図11は実施の形態2の車椅子の第1の使用形態においてシート取付部をシート受部に支持した状態を示す他の方向からの斜視図である。
また、図12は実施の形態2の車椅子の第2の使用形態で用いられる連結部材を示す斜視図であり、図13は実施の形態2の車椅子の第2の使用形態で用いられるユニット固定部を示す斜視図であり、図14は実施の形態2の車椅子の第2の使用形態で用いられる別のユニット固定部を示す斜視図である。
なお、上述した図9から図14の各図においては、第1の使用形態の車椅子1Bあるいは第2の使用形態の車椅子1Cのそれぞれ一方の側部フレーム2a側のみを示しているが、他方の側部フレーム2b側も同様に構成されている。
図9から図11は、実施の形態2における第1の使用形態の車椅子1Bの側部フレーム2a側を示す。
図9において、側部フレーム2aにはシート受部15および補助シート受部18が固定され、リンク部材10bの先端にはシート取付部14が接続されている。車椅子1Bを拡げた状態、つまり着座可能な状態では、シート受部15によってシート取付部14が受けられるとともに、補助シート受部18によってリンク部材10bの先端部分が受けられる。なお、本実施形態では、シート取付部14の両端部に当接する当接部17は省略されている。
図10に示すように、車椅子1Bを折畳む際には、シート取付部14がシート受部15から離脱し、リンク部材10bが補助シート受部18から離脱する。
図10において、補助シート受部18の傾斜した上面は支持面18aとされ、その略中央には先端が丸められた係合突起18bが形成されている。リンク部材10bの先端部分の補助シート受部18に受けられる面には、係合突起18bが嵌合可能な係合凹部10cが形成されている。
図11に示すように、車椅子1Bを再び着座可能な状態とする際には、リンク部材10bの先端部分が補助シート受部18の支持面18aで受けられるとともに、係合突起18bが係合凹部10cに嵌合される。この係合突起18bと係合凹部10cとの嵌合により、シート取付部14のずれ止めがなされるとともに、係合突起18bと係合凹部10cとが抜け止めとして働き、リンク部材10bと補助シート受部18とが不用意に離脱することが防止される。
図12から図14は、実施の形態2における第2の使用形態の車椅子1Cの側部フレーム2a側を示す。
図12において、連結部材21a,21bは、側部フレーム2aと反対側の側部フレーム2b(図12では図示省略)とを連結するものであり、その両端にはそれぞれ連結部材21a,21bの全体に対してやや小径な円筒状の固定端部21dが形成されている。固定端部21dの外周面には、一部に平坦な平面部21eが形成され、固定端部21dの断面形状は略D字状とされている。
固定端部21dを側部フレーム2a,2bの互いに対向する内側面に形成された凹状のユニット固定部20に嵌め込んだうえ、側部フレーム2a,2bの外側からねじ止めすることで、連結部材21a,21bと側部フレーム2a,2bとが固定され、側部フレーム2a,2bは連結部材21a,21bを介して所定間隔で互いに固定される。
側部フレーム2a,2bの互いに対向する内側面には、ユニット固定部20として、側部フレーム2a,2bには、各々の端面2cまで達するガイド溝20f,20gが形成されている。
図13において、車椅子1Cの下面側の連結部材21aが固定されるユニット固定部20は、ガイド溝20fにより構成されている。ガイド溝20fは、連結部材21aが固定される位置から水平に延びたのち下方へ向かう略L字状とされ、車椅子1Cの下面側の端面2cに連通されている。
ガイド溝20fの端面2cに抜ける部分の幅は、固定端部21dの直径より僅かに大きく形成され、連結部材21aの向きに関わりなく、固定端部21dを下方からガイド溝20fの内部へ導入することができる。
ガイド溝20fの水平部分における幅(車椅子1Cの高さ方向)は、固定端部21dの平面部21eから反対側端までの距離より僅かに大きく形成され、固定端部21dは平面部21eをガイド溝20fの水平部分の上側内面(下側でもよい)に沿わせた状態で、ガイド溝20fに沿って固定端部21dを水平方向へ移動させることができる。
図14において、車椅子1Cの後側の連結部材21bが固定されるユニット固定部20は、ガイド溝20gにより構成されている。ガイド溝20gは、連結部材21bが固定される位置から水平に延び、車椅子1Cの後側の端面2cに連通されている。
ガイド溝20gの高さは、固定端部21dの平面部21eから反対側端までの距離より僅かに大きく形成され、固定端部21dは平面部21eをガイド溝20gの上側内面(下側でもよい)に沿わせた状態で、ガイド溝20gに沿って水平方向へ移動させることができる。
このような端面2cに開いたガイド溝20f,20gをユニット固定部20に用いることで、連結部材21a,21bは、側部フレーム2a,2bを互いに固定したい間隔で支持しておき、端面2cの開いた部分からガイド溝20f,20g内へと固定端部21dを導入することができる。さらに、固定端部21dに平面部21eを形成し、平面部21eがガイド溝20f,20gの内側に沿った状態で回り止めされるため、側部フレーム2a,2bの外側からねじ止めする際に、連結部材21a,21bを固定する操作を省くことができる。
実施の形態2における車椅子によれば、実施の形態1で説明した効果(1)〜(13)が得られるとともに、係合突起18bと係合凹部10cとの嵌合によるシート取付部14のずれ止め、リンク部材10bと補助シート受部18との外れ止めの効果、および、ガイド溝20f,20gによる連結部材21a,21bの取付操作の簡易化の効果を追加することができる。
また、連結部材21a,21bの取付操作が簡単に行えるので、頻繁に車椅子へ乗り移りする場合は、コンパクトな折り畳みスタイル、走行距離が長い場合や地面の凹凸が多いい場合には剛性の高いリジッドスタイルのように、外出先の状況に合わせて乗り方をチェンジできるとともに、スポーツ用と日常生活兼用として活用でき利便性に優れる。
1,1A,1B,1C 車椅子
2a,2b 側部フレーム
2c 端面
3 折畳み式連結ユニット
3A 固定式連結ユニット
4a,4b 前輪
5a,5b フットレスト
6a,6b ブレーキ
7a,7b 後部フレーム
8a,8b 連結フレーム
10a,10b リンク部材
10c 係合凹部
12 回動軸
13 軸支部
13a 雌螺子部
14 シート取付部
14a シート装着部材
15 シート受部
15a 凹部
16 補助リンク部材
16a 軸支部
17 当接部
17a シート保持部材
18 補助シート受部
18a 支持面
18b 係合突起
20 ユニット固定部
20a 嵌合凹部
20b 固定孔
20c ザグリ部
20d 固定端部
20e 平面部
20f,20g ガイド溝
21a,21b 連結部材
21c 補強材
25 雄螺子部材

Claims (3)

  1. 左右の側部フレームと、前記側部フレーム同士を連結する連結ユニットと、を備えた車椅子であって、
    前記側部フレームが、前記連結ユニットを着脱自在に固定するユニット固定部を備え、前記連結ユニットとして、左右の前記側部フレームの間隔を伸縮可能に連結する折畳み式連結ユニット又は左右の前記側部フレームの間隔を一定に保持する固定式連結ユニットのいずれか一方を選択可能であり、
    前記折畳み式連結ユニットが、X字状に交差して配置され長手方向中央部の枢軸部で回動自在に連結された一対のリンク部材と、各々の前記リンク部材の下端部に形設された回動軸と、前記ユニット固定部に着脱自在に固定され前記回動軸を回動自在に保持する軸支部と、各々の前記リンク部材の上端部に形設されたシート取付部と、を備え、前記側部フレームが、前記シート取付部を下方から支持するシート受部を備えたことを特徴とする車椅子。
  2. 前記折畳み式連結ユニットが、一端が前記側部フレームに回動自在に軸支され他端が前記リンク部材に回動自在に連結された補助リンク部材を備えたことを特徴とする請求項に記載の車椅子。
  3. 左右の側部フレームと、前記側部フレーム同士を連結する連結ユニットと、を備えた車椅子であって、
    前記側部フレームが、前記連結ユニットを着脱自在に固定するユニット固定部を備え、前記連結ユニットとして、左右の前記側部フレームの間隔を伸縮可能に連結する折畳み式連結ユニット又は左右の前記側部フレームの間隔を一定に保持する固定式連結ユニットのいずれか一方を選択可能であり、
    前記固定式連結ユニットが、両端部が左右の前記側部フレームの前記ユニット固定部に着脱自在に固定される複数の連結部材を備え、前記側部フレームにシート装着部材が着脱自在に配設されたことを特徴とする車椅子。
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