JP6748723B2 - 認識装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に装着される部品の特徴部の位置を認識するための認識装置に関するものである。
部品を基板に装着するためには、部品の特徴部、具体的には、例えば、部品の電極等の突起部の位置を適切に認識する必要がある。このため、部品を基板に装着する部品装着機では、部品の撮像が行われ、撮像データに基づいて、部品の突起部の位置の認識処理が行われる。詳しくは、部品の突起部に光源から光が照射され、その突起部に照射された光に基づいて、その部品の突起部が撮像される。そして、その撮像データに基づいて、部品の突起部の位置の認識処理が行われる。下記特許文献には、部品の様々な撮像手法について記載されている。
特開2006−210531号公報 特開平6−83945号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、ある程度、部品の突起部の位置を認識することが可能となる。しかしながら、例えば、光源から照射された光が突起部により反射する際に、部品の突起部の形状に応じて、光の反射量が異なる場合がある。このような場合には、光の反射量が突起部の形状に応じて変化するため、撮像時の露光量が安定せず、突起部の位置を適切に認識することができない虞がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、部品の突起部、つまり、特徴部の形状等に関わらず、部品の特徴部の位置を適切に認識することである。
上記課題を解決するために、本発明に記載の認識装置は、基板に装着される部品の特徴部の位置を認識するための認識装置であって、当該認識装置が、部品の特徴部に光を照射する光源と、前記光源から部品の特徴部に光が照射された際に、その照射した光に基づいて、その部品の特徴部を撮像する撮像装置と、前記撮像装置により撮像された撮像データに基づいて、前記撮像装置により撮像された部品の特徴部の位置を認識するデータ解析装置とを備え、前記データ解析装置が、前記撮像装置の撮像対象の部品である対象部品を、予め設定された設定撮像位置に位置させた状態で、前記対象部品の特徴部を、前記撮像装置によって、異なるシャッタースピードで複数回撮像し、それら複数回の撮像に応じた複数の撮像データを作成する第1作成部と、前記第1作成部により作成された複数の撮像データの各々に基づいて、前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であるか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部により前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であると判定された撮像データに応じた撮像時のシャッタースピードのうちの、最も速いシャッタースピードである第1シャッタースピードと最も遅いシャッタースピードである第2シャッタースピードとの間のシャッタースピードを、最適シャッタースピードとして決定する第1決定部とを有することを特徴とする。
本発明に記載の認識装置では、撮像対象の部品である対象部品を、予め設定された設定撮像位置に位置させた状態で、対象部品の特徴部が、撮像装置によって、異なるシャッタースピードで複数回撮像され、それら複数回の撮像に応じた複数の撮像データが作成される。そして、それら複数の撮像データの各々に基づいて、対象部品の特徴部の位置を認識可能であるか否かが判定され、特徴部の位置を認識可能であると判定された撮像データに応じた撮像時のシャッタースピードのうちの、最も速いシャッタースピードと最も遅いシャッタースピードとの間のシャッタースピードが、最適シャッタースピードとして決定される。このように、最適シャッタースピードを決定することで、特徴部の形状に関わらず、撮像時の露光量を安定させることが可能となり、特徴部の位置を適切に認識することが可能となる。
部品実装機を示す斜視図である 部品実装機の部品装着装置を示す斜視図である。 部品実装機の備える制御装置を示すブロック図である。 パーツカメラを示す概略図である。 先細形状のリードを有するリード部品を示す概略図である。 先細形状のリードを有するリード部品を示す概略図である。 先細形状でないリードを有するリード部品を示す概略図である。 リードの先端位置を認識可能な画像の概念図である。 リードの先端位置を認識不能な画像の概念図である。 リードの先端位置を認識不能な画像の概念図である。 最適シャッタースピードを設定する際の撮像時のシャッタースピードを示す図である。 リード部品のリードに向かってレーザー光が照射されている状態を示す概略図である。 リード部品のリードに向かってレーザー光が照射されている状態を示す概略図である。 リード部品のリードに向かってレーザー光が照射されている状態を示す概略図である。 リード部品のリードに向かってレーザー光が照射されている状態を示す概略図である。 リード部品のリードに向かってレーザー光が照射されている状態を示す概略図である。 第1実施例の撮像位置を概念的に示す図である。 第1実施例の撮像位置を概念的に示す図である。 第2実施例の撮像位置を概念的に示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<部品実装機の構成>
図1に、部品実装機10を示す。部品実装機10は、回路基材12に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品実装機10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、マークカメラ26、パーツカメラ28、部品供給装置30、ばら部品供給装置32、制御装置(図3参照)34を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とによって構成されている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、回路基材12を搬送する装置であり、クランプ装置52は、回路基材12を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定の位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向と称し、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品実装機10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と作業ヘッド移動装置64とを有している。各作業ヘッド60,62の下端面には、図2に示すように、吸着ノズル66が設けられており、その吸着ノズル66によって部品を吸着保持する。また、作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68とY方向移動装置70とZ方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68とY方向移動装置70とによって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、スライダ74,76に着脱可能に装着されており、Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。
マークカメラ26は、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられており、作業ヘッド60とともに、X方向,Y方向およびZ方向に移動させられる。これにより、マークカメラ26は、フレーム部40上の任意の位置を撮像する。パーツカメラ28は、図1に示すように、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置30との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、パーツカメラ28は、作業ヘッド60,62の吸着ノズル66に把持された部品を撮像する。
部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での一方側の端部に配設されている。部品供給装置30は、トレイ型部品供給装置78とフィーダ型部品供給装置(図3参照)80とを有している。トレイ型部品供給装置78は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置80は、テープフィーダ、スティックフィーダ(図示省略)によって部品を供給する装置である。
ばら部品供給装置32は、フレーム部40の前後方向での他方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。なお、部品供給装置30および、ばら部品供給装置32によって供給される部品として、電子回路部品,太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リードを有する部品,リードを有さない部品等が有る。
制御装置34は、コントローラ82、複数の駆動回路86、画像処理装置88を備えている。複数の駆動回路86は、上記搬送装置50、クランプ装置52、作業ヘッド60,62、作業ヘッド移動装置64、トレイ型部品供給装置78、フィーダ型部品供給装置80、ばら部品供給装置32に接続されている。コントローラ82は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、データ記憶領域96とデータ解析領域98とを含む。データ記憶領域96は、各種データを記憶する領域であり、データ解析領域98は、各種データを解析する領域である。また、コントローラ82は、複数の駆動回路86に接続されている。これにより、基材搬送保持装置22、部品装着装置24等の作動が、コントローラ82によって制御される。さらに、コントローラ82は、画像処理装置88にも接続されている。画像処理装置88は、マークカメラ26およびパーツカメラ28によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ82は、画像データから各種情報を取得する。
<部品実装機の作動>
部品実装機10では、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対して部品の装着作業が行われる。具体的には、回路基材12が、作業位置まで搬送され、その位置において、クランプ装置52によって固定的に保持される。次に、マークカメラ26が、回路基材12の上方に移動し、回路基材12を撮像する。これにより、回路基材12の保持位置等に関する情報が得られる。また、部品供給装置30若しくは、ばら部品供給装置32は、所定の供給位置において、部品を供給する。そして、作業ヘッド60,62の何れかが、部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル66によって部品を保持する。続いて、部品を保持した作業ヘッド60,62が、パーツカメラ28の上方に移動し、パーツカメラ28によって、吸着ノズル66に保持された部品が撮像される。これにより、部品の保持位置等に関する情報が得られる。続いて、部品を保持した作業ヘッド60,62が、回路基材12の上方に移動し、回路基材12の保持位置の誤差,部品の保持位置の誤差等を補正する。そして、吸着ノズル66が部品を離脱することで、回路基材12に部品が装着される。
<パーツカメラによる部品の電極位置の認識>
上述したように、部品実装機10では、吸着ノズル66により保持された部品が回路基材12に装着されるため、吸着ノズル66による部品の保持位置等に関する情報がパーツカメラ28により取得される。特に、回路基材12への装着予定の部品が、リードを有する電子回路部品(以下、「リード部品」と記載する場合がある。)である場合には、リードを回路基材12に形成された貫通穴に挿入するべく、リードの先端部の位置に関する情報が、パーツカメラ28により取得される。
詳しくは、パーツカメラ28は、図4に示すように、撮像装置100と、レンズ102と、レーザー照明104とを備えている。撮像装置100は、撮像素子(図示省略)を有しており、受光面を上方に向けて配設されている。レンズ102は、撮像装置100の受光面側、つまり、図4での上面側に固定されており、レンズ102の上に、箱型部材105などを介して、レーザー照明104が設けられている。レーザー照明104は、4個のレーザー照射装置(図では2個のレーザー照射装置のみが記されている)106によって構成されている。4個のレーザー照射装置106は、吸着ノズル66に保持されたリード部品110を囲むように、4等配の位置に配設されている。そして、4個のレーザー照射装置106は、吸着ノズル66に保持されたリード部品110に向かって、側方の4箇所からレーザー光を照射する。なお、リード部品110は、部品本体部112と、部品本体部112の底面から延び出す複数のリード114とを含み、リード114を下方に向けた状態で部品本体部112において吸着ノズル66によって吸着保持されている。また、レーザー光は拡散しないため、各レーザー照射装置106は、吸着ノズル66に保持されたリード部品110のリード部品110の先端部に向かってピンポイントで、レーザー光を照射する。
レーザー照射装置106から照射された光は、吸着ノズル66に保持されたリード部品110のリード114によって反射し、レンズ102に入射する。そして、レンズ102に入射した光が、撮像装置100に入射し、撮像装置100の撮像素子により検出される。これにより、吸着ノズル66に保持されたリード部品110のリード114の先端部の撮像データが得られる。そして、その撮像データが、コントローラ82のデータ解析領域98において解析されることで、リード114の先端部の位置が認識される。このようにして、パーツカメラ28により吸着ノズル66を保持したリード部品110を撮像することで、リード114の先端部の位置の認識処理(以下、「先端部認識処理」と記載する場合がある)を適切に行うことが可能となる。
しかしながら、パーツカメラ28では、レーザー光を側方からリード114に向かって照射し、その反射光を用いて撮像を行っており、リード114の先端形状のバラツキにより、撮像装置100の露光量が安定せず、リード114の先端部認識処理を適切に実行できない虞がある。詳しくは、図5に示すように、リード部品110には、リード114の先端部が、回路基材12の貫通穴への挿入のし易さを考慮して、先細形状とされているものがある。このような形状のリード114の先端にレーザー光が側方から照射されると、比較的多くの量の光がリード114の先端によって下方に向かって反射する。また、例えば、図6に示すような先細形状のリード114を有するリード部品110も存在する。このような形状のリード114の先端にレーザー光が側方から照射されると、レーザー光はリード114の先端によって下方に向かって反射するが、図5に示すリード114の先端による光の反射量と、図6に示すリード114の先端による光の反射量とは異なる。さらに言えば、図7に示すように、リード114の先端が先細形状とされず、先端面がリード114の軸線方向に対して直角とされているリード部品110も存在する。このような形状のリード114の先端にレーザー光が側方から照射されると、リード114の先端によって下方に向かって反射する光の量は、比較的少ない。
このように、リード114の先端により下方に向かって反射する光の量は、リード114の先端形状に応じて異なる。つまり、リード114の先端形状に応じて、撮像装置100の撮像素子に検出される光の量が異なる。これにより、リード114の先端形状に応じて、撮像装置100の露光量が安定せず、リード114の先端部認識処理を適切に実行できない虞がある。このため、撮像装置100の露光量、つまり、撮像装置100のシャッタースピード(露光時間)を調整する必要がある。このようなことに鑑みて、部品実装機10では、撮像装置100のシャッタースピードを変更して、リード114の先端が複数回撮像され、その撮像により作成された複数の撮像データに基づいて、最適なシャッタースピードが設定される。
詳しくは、吸着ノズル66により保持されたリード部品110のリード114の先端部に、レーザー照射装置106により照射されたレーザー光が照射されるように、リード部品110の撮像位置が設定されている。具体的には、リード114の長さ等を考慮し、吸着ノズル66により保持されたリード部品110のリード114の先端部に、レーザー照射装置106により照射されたレーザー光が照射されると想定されるリード部品110の撮像位置(以下、「設定撮像位置」と記載する)が、コントローラ82のデータ記憶領域96に記憶されている。そして、吸着ノズル66により保持されたリード部品110が設定撮像位置に移動される。
次に、設定撮像位置に移動されたリード部品110のリード114の先端が、パーツカメラ28により撮像される。この際、シャッタースピードを50〜110msecの間で、10msec毎に変更して、複数回、リード114の先端が撮像される。つまり、リード部品110を設定撮像位置に位置させた状態で、50msec,60msec,70msec,80msec,90msec,100msec,110msecの7種の異なるシャッタースピードで、リード114の先端の撮像が7回、行われる。そして、リード114の先端の複数回の撮像により、コントローラ82のデータ解析領域98において、シャッタースピードの異なる複数の撮像データが作成される。
続いて、シャッタースピードの異なる複数の撮像データ毎に、リード114の先端位置を適切に認識することが可能であるか否かが、データ解析領域98において判断される。具体的には、データ記憶領域96には、リード114の線径に応じた画像認識可能領域が記憶されている。画像認識可能領域は、図8に示すように、リード114の線径(点線)Lより所定の距離小さい最小境界線(1点鎖線)と、リード114の線径(図中点線)Lより所定の距離大きい最大境界線(2点鎖線)とに囲まれた領域であり、リード114の線径Lに所定の幅の許容域を加えた状態で設定されている。
そして、撮像データに基づく画像において、リード114の外形線が画像認識可能領域の内部に収まっているか否かが、データ解析領域98により判断される。この際、図8に示すように、リード114の外形線(実線)が画像認識可能領域に収まっている場合には、撮像データに基づいて、リード114の先端位置を適切に認識することが可能であると判断される。つまり、撮像データに応じたシャッタースピードでリード114を撮像することで、適切な露光量により、リード114の外形線を明確に認識し、リード114の先端位置を適切に認識することが可能であると判断される。
一方、撮像データに応じたシャッタースピードが遅く、露光量が多い場合には、ハレーションが生じ、図9に示すように、リード114の外形線(実線)がぼやけて、不鮮明となり、画像認識可能領域の最大境界線(2点鎖線)の外側に延び出し、画像認識可能領域の内部に収まらない。このため、このような場合には、リード114の先端位置を適切に認識することができないと判断される。また、撮像データに応じたシャッタースピードが速く、露光量が少ない場合には、露光不足で、図10に示すように、リード114の外形線(実線)は画像認識可能領域の最小境界線(1点鎖線)より小さくなり、画像認識可能領域まで至らない。このため、このような場合にも、リード114の先端位置を適切に認識することができないと判断される。
上記手法に従って、シャッタースピードの異なる複数の撮像データ毎に、リード114の先端位置を適切に認識することが可能であるか否かが判断されると、判断結果に基づいて、最適なシャッタースピード(以下、「最適シャッタースピード」と記載する)が設定される。具体的には、例えば、図11に示すように、60〜100msecのシャッタースピードでの撮像データで、リード114の先端位置を認識可能であり、50msec及び110msecのシャッタースピードでの撮像データでは、リード114の先端位置を認識不能であると判断されたと仮定する。なお、図11では、リード114の先端位置を認識不能であると判断されたシャッタースピードに、「×」が記され、リード114の先端位置を認識可能であると判断されたシャッタースピードに、「○」が記されている。
そして、リード114の先端位置を認識可能であると判断されたシャッタースピードのうちの、最も速いシャッタースピード(以下、「認識上限シャッタースピード」と記載する場合がある)(60msec)と最も遅いシャッタースピード(以下、「認識下限シャッタースピード」と記載する場合がある)(100msec)との平均値(80msec)が、最適シャッタースピードとして設定される。これにより、リード114の先端形状に関わらず、撮像装置100の露光量のバラツキを抑制し、リード114の先端部認識処理を適切に実行することが可能となる。
なお、最適シャッタースピードの設定を行う際に変更されるシャッタースピードは、50〜110msecでなく、レーザー照射装置106の光度,撮像装置100の性能等に応じて任意に設定することが可能である。また、最適シャッタースピードの設定を行う際に変更されるシャッタースピードの間隔も、10msec毎でなく、任意の間隔に設定することが可能である。また、最適シャッタースピードは、認識可能であると判断されたシャッタースピードの平均値以外で任意に設定することが可能である。
また、部品実装機10では、撮像装置100のシャッタースピードだけでなく、吸着ノズル66により保持されたリード部品110の上下方向における撮像位置を最適化することで、リード114の先端部認識処理の適切な実行が担保されている。具体的には、リード部品110のリード114の先端に照射されるレーザー光は、拡散しないため、図12に示すように、所定の幅の光路(2本の点線150の間の経路)に沿って、リード部品110に向かって照射される。この際、リード114の先端部が、図12に示すように、その光路の内側に位置している場合には、リード114の先端部において光が反射するため、リード114の先端部が撮像される。このような場合には、リード114の先端部認識処理を適切に行うことが可能となる。
一方、リード114の先端部が、図13に示すように、レーザー光の光路の上方に位置している場合には、リード114の先端部に光が照射されず、リード114の先端部を撮像することができない。このような場合には、リード114の先端部認識処理を行うことができない。また、リード114の先端部が、図14に示すように、レーザー光の光路の下方に位置している場合には、リード114の部品本体部112側の基端部に光は照射されるが、リード114の先端部に光が照射されず、リード114の先端部を撮像することができない。このような場合にも、リード114の先端部認識処理を行うことができない。
このため、リード部品110の撮像時には、リード114の先端部がレーザー光の照射幅の内側に位置するように、リード部品110の撮像位置を設定する必要がある。ただし、リード114の先端部がレーザー光の照射幅の内側に位置するように設定された撮像位置であっても、リード114の長さの誤差により、リード114の先端部認識処理を行えない場合がある。
詳しくは、同じ種類のリード部品であっても、リードの長さには、僅かであるが誤差がある。特に、アキシャルフィーダにより供給されるリード部品では、リードの長さの誤差が大きくなる場合がある。アキシャルフィーダとは、アキシャル型のリード部品のリードを所定の長さに切断し、屈曲させた状態でリード部品を供給するフィーダである。このようなアキシャルフィーダにより供給されるリード部品では、リードの線径,材質等により、リードの長さの誤差が大きくなる場合がある。
このように、リードの長さに誤差がある場合には、リード114の先端部がレーザー光の照射幅の内側に位置するように、リード部品110の撮像位置が設定されても、リードの長さに応じて、先端部認識処理を行えない場合がある。具体的には、例えば、図15に示す位置に、リード部品110の撮像位置が設定された場合、つまり、リード114の先端部がレーザー光の照射幅の内側の上限の近くに位置するように、リード部品110の撮像位置が設定された場合には、リード114の長さが、通常の長さであれば、リード114の先端部に光が照射される。一方で、リード114の長さが、誤差により、短い場合には、リード部品110の撮像位置が、図15の撮像位置と同じであっても、図13に示すように、リード114の先端部はレーザー光の照射幅の上方に位置し、リード114の先端部に光は照射されない。このような場合には、先端部認識処理を行うことができない。
また、例えば、図16に示す位置に、リード部品110の撮像位置が設定された場合、つまり、リード114の先端部がレーザー光の照射幅の内側の下限の近くに位置するように、リード部品110の撮像位置が設定された場合には、リード114の長さが、通常の長さであれば、リード114の先端部に光が照射される。一方で、リード114の長さが、誤差により、長い場合には、リード部品110の撮像位置が、図16の撮像位置と同じであっても、図14に示すように、リード114の先端部はレーザー光の照射幅の下方に位置し、リード114の先端部に光は照射されない。このような場合にも、先端部認識処理を行うことができない。
このようなことに鑑みて、部品実装機10では、リード114の先端部がレーザー光の照射幅の内側の中央に位置するように、リード部品110の撮像位置が設定される。具体的には、最適シャッタースピードを設定する際に用いられた設定撮像位置から設定距離(本実施例では、0.5mm)、上方の位置(以下、「上方撮像位置」と記載する場合がある)が、上限の撮像位置として設定され、設定撮像位置から設定距離(本実施例では、0.5mm)、下方の位置(以下、「下方撮像位置」と記載する場合がある)が、下限の撮像位置として設定される。そして、上方撮像位置から下方撮像位置に向かって、リード部品110を保持した吸着ノズル66を下方に向かって移動させる際に、予め設定されたピッチ(本実施例では、0.1mm)毎に、パーツカメラ28による撮像が行われる。
つまり、例えば、図17に示すように、設定撮像位置の0.5mm上方が上方撮像位置と設定され、設定撮像位置の0.5mm下方が下方撮像位置と設定される。そして、上方撮像位置から下方撮像位置までの間を、0.1mm毎に撮像位置として設定する。これにより、上から順番にH〜H11の11個の撮像位置が設定される。このように撮像位置が設定されると、リード部品110を保持した吸着ノズル66が、上方撮像位置(H)から下方撮像位置(H11)まで移動され、各撮像位置において、パーツカメラ28による撮像が行われる。
上記手順に従ってリード部品110が撮像されると、コントローラ82のデータ解析領域98において、各撮像に応じた撮像データが作成される。つまり、各撮像位置(H〜H11)での撮像データが作成される。そして、それら複数の撮像位置(H〜H11)での撮像データ毎に、リード114の先端部を認識可能であるか否かが、データ解析領域98において判断される。この際、例えば、撮像位置(H〜H、H11)での撮像データの各々では、リード114の先端部を認識不能であり、撮像位置(H〜H10)での撮像データの各々では、リード114の先端部を認識可能であると判断されたと仮定する。なお、図17では、リード114の先端部を認識不能であると判断された撮像位置(H〜H、H11)には、「×」が記され、リード114の先端部を認識可能であると判断された撮像位置(H〜H10)には、「○」が記されている。
このように、撮像位置毎に、リード114の先端部を認識可能であるか否かが判断されると、リード114の先端部を認識可能であると判断された撮像位置(H〜H10)の中央の位置が、最適撮像位置として設定される。つまり、リード114の先端部を認識可能であると判断された撮像位置(H〜H10)の最も上方の撮像位置(以下、「認識上限位置」と記載する場合がある)(H)と、リード114の先端部を認識可能であると判断された撮像位置(H〜H10)の最も下方の撮像位置(以下、「認識下限位置」と記載する場合がある)(H10)との中央の撮像位置(H)が、最適撮像位置として設定される。
つまり、リード部品110を保持した吸着ノズル66が撮像上限位置(H)から撮像下限位置(H11)まで移動される際に、リード部品110が認識上限位置(H)に位置している場合には、図15に示すように、リード114の先端部は、レーザー光の照射幅の内側の上限の近くに位置している。また、リード部品110が認識下限位置(H10)に位置している場合には、図16に示すように、リード114の先端部は、レーザー光の照射幅の内側の下限の近くに位置している。このため、認識上限位置(H)と認識下限位置(H10)との中央の撮像位置(H)にリード部品110が位置している場合には、図12に示すように、リード114の先端部は、レーザー光の照射幅の内側の略中央に位置する。これにより、リード114の先端部がレーザー光の照射幅の内側の略中央に位置する際の撮像位置(H)を、最適撮像位置として設定することが可能となる。
なお、最適撮像位置の設定を行う際の上方撮像位置および、下方撮像位置を設定するための設定距離は、レーザー光の照射幅に応じて任意に設定することが可能である。また、最適撮像位置の再設定を行う際の撮像ピッチも、任意の値に設定することが可能であるが、撮像回数,精度等を考慮して、0.1〜0.5mm程度に設定されることが好ましい。
また、上記説明では、認識上限位置と認識下限位置との間の全ての撮像位置において、リード114の先端部認識処理が適切に行われているが、認識上限位置と認識下限位置との間の少なくとも1つの撮像位置において、リード114の先端部認識処理を適切に行えない場合がある。なお、このような現象は、リード114等に付着した異物等によるレーザー光の反射等により生じる。
具体的には、例えば、図18に示すように、撮像位置(H〜H、H、H、H11)での撮像データの各々では、リード114の先端部を認識不能であり、撮像位置(H、H、H〜H10)での撮像データの各々では、リード114の先端部を認識可能であると判断される場合がある。つまり、認識上限位置(H)と認識下限位置(H10)との間の撮像位置(H、H)において、リード114の先端部認識処理を適切に行えない場合がある。
このような場合には、認識上限位置(H)と認識下限位置(H10)との間に存在する先端部認識処理を行うことができない撮像位置(H、H)の下方の撮像位置(H)と、認識下限位置(H10)との間の中央の撮像位置(H)が、最適撮像位置として設定される。これにより、リード114の先端部が、レーザー光の照射幅の内側の下方に位置している際の画像データ、つまり、リード114の先端部を含む多くの部分にレーザー光が照射された状態で撮像された撮像データに基づいて、先端部認識処理を行うことが可能となり、適切にリード114の先端部の位置を認識することが可能となる。
なお、設定された最適撮像位置が、最適シャッタースピードを設定する際にリード114の撮像が行われた設定撮像位置と異なる場合がある。このような場合には、設定撮像位置で設定された最適シャッタースピードが、最適撮像位置での撮像時において、適していない虞がある。このため、設定された最適撮像位置が、最適シャッタースピードを設定する際にリード114の撮像が行われた設定撮像位置と異なる場合には、最適撮像位置において、再度、最適シャッタースピードが設定される。つまり、吸着ノズル66により保持されたリード部品110が最適撮像位置に移動された状態において、撮像装置100のシャッタースピードを変更して、リード114の先端が複数回撮像され、その撮像により作成された複数の撮像データに基づいて、最適シャッタースピードが再設定される。これにより、最適撮像位置におけるシャッタースピードの最適化を担保することが可能となる。なお、設定撮像位置における最適シャッタースピードの設定と、最適撮像位置における最適シャッタースピードの再設定とは同じ手法により行われるため、最適撮像位置における最適シャッタースピードの再設定の説明は省略する。
また、コントローラ82のデータ解析領域98は、図3に示すように、第1作成部160と第1判定部162と第1決定部164と第2作成部166と第2判定部168と第2決定部170とを有している。第1作成部160は、異なるシャッタースピード毎の撮像データを作成するための機能部である。第1判定部162は、異なるシャッタースピード毎の撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置を認識できるか否かを判定するための機能部である。第1決定部164は、第1判定部162の判定結果に基づいて、最適シャッタースピードを決定するための機能部である。第2作成部166は、撮像位置毎の撮像データを作成するための機能部である。第2判定部168は、撮像位置毎の撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置を認識できるか否かを判定するための機能部である。第2決定部170は、第2判定部168の判定結果に基づいて、最適撮像位置を決定するための機能部である。
<第2実施例>
第1実施例の部品実装機10では、上方撮像位置から、下方に向かって、下方撮像位置まで間で、順番に複数の撮像位置が設定されているが、第2実施例の部品実装機10では、設定撮像位置を中心として、設定撮像位置から順次離れた位置が、複数の撮像位置として設定されている。
具体的には、最適シャッタースピードを設定する際に用いられた設定撮像位置が、図19に示すように、1回目の撮像位置(H)として設定される。そして、2回目の撮像位置(H)として、設定撮像位置から、下方に向かって、設定ピッチ(本実施例では、0.1mm)に相当する距離離れた撮像位置が設定される。次に、3回目の撮像位置(H)として、設定撮像位置から、上方に向かって、設定ピッチ(本実施例では、0.1mm)に相当する距離離れた撮像位置が設定される。さらに、4回目の撮像位置(H)として、設定撮像位置から、下方に向かって、設定ピッチの2倍に相当する距離離れた撮像位置が設定され、5回目の撮像位置(H)として、設定撮像位置から、上方に向かって、設定ピッチの2倍に相当する距離離れた撮像位置が設定される。つまり、2N(N:正の整数)回目の撮像位置(H2N)として、設定撮像位置から、下方に向かって、(設定ピッチ×N)に相当する距離離れた撮像位置が設定され、(2N+1)(N:正の整数)回目の撮像位置(H2N+1)として、設定撮像位置から、上方に向かって、(設定ピッチ×N)に相当する距離離れた撮像位置が設定される。なお、設定撮像位置から上方に向かって離れた上限の撮像位置、つまり、上方撮像位置は、第1実施例と同様に、設定撮像位置から上方に向かって設定距離(本実施例では、0.5mm)離れた位置である。また、設定撮像位置から下方に向かって離れた下限の撮像位置、つまり、下方撮像位置は、第1実施例と同様に、設定撮像位置から下方に向かって設定距離(本実施例では、0.5mm)離れた位置である。これにより、図19に示す例では、11か所の撮像位置(H〜H11)が設定される。
上述したように撮像位置が設定されると、撮像位置(H)にリード部品110が移動され、パーツカメラ28により撮像される。そして、撮像により作成された撮像データに基づいて、リード114の先端部認識処理が行われる。この際、撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置が認識された場合は、その認識処理で用いられた撮像データの撮像位置(H)が、最適撮像位置として設定される。一方、撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置が認識されなかった場合は、次の撮像位置(H)にリード部品110が移動され、その位置での撮像データに基づいて、先端部認識処理が行われる。この際、撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置が認識された場合は、その認識処理で用いられた撮像データの撮像位置(H)が、最適撮像位置として再設定される。一方、撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置が認識されなかった場合は、次の撮像位置(H)にリード部品110が移動され、その位置での撮像データに基づいて、先端部認識処理が行われる。つまり、撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置が認識されるまで、リード部品110は次の撮像位置に移動され、その位置での撮像データに基づいて、先端部認識処理が行われる。
具体的には、例えば、5か所の撮像位置(H〜H)の各々に、順番に従って、リード部品110が移動され、各撮像位置での撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置が認識されなかった場合は、撮像位置(H)にリード部品110が移動され、その撮像位置での撮像データに基づいて先端部認識処理が行われる。この際、撮像位置(H)での撮像データに基づいて、リード114の先端部の位置が認識された場合は、その撮像位置(H)が最適撮像位置として再設定される。そして、撮像位置(H〜H11)での撮像は行われず、その撮像位置(H〜H11)の撮像データに基づく先端部認識処理も行われない。
このように、最適撮像位置を設定することで、リード114の先端部がレーザー光の照射幅の内側の中央の近くに位置する際の撮像位置を、最適撮像位置として設定することが可能となる。これにより、第1実施例と同様の効果を奏することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、本発明が、リード部品110のリード114の先端部の位置の認識処理に適用されているが、リードを有さない電子回路部品の電極、例えば、バンプ等の位置の認識処理に、本発明を適用することが可能である。また、電子回路部品の電極に限らず、部品の突起部の先端部の位置の認識処理に、本発明を適用することが可能である。さらに言えば、部品の突起部に限らず、部品の特徴的な部分、例えば、突出していないが、電気的に接続可能な部分等、部品の特徴部の認識処理に、本発明を適用することが可能である。
また、上記第1実施例では、認識上限シャッタースピードと認識下限シャッタースピードとの平均値が、最適シャッタースピードに設定されているが、認識上限シャッタースピードと認識下限シャッタースピードとの間の任意のシャッタースピードを、最適シャッタースピードに設定することが可能である。
また、上記第1実施例では、異なるシャッタースピードの間隔が一定とされているが、異なるシャッタースピードの間隔をランダムにすることが可能である。つまり、例えば、最適シャッタースピードを設定する際に用いられるシャッタースピードを、50msec、55msec、65msec、80msec、95msec、105msec、110msecにすることが可能である。このように、シャッタースピードが速いほど、若しくは、遅いほど、シャッタースピードの間隔を小さくすることで、リード114の先端位置を認識不能なシャッタースピードを細かく確認することが可能となる。
また、上記第1実施例では、最適撮像位置が設定される際に、上方撮像位置から下方撮像位置に、リード部品110が移動されるが、下方撮像位置から上方撮像位置に、リード部品110が移動されてもよい。
また、上記第1実施例では、認識上限位置と認識下限位置との間の中央の位置が、最適撮像位置に設定されているが、認識上限位置と認識下限位置との間の任意の位置を、最適撮像位置に設定することが可能である。
また、上記第1実施例では、認識上限位置と認識下限位置との間の少なくとも1つの撮像位置において、リード114の先端部認識処理を適切に行えない場合には、認識上限位置と認識下限位置との間に存在する先端部認識処理を行うことができない撮像位置の下方の撮像位置と、認識下限位置との間の位置が、最適撮像位置として設定されるが、認識上限位置と認識下限位置との間に存在する先端部認識処理を行うことができない撮像位置の上方の撮像位置と、認識上限位置との間の位置を、最適撮像位置として設定してもよい。
また、本発明は、アキシャル部品だけでなく、ラジアル部品、バラ供給部品などに適用することが可能である。
28:パーツカメラ(認識装置) 98:データ解析領域(データ解析装置) 100:撮像装置 104:レーザー照明(光源) 110:リード部品(部品) 114:リード(特徴部)(突起部) 160:第1作成部 162:第1判定部 164:第1決定部 166:第2作成部 168:第2判定部 170:第2決定部

Claims (7)

  1. 基板に装着される部品の特徴部の位置を認識するための認識装置であって、
    当該認識装置が、
    部品の特徴部に光を照射する光源と、
    前記光源から部品の特徴部に光が照射された際に、その照射した光に基づいて、その部品の特徴部を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置により撮像された撮像データに基づいて、前記撮像装置により撮像された部品の特徴部の位置を認識するデータ解析装置と
    を備え、
    前記データ解析装置が、
    前記撮像装置の撮像対象の部品である対象部品を、予め設定された設定撮像位置に位置させた状態で、前記対象部品の特徴部を、前記撮像装置によって、異なるシャッタースピードで複数回撮像し、それら複数回の撮像に応じた複数の撮像データを作成する第1作成部と、
    前記第1作成部により作成された複数の撮像データの各々に基づいて、前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であるか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部により前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であると判定された撮像データに応じた撮像時のシャッタースピードのうちの、最も速いシャッタースピードである第1シャッタースピードと最も遅いシャッタースピードである第2シャッタースピードとの間のシャッタースピードを、最適シャッタースピードとして決定する第1決定部と
    を有することを特徴とする認識装置。
  2. 前記第1決定部が、
    前記第1シャッタースピードと前記第2シャッタースピードとの平均値を、前記最適シャッタースピードとして決定することを特徴とする請求項1に記載の認識装置。
  3. 前記設定撮像位置より上方の位置を上方設定位置と定義し、前記設定撮像位置より下方の位置を下方設定位置と定義した場合に、
    前記データ解析装置が、
    前記上方設定位置と前記下方設定位置との一方から他方に向かって、前記対象部品が移動する際に、予め設定されたピッチ毎に、前記対象部品の特徴部を、前記撮像装置により前記最適シャッタースピードで撮像し、ピッチ毎の撮像データを作成する第2作成部と、
    前記第2作成部により作成されたピッチ毎の撮像データの各々に基づいて、前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であるか否かを判定する第2判定部と、
    前記第2判定部により前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であると判定された撮像データに応じた撮像時の前記対象部品の位置である撮像位置のうちの、前記上方設定位置に最も近い位置である認識上限位置と前記下方設定位置に最も近い位置である認識下限位置との間の位置を、最適撮像位置として決定する第2決定部と
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の認識装置。
  4. 前記第2決定部は、
    前記認識上限位置と前記認識下限位置との間の撮像位置での撮像データに、前記第2判定部により前記対象部品の特徴部の位置を認識不能であると判定された撮像データが存在する場合に、その撮像データに応じた撮像位置の下方の撮像位置と、前記認識下限位置との間の位置を、前記最適撮像位置として決定することを特徴とする請求項3に記載の認識装置。
  5. 前記データ解析装置が、
    前記対象部品を所定の位置に位置させた状態で、前記対象部品の特徴部を前記撮像装置により前記最適シャッタースピードで撮像し、撮像データを作成する第2作成部と、
    前記第2作成部により作成された撮像データに基づいて、前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であるか否かを判定する第2判定部と、
    前記第2判定部により前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であると判定された場合に、その判定対象の撮像データに応じた撮像時の前記対象部品の位置である撮像位置を、最適撮像位置として決定する第2決定部と
    を有し、
    前記第2作成部は、
    当該第2作成部が作成した撮像データに基づいて前記第2判定部により前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であると判定される迄、複数回撮像を行うものであり、1回目の撮像で、前記設定撮像位置に位置する前記対象部品の特徴部を撮像し、2N(N:正の整数)回目の撮像で、前記設定撮像位置から、上方と下方との一方に向かって、(設定距離×N)に相当する距離離れた位置に位置する前記対象部品の特徴部を撮像し、(2N+1)(N:正の整数)回目の撮像で、前記設定撮像位置から、上方と下方との他方に向かって、(設定距離×N)に相当する距離離れた位置に位置する前記対象部品の特徴部を撮像し、撮像データを作成し、
    前記第2判定部は、
    前記第2作成部が撮像データを作成する毎に、前記第2作成部により作成された撮像データに基づいて、前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の認識装置。
  6. 前記第1作成部は、
    前記第2決定部により決定された前記最適撮像位置が前記設定撮像位置と異なる場合に、前記対象部品を前記最適撮像位置に位置させた状態で、前記対象部品の特徴部を、前記撮像装置によって、異なるシャッタースピードで複数回撮像し、それら複数回の撮像に応じた複数の撮像データを作成し、
    前記第1判定部と前記第1決定部とによって、前記対象部品の特徴部の位置を認識可能であるか否かの判定と、前記最適シャッタースピードの決定とを再度、実行することを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1つに記載の認識装置。
  7. 部品の特徴部は、部品の突起部である請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の認識装置。
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