JP6747739B1 - 油揚げ供給装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載された装置は、ベルト又はドラムの側面を油揚げの積層体に接触させて、食品を1枚ずつ供給する装置である。
特許文献1に記載された払出し装置では、油揚げ同士が強く接着しているとベルト又はドラムの側面を移動させても油揚げ同士が分離せず、油揚げが破れたり、千切れたりするおそれがある。
積層された油揚げを1つずつ供給する油揚げ供給装置であって、
前記積層された油揚げが載置される第1の位置と前記油揚げの位置決めを行う第2の位置との間で前記油揚げを搬送する搬送部と、
前記第1の位置において前記積層された油揚げの少なくとも3つの側面を側方から囲う第1の壁部材と、
前記搬送部に配置され、前記第1の位置において前記積層された油揚げに気体を吹き付ける油揚げ分離部と、
前記第2の位置において前記油揚げの少なくとも3つの側面を側方から囲う第1の面、第2の面及び第3の面と、前記第1の面、前記第2の面及び前記第3の面のそれぞれの上端部において、前記油揚げを保持する領域の外側に傾斜する第4の面、第5の面及び第6の面と、を含む、第2の壁部材と、
前記第2の壁部材を揺動する揺動部と、を備える。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る油揚げ供給装置1を、図面を参照しつつ説明する。
油揚げ供給装置1は、概略の構成として、油揚げFの積層体が投入される投入部10と、投入部10に載置されている油揚げFの積層体から1枚の油揚げFを分離し搬送する搬送部20と、搬送された油揚げFを揺動する揺動部30と、を備える。
フレーム40内には、上述したものの他に、種々の電気、電子機器及び機械構造が格納されている。
なお、油揚げFの搬送を開始する位置をP1、搬送を終了する位置をP2とした。また、図2は、位置P1にのみ油揚げFが載置されている状態の油揚げ供給装置1の主要部を例示したものである。
後述するように、載置部12によって区画された5つの領域のうち、搬送開始位置P1に位置する油揚げFが、搬送部20によって搬送終了位置P2まで搬送される。
なお、搬送開始位置P1は、請求項における、第1の位置の一例であり、搬送終了位置P2は、請求項における、第2の位置の一例である。載置部12は、請求項における、第1の壁部材の一例である。
第1の面31a、第2の面31b及び第3の面31cは、互いに僅かなすき間を空けて配置されているが、すき間なく接していてもよい。
ずれ修正部31は、第1の面31a、第2の面31b、第3の面31cのそれぞれの上端部において、油揚げFを保持する領域の外側に傾斜する第4の面31d、第5の面31eの及び第6の面31fを備えている。
なお、ずれ修正部31は、請求項における、第2の壁部材の一例である。
搬送部20は、圧縮空気を放出するエアーノズル21と、油揚げFを吸着して把持するチャック22と、油揚げFの有無及び位置を検出する位置検出部23と、を備える。
搬送部20は、エアーノズル21及びチャック22を水平方向に移動させる図示しない水平移動機構及び上下方向に移動させる垂直移動機構を備えている。
なお、エアーノズル21は、請求項における、食品分離部の一例である。
また、エアーノズル21、チャック22、位置検出部23等の配置は、説明したものと異なっていてもよい。例えば、レーザ23aは、フレーム40の側面に固定され、横方向にレーザ光を照射するものであってもよい。
それぞれの昇降板13は、シャフト16を介して直動型のアクチュエータ17と接続されている。アクチュエータ17が動作すると、対応するシャフト16は上下に移動する。このとき、昇降板13は、例えば、以下のように移動する。
シャフト16が上方に移動し、シャフト16の上端が昇降板13の下面に設けられた溝に嵌合すると、シャフト16と昇降板13は、一体となって上方に移動する。シャフト16が下方に移動し、シャフト16の上端が昇降板13の下面より下に位置すると、シャフト16の上端は、昇降板13の下面に設けられた溝から離れ、昇降板13の下方向への移動は、停止する。
また、回転台11の回転により位置P1に位置することとなった昇降板13は、上方に上げられる。すべての油揚げFの搬送が完了し、回転台11の回転により位置P1から外れることとなった昇降板13は、下方に降ろされる。
情報演算装置50は、情報を処理するプロセッサ51と、他の装置と情報をやり取りする通信部52と、情報を一時的又は継続的に記憶する主記憶部53、補助記憶部54と、情報を入出力する入出力部55と、これらの装置の間で交換される情報の経路であるバス56と、を備える。
また、情報演算装置50は、通信部52を介して、アクチュエータ17を駆動する。情報演算装置50は、モータドライバに命令を送信して、モータ15、モータ35を回転させる。
これにより、最上層に位置する油揚げFが、油揚げFの積層体から捲れ上がる。捲れ上がった油揚げFは、チャック22に吸着される。
油揚げFの積層体のうち、最上層に位置する油揚げFは、請求項における第1の食品の一例であり、その他の油揚げFは、請求項における第2の食品の一例である。
この位置で、チャック22は、グリップを開放することで、吸着していた油揚げFを解放して位置P2に落下させる。
図4(C)の位置まで移動した後、ずれ修正部31は、再度図4(B)の位置まで移動する。ずれ修正部31が揺動することで、油揚げFは、ずれ修正部31によって区切られた区画に嵌まる。このようにして、油揚げFのずれが修正される。なお、ずれ修正部31による揺動は1回に限られず、2回以上続けて行われてもよい。
従って、油揚げ供給装置1によれば、油揚げFを供給する際に油揚げFを傷付けることが少ない。
例えば、床板32は、移動機構により、図4(D)を参照して説明した方向と異なる方向に移動することとしてもよい。
このようにすることで、油揚げFの載置、搬送又は剥離をより容易に行うことができる。
以上説明した油揚げ供給装置1は、直角三角形の油揚げFを供給するものであるが、本発明による供給の対象は、油揚げFに限定されない。例えば、本発明の第2の実施の形態に係る食品供給装置2は、長方形の形状を有する食品Eを供給する装置である。以下、食品供給装置2について説明する。
なお、ずれ修正部231に含まれる面の数、構造及び配置は、説明したものに限られない。例えば、第1の面231aと第5の面231eは、僅かなすき間を空けて配置されているが、すき間を明けずに接していてもよい。同様に、第6の面231fと第10の面231jは、僅かなすき間を空けて配置されているが、すき間を明けずに接していてもよい。このように、ずれ修正部231に含まれる面の数、構造及び配置は、変更されてもよい。
最後に、変形例に係る海苔供給装置3について説明する。海苔供給装置3は、正方形の海苔Wを供給する装置であり、投入部10においても供給の対象である海苔Wを揺動するものである。
海苔供給装置3は、食品供給装置2の載置部212とはと異なる載置部312を備える。以下、油揚げ供給装置1、食品供給装置2と異なる部分について説明する。
図6の斜視図に示すように、載置部312は、食品供給装置2における載置部212と同様に、4方向の側面と底面とによって区画される空間に、海苔Wを保持する領域を形成するものである。
情報演算装置50は、海苔Wを吸着した後、チャック22を左右に移動させる制御を行う。これにより、吸着されていた複数の海苔Wは、チャック22に最も近い1枚を残して振り落とされる。
チャック22が左右に移動した後、情報演算装置50が回転台11を揺動する制御を行う。
このため、チャック22を上下方向に移動させる制御を行うことで、チャック22に最も近い1枚の海苔Wを保持することができる。
従って、海苔供給装置3によれば、海苔Wのように軽い食品も、1枚ずつ分離され、搬送される。
2 食品供給装置
3 海苔供給装置
10 投入部
11 回転台
12 載置部
13 昇降板
14 シャフト
15 モータ
16 シャフト
17 アクチュエータ
20 搬送部
21 エアーノズル
22 チャック
23 位置検出部
23a レーザ
23b フォトダイオード
30 揺動部
31 ずれ修正部
32 床板
33 揺動機構
34 シャフト
35 モータ
40 フレーム
50 情報演算装置
212 載置部
231 ずれ修正部
312 載置部
E 食品
F 油揚げ
W 海苔
Claims (15)
- 積層された油揚げを1つずつ供給する油揚げ供給装置であって、
前記積層された油揚げが載置される第1の位置と前記油揚げの位置決めを行う第2の位置との間で前記油揚げを搬送する搬送部と、
前記第1の位置において前記積層された油揚げの少なくとも3つの側面を側方から囲う第1の壁部材と、
前記搬送部に配置され、前記第1の位置において前記積層された油揚げに気体を吹き付ける油揚げ分離部と、
前記第2の位置において前記油揚げの少なくとも3つの側面を側方から囲う第1の面、第2の面及び第3の面と、前記第1の面、前記第2の面及び前記第3の面のそれぞれの上端部において、前記油揚げを保持する領域の外側に傾斜する第4の面、第5の面及び第6の面と、を含む、第2の壁部材と、
前記第2の壁部材を揺動する揺動部と、を備える、
油揚げ供給装置。 - 前記油揚げ分離部は、前記積層された油揚げのうち、第1の油揚げと第2の油揚げに前記気体を吹き付け、
前記搬送部は、捲れ上がった前記第1の油揚げを吸着する、
請求項1に記載の油揚げ供給装置。 - 前記搬送部は、前記第1の位置に積層された油揚げのうちの最上位の油揚げを吸着して、上方に持ち上げ、前記第2の位置に搬送して落下させる、
請求項1又は2に記載の油揚げ供給装置。 - 前記揺動部は、前記第4の面から前記第6の面のうちの何れかの面に乗り上げた前記最上位の油揚げを、前記第2の壁部材を水平方向に揺動することにより、前記第1の面から前記第3の面によって区画される領域に位置決めをして、配置させる、
請求項3に記載の油揚げ供給装置。 - 前記第1の壁部材で区画される空間には、昇降板が水平に配置され、
前記最上位の油揚げの上面の位置を揃えるように前記昇降板の位置を制御する昇降制御手段をさらに備える、
請求項3又は4に記載の油揚げ供給装置。 - 前記昇降制御手段は、
前記最上位の油揚げの上面の位置を測定する測定手段と、
測定された前記上面の位置に基づいて、前記昇降板の高さを制御する手段と、を備える、
請求項5に記載の油揚げ供給装置。 - 前記第1の壁部材が配置された回転台と、
前記回転台を回転することにより、前記第1の壁部材で囲まれた領域に配置された油揚げを前記第1の位置に搬送し、前記搬送部により前記油揚げが搬送された後で、前記回転台を回転して、前記第1の壁部材を前記第1の位置から待避させる駆動部と、をさらに備える、
請求項5又は6に記載の油揚げ供給装置。 - 前記第1の壁部材は、前記回転台の上に等角度の間隔で配置され、
前記駆動部は、前記等角度の単位で前記回転台を回転する、
請求項7に記載の油揚げ供給装置。 - 前記昇降板の下面には、鉛直に延在するシャフトの上端が嵌合する溝が形成され、
前記昇降制御手段は、前記最上位の油揚げの上面の位置を揃えるように、前記シャフトを上下させる、
請求項8に記載の油揚げ供給装置。 - 前記最上位の油揚げを落下させる落下手段をさらに備え、
前記第2の壁部材の下方には、底板が水平に配置され、
前記底板が閉じた状態で、前記搬送部は、前記最上位の油揚げを搬送し、
前記底板が閉じた状態で、前記揺動部は、前記第2の壁部材を水平方向に揺動し、
揺動後、前記落下手段は、前記底板を開放して、前記最上位の油揚げを落下させる、
請求項3から9の何れか1項に記載の油揚げ供給装置。 - 前記第1の壁部材は、前記積層された油揚げの側面を開放して囲い、
前記第2の壁部材は、前記油揚げの側面を閉じて囲う、
請求項3から10の何れか1項に記載の油揚げ供給装置。 - 前記油揚げは、平面視で多角形であり、
前記第1の壁部材は、前記多角形の頂点部分が露出及び突出するように前記積層された油揚げを囲い、
前記油揚げ分離部は、前記第1の壁部材から露出及び突出している前記多角形の頂点部分に対応する部分に前記気体を吹き付ける、
請求項11に記載の油揚げ供給装置。 - 前記第1の壁部材は、前記積層された油揚げの外形に沿って配置され、且つ、前記積層された油揚げの一部が側方に露出及び突出するように囲い、
前記油揚げ分離部は、前記第1の壁部材から露出及び突出している部分に前記気体を吹き付ける、
請求項1から12の何れか1項に記載の油揚げ供給装置。 - 前記油揚げは、いなり寿司用油揚げであり、
前記油揚げ分離部は、前記いなり寿司用油揚げの切り口を含まない部分に前記気体を吹き付ける、
請求項13に記載の油揚げ供給装置。 - 前記油揚げ分離部は、複数のエアーノズルを備える、
請求項1から14の何れか1項に記載の油揚げ供給装置。
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CN116812481A (zh) * | 2023-08-30 | 2023-09-29 | 湖南津匠食品有限公司 | 一种成型托盘容器的输送系统及豆干成型加工输送设备 |
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CN116812481A (zh) * | 2023-08-30 | 2023-09-29 | 湖南津匠食品有限公司 | 一种成型托盘容器的输送系统及豆干成型加工输送设备 |
CN116812481B (zh) * | 2023-08-30 | 2023-11-21 | 湖南津匠食品有限公司 | 一种成型托盘容器的输送系统及豆干成型加工输送设备 |
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