JP6747739B1 - 油揚げ供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】食品を傷付けずに1つずつ分離して搬送する食品供給装置を提供する。【解決手段】積層された食品を1つずつ供給する油揚げ供給装置1は、積層された食品が載置される搬送開始位置P1と食品の位置決めを行う搬送終了位置P2との間で食品を搬送する搬送部20と、搬送開始位置P1において積層された食品の少なくとも3つの側面を側方から囲う載置部12と、搬送部20に配置され、搬送開始位置P1において積層された食品に気体を吹き付けるエアーノズル21と、搬送終了位置P2において食品の少なくとも3つの側面を側方から囲うずれ修正部31と、ずれ修正部31を揺動する揺動部30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、油揚げ供給装置に関する。
いなり寿司の供給は、原材料である油揚げを酢飯に被せる工程を含む。この工程では、原材料である油揚げの積層体から油揚げを1枚ずつ分離し、分離された油揚げを搬送することが行われる。食品の製造工場では、いなり寿司などを含む食品を大量に製造するため、原材料の分離又は搬送を自動化する食品供給装置が用いられてきた。
このような食品を供給する装置として、例えば、特許文献1に示す装置が知られている。
特許文献1に記載された装置は、ベルト又はドラムの側面を油揚げの積層体に接触させて、食品を1枚ずつ供給する装置である。
特開平11−266820号公報
特許文献1に記載された払出し装置は、油揚げの積層体にベルト又はドラムの側面を押し付け、ベルト又はドラムの側面を移動させることで、油揚げを1枚ずつ分離し、搬送する装置である。
特許文献1に記載された払出し装置では、油揚げ同士が強く接着しているとベルト又はドラムの側面を移動させても油揚げ同士が分離せず、油揚げが破れたり、千切れたりするおそれがある。
このように、特許文献1に記載された装置では、油揚げを傷付けずに1枚ずつ分離して搬送することが難しいという問題がある。また、油揚げ以外の食品についても、同様の問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、油揚げを傷付けずに1つずつ分離して搬送する油揚げ供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の1つの観点に係る油揚げ供給装置は、
積層された油揚げを1つずつ供給する油揚げ供給装置であって、
前記積層された油揚げが載置される第1の位置と前記油揚げの位置決めを行う第2の位置との間で前記油揚げを搬送する搬送部と、
前記第1の位置において前記積層された油揚げの少なくとも3つの側面を側方から囲う第1の壁部材と、
前記搬送部に配置され、前記第1の位置において前記積層された油揚げに気体を吹き付ける油揚げ分離部と、
前記第2の位置において前記油揚げの少なくとも3つの側面を側方から囲う第1の面、第2の面及び第3の面と、前記第1の面、前記第2の面及び前記第3の面のそれぞれの上端部において、前記油揚げを保持する領域の外側に傾斜する第4の面、第5の面及び第6の面と、を含む、第2の壁部材と、
前記第2の壁部材を揺動する揺動部と、を備える。
本発明によれば、油揚げを傷付けずに1つずつ分離して搬送する油揚げ供給装置が提供される。
本発明の第1の実施の形態に係る油揚げ供給装置の正面図である。 図1に示す油揚げ供給装置の概略斜視図である。 図1に示す油揚げ供給装置における情報演算装置のブロック図である。 (A)は油揚げの積層体が搬送開始位置に位置する場合、(B)は油揚げの一部がずれ修正部に部分的に乗り上げる場合、(C)はずれ修正部が移動する場合、(D)は床板が移動する場合の、図1に示した油揚げ供給装置の投入部及び揺動部の部分拡大説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る食品供給装置の部分拡大説明図である。 本発明の変形例に係る海苔供給装置の部分斜視図である。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る油揚げ供給装置1を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る油揚げ供給装置1の正面図である。図1を参照して、油揚げ供給装置1の全体的な構成を説明する。
油揚げ供給装置1は、概略の構成として、油揚げFの積層体が投入される投入部10と、投入部10に載置されている油揚げFの積層体から1枚の油揚げFを分離し搬送する搬送部20と、搬送された油揚げFを揺動する揺動部30と、を備える。
投入部10、搬送部20及び揺動部30は、油揚げ供給装置1のフレーム40に固定されている。搬送部20は投入部10及び揺動部30の上方に配置されている。
フレーム40の下部の空間には、モータ15、モータ35が格納されている。投入部10の回転台11はシャフト14を介して下方に配置されているモータ15と接続されている。また、揺動部30のずれ修正部31はシャフト34を介してモータ35と接続されている。
フレーム40内には、上述したものの他に、種々の電気、電子機器及び機械構造が格納されている。
図2は、油揚げ供給装置1の主要部の概略を示した斜視図である。以下、投入部10及び揺動部30の構成について、図2を参照して説明する。
なお、油揚げFの搬送を開始する位置をP1、搬送を終了する位置をP2とした。また、図2は、位置P1にのみ油揚げFが載置されている状態の油揚げ供給装置1の主要部を例示したものである。
投入部10は、円盤状の回転テーブルである回転台11と、回転台11の上面に立設された5つの載置部12と、上下に昇降する5つの昇降板13と、を備える。載置部12は回転台11の上に5つ配置されている。昇降板13は、載置部12と一対一に対応している。
回転台11の上面に、シャフト14の中心軸を中心として、72°毎に同じ形状の載置部12が5つ配置されている。載置部12は、より詳細には、3方向の側面と底面とによって区画される空間に、油揚げFの載置のための領域を形成するものである。ここで、3方向の側面とは、第1の面12a、第2の面12b及び第3の面12cであり、底面とは、回転台11の上面である。昇降板13は、載置部12によって区画される空間内に水平に配置されている。
後述するように、載置部12によって区画された5つの領域のうち、搬送開始位置P1に位置する油揚げFが、搬送部20によって搬送終了位置P2まで搬送される。
なお、搬送開始位置P1は、請求項における、第1の位置の一例であり、搬送終了位置P2は、請求項における、第2の位置の一例である。載置部12は、請求項における、第1の壁部材の一例である。
揺動部30は、ずれ修正部31と、ずれ修正部31の下方に配置された床板32と、を備える。
ずれ修正部31は、概略3方向の側面と底面とによって区画される空間に、油揚げFを保持する領域を形成するものである。ここで、3方向の側面とは、第1の面31a、第2の面31b及び第3の面31cであり、底面とは、床板32の上面である。
第1の面31a、第2の面31b及び第3の面31cは、互いに僅かなすき間を空けて配置されているが、すき間なく接していてもよい。
ずれ修正部31は、第1の面31a、第2の面31b、第3の面31cのそれぞれの上端部において、油揚げFを保持する領域の外側に傾斜する第4の面31d、第5の面31eの及び第6の面31fを備えている。
なお、ずれ修正部31は、請求項における、第2の壁部材の一例である。
揺動部30は、ずれ修正部31を水平方向に揺動し、床板32を水平方向に移動させる機構である揺動機構33を備える。揺動機構33は、例えば、ギア、カム、シャフト等を組み合わせた機械構造を含む。
次に、再度図1を参照して搬送部20の構成を説明する。
搬送部20は、圧縮空気を放出するエアーノズル21と、油揚げFを吸着して把持するチャック22と、油揚げFの有無及び位置を検出する位置検出部23と、を備える。
搬送部20は、エアーノズル21及びチャック22を水平方向に移動させる図示しない水平移動機構及び上下方向に移動させる垂直移動機構を備えている。
なお、エアーノズル21は、請求項における、食品分離部の一例である。
エアーノズル21は、図示しない圧縮空気源と配管で接続されているノズルである。エアーノズル21は、油揚げFの積層体に接近したときに、その先端が油揚げF同士の境界を向くように配置されている。
チャック22は、圧縮空気の排出に伴って発生する負圧を利用した吸引力で物体を吸着して保持する装置である。チャック22は、図示しない圧縮空気源と配管で接続されている。圧縮空気の排出と停止は、後述する情報演算装置50によって制御される。
位置検出部23は、例えば、下方向にレーザ光を照射するレーザ23aと、レーザ23aの反射光を検出するフォトダイオード23bと、を備える。
なお、搬送部20の機構は、上述したものに限られない。例えば、搬送部20は、油揚げFを分離するアームとアームの移動機構とによって実現されてもよい。
また、エアーノズル21、チャック22、位置検出部23等の配置は、説明したものと異なっていてもよい。例えば、レーザ23aは、フレーム40の側面に固定され、横方向にレーザ光を照射するものであってもよい。
次に、昇降板13の動作について説明する。
それぞれの昇降板13は、シャフト16を介して直動型のアクチュエータ17と接続されている。アクチュエータ17が動作すると、対応するシャフト16は上下に移動する。このとき、昇降板13は、例えば、以下のように移動する。
シャフト16が上方に移動し、シャフト16の上端が昇降板13の下面に設けられた溝に嵌合すると、シャフト16と昇降板13は、一体となって上方に移動する。シャフト16が下方に移動し、シャフト16の上端が昇降板13の下面より下に位置すると、シャフト16の上端は、昇降板13の下面に設けられた溝から離れ、昇降板13の下方向への移動は、停止する。
昇降板13の上下方向の移動の制御は、油揚げFの位置に応じてなされる。すなわち、昇降板13の高さは、搬送開始位置P1に位置する載置部12における最上層の油揚げFが一定の高さを維持するように制御される。
また、回転台11の回転により位置P1に位置することとなった昇降板13は、上方に上げられる。すべての油揚げFの搬送が完了し、回転台11の回転により位置P1から外れることとなった昇降板13は、下方に降ろされる。
このような制御は、図3に示す情報演算装置50によって行われる。モータドライバを介したモータ15、モータ35の駆動、及びアクチュエータ17の駆動も、情報演算装置50によって制御される。また、レーザ23a及びフォトダイオード23bの制御も、情報演算装置50によって行われる。
そこで、図3を参照して、油揚げ供給装置1の各部を制御する情報演算装置50の構成を説明する。
情報演算装置50は、情報を処理するプロセッサ51と、他の装置と情報をやり取りする通信部52と、情報を一時的又は継続的に記憶する主記憶部53、補助記憶部54と、情報を入出力する入出力部55と、これらの装置の間で交換される情報の経路であるバス56と、を備える。
情報演算装置50は、通信部52を介してフォトダイオード23bのデータを取得し、取得されたデータに基づいて反射光の位相を求めることで、回転台11に載置されている油揚げFの有無及び最上部の油揚げFとチャック22との距離を算出する。
また、情報演算装置50は、通信部52を介して、アクチュエータ17を駆動する。情報演算装置50は、モータドライバに命令を送信して、モータ15、モータ35を回転させる。
油揚げ供給装置1が油揚げFを供給する動作の流れについて、図4(A)〜(D)を参照して説明する。なお、投入部10と揺動部30の位置関係を簡潔に示すため、昇降板13、エアーノズル21及びチャック22の図示を省略した。また、以下に説明する油揚げ供給装置1の動作は、情報演算装置50による制御に基づくが、理解を容易にするため、逐一の言及は避けるものとする。
まず、作業者は、投入部10の載置部12に、油揚げFの積層体を載置する。油揚げ供給装置1は、モータ15のモータドライバに命令を送信してシャフト14を回転させ、回転台11を72°回転させる。回転台11の回転を続けると、図4(A)に示すように、油揚げFの積層体は搬送開始位置P1に位置する。
この状態で、図示しないチャック22は、載置部12にある油揚げFの積層体に向かって下方に移動する。エアーノズル21は、油揚げFの積層体に側面から圧縮空気を水平方向に吹き付け、油揚げFの積層体の層と層の間に圧縮空気を送り込む。
これにより、最上層に位置する油揚げFが、油揚げFの積層体から捲れ上がる。捲れ上がった油揚げFは、チャック22に吸着される。
油揚げFの積層体のうち、最上層に位置する油揚げFは、請求項における第1の食品の一例であり、その他の油揚げFは、請求項における第2の食品の一例である。
チャック22が下方に移動した後、一定時間を経過すると、エアーノズル21は圧縮空気の排出を停止し、チャック22は上方へ移動する。チャック22によって吸着されている油揚げFが残りの油揚げFと接しない高さまで上昇した後、チャック22は、右方に移動する。チャック22は、ずれ修正部31の上で停止する。
この位置で、チャック22は、グリップを開放することで、吸着していた油揚げFを解放して位置P2に落下させる。
なお、エアーノズル21が圧縮空気の排出を停止するタイミングは、上述したものに限られない。例えば、エアーノズル21は、チャック22が下方への移動を完了する前に停止してもよく、チャック22が上方への移動を開始した後に停止してもよい。
チャック22が油揚げFを解放したとき、図4(B)に示すように、油揚げFの一部がずれ修正部31内に落下せず、ずれ修正部31に部分的に乗り上げることがある。ずれ修正部31は、以下に説明するようにして、油揚げFのずれを修正する。
チャック22が油揚げFを解放した後、ずれ修正部31は、図4(C)に示すように、移動する。
図4(C)の位置まで移動した後、ずれ修正部31は、再度図4(B)の位置まで移動する。ずれ修正部31が揺動することで、油揚げFは、ずれ修正部31によって区切られた区画に嵌まる。このようにして、油揚げFのずれが修正される。なお、ずれ修正部31による揺動は1回に限られず、2回以上続けて行われてもよい。
最後に、図4(D)に示すように、床板32が上方向に移動すると、油揚げFを下から支えるものがなくなるため、油揚げFは、そのまま下方に落下する。
図4(A)〜(D)に示した流れを繰り返すことで、油揚げFの積層体から油揚げFが1枚ずつ分離され、分離された油揚げFが位置P1から位置P2まで搬送され、搬送された油揚げFの方向が揃えられる。方向が揃えられて揺動部30から下方に落下した油揚げFは、例えば、床板32の直下に設けられた図示しないベルトコンベア、インデックステーブル、アーム等によって油揚げ供給装置1から外部に運ばれ、別の装置に供給される。
一つの昇降板13に積層されていた油揚げFがすべて搬送されると、昇降板13は下方に移動し、回転台11が72°回転して、隣接する載置部12に区切られた領域にある別の油揚げFが搬送され得る状態になる。
このように、油揚げ供給装置1においては、搬送される前に油揚げFの積層体に圧縮空気が吹きつけられて、1枚の油揚げFが積層体から剥がされる。このため、油揚げFは、1枚ずつ分離されてから供給される。
また、油揚げ供給装置1においては、搬送部20が油揚げFを右方向に搬送して落下させて大まかな位置決めを行った後、揺動部のずれ修正部31が油揚げFを揺動することで、ずれの修正を行う。このとき、ずれ修正部31は油揚げFを水平に揺らすため、油揚げFに無理な力が加わりにくい。
従って、油揚げ供給装置1によれば、油揚げFを供給する際に油揚げFを傷付けることが少ない。
なお、上述した油揚げ供給装置1の各部を構成する機構の詳細は一例であり、説明されたものに限られない。例えば、フレーム40における搬送部20、揺動部30、モータ15、モータ35等は、異なる位置に配置されてもよい。
油揚げ供給装置1の動力装置は、モータ15、モータ35、アクチュエータ17等に限られない。例えば、油揚げ供給装置1の動力装置として、電動シリンダを用いてもよい。
回転台11の回転は、モータ15とシャフト14の組合せによって行われるものに限定されない。例えば、回転台11の外周に歯を設け、回転台11自体をチェーンで駆動することとしてもよい。
また、載置部12の数は、5個に限られない。例えば、載置部12は、回転台11の上に、3個、4個、6個、8個配置されていてもよい。載置部12に含まれる側面も、3個に限られない。例えば、載置部12は、概略4方向の側面と底面とによって区画される空間に、油揚げFを保持する領域を形成するものであってもよい。
エアーノズル21の構成及び配置も、上述したものに限られない。エアーノズル21の数は、1個に限られず、複数であってもよい。また、エアーノズル21が吹き付ける圧縮空気の方向は、水平方向に限られない。
床板32の移動方向は、上述したものに限られない。
例えば、床板32は、移動機構により、図4(D)を参照して説明した方向と異なる方向に移動することとしてもよい。
なお、昇降板13、床板32は、水平から5度ないし25度傾けられていてもよい。
このようにすることで、油揚げFの載置、搬送又は剥離をより容易に行うことができる。
(第2の実施の形態)
以上説明した油揚げ供給装置1は、直角三角形の油揚げFを供給するものであるが、本発明による供給の対象は、油揚げFに限定されない。例えば、本発明の第2の実施の形態に係る食品供給装置2は、長方形の形状を有する食品Eを供給する装置である。以下、食品供給装置2について説明する。
図5に示すように、食品供給装置2は、回転台11上に4つの載置部212及び4つの昇降板213を備える。また、食品供給装置2は、揺動部30にずれ修正部231を備える。載置部212及びずれ修正部231は、食品Eの外形に取り囲むように配置されている。
載置部212は、4方向の側面と底面とによって区画される空間に、食品Eを保持する領域を形成するものである。ここで、4方向の側面とは、第1の面212a、第2の面212b、第3の面212c、第4の面212d及び第5の面212eであり、これらのうち、第1の面212aと第5の面212eは、同方向の側面である。また、底面とは、昇降板213の上面である。
ずれ修正部231は、概略4方向の側面と底面とによって区画される空間に、食品Eを保持する領域を形成するものである。ここで、4方向の側面とは、第1の面231a、第2の面231b、第3の面231c、第4の面231d及び第5の面231eであり、これらのうち、第1の面231aと第5の面231eは、同方向の側面である。また、底面とは、床板32の上面である。
ずれ修正部231は、第1の面231a、第2の面231b、第3の面231c、第4の面231d、第5の面231eのそれぞれの上端部において、食品Eを保持する領域の外側に傾斜する第6の面231f、第7の面231g、第8の面231h、第9の面231i及び第10の面231jを備えている。
なお、ずれ修正部231に含まれる面の数、構造及び配置は、説明したものに限られない。例えば、第1の面231aと第5の面231eは、僅かなすき間を空けて配置されているが、すき間を明けずに接していてもよい。同様に、第6の面231fと第10の面231jは、僅かなすき間を空けて配置されているが、すき間を明けずに接していてもよい。このように、ずれ修正部231に含まれる面の数、構造及び配置は、変更されてもよい。
(変形例)
最後に、変形例に係る海苔供給装置3について説明する。海苔供給装置3は、正方形の海苔Wを供給する装置であり、投入部10においても供給の対象である海苔Wを揺動するものである。
海苔供給装置3は、食品供給装置2の載置部212とはと異なる載置部312を備える。以下、油揚げ供給装置1、食品供給装置2と異なる部分について説明する。
海苔供給装置3の載置部312は、以下の構造を有する。
図6の斜視図に示すように、載置部312は、食品供給装置2における載置部212と同様に、4方向の側面と底面とによって区画される空間に、海苔Wを保持する領域を形成するものである。
載置部312は、食品供給装置2におけるずれ修正部231と同様に、第1の面312a、第2の面312b、第3の面312c及び第4の面312dのそれぞれの上端部において、海苔Wを保持する領域の外側に傾斜する第5の面312e、第6の面312f、第7の面312g及び第8の面312hを備えている。
海苔供給装置3においては、チャック22が空気を排出して海苔Wを吸着しようとするときに、複数の海苔Wが吸着されることがある。
情報演算装置50は、海苔Wを吸着した後、チャック22を左右に移動させる制御を行う。これにより、吸着されていた複数の海苔Wは、チャック22に最も近い1枚を残して振り落とされる。
チャック22が左右に移動した後、情報演算装置50が回転台11を揺動する制御を行う。
なお、情報演算装置50は、チャック22を上下方向に移動させる制御を行ってもよい。チャック22によって吸着されている海苔Wは、左右方向に揺さぶられると、傾いてチャック22との間に隙間を生じ、脱落しやすい。一方で、チャック22によって吸着されている海苔Wは、上下方向に揺さぶられても傾きにくく、チャック22との間に隙間を生じないため、脱落しにくい。
このため、チャック22を上下方向に移動させる制御を行うことで、チャック22に最も近い1枚の海苔Wを保持することができる。
チャック22及び回転台11がこのように移動することで、振り落とされたときに載置部312に乗り上げた海苔Wは、載置部312に区切られた区画の内側に落下する。このため、載置部312に乗り上げていた海苔Wは、位置のずれを起こすことなく、搬送されることができる。
従って、海苔供給装置3によれば、海苔Wのように軽い食品も、1枚ずつ分離され、搬送される。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
1 油揚げ供給装置
2 食品供給装置
3 海苔供給装置
10 投入部
11 回転台
12 載置部
13 昇降板
14 シャフト
15 モータ
16 シャフト
17 アクチュエータ
20 搬送部
21 エアーノズル
22 チャック
23 位置検出部
23a レーザ
23b フォトダイオード
30 揺動部
31 ずれ修正部
32 床板
33 揺動機構
34 シャフト
35 モータ
40 フレーム
50 情報演算装置
212 載置部
231 ずれ修正部
312 載置部
E 食品
F 油揚げ
W 海苔

Claims (15)

  1. 積層された油揚げを1つずつ供給する油揚げ供給装置であって、
    前記積層された油揚げが載置される第1の位置と前記油揚げの位置決めを行う第2の位置との間で前記油揚げを搬送する搬送部と、
    前記第1の位置において前記積層された油揚げの少なくとも3つの側面を側方から囲う第1の壁部材と、
    前記搬送部に配置され、前記第1の位置において前記積層された油揚げに気体を吹き付ける油揚げ分離部と、
    前記第2の位置において前記油揚げの少なくとも3つの側面を側方から囲う第1の面、第2の面及び第3の面と、前記第1の面、前記第2の面及び前記第3の面のそれぞれの上端部において、前記油揚げを保持する領域の外側に傾斜する第4の面、第5の面及び第6の面と、を含む、第2の壁部材と、
    前記第2の壁部材を揺動する揺動部と、を備える、
    油揚げ供給装置。
  2. 前記油揚げ分離部は、前記積層された油揚げのうち、第1の油揚げと第2の油揚げに前記気体を吹き付け、
    前記搬送部は、捲れ上がった前記第1の油揚げを吸着する、
    請求項1に記載の油揚げ供給装置。
  3. 前記搬送部は、前記第1の位置に積層された油揚げのうちの最上位の油揚げを吸着して、上方に持ち上げ、前記第2の位置に搬送して落下させる、
    請求項1又は2に記載の油揚げ供給装置。
  4. 前記揺動部は、前記第4の面から前記第6の面のうちの何れかの面に乗り上げた前記最上位の油揚げを、前記第2の壁部材を水平方向に揺動することにより、前記第1の面から前記第3の面によって区画される領域に位置決めをして、配置させる、
    請求項3に記載の油揚げ供給装置。
  5. 前記第1の壁部材で区画される空間には、昇降板が水平に配置され、
    前記最上位の油揚げの上面の位置を揃えるように前記昇降板の位置を制御する昇降制御手段をさらに備える、
    請求項3又は4に記載の油揚げ供給装置。
  6. 前記昇降制御手段は、
    前記最上位の油揚げの上面の位置を測定する測定手段と、
    測定された前記上面の位置に基づいて、前記昇降板の高さを制御する手段と、を備える、
    請求項5に記載の油揚げ供給装置。
  7. 前記第1の壁部材が配置された回転台と、
    前記回転台を回転することにより、前記第1の壁部材で囲まれた領域に配置された油揚げを前記第1の位置に搬送し、前記搬送部により前記油揚げが搬送された後で、前記回転台を回転して、前記第1の壁部材を前記第1の位置から待避させる駆動部と、をさらに備える、
    請求項5又は6に記載の油揚げ供給装置。
  8. 前記第1の壁部材は、前記回転台の上に等角度の間隔で配置され、
    前記駆動部は、前記等角度の単位で前記回転台を回転する、
    請求項7に記載の油揚げ供給装置。
  9. 前記昇降板の下面には、鉛直に延在するシャフトの上端が嵌合する溝が形成され、
    前記昇降制御手段は、前記最上位の油揚げの上面の位置を揃えるように、前記シャフトを上下させる、
    請求項8に記載の油揚げ供給装置。
  10. 前記最上位の油揚げを落下させる落下手段をさらに備え、
    前記第2の壁部材の下方には、底板が水平に配置され、
    前記底板が閉じた状態で、前記搬送部は、前記最上位の油揚げを搬送し、
    前記底板が閉じた状態で、前記揺動部は、前記第2の壁部材を水平方向に揺動し、
    揺動後、前記落下手段は、前記底板を開放して、前記最上位の油揚げを落下させる、
    請求項3から9の何れか1項に記載の油揚げ供給装置。
  11. 前記第1の壁部材は、前記積層された油揚げの側面を開放して囲い、
    前記第2の壁部材は、前記油揚げの側面を閉じて囲う、
    請求項3から10の何れか1項に記載の油揚げ供給装置。
  12. 前記油揚げは、平面視で多角形であり、
    前記第1の壁部材は、前記多角形の頂点部分が露出及び突出するように前記積層された油揚げを囲い、
    前記油揚げ分離部は、前記第1の壁部材から露出及び突出している前記多角形の頂点部分に対応する部分に前記気体を吹き付ける、
    請求項11に記載の油揚げ供給装置。
  13. 前記第1の壁部材は、前記積層された油揚げの外形に沿って配置され、且つ、前記積層された油揚げの一部が側方に露出及び突出するように囲い、
    前記油揚げ分離部は、前記第1の壁部材から露出及び突出している部分に前記気体を吹き付ける、
    請求項1から12の何れか1項に記載の油揚げ供給装置。
  14. 前記油揚げは、いなり寿司用油揚げであり、
    前記油揚げ分離部は、前記いなり寿司用油揚げの切り口を含まない部分に前記気体を吹き付ける、
    請求項13に記載の油揚げ供給装置。
  15. 前記油揚げ分離部は、複数のエアーノズルを備える、
    請求項1から14の何れか1項に記載の油揚げ供給装置。
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