JP3109112U

JP3109112U - 自動販売機の改良構造

Info

Publication number: JP3109112U
Application number: JP2004007032U
Authority: JP
Inventors: 慎浩姚
Original assignee: 慎浩姚
Priority date: 2004-11-30
Filing date: 2004-11-30
Publication date: 2005-05-12
Anticipated expiration: 2010-11-30

Abstract

【課題】商品を円滑に搬出できる自動販売機の改良構造を提供する。
【解決手段】
カプセルに収納した商品を収容する機体５０、機体内の商品を受ける受容部６０を設け、受容部内に回転トレイ７０と回転トレイ上方にガイド板９０を設けて成る。受容部の底面には機体底部の商品取出口５２へ搬送シュートを接続する商品搬出孔５２を設ける。回転トレイ上には商品を載せる商品受孔７１を設け、回転トレイはモータに駆動されて受容部内で回転する。ガイド板は概ね直角三角形を呈した板状物からなり、回転トレイ上方に傾斜させて設けて、回転トレイの商品受け孔上方に左右に並んだ商品を押し分けて一商品のみが円滑に回転トレイの商品受け孔内に落下するようにして、商品が円滑に販売搬出する。また、上下に重なった商品はガイド板の傾斜構造によって傾斜面を上へ移動し、上方に重なった商品をブロックするので、商品が重複して搬出販売されるのを防止できる。
【選択図】図６

Description

本考案は自動販売機の改良構造に関し、特に商品を円滑に搬出できる販売機構造に関する。

図１から図５に示すように、この種の販売機は主に比較的小体積の商品や形状が不規則な商品の販売に用い、小体積や不規則形状の商品を円滑に搬出するために、該商品を全て球形を呈するカプセルに包装してから販売機に装入して販売している。
図１に示すように、上述の公知販売機の商品搬出装置は、主に機体１０内に受容部２０を設け、受容部２０内に回転トレイ３０を設けて構成している。そのうちで、図１に示すように機体１０は、その下方に搬送シュート１１を設け、該搬送シュート１１は商品取出口１２に連結し、機体１０の上方の空間を商品収納部１３とする。図１、図２、図３に示すように、受容部２０は、受容部底面に商品４０を搬出できる孔２１を設け、商品搬出孔２１の内径は商品４０の外径より略大きく、商品搬出孔２１の下方に機体１０の搬送シュート１１を接続する。図１、図２、３に示すように回転トレイ３０は、その上方に商品４０を載せることができる孔３１を若干設け、商品受け孔３１の内径は商品４０の外径より略大きくし、回転トレイ３０の底面に若干のローラ３３を設け、回転トレイ３０はモータ３４に駆動されて受容部２０内で回転する。

上述の構造設計によって、この種の公知販売機の商品搬出装置は、回転トレイ３０の回転を利用して、回転トレイ３０の受け孔３１内に落ちた商品４０を受容部２０の底面に設けた商品搬出孔２１上方に移動させ、商品搬出孔２１から下へ落下させて、搬送シュート１１の案内により商品４０を機体１０底部の商品取出口１２（図１に示す）へ搬送し、商品４０の販売搬出を完了する。しかし使用時には以下の欠点が発生するため、改善が必要である。
（１）商品４０は販売前は不規則に回転トレイ３０上方の機体１０内に堆積しているため、商品４０が押し合って図２に示すように回転トレイ３０の商品受け孔３１の上方で左右に並んでしまう可能性があり、回転トレイ３０の商品受け孔３１内に円滑に落ちないで、商品４０を円滑に搬出販売できないことがある。
（２）商品４０は販売前は不規則に回転トレイ３０上方の機体１０内に堆積しているため、商品４０は押し合って図４に示すように回転トレイ３０の商品受け孔３１の上方で上下に並んでしまう可能性があり、商品４０を重複して搬出販売してしまうことがある。
（３）商品４０は販売前は回転トレイ３０上方の機体１０内に堆積しているため、商品４０の全重量が回転トレイ３０を圧迫するため、モータ３４が回転トレイ３０を回転させる負荷を無駄に増大してしまい、また回転トレイ３０の回転が阻害される。
（４）商品４０は不規則に機体１０上方の商品収納部１３に堆積しているため、下方の商品４０が次々搬出されていった後、残りの商品４０が商品収納部１３のハウジング壁にひっかかる状況（図５に示す）が発生する可能性があり、商品４０が商品収納部１３上方に集まってしまった場合、回転トレイ３０は商品４０に接触できず、商品４０が円滑に回転トレイ３０の商品受け孔３１に落ちなくなり、商品の搬出が停止してしまう。
特開２００２−３４２８２８号公報特開２００２−７４４９１号公報

本考案は、上述の公知販売機の構造がもつ欠点を改善し、商品を円滑に搬出できる自動販売機を提供することを課題とする。

本考案は機体内に受容部を設け、受容部内に回転トレイを設けて構成する。そのなかで、機体は、その下方に搬送シュートを設け、該搬送シュートは商品取出口へ連結し、機体上方の空間を商品収納部とし、受容部は、その受容部底面に商品を搬出できる商品搬出孔を設け、商品搬出孔の下方は機体の搬送シュートを接続し、回転トレイに商品を載せる孔を若干設け、回転トレイはモータに駆動されて受容部内で回転する。
本考案は特に、加えて機体の商品収納部内に攪拌装置と回転トレイ上方のガイド板を具える。該攪拌装置は伝動器と若干のシャフトを具えて構成する。該ガイド板は概ね直角三角形を呈した板状物で、傾斜させて回転トレイ上方に設け、受容部底部の商品搬出孔の上方に対応して設ける。第一直角辺と斜辺とで形成する第一頂点を前下向きに傾斜させて回転トレイ上方に近接させ、ガイド板の第二直角辺は水平に受容部の隣り合うもう一つの槽壁に設け、第二直角辺と斜辺とで形成する第二頂点は第一頂点の位置より高くなるようにする。

上述の攪拌装置とガイド板の設計により、該伝動器は若干のシャフトを連動させて往復する連続運動を呈するようにでき、若干のシャフトが商品収納部で動き続けるようにして、商品収納部内に堆積している商品が機体のハウジング壁にひっかからないようにし、ひいては商品が円滑に販売搬出される。ガイド板が、回転トレイの商品受け孔上方に左右に並んでしまった商品を押したり引いたりするため、そのうちの一商品が円滑に回転トレイの商品受け孔に落ちるようにでき、円滑に商品の販売搬出を完了することができ、重なった商品はガイド板の傾斜設計によって緩やかに斜面を上方へ移動し、上に重なっていた商品を隔てることができ、商品が重複して搬出販売されるのを防ぐことができる。

図６に示すように、本考案は、機体５０内に受容部６０を設け、受容部６０内に回転トレイ７０を設けて構成する。そのうち、図６、図７、図８に示すように、機体５０はその下方に搬送シュート５１を設け、該搬送シュート５１は商品取出口５２へ接続し、機体５０上方の空間を商品収納部５３とする。図６、図８、図９に示すように、受容部６０は、受容部底面に商品を搬出できる商品搬出孔６１を設け、商品搬出孔６１の内径は商品の外径より略大きくし、商品搬出孔６１の下方は機体５０の搬送シュート５１に接続する。

図６、図８、図９に示すように、回転トレイ７０の上に商品を載せる孔７１を若干設け、商品受け孔７１の内径は商品８０の外径より略大きくし、回転トレイ７０上面の中央に概ねコイル状を呈した払出棒７２を設け、回転トレイ７０の底面にローラ７３を若干設け、回転トレイ７０はモータ７４に駆動されて受容部５０内で回転するようにする。
以上の構造は上述の公知販売機の商品搬出装置と大同小異である、本考案が課題を達成するために運用する技術手段と構造の特徴はここにはない。以下に本考案が課題を達成するために運用する技術手段と構造の特徴を述べる。

図６に示すように、本考案は加えて機体５０の商品収納部５３内に設けた攪拌装置８０と回転トレイ７０上方に設けたガイド板９０を具える。
攪拌装置８０は、図７、１０、１１に示すように、伝動器８１、第一シャフト８２及び第二シャフト８３を具えて成る。該伝動器８１はブラケット８４によって機体５０のハウジング壁に固定され、伝動器８１の動力出力端を連動片８５の一端に連結固定し、連動片８５の別の一端を可動軸方式で第一シャフト８２の一端と連結し、第一シャフト８２の別の一端を同様に可動軸方式で第二シャフト８３と連結し、第二シャフト８３の別の一端も同様に可動軸方式で機体５０の壁と連結する。これにより、伝動器８１が動作時に連動して連動片８５が回転し、第一シャフト８２と第二シャフト８３は可動軸の連結により上下移動の往復運動を呈するようになる。

図６、図８、図９に示すように、ガイド板９０は概ね直角三角形を呈した板状物であり、傾斜させて回転トレイ７０上方に設け、受容部６０底部の商品搬出孔６１上方に対応させて設ける。ガイド板９０の第一直角辺９１を傾斜させて受容部６０の槽壁に設け、第一直角辺９１と斜辺９２とが形成する第一頂点９３を前下向きに傾斜させて回転トレイ７０上方に近接させ、ガイド板９０の第二直角辺９４は水平に受容部６０の隣り合うもう一つの槽壁に設け、第二直角辺９４と斜辺９２とが形成する第二頂点９５を第一頂点９３の位置より高くなるようにする。更に、ガイド板９０の斜辺を円弧状に加工して斜めに尖らせるようにする。

上述の構造設計により、本考案は商品搬出時に回転トレイ７０の回転を利用して、回転トレイ７０の商品受け孔内に落ちた商品を受容部底面に設けた商品搬出孔上方まで移動し、商品搬出孔から下へ落下させ、搬送シュートの案内に従って商品を機体５０底部の商品取出口へ搬送して商品の販売搬出を完了する。特に本考案は攪拌装置８０とガイド板９０の設置により以下の長所が具わる（図１１、図１２に示す）。

（１）攪拌装置８０の伝動器８１は第一シャフト８２と第二シャフト８３を連動させることができ、往復状を呈する連続運動をさせて、商品収納部５３内に堆積している商品が機体のハウジングに引っかからないようにでき、ひいては商品が円滑に回転トレイ７０の商品受け孔７１内に落下するようにでき、商品の販売搬出を完了できる。
（２）ガイド板９０は傾斜させて回転トレイ７０の上方に設け、受容部６０底部の商品搬出孔６１上方に対応させているため、ガイド板９０が回転トレイ７０の商品受け孔７１上方に左右に並んだ商品８０を押したり引いたりして、そのうちの一商品８０を回転トレイ７０の商品受け孔７１内に落下させ、円滑に商品８０の販売搬出を完了できる。
（３）ガイド板９０は傾斜させて回転トレイ７０の上方に設け、受容部６０底部の商品搬出孔６１上方に対応させているため、ガイド板９０が回転トレイ７０の商品受け孔７１上方に重なった商品８０を押したり引いたりして、上に重なった商品８０がガイド板９０の傾斜に従って緩やかに上へ移動し、上に重なった商品８０をブロックすることによって、商品８０が重複して搬出販売されるのを防止できる。
（４）ガイド板９０は傾斜させて回転トレイ７０の上方に設けてあるため、ガイド板９０が一部の商品８０を回転トレイ７０からブロックすることができ、回転トレイ７０上方の商品８０の重量が全て回転トレイ７０にかかることがなく、モータ７４が回転トレイ７０を駆動する負荷を軽減でき、回転トレイ７０の回転をスムーズにすることができる。

公知の自動販売機の立体図である。公知の自動販売機の搬出装置の上からの見取り図と、商品が回転トレイの孔上方に左右に並んだときの動作略図である。図２のＩ―Ｉ断面図と、商品が正常状態で搬出販売される動作略図である。図２のＩ―Ｉ断面図と、商品が回転トレイの孔上方に上下に重なった時の動作略図である。公知自動販売機の側面透視図と商品がハウジングに引っかかった状態の略図である。本考案の立体図である。本考案の側面から見た断面図である。本考案のガイド板の上からの見取り図である。図８のＩＩ―ＩＩ断面図である。本考案の攪拌装置の立体構造図である。本考案の攪拌装置の動作略図である。本考案のガイド板が商品を円滑に搬出する動作略図である。

符号の説明

１０機体
１１搬送シュート
１２商品取出口
１３商品収納部
２０受容部
２１商品搬出孔
３０回転トレイ
３１商品受け孔
３２払出棒
３３ローラ
３４モータ
４０商品
５０機体
５１搬送シュート
５２商品取出口
５３商品収納部
６０受容部
６１商品搬出孔
７０回転トレイ
７１商品受け孔
７２払出棒
７３ローラ
７４モータ
８０攪拌装置
８１伝動器
８２第一シャフト
８３第二シャフト
８４ブラケット
８５連動片
９０ガイド板
９１第一直角辺
９２斜辺
９３第一頂点
９４第二直角辺
９５第二頂点

Claims

機体内に商品受容部を具え、該受容部内に回転トレイを設けて成る自動販売機であって、
受容部は、受容部底面に商品搬出孔を設け、商品搬出孔の下方から機体底部の商品取出口へ搬送シュートを接続し、
回転トレイに商品を載せることができる孔を複数設け、回転トレイはモータで駆動されて受容部内で回転するようにし、
機体の商品収納部内に攪拌装置を設け、該攪拌装置は伝動器、第一シャフトと第二シャフトを具えて成り、該伝動器は機体のハウジング壁に固定され、伝動器の動力出力端を連動片の一端に結合固定し、連動片の別の一端は可動軸方式で第一シャフトの一端と連結し、第一シャフトの別の一端を可動軸方式で第二シャフトと連結し、第二シャフトの別の一端を可動軸方式で機体の壁と連結し、
回転トレイ上方にガイド板を設け、該ガイド板は概ね直角三角形を呈した板状物で、傾斜させて回転トレイ上方に設け、受容部底部の商品搬出孔の上方に対応させて設け、ガイド板の第一直角辺を傾斜させて受容部の槽壁に設け、また第一直角辺とその斜辺とが形成する第一頂点を前下向きに傾斜させて回転トレイ上方に近接させ、ガイド板の第二直角辺は水平状に受容部のもう一つの隣り合う槽壁に設け、第二直角辺と斜辺とが形成する第二頂点を第一頂点の位置より高くするようにして成ることを特徴とする自動販売機の改良構造。
該ガイド板の斜辺を円弧状に尖らせて形成して成ることを特徴とする請求項１記載の自動販売機の改良構造。