JP6745070B2 - 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム Download PDF

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本発明は、画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムに関し、特に露光パルス幅の制御技術に関する。
画像形成装置(たとえばプリンター、多機能プリンター、又は複合機(Multifunction Peripheral))には、トナーを使用して印刷媒体上に画像を形成する電子写真方式がある。電子写真方式のプリンターにおいては、消費されるトナー量を削減することができるトナーセーブ機能が提案されている。ところが、トナーセーブ機能は、文字や線画において、線のとぎれや文字の判読性の低下が問題となり、写真画像においては階調性が失われたりすることがある。このような問題に対して、たとえば特許文献1は、処理内容が異なる複数のトナーセーブ機能を準備し、文字や線画と、写真画像とにおいて複数のトナーセーブ機能から選択して処理内容を切り替える技術を提案している。
特開平11−151833号公報
しかし、本願発明者は、文字や線画において端部(エッジとも呼ばれる。)の割合に着目し、その割合が一定の値を超えると、トナーの積載量が過剰となっていることを見いだした。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、文字や線画において端部の割合に応じて発生するトナーの過剰積載を抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置を提供する。前記画像形成装置は、前記画像データによって表される少なくとも1つの画像領域を含む画像領域群の中から文字と線画の少なくとも一方を含む領域である線画像領域を検出する線画像検出部と、前記線画像領域毎に前記線画像領域の端部を構成する画素の数である端部画素数を算出し、前記算出された端部画素数と、前記線画像領域を構成する画素の数である線画像領域画素数とを使用して前記線画像領域画素数に対する前記端部画素数の割合である端部割合を算出する端部検出部と、感光体と、前記画像データに基づいて前記感光体に露光して静電潜像を形成する露光部とを有する画像形成部と、前記端部割合に応じて、前記露光の走査において1画素を通過する時間である画素通過期間のうちの露光パルスの発光時間の割合である露光パルス幅を前記線画像領域毎に調整するパルス幅調整部とを備える
本発明は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成方法を提供する。前記画像形成方法は、前記画像データによって表される少なくとも1つの画像領域を含む画像領域群の中から文字と線画の少なくとも一方を含む領域である線画像領域を検出する線画像検出工程と、前記線画像領域毎に前記線画像領域の端部を構成する画素の数である端部画素数を算出し、前記算出された端部画素数と、前記線画像領域を構成する画素の数である線画像領域画素数とを使用して前記線画像領域画素数に対する前記端部画素数の割合である端部割合を算出する端部検出工程と、感光体を用い、前記画像データに基づいて前記感光体に露光して静電潜像を形成する露光工程を含む画像形成工程と、前記端部割合に応じて、前記露光の走査において1画素を通過する時間である画素通過期間のうちの露光パルスの発光時間の割合である露光パルス幅を前記線画像領域毎に調整するパルス幅調整工程とを備える。
本発明は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置を制御するための画像形成プログラムを提供する。前記画像形成プログラムは、前記画像データによって表される少なくとも1つの画像領域を含む画像領域群の中から文字と線画の少なくとも一方を含む領域である線画像領域を検出する線画像検出部、前記線画像領域毎に前記線画像領域の端部を構成する画素の数である端部画素数を算出し、前記算出された端部画素数と、前記線画像領域を構成する画素の数である線画像領域画素数とを使用して前記線画像領域画素数に対する前記端部画素数の割合である端部割合を算出する端部検出部、感光体と、前記画像データに基づいて前記感光体に露光して静電潜像を形成する露光部とを有する画像形成部、及び前記端部割合に応じて、前記露光の走査において1画素を通過する時間である画素通過期間のうちの露光パルスの発光時間の割合である露光パルス幅を前記線画像領域毎に調整するパルス幅調整部として前記画像形成装置を機能させる。
本発明によれば、文字や線画において端部の割合に応じて発生するトナーの過剰積載を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す断面図である。 一実施形態に係る画像形成装置1の露光パルス幅調整処理の内容を示すフローチャートである。 一実施形態に係る露光パルス幅と端部比率の関係を示す説明図である。 一実施形態に係る露光校正処理の内容を示す説明図である。 一実施形態に係る露光校正処理において中間転写ベルト27に形成されるパッチP1〜P3を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成装置1は、制御部10と、画像形成部20と、記憶部40と、画像読取部50と、定着部80とを備えている。画像読取部50は、原稿から画像を読み取ってデジタルデータである画像データIDを生成する。
画像形成部20は、色変換処理部21と、ハーフトーン処理部22と、校正用濃度センサ28と、露光部29と、感光体ドラム(像担持体)30c〜30kと、現像部100c〜100k、帯電部25c〜25kとを有している。色変換処理部21は、RGBデータである画像データIDをCMYKデータに色変換する。ハーフトーン処理部22は、CMYKデータにハーフトーン処理を実行してCMYKのハーフトーンデータとして印刷データPDを生成する。
制御部10は、線画像検出部11、端部検出部12及びパルス幅調整部13を備えている。制御部10は、線画像検出部11、端部検出部12及びパルス幅調整部13を使用し、印刷データPDに基づいて、露光部29による露光パルス幅(後述)を調整することができる。印刷データPDは、複数の画像領域を含む画像領域群を表している。画像領域群の各画像領域は、線画と文字との少なくとも一方を含む線画像を表す線画像領域と、線画像以外を表す非線画像領域(線画像領域以外の画像領域(たとえば写真画像領域)ともいえる。)とに分類される。
線画像検出部11は、印刷データPDによって表される画像領域が線画像領域であるか否かを判定する。線画像検出部11は、画像領域の幅が予め設定されている画素数である基準画素数以下である場合に線画像領域であると判定し、画像領域の幅が予め設定されている基準画素数を超える場合に線画像領域ではないと判定する。基準画素数は、解像度等に基づいて設定される。
端部検出部12は、線画像領域の端部(エッジの画素)を検出する。端部検出部12は、着目画素と隣接画素の画素値の関係に基づいて端部を検出してもよいし、微分フィルタやソーベルフィルタ等のフィルタを使用して端部を検出してもよい。
制御部10は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部10は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他ハードウェア等のインターフェイスに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置1全体を制御する。
記憶部40は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部10が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。記憶部40は、本実施形態では、さらにパルス幅テーブルTPWを格納している。パルス幅テーブルTPWは、端部比率と露光パルス幅の対応関係を示し、たとえばLUT(Look Up Table)として構成することができる。
図2は、一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す断面図である。本実施形態の画像形成装置1は、タンデム型のカラープリンターである。画像形成装置1は、その筐体70内に、マゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックの各色に対応させて感光体ドラム(像担持体)30m、30c、30y及び30kが一列に配置されている。感光体ドラム30m、30c、30y及び30kのそれぞれに隣接して、現像部100m、100c、100y及び100kが配置されている。
感光体ドラム30m、30c、30y及び30kには、たとえば有機感光体(OPC:Organic Photoconductor)が使用可能であるが、アモルファスシリコン感光体としての感光体ドラムのような比誘電率が高い感光体ドラムを使用することもできる。ただし、本願本発明者は、比誘電率が高い感光体ドラムで本願発明が顕著な効果を奏することを見いだした。
感光体ドラム30m、30c、30y及び30kには、露光部29から各色用のレーザー光Lm、Lc、Ly及びLkが照射(露光)される。この照射によって、感光体ドラム30m、30c、30y及び30kに静電潜像が形成される。現像部100m、100c、100y及び100kは、トナーを攪拌しながら、感光体ドラム30m、30c、30y及び30kの表面に形成された静電潜像にトナーを付着させる。これにより、現像工程が完了し、感光体ドラム30c〜30kの表面に各色のトナー像が形成される。
画像形成装置1は、無端状の中間転写ベルト27を有している。中間転写ベルト27は、テンションローラ24、駆動ローラ26a及び従動ローラ26bに張架されている。中間転写ベルト27は、駆動ローラ26aの回転によって循環駆動させられる。
たとえば感光体ドラム30k上のブラックのトナー像は、感光体ドラム30kと一次転写ローラ23kとで中間転写ベルト27を挟み、中間転写ベルト27が循環駆動させられることによって中間転写ベルト27に一次転写される。この点は、シアン、イエロー、マゼンタの3色についても同様である。中間転写ベルト27の表面には、所定のタイミングで相互に重ね合わせられるように一次転写が行われることによってフルカラートナー像が形成される。
フルカラートナー像は、その後、給紙カセット60から供給された印刷用紙Pに二次転写され、定着部80によって印刷媒体としての印刷用紙Pに定着される。校正用濃度センサ28は、一次転写が完了し、二次転写の前のトナー像の濃度が計測できる位置に配置されている。
図3は、一実施形態に係る画像形成装置1の露光パルス幅調整処理の内容を示すフローチャートである。露光パルス幅調整処理は、文字や線画の画像形成時における露光パルス幅を調整することによって画像品質を確保し、トナーの消費量を削減する処理である。
ステップS110では、制御部10の線画像検出部11は、画像属性判定処理を実行する。画像属性判定処理では、線画像検出部11は、印刷データPDによって表される画像領域群に含まれる各画像領域に順に着目し、線画像領域であるか否か、すなわち線画像領域(線画と文字との少なくとも一方を含む線画像を表す領域)と非線画像領域のいずれであるかを判定する。着目された画像領域は、着目画像領域と呼ばれる。
ステップS120では、線画像検出部11は、着目画像領域が線画像領域でない場合には、すなわち非線画像領域である場合には処理を終了し、着目画像領域が線画像領域である場合には処理をステップS130に進める。
ステップS130では、端部検出部12は、端部検出処理を実行する。端部検出処理では、端部検出部12は、着目画像領域としての線画像領域の端部画素を検出し、端部画素の数を集計する。
ステップS140では、端部検出部12は、端部比率算出処理を実行する。端部比率算出処理では、端部検出部12は、線画像領域毎に端部比率を算出する。端部比率は、端部画素数(線画像領域の端部画素の総数)の線画像領域画素数(線画像領域の総画素数)に対する比率(割合)である。
線画像領域では、いわゆるエッジ効果によって端部比率に応じてトナー消費量が変動する。本願発明者は、端部比率を算出することによって、線画像領域の全体でマクロ的な視点からトナー消費量に対するエッジ効果の影響の程度を推定可能であることを見いだした。このような知見に基づいて、端部検出部12は、線画像領域において全体的に発生するトナー消費量の変動を予測することができる。
ステップS150では、端部検出部12は、端部比率と予め設定されている所定の閾値Thとを比較する。端部検出部12は、端部比率が所定の閾値Th以上の場合には処理をステップS160に進め、端部比率が所定の閾値Th未満の場合には処理を終了する。これにより、端部比率が所定の閾値Th未満の場合には、露光パルス幅調整処理が実行されないこととなる。
本願発明者は、端部比率が所定の閾値Th未満の場合には、エッジ効果によるトナー消費量の変動が殆ど発生しないことを見いだした。本実施形態は、このような知見に基づいて端部比率が所定の閾値Th以上の場合に、露光パルス幅調整処理を実行することとして処理の効率化を実現している。この例では、端部比率が所定の閾値Th未満の場合には、露光パルス幅が100%に固定されることになる。
ステップS160では、パルス幅調整部13は、露光パルス幅調整処理を実行する。露光パルス幅調整処理では、パルス幅調整部13は、パルス幅テーブルTPWを使用して端部比率に基づいて露光パルス幅を決定する。
図4は、一実施形態に係る露光パルス幅と端部比率の関係を示す説明図である。図4(a)は、露光パルス幅と端部比率の関係を曲線CV1で示している。パルス幅テーブルTPWは、曲線CV1をテーブル化したものである。具体的には、露光パルス幅は、閾値Th(この例では14%)未満では100%で一定であり、閾値Th以上では端部比率に応じて線形に高くなっている。
図4(b)は、露光部29が利用可能な複数の露光パルスのうちの代表的な3つの露光パルスPL1,PL2,PL3を示している。露光パルスPL1は、露光パルス幅が100%である露光パルスである。露光パルスPL2は、露光パルス幅が80%である露光パルスである。露光パルスPL3は、露光パルス幅が60%である露光パルスである。露光パルス幅は、露光の走査において1画素を通過する時間である画素通過期間Wpのうちの露光パルスの発光時間Epの割合を100分率で表したものである。露光パルス幅は、たとえば40%から100%まで5%刻みで設定することができる。
図5は、一実施形態に係る露光校正処理の内容を示す説明図である。図5(a)は、露光校正処理の内容を示すフローチャートである。図5(b)は、相対濃度計測値と端部比率の関係を示している。相対濃度計測値と端部比率の関係は、露光パルス幅調整処理の校正処理である露光校正処理に使用される。露光校正処理は、相対濃度計測値に基づいてパルス幅テーブルTPWを更新、すなわち露光パルス幅の調整量を校正する処理である。本校正処理は、たとえば個体差の抑制のために製造時に実行され、あるいは経年変化の抑制のために一定の期間毎に実行される。
図6は、一実施形態に係る露光校正処理において中間転写ベルト27に形成されるパッチP1〜P3を示す説明図である。パッチP1〜P3は、端部割合が段階的に相違する複数のパッチとして校正されている。パッチP1〜P3は、黒帯領域と白帯領域とが副走査方向に交互に並んで形成されている。黒帯領域は、ベタのドットが形成されたベタ画素が主走査方向に延びている領域である。白帯領域は、ドットが形成されていない白画素が主走査方向に延びている領域である。黒帯領域及び白帯領域の副走査方向の画素数は、端部比率に基づいて校正用に予め設定されている。
ステップS210では、画像形成装置1は、中間転写ベルト27に校正用のパッチP1〜P3を形成する。パッチP1〜P3は、たとえばブラックのトナーで形成される。パッチP1は、端部比率が50%のパッチである。パッチP2は、端部比率が25%のパッチである。パッチP3は、端部比率が15%のパッチである。
ステップS220では、画像形成装置1の校正用濃度センサ28は、3個のパッチP1〜P3の濃度と、パッチ非形成領域の濃度(地肌濃度)とを計測する。3個のパッチP1〜P3及びパッチ非形成領域の濃度は、たとえば中間転写ベルト27を回転駆動させつつ校正用濃度センサ28が照射する光の反射光量に基づいて計測される。
図5(b)は、端部比率と相対濃度計測値の想定されている関係を示す基準線CV2と、第1の計測例として濃度(トナーの積載量)が想定よりも過剰となっている第1計測線CV2Hと、第2の計測例として濃度が想定よりも過小となっている第2計測線CV2Lとを示している。相対濃度計測値とは、ベタを表す入力階調値に対して、エッジ効果を考慮して再現されることが想定されている濃度との比率を示している。すなわち、相対濃度計測値は、計測濃度値を想定濃度値で除して100分率で表した値である。
ステップS230では、パルス幅調整部13は、パルス幅テーブル校正処理を実行する。パルス幅テーブル校正処理では、パルス幅調整部13は、たとえば相対濃度計測値が第1計測線CV2Hのように濃度が想定よりも過剰となっている場合には、相対濃度計測値が基準線CV2に近づくようにパルス幅テーブルTPWを校正(更新)する。パルス幅調整部13は、パルス幅テーブルTPWにおいて、露光パルス幅を適切に小さくして相対濃度計測値が基準線CV2に近づくようにすることができる。
一方、パルス幅調整部13は、たとえば相対濃度計測値が第2計測線CV2Lのように濃度が想定よりも過小となっている場合には、相対濃度計測値が基準線CV2に近づくようにパルス幅テーブルTPWを校正(更新)する。パルス幅調整部13は、パルス幅テーブルTPWにおいて、露光パルス幅を適切に大きくして相対濃度計測値が基準線CV2に近づくようにすることができる。
さらに、パルス幅調整部13は、閾値Thの校正を行うこともできる。パルス幅調整部13は、たとえばパッチP1〜P3の相対濃度計測値に基づく外挿計算で端部比率が13%で相対濃度計測値が100%を超えた場合には、閾値Thを10%として端部比率が10%以上となる領域で露光パルス幅を調整するようにすることができる。一方、パルス幅調整部13は、たとえば外挿計算で端部比率が15%で相対濃度計測値が100%である場合には、閾値Thを15%よりも大きな値として端部比率が20%未満となる領域で露光パルス幅を固定することができる。
このように、一実施形態に係る画像形成装置1は、線画像領域毎に端部比率を算出することによって、線画像領域の全体でマクロ的な視点からトナー消費量に対するエッジ効果の影響の程度を推定し、線画像領域毎に露光パルス幅を調整することができる。これにより、文字や線画における端部の割合に応じて発生するトナーの過剰積載を抑制することができる。
本発明は、上記実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上記実施形態では、パルス幅調整部は、端部割合と露光パルス幅の関係を表すパルス幅テーブルを使用して露光パルス幅を調整しているが、必ずしもテーブルを使用する必要はない。パルス幅調整部は、たとえば近似曲線(あるいは直線)を使用して端部割合に基づいて露光パルス幅を決定するものでもよい。本発明のパルス幅調整部は、一般に端部割合に応じて露光パルス幅を調整するものであればよい。
変形例2:上記実施形態では、校正用のパッチは、黒帯領域と白帯領域とが副走査方向(一の方向とも呼ばれる。)に交互に並んで形成され、黒帯領域及び白帯領域が主走査方向に延びているが、必ずしもこのような方向に延びている必要はない。本発明のパッチは、黒帯領域と白帯領域とが一の方向に交互に並んで形成され、黒帯領域及び白帯領域が一の方向に垂直な方向に延びているものであればよい。
黒帯領域と白帯領域とが交互に並ぶ方向は、たとえば中間転写ベルトの進行方向としてもよく、中間転写ベルトの進行方向に垂直な方向や中間転写ベルトの進行方向に傾斜した方向でもよい。さらに、黒帯領域と白帯領域とが交互に並ぶ方向は、これらの方向の中から選択された1つの方向あるいは複数の方向の組み合わせでもよい。すなわち、本発明のパッチは、1つの方向に黒帯領域と白帯領域とが交互に並ぶパッチでもよく、複数の方向に黒帯領域と白帯領域とが交互に並ぶ複数種類のパッチの組み合わせでもよい。
1 画像形成装置
10 制御部
11 線画像検出部
12 端部検出部
13 パルス幅調整部
20 画像形成部
21 色変換処理部
22 ハーフトーン処理部
25c〜25k 帯電部
27 中間転写ベルト
28 校正用濃度センサ
29 露光部
100c〜100k 現像部
40 記憶部
50 画像読取部
60 給紙カセット
70 筐体

Claims (9)

  1. 画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像データによって表される少なくとも1つの画像領域を含む画像領域群の中から文字と線画の少なくとも一方を含む領域である線画像領域を検出する線画像検出部と、
    前記線画像領域毎に前記線画像領域の端部を構成する画素の数である端部画素数を算出し、前記算出された端部画素数と、前記線画像領域を構成する画素の数である線画像領域画素数とを使用して前記線画像領域画素数に対する前記端部画素数の割合である端部割合を算出する端部検出部と、
    感光体と、前記画像データに基づいて前記感光体に露光して静電潜像を形成する露光部とを有する画像形成部と、
    前記端部割合に応じて、前記露光の走査において1画素を通過する時間である画素通過期間のうちの露光パルスの発光時間の割合である露光パルス幅を前記線画像領域毎に調整するパルス幅調整部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記パルス幅調整部は、前記端部割合が予め設定されている閾値以上である場合に、前記露光パルス幅を調整し、前記端部割合が予め設定されている閾値未満である場合に、前記露光パルス幅を固定とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置であって、さらに、
    前記感光体からトナー像を転写する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトに転写されたトナー像の濃度を計測する校正用濃度センサと、
    を備え、
    前記パルス幅調整部は、前記端部割合が段階的に相違する複数のパッチを形成し、前記校正用濃度センサで前記複数のパッチの濃度を計測し、前記計測された濃度に基づいて前記露光パルス幅の調整量を校正する画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記複数のパッチは、黒帯領域と白帯領域とが一の方向に交互に並んで形成され、
    前記黒帯領域は、ベタのドットが形成されたベタ画素が前記一の方向と垂直な方向に延びている領域であり、
    前記白帯領域は、ドットが形成されていない白画素が前記一の方向と垂直な方向に延びている領域であり、
    前記ベタ画素及び前記白画素の前記一の方向の各画素数は、前記段階的に相違する端部比率に基づいて設定されている画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置であって、
    前記黒帯領域及び前記白帯領域は、前記中間転写ベルトの進行方向と、前記進行方向に垂直な方向と、前記進行方向に傾斜した方向の中から選択された少なくとも1つの方向を有している画像形成装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記パルス幅調整部は、前記端部割合と前記露光パルス幅の関係を表すパルス幅テーブルを使用して前記露光パルス幅を調整し、前記パルス幅テーブルを更新して前記露光パルス幅の調整量を校正する画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記感光体は、アモルファスシリコン感光体を含む画像形成装置。
  8. 画像データに基づいて画像を形成する画像形成方法であって、
    前記画像データによって表される少なくとも1つの画像領域を含む画像領域群の中から文字と線画の少なくとも一方を含む領域である線画像領域を検出する線画像検出工程と、
    前記線画像領域毎に前記線画像領域の端部を構成する画素の数である端部画素数を算出し、前記算出された端部画素数と、前記線画像領域を構成する画素の数である線画像領域画素数とを使用して前記線画像領域画素数に対する前記端部画素数の割合である端部割合を算出する端部検出工程と、
    感光体を用い、前記画像データに基づいて前記感光体に露光して静電潜像を形成する露光工程を含む画像形成工程と、
    前記端部割合に応じて、前記露光の走査において1画素を通過する時間である画素通過期間のうちの露光パルスの発光時間の割合である露光パルス幅を前記線画像領域毎に調整するパルス幅調整工程と、
    を備える画像形成方法。
  9. 画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置を制御するための画像形成プログラムであって、
    前記画像データによって表される少なくとも1つの画像領域を含む画像領域群の中から文字と線画の少なくとも一方を含む領域である線画像領域を検出する線画像検出部、
    前記線画像領域毎に前記線画像領域の端部を構成する画素の数である端部画素数を算出し、前記算出された端部画素数と、前記線画像領域を構成する画素の数である線画像領域画素数とを使用して前記線画像領域画素数に対する前記端部画素数の割合である端部割合を算出する端部検出部、
    感光体と、前記画像データに基づいて前記感光体に露光して静電潜像を形成する露光部とを有する画像形成部、及び
    前記端部割合に応じて、前記露光の走査において1画素を通過する時間である画素通過期間のうちの露光パルスの発光時間の割合である露光パルス幅を前記線画像領域毎に調整するパルス幅調整部として前記画像形成装置を機能させる画像形成プログラム。
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