JP2012053122A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エッジ効果を勘案し、トナー消費量を誤差なく正確、精密に求める。
【解決手段】画像形成装置は、トナー収容体と、静電潜像をトナーで現像する画像形成部と、画像データのラインでの、トナーをのせるドットの幅である印字ドット幅をカウントするカウント部と、印字ドット幅に対する係数であって、印字ドット幅が広いほど値が小さくなるように定められた複数の重み付け係数を記憶する記憶部と、カウント部でカウントされたそれぞれの印字ドット幅の値に、1つの印字ドットあたりのトナー消費量である単位消費量と、印字ドット幅に応じた重み付け係数を乗じトナー消費量を演算する演算部と、を有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、トナーを用いてトナー像を形成する画像形成装置で、トナー消費量を求める画像形成装置に関する。
画像形成装置には、トナーを用いるものがある。そして、トナーコンテナ等のトナー収容体が画像形成装置に取り付けられ、トナーの消費に伴い、トナー収容体からトナーが補給される。しかし、トナー切れとなれば印刷はできない。又、直ぐにトナー収容体を入手できるとは限らない。そこで、トナー消費量を求め、トナーの満杯量から、トナー消費量を順次引いていきトナー残量を求めることがある。そして、求めたトナー残量に基づき、例えば、トナー残量やトナー収容体の交換時期の表示がなされる。ここで、トナー残量や交換時期を正確に知らせるには、トナー消費量を正確に求めることが必要になる。このトナー消費量を正確に求めるための発明の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、画像データに対応するパターンの潜像を像担持体に形成してトナーで現像する電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに対応するパターンの注目エリア内の作像ドット数を画像データから求めるドット数取得手段、画像データに対応するパターンの注目エリア内の作像ドットの主走査方向でのエッジ数を当該画像データから求めるエッジ数取得手段、単位エリア内の作像ドット数とエッジ数の比で決まる値に対応付けて該単位エリア当たりのトナー消費量を保持しているルックアップテーブルAと、ルックアップテーブルAを参照して注目エリア内の当該画像データに対応するパターンのトナー消費量を求める消費量演算手段と、を有する画像形成装置が記載されている。この構成により、主走査方向のエッジに起因するトナー消費量の増加量を考慮して、画像データからトナー消費量を求めようとする(特許文献1:段落[0010]等参照)。
特開2003−122205号公報
トナー消費量を正確に演算するには、単に、画像データでのトナーをのせる印字ドットをカウントするだけでは足りず、画像でのエッジ効果を考慮する必要がある。そこで、図13及び図14に基づき、エッジ効果を説明する。図13は、印字ドット幅に対するトナー消費量のエッジ効果を説明するための説明図である。図14は、印字ドット幅に対する1ドットあたりのトナー消費量の一例を示すグラフである。
まず、図13の各図において網掛けで示す部分は、像担持体(例えば、感光体ドラム)で露光されトナーがのせられる部分である。具体的に、図13の(a)の印字ドット幅に対し、(b)は2倍の印字ドット幅であり、(c)は4倍の印字ドット幅である。又、黒の塗り潰し部分はトナーを示す。
図13の各図では、いずれも合計の印字ドット数は同じである。しかし、印字ドットのエッジ部分(印字と非印字の境界部分)では、多くのトナーがのる傾向が確認されている(エッジ効果)。一方で、図13(c)に示すように、エッジから離れた区間では、エッジ地点ほどトナーがのらない。そのため、印字ドット幅が広いほど、1ドットの現像に用いられるトナーは少なくなる傾向を示す。反対に、エッジ効果によって、印字ドット幅が狭いほど1ドットあたりのトナー消費量は増える傾向を示す。
このドット幅に対する1ドット当たりのトナー消費量(総トナー消費量/印字ドット幅)の一例を示すグラフが図14である。図14に示すように、印字ドット幅が広くなれば1ドット当たりのトナー消費量は次第に少なくなり、印字ドット幅がある幅を超えると、1ドット当たりのトナー消費量はほぼ落ち着く。
特許文献1記載の発明では、エッジ効果を考慮しエッジ数をカウントする。そして、ドット数とエッジ数の比に基づきトナー消費量を計算する。しかし、エッジ数は、注目エリア内で計算されるので、異なるドット幅が組み合わされていても同じドット数、エッジ数であればトナー消費量は同じと計算される。この点につき図15を用いて説明する。図15(a)、(b)は、同ドット数でトナー消費量が異なる例を示すための説明図である。
図15(a)は、印字ドット幅は、10ドットずつで合計50ドットである。又、数字で示すように、エッジは合計10個である。一方、図15(b)は、印字ドット幅は、合計50ドット、エッジは合計10個であるが、印字ドット幅は、それぞれ、3ドット、25ドット、7ドット、5ドット、10ドットである。
そして、エッジ効果の影響を考えると、図15(a)の場合と、図15(b)の場合とでは、同じトナー消費量とはいえない。しかし、特許文献1記載の発明では、ドット数と注目エリア内のエッジ数の比に基づきトナー消費量を計算し、図15(a)の場合と、図15(b)の場合では、同じトナー消費量と計算される。そのため、トナー消費量を求めるに当たり、特許文献1記載の発明でも誤差があり、技術的に不十分である。即ち、正確にトナー消費量を求めるという点で問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、エッジ効果を勘案し、トナー消費量を誤差なく正確、精密に求めることを課題とする。
上記課題解決のため、請求項1に係る画像形成装置は、トナーを収容し補給するトナー収容体と、画像データにあわせて像担持体に静電潜像を形成し、静電潜像をトナーで現像する画像形成部と、画像データのラインでの、トナーをのせるドットの幅である印字ドット幅をカウントするカウント部と、前記印字ドット幅に対する係数であって、前記印字ドット幅が広いほど値が小さくなるように定められた複数の重み付け係数を記憶する記憶部と、前記カウント部でカウントされたそれぞれの前記印字ドット幅の値に、1つの印字ドットあたりのトナー消費量である単位消費量と、前記印字ドット幅に応じた前記重み付け係数を乗じトナー消費量を演算する演算部と、を有することとした。
この構成によれば、演算部は、カウント部でカウントされたそれぞれの印字ドット幅の値に、1つの印字ドットあたりのトナー消費量である単位消費量と、印字ドット幅に応じた重み付け係数を乗じトナー消費量を演算する。これにより、画像データの全ての印字ドットについて、印字ドットの連続数(印字ドット幅)を1つ1つカウントしたうえで、トナー消費量を求めることができる。従って、画像データ内の全ての印字ドットにつき、領域単位ではなく、1つ1つの印字ドット幅についてエッジ効果を勘案してトナー消費量を求めるので、正確、精密にトナー消費量を求めることができる。
又、請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記ラインは、画像データにおける主走査方向又は副走査方向のラインであることとした。
この構成によれば、ラインは、画像データにおける主走査方向又は副走査方向のラインとされる。これにより、カウント部は、主走査方向又は副走査方向について印字ドット幅をカウントし、演算部は、トナー消費量を演算する。従って、主走査方向又は副走査方向のいずれかの方向について1つ1つの印字ドット幅についてエッジ効果を勘案してトナー消費量を求めることができ、正確、精密にトナー消費量を求めることができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項1の発明において、前記ラインは、画像データにおける主走査方向及び副走査方向のラインであり、前記演算部は、1ページの画像データに含まれる全ての主走査方向の前記ラインについて、トナー消費量をそれぞれ足し合わせて1ページ分の第1トナー消費量を求めるとともに、1ページの画像データに含まれる全ての副走査方向の前記ラインについて、トナー消費量をそれぞれ足し合わせて1ページ分の第2トナー消費量を求め、前記第1トナー消費量と前記トナー消費量を予め定められた割合で足し合わせ、1ページ分のトナー消費量を求めることとした。
この構成によれば、ラインは、画像データにおける主走査方向及び副走査方向のラインであり、演算部は、主走査方向について第1トナー消費量を求めるとともに、副走査方向について第2トナー消費量を求め、第1トナー消費量とトナー消費量を予め定められた割合で足し合わせ、1ページ分のトナー消費量を求める。これにより、主走査方向と副走査方向でのエッジ効果を勘案し1ページ当たりのトナー消費量を求めることができる。尚、予め定められた割合は、画像形成装置の特性、傾向にあわせ任意に定めることができるものであり、例えば、実験で得られたデータに基づき定めることができる。
又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の発明において、トナー残量を表示する表示部と前記演算部が求めたトナー消費量に基づいて前記トナー残量を演算する残量演算部を有し、前記表示部は、前記残量演算部の演算結果に基づき残量を表示することとした。
この構成によれば、表示部は、残量演算部が演算結果に基づき残量を表示する。これにより、正確に求められたトナー消費量に基づいてトナーの残量表示を行うことができる。従って、正確な残量を使用者に伝えることができる。又、使用者にとって正確な情報が表示されるので、使いやすい画像形成装置を提供することができる。
又、請求項5に係る発明は、請求項4の発明において、前記表示部は、前記残量演算部の演算結果に基づき、前記トナー残量が予め定められた残量以下となったとき、前記トナー収容体の交換時期を表示することとした。
この構成によれば、表示部は、残量演算部の演算結果に基づき、トナー残量が予め定められた残量以下となったとき、トナー収容体の交換時期を表示する。これにより、正確に求められたトナー消費量に基づいてトナーの残量表示を行うことができる。従って、正確な残量を使用者に伝えることができる。又、使用者にとって正確な情報が表示されるので、使いやすい画像形成装置を提供することができる。
上述したように、本発明によれば、エッジ効果を勘案し、トナー消費量を誤差なく正確、精密に求めることができる。さらに、正確に求めたトナー消費量に基づき、正確にトナー残量やトナー収容体の交換時期の報知を行う画像形成装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る複合機の一例を示す模型的正面断面図である。 第1の実施形態の複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る複合機の画像データの流れの一例を示すブロックである。 第1の実施形態に係るカウント部の印字ドット幅のカウントの一例を示す説明図である。 (a)、(b)は、第1の実施形態に係るカウント部のカウントの一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る複合機のトナー消費量の演算に用いる重み付けテーブルの一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る複合機のトナー残量表示画面の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る複合機のトナー残量表示画面の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る複合機でのトナー消費量の演算制御の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るカウント部の印字ドット幅のカウントの一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る複合機でのトナー消費量の演算制御の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る複合機でのトナー消費量の演算制御の一例を示すフローチャートである。 印字ドット幅に対するトナー消費量のエッジ効果の説明図である。 印字ドット幅に対する1ドットあたりのトナー消費量の一例を示すグラフである。 (a)、(b)は、同ドット数でトナー消費量が異なる例を示すための説明図である。
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図9を用いて説明する。尚、本実施形態では、複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げて説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略)
まず、図1に基づき、第1の実施形態に係る複合機100の概略を説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る複合機100の一例を示す模型的正面断面図である。
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、最上部に原稿カバー101を有し、複合機100本体には、操作パネル1、画像読取部2、給紙部3、搬送路4、画像形成部5、定着部6等が設けられる。
まず、図1に破線で示すように、操作パネル1は、複合機100の正面上方に設けられる。そして、操作パネル1は、複合機100の状態や各種メッセージを表示する液晶表示部11(表示部に相当)を備える。例えば、液晶表示部11は、トナー残量や、トナーコンテナ7(トナー収容体に相当)の交換時期が近い旨の表示を行える。液晶表示部11は、機能の選択、設定や文字入力等を行うためのキーを1又は複数表示できる。又、液晶表示部11の上面に透明なタッチパネル部12(例えば、抵抗膜方式)が設けられる。タッチパネル部12は、液晶表示部11で押下された部分の位置、座標を検出する。又、操作パネル1には、コピー等の各種機能の実行開始を指示するためのスタートキー13等、各種のハードキーも設けられる。
原稿カバー101は、図1の紙面奥行き方向に支点を有し、紙面上下方向に開閉可能である。原稿カバー101は、原稿の複写時、載置読取用コンタクトガラス22に載置された原稿を押さえる。画像読取部2は、原稿を読み取り、原稿の画像データを形成する。又、画像読取部2内には露光ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサ(例えば、CCD)等の光学系部材(不図示)が設けられる。尚、原稿カバー101に変えて、載原稿を1枚ずつ、自動的、連続的に、画像読取部2の読み取り位置(送り読取用コンタクトガラス23)に向けて搬送する原稿搬送装置を設けてもよい。
そして、これらの光学系部材を用い、載置読取用コンタクトガラス22に載置される原稿に光を照射し、その原稿の反射光を受けたイメージセンサの各画素の出力値をA/D変換し、画像データが生成される。複合機100は、読み取りにより得られた画像データに基づき印刷を行うことができる(コピー機能)。
給紙部3は、複数の用紙(例えば、コピー用紙、普通紙、再生紙、厚紙、OHPシート等の各種シート)を収容し、1枚ずつ搬送路4に送り込む。給紙部3は、収納用紙が載置されるカセット31を含む(図1で上方のものに31A、下方のものに31Bの符号を付す)。又、カセット31から搬送路4に送り出すため回転駆動する給紙ローラ32が設けられる(図1で上方のものに32A、下方のものに32Bの符号を付す)。例えば、印刷時には、給紙ローラ32が回転駆動し、印刷に要する用紙が1枚ずつ搬送路4に送り出される。
搬送路4は、給紙部3から排出トレイ41まで用紙を搬送する通路である。尚、用紙搬送経路上には画像形成部5、定着部6等が配される。そして、搬送路4には、用紙の案内のためのガイドや、用紙搬送の際に回転駆動する搬送ローラ対42、43や、搬送されてくる用紙を画像形成部5の手前で待機させ、トナー像形成のタイミングを合わせて用紙を送り出すレジストローラ対44等が設けられる。
画像形成部5は、画像データに基づきトナー像を形成し、搬送される用紙にトナー像を転写する。そのため、画像形成部5は、図1中に示す矢印方向に回転駆動可能に支持された感光体ドラム51(像担持体に相当)、及び、感光体ドラム51の周囲に配設された帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラ55、清掃装置56等を備える。
トナー像形成及び転写プロセスを説明すると、画像形成部5の略中心に設けられ、所定方向に回転駆動する感光体ドラム51は、図1において、感光体ドラム51の右斜め上方に設けられる帯電装置52により、所定電位に帯電される。図4において、露光装置53は、帯電装置52の右側方に設けられ、画像データに基づき、レーザ光をから出力し、感光体ドラム51表面を走査露光して画像データに応じた静電潜像を形成する。尚、画像データは、画像読取部2で得られた画像データや、ネットワーク等で接続される外部のコンピュータ200や相手方FAX装置300から送信された画像データ等が用いられる。
そして、図1において、感光体ドラム51の右斜め下方に設けられる現像装置54は、感光体ドラム51に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。感光体ドラム51の左方に設けられる転写ローラ55は感光体ドラム51に圧接し、ニップが形成される。そして、トナー像にあわせタイミングを図られつつ、用紙はニップに進入する。用紙進入時、転写ローラ55には所定の電圧が印加され、用紙に感光体ドラム51上のトナー像が転写される。清掃装置56は、転写後に感光体ドラム51に残留するトナーを除去する。
ここで、現像装置54には、トナーを収容し、トナーを現像装置54に補給するトナーコンテナ7(トナー収容体に相当、トナーキット、トナーカートリッジ等、他の呼ばれ方もある)が取り付けられる。トナーコンテナ7は、例えば、内部に現像装置54に向けて収容するトナーを吐き出す。あるいは、トナーの自重や、現像装置54側にトナー吸引装置(不図示)を設けておくことで、トナーコンテナ7から現像装置54にトナーが補給されてもよい。そして、図1に矢印で示すように、トナーコンテナ7は、現像装置54にトナーを補給する。そして、現像装置54は、例えば、攪拌等を行うローラ(便宜上、「攪拌ローラ541」という)を2本有する。例えば、攪拌ローラ541によって、トナーは帯電する(電圧印可によってトナーを帯電させてもよい)。そして、現像ローラ542の表面に帯電されたトナーの層が形成され、トナーが飛翔して静電潜像の現像が行われる。
又、トナーコンテナ7は、取り外し可能であり、トナーコンテナ7が空になると交換される。このトナーコンテナ7の交換時期の報知や、トナーコンテナ7の残量検知のため、本実施形態の複写機では、トナー消費量が求められる(詳細は後述)。
定着部6は、用紙に転写されたトナー像を定着させる。本実施形態における定着部6は、主として発熱体を内蔵する加熱ローラ61と加圧ローラ62で構成される。加熱ローラ61と加圧ローラ62は圧接しニップを形成する。そして、用紙が、このニップを通過することで、用紙表面のトナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。トナー定着後の用紙は、排出トレイ41が受け止める。このようにして、コピー機能、プリンタ機能の使用時、画像形成(印刷)が行われる。
(複合機100のハードウェア構成)
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施形態に係る複合機100のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る複合機100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、複合機100本体内には、制御部8(演算部や残量演算部に相当)が設けられる。制御部8は、例えば、操作パネル1、画像読取部2、給紙部3、搬送路4、画像形成部5、定着部6等と接続され、これらの制御を行う。尚、制御部8は、全体制御や画像処理を行うメイン制御部や、画像形成や各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。本説明では、これらを1つの制御部8としてまとめた形態を示し、説明する。
制御部8には、例えば、CPU81が設けられる。CPU81は、記憶部82に格納され、展開される制御プログラムに基づき演算等を行い、複合機100の各部を制御する。
又、例えば、制御部8には、画像読取部2で原稿を読み取って得られた画像データや通信部83を介して複合機100に入力された画像データに対し、画像処理を施す画像処理部9が設けられる。画像処理部9は、専用回路であるASIC91(演算部に相当)やワークメモリ93やラインメモリ95等の素子を含む。画像処理部9が処理した画像データは、例えば、露光装置53に送信され、感光体ドラム51の走査・露光に用いられる。
記憶部82は、制御部8と接続される。記憶部82は、ROM、RAM、HDD等を組み合わせて構成される。記憶部82は、複合機100の制御用プログラム、制御用データ、設定データや、画像読取部2によって読み取られた原稿の画像データ等の各種データを記憶できる。
そして、制御部8は、通信チップ、各種コネクタ、ソケットやFAXモデム等を備えた通信用インターフェイス部(以下、通信部83)と接続される。通信部83はネットワークや公衆回線等により複数の外部のコンピュータ200(例えば、パーソナルコンピュータ)や相手方FAX装置300(図3では、いずれも便宜上1つのみ図示)と接続される。例えば、画像読取部2で得られた画像データを記憶部82に記憶させることや、相手方FAX装置300に送信することができる(スキャナ機能、FAX機能)。又、画像読取部2で得られた画像データをEメールに添付して外部のコンピュータ200に送信することもできる。又、外部のコンピュータ200や相手方FAX装置300から送信され、複合機100に入力される画像データ(FAXの送信データやEメールに添付された画像データ)に基づき印刷、FAX送信等を行うこともできる(プリンタ機能、FAX機能)。
又、制御部8は、操作パネル1になされた入力を認識し、使用者の設定にあわせてコピー、スキャン、FAX送信等が行われるように複合機100を制御する。例えば、操作パネル1で、使用する給紙部3を指定してコピーする旨が設定されると、制御部8は、指定された給紙部3から給紙を行わせる。又。操作パネル1で指定された送信先に、制御部8は通信部83から画像データを送信させる。
(印字ドット幅のカウント)
次に、図3及び図4を用い、本発明の第1の実施形態に係る複合機100での印字ドット幅のカウントの一例を説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る複合機100での画像データの流れの一例を示すブロックである。図4は、本発明の第1の実施形態に係るカウント部96の印字ドット幅のカウントの一例を示す説明図である。
図3に示すように、本実施形態の複合機100の画像処理部9は、例えば、ASIC91、メモリ92、ワークメモリ93、画像処理回路94、ラインメモリ95、カウント部96を含む。
画像処理部9への画像データの入力先としては、画像読取部2、制御部8、通信部83等がある。例えば、コピーの際、画像読取部2が原稿を読み取り出力した画像データが、印刷のため画像処理部9に入力される(コピー機能)。又、外部のコンピュータ200やFAX装置300から通信部83に入力された印刷用のデータが通信部83から画像処理部9に入力される(プリンタ機能、FAX機能)。又、例えば、記憶部82に記憶される画像データに基づき印刷する場合は、記憶部82内の画像データは、制御部8を介して画像処理部9に入力される。尚、通信部83に入力された画像データや画像読取部2が出力した画像データも、制御部8を介した後、画像処理部9に入力されてもよい。
ASIC91は、画像データの処理のための専用設計ICである。メモリ92は、ASIC91の動作用のプログラムや設定データ等を記憶する。ワークメモリ93は、画像データ処理を行ううえでの作業領域として用いられ、又、一時的に画像データを蓄えるための領域として用いられる。画像処理回路94は、ASIC91が実現する画像処理以外の画像処理を行うための回路である。
これら、ASIC91、ワークメモリ93、画像処理回路94を用いることで、例えば、画像処理部9は、濃度変換処理や、拡大・縮小処理や、回転処理等の画像処理を行う。又、感光体ドラム51の露光と現像では、基本的に感光体ドラム51に対するドット単位での露光、非露光により静電潜像が形成される。そのため、画像処理部9は、各画素が濃度を示す画素値(例えば、グレースケール8ビットの場合、0〜255の間の値)を有する画像データを、露光装置53でのドット単位での点消灯を示すデータに変換する処理(中間調処理、例えば誤差拡散処理)を行ったうえで、露光装置53に画像データを引き渡す。そのため、画像処理部9は、ASIC91、ワークメモリ93、画像処理回路94等によって、中間調処理を行える。
一方、画像処理後の画像データを外部(コンピュータ200やFAX装置300)に送信する場合(スキャン機能やFAX機能)、画像処理部9は、通信部83に向けて画像データを出力する。又、画像処理後の画像データを複合機100内に記憶する場合(スキャン機能)、画像処理部9は、記憶部82に向けて画像データを出力する。
ラインメモリ95は、例えば、印刷のため、露光装置53に引き渡すための画像データを記憶する。例えば、ラインメモリ95は、図4に示すように、主走査方向の1ライン分のデータを格納する。そのため、ラインメモリ95は、1〜nドット分の容量が確保される。例えば、600dpiでA4縦方向(約30cm)を基準とすれば、nは7000程度とされる。
尚、主走査方向とは、露光装置53が走査・露光を行う方向であり、感光体ドラム51の軸線方向や、用紙搬送方向に対し垂直な方向と同じ方向である。例えば、図4に示すように、ラインメモリ95には、パラレル状に主走査方向の1ライン分の画像データが入力される。1ライン分の画像データは複数のビットからなり、例えば「1」は露光装置53で露光すべきドット(点灯すべきドット、即ち、印字ドット)、を示し、「0」は、露光装置53で露光しないドット(即ち、非印字ドット)を示す。
本実施形態の複合機100では、感光体ドラム51は帯電装置52により帯電させられ露光したドットは電位(電荷)がキャンセルされ、露光したドットにトナーが付着する。例えば、感光体ドラム51は正帯電型であり、トナーも正極性に帯電する。これにより、静電潜像が現像される。
そして、図4に示すように、ラインメモリ95に格納された主走査方向の1ライン分の画像データは、露光装置53に向けてシリアルデータとして送信される。このシリアルデータを受けて、露光装置53は、露光装置53内のレーザ装置の点消灯を行い、感光体ドラム51を走査・露光する。
カウント部96は、主走査方向での印字ドットの幅をカウントする。言い換えると、印字ドットが連続する数をカウントする。例えば、カウント部96は、ラインメモリ95の出力に接続され、1ライン分の主走査方向のデータを得てカウントを行う。そしてカウント部96は、カウント結果を例えば、ASIC91や制御部8に送る。
(トナー消費量の演算)
次に、図5及び図6を用いて、本発明の第1の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算の一例を説明する。図5(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係るカウント部96のカウントの一例を示す説明図である。図6は、本発明の第1の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算に用いる重み付けテーブルT1の一例を示す説明図である。尚、本説明では、総計の印字ドット数が50ドットであり、エッジ数が10となる例を説明する。
まず、図5(a)、(b)における黒塗りつぶし部分は、印字ドットを示す。本実施形態のカウント部96は、主走査方向のラインにおいて、図5(a)に示すような画像データの場合、印字ドット幅10ドット×5回とカウントする。又、図5(b)に示すような画像データの場合、印字ドット幅3ドット×1回、印字ドット幅5ドット×1回、印字ドット幅7ドット×1回、印字ドット幅10ドット×1回、印字ドット幅25ドット×1回とカウントする。
カウント部96のカウント結果を示すデータが制御部8に入力され、制御部8(例えば、CPU81)は、カウント結果に基づき、トナー消費量を求める。ここで、制御部8は、例えば、図6に示すような、記憶部82に記憶される重み付けテーブルT1を参照し、トナー消費量を求める。
図6に示すように、重み付けテーブルT1には、印字ドット幅にあわせた重み付け係数が含まれる。ここで、重み付け係数は、印字ドット幅が狭いほど大きく、印字ドット幅が広くなるほど小さくなる。この結果、印字ドット幅が狭いほど、トナー消費量は多くなるように演算される。又、印字ドット幅が広いほど、トナー消費量は少なくなるように演算される。尚、本実施形態の複合機100では、印字ドット幅が16ドット以上になると、1印字ドット当たりのトナー消費量はほぼ一定となることが経験的、実験的に把握されているので、印字ドット幅が16ドット以上の場合、重み付け係数を1.0とする。
具体的な、演算の例を挙げて説明する。ここで、1印字ドットあたりの基準となるトナー消費量(単位消費量)をAとおく。尚、印字ドット幅が16ドット以上の場合、重み付け係数を1.0とするので、例えば、実験等によって、印字ドット幅が16ドット以上の場合の1印字ドット当たりのトナー消費量を求め、単位消費量Aと定める。
そして、制御部8は、1つの印字ドット幅につき、以下の式に基づき演算を行う。
(式) 印字ドット幅×単位消費量A×重み付け係数
例えば、図5(a)の場合、カウント部96は印字ドット幅10ドット×5回とカウントした。そうすると、図5(a)に示す、10ドットの印字ドット幅の場合、制御部8は、トナー消費量を次のように演算する。
トナー消費量=10(印字ドット幅)×単位消費量A×重み付け係数1.3
=13A
又、図5(a)の場合、印字ドット幅10ドット×5回なので、制御部8は、図5(a)における総トナー消費量を、13A+13A+13A+13A+13A=65A、と演算する。
又、例えば、図5(b)の場合で同様の演算をする。制御部8は、印字ドット幅が3ドットの部分のトナー消費量を5.1Aと演算する。制御部8は、印字ドット幅が5ドットの部分のトナー消費量を7.5Aと演算する。制御部8は、印字ドット幅が7ドットの部分のトナー消費量を9.1Aと演算する。制御部8は、印字ドット幅が10ドットの部分のトナー消費量を13Aと演算する。制御部8は、印字ドット幅が25ドットの部分のトナー消費量を25Aと演算する。結果、制御部8は、図5(b)における総トナー消費量を、(5.1+7.5+9.1+13+25)A=59.7A、と演算する。
制御部8は、このような主走査方向のラインでの印字ドット幅を一つのグループとしてトナー消費量を演算する。そして、制御部8は、主走査方向のラインでの全てのグループについて、それぞれトナー消費量を演算する。更に、制御部8は1ページの画像データに含まれる主走査方向の各ラインでグループごとのトナー消費量の演算を繰り返し、演算されたトナー消費量を積算することで、1ページを印刷した際のトナー消費量を求める。
このように、本実施形態の複合機100では、総計の印字ドット数が同じで、エッジ数が同じでも、画像データでの印字ドット幅に合わせ、演算結果が異なる。従って、トナー消費量が正確に求められる。
尚、本説明では、制御部8がトナー消費量の演算を行う例を説明したが、例えば、画像処理部9のメモリ92に重み付けデータを格納しておき、例えば、ASIC91がトナー消費量の演算を行ってもよい。この場合、ASIC91がトナー消費量の演算を行う演算部として機能する。
(トナー残量の演算と表示)
次に、図2、図7、図8を用いて、本発明の第1の実施形態に係る複合機100でのトナー残量の演算と表示の一例を説明する。図7、図8は、本発明の第1の実施形態に係る複合機100でのトナー残量表示画面S1の一例を示す説明図である。
本実施形態の制御部8は、トナー消費量を演算する。そして、制御部8は、例えば、トナー残量が100%の時のトナー量からトナー消費量を減算することで、トナー残量を演算する。従って、制御部8は、トナーの残量を演算する残量演算部としても機能する。
トナー残量が100%の時のトナー量は、トナーコンテナ7の容積等によって定まり、予め定められた値である。例えば、トナーコンテナ7の外面のいずれかの部分に、図2に示すように、RFIDのタグ71が取り付けられる。RFIDには、トナーコンテナ7のシリアル番号や製造場所等、出所データが格納される。
又、複合機100には、図2に示すように、トナーコンテナ7のタグ71を無線にて読み取る読取部72が設けられる。読取部72が読み取ったタグ71内の出所データは、制御部8に転送される。そして、例えば、制御部8は、今まで取り付けられていたトナーコンテナ7と異なる出所データを取得した際、トナーコンテナ7が交換されたと認識する。このとき、トナー残量は、100%の値にリセットされる。尚、トナーコンテナ7の交換は、光学センサを用いる等、他の方法により検知されてもよい。
例えば、トナー残量は、記憶部82に記憶される。そして、制御部8は、印刷が行われ、トナーが消費されると、記憶部82のトナー残量を更新する。例えば、1ページ印刷するごとに、制御部8は、1ページ分のトナー消費量をトナー残量から減算し、減算後のトナー残量を記憶部82に記憶させる。
又、制御部8は、残量100%の時のトナー残量に対する現在のトナー残量の比を演算する。これにより、トナー残量が、何%かを把握できる。操作パネル1でトナー残量表示画面S1を表示させるためのキーが押下されると、制御部8は、図7に示すようなトナー残量表示画面S1を操作パネル1の液晶表示部11に表示させる。
図7、図8の例では、トナー残量として、制御部8が演算した比に基づく残量表示が行われる。例えば、トナー残量表示画面S1では、トナー残量が0〜100%の間で表示される。具体的には、10%刻みの11段階で表示される。例えば、比が0以下となれば、トナー残量が0%と表示され、比が0を越えて10%未満であれば10%と表示され、10%以上20%未満であれば、20%と表示される(以下、同様)。これにより、使用者は、トナー残量を把握できる。即ち、本発明の画像形成装置(例えば、複合機100)は、トナー残量を表示する表示部(液晶表示部11)と、演算部(制御部8やASIC91)が求めたトナー消費量に基づいてトナー残量を演算する残量演算部(制御部8)を有し、表示部は、残量演算部の演算結果に基づき残量を表示する。
又、図8に示すように、本実施形態の複合機100では、残量100%の時のトナー残量に対する現在のトナー残量の比が10%未満となると、まもなくトナーコンテナ7の交換が必要になることの注意を喚起するため、制御部8は液晶表示部11に交換時期表示S2を行わせる。即ち、本発明の画像形成装置(例えば、複合機100)は、表示部(液晶表示部11)は、残量演算部(制御部8)の演算結果に基づき、トナー残量が予め定められた残量以下となったとき、トナー収容体(トナーコンテナ7)の交換時期を表示する。
例えば、図7(b)に示すように、液晶表示部11は、交換時期表示S2として「トナーコンテナ交換」といったテキストを表示する。例えば、交換時期表示S2は、トナー残量表示画面S1以外の画面(例えば、コピー設定画面等)でも表示されてもよい。又、交換時期表示S2はテキストではなく、アイコンで表示されてもよい。
(トナー消費量演算制御)
次に、図9に基づき、本発明の第1の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算制御の一例を説明する。図9は、本発明の第1の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算制御の一例を示すフローチャートである。
まず、図9のスタートは、コピーや、コンピュータ200やFAX装置300から送信された画像データに基づく印刷や、記憶部82に記憶された画像データに基づく印刷等、トナーを消費して印刷を開始する時点である。
そして、露光装置53に送信される画像データについて、カウント部96は、主走査方向にのびる先頭の1ライン分の印字ドット幅をカウントする(ステップ♯11)。その後、カウント部96から印字ドット幅を示すデータが送信され、制御部8やASIC91は、印字ドット幅にあわせ、重み付け係数を用い、主走査方向にのびる先頭の1ラインのトナー消費量を演算する(ステップ♯12)。
そして、次に、カウント部96は、次の主走査方向のラインの印字ドット幅をカウントする(ステップ♯13)。そして、制御部8やASIC91は、印字ドット幅にあわせ、重み付け係数を用い、主走査方向の1ライン分のトナー消費量を演算する(ステップ♯14)。即ち、本発明の画像形成装置(例えば、複合機100)は、トナーを収容し補給するトナー収容体(トナーコンテナ7)と、画像データにあわせて像担持体(例えば、感光体ドラム51)に静電潜像を形成し、静電潜像をトナーで現像する画像形成部5と、画像データのラインでの、トナーをのせるドットの幅である印字ドット幅をカウントするカウント部96と、印字ドット幅に対する係数であって、印字ドット幅が広いほど値が小さくなるように定められた複数の重み付け係数を記憶する記憶部82と、カウント部96でカウントされたそれぞれの印字ドット幅の値に、1つの印字ドットあたりのトナー消費量である単位消費量と、印字ドット幅に応じた重み付け係数を乗じトナー消費量を演算する演算部(制御部8やASIC91)と、を有する。又、本実施形態では、カウントするラインは、画像データにおける主走査方向のラインである。
次に、制御部8は、1ページの画像データの全ての主走査方向のラインについて、トナー消費量の演算が行われたかを確認する(ステップ♯15)。もし、トナー消費量の演算が完了していなければ(ステップ♯15のNo)、制御部8は、画像データの先頭ラインから積算されたトナー消費量に、演算により求めたトナー消費量を加算する(ステップ♯16)。そして、例えば、ステップ♯13に戻る。
もし、トナー消費量の演算が完了すれば(ステップ♯15のYes)、制御部8は、記憶部82に記憶されるトナー残量から1ページ分のトナー消費量を減算し、減算後の値を記憶部82に記憶させる(ステップ♯17、トナー残量の更新)。そして、制御部8は、トナー残量が0となったかを確認する(ステップ♯18)。尚、トナー残量の最低値は0であり、制御部8は、マイナスとなる場合、0とする。もし、トナー残量が0となれば(ステップ♯18のYes)、制御部8は、操作パネル1にトナー切れ表示を行わせる(ステップ♯19→エンド)。
一方、トナー残量が0でなければ(ステップ♯18のNo)、制御部8は、印刷ジョブが完了したかを確認する(ステップ♯20)。言い換えると、全ページの印刷が完了したかを確認する(ステップ♯20)。もし、印刷ジョブが完了でなければ(ステップ♯20のNo)、例えば、ステップ♯11に戻る。一方、印刷ジョブが完了したのであれば(ステップ♯20のYes)、本制御は完了すればよい(エンド)。そして、場合に応じて、トナーの残量表示や交換時期表示S2が行われる。例えば、1ページごとや印刷ジョブ完了ごとに、表示すべき残量表示や交換時期表示S2をすべきかを制御部8が確認する。
このようにして、本実施形態の構成によれば、演算部(制御部8やASIC91)は、カウント部96でカウントされたそれぞれの印字ドット幅の値に、1つの印字ドットあたりのトナー消費量である単位消費量と、印字ドット幅に応じた重み付け係数を乗じトナー消費量を演算する。これにより、画像データの全ての印字ドットについて、印字ドットの連続数(印字ドット幅)を1つ1つカウントしたうえで、トナー消費量を求めることができる。従って、画像データ内の全ての印字ドットにつき、領域単位ではなく、1つ1つの印字ドット幅についてエッジ効果を勘案してトナー消費量を求めるので、正確、精密にトナー消費量を求めることができる。
又、ラインは、画像データにおける主走査方向のラインとされる。これにより、カウント部96は、主走査方向について印字ドット幅をカウントし、演算部(制御部8やASIC91)は、トナー消費量を演算する。従って、主走査方向又は副走査方向のいずれかの方向について1つ1つの印字ドット幅についてエッジ効果を勘案してトナー消費量を求めることができ、正確、精密にトナー消費量を求めることができる。
又、表示部(液晶表示部11)は、残量演算部(制御部8)が演算結果に基づき残量を表示する。これにより、正確に求められたトナー消費量に基づいてトナーの残量表示を行うことができる。従って、正確な残量を使用者に伝えることができる。又、使用者にとって正確な情報が表示されるので、使いやすい画像形成装置(例えば、複合機100)を提供することができる。又、表示部は、残量演算部の演算結果に基づき、トナー残量が予め定められた残量以下となったとき、トナー収容体(トナーコンテナ7)の交換時期を表示する。これにより、正確に求められたトナー消費量に基づいてトナーの残量表示を行うことができる。従って、正確な残量を使用者に伝えることができる。又、使用者にとって正確な情報が表示されるので、使いやすい画像形成装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、図10及び図11に基づき、本発明の第2の実施形態を説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係るカウント部96の印字ドット幅のカウントの一例を示す説明図である。図11は、本発明の第2の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算制御の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態では、主走査方向のラインでの印字ドット幅をカウントする例を示したが、第2の実施形態では、副走査方向のラインでの印字ドット幅をカウントする点で異なる。尚、その他の点については、以下に説明する点を除き、第1の実施形態と同様でよい。そこで、第2の実施形態の説明では、第1の実施形態と共通する部分については、援用するものとし、説明、図示を省略する。
図10に示すように、本実施形態の複合機100では、ラインメモリ95は、2ライン分設けられる。例えば、ラインメモリ95は、図4に示すように、主走査方向のラインの画像データを1ラインずつ格納する。ラインメモリ95のうち、1ライン分は、露光装置53への転送用ラインメモリ951であり、その他のラインは、バッファ用ラインメモリ952とされる。
そして、ラインメモリ95のうち、転送用の部分から主走査方向の1ライン分の画像データを露光装置53に送信し終えると、バッファ用ラインメモリ952から転送用ラインメモリ951に画像データがシフトされる。そして、バッファ用ラインメモリ952に次の主走査方向のラインの画像データが格納される。
ここで、本実施形態では、副走査方向のラインについて印字ドット幅をカウントする。そして、副走査方向とは、露光装置53が走査・露光を行う方向に垂直な方向であり、感光体ドラム51の軸線方向に垂直な方向や、用紙搬送方向と同じ方向である。又、図10に示す例でも「1」は露光装置53で露光すべきドット(点灯すべきドット、即ち、印字ドット)、を示し、「0」は、露光装置53で露光しないドット(即ち、非印字ドット)を示す。
そして、図10に示すように、ラインメモリ95のうち、転送用ラインメモリ951に格納された主走査方向の1ライン分の画像データは、露光装置53に向けてシリアルデータとして送信される。このシリアルデータを受けて、露光装置53は、レーザ装置の点消灯を行い、感光体ドラム51を走査・露光する。
カウント部96は、副走査方向での印字ドットの幅をカウントする。具体的には、カウント部96は、ラインメモリ95の各ドット(ビット)に対しカウントを行う(破線で図示)。例えば、カウント部96は、ラインメモリ95の各ドット(ビット)で、バッファ用ラインメモリ952に格納された値が1であれば、+1を積算する。一方、ラインメモリ95の各ドット(ビット)で、バッファ用ラインメモリ952に格納された値が0であれば、カウント部96は、今まで積算した値を副走査方向の印字ドット幅と定め、積算値を0にリセットする。そして、カウント部96は、リセットしたドット(ビット)について、リセット前までに積算していた値を副走査方向の印字ドット幅を示すデータとして制御部8やASIC91に出力する。
尚、例えば、画像処理部9のワークメモリ93に中間調処理後の画像データを格納し、カウント部96やASIC91が画像データの副走査方向の各ラインについて一括して、印字ドット幅をカウントするようにしてもよい。
次に、図11に基づき、本発明の第2の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算制御の一例を説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算制御の一例を示すフローチャートである。
まず、図11のスタートは、コピーや、コンピュータ200やFAX装置300から送信された画像データに基づく印刷や、記憶部82に記憶された画像データに基づく印刷等、トナーを消費して印刷を開始する時点である。
そして、露光装置53に送信される画像データについて、主走査方向の先頭ラインからカウント部96は、主走査方向の各ドット(ビット)についてそれぞれ副走査方向の印字ドット幅をカウントと出力を行う。制御部8やASIC91は、カウント部96から出力されたそれぞれの印字ドット幅に対し、図6に示した重み付け係数を用い、トナー消費量を演算し、積算する(ステップ♯21)。即ち、カウントするラインは、画像データにおける副走査方向のラインである。尚、印字ドット幅に対するトナー消費量の演算は、第1の実施形態と同様でよい。又、ステップ♯21は、画像処理部9から露光装置53への1ページ分の画像データ送信が完了するまでつづけられる。
このステップ♯21によって、1ページ分の画像データの印刷でのトナー消費量が求められる。次に、制御部8は、記憶部82に記憶されるトナー残量から1ページ分のトナー消費量を減算し、減算後の値を記憶部82に記憶させる(ステップ♯22、トナー残量の更新)。そして、ステップ♯23〜ステップ♯25は、第1の実施形態でのステップ♯18〜20と同様であるので(図9参照)、援用するものとして説明を省略する。
このようにして、本実施形態の構成によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。又、ラインは、画像データにおける副走査方向のラインとされる。これにより、カウント部96は、副走査方向について印字ドット幅をカウントし、演算部(制御部8やASIC91)は、トナー消費量を演算する。従って、主走査方向又は副走査方向のいずれかの方向について1つ1つの印字ドット幅についてエッジ効果を勘案してトナー消費量を求めることができ、正確、精密にトナー消費量を求めることができる。
(第3の実施形態)
次に、図12に基づき、本発明の第3の実施形態を説明する。図12は、本発明の第3の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算制御の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態では、主走査方向のラインでの印字ドット幅をカウントし、トナー消費量を求める例を示した。第2の実施形態では、副走査方向のラインでの印字ドット幅をカウントし、トナー消費量を求める例を示した。
そして、第3の実施形態では、主走査方向のラインでの印字ドット幅をカウントし、1ページ分の画像データの印刷でのトナー消費量(第1トナー消費量)を求め、副走査方向のラインでの印字ドット幅をカウントし、1ページ分の画像データの印刷でのトナー消費量(第2トナー消費量)を求める。そして、第3の実施形態では、第1トナー消費量と第2トナー消費量に基づき、最終的な1ページ分の画像データの印刷でのトナー消費量を求める点で異なる。
尚、第1トナー消費量の求め方は、第1の実施形態と同様でよく、第2トナー消費量の求め方は、第2の実施形態と同様でよい。又、以下に説明する点を除き、第1の実施形態や第2の実施形態と複合機100の構成は同様でよい。そこで、第3の実施形態の説明では、第1の実施形態や第2の実施形態と共通する部分については、援用するものとし、説明、図示を省略する。
次に、図12に基づき、具体的に、本発明の第3の実施形態に係る複合機100でのトナー消費量の演算制御の一例を説明する。
まず、図12のスタートも、コピーや、コンピュータ200やFAX装置300から送信された画像データに基づく印刷や、記憶部82に記憶された画像データに基づく印刷等、トナーを消費して印刷を開始する時点である。
そして、1ページの画像データについて、カウント部96は、主走査方向の各ラインでの印字ドット幅をカウントし、制御部8やASIC91は、第1トナー消費量を求めるとともに、カウント部96は、副走査方向の各ラインでの印字ドット幅をカウントし、制御部8やASIC91は、第2トナー消費量を求める(ステップ♯31)。
そして、制御部8やASIC91は、ページ単位で求められた第1トナー消費量と第2トナー消費量を予め定められた割合で足し合わせ、最終的なトナー消費量を確定する(ステップ♯32)。即ち、ラインは、画像データにおける主走査方向及び副走査方向のラインであり、演算部(制御部8やASIC91)は、1ページの画像データに含まれる全ての主走査方向のラインについて、トナー消費量をそれぞれ足し合わせて1ページ分の第1トナー消費量を求めるとともに、1ページの画像データに含まれる全ての副走査方向のラインについて、トナー消費量をそれぞれ足し合わせて1ページ分の第2トナー消費量を求め、第1トナー消費量とトナー消費量を予め定められた割合で足し合わせ、1ページ分のトナー消費量を求める。
ここで、足し合わせにおける割合は任意に定めることができる。例えば、第1トナー消費量と第2トナー消費量を足し合わせた値を2で割れば(平均をとれば)、第1トナー消費量と第2トナー消費量の割合は、0.5:0.5となる。例えば、割合は、足し合わせると1となるように定めてもよい。例えば、0.6:0.4や、0.4:0.6や、0.7:0.3など任意に定めることができる。例えば、主走査方向での印字ドット幅と副走査方向での印字ドット幅とでは、いずれの方がトナー消費量との関連性が強いかは、画像形成装置により異なるので、実験等により、方向とトナー消費量との関連性を確認したうえで割合を印字ドット幅を定めればよい。
予め定められた割合は、例えば、記憶部82が記憶しておく。そして、制御部8やASIC91は、記憶部82が記憶する割合に応じて、第1トナー消費量としての値と第2トナー消費量としての値に対し演算を行い、足し合わせて、最終的な1ページ当たりのトナー消費量を確定する。
尚、ステップ♯33〜ステップ♯36は、第1の実施形態でのステップ♯17〜20と同様であるので(図9参照)、援用するものとして説明を省略する。
このようにして、本実施形態の構成によれば、ラインは、画像データにおける主走査方向及び副走査方向のラインであり、演算部(制御部8やASIC91)は、主走査方向について第1トナー消費量を求めるとともに、副走査方向について第2トナー消費量を求め、第1トナー消費量とトナー消費量を予め定められた割合で足し合わせ、1ページ分のトナー消費量を求める。これにより、主走査方向と副走査方向でのエッジ効果を勘案し1ページ当たりのトナー消費量を求めることができる。尚、予め定められた割合は、画像形成装置(例えば、複合機100)の特性、傾向にあわせ任意に定めることができるものであり、例えば、実験で得られたデータに基づき定められる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
産業上の使用可能性
本発明は、トナーを用いて画像を形成する画像形成装置に使用可能である。
1 操作パネル 11 液晶表示部(表示部)
5 画像形成部 51 感光体ドラム(像担持体)
7 トナーコンテナ(トナー収容体) 8 制御部(演算部、残量演算部)
82 記憶部 9 画像処理部
91 ASIC(演算部) 96 カウント部
100 複合機(画像形成装置) S1 トナー残量表示画面

Claims (5)

  1. トナーを収容し補給するトナー収容体と、
    画像データにあわせて像担持体に静電潜像を形成し、静電潜像をトナーで現像する画像形成部と、
    画像データのラインでの、トナーをのせるドットの幅である印字ドット幅をカウントするカウント部と、
    前記印字ドット幅に対する係数であって、前記印字ドット幅が広いほど値が小さくなるように定められた複数の重み付け係数を記憶する記憶部と、
    前記カウント部でカウントされたそれぞれの前記印字ドット幅の値に、1つの印字ドットあたりのトナー消費量である単位消費量と、前記印字ドット幅に応じた前記重み付け係数を乗じトナー消費量を演算する演算部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ラインは、画像データにおける主走査方向又は副走査方向のラインであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ラインは、画像データにおける主走査方向及び副走査方向のラインであり、
    前記演算部は、1ページの画像データに含まれる全ての主走査方向の前記ラインについて、トナー消費量をそれぞれ足し合わせて1ページ分の第1トナー消費量を求めるとともに、1ページの画像データに含まれる全ての副走査方向の前記ラインについて、トナー消費量をそれぞれ足し合わせて1ページ分の第2トナー消費量を求め、前記第1トナー消費量と前記トナー消費量を予め定められた割合で足し合わせ、1ページ分のトナー消費量を求めることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. トナー残量を表示する表示部と、
    前記演算部が求めたトナー消費量に基づいて前記トナー残量を演算する残量演算部を有し、
    前記表示部は、前記残量演算部の演算結果に基づき残量を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示部は、前記残量演算部の演算結果に基づき、前記トナー残量が予め定められた残量以下となったとき、前記トナー収容体の交換時期を表示することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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US9436147B2 (en) 2014-02-03 2016-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Calculation method of toner consumption amount for use in image forming apparatus
JP2019038220A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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