JP6744567B2 - モータケース及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータケース及びモータに関するものである。
従来、駆動源であるモータ部と、モータ部の回転軸の回転を減速する減速機構を有する減速部とが一体に組み付けられてなる減速機構付きモータが知られている(例えば特許文献1等)。このモータの減速部は、減速機構が収容されるギヤハウジングと、ギヤハウジングの開口部を閉塞するカバーとを備えている。ギヤハウジングへのカバーの固定構造としては、ギヤハウジングの外側面に設けられる係止部と、カバーの周縁部に設けられる係止部とを互いに係止させる、いわゆるスナップフィット構造が用いられてギヤハウジングに対してカバーが固定されている。
特開2009−171686号公報
上記モータにおけるギヤハウジングとカバーとの固定構造において、ギヤハウジングとカバーとの互いの係止部の係止状態が強固となるように設定すると、互いの係止部を係止させる過程で互いが干渉しやすくなって組付性が損なわれる。一方、互いの係止部を係止させる過程で互いの隙間を大きく設定し組付性を向上させようとすると、互いの係止部の係止状態が弱くなり、ギヤハウジングとカバーとの固定強度は低くなる。このことは、ギヤハウジングとカバーといったモータケースのみならず、同様なスナップフィット構造を用いる他のモータケースについても起こり得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、組付性向上と固定強度向上との両立を図ることができるモータケース、及びそのモータケースを備えるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータケースは、モータ構成部品を収容する収容凹部を有する第1ケース部材と、前記第1ケース部材の収容凹部の開口部を閉塞する第2ケース部材とを備え、前記第1ケース部材の外側面に係止突起を設けるとともに前記第2ケース部材に係止孔を有する係止片を設け、前記係止突起と前記係止孔を有する係止片とが係止状態となることで前記第1及び第2ケース部材相互の固定が図られる構成のモータケースであって、前記係止突起は、前記第1ケース部材の外側面において前記第1及び第2ケース部材の装着方向に対する直交方向の外側に突出するものであり、前記係止片は、前記第1及び第2ケース部材の装着方向に沿うように延びるものであり、前記第1ケース部材の外側面において、前記第1及び第2ケース部材の装着方向における前記係止突起よりも手前側を第1面、同装着方向における前記係止突起よりも奥側を第2面としたとき、第1面よりも第2面が外側に位置し、前記第2ケース部材の係止片は、前記第1面とは隙間を有し、前記第2面とは当接する寸法設定にて構成されているとともに、前記第1ケース部材の外側面において、前記係止突起と前記第2面とは、前記第1及び第2ケース部材の装着方向に隙間なく連続して設けられており、前記係止突起と前記係止片との係止状態において、前記係止片の前記装着方向における前記係止突起よりも奥側の部分は、前記係止片の前記係止突起と係止する部分と前記係止片の前記装着方向における先端との間の前記装着方向の全範囲において前記第2面と当接している
この構成によれば、第1ケース部材の外側面において、第1及び第2ケース部材の装着方向における係止突起より奥側の第2面はその係止突起より手前側の第1面よりも外側に位置し、第2ケース部材の係止片はその第1面とは隙間を有し、第2面とは当接する。つまり、第1及び第2ケース部材の装着過程で、第2ケース部材の係止片が第1ケース部材の第1面、すなわち収容凹部の開口部に衝突する機会が低減され、組付性向上が図れる。また、係止片が第1ケース部材の第2面に当接することで係止突起の根元部分で係止するため、相互の係止状態が強固となって、第1及び第2ケース部材の固定強度向上が図れる。
上記のモータケースにおいて、前記係止突起と前記係止片との係止による前記第1及び第2ケース部材の固定箇所は、複数箇所設けられる。
この構成によれば、係止突起と係止片との係止による第1及び第2ケース部材の固定箇所が複数箇所設けられることで、係止片が第1ケース部材(第1面)に衝突しやすい状況となるため、上記の寸法設定を適用する意義は大きい。
上記のモータケースにおいて、前記係止突起よりも奥側の前記第2面は少なくとも、隣接する前記固定箇所毎に独立して設けられる。
この構成によれば、係止突起よりも奥側の第2面は少なくとも、隣接する固定箇所毎に独立して設けられる。つまり、係止片が当接する第1ケース部材の第2面には高い寸法精度が要求されるが、固定箇所毎に独立していることで、高い寸法精度の要求は第1ケース部材の外側面において部分的となる。そのため、第1ケース部材の作製が比較的簡易に済む。
上記のモータケースは、駆動源であるモータ部とそのモータ部の回転駆動を減速する減速機構を備える減速部とが一体に組み付けられてなる減速機構付きモータに用いられるものであり、前記第1ケース部材は、前記減速機構を収容するギヤハウジングであり、前記第2ケース部材は、前記ギヤハウジングの開口部を閉塞するカバーである。
この構成によれば、減速機構付きモータの減速部のギヤハウジングとカバーとの組付性向上と相互の固定強度向上の両立を図ることが可能となる。
上記課題を解決するモータは、上記のモータケースにモータ構成部品を備えて構成されている。
この構成によれば、組付性向上と相互の固定強度向上の両立を図ることが可能なモータケースを有するモータとして提供可能である。
本発明のモータケースによれば、組付性向上と固定強度向上との両立を図ることができる。また、本発明のモータによれば、モータケースにおいて組付性向上と固定強度向上との両立を図ることができる。
実施形態のモータの正面図である。 (a)は実施形態の減速機構の斜視図、(b)はその拡大断面図である。 (a)は実施形態の減速部の組付前の斜視図、(b)はその断面図である。 (a)は実施形態の減速部の組付後の斜視図、(b)はその断面図である。
以下、モータケースの一実施形態について説明する。
図1に示すように、モータ10は、モータ部20と、モータ部20に連結された減速部30とを用いる減速機構付きモータにて構成されている。
モータ部20は、略有底筒状のヨークハウジング(以下、ヨークという)21と、ヨーク21の内周に固着されるマグネット(図示略)と、ヨーク21内に収容されたアーマチャ22とを備え、アーマチャ22の回転駆動を行う。アーマチャ22の回転軸23は、その先端側がヨーク21の開口部21aから減速部30の内部に突出し、減速部30側に駆動伝達を行う。
減速部30は、図1、図2(a)及び図3(a)に示すように、モータ部20の回転駆動を減速する減速機構31と、減速機構31等を収容するギヤハウジング32と、ギヤハウジング32(後述のギヤ収容部37)の開口部37bを閉塞するカバー33とを備えている。ギヤハウジング32及びカバー33は、合成樹脂にて作製されている。
ギヤハウジング32は、モータ固定部35と、ウォーム収容部36と、ギヤ収容部37とから構成されている。モータ固定部35には、モータ部20のヨーク21の開口部21aが固定されている。ウォーム収容部36は、モータ固定部35からモータ部20の回転軸23と同軸上に延びるように構成されている。ウォーム収容部36には、減速機構31を構成するウォーム軸41が回転可能に支持されて収容されている。ウォーム軸41は、回転軸23と一体回転するように連結されている。
ギヤ収容部37は、ウォーム収容部36の一側に構成されている。ギヤ収容部37は、底壁及び側壁に囲まれてなり一面が開放された略楕円形状の収容凹部37aを有し、この収容凹部37aにて第1減速ギヤ42と第2減速ギヤ43とがそれぞれ回転可能に支持されて収容されている。第1減速ギヤ42はモータ部20に近い方に、第2減速ギヤ43はモータ部20から遠い方にそれぞれ配置され、これら第1及び第2減速ギヤ42,43はモータ部20の軸方向に並ぶようにして設けられている。第1減速ギヤ42の大径ギヤ部42aはウォーム軸41と噛合し、第1減速ギヤ42の小径ギヤ部42bは第2減速ギヤ43の大径ギヤ部43aと噛合している。第2減速ギヤ43の中央部には出力部43bが設けられ、この出力部43bには負荷側の装置(図示略)と駆動連結するための連結穴43cが設けられている。第1及び第2減速ギヤ42,43は、ともに合成樹脂にて作製されている。
ちなみに、第2減速ギヤ43の詳細構造について、図2(a)に示すように、中央部に設けられる略円筒状の出力部43bに対し、その残りの部分である大径ギヤ部43aは、外周縁で環状をなす外周歯部45と、この外周歯部45と中央部の出力部43bとの間を繋ぐ連結部46とを有している。さらに、この連結部46は、内周連結部47と外周連結部48とで構成されている。この連結部46の出力部43b側の部分である内周連結部47は、薄肉板状をなし適宜肉抜きされて構成されている。一方、連結部46の外周歯部45側の部分である外周連結部48では、複数個の補強リブ49が周方向等間隔に設けられている。図2(b)に示すように、補強リブ49は、外周歯部45側に向かうほど次第に背高となる傾斜形状をなしている。これにより、駆動伝達時の外周歯部45(第2減速ギヤ43)と第1減速ギヤ42の小径ギヤ部42bとの噛み合いにおいて、外周歯部45が小径ギヤ部42bから受ける反力により内側に倒れようとする変形等を補強リブ49が抑制するようになっている。
そして、このような第1及び第2減速ギヤ42,43を収容したギヤ収容部37(ウォーム収容部36の一部を含む)は、その開口部37bがカバー33によって閉塞される。ギヤハウジング32におけるギヤ収容部37に対するカバー33の取付態様としては、第1減速ギヤ42側の部分では3個のネジ50による固定がなされ、第2減速ギヤ43側の部分ではギヤ収容部37側の係止突起53とカバー33側の係止片33aとの係止、いわゆるスナップフィットによる4箇所での固定がなされる。
スナップフィットの詳細構成について、ギヤハウジング32におけるギヤ収容部37の外側面51には、略半周の範囲において、ギヤ収容部37の径方向外側に若干凸をなす凸面部52が等間隔に4箇所設けられている。凸面部52は、係止片33aの幅と同等の幅をなして隣接の凸面部52とは独立して設けられ、凸面部52の表面はギヤ収容部37の外周形状に沿った円弧状をなしている。凸面部52には略三角形状の係止突起53が立設、すなわち係止突起53がギヤ収容部37の径方向外側に突出するように形成されている。
また、凸面部52は、係止突起53の下端位置(ギヤ収容部37の反開口部37b側端部)を境界とし、ギヤ収容部37の開口部37b側と反開口部側とで段差54を有している。凸面部52における、段差54(係止突起53の下端位置)よりもギヤ収容部37の開口部37b側、すなわちカバー33の装着方向手前側の面を導入面52aとし、段差54よりもギヤ収容部37の反開口部側、すなわちカバー33の装着方向奥側の面を当接面52bとすると、当接面52bは導入面52aよりもギヤ収容部37の径方向外側に位置している。
一方、カバー33には、ギヤ収容部37の凸面部52に対応するそれぞれの位置に係止片33aが設けられている。長方形状をなす各係止片33aは、各係止片33aの先端部33bがギヤ収容部37の若干径方向内側に配置されるよう、第1及び第2減速ギヤ42,43の軸方向、すなわちカバー33の装着方向に略沿って延出している。各係止片33aには、ギヤ収容部37の凸面部52の係止突起53と係止するための係止孔33cが形成されている。換言すれば、係止片33aの一対の側辺の先端部間が先端部33bにて一体的に連結して長方形枠状とすることで、その枠の内側に長方形状の係止孔33cが形成されている。
また、図3(b)に示すように、係止片33aとギヤ収容部37側の凸面部52との位置関係について、ギヤ収容部37に対してカバー33を同軸上で組み付けるその基準組み付け位置に配置した際、係止片33aの先端部33bの内側角部33dの径方向位置P3が、ギヤ収容部37側の凸面部52における導入面52aの径方向位置P1と当接面52bの径方向位置P2との間となるように設定されている。
ここで、凸面部52の導入面52aを凸面部52の当接面52b(径方向位置P2)とギヤ収容部37の径方向において重なるような仮想的な径方向位置P0に設定した場合、カバー33をギヤ収容部37に装着させる過程において、係止片33aの先端部33bが凸面部52の導入面52aに至るよりも前のギヤ収容部37の開口部37bに衝突することが懸念される。特に、係止片33aの先端部33bが係止突起53を乗り越えた後に凸面部52の当接面52bに当接するような構成をとると、より衝突が生じやすい状況となる。
しかしながら本実施形態では、凸面部52の導入面52a(位置P1)が凸面部52の当接面52b(位置P2)よりもギヤ収容部37の径方向内側に位置し、係止片33aの先端部33b(位置P3)がその間に配置されるような構成をとっているため、係止片33aの先端部33bとギヤ収容部37の開口部37bとの衝突の低減が図れる。また、係止片33aの先端部33bが係止突起53に接触するまでにおいても、導入面52aと係止片33aの先端部33bとの間にギヤ収容部37の径方向の隙間(クリアランス)が形成され、係止片33aの先端部33bがギヤ収容部37に接触する機会も低減される。これにより、カバー33のギヤハウジング32に対する組付性は向上することとなる。
加えて、係止片33aの先端部33bが係止突起53を乗り越える際には、係止片33aがギヤ収容部37の径方向外側に弾性力に抗して広がって係止突起53を乗り越える。そして、係止突起53が係止片33aの係止孔33c内に位置する所まで移動すると、係止片33aが弾性復帰し、図4(a)に示すように、係止片33aの先端部33bの内縁部分と係止突起53の端面部分とがカバー33の反装着方向に係止することで、係止片33aが係止突起53に対して係止状態となる。また、図4(b)に示すように、係止片33aが係止突起53を乗り越えた後は、凸面部52は係止片33aの先端部33bよりもギヤ収容部37の径方向外側に位置する当接面52bで構成されるため、係止片33aの先端部33bは凸面部52の当接面52bと当接する。本実施形態ではさらに係止片33aの先端部33bは凸面部52の当接面52bに弾性接触して径方向内側へ付勢することとなる。この結果、係止片33aが係止突起53の根元部分に確実に位置するように維持されるため、係止片33aと係止突起53との係止状態が強固となり、カバー33のギヤハウジング32に対する固定強度の向上が図れる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)ギヤハウジング32(第1ケース部材)のギヤ収容部37の外側面51において、カバー33の装着方向における係止突起53よりも奥側の当接面52b(第2面)はその係止突起53より手前側の導入面52a(第1面)よりもギヤ収容部37の径方向外側に位置している。そして、係止片33aと導入面52aとの間には隙間(クリアランス)が生じ、係止片33aと当接面52bとは当接するような寸法設定としている。つまり、ギヤハウジング32に対するカバー33の装着過程において、カバー33の係止片33aがギヤハウジング32のギヤ収容部37の導入面52aと衝突、すなわちカバー33の係止片33aがギヤ収容部37の開口部37bに衝突することを低減でき、カバー33の組付性向上を図ることができる。また、係止片33aが係止突起53との係止状態では当接面52bに当接することでその係止突起53の根元部分で係止されるため、相互の係止状態を強固とでき、ギヤハウジング32に対するカバー33の固定強度向上を図ることができる。
(2)スナップフィットによる固定において、係止片33aが当接するギヤハウジング32(ギヤ収容部37)の当接面52bには高い寸法精度が要求されるが、係止突起53よりも奥側のこの当接面52bのみと当接する構成を取っているため、ギヤハウジング32の外側面において高い寸法精度が要求される面積を低減することができる。そのため、ギヤハウジング32を比較的簡易に作製することができる。
(3)係止突起53と係止片33aとの係止による固定箇所が複数箇所(4箇所)設けられていることで、係止片33aがギヤハウジング32(ギヤ収容部37)に衝突しやすい状況となるため、上記の寸法設定を適用する意義は大きい。
(4)係止突起53よりも奥側の当接面52bは、隣接する固定箇所毎に独立して設けられているため、このことでもギヤハウジング32の外側面において高い寸法精度が要求される面積を低減でき、ギヤハウジング32の作製が容易になる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ギヤハウジング32とカバー33との固定において、係止突起53と係止片33aとを用いるスナップフィットの固定箇所を4箇所としたが、1箇所であってもよく、4箇所以外の複数箇所であってもよい。
・上記実施形態では、4箇所の固定箇所それぞれに凸面部52を設け、各凸面部52にそれぞれ導入面52aと当接面52bとを設けたが、凸面部52を少なくとも隣接の2箇所で連続的に形成してもよい。また、全部の固定箇所に亘って連続的に形成してもよい。また、凸面部52において導入面52aを省略、すなわち径方向に凸状とせず、ギヤハウジング32(ギヤ収容部37)の外側面と面一としてもよい。また、凸面部52の当接面52bをギヤハウジング32の外側面と面一とし、導入面52aを径方向内側に向けて凹設してもよい。つまり、相対的に当接面52bが導入面52aよりも径方向外側に位置していればよい。
・上記実施形態では、凸面部52において導入面52aと当接面52bとの境界の段差54を係止突起53の下端位置に設定したが、係止突起53を設ける範囲で若干上方にずらして設定してもよい。
・上記実施形態では、減速機構31を収容するギヤハウジング32とカバー33との固定に適用したが、その他のモータケースの固定に適用してもよい。
・その他、上記実施形態のモータ10の構造を適宜変更してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)モータ構成部品を収容する収容凹部を有する第1ケース部材と、前記第1ケース部材の収容凹部の開口部を閉塞する第2ケース部材とを備え、前記第1ケース部材の外側面に係止突起を設けるとともに前記第2ケース部材に係止孔を有する係止片を設け、前記係止突起と前記係止孔を有する係止片とが係止状態となることで前記第1及び第2ケース部材相互の固定が図られる構成のモータケースであって、
前記係止突起は、前記第1ケース部材の外側面において前記第1及び第2ケース部材の装着方向に対する直交方向の外側に突出するものであり、前記係止片は、前記第1及び第2ケース部材の装着方向に沿うように延びるものであり、
前記第1ケース部材の外側面において、前記第1及び第2ケース部材の装着方向における前記係止突起よりも手前側を第1面、同装着方向における前記係止突起よりも奥側を第2面としたとき、第1面よりも第2面が外側に位置し、前記第2ケース部材の係止片の先端部内側角部が前記第1面と前記第2面との間に位置する寸法設定にて構成されていることを特徴とするモータケース。
10…モータ、20…モータ部、30…減速部、31…減速機構、42…第1減速ギヤ(モータ構成部品)、43…第2減速ギヤ(モータ構成部品)、37a…収容凹部、37b…開口部、32…ギヤハウジング(第1ケース部材)、33…カバー(第2ケース部材)、51…外側面、53…係止突起、33c…係止孔、33a…係止片、52a…導入面(第1面)、52b…当接面(第2面)。

Claims (5)

  1. モータ構成部品を収容する収容凹部を有する第1ケース部材と、前記第1ケース部材の収容凹部の開口部を閉塞する第2ケース部材とを備え、前記第1ケース部材の外側面に係止突起を設けるとともに前記第2ケース部材に係止孔を有する係止片を設け、前記係止突起と前記係止孔を有する係止片とが係止状態となることで前記第1及び第2ケース部材相互の固定が図られる構成のモータケースであって、
    前記係止突起は、前記第1ケース部材の外側面において前記第1及び第2ケース部材の装着方向に対する直交方向の外側に突出するものであり、前記係止片は、前記第1及び第2ケース部材の装着方向に沿うように延びるものであり、
    前記第1ケース部材の外側面において、前記第1及び第2ケース部材の装着方向における前記係止突起よりも手前側を第1面、同装着方向における前記係止突起よりも奥側を第2面としたとき、第1面よりも第2面が外側に位置し、前記第2ケース部材の係止片は、前記第1面とは隙間を有し、前記第2面とは当接する寸法設定にて構成されているとともに、
    前記第1ケース部材の外側面において、前記係止突起と前記第2面とは、前記第1及び第2ケース部材の装着方向に隙間なく連続して設けられており、
    前記係止突起と前記係止片との係止状態において、前記係止片の前記装着方向における前記係止突起よりも奥側の部分は、前記係止片の前記係止突起と係止する部分と前記係止片の前記装着方向における先端との間の前記装着方向の全範囲において前記第2面と当接していることを特徴とするモータケース。
  2. 請求項1に記載のモータケースにおいて、
    前記係止突起と前記係止片との係止による前記第1及び第2ケース部材の固定箇所は、複数箇所設けられていることを特徴とするモータケース。
  3. 請求項2に記載のモータケースにおいて、
    前記係止突起よりも奥側の前記第2面は少なくとも、隣接する前記固定箇所毎に独立して設けられていることを特徴とするモータケース。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータケースは、駆動源であるモータ部とそのモータ部の回転駆動を減速する減速機構を備える減速部とが一体に組み付けられてなる減速機構付きモータに用いられるものであり、
    前記第1ケース部材は、前記減速機構を収容するギヤハウジングであり、前記第2ケース部材は、前記ギヤハウジングの開口部を閉塞するカバーであることを特徴とするモータケース。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータケースにモータ構成部品を備えて構成されていることを特徴とするモータ。
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