JP2019054713A - アクチュエータ - Google Patents

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勝伸 劉
Katsunobu Ryu
勝伸 劉
政章 中川
Masaaki Nakagawa
政章 中川
知佳 横川
Tomoyoshi Yokogawa
知佳 横川
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Abstract

【課題】アクチュエータが動作するための空間を小さくし、装置の小型化を可能とする。
【解決手段】アクチュエータは、一方向に延びる中心軸を中心とする周方向に回転可能な第1回転軸を備える回転電気機械と、周方向に回転可能な第2回転軸を有するとともに、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間で変速して回転を伝達する変速機と、を備え、前記回転電気機械は、前記第1回転軸に接続された回転子と、前記第1回転軸の外側に配置された固定子と、前記回転子及び前記固定子を収容するケースと、を有し、前記変速機は、内歯車と、前記内歯車と噛み合う外歯車と、前記内歯車及び前記外歯車を収容するハウジングと、を有し、前記ケースと前記ハウジングとの外面に沿って前記中心軸が延びる軸方向に延び、前記ケースと前記ハウジングとを連結するプレートをさらに備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータに関する。
特許文献1には、主たる構成部品として、ハウジングと、サーキュラスプラインと、フレクスプラインと、ウェーブジェネレータと、モータと、クロスローラベアリングとを備えるハーモニック減速機が開示されている。かかる特許文献1には、例えばロボットの旋回ベースを構成するハウジングが円筒形状をしており、このハウジングの周方向の複数箇所にはねじ孔部が複数形成され、モータに取り付けられるモータベースの複数箇所にはねじを挿通するためのねじ挿通孔部が複数形成されることが開示されている。かかる特許文献1に開示されたハーモニック減速機では、モータと、ウェーブジェネレータと、モータベースとで構成されるウェーブジェネレータユニットと、ハウジングとが複数箇所でねじ止め固定される。
特開2009−257409号公報
例えば、ロボットアームの関節のような回転機構では、部材間で回転による干渉が生じないことが要求される。特許文献1に開示されたハーモニック減速機では、回転軸を中心とする周方向の複数箇所において、ねじ孔部又はねじ挿通孔部を設けるためのフランジ部を設ける必要がある。このため、特許文献1に開示されたハーモニック減速機を回転機構に用いる場合には、ハーモニック減速機と相対的に回転する部材に、フランジ部との接触を避けるための大きな空間を設ける必要があった。
本発明の一態様に係るアクチュエータは、一方向に延びる中心軸を中心とする周方向に回転可能な第1回転軸を備える回転電気機械と、周方向に回転可能な第2回転軸を有するとともに、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間で変速して回転を伝達する変速機と、を備え、前記回転電気機械は、前記第1回転軸に接続された回転子と、前記第1回転軸の外側に配置された固定子と、前記回転子及び前記固定子を収容するケースと、を有し、前記変速機は、内歯車と、前記内歯車と噛み合う外歯車と、前記内歯車及び前記外歯車を収容するハウジングと、を有し、前記ケースと前記ハウジングとの外面に沿って前記中心軸が延びる軸方向に延び、前記ケースと前記ハウジングとを連結するプレートをさらに備える。
本発明によれば、アクチュエータが動作するための空間を小さくすることができ、装置の小型化が可能となる。
実施形態に係るアクチュエータの外観構成を示す斜視図である。 実施形態に係るアクチュエータの側面断面図である。 カムの外形の一例を示す斜視図である。 外歯車の外形の一例を示す斜視図である。 内歯車の外形の一例を示す斜視図である。 実施形態に係るアクチュエータの正面図である。 実施形態に係るアクチュエータの底面図である。 実施形態に係るプレートの構成を示す斜視図である。 実施形態に係るハウジングの底面図である。 実施形態に係るアクチュエータの一部を断面に表した背面図である。 実施形態に係るアクチュエータの変形例を示す底面図である。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の詳細を説明する。
[1.アクチュエータの全体構成]
図1は、本実施形態に係るアクチュエータの外観構成を示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係るアクチュエータの側面断面図である。図1及び図2に示されるように、アクチュエータ100は、モータ(回転電機機械)200と、減速機(変速機)300とを備える。なお、回転電機機械はモータに限られず、発電機であってもよいし、モータとしても、発電機としても機能する電動発電機であってもよい。また、変速機は減速機に限られず、増速機であってもよい。
[2.モータの構成]
図2を参照し、モータ200の構成について説明する。モータ200は、第1回転軸110を回転駆動する。モータ200は、第1回転軸110に固定された回転子210と、回転子210を囲む円環状の固定子220とを備える。この例では、回転子210が界磁であり、固定子220が電機子である。なお、回転子210が電機子であり、固定子220が界磁であってもよい。以下の説明では、第1回転軸110の中心軸111の軸方向を「X方向」、中心軸111を中心とする周方向を「θ方向」、中心軸111を中心とする径方向を「r方向」ともいう。
回転子210は、円筒状のヨーク211と、ヨーク211の外周面に固定された永久磁石212とを備える。ヨーク211には第1回転軸110のX方向における一部が収容され、ヨーク211は第1回転軸110に固定される。ヨーク211の外周には、永久磁石212が設けられる。永久磁石212は、S極とN極とがθ方向に交互に並び、且つその間隔が等間隔になるよう着磁されたリングマグネットである。永久磁石212は、1つの磁極がr方向外側の面、つまり、固定子220に対向する面に位置づけられる。
固定子220は、鉄心221と、複数のコイル222とを備える。鉄心221は、軟磁性体であり、複数のティース224を備える。複数のティース224は、θ方向に等間隔に並ぶ。各ティース224は、中心軸111に向かってr方向に延びる。コイル222の数とティース224の数とは同一である。
コイル222の数、即ちスロット数は、永久磁石212の数、即ち極数と異なる。例えば、3相モータの場合、スロット数は3の倍数となる。また、極数は偶数となる。
モータ200は、ケース230とカバー240とをさらに備える。ケース230は筒部231と板状の蓋部232とを備える。筒部231は内部に円柱状の空間を有し、筒部231の一端、図2の例ではX方向の端部が蓋部232によって閉じられる。かかるケース230は、回転子210及び固定子220を収容する。
ケース230の筒部231の内径は、鉄心221の外形と略同じ大きさであり、例えば接着剤によって鉄心221が筒部231の内周面に固定される。これにより、ケース230の内周面に固定子220が固定される。蓋部232はr方向中心部に円形の穴233を備える。穴233は、第1回転軸110より直径が大きく、第1回転軸110は穴233を貫通する。穴233の周囲には、円環状の軸受234が取り付けられ、軸受234は第1回転軸110を回転可能に支持する。
ケース230の外形は、X方向視において半円と矩形とを組み合わせた形状である。つまり、ケース230は、X方向視において半円の半円部235と矩形のフランジ部236とを備える。半円部235の半円の外形は内周面と同心円とされる。つまり、半円部235の外形は第1回転軸110の中心軸を中心とした半円の円弧面である。他方、フランジ部236はr方向に延びる直角の角部237を2つ備えており、それぞれの角部237においてボルトによって減速機300に連結される。
カバー240は、ケース230の円形の開口より若干直径が大きい円板である。カバー240は、ケース230の開口に固定され、開口を塞ぐ。カバー240のr方向中心部には円形の穴241が設けられ、この穴241に円環状の軸受242が取り付けられる。軸受242は、第1回転軸110を回転可能に支持する。
上記のような構成のモータ200において、電機子である固定子220の各コイル222に電流が与えられると、電磁誘導作用によって第1回転軸110がθ方向に回転する。
[3.減速機の構成]
図2を参照し、減速機300の構成について説明する。減速機300は、第1回転軸110から、X方向に延びる第2回転軸120へ、変速して回転を伝達する波動歯車装置である。減速機300は、ハウジング301と、内歯車302と、外歯車303と、波動発生器310とを備える。
第1回転軸110はカバー240からX方向に延びており、第1回転軸110の一端には波動発生器310が接続される。波動発生器310は、カム304と、可撓性軸受305とを備える。
第1回転軸110の一端部にはカム304が固定される。図3は、カム304の外形を示す斜視図である。カム304は、X方向に並ぶ小径部341と大径部342とを備える。小径部341及び大径部342の外形は、第1シャフト110の中心軸111を中心とする円形であり、大径部342の外径は、小径部341の外径よりも大きい。大径部342は、小径部341よりもモータ200に近接して配置される。大径部342の外周部には楕円状の欠落部343が設けられており、この欠落部343には可撓性軸受305が取り付けられる(図2参照)。
カム304のr方向中央には、接続穴344が設けられる。接続穴344には、第1回転軸110の一端部が収容され、第1回転軸110の一端部は接続穴344に固定される(図2参照)。これにより、カム304は第1回転軸110と一体にθ方向に回転する。
図4は、外歯車303の外形を示す斜視図である。外歯車303は、X方向の一端が閉じ、他端が開口するカップ状の外歯車である。つまり、外歯車303は円筒部331と円板状の蓋部332とを備え、蓋部332が円筒部331の一端を塞ぐ。円筒部331は炭素鋼等の金属の薄い円筒であり、可撓性を有する。円筒部331は他端、つまり、モータ200に近接する端部の外周に外歯部333を備える。
蓋部332のX方向の両面のうち、円筒部331が設けられた面とは反対側の面のr方向中心から、X方向に第2回転軸120が延びる。外歯車303は第1回転軸110と同軸上に配置され、第2回転軸120は第1回転軸110と同軸上に並ぶ(図2参照)。第2回転軸120は円筒部331に固定され、円筒部331と一体にθ方向に回転する。
図2を参照する。カム304は、外歯車303の円筒部331に収容される。可撓性軸受305は、外歯車303の円筒部331の内周面と、カム304の欠落部343(外周面)との間に配置される。これにより、外歯車303とカム304とはθ方向に相対的に回転可能である。可撓性軸受305は、可撓性を有する外輪部材351及び内輪部材352と、これらの外輪部材351及び内輪部材352の間に収容される複数のボール353とを備え、r方向に変形可能である。
カム304は炭素鋼等の金属製のブロックであり高い剛性を有する。そのため、カム304に装着された可撓性軸受305は、カム304の欠落部343の外形に適合して楕円形に変形する。また、外歯車303の内周面は可撓性軸受305と接触するため、外歯車303の円筒部331は可撓性軸受305の外形に適合して楕円形に変形する。
ハウジング301は、モータ200のケース230と同じく、X方向視において半円と矩形とを組み合わせた形状を有する(図1参照)。つまり、ハウジング301は、X方向視において半円の半円部311と矩形のフランジ部312とを備える。半円部311の直径はケース230の半円部235の直径と同じであり、フランジ部312はr方向に延びる直角の角部313を2つ備える。ハウジング301のフランジ部312の形状とケース230のフランジ部236の形状とは互いに適合しており、フランジ部312とフランジ部236とがボルトによって互いに固定される。
また、図2に示されるように、ハウジング301は、内部に円形断面の空間を有し、当該空間に内歯車302を収容する。図5は、内歯車302の外形の一例を示す斜視図である。内歯車302の形状は円環状であり、ハウジング301の内部空間に圧入され、ハウジング301と内歯車302とは互いに固定される。内歯車302の内周には内歯部321が設けられる。
図2を参照する。内歯車302の内側には、外歯車303が配置される。外歯車303は、上述したようにX方向視において楕円形に変形する。したがって、外歯車303の外歯部333のうち長軸部分の歯が内歯車302の内歯部321と噛み合い、外歯部333のうち短軸部分の歯が内歯部321から離れる。
内歯車302の内歯部321の歯数は、外歯車303の外歯部333の歯数と異なる。例えば、nを正の整数としたとき内歯部321の歯数は、外歯部333の歯数より2n多い。第1回転軸110が回転すると、カム304が第1回転軸110と一体的に回転する。カム304の回転に伴って、外歯車303が弾性変形し、楕円形の長軸が回転する。これにより、外歯部333と内歯部321との噛み合い位置がθ方向に移動する。つまり、波動発生器310は、内歯車302と外歯車303との噛み合い位置がθ方向に変化するように、第1回転軸110の回転に応じて外歯車303を変形させる。第1回転軸110が1回転すると、内歯部321と外歯部333との歯数の差に応じて外歯車303がθ方向に回転する。これにより、第1回転軸110の回転が変速されて、第2回転軸120へ伝達される。
ハウジング301には軸受306が取り付けられており、軸受306は第2回転軸120を中心軸111周りに回転可能に支持する。また、第2回転軸120には、軸受306とX方向に並ぶようにワッシャ307及び円板状の板部材308が取り付けられる。
[4.ハウジングとケースとの連結構造]
図6は、本実施形態に係るアクチュエータ100の正面図であり、図7は、その底面図である。モータ200のケース230と、減速機300のハウジング301とは、プレート400により連結される。
図8は、プレート400の構成を示す斜視図である。プレート400は、プレート本体部401と、プレートフランジ部402とを備える。プレート本体部401は、X方向に延びる板状部分である。かかるプレート本体部401は、X方向における一端において、幅が広がった拡張部403を備え、X方向における他端において、プレートフランジ部402に接続される。拡張部403には、2つの取付孔404が設けられる。
プレートフランジ部402は、プレート本体部401のX方向における他端から、プレート本体部401の厚さ方向、即ち、r方向に延びる。かかるプレートフランジ部402は、プレート本体部401と同一の幅及び同一の厚さの板状部分であり、その長さはプレート本体部401の長さよりも短い。また、プレートフランジ部402の先端には、欠落部405が設けられる。
図6及び図7を参照する。プレート本体部401は、2つのネジ406によりハウジング301にr方向に連結される。ネジ406のそれぞれは、取付孔404を貫通してハウジング301に設けられた、図示しないネジ穴にネジ結合される。これにより、プレート本体部401をハウジング301からX方向に突出させる必要がなく、第2回転軸120に接続される対象物とプレート400との干渉を防止することができる。
また、プレートフランジ部402は、ネジ407によりケース230のX方向の一端面232aとX方向に連結される。端面232aは、減速機300から離れる側の端面、即ち、蓋部232の端面である。これにより、ケース230とハウジング301との連結を強固にすることができる。
図9は、実施形態に係るハウジング301の底面図であり、図10は、実施形態に係るアクチュエータ100の一部を断面に表した背面図である。図7〜図9に示されるように、ケース230の第1フランジ部236とハウジング301の第2フランジ部312とは2つのボルト(ネジ)408によりX方向に連結される。第1フランジ部236の2つの角部237のそれぞれには、第1穴237aが設けられる。また、第2フランジ部312の2つの角部313のそれぞれには、第2穴313aが設けられる。第1穴237aは、ボルト408の軸部の直径よりも大きく、ボルト408の頭部の直径よりも小さい直径を有する円柱状の穴であり、X方向に延びる。第2穴313aは、ボルト408の雄ネジに結合可能な雌ネジであり、X方向に延びる。
また、ケース230の端面232aには、ボルト408の頭部の直径よりも大きい直径を有するザグリ穴237bが設けられる。第1穴237aは、ザグリ穴237bから同軸上に延びる。ザグリ穴237bには、ボルト408の頭部が収容される。
第1穴237aは、ケース230のX方向全長に亘って設けられる。つまり、第1穴237aは、ケース230を貫通する。第2穴313aのX方向長さは、ハウジング301のX方向長さよりも短い。つまり、第2穴313aは、ハウジング301のX方向における一端面、即ち、ケース230との対向面から、ハウジング301のX方向途中部分までの範囲で延びる。
ボルト408の軸部のX方向長さは、第1穴237aのX方向長さよりも長い。このため、ボルト408は第1穴237aをX方向に貫通する。また、ボルト408の軸部のX方向長さは、第1穴237aと第2穴313aのX方向長さの和よりも短い。このため、ボルト408は第2穴313aの途中までの範囲で第2穴313aにネジ結合される。
上記のように、ケース230とハウジング301とが、プレート400と2つのボルト408とによって連結される。これにより、ケース230とハウジング301とを強固に連結することができる。
図7に示されるように、ボルト408による締結位置はθ方向に互いに離れた2つの位置である。つまり、2つの第1穴237aは、θ方向に互いに離れた2つの位置に設けられ、2つの第2穴313aもまた、θ方向に互いに離れた2つの位置に設けられる。
ここで、X方向視において中心軸111と直交する直線112を想定する。ケース230において、直線112によって二分される領域の一方に第1フランジ部236が設けられ、前記二分される領域の他方に第1半円部235が設けられる。ハウジング301においても、直線112によって二分される領域の一方に第2フランジ部312が設けられ、前記二分される領域の他方に第2半円部311が設けられる。つまり、2つの第1穴237aは、直線112によって二分される領域の一方に設けられる。同様に、2つの第2穴313aは、直線112によって二分される領域の一方に設けられる。このように、二分された領域の一方に二対の第1穴237a及び第2穴313aを設けることで、他方の領域にフランジ部を設ける必要がなく、ケース230及びハウジング301の他方の領域における部分を小さくすることができる。
また、図7に示されるように、1つのプレート400は、第1半円部235及び第2半円部311における第1フランジ部236及び第2フランジ部312の反対部分に取り付けられる。つまり、当該プレート400は、直線112によって二分される領域の他方に設けられる。このように、二分された領域のうち、ボルト408による締結位置が設けられる領域とは異なる領域において、プレート400によりケース230とハウジング301とを連結することにより、θ方向に満遍なく締結位置を設けることができ、ケース230とハウジング301とを強固に連結することができる。
また、1つのプレート400は、2つの第1穴237aのそれぞれからθ方向に等距離離れた位置に設けられる。同様に、この1つのプレート400は、2つの第2穴313aのそれぞれからもθ方向に等距離離れる。これにより、ボルト408による2つの連結位置から等距離離れたθ方向の位置において、1つのプレート400によりケース230とハウジング301とを連結することができ、ケース230とハウジング301とのずれを効果的に防止できる。
[5.変形例]
以下、本実施形態に係る減速機の変形例について説明する。
図11は、実施形態に係るアクチュエータの変形例を示す底面図である。本例では、ケース230とハウジング301とを連結するプレート400が2つ設けられる。2つのプレート400は、第1半円部235及び第2半円部311において、θ方向に並べて配置される。これにより、より一層強固且つコンパクトにケース230とハウジング301とを連結することができる。
図11に示されるように、2つのプレート400は、直線112によって二分される領域のうち、ボルト408による締結位置が設けられる領域とは異なる領域に設けられる。また、2つのプレート400は、X方向視において、直線112と直交する直線113による線対称な位置にそれぞれ設けられる。2つのボルト408による締結位置もまた、直線113による線対称な位置にそれぞれ設けられる。つまり、ケース230とハウジング301との連結位置は、直線113について線対称である。このように連結位置を設けることで、直線113によって分割される2つの領域のそれぞれにおいて同一の条件でケース230とハウジング301とが連結され、ケース230とハウジング301とをバランスよく連結することができる。
[5−1.他の変形例]
なお、プレート400の数は1又は2に限られない。第1半円部235及び第2半円部311において、3以上のプレート400をθ方向に並べて設けることもできる。
また、上記の実施形態に係るアクチュエータ100は、ケース230に第1穴237aを有し、ハウジング301にネジ穴ある第2穴313aを有し、ボルト408の軸部が第1穴237aに通され第2穴313aとネジ結合される構成としたが、かかる構成に限定されない。アクチュエータは、ケース230の第1フランジ部236及びハウジング301の第2フランジ部312がボルト及びナットによって連結された構成であってもよい。具体的には、第1穴237a及び第2穴313aの両方が、ボルト408の軸部直径より大きい直径を有する円柱状の穴であり、ボルトの軸部が第1穴237a及び第2穴313aを貫通し、当該軸部にナットが締め付けられてもよい。
また、上記の実施形態においては、回転電気機械の一例であるモータ200に、第1回転軸110が接続される構成のアクチュエータ100について述べた。しかし、アクチュエータはかかる構成に限られない。第1回転軸110に、回転電気機械の他の例である発電機が接続されてもよい。また、モータ、発電機、又は電動発電機のような回転電気機械に、第2回転軸120が接続されてもよい。
また、減速機300は第1回転軸110と第2回転軸との間で変速して回転を伝達する変速機であればよく、波動歯車装置に限定されない。減速機300は、遊星歯車変速機であってもよい。
[6.補記]
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100 アクチュエータ
110 第1回転軸
111 中心軸
112 直線
113 直線
120 第2回転軸
200 モータ
210 回転子
211 ヨーク
212 永久磁石
220 固定子
221 鉄心
222 コイル
224 ティース
230 ケース
231 筒部
232 蓋部
232a 端面
233 穴
234 軸受
235 第1半円部
236 第1フランジ部
237 角部
237a 第1穴
237b ザグリ穴
240 カバー
241 穴
242 軸受
300 減速機
301 ハウジング
302 内歯車
303 外歯車
304 カム
305 可撓性軸受
306 軸受
307 ワッシャ
308 板部材
310 波動発生器
311 第2半円部
312 第2フランジ部
313 角部
313a 第2穴
321 内歯部
331 円筒部
332 蓋部
333 外歯部
341 小径部
342 大径部
343 欠落部
344 接続穴
345 凹部
346 端部
351 外輪部材
352 内輪部材
353 ボール
400 プレート
401 プレート本体部
402 プレートフランジ部
403 拡張部
404 取付孔
405 欠落部
406 ネジ
407 ネジ
408 ボルト

Claims (8)

  1. 一方向に延びる中心軸を中心とする周方向に回転可能な第1回転軸を備える回転電気機械と、
    周方向に回転可能な第2回転軸を有するとともに、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間で変速して回転を伝達する変速機と、
    を備え、
    前記回転電気機械は、
    前記第1回転軸に接続された回転子と、
    前記第1回転軸の外側に配置された固定子と、
    前記回転子及び前記固定子を収容するケースと、
    を有し、
    前記変速機は、
    内歯車と、
    前記内歯車と噛み合う外歯車と、
    前記内歯車及び前記外歯車を収容するハウジングと、
    を有し、
    前記ケースと前記ハウジングとの外面に沿って前記中心軸が延びる軸方向に延び、前記ケースと前記ハウジングとを連結するプレートをさらに備える、
    アクチュエータ。
  2. 前記ケースは、前記中心軸を中心とする径方向に突出する第1フランジ部を備え、
    前記ハウジングは、径方向に突出し、且つ、前記第1フランジ部と軸方向に対向する第2フランジ部を備え、
    前記第1及び第2フランジ部は、軸方向に延びるネジにより連結される、
    請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記第1フランジ部は、周方向に互いに離れて配置される軸方向に延びる2つの第1穴を備え、
    前記第1穴は、軸方向視において、前記中心軸と直交する直線により二分された領域の一方に設けられ、
    前記第2フランジ部は、軸方向視において、前記第1穴のそれぞれと同軸上に設けられた、軸方向に延びる2つの第2穴を備え、
    前記ネジは、前記第1及び第2穴に挿入される、
    請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 1つの前記プレートが、前記2つの第1穴のそれぞれから周方向に等距離離れた位置に設けられる、
    請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. 複数の前記プレートが、周方向に並べて設けられる、
    請求項3に記載のアクチュエータ。
  6. 前記プレートは、軸方向に延びるプレート本体部と、前記プレート本体部の軸方向の一端から前記中心軸を中心とする径方向に延びるプレートフランジ部と、を備え、
    前記プレート本体部は、前記ハウジングと径方向に連結され、
    前記プレートフランジ部は、前記ケースの軸方向における一端面と軸方向に連結される、
    請求項1から5の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記プレートフランジ部は、前記ケースの前記一端面とネジにより連結される、
    請求項6に記載のアクチュエータ。
  8. 前記プレート本体部は、前記ハウジングの外面と複数のネジにより連結される、
    請求項6又は7に記載のアクチュエータ。

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