JP6743212B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6743212B2
JP6743212B2 JP2019023512A JP2019023512A JP6743212B2 JP 6743212 B2 JP6743212 B2 JP 6743212B2 JP 2019023512 A JP2019023512 A JP 2019023512A JP 2019023512 A JP2019023512 A JP 2019023512A JP 6743212 B2 JP6743212 B2 JP 6743212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
image forming
forming apparatus
information
nfc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019023512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019146165A5 (ja
JP2019146165A (ja
Inventor
雅道 丹治
雅道 丹治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019023512A priority Critical patent/JP6743212B2/ja
Publication of JP2019146165A publication Critical patent/JP2019146165A/ja
Publication of JP2019146165A5 publication Critical patent/JP2019146165A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6743212B2 publication Critical patent/JP6743212B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラムに関し、特に、NFC(Near Field Communication)などの無線通信によって受けたアクセスに応じて所定の処理を行う画像形成装置に関する。
近年、様々な無線通信機能を備える情報処理装置の一つとして画像形成装置が市場に登場している。例えば、NFC、無線LAN、又はBluetooth(登録商標)などを搭載した画像形成装置が知られている。このような画像形成装置を用いて、同様にNFCに対応したスマートホンなどの通信端末から容易に印刷を行うようにした手法がある(特許文献1)。
特許文献1においては、通信端末がNFC通信圏内に位置することを検知すると、画像形成装置はNFC通信を確立し、無線LAN又はBluetooth(登録商標)などの高速な通信方式に移行するための情報交換を行う。そして、交換した情報に応じて、画像形成装置は通信端末との間で高速な通信を確立して、通信端末から印刷データを受信して印刷を実行する。
このような画像形成装置において簡単に印刷を行うためには、画像形成装置に備えられたNFCモジュールに予め必要な情報をNDEF(NFC Data Exchange Format)として設定しておく必要がある。
NDEFデータは複数のNDEFレコードから構成され、各NDEFレコードは、例えば、通信端末から画像形成装置を一意に特定させるための機器特定情報又はBluetooth(登録商標)によって接続を行うための接続情報などが格納されている。そして、NFCモジュールによって行う機能に応じてNDEFおよびそれを構成するNDEFレコードの内容は様々となる。
例えば、通信端末側において所定のアプリケーションを自動起動させたい場合には、当該アプリケーションを呼び出すためのNDEFレコードが格納される。なお、NDEFおよびNDEFレコードのフォーマットなどの詳細は標準団体であるNFCフォーラムによって規定されている。
特開2013−184296号公報
ところで、NFCモジュールを用いて、画像形成装置に搭載された複数のアプリケーションによって通信端末側の異なるアプリケーションの起動を行いたい場合がある。このように場合には、例えば、画像形成装置においてアプリケーションAの自動起動用NDEFレコードを先頭に格納して、別のアプリケーションBの自動起動用NDEFレコードをその次に格納したNDEFを生成する手法がある。
しかしながら、NDEFに係る解析処理は通信端末側の仕様・実装に依存している。そして、通信端末には、自動起動用NDEFレコードが先頭以外の位置に格納されているケースを考慮していないものが存在する。このような通信端末においては、アプリケーションAの自動起動が行われるのみで、アプリケーションBの自動起動を行うことはできない。
従って、本発明は、画像形成装置においてアプリケーションサービスを用いる際に、当該アプリケーションサービスを用いるためのアプリケーションを近距離無線通信デバイスにおいて自動起動することのできるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明による画像形成装置は、NFCに対応した通信端末に情報を送信可能なNFCユニットを用いる画像形成装置であって、情報を表示する表示部と、前記画像形成装置との通信により提供されるサービスに用いる第1および第2のアプリケーションを少なくとも含む複数のアプリケーションの中から前記通信端末で実行する1つのアプリケーションを指定するための情報を前記表示部に表示させる表示手段と、NFCフォーラムで定められたフォーマットを用いて情報を格納し、且つ前記通信端末で起動するアプリケーションを特定するためのレコードであって、前記指定がなされたアプリケーションを識別するための識別情報を格納するレコードを有するNDEFデータを前記NFCユニットに記憶させる記憶手段と、を有し、前記NFCユニットは、前記通信端末と前記NFCユニットの近接に応じて、前記記憶されたNDEFデータを前記通信端末に送信し、前記通信端末は、前記NFCユニットから前記第1のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第1のアプリケーションを起動し、前記NFCユニットから前記第2のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第2のアプリケーションを起動することを特徴とする。
本発明による画像形成装置の制御方法は、NFCに対応した通信端末に情報を送信可能なNFCユニットと、情報を表示する表示部とを用いる画像形成装置の制御方法であって、前記画像形成装置との通信により提供されるサービスに用いる第1および第2のアプリケーションを少なくとも含む複数のアプリケーションの中から前記通信端末で実行する1つのアプリケーションを指定するための情報を前記表示部に表示させる表示工程と、NFCフォーラムで定められたフォーマットを用いて情報を格納し、且つ前記通信端末で起動するアプリケーションを特定するためのレコードであって、前記指定がなされたアプリケーションを識別するための識別情報を格納するレコードを有するNDEFデータを前記NFCユニットに記憶させる記憶工程と、を有し、前記NFCユニットは、前記通信端末と前記NFCユニットの近接に応じて、前記記憶されたNDEFデータを前記通信端末に送信し、前記通信端末は、前記NFCユニットから前記第1のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第1のアプリケーションを起動し、前記NFCユニットから前記第2のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第2のアプリケーションを起動することを特徴とする。
本発明によるプログラムは、NFCに対応した通信端末に情報を送信可能なNFCユニットと、情報を表示する表示部とを用いる画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記制御方法は、前記画像形成装置との通信により提供されるサービスに用いる第1および第2のアプリケーションを少なくとも含む複数のアプリケーションの中から前記通信端末で実行する1つのアプリケーションを指定するための情報を前記表示部に表示させる表示工程と、NFCフォーラムで定められたフォーマットを用いて情報を格納し、且つ前記通信端末で起動するアプリケーションを特定するためのレコードであって、前記指定がなされたアプリケーションを識別するための識別情報を格納するレコードを有するNDEFデータを前記NFCユニットに記憶させる記憶工程と、を有し、前記NFCユニットは、前記通信端末と前記NFCユニットの近接に応じて、前記記憶されたNDEFデータを前記通信端末に送信し、前記通信端末は、前記NFCユニットから前記第1のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第1のアプリケーションを起動し、前記NFCユニットから前記第2のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第2のアプリケーションを起動することを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションサービスを用いるアプリケーションの自動起動に対応していない近距離無線通信デバイスにおいても、ユーザーの所望するアプリケーションの起動を適切に行うことができる。
本発明の第1の実施形態による情報処理装置の一つである画像形成装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置におけるソフトウェア構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置と通信を行う通信端末の一例についてその構成を示すブロック図である。 図3に示す通信端末におけるソフトウェア構成を示すブロック図である。 図2に示す操作制御部が操作パネルに表示するNFC設定画面の一例を示す図である。 図1に示す画像形成装置で行われるNFC書き換え処理を説明するためのフローチャートである。 図5に示すアプリケーションAボタンが押下された際に生成されるNDEFデータの一例を示す図である。 図5に示すアプリケーションBボタンが押下された際に生成されるNDEFデータの一例を示す図である。 図3に示す通信端末で行われるNFCリード処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置で行われるNFC設定画面の表示処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置の操作パネルに表示されるシステム管理者設定画面の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置においてアプリケーションの選択が不可能となった場合のNFC設定画面の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による情報処理装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による情報処理装置の一つである画像形成装置100の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の画像形成装置100は、例えば、携帯端末又はPCなどの後述する通信端末とNFC通信を行うことができる。画像形成装置100は制御部101を有しており、この制御部101にはCPU102が備えられている。
CPU102は、ROM104に格納された制御プログラムを読み出して、後述する通信制御などの各種制御を行う。RAM103は、CPU102の主メモリおよびワークエリアなどの一時領域として用いられる。ハードディスクドライブ(HDD)105には、画像データ、各種プログラム、そして、各種情報テーブルなどが記憶される。
プリンタI/F106は、プリンタ(プリンタエンジン)107と制御部101とを接続する。プリンタ107は、プリンタI/F106を介して送られた印刷データ(画像データ)に基づいて給紙カセット(図示せず)から給紙されたシートに印刷処理を行う。
NFC I/F108は、NFCユニット109と制御部101とを接続する。NFCユニット109は、NFC I/F108を介して制御部101から送られたNDEFデータ(特定データ)を保持する。そして、NFCユニット109は通信端末がNFC通信圏内に位置すると、当該NDEFデータをNFC(近距離無線通信)によって通信端末300に転送する。さらに、NFCユニット109は、通信端末にNDEFを転送すると、その旨をNFC I/F108を介して制御部101に通知する。
操作パネルI/F110は、操作パネル111と制御部101とを接続する。操作パネル111には後述するメニュー画面などが表示される。
LANI/F112は、通信端末とLAN通信を行う際に用いられる。LAN通信によって、CPU102は通信端末から印刷データを受信して、当該印刷データに基づいてプリンタ107によって印刷処理を行う。LAN通信として、例えば、有線LAN通信又は無線LAN通信が用いられる。
なお、画像形成装置100においては、1つのCPU102が1つのメモリ(RAM103)を用いて後述するフローチャートで示す処理を実行するものとするが、他の態様であってもよい。例えば、複数のCPUおよび複数のメモリを協働させて後述するフローチャートに示す処理を実行するようにしてもよい。
図2は、図1に示す画像形成装置100におけるソフトウェア構成を示すブロック図である。なお、CPU102がROM104又はHDD105に記憶された制御プログラムを実行することによって、図2に示す各機能部が動作することになる。
操作制御部200は操作パネル111を制御する。例えば、操作制御部200は操作パネル111に操作画面を表示する。さらに、操作制御部200は操作画面によるユーザー指示を受け付ける。
また、操作制御部200は受け付けたユーザー指示を他の機能部に通知するとともに、受け付けたユーザー指示に応じて操作画面を更新する。
記憶部201は、他の機能部からの指示に応じて、指定されたデータをRAM103又はHDD105に記憶し、RAM103又はHDD105に記憶されたデータを読み出す。LAN通信部202は、LAN I/F112を介して行われるLAN通信を制御する。
NFC制御部203は、NFC I/F108を介してNFCユニット109を制御する。アプリケーション部204は、複数のアプリケーションサービスによって構成されている。図示の例では、互いに異なる方式でプリントサービスを行うプリントサービスA205とプリントサービスB206とが少なくとも存在する。
プリントサービスA205は、後述する通信端末上のアプリケーションA406とLAN通信などによって通信を行い、アプリケーションA406から印刷データを受信する。そして、当該印刷データがプリントサービスA205がサポートするプロトコル・フォーマットに則ったものである場合には、プリントサービスA205は当該印刷データをプリンタI/F106を介してプリンタ107に出力する。
プリントサービスB206は、後述する通信端末上のアプリケーションB407とLAN通信などによって通信を行い、アプリケーションB407から印刷データを受信する。そして、当該印刷データが、プリントサービスB206がサポートするプロトコル・フォーマットに則ったものである場合には、プリントサービスB206は当該印刷データをプリンタI/F106を介してプリンタ107に出力する。
ここで、プリントサービスA205がサポートするプロトコル・フォーマットと、プリントサービスB206がサポートするプロトコル・フォーマットとはそれぞれ異なる。例えば、プリントサービスA205は、IPP(Internet Printing Protocol)を用いた印刷サービスであり、プリントサービスB206はRAW又はLPRを用いた印刷サービスである。
なお、アプリケーション部204にはその他の様々なアプリケーションサービスが存在していてもよい。
図3は、図1に示す画像形成装置100と通信(無線通信)を行う通信端末300の一例についてその構成を示すブロック図である。
通信端末300はCPU301を有しており、CPU301は、ROM303に記憶された制御プログラムを読み出して通信端末300全体の動作を制御する。RAM302は、CPU301の主メモリおよびワークエリアなどの一時領域として用いられる。HDD304には、データおよび各種プログラム、そして、各種情報テーブルなどが記憶される。
操作パネル305には、操作画面および設定画面などの種々の画面が表示される。この操作パネル305はタッチパネル機能を備えており、タッチ操作、ドラッグ操作、およびフリック操作などによって、ユーザーは様々な指示を通信端末300に入力することができる。
LAN I/F306は、画像形成装置100などの外部装置とLAN通信を行う際に用いられる。LAN I/F306を介して、CPU301は、例えば、HDD304などメモリに記憶された画像データを印刷データとして画像形成装置100に送信することができる。
NFCリーダー307は、画像形成装置100などの外部装置に備えられたNFCユニット109からNDEFを読み出すためのものである。この読み出しは、画像形成装置100などの外部装置のNFC通信圏内に通信端末300が位置すると実行される。
ここで、一般的にNFC通信圏内は数センチ〜10センチ程度の距離である。従って、ユーザーがNDEFの読み出しを実行する際には、画像形成装置100などの外部装置に備えられたNFCユニットに対して通信端末300のNFCリーダー307をタッチするか又は翳す操作を行うことになる。
なお、図示の通信端末300では、1つのCPU301が1つのメモリ(RAM302)を用いて後述するフローチャートに示す処理を行うものとするが、他の態様であってもよい。例えば、複数のCPUおよび複数のメモリを協働させて後述するフローチャートに示す処理を実行するようにしてもよい。
図4は、図3に示す通信端末300におけるソフトウェア構成を示すブロック図である。
なお、CPU301がROM303又はHDD304に記憶された制御プログラムを実行することによって、図4に示す各機能部が動作することになる。
操作制御部401は操作パネル305を制御する。例えば、操作制御部401は操作パネル305に操作画面を表示する。さらに、操作制御部401は、操作画面によるユーザー指示を受け付ける。また、操作制御部401は受け付けたユーザー指示を他の機能部に通知するとともに、受け付けたユーザー指示に応じて操作画面を更新する。
記憶部402は、他の機能部からの指示に応じて、指定されたデータをRAM302又はHDD304に記憶し、RAM302又はHDD304に記憶されたデータを読み出す。LAN通信部403は、LAN I/F306を介して行われるLAN通信を制御する。
NFCリーダー制御部404はNFCリーダー307を制御する。アプリケーション部405は、複数のアプリケーションによって構成されている。図示の例では、アプリケーションA406とアプリケーションB407とが少なくとも存在する。
アプリケーションA406は、画像形成装置100上のプリントサービスA205とLAN通信などによって通信を行って、プリントサービスA205がサポートするプロトコル・フォーマットで印刷データを送信するアプリケーションである。
同様に、アプリケーションB407は、画像形成装置100上のプリントサービスB206とLAN通信などによって通信を行って、プリントサービスB206がサポートするプロトコル・フォーマットによって印刷データを送信するアプリケーションである。
なお、アプリケーション部405にはその他の様々なアプリケーションが存在していてもよい。
また、アプリケーションA406およびアプリケーションB407は公衆サーバー(所定のサーバー:図示せず)などに公開されており、LAN I/F306などによって公衆サーバーにアクセスすることによって、アプリケーションA406およびアプリケーションB407を通信端末300にインストールすることができる。また、アプリケーションA406およびアプリケーションB407を通信端末300にプレインストールするようにしてもよい。
図5は、図2に示す操作制御部200が操作パネル111に表示するNFC設定画面500の一例を示す図である。
図示のNFC設定画面(選択画面)500は、通信端末300側のアプリケーションA406又はアプリケーションB407を、画像形成装置100においてユーザーに選択させるための画面である。NFC設定画面500には、アプリケーションAボタン501とアプリケーションBボタン502、そして、OKボタン503およびキャンセルボタン504が表示されている。
ユーザーがNFC設定画面500によってアプリケーションAボタン501又はアプリケーションBボタン502を選択してOKボタン503を押下すると、NFC制御部203は後述するNFC書き換え処理を行う。一方、ユーザーがキャンセルボタン504を押し下げると、操作制御部200はNFC設定画面500の表示を終了する。
図6は、図1に示す画像形成装置100で行われるNFC書き換え処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図示のフローチャートに係る処理は、ユーザーがNFC設定画面500においてアプリケーションを選択した際にNFC制御部203によって行われる。そして、当該処理はRAM103、ROM104、又はHDD105に記憶されたプログラムをCPU102が実行することによって行われる。
NFC制御部203は、操作制御部200によってユーザーがアプリケーションの選択を行ってNFC設定の更新が発生したか否かを判定する(ステップS601)。つまり、NFC制御部203はユーザーがNFC設定画面500においてアプリケーションAボタン501又はアプリケーションBボタン502を選択してOKボタン503を押し下げたか否かを判定することになる。
NFC設定の更新が発生しないと(ステップS601において、NO)、NFC制御部203は待機する。一方、NFC設定の更新が発生すると(ステップS601において、YES)、NFC制御部203は、NFC設定画面500において選択された内容(つまり、アプリケーション)を記憶部201に記憶する(ステップS602)。そして、NFC制御部203は選択されたアプリケーション(選択アプリケーションサービス)に応じて、NFCユニット109に書き込むべきNDEFデータを生成する(ステップS603)。
図7は、図5に示すアプリケーションAボタン501が押下された際に生成されるNDEFデータの一例を示す図である。
図示のNDEFデータ(以下アプリケーションA用NDEFと呼ぶ)700は、少なくともアプリA起動レコード701とアプリA独自レコード702を有している。アプリA起動レコード701はアプリケーションA406を起動するためのレコードである。また、アプリA独自レコード702はアプリケーションA406の動作時に使用する必要情報を格納するレコードである。
つまり、アプリA起動レコード701は、当該レコードを読み取った通信端末300にアプリケーションA406を起動させるための指示情報が格納されたレコードである。例えば、アプリA起動レコード701は起動情報レコードのヘッダ情報を格納するヘッダ711と、アプリケーションA406のパッケージ名称を格納するアプリ名称712とを有している。
ヘッダ711には、アプリA起動レコード701がアプリケーションを起動させる役割を果たすレコードである旨を示す情報が、NFCフォーラムで定められたフォーマットで格納されている。アプリ名称712にはアプリケーションA406の名称を含む文字列が格納される。
アプリA独自レコード702は独自レコード721〜723の3つのレコードを有している。独自レコード721はヘッダ731およびネットワーク情報732を有し、ヘッダ731には独自レコード721がネットワーク情報を格納したレコードである旨を示す情報がNFCフォーラムで定められたフォーマットで格納されている。
ネットワーク情報732にはアプリケーションA406が画像形成装置100をネットワーク上で特定するための情報が格納されている。ネットワーク情報732には、例えば、画像形成装置100に付与されたIPアドレス、MACアドレス、およびUUIDなどが格納されている。
独自レコード722はヘッダ733とURI734とを有している。ヘッダ733には独自レコード722がURI(Uniform Resource Identifier)を格納したレコードである旨を示す情報がNFCフォーラムで定められたフォーマットで格納されている。
URI734には、アプリケーションA406が画像形成装置100のプリントサービスA205に対して、印刷データを送信するために用いるURIが格納されている。
独自レコード723はヘッダ735とデバイス情報736と有している。ヘッダ735には独自レコード723がデバイス情報を格納したレコードである旨を示す情報がNFCフォーラムで定められたフォーマットで格納されている。
デバイス情報736にはアプリケーションA406が参照する画像形成装置100のデバイス情報が格納されている。デバイス情報736には、例えば、画像形成装置100のベンダー名又はモデル名および製品名などが格納される。
なお、アプリA独自レコード702には、上述した独自レコード721〜723以外のレコードが格納されていてもよく、又は上述した独自レコード721〜723の一部のみを格納しないようにしてもよい。
さらには、アプリケーションA用NDEF700はアプリA起動レコード701とアプリA独自レコード702以外のレコードを含むようにしてもよい。
図8は、図5に示すアプリケーションBボタン502が押下された際に生成されるNDEFデータの一例を示す図である。
図示のNDEFデータ(以下アプリケーションB用NDEFと呼ぶ)800は、少なくともアプリB起動レコード801とアプリB独自レコード802とを有している。アプリB起動レコード801はアプリケーションB407を起動するためのレコードである。また、アプリB独自レコード802はアプリケーションB407の動作時に使用する必要情報を格納するレコードである。
つまり、アプリB起動レコード801は、当該レコードを読み取った通信端末300にアプリケーションB407を起動させるための指示情報が格納されたレコードである。例えば、アプリB起動レコード801は起動情報レコードのヘッダ情報を格納するヘッダ811と、アプリケーションB407のパッケージ名称を格納するアプリ名称812とを有している。
ヘッダ811には、アプリB起動レコード801がアプリケーションを起動させる役割を果たすレコードである旨を示す情報が、NFCフォーラムで定められたフォーマットで格納されている。アプリ名称812にはアプリケーションB407の名称を含む文字列が格納される。
アプリA独自レコード802は独自レコード821および822の2つのレコードを有している。独自レコード821はヘッダ831およびネットワーク情報832を有し、ヘッダ831には、独自レコード821がネットワーク情報を格納したレコードである旨を示す情報がNFCフォーラムで定められたフォーマットで格納されている。
ネットワーク情報832にはアプリケーションB407が画像形成装置100をネットワーク上で特定するための情報が格納されている。ネットワーク情報832には、例えば、画像形成装置100に付与されたIPアドレス、MACアドレス、およびUUIDなどが格納されている。
独自レコード822はヘッダ833とポート情報834とを有している。ヘッダ833には独自レコード822がテキスト形式で記載された任意の情報を格納するレコードである旨を示す情報がNFCフォーラムで定められたフォーマットで格納されている。
ポート情報834にはプリントサービスB206が印刷データの受信用に空けたポート番号がテキスト形式で格納されている。アプリケーションB407はポート情報834に格納されたポート番号に対して印刷データを送信し、プリントサービスB206に印刷データに応じた印刷を実行させることができる。
なお、アプリB独自レコード802には、上述した独自レコード821および822以外のレコードが格納されていてもよく、又は上述した独自レコード821および822の一部のみを格納しないようにしてもよい。
さらには、アプリケーションB用NDEF800はアプリB起動レコード801とアプリB独自レコード802以外のレコードを含むようにしてもよい。
再び図6を参照して、上述のようにして、アプリケーションA用NDEF700又はアプリケーションB用NDEF800を生成すると、NFC制御部203は当該NDEFデータを、NFC I/F108を介してNFCユニット109に書き込む(ステップS604)。そして、NFC制御部203はNFC書き換え処理を終了する。
図9は、図3に示す通信端末300で行われるNFCリード処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図示のフローチャートに係る処理は、ユーザーがNFCリーダー307をNFCユニット109にタッチした際にNFCリーダー制御部404によって行われる。そして、当該処理はRAM302、ROM303、又はHDD304に記憶されたプログラムをCPU301が実行することによって行われる。
NFCリーダー制御部404は、NFCリーダー307においてNDEFデータの読み出し(つまり、送信要求)が発生(NFCリード発生)したか否かを判定する(ステップS901)。なお、NFCリーダー307によるNDEFデータの読み出しは、ユーザーがNFCリーダー307をNFCユニット109にタッチ又は翳して、NFCユニット109のNFC通信圏内に通信端末300位置させた際に生じる。
ここでは、NFC設定画面500におけるユーザーの選択に応じて、アプリケーションA用NDEF700又はアプリケーションB用NDEF800が読み出されることになる。
NFCリードが発生しないと(ステップS901において、NO)、NFCリーダー制御部404は待機する。一方、NFCリードが発生すると(ステップS901において、YES)、NFCリーダー制御部404は、選択されたNDEFデータを読み出して、その先頭レコードを解析する(ステップS902)。
ここでは、アプリケーションA用NDEF700を読み出した場合には、その先頭レコードにはアプリA起動レコード701が格納されている。また、アプリケーションB用NDEF800を読み出した場合には、その先頭レコードにはアプリB起動レコード801が格納されていることになる。
続いて、NFCリーダー制御部404は先頭レコードのアプリ名称712も又はアプリ名称812に格納されたアプリケーション名と同一名称のアプリケーションがアプリケーション部405に既に存在するか否かを判定する(ステップS903)。
同一名称のアプリケーションが存在しないと(ステップS903において、NO)、NFCリーダー制御部404は当該アプリケーションのインストールを促すため、アプリケーションが公開された公衆サーバーに、LAN通信部403によってLAN I/F306を介して接続する(ステップS904)。
公衆サーバーに接続する際には、NFCリーダー制御部404は、アプリケーション部405に予めインストールされたインストール専用アプリケーション(図示せず)によって保持されたサーバー情報に基づいて接続を行う。つまり、NFCリーダー制御部404はインストール専用アプリケーションを起動して、当該アプリケーションによってサーバー情報に基づいて公衆サーバーに接続する。
なお、アプリ名称712又はアプリ名称812に公衆サーバーに対するアクセス情報を格納して、インストール専用アプリケーションが当該アクセス情報をNFCリーダー制御部404から受け取って、接続を行うようにしてもよい。
次に、NFCリーダー制御部404は操作制御部401によって操作パネル305にアプリケーションの実行を許可するか否かを確認するための確認画面を表示する。そして、NFCリーダー制御部404は通信端末300のユーザーに対してインストールを行うか否かを確認する(ステップS905)。
ユーザーが確認画面においてインストールしない旨を選択すると(ステップS905において、NO)、NFCリーダー制御部404はNFCリード処理を終了する。一方、ユーザーが確認画面においてインストールする旨を選択すると(ステップS905において、YES)、NFCリーダー制御部404は、当該アプリケーションをアプリケーション部405にインストールする(ステップS906)。そして、NFCリーダー制御部404は当該アプリケーションが既に起動済みであるか否かを判定する(ステップS907)。
なお、同一名称のアプリケーションが存在すると(ステップS903において、NO)、NFCリーダー制御部404は、ステップS907の処理に進む。
ところで、NFCリーダー制御部404は、アプリA起動レコード701を解析した際にはアプリケーションA406が起動状態であるか否かを判定することになる。同様に、アプリB起動レコード801を解析した際には、NFCリーダー制御部404はアプリケーションB407が起動状態であるか否かを判定することになる。
アプリケーションが未起動状態であると(ステップS907において、NO)、NFCリーダー制御部404は当該アプリケーションを起動する(ステップS908)。そして、NFCリーダー制御部404はNDEFデータの残りのレコードを、起動したアプリケーションに渡して(ステップS909)、NFCリード処理を終了する。
アプリケーションが起動状態であると(ステップS907において、YES)、NFCリーダー制御部404はステップS909の処理に進む。
なお、読み出したNDEFデータがアプリケーションA用NDEF700の場合には、アプリケーションA406にアプリA独自レコード702が渡される。一方、NDEFデータがアプリケーションB用NDEF800の場合には、アプリケーションB407にアプリB独自レコード802が渡される。
これによって、アプリケーションA406又はアプリケーションB407は、レコードの内容に応じて画像形成装置100と印刷データの送受を行うことになる。
このように、本発明の第1の実施形態では、ユーザーが画像形成装置100でこれから使用するアプリケーションを予め選択することが可能となる。これによって、複数のアプリケーションについて自動起動に対応していない通信端末においても、ユーザーが所望するアプリケーションの起動を行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、第2の実施形態に係る画像形成装置の構成は、第1の実施形態で説明した画像形成装置と同様である。
前述の第1の実施形態において、画像形成装置100に表示されたNFC設定画面500においてユーザーはアプリケーションの選択を行わないまま、通信端末300でNFCのタッチ操作を行ってしまうことがある。この場合には、通信端末300上ではアプリケーションA406およびアプリケーションB407も起動せず、ユーザーは所望の印刷を行うことができない。
このような状態においては、ユーザー自身にとってはNFCタッチ操作を行ったにも拘わらず、何の反応も得られない結果となってその原因が直ちには分かりくい。また、ユーザーが原因に気付いたとしても、対処するためには画像形成装置100の操作パネル111上で手動操作によってNFC設定画面500を表示させてアプリケーションの選択を行う必要があり、ユーザーにとっては手間が掛ってしまう。
そこで、第2の実施形態においては、上記のようなケースにおいて、アプリケーションの選択が必要である旨をユーザーに速やかに気付かせて、その選択を簡単な操作で行えるようにする。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置100で行われるNFC設定画面の表示処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図示のフローチャートに係る処理は、ユーザーがアプリケーションの選択を行わないまま通信端末300でNFCタッチ操作を行った際に、NFC制御部203によって行われる。そして、当該処理はRAM103、ROM104、又はHDD105に記憶されたプログラムをCPU102が実行することによって行われる。
NFC制御部203は、NFC I/F108を介してNFC109から送られる通知によって通信端末300でNCFタッチ操作が行われたか否かを判定する(ステップS1001)。つまり、NFC制御部203はNFCリードを検知したか否かを判定することになる。
ここでは、NFCリーダー307がNFCユニット109のNFC通信圏内に位置したことをNFCユニット109が検知して、NFCユニット・BR>P09がNFC I/F108を介して制御部101に割り込みを発生させることによってNFCタッチ操作が通知される。
なお、NFC制御部203が通信端末300のタッチ発生の有無を知るため、NFC I/F108を介してNFCユニット109に対してポーリングを行って、当該ポーリングに対する応答としてNFCユニット109がNFCタッチ操作を通知するようにしてもよい。
NFCリードを検知しないと(ステップS1001において、NO)、NFC制御部203は待機する。一方、NFCリードを検知すると(ステップS1001において、YES)、NFC制御部203は、記憶部201からアプリケーションの設定内容を取得する(ステップS1002)。そして、アプリケーションの設定内容を参照して、NFC制御部203は、アプリケーションA406又はアプリケーションB407が既に選択されているか、つまり、設定済みであるか否かを判定する(ステップS1003)。
設定済みであると(ステップS1003において、YES)、NFC制御部203はNFC設定画面表示処理を終了する。一方、設定済みでないと(ステップS1003において、NO)、NFC制御部203は操作制御部200を介して操作パネル111にNFC設定画面500を表示する(S1004)。そして、NFC制御部203はNFC設定画面表示処理を終了する。
このように、本発明の第2の実施形態では、ユーザーがNFC設定画面500においてアプリケーションの選択を行わないまま通信端末300でNFCタッチ操作を行った場合においても、再度操作パネル111にNFC設定画面500が自動的に表示される。
この結果、アプリケーションの選択が必要である旨をユーザーに速やかに気付かせることができる。さらには、ユーザーが手動で操作パネル111上にNFC設定画面500を表示させる操作を行うという手間が省かれるので、ユーザー自身にとっては操作が容易となる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、第3の実施形態に係る画像形成装置の構成は、第1の実施形態で説明した画像形成装置と同様である。
画像形成装置の設置環境又はその使用ポリシーによっては、NFC設定画面500によるアプリケーションの選択操作を一般ユーザーに行わせることを望まないことが存在する。例えば、システム管理者が一般ユーザーによる実行可能な操作をある程度制限したい場合又は画像形成装置100の使用を厳密に管理したいことなどがある。第3の実施形態では、このような状況下に対処するための設定について説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置100の操作パネル111に表示されるシステム管理者設定画面1100の一例を示す図である。
図示のシステム管理者設定画面1100はシステム管理者のみがアクセス可能であり、一般ユーザーはアクセス不可能な管理者専用画面である。システム管理者設定画面1100を操作パネル111に表示させるためにはシステム管理者が予め設定したパスワードの入力などが必要となる。
システム管理者設定画面1100には、前述のNFC設定画面500とは別のNFC設定メニューが表示される。システム管理者設定画面1100においてNFC設定メニューには、常にデフォルト設定を用いるか否かのチェックボックス1101が表示されている。
デフォルト設定メニューとして、NFC設定画面500と同様に、アプリケーションAボタン1102とアプリケーションBボタン1103、そして、OKボタン1104およびキャンセルボタン1105が表示される。アプリケーションAボタン1102とアプリケーションBボタン1103は、チェックボックス1101にチェックが付されている場合にのみ有効化されて、選択可能となる。
チェックボックス1101にチェックが付されていない場合には、アプリケーションAボタン1102とアプリケーションBボタン1103はグレーアウトされて選択不可の状態となる。
一般ユーザーにアプリケーションの選択を自由に行わせたくない場合には、システム管理者はシステム管理者設定画面1100においてチェックボックス1101にチェックを付ければよい。これによって、アプリケーションAボタン1102又はアプリケーションBボタン1103を選択してOKボタン1104を押下すると、NFC制御部203は、図6で説明したNFC書き換え処理を行う。そして、NFC制御部203はNFCユニット109にシステム管理者の選択に応じたNDEFデータが書き込まれることになる。
この場合には、前述のNFC設定画面500においてはアプリケーションの選択が不可能な状態となる。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置においてアプリケーションの選択が不可能となった場合のNFC設定画面の一例を示す図である。
図示のNFC設定画面1200は、前述のNFC設定画面500と同一の画面であり、アプリケーションAボタン1201とアプリケーションBボタン1202、そして、OKボタン1203およびキャンセルボタン1204が表示される。
ここでは、システム管理者設定画面1100においてチェックボックス1101にチェックが付されているので、NFC制御部203はアプリケーションAボタン1201、アプリケーションBボタン1202、およびOKボタン1203を、例えば、グレーアウトして選択不可能な状態とする。そして、一般ユーザーはキャンセルボタン1204を押し下げてNFC設定画面1200の表示を終了させることのみが可能となる。
これによって、一般ユーザーがNFCユニット109に書き込むNDEFデータを変更することができないようにしている。なお、図12に示すNFC設定画面1200のようにボタンをグレーアウトするのではなく、NFC設定画面に遷移させないようにしてもよい。
システム管理者設定画面1100のチェックボックス1101にチェックが付されていない場合には、NFC制御部203は前述のNFC設定画面500を操作パネル111に表示する。これによって、一般ユーザーは自由にNDEFデータを更新することが可能となる。
システム管理者設定画面1100において、ユーザーがキャンセルボタン1105を押し下げた場合には。NFC制御部203は操作制御部200によってシステム管理者設定画面1100の表示を終了させる。
このように、本発明の第3の実施形態では、システム管理者がデフォルト設定を用いるか否かを選択することが可能となる。これによって、システム管理者がデフォルト設定を選択した場合には、一般ユーザーはシステム管理者が定めた用途でのみNFCユニット109を利用することができる。
一方、システム管理者がデフォルト設定を選択しない場合には、第1の実施形態で説明したように、一般ユーザーは所望の用途でNFCユニット109を利用することが可能となる。この結果、画像形成装置の設置環境又はその使用ポリシーなどに応じて、NFCユニットを用いたサービスを導入することが可能となる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を情報処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを情報処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 画像形成装置
109 NFCユニット
111,305 操作パネル
200,401 操作制御部
202,403 LAN通信部
203 NFC制御部
204,405 アプリケーション部
300 通信端末
307 NFCリーダー
404 NFCリーダー制御部

Claims (26)

  1. NFCに対応した通信端末に情報を送信可能なNFCユニットを用いる画像形成装置であって、
    情報を表示する表示部と、
    前記画像形成装置との通信により提供されるサービスに用いる第1および第2のアプリケーションを少なくとも含む複数のアプリケーションの中から前記通信端末で実行する1つのアプリケーションを指定するための情報を前記表示部に表示させる表示手段と、
    NFCフォーラムで定められたフォーマットを用いて情報を格納し、且つ前記通信端末で起動するアプリケーションを特定するためのレコードであって、前記指定がなされたアプリケーションを識別するための識別情報を格納するレコードを有するNDEFデータを前記NFCユニットに記憶させる記憶手段と、を有し、
    前記NFCユニットは、前記通信端末と前記NFCユニットの近接に応じて、前記記憶されたNDEFデータを前記通信端末に送信し、
    前記通信端末は、前記NFCユニットから前記第1のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第1のアプリケーションを起動し、前記NFCユニットから前記第2のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第2のアプリケーションを起動することを特徴とする画像形成装置。
  2. シートに画像を形成する画像形成部を備え、
    前記第1のアプリケーションは、前記画像形成部における画像形成に利用する画像データを前記画像形成装置に送信するアプリケーションであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記識別情報は、前記指定がなされたアプリケーションのパッケージ名を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記識別情報は、前記指定がなされたアプリケーションの名称が含まれる文字列情報をえることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記NDEF形式のデータは整列された複数のレコードを含み、前記複数のレコードのうち先頭のレコードはヘッダを含み、前記ヘッダには前記先頭のレコードがアプリケーションを起動させる役割を果たすレコードである旨を示す情報が格納されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1のアプリケーションを識別するための識別情報にともなって前記通信端末に送信される情報は前記画像形成装置のデバイス情報を含み、前記第2のアプリケーションを識別するための識別情報にともなって前記通信端末に送信される情報は前記画像形成装置のデバイス情報を含まないことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1のアプリケーションが前記通信端末に実行させる通信は第1の通信プロトコルを用いる通信であり、前記第2のアプリケーションが前記通信端末に実行させる通信は第2の通信プロトコルを用いる通信であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記表示部に表示される情報は、前記複数のアプリケーションの各々に対応した選択オブジェクトを備え、指定状態の選択オブジェクトと非指定状態の選択オブジェクトが区別可能な画面情報であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記表示部に表示される情報は、表示を終了させる選択オブジェクトを有する画面情報であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記表示部に表示される情報は前記画像形成装置の管理者によって操作される画面情報であって、管理者と異なるユーザによって操作されない画面情報であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記通信端末は、前記受信したNDEFデータの前記レコードに格納された識別情報に対応するアプリケーションが未インストール状態であることに基づいて、所定のサーバにアクセスすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記通信端末は、モバイル端末であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. NFCに対応した通信端末に情報を送信可能なNFCユニットと、情報を表示する表示部とを用いる画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置との通信により提供されるサービスに用いる第1および第2のアプリケーションを少なくとも含む複数のアプリケーションの中から前記通信端末で実行する1つのアプリケーションを指定するための情報を前記表示部に表示させる表示工程と、
    NFCフォーラムで定められたフォーマットを用いて情報を格納し、且つ前記通信端末で起動するアプリケーションを特定するためのレコードであって、前記指定がなされたアプリケーションを識別するための識別情報を格納するレコードを有するNDEFデータを前記NFCユニットに記憶させる記憶工程と、を有し、
    前記NFCユニットは、前記通信端末と前記NFCユニットの近接に応じて、前記記憶されたNDEFデータを前記通信端末に送信し、
    前記通信端末は、前記NFCユニットから前記第1のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第1のアプリケーションを起動し、前記NFCユニットから前記第2のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第2のアプリケーションを起動することを特徴とする制御方法。
  14. NFCに対応した通信端末に情報を送信可能なNFCユニットと、情報を表示する表示部とを用いる画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記制御方法は、
    前記画像形成装置との通信により提供されるサービスに用いる第1および第2のアプリケーションを少なくとも含む複数のアプリケーションの中から前記通信端末で実行する1つのアプリケーションを指定するための情報を前記表示部に表示させる表示工程と、
    NFCフォーラムで定められたフォーマットを用いて情報を格納し、且つ前記通信端末で起動するアプリケーションを特定するためのレコードであって、前記指定がなされたアプリケーションを識別するための識別情報を格納するレコードを有するNDEFデータを前記NFCユニットに記憶させる記憶工程と、を有し、
    前記NFCユニットは、前記通信端末と前記NFCユニットの近接に応じて、前記記憶されたNDEFデータを前記通信端末に送信し、
    前記通信端末は、前記NFCユニットから前記第1のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第1のアプリケーションを起動し、前記NFCユニットから前記第2のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第2のアプリケーションを起動することを特徴とするプログラム。
  15. NFCに対応した通信端末に情報を送信可能なNFCユニットを用いる画像形成装置であって、
    情報を表示する表示部と、
    前記画像形成装置との通信により提供されるサービスに用いる第1および第2のアプリケーションを少なくとも含む複数のアプリケーションの中から前記通信端末で実行する1つのアプリケーションを指定するための情報を前記表示部に表示させる表示手段と、
    NFCフォーラムで定められたフォーマットを用いて情報を格納し、且つ前記通信端末で起動するアプリケーションを特定するためのレコードであって、前記指定がなされたアプリケーションを識別するための識別情報を格納するレコードを有するNDEFデータを前記NFCユニットに記憶させる記憶手段と、を有し、
    前記NFCユニットは、NFCの通信圏内に位置する状態となった前記通信端末に対して前記記憶されたNDEFデータを送信し、
    前記通信端末は、前記NFCユニットから前記第1のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第1のアプリケーションを起動し、前記NFCユニットから前記第2のアプリケーションの識別情報を格納する前記レコードを有する前記NDEFデータを受信したことに従って前記第2のアプリケーションを起動することを特徴とする画像形成装置。
  16. シートに画像を形成する画像形成部を備え、
    前記第1のアプリケーションは、前記画像形成部における画像形成に利用する画像データを前記画像形成装置に送信するアプリケーションであることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記識別情報は、前記指定がなされたアプリケーションのパッケージ名を含むことを特徴とする請求項15または16に記載の画像形成装置。
  18. 前記識別情報は、前記指定がなされたアプリケーションの名称が含まれる文字列情報を備えることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記NDEF形式のデータは整列された複数のレコードを含み、前記複数のレコードのうち先頭のレコードはヘッダを含み、前記ヘッダには前記先頭のレコードがアプリケーションを起動させる役割を果たすレコードである旨を示す情報が格納されていることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  20. 前記第1のアプリケーションを識別するための識別情報にともなって前記通信端末に送信される情報は前記画像形成装置のデバイス情報を含み、前記第2のアプリケーションを識別するための識別情報にともなって前記通信端末に送信される情報は前記画像形成装置のデバイス情報を含まないことを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 前記第1のアプリケーションが前記通信端末に実行させる通信は第1の通信プロトコルを用いる通信であり、前記第2のアプリケーションが前記通信端末に実行させる通信は第2の通信プロトコルを用いる通信であることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 前記表示部に表示される情報は、前記複数のアプリケーションの各々に対応した選択オブジェクトを備え、指定状態の選択オブジェクトと非指定状態の選択オブジェクトが区別可能な画面情報であることを特徴とする請求項15乃至21のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  23. 前記表示部に表示される情報は、表示を終了させる選択オブジェクトを有する画面情報であることを特徴とする請求項15乃至22のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  24. 前記表示部に表示される情報は前記画像形成装置の管理者によって操作される画面情報であって、管理者と異なるユーザによって操作されない画面情報であることを特徴とする請求項15乃至23のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  25. 前記通信端末は、前記受信したNDEFデータの前記レコードに格納された識別情報に対応するアプリケーションが未インストール状態であることに基づいて、所定のサーバにアクセスすることを特徴とする請求項15乃至24のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  26. 前記通信端末は、モバイル端末であることを特徴とする請求項15乃至25のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2019023512A 2019-02-13 2019-02-13 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム Active JP6743212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019023512A JP6743212B2 (ja) 2019-02-13 2019-02-13 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019023512A JP6743212B2 (ja) 2019-02-13 2019-02-13 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014168364A Division JP6482205B2 (ja) 2014-08-21 2014-08-21 情報処理システム、情報処理装置、その制御方法、および制御プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019146165A JP2019146165A (ja) 2019-08-29
JP2019146165A5 JP2019146165A5 (ja) 2020-01-16
JP6743212B2 true JP6743212B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=67772847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019023512A Active JP6743212B2 (ja) 2019-02-13 2019-02-13 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6743212B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5281313B2 (ja) * 2008-05-02 2013-09-04 キヤノン株式会社 印刷制御装置、印刷制御方法及びプログラム
JP2013214806A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Brother Ind Ltd 画像処理装置、情報処理端末のプログラムおよび画像処理システム
JP5900228B2 (ja) * 2012-08-06 2016-04-06 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP2014056283A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Dainippon Printing Co Ltd クーポン提供システム、クーポン提供方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019146165A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008027128A (ja) デバイス管理システム、管理装置、プログラム。
JP6200136B2 (ja) 画像形成装置、検索システム、画像形成装置の制御方法及びプログラム
US10182172B2 (en) Image processing apparatus configured to transmit notification data to mobile terminal
JP4870494B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
EP4220376B1 (en) Method, device, and apparatus for processing driver on terminal device side
JP5728896B2 (ja) 印刷システム及びプログラム
US8301808B2 (en) Information processing apparatus, peripheral device control method, and storage medium
JP2016038687A (ja) 印刷システム、携帯端末装置及び印刷制御プログラム
JP2018013550A (ja) ビーコン利用システム、プログラム、ビーコン利用方法
JP2012236327A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP2015097031A (ja) 印刷システム
US10338856B2 (en) Image forming apparatus having near-field wireless communication function, control method therefor, and storage medium
JP6482205B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、その制御方法、および制御プログラム
JP5598039B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法、プログラム、記録媒体並びに画像形成装置
JP6555140B2 (ja) プログラム及び携帯端末
JP4532947B2 (ja) 画像形成装置及び情報処理方法
JP2018132797A (ja) プログラム及び携帯端末
JP2014016674A (ja) 出力システム、出力制御装置及び出力制御プログラム
JP2017054334A (ja) コンテンツ指定プログラム及び携帯端末
JP6743212B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム
JP2013255149A (ja) 電子装置、画像処理装置、電子装置の通知方法、及びプログラム
JP6252060B2 (ja) プログラム、情報処理装置及び画像処理システム
JP6812873B2 (ja) プログラム及び情報処理端末
JP2020166466A (ja) プログラムの組み合わせおよびプログラム
JP5974557B2 (ja) 連動システム、ホスト機器、周辺装置、及び通信設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190306

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191126

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191126

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200522

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200522

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200601

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200729

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6743212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151