JP2017054334A - コンテンツ指定プログラム及び携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツデータの指定を受け付けるためのインタフェースを有し、且つ出力装置のメーカ或いは機種等に依存しない形式の処理で出力装置に指定動作を実行させることが可能なコンテンツ指定プログラムを提供する。
【解決手段】コンテンツ指定プログラムは、コンテンツデータの指定を受け付ける第1受付処理(S15:編集アイコン)と、通信可能な状態で且つ指定動作を実行可能な出力装置の装置IDを取得する第1取得処理(S16)と、複数の装置IDの1つの指定を受け付ける第2受付処理(S15:装置アイコン)と、第1受付処理で指定されたコンテンツデータを識別するための指定データID、第2受付処理で指定された指定装置ID、及び指定動作を識別するための指定動作IDを、出力処理を実行させるために出力プログラムに提供する出力指示処理(S22)とを携帯端末に実行させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンテンツデータを指定するコンテンツ指定プログラム、及びコンテンツ指定プログラムを実行する携帯端末に関する。
従来より、コンテンツデータをユーザに指定させ、指定されたコンテンツデータに対する出力動作を出力装置に実行させるアプリケーションが知られている。例えば、特許文献1に記載されたアプリケーションは、携帯端末に記憶された画像データをユーザに指定させ、当該画像データで示される画像をプリンタにプリントさせる。
特開2012−203742号公報
近年、コンテンツデータの指定方法は多様化しており、それぞれに適したインタフェースの開発が求められている。例えば、地図画像の中から所望の領域を抽出するためのインタフェースと、CD−ROM等の表面に印刷する画像を編集させるインタフェースとは、大きく異なる。そこで、特定の指定方法に特化した指定インタフェースを有する複数のプログラムが開発される傾向にある。
一方、出力装置に出力動作を実行させるための処理は、当該出力装置のメーカ或いは機種によって大きく異なる場合がある。そのため、当該処理の実行のためには、各出力装置に適したプログラムの開発が必要になる。しかしながら、特定の指定方法に最適な指定インタフェースを有する複数のプログラムを開発したうえに、出力装置に出力動作を実行させるための最適な処理を各プログラムにさらに実装することは、極めて困難である。特に、仕様の異なる複数の出力装置に出力動作を実行させようとすると、各出力装置に最適な処理の実装負担によって、指定インタフェースの実装にも影響を与える可能性が高まってしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテンツデータの指定を受け付けるためのインタフェースを有し、且つ出力装置のメーカ或いは機種等に依存しない形式の処理で出力装置に指定動作を実行させることが可能なコンテンツ指定プログラムを提供することにある。
(1) 本明細書に記載のコンテンツ指定プログラムは、操作部と、通信部と、記憶部とを備える携帯端末が読み取り可能である。前記通信部は、通信ネットワークを通じて複数の出力装置と通信可能である。前記出力装置は、コンテンツデータを出力する複数の出力動作のうちの少なくとも1つを実行可能である。前記記憶部は、前記携帯端末が読取可能な出力プログラムを記憶可能である。前記出力プログラムは、該コンテンツ指定プログラムから前記出力プログラムへ提供された指定データ情報、指定装置情報、及び指定動作情報を取得する提供情報取得処理と、前記指定装置情報で識別される前記出力装置に前記通信部を通じて出力指示情報を送信する出力処理とを前記携帯端末に実行させることが可能である。前記出力指示情報は、前記指定データ情報で識別される前記コンテンツデータに対して、前記指定動作情報で識別される前記出力動作を実行させる情報である。該コンテンツ指定プログラムは、前記コンテンツデータを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、前記通信部を通じて前記携帯端末と通信可能な状態で且つ指定動作を実行可能な前記出力装置を識別するための複数の装置識別情報を取得する第1取得処理とを前記携帯端末に実行させる。前記指定動作は、複数の前記出力動作の1つである。該コンテンツ指定プログラムは、前記第1取得処理で取得した複数の前記装置識別情報の1つを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理と、前記第1受付処理で指定された前記コンテンツデータを識別するための前記指定データ情報、前記第2受付処理で指定された前記装置識別情報である前記指定装置情報、及び前記指定動作を識別するための前記指定動作情報を、前記出力処理を実行させるために前記出力プログラムに提供する出力指示処理とを前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、コンテンツ指定プログラムは、出力プログラムに各種情報を提供することによって、指定を受け付けたコンテンツデータに対する指定動作を出力装置に実行させることができる。すなわち、コンテンツ指定プログラムは、出力装置のメーカや機種に依存しない形式の処理で、出力装置に指定動作を実行させることができる。
(2) 好ましくは、該コンテンツ指定プログラムは、第1検索処理の実行を前記出力プログラムに指示する検索指示処理と、前記検索指示処理に応じて前記出力プログラムから提供された前記装置識別情報を前記出力プログラムから取得する前記第1取得処理とを前記携帯端末に実行させる。前記出力プログラムは、前記通信部を通じて前記携帯端末と通信可能で且つ前記指定動作を実行可能な前記出力装置を、前記通信部を通じて前記ネットワークから検索する前記第1検索処理と、前記第1検索処理で発見した前記出力装置の前記装置識別情報を該コンテンツ指定プログラムに提供する第1提供処理とを前記携帯端末に実行させることが可能である。
上記構成によれば、コンテンツ指定プログラムは、出力装置のメーカや機種に依存しない形式の処理で、出力動作を実行させる出力装置を、出力プログラムに指示することができる。
(3) 好ましくは、該コンテンツ指定プログラムは、第1判断処理の実行を前記出力プログラムに指示する判断指示処理と、前記判断指示処理に応じて前記出力プログラムから提供された前記指定装置情報を前記出力プログラムから取得する第2取得処理とを前記携帯端末に実行させる。前記出力プログラムは、前記指定装置情報を前記記憶部に記憶させる取得情報記憶処理と、前記記憶部に前記指定装置情報が記憶されているか否かを判断する前記第1判断処理と、前記指定装置情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、当該指定装置情報を該コンテンツ指定プログラムに提供する第2提供処理とを前記携帯端末に実行させることが可能である。該コンテンツ指定プログラムは、前記第2取得処理で前記指定装置情報を取得した場合の前記出力指示処理において、当該指定装置情報で識別される前記出力装置に対して前記出力処理の実行を指示する。
上記構成によれば、出力装置の指定を受け付ける処理が省略されるので、出力装置に指定動作を実行させるまでのユーザ操作を簡素化することができる。
(4) 好ましくは、前記携帯端末は、表示部を備える。該コンテンツ指定プログラムは、前記第2取得処理で前記出力プログラムから取得した前記指定装置情報、及び第1オブジェクトを前記表示部に表示させる表示処理と、前記第1オブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第3受付処理と、前記第1オブジェクトの選択を前記第3受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1取得処理及び前記第2受付処理を前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、例えば、出力プログラムが指定装置情報を記憶させた後に、指定動作の実行に適した出力装置が新たに通信ネットワークに接続された場合等に、当該出力装置に指定動作を実行させることができる。
(5) 好ましくは、該コンテンツ指定プログラムは、前記第2取得処理で前記出力プログラムから前記指定装置情報を取得できなかった場合の前記表示処理において、前記指定装置情報が取得できないことを示す情報を、前記装置識別情報に代えて前記表示部に表示させる。
上記構成によれば、指定装置情報が取得できなかったことをユーザに認識させることができるので、第1オブジェクトの選択による出力装置の選択を促すことができる。
(6) 好ましくは、該コンテンツ指定プログラムは、前記第2受付処理において、前記取得情報記憶処理を前記出力プログラムに実行させることを指示する指示操作を、前記操作部を通じてさらに受け付けることが可能であり、前記第2受付処理で前記指示操作をさらに受け付けた場合の前記出力指示処理において、前記取得情報記憶処理の実行を指示する記憶指示情報を前記出力プログラムにさらに提供する。
上記構成によれば、第2受付処理で指定を受け付けた出力装置に、次回以降も指定動作を実行させるか否かを、ユーザに選択させることができる。
(7) 好ましくは、前記携帯端末は、表示部を備える。該コンテンツ指定プログラムは、生成処理の実行を前記出力プログラムに指示する生成指示処理と、前記生成指示処理に応じて前記出力プログラムから提供された前記データ識別情報を前記出力プログラムから取得する第3取得処理とを前記携帯端末に実行させる。前記出力プログラムは、プレビュー画像を示すプレビュー画像データを生成する前記生成処理と、前記プレビュー画像データを識別するためのデータ識別情報を該コンテンツ指定プログラムに提供する第3提供処理とを前記携帯端末に実行させることが可能である。前記プレビュー画像は、前記指定データ情報で識別される前記コンテンツデータに対する前記指定動作を、前記指定装置情報で識別される前記出力装置に実行させた結果を表す画像である。該コンテンツ指定プログラムは、前記データ識別情報で識別される前記プレビュー画像データを取得する第4取得処理と、プレビュー画面を前記表示部に表示させるプレビュー表示処理とを前記携帯端末に実行させる。前記プレビュー画面は、前記第4取得処理で取得した前記プレビュー画像データで示される前記プレビュー画像と、第2オブジェクトとを含む。該コンテンツ指定プログラムは、前記第2オブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第4受付処理と、前記第2オブジェクトの選択を前記第4受付処理で受け付けたことに応じて、前記出力指示処理とを前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、コンテンツ指定プログラムは、指定動作の結果を示すプレビュー画像をユーザに確認させてから、出力装置のメーカや機種に依存しない形式の処理で指定動作を実行させることができる。すなわち、ユーザが意図と異なる指定動作の実行を抑制することができる。
(8) 例えば、複数の前記出力動作の1つは、画像をシートに記録するプリント動作である。前記指定動作情報が前記プリント動作を示す場合の前記プレビュー画像は、前記データ識別情報で識別される画像データで示される画像をシートに記録した結果を示す。
(9) 好ましくは、該コンテンツ指定プログラムは、第3オブジェクトを前記表示部に表示させる表示処理と、前記第3オブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第5受付処理と、前記第3オブジェクトの選択を前記第5受付処理で受け付けたことに応じて、前記第4取得処理及び前記プレビュー表示処理とを前記携帯端末に実行させる。該コンテンツ指定プログラムは、前記コンテンツデータの指定を前記第1受付処理で受け付け、且つ前記装置識別情報の指定を前記第2受付処理で受け付けた後の前記表示処理において、選択可能な態様の前記第3オブジェクトを前記表示部に表示させる。一方、該コンテンツ指定プログラムは、前記コンテンツデータの指定を前記第1受付処理で受け付ける前、或いは前記装置識別情報の指定を前記第2受付処理で受け付ける前の前記表示処理において、選択不能な態様の前記第3オブジェクトを前記表示部に表示させる。
上記構成によれば、プレビュー表示処理に進めないことをユーザに認識させることができるので、コンテンツデータ及び出力装置の指定を促すことができる。
(10) 好ましくは、該コンテンツ指定プログラムは、前記出力プログラムが前記記憶部に記憶されているか否かを判断する第2判断処理と、前記通信部を通じて前記携帯端末と通信可能で且つ前記指定動作を実行可能な前記出力装置を、前記通信部を通じて前記ネットワークから検索する第2検索処理と、前記出力プログラムが記憶されていないと前記第2判断処理で判断し、且つ前記第2検索処理で前記出力装置を発見したことに応じて、前記出力プログラムのインストールが必要であることを報知する第1報知処理とを前記携帯端末に実行させる。
(11) さらに好ましくは、該コンテンツ指定プログラムは、前記第2検索処理で前記出力装置を発見できなかったことに応じて、前記通信ネットワークに前記出力装置を接続する必要があることを報知する第2報知処理を前記携帯端末に実行させる。
指定動作を実行可能な出力装置を新たに用意することは、出力プログラムのインストールと比較すると、必要な時間や労力が大きいことが多い。すなわち、指定動作を実行可能な出力装置をすぐに用意できない場合に、出力プログラムをインストールさせても無駄になる可能性が高い。そこで、前述の手順で報知を行うことにより、ユーザに無駄な作業をさせることが抑制される。
(12) 例えば、該コンテンツ指定プログラムは、前記出力プログラムが記憶されていると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記出力指示処理を前記携帯端末に実行させる。
(13) 例えば、前記記憶部は、該コンテンツ指定プログラムに対応する前記指定動作情報を、該コンテンツ指定プログラムのインストール時に予め記憶している。該コンテンツ指定プログラムは、前記第1取得処理において、前記記憶部に予め記憶された前記指定動作情報で識別される前記指定動作を実行可能な前記出力装置を識別するための複数の前記装置識別情報を取得し、前記出力指示処理において、前記記憶部に予め記憶された前記指定動作情報を前記出力プログラムに提供する。
このように、コンテンツ指定プログラムが出力プログラムに提供可能な指定動作情報は固定であってもよい。一方、コンテンツ指定プログラムは、複数の出力動作のうちの1つをユーザに指定させ、指定された出力動作を識別するための指定動作情報を用いて第1取得処理及び出力指示処理を実行してもよい。
(14) 本明細書に記載の携帯端末は、操作部と、通信部と、記憶部と、制御部とを備える。前記通信部は、通信ネットワークを通じて複数の出力装置と通信可能である。前記出力装置は、コンテンツデータを出力する複数の出力動作のうちの少なくとも1つを実行可能である。前記記憶部は、出力プログラム及びコンテンツ指定プログラムを記憶可能である。前記出力プログラムを実行する前記制御部は、該コンテンツ指定プログラムから前記出力プログラムへ提供された指定データ情報、指定装置情報、及び指定動作情報を取得する提供情報取得処理と、前記指定装置情報で識別される前記出力装置に前記通信部を通じて出力指示情報を送信する出力処理とを実行する。前記出力指示情報は、前記指定データ情報で識別される前記コンテンツデータに対して、前記指定動作情報で識別される前記出力動作を実行させる情報である。該コンテンツ指定プログラムを実行する前記制御部は、前記コンテンツデータを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、前記通信部を通じて前記携帯端末と通信可能な状態で且つ指定動作を実行可能な前記出力装置を識別するための複数の装置識別情報を取得する第1取得処理とを実行する。前記指定動作は、複数の前記出力動作の1つである。該コンテンツ指定プログラムを実行する前記制御部は、前記第1取得処理で取得した複数の前記装置識別情報の1つを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理と、前記第1受付処理で指定された前記コンテンツデータを識別するための前記指定データ情報、前記第2受付処理で指定された前記装置識別情報である前記指定装置情報、及び前記指定動作を識別するための前記指定動作情報を、前記出力処理を実行させるために前記出力プログラムに提供する出力指示処理とを実行する。
本発明によれば、出力プログラムに各種情報を提供する処理によって、出力装置のメーカや機種に依存しない形式の処理で、指定を受け付けたコンテンツデータに対する指定動作を当該出力装置に実行させることができる。
図1は、実施形態に係る記録システム100の概略構成図である。 図2は、(A)が複合機10のブロック図であり、(B)が携帯端末50のブロック図である。 図3は、コンテンツ指定処理のフローチャートである。 図4は、(A)がデバイス選択処理のフローチャートであり、(B)が報知処理のフローチャートである。 図5は、出力プログラム66が実行する処理のフローチャートである。 図6は、表示部53の表示例であって、(A)はメニュー画面を、(B)はレーベル編集画面を示す。 図7は、レーベル編集画面の表示例であって、(A)は指定データ及び指定装置の指定を受け付ける前の状態を、(B)は指定データ及び指定装置の指定を受け付けた後の状態を示す。 図8は、表示部53の表示例であって、(A)はデバイス選択画面を、(B)はプレビュー画面を示す。 図9は、共有APIによって実現される共有機能を説明する図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本実施形態における記録システム100の概略図である。図1に示される記録システム100は、複合機10A、10B(以下、これらを総称して、「複合機10」と表記することがある。)と、携帯端末50とで構成されている。複合機10及び携帯端末50は、通信ネットワーク101を通じて通信可能に構成されている。通信ネットワーク101は、例えば、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN、或いはこれらの組み合わせであってもよい。
[複合機10]
複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、FAX部13と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、装着部26と、CPU(Central Processing Unitの略)31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。複合機10は、出力装置の一例である。
[プリンタ部11、スキャナ部12、FAX部13]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録するプリント動作を実行する。記録用紙は、シート或いは被記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作を実行する。FAX部13は、FAXプロトコルに準拠した方式で画像データを送受信するFAX送信動作及びFAX受信動作を実行する。
前述の複数の動作のうちのプリント動作及びFAX送信動作は、コンテンツデータで示されるコンテンツを出力する出力動作の一例である。なお、複合機10が実行する動作はこれらに限定されない。出力動作の一例として、複合機10は、携帯端末50から取得したコンテンツデータを、装着部26に装着された可搬記憶媒体に記憶させるメディア保存動作を実行してもよい。出力動作の他の例として、複合機10は、携帯端末50から取得した画像データで示される画像を表示部23に表示させてもよい。
また、出力動作は、円盤形状の画像(以下、「レーベル画像」と表記する。)を、CD−ROMの表面に記録するレーベルプリント動作、カード等の表面に凹凸を形成するエンボス加工動作、葉書に画像を記録する葉書プリント動作、布地に画像を記録するガーメントプリント動作等を含んでもよい。これらの動作は、一般的な記録用紙と異なる被記録媒体(例えば、CD−ROM、カード、葉書、布地)に画像を記録するための専用のハードウェアを有する出力装置のみで実行可能である。さらに、出力動作は、画像を記録した複数の記録用紙を綴じる製本動作、CADデータに基づいて3次元の構造物を生成する3Dプリント動作、布地に糸を縫い込んで画像を生成する刺繍動作等を含んでもよい。これらの動作もまた、専用のハードウェアを有する出力装置のみで実現可能である。
複合機10A、10Bが実行可能な動作は異なっていてもよい。本実施形態において、複合機10Aはプリント動作、FAX送信動作、及びレーベルプリント動作を実行可能であり、複合機10Bはプリント動作、メディア保存動作、及びレーベルプリント動作を実行可能である。また、出力装置は、複数の動作を実行可能なものに限定されず、単一の動作のみを実行可能であってもよい。複合機10のMIB(Management Information Baseの略)には、例えば、当該複合機10を識別するための装置IDと、当該複合機10が実行可能な動作を示す動作情報とが定義されていてもよい。動作情報は、例えば、実行可能な動作を識別するための動作IDを含んでもよい。装置IDは装置識別情報の一例であり、動作IDは動作識別情報の一例である。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。一例として、オブジェクトは表示部23に表示された文字列であって、操作部24の方向キーを押下することによってオブジェクトの1つがハイライト表示され、操作部24の決定ボタンを押下することによってハイライト表示されたオブジェクトが選択されてもよい。他の例として、操作部24がタッチパネルである場合のオブジェクトは表示部23に表示されたアイコン、ボタン、リンク等であって、タッチ位置に表示されたオブジェクトが選択されてもよい。
タッチパネルとして実現される操作部24は、表示部23の表示画面をタッチするユーザ操作を受け付ける。また、操作部24は、ユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。位置情報は、例えば、表示画面の左上端を原点とし、右向きをx軸の正の向き、下向きをy軸の正の向きとしたx−y平面上の座標(x,y)として表現できる。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。すなわち、タッチした入力媒体を所定時間内に表示画面から離間させるタップ操作、タッチした入力媒体を表示画面上で静止させるロングタッチ操作、タッチした入力媒体を表示画面上でスライドさせるスライド操作、表示画面上をスライドする入力媒体の加速度が閾値以上であるフリック操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに近づける向きにスライドさせるピンチイン操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに離れる向きにスライドさせるピンチアウト操作等は、タッチの一例である。
また、入力媒体が表示画面に触れていなくても、表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。以下、表示部53に表示されたアイコンの位置のタップを、当該アイコンを選択するユーザ操作の一例として説明する。
[通信部25]
通信部25は、通信ネットワーク101を通じて外部装置と通信を行うためのインタフェースである。すなわち、複合機10は、通信部25を通じて携帯端末50に各種情報を出力し、通信部25を通じて携帯端末50から各種データ又は各種情報を受信する。通信部25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。
[装着部26]
装着部26は、可搬記憶媒体が着脱されるインタフェースである。CPU31は、装着部26に装着された可搬記憶媒体からデータ又は情報を読み出し、或いは装着部26に装着された可搬記憶媒体にデータ又は情報を書き込むことができる。可搬記憶媒体の具体例は特に限定されないが、例えば、USBメモリ、SDカード、CD−ROM、DVD−ROM等であってもよい。
[CPU31]
CPU31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種情報、及び通信部25を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。なお、制御プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32“というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10“というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する携帯端末50についても同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「制御プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「制御プログラムは条件Aであるか否かを判断する。制御プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する携帯端末50についても同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を特定し、取得し、抽出し、或いは選択する。プログラムがデータ等を特定するとは、例えば、複数のデータ等のうちから条件に合致するデータを特定し、当該データ等そのもの或いは当該データ等を識別するための情報を、予め定められた記憶領域に記憶させる処理を指す。データ等を識別するための情報とは、例えば、当該データ等を識別するための識別情報、当該データ等が記憶された配列のインデックス、当該データ等が記憶された記憶領域のポインタ等である。プログラムがデータ等を取得し、抽出し、或いは選択する処理も同様である。後述する携帯端末50についても同様である。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、FAX部13、表示部23、操作部24、通信部25、及び装着部26等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。後述する携帯端末50についても同様である。
[携帯端末50]
携帯端末50は、図2(B)に示されるように、表示部53と、操作部54と、通信部55と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。携帯端末50に含まれる表示部53、操作部54、通信部55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と同様の構成であるので、説明は省略する。CPU61及び記憶部62は、制御部の一例である。携帯端末50は、例えば、スマートフォン、携帯電話、或いはタブレット端末等である。
記憶部62のプログラム記憶領域62Aには、OS64と、コンテンツ指定プログラム65と、出力プログラム66とが格納されている。また、データ記憶領域62Bには、コンテンツデータが格納されるコンテンツデータフォルダが設けられていてもよい。コンテンツデータは、例えば、画像データ、写真データ、ドキュメントデータ、表計算データ、プレゼンテーションデータ、動画データ、或いは音楽データ等であってもよい。
携帯端末50の表示部53は、図6〜図8に示されるように、共通表示領域80と、プログラム表示領域81とに区分される。共通表示領域80には、プログラム表示領域81の表示内容にかかわらず、OS64によってステータスバーが表示される。ステータスバーには、OS64によって各種情報が表示される。ステータスバーには、例えば、プログラム表示領域81に表示された画面のタイトル、携帯端末50のバッテリー残量を示すアイコン、通信部55の通信状態を示すアイコン、携帯端末50が外部サービスから受信したプッシュ通知を示すアイコン等が表示される。プログラム表示領域81には、フォアグラウンドで実行されているプログラムが生成した画面が表示される。
以下、「プログラムが表示部53に画面を表示させる」と記述したときは、プログラム画面がプログラム表示領域81に表示され、ステータスバーが共通表示領域80に表示されるものとする。プログラム画面とは、プログラムの指示によって、プログラム表示領域81に表示される画面のことである。但し、表示部53は、表示領域が共通表示領域80とプログラム表示領域81とに区分された部分画面モードと、表示領域の全てがプログラム表示領域81となる全画面モードとに切替可能であってもよい。
OS64は、例えば、Android(Google inc.の登録商標) OS、iOS(Cisco Systems,Inc.の登録商標)、Windows Phone(Microsoft Corporationの登録商標) Operating System等であってもよい。OS64は、携帯端末50にインストールされた複数のプログラムを並行して実行することができる。複数のプログラムは、例えば、時分割多重方式によって仮想的に並行して実行される。また、OS64は、並行して実行する複数のプログラムのうちの1つをフォアグラウンドで実行し、その他のプログラムをバックグラウンドで実行する。
フォアグラウンドは、例えば、当該プログラムの実行に拠るプログラム画面が表示部53の表示領域の大部分に表示されている状態である。「表示領域の大部分」とは、例えば、プログラム表示領域81を指してもよい。バックグラウンドは、例えば、当該プログラムと異なるプログラムの実行に拠るプログラム画面が表示部53の表示領域の大部分に表示されている状態である。すなわち、携帯端末50は、並行して実行する複数のプログラムのうち、フォアグラウンドで実行されているプログラムの実行に拠るプログラム画面のみを表示部53に表示させることができる。
コンテンツ指定プログラム65は、コンテンツデータ、出力動作、及び出力装置の少なくとも1つを指定するユーザ操作を受け付ける。以下、ユーザが指定したコンテンツデータを「指定データ」と表記し、ユーザが指定した出力動作を「指定動作」と表記し、ユーザが指定した出力装置を「指定装置」と表記する。また、コンテンツ指定プログラム65は、指定データID、指定動作ID、及び指定装置IDを指定して、出力プログラム66を起動させることができる。指定データIDは指定データを識別するための指定データ情報の一例であり、指定装置IDは指定装置を識別するための指定装置情報の一例であり、指定動作IDは指定動作を識別するための指定動作情報の一例である。
本実施形態に係るコンテンツ指定プログラム65は、レーベル画像をユーザ操作に従って編集し、当該レーベル画像を示すレーベル画像データを指定データとして出力プログラム66に提供するものである。但し、コンテンツ指定プログラム65の具体例はこれに限定されない。一例として、コンテンツ指定プログラム65は、データ記憶領域62Bに記憶された複数の写真データのうちの1つをユーザに指定させ、指定された写真データを出力プログラム66に提供するものであってもよい。他の例として、コンテンツ指定プログラム65は、地図画像の任意の領域をユーザに指定させ、指定された領域の地図画像を示す画像データを出力プログラム66に提供するものであってもよい。
データ記憶領域62Bは、指定動作IDを記憶することができる。本実施形態では、レーベルプリント動作を識別するための指定動作IDがデータ記憶領域62Bに記憶されているものとする。指定動作IDは、例えば、コンテンツ指定プログラム65が起動時に読み込む設定ファイルに含まれていてもよいし、コンテンツ指定プログラム65のソースコードに直接記述されていてもよい。すなわち、指定動作IDは、コンテンツ指定プログラム65が携帯端末50にインストールされるタイミングでデータ記憶領域62Bに記憶される。本実施形態では、コンテンツ指定プログラム65が用いる指定動作IDが予め固定されている例を説明するが、ユーザによって指定された指定動作を識別するための指定動作IDが用いられてもよい。
コンテンツ指定プログラム65は、例えば、所謂プラグインとして出力プログラム66を起動することができる。この場合、コンテンツ指定プログラム65は、出力プログラム66を特定する情報、URI、及び指定情報を引数として、プラグインとしてアプリケーションを起動するためのプラグインAPIを実行すればよい。プラグインAPIで指定される引数は、例えば、Android OSで用いられるインテント形式の情報であってもよい。または、コンテンツ指定プログラム65は、後述する明示的共有APIを実行することによって、プログラム66を起動してもよい。明示的共有APIで指定される引数は、プラグインAPIと共通であってもよい。
出力プログラム66は、例えば、コンテンツ指定プログラム65によって起動される。出力プログラム66は、コンテンツ指定プログラム65から提供された指定データID、指定装置ID、及び指定動作IDを取得し、指定データに対する指定動作を指定装置に実行させるプログラムである。出力プログラム66は、例えば、インテント形式の引数を参照することで、コンテンツ指定プログラム65から提供された各種情報を取得できる。出力プログラム66は、例えば、レーベルプリント動作を実行させるための出力指示情報を、通信部55を通じて複合機10に送信する。
また、出力プログラム66は、コンテンツ指定プログラム65から取得した各種情報に従って動作し、当該動作によって生成される生成情報をコンテンツ指定プログラム65に提供することができる。生成情報は、例えば、出力プログラム66が生成した画像データ、生成した画像データの所在を示すURL、及び出力プログラム66による動作結果を示す結果情報などが考えられる。
一例として、出力プログラム66は、インテント形式の引数に生成情報を追記することで、当該生成情報をコンテンツ指定プログラム65に提供してもよい。出力プログラム66が生成情報を追記した引数は、コンテンツ指定プログラム65に戻り値として提供される。これにより、コンテンツ指定プログラム65は、戻り値に含まれる各種情報を取得できる。他の例として、出力プログラム66は、出力プログラム66を起動するためにコンテンツ指定プログラム65が実行したプラグインAPI或いは明示的共有APIの戻り値として、コンテンツ指定プログラム65に生成情報を提供してもよい。
他の例として、出力プログラム66は、コンテンツ指定プログラム65がアクセス可能な記憶部62の領域に生成情報を記憶させることで、当該生成情報をコンテンツ指定プログラム65に提供してもよい。この場合、コンテンツ指定プログラム65は、記憶部62に記憶された生成情報を読み込むことで、当該生成情報を取得する。他の例として、出力プログラム66は、コンテンツ指定プログラム65を特定する情報及び生成情報を引数として、アプリケーションに引数を受け渡すためのAPIを実行することによって、コンテンツ指定プログラム65に生成情報を提供してもよい。この場合の引数も、インテント形式の情報であってよい。
OS64は、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ第1プログラムが指定した指定情報を第2プログラムに提供する共有機能を、携帯端末50にインストールされたプログラムに提供する。第1プログラムは、例えば、OS64が提供するAPI(以下、「共有API」と表記する。)を実行することによって、共有機能を利用することができる。より詳細には、第1プログラムは、第2プログラムのプログラムID及び指定情報を引数として、共有APIを実行する。図9を参照して、共有機能の詳細を説明する。
まず、共有元のアプリケーション41は、共有機能を実現するためのOS64の共有APIを実行する(S1)。暗黙的共有APIの実行には、少なくともURI(Uniform Resource Identifierの略)、タイプ、アクションが引数として求められる。引数は、例えば、インテント形式の情報であってもよい。共有元のアプリケーション41は、暗黙的共有APIの引数に他の情報を含めてもよい。URIは、共有データの所在を示す情報である。タイプは、共有データのデータ形式を示す情報である。アクションは、共有先のアプリケーションに実行させる共有データに対する処理の種類(例えば、閲覧、編集、送信、印刷等)を示す情報である。URI、タイプ、及びアクションは、共有元のアプリケーションから要求先のアプリケーションに提供される指定情報の一例である。
一方、共有先のアプリケーションの候補となるアプリケーション42、43、44、・・・は、処理可能な共有データのデータ形式と実行可能な処理の種類とを、OS64に対して予め宣言している。そこで、OS64は、アプリケーション42、43、44、・・・のうちから、タイプで示されるデータ形式の共有データに対してアクションで示される処理を実行可能なアプリケーションを特定(S2)し、特定したアプリケーションの一覧を表示部53に表示させる(S3)。そして、OS64は、一覧表示されたアプリケーションのうちの1つを選択するユーザ操作を操作部54を通じて受付可能な状態で待機する(S4)。
次に、OS64は、一覧表示されたアプリケーションのうちの1つを選択するユーザ操作を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S4)、URI、タイプ、及びアクションを引数として当該アプリケーションを起動する(S5)。以下の実施形態において、コンテンツ指定プログラム65が図9のアプリケーション41に相当し、出力プログラム66が図9のアプリケーション42〜44の1つに相当する。
なお、ステップS2〜S5の処理は、共有元のアプリケーションによって実行されてもよい。この場合の共有元のアプリケーションは、ステップS2において、タイプで示されるデータ形式の共有データに対して、アクションで示される処理を実行可能なアプリケーションを特定する情報をOS64から取得する。そして、共有元のアプリケーションは、ステップS5において、OS64から取得したアプリケーションを特定する情報、URI、タイプ、及びアクションを引数として明示的共有APIを実行することによって、ユーザ操作によって選択されたアプリケーションを起動させることができる。共有元のアプリケーション41は、明示的共有APIの引数に他の情報を含めてもよい。
または、共有元のアプリケーションは、共有機能の利用をユーザに指示されたことに応じて、予め定められたアプリケーションを特定する情報、URI、タイプ、及びアクションを引数として明示的共有APIを実行することによって、予め定められた共有先のアプリケーションを起動させてもよい。本実施形態では、例えば、共有元のアプリケーションであるコンテンツ指定プログラム65に、予め定められた共有先のアプリケーションとして出力プログラム66が設定されていればよい。より詳細には、コンテンツ指定プログラム65が起動時に参照する設定ファイル、或いはコンテンツ指定プログラム65のソースコードに、出力プログラム66を特定する情報が記述されていればよい。
データ記憶領域62Bは、登録装置IDを記憶することができる。出力プログラム66のインストール時において、登録装置IDはデータ記憶領域62Bに記憶されていない。また、登録装置IDは、後述するステップS63で出力プログラム66によって登録される指定装置IDであり、後述するステップS53で出力プログラム66によって読み出される。一方、出力プログラム66以外のプログラムは、登録装置IDの登録、変更、読み出し等ができないようになっていてもよい。
[記録システム100の動作]
図3〜図8を参照して、本実施形態に係る記録システム100の動作を説明する。記録システム100は、ユーザ操作に基づいて携帯端末50で指定されたコンテンツデータに対するレーベルプリント動作を、ユーザ操作に基づいて指定された複合機10Aに実行させる処理を実行する。
まず、携帯端末50のOS64は、メニュー画面を表示部53に表示させ、ステータスバーを共通表示領域80に表示させる。図6(A)はメニュー画面の一例である。図6(A)に示されるメニュー画面は、複数のプログラムアイコン111、112、113、114、115を含む。プログラムアイコン111〜115は、携帯端末50にインストールされたプログラムに対応する。例えば、プログラムアイコン114はコンテンツ指定プログラム65に対応し、プログラムアイコン115は出力プログラム66に対応する。なお、本実施形態において、出力プログラム66に対応するプログラムアイコン115は、非表示であってもよい。
そして、OS64は、プログラムアイコン111〜115の1つの選択を操作部54を通じて受け付ける。OS64は、プログラムアイコン114の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、コンテンツ指定プログラム65を起動させて、当該コンテンツ指定プログラム65をフォアグラウンドで実行する。プログラムアイコン114の選択は、コンテンツ指定プログラム65の起動を指示するユーザ操作の一例である。
[コンテンツ指定処理]
コンテンツ指定プログラム65は、プログラムアイコン114の選択を受け付けたOS64によって共有機能によらずに起動されたことに応じて、コンテンツ指定処理を実行する。コンテンツ指定プログラム65は、コンテンツ指定処理において、指定データ及び指定装置を指定するユーザ操作を受け付ける。そして、コンテンツ指定プログラム65は、指定データID、指定装置ID、及び指定動作IDを出力プログラム66に提供する。図3を参照して、コンテンツ指定処理の詳細を説明する。
まず、コンテンツ指定プログラム65は、出力プログラム66が既にインストールされているか否かを判断する(S11)。一例として、コンテンツ指定プログラム65は、出力プログラム66の実行ファイルがプログラム記憶領域62Aに記憶されているか否かを判断してもよい。他の例として、コンテンツ指定プログラム65は、出力プログラム66のプログラムIDを指定して、出力プログラム66がインストールされているか否かをOS64に問い合わせる関数を実行してもよい。そして、コンテンツ指定プログラム65は、当該関数の戻り値に基づいて、出力プログラム66がインストールされているか否かを判断してもよい。ステップS11の処理は、第2判断処理の一例である。
次に、コンテンツ指定プログラム65は、出力プログラム66がインストールされていると判断したことに応じて(S11:Yes)、登録装置IDがデータ記憶領域62Bに記憶されているか否かを出力プログラム66に問い合わせる(S12)。コンテンツ指定プログラム65は、例えば、登録装置IDの有無の判断を指示する情報を引数として、出力プログラム66を起動するための関数を実行する。ステップS12の処理は、後述する第1判断処理の実行を出力プログラム66に指示する判断指示処理の一例である。
出力プログラム66は、図5に示されるように、登録装置IDの有無の問合せをコンテンツ指定プログラム65から受けたことに応じて(S51:Yes)、登録装置IDがデータ記憶領域62Bに記憶されているか否かを判断する(S52)。出力プログラム66は、登録装置IDがデータ記憶領域62Bに記憶されていると判断したことに応じて(S52:Yes)、コンテンツ指定プログラム65に当該登録装置IDを提供する(S53)。一方、出力プログラム66は、登録装置IDがデータ記憶領域62Bに記憶されていないと判断したことに応じて(S52:No)、コンテンツ指定プログラム65にNull値を提供する(S54)。
なお、出力プログラム66は、例えばステップS53、S54において、ステップS12でコンテンツ指定プログラム65が実行した関数の戻り値として、登録装置ID或いはNull値をコンテンツ指定プログラム65に提供する。また、ステップS54でコンテンツ指定プログラム65に提供される情報は、登録装置IDが存在しないことを示す予め定められた値であれば、Null値に限定されない。ステップS52の処理は第1判断処理の一例であり、ステップS53の処理は第2提供処理の一例である。
図3に戻って、コンテンツ指定プログラム65は、登録装置ID或いはNull値を出力プログラム66から取得する(S13)。そして、コンテンツ指定プログラム65は、取得した登録装置IDを指定装置IDとしてデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。次に、コンテンツ指定プログラム65は、レーベル編集画面を表示部53に表示させる(S14)。ステップS13の処理は第2取得処理の一例であり、ステップS14の処理は表示処理の一例である。そして、コンテンツ指定プログラム65は、レーベル編集画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S15)。
図6(B)は、ステップS13で登録装置ID“MFP−A”を取得した場合のレーベル編集画面の一例である。図7(A)は、ステップS13で登録装置IDを取得できなかった場合のレーベル編集画面の一例である。図6に示されるレーベル編集画面は、レーベル画像表示領域121と、複数の編集アイコン122、123、124と、第1オブジェクトの一例である装置アイコン125と、第3オブジェクトの一例であるプレビューアイコン126とを含む。
レーベル画像表示領域121は、編集アイコン122〜124を用いて編集されたレーベル画像を表示する領域である。編集アイコン122は、レーベル画像に文字列を追加する指示に対応する。編集アイコン123は、レーベル画像に色を付加する指示に対応する。編集アイコン124は、レーベル画像に写真を追加する指示に対応する。装置アイコン125は、指定装置を切り替える指示に対応する。プレビューアイコン126は、後述するプレビュー表示処理の実行指示に対応する。
図6(B)に示される装置アイコン125には、ステップS13で取得した登録装置ID“MFP−A”の文字が付加されている。一方、図7(A)に示される装置アイコン125には、ステップS13で登録装置IDが取得できなかったことを示す“未選択”の文字が付加されている。なお、レーベル編集画面において、“MFP−A”、“未選択”は、装置アイコン125と異なる位置に表示されていてもよい。さらに、図6(B)及び図7(A)に示されるプレビューアイコン126は、選択不能な態様の一例としてグレーアウトされている。但し、選択不能な態様の他の例として、図6(B)及び図7(A)に示されるレーベル編集画面において、プレビューアイコン126を非表示にしてもよい。
次に、コンテンツ指定プログラム65は、装置アイコン125の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S15:装置アイコン)、デバイス選択処理を実行する(S16)。ステップS15で装置アイコン125の選択を受け付ける処理は、第3受付処理の一例である。デバイス選択処理は、指定装置をユーザに指定させる処理である。図4(A)を参照して、デバイス選択処理の詳細を説明する。
まず、コンテンツ指定プログラム65は、複合機10の検索を出力プログラム66に指示する(S31)。コンテンツ指定プログラム65は、例えば、複合機10の検索を指示する情報と、データ記憶領域62Bに記憶された指定動作IDとを引数として、出力プログラム66を起動するための関数を実行する。ステップS31の処理は、後述する検索処理の実行を出力プログラム66に指示(以下、「検索指示」と表記する。)する検索指示処理の一例である。
出力プログラム66は、図5に示されるように、コンテンツ指定プログラム65から検索指示を受けたことに応じて(S55:Yes)、通信部55を通じて通信可能な状態で、且つ指定動作IDで識別される指定動作を実行可能な複合機10を、通信部55を通じて通信ネットワーク101から検索する(S56)。ステップS56の処理は、第1検索処理の一例である。
出力プログラム66は、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)を用いて、MIBに記憶された装置ID及び動作情報の送信を要求する送信要求情報を、通信部55を通じて複合機10に送信する。次に、出力プログラム66は、複合機10から返信された装置ID及び動作情報を通信部55を通じて受信する。次に、出力プログラム66は、コンテンツ指定プログラム65から取得した指定動作IDと、複合機10から受信した動作情報に含まれる動作IDとを比較する。そして、出力プログラム66は、指定動作IDと同一の動作IDが動作情報に含まれる複合機10を、対象複合機として特定する。
なお、動作情報は、複合機10のモデルを示すモデル情報であってもよい。この場合の出力プログラム66は、モデル情報と、モデル情報に対応する動作IDとの対応関係を示す対応情報にアクセスし、受信したモデル情報に対応する動作IDを取得する。すなわち、対応情報は、モデル情報で示されるモデルの複合機10が実行可能な動作を示す情報でもある。なお、対応情報は、携帯端末50に記憶されていてもよいし、不図示のクラウドサーバに記憶されていてもよい。
ステップS56で特定される対象複合機は、SNMPに準拠した情報の送受信が可能、すなわち、現時点において通信部55を通じて通信可能な状態の複合機10であって、且つ指定動作を実行可能な複合機10である。本実施形態では、複合機10A、10Bが対象複合機として特定されたものとする。そして、出力プログラム66は、ステップS56で発見した複合機10の装置ID“MFP−A”、“MFP−B”を、ステップS31で実行された関数の戻り値として、コンテンツ指定プログラム65に提供する(S57)。ステップS57の処理は、第1提供処理の一例である。
他の例として、出力プログラム66は、複合機10から受信した装置ID及び動作情報、或いは複合機10から受信した装置ID及びモデル情報を、ステップS31で実行された関数の戻り値として、コンテンツ指定プログラム65に提供してもよい。そして、コンテンツ指定プログラム65が、当該情報に基づいて対象複合機を特定してもよい。コンテンツ指定プログラム65が対象複合機を特定する具体的な方法は、出力プログラム66が対象複合機を特定する前述の方法と同様であってもよい。
他の例として、送信要求情報は、指定動作IDを含んでもよい。複合機10の制御プログラム35は、通信部25を通じて携帯端末50から送信要求情報を受信し、送信要求情報に含まれる指定動作IDがMIBに記憶されているか否かを判断してもよい。そして、制御プログラム35は、指定動作IDがMIBに記憶されていると判断したことに応じて、通信部25を通じて携帯端末50に装置IDを送信してもよい。一方、制御プログラム35は、指定動作IDがMIBに記憶されていないと判断したことに応じて、携帯端末50に装置IDを送信しない。そして、携帯端末50の出力プログラム66は、通信部55を通じて受信した装置IDで示される複合機10を対象複合機として特定してもよい。
図4(A)に戻って、コンテンツ指定プログラム65は、検索指示処理に応じて出力プログラム66から提供された装置ID“MFP−A”、“MFP−B”を取得する(S32)。次に、コンテンツ指定プログラム65は、デバイス選択画面を表示部53に表示させる(S33)。そして、コンテンツ指定プログラム65は、デバイス選択画面に含まれるアイコン或いはチェックボックスの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S34)。ステップS32の処理は第1取得処理の一例であり、ステップS34の処理は第2受付処理の一例である。
図8(A)は、デバイス選択画面の一例である。図8(A)に示されるデバイス選択画面は、デバイスアイコン131、132と、チェックボックス133とを含む。デバイスアイコン131、132は、ステップS56で発見された対象複合機の装置IDに対応する。また、デバイスアイコン131、132には、対応する装置IDが記述されている。チェックボックス133は、後述する取得情報記憶処理を出力プログラム66に実行させることを指示する指示操作を受け付けるためのオブジェクトである。取得情報記憶処理は、デバイス選択画面を通じて指定された指定装置IDを、登録装置IDとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる処理である。
次に、コンテンツ指定プログラム65は、例えばデバイスアイコン131の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S34:Yes)、選択されたデバイスアイコン131に記述された装置ID“MFP−A”を、指定装置IDとしてデータ記憶領域62Bに一時記憶させる(S35)。なお、データ記憶領域62Bに既に指定装置IDが一時記憶されている場合は、ステップS34で指定された指定装置IDで上書きされる。また、出力プログラム66は、チェックボックス133がチェックされているか否かを示す情報を、データ記憶領域62Bに一時記憶させる。チェックボックス133のチェックは、指示操作の一例である。
図3に戻って、コンテンツ指定プログラム65は、ステップS35で一時記憶させた指定装置IDが記述された装置アイコン125を含むレーベル編集画面を、表示部53に表示させる(S14)。例えば、図7(A)に示される装置アイコン125の位置がタップされ、図8(A)に示されるデバイスアイコン131の位置がタップされた場合、コンテンツ指定プログラム65は、図6(B)に示されるレーベル編集画面を表示部53に表示させる。
次に、コンテンツ指定プログラム65は、編集アイコン122〜124の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S15:編集アイコン)、ユーザ操作に従ってレーベル画像を編集する(S17)。そして、コンテンツ指定プログラム65は、編集後のレーベル画像をレーベル画像表示領域121に配置したレーベル編集画面を、表示部53に表示させる(S14)。ステップS15で編集アイコン122〜124の選択を受け付ける処理は、第1受付処理の一例である。
また、コンテンツ指定プログラム65は、編集後のレーベル画像を示すレーベル画像データを指定データとして、当該レーベル画像データを識別するためのデータIDを指定データIDとしてデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。データIDは、データ識別情報の一例である。コンテンツ指定プログラム65及び出力プログラム66は、OS64のAPIを用いて、記憶部62に記憶されたデータを読み出し、編集し、或いは削除することができる。データIDは、OS64のAPIにデータを指定するために用いられる形式の情報である。データIDは、例えば、ファイルパスやURIである。なお、データ記憶領域62Bに既にレーベル画像及び指定データIDが一時記憶されている場合は、ステップS17で指定されたレーベル画像データ及び指定データIDで上書きされる。
なお、編集後のレーベル画像を示すレーベル画像データの記憶先は、例えば、クラウドサーバ等の不図示の外部サーバであってもよい。すなわち、コンテンツ指定プログラム65は、編集後のレーベル画像を示すレーベル画像データを、通信部55を通じて外部サーバに送信してもよい。そして、コンテンツ指定プログラム65は、当該レーベル画像データのデータIDを指定データIDとして、データ記憶領域62Bに一時記憶させてもよい。この場合の指定データIDは、例えば、レーベル画像データを外部サーバからダウンロードするためのURLの形式であってもよい。
一例として、コンテンツ指定プログラム65は、編集アイコン122が選択されたことに応じて、不図示のソフトウェアキーボードを表示部53に表示させ、当該ソフトウェアキーボードを通じて入力された文字列をユーザが所望する位置に配置する。他の例として、コンテンツ指定プログラム65は、編集アイコン123が選択されたことに応じて、選択可能な色の一覧を表示部53に表示させ、操作部54を通じて選択された色をレーベル画像の背景色に設定する。さらに他の例として、コンテンツ指定プログラム65は、編集アイコン124が選択されたことに応じて、選択可能な写真の一覧を表示部53に表示させ、操作部54を通じて選択された写真をユーザが所望する位置に配置する。
図7(B)は、図6(B)に示されるレーベル編集画面において、レーベル画像が編集された後のレーベル編集画面の一例である。図7(B)に示されるレーベル編集画面は、図6(B)及び図7(A)に示されるレーベル編集画面と比較すると、編集後のレーベル画像がレーベル画像表示領域121に配置され、且つ選択可能な態様のプレビューアイコン126が含まれている点で相違し、その他の点で共通する。
次に、コンテンツ指定プログラム65は、プレビューアイコン126の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S15:[プレビュー]アイコン)、プレビュー画像データの生成を出力プログラム66に指示する(S18)。コンテンツ指定プログラム65は、例えば、プレビュー画像データの生成を指示する情報と、データ記憶領域62Bに記憶された指定データID、指定装置ID、及び指定動作IDとを引数として、出力プログラム66を起動するための関数を実行する。ステップS15でプレビューアイコン126の選択を受け付ける処理は、第5受付処理の一例である。ステップS18の処理は、後述する生成処理の実行を出力プログラムに指示(以下、「生成指示」と表記する。)する生成指示処理の一例である。
出力プログラム66は、図5に示されるように、コンテンツ指定プログラム65から生成指示を受けたことに応じて(S58:Yes)、プレビュー画像を示すプレビュー画像データを生成する(S59)。具体的には、出力プログラム66は、OS64のAPIを用いてレーベル画像データをデータ記憶領域62Bから読み出し、当該レーベル画像データを用いてプレビュー画像データを生成する。プレビュー画像は、指定データに対する指定動作を指定装置に実行させた結果を表す画像である。本実施形態に係るプレビュー画像は、レーベル画像を複合機10AがCD−ROMの表面に記録したイメージを示す。また、出力プログラム66は、生成したプレビュー画像データをデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。さらに、出力プログラム66は、生成したプレビュー画像データのデータIDを、ステップS18で実行された関数の戻り値として、コンテンツ指定プログラム65に提供する(S60)。ステップS59の処理は生成処理の一例であり、ステップS60の処理は第3提供処理の一例である。
図3に戻って、コンテンツ指定プログラム65は、出力プログラム66からデータIDを取得し、当該データIDを用いて、当該データIDで識別されるプレビュー画像データをデータ記憶領域62Bから読み出す(S19)。次に、コンテンツ指定プログラム65は、プレビュー画面を表示部53に表示させる(S20)。そして、コンテンツ指定プログラム65は、プレビュー画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S21)。ステップS19の処理は第3取得処理及び第4取得処理の一例であり、ステップS20の処理はプレビュー表示処理の一例であり、ステップS21の処理は第4受付処理の一例である。
図8(B)は、プレビュー画面の一例である。図8(B)に示されるプレビュー画面は、プレビュー画像135と、第2オブジェクトの一例であるプリントアイコン136とを含む。プレビュー画像135は、ステップS19でデータ記憶領域62Bから読み出したプレビュー画像データで示される画像である。プリントアイコン136は、後述する出力処理を出力プログラム66に実行させる指示(以下、「出力指示」と表記する。)に対応する。
なお、レーベル画像データが外部サーバに記憶されている場合、出力プログラム66は、ステップS59において、通信部55を通じて外部サーバからレーベル画像データを受信し、当該レーベル画像データを用いてプレビュー画像データを生成し、通信部55を通じて外部サーバにプレビュー画像データを送信してもよい。また、コンテンツ指定プログラム65は、ステップS19において、通信部55を通じて外部サーバからプレビュー画像データを受信してもよい。
次に、コンテンツ指定プログラム65は、[プリント]アイコンの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S21:Yes)、出力処理の実行を出力プログラム66に指示する(S22)。コンテンツ指定プログラム65は、例えば、出力処理の実行を指示する情報と、データ記憶領域62Bに記憶された指定データID、指定装置ID、及び指定動作IDとを引数として、出力プログラム66を起動するためのAPIを実行する。ここで実行されるAPIは、プラグインとして出力プログラム66を起動するためのAPIであってもよいし、明示的共有APIであってもよい。ステップS22の処理は、指定データID、指定装置ID、及び指定動作IDを、出力処理を実行させるために出力プログラムに提供する出力指示処理の一例である。
なお、コンテンツ指定プログラム65は、データ記憶領域62Bに記憶された指定装置IDと、ステップS13で出力プログラム66から取得した登録装置IDとが同一である場合、登録装置IDを用いて出力処理を実行することを示す情報を、指定装置IDに代えて出力プログラム66に提供してもよい。また、コンテンツ指定プログラム65は、チェックボックス133がチェックされていたことに応じて、記憶指示情報を出力プログラム66にさらに提供する。記憶指示情報は、後述する取得情報記憶処理を出力プログラム66に実行させるための情報である。
出力プログラム66は、図5に示されるように、コンテンツ指定プログラム65から出力指示を受けたことに応じて(S58:No)、コンテンツ指定プログラム65から提供された指定データID、指定装置ID、及び指定動作IDを取得する。また、出力プログラム66は、登録装置IDを用いることを示す情報を取得したことに応じて、データ記憶領域62Bに記憶された登録装置IDを、指定装置IDとして読み出す。これらの処理は、提供情報取得処理の一例である。
そして、出力プログラム66は、指定装置IDで識別される複合機10Aに、通信部55を通じて出力指示情報を送信する(S20)。出力指示情報は、指定データに対する指定動作を指定装置に実行させるための情報である。すなわち、本実施形態における出力指示情報は、レーベル画像データで示されるレーベル画像をCD−ROMの表面に記録させるための情報である。出力指示情報は、指定データIDで示される指定データを含む。具体的には、出力プログラム66は、OS64のAPIを用いて指定データを読み出し、読み出した指定データを含む出力指示情報を生成し、生成した出力指示情報を通信部55を通じて複合機10Aに送信する。
なお、指定データIDが、外部サーバから指定データをダウンロードするためのURLである場合、出力プログラム66は、通信部55を通じて外部サーバから指定データを受信し、受信した指定データを含む出力指示情報を生成し、生成した出力指示情報を通信部55を通じて複合機10Aに送信してもよい。または、出力プログラム66は、外部サーバから指定データをダウンロードするためのURLを含む出力指示情報を、通信部55を通じて複合機10Aに送信してもよい。
一方、図示は省略するが、複合機10Aの制御プログラム35は、通信部25を通じて携帯端末50から出力指示情報を受信する。そして、制御プログラム35は、受信した出力指示情報に従った出力動作を実行する。本実施形態における複合機10Aは、出力指示情報に含まれる指定データで示されるレーベル画像をCD−ROMの表面に記録するレーベルプリント動作を、プリンタ部11に実行させる。または、複合機10Aは、出力指示情報に含まれるURLを用いて外部サーバから指定データをダウンロードし、当該指定データに対するレーベルプリント動作を、プリンタ部11に実行させてもよい。
また、出力プログラム66は、コンテンツ指定プログラム65から記憶指示情報を取得したか否かを判断する(S62)。そして、出力プログラム66は、記憶指示情報を取得したと判断したことに応じて(S62:Yes)、コンテンツ指定プログラム65から取得した指定装置IDを、登録装置IDとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる(S63)。なお、既に登録装置IDが記憶されている場合は、コンテンツ指定プログラム65から取得した指定装置IDで上書きされる。ステップS63の処理は、取得情報記憶処理の一例である。一方、出力プログラム66は、記憶指示情報を取得していないと判断したことに応じて(S62:No)、ステップS63の処理をスキップする。
図3に戻って、コンテンツ指定プログラム65は、出力プログラム66がインストールされていないと判断したことに応じて(S11:No)、報知処理を実行する(S23)。報知処理は、コンテンツ指定プログラム65が処理を実行するために必要な作業をユーザに促す処理である。図4(B)を参照して、報知処理の詳細を説明する。
まず、コンテンツ指定プログラム65は、通信部55を通じて通信可能な状態で、且つ指定動作IDで識別される指定動作を実行可能な複合機10を、通信部55を通じて通信ネットワーク101から検索する(S41)。ステップS41の処理はステップS56の処理と共通するので、再度の説明は省略する。ステップS41の処理は、第2検索処理の一例である。
次に、コンテンツ指定プログラム65は、通信可能な状態で且つ指定動作を実行可能な複合機10を発見したことに応じて(S42:Yes)、出力プログラム66のインストールが必要であることを、携帯端末50のユーザに報知する(S43)。コンテンツ指定プログラム65は、例えば、「出力プログラムをインストールして下さい。」とのメッセージを表示部53に表示させてもよい。また、コンテンツ指定プログラム65は、共有機能を利用して不図示のブラウザプログラムを起動させ、出力プログラム66のダウンロードサイトを当該ブラウザプログラムに表示させてもよい。ステップS43の処理は、第1報知処理の一例である。
一方、コンテンツ指定プログラム65は、通信可能な状態で且つ指定動作を実行可能な複合機10を発見できなかったことに応じて(S42:No)、指定動作を実行可能な複合機10を通信ネットワーク101に接続する必要があることを、携帯端末50のユーザに報知する(S44)。コンテンツ指定プログラム65は、例えば、「レーベルプリント動作を実行可能な複合機を接続して下さい。」とのメッセージを表示部53に表示させてもよい。ステップS44の処理は、第2報知処理の一例である。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、コンテンツ指定プログラム65は、出力プログラム66に各種情報を提供することによって、指定データに対する指定動作を指定装置に実行させることができる。すなわち、コンテンツ指定プログラム65は、指定装置のメーカや機種に依存しない形式の処理で、指定装置に指定動作を実行させることができる。
また、上記の実施形態によれば、ステップS56の処理を出力プログラム66に実行させるので、複合機10のメーカや機種に依存しない形式の処理で、指定動作を実行可能な複合機10を特定することができる。但し、ステップS56の処理は、ステップS41と同様に、コンテンツ指定プログラム65によって実行されてもよい。
また、上記の実施形態によれば、ステップS13で出力プログラム66から取得した登録装置IDを指定装置IDとして用いることができるので、デバイス選択処理を省略して出力指示処理を実行することができる。これにより、以前と同じ複合機10に指定動作を実行させる場合に、ユーザ操作を簡素化することができる。また、チェックボックス133によって、デバイス選択処理で選択された指定装置の装置IDを、登録装置IDとして登録するか否かをユーザに選択させることができる。
なお、上記の実施形態では、出力プログラム66に登録装置IDを管理させる例を説明したが、コンテンツ指定プログラム65に登録装置IDを管理させてもよい。すなわち、コンテンツ指定プログラム65は、ステップS52、S53に相当する処理を、ステップS12、S13の処理に代えて実行してもよい。また、コンテンツ指定プログラム65は、チェックボックス133がチェックされたことに応じて、ステップS63に相当する処理を、ステップS22の前後で実行してもよい。
また、上記の実施形態によれば、登録装置IDで識別される出力装置と異なる出力装置を、デバイス選択処理でユーザに選択させることができる。その結果、例えば、通信ネットワーク101に新たに接続された複合機10を指定装置として指定することができる。さらに、上記の実施形態によれば、装置アイコン125に「未選択」と記述することによって、ステップS13で登録装置IDが取得できなかったことをユーザに認識させることができる。
また、上記の実施形態によれば、コンテンツ指定プログラム65は、指定動作の結果を示すプレビュー画像をユーザに確認させてから出力指示処理を実行するので、ユーザの意図と異なる指定動作の実行が抑制される。さらに、上記の実施形態によれば、指定データ及び指定装置が指定されるまでプレビューアイコン126が選択不能となるので、プレビュー表示処理に進めないことをユーザに認識させることができる。
また、上記の実施形態によれば、出力プログラム66がインストールされていない場合において、通信可能な状態で且つ指定動作を実行可能な複合機10が存在すれば、出力プログラム66のインストールを促し、通信可能な状態で且つ指定装置を実行可能な複合機10が存在しなければ、当該複合機10の接続を促す。これにより、ユーザに無駄な作業をさせることが抑制される。
また、上記の実施形態において、出力プログラム66は、コンテンツ指定プログラム65に対するインタフェースと、複合機10に対するインタフェースとを有し、ユーザに対するインタフェースを有していない。すなわち、出力プログラム66は、図5に示される処理をバックグラウンドで実行する。但し、出力プログラム66の構成はこれに限定されず、指定データ、指定装置、或いは指定動作の指定をユーザから受け付けるためのインタフェースをさらに有していてもよい。この場合の出力プログラム66は、例えば、図6(A)に示されるプログラムアイコン115が選択されたことに応じて、フォアグラウンドで実行される。
また、上記の実施形態の携帯端末50において、記憶部62のプログラム記憶領域62Aに記憶された各種プログラムがCPU61によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、携帯端末50として実現できるだけでなく、携帯端末50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワーク101を通じて携帯端末50に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワーク101を通じて配信されてもよい。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
25,55・・・通信部
31,61・・・CPU
35・・・制御プログラム
65・・・コンテンツ指定プログラム
66・・・出力プログラム
50・・・携帯端末
53・・・表示部
54・・・操作部
62・・・記憶部

Claims (14)

  1. 操作部と、通信部と、記憶部とを備える携帯端末が読み取り可能なコンテンツ指定プログラムであって、前記通信部は、通信ネットワークを通じて複数の出力装置と通信可能であり、前記出力装置は、コンテンツデータを出力する複数の出力動作のうちの少なくとも1つを実行可能であり、前記記憶部は、前記携帯端末が読取可能な出力プログラムを記憶可能であり、
    前記出力プログラムは、
    該コンテンツ指定プログラムから前記出力プログラムへ提供された指定データ情報、指定装置情報、及び指定動作情報を取得する提供情報取得処理と、
    前記指定装置情報で識別される前記出力装置に前記通信部を通じて出力指示情報を送信する出力処理とを前記携帯端末に実行させることが可能であり、前記出力指示情報は、前記指定データ情報で識別される前記コンテンツデータに対して、前記指定動作情報で識別される前記出力動作を実行させる情報であり、
    該コンテンツ指定プログラムは、
    前記コンテンツデータを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、
    前記通信部を通じて前記携帯端末と通信可能な状態で且つ指定動作を実行可能な前記出力装置を識別するための複数の装置識別情報を取得する第1取得処理とを前記携帯端末に実行させ、前記指定動作は、複数の前記出力動作の1つであり、
    該コンテンツ指定プログラムは、
    前記第1取得処理で取得した複数の前記装置識別情報の1つを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理と、
    前記第1受付処理で指定された前記コンテンツデータを識別するための前記指定データ情報、前記第2受付処理で指定された前記装置識別情報である前記指定装置情報、及び前記指定動作を識別するための前記指定動作情報を、前記出力処理を実行させるために前記出力プログラムに提供する出力指示処理とを前記携帯端末に実行させるコンテンツ指定プログラム。
  2. 該コンテンツ指定プログラムは、
    第1検索処理の実行を前記出力プログラムに指示する検索指示処理と、
    前記検索指示処理に応じて前記出力プログラムから提供された前記装置識別情報を前記出力プログラムから取得する前記第1取得処理とを前記携帯端末に実行させ、前記出力プログラムは、前記通信部を通じて前記携帯端末と通信可能で且つ前記指定動作を実行可能な前記出力装置を、前記通信部を通じて前記ネットワークから検索する前記第1検索処理と、前記第1検索処理で発見した前記出力装置の前記装置識別情報を該コンテンツ指定プログラムに提供する第1提供処理とを前記携帯端末に実行させることが可能である請求項1に記載のコンテンツ指定プログラム。
  3. 該コンテンツ指定プログラムは、
    第1判断処理の実行を前記出力プログラムに指示する判断指示処理と、
    前記判断指示処理に応じて前記出力プログラムから提供された前記指定装置情報を前記出力プログラムから取得する第2取得処理とを前記携帯端末に実行させ、前記出力プログラムは、前記指定装置情報を前記記憶部に記憶させる取得情報記憶処理と、前記記憶部に前記指定装置情報が記憶されているか否かを判断する前記第1判断処理と、前記指定装置情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、当該指定装置情報を該コンテンツ指定プログラムに提供する第2提供処理とを前記携帯端末に実行させることが可能であり、
    該コンテンツ指定プログラムは、前記第2取得処理で前記指定装置情報を取得した場合の前記出力指示処理において、当該指定装置情報で識別される前記出力装置に対して前記出力処理の実行を指示する請求項1又は2に記載のコンテンツ指定プログラム。
  4. 前記携帯端末は、表示部を備えており、
    該コンテンツ指定プログラムは、
    前記第2取得処理で前記出力プログラムから取得した前記指定装置情報、及び第1オブジェクトを前記表示部に表示させる表示処理と、
    前記第1オブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第3受付処理と、
    前記第1オブジェクトの選択を前記第3受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1取得処理及び前記第2受付処理を前記携帯端末に実行させる請求項3に記載のコンテンツ指定プログラム。
  5. 該コンテンツ指定プログラムは、前記第2取得処理で前記出力プログラムから前記指定装置情報を取得できなかった場合の前記表示処理において、前記指定装置情報が取得できないことを示す情報を、前記装置識別情報に代えて前記表示部に表示させる請求項4に記載のコンテンツ指定プログラム。
  6. 該コンテンツ指定プログラムは、
    前記第2受付処理において、前記取得情報記憶処理を前記出力プログラムに実行させることを指示する指示操作を、前記操作部を通じてさらに受け付けることが可能であり、
    前記第2受付処理で前記指示操作をさらに受け付けた場合の前記出力指示処理において、前記取得情報記憶処理の実行を指示する記憶指示情報を前記出力プログラムにさらに提供する請求項3から5のいずれかに記載のコンテンツ指定プログラム。
  7. 前記携帯端末は、表示部を備えており、
    該コンテンツ指定プログラムは、
    生成処理の実行を前記出力プログラムに指示する生成指示処理と、
    前記生成指示処理に応じて前記出力プログラムから提供された前記データ識別情報を前記出力プログラムから取得する第3取得処理とを前記携帯端末に実行させ、前記出力プログラムは、プレビュー画像を示すプレビュー画像データを生成する前記生成処理と、前記プレビュー画像データを識別するためのデータ識別情報を該コンテンツ指定プログラムに提供する第3提供処理とを前記携帯端末に実行させることが可能であり、前記プレビュー画像は、前記指定データ情報で識別される前記コンテンツデータに対する前記指定動作を、前記指定装置情報で識別される前記出力装置に実行させた結果を表す画像であり、
    該コンテンツ指定プログラムは、
    前記データ識別情報で識別される前記プレビュー画像データを取得する第4取得処理と、
    プレビュー画面を前記表示部に表示させるプレビュー表示処理とを前記携帯端末に実行させ、前記プレビュー画面は、前記第4取得処理で取得した前記プレビュー画像データで示される前記プレビュー画像と、第2オブジェクトとを含み、
    該コンテンツ指定プログラムは、
    前記第2オブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第4受付処理と、
    前記第2オブジェクトの選択を前記第4受付処理で受け付けたことに応じて、前記出力指示処理とを前記携帯端末に実行させる請求項1から6のいずれかに記載のコンテンツ指定プログラム。
  8. 複数の前記出力動作の1つは、画像をシートに記録するプリント動作であり、
    前記指定動作情報が前記プリント動作を示す場合の前記プレビュー画像は、前記データ識別情報で識別される画像データで示される画像をシートに記録した結果を示す請求項7に記載のコンテンツ指定プログラム。
  9. 該コンテンツ指定プログラムは、
    第3オブジェクトを前記表示部に表示させる表示処理と、
    前記第3オブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第5受付処理と、
    前記第3オブジェクトの選択を前記第5受付処理で受け付けたことに応じて、前記第4取得処理及び前記プレビュー表示処理とを前記携帯端末に実行させ、
    前記コンテンツデータの指定を前記第1受付処理で受け付け、且つ前記装置識別情報の指定を前記第2受付処理で受け付けた後の前記表示処理において、選択可能な態様の前記第3オブジェクトを前記表示部に表示させ、
    前記コンテンツデータの指定を前記第1受付処理で受け付ける前、或いは前記装置識別情報の指定を前記第2受付処理で受け付ける前の前記表示処理において、選択不能な態様の前記第3オブジェクトを前記表示部に表示させる請求項7又は8に記載のコンテンツ指定プログラム。
  10. 該コンテンツ指定プログラムは、
    前記出力プログラムが前記記憶部に記憶されているか否かを判断する第2判断処理と、
    前記通信部を通じて前記携帯端末と通信可能で且つ前記指定動作を実行可能な前記出力装置を、前記通信部を通じて前記ネットワークから検索する第2検索処理と、
    前記出力プログラムが記憶されていないと前記第2判断処理で判断し、且つ前記第2検索処理で前記出力装置を発見したことに応じて、前記出力プログラムのインストールが必要であることを報知する第1報知処理とを前記携帯端末に実行させる請求項1から9のいずれかに記載のコンテンツ指定プログラム。
  11. 該コンテンツ指定プログラムは、前記第2検索処理で前記出力装置を発見できなかったことに応じて、前記通信ネットワークに前記出力装置を接続する必要があることを報知する第2報知処理を、前記携帯端末に実行させる請求項10に記載のコンテンツ指定プログラム。
  12. 該コンテンツ指定プログラムは、前記出力プログラムが記憶されていると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記出力指示処理を前記携帯端末に実行させる請求項10又は11に記載のコンテンツ指定プログラム。
  13. 前記記憶部は、該コンテンツ指定プログラムに対応する前記指定動作情報を、該コンテンツ指定プログラムのインストール時に予め記憶しており、
    該コンテンツ指定プログラムは、
    前記第1取得処理において、前記記憶部に予め記憶された前記指定動作情報で識別される前記指定動作を実行可能な前記出力装置を識別するための複数の前記装置識別情報を取得し、
    前記出力指示処理において、前記記憶部に予め記憶された前記指定動作情報を前記出力プログラムに提供する請求項1から12のいずれかに記載のコンテンツ指定プログラム。
  14. 操作部と、
    通信部と、
    記憶部と、
    制御部とを備える携帯端末であって、
    前記通信部は、通信ネットワークを通じて複数の出力装置と通信可能であり、
    前記出力装置は、コンテンツデータを出力する複数の出力動作のうちの少なくとも1つを実行可能であり、
    前記記憶部は、出力プログラム及びコンテンツ指定プログラムを記憶可能であり、
    前記出力プログラムを実行する前記制御部は、
    該コンテンツ指定プログラムから前記出力プログラムへ提供された指定データ情報、指定装置情報、及び指定動作情報を取得する提供情報取得処理と、
    前記指定装置情報で識別される前記出力装置に前記通信部を通じて出力指示情報を送信する出力処理とを実行し、前記出力指示情報は、前記指定データ情報で識別される前記コンテンツデータに対して、前記指定動作情報で識別される前記出力動作を実行させる情報であり、
    該コンテンツ指定プログラムを実行する前記制御部は、
    前記コンテンツデータを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、
    前記通信部を通じて前記携帯端末と通信可能な状態で且つ指定動作を実行可能な前記出力装置を識別するための複数の装置識別情報を取得する第1取得処理とを実行し、前記指定動作は、複数の前記出力動作の1つであり、
    該コンテンツ指定プログラムを実行する前記制御部は、
    前記第1取得処理で取得した複数の前記装置識別情報の1つを指定するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理と、
    前記第1受付処理で指定された前記コンテンツデータを識別するための前記指定データ情報、前記第2受付処理で指定された前記装置識別情報である前記指定装置情報、及び前記指定動作を識別するための前記指定動作情報を、前記出力処理を実行させるために前記出力プログラムに提供する出力指示処理とを実行する携帯端末。
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