JP6743163B2 - 弁操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弁操作装置であって、手動部材と、該手動部材を介して操作可能な弁とを備えており、手動部材は制御部材と作用結合しており、弁は、制御部材の遠位端部により操作可能であり、制御部材と手動部材との間の作用結合部には、補償装置が配置されており、補償装置は、支持部内で可動に案内されるプランジャを有していて、制御部材に対する手動部材の相対運動を可能にしており、該相対運動に抗して戻し力を生ぜしめる戻し部材が設けられているものに関する。
このような弁操作装置は周知であり、流出部を流入部から手動で分離することができるようにするため、もしくは流出部と流入部とを、必要な場合に手動で接続するために用いられる。
欧州特許第1548344号明細書(EP 1 548 344 B1)から公知の、冒頭で述べた特徴を備える弁操作装置では、プランジャが手動部材に形成されており、支持部が制御部材に形成されている。この場合、戻し部材は支持部ひいては補償装置または緩衝装置に配置されている。
本発明の根底を成す課題は、前掲の欧州特許第1548344号明細書に記載の構成を代替する構成を提供することにある。
この課題は本発明に基づき、請求項1記載の特徴により解決される。つまり特に、冒頭で述べた形式の弁操作装置における前記課題を解決するためには、戻し部材が補償装置の外側に配置されていることを提案する。これにより、支持部内での戻し部材によるプランジャの可動性の妨害を回避することができる。
択一的に、前記課題は本発明に基づき、第2の独立請求項記載の特徴により解決される。つまり特に、冒頭で述べた形式の弁操作装置における前記課題を解決するためには、プランジャが、制御部材の近位端部に形成されていることを提案する。これにより、プランジャと制御部材とは同一材料から製造されている、ということが簡単に達成可能である。支持部と制御部材とは、異なる材料から製造することができる、ということも達成可能である。このことは有利である。なぜならば、支持部は簡単にプラスチックで複雑な形状に製造することができるのに対し、制御部材に関しては、より大きな耐荷重能力および耐屈曲性を得るために、金属材料の方がより良好に適している場合があるからである。特に有利なのは、この構成が上述した本発明による第1の構成と組み合わされている場合である。
本発明の1つの構成では、補償装置の支持部は、手動部材に固定されて配置されていることが想定されていてよい。これにより、支持部は簡単かつ確実に、外部から手動で操作および変位可能である。
本発明の1つの構成では、支持部は、プランジャ案内方向に対して横方向にかつ/または側方に開いた、プランジャ取出し開口を有していることが想定されていてよい。これによりプランジャは、製造時に簡単に挿入可能である。
本発明の1つの構成では、支持部はストッパを形成しており、該ストッパに対して、停止位置において戻し部材がプランジャを押圧していることが想定されていてよい。これにより、所定の停止位置が形成可能である。
択一的に、前記課題は本発明により、第3の独立請求項記載の特徴により解決される。つまり特に、冒頭で述べた形式の弁操作装置における前記課題を解決するためには、‐例えば弁の開放状態において‐弁の弁座と、制御部材の遠位端部との間の最大間隔を調整することができる、調整装置が形成されていることを提案する。この場合、有利には、弁、特に例えばさらに下で説明する弁部材が実施することのできる作動行程を、閉鎖位置と開放位置との間で制限することができる。これにより、弁を完全には開かないようにするために、閉鎖位置と開放位置との間の中間位置を調整することができる。弁座と制御部材の遠位端部との間の最大間隔は、例えば、調整部材により‐例えば補償装置の支持部内にプランジャが進出したときの‐手動部材と制御部材の遠位端部との間の最大間隔が調整可能であるまたは調整されることにより、調整可能であってよい。例えば、このために制御部材は手動部材から独立して、または手動部材は制御部材から独立して、その位置を調整することができるようになっている。択一的または付加的に、弁座と制御部材の遠位端部との間の最大間隔は、手動部材が制御部材と共に位置を調整可能であることにより、調整可能であってもよい。
本発明の1つの構成では、調整装置は、補償装置と手動部材との間に配置されていることが想定されていてよい。これにより、コンパクトな操作装置が形成可能である。よって調整装置は、弁のシールされた領域外に容易に配置可能である。この場合、調整装置が、補償装置と手動部材との間の間隔を調整するように形成されていると、有利である。これにより、支持部内のプランジャの停止位置が移動することから、弁の変位行程を簡単に制限することが達成可能である。
本発明の1つの構成では、調整装置は、移動用ねじ山を有していることが想定されていてよい。これにより、回転操作運動を、結果として前記最大間隔の調整につながる運動へ変換することが可能である。このために手動部材は、好適には回転可能または旋回可能に、特に好適には弁の方に向けられた軸線を中心として支持されている。既に述べた閉鎖部材を操作するために、手動部材は付加的に、特に弁に向かって摺動可能に設けられていてもよい。このことは操作性を軽減する。それというのも、ユーザが押圧による手動操作と、回転による中間位置の調整とを容易に区別することができるからである。
本発明の1つの構成では、調整装置は、進出運動を支援することができる、支援ばねを有していることが想定されていてよい。これにより、円滑な操作性が達成可能である。
本発明の1つの構成では、弁が圧力室を有しており、圧力室は、充填開口を介して弁の流入部に接続されていると共に、流出開口を介して弁の流出部に接続されていることが想定されていてよく、この場合、圧力室を介して、流出部を流入部から分離する、弁の弁部材を押圧することができるようになっており、この場合、流出開口は、閉鎖部材により開閉可能である。つまり、流入部に加えられる水圧に基づき、手動部材を介してもたらされた作動力の増大が生ぜしめられる、サーボアクチュエータが形成されている。この場合、前記補償装置は、圧力室内の圧力が上昇して弁部材が閉鎖位置へ押圧されると、閉鎖部材が弁部材に追従するまたは追従可能であることを可能にする。つまり、閉鎖部材が弁部材と共に可動であることにより、流出開口を閉鎖状態に保つことができる。よって、比較的小さな力を費やす操作が実施可能である。この場合、前記増大は、充填されて圧力を加えられた状態と、放圧されて解放された状態との間を、調整部材を介して切換可能な圧力室により、達成可能であってよい。好適には、閉鎖部材は制御部材の遠位端部に配置されている。これにより、制御部材と閉鎖部材との間の追加的な伝達部材を省くことができる。このことは、設計上の構成を簡単にする。
本発明の1つの構成では、例えば既に述べた弁の圧力室は、手動部材に対してシールによりシールされていることが想定されていてよい。これにより、外部に対する圧力室の閉鎖が簡単に達成可能である。特にこの場合、シールは制御部材に当接していることが想定されていてよい。これにより、圧力室内への制御部材の進入が可能である。この場合、択一的または付加的に、シールは補償装置に当接していることが想定されていてよい。これにより、圧力室内への操作移動手段、特に例えば既に述べた閉鎖部材の択一的な導入が可能である。この場合、シールは好適にはその都度、制御部材と共に動かされる、または例えば既に述べたケーシング部分に固定されている。このことは、構造的に簡単なシールの構成を可能にする。
本発明の1つの構成では、弁部材が、好適には例えば既に述べた圧力室の、例えば既に述べた充填開口を有する弾性的なダイヤフラムに懸吊されていることが想定されていてよい。これにより充填開口を、ダイヤフラムおよび/またはダイヤフラムに取り付けられた弁部材と共に、簡単に動かすことができ、このことは、例えばクリーニングピンによる、作動中のセルフクリーニングを可能にする。
本発明の1つの構成では、例えば既に述べた圧力室が、例えば既に述べたケーシング部分と、例えば既に述べた、ケーシング部分に固定されたダイヤフラムとにより画定されていることが想定されていてよい。これにより、簡単に製造可能な実質的に2シェル型の圧力室が形成可能である。この場合、特に有利なのは、既に述べた手動部材に対するシールとの組み合わせである。特にこの場合は、ダイヤフラムが、ケーシング部分と別のケーシング部分との間に締め込まれていることが想定されていてよい。これにより、ケーシング部分におけるダイヤフラムの、より簡単で密な保持が達成可能である。好適には、別のケーシング部分は少なくとも、流出部を形成している。つまり別のケーシング部分には、別の働き、特に既に述べた弁座を提供する働きを持たせることができる。
本発明の1つの構成では、例えば既に述べた弁の圧力室の、例えば既に述べた流出開口が、制御部材の延長部に配置されていることが想定されていてよい。これにより、例えば既に述べた、流出開口開閉用の閉鎖部材が、制御部材により、特にこの制御部材が棒状であると、簡単かつ直接に制御可能である。
本発明の1つの構成では、例えば既に述べた流入部が、例えば既に述べた流出部から、環状の弁座により、例えば既に述べた弁座により、分離されていることが想定されていてよい。これにより、弁の弁機能が簡単に制御可能である。この場合、弁座は、既に述べた弁部材の支持部として働くことができる。
本発明の1つの構成では、例えば既に述べた流出部は、流出開口の延長部に配置されていることが想定されていてよい。これにより、例えば制御部材、閉鎖部材および弁部材が1つの仮想の線の上に連続的に配置された、省スペース型の構成形式が達成可能である。
本発明の1つの構成では、戻し部材が制御部材を押圧していることが想定されていてよい。これにより、制御部材に戻し力を直接的にもたらすことが達成可能である。また、省スペース型の構成形式も達成可能である。この場合、戻し部材は、例えば引っ張り方向または圧縮方向に押圧することができる。好適には、制御部材は戻し部材により、圧力を加えられている。このことは、戻し力の支持を簡単に達成することのできる、制御部材に沿った小さな構成寸法を可能にする。
本発明の1つの構成では、戻し部材は、例えば既に述べたケーシング部分に支持されていることが想定されていてよい。これにより、固定的な支持部を提供することができる。
択一的または付加的に、本発明の1つの構成では、戻し部材は、手動部材に支持されていることが想定されていてよい。このことは、ケーシング部分における支持が必要とされない、浮動式の支持を可能にする。このことは、例えばスペース状況が狭小な場合に、構造上有利な場合がある。
本発明の1つの構成では、戻し部材は、コイルばねであることが想定されていてよい。これにより、戻し力を構造的に簡単な構成部材により発生させることができる。制御部材に沿った戻し力は、簡単に発生させることができる。好適には、コイルばねは制御部材を収容している。これにより、スペースを節約することができる。
本発明の1つの構成では、手動部材は、手動部材用戻しばねにより押圧されていることが想定されていてよい。有利にはこの場合、補償装置から独立した手動部材の戻しが達成可能である。特にこの場合は、手動部材用戻しばねが、戻し部材よりも大きな力を発生させることが想定されていてよい。これにより、手動部材用戻しばねが、戻し部材の戻し力を克服することができる、ということを簡単に達成することができる。好適には、戻し部材の戻し力と、手動部材用戻しばねの戻し力とは、互いに平行にかつ/または逆方向に向けられている。好適には、手動部材用戻しばねは、例えば既に述べたケーシング部分に支持されていることが想定されている。これにより、手動部材用の固定的な支持部が形成されることになる。
本発明の1つの構成では、手動部材用戻しばねは、コイルばねとして形成されていることが想定されていてよい。コイルばねは、構造的に簡単な構成部材であり、例えば直線的に方向付けられた戻し力を発生させることができる。好適には、手動部材用戻しばねは、制御部材および/または補償装置の周りに係合していることが想定されている。これにより、省スペース式の配置が可能である。
本発明の1つの構成では、手動部材は、補償装置および/または制御部材をフード状に、少なくとも部分的に収容している、または補償装置および/または制御部材にフード状に、少なくとも部分的に上から係合していることが想定されていてよい。これにより、装置の小さな長手方向寸法が達成可能である。
本発明の1つの構成では、手動部材が、制御部材のストッパ点を越えて変位可能であることが想定されていてよい。好適には、補償装置がこの変位を可能にする。有利にはこの場合、双安定調整機構、例えばボールペン機構または心臓形機構等のプッシュ・プッシュロック機構が制御可能であり、この場合、1つの安定位置から別の安定位置への切換は、別の安定位置を越えて変位させ、続いてこの別の安定位置へ戻ることにより、達成可能である。この場合、戻し部材が、支持部とプランジャとの間に必要なスムーズな動きを可能にする。それというのも、制御部材は、弁を例えば閉じる別の安定位置を越えて可動ではないからである。よって戻し部材は同時に、弁を変位させるための操作力をも伝えることができる。
本発明の1つの構成では、手動部材は、制御部材に対して平行に変位可能であることが想定されていてよい。これにより、操作方向と作動方向とが一致し、かつ操作方向に対して横方向の小さな構成寸法が達成可能である。
本発明の1つの構成では、制御部材は棒状に形成されていることが想定されていてよい。これにより、直動的な操作が構造的に簡単に達成可能である。横方向の構成寸法を小さく保つことができる。
本発明の1つの構成では、制御部材は、弁とは反対の側の端部に、横断面拡大部を有していることが想定されていてよい。これにより、制御部材を停止位置において、例えば既に述べた補償ユニットの支持部に保持可能なストッパを形成することができる。
本発明の1つの構成では、制御部材は、摺動可能に配置されていることが想定されていてよい。これにより、制御部材を簡単に直動案内することができる。択一的または付加的に、補償装置が摺動可能に配置されており、これにより、補償装置の直動案内も達成可能であることが想定されていてもよい。
本発明の1つの構成では、制御部材は摺動可能に、例えば既に述べたケーシング部分に支持されていることが想定されていてよい。このことは、制御部材の調整運動の簡単な案内を可能にする。択一的または付加的に、補償装置は摺動可能に、例えば既に述べたケーシング部分に支持されていることが想定されていてもよい。これにより、補償装置を小さな設計手間で案内することができる。
本発明の1つの構成では、支持部および/または手動部材は、双安定調整機構に結合されていることが想定されていてよい。これにより、弁を、それぞれ安定位置を成す開放位置と閉鎖位置との間で調整することができる。例えば、調整機構はプッシュ・プッシュロック機構として、特にボールペン機構および/または心臓形機構として形成されていてよい。このことは、簡単な操作および各位置間の簡単な切換を可能にする。それというのも、ユーザは切換を達成するためには押圧するだけで済むからである。
前記課題を解決するために、本発明に基づき今まで説明してきた、特に上述しかつ/または各請求項のうちのいずれか1つに記載の弁操作装置に対して択一的または付加的に、弁操作装置には、手動部材と、該手動部材を介して操作可能な弁とが備えられており、制御部材は、手動部材と作用結合しており、弁は、制御部材の遠位端部により操作可能であり、制御部材と手動部材との間の作用結合部には、補償装置が配置されており、補償装置は、支持部内で可動に案内されるプランジャを有しておりかつ制御部材に対する手動部材の相対運動を可能にしており、該相対運動に抗して戻し力を生ぜしめる戻し部材が設けられており、弁は、圧力室を有しており、該圧力室は、充填開口を介して弁の流入部に接続されており、かつ流出開口を介して弁の流出部に接続されており、圧力室を介して、流出部を流入部から分離する弁の弁部材を押圧することができるようになっており、流出開口は、閉鎖部材により開閉可能であることが想定されており、流出開口において閉鎖部材によりカバー可能な横断面は、圧力室からの出口における制御部材の横断面よりも大きくなっていることを特徴とする。これにより、例えば圧力室内に押圧衝撃が伝えられた場合に、閉鎖部材が自動的に流出開口から離れ、制御されずに流出開口を解放することが回避可能である。さらに有利には、戻し部材、例えば既に述べた、閉鎖部材をその閉鎖位置へ移動させることのできる戻し部材には、小さなばね力を装備することができる。このことはさらに、手動部材用戻しばね、例えば既に述べた、手動部材の戻し運動を強制する手動部材用戻しばねもやはり、大きなばね力を備えて寸法決めされずに済む、という利点を有している。このようにして、容易に機能する切換特性が達成可能である。
この場合好適には、閉鎖部材は、制御部材の遠位端部に配置されていることが想定されている。これにより、閉鎖部材の制御が‐例えば既に説明した手動部材を介して‐簡単に実施可能である。カバー可能な横断面は、例えば制御部材の横断面の少なくとも2倍の大きさであってよい。例えば、カバー可能な横断面は、閉鎖部材と協働するパイロット弁座により規定されていてよい。
本発明の1つの構成では、弁部材に、閉鎖部材により開閉可能なパイロット弁座が形成されており、流出開口は、流れ方向においてパイロット弁座の下流側に、好適には漏斗状の狭窄部を形成していることが想定されていてよい。有利にはこの場合、流出開口を可能な限り小さく、例えば直径を最大でもパイロット弁座の1/2の大きさ、またはそれどころか最大でも1/4の大きさに形成することができる。
前記課題を解決するために、本発明に基づき今まで説明してきた、特に上述しかつ/または各請求項のうちのいずれか1つに記載の弁操作装置に対して択一的または付加的に、弁操作装置には、手動部材と、該手動部材を介して操作可能な弁とが備えられており、制御部材は、手動部材と作用結合しており、弁は、制御部材の遠位端部により操作可能であり、弁は、圧力室を有しており、該圧力室は、充填開口を介して弁の流入部に接続されており、かつ流出開口を介して弁の流出部に接続されており、圧力室を介して、流出部を流入部から分離する弁の弁部材を押圧することができるようになっており、流出開口は、好適には制御部材の遠位端部に配置された閉鎖部材により開閉可能であることが想定されており、流出開口に、接続管片が取り付けられており、該接続管片は、弁の開放状態においても流出部内に突入していて、開いた弁の主流路から流出開口に向かう逆流を阻止していることを特徴とする。これにより、前記パイロット弁から主流を遮断する、整流式の接続管片が提供されている。よって、主流により生ぜしめられる、パイロット弁の閉鎖に抗する抵抗を減らすことができるようになっている。これにより、主流路内の圧力が高い場合でも、パイロット弁は閉鎖可能である、ということを達成することができる。
本発明の1つの構成では、弁部材が接続管片と共に弁の閉鎖状態で流出部内へ突入する長さは、弁部材の行程高さの少なくとも1.5倍、好適には少なくとも2倍であることが想定されていてよい。
次に、本発明を複数の実施例に基づきより詳しく説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。別の実施例は、個々のまたは複数の保護請求項に記載の特徴および/または実施例に記載の個々のまたは複数の特徴の組み合わせに基づき明らかである。
本発明による弁操作装置の縦断面図であって、この場合、手動部材は、弁の流出開口が閉じられた下部停止位置に配置されている。 図1に示した弁操作装置を、長手方向軸線を中心として90°だけ回動させた断面において示す、別の縦断面図である。 図1に示した弁操作装置の3次元的な外観図である。 図1に相当する縦断面図であって、手動部材は、弁の流出開口が開放された上部停止位置に配置されている。 図4に対し、長手方向軸線を中心として90°回動させた断面を示す、別の縦断面図である。 図1に示した本発明による弁操作装置の分解図である。 本発明による別の弁操作装置の、図1に相当する縦断面図である。 図7に示した弁操作装置の、図2に相当する別の縦断面図である。 図7に示した弁操作装置の3次元的な外観図である。 図7に示した弁操作装置の、図4に相当する縦断面図である。 図10に対して90°だけ回動させられた断面において示す、図5に相当する、図7に示した弁操作装置の縦断面図である。 図7に示した弁操作装置の分解図である。 本発明による別の弁操作装置を、弁の閉鎖位置において示す縦断面図である。 図13の後の弁開放直前位置にある弁操作装置を示す、図13に対応する縦断面図である。 図13の後の開放位置にある弁操作装置を示す、図13および図14に対応する縦断面図である。 図13の後の部分開放された中間位置にある弁操作装置を示す、図13〜図15に対応する縦断面図である。 本発明による別の弁操作装置を、弁の閉鎖切換位置で示す軸方向断面図または縦断面図である。 図17から抜粋した詳細図である。 図17に示した弁操作装置を、弁の開放切換位置で示す図である。
図1および図2には、本発明による弁操作装置1が、互いに90°回動させられた縦断面図で示されている。図3には、弁操作装置1が3次元的な斜視図で示されている。
弁操作装置1は手動部材2を有しており、この手動部材2を用いて、弁操作装置1の内部に配置された弁3を、閉鎖位置と開放位置との間で切り換えることができる。
手動部材2と弁3との間には制御部材4が配置されており、制御部材4は、手動部材2における操作運動を、弁3に伝える。
制御部材4は、遠位端部5において弁3に結合されており、これにより、弁3を制御部材4と共に、開放位置と閉鎖位置との間で切り換えることができる。
手動部材2と制御部材4との間には、補償装置6が形成されており、補償装置6は、手動部材2の操作を制御部材4に伝える。
このために補償装置6は支持部7を有しており、支持部7内ではプランジャ8が滑動可能に、直動案内されている。
このスムーズな動きに基づき、制御部材4は手動部材2に対して相対的に可動である。
制御部材4を好適な休止位置において、手動部材2に対して相対的に保持するためには、戻し部材9が形成されている。この戻し部材9は、制御部材4を、この制御部材4の位置が許す限り、図4および図5に示す停止位置において支持部7内に保持するために、戻し力を生ぜしめる。
これらの図面から、戻し部材9は補償装置6の外側、特に支持部7の外側に配置されていることが判る。これにより、支持部7内でのプランジャ8の滑動が妨害されることを回避することができるようになっている。支持部7内で案内されるプランジャ8は、制御部材4の近位端部10に直接に形成されている。
これに対して補償装置6の支持部7は、係止結合部11を介して手動部材2に固く結合されている。
弁操作装置1の長手方向軸線12により、プランジャ案内方向が規定されており、このプランジャ案内方向に沿って、プランジャ8は支持部7内で摺動可能に案内されている。
前記プランジャ案内方向に対して横方向で、支持部7にプランジャ取出し開口13が設けられており、プランジャ取出し開口13を介して、プランジャ8を制御部材4に対して側方から挿入することができるようになっている。
このことは、制御部材4におけるプランジャ8の一体的な形成を可能にする。
弁3は圧力室14を有しており、圧力室14は、充填開口15を介して弁3の流入部16に接続されている。
充填開口15の閉塞の可能性は、クリーニングピン17により防止される。
よって、流入部16に水圧が加わると直ちに、圧力室14が充填開口15を介して充填される。
圧力室14は流出開口18を介して、弁3の流出部19に接続されている。
弁部材20により、流出部19は流入部16から遮断可能である。
制御部材4は、遠位端部5において閉鎖部材21と結合されている。
弁部材20内には、閉鎖部材21に対応するように流出開口18が形成されており、流出開口18は‐手動部材2の位置に応じて‐閉鎖部材21により閉鎖可能であるか、または開放可能、つまり解放可能である。
つまり閉鎖部材21により、流出開口18が閉じられた場合には圧力室14内で充填開口15を介して圧力を上げるか否か、またはこの上げた圧力を、閉鎖部材21により流出開口18を解放することで再び下げるか否か、が制御可能である。このために流出開口18の開口直径は、充填開口15の開口直径よりも大きく選択されている。
つまり、圧力が上げられると、弁部材20が流出部19に向かって押圧され、これにより、流入部16が流出部19から遮断される。圧力室14が放圧されると(流出開口18が開かれると)、流入部16における圧力が、弁部材20を流入部16から押し離し、この流入部16を解放する。この場合、弁3は、その開放位置へ移動させられている。
この場合、図4および図5には、流出開口18を解放するために、閉鎖部材21が既に流出開口18から外された中間位置が示されている。ただし、圧力室14内の圧力はまだ下がっていないので、弁部材20は引き続き、流出部19を閉じている。
制御部材4は、圧力室14内に配置されている。圧力室14は、手動部材2に対してシール22によりシールされている。この場合、シール22はケーシング部分23に当接しており、補償装置6と共に動かされる。
圧力室14は、弾性的なダイヤフラム24により閉鎖される。ダイヤフラム24は、弁部材20と、弁部材20に形成された充填開口15とを支持している。
つまり、既に述べたケーシング部分23とダイヤフラム24とが、圧力室14を画定している。
この場合、ダイヤフラム24はケーシング部分23と、流入部16と流出部19とを形成する別のケーシング部分25との間に締め込まれている。
図面から、流出開口18と流出部19とは、長手方向軸線12に沿った、つまり制御部材4の変位方向に沿った制御部材4の延長部に相前後して配置されている。
弁部材20による、流出部19の流入部16に対するシールは、弁部材20が、図1および図2に示した閉鎖位置において、圧力室14内の圧力により、流出部19に形成された弁座26に向かって押圧されることにより、達成されている。
戻し部材9はコイルばねとして形成されており、制御部材4に圧力を加えている。この場合、戻し部材9は、支持部7を介して手動部材2に支持されている。
手動部材2は、ケーシング部分23に支持された、手動部材用戻しばね27により押圧される。
この場合、手動部材用戻しばね27は、戻し部材9よりも大きな力を発生させる。
戻し部材9と手動部材用戻しばね27とは両方共、制御部材4を包囲して内部に収容しているコイルばねとして形成されている。
補償装置6も同様に、少なくとも部分的に手動部材用戻しばね27内に配置されている。
手動部材2は、フード形に形成されており、その内部28に補償装置6を収容している。
この場合、手動部材2は、手動部材2に対するストッパを形成しているスリーブ29内に保持される。
図1および図2は、閉鎖位置にある弁3を示しており、閉鎖位置において閉鎖部材21は、流出開口18を閉鎖している。この閉鎖は、弁部材20がまだ弁座26に到達していない時に、既に圧力室14内の圧力を上げるために必要とされている。よってこの時、手動部材2は既に、下部位置に位置していなければならない。ここで弁部材20の惰性走行を可能にするためには、手動部材2が押圧されることで、まずプランジャ8が支持部7内で移動させられる。弁部材20の降下に伴って戻し部材9の伸長力が、プランジャ8をそのストッパに向けて、支持部7内で再び移動させる。
さらに、支持部7におけるプランジャ8の可動性は、手動部材2が、閉鎖部材21により規定された制御部材4の変位行程の終点を越えて移動させられることを可能にする。このことは、プッシュ・プッシュ式ロック機構の場合に有利である。それというのもこの場合には、手動部材を戻すために、(プッシュ運動に関する)下死点または下部安定点を越えることができるようになっているからである。
図1からは図4との比較においてさらに、手動部材2が制御部材4に対して平行に、長手方向軸線12に沿って変位可能である、ということが判る。
支持部7の画定部に対する当接を可能にするために、制御部材4の近位端部10においてプランジャ8は、横断面拡大部30として形成されている。本実施例では、この横断面拡大部30は制御部材4と一体的に結合されており、かつ制御部材4に一体成形されている。
U字形部材32と制御溝33とを備えた双安定調整機構31が、例えばボールペン機構または心臓形機構のプッシュ・プッシュ式ロック機構を形成しており、このプッシュ・プッシュ式ロック機構により、手動部材2をケーシング部分23に対して上部位置(図4おおよび図5)と下部位置(図1および図2)との間で長手方向に沿って押圧することで変位させることができる。
これら2つの調整位置は、説明したように圧力室14内での増圧または減圧に基づき、弁3の閉鎖状態(図1および図2)および開放状態(図4および図5)を生ぜしめる。
図7〜図12には、本発明による弁操作装置の本発明による別の実施例が示されている。機能的および/または構造的に先行実施例の構成部材または機能ユニットと同じまたは同様の構成部材または機能ユニットには同一の符号を付し、再度別個に説明はしない。つまり、図1〜図6に関する構成は、図7〜図12に関する構成に相当する。
図7〜図12に示す実施例は先行実施例と、シール22がケーシング部分23内に固定されていて、制御部材4がケーシング部分23を貫通して外側へ案内されている、という点において相違している。よって補償装置6はシール22の後方に、よって圧力室14の外側に位置している。この場合、シール22は制御部材4に当接している。
図7〜図12に示す実施例は先行実施例とさらに、戻し部材9がケーシング部分23に支持されている、という点において相違している。手動部材2が制御部材4を、流出開口18を開放する上部位置へ移動させることができるようにするために、手動部材用戻しばね27は、戻し部材9よりも強力に形成されている。
制御部材4は摺動可能に、ケーシング部分23に配置されている。図7および図8では再び、弁3の閉鎖位置が示されているのに対し、図10および図11には、弁3の開放位置が示されている。
図7および図8では、閉鎖部材21が流出開口18を閉じているのに対し、図10および図11では、閉鎖部材21が流出開口18を開放しており、これにより圧力室14が放圧される、ということが判る。
図13〜図16には、本発明による弁操作装置のさらに別の実施例が示されている。構造的および/または機能的に先行実施例の構成部材または機能ユニットと同様のまたは同じ構成部材または機能ユニットにはやはり同一の符号を付し、再度別個に説明はしない。つまり、図1〜図12に関する構成は、図13〜図16に関する構成に相当する。
図13〜図16に示す実施例では、まず図13において、閉鎖部材21が流出開口18を閉じている、弁3の閉鎖状態が示されている。つまり、圧力室14内では充填開口15を介して流入部16からの流入により圧力が上昇させられており、この圧力が、弁部材20を弁座26へ押圧する。
図14には、手動部材2が既に上部位置へ移動させられた中間状態が示されている。このことは、手動部材2を押圧することにより行われ、これにより、双安定調整機構31が上部位置へ移動させられる。
この状態で、閉鎖部材21は流出開口18を解放している。ただし、圧力室14内ではまだ圧力が上昇しているので、弁はひとまず、その閉鎖位置に留まっている。
しかしながら流出開口18は‐既に述べたように‐充填開口15よりも大きく寸法決めされているので、圧力室14内の圧力は、流出開口18と流出部19とを介して低下する。
これにより、流入部16における圧力が、ダイヤフラム24を弁部材20と共に持ち上げ、その結果、弁3が開かれることになる。
この状態は、図15に示されている。
図13〜図16に示した実施例は先行実施例とは、補償装置6と手動部材2との間に追加的に調整装置34が形成されている、という点において相違しており、この調整装置34により最大間隔、つまり制御部材4が支持部7から最大に進出させられる時の間隔を、閉鎖部材21と手動部材2との間で調整することができる。このようにして、弁3の開放状態における弁座26と制御部材4の遠位端部9との間の最大間隔、つまり弁座26と遠位端部9もしくは遠位端部9に取り付けられた閉鎖部材21との間の間隔を調整することができるようになっている。つまり、開放状態における弁座26の開口横断面は可変である。
このことは、手動部材2に移動用ねじ山35が形成されていることにより可能にされており、移動用ねじ山35を介して、手動部材2の回転運動を、スリーブ状の中間部材36の、長手方向軸線12に沿った摺動に変換することができる。つまり説明した本実施例では、手動部材2は長手方向軸線12に沿って摺動可能であるだけでなく、付加的に、長手方向軸線12を中心として回転または旋回可能に設けられている。
図16には、図15に比べて下方へずらされた、中間部材36の位置が示されている。
このずれに基づき、補償装置6の支持部7と手動部材2との間の間隔が変化させられる。
これにより、図15に示した状態に比べ、閉鎖部材21は流出開口18のより近くに接近させられる。
このことは、流出開口18の一時的な閉鎖ひいては圧力室14内での再増圧をもたらす。手動部材2は引き続きその上部位置に位置しているため、弁部材20が増圧に基づき弁座26まで押圧されることはなく、流出開口18が再び開かれるまで下方に向かって押圧されるだけに過ぎない。それというのも、閉鎖部材21は手動部材2の位置に基づき、弁部材20が弁座26に到達するまで、弁部材20に引き続き追従することはできないからである。
この開放状態において、圧力室14は再び放圧され、これにより、弁部材20もやはり、再び上方に到達しようとする。よって浮動式の平衡状態が生じ、この平衡状態では流入部16が部分的に開かれているので、図15に比べて減少した流れが流入部16と流出部19との間に生ぜしめられている。つまり、開放状態において図15に比べて減少された、弁座26と制御部材4の遠位端部9との間の最大間隔が生じる、ということが達成されている。
1つの別の実施例では、手動部材2は制御部材4と共に、調整装置34、例えば移動用ねじ山35により、長手方向軸線12に沿って変位可能に配置されており、これにより、弁3の開放状態において遠位端部9を、弁座26のより近くにもたらすことができる、または弁座26から大幅に離間させることができるようになっている。
図13〜図16では支援ばね37が、移動用ねじ山35により制御されている中間部材36からの手動部材2の進出を支援している。
図17〜図19には、本発明による弁操作装置1のさらに別の実施例が示されている。やはり、構造的および/または機能的に先行実施例の構成部材または機能ユニットと同様のまたは同じ構成部材および機能ユニットには同一の符号を付し、再度別個に説明はしない。つまり、図1〜図16に関する構成は、図17〜図19に関する構成に相当する。
この弁操作装置1は先行実施例と、流出開口18において閉鎖部材21によりカバー可能な横断面が拡大されている、という点において相違している。
この場合、横断面は、閉鎖部材21が制御部材4と共に、圧力室14内の内部圧力に基づき閉鎖位置へ移動させられるように、大きくなっている。
このことは、流出開口18において閉鎖部材21によりカバー可能な横断面が、圧力室14からの出口、つまり貫通開口40の領域における制御部材4の横断面よりも大きくなっていることにより、達成される。
流出開口18においてカバー可能な横断面は、閉鎖部材21により開閉可能でありかつ閉鎖部材21と共にパイロット弁46を形成する、パイロット弁座44により規定される。
これにより、戻し部材9は小さなばね力を備えて寸法決めされ得る。これにより、手動部材用戻しばね27もやはり、大きなばね力を備えて寸法決めされずに済む、ということが可能になる。このようにして、容易に機能する切換特性を達成することができる。
流出開口18は、流れ方向においてパイロット弁座44の下流側に狭窄部45を有しており、狭窄部45は、例えば漏斗状であってよく、流出開口18の最も狭い箇所における極めて小さな内径および/または内側横断面をもたらす。
図17〜図19に示した弁操作装置1は先行実施例とさらに、流出開口18に接続管片38が取り付けられている、という点において相違している。この接続管片38は、あらゆる切換状態において、つまり弁3の開放状態においても、流出部19内へ突入しており、開かれた弁3の主流路39から流出開口18に対するまたは流出開口18内への逆流を防いでいる。
接続管片38は一般に、弁座26または流出部19の内径に比べて小さな、例えば最大1/2の外径を有している。
このことは本実施例では、弁部材20が接続管片38と共に、弁3の閉鎖状態において流出部19内へ突入する長さ42、つまり弁座26と接続管片38の自由端部との間の長さ42が、弁部材20の行程高さ43の少なくとも1.5倍、それどころか好適には少なくとも2倍であることにより、達成される。この場合、行程高さ43は、圧力室14の寸法により与えられていてよいか、または別の形式で、例えば弁部材20に対するストッパにより与えられていてよい。
この弁操作装置1において提案されるのは、手動部材2と、弁3を開放位置と閉鎖位置との間で変位させることができる制御部材4との間に、補償装置6を形成する点であり、この補償装置6により、戻し部材9の戻し力に抗して制御部材4を、手動部材2に対して相対的に、この手動部材2に向かってまたは手動部材2から離して移動させることができるようになっており、戻し部材9は、補償装置6の外側に配置されており、かつ/またはプランジャ8が制御部材4に配置されていて、補償装置6の支持部7内で案内されており、付加的または択一的に、調整装置34が形成されており、調整装置34により、制御部材4を手動部材2から離間させることができる、または手動部材2に向かって移動させることができるようになっている。
1 弁操作装置
2 手動部材
3 弁
4 制御部材
5 遠位端部
6 補償装置
7 支持部
8 プランジャ
9 戻し部材
10 近位端部
11 係止結合部
12 長手方向軸線
13 プランジャ取出し開口
14 圧力室
15 充填開口
16 流入部
17 クリーニングピン
18 流出開口
19 流出部
20 弁部材
21 閉鎖部材
22 シール
23 ケーシング部分
24 ダイヤフラム
25 別のケーシング部分
26 弁座
27 手動部材用戻しばね
28 2の内部
29 スリーブ
30 横断面拡大部
31 双安定調整機構
32 U字形部材
33 制御溝
34 調整装置
35 移動用ねじ山
36 中間部材
37 支援ばね
38 接続管片
39 主流路
40 貫通開口
41 弁接続管片
42 長さ
43 行程高さ
44 パイロット弁座
45 狭窄部
46 パイロット弁

Claims (22)

  1. 弁操作装置(1)であって、手動部材(2)と、該手動部材(2)を介して操作可能な弁(3)とを備えており、前記手動部材(2)は、制御部材(4)と作用結合しており、前記弁(3)は、前記制御部材(4)の遠位端部(5)により操作可能であり、前記制御部材(4)と前記手動部材(2)との間の作用結合部には、補償装置(6)が配置されており、該補償装置(6)は、支持部(7)内で可動に案内されるプランジャ(8)を有していて、前記制御部材(4)に対する前記手動部材(2)の相対運動を可能にしており、該相対運動に抗して戻し力を生ぜしめる戻し部材(9)が設けられている、弁操作装置(1)において、
    該戻し部材(9)は、前記補償装置(6)の外側に配置されており、
    前記補償装置(6)の前記支持部(7)は、前記手動部材(2)に固定されて配置されている、ことを特徴とする、弁操作装置(1)。
  2. 弁操作装置(1)であって、手動部材(2)と、該手動部材(2)を介して操作可能な弁(3)とを備えており、前記手動部材(2)は、制御部材(4)と作用結合しており、前記弁(3)は、前記制御部材(4)の遠位端部(5)により操作可能であり、前記制御部材(4)と前記手動部材(2)との間の作用結合部には、補償装置(6)が配置されており、該補償装置(6)は、支持部(7)内で可動に案内されるプランジャ(8)を有していて、前記制御部材(4)に対する前記手動部材(2)の相対運動を可能にしており、該相対運動に抗して戻し力を生ぜしめる戻し部材(9)が設けられている、弁操作装置(1)において、
    前記プランジャ(8)は、前記制御部材(4)の近位端部(10)に形成されており、
    前記補償装置(6)の前記支持部(7)は、前記手動部材(2)に固定されて配置されている、ことを特徴とする、弁操作装置(1)。
  3. 前記支持部(7)は、プランジャ案内方向に対して横方向にかつ/または側方に開いた、プランジャ取出し開口(13)を有しており、かつ/または、前記支持部(7)はストッパを形成しており、該ストッパに対して、前記戻し部材(9)は前記プランジャ(8)を停止位置へ押圧している、請求項1または2記載の弁操作装置(1)。
  4. 弁操作装置(1)であって、手動部材(2)と、該手動部材(2)を介して操作可能な弁(3)とを備えており、前記手動部材(2)は、制御部材(4)と作用結合しており、前記弁(3)は、前記制御部材(4)の遠位端部(5)により操作可能であり、前記制御部材(4)と前記手動部材(2)との間の作用結合部には、補償装置(6)が配置されており、該補償装置(6)は、支持部(7)内で可動に案内されるプランジャ(8)を有していて、前記制御部材(4)に対する前記手動部材(2)の相対運動を可能にしており、該相対運動に抗して戻し力を生ぜしめる戻し部材(9)が設けられている、弁操作装置(1)において、
    前記弁(3)の弁座(26)と、前記制御部材(4)の前記遠位端部(5)との間の最大間隔を調整することができる、調整装置(34)が形成されており、
    前記調整装置(34)は、前記補償装置(6)と前記手動部材(2)との間に配置されており、かつ/または前記補償装置(6)と前記手動部材(2)との間の間隔を調整するように形成されており、かつ/または前記調整装置(34)は、移動用ねじ山(35)および/または進出運動を支援することができる支援ばね(37)を有している、
    ことを特徴とする、弁操作装置(1)。
  5. 前記手動部材(2)は、前記弁(3)に向かって摺動可能に、かつ/または前記弁(3)の方に向けられた軸線を中心として回転可能に配置されている、請求項記載の弁操作装置(1)。
  6. 前記弁(3)は、圧力室(14)を有しており、該圧力室(14)は、充填開口(15)を介して前記弁(3)の流入部(16)に接続されていると共に、流出開口(18)を介して前記弁(3)の流出部(19)に接続されており、前記圧力室(14)を利用して、前記流出部(19)を前記流入部(16)から分離する、前記弁(3)の弁部材(20)を押圧することができるようになっており、前記流出開口(18)は、前記制御部材(4)の前記遠位端部(5)に配置された閉鎖部材(21)により開閉可能である、請求項記載の弁操作装置(1)。
  7. 前記弁(3)の前記圧力室(14)は、前記制御部材(4)に当接していて、前記制御部材(4)と共に動かされるかまたはケーシング部分(23)に固定されたシール(22)、または前記補償装置(6)に当接していて、前記制御部材(4)と共に動かされるかまたはケーシング部分(23)に固定されたシール(22)により、前記手動部材(2)に対してシールされている、請求項記載の弁操作装置(1)。
  8. 前記弁部材(20)は、前記圧力室(14)の前記充填開口(15)を有する弾性的なダイヤフラム(24)に懸吊されている、請求項記載の弁操作装置(1)。
  9. 前記弁(3)の前記圧力室(14)は、前記ケーシング部分(23)と、該ケーシング部分(23)に固定された前記ダイヤフラム(24)とにより画定されており、該ダイヤフラム(24)は、前記ケーシング部分(23)と、少なくとも前記流出部(19)を形成している別のケーシング部分(25)との間に締め込まれている、請求項記載の弁操作装置(1)。
  10. 前記弁(3)の前記圧力室(14)の前記流出開口(18)は、前記制御部材(4)の延長上に配置されている、および/または前記流出部(19)は、前記流出開口(18)の延長上に配置されている、請求項記載の弁操作装置(1)。
  11. 前記流入部(16)は、前記流出部(19)から、環状の前記弁座(26)により分離されている、請求項10記載の弁操作装置(1)。
  12. 前記戻し部材(9)は、前記制御部材(4)を押圧している、請求項11記載の弁操作装置(1)。
  13. 前記戻し部材(9)は、前記ケーシング部分(23)および/または前記手動部材(2)に支持されており、かつ/または前記戻し部材(9)は、ばねである、請求項12記載の弁操作装置(1)。
  14. 前記手動部材(2)は、前記ケーシング部分(23)に支持された手動部材用戻しばね(27)により押圧されており、該手動部材用戻しばね(27)は、前記戻し部材(9)よりも大きな力を発生させるようになっており、かつ/または前記手動部材用戻しばね(27)は、前記制御部材(4)および/または前記補償装置(6)の周りに係合するコイルばねとして形成されている、請求項13記載の弁操作装置(1)。
  15. 前記手動部材(2)は、前記補償装置(6)および/または前記制御部材(4)をフード状に、少なくとも部分的に収容している、または前記補償装置(6)および/または前記制御部材(4)にフード状に、少なくとも部分的に上から係合している、請求項14記載の弁操作装置(1)。
  16. 前記手動部材(2)は、前記制御部材(4)のストッパ点を越えて変位可能であり、かつ/または前記手動部材(2)は、前記制御部材(4)に対して平行に変位可能である、請求項15記載の弁操作装置(1)。
  17. 前記制御部材(4)は、棒状に形成されており、かつ/または前記弁(3)とは反対の側の端部に、横断面拡大部(30)を有しており、かつ/または前記制御部材(4)かつ/または前記補償装置(6)は、摺動可能に配置されており、かつ/または前記ケーシング部分(23)に支持されている、請求項16記載の弁操作装置(1)。
  18. 前記支持部(7)および/または前記手動部材(2)は、双安定調整機構(31)に結合されている、請求項17記載の弁操作装置(1)。
  19. 弁操作装置(1)であって、手動部材(2)と、該手動部材(2)を介して操作可能な弁(3)とを備えており、前記手動部材(2)は、制御部材(4)と作用結合しており、前記弁(3)は、前記制御部材(4)の遠位端部(5)により操作可能であり、前記制御部材(4)と前記手動部材(2)との間の作用結合部には、補償装置(6)が配置されており、該補償装置(6)は、支持部(7)内で可動に案内されるプランジャ(8)を有していて、前記制御部材(4)に対する前記手動部材(2)の相対運動を可能にしており、該相対運動に抗して戻し力を生ぜしめる戻し部材(9)が設けられており、前記弁(3)は、圧力室(14)を有しており、該圧力室(14)は、充填開口(15)を介して前記弁(3)の流入部(16)に接続されており、かつ流出開口(18)を介して前記弁(3)の流出部(19)に接続されており、前記圧力室(14)を利用して、前記流出部(19)を前記流入部(16)から分離する前記弁(3)の弁部材(20)を押圧することができるようになっており、前記流出開口(18)は、前記制御部材(4)の前記遠位端部(5)に配置された閉鎖部材(21)により開閉可能である、弁操作装置(1)において、
    前記流出開口(18)において、前記閉鎖部材(21)によりカバー可能な横断面は、前記圧力室(14)からの出口部分における前記制御部材(4)の横断面よりも大きくなっていることを特徴とする、弁操作装置(1)。
  20. 前記弁部材(20)に、前記閉鎖部材(21)により開閉可能なパイロット弁座(44)が形成されており、前記流出開口(18)は、流れ方向において前記パイロット弁座(44)の下流側に、漏斗状の狭窄部(45)を形成している、請求項19記載の弁操作装置(1)。
  21. 弁操作装置(1)であって、手動部材(2)と、該手動部材(2)を介して操作可能な弁(3)とを備えており、前記手動部材(2)は、制御部材(4)と作用結合しており、前記弁(3)は、前記制御部材(4)の遠位端部(5)により操作可能であり、前記弁(3)は、圧力室(14)を有しており、該圧力室(14)は、充填開口(15)を介して前記弁(3)の流入部(16)に接続されており、かつ流出開口(18)を介して前記弁(3)の流出部(19)に接続されており、前記圧力室(14)を利用して、前記流出部(19)を前記流入部(16)から分離する前記弁(3)の弁部材(20)を押圧することができるようになっており、前記流出開口(18)は、前記制御部材(4)の前記遠位端部(5)に配置された閉鎖部材(21)により開閉可能であるものにおいて、
    前記流出開口(18)に、接続管片(38)が取り付けられており、該接続管片(38)は、前記弁(3)の開放状態においても前記流出部(19)内に突入していて、開いた前記弁(3)の主流路(39)から前記流出開口(18)に向かう逆流を阻止していることを特徴とする、弁操作装置(1)。
  22. 前記弁部材(20)が、前記弁(3)の閉鎖状態で前記接続管片(38)をもって前記流出部(19)内へ突入する長さ(42)は、前記弁部材(20)の行程高さ(43)の少なくとも1.5倍である、請求項21記載の弁操作装置(1)。
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