JP6742594B2 - タイヤ加硫用金型 - Google Patents

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本発明は、ローカバーの加硫成形に使用されるタイヤ加硫用金型に関する。
一般に、空気入りタイヤの製造におけるローカバーの加硫成形には、割りモールドタイプのタイヤ加硫用金型(以下、単に「金型」ともいう。)が使用されている。
図6は閉状態のタイヤ加硫用金型を模式的に示す断面図であり、左右対称の金型の左半分を示している。図6に示すように、タイヤ加硫用金型は、周方向に複数に分割されたトレッドセグメント2と、上下1対のサイドプレート1とを備えている。そして、トレッドセグメント2とサイドプレート1の各々は、タイヤパターンが彫刻されたキャビティ面2a、1aを有している。
ローカバーの加硫成形は、開状態の金型の内部にローカバーを配置して閉状態とした後、ブラダーを膨張させて、ローカバーを各々のキャビティ面1a、2aに押し付けながら加圧加熱することにより行われる。
この加硫成形においては、従来より、金型を閉状態にする途中の閉動作において、トレッドセグメント2とサイドプレート1とが接触する部分(以下、「割り位置3」という)にローカバーが噛み込まれ、噛み込まれた部分にオーバースピューが発生して外観が損なわれるという問題が生じる恐れがあった。
そこで、近年では、図7に示すように、割り位置3に沿って環状の溝部36を設けてローカバーTの噛み込みを防止する技術が提案されている(例えば特許文献1)。この金型の場合、閉動作においてローカバーTのゴムが溝部36の全体に流れ込んだ後に割り位置3に到達し、そのときには既に金型の閉動作が完了しているため、閉動作中にローカバーTが割り位置3に噛み込まれることを抑制することができる。
特開2015―20419号公報
しかしながら、上記した溝部36が設けられた金型を用いた場合、図8(a)に示すように、閉動作においてトレッドセグメント2の角2bにローカバーTが引っ掛かることがある。このような場合、想定よりも多くのゴムが溝部36に入り込んで溝部36に収まらなくなったゴムが割り位置3に噛み込まれてオーバースピューが生じる恐れがある。
また、図8(b)に示すように、閉動作中に溝部36内のエアーを割り位置3の隙間から適切に逃がすことができず、閉状態となった際の溝部36にエアーが閉じ込められて加硫後のタイヤにベアが発生する恐れもある。
そして、これらの問題は、レースタイヤのようなサイド面とトレッド面とが直角に近い状態で交わっているプロファイルのローカバーを加硫成形する際に特に生じやすい。
そこで、本発明は、噛み込み防止のための溝部を割り位置に設けても、閉動作中のローカバーの引っ掛かりや溝部へのエアーの閉じ込みが生じず、従来よりも外観が優れた空気入りタイヤを製造することができるタイヤ加硫用金型を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、
複数に分割されたトレッドセグメントと、上下1対のサイドプレートとを備え、前記トレッドセグメントと前記サイドプレートを合致させたときの割り位置に沿って環状の溝部が設けられているタイヤ加硫用金型であって、
前記割り位置を中心として、前記トレッドセグメント側に向かって10mm、かつ、前記サイドプレート側に向かって10mmの領域において、前記トレッドセグメントおよび前記サイドプレートのキャビティ面が径方向に対して所定の傾斜角度で傾斜していると共に、
前記環状の溝部の前記トレッドセグメント側の壁面と前記サイドプレート側の壁面の両方が、径方向に対して40〜80°の傾斜角度で傾斜しており、
前記溝部よりも径方向内側における前記サイドプレートのキャビティ面に、環状の第2溝部が少なくとも1本設けられており、
前記第2溝部の径方向外側の壁面と径方向内側の壁面の両方が、径方向に対して40〜80°の傾斜角度で傾斜していることを特徴とするタイヤ加硫用金型である。
請求項2に記載の発明は、
前記トレッドセグメントおよび前記サイドプレートのキャビティ面の径方向に対する所定の傾斜角度が、0〜40°であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫用金型である。
請求項3に記載の発明は、
前記溝部の底面の幅が0.5〜1.5mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ加硫用金型である。
請求項4に記載の発明は、
前記溝部の上面の幅が1.0〜3.0mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型である。
請求項5に記載の発明は、
前記キャビティ面からの前記溝部の深さが0.5〜2.5mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型である。
請求項に記載の発明は、
前記第2溝部が1〜5本形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型である。
請求項に記載の発明は、
前記第2溝部の底面の幅が0.0〜1.0mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型である。
請求項に記載の発明は、
前記第2溝部の上面の幅が0.5〜3.0mmであることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型である。
請求項に記載の発明は、
前記キャビティ面からの前記第2溝部の深さが0.5〜1.5mmであることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型である。
本発明によれば、噛み込み防止のための溝部を割り位置に設けても、閉動作中のローカバーの引っ掛かりや溝部へのエアーの閉じ込みが生じず、従来よりも外観が優れた空気入りタイヤを製造することができるタイヤ加硫用金型を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るタイヤ加硫用金型の溝部の壁面の傾斜角度を説明する図である。 本発明の一実施の形態に係るタイヤ加硫用金型の割り位置近傍の傾斜角度を説明する図である。 本発明の一実施の形態に係るタイヤ加硫用金型の第2溝部を説明する図である。 本発明の一実施の形態に係るタイヤ加硫用金型の閉動作における割り位置近傍を示す拡大断面図である。 本発明の一実施の形態に係るタイヤ加硫用金型の閉状態における割り位置近傍を示す拡大断面図である。 閉状態のタイヤ加硫用金型を模式的に示す断面図である。 従来のタイヤ加硫用金型の一例の閉状態の割り位置近傍を示す拡大断面図である。 従来のタイヤ加硫用金型において生じる問題を説明する図であって、(a)はトレッドセグメントの角にローカバーが引っ掛かった状態を示す図であり、(b)は溝部内にエアーが閉じ込められた状態を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施の形態に係るタイヤ加硫用金型を説明する。
1.本実施の形態に係る金型の概要
本実施の形態に係る金型の基本的な構造は従来と同様である。即ち、本実施の形態に係る金型についても、図6に示す金型と同様に、周方向に複数に分割されたトレッドセグメント2と、上下1対のサイドプレート1を備えている。そして、閉状態にした際にトレッドセグメント2とサイドプレート1とが接触する位置に割り位置3が形成され、この割り位置3に環状の溝部が設けられている。
しかし、本実施の形態に係る金型は、割り位置3近傍の構造が従来と異なる。以下、図1〜図3に基づいて、本実施の形態に係る金型の割り位置3近傍の構造を説明する。
図1は溝部の壁面の傾斜角度を説明する図であり、図2は本実施の形態に係る金型の割り位置近傍の傾斜角度を説明する図であり、図3は第2溝部を説明する図である。なお、図1〜図3は、何れも、本実施の形態に係る金型の下側の割り位置近傍を拡大した断面図であり、図中の補助線と符号のみが異なっている。
本実施の形態に係る金型は、環状の溝部6の壁面6a、6bが40〜80°の傾斜角度β1、β2で傾斜している(図1参照)と共に、割り位置3近傍におけるキャビティ面1a、2aが所定の傾斜角度α1で傾斜している(図2参照)点において従来と異なる。
このような形状の金型を用いることにより、噛み込み防止のための溝部6を割り位置3に設けても、図8(a)に示すようなトレッドセグメント2の角2bへのローカバーの引っ掛かりが生じることがなくなり、また、図8(b)に示すような溝部36へのエアーの閉じ込みが生じることもなくなる。この結果、加硫後のタイヤにオーバースピューやベアが発生することを防止して、従来よりも外観が優れた空気入りタイヤを製造することができる。
2.本実施の形態の特徴部分の構造
以下、本実施の形態に係る金型における特徴的な構造を具体的に説明する。
(1)溝部の壁面の傾斜
本実施の形態においては、図1に示すように、環状の溝部6のトレッドセグメント2側の壁面6aとサイドプレート1側の壁面6bの両方が、径方向Rに対して40〜80°の傾斜角度で傾斜していることを第1の特徴とする。
(a)トレッドセグメント側の壁面の傾斜
具体的には、図1に示すように、溝部6の両方の壁面6a、6bの内、トレッドセグメント2側の壁面6aを、金型の径方向Rに対して40〜80°の傾斜角度β1で傾斜させることにより、図4に示すように、閉動作中にローカバーTと接触するトレッドセグメント2の角2bの角度が従来よりも大きくなるため、ローカバーTのゴムがトレッドセグメント2の角2bに引っ掛ることなく閉動作を行うことができるようになる。
この結果、ローカバーのゴムが噛み込まれることを従来よりも防止して、加硫後のタイヤにオーバースピューが発生することを防止することができる。
なお、このとき金型としては、R面取り加工を施した金型を用いることが好ましい。R面取りでは無く通常の面取り加工を施した金型でもローカバーの引っ掛かりを防止する効果を有するが、ローカバー面を滑るようにエアーを逃しつつ金型を閉動作させるためにはR面取り加工を施した金型を用いることが好ましい。
(b)サイドプレート側の壁面の傾斜
また、本実施の形態においては、溝部6のサイドプレート1側の壁面6bも、金型の径方向Rに対して40〜80°の傾斜角度β2で傾斜させている(図1参照)。これにより、図5に示すように、溝部6内のエアーをサイドプレート1の側の壁面6bの傾斜に沿って逃がしながら閉動作が行われるため、溝部6内へのエアーの閉じ込みの発生を防止して、加硫後のタイヤにベアが発生することを防止できる。
(2)割り位置近傍におけるキャビティ面の傾斜
本実施の形態に係る金型は、図2に示すように、割り位置3近傍におけるキャビティ面1a、2aが0〜40°の傾斜角度α1で傾斜していることを第2の特徴とする。
本実施の形態における「割り位置近傍」とは、図2に示すように、割り位置3を中心として、トレッドセグメント2側に向かって10mm、かつ、サイドプレート1側に向かって10mmの領域を指す。なお、「割り位置近傍」をこのような領域とした理由は、この領域外の場合、サイズを問わず、実生産においてローカバーのゴムの噛み込みが発生する恐れがあるためである。
また、本実施の形態における「キャビティ面1a、2aの傾斜角度α1」とは、図2中の直線S1と、金型の径方向Rとがなす角度を指すものである。
そして、上記したように、本実施の形態においては、キャビティ面1a、2aの傾斜角度α1が0〜40°に設定されている。
(3)本実施の形態の効果
以上のように、本実施の形態によれば、噛み込み防止のための溝部を割り位置に設けても、閉動作中のローカバーの引っ掛かりや、溝部へのエアーの閉じ込みが生じることがないため、従来よりも外観が優れた空気入りタイヤを製造することができる。
このとき、溝部6の深さや幅が大き過ぎると、加硫成形中にゴムの吸い上げが発生して、加硫後のタイヤのゴム部分にエアーが残ってスクラップとなる恐れがある。このため、溝部6の深さは0.5〜2.5mm、底面6cの幅は0.5〜1.5mm、上端部分の領域の幅、即ち上面の幅は1.0〜3.0mmの範囲内であることが好ましい。
3.その他の構成
また、図3に示すように、本実施の形態に係る金型では、上記した溝部6の他に、サイドプレート1のキャビティ面1aに環状の第2溝部8、10、12が設けられている。これらの第2溝部8、10、12は、上記した溝部6よりも径方向内側に設けられている。
具体的には、第2溝部8、10、12は、所定の間隔を空けて形成されており、上記した溝部6と同様に、それぞれの壁面が径方向Rに対して40〜80°の傾斜角度β3で傾斜している。これにより、金型の閉動作において溝部6から逃がしたエアーを、第2溝部8、10、12に順次に逃がして排出することができるため、エアー残りによるベアの発生をより確実に防止することができる。
なお、本実施の形態においては、環状の第2溝部が3本設けられているが、第2溝部の本数はこれに限られない。ただし、第2溝部を6本以上形成した場合、タイヤデザイン上の外観が悪くなる恐れがあるため、1〜5本が好ましい。また、第2溝部を3本以上形成すると、加硫後のタイヤの内側にゴム材料の乱れが発生することを防止できるためより好ましい。
また、第2溝部8、10、12についても、深さや幅が大き過ぎると、加硫後のタイヤのゴム部分にエアーが残る恐れがあるため、第2溝部の底面の幅は0.0〜1.0mm、上端部分の領域の幅、即ち上面の幅は0.5〜3.0mm、深さは0.5〜1.5mmの範囲とすることが好ましい。なお、第2溝部の底面の幅0mmはV字溝であることを意味している。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
1.実施例および比較例
(1)実施例1、2
上記した実施の形態に係る金型を用いてローカバーの加硫成形を行うことにより空気入りタイヤを製造した。なお、実施例1、2では、割り位置近傍における溝部の壁面の傾斜角度β1、β2を表1に示すように設定した。また、第2溝部の本数および壁面の傾斜角度β3についても表1に示すように設定した。
(2)比較例
比較例では図7に示した従来の金型を用いてローカバーTの加硫成形を行った。なお、比較例の金型の溝部は、トレッドセグメント側およびサイドプレート側の両側の壁面の傾斜角度を90°に設定した。
2.評価方法および評価結果
(1)オーバースピューの発生に関する評価
実施例1、2および比較例で作製した空気入りタイヤについて、加硫成形中に金型の割り位置と接触していた部分を目視で観察し、オーバースピューの発生率を測定した。また、発生していたオーバースピューの長さと厚みをノギスを使って測定した。結果を表1に示す。
(2)半加硫のタイヤ(ホットプレスカバー)の外観に関する評価
半加硫状態のタイヤ(ホットプレスカバー)を目視で観察し、金型の割り位置と接触していた部分の付近に金型による引っ掛かりの後が生じているか否かを評価すると共に、空気入りタイヤの内側のゴムに乱れが生じているか否かを評価した。結果を表1に示す。なお、ホットプレスカバーとは、セグメント閉時のカバーの状態を確認するために、ローカバーをシェイピングし金型を全閉して、直ぐに金型を開けたときのローカバーを言う。
(3)ベアの発生に関する評価
作製後の空気入りタイヤについて、加硫成形中に金型の割り位置と接触していた部分を目視で観察し、ベアの発生率を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0006742594
表1より、実施例1においては引っ掻き跡もゴムの乱れも無くベアの発生も0%であり、実施例2においてはゴムの乱れが見られるもののベアの発生率は10%に留まっていることが分かる。一方、比較例においては、引っ掻き跡もゴムの乱れも有り、ベアの発生率が30%にも達していることが分かる。また、比較例では100%発生していたオーバースピューが、実施例1、実施例2では大きく低減されており、その大きさも小さいことが分かる。
なお、この後、第2溝部を設けずに、溝部の壁面の角度β1、β2を40°、60°、80°と変化させてベアの発生率を求めたところ、それぞれ、20%、25%、15%であり、第2溝部を設けなくても、比較例に比べてベアの発生率が小さいことが分かった。
以上より、溝部の両方の壁面を径方向に対して40〜80°の傾斜角度で傾斜させることにより、噛み込み防止のための溝部を割り位置に設けても、閉動作におけるローカバーの引っ掛かりや、溝部へのエアーの閉じ込みを防止して従来よりも外観が優れた空気入りタイヤを製造することができることが確認できた。
また、実施例1および実施例2の結果を比較すると、第2溝部の本数を3本以上とすることにより、噛み込みによるオーバースピューの発生を適切に防止できるだけでなく、加硫後のタイヤの内側におけるゴムの乱れも防止できることが確認できた。
そして、実施例1の金型を、実際に空気入りタイヤの製造工程に導入したところ、オーバースピューの発生数を従来よりも1000本/月低減することができ、オーバースピューを除去するカット作業の時間を33時間/月短縮することができた。
以上、本発明を実施の形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
1 サイドプレート
1a サイドプレートのキャビティ面
2 トレッドセグメント
2a トレッドセグメントのキャビティ面
2b トレッドセグメントの角
3 割り位置
6、36 溝部
6a、6b 溝部の壁面
6c 溝部の底面
8、10、12 第2溝部
R 径方向
S1 直線
T ローカバー
α1 割り位置近傍におけるキャビティ面の傾斜角度
β1、β2 溝部の壁面の傾斜角度
β3 第2溝部の壁面の傾斜角度

Claims (9)

  1. 複数に分割されたトレッドセグメントと、上下1対のサイドプレートとを備え、前記トレッドセグメントと前記サイドプレートを合致させたときの割り位置に沿って環状の溝部が設けられているタイヤ加硫用金型であって、
    前記割り位置を中心として、前記トレッドセグメント側に向かって10mm、かつ、前記サイドプレート側に向かって10mmの領域において、前記トレッドセグメントおよび前記サイドプレートのキャビティ面が径方向に対して所定の傾斜角度で傾斜していると共に、
    前記環状の溝部の前記トレッドセグメント側の壁面と前記サイドプレート側の壁面の両方が、径方向に対して40〜80°の傾斜角度で傾斜しており、
    前記溝部よりも径方向内側における前記サイドプレートのキャビティ面に、環状の第2溝部が少なくとも1本設けられており、
    前記第2溝部の径方向外側の壁面と径方向内側の壁面の両方が、径方向に対して40〜80°の傾斜角度で傾斜していることを特徴とするタイヤ加硫用金型。
  2. 前記トレッドセグメントおよび前記サイドプレートのキャビティ面の径方向に対する所定の傾斜角度が、0〜40°であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫用金型。
  3. 前記溝部の底面の幅が0.5〜1.5mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ加硫用金型。
  4. 前記溝部の上面の幅が1.0〜3.0mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型。
  5. 前記キャビティ面からの前記溝部の深さが0.5〜2.5mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型。
  6. 前記第2溝部が1〜5本形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型。
  7. 前記第2溝部の底面の幅が0.0〜1.0mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型。
  8. 前記第2溝部の上面の幅が0.5〜3.0mmであることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型。
  9. 前記キャビティ面からの前記第2溝部の深さが0.5〜1.5mmであることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載のタイヤ加硫用金型。
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