JP6741267B2 - 吊り具 - Google Patents

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Description

本発明は、土留め補強材として用いられる補強リング又は腹起こしなどのH形鋼を吊るのに好適な吊り具に関する。
従来より、都市部や山岳地帯での橋梁基礎工事に際して、深礎工法が採用されている。この深礎工法は、人力又は小型バックホウなどの掘削機械によりライナープレート50、50…及び補強リング51などにより土留め(図10参照)を行いながら掘削を行い、これを型枠として内部に配筋を行い、コンクリートを打設して基礎を構築する工法である。
前記ライナープレート50は、同図10に示されるように、薄鋼板を波加工した部材で上下端部に夫々継手部を有し、地盤の掘り下げに伴って順次、ライナープレート50を接続していくことにより深さ方向に土留めが構築される。土留めとしては、前記ライナープレート50のみで構成される場合もあるが、多くの場合は、土留めの剛性を増すために、適当な間隔で補強リング51が設けられる。この補強リング51としては、H形鋼が用いられており、このH形鋼のウエブ(中間の水平部材)に対して上側及び下側のライナープレート50,50が夫々接続されるようになっている。
また、シールド工法又は推進工法などの立坑を地盤中に構築する際にも、上記深礎工法と同様に、ライナープレート50、50…と補強材(H形鋼)51とにより土留めを行いながら掘削を行い、立坑を構築するようにしている。さらに、地下構造物の構築に当たって、鋼矢板と腹起こし(H形鋼)と切梁等との組み合わせにより土留め壁を構築するようにしている。
前記H形鋼の設置に当たって、クレーン等の揚重機によりH形鋼を吊り降ろし、所定位置にセットすることになるが、この際、H形鋼を吊るために吊り具(吊りクランプ)が用いられる。この吊り具(吊りクランプ)には、各種の用途に応じて横吊り用と縦吊り用とが存在する。横吊り用クランプとは、図11に示されるように、クランプの掴み部が横を向いた状態で吊る構造のクランプ52を言い、縦吊り用クランプとは図12に示されるように、クランプの掴み部が縦を向いた状態で吊る構造のクランプ53を言う。
前記横吊り用クランプ52としては、例えば下記特許文献1に、横方向に開口するワーク挿入口を有する本体と、本体に対してカムボルトで回動自在に連結されるカムと、ワーク挿入口を挟んでカムと略対向する位置において本体に設けられる受け金と、カムに連結される吊環とを有し、吊り上げようとするワークの端部を本体のワーク挿入口に挿入した状態で吊環をクレーンで巻き上げたときにカムがカムボルトを中心として一方向に回転してカム先端歯がワーク挿入口にせり出し、ワークをカムと受け金との間で締め付けて挟持するクランプにおいて、リンクが、その下端において前記カムの基端部に対して第一の垂直面において回動自在に連結されると共に、その上端において前記吊環に対して前記第一の垂直面に略直交する第二の垂直面において回動自在に連結されており、且つ、吊環の下方には本体の幅よりも両側外方に突出する羽根が設けられ、ワークを挟持したクランプの吊り角度が所定角度以上傾いたときに羽根が本体の上端部に当接するようにしたクランプが開示されている。
また、前記縦吊り用クランプ53としては、下記特許文献2に、開口部を挟んで両側に脚部を有するクランプ本体と、クランプ本体に連結される吊り環と、クランプ本体の一方の脚部から開口部に突出して設けられる受け金と、クランプ本体の他方の脚部から開口部にせり出すように回転可能に設けられるカムと、クランプ本体の開口部にワークを挿入した状態で吊り環を介してクランプ本体を吊り上げたときにカムを開口部にせり出すように回転させてワークを受け金とカムとの間に挟んで締め付けるように構成された吊りクランプにおいて、クランプ本体を構成する一対の本体板の少なくともいずれか一方に、インメタル型のRFIDタグが、その表面を該本体板の外面に露出させた状態で埋設されている吊りクランプが開示されている。
特開2012−86974号公報 特開2014−227259号公報
しかしながら、図10に示されるように、H形鋼を横吊りした場合は、設置位置でH形鋼を軸芯回りに90度回転させなければならず、設置に多くの手間が掛かることになっていた。
また、図11に示されるように、H形鋼を縦吊りした場合は、設置状態と向きが合っているため回転させる必要は無いが、上部側に設置済みのライナープレート50が存在しているため、吊りチェーン54とライナープレート50とが干渉することになり、吊った状態で正規の設置位置にH形鋼を位置決めすることができないという問題があった。仮に、上部側の設置済みのライナープレート50との干渉を避けるために、仮にH形鋼の片側のフランジだけを縦吊り用クランプ53で吊持した場合は、今度はH形鋼を水平状態(H形綱のウエブが水平となる状態)に保持することはできず、部材長手方向軸回りに回転し傾いてしまうという問題が発生することになる。
さらに、前記H形鋼として、深礎工法では一般的に平面視で円弧状のH形鋼を組み合わせて全体でリング状としているが、立坑や地下構造物構築のための土留め壁の場合は平面形状を小判状とする場合があり、この場合は直線状のH形鋼とアーチ状のH形鋼とを組み合わせることになるため、これら直線状のH形鋼とアーチ状のH形鋼とを同じ吊り具によって共用できれば作業性が格段に向上することになる。
そこで本発明の主たる課題は、H形鋼の片側フランジを把持して吊持できるようにした吊り具を提案するとともに、これを基本構造とし、各種アタッチメントを取り付けることにより、上側に障害物(ライナープレートや上段側に設置したH形鋼)があってもこれらに干渉させることなく、正規の設置位置に水平状態で位置決めしたり、直線状のH形鋼を傾かせることなく水平状態で吊持したり、さらにアーチ状のH形鋼を傾かせることなく水平状態で吊持できるようにした多用途型の吊り具を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、水平配向の上弦材と、この上弦材の両端部に夫々連結され下方側に延びる左右一対の鉛直材と、これら鉛直材の下端同士を繋ぐ水平配向の下弦材と、前記上弦材の中央部に設けられた吊り支点部材と、前記上弦材の中央部に、開口端を上弦材位置又はその近傍として前記上弦材に直交する方向に沿って配置された上部側円筒状部材と、前記下弦材の中央部に、一方端を下弦材位置又はその近傍として前記下弦材に直交する方向に沿って配置され他方端が開口とされる下部側円筒状部材と、前記左右一対の鉛直材に夫々設けられた上下一対のクランプとからなり、
前記上下一対のクランプの内、下側クランプは前記鉛直材回りに回転可能に支持されるとともに、H形鋼のフランジの下辺を嵌合させるために上向きU字状断面の下側嵌合保持部を有し、
一方、上側クランプは前記鉛直材に沿って上下方向に移動可能かつ前記鉛直材回りに回転可能に支持されるとともに、H形鋼のフランジの上辺を嵌合させるために下向きU字状断面の上側嵌合保持部を有し、
前記下側嵌合保持部及び上側嵌合保持部の内の少なくとも一方側に、嵌合されたH形鋼の固定手段を備えることを特徴とする吊り具が提供される。
上記請求項1記載の発明では、吊り具を、水平配向の上弦材と、この上弦材の両端部に夫々連結され下方側に延びる左右一対の鉛直材と、これら鉛直材の下端同士を繋ぐ水平配向の下弦材とからなるフレーム枠状の構造とし、前記上弦材の中央部に、揚重機からの吊索を掛止させる吊り支点部材を設け、前記上弦材の中央部に、開口端を上弦材位置又はその近傍として前記上弦材に直交する方向に沿って配置された上部側円筒状部材を設け、前記下弦材の中央部に、一方端を下弦材位置又はその近傍として前記下弦材に直交する方向に沿って配置され他方端が開口とされる下部側円筒状部材を設け、さらに前記左右一対の鉛直材に夫々、上下一対のクランプを設けるようにする。
そして、前記上下一対のクランプの内、下側クランプは前記鉛直材回りに回転可能に支持されるとともに、H形鋼のフランジの下辺を嵌合させるために上向きU字状断面の下側嵌合保持部を有し、一方、上側クランプは前記鉛直材に沿って上下方向に移動可能かつ前記鉛直材回りに回転可能に支持されるとともに、H形鋼のフランジの上辺を嵌合させるために下向きU字状断面の上側嵌合保持部を有し、前記下側嵌合保持部及び上側嵌合保持部の内の少なくとも一方側に、嵌合されたH形鋼の固定手段を備えるようにする。
従って、前記鉛直材に夫々設けられた上下一対のクランプによって、H形鋼の片側フランジの下辺を前記下側嵌合保持部によって嵌合保持させ、その上辺を前記上側嵌合保持部によって嵌合保持させるようにして吊り具をクレーンによって吊持すると、H形鋼を片側のフランジ部分だけで吊持できるようになるため、このH形鋼をライナープレートなどの設置済みの部材と干渉させることなく、正規の設置位置に位置決めできるようになる。また、前記下側クランプ及び上側クランプは、前記鉛直材回りに回転可能に支持されているため、様々な曲率半径のH鋼材に対して対応できるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記下部側円筒状部材に他方端開口から挿入される筒状部材からなる、H形鋼を取付位置に該H形綱のウエブが水平となる状態で位置決めするためのアタッチメントが取り付けられた請求項1記載の吊り具が提供される。
上記請求項2記載の発明は、比較的重量の嵩むH形鋼を吊持した場合には、吊り支点とH形鋼の重心とがずれていることによりH形鋼に傾きが生じる。従って、請求項1に係る吊り具を基本構造として、上部側に設置済みのライナープレートやH形鋼が存在する場合に、これらとの干渉を避けて前記H形鋼を設置できるように回転用アタッチメントを取り付けたものである。具体的には、事前に、前記筒状部材を前記下部側円筒状部材に他方端開口から挿入しておく。前記吊り支点部材で吊持した状態では、吊り支点とH形鋼の重心位置がずれているため、H形鋼は傾くことになるが、この状態から前記筒状部材を人力により把持し壁面側に押し出すことによりH形鋼を回転させて、取付位置に該H形綱のウエブが水平となる状態で位置決めできるようになる。
請求項3に係る本発明として、前記上部側円筒状部材に開口端から挿入され、所定の挿入深さ位置でボルト固定可能とされる筒状部材と、この筒状部材の反挿入側の露出部分に設けられた第2吊り支点部材とからなる、H形鋼を該H形綱のウエブが水平となる状態でためのアタッチメントが取り付けられた請求項1記載の吊り具が提供される。
上記請求項3記載の発明は、H形鋼を傾かせることなく水平状態で吊持するため、請求項1に係る吊り具を基本構造として、水平吊りに対応させるようにアタッチメントを取り付けたものである。具体的には、前記上部側円筒状部材に開口端から挿入され、所定の挿入深さ位置でボルト固定可能とされる筒状部材と、この筒状部材の反挿入側の露出部分に設けられた第2吊り支点部材とからなる水平吊り用アタッチメントを取り付ける。従って、前記第2吊り支点部材の位置をH形鋼の重心の鉛直線上に位置させるように前記筒状部材の挿入深さを調整して固定することにより、H形鋼を傾かせることなく該H形綱のウエブが水平となる状態で吊持できるようになる。
請求項4に係る本発明として、前記上部側円筒状部材に外嵌され、該上部側円筒状部材方向に沿って移動自在とされるとともに、上面側に第3吊り支点部材が設けられ、下面側にナット状部材が設けられた移動式吊り支点と、前記ナット状部材に螺合され軸芯回りに回転自在とされる送りネジとからなる、アーチ状H形鋼を該アーチ状H形綱のウエブが水平となる状態でためのアタッチメントが取り付けられた請求項1記載の吊り具が提供される。
上記請求項4記載の発明は、アーチ状H形鋼を吊持する場合は、重心が断面内になく吊り支点からずれているためH形鋼に傾きが生じる。従って、請求項1に係る吊り具を基本構造として、アーチ状H形鋼を水平状態で吊持できるようにアタッチメントを取り付けたものである。具体的には、前記上部側円筒状部材に外嵌され、該上部側円筒状部材方向に沿って移動自在とされるとともに、上面側に揚重機からの吊索を掛止させる第3吊り支点部材が設けられ、下面側にナット状部材が設けられた移動式吊り支点と、前記ナット状部材に螺合され軸芯回りに回転自在とされる送りネジとからなるアタッチメントを取り付ける。前記送りネジを正又は逆方向に回転させることにより前記移動式吊り支点を移動させることができ、前記移動式吊り支点の位置をアーチ状H形鋼の重心の鉛直線上に位置させるように位置決めすることにより、アーチ状H形鋼を傾かせることなく該アーチ状H形綱のウエブが水平となる状態で吊持できるようになる。
請求項5に係る本発明として、前記鉛直材は断面円形のロッド状部材からなり、前記下側クランプ及び上側クランプは前記ロッド状部材が挿通される円形の貫通孔を備えることにより前記鉛直材回りに回転可能に支持されている請求項1〜4いずれかに記載の吊り具が提供される。
上記請求項5記載の発明では、前記下側クランプ及び上側クランプを鉛直材回りに回転可能に支持する具体的態様について示したものである。具体的には、前記鉛直材は断面円形のロッド状部材からなり、前記下側クランプ及び上側クランプは前記ロッド状部材が挿通される円形の貫通孔を備えることにより前記鉛直材回りに回転可能に支持されている。
請求項6に係る本発明として、前記固定手段は、前記上向きU字状断面の下側嵌合保持部及び/又は前記下向きU字状断面の上側嵌合保持部の外面側から螺入させ、先端をH形鋼の外面に当接させたボルト部材とされる請求項1〜5いずれかに記載の吊り具が提供される。
上記請求項6記載の発明では、前記固定手段の具体的態様について規定したものである。前記固定手段としては、前記上向きU字状断面の下側嵌合保持部及び/又は前記下向きU字状断面の上側嵌合保持部の外面側から螺入させ、先端をH形鋼の外面に当接させたボルト部材とすることができる。
以上詳説のとおり本発明によれば、H形鋼の片側フランジを把持して吊持できるようにした吊り具を提案することができる。また、これを基本構造とし、各種アタッチメントを取り付けることにより、上側に障害物(ライナープレートや上段側に設置したH形鋼)があってもこれらに干渉させることなく、正規の設置位置に水平状態で位置決めしたり、直線状のH形鋼を傾かせることなく水平状態で吊持したり、さらにアーチ状のH形鋼を傾かせることなく水平状態で吊持できるようにした多用途型の吊り具を提供することができる。
本発明に係る吊り具1を示す側面図である。 本発明に係る吊り具1を示す背面図(図1のII-II線矢視図)である。 上側クランプ9を示す、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は右側面図である。 下側クランプ10を示す、(A)は側面図、(B)は底面図、(C)は右側面図である。 本発明に係る吊り具1によるH形鋼の設置要領図である。 回転用アタッチメント30を取り付けた吊り具1によるH形鋼の設置要領図(A)(B)である。 水平吊り用アタッチメント31を取り付けた吊り具1の側面図である。 アーチ状H形鋼用アタッチメント34を取り付けた吊り具1の側面図である。 アーチ状H形鋼用アタッチメント34を取り付けた吊り具1によるアーチ状H形鋼の吊り要領図である。 深礎工法における土留めの拡大断面図である。 横吊り用クランプ52による吊り状態を示す斜視図である。 縦吊り用クランプ53による吊り状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔吊り具1の基本構造〕
本発明に係るH形鋼の吊り具1は、図1及び図2に示されるように、水平配向の上弦材2と、この上弦材2の両端部に夫々連結され下方側に延びる左右一対の鉛直材3,4と、これら鉛直材3,4の下端同士を繋ぐ水平配向の下弦材5と、前記上弦材2の中央部に設けられた吊り支点部材6と、前記上弦材2の中央部に、開口端を上弦材位置又はその近傍として前記上弦材に直交する方向に沿って配置された上部側円筒状部材7と、前記下弦材5の中央部に、一方端を下弦材位置又はその近傍として前記下弦材5に直交する方向に沿って配置され他方端が開口とされる下部側円筒状部材8と、前記左右一対の鉛直材3,4に夫々設けられた上下一対のクランプ9、10(11、12)とからなる。
以下に、更に具体的に詳述する。
前記水平配向の上弦材2は、鋼製の角型パイプが用いられ、両端部にそれぞれ前記鉛直材3,4を挿通するための鉛直方向の通孔2a、2bが設けられているとともに、中央の下面に後述の索材13を連結するためのフック2cが設けられている。また、前記上弦材2の下面側両側部にはそれぞれ、上側クランプ9,11を上端側位置で仮保持するための掛止具16、16が設けられている。
前記鉛直材3、4は、鋼製で断面が円形のロッド状部材が用いられている。前記鉛直材3の上端部を前記上弦材2の通孔2aに挿通させた状態で、上弦材2の上下面に夫々、プレート14,15を配設し、前記鉛直材3と溶接付けすることにより下方側に延びる鉛直材3が上弦材2に対して連結されている。前記鉛直材4についても同様の方法により前記上弦材2に対して連結されている。なお、鉛直材3,4の上端部にネジ加工を施しておき、ナット部材(図示せず)によって前記上弦材2を挟むようにして鉛直材3,4を上弦材2に対して連結するようにしてもよい。
前記下弦材5は、両端部は水平板状を成し、中間部が断面逆L字状を成す鋼材が用いられており、前記両端部には鉛直材3,4を挿通させる通孔5a、5bが形成されている。前記鉛直材3,4の下端部には周面にネジ加工が施されており、前記下弦材5の通孔5a,5bにそれぞれ鉛直材3,4を通したならば、ナット部材17を螺設することにより前記鉛直材3,4の下端同士を繋ぐように水平配向の下弦材5が設けられている。
前記吊り支点部材6は、前記吊り支点部材2は、揚重機(クレーン等)のフックを直接的又は間接的に掛止させるための部材である。前記「直接的又は間接的」とは、揚重機のフックを直接的に吊り支点部材6に掛止させる場合が直接的であり、揚重機のフックとの間に別の吊りロープ、吊りワイヤー、シャックルなどを介して掛止させる場合が間接的である。本形態例では、前記吊り支点部材6は前記上部側円筒状部材7と一体的構造となっている。すなわち、上弦材2の前後面を挟むように配置された側板19,20の上部に前記上部側円筒状部材7が固定され、その上側に前記側板19,20の間に吊り支点部材6が設けられた部材で構成され、前記側板19,20を上弦材2の前後面を挟むように鞍掛けし、水平方向から前後方向に貫通させたボルト部材22とナット部材23とによって締結するようにして取り付けられている。前記上部側円筒状部材7は、開口端を上弦材位置又はその近傍として配置されており、後端面は蓋板7bにより封鎖され、後述するアーチ状H形鋼用のアタッチメントを取り付けるためのボルト21、21が設けられている。また、この上部側円筒状部材7の中間には側面部には、後述の水平吊り用アタッチメント31を固定するためにボルト孔7aが設けられている。
なお、本形態例では、前記上部側円筒状部材7と、前記吊り支点部材6とを一体的構造としたが、前記上弦材2の下面側に前記上部側円筒状部材7を分離して設けるようにしてもよい。
一方、前記下部側円筒状部材8は、一方端(前面側:H形鋼吊持側)を下弦材位置又はその近傍として前記下弦材5に直交する方向に沿って配置され、プレート24を介して溶接付けによって下弦材5に固定されている。この下部側円筒状部材8の他方端(背面側)は開口とされるが、一方端(前面側)は蓋板によって封鎖しても良いし、開口のままとしてもよい。前記下部側円筒状部材8の他方端側の上部にはフック8aが設けられており、前記上弦材2のフック2cとの間をワイヤ又はチェーンなどの索材13により連結している。
次に、前記鉛直材3,4に設けられた上下一対のクランプ9,10(11、12)について説明する。代表的に上下一対のクランプ9,10について説明を行う。クランプ11,12についてはクランプ9,10に対して左右方向に対称構造である。
上下一対のクランプ9,10の内、上側クランプ9は、図3に示されるように、平面視(図3(B))で略L字状を成す部材であり、前記鉛直材3が挿通される円形孔9aと、H形鋼のフランジの上辺を嵌合させるために下向きU字状断面の上側嵌合保持部9bを有し、更に、外面側から前記上側嵌合保持部9bに貫通する雌ネジ孔9cを有する。前記上側クランプ9は、円形孔9aに鉛直材3が挿通された状態で設けられており、鉛直材3に沿って上下方向に移動可能となっているとともに、鉛直材3回りに回転可能に支持されている。また、前記雌ネジ孔9cに対して螺入させたボルト部材25の先端をH形鋼の外面に当接させることによりH形鋼の固定手段としている。
一方、下側クランプ10は、図4に示されるように、底面視(図4(B))で略L字状を成す部材であり、前記鉛直材3が挿通される円形孔10aと、H形鋼のフランジの下辺を嵌合させるために上向きU字状断面の下側嵌合保持部10bを有し、更に、外面側から前記下側嵌合保持部10bに貫通する雌ネジ孔10cを有する。前記下側クランプ10は、円形孔10aに鉛直材3が挿通された状態で設けられており、鉛直材3に沿って上下方向に移動可能となっているとともに、鉛直材3回りに回転可能に支持されている。また、前記雌ネジ孔10cに対して螺入させたボルト部材26の先端をH形鋼の外面に当接させることによりH形鋼の固定手段としている。
前記上側クランプ9及び下側クランプ10について、前記鉛直材3回りに回転可能に支持するようにするのは、様々な曲率半径のH形鋼に対して対応できるようにするためである。また、上側クランプ9を前記鉛直材3に沿って上下方向に移動可能とするのは、H形鋼を上下のクランプ9,10で保持する際、上側クランプ9を上方側に移動させる必要があるからである。本形態例の構造では下側クランプ10も実際には前記鉛直材3に沿って上下方向に移動可能となっているが、これを構造的条件とはしない。下側クランプ10については上下方向に移動不能な状態で鉛直軸回りに回転可能に支持されていてもよい。前記上側クランプ9については、上方向に移動させた際に、勝手に落ちてこないように掛止具16によって仮保持できるようにすると作業上便利である。
更に、前記上側クランプ9及び下側クランプ10のそれぞれに対して、固定手段としてボルト部材25,26を設けるようにしたが、前記上側クランプ9及び下側クランプ10の内の一方側のみに前記ボルト部材25,26を設けるようにしてもよい。
(H形鋼の吊り要領及び設置要領)
次に、前記吊り具1によるH形鋼18の吊り要領及び設置要領について説明する。
図1に示されるように、H形鋼18は、相対的に掘削部壁面側に位置する外側フランジ18aと、相対的に掘削部の内側に位置する内側フランジ18bと、これら両フランジ18a,18bを繋ぐウエブ18cとからなるH断面の形鋼である。
前記下側クランプ10,12をそれぞれ、H形鋼18の長手方向に合わせるように鉛直材3,4回りに回転させた後、上側クランプ9,11を上方向に移動させた状態で、下側クランプ10,12の下側嵌合保持部10bに対してH形鋼18の内側フランジ11bの下辺を嵌合させたならば、上側クランプ9,11を下側に降ろしてH形鋼18の内側フランジ11bの上辺を上側嵌合保持部9bに嵌合させるようにしてから、下側クランプ10,12のボルト部材26を螺入させてH形鋼18を堅固に固定するとともに、上側クランプ9,11のボルト部材25を螺入させてH形鋼18を堅固に固定する。
次に、揚重機からの吊索を前記吊り支点部材6の掛止孔に掛止させて吊持する。そして、図5に示されるように、掘削底部まで吊り降ろしたならば、正規の設置位置に水平状態で位置決めする。この際、本吊り具1では、H形鋼18の内側フランジ11bのみを吊持するものであるため、設置済みのライナープレート27やH形鋼18に干渉することなく、H形鋼18を正規の設置位置に位置決めすることができる。
前記H形鋼18を位置決めしたならば、設置済みのライナープレート27の下端の継手部をウエブ11cの上面にあてがうとともに、H形鋼18のウエブ11cの下面側に新規のライナープレート27を設置し、これらをボルトによって連結する。
〔回転用アタッチメント30を取り付けた吊り具1〕
前記H形鋼18が比較的、小断面かつ軽量である場合は、上記基本構造の吊り具1によってH形鋼18を若干の傾き状態で吊持することが可能であるが、H形鋼18が比較的大きな断面で重量が嵩む場合は、前記吊り支点部材6の位置とH形鋼18との重心位置が鉛直方向にずれているため、図6に示されるように、吊り上げたH形鋼18が大きく傾くことになる。この状態では、前記H形鋼18を正規の設置位置に位置決めすることが困難となるため、吊り上げた前記H形鋼18を水平状態まで回転させる回転用アタッチメント30を取り付けることにより前記H形鋼18を水平状態に姿勢を直し、正規の設置位置に位置決めすることが可能となる。
回転用アタッチメント30は、図6に示されるように、吊り具1の前記下部側円筒状部材8に他方端開口から挿入される筒状部材30からなる。事前に、前記筒状部材30を前記下部側円筒状部材8に他方端開口から挿入しておく。前記吊り支点部材6で吊持した状態では、吊り支点とH形鋼18の重心位置がずれているため、図示のように、H形鋼18は大きく傾くことになるが、この状態から前記筒状部材30を人力により把持し壁面側に押し出すことにより、図6(B)に示されるように、H形鋼18を取付位置に水平状態で位置決めできるようになる。
〔水平吊り用アタッチメント32を取り付けた吊り具1〕
H形鋼18を傾かせることなく水平状態で吊持したい場合がある。この場合は、前記吊り具1を基本構造として、吊り支点位置と前記H形鋼18の重心位置との鉛直方向位置を調整できるようにした水平吊り用アタッチメント31を取り付けるようにする。
水平吊り用アタッチメント32は、図7に示されるように、前記吊り具1の上部側円筒状部材7に開口端から挿入され、所定の挿入深さ位置でボルト固定可能とされる筒状部材32と、この筒状部材32の反挿入側の露出部分に設けられた第2吊り支点部材33とからなる。具体的には、前記筒状部材32は、上部側円筒状部材7の内径よりも僅かに小さい外径を有する鋼製の筒状部材であり、挿入側に複数の、図示例では4つのボルト通孔32aが設けられている。また、反挿入側の露出部分には第2吊り支点部材33が設けられている。前記筒状部材32を挿入し、H形鋼18の重心Gと鉛直方向位置が合うように前記第吊り支点部材33を位置決めしたならば、吊り具1の上部側円筒状部材7に形成されたボルト孔7aからボルトを挿入し、前記ボルト通孔32aのいずれかに通すことにより前記筒状部材32が固定される。
そして、前記第2吊り支点部材33に揚重機からの吊りワイヤーを掛けて吊持すると、前記第2吊り支点部材33とH形鋼18の重心位置とが鉛直方向に合っているため、H形鋼18を傾かせることなく水平状態で吊持することが可能となる。
なお、前記筒状部材32の挿入深さの調整は、前記複数のボルト通孔32aの位置によって行われるため、前記第2吊り支点部材33とH形鋼18の重心位置とを完全に一致させることはできない場合があるが、若干のずれであればH形鋼18の傾きは僅かであり、施工上の問題は生じない。
〔アーチ状H形鋼用アタッチメント34を取り付けた吊り具1〕
深礎工法や円形又は小判形立坑の土留め壁に用いられるH形鋼は、掘削部壁面の形状に合わせた曲率半径を有するように平面視でアーチ状を成している。このアーチ状H形鋼の重心位置は断面内にはないため、前記吊り具1で吊持した場合、アーチ状H形鋼は大きく傾くことになる。アーチ状H形鋼を傾かせることなく水平状態で吊持するためには、吊り支点の位置と前記アーチ状H形鋼の重心位置との鉛直方向位置を一致させる必要があり、そのために前記吊り具1にアーチ状H形鋼用アタッチメント34を取り付けるようにする。
前記アーチ状H形鋼用アタッチメント34は、図8に示されるように、吊り具1の上部側円筒状部材7に外嵌され、該上部側円筒状部材7の軸方向に沿って移動自在とされるとともに、上面側に第3吊り支点部材35Aが設けられ、下面側にナット状部材35Bが設けられた移動式吊り支点35と、前記ナット状部材35Bに螺合され軸芯回りに回転自在とされる送りネジ36とからなる。前記送りネジ36は、上部側円筒状部材7の後端面にボルト21により固定された支持板37により一端が支持され、前記吊り具1の吊り支点部材6の側板19,20を固定しているボルト部材22を取り外し、送りネジ36を貫通させてナット38により他端側を支持するようにしている。この送りネジ36の回転は、レンチなどにより手動により行うことも可能であるが、電動モーターを取り付けて機械駆動により回転させるようにしてもよい。
アーチ状H形鋼39を吊り上げるにあたっては、図9に示されるように、前記送りネジ36を正又は逆方向に回転させることにより前記移動式吊り支点35を移動させ、前記移動式吊り支点35の位置をアーチ状H形鋼39の重心Gの鉛直線上に位置させることにより、アーチ状H形鋼39を傾かせることなく水平状態で吊持することが可能となる。
〔他の形態例〕
(1)本吊り具1は、土留め壁用のH形鋼のための吊り具として好適なものであるが、種々の建築工事においてH形鋼を壁面に対して取り付ける工事に対しても適用が可能である。また、T形鋼などを横T字状態で吊る場合に対しても適用が可能である。
1…吊り具、2…上弦材、3・4…鉛直材、5…下弦材、6…吊り支点部材、7…上部側円筒状部材、8…下部側円筒状部材、9・10(11・12)…上下一対のクランプ、13…索材、16…掛止具、18…H形鋼、19・20…側板、30…回転用アタッチメント(筒状部材)、31…水平吊り用アタッチメント、32…筒状部材、33…第2吊り支点部材、34…アーチ状H形鋼用アタッチメント、35…移動式吊り支点、35A…第3吊り支点部材、35B…ナット状部材、36…送りネジ、39…アーチ状H形鋼

Claims (6)

  1. 水平配向の上弦材と、この上弦材の両端部に夫々連結され下方側に延びる左右一対の鉛直材と、これら鉛直材の下端同士を繋ぐ水平配向の下弦材と、前記上弦材の中央部に設けられた吊り支点部材と、前記上弦材の中央部に、開口端を上弦材位置又はその近傍として前記上弦材に直交する方向に沿って配置された上部側円筒状部材と、前記下弦材の中央部に、一方端を下弦材位置又はその近傍として前記下弦材に直交する方向に沿って配置され他方端が開口とされる下部側円筒状部材と、前記左右一対の鉛直材に夫々設けられた上下一対のクランプとからなり、
    前記上下一対のクランプの内、下側クランプは前記鉛直材回りに回転可能に支持されるとともに、H形鋼のフランジの下辺を嵌合させるために上向きU字状断面の下側嵌合保持部を有し、
    一方、上側クランプは前記鉛直材に沿って上下方向に移動可能かつ前記鉛直材回りに回転可能に支持されるとともに、H形鋼のフランジの上辺を嵌合させるために下向きU字状断面の上側嵌合保持部を有し、
    前記下側嵌合保持部及び上側嵌合保持部の内の少なくとも一方側に、嵌合されたH形鋼の固定手段を備えることを特徴とする吊り具。
  2. 前記下部側円筒状部材に他方端開口から挿入される筒状部材からなる、H形鋼を取付位置に該H形鋼のウエブが水平となる状態で位置決めするためのアタッチメントが取り付けられた請求項1記載の吊り具。
  3. 前記上部側円筒状部材に開口端から挿入され、所定の挿入深さ位置でボルト固定可能とされる筒状部材と、この筒状部材の反挿入側の露出部分に設けられた第2吊り支点部材とからなる、H形鋼を該H形鋼のウエブが水平となる状態でためのアタッチメントが取り付けられた請求項1記載の吊り具。
  4. 前記上部側円筒状部材に外嵌され、該上部側円筒状部材方向に沿って移動自在とされるとともに、上面側に第3吊り支点部材が設けられ、下面側にナット状部材が設けられた移動式吊り支点と、前記ナット状部材に螺合され軸芯回りに回転自在とされる送りネジとからなる、アーチ状H形鋼を該アーチ状H形鋼のウエブが水平となる状態でためのアタッチメントが取り付けられた請求項1記載の吊り具。
  5. 前記鉛直材は断面円形のロッド状部材からなり、前記下側クランプ及び上側クランプは前記ロッド状部材が挿通される円形の貫通孔を備えることにより前記鉛直材回りに回転可能に支持されている請求項1〜4いずれかに記載の吊り具。
  6. 前記固定手段は、前記上向きU字状断面の下側嵌合保持部及び/又は前記下向きU字状断面の上側嵌合保持部の外面側から螺入させ、先端をH形鋼の外面に当接させたボルト部材とされる請求項1〜5いずれかに記載の吊り具。
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