JPH11210365A - 立坑掘削用円筒ケーシングの回転圧入装置及び方法 - Google Patents

立坑掘削用円筒ケーシングの回転圧入装置及び方法

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JPH11210365A
JPH11210365A JP2161498A JP2161498A JPH11210365A JP H11210365 A JPH11210365 A JP H11210365A JP 2161498 A JP2161498 A JP 2161498A JP 2161498 A JP2161498 A JP 2161498A JP H11210365 A JPH11210365 A JP H11210365A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡易かつ軽量で、取扱いが容易な立坑
掘削用円筒ケ−シングの回転圧入装置を提供する。 【解決手段】 地盤に起立配置の立坑掘削用円筒ケーシ
ング13を締結用流体圧シリンダ26により緊締,弛緩
自在に把持でき、かつ揺動用流体圧シリンダ27a,2
7bによりそれぞれ個別に所定角度交互に正逆回転して
前記円筒ケーシング13を一方向に連続回転させるよう
中間フレ−ム24の上下に配設した揺動バンド25a,
25bと、緊締時における前記円筒ケーシング13に圧
入荷重を付加できる荷重付加手段とからなる構成を特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、推進工法における
立坑や場所打杭等を構築するための立坑を掘削する手段
として地中に円筒ケーシングを回転圧入し、その円筒ケ
ーシング内を掘削する立坑掘削方法において、前記立坑
掘削用円筒ケーシングの回転圧入装置及び、方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】立坑の掘削方法として、掘削刃を下端に
有する円筒ケーシングを地中に回転圧入したうえ、この
円筒ケーシング内を掘削器具により掘削し、前記円筒ケ
ーシングの回転圧入と、円筒ケーシング内の掘削とを交
互に繰返して所定深さの立坑を掘削する工法は、例えば
特開昭51−26705号その他によって知られてい
る。
【0003】前記の立坑掘削工法において、円筒ケーシ
ングを回転圧入する方法として、全旋回圧入方法と、反
復部分旋回圧入方法とがある。前者は標準的な方法で円
筒ケーシングを同一方向へ連続回転させて圧入する方法
であり、後者は任意の回転角で正転と逆転を繰返しなが
ら揺動回転により圧入する方法である。両者の方法を比
較するとき、全旋回圧入方法のほうが反復部分旋回圧入
方式よりも圧入スピードが早く、確実でもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の全旋回圧入方式
は、反力支持フレーム上に設置された回転駆動モータで
円筒ケーシングの外周を緊締把持したチャック装置を連
続回転させるものであるが、この全旋回圧入方式におけ
る従来装置は、装置本体が複雑,大型化し、特に重量が
大きくなって現場への搬入や取扱いに著るしく労力を必
要とし、さらに、チャック装置を駆動する締付けシリン
ダの油圧ホースを全旋回方式のため作動時取外す必要が
あり、これらが作動効率の低下とコストアップにつなが
るという問題があった。
【0005】本発明は、従来の全旋回圧入方式の前記欠
点を改良した立坑掘削用円筒ケーシングの回転圧入装置
及び、方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る立坑掘削用
円筒ケーシングの回転圧入装置は、地盤に起立配置の立
坑掘削用円筒ケーシングを締結駆動手段により緊締,弛
緩自在に把持でき、かつ揺動駆動手段によりそれぞれ個
別に所定角度交互に正逆回転して前記円筒ケーシングを
一方向に連続回転させるよう上下に配設した複数の揺動
バンドと、緊締時における前記円筒ケーシングに圧入荷
重を付加できる荷重付加手段とからなることを特徴とす
る。本発明において、前記揺動バンドは連結バンド部材
と、この連結バンド部材にそれぞれ一端部が枢支され、
かつ相互に対称配置の一対の締結バンド部材とから構成
され、この一対の締結バンド部材の各先端部が前記締結
駆動手段である流体圧シリンダのシリンダ本体と作動杆
とに支軸を介して連結され、かつ前記揺動バンドが支持
される反力支持フレームに設置された前記揺動駆動手段
である流体圧シリンダがそれぞれ前記揺動バンドに連結
されている構成とするのがよい。本発明に係る立坑掘削
用円筒ケーシングの回転圧入方法は、地盤に起立配置の
立坑掘削用円筒ケーシングの外周を、締結駆動手段によ
り緊締,弛緩自在に把持でき、かつ揺動駆動手段により
それぞれ個別に所定角度交互に正逆回転できる複数の揺
動バンドを上下に配設し、上下に配設の前記各揺動バン
ドを交互に前記揺動駆動手段により円筒ケーシングの外
周に沿って所定角度交互に正逆回転させ、かつ正転時に
円筒ケーシングを締結し、逆転時にその締結を緩める動
作の繰返しで円筒ケーシングに連続回転を与えてこれを
地中に圧入することを特徴とする。
【0007】本発明によると、上下に配設の揺動バンド
を交互に正逆回転させ、かつ正転時に円筒ケーシングを
締結し、逆転時にその締結を緩める動作の繰返しにより
円筒ケーシングを連続回転させて地中に圧入でき、複数
の揺動バンドを正逆転させる手段としては流体圧シリン
ダ等の構成が簡易で軽量の揺動駆動手段でよく、従来の
全周回転圧入方式におけるごとき重量が大きく、複雑な
駆動モータ等を必要としない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を参
照して説明する。図1〜図2は本発明に係る円筒ケーシ
ングの回転圧入装置が用いられた立坑掘削機1を示す。
この立坑掘削機1は油圧駆動ユニットによりキャタピラ
2が駆動して走行でき、かつ本体部3は360°水平回
転できる。キャタピラ2が設けられる機体フレーム4か
ら前方に本発明の要部である円筒ケーシングの回転圧入
装置5が設けられている。
【0009】また、本体部3の上部に流体圧シリンダ6
によって起伏自在にブーム7が設けられ、このブーム7
の先端にガイドプーリー8が設けられ、本体部3の後方
に設けられたロープ巻取り用流体圧ウインチ10から巻
き出されたワイヤーロープ11が前記ガイドプーリー8
を介してブーム7の先端から下方に垂下されており、そ
の先端に土砂掘削用のバケット12が吊下げられてい
る。このバケット12は、前記ロープ巻取り用流体圧ウ
インチ10の駆動によりワイヤーロープ11を介して円
筒ケーシング13内を上下し、かつバケット12の開閉
掻取り動作により円筒ケーシング13内の土砂を掘削
し、上方に持ち運んで搬出するものである。
【0010】次に、円筒ケーシング13を全旋回方式で
地中に圧入する装置5の詳細を図3以下によって説明す
る。立坑掘削機1の機体フレーム4に回転圧入装置5に
おける反力支持フレーム14の後端部が横軸15で構成
される枢軸部16を介して連結されている。反力支持フ
レーム14は、先端側が左右支持フレーム14aに分岐
しており、この左右支持フレーム14aは図3の側面形
状に示すように中間部が山部17となって持上ってお
り、山部17の先端が立下がり、この立ち上がり部18
の下端が前方に水平に伸び、この水平先端部20の左右
間が連結フレーム21で連結されており、また、この水
平先端部20と連結フレーム21上に反力支持フレーム
14に荷重を付加する左右のウエイト22が着脱自在に
設けられている。左右支持フレーム14aにおける前後
部位置の下面には、反力支持フレーム14を地盤上に水
平に支持するためのアウトリガー23が設けられてい
る。
【0011】円筒ケーシング13の回転圧入装置5は、
図4と他の図に示すように中間フレーム24と、この中
間フレーム24の上下部に配設される上部揺動バンド2
5aおよび下部揺動バンド25bと、この上部と下部の
各揺動バンド25a,25bをそれぞれ個別に円筒ケー
シング13の外周に緊締し、かつ緊締を解除する締結駆
動手段を構成する締結用流体圧シリンダ26と、上部と
下部の各揺動バンド25a,25bを円筒ケーシング1
3の外周に沿ってそれぞれ個別に所定角度、具体的には
10°〜11℃程度正転、逆転させる揺動駆動手段を構
成する一対をなして配設の揺動用流体圧シリンダ27
a,27bと、上部が反力支持フレーム14の左右フレ
ーム14aの山部17に支軸28で枢支され、下部が中
間フレーム24に連結ピン37で連係され、荷重付加手
段を構成する左右側それぞれ一対の荷重付加用流体圧シ
リンダ29とを主たる要素として構成されている。
【0012】各部材をさらに説明すると、中間フレーム
24は内側に円筒ケーシング13を挿入できる開孔部3
0を有し、外形が多角形に構成された環状フレームであ
って、中間フレーム24の後方突出部31は開孔部30
の中心からみて、他の部位よりも後方により多く突出さ
せることでシリンダ設置スペースが形成されており、こ
の後方突出部31の上下両面に取付け板32が対をなし
て設けられており、この取付け板32に上下両面にそれ
ぞれ対をなして揺動用流体圧シリンダ27a,27bが
固定されている。また、中間フレーム24の後方突出部
31の先端に反力ガイド溝33が設けられており、この
反力ガイド溝33に反力支持フレーム14の分岐基端部
14bの前部に設けられたガイドポスト34が遊嵌して
いる。中間フレーム24はガイドポスト34にガイドさ
れて上下動可能であり、かつガイドポスト34により回
転方向に対しては非回転的に設けられている。分岐基端
部14bには、前記各流体圧シリンダを駆動する油圧装
置35が配設されている。
【0013】図6、図7に示すように中間フレーム24
の両側部24aに起立支持板36が設けられ、この起立
支持板36に荷重付加用流体圧シリンダ29の作動杆2
9aが連結ピン37で連結されている。これにより、中
間フレーム24は前記シリンダ29を介して圧力支持フ
レーム14の左右支持フレーム14aに対し昇降可能に
吊下げ支持されている。
【0014】図4、図6に示すように、上部揺動バンド
25aと下部揺動バンド25bは、それぞれ後部に位置
し、平面円弧状の連結バンド部材38と、この連結バン
ド部材38にそれぞれ一端部が支軸39で枢支され、平
面円弧状で、かつ相互に対称配置の一対の締結バンド部
材40とから構成され、連結バンド部材38と締結バン
ド部材40とでほぼ環状をなし、その内側に円筒ケーシ
ング13が上方から挿入される。
【0015】上下の各揺動バンド25a,25bは、そ
れぞれ支軸39を中心として先端側が若干の範囲で開閉
動作して、円筒ケーシング13の外面を締結し、かつ締
結を解除するように設けられる。このため左右の揺動バ
ンド25a,25bの一方の先端に締結用流体圧シリン
ダ26の一端が支軸41によって連結され、他方の揺動
バンドの先端に、当該シリンダ26の作動杆42が支軸
41によって枢結されている。
【0016】したがって、締結用流圧体シリンダ26を
短縮動作させることにより左右の締結バンド部材40は
支軸39を中心に内側に回動して円筒ケーシング13の
外周を締結でき、また、当該シリンダ26を伸長動作さ
せることにより左右の揺動バンド部材40は支軸39を
中心に外側に回動して円筒ケーシング13の外周の締結
を解除する。前記締結バンド部材40が内外に回動する
際のガイドとして、一方の締結バンド部材40の先端上
面に固定板43によって円弧状ガイドバー44が固定さ
れており、この円弧状ガイドバー44の先端が他方の締
結バンド部材40の先端上面に固定されたガイド金具4
5内にスライド自在に挿入されていて、左右の締結バン
ド部材40の開閉動作に伴ないガイド金具45内を円弧
状ガイドバー44がスライドして、両締結バンド部材4
0の先端部は円滑に開閉動作する。
【0017】図3〜図7に示されるように中間フレーム
24は複数の鋼板を溶接して構成され、上下方向に所定
の厚みを有しており、この中間フレーム24の上下面に
は、固定ボルト46により3個の上部と下部の係合プレ
ート47がそれぞれ等角間隔で、かつその長辺が接線方
向の配置で設けられている。係合プレート47の内側長
辺に沿って係合爪部47aが形成されていて、上部係合
プレート47の係合爪部47aは、断面コ字形で上下に
外向きのフランジを有する上部揺動フレーム25aにお
ける下部のフランジ48に上側から若干重なり合うよう
に係合しており、下部係合プレート47の係合爪部47
aは、同じく断面コ字形で上下に外向きのフランジを有
する下部揺動フレーム25bにおける上部のフランジ4
9に若干重なり合うように係合している。これにより、
上下の揺動バンド25a,25bは中間フレーム24に
よって吊下げ支持されると共に、荷重付加用流体圧シリ
ンダ29により圧入荷重が付加されるように設けられて
いる。
【0018】つまり、上部揺動バンド25aの下面は中
間フレーム24の上面に若干重なり合うように載置さ
れ、係合プレート47が下部揺動バンド25bの上部フ
ランジ49に係合している。これにより、中間フレーム
24によって、上部と下部の各揺動バンド25a,25
bは吊下げ支持される。
【0019】また、荷重付加用流体圧シリンダ29の伸
長動体により中間フレーム24に上方から荷重を付加す
るとき、その荷重は、上部揺動バンド25aに対して
は、上部の係合プレート47の係合爪部47aが上部揺
動バンド25aの下部フランジ48に上側から係合して
いる。これにより、この上部の係合プレート47を介し
て伝わり、下部揺動バンド25bに対しては、若干重な
り合うように中間フレーム24の下面が下部揺動バンド
25bの上面に載置していることにより、直に伝わる。
【0020】荷重付加用流体圧シリンダ29の伸長動体
により、中間フレーム24を介して上部又は下部の揺動
バンド25a,25bに荷重を付加するとき、前記シリ
ンダ29を介して反力支持フレーム14には持上る力が
作用するので、この反力を受けるため、左右支持フレー
ム14aのそれぞれの先端部には前述のウエイト22が
設けられる。
【0021】ウエイト22は、複数の前後方向に長い長
方形のウエイトブロック22aを積み重ねてなり、その
数を増減することで重さを調整できる。複数のウエイト
ブロック22aを安定に支持し、かつ簡易に着脱自在と
する手段は任意でよいが、図示例では、左右支持フレー
ム14aの先端の立下がり部18の前面に直角外向き係
合片50のある係合起立ガイド部材51が取付けてあ
り、このガイド部材51に、各ウエイトブロック22a
の背面に設けた直角内向き係合片52のある係合部材5
3を上下方向に移動させて係合できるように設けてあ
る。また、係合起立ガイド部材51の上端よりも高い位
置にあるウエイトブロック22aとその下側のウエイト
ブロック22aとは、両側面に着脱自在に設けた連結板
54で連結されている。また、連結フレーム21の両端
部上面に突起55を設け、この突起55を最下部のウエ
イトブロック22aの下面の凹部56に係合させること
によりウエイト22はより安定に支持される。
【0022】前記円筒ケーシングの回転圧入装置の動作
順を説明する。まず、基本動作の繰返しは次のとおり行
なわれる。 締付用流体圧シリンダ26を短縮して、上部の揺動
バンド25aで円筒ケーシング13を締付け、かつ一方
の揺動用流体圧シリンダ27aを伸長し、他方のシリン
ダ27bを短縮することにより、この上部揺動バンド2
5aを円筒ケーシング13と一体に所定角度正転させ
る。このとき、荷重付加用流体圧シリンダ29を伸長
し、中間フレーム24を介して上部の揺動バンド25a
に荷重を付加している。またこのとき、下部の揺動バン
ド25bは円筒ケーシング13を締付けを解除した状態
にある。 つづいて、締付用流体圧シリンダ26を伸長して、
上部揺動バンド25aの円筒ケーシング13への締付け
を解除したうえ、一方の揺動流体圧シリンダ27aを短
縮し、他方のシリンダ27bを伸長することにより、上
部揺動バンド25aを所定角度逆転させる。 前記上部揺動バンド25aの逆転と同期して、下部
の揺動バンド25bは締付用流体圧シリンダ26の伸長
により円筒ケーシング13を締付け、かつ一方の揺動用
流体圧シリンダ27aを伸長し、他方のシリンダ27b
を短縮することにより、この下部揺動バンド25bを所
定角度正転させる。また、このとき、荷重付加用流体圧
シリンダ29は中間フレーム24を介して上部の揺動バ
ンド25aに荷重を付加している。
【0023】前記,,の動作を順に繰返すことに
より、上部と下部の揺動バンド25a,25bは10°
ないし11°の範囲で正転と逆転(つまり揺動)を繰返
しつつ円筒ケーシング13に連続正回転を付与でき、こ
れにより円滑かつ効率的に円筒ケーシング13を地中に
圧入できる。前記上下部の揺動バンド25a,25bと
締付用流体圧シリンダ26と一対の揺動用流体圧シリン
ダ27a,27bのタイミング動作を図8に示してあ
る。
【0024】なお、本発明における基本的構成は特許請
求の範囲の請求項に記載する点にあり、発明の実施形態
に示した各部の構成は適宜設計変更して構わない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
上下に配設の揺動バンドを交互に正逆回転させ、かつ正
回転時に円筒ケーシングを締結し、逆回転時にその締結
を緩める動作の繰返しにより、円筒ケーシングを連続回
転させて地中に効率よく円滑に圧入でき、複数の揺動バ
ンドを正回逆転させる手段としては流体圧シリンダ等の
構成が簡易で軽量の揺動駆動手段でよいので、従来の全
旋回圧入方式におけるごとき重量が大きく、複雑な駆動
モータ等を必要とせず、運搬や取扱いが容易であり、か
つ低コストで製作できるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(a)は図(b)の左側面図、図(b)は本
発明に係る円筒ケ−シングの回転圧入装置を具備した立
坑掘削機の側面概要図である。
【図2】図1(b)の平面図である。
【図3】本発明に係る円筒ケ−シングの回転圧入装置の
側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の側面図である。
【図6】揺動バンドと中間フレ−ムとの配置関係を示す
平面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】上部と下部の各揺動バンドを締結し、かつ揺動
させる各流体圧シリンダ−のタイミングチャ−トを示す
図である。
【符号の説明】
1 立坑掘削機 2 キャタピラ 3 本体部 4 機体フレ−ム 5 回転圧入装置 6 流体圧シリンダ 7 ブ−ム 8 ガイドプ−リ− 10 ロ−プ巻取り用流体圧ウィンチ 11 ワイヤ−ロ−プ 12 バケット 13 円筒ケ−シング 14 反力支持フレ−ム 14a 左右支持フレ−ム 15 横軸 16 枢軸部 17 山部 18 立下がり部 20 水平先端部 21 連結フレ−ム 22 ウェイト 23 アウトリガ− 24 中間フレ−ム 25a 上部揺動バンド 25b 下部揺動バンド 26 締付用流体圧シリンダ 27a 揺動用流体圧用シリンダ 27b 揺動用流体圧用シリンダ 28 支軸 29 荷重付加用流体圧シリンダ 30 開口部 31 後方突出部 32 取付け板 33 反力ガイド溝 34 ガイドポスト 35 油圧装置 36 起立支持板 37 連結ピン 38 連結バンド部材 39 支軸 40 締結バンド部材 41 支軸 42 作動杆 43 固定板 44 円弧状ガイドバ− 45 ガイド金具 46 固定ボルト 47 係合プレ−ト 47a 係合爪部 48 下部フランジ 49 上部フランジ 50 係合片 51 係合起立ガイド部材 52 係合片 53 係合部材 54 連結板 55 突起 56 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤に起立配置の立坑掘削用円筒ケーシ
    ングを締結駆動手段により緊締,弛緩自在に把持でき、
    かつ揺動駆動手段によりそれぞれ個別に所定角度交互に
    正逆回転して前記円筒ケーシングを一方向に連続回転さ
    せるよう上下に配設した複数の揺動バンドと、緊締時に
    おける前記円筒ケーシングに圧入荷重を付加できる荷重
    付加手段とからなる立坑掘削用円筒ケーシングの回転圧
    入装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動バンドは連結バンド部材と、こ
    の連結バンド部材にそれぞれ一端部が枢支され、かつ相
    互に対称配置の一対の締結バンド部材とから構成され、
    この一対の締結バンド部材の各先端部が前記締結駆動手
    段である流体圧シリンダのシリンダ本体と作動杆とに支
    軸を介して連結され、かつ前記揺動バンドが支持される
    反力支持フレームに設置された前記揺動駆動手段である
    流体圧シリンダがそれぞれ前記揺動バンドに連結されて
    いる請求項1記載の立坑掘削用円筒ケーシングの回転圧
    入装置。
  3. 【請求項3】 地盤に起立配置の立坑掘削用円筒ケーシ
    ングの外周を、締結駆動手段により緊締,弛緩自在に把
    持でき、かつ揺動駆動手段によりそれぞれ個別に所定角
    度交互に正逆回転できる複数の揺動バンドを上下に配設
    し、前記各揺動バンドを交互に前記揺動駆動手段により
    円筒ケーシングの外周に沿って所定角度交互に正逆回転
    させ、かつ正転時に円筒ケーシングを締結し、逆転時に
    その締結を緩める動作の繰返しで円筒ケーシングに連続
    回転を与えてこれを地中に圧入することを特徴とする立
    坑掘削用円筒ケーシングの回転圧入方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007182746A (ja) * 2005-12-09 2007-07-19 Tokyu Construction Co Ltd 鋼管埋設装置
KR101034623B1 (ko) * 2009-08-21 2011-05-12 김성배 케이싱 오실레이터의 실린더 회전결합장치
JP2016132924A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 株式会社野中工業 全周回転装置
JP2017166206A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社技研製作所 杭圧入引抜機
CN110331752A (zh) * 2019-06-26 2019-10-15 金浴 一种小型便携式万向刨土机

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