JP2001090462A - ケーシングドライバの作業用足場 - Google Patents

ケーシングドライバの作業用足場

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JP2001090462A JP26914199A JP26914199A JP2001090462A JP 2001090462 A JP2001090462 A JP 2001090462A JP 26914199 A JP26914199 A JP 26914199A JP 26914199 A JP26914199 A JP 26914199A JP 2001090462 A JP2001090462 A JP 2001090462A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術よりも作業の安全が確保できるよ
うに付設の足場を設置できるケーシングドライバの作業
用足場を提供する。 【解決手段】 ケーシングドライバ上部の上部作業架台
3に、ケーシング9と上部作業架台3の間の間隙12を
塞ぐ付設足場10を付設して構成したケーシングドライ
バの作業用足場において、上部作業架台3として、ケー
シング9の挿通空間側の周囲に爪先板8をリング状に突
設したものを用いるとともに、ケーシング9の挿通孔を
中央部に有する環状板の内周端面に爪先板8aをリング
状に突設して構成した付設足場用の台10aと、この台
10aの外周側に設けられ爪先板8に係合可能な付設足
場用の係合部10bと、係合部10bを爪先板8に着脱
可能に固定する固定ピン11とを設けて付設足場10を
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングドライ
バの上部作業架台に、ケーシング把持手段で把持したケ
ーシングと上部作業架台との間の間隙を塞ぐ足場を付設
して構成したケーシングドライバの作業用足場に関す
る。
【0002】
【従来の技術】土木、建築工事に使用する大口径鋼管杭
や鋼管類等の管状ケーシング(以下単に「ケーシング」
という。)の圧入等を行う装置として、例えば特開平5
ー331853号公報(特公平7ー74500号公報)
に示されているようなケーシングドライバと称する縦穴
掘削機が従来から一般的に知られている。このケーシン
グドライバは、「ケーシングドライバの基部をなし複数
本のガイドフレームを立設した略方形の枠状のベースフ
レームと、ガイドフレームに沿って昇降自在に取り付け
られた昇降フレームと、ベースフレームに立設されこの
昇降フレームを昇降させる複数本のスラストシリンダ
と、昇降フレーム内に回転自在に取り付けられ油圧モー
タで回転駆動されるリング状の回転体と、この回転体に
取り付けられケーシングを把持するケーシング掴み用バ
ンド等のケーシング把持手段」とで構成されている。こ
のケーシングは、互いに連結可能な複数の単位ケーシン
グからなり、最先端の単位ケーシングにはカッタを設け
ている。
【0003】このケーシングドライバでケーシングを圧
入するときには、単位ケーシングをケーシング把持手段
で把持した後、ケーシング把持手段を、回転体を介して
油圧モータで回転駆動しながら、昇降フレームをスラス
トシリンダで下降させることにより、単位ケーシングを
地中に圧入する。こうしてケーシングを圧入して行く過
程で、単位ケーシングを適宜継ぎ足すとともにケーシン
グ内の掘削土砂をハンマーグラブで地上に搬出して縦穴
を掘削し、ケーシングを順次地中に建て込んで行く。こ
うして地中に建て込まれたケーシング内には、鉄筋かご
を挿入し生コンクリートを打設して場所打ち杭等の地中
構造物を構築する。また、地中に建て込まれたケーシン
グは、通常、再利用できるように引き抜いて回収する。
ケーシングドライバは、こうした地中へのケーシングの
建て込み、回収や地中構造物の構築に伴うケーシングの
着脱や鉄筋コンクリートの打設等、ケーシングドライバ
に関連する種々の作業が行えるようにするため、中央部
にケーシングの挿通空間を有する、作業用ステージと称
する上部作業架台が上方に設置されている。
【0004】ケーシングドライバでケーシングの圧入作
業を実施する場合、標準の径のケーシングだけでなく、
標準のものよりかなり小径のケーシングを圧入すること
があるが、こうした場合、小径のケーシングでも的確に
把持できるようにケーシング把持手段の内周部にスペー
サを取り付けて、小径のケーシングをスペーサを介して
ケーシング把持手段で把持する。こうして小径のケーシ
ングを把持したとき、把持したケーシングと上部作業架
台との間には、かなりの間隙が生じるため、上部作業架
台の作業スペースが制約され作業性を悪くする。こうし
た問題に対応するため、ケーシング把持手段で把持した
ケーシングと上部作業架台との間の間隙を塞いで作業ス
ペースを確保するめの足場を上部作業架台に付設して構
成したケーシングドライバの作業用足場が実公平7ー6
231号公報で提案されている。
【0005】この実公平7ー6231号公報の作業用足
場は、リング状に形成した足乗せ板と称する足場をアタ
ッチメントとして付設し、小径のケーシングを把持した
ときに、この付設の足場で上部作業架台とケーシングの
間の間隙を塞ぐようにしたものである。その場合、昇降
フレームの上部をなし上部作業架台の内周部が取り付け
られている上部フレームに、ボルトを頭部を突出させる
ようにして螺着するとともに、足乗せ板の下部外周に沿
ってリブを形成しておき、このリブの内周部をボルトの
頭部に引掛けるようにして、付設の足場である足乗せ板
を設置するようにしている。
【0006】しかしながら、この作業用足場は、足乗せ
板をこのようにリブに引掛けるだけで設置するようにし
ていて不安定であることから、作業の安全性の点で難が
あるとして、特開平10ー25983号公報に記載の発
明で改良されている。この改良型のケーシングドライバ
の作業用足場は、上部作業架台とケーシングの間を塞ぐ
ためのスペーサ用作業台と称する足場を付設し、この付
設の足場の下面に支持脚を設けたものである。そして、
この支持脚を、前述のケーシング把持手段に取り付けた
スペーサにボルト等で取り付けることにより、付設の足
場であるスペーサ用作業台を固定的に設置するようにし
たものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この改良型の作業用足
場は、このように、付設の足場をスペーサにボルト等で
固定的に取り付けているため、前者の作業用足場に比べ
て設置個所に確りと取り付けることができる。しかしな
がら、この付設の足場を取り付けるためのスペーサは、
ケーシング把持手段に取り付けられていてケーシングド
ライバの運転時には、そのケーシング把持手段と共に回
転するものであるから、この付設の足場上で作業員が作
業をしている場合において、別の作業員が誤ってケーシ
ングドライバを駆動したときには、きわめて危険であ
る。ケーシングドライバには、ケーシングを回転させる
代わりに、正方向及び逆方向に交互に回動させるように
して揺動させることにより地中に圧入するタイプのもの
もあるが、こうした揺動タイプのケーシングドライバで
も、同様の問題が発生する。以上ように、上部作業架台
とケーシング間の間隙を塞ぐための付設の足場を設置す
る場合に、従来の技術の項で例示した何れの技術も、作
業の安全が確保されているとはいえない。
【0008】本発明は、従来の技術にみられるこうした
問題を解消しようとするものであって、その技術課題
は、従来の技術よりも作業の安全が確保できるように付
設の足場を設置することができるケーシングドライバの
作業用足場を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のこうした技術課
題は、ケーシングをケーシング把持手段で把持し回転又
は揺動させて圧入するケーシングドライバの上部に設置
されケーシングの挿通空間を有する上部作業架台に、ケ
ーシング把持手段で把持したケーシングと上部作業架台
との間の間隙を塞ぐ付設足場を付設して構成したケーシ
ングドライバの作業用足場において、上部作業架台とし
て、ケーシングの挿通空間側の周囲に作業具落下防止用
の縁部を突設したものを用いるとともに、外周側が上部
作業架台に接続でき内周側がケーシングを挿通できる形
状に形成された付設足場用の台と、この付設足場用の台
の外周側に設けられ作業具落下防止用の縁部に係合可能
な付設足場用の係合部と、作業具落下防止用の縁部に係
合させた付設足場用の係合部をその縁部に着脱可能に固
定する付設足場用の固定手段とを設けて付設足場を構成
したこと、により解決される。
【0010】本発明は、こうした手段を採用しているの
で、標準の径とこれより小さい径のケーシングのうちの
小径のケーシングの方をケーシング把持手段で把持して
ケーシングと上部作業架台との間に間隙が生じたときに
は、上部作業架台に突設した作業具落下防止用の縁部に
付設足場用の係合部を係合させて付設足場を位置決めし
た後、その係合部を作業具落下防止用の縁部に付設足場
用の固定手段で固定することにより、ケーシングと上部
作業架台の間の間隙を塞ぐように付設足場を設置するこ
とができる。その場合、ケーシングドライバを誤って運
転しても回転したり揺動したりすることがない上部作業
架台に付設足場を固定するので、従来の技術よりも作業
の安全が確保できるように付設足場を設置することがで
きる。また、上部作業架台への付設足場の固定は、既設
の作業具落下防止用の縁部を利用して行うので、作業具
落下防止用の縁部を用具類の落下防止のためだけではな
く付設足場の固定のためにも活用することができて二重
に活用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明が実際上どのように
具体化されるのかを示す具体化例を図1乃至図5を用い
て説明することにより本発明の実施の形態を明らかにす
る。図1は、本発明の具体化例のケーシングドライバの
作業用足場を設置したケーシングドライバの平面図、図
2は、図1のケーシングドライバの側面図、図3は、本
発明の具体化例のケーシングドライバの作業用足場にお
いて付設足場を設置した状態を示す平面図、図4は、図
3のA−A線断面図、図5は、本発明の具体化例のケー
シングドライバの作業用足場において付設足場と補助足
場を設置した状態を示す図4と同様の図である。
【0012】まず、本具体化例のケーシングドライバの
作業用足場が設置されるケーシングドライバの基本的な
構造の概要を、図に示す例に基づいて説明する。1aは
中央にケーシング9の挿通空間を有しケーシングドライ
バの基部をなす略方形枠状のベースフレーム、1bは中
央にケーシング9の挿通空間を有し上下方向に昇降可能
に設置されている昇降フレーム、2は伸縮して昇降フレ
ーム1bを上下方向に駆動する昇降ジャッキ、3は中央
部にケーシング9の挿通空間を有し前述のケーシングド
ライバに関連する種々の作業を行う上部作業架台、4は
伸縮することによりバンド装置5を開閉するバンドシリ
ンダ、5はバンドシリンダ4と連結されてリング状をな
しバンドシリンダ4を縮めることによりケーシング9を
把持するバンド装置、6はバンド装置5の内周部に取り
付けられて小径のケーシング9を把持する前述のスペー
サ、7は昇降フレーム1b内の回転体に取り付けられた
回転体を回転駆動する回転駆動装置、8は上部作業架台
3におけるケーシング9の挿通空間側の周囲に突設した
爪先板である。
【0013】昇降フレーム1bには、上部に上部作業架
台3が設置され、下部に回転体が設置されている。この
回転体は、図には明示していないが、ケーシング9の挿
通孔を有してリング状をなし、昇降フレーム1b内の下
部にベアリングを介して回転自在に取り付けられてお
り、回転駆動装置7により減速して回転駆動される。昇
降ジャッキ2は、図1に示すようにベースフレーム1a
の四隅に立設され、昇降フレーム1bに取り付けられて
いる。バンドシリンダ4とバンド装置5とは、ケーシン
グ把持手段としてのケーシング掴み用バンドを構成す
る。このケーシング掴み用バンドは、昇降フレーム1b
内の回転体に取り付けられているため、ケーシング9を
把持した後、回転体を回転駆動装置7で回転駆動しなが
ら昇降フレーム1bを昇降ジャッキ2で下降させると、
ケーシング9を回転させながら地中に圧入することがで
きる。
【0014】バンド装置5は、回転体に固定的に設置さ
れる固定バンドと回転体に非固定的に設置される可動バ
ンドとからなる。ケーシング掴み用バンドは、種々のタ
イプのものがあり、従来周知のものであるので詳細な説
明は省略するが、要は、バンド装置5をなす固定バンド
及び可動バンドとバンドシリンダ4とでこれらの隣接す
る端部同士を枢着してリング状に形成され、バンドシリ
ンダ4の伸縮によりケーシング9を把持する働きをする
ものである。スペーサ6は、環状体を分割したような複
数個の分割片で構成されている。本発明のケーシングド
ライバの作業用足場を設置する対象となるケーシングド
ライバは、大小複数種類の径のケーシングを把持するケ
ーシングドライバであればよく、ケーシング把持手段を
どのようなタイプのものにするかは、本発明にとって重
要なことではない。爪先板8は、上部作業架台3の内周
端面に沿ってリング状に取り付けられ、上部作業架台3
の上下の面から突出するように設けられている。この爪
先板8は、上部作業架台3に置いた用具類が上部作業架
台3の外に滑り落ちるのを防止するための作業具落下防
止用の縁部として設けられたものである。
【0015】ここに示すケーシングドライバは、複数種
類の幅のスペーサ6をバンド装置5の内周部に取り付け
ることにより、標準の径のケーシング9のほか、標準の
径より小さい複数種類の径のケーシング9を選択的に把
持することができるようにしている。そのため、標準よ
り小径のケーシング9をケーシング掴み用バンド等のケ
ーシング把持手段で把持したときにケーシング9と上部
作業架台3との間に種々の幅の間隙12ができて危険で
あることから、こうした間隙12を塞ぐ付設の足場とし
て、付設足場10及び1種類以上の補助足場13を上部
作業架台3にアタッチメントとして付設してケーシング
ドライバの作業用足場を構成している。ここでは、説明
の便のため、標準より小径の2種類の径のケーシング9
を選択的に把持できるように、付設足場10と1種類の
補助足場13を上部作業架台3に付設した場合を例に採
り、以下に、その作業用足場について説明する。
【0016】10はケーシング掴み用バンドで把持した
ケーシング9と上部作業架台3との間の間隙を塞ぐため
にアタッチメントとして付設された前記の付設足場、1
0aは外周側が上部作業架台3に接続でき内周側がケー
シング9を挿通できる形状に形成された付設足場10の
床部となる付設足場用の台、10bはこの付設足場用の
台10の外周側に設けられ爪先板8に係合可能な付設足
場用の係合部、11は爪先板8に係合させた係合部10
bを爪先板8に固定するためのボルト等の固定ピンであ
る。
【0017】付設足場用の台10aは、外周部が上部作
業架台3の内周部より若干大径に形成され、ケーシング
9の挿通孔を中央部に有する環状の板で構成されている
が、こうした環状の板を、その挿通孔を通る分割線で分
割して複数の分割片により分割構成するようにてもよ
い。この付設足場用の台10aの内周端面には、作業具
落下防止用の縁部としての爪先板8aが爪先板8と同様
の態様でリング状に突設されている。付設足場用の係合
部10bは、爪先板8を嵌入し得る間隔を置いて付設足
場用の台10の下面に取り付けられた一対の円弧状の突
縁で形成され、付設足場用の台10の複数個所に設けて
いる。一対の突縁と爪先板8とには、ボルト等の固定ピ
ン11を挿通するための螺子孔等のピン挿通孔を設けて
おり、このピン挿通孔と固定ピン11とにより、付設足
場用の係合部10bを爪先板8に着脱可能に固定する付
設足場用の固定手段を構成する。付設足場10は、これ
ら付設足場用の台10aと付設足場用の係合部10bと
固定ピン11等からなる付設足場用の固定手段とで構成
される。
【0018】13はケーシング掴み用バンドで把持した
ケーシング9と上部作業架台3に固定した付設足場10
との間の間隙を塞ぐためにアタッチメントとして付設さ
れた補助足場、13aは外周側が付設足場用の台10a
の内周側に接続でき内周側がケーシング9を挿通できる
形状に形成された補助足場用の台、13bはこの補助足
場用の台13aの外周側に設けられ付設足場10の爪先
板8aに係合可能な補助足場用の係合部である。なお、
補助足場13も、係合部13bを爪先板8aに固定する
ための固定ピン11と同様の固定ピン11aを備えてい
る。
【0019】ここに例示するケーシングドライバは、前
述したように標準の径より小さい2種類の径のケーシン
グ9を選択的に把持するが、補助足場13は、これら2
種類のケーシング9のうちの径の小さい方のケーシング
9を把持したときに付設足場10に継ぎ足す。補助足場
用の台13aは、外周部が付設足場用の台10aの内周
部よりも若干大径に形成され、ケーシング9の挿通孔を
中央部に有する環状の板で構成されているが、この環状
の板を、付設足場用の台10aと同様に分割構成するよ
うにてもよい。補助足場用の台13aの内周端面には、
作業具落下防止用の縁部としての爪先板8bを爪先板8
aと同様の態様で突設している。
【0020】補助足場用の係合部13bは、爪先板8a
を嵌入し得る間隔を置いて補助足場用の台13の下面に
取り付けられた一対の円弧状の突縁で形成され、補助足
場用の台13の複数個所に設けている。一対の突縁と爪
先板8aとには、固定ピン11aを挿通するためのピン
挿通孔を設けており、このピン挿通孔と固定ピン11a
とにより、補助足場用の係合部13bを爪先板8aに着
脱可能に固定する補助足場用の固定手段を構成する。補
助足場13は、これら補助足場用の台13aと補助足場
用の係合部13bと補助足場用の固定手段とで構成さ
れ、付設足場10を補助してその内周側の面積を拡大す
る。
【0021】こうした構造を備えたケーシングドライバ
の作業用足場では、標準の径より小さい2種類の径のケ
ーシング9のうちの径の大きい方をケーシング掴み用バ
ンドで把持してケーシング9と上部作業架台3との間に
間隙12が生じたときには、付設足場10をクレーンで
吊り下ろして上部作業架台3の爪先板8に付設足場用の
係合部10bを係合させ、付設足場10を位置決めす
る。次いで、図4に示すように、付設足場用の係合部1
0b及び爪先板8の各ピン挿通孔に固定ピン11を挿通
して係合部10bを爪先板8に固定する。
【0022】このようにして、付設足場10を上部作業
架台3に固定ピン11で確りと固定して、ケーシング9
と上部作業架台3の間の間隙12を塞ぐように、安定し
た状態で付設足場10を設置することができるが、その
場合、ケーシングドライバを誤って運転しても回転した
り揺動したりすることがない上部作業架台3に付設足場
10を固定するので、従来の技術よりも作業の安全が確
保できるように付設足場10を設置することができる。
また、上部作業架台3への付設足場10の固定は、作業
具落下の防止ために予め設けられている爪先板8を利用
して行うので、爪先板8を用具類の落下防止のためだけ
ではなく付設足場10の固定のためにも活用することが
できて二重に活用することができる。
【0023】一方、標準の径より小さい2種類の径のケ
ーシング9のうちの径の小さい方をケーシング掴み用バ
ンドで把持してケーシング9と上部作業架台3との間に
更に広い間隙12が生じたときには、図5に示すよう
に、前記の方法で設置した付設足場10に補助足場13
を連結して付設足場10の内周側の幅を拡大する。すな
わち、すでに設置されている付設足場10の爪先板8a
に補助足場用の係合部13bを係合させて補助足場13
を位置決めした後、その係合部13bを爪先板8aに固
定ピン11aで固定することにより、ケーシング9と付
設足場10の間の間隙を塞ぐように補助足場13を設置
する。
【0024】したがって、標準の径より小さい複数種類
の径のケーシング9を選択的に把持するケーシングドラ
イバにおいて、把持したケーシング9と上部作業架台3
との間の間隙12を塞ぐようにする場合に、付設足場1
0を複数個用意することなく一つの付設足場10に補助
足場13を継ぎ足せばよいので、付設足場10を複数個
用意する場合に比べて付設の足場全体の資材や重量を少
なくすることができ、経済的でかつ持ち運びの便がよ
い。また、ケーシングドライバを誤って運転しても回転
したり揺動したりすることがない付設足場10に補助足
場13を固定するので、付設の足場として、付設足場1
0のほかに補助足場13を付設した場合でも、従来の技
術よりも作業の安全が確保できるように付設の足場を設
置することができる。その場合、付設足場10への補助
足場13の固定は、作業具落下の防止ために予め設けら
れている爪先板8aを利用して行うので、爪先板8aを
用具類の落下防止のためだけではなく補助足場13の固
定のためにも活用することができて二重に活用すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、「課題を解決する手段」に示した手段を採用してい
るので、本発明によれば、従来の技術よりも作業の安全
が確保できるように付設の足場を設置することができる
ケーシングドライバの作業用足場が得られる。また、上
部作業架台に設けた作業具落下防止用の縁部を用具類の
落下防止のためだけではなく付設足場の固定のためにも
活用することができて二重に活用することができる。
【0026】本発明を具体化する場合、特に、特許請求
範囲の請求項2に記載のように具体化すれば、標準の径
より小さい複数種類の径のケーシングを選択的に把持す
るケーシングドライバにおいて、把持したケーシングと
上部作業架台との間の間隙を塞ぐようにする場合に、付
設足場を複数個用意することなく一つの付設足場に補助
足場を継ぎ足せばよいので、付設足場を複数個用意する
のに比べて付設の足場全体の資材や重量を少なくするこ
とができ、経済的でかつ持ち運びの便がよい。また、ケ
ーシングドライバを誤って運転しても回転したり揺動し
たりすることがない付設足場に補助足場を固定するの
で、補助足場を設けた場合でも、従来の技術よりも作業
の安全が確保できるように付設の足場を設置することが
できる。その場合、付設足場に設けた作業具落下防止用
の縁部を用具類の落下防止のためだけではなく補助足場
の固定のためにも活用することができて二重に活用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体化例のケーシングドライバの作業
用足場を設置したケーシングドライバの平面図である。
【図2】図1のケーシングドライバの側面図である。
【図3】本発明の具体化例のケーシングドライバの作業
用足場において付設足場を設置した状態を示す平面図で
ある。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明の具体化例のケーシングドライバの作業
用足場において付設足場と補助足場を設置した状態を示
す図4と同様の図である。
【符号の説明】
1a ベースフレーム 1b 昇降フレーム 2 昇降ジャッキ 3 上部作業架台 4 バンドシリンダ 5 バンド装置 6 スペーサ 7 回転駆動装置 8,8a,8b 爪先板 9 ケーシング 10 付設足場 10a 付設足場用の台 10b 付設足場用の係合部 11,11a 固定ピン 12 間隙 13 補助足場 13a 補助足場用の台 13b 補助足場用の係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 克己 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 竹内 裕樹 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D029 DC01 PA07 PB03 PC01 PD04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングをケーシング把持手段で把持
    し回転又は揺動させて圧入するケーシングドライバの上
    部に設置されケーシングの挿通空間を有する上部作業架
    台に、ケーシング把持手段で把持したケーシングと上部
    作業架台との間の間隙を塞ぐ付設足場を付設して構成し
    たケーシングドライバの作業用足場において、上部作業
    架台として、ケーシングの挿通空間側の周囲に作業具落
    下防止用の縁部を突設したものを用いるとともに、外周
    側が上部作業架台に接続でき内周側がケーシングを挿通
    できる形状に形成された付設足場用の台と、この付設足
    場用の台の外周側に設けられ作業具落下防止用の縁部に
    係合可能な付設足場用の係合部と、作業具落下防止用の
    縁部に係合させた付設足場用の係合部をその縁部に着脱
    可能に固定する付設足場用の固定手段とを設けて付設足
    場を構成したことを特徴とするケーシングドライバの作
    業用足場。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーシングドライバの作
    業用足場において、付設足場用の台の内周側に付設足場
    の作業具落下防止用の縁部を突設するとともに、外周側
    が付設足場用の台の内周側に接続でき内周側がケーシン
    グを挿通できる形状に形成された補助足場用の台と、こ
    の補助足場用の台の外周側に設けられ付設足場の作業具
    落下防止用の縁部に係合可能な補助足場用の係合部と、
    付設足場の作業具落下防止用の縁部に係合させた補助足
    場用の係合部をその縁部に着脱可能に固定する補助足場
    用の固定手段とを設けて構成した補助足場を付設したこ
    とを特徴とするケーシングドライバの作業用足場。
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JP2015040434A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 日本車輌製造株式会社 チュービング装置
JP2017210835A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 日本車輌製造株式会社 落下防止用足場
JP2020125614A (ja) * 2019-02-04 2020-08-20 日本車輌製造株式会社 チュービング装置及びチュービング装置の足場形成方法

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