JP2001159287A - 縦穴掘削機の据付装置及び据付方法 - Google Patents

縦穴掘削機の据付装置及び据付方法

Info

Publication number
JP2001159287A
JP2001159287A JP2000057229A JP2000057229A JP2001159287A JP 2001159287 A JP2001159287 A JP 2001159287A JP 2000057229 A JP2000057229 A JP 2000057229A JP 2000057229 A JP2000057229 A JP 2000057229A JP 2001159287 A JP2001159287 A JP 2001159287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
vertical hole
excavator
center
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000057229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3901420B2 (ja
Inventor
Hiroki Takeuchi
裕樹 竹内
Hiroshi Kusumi
宏 久住
Katsumi Tamura
克己 田村
Masanori Tawara
正法 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2000057229A priority Critical patent/JP3901420B2/ja
Publication of JP2001159287A publication Critical patent/JP2001159287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3901420B2 publication Critical patent/JP3901420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行体に設置されて移動する縦穴掘削機を正
しい位置に能率的に据え付けることができる縦穴掘削機
の据付技術を提供する。 【解決手段】 クローラ式走行体に設置され水平調整ジ
ャッキで支持できるように構成されたケーシング圧入用
の縦穴掘削機を同走行体で移動して、圧入するケーシン
グの中心を掘削予定の縦穴の中心に合わせて据え付けら
れるようにするため、ケーシングの挿通孔21を有する
位置合わせ用の敷き板20を水平調整ジャッキのフロー
ト2aに同ジャッキの伸縮に伴って昇降するように取り
付けるとともに、敷き板20に棒状部材24を着脱可能
に十字状に取り付けてケーシングの挿通孔21の中心に
交差部25を形成し、交差部25を掘削予定の縦穴の中
心に合わせることによりケーシングの中心を掘削予定の
縦穴の中心に合わせ、水平調整ジャッキを伸ばすことに
より縦穴掘削機を敷き板20上に据え付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行体に設置され
た縦穴掘削機を走行体で移動して、圧入するケーシング
の中心を掘削予定の縦穴の中心位置に合わせるように据
え付ける縦穴掘削機の据付方法と、その縦穴掘削機の据
付方法の実施に使用できる縦穴掘削機の据付装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】土木、建築工事に使用する大口径鋼管杭
や鋼管類等の管状ケーシング(以下単に「ケーシング」
という。)の圧入等を行う装置として、例えば特開平5
ー331853号公報(特公平7ー74500号公報)
に示されているようなケーシングドライバと称する縦穴
掘削機が従来から一般的に知られている。この縦穴掘削
機は、「ケーシングドライバの基部をなし複数本のガイ
ドフレームを立設した略方形の枠状のベースフレーム
と、ガイドフレームに沿って昇降自在に取り付けられた
昇降フレームと、ベースフレームに立設されこの昇降フ
レームを昇降させる複数本のスラストシリンダと、昇降
フレーム内に回転自在に取り付けられ油圧モータで回転
駆動されるリング状の回転体と、この回転体に取り付け
られたケーシング掴み用バンド等のケーシング把持手
段」とで構成されている。
【0003】この縦穴掘削機でケーシングを圧入すると
きには、ケーシングをケーシング把持手段で把持した
後、ケーシング把持手段を、回転体を介して油圧モータ
で回転駆動しながら、昇降フレームをスラストシリンダ
で下降させることにより、ケーシングを地中に圧入して
縦穴を掘削する。縦穴掘削機でこうしたケーシングの圧
入作業を実施するに際しては、縦穴掘削機を掘削予定の
縦穴の施工場所に搬入する必要があるが、その場合に
は、通常、縦穴掘削機を大型クレーンで吊って搬入する
方法が採られている。そのため、ケーシングの圧入作業
を高架の高速道路や鉄道等の下で実施する場合には、こ
れらの構造物が障害となって大型クレーンの吊り上げ姿
勢を作ることができず、難作業となる。また、縦穴掘削
機を縦穴の施工場所から搬出する場合も、同様の問題が
生じる。
【0004】こうした問題を解決するため、従来、特開
平9ー25778号公報に記載の掘削作業装置と称する
技術が提案されている。この従来の技術は、全周回転掘
削機としての縦穴掘削機を、両側一対のクローラ式自走
車体からなる走行台車に一体的又は取外し可能に装備し
たものである。この従来の技術によれば、クローラ式自
走車体を走行させることにより、クレーンを使用しない
で縦穴掘削機を縦穴の施工場所に搬入したりその施工場
所から搬出したりすることができるため、ケーシングの
圧入作業を高架の構造物下で実施する場合でも、これら
の構造物が縦穴掘削機の搬入、搬出の障害となるような
ことはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、縦穴掘削機
によるケーシングの圧入作業を高架の構造物の下で適切
に実施できるようにするには、縦穴掘削機を、掘削予定
の縦穴の施工場所に容易に搬入できるだけではなく、圧
入するケーシングの中心すなわちケーシング把持手段で
把持したケーシングの中心をその縦穴の中心位置に合わ
せて据え付けられるようにして、縦穴掘削機を正しい位
置に据え付けられるようにすることが必要である。従来
の技術に係る縦穴掘削機は、走行体で移動しながら正し
い位置に据え付ける必要があるが、こうしたことについ
ての配慮がなされていないため、縦穴掘削機を正しい位
置に据付るには多くの試行錯誤を要し、縦穴掘削機を正
しい位置に能率的に据え付けることができない。
【0006】本発明は、従来の技術にみられるこうした
問題を解消しようとするものであって、その技術課題
は、走行体に設置されて移動する縦穴掘削機を正しい位
置に能率的に据え付けることができる縦穴掘削機の据付
技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の技術課題を解決す
るための手段として、この出願の縦穴掘削機の据付装置
に係る発明では次の1)の手段を採用し、この出願の縦
穴掘削機の据付方法に係る発明では次の2)の手段を採
用した。
【0008】1)走行体に設置されるとともに水平調整
ジャッキで支持できるように構成されケーシングを圧入
して縦穴を掘削する縦穴掘削機を走行体で移動して、圧
入するケーシングの中心を掘削予定の縦穴の中心位置に
合わせるように据え付けるのに使用される縦穴掘削機の
据付装置を構成する場合に、ケーシングの挿通孔を有し
地面に敷いて縦穴掘削機を据え付ける敷き板と、この敷
き板を水平調整ジャッキに随伴して上下動するように取
り付ける敷き板取付手段と、掘削予定の縦穴の位置に対
するケーシングの挿通孔の位置をみることにより、圧入
するケーシングの中心が掘削予定の縦穴の中心位置に合
っているか否かを確かめることができる芯合わせ手段と
を設けて構成するようにした。
【0009】2)走行体に設置されるとともに水平調整
ジャッキで支持できるように構成されケーシングを圧入
して縦穴を掘削する縦穴掘削機を走行体で移動して、圧
入するケーシングの中心を掘削予定の縦穴の中心に合わ
せるように据え付ける縦穴掘削機の据付方法を実施する
場合に、ケーシングの挿通孔を有し地面に敷いて縦穴掘
削機を据え付ける敷き板を随伴して上下動するように取
り付けた水平調整ジャッキを縮め、次いで、掘削予定の
縦穴の位置に対するケーシングの挿通孔の位置をみなが
ら縦穴掘削機を走行体で移動することにより、圧入する
ケーシングの中心を掘削予定の縦穴の中心位置に合わせ
た後、水平調整ジャッキを伸ばすことにより縦穴掘削機
を支持して敷き板に水平に据え付ける第1の据付工程
と、この据付工程で据え付けた縦穴掘削機によりケーシ
ングを圧入して縦穴を掘削した後、水平調整ジャッキを
縮めて縦穴掘削機を走行体で次の掘削予定の縦穴の施工
場所まで移動し、次いで、第1の据付工程と同様の方法
により、圧入するケーシングの中心を掘削予定の縦穴と
合わせた後、水平調整ジャッキを伸ばすことにより縦穴
掘削機を支持して敷き板に水平に据え付ける第2の据付
工程を実施するようにした。
【0010】前記1)の手段を採用したこの出願の縦穴
掘削機の据付装置に係る発明では、水平調整ジャッキを
適当量縮めることにより、水平調整ジャッキに取り付け
た敷き板を地面に接触させない程度に上昇させ、次い
で、芯合わせ手段により、掘削予定の縦穴の位置に対す
る敷き板のケーシングの挿通孔の位置関係をみながら縦
穴掘削機を走行体で移動して、圧入するケーシングの中
心を掘削予定の縦穴の中心位置に合わせる。こうしてケ
ーシングの中心を縦穴の中心位置に合わせた後、水平調
整ジャッキを伸ばすと、水平調整ジャッキで支持して敷
き板に据え付けることができる。
【0011】このように、本発明では、互いに近接した
位置にある敷き板のケーシングの挿通孔と縦穴の位置を
芯合わせ手段で見比べて合わせることにより、圧入する
ケーシングの中心を掘削予定の縦穴の中心位置に合わせ
ることができて縦穴掘削機を正しい位置に容易に位置決
めすることができ、その後は、水平調整ジャッキを伸ば
せば、その位置決めさせた正しい位置に縦穴掘削機を据
え付けることができるので、本発明によれば、走行体に
設置されて移動する縦穴掘削機を正しい位置に能率的に
据え付けることができる。本発明では、敷き板を特に敷
き板取付手段により水平調整ジャッキに随伴して上下動
するように取り付けているので、水平調整ジャッキを縮
めれば、敷き板を走行体内に納めて、縦穴掘削機を走行
体で移動させることが可能となり、水平調整ジャッキを
伸ばせば、敷き板を地面に設置すると同時に、縦穴掘削
機を位置決めした位置に据え付けることができて、縦穴
掘削機の移動、据付を機械的に行えて迅速に行うことが
できる。
【0012】前記2)の手段を採用したこの出願の縦穴
掘削機の据付方法に係る発明では、第1の据付工程にお
いて、前記の発明と同様の過程を経て縦穴掘削機を位置
決めさせた正しい位置に縦穴掘削機を据え付けるので、
前記の発明と同様、走行体に設置されて移動する縦穴掘
削機を正しい位置に能率的に据え付けることができると
ともに、縦穴掘削機の移動、据付を円滑に行うことがで
きる。この第1の据付工程に加えて第2の据付工程を実
施するので、第1の据付工程で据え付けた縦穴掘削機に
よりケーシングを圧入して縦穴を掘削した後、続けて次
の縦穴を掘削しようとするとき、水平調整ジャッキを縮
めれば、縦穴掘削機を走行体で次の掘削予定の縦穴の施
工場所まで移動することができ、その後は、第1の据付
工程と同様にして、縦穴掘削機を正しい位置に能率的に
据え付けることができる。このように、複数の縦穴を続
けて掘削するときにも、縦穴掘削機の移設作業を連続的
かつ適確に行えて縦穴掘削機を正しい位置に能率的に据
え付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この出願の縦穴掘削機の据
付装置に係る発明及び縦穴掘削機の据付方法に係る発明
が実際上どのように具体化されるのかを示す具体化例を
図1乃至図5を用いて説明することにより、この出願の
各発明の実施の形態を明らかにする。図1は、この出願
の縦穴掘削機の据付装置に係る発明の具体化例を示す正
面図であり、縦穴掘削機を据え付けていないときの状態
を示す図、図2は、図1の矢印A方向の矢視図、図3
は、縦穴掘削機を水平調整ジャッキで支持して据え付け
たときの状態を示す図1と同様の図、図4は、縦穴掘削
機の据付装置の要部を示す図3の矢印B方向の矢視図、
図5は、図4のC−C線断面図ある。
【0014】まず、縦穴掘削機としてのケーシングドラ
イバの基本的な構造の概要を、図に示す例に基づいて説
明する。これらの図において、Cはケーシングドライバ
で地中に圧入するケーシング、1は中央にケーシングC
の挿通空間を有しケーシングドライバの基部をなす略方
形枠状のベースフレーム、2はこのベースフレーム1の
底部四隅に設けられてケーシングドライバを据え付ける
際にこれを支持しその姿勢を水平に調整する働きをする
水平調整ジャッキ、3はベースフレーム1の四隅に立設
されたガイドフレーム、4は中央にケーシングCの挿通
空間を有しこれらのガイドフレーム3で上下方向に昇降
自在に案内される昇降フレーム、5はこの昇降フレーム
4内の図には表れていない回転体に取り付けられたケー
シングCの把持手段としてのケーシング掴み用バンド、
6はケーシングCの挿通空間を中央部に有しケーシング
Cの建て込み、回収、鉄筋コンクリートの打設等種々の
作業を行う作業足場としての作業用ステージである。
【0015】ケーシングCは、先端にカッタが取り付け
られケーシングドライバで最初に圧入される先端ケーシ
ングとこれに継ぎ足される継ぎケーシングとからなる
が、ここでは、本発明との関連上、主として先端ケーシ
ングを意味する。水平調整ジャッキ2は伸縮し、その伸
長量を調節できるが、ここで使用する水平調整ジャッキ
2は、図3に示すように、伸ばしたときにクローラ式走
行体7を持ち上げてケーシングドライバを支持するよう
に、伸長量や支持力を十分大きく設計している。また、
ベースフレーム1の底部四隅の各水平調整ジャッキ2の
伸長量を適宜調節することにより、水平でない地面上に
も、ケーシングドライバを水平状態で据え付けることが
でき、これにより、ケーシングCを垂直に圧入すること
ができる。昇降フレーム4は、ベースフレーム1に設置
した図示しない複数のスラストシリンダにより、ガイド
フレーム3に沿って上昇下降させることができるように
なっている。この昇降フレーム4内には、ケーシングC
の挿通空間を有するリング状の回転体がベアリングを介
して回転自在に取り付けられており、この回転体は、油
圧モータ4aにより減速して回転駆動される。
【0016】ケーシング掴み用バンド5は、この昇降フ
レーム4内の回転体に取り付けられているため、ケーシ
ングCを把持した後、回転体を油圧モータ4aで回転駆
動しながら昇降フレーム4をスラストシリンダで下降さ
せると、ケーシングCを回転させながら地中に圧入して
縦穴を掘削する。ケーシング掴み用バンド5は、種々の
タイプのものがあり、従来周知のものであるので詳細な
説明は省略するが、要は、回転体に固定的に設置される
固定バンドと回転体に非固定的に設置される複数の可動
バンドとバンドシリンダとでこれらの隣接する端部同士
を枢着してリング状に形成され、可動バンドをバンドシ
リンダで開閉しケーシングを把持する働きをするもので
ある。本発明は、こうしたケーシング掴み用バンド5を
備えた縦穴掘削機に限らず、ケーシングCの把持手段を
備えた縦穴掘削機であれば、バンドによらない把持手段
を備えたものでも適用可能である。
【0017】以上の構造を備えたケーシングドライバ
は、左右両側の一対のクローラ式の走行体7に一体的又
は取外し可能に設置される。このクローラ式走行体7
は、ホイール12aで駆動されるクローラベルト13を
推進手段とする走行体であり、支持フレーム11と、支
持フレーム11の前端部に軸支されたスプロケットとし
てのホイール12aと、支持フレーム11の後端部に軸
支されたアイドラとしてのホイール12bと、これらホ
イール12a,12bに掛け回されたエンドレスチェー
ン状のクローラベルト13とからなる。前端側のホイー
ル12aは、これに組み込まれた減速機付きの油圧モー
タで回転駆動されるようになっている。したがって、こ
の前端側のホイール12aを油圧モータで回転駆動する
と、クローラベルト13を前端側のホイール12aで駆
動し、後端側のホイール12bで案内しながら回して、
クローラ式走行体7を走行させることができる。
【0018】左右のクローラ式の走行体7における各支
持フレーム11の前後両端側には、それぞれ横向き内側
に突出するケーシングドライバ取付用のブラケット14
が取り付けられている。この支持フレーム11の内側に
突出する前後左右の4個のブラケット14には、ベース
フレーム1の側部が取り付けられ、こうしてケーシング
ドライバをクローラ式走行体7に設置することができ
る。その場合、ベースフレーム1の側部をブラケット1
4にボルト等の固着具で着脱可能に取り付けてもよい
し、溶接により一体的に取り付けてもよい。ケーシング
ドライバをこのようにクローラ式走行体7に設置する代
わりに、車輪で走行できる走行体に設置してもよい。本
発明で用いられる縦穴掘削機は、このように走行体に設
置されて移動するものであるから、縦穴掘削機を縦穴の
施工場所に搬入して正しい位置に据え付ける作業は、ク
レーンではなく縦穴掘削機を走行体で移動することによ
り行う。
【0019】本発明の最大の特徴は、こうした走行体に
設置された特殊な縦穴掘削機を走行体で移動させながら
正しい位置に能率的に据え付けることができるように工
夫した点にある。そこで、この点に関する技術内容を説
明する。20はケーシングの挿通孔21を有し地面に敷
いてケーシングドライバを据え付ける位置合わせ用の敷
き板、21はこの敷き板20にあけられケーシングCを
挿通させることができるケーシングの挿通孔、22は敷
き板20を水平調整ジャッキ2に取り付けるときに敷き
板20を適切な位置に位置決めする位置決め手段として
のガイドプレート、23は敷き板20をガイドプレート
22で位置決めした状態で水平調整ジャッキ2に固定す
る固定手段としての固定プレート、24はケーシングの
挿通孔21の中心で交差するように十字状に敷き板20
に取り付けられる棒状部材、25はこの棒状部材24を
十字状に敷き板20に取り付けたときにできる交差部、
26は棒状部材24の取付孔を有する棒状部材のブラケ
ットである。
【0020】位置合わせ用の敷き板20は、ベースフレ
ーム1とほぼ同等の大きさに鉄板で形成されて長方形を
なしている。ケーシングの挿通孔21は、ケーシングC
の外径よりも若干大きい円形をなし、敷き板20の中央
に配置されている。敷き板20の上面四隅には、各水平
調整用ジャッキ2を立設するが、その場合、ここに示す
例では、水平調整用ジャッキ2の下端部に、当接面を拡
大した当接部材としての円盤状のフロート2aを設けて
いる。敷き板20は、地面の状態によっては傾いて敷か
れることがあり、その場合、水平調整用ジャッキ2の下
端面を敷き板20の上面に密に当接させることができな
くなるが、ここに示す例では、こうした問題が生じない
ようにするため、フロート2aは、図には示していない
が、任意の方向に自由に傾動できるように構成してい
る。
【0021】ガイドプレート22は、このフロート2a
を嵌入できるように、フロート2aの外周とほとんど同
径の内径を有する円筒体に形成されて敷き板20に固着
されており、敷き板20は、このガイドプレート22に
フロート2aを嵌入することにより位置決めする。こう
して位置決めすると、敷き板20は、ケーシング掴み用
バンド5で把持するケーシングCの中心にケーシングの
挿通孔21の中心が合わせられるように位置決めされ
る。すなわち、ケーシングの挿通孔21は、圧入しよう
とするケーシングCと同心円をなすように配置される。
そのため、ケーシングの挿通孔21の中心を掘削予定の
縦穴の中心位置に合わせるようにケーシングドライバを
据え付ければ、ケーシング掴み用バンド5で把持するケ
ーシングCの中心を掘削予定の縦穴の中心位置に合わせ
ることができる。
【0022】固定プレート23は、敷き板20をガイド
プレート22でこのように位置決めした状態において、
ガイドプレート22がフロート2aから離脱しないよう
に止めて敷き板20を水平調整ジャッキ2に固定する働
きをし、これにより、敷き板20は、水平調整ジャッキ
2の伸縮に伴って下降、上昇するように取り付けられ
る。この固定プレート23は、水平調整ジャッキ2の軸
部を通すことができる透孔を中央に有しガイドプレート
22の外径と同径の外径を有するプレート状の環体をな
していて、ガイドプレート22への取付の便のため、半
割りにして半円形の二つの分割片に分割構成されてい
る。この半割りの固定プレート23は、ガイドプレート
22の上端面に取り付けるが、その場合、水平調整ジャ
ッキ2の軸部をその二つの分割片で囲むようにして各分
割片を合体させ、ガイドプレート22の上端面に図示し
ないボルト等で螺着して環体をなすように一体化させ
る。
【0023】敷き板20は、要は、水平調整ジャッキ2
に随伴して上下動するように取り付ければよいが、ここ
に示す例では、こうした敷き板20の取付手段を前記よ
うにガイドプレート22とこれに螺着する固定プレート
23とで構成しているので、固定プレート23を適宜着
脱することができる。そのため、敷き板20を水平調整
ジャッキ2に着脱可能に固定することができるので、敷
き板20を必要に応じて取り外すことができて水平調整
ジャッキ2及び敷き板20のメンテナンスや交換の便が
よい。しかしながら、こうしたことを必要としない場合
には、敷き板20の上面を水平調整ジャッキ2のフロー
ト2aの下面に溶接により一体的に固着してもよい。
【0024】棒状部材24は、敷き板20に、アタッチ
メントとして付設したものであり、鉄筋を用いるとよ
い。すなわち、一対の鉄筋を、必要な都度、相対向する
前後及び左右のブラケット26の取付孔に嵌挿して敷き
板20に十字状に取り付け、必要がなくなったら、敷き
板20から取り外すようにする。この十字状の棒状部材
24の交差部25は、ケーシングの挿通孔21の中心に
位置するため、ガイドプレート22にフロート2aを嵌
入して敷き板20を位置決めしたときには、交差部25
は、圧入するケーシングCの中心と同位置に配置される
ことになる。したがって、この交差部25の位置が掘削
予定の縦穴の中心と合致しているか否かをみることによ
り、圧入するケーシングCの中心が掘削予定の縦穴の中
心位置に合っているか否かを確かめることができるた
め、走行体7を走行させてケーシングCの中心を縦穴の
中心に合わせるように芯合わせするときの支援手段とな
る。
【0025】次に、この縦穴掘削機の据付装置を用いた
縦穴掘削機の据付方法について説明する。ここに示す例
では、位置合わせ用の敷き板20を水平調整ジャッキ2
に特に着脱可能に固定するようにしているので、これを
水平調整ジャッキ2に固定する工程から説明する。
【0026】まず、予め棒状部材24を十字状に取り付
けた敷き板20を地面の適所に載置する。次いで、クロ
ーラ式の走行体7を走行させることにより、ケーシング
ドライバを敷き板20の上に移動させて位置調整しなが
ら、水平調整ジャッキ2のフロート2aが敷き板20上
のガイドプレート22内に嵌入され得る位置にくるよう
にケーシングドライバの位置を調整する。しかる後、水
平調整ジャッキ2を伸ばすと、フロート2aがガイドプ
レート22内に嵌入されて敷き板20の上面に当接す
る。この状態で、圧入するケーシングCの中心に敷き板
20のケーシングの挿通孔21の中心が合わせられるよ
うに敷き板20が位置決めされるので、ガイドプレート
22の上端面に固定プレート23を螺着して敷き板20
をフロート2aと一体化させる。その結果、敷き板20
は、水平調整ジャッキ2に随伴して上下動するように取
り付けられる。
【0027】敷き板20を水平調整ジャッキ2にこのよ
うに取り付けた後は、水平調整ジャッキ2を適当量縮め
ることにより、水平調整ジャッキ2に取り付けた敷き板
20を地面に接触させない程度に上昇させ、ケーシング
ドライバを走行体7により掘削予定の縦穴の施工場所に
移動する。縦穴の施工場所には、掘削予定の縦穴の中心
点を示す目印が測量により付けられているので、棒状部
材24の交差部25と縦穴の中心点の目印との位置関係
をベースフレーム1と地面との間の隙間からみながら両
者を一致させるようにケーシングドライバを走行体7で
移動させて位置調整する。その結果、圧入するケーシン
グCの中心を掘削予定の縦穴の中心位置に合わせるよう
にケーシングCの芯合わせをすることができて、ケーシ
ングドライバを所期の位置に適切に位置決めすることが
できる。
【0028】こうしてケーシングドライバを位置決めし
た後、水平調整ジャッキ2を伸ばすと、図3に示すよう
に、クローラ式の走行体7を持ち上げるようにしてケー
シングドライバを各水平調整ジャッキ2で支持し、敷き
板20に据え付けることができる。その際、ケーシング
ドライバの据付姿勢に応じて各水平調整ジャッキ2の伸
長量を適宜調節することにより、ケーシングドライバを
水平に据え付ける。次いで、一対の棒状部材24を敷き
板20から取り外した後、走行体7をケーシングドライ
バに取り付けたままの状態で、ケーシングドライバのケ
ーシング掴み用バンド5でケーシングCを把持して圧入
し縦穴を掘削する。なお、ケーシング掴み用バンド5で
ケーシングCを把持するときには、ケーシングCを吊る
ためのクレーンを必要とするが、ケーシングドライバの
搬入時に使用するような大型クレーンは必要としないの
で、ケーシングの圧入作業を高架の高速道路や鉄道等の
下で実施する場合でも、前述したような問題は生じな
い。
【0029】ここに示すケーシングCの芯合わせの手段
は、棒状部材24の交差部25を、ケーシングの挿通孔
21の位置を表わす指標にして、帰するところ、掘削予
定の縦穴の位置に対するケーシングの挿通孔21の位置
をみることにより、ケーシングCを掘削予定の縦穴に芯
合わせしようとするものであるが、ケーシングの挿通孔
21を設けた敷き板20は、縦穴の施工場所である地面
に近接した位置でかつ光が入りやすい機外に配置される
ので、ケーシングの挿通孔21の位置を掘削予定の縦穴
の位置と見比べる作業がやりやすいく、ケーシングドラ
イバを正しい位置に容易に位置決めすることができる。
そして、ケーシングドライバを位置決めした後は、水平
調整ジャッキ2を伸ばせば、その位置決めさせた正しい
位置にケーシングドライバを据え付けることができるの
で、走行体7に設置されて移動するケーシングドライバ
を正しい位置に能率的に据え付けることができる。
【0030】また、敷き板20を特に水平調整ジャッキ
2に随伴して上下動するように取り付けるので、水平調
整ジャッキ2を縮めれば、敷き板20を上昇させ走行体
7内に納めて、ケーシングドライバを走行体7で移動さ
せることが可能となり、水平調整ジャッキ2を伸ばせ
ば、敷き板20を下降させて地面に設置すると同時に、
ケーシングドライバを位置決めした位置に据え付けるこ
とができて、ケーシングドライバの移動、据付を機械的
に行えて迅速に行うことができる。さらに、ケーシング
ドライバを特に敷き板20に据え付けるようにしている
ので、ケーシングドライバを敷き板20の広い面積で支
えることができて安定した状態で据え付けることがで
き、特に、軟弱地盤地帯で縦穴を掘削するときでも、ケ
ーシングドライバを確りと固定して縦穴の掘削を安定し
た状態で実施することができる。以上のように、ケーシ
ングドライバの据付作業を高架の構造物の下でも行える
ようにした従来の技術をきわめて使い勝手のよいものに
することができる。ここに示す例では、クローラ式の走
行体7を持ち上げるようにしてケーシングドライバを各
水平調整ジャッキ2で支持し据え付けた後、走行体7を
ケーシングドライバに取り付けたままの状態で縦穴の掘
削を開始するようにしているため、掘削準備作業に手間
を要しないだけでなく、ケーシングCの圧入による掘削
反力を走行体7の自重によっても受けることができて二
重の効果を発揮することができる。
【0031】以上述べた方法によりケーシングドライバ
の最初の据え付け作業を行って縦穴の掘削を終了した
後、続けて次の縦穴を掘削しようとするときには、水平
調整ジャッキ2を縮める。そうすると、ケーシングドラ
イバは、水平調整ジャッキ2で支持される代わりにクロ
ーラ式の走行体7で地面に支持されるため、ケーシング
ドライバを走行体7で次の掘削予定の縦穴の施工場所ま
で移動し、その後は、次の縦穴の施工場所において、前
記と同様の過程を経てケーシングCの芯合わせをしてケ
ーシングドライバを据え付けることにより、ケーシング
ドライバを正しい位置に能率的に据え付けることができ
る。このように、複数の縦穴を続けて掘削するときに
も、ケーシングドライバの移動、位置決め及び据付から
なる一連の移設作業を連続的かつ適確に行えてケーシン
グドライバを正しい位置に能率的に据え付けることがで
きる。そのため、この縦穴掘削機の据付技術は、杭の施
工等、多数の縦穴を掘削することが必要な土木、建築工
事にきわめて好適である。
【0032】ここに示す例では、敷き板20のケーシン
グの挿通孔21の中心部に配置した棒状部材24の交差
部25を芯合わせ手段として用いているが、ケーシング
の挿通孔21を直接芯合わせ手段に用いて、ケーシング
の挿通孔21の縁部を、予め地面に付けられた掘削予定
の縦穴に近似する円形の目印に合わせるようにしてもよ
く、芯合わせ手段は、要は、掘削予定の縦穴の位置に対
するケーシングの挿通孔21の位置をみることにより、
圧入するケーシングCの中心が掘削予定の縦穴の中心位
置に合っているか否かを確かめることができるものであ
ればよい。ここに示す例では、ケーシングドライバを各
水平調整ジャッキ2で支持して据え付けた後、クローラ
式の走行体7をケーシングドライバに取り付けたままの
状態で縦穴を掘削するようにしているが、ケーシングド
ライバをブラケット14を介して走行体7に着脱可能に
取り付けた場合には、縦穴の掘削の開始時又は進展時に
必要に応じて走行体7をケーシングドライバから取り外
すようにしてもよい。こうした方法を採用した場合に
は、水平調整ジャッキ2にかかる負担をその分軽減する
ことができるとともに、縦穴の掘削作業の合間を利用し
て走行体7の点検や清掃を行うこともできる。
【0033】なお、この縦穴掘削機の据付装置を具体化
する場合、クローラ式走行体7をケーシングドライバに
対して上下に移動できるようにする手段を付加してもよ
い。例えば、クローラ式走行体7の前後両側に取り付け
られている各ブラケット14をベースフレーム1に取り
付けるに際し、上下方向に伸縮する油圧シリンダを各ブ
ラケット14に対応してベースフレーム1に設け、これ
らの油圧シリンダを介して各ブラケット14をベースフ
レーム1に取り付けるようにすれば、クローラ式走行体
7をケーシングドライバに対して油圧シリンダで上下に
移動可能にすることができる。こうした手段を付加する
と、油圧シリンダを伸縮することによりクローラ式走行
体7をケーシングドライバに対して相対的に上昇下降さ
せて、ケーシングドライバを水平調整ジャッキ2で支持
して敷き板20に据え付けたり、敷き板20をクローラ
式走行体7内に納めたりすることができ、そのため、伸
縮量の少ない水平調整ジャッキ2を用いることができ
る。
【0034】以上、本発明の基本的な技術内容を図1乃
至図5の例に基づいて説明したが、場所打ち杭等の鉄筋
コンクリート地下構造物の施工に好適な手段を図1乃至
図5の縦穴掘削機の据付装置に付加した同据付装置の変
形例を図6乃至図10に基づいて説明する。図6は、図
1乃至図5の縦穴掘削機の据付装置の変形例を示す正面
図であり、縦穴掘削機を据え付けていないときの状態を
示す図、図7は、図6の矢印A方向の矢視図、図8は、
縦穴掘削機を水平調整ジャッキで支持して据え付けたと
きの状態を示す図6と同様の図、図9は、この変形例の
縦穴掘削機の据付装置の要部を示す図8の矢印B方向の
矢視図、図10は、図9のC−C線断面図ある。図6乃
至図10において、図1乃至図5と同一の符号を付けた
部分は、これらの図と同等の部分を表すので、詳述しな
い。
【0035】この変形例の縦穴掘削機の据付装置は、図
1乃至図5の装置と同様、クローラ走行体7に設置され
るとともに、下端部にフロート2aを有する水平調整ジ
ャッキ2で支持できるように構成されたケーシングドラ
イバをクローラ走行体7で移動して、圧入するケーシン
グの中心を掘削予定の縦穴の中心位置に合わせるように
据え付けるのに使用されるもとであり、ケーシングドラ
イバやクローラ走行体7の構造も図1乃至図5の例と変
わらない。また、ケーシングの挿通孔21を有する敷き
板20と、この敷き板20を水平調整ジャッキ2に随伴
して上下動するように取り付ける敷き板取付手段と、棒
状部材24を敷き板20にケーシングの挿通孔21の中
心で交差するように取り付けることにより形成され、圧
入するケーシングCの中心が掘削予定の縦穴の中心位置
に合っているか否かを確かめることができる芯合わせ手
段としての交差部25とを設けて構成するようにしてお
り、この点でも図1乃至図5の例と変わらない。
【0036】前記の敷き板取付手段は、図1乃至図5の
例と同様、敷き板20を水平調整ジャッキ2に取り付け
るときにケーシングの挿通孔21の中心をケーシングド
ライバで把持するケーシングCの中心に合わせるよう
に、フロート2aを嵌入して敷き板20を位置決めする
位置決め手段としての円筒体のガイドプレート22と、
このガイドプレート22で位置決めした状態でガイドプ
レート22がフロート2aから離脱しないように止め
て、敷き板20を水平調整ジャッキ2に着脱可能に固定
できる固定手段としての固定プレート23を設けて構成
されている。
【0037】この変形例の縦穴掘削機の据付装置は、こ
れらの手段に加えて、ケーシングドライバでのケーシン
グCの把持を解除する際にケーシングCを把持できるサ
ブバンド30を敷き板20に取り付けて、敷き板20を
水平調整ジャッキ2に取り付けたときにサブバンド30
がケーシングCを把持し得るように、ケーシングドライ
バの下方の空間Sすなわちベースフレーム1と敷き板2
0との間に配置されるように構成した点に特徴がある。
【0038】縦穴掘削機の据付装置をこのように構成す
るため、図10に示すように、敷き板20には、水平調
整用ジャッキ2を敷き板20の底面よりも高い位置に立
設するための台座27を付設している。この台座27
は、フロート2aを当接させて水平調整用ジャッキ2を
載置するための円盤状の載置台27aと、この載置台2
7aを敷き板20との間に間隔を置いて支持するための
載置台27aと略同径の支持部材27b及びこれより小
径の支持部材27cとで形成されている。ここに示す例
では、台座27をこのように載置台27aと支持部材2
7b,27cとで構成して内部に中空部ができる構造に
しているが、台座27は、必ずしもこうした構造のもの
である必要はなく、例えば、中空部のない円筒状のブロ
ックであってもよい。こうした台座27には、ガイドプ
レート22と固定プレート23とを図5と同様の態様で
設けている。
【0039】こうした台座27を敷き板20に付設する
ことにより、ケーシングドライバを水平調整用ジャッキ
2を用いて設置する場合に水平調整用ジャッキ2を台座
27上に設置することができるため、ベースフレーム1
と敷き板20との間の間隔を拡大することができる。そ
の結果、サブバンド20をケーシングドライバの下方の
空間Sに無理なく収容することができる。また、こうし
た利点を保持しながらも、水平調整用ジャッキ2には、
通常の水平調整用ジャッキ2と同程度のストロークのも
のを用いれば足るため、水平調整用ジャッキ2に無理な
荷重が働いてこれを損傷させたりその寿命を低下させた
りするようなことがないとともに、水平調整用ジャッキ
2の製作費が増加するようなこともない。
【0040】次に、図9に基づき、サブバンド30につ
いて説明する。このサブバンド30は、ケーシングドラ
イバとは別個の製品として製作され、ケーシングドライ
バを敷き板20上に水平調整ジャッキ2により設置した
ときに敷き板20とベースフレーム1との間に生じるケ
ーシングドライバの下方の空間Sに収容できる形態に形
成される。従来、サブバンド30は、分解しなければ取
り外せないような状態でベースフレーム1上に一体的に
組み込まれていた。これに対し、この変形例では、サブ
バンド30をケーシングドライバに組み込まずに、必要
な都度取り付け得るように独立別個のものとして構成し
てケーシングドライバに付加的に取り付け得るようにし
ている。
【0041】そのサブバンド30の具体的構造について
述べる。30a,30cはリンク機構をなすように互い
に回動可能に枢着した円弧状の可動バンド、30b,3
0dは同じく回動可能に枢着した円弧状の可動バンド、
30eはこれら各一対の可動バンド30a・30c,3
0b・30dを回動可能に枢着するための可動バンド枢
着用ピン、30fはサブバンドシリンダ30g及びサブ
バンドシリンダ30hの各両端部をそれぞれ可動バンド
30a,30b及び可動バンド30c,30dの端部に
回動可能に枢着して連結するためのサブバンドシリンダ
連結用のピン、30g,30hはこのサブバンドシリン
ダ連結用のピン30fで可動バンド30a・30b,3
0c・30dに連結され伸縮して各一対の可動バンド3
0a・30c,30b・30dをそれぞれ互いに回動さ
せるサブバンドシリンダである。
【0042】一対の可動バンド30a,30c及び一対
の可動バンド30b,30dは、それぞれ隣接側端部を
可動バンド枢着用ピン30eで枢着して前後方向に対向
するように配置している。また、サブバンドシリンダ3
0g,30hは、左右方向に対向するように配置して、
各一対の可動バンド30a・30c,30b・30dの
非隣接側端部の対向するもの同士を連結し、これらの要
素でリング状をなすようにして、中央にケーシングの挿
通孔21と略同じ大きさのケーシング挿通用空間を有す
るように構成している。そして、サブバンドシリンダ3
0g,30hを伸縮することにより、可動バンド30
a,30b,30c,30dを緩めたり締めたりして、
ケーシングCをケーシング挿通用空間に挿通したりその
ケーシングCを把持したりすることができるようにして
いる。こうしたサブバンド30それ自体は、従来から一
般的に用いられていたものであって種々のタイプがあ
り、本発明を具体化する場合には、種々のタイプのもの
を使用することができる。
【0043】このサブバンド30は、サブバンド30の
ケーシング挿通用空間の中心が敷き板20におけるケー
シングの挿通孔21の中心と合致するように各可動バン
ド枢着用ピン30eにより敷き板20に取り付けられ
る。ここに示す例では、サブバンド30をケーシングド
ライバにアタッチメントとして備えておき、各可動バン
ド枢着用ピン30eを敷き板20に取り外しできるよう
に取り付けることによりサブバンド30を敷き板20に
対して適宜着脱できるようにしている。したがって、サ
ブバンド30を敷き板20に取り付けて敷き板20を水
平調整ジャッキ2に取り付けると、サブバンド30がケ
ーシングCを把持し得るようにケーシングドライバの下
方の空間Sに収容されることとなる。こうしたサブバン
ド30は、ケーシング掴み用バンド5でのケーシングC
の把持を解除する際に、ケーシング掴み用バンド5に代
わってケーシングCを把持する働きをするものであるか
ら、敷き板20に取り付ける場合に、横ずれさえ規制す
れば、敷き板20上に単に載置させた状態で取り付ける
ようにしてもよい。また、サブバンド30は、ケーシン
グドライバの下方の空間Sに収容した状態でベースフレ
ーム1の適宜の部位に係止させて吊り下げるようにして
取り付ける等、ケーシングドライバ側に着脱可能に取り
付けられるように構成してもよい。
【0044】ケーシングドライバで掘削した縦穴には、
鉄筋コンクリートを打設して場所打ち杭等の地中構造物
を施工することが多いが、その場合、鋼管杭を施工する
場合とは異なり、地中に圧入したケーシングCを引き抜
いて回収し再利用する。こうしたケーシングCの引き抜
き工程は、コンクリートの打設と並行し行われるが、そ
の場合、サブバンド30を備えていないケーシングドラ
イバでは、地中に圧入した一連の全ケーシングCを一時
的に吊ることができる大型のクレーンを必要とする。し
かるに、前記のようにサブバンド30を付属品として備
えておき、必要に応じて敷き板20やケーシングドライ
バに取り付けることができるようにすると、ケーシング
Cの引き抜き工程において、単位長さのケーシングCを
吊れるだけの小型のクレーンは用いるにしても、こうし
た大型のクレーンは用いなくても済む。そこで、サブバ
ンド30を用いて実施するケーシングCの引き抜き工程
を以下に説明する。
【0045】1.図示しないスラストシリンダを限界ま
で縮めて昇降フレーム4を下降させ、ケーシング掴み用
バンド5でケーシングCを把持する。
【0046】2.スラストシリンダを伸ばしてケーシン
グCを地盤から引き抜き、こうしてスラストシリンダを
限界まで伸ばしてその伸長を停止する。
【0047】3.サブバンドシリンダ30g,30hを
縮めて、地中に圧入した一連のケーシングCをサブバン
ド30で把持し、落下させないように支持する。
【0048】4.ケーシング掴み用バンド5でのケーシ
ングCの把持を解除した後、再び、スラストシリンダを
限界まで縮めて昇降フレーム4を下降させ、ケーシング
掴み用バンド5でケーシングCを把持する。
【0049】5.サブバンドシリンダ30g,30hを
伸ばして、サブバンド30でのケーシングCの把持を解
除する。
【0050】6.前記2〜5の工程を適宜繰り返して単
位長さのケーシングCを地上に露出させるように引き抜
き、その際、前記4の工程によりその単位長さのケーシ
ングCの下方のケーシングCをケーシング掴み用バンド
5で把持した状態にする。
【0051】7.こうして引き抜いたケーシングCを、
接続部のボルトを取り外すことによりその下方のケーシ
ングCから分離し、クレーンで移送して回収する。
【0052】8.前記2〜7の工程を繰り返して各ケー
シングCを順次引き抜いて全てのケーシングCを回収す
る。
【0053】これらのケーシングCの引き抜き工程中、
前記3の工程でケーシングCを落下させないように支持
する場合、サブバンド30を用いないときには、地中に
圧入した一連のケーシングCの全重量を支持できるだけ
の大型のクレーンを必要とするが、この変形例の装置で
は、サブバンド30を用いているので、クレーンを用い
る必要がない。したがって、クレーンについては、前記
7の工程を実施する必要上、少なくとも単位長さのケー
シングCを吊るだけの能力をもった小型のクレーンを用
いれば済むことになる。
【0054】以上のとおりであるから、この変形例の装
置によれば、サブバンド30を設けていない既製の縦穴
掘削機に、格別の改造を加えることなくサブバンド30
の機能を付加することができる。そのため、地中に圧入
したケーシングCの全重量を支持できるような大型のク
レーンを使用しないでもケーシングCを引き抜いて回収
することができて場所打ち杭等の鉄筋コンクリート地下
構造物の施工に好適な装置が得られる。また、このよう
に大型のクレーンを使用することなくケーシングCの引
き抜き工程を実施することができるので、ケーシングC
の引き抜き作業を高架の構造物下でも支障なく実施する
ことができる。さらに、この変形例の装置では、サブバ
ンド30を敷き板20に特に着脱可能に取り付けるよう
にしているので、場所打ち杭のようなケーシングCの引
き抜き工程を必要とする鉄筋コンクリート地下構造物の
施工のときだけサブバンド30を敷き板20に取り付
け、鋼管杭のようにケーシングCを地中に埋設したまま
にする地下構造物の施工等、サブバンド30を必要とし
ないときには、これを取り外すことができる。そのた
め、サブバンド30を不使用時に取り外すことができて
取り扱いの便がよく、サブバンド30の不使用時の損傷
を防止できるとともにメンテナンスの便もよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この出
願の縦穴掘削機の据付装置に係る発明及び縦穴掘削機の
据付方法に係る発明は、それぞれ、「課題を解決する手
段」の項の1)の手段及び2)の手段を採用しているの
で、これらの各発明によれば、走行体に設置されて移動
する縦穴掘削機を正しい位置に能率的に据え付けること
ができる縦穴掘削機の据付技術が得られる。また、各発
明は、敷き板を特に水平調整ジャッキに随伴して上下動
するように取り付けるので、水平調整ジャッキを縮めれ
ば、敷き板を走行体内に納めて、縦穴掘削機を走行体で
移動させることが可能となり、水平調整ジャッキを伸ば
せば、敷き板を地面に設置すると同時に、縦穴掘削機を
位置決めした位置に据え付けることができて、縦穴掘削
機の移動、据付を機械的に行えて迅速に行うことができ
る。さらに、縦穴掘削機を特に敷き板に据え付けるよう
にしているので、縦穴掘削機を敷き板の広い面積で支え
ることができて安定した状態で据え付けることができ、
特に、軟弱地盤地帯で縦穴を掘削するときでも、縦穴掘
削機を確りと固定して縦穴の掘削を安定した状態で実施
することができる。このように、各発明によれば、縦穴
掘削機の据付作業を高架の構造物の下でも行えるように
した従来の技術をきわめて使い勝手のよいものにするこ
とができる。
【0056】特に、この出願の縦穴掘削機の据付方法に
係る発明では、複数の縦穴を続けて掘削するときにも、
縦穴掘削機の移設作業を連続的かつ適確に行えて縦穴掘
削機を正しい位置に能率的に据え付けることができる。
この出願の縦穴掘削機の据付装置に係る発明を具体化す
る場合、特に、特許請求範囲の請求項2に記載のように
具体化すれば、敷き板を水平調整ジャッキに着脱可能に
固定することができるので、敷き板を必要に応じて取り
外すことができて水平調整ジャッキ及び敷き板のメンテ
ナンスや交換の便がよい。
【0057】この出願の縦穴掘削機の据付装置に係る発
明を具体化する場合、特に、特許請求範囲の請求項3に
記載のように具体化すれば、サブバンドを設けていない
既製の縦穴掘削機に、格別の改造を加えることなくサブ
バンドの機能を付加することができる。そのため、大型
のクレーンを使用することなくケーシングを引き抜いて
回収することができて場所打ち杭等の鉄筋コンクリート
地下構造物の施工に好適な装置が得られる。また、この
ように大型のクレーンを使用することなくケーシングの
引き抜き工程を実施することができるので、ケーシング
の引き抜き作業を高架の構造物下でも支障なく実施する
ことができる。この出願の縦穴掘削機の据付装置に係る
発明を具体化する場合、特に、特許請求範囲の請求項4
に記載のように具体化すれば、場所打ち杭等の鉄筋コン
クリート地下構造物のようにケーシングの引き抜き工程
を必要とする地下構造物の施工のときだけサブバンドを
敷き板又は縦穴掘削機に取り付け、鋼管杭のようにケー
シングを地中に埋設したままにする地下構造物の施工
等、サブバンドを必要としないときには、これを取り外
すことができる。そのため、サブバンドを不使用時に取
り外すことができて取り扱いの便がよく、サブバンドの
不使用時の損傷を防止できるとともにメンテナンスの便
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の縦穴掘削機の据付装置に係る発明の
具体化例を示す正面図であり、縦穴掘削機を据え付けて
いないときの状態を示す図である。
【図2】図1の矢印A方向の矢視図である。
【図3】縦穴掘削機を水平調整ジャッキで支持して据え
付けたときの状態を示す図1と同様の図である。
【図4】縦穴掘削機の据付装置の要部を示す図3の矢印
B方向の矢視図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図1乃至図5の縦穴掘削機の据付装置の変形例
を示す正面図であり、縦穴掘削機を据え付けていないと
きの状態を示す図である。
【図7】図6の矢印A方向の矢視図である。
【図8】縦穴掘削機を水平調整ジャッキで支持して据え
付けたときの状態を示す図6と同様の図である。
【図9】この変形例の縦穴掘削機の据付装置の要部を示
す図8の矢印B方向の矢視図である。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2 水平調整ジャッキ 2a フロート 3 ガイドフレーム 4 昇降フレーム 5 ケーシング掴み用バンド 7 クローラ式走行体 11 支持フレーム 14 ケーシングドライバ取付用のブラケット 20 位置合わせ用の敷き板 21 ケーシングの挿通孔 22 ガイドプレート 23 固定プレート 24 棒状部材 25 交差部 26 棒状部材のブラケット 27 台座 30 サブバンド 30a〜30d 可動バンド 30e 可動バンド枢着用ピン 30f サブバンドシリンダ連結用のピン 30g,30h サブバンドシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 克己 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 田原 正法 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D029 DC01 PA07 PB02 PB05 PC01 PD04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体に設置されるとともに水平調整ジ
    ャッキで支持できるように構成されケーシングを圧入し
    て縦穴を掘削する縦穴掘削機を走行体で移動して、圧入
    するケーシングの中心を掘削予定の縦穴の中心位置に合
    わせるように据え付けるのに使用される縦穴掘削機の据
    付装置であって、ケーシングの挿通孔を有し地面に敷い
    て縦穴掘削機を据え付ける敷き板と、この敷き板を水平
    調整ジャッキに随伴して上下動するように取り付ける敷
    き板取付手段と、掘削予定の縦穴の位置に対するケーシ
    ングの挿通孔の位置をみることにより、圧入するケーシ
    ングの中心が掘削予定の縦穴の中心位置に合っているか
    否かを確かめることができる芯合わせ手段とを設けて構
    成するようにしたことを特徴とする縦穴掘削機の据付装
    置。
  2. 【請求項2】 敷き板取付手段が、敷き板を水平調整ジ
    ャッキに取り付けるときに敷き板のケーシングの挿通孔
    の中心を縦穴掘削機で把持するケーシングの中心に合わ
    せるように敷き板を位置決めする位置決め手段と、この
    位置決め手段で位置決めした状態で敷き板を水平調整ジ
    ャッキに着脱可能に固定し得る固定手段とを設けて構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の縦穴掘削機
    の据付装置。
  3. 【請求項3】 縦穴掘削機でのケーシングの把持を解除
    する際にケーシングを把持できるサブバンドを敷き板に
    取り付けて、敷き板を水平調整ジャッキに取り付けたと
    きにサブバンドがケーシングを把持し得るように縦穴掘
    削機の下方の空間に配置されるように構成したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の縦穴掘削機の据付
    装置。
  4. 【請求項4】 縦穴掘削機でのケーシングの把持を解除
    する際にケーシングを把持できるサブバンドを付属品と
    して備え、敷き板を水平調整ジャッキに取り付けたとき
    に縦穴掘削機の下方と敷き板との間に生じる空間にサブ
    バンドを収容することができ、サブバンドが同空間に収
    容された状態でケーシングを把持し得るように敷き板又
    は縦穴掘削機に着脱可能に取り付けられるように構成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の縦穴掘
    削機の据付装置。
  5. 【請求項5】 走行体に設置されるとともに水平調整ジ
    ャッキで支持できるように構成されケーシングを圧入し
    て縦穴を掘削する縦穴掘削機を走行体で移動して、圧入
    するケーシングの中心を掘削予定の縦穴の中心に合わせ
    るように据え付ける縦穴掘削機の据付方法であって、ケ
    ーシングの挿通孔を有し地面に敷いて縦穴掘削機を据え
    付ける敷き板を随伴して上下動するように取り付けた水
    平調整ジャッキを縮め、次いで、掘削予定の縦穴の位置
    に対するケーシングの挿通孔の位置をみながら縦穴掘削
    機を走行体で移動することにより、圧入するケーシング
    の中心を掘削予定の縦穴の中心位置に合わせた後、水平
    調整ジャッキを伸ばすことにより縦穴掘削機を支持して
    敷き板に水平に据え付ける第1の据付工程と、この据付
    工程で据え付けた縦穴掘削機によりケーシングを圧入し
    て縦穴を掘削した後、水平調整ジャッキを縮めて縦穴掘
    削機を走行体で次の掘削予定の縦穴の施工場所まで移動
    し、次いで、第1の据付工程と同様の方法により、圧入
    するケーシングの中心を掘削予定の縦穴と合わせた後、
    水平調整ジャッキを伸ばすことにより縦穴掘削機を支持
    して敷き板に水平に据え付ける第2の据付工程を実施す
    るようにしたことを特徴とする縦穴掘削機の据付方法。
JP2000057229A 1999-09-21 2000-03-02 縦穴掘削機の据付装置及び据付方法 Expired - Fee Related JP3901420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000057229A JP3901420B2 (ja) 1999-09-21 2000-03-02 縦穴掘削機の据付装置及び据付方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26737799 1999-09-21
JP11-267377 1999-09-21
JP2000057229A JP3901420B2 (ja) 1999-09-21 2000-03-02 縦穴掘削機の据付装置及び据付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001159287A true JP2001159287A (ja) 2001-06-12
JP3901420B2 JP3901420B2 (ja) 2007-04-04

Family

ID=26547843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000057229A Expired - Fee Related JP3901420B2 (ja) 1999-09-21 2000-03-02 縦穴掘削機の据付装置及び据付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3901420B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208520A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd チュービング装置の設置方法
JP2008267105A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Sanwa Kizai Co Ltd 全旋回ケーシング押込・引抜機におけるチャック装置
JP2019085765A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 日本車輌製造株式会社 チュービング装置
CN113697009A (zh) * 2021-08-25 2021-11-26 东风汽车集团股份有限公司 一种智能化动力总成合装系统及方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208520A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd チュービング装置の設置方法
JP2008267105A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Sanwa Kizai Co Ltd 全旋回ケーシング押込・引抜機におけるチャック装置
JP2019085765A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 日本車輌製造株式会社 チュービング装置
CN113697009A (zh) * 2021-08-25 2021-11-26 东风汽车集团股份有限公司 一种智能化动力总成合装系统及方法
CN113697009B (zh) * 2021-08-25 2022-07-22 东风汽车集团股份有限公司 一种智能化动力总成合装系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3901420B2 (ja) 2007-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005083014A (ja) プレキャストトンネル工法およびそれに用いる部材搬送装置
JP6309400B2 (ja) 杭撤去方法
CA2078392C (en) Crane upper works to lower works alignment system
JP2001159287A (ja) 縦穴掘削機の据付装置及び据付方法
JP5292019B2 (ja) 杭施工装置及び場所打ちコンクリート杭の構築方法
JPH03158593A (ja) 自動推進式装置
TWI740251B (zh) 低頂空挖掘機及其組裝工法
JPH03241200A (ja) トンネル用プレキャスト板の据え付け方法およびその装置
JP6088093B1 (ja) 低空頭掘削機及び低空頭掘削機における水平フレームの高さ位置調整方法
JP4504752B2 (ja) 筒状プレキャストコンクリート部材の施工方法及び装置
JP3772250B2 (ja) 場所打ちコンクリート杭の軸中間の拡径部に対するスライム除去方法及び除去装置
JP2006125032A (ja) 杭施工機
JP2001207770A (ja) 鋼管圧入装置の運搬据付装置と運搬据付方法
JP3001783B2 (ja) 穴掘装置およびこれを用いた穴掘工法
JPH0629221Y2 (ja) 鋼管杭打設装置
JP4034196B2 (ja) 縦穴掘削機及び装置
JPH0452273Y2 (ja)
JP2648878B2 (ja) クレーン車における旋回体支持用ジャッキ装置の取付装置
JP2001159150A (ja) 横堀掘削機
JP3839183B2 (ja) 縦穴掘削法
JP2001090462A (ja) ケーシングドライバの作業用足場
JPH10169391A (ja) 立坑セグメント組立設備
JPH033670Y2 (ja)
JPH0227021A (ja) ケーシングドライバの杭芯セット方法及びそれに用いる位置合わせ用鉄板
JP2966775B2 (ja) 掘削作業装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees