JP6741148B2 - コイルの形成方法およびステータの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、コイルの形成方法およびステータの製造方法に関する。
従来、コイルセグメントを用いたコイルの形成方法が知られている。このようなコイルの形成方法は、たとえば、特開2016−187269号公報に記載されている。
上記特開2016−187269号公報には、概ねU字形状を有する導体セグメント(コイルセグメント)を複数用いたステータコイル(コイル)の形成方法が開示されている。この形成方法では、1本の絶縁被覆導体線から、互いに平行な一対の脚部と、一対の脚部の一端同士を連結するコイルエンド部とを有する1つの導体セグメントが形成される。具体的には、ダイとパンチとを備えた成形装置を用いて、成形装置のダイとパンチとにより、導体セグメント形成用の線材である1本の絶縁被覆導体線を両側から押圧して、この絶縁被覆導体線に曲げ加工が施される。これにより、1本の絶縁被覆導体線に、導体セグメントのコイルエンド部の階段形状が形成される。また、上記特開2016−187269号公報には明確に記載されていないものの、この形成方法では、コイルエンド部の階段形状が形成された1本の絶縁被覆導体線の両端部を折り曲げることにより、一対の脚部が形成されると考えられる。これらの結果、この形成方法では、1本の絶縁被覆導線から、1つの導体セグメントが形成される。
しかしながら、ステータコイルを形成するためには、多数の導体セグメントが必要であるため、上記特開2016−187269号公報に記載された導体セグメントを1つずつ形成する方法では、成形装置への導線の搬送や成形装置による導線の成形などを何度も行う必要がある。このため、多数の導体セグメントを形成するのに時間がかかるので、生産性が低いという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、一度に複数のコイルセグメントを形成することにより、生産性を向上させることが可能なコイルの形成方法およびステータの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるコイルの形成方法は、ステータコアのスロットに収容される直線状のスロット収容部とステータコアからステータコアの回転軸線方向に突出する非直線状のコイルエンド部とを含むコイルセグメントに対応する形状を有するコイルセグメント形成部分を複数含む螺旋状のコイルセグメント形成用部材を形成する工程と、コイルセグメント形成用部材を分断することによって、複数のコイルセグメント形成部分のそれぞれにより複数のコイルセグメントを形成する工程と、を備える。
この発明の第1の局面によるコイルの形成方法は、上記のような工程を備えることにより、複数のコイルセグメント形成部分を有するコイルセグメント形成用部材を形成して分断するだけで、一度に複数のコイルセグメントを形成することができる。これにより、複数のコイルセグメントを形成するために成形装置への導線の搬送や成形装置による導線の成形などを何度も行う必要が無い。その結果、多数のコイルセグメントを形成する時間を短縮することができるので、その分、生産性を向上させることができる。また、複数のコイルセグメント形成部分が互いに異なる形状を有するようにコイルセグメント形成用部材を形成すれば、一度に複数かつ複数種類のコイルセグメントを形成することができる。この場合、コイルセグメントの種類毎に成形装置などの製造設備を設けなくても良く、製造設備を簡素化することができる。
この発明の第2の局面におけるステータの製造方法は、ステータコアのスロットに収容される直線状のスロット収容部とステータコアからステータコアの回転軸線方向に突出する非直線状のコイルエンド部とを含むコイルセグメントに対応する形状を有するコイルセグメント形成部分を複数含む螺旋状のコイルセグメント形成用部材を形成する工程と、螺旋状のコイルセグメント形成用部材を分断することによって、複数のコイルセグメント形成部分のそれぞれにより複数のコイルセグメントを形成する工程と、複数のコイルセグメントを、ステータコアのスロットに収容する工程と、を備える。
この発明の第2の局面によるステータの製造方法は、上記のように、コイルセグメントに対応する形状を有するコイルセグメント形成部分を複数含む螺旋状のコイルセグメント形成用部材を形成する工程と、螺旋状のコイルセグメント形成用部材を分断することによって、複数のコイルセグメント形成部分のそれぞれにより複数のコイルセグメントを形成する工程と、を備える。これにより、複数のコイルセグメント形成部分を有するコイルセグメント形成用部材を形成して分断するだけで、一度に複数のコイルセグメントを形成することができる。その結果、複数のコイルセグメントを形成するために成形装置への導線の搬送や成形装置による導線の成形などを何度も行う必要が無い。これにより、多数のコイルセグメントを形成する時間を短縮することができるので、その分、生産性を向上させることができる。また、複数のコイルセグメント形成部分が互いに異なる形状を有するようにコイルセグメント形成用部材を形成すれば、一度に複数かつ複数種類のコイルセグメントを形成することができる。この場合、コイルセグメントの種類毎に成形装置などの製造設備を設けなくても良く、製造設備を簡素化することができる。
本発明によれば、上記のように、一度に複数のコイルセグメントを形成することにより、生産性を向上させることが可能なコイルの形成方法およびステータの製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(ステータの構造)
図1および図2を参照して、第1実施形態によるステータ1の構造について説明する。
(ステータの構造)
図1および図2を参照して、第1実施形態によるステータ1の構造について説明する。
本願明細書では、「回転軸線方向」とは、ステータ1として完成した状態のステータコア10の中心軸線に沿った方向(A方向、図1参照)を意味する。また、「周方向」とは、ステータ1として完成した状態のステータコア10の周方向(B方向、図1参照)を意味する。また、「径方向」とは、ステータ1として完成した状態のステータコア10の半径方向(C方向、図1参照)を意味する。また、「内径側」とは、ステータ1として完成した状態のステータコア10の中心に向かう半径方向(C1方向、図1参照)側を意味する。また、「外径側」とは、ステータ1として完成した状態のステータコア10の外に向かう半径方向(C2方向、図1参照)側を意味する。
ステータ1は、ロータ(図示せず)とともに回転電機(図示せず)に用いられる固定子である。
図1に示すように、ステータ1は、ステータコア10と、ステータコア10に巻回されるコイル20とを備えている。
ステータコア10は、たとえば、複数の電磁鋼板が回転軸線方向(Z方向)に積層されることにより形成されている。ステータコア10は、略円環形状を有している。ステータコア10の内径側(C1方向側)には、ロータを配置するための空間が形成されている。ステータコア10は、略円環形状を有するバックヨーク11と、バックヨーク11から内径側に向かって延びる複数のティース12とを含んでいる。複数のティース12は、周方向(B方向)に沿って略等角度間隔で設けられている。隣接するティース12の間には、スロット13が形成されている。コイル20は、複数のスロット13に収容される複数のセグメントユニット30(図2参照)により構成されており、全体として、略円環形状を有している。なお、図1では、コイル20のみ、回転軸線方向(A方向)に直交する面に沿った断面を図示している。
図2に示すように、セグメントユニット30は、複数(本実施形態では、4つ)のコイルセグメント31により構成されている。セグメントユニット30では、複数のコイルセグメント31は、互いに異なる形状を有するとともに、ステータコア10のスロット13に収容可能なように、ステータ1として完成した状態の複数のコイルセグメントのお互いの相対位置関係と同じ状態で径方向に整列されている。また、セグメントユニット30では、複数のコイルセグメント31のうち、スロット13の外径側(C2方向側)に収容されるコイルセグメント31ほど、延伸方向(後述する脚部32の収容部分32aが延伸している方向)に直交する並列方向(後述する一対の脚部32の収容部分32aが平行になるように並んでいる方向)の幅W1(後述する一対の収容部分32aの間の幅)が大きくなるように、複数のコイルセグメント31が形成されている。各コイルセグメント31は、概略同様の構成を有するので、以下では、必要が無ければ特に区別することなく説明する。
コイルセグメント31は、断面が略矩形形状を有する平角導線が折り曲げられることにより形成されている。コイルセグメント31は、延伸方向に延びるように形成され、互いに平行に構成された一対の脚部32と、一対の脚部32を連結する連結部33とを有している。一対の脚部32は、ステータコア10のスロット13に収容される直線状に形成された収容部分32aと、ステータコア10の延伸方向の端部から延伸方向の外側に突出する突出部分32bとを有している。後述するように、コイルエンドにおいてコイルセグメント31の突出部分32bがステータコア10の周方向に折り曲げられた後、コイルエンドにおいて互いに異なるスロット13に収容されたコイルセグメント31の突出部分32bの先端部同士が互いに接合されることにより、コイル20が形成される(図3参照)。連結部33は、ステータコア10のスロット13に収容された状態で、ステータコア10の回転軸線方向の端部から回転軸線方向の外側に突出するように構成されている。また、連結部33は、非直線状に形成されている。具体的には、連結部33は、延伸方向の外側に突出するように屈曲する形状を有している。また、連結部33は、延伸方向および並列方向に直交する奥行方向(ステータコア10の径方向に対応する方向)に階段状に屈曲するクランク状に形成されたクランク部33aと、ステータコア10の円弧に合わせて円弧状に湾曲する湾曲部33bと、並列方向における一対の脚部32の間のほぼ中央の位置に配置され、延伸方向の外側に突出するように屈曲する形状を有する凸部33cとを有している。階段状に形成されたクランク部33aの段差は、平角導線の奥行方向の厚みと略同じ高さを有し、凸部33cが配置される位置と略同じ位置である、一対の脚部32の並列方向のほぼ中央の位置に配置されている。また、湾曲部33bは、クランク部33aを境に、並列方向の一方側に配置される第1湾曲部33baと、並列方向の他方側に配置される第2湾曲部33bbとを有している。第1湾曲部33baは、スロット13に収容されたときに、第2湾曲部33bbに対して、ステータコア10の外径側に位置する段差(段差部分)である。第2湾曲部33bbは、スロット13に収容されたときに、第1湾曲部33baに対して、ステータコア10の内径側に位置する段差(段差部分)である。第1湾曲部33baの半径は、第2湾曲部33bbの半径よりも、略平角導線の幅1本分だけ大きい。なお、図2では、突出部分32bが折り曲げられる前のコイルセグメント31(セグメントユニット30)を図示している。なお、収容部分32aは、請求の範囲の「スロット収容部」の一例である。また、連結部33は、請求の範囲の「コイルエンド部」の一例である。
(ステータの製造方法)
次に、図3〜図8を参照して、第1実施形態のステータ1の製造方法(コイル20の形成方法)を説明する。
次に、図3〜図8を参照して、第1実施形態のステータ1の製造方法(コイル20の形成方法)を説明する。
図3に示すように、第1実施形態のステータ1の製造方法(コイル20の形成方法)は、コイルセグメント形成用部材40を形成する工程(ステップS1)と、コイルセグメント形成用部材40を分断(切断)することによって複数のコイルセグメント31を形成する工程(ステップS2)と、コイルセグメント31をステータコア10のスロット13に収容する工程(ステップS3)と、コイルセグメント31の突出部分32bを折り曲げる工程(ステップS4)と、コイルセグメント31の突出部分32bの先端部同士を接合する工程(ステップS5)とを備えている。工程は、ステップS1〜S5の順に行われる。
(ステップS1)
ここで、第1実施形態では、ステップS1において、後述する成形装置200を用いて、1本の平角導線が螺旋状に複数回(本実施形態では、4回)巻回されることにより、平角導線が延伸方向に横長の略六角形形状(細長環状、オーバル状)の螺旋状に形成され、その後、螺旋状に成形された平角導線(後述する螺旋状導線部材40a)を成形装置300で成形することにより、コイルセグメント形成用部材40が形成される。具体的には、ステップS1では、以下の構成を有するコイルセグメント形成用部材40が形成される。図4を参照して、コイルセグメント形成用部材40の構成を説明する。
ここで、第1実施形態では、ステップS1において、後述する成形装置200を用いて、1本の平角導線が螺旋状に複数回(本実施形態では、4回)巻回されることにより、平角導線が延伸方向に横長の略六角形形状(細長環状、オーバル状)の螺旋状に形成され、その後、螺旋状に成形された平角導線(後述する螺旋状導線部材40a)を成形装置300で成形することにより、コイルセグメント形成用部材40が形成される。具体的には、ステップS1では、以下の構成を有するコイルセグメント形成用部材40が形成される。図4を参照して、コイルセグメント形成用部材40の構成を説明する。
図4に示すように、コイルセグメント形成用部材40は、1本の平角導線が螺旋状に複数回(本実施形態では、4回)巻回されていることにより、略六角形形状(細長環状、オーバル状)の螺旋状に形成されている。コイルセグメント形成用部材40は、コイルセグメント31の収容部分32aおよび突出部分32bに対応する互いに平行な一対の直線部分と、一対の直線部分の両端にそれぞれ設けられ、コイルセグメント31の連結部33に対応する非直線部分とを含む。また、コイルセグメント形成用部材40は、螺旋形状の周毎にそれぞれコイルセグメント31に対応する形状を有するコイルセグメント形成部分41を含んでいる。具体的には、コイルセグメント形成用部材40は、延伸方向(後述する脚部形成部分42の収容部分形成部分42aが延伸している方向、D方向)の一方側および他方側に、それぞれ、複数(本実施形態では、4つ)のコイルセグメント形成部分41を含んでいる。コイルセグメント形成用部材40では、螺旋形状の周毎に、延伸方向の一方側および他方側に、それぞれ、複数のコイルセグメント形成部分41が形成されている。また、コイルセグメント形成用部材40は、延伸方向の一方側および他方側で、概略同じ形状を有している。延伸方向の一方側および他方側の各コイルセグメント形成部分41は、概略同様の構成を有するので、以下では、必要が無ければ特に区別することなく説明する。
第1実施形態では、コイルセグメント形成用部材40の延伸方向の一方側および他方側の各々に形成された、複数(4つ)のコイルセグメント形成部分41の各々は、互いに異なる形状を有するとともに、ステータコア10のスロット13に収容可能なように奥行方向(E方向)に整列されている。つまり、複数(4つ)のコイルセグメント形成部分41の各々は、後述するステップS2でコイルセグメント形成用部材40が分断された後、分断前の複数のコイルセグメント形成部分41のお互いの相対位置関係を維持したままステータコア10のスロット13の所定の位置に収容可能なように形成されている。具体的には、複数(4つ)のコイルセグメント形成部分41は、複数のコイルセグメント形成部分41のうち、スロット13の外径側に収容されるコイルセグメント31に対応する形状を有するコイルセグメント形成部分41ほど、延伸方向に直交する並列方向(後述する一対の脚部形成部分42の収容部分形成部分42aが平行になるように並んでいる方向、F方向)の幅W2(コイルセグメント形成部分41のスロット13に収容される一対のスロット収容部分間(後述する収容部分形成部分42a)の幅)が大きくなるように形成されている。さらに、スロット13の外径側に収容されるコイルセグメント31に対応する形状を有するコイルセグメント形成部分41ほど、後述する連結部形成部分43の長さが長くなり、後述する突出部分形成部分42bの長さが長くなる。このため、複数(4つ)のコイルセグメント形成部分41は、複数のコイルセグメント形成部分41のうち、スロット13の外径側に収容されるコイルセグメント31に対応する形状を有するコイルセグメント形成部分41ほど、延伸方向の長さが長くなるように形成されている。
また、コイルセグメント形成部分41は、延伸方向に直線状に延びるように形成され、互いに平行に構成された一対の脚部形成部分42と、一対の脚部形成部分42を連結する連結部形成部分43とを有している。一対の脚部形成部分42は、コイルセグメント31の突出部分32bの折り曲げ前の一対の脚部32と同じ形状を有している。また、連結部形成部分43は、コイルセグメント31の連結部33と同じ形状を有している。一対の脚部形成部分42は、延伸方向に延びるとともに直線状に形成された収容部分形成部分42aと、収容部分形成部分42aに連続するように設けられ、延伸方向に延びるように直線状に形成された突出部分形成部分42bとを有している。収容部分形成部分42aは、コイルセグメント31の収容部分32aと同じ形状を有している。また、突出部分形成部分42bは、コイルセグメント31の折り曲げ前の突出部分32bと同じ形状を有している。連結部形成部分43は、奥行方向(E方向)に階段状に屈曲するクランク状に形成されたクランク部形成部分43aと、ステータコア10の円弧に合わせて円弧状に湾曲する湾曲部形成部分43bと、並列方向における一対の脚部形成部分42の間のほぼ中央の位置に配置され、延伸方向の外側に突出するように屈曲する形状を有する凸部形成部分43cとを有している。クランク部形成部分43aは、コイルセグメント31のクランク部33aと同じ形状を有している。湾曲部形成部分43bは、コイルセグメント31の湾曲部33bと同じ形状を有している。凸部形成部分43c、コイルセグメント31の凸部33cと同じ形状を有している。また、湾曲部形成部分43bは、クランク部33aを境に、並列方向の一方側に配置される第1湾曲部形成部分43baと、並列方向の他方側に配置される第2湾曲部形成部分43bbとを有している。第1湾曲部形成部分43baは、コイルセグメント31の第1湾曲部33baと同じ形状を有している。第2湾曲部形成部分43bbは、コイルセグメント31の第2湾曲部33bbと同じ形状を有している。つまり、コイルセグメント形成部分41は、突出部分32bの折り曲げ前のコイルセグメント31と同じ形状を有している。なお、脚部形成部分42は、請求の範囲の「直線部分」の一例である。また、連結部形成部分43は、請求の範囲の「非直線部分」の一例である。
コイルセグメント形成用部材40を形成する工程(ステップS1)では、平角導線を螺旋状に巻回することによって、上記した構成を有するコイルセグメント形成用部材40が形成される。具体的には、コイルセグメント形成用部材40を形成する工程(ステップS1)は、図5および図6に示すように、1本の平角導線を巻回することにより平角導線を螺旋形状に成形する工程(図5参照)と、螺旋形状に成形された平角導線をさらに成形することによりコイルセグメント形成用部材40を形成する工程(図6参照)と、を含んでいる。
図5に示すように、1本の平角導線を巻回することにより平角導線を螺旋形状に成形する工程は、成形装置200を用いて行われる。成形装置200は、平角導線を螺旋形状に成形するための装置であり、平角導線の一端部を固定する固定部201と、平角導線が巻回される、その回転軸線方向から見て略六角形形状の巻回部202とを備えている。成形装置200は、固定部201により平角導線の一端部を固定した状態で、固定部201とともに巻回部202を複数回回転させ、巻回部202に平角導線が巻回されるにことに応じて平角導線の他端部を移動させることにより巻回部202に平角導線が巻回されることにより、平角導線を略六角形形状の螺旋形状に成形するように構成されている。このとき、巻回部202が1回転するごとに、平角導線の巻回部202の回転軸線方向の厚さの2本分だけ、巻回部202と平角導線とを巻回部202の回転軸線方向に相対移動させる。すなわち、複数回巻回された巻回部202の回転軸線方向に隣接する平角導線の回転軸線方向の隙間は、平角導線の1本分大きさを有している。なお、1本の平角導線を巻回することにより平角導線を螺旋形状に成形する工程では、平角導線が略六角形状の螺旋形状に成形されるだけで、コイルセグメント形成部分41の階段形状部分(クランク部形成部分43a)や湾曲形状部分(湾曲部形成部分43b)などは形成されない。1本の平角導線を巻回することにより平角導線を螺旋形状に成形する工程では、平角導線が螺旋状に巻回されることにより螺旋状導線部材40aが形成される。
図6に示すように、螺旋形状に成形された平角導線(螺旋状導線部材40a)を成形することによりコイルセグメント形成用部材40を形成する工程は、成形装置300を用いて行われる。成形装置300は、螺旋状導線部材40aに階段形状部分(クランク部形成部分43a)および湾曲形状部分(湾曲部形成部分43b)を形成するための外側金型310を備えている。外側金型310は、螺旋状導線部材40aの奥行方向(E方向)における平角導線の間の隙間に挿入される複数のフィン311を有している。複数のフィン311は、ステータコア10の円弧に合わせて円弧状に湾曲するように形成されている。また、外側金型310は、螺旋状導線部材40aの並列方向(F方向)において、第1外側金型310aおよび第2外側金型310bに分割されている。第1外側金型310aおよび第2外側金型310bのうちの少なくとも一方は、螺旋状導線部材40aの奥行方向に移動可能に構成されている。また、外側金型310は、螺旋状導線部材40aの延伸方向の一方側および他方側にそれぞれ設けられている。2つの外側金型310は、共に、螺旋状導線部材40aの延伸方向に移動可能に構成されている。また、外側金型310には、コイルセグメント形成部分41の連結部形成部分43に対応する形状を有する凹部312が設けられている。
また、成形装置300は、外側金型310とともに、螺旋状導線部材40aに、コイルセグメント形成部分41の連結部形成部分43に対応する形状を形成するための内側金型320を備えている。内側金型320は、螺旋状導線部材40aの奥行方向(E方向)における平角導線の間の隙間に挿入される複数のフィン321を有している。複数のフィン321は、ステータコア10の円弧に合わせて円弧状に湾曲するように形成されている。また、内側金型320は、螺旋状導線部材40aの延伸方向(D方向)の一方側に設けられる第1内側金型320aと、螺旋状導線部材40aの延伸方向の他方側に設けられる第2内側金型320bとを含んでいる。第1内側金型320aおよび第2内側金型320bは、共に、延伸方向に移動可能に構成されている。また、内側金型320は、コイルセグメント形成部分41の連結部形成部分43に対応する形状を有する凸部322が設けられている。
成形装置300により螺旋形状に成形された平角導線(螺旋状導線部材40a)を成形することによりコイルセグメント形成用部材40を形成する工程では、まず、螺旋状導線部材40aを、螺旋状導線部材40aの延伸方向(D方向)の一方側と他方側とにそれぞれ配置された外側金型310の間に配置する。次に、2つの外側金型310をそれぞれ螺旋状導線部材40aに近付くように延伸方向(D方向)に移動させることにより、螺旋状導線部材40aの奥行方向(E方向)における平角導線の間の隙間に、外側金型310の複数のフィン311が挿入される。これにより、螺旋状導線部材40aは、フィン311の形状に沿うように湾曲される。この結果、螺旋状導線部材40aに、コイルセグメント形成部分41の湾曲形状部分(湾曲部形成部分43b)が形成される。
次に、第1外側金型310aを、第2外側金型310bに対して、螺旋状導線部材40aの奥行方向(E方向)に相対的に移動させることによって、螺旋状導線部材40aを奥行方向に沿って変形させる。これにより、螺旋状導線部材40aに、コイルセグメント形成部分41の階段形状部分(クランク部形成部分43a)が形成される。
次に、外側金型310を、螺旋状導線部材40aから離間するように退避させる。そして、螺旋状導線部材40aの内周側に、内側金型320を配置する。そして、内側金型320を外側金型310に対して相対的に螺旋状導線部材40aの延伸方向(D方向)に移動させる。具体的には、内側金型320を外側金型310に対して近づくように移動させる。これにより、外側金型310の凹部312と内側金型320の凸部322とにより、螺旋状導線部材40aに、コイルセグメント形成部分41の連結部形成部分43(凸部形成部分43c)に対応する形状が形成される。これらの結果、成形装置300により、螺旋状導線部材40aが、コイルセグメント形成用部材40に成形される。
以上のように、第1実施形態のコイルセグメント形成用部材40を形成する工程(ステップS1)では、成形装置200と成形装置300とにより、一度に複数(8つ)かつ複数種類(4種類)のコイルセグメント形成部分41(コイルセグメント31)が成形される。
(ステップS2)
ステップS2では、図7に示すように、コイルセグメント形成用部材40が分断されることにより、複数(8つ)のコイルセグメント形成部分41のそれぞれにより複数(8つ)のコイルセグメント31が形成される。ステップS2では、コイルセグメント形成用部材40の延伸方向(D方向)に延びる直線部分が、並列方向(F方向)に沿って分断される。図7では、分断線を一点鎖線により模式的に図示している。
ステップS2では、図7に示すように、コイルセグメント形成用部材40が分断されることにより、複数(8つ)のコイルセグメント形成部分41のそれぞれにより複数(8つ)のコイルセグメント31が形成される。ステップS2では、コイルセグメント形成用部材40の延伸方向(D方向)に延びる直線部分が、並列方向(F方向)に沿って分断される。図7では、分断線を一点鎖線により模式的に図示している。
また、ステップS2では、コイルセグメント形成用部材40の延伸方向の所定位置において、コイルセグメント形成用部材40を分断することによって、2つのセグメントユニット30が形成される。第1実施形態では、延伸方向の中央の近傍で、コイルセグメント形成用部材40を分断することによって、延伸方向の長さが互いに同じ2つのセグメントユニット30が形成される。つまり、ステータコア10に用いられるセグメントユニット30が2つ形成される。
また、ステップS2では、図8に示すように、ステータコア10のスロット13に収容可能なように整列された複数のコイルセグメント形成部分41を、整列状態が崩れないように搬送装置400により保持した状態で、コイルセグメント形成用部材40が分断される。ステップS2では、搬送装置400による搬送途中において、コイルセグメント形成用部材40が分断される。これにより、整列された複数のコイルセグメント形成部分41を成形装置300により保持した状態でコイルセグメント形成用部材40を分断する場合と異なり、コイルセグメント形成用部材40を分断する際に生じる切粉が成形装置300に溜まることを防止することが可能である。
搬送装置400は、成形装置300により形成されたコイルセグメント形成用部材40を、搬送先(たとえば、ステータコア10)に搬送するための装置である。搬送装置400は、コイルセグメント形成用部材40の奥行方向(E方向)における平角導線の間の隙間毎に挿入部401を挿入して保持することにより、整列された複数のコイルセグメント形成部分41の整列状態を維持しながら複数のコイルセグメント形成部分41を搬送すること可能なように構成されている。
また、ステップS2では、分断装置500の2つの分断用カッター501のそれぞれにより、並列方向(F方向)の両側から、コイルセグメント形成用部材40が分断される。分断装置500によりコイルセグメント形成用部材40が分断された後、コイルセグメント形成用部材40を分断することによって形成された複数のコイルセグメント31(2つのセグメントユニット30)が、整列された複数のコイルセグメント形成部分41の整列状態を維持しながら搬送装置400により保持された状態で搬送先に搬送される。なお、ステップS1およびS2を繰り返すことにより、コイル20を構成するのに必要な数分のセグメントユニット30が形成される。
(ステップS3〜S5)
図3に示すように、ステップS3では、複数のコイルセグメント31からなるセグメントユニット30(コイル20を構成するのに必要な数分のセグメントユニット30)が、整列された複数のコイルセグメント形成部分41の整列状態を維持したままステータコア10のスロット13に収容される。そして、ステップS4では、ステータコア10のスロット13に収容されたセグメントユニット30(コイルセグメント31)の突出部分32bが、折り曲げられる。そして、ステップS5では、コイルセグメント31の折り曲げられた突出部分32bの先端部同士が、コイルエンドにおいて、たとえば溶接により、互いに接合される。これらの結果、第1実施形態のステータ1の製造方法(コイル20の形成方法)では、コイル20が形成されるとともに、ステータ1が製造される。
図3に示すように、ステップS3では、複数のコイルセグメント31からなるセグメントユニット30(コイル20を構成するのに必要な数分のセグメントユニット30)が、整列された複数のコイルセグメント形成部分41の整列状態を維持したままステータコア10のスロット13に収容される。そして、ステップS4では、ステータコア10のスロット13に収容されたセグメントユニット30(コイルセグメント31)の突出部分32bが、折り曲げられる。そして、ステップS5では、コイルセグメント31の折り曲げられた突出部分32bの先端部同士が、コイルエンドにおいて、たとえば溶接により、互いに接合される。これらの結果、第1実施形態のステータ1の製造方法(コイル20の形成方法)では、コイル20が形成されるとともに、ステータ1が製造される。
なお、図3では、理解の容易のため、互いに接合される2つのセグメントユニット30のみを図示しているが、実際には、ステータコア10の全部のスロット13にセグメントユニット30が配置される。また、1つのスロット13には、あるセグメントユニット30の一方側の収容部分32aと、別のセグメントユニット30の他方側の収容部分32aとが、ステータコア10の径方向に交互に重なるように収容される。つまり、あるセグメントユニット30の径方向に隣接する2つの収容部分32aの間に、別のセグメントユニット30の1つの収容部分32aが配置され、別のセグメントユニット30の径方向に隣接する2つの収容部分32aの間に、あるセグメントユニット30の1つの収容部分32aが配置されるように、あるセグメントユニット30の一方側の収容部分32aと、別のセグメントユニット30の他方側の収容部分32aとが、1つのスロット13に収容される。
[第2実施形態]
次に、図1および図9を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、コイルエンドにおいてコイルセグメントの先端部同士が互いに接合される上記第1実施形態と異なり、ステータコアのスロットの内部においてコイルセグメントの先端部同士が互いに接合される例について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
次に、図1および図9を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、コイルエンドにおいてコイルセグメントの先端部同士が互いに接合される上記第1実施形態と異なり、ステータコアのスロットの内部においてコイルセグメントの先端部同士が互いに接合される例について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
(ステータの構造)
本発明の第2実施形態によるステータ101は、図1に示すように、コイル120を備える点で、上記第1実施形態のステータ1と相違する。コイル120は、複数のスロット13に収容される複数のセグメントユニット130により構成されており、全体として、略円環形状を有している。
本発明の第2実施形態によるステータ101は、図1に示すように、コイル120を備える点で、上記第1実施形態のステータ1と相違する。コイル120は、複数のスロット13に収容される複数のセグメントユニット130により構成されており、全体として、略円環形状を有している。
第2実施形態では、図9(ステップS102〜105参照)に示すように、セグメントユニット130は、ステータコア10のスロット13の内部において互いに接合された一方側ユニット130aと他方側ユニット130bとにより構成されている。一方側ユニット130aは、セグメントユニット130の延伸方向の一方側を構成するセグメントユニットである。他方側ユニット130bは、セグメントユニット130の延伸方向の他方側を構成するセグメントユニットである。一方側ユニット130aは、複数(本実施形態では、3つ)のコイルセグメント131aにより構成されている。他方側ユニット130bは、複数(4つ)のコイルセグメント131bにより構成されている。なお、コイルセグメント131a(131b)は、第1実施形態のコイルセグメント31と同様の構成を有しているため、詳細な説明は省略する。つまり、コイルセグメント131a(131b)は、一対の脚部132と、連結部33とを有している。脚部132は、第1実施形態の脚部32とは異なり、突出部分32bを有することなく、収容部分32aのみを有する。
(ステータの製造方法)
次に、図9を参照して、第2実施形態のステータ101の製造方法(コイル120の形成方法)を説明する。
次に、図9を参照して、第2実施形態のステータ101の製造方法(コイル120の形成方法)を説明する。
図9に示すように、第2実施形態のステータ101の製造方法(コイル120の形成方法)は、コイルセグメント形成用部材140を形成する工程(ステップS101)と、コイルセグメント形成用部材140を分断(切断)することによって複数のコイルセグメント131aおよび131bを形成する工程(ステップS102)と、コイルセグメント131aおよび131bをステータコア10のスロット13に収容する工程(ステップS103)と、コイルセグメント131aの収容部分32aの先端部とコイルセグメント131bの収容部分32aの先端部とを突き合わせる工程(ステップS104)と、コイルセグメント131aの収容部分32aの先端部とコイルセグメント131bの収容部分32aの先端部とを接合する工程(ステップS105)とを備えている。工程は、ステップS101〜S105の順に行われる。
ステップS101では、第1実施形態のステップS1と同様の方法により、螺旋状のコイルセグメント形成用部材140が形成される。このため、螺旋状のコイルセグメント形成用部材140の形成方法についての詳細な説明は省略する。また、コイルセグメント形成用部材140は、第1実施形態のコイルセグメント形成用部材40と同様の構成を有している。つまり、コイルセグメント形成用部材140は、コイルセグメント131aおよび131bの収容部分32aに対応する互いに平行な一対の直線部分と、一対の直線部分の両端にそれぞれ設けられ、コイルセグメント131aおよび131bの連結部33に対応する非直線部分とを含む。また、コイルセグメント形成用部材140は、延伸方向の一方側に、コイルセグメント131aに対応するコイルセグメント形成部分141aを複数(本実施形態では、3つ)含んでいる。また、コイルセグメント形成用部材140は、延伸方向の他方側に、コイルセグメント131bに対応するコイルセグメント形成部分141bを複数(本実施形態では、4つ)含んでいる。
ステップS102では、第1実施形態のステップS2と同様に、コイルセグメント形成用部材140が分断されることにより、複数(3つ)のコイルセグメント形成部分141aのそれぞれにより複数(3つ)のコイルセグメント131aが形成され、複数(4つ)のコイルセグメント形成部分141bのそれぞれにより複数(4つ)のコイルセグメント131bが形成される。
ステップS103では、複数のコイルセグメント131aと、複数のコイルセグメント131bとがステータコア10のスロット13に収容される。具体的には、複数のコイルセグメント131aにより構成される一方側ユニット130aと、複数のコイルセグメント131bにより構成される他方側ユニット130bとにより構成されるセグメントユニット130がステータコア10のスロット13に収容される。ステップS103では、コイル120を構成するのに必要な数分のセグメントユニット130が、ステータコア10のスロット13に収容される。
そして、ステップS104では、ステータコア10のスロット13の内部において、コイルセグメント131aの収容部分32aの先端部とコイルセグメント131bの収容部分32aの先端部とが突き合わされる。
そして、ステップS105では、ステータコア10のスロット13の内部において、突き合わされたコイルセグメント131aの収容部分32aの先端部とコイルセグメント131bの収容部分32aの先端部とが、たとえば予め先端部に塗布された結合材により、互いに接合される。また、ステップS105では、所定のセグメントユニット130においてだけでなく、所定のセグメントユニット130と、所定のセグメントユニット130に隣接するセグメントユニット130(二点鎖線により示す)とにおいても、先端部同士の接合が行われる。これらの結果、第2実施形態のステータ101の製造方法(コイル120の形成方法)では、コイル120が形成されるとともに、ステータ101が製造される。なお、図9では、理解の容易のため、全部のセグメントユニット130のうちの一部のみを示すとともに、全部のスロット13のうちの一部のみを示している。
(第1および第2実施形態の効果)
第1および第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1および第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1および第2実施形態では、ステータ(1、101)の製造方法(コイル(20、120)の形成方法)は、上記のように、ステータコア(10)のスロット(13)に収容される直線状のスロット収容部(32a)とステータコア(10)からステータコア(10)の回転軸線方向に突出する非直線状のコイルエンド部(32b)とを含むコイルセグメント(31、131a、131b)に対応する形状を有するコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を複数含むコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程(ステップS1、S101)と、コイルセグメント形成用部材(40、140)を分断することによって、複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)により複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成する工程(ステップS2、S102)と、を備える。これにより、複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を有するコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成して分断するだけで、一度に複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成することができる。その結果、複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成するために成形装置(200、300)への導線の搬送や成形装置(200、300)による導線の成形などを何度も行う必要が無い。これにより、多数のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成する時間を短縮することができるので、その分、生産性を向上させることができる。また、第1および第2実施形態のように、複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)が互いに異なる形状を有するようにコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成することにより、一度に複数かつ複数種類のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成することができる。この場合、コイルセグメント(31、131a、131b)の種類毎に成形装置などの製造設備を設けなくても良く、製造設備を簡素化することができる。
また、第1および第2実施形態では、上記のように、コイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程は、互いに異なる形状を有するとともに、ステータコア(10)のスロット(13)に収容可能なように整列された複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を含むコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程である。ここで、コイルセグメント(31、131a、131b)の種類毎にコイルセグメント(31、131a、131b)を1つずつ独立して形成する場合には、1つずつ独立して形成された互いに異なる種類の複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を、ステータコア(10)のスロット(13)に収容可能なように整列させる工程(セグメントユニット(30、130a、130b)を形成する工程)が必要になる。これに対して、上記のように構成すれば、コイルセグメント形成用部材(40、140)のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)がステータコア(10)のスロット(13)に収容可能なように整列されているので、コイルセグメント形成用部材(40、140)を分断することによって、ステータコア(10)のスロット(13)に収容可能なように整列されたコイルセグメント(31、131a、131b)(セグメントユニット(30、130a、130b))を形成することができる。その結果、コイルセグメント(31、131a、131b)の種類毎にコイルセグメント(31、131a、131b)を1つずつ独立して形成する場合と異なり、複数のコイルセグメント(31、131a、131b)をステータコア(10)のスロット(13)に収容可能なように整列させる工程(セグメントユニット(30、130a、130b)を形成する工程)が不要になるので、その分だけ、生産性を向上させることができる。
また、第1および第2実施形態では、上記のように、コイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程は、複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)のうち、スロット(13)の外径側に収容されるコイルセグメント(31、131a、131b)に対応するコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)ほど、コイルセグメント形成部分(41、141a、141b)のスロットに収容される一対のスロット収容部分(収容部分形成部分(42a))間の幅が大きくなるように、複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を含むコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程である。このように構成すれば、コイルセグメント形成用部材(40、140)を分断することによって、ステータコア(10)のスロット(13)に収容可能なように整列され、ステータコア(10)のスロット(13)に収容可能な形状を有する複数のコイルセグメント(31、131a、131b)(セグメントユニット(30、130a、130b))を形成することができる。
また、第1および第2実施形態では、上記のように、複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成する工程は、ステータコア(10)のスロット(13)に収容可能なように整列された複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を保持した状態で、コイルセグメント形成用部材(40、140)を分断する工程を含む。このように構成すれば、複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)の整列状態を維持しながら、コイルセグメント形成用部材(40、140)を分断することができる。
また、第1および第2実施形態では、上記のように、コイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程は、コイルセグメント(31、131a、131b)のスロット収容部(32a)に対応するコイルセグメント形成用部材(40、140)の直線部分(42a)の延伸している方向である延伸方向の一方側および他方側に、それぞれ、複数のコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を有するコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程であり、複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成する工程は、コイルセグメント形成用部材(40、140)の延伸方向の所定位置において、コイルセグメント形成用部材(40、140)を分断することによって、それぞれ複数のコイルセグメント(31、131a、131b)からなる2つのセグメントユニット(30、130a、130b)を形成する工程である。このように構成すれば、1つのコイルセグメント形成用部材(40、140)から、2つのセグメントユニット(30、130a、130b)を形成することができるので、より一層生産性を向上させることができる。また、1つのコイルセグメント形成用部材(40、140)から、2つのセグメントユニット(30、130a、130b)を形成することにより、コイルセグメント形成用部材(40、140)の分断により廃材が生じることを低減することができる。
また、第1および第2実施形態では、上記のように、複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成する工程は、延伸方向の中央の近傍で、コイルセグメント形成用部材(40、140)を分断することによって、延伸方向の長さが互いに同じ2つのセグメントユニット(30、130a、130b)を形成する工程である。このように構成すれば、1つのステータコア(10)用の2つのセグメントユニット(30、130a、130b)を形成することができる。
また、第1および第2実施形態では、ステータ(1、101)の製造方法(コイル(20、120)の形成方法)は、上記のように、複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を形成する工程の後、コイルセグメント形成用部材(40、140)を分断することによって形成された複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を保持した状態で搬送する工程を、備える。このように構成すれば、一度に1つずつコイルセグメント(31、131a、131b)を搬送する場合に比べて、一度に複数のコイルセグメント(31、131a、131b)を搬送することができるので、搬送工程を簡易化して、生産性をより向上させることができる。また、第1および第2実施形態のようにコイルセグメント形成用部材(40、140)を分断することによって、ステータコア(10)のスロット(13)に収容可能なように整列されたコイルセグメント(31、131a、131b)(セグメントユニット(30、130a、130b))を形成する場合には、複数のコイルセグメント(31、131a、131b)(セグメントユニット(30、130a、130b))の整列状態を維持しながら、整列された複数のコイルセグメント(31、131a、131b)(セグメントユニット(30、130a、130b))を搬送することができる。
また、第1および第2実施形態では、コイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程は、螺旋状のコイルセグメント形成用部材(40、140)の1周において、コイルセグメント(31、131a、131b)のスロット収容部(32a)に対応するコイルセグメント形成用部材(40、140)の直線部分(42a)の延伸している方向である延伸方向の一方側および他方側に、それぞれ、コイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を形成することによって、コイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を複数含むコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程である。このように構成すれば、1周で2つのコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を形成することにより、複数のコイルセグメント形成用部材(41、141a、141b)を有するコイルセグメント形成用部材(40、140)を容易に形成することができる。
また、第1および第2実施形態では、コイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程は、導線を螺旋状に複数回巻回するとともに、周毎にコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を形成することによって、コイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を複数含むコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程である。このように構成すれば、周毎にコイルセグメント形成部分(41、141a、141b)を形成することにより、複数のコイルセグメント形成用部材(41、141a、141b)を有するコイルセグメント形成用部材(40、140)を容易に形成することができる。
また、第1および第2実施形態では、螺旋状のコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程は、コイルセグメント(31、131a、131b)のスロット収容部(32a)に対応する互いに平行な一対の直線部分(42a)と、一対の直線部分(42a)の両端にそれぞれ設けられ、コイルセグメント(31、131a、131b)のコイルエンド部(33)に対応する非直線部分(43)とを含み、細長環状のコイルセグメント形成用部材(40、140)を形成する工程である。このように構成すれば、直線状のスロット収容部(32a)と非直線状のコイルエンド部(32b)とを含むコイルセグメント(31、131a、131b)に対応するコイルセグメント形成用部材(40、140)を、容易に形成することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、セグメント形成用部材が、互いに異なる形状を有するとともに、ステータコアのスロットに収容可能なように整列された複数のコイルセグメント形成部分を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、セグメント形成用部材が、互いに同じ形状を有する複数のコイルセグメント形成部分を有していてもよい。また、セグメント形成用部材が、互いに異なる形状を有する複数のコイルセグメント形成部分を有する場合に、複数のコイルセグメント形成部分が、ステータコアのスロットに収容可能なように整列されていなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ステータコアのスロットに収容可能なように整列された複数のコイルセグメント形成部分を搬送装置により保持した状態で、セグメント形成用部材を分断する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ステータコアのスロットに収容可能なように整列された複数のコイルセグメント形成部分を成形装置により保持した状態で、セグメント形成用部材を分断してもよい。この場合、成形装置によるセグメント形成部分の成形と、分断装置によるセグメント形成用部材の分断とを連続して行うことができるので、生産性をより向上させることができる。
また、上記第1および第2実施形態では、セグメント形成用部材が、延伸方向の一方側および他方側に、それぞれ、複数のコイルセグメント形成部分を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、セグメント形成用部材が、延伸方向の一方側または他方側のみに、複数のコイルセグメント形成部分を有していてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、コイルセグメント形成用部材が、延伸方向の一方側および他方側で、概略同じ形状を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、セグメント形成用部材が、延伸方向の一方側および他方側に、それぞれ、複数のコイルセグメント形成部分を有する場合に、コイルセグメント形成用部材が、延伸方向の一方側および他方側で、互いに異なる形状を有していてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、延伸方向の中央の近傍で、コイルセグメント形成用部材を分断することによって、延伸方向の長さが互いに同じ2つのセグメントユニットが形成される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、延伸方向の中央よりも延伸方向の一方側または他方側の位置で、セグメント形成用部材を分断することによって、延伸方向の長さが互いに異なる2つのセグメントユニットが形成されてもよい。この場合、たとえば、積厚が互いに異なる2つのステータコアのそれぞれのセグメントユニットを同時に形成することができる。
また、上記第1および第2実施形態では、分断装置が分断用カッターを備え、分断装置の分断用カッターによりコイルセグメント形成用部材が分断される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、コイルセグメント形成用部材の分断方法は、どのような方法でも良く、たとえば、分断装置が、レーザ照射部を備え、レーザ照射部により照射されるレーザ光によりコイルセグメント形成用部材が分断されてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、導線を螺旋状に複数回巻回することによって、コイルセグメント形成用部材を形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、セグメント形成用部材が、延伸方向の一方側および他方側に、それぞれ、コイルセグメント形成部分を有する場合には、導線を螺旋状に1回だけ巻回することによって、コイルセグメント形成用部分を複数含むコイルセグメント形成用部材を形成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、導線を巻回することによって、螺旋状のコイルセグメント形成用部材を形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、導線の折り曲げと導線の送りとを繰り返すことにより、螺旋状のコイルセグメント形成用部材を形成してもよい。
1、101 ステータ
10 ステータコア
13 スロット
30、130 セグメントユニット
31、131a、131b コイルセグメント
40、140 コイルセグメント形成用部材
41、141a、141b コイルセグメント形成部分
10 ステータコア
13 スロット
30、130 セグメントユニット
31、131a、131b コイルセグメント
40、140 コイルセグメント形成用部材
41、141a、141b コイルセグメント形成部分
Claims (11)
- ステータコアのスロットに収容される直線状のスロット収容部と前記ステータコアから前記ステータコアの回転軸線方向に突出する非直線状のコイルエンド部とを含むコイルセグメントに対応する形状を有するコイルセグメント形成部分を複数含む螺旋状のコイルセグメント形成用部材を形成する工程と、
前記螺旋状のコイルセグメント形成用部材を分断することによって、複数の前記コイルセグメント形成部分のそれぞれにより複数の前記コイルセグメントを形成する工程と、を備える、コイルの形成方法。 - 前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程は、互いに異なる形状を有するとともに、前記ステータコアの前記スロットに収容可能なように整列された前記複数のコイルセグメント形成部分を含む前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程である、請求項1に記載のコイルの形成方法。
- 前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程は、前記複数のコイルセグメント形成部分のうち、前記スロットの外径側に収容される前記コイルセグメントに対応する前記コイルセグメント形成部分ほど、前記コイルセグメント形成部分の前記スロットに収容される一対のスロット収容部分間の幅が大きくなるように、前記複数のコイルセグメント形成部分を含む前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程である、請求項2に記載のコイルの形成方法。
- 前記複数のコイルセグメントを形成する工程は、前記ステータコアの前記スロットに収容可能なように整列された前記複数のコイルセグメント形成部分を保持した状態で、前記コイルセグメント形成用部材を分断する工程を含む、請求項3に記載のコイルの形成方法。
- 前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程は、前記コイルセグメントの前記スロット収容部に対応する前記コイルセグメント形成用部材の直線部分の延伸している方向である延伸方向の一方側および他方側に、それぞれ、前記複数のコイルセグメント形成部分を含む前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程であり、
前記複数のコイルセグメントを形成する工程は、前記コイルセグメント形成用部材の前記延伸方向の所定位置において、前記コイルセグメント形成用部材を分断することによって、それぞれ複数の前記コイルセグメントからなる2つのセグメントユニットを形成する工程である、請求項2〜4のいずれか1項に記載のコイルの形成方法。 - 前記複数のコイルセグメントを形成する工程は、前記延伸方向の中央の近傍か、もしくは、前記延伸方向の中央よりも前記延伸方向の一方側または他方側の位置で、前記コイルセグメント形成用部材を分断することによって、前記延伸方向の長さが互いに同じ2つの前記セグメントユニット、または、前記延伸方向の長さが互いに異なる2つの前記セグメントユニットを形成する工程である、請求項5に記載のコイルの形成方法。
- 前記複数のコイルセグメントを形成する工程の後、前記コイルセグメント形成用部材を分断することによって形成された前記複数のコイルセグメントを保持した状態で搬送する工程を、さらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコイルの形成方法。
- 前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程は、前記螺旋状のコイルセグメント形成用部材の1周において、前記コイルセグメントの前記スロット収容部に対応する前記コイルセグメント形成用部材の直線部分の延伸している方向である延伸方向の一方側および他方側に、それぞれ、前記コイルセグメント形成部分を形成することによって、前記コイルセグメント形成部分を複数含む前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコイルの形成方法。
- 前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程は、導線を螺旋状に複数回巻回するとともに、周毎に前記コイルセグメント形成部分を形成することによって、前記コイルセグメント形成部分を複数含む前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコイルの形成方法。
- 前記螺旋状のコイルセグメント形成用部材を形成する工程は、前記コイルセグメントの前記スロット収容部に対応する互いに平行な一対の直線部分と、前記一対の直線部分の両端にそれぞれ設けられ、前記コイルセグメントの前記コイルエンド部に対応する非直線部分とを含み、細長環状の前記コイルセグメント形成用部材を形成する工程である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のコイルの形成方法。
- ステータコアのスロットに収容される直線状のスロット収容部と前記ステータコアから前記ステータコアの回転軸線方向に突出する非直線状のコイルエンド部とを含むコイルセグメントに対応する形状を有するコイルセグメント形成部分を複数含む螺旋状のコイルセグメント形成用部材を形成する工程と、
前記螺旋状のコイルセグメント形成用部材を分断することによって、複数の前記コイルセグメント形成部分のそれぞれにより複数の前記コイルセグメントを形成する工程と、
前記複数のコイルセグメントを、前記ステータコアの前記スロットに収容する工程と、を備える、ステータの製造方法。
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