JP6740630B2 - プローブピンおよびこれを用いた検査装置 - Google Patents

プローブピンおよびこれを用いた検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6740630B2
JP6740630B2 JP2016026061A JP2016026061A JP6740630B2 JP 6740630 B2 JP6740630 B2 JP 6740630B2 JP 2016026061 A JP2016026061 A JP 2016026061A JP 2016026061 A JP2016026061 A JP 2016026061A JP 6740630 B2 JP6740630 B2 JP 6740630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
probe pin
insulating elastic
pin according
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016026061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017146119A (ja
Inventor
宏真 寺西
宏真 寺西
貴浩 酒井
貴浩 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2016026061A priority Critical patent/JP6740630B2/ja
Priority to KR1020187006633A priority patent/KR102001349B1/ko
Priority to PCT/JP2017/000302 priority patent/WO2017141564A1/ja
Priority to TW106100660A priority patent/TW201734467A/zh
Publication of JP2017146119A publication Critical patent/JP2017146119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6740630B2 publication Critical patent/JP6740630B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06716Elastic
    • G01R1/06722Spring-loaded
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06733Geometry aspects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06755Material aspects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • G01R1/07307Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2886Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Description

本発明はプローブピン、特に、ケルビン接続可能なプローブピンに関する。
従来、プローブピンとしては、例えば、特許文献1図2に示すように、第1針状部材13と第2針状部材14とを軸心に沿って相互に嵌合するとともに、これらをバネ部材12内に収納した導電性接触子5がある。そして、図1に示すように、所定のピッチで並設した前記導電性接触子5は、その一端部を、半導体集積回路(被接触体)1の接続用電極8に接触させるとともに、その他端部を、回路基板2の接続用電極7に接触させることにより、半導体集積回路(被接触体)1の電気特性を検査している。
近年、半導体集積回路の高機能化に伴い、その電気特性をより高精度で検査する必要が生じている。このため、隣り合う2本の導電性接触子5の一端部を、半導体集積回路(被接触体)1に設けた1つの接続用電極にそれぞれ接続する。一方、隣り合う2本の前記導電性接触子5の他端部を、2つの絶縁された接続用電極にそれぞれ接続する。これにより、4端子接続(ケルビン接続)することにより、半導体集積回路1の電気特性を高精度で検査することが行われている。
特開2005−221309号公報
しかしながら、より小型化され、挟ピッチとなった接続用電極を有する半導体集積回路1の電気特性を測定しようとしても、第1,第2針状部材13,14の外径が大きいと、従来の導電性接触子5をより狭いピッチで並べることに限界があった。このため、従来の導電性接触子5では、より小型化された半導体集積回路1の電気特性を高精度で測定できないという問題点がある。
本発明は、前記問題点に鑑み、小型化された半導体集積回路(被接触体)の電気特性を高精度で検査できるプローブピンおよびこれを用いた検査装置を提供することを課題とする。
本発明に係るプローブピンは、前記課題を解決すべく、
中心線に沿って伸縮する絶縁性弾性部材と、
前記絶縁性弾性部材の一方側から前記中心線に沿って組み付けられる第1プランジャと、
前記絶縁性弾性部材の他方側から前記中心線に沿って組み付けられる第2プランジャと、を備え、
前記第1プランジャが、絶縁体で相互に絶縁された少なくとも2枚の導電体を含む断面構造を有する一方、
前記第2プランジャが、前記第1プランジャと同一断面構造を有し、
前記第1プランジャと前記第2プランジャとで前記絶縁性弾性部材を圧縮したときに、前記第1プランジャの複数の導電体が、前記第2プランジャの複数の導電体にそれぞれ個々に摺接する構成としてある。
本発明によれば、第1プランジャを構成する複数の導電体と、第2プランジャを構成する複数の導電体とが、それぞれ個々に摺接する。このため、狭ピッチで4端子接続(ケルビン接続)できる。この結果、電気特性を高精度で測定できる小型のプローブピンが得られる。
本発明の実施形態としては、
中心線に沿って伸縮する絶縁性弾性部材である絶縁性弾性筒状体と、
前記絶縁性弾性筒状体の一端側から前記中心線に沿って挿入される前記第1プランジャと、
前記絶縁性弾性筒状体の他端側から前記中心線に沿って挿入される前記第2プランジャと、を備え、
前記第1プランジャが、絶縁体で相互に絶縁された少なくとも2枚の導電体を含む断面構造を有する一方、
前記第2プランジャが、前記第1プランジャと同一断面構造を有し、
前記第1プランジャと前記第2プランジャとで前記絶縁性弾性筒状体を圧縮したときに、前記第1プランジャの複数の導電体が、前記第2プランジャの複数の導電体にそれぞれ個々に摺接する構成としてもよい。
本実施形態によれば、絶縁性弾性筒状体内で、第1プランジャを構成する複数の導電体と、第2プランジャを構成する複数の導電体とが、それぞれ個々に摺接する。このため、狭ピッチで4端子接続(ケルビン接続)できる。この結果、電気特性を高精度で測定できる小型のプローブピンが得られる。
本発明の他の実施形態としては、
前記第1プランジャが、
前記絶縁性弾性筒状体の内部に挿入される第1プランジャ本体と、
前記第1プランジャ本体に連続し、かつ、前記中心線に沿って往復移動可能な少なくとも1つの第1接点部が設けられた第1端子部と、
前記第1プランジャ本体と前記第1端子部との境界部分から前記中心線に交差する方向に延在し、かつ、前記絶縁性弾性筒状体の一端側の開口縁部を保持する第1保持部と、を有する一方、
前記第2プランジャが、
前記絶縁性弾性筒状体の内部に挿入される第2プランジャ本体と、
前記第2プランジャ本体に連続し、かつ、前記中心線に沿って往復移動可能な少なくとも1つの第2接点部が設けられた第2端子部と、
前記第2プランジャ本体と前記第2端子部との境界部分から前記中心線に交差する方向に延在し、かつ、前記絶縁性弾性筒状体の他端側の開口縁部を保持する第2保持部と、を有する構成であってもよい。
本実施形態によれば、第1保持部と第2保持部とが絶縁性弾性筒状体を圧縮させる。そして、前記絶縁性弾性筒状体内で、第1プランジャ本体を構成する複数の導電体と、第2プランジャ本体を構成する複数の導電体とが、それぞれ個々に摺接する。このため、狭ピッチで4端子接続(ケルビン接続)できる。この結果、電気特性を高精度で測定できる小型のプローブピンが得られる。
本発明の別の実施形態としては、前記第1端子部に設けた複数の前記第1接点部を、千鳥状に配置してもよい。
また、前記第2端子部に設けた複数の前記第2接点部を、千鳥状に配置しておいてもよい。
本実施形態によれば、第1,第2接点部を千鳥状に配置してあるので、これらに対応する接続パッドも千鳥状に配置できる。このため、接続パッド相互の絶縁性を確保しつつ、接続パッドの集積密度を高めることができる。
本発明の異なる実施形態としては、前記第1プランジャの前記第1プランジャ本体の自由端部および前記第2プランジャの前記第2プランジャ本体の自由端部の少なくともいずれか一方に、対向するプランジャ本体に摺接する係合部を設けておいてもよい。
本発明の他の実施形態としては、前記第1端子部および前記第2端子部のいずれか一方に、外部のリード線に接続可能な絡げ用ピンを設けておいてもよい。
本実施形態によれば、接続方法の選択範囲が広がるので、汎用性のプローブピンが得られる。
本発明の別の実施形態としては、3枚以上の導電体の間に、少なくとも1枚の絶縁体を積層した構造を有するものであってもよい。
本実施形態によれば、導電体の枚数を適宜、選択することにより、所望の電気抵抗を簡単に選択できるプローブピンが得られる。
本発明の異なる実施形態としては、複数枚の導電体の導電率を異ならしめてもよい。また、複数枚の導電体の厚さ寸法を異ならしめてもよい。
本実施形態によれば、用途に応じて電気抵抗を選択できるプローブピンが得られる。
本発明の他の実施形態としては、前記絶縁性弾性部材は、表面を絶縁膜で被覆した金属製コイルバネであってもよい。
また、前記絶縁性弾性部材は、合成樹脂製コイルばねであってもよい。
そして、前記絶縁性弾性部材は、ゴム製筒状体であってもよい。
本発明の別の実施形態としては、絶縁性弾性筒状体内に組み込まれた前記第1プランジャと前記第2プランジャとで、位置ズレを防止する位置規制手段を設けてよい。
本実施形態によれば、第1プランジャと第2プランジャとの位置ズレが無くなり、脱落しにくくなるので、接触信頼性の高いプローブピンが得られる。
本発明に係る検査装置は、前述の実施形態に記載のプローブピンを備えたことを特徴とする検査治具である。
本発明によれば、第1プランジャを構成する複数の導電体と、第2プランジャを構成する複数の導電体とが、それぞれ個々に摺接する。このため、狭ピッチで4端子接続(ケルビン接続)できる。この結果、電気特性を高精度で測定できる小型の検査装置が得られるという効果がある。
図1Aないし図1Cは、本発明に係るプローブピンの第1実施形態を示す正面図、平面図および底面図である。 図2Aないし図2Cは、図1に示したプローブピンの斜視図、要部斜視図および部分拡大図である。 図1に示したプローブピンの分解斜視図である。 図4Aおよび図4Bは、第1実施形態に係るプローブピンを組み込んだ検査装置を示す正面図、および、使用方法を説明する断面図である。 図5Aないし図5Cは、本発明に係るプローブピンの第2実施形態を示す斜視図、要部斜視図および部分拡大斜視図である。 図5に示したプローブピンの分解斜視図である。 図7Aないし図7Dは、本発明に係るプローブピンの第3実施形態を示す正面図、平面図、図7AのC−C断面図、および、底面図である。 図8Aないし8Cは図7に示したプローブピンの斜視図、要部斜視図、部分拡大斜視図である。 図9Aないし図9Cは、本発明に係るプローブピンの第4実施形態を示す斜視図、要部斜視図および部分拡大斜視図である。 図9に示したプローブピンの分解斜視図である。 図11Aないし図11Cは、本発明に係るプローブピンの第5実施形態を示す正面図、平面図および底面図である。 図12Aないし図12Cは、図11に示したプローブピンの斜視図、要部斜視図および部分拡大斜視図である。 図12に示したプローブピンの分解斜視図である。 図14Aないし図14Cは、本発明に係るプローブピンの第6実施形態を示す正面図、平面図および底面図である。 図15Aないし図15Cは、図14に示したプローブピンの斜視図、要部斜視図および部分拡大斜視図である。 図14に示したプローブピンの分解斜視図である。 図17Aないし図17Cは、本発明に係るプローブピンの第7実施形態を示す斜視図、要部斜視図および部分拡大斜視図である。 図17に示したプローブピンの分解斜視図である。 図19Aおよび図19Bは、本発明に係るプローブピンの第8実施形態を示す正面図および右側面図である。 図20Aないし図20Cは、図19に示したプローブピンの斜視図、要部斜視図および部分拡大斜視図である。 図19に示したプローブピンの分解斜視図である。 図22Aおよび図22Cは、第8実施形態に係るプローブピンを組み込んだ検査装置の斜視図および要部斜視図、図22Cは検査装置の使用方法を説明するための断面図である。
本発明に係るプローブピンの実施形態を図1ないし図22の添付図面に従って説明する。
なお、以下の説明では、図面に表された構成を説明するうえで、X方向,Y方向,Z方向、「上」、「下」、「左」、「右」等の方向を示す用語、及びそれらを含む別の用語を使用するが、これらの用語を使用する目的は図面を通じて実施形態の理解を容易にするためである。したがって、前述の用語は本発明の実施形態が実際に使用されるときの方向を示すものとは限らないし、前述の用語によって特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲が限定的に解釈されるべきでない。
第1実施形態は、図1ないし図4に示すように、絶縁性弾性部材である絶縁性弾性筒状体11と、プランジャ12とで構成されたプローブピン10である。前記プランジャ12は第1プランジャ20と第2プランジャ40とで構成されている。
絶縁性弾性筒状体11は、例えば、金属製コイルばねの表面に絶縁膜を形成したもの、あるいは、合成樹脂製コイルばねが挙げられる。また、後述するようにゴム製あるいは合成樹脂製の絶縁性弾性筒状体であってもよい。
前記第1プランジャ20は、図2に示すように、第1プランジャ本体21と、第1端子部22と、第1保持部23とで構成されている。前記第1端子部22は第1プランジャ本体21の軸心に沿ってZ1方向に延在している。また、前記第1保持部23は、前記第1プランジャ本体21と第1端子部22との境界からX1方向およびX2方向に沿ってそれぞれ延在している。
さらに、前記第1プランジャ本体21は、Z2方向の自由端部から第1係合部24がX2方向に突出している。さらに、前記第1端子部22は、Z1方向の自由端部の先端面から接点部25a,25bが千鳥状に突出している。
前記第1プランジャ20は、図3示すように、導電性プランジャ片(導電体)30と導電性プランジャ片(導電体)35とで、絶縁性プランジャ片(絶縁体)38を挟持した断面形状を有している。
前記導電性プランジャ片30は、導電性プランジャ片本体31のZ2方向の自由端部にX2方向に突出する係合部34を設けてある。また、前記導電性プランジャ片30は、導電性プランジャ片端子部32のZ1方向の自由端部の先端面に接点部25a,25bを突設してある。そして、前記導電性プランジャ片30は、前記導電性プランジャ片本体31と前記導電性プランジャ片端子部32との境界に、X1,X2方向にそれぞれ突出する保持部33を設けてある。
前記導電性プランジャ片35は、前記導電性プランジャ片30よりも電気抵抗が著しく小さく、電流が流れやすい材料で形成されている。前記導電性プランジャ片35は、前記導電性プランジャ片30とほぼ同一の正面形状を有している。このため、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
ただし、前記導電性プランジャ片35のZ1方向の自由端部の先端面に突設した接点部25a,25bは、前記導電性プランジャ片30に突設した接点部25a,25bに対して千鳥状となる位置にある。
なお、前記導電性プランジャ片30と前記導電性プランジャ片35とは、電気抵抗が同一の材質で形成されていてもよく、厚さ寸法を異ならしめてもよく、また、同一材質,同一厚さ寸法で形成してもよい。
前記絶縁性プランジャ片38は、Z1方向の自由端部の先端面に接点部を設けない点を除き、前記導電性プランジャ片30と同一の正面形状を有している。
そして、前記絶縁性プランジャ片38を前記導電性プランジャ片30,35で挟持するように積層し、一体化する。これにより、図2に示すように、第1プランジャ本体21と、第1プランジャ本体21の軸心に沿ってZ1方向に延在する第1端子部22と、前記第1プランジャ本体21の基部からX1方向およびX2方向にそれぞれ延在する第1保持部23と、を有する第1プランジャ20が形成される。そして、前記第1端子部22のZ1方向の自由端部の先端面から接点部25a,25bが千鳥状に突出している。
前記第2プランジャ40は、図2に示すように、第2プランジャ本体41と、第2端子部42と、第2保持部43とで構成されている。前記第2端子部42は第2プランジャ本体41の軸心に沿ってZ2方向に延在している。また、前記第2保持部43は、前記第2プランジャ本体41と第2端子部42との境界からX1方向およびX2方向にそれぞれ延在している。
さらに、前記第2プランジャ本体41は、Z1方向の自由端部から第2係合部44がX1方向に突出している。さらに、前記第2端子部42は、Z2方向の自由端部の先端面から接点部45a,45bが千鳥状に突出している。
第2プランジャ40は、図3に示すように、導電性プランジャ片(導電体)50と導電性プランジャ片(導電体)55とで、絶縁性プランジャ片(絶縁体)58を挟持した断面形状を有している。
前記導電性プランジャ片50は、導電性プランジャ片本体51のZ1方向の自由端部からX1方向に突出する係合部54を設けてある。また、前記導電性プランジャ片50は、導電性プランジャ片端子部52のZ2方向の自由端部の先端面に接点部45aを突設してある。そして、前記導電性プランジャ片50は、前記導電性プランジャ片本体51と前記導電性プランジャ片端子部52との境界に、X1,X2方向にそれぞれ突出する保持部53を設けてある。
前記導電性プランジャ片55は、Z1方向の自由端部の先端面に設けた接点部45bの位置が異なっている点を除き、前記導電性プランジャ片50とほぼ同一の正面形状を有している。このため、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
なお、前記導電性プランジャ片50と前記導電性プランジャ片55とは同一材質,同一厚さ寸法で形成してもよく、また、電気抵抗が同一の材質で形成してもよく、あるいは、厚さ寸法を異ならしめてもよい。
前記絶縁性プランジャ片58は、図3に示すように、Z2方向の自由端部の先端面に接点部を設けないとともに、前記接点部45aが突出するように切除した点を除き、前記導電性プランジャ片50と同一の正面形状を有している。
そして、前記絶縁性プランジャ片58を前記導電性プランジャ片50,55で挟持するように積層し、一体化する。これにより、図2に示すように、第2プランジャ本体41と、第2プランジャ本体41の軸心に沿ってZ2方向に延在する第2端子部42と、前記第2プランジャ本体41の基部からX1方向およびX2方向にそれぞれ延在する第2保持部43と、を有する第2プランジャ40が形成される。そして、前記第2端子部42のZ2方向の自由端部の先端面から接点部45a,45bが千鳥状に突出している。
そして、図2に示すように、絶縁性弾性筒状体11の上方開口部に第1プランジャ20の第1プランジャ本体21を挿入することにより、第1保持部23が前記絶縁性弾性筒状体11の開口縁部に係止する。
一方、絶縁性弾性筒状体11の下方開口部から第2プランジャ40の第2プランジャ本体41を挿入する。これにより、前記絶縁性弾性筒状体11内で、第1プランジャ20の第1係合部24と第2プランジャ40の第2係合部44とが係合する。また、第2保持部43が前記絶縁性弾性筒状体11の開口縁部に係止する。
これにより、導電性プランジャ片30の係合部34と導電性プランジャ片50の係合部54とが係合する。そして、導電性プランジャ片30の導電性プランジャ片本体31と、導電性プランジャ片50の係合部54とが相互に摺接可能となる。
同様に、導電性プランジャ片35の係合部34と導電性プランジャ片55の係合部54とが係合する。そして、導電性プランジャ片55の導電性プランジャ片本体51と、導電性プランジャ片35の係合部34とが相互に摺接可能となる。
次に、前述のプローブピン10を組み込んだ検査装置60の使用方法について説明する(図4)。
前記検査装置60は、箱形ベース61とカバー62とを備えている。そして、前記箱形ベース61は、収納孔63と、前記収納孔63に連通する端子孔64とを同一直線上に設けてある。一方、前記カバー62は前記箱形ベース61を被覆可能な平面形状を有し、前記収納孔63に連通する端子孔65を設けてある。
そして、前記箱形ベース61の収納孔63に前記プローブピン10を挿入した後、前記箱形ベース61の上面にカバー62を組み付け、固定する。これにより、前記箱形ベース61の底面に設けた端子孔64から第2プランジャ40の接点部45a,45bが突出する。一方、前記カバー62に設けた端子孔65から第1プランジャ20の接点部25a,25bが突出する。
ついで、プリント基板70の接続パッド71,72上に前記検査装置60を位置決めし、前記接続パッド71,72にプローブピン10の接点部45a,45bをそれぞれ載置する。前記接続パッド71,72は、前記接点部45a,45bに対応するように千鳥状に配置されている。このため、絶縁性を確保しつつ、集積密度を高めることができるという利点がある。
そして、前記検査装置60の上方に被検査体である半導体集積回路75を位置決めし、プローブピン10の接点部25a,25bに半導体集積回路75の接続パッド76を載置する。このため、プリント基板70の接続パッド71が、導電性プランジャ片50および導電性プランジャ片30を介し、半導体集積回路75の接続パッド76に導通する。同様に、プリント基板70の接続パッド72が、導電性プランジャ片55および導電性プランジャ片35を介し、半導体集積回路75の接続パッド76に導通する。この結果、プリント基板70の接続パッド71と、半導体集積回路75の接続パッド76とが、4端子接続(ケルビン接続)される。
そして、導電性プランジャ片35,55は、導電性プランジャ片30,50よりも電気抵抗が著しく小さく、電流が流れやすい。このため、前記プローブピン10が導通して電流が流れても、導電性プランジャ片35,55に大部分の電流が流れる一方、導電性プランジャ片30,50に僅かな電流が流れるだけである。この結果、導電性プランジャ片30,50の残留抵抗や接続抵抗による測定誤差を低減でき、半導体集積回路75の電気特性を高精度で測定できる。
第2実施形態は、図5および図6に示すように、前述の第1実施形態とほぼ同様である。異なる点は、2枚の導電性プランジャ片30,36と、導電性プランジャ片35とで絶縁性プランジャ片38を挟持した点、および、2枚の導電性プランジャ片50,56と、導電性プランジャ片55とで絶縁性プランジャ片58を挟持した点である。
他は前述の第1実施形態と同様であるので、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
本実施形態によれば、複数枚の導電性プランジャ片を適宜、組み合わせることにより、所望の電気抵抗を有する第1,第2プランジャを構成でき、所望のプローブピンを製造しやすくなるという利点がある。
第3実施形態は、図7および図8に示すように、前述の第1実施形態とほぼ同様である。異なる点は、第1プランジャ20の第1プランジャ本体21の外周面のうち、X2方向に向いている端面を断面凹面とするとともに、第1係合部24の先端縁部を凹むように湾曲させた点である。また、他の異なる点は、第2プランジャ40の第2プランジャ本体41の外周面のうち、X1方向に向いている端面を断面凸面とするとともに、第2係合部44の先端縁部をX1方向に迫り出すように湾曲させた点である。
図7Cに示すように、絶縁性弾性筒状体11内で、第1プランジャ20の第1係合部24と第2プランジャ40の第2係合部44とを係合させると、前記断面凹面と迫り出した前記先端縁部とが当接する。このため、図8において、第1プランジャ20と第2プランジャ40とがY1,Y2方向に位置ズレしにくくなる。よって、前記断面凹面と迫り出した前記先端縁部とは位置規制手段として機能する。また、第1プランジャ20と第2プランジャ40との接触面積が増大し、接触信頼性が向上するという利点がある。
他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
第4実施形態は、図9ないし図10に示すように、前述の第1実施形態とほぼ同様である。そして、第1実施形態と異なる点は、第1プランジャ本体21の内向面の両側縁部に沿って脱落防止用リブ21aをそれぞれ設けた点である。
本実施形態によれば、前記脱落防止用リブ21a,21a間に、第2プランジャ40の第2係合部44が配置される。このため、前記脱落防止用リブ21a,21aが位置規制手段として機能する。この結果、図9において、Y1,Y2方向に第1,第2プランジャ20,40が外れにくくなる。また、第1プランジャ20と第2プランジャ40との接触面積が増大し、接触信頼性がより一層向上するという利点がある。
他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
第5実施形態は、図11ないし図13に示すように、前述の第1実施形態とほぼ同様であり、異なる点は第2プランジャ40の第2端子部42に設ける接点部45a,45bの配置を変更した点である。
すなわち、図11Aに示すように、正面から見て、接点部45aの両側に接点部45bが位置するように、千鳥状に配置してある。このため、本実施形態のように接点部45a,45bを配置すれば、プリント基板上に同心円状に形成した接続パッドに電気接続できる。このため、所定の絶縁性を確保しつつ、接続パッドの集積密度を高めることができ、使い勝手の良いプローブピン10が得られるという利点がある。
他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
第6実施形態は、図14ないし図16に示すように、第1実施形態とほぼ同様であり、異なる点は、第2プランジャ40の第2端子部42の形状である。
すなわち、図6に示すように、第2プランジャ40を構成する導電性プランジャ片端子部52,52の下端部に、絡げ用ピン45c,45dを設けた点である。前記絡げ用ピン45c,45dはリード線を絡げて半田付けするためのものである。
本実施形態によれば、プリント基板を介して電気特性を測定する必要がなくなり、接続方法が多様となり、用途が広がるという利点がある。
第7実施形態は、図17および図18に示すように、前述の第1実施形態と同様であり、異なる点はゴム材からなる絶縁性弾性筒状体14を使用した点である。
本実施形態よれば、安価で製造容易なゴム製の絶縁性弾性筒状体14を使用できるとともに、絶縁性に優れたプローブピンが得られるという利点がある。
他は前述の第1実施形態と同様であるので、同一部分に同一番号を附して説明を省略する。
第8実施形態は、図19ないし図21に示すように、円柱形状の絶縁性弾性部材13を、第1プランジャ20と第2プランジャ40とでZ1,Z2方向に沿って挟持した場合である。
絶縁性弾性部材13は、絶縁性および弾性を有していればよく、例えば、ゴム製あるいは合成樹脂製であってもよい。また、前記絶縁性弾性部材13は円柱形状に限らず、例えば、3角柱形状、4角柱形状、6角柱形状、8角柱形状を有していてもよい。
前記第1プランジャ20は、図20に示すように、第1プランジャ本体21と、前記第1プランジャ本体21からZ1方向に突出する接点部25c,25dと、前記第1プランジャ本体21の下方側の両側縁部からZ2方向にそれぞれ延在する弾性腕部29,29とで構成されている。前記弾性腕部29,29の先端には内方に屈曲する第1係合部24,24がそれぞれ設けられている。そして、前記弾性腕部29,29の間には嵌合凹部27が形成されている。
また、前記第1プランジャ20は、図21示すように、導電性プランジャ片30と導電性プランジャ片35とで、絶縁性プランジャ片38を挟持した断面形状を有している。
前記導電性プランジャ片30は、導電性プランジャ片本体31からZ1方向に突出する接点部25cを有している。また、前記導電性プランジャ片30は、前記導電性プランジャ片本体31の下方側の両側縁部からZ2方向にそれぞれ延在する弾性腕部39,39を有している。前記弾性腕部39,39の先端には内方に屈曲する係合部34,34がそれぞれ設けられている。また、前記弾性腕部39,39の間には嵌合凹部37が形成されている。
前記導電性プランジャ片35は、前記導電性プランジャ片30よりも電気抵抗が著しく小さく、電流が流れやすい材料で形成されている。そして、前記導電性プランジャ片35は、導電性プランジャ片本体31からZ1方向に突出する接点部25dを有している。前記導電性プランジャ片35は、前記導電性プランジャ片30とほぼ同一の正面形状を有している。このため、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
なお、前記導電性プランジャ片30と前記導電性プランジャ片35とは、電気抵抗の異なる材質で形成するだけでなく、厚さ寸法を異ならしめてもよく、また、同一材質,同一厚さ寸法で形成してもよい。
前記絶縁性プランジャ片38は、Z1方向の自由端部の先端面に接点部を設けない点を除き、前記導電性プランジャ片30,35と同一の正面形状を有している。
そして、前記絶縁性プランジャ片38を前記導電性プランジャ片30,35で挟持するように積層し、一体化することにより、前述した第1プランジャ20が形成される。
前記第2プランジャ40は、図20に示すように、第2プランジャ本体41と、前記第2プランジャ本体41からZ2方向に突出する接点部45e,45eと、前記第2プランジャ本体41の上方側の両側縁部からX1,X2方向にそれぞれ突出する第2係合部44,44とで構成されている。そして、前記第2係合部44,44の間には嵌合凹部47が形成されている。
また、前記第2プランジャ40は、図21示すように、導電性プランジャ片50と導電性プランジャ片55とで、絶縁性プランジャ片58を挟持した断面形状を有している。
前記導電性プランジャ片50は、導電性プランジャ片本体51からZ2方向に突出する接点部45eを有している。また、前記導電性プランジャ片50は、前記導電性プランジャ片本体51の上方側の両側縁部からX1,X2方向にそれぞれ突出する係合部54,54を有している。そして、前記係合部54,54の間には嵌合凹部57が形成されている。
前記導電性プランジャ片55は、前記導電性プランジャ片50よりも電気抵抗が著しく小さく、電流が流れやすい材料で形成されている。そして、前記導電性プランジャ片55は、導電性プランジャ片本体51からZ2方向に突出する接点部45fを有している。そして、前記導電性プランジャ片55は、前記導電性プランジャ片50とほぼ同一の正面形状を有している。このため、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
なお、前記導電性プランジャ片30と前記導電性プランジャ片35とは、電気抵抗の異なる材質で形成するだけでなく、厚さ寸法を異ならしめてもよく、また、同一材質,同一厚さ寸法で形成してもよい。
前記絶縁性プランジャ片58は、Z1方向の自由端部に接点部を設けない点を除き、前記導電性プランジャ片50,55と同一の正面形状を有している。
そして、前記絶縁性プランジャ片58を前記導電性プランジャ片50,55で挟持すように積層し、一体化することにより、前述した第2プランジャ40が形成される。
次に、図22に示すように、前述のプローブピン10を組み込んだ検査装置60の使用方法について説明する。
前記検査装置60は、箱形ベース61とカバー62とを備えている。そして、前記箱形ベース61は、収納孔63と、前記収納孔63に連通する端子孔64とを同一直線上に設けてある。一方、前記カバー62は前記箱形ベース61を被覆可能な平面形状を有し、前記収納孔63に連通する端子孔65を設けてある。
そして、前記箱形ベース61の収納孔63に長尺な絶縁性弾性部材13を備えた前記プローブピン10,10を挿入する。そして、前記箱形ベース61の上面にカバー62を組み付け、固定する。これにより、前記箱形ベース61の底面に設けた端子孔64から第2プランジャ40の接点部45e,45fが突出する。一方、前記カバー62に設けた端子孔65から第1プランジャ20の接点部25c,25dが突出する。
ついで、前記検査装置60をプリント基板70の接続パッド71,72上に位置決めする。前記接続パッド71,72は前記接点部45e,45fに対応するように並設されている。このため、前記接続パッド71,72にプローブピン10の接点部45e,45fがそれぞれ載置する。
一方、前記検査装置60の上方に被検査体である半導体集積回路75を位置決めし、プローブピン10の接点部25c,25dに半導体集積回路75の接続パッド76を載置する。このため、プリント基板70の接続パッド71が、導電性プランジャ片50および導電性プランジャ片30を介し、半導体集積回路75の接続パッド76に導通する。同様に、プリント基板70の接続パッド72が、導電性プランジャ片55および導電性プランジャ片35を介し、半導体集積回路75の接続パッド76に導通する。この結果、プリント基板70の接続パッド71と、半導体集積回路75の接続パッド76とが、4端子接続(ケルビン接続)される。
そして、導電性プランジャ片35,55は、導電性プランジャ片30,50よりも電気抵抗が著しく小さく、電流が流れやすい。このため、前記プローブピン10が導通して電流が流れても、導電性プランジャ片35,55に大部分の電流が流れる一方、導電性プランジャ片30,50に僅かな電流が流れるだけである。この結果、導電性プランジャ片30,50の残留抵抗や接続抵抗による測定誤差を低減でき、半導体集積回路75の電気特性を高精度で測定できる。
第8実施形態では、第1,第2プランジャ20,40に接点部をそれぞれ1つずつ設ける場合について説明したが、必要に応じて異なる形状の複数の接点部を設けてもよい。例えば、前述の第1実施形態ないし第7実施形態のように、複数の接点部を千鳥状に配置してもよい。
なお、前述の実施形態において、積層した複数枚の導電性プランジャ片と絶縁性プランジャ片とは常に一体化している必要なく、必要に応じ、適宜、一体化してもよいことは勿論である。
また、前述の実施形態は、必ずしも4端子接続(ケルビン接続)する必要はなく、導電性プランジャ片のそれぞれを通常のプローブピンとして使用してもよい。このように使用すれば、極めて挟ピッチのプローブピンが得られるという利点がある。
そして、前述の実施形態では、別体の第1,第2プランジャ20,40を組み合わせてプランジャ12を形成する場合について説明したが、必ずしもこれに限らない。例えば、他の実施形態としては、2枚の導電性プランジャ片で1枚の絶縁膜を挟持することにより、1枚のプランジャ12を形成してもよい。そして、前記プランジャ12を絶縁性弾性筒状体11内に挿入してプローブピン10を形成してもよい。
そして、検査装置のハウジングに設けた収納孔内に挿入して収納する。これにより、前記絶縁性弾性筒状体11を介し、前記プランジャ12を前記収納孔内で前記絶縁性弾性筒状体の中心軸に沿って往復移動可能に支持する。そして、2枚の導電性プランジャ片の上端部から前記ハウジングから突出する一方、その下端部に2本のリード線をそれぞれ半田付けしておいてもよい。
前記本実施形態によれば、部品点数,組立工数が少ないプローブピンおよび検査装置が得られるという利点がある。
本実施形態に係るプローブピンは、前述の実施形態に限らず、前述の実施形態を適宜、組み合わせて形成してもよいことは勿論である。
10 プローブピン
11 絶縁性弾性筒状体(絶縁性弾性部材)
12 プランジャ
13 絶縁性弾性部材
20 第1プランジャ
21 第1プランジャ本体
22 第1端子部
23 第1保持部
24 第1係合部
25a,25b 接点部
25c,25d 接点部
25e,25f 接点部
27 嵌合凹部
30 導電性プランジャ片(導電体)
31 導電性プランジャ片本体
32 導電性プランジャ片端子部
33 保持部
34 係合部
35 導電性プランジャ片(導電体)
37 嵌合凹部
38 絶縁性プランジャ片(絶縁体)
39 弾性腕部
40 第2プランジャ
41 第2プランジャ本体
42 第2端子部
43 第2保持部
44 第2係合部
45a,45b 接点部
45c,45d 絡げ用ピン
45e,45f 接点部
47 嵌合凹部
50 導電性プランジャ片(導電体)
51 導電性プランジャ片本体
52 導電性プランジャ片端子部
53 保持部
54 係合部
55 導電性プランジャ片(導電体)
56 導電性プランジャ片(導電体)
57 嵌合凹部
58 絶縁性プランジャ片(絶縁体)
60 検査装置
61 箱形ベース
62 カバー
63 収納孔
64 端子孔
65 端子孔
70 プリント基板
71 接続パッド
72 接続パッド
75 半導体集積回路
76 接続パッド

Claims (14)

  1. 中心線に沿って伸縮する絶縁性弾性部材と、
    前記絶縁性弾性部材の一方側から前記中心線に沿って組み付けられる第1プランジャと、
    前記絶縁性弾性部材の他方側から前記中心線に沿って組み付けられる第2プランジャと、を備え、
    前記第1プランジャが、絶縁体で相互に絶縁された少なくとも枚の導電体を含む断面構造を有する一方、
    前記第2プランジャが、前記第1プランジャと同一断面構造を有し、
    前記第1プランジャと前記第2プランジャとで前記絶縁性弾性部材を圧縮したときに、前記第1プランジャの前記少なくとも3枚の導電体が、前記第2プランジャの前記少なくとも3枚の導電体にそれぞれ個々に摺接し、
    前記少なくとも3枚の導電体の間に、少なくとも1枚の絶縁体を積層した構造を有することを特徴とするプローブピン。
  2. 前記絶縁性弾性部材が、絶縁性弾性筒状体であることを特徴とする請求項1に記載のプローブピン。
  3. 前記第1プランジャが、
    前記絶縁性弾性筒状体の内部に挿入される第1プランジャ本体と、
    前記第1プランジャ本体に連続し、かつ、前記中心線に沿って往復移動可能な少なくとも1つの第1接点部が設けられた第1端子部と、
    前記第1プランジャ本体と前記第1端子部との境界部分から前記中心線に交差する方向に延在し、かつ、前記絶縁性弾性筒状体の一端側の開口縁部を保持する第1保持部と、を有する一方、
    前記第2プランジャが、
    前記絶縁性弾性筒状体の内部に挿入される第2プランジャ本体と、
    前記第2プランジャ本体に連続し、かつ、前記中心線に沿って往復移動可能な少なくとも1つの第2接点部が設けられた第2端子部と、
    前記第2プランジャ本体と前記第2端子部との境界部分から前記中心線に交差する方向に延在し、かつ、前記絶縁性弾性筒状体の他端側の開口縁部を保持する第2保持部と、を有することを特徴とする請求項2に記載のプローブピン。
  4. 前記第1端子部が複数の前記第1接点部を有し、
    複数の前記第1接点部が、千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のプローブピン。
  5. 前記第2端子部が複数の前記第2接点部を有し、
    複数の前記第2接点部が、千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載のプローブピン。
  6. 前記第1プランジャの前記第1プランジャ本体の自由端部および前記第2プランジャの前記第2プランジャ本体の自由端部の少なくともいずれか一方に、対向するプランジャ本体に摺接する係合部を設けたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載のプローブピン。
  7. 前記第1端子部および前記第2端子部のいずれか一方に、外部のリード線に接続可能な絡げ用ピンを設けたことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか一項に記載のプローブピン。
  8. 前記少なくとも3枚の導電体のいずれか複数枚の導電体の導電率を異ならしめたことを特徴する請求項1ないしのいずれか1項に記載のプローブピン。
  9. 前記少なくとも3枚の導電体のいずれか複数枚の導電体の厚さ寸法を異ならしめたことを特徴する請求項1ないしのいずれか1項に記載のプローブピン。
  10. 前記絶縁性弾性部材が、表面を絶縁膜で被覆した金属製コイルバネであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のプローブピン。
  11. 前記絶縁性弾性部材が、合成樹脂製コイルばねであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のプローブピン。
  12. 前記絶縁性弾性部材が、ゴム製筒状体であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のプローブピン。
  13. 前記絶縁性弾性筒状体内に組み込まれた前記第1プランジャと前記第2プランジャとで、位置ズレを防止する位置規制手段を設けたことを特徴とする請求項ないし請求項12のいずれか1項に記載のプローブピン。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1項に記載のプローブピンを備えたことを特徴とする検査装置。
JP2016026061A 2016-02-15 2016-02-15 プローブピンおよびこれを用いた検査装置 Active JP6740630B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016026061A JP6740630B2 (ja) 2016-02-15 2016-02-15 プローブピンおよびこれを用いた検査装置
KR1020187006633A KR102001349B1 (ko) 2016-02-15 2017-01-06 프로브 핀 및 이것을 사용한 검사 장치
PCT/JP2017/000302 WO2017141564A1 (ja) 2016-02-15 2017-01-06 プローブピンおよびこれを用いた検査装置
TW106100660A TW201734467A (zh) 2016-02-15 2017-01-10 探針以及使用該探針的檢查裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016026061A JP6740630B2 (ja) 2016-02-15 2016-02-15 プローブピンおよびこれを用いた検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017146119A JP2017146119A (ja) 2017-08-24
JP6740630B2 true JP6740630B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=59624995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016026061A Active JP6740630B2 (ja) 2016-02-15 2016-02-15 プローブピンおよびこれを用いた検査装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6740630B2 (ja)
KR (1) KR102001349B1 (ja)
TW (1) TW201734467A (ja)
WO (1) WO2017141564A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107741514A (zh) * 2017-11-27 2018-02-27 昆山康信达光电有限公司 一种齿中齿大功率电池探针主体
TWI797109B (zh) * 2018-03-01 2023-04-01 日商由利科技股份有限公司 接觸探針及具備該接觸探針的檢查套筒
WO2020026409A1 (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 ユニテクノ株式会社 コンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケット
JP7354534B2 (ja) * 2018-11-08 2023-10-03 オムロン株式会社 プローブピンおよび検査治具
JPWO2020203155A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08
CN113646643A (zh) * 2019-03-29 2021-11-12 日本电产理德株式会社 接触端子、检查夹具以及检查装置
KR102232789B1 (ko) * 2019-04-15 2021-03-26 주식회사 오킨스전자 멀티-레이어 mems 스프링 핀
WO2020213899A1 (ko) * 2019-04-15 2020-10-22 주식회사 오킨스전자 멀티-레이어 mems 스프링 핀
JP2020180889A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 オムロン株式会社 プローブピン、検査治具および検査ユニット
JPWO2021140904A1 (ja) * 2020-01-10 2021-07-15
KR102456449B1 (ko) * 2020-08-11 2022-10-20 리노공업주식회사 검사 프로브
KR102431300B1 (ko) 2020-10-16 2022-08-11 (주)아이윈솔루션 대용량 전류 전송이 가능한 연결핀
KR20230113027A (ko) * 2022-01-21 2023-07-28 (주)포인트엔지니어링 전기 전도성 접촉핀

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4695337B2 (ja) * 2004-02-04 2011-06-08 日本発條株式会社 導電性接触子および導電性接触子ユニット
JP5361710B2 (ja) * 2007-04-19 2013-12-04 日本発條株式会社 導電性接触子および導電性接触子ユニット
US7862391B2 (en) * 2007-09-18 2011-01-04 Delaware Capital Formation, Inc. Spring contact assembly
JP2010117268A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Nidec-Read Corp 検査用プローブ
JP4900843B2 (ja) * 2008-12-26 2012-03-21 山一電機株式会社 半導体装置用電気接続装置及びそれに使用されるコンタクト
JP2010151732A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Masashi Okuma プローブピン
JP5624740B2 (ja) * 2009-07-30 2014-11-12 株式会社ヨコオ コンタクトプローブ及びソケット
JP2012220451A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Seiken Co Ltd 検査ユニット
WO2013051675A1 (ja) * 2011-10-07 2013-04-11 日本発條株式会社 プローブユニット

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017141564A1 (ja) 2017-08-24
KR102001349B1 (ko) 2019-07-17
TW201734467A (zh) 2017-10-01
JP2017146119A (ja) 2017-08-24
KR20180038032A (ko) 2018-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6740630B2 (ja) プローブピンおよびこれを用いた検査装置
KR101959696B1 (ko) 프로브 핀 및 그것을 사용한 검사 장치
KR100854267B1 (ko) 포고핀의 제조방법과, 이를 이용한 테스트 소켓
US8926379B2 (en) Compliant electrical contact
US9140722B2 (en) Contact and connector
WO2016111293A1 (ja) ケルビンプローブ、および、これを備えたケルビン検査ユニット
JP5693266B2 (ja) コネクタ
KR20180057520A (ko) 검사장치용 프로브
JP6009544B2 (ja) ケルビンコンタクトプローブおよびそれを備えたケルビン検査治具
KR101566173B1 (ko) 반도체 테스트 소켓 및 그 제조방법
JP2007225599A (ja) 信号および電力接点のアレイを有するパッケージを備えた集積回路を試験するための試験接点システム
EP3364194B1 (en) Kelvin test probe, kelvin test probe module, and manufacturing method therefor
JP2017037021A (ja) 検査用コンタクト端子、および、それを備える電気接続装置
US6326688B1 (en) Socket for semiconductor devices
JP2004170360A (ja) 積層型プローブ及び接触子
JP2004212233A (ja) 四探針測定用コンタクトピン対と、コンタクト機器
KR102265360B1 (ko) 동축 케이블을 이용한 프로브 핀 및 이를 포함하는 테스트 소켓
JP4137563B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP6841505B2 (ja) バネ構造体
JP6410457B2 (ja) 接触子、検査治具、及び接触子の製造方法
JP2017181477A (ja) コンタクトプローブ装置
KR20180042669A (ko) 전기 특성 측정 유닛
JP2005114547A (ja) コンタクトプローブとこれを用いたコンタクト機器
JP2020134217A (ja) バネ構造体及びそれを備える検査治具
JP2014235779A (ja) 異方導電性部材

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20171130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6740630

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250