JP6740565B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
このとき、使用者が便器の横方向から見た場合に、便蓋下端部160とリム外壁部156との間に隙間Cが形成されて見え、境目が複数のラインとして見え、境目が一つのラインとして見えないという問題があった。
また、この隙間Cにリム上面部154上の凹凸154aが見えることとなり、便蓋下端部160とリム上面部154との間の境目が凹凸状のラインとして見えるため、使用者に直線的に整った一つのラインとして見せることができず、使用者に美的感覚を与えることができないという問題があった。
このように構成された本発明においては、リム部がリム外壁の上部領域の外側が下方に傾斜するリム外壁上部傾斜面を備え、外装部材の少なくとも一部の外装部分の下端はリム外壁上部傾斜面の高さに配置され、且つ外装部材は、外装部材の下端をリム外壁上部傾斜面に向ける傾斜部を備える。これにより、リム部上に設置する外装部材の少なくとも一部の外装部分をリム外壁上部傾斜面の高さに、容易に組み付け及び位置合わせすることができ、さらに、便器の横方向から見て、外装部材の少なくとも一部の外装部分の下端と、リム外壁上部傾斜面との境目が直線的に整った一つのラインとして見え、使用者に美的感覚を与えることができる。
また、このように構成された本発明においては、リム内壁上部傾斜面の水平方向の幅はリム外壁上部傾斜面の水平方向の幅よりも大きく形成されているので、使用者が、リム部の拭き掃除を行う場合に、自身の手指がリム部の上部からリム内壁上部傾斜面の傾斜する面に沿うようにリム部の内壁までかかっている状態で、リム部の上部、リム内壁上部傾斜面及びリム内壁部を効率よく清掃することができる。さらに、リム部の上面からリム内壁上部傾斜面及びリム内壁部に比較的均等に力をかけながら拭き掃除をすることができるため、使用者が、拭き掃除をしようとする比較的強い力を容易にリム部全体にかけることができ、清掃性を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、吐水部から吐水された洗浄水は、リム内壁上部傾斜面の下端よりも下方の領域に沿って旋回されるので、洗浄水がリム内壁上部傾斜面を越えて便器外に水飛びすることを抑制することができる。また、このように洗浄水がリム内壁上部傾斜面の下端よりも下方の領域に沿って旋回されるので、リム内壁上部傾斜面の幅や大きさを比較的大きく形成することができる。
このように構成された本発明においては、リム内壁上部傾斜面を形成する円弧の半径が、使用者の手指の曲りによって握りやすい半径に形成されている。よって、使用者が、リム部の拭き掃除を行う場合に、自身の手指をリム内壁上部傾斜面を形成する円弧形状に沿うようにかけやすくなっている。
このように構成された本発明においては、施工者、製造者等が便器の運搬をする際に、手指をオーバーハングした形状に形成されたリム部にかけることにより、手指を引っかけた状態で、便器の運搬を良好にすることができる。
このように構成された本発明においては、吐水部が、ボウル部の前端から後方に向かって流れる旋回流を形成することができ、節水をしながらボウル部を十分に洗浄することができる。
このように構成された本発明においては、吐水部から吐水された洗浄水がリム部を越えて便器外に水飛びを生じやすいボウル部の吐水部から前方側の領域において、リム部の上部が内側に向かってオーバーハングした形状に形成されているので、洗浄水が便器外に水飛びすることを抑制することができる。
このように構成された本発明においては、水道直圧式の給水装置により供給される洗浄水は、吐水時の水勢の強さが比較的抑制される。従って、吐水部から吐水された洗浄水がボウルからリム部を越えて水飛びしにくくなり、リム内壁上部傾斜面の幅を大きく形成することができる。
このように構成された本発明においては、リム部がリム外壁の上部領域の外側が下方に傾斜するリム外壁上部傾斜面を備え、外装部材の少なくとも一部の外装部分の下端は、上記リム部の上面の高さよりも低い高さに配置されるので、外装部材の少なくとも一部の外装部分をリム外壁上部傾斜面の高さに配置することができる。
先ず、図1及び図2により、本発明の一実施形態による水洗大便器の構造を説明する。ここで、図1は本発明の一実施形態による水洗大便器の便器本体、機能部及び便蓋を側面から見た側面図であり、図2は本発明の一実施形態による水洗大便器の内部を中央断面に沿って示す断面図である。
本実施形態においては、便蓋4と機能部6とが、便器本体2の上部の外観の装いを主に規定する外装部材を形成している。なお、他の実施形態においては、便蓋4が省略され、便座(図示せず)と機能部6とが、便器本体2の上部の外観の装いを主に規定する外装部材を形成していてもよい。また、他の実施形態においては、便蓋4、便座(図示せず)、又は機能部6の少なくとも何れか1つが、便器本体2の上部の外観の装いを主に規定する外装部材を形成していてもよい。
ジェット吐水口12は、ボウル部8の底部に形成されており、排水トラップ管路10の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路10に向けて吐出するようになっている。
リム吐水口14は、ボウル部8の左側上部後方に形成されており、ボウル部8の縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
なお、本実施形態においては、便器本体2にジェット吐水口12が形成されているが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、例えば、ジェット吐水口とリム吐水口の内、ジェット吐水口が形成されずリム吐水口のみが形成されてもよい。
なお、水洗大便器1の機能部6は、ハイブリッド式の給水装置以外にも適用可能である。例えば、水道の水圧を利用して給水する水道直圧式の給水装置のみを備えている水道直圧式の水洗大便器や、フラッシュバルブ式のものや、ポンプの補圧を利用して洗浄水を供給するものであってもよい。
図3は本発明の一実施形態による水洗大便器を示す全体構成図である。
図3に示すように、定流量弁(定流量手段)16と、電磁弁18と、逆流防止用のリム吐水用バキュームブレーカ20と、逆流防止用のリム吐水用フラッパー弁22が設けられている。さらに、給水路24には、タンクへの給水とリム吐水を切り替える切替弁26と、貯水タンク28と、加圧ポンプ30と、ジェット吐水用バキュームブレーカ32と、ジェット吐水用フラッパー弁34と、水抜栓36とが内蔵されている。また、機能部6には、電磁弁18の開閉操作、切替弁26の切換操作、及び、加圧ポンプ30の回転数や作動時間等を制御するコントローラ38が内蔵されている。このような構成の少なくとも一部により機能部6は、洗浄水を便器本体2に給水する給水装置として機能することができる。
また、切替弁26は、コントローラ38の制御信号により切り替えられ、電磁弁18を介して流入した洗浄水をリム吐水口14から吐出させ、又は、貯水タンク28に流入させるようになっている。
一方、加圧ポンプ30の流出口は、洗浄水管路30bを介して、ボウル部8底部のジェット吐水口12に接続されている。
図4は本発明の一実施形態による水洗大便器において、便器本体の上部に機能部及び便蓋を取付けた状態を示す概略平面図である。
ボウル部8は、ボウル形状に形成された汚物受け面44と、ボウル部8の全周の上方外側に形成されて便器本体2の上部縁を形成するリム部46とを備えている。また、ボウル部8の下方には、溜水部48が形成されている。この溜水部48には洗浄水が毎回の洗浄後に所定量まで貯溜されて溜水面W0が形成されている。この溜水部48の下方には、上述した排水トラップ管路10の入口部10aが開口し、排水トラップ管路10のトラップ下降管10cの下端は排水ソケット(図示せず)を介して床下の排出管(図示せず)に接続されている。
図5は図4のV−V線に沿って見た断面図であり、図6は図4のVI−VI線に沿って見た断面図であり、図7は本発明の一実施形態による水洗大便器において、便蓋が閉じている状態において、便蓋の便蓋下端部と、便器本体のリム部のリム外壁上部傾斜面との位置関係を便器本体の側方から見た概略拡大図であり、図8は図5のリム部近傍について、便蓋の便蓋下端部と、便器本体のリム部のリム外壁上部傾斜面との位置関係を、拡大して示す概略拡大断面図である。
リム内壁部52のリム内壁上部傾斜面52aは、垂直断面視で、リム内壁部52の上端から下端までの所定領域の高さH1のうち10%〜60%の範囲の高さH2の領域にわたって形成される。
リム内壁部52の縦壁52bは、垂直断面視で、リム内壁部52の上端から下端までの所定領域の高さH1のうち40%〜90%の範囲の高さH3の領域にわたって形成される。
リム内壁上部傾斜面52aは、その外側の上端52dがリム上面部54の高さ位置にあり、リム内壁上部傾斜面52aの内側が下方に傾斜するように形成され、リム内壁上部傾斜面52aの上方が、下端52cよりも外側に広がるように形成されている。なお、リム内壁上部傾斜面52aは、リム上面部54と縦壁52bとの間の面の一部に比較的平坦な面を含みながら、全体的に丸みを帯びるように曲げられている面形状に形成されていてもよい。
上述のようなリム内壁上部傾斜面52aは、比較的緩やかなアール形状に形成され、左右方向の幅が比較的大きく形成されている。リム内壁上部傾斜面52aの上端52dと下端52cとの間の水平方向(例えば便器本体の内側方向から外側方向に向かう方向)の幅W1は、リム吐水口14の開口の左右の幅W3よりも大きく形成されている。リム内壁上部傾斜面52aの下端52cはリム吐水口14よりも上方に設けられているので、リム内壁上部傾斜面52aの横方向の幅W1を比較的大きく形成することができ、リム内壁上部傾斜面52aの縦方向の高さH1も比較的大きく形成することができる。従って、リム内壁上部傾斜面52aを半径の大きな緩やかな円弧形状に沿って内側に下り傾斜するように形成することができる。
リム外壁上部傾斜面56aは、リム上面部54とリム外壁56bとの間で、その内側の上端56dがリム上面部54の高さ位置にあり、その外側が下方に傾斜する傾斜面を形成している。
例えば、リム外壁上部傾斜面56aは、縦断面で見た場合に、5mm〜8mmの半径rを有する円弧により形成されていてもよい。なお、リム内壁上部傾斜面52aは、縦断面で見た場合に、10mm〜30mm、より好ましくは16mm〜25mmの半径Rを有する円弧により形成されている。リム外壁上部傾斜面56aが円弧により形成される場合には、リム外壁上部傾斜面56aを形成する円弧の半径rと、リム内壁上部傾斜面52aを形成する円弧の半径Rとの比率は、1:2〜1:5の範囲の比率に形成されている。
図5乃至図8に示すように、便蓋4が閉じられている状態で、便蓋4の側壁58の便蓋下端部60がリム外壁上部傾斜面56aの高さに配置されている。便蓋4の側壁58は、便器本体2の正面側から見て側方側及び正面側の縦壁を含む。外装部材の外装部分は、例えば、便蓋4の側壁58、後述する機能部6の側壁及び後壁等、後述する他の変形例においては便座の側部等により形成されている。
便蓋4の側壁58の便蓋下端部60は、その便蓋下端部60の最下面を形成する便蓋下端面60aと、便蓋下端部60の内側面を形成する便蓋内側面60bと、便蓋下端部の外側面を形成する便蓋外側面60cと、を備えている。
便蓋下端部60の便蓋外側面60cは、水平方向に見て、リム外壁上部傾斜面56aの下端56cの位置と同じ位置又はリム外壁上部傾斜面56aの下端56cの位置より、便器外側の位置に配置されている。すなわち、便蓋下端部60の便蓋外側面60cと、リム外壁56bとが、ほぼ面一の関係で配置されるか、又は便蓋下端部60の便蓋外側面60cが、リム外壁56bよりも便器の外側に配置されるようになっている。
便器本体2は陶器製であるため、便器本体2を製造する際の焼き締め時の収縮誤差等の製造誤差等による凹凸54aがリム上面部54にも生じる場合がある。リム上面部54上に凹凸54aが生じている場合に、便蓋下端部60が凹凸54aよりも下方まで延び、凹凸54aを隠すことができる。よって、横方向から見た場合に、リム上面部54上の凹凸54aが使用者に見えることなく、便蓋下端部60と、リム外壁上部傾斜面56aとの境目を、便蓋4とリム外壁部56との境目として、直線的に整った一つのラインとして見せることができ、使用者に美的感覚を与えることができる。
よって、便蓋4のリム部46への取付け(組付け)誤差や、便器の製造誤差等により、便蓋下端面60aの位置が当初予定している位置から上下左右にずれてしまう場合においても、便蓋下端面60aがリム外壁上部傾斜面56aの上端56dと下端56cとの間に位置していれば、便器の横方向から見た場合に、便蓋下端面60aがリム外壁上部傾斜面56a上に重なって接続しているかのように見え、さらに、便蓋下端面60aと、リム外壁上部傾斜面56aとの境目が直線的に整った一つのラインとして見えることができる。
このように機能部下端部がリム外壁上部傾斜面56aの上端56dと下端56cとの間に位置する場合には、便器の横方向から見た場合に、機能部の側壁及び後壁の機能部下端部が、リム外壁上部傾斜面56aに重なって見えることとなる。リム上面部54上に凹凸54aが生じている場合に、機能部下端部が凹凸54aよりも下方まで延び、凹凸54aを隠すことができる。よって、横方向から見た場合に、リム上面部54上の凹凸54aが使用者に見えることなく、機能部下端部と、リム外壁上部傾斜面56aとの境目を、機能部6とリム外壁部56との境目として、直線的に整った一つのラインとして見せることができ、使用者に美的感覚を与えることができる。
このように便座下端部がリム外壁上部傾斜面56aの上端56dと下端56cとの間に位置する場合には、便器の横方向から見た場合に、便座の側部の便座下端部が、リム外壁上部傾斜面56aに重なって見えることとなる。リム上面部54上に凹凸54aが生じている場合に、便座下端部が凹凸54aよりも下方まで延び、凹凸54aを隠すことができる。よって、横方向から見た場合に、リム上面部54上の凹凸54aが使用者に見えることなく、便座下端部と、リム外壁上部傾斜面56aとの境目を、機能部6とリム外壁部56との境目として、直線的に整った一つのラインとして見せることができ、使用者に美的感覚を与えることができる。
図11は従来の水洗大便器の便器本体、機能部及び便蓋を側面から見た側面図であり、図12は従来の水洗大便器のリム部の近傍について、便蓋の便蓋下端部と、便器本体のリム部のリム外壁上部傾斜面との位置関係を、拡大して示す概略拡大断面図である。
また、便蓋下端部160とリム上面部154との間の境目の隙間Cにリム上面部154上の凹凸154aが見えることとなり、便蓋下端部160とリム上面部154との間の境目が凹凸状のラインとして見え、使用者に直線的に整った一つのラインとして見せることができず、使用者に美的感覚を与えることができなかった。
図9は本発明の一実施形態による水洗大便器のリム部のリム内壁上部傾斜面に沿うように使用者の手指がかけられた状態を示す図であり、図10は従来の水洗大便器のリム内壁上部縁部に使用者の手指がかけられた状態を示す図である。使用者の手指にHの参照符号を付して説明する。
また、使用者がリム上面部54側からリム内壁上部傾斜面52aを越えて縦壁52bを清掃しようとする場合に、リム内壁上部傾斜面52aに清掃力を十分に作用させることができずに、リム内壁上部傾斜面52aの清掃に不具合が生じ、さらなる清掃の手間が生じることを抑制することができる。
この状態から、指の指先部分Hdを縦壁152bと接した状態とするためには、掌Ha及び指の掌側の部分Hbをやや持ち上げるようにして、リム上面部154から離間させることが必要となる。
また、従来の水洗大便器101においては、人間の手指の関節の可動範囲が限られることから、仮に無理に手指を曲げて、使用者の手指Hの指の付け根側部分Hbとリム上面部154とを接した状態とし、指の第2関節部分Hcとリム内壁上部縁部152aの上部の一部を接した状態とするとしても、指の第2関節部分Hcとリム内壁上部縁部152aの下部との接触ができないのみならず、指の指先部分Hdと縦壁152bとも接した状態とすることができない。従って、リム内壁上部縁部152a及び縦壁152bの清掃に不具合が生じ、さらなる清掃の手間が生じる。
また、従来の水洗大便器101においては、人間の手指の関節の可動範囲が限られることから、仮に無理に手指を曲げて、使用者の手指Hの指の付け根側部分Hbとリム上面部154とを接した状態とし、指の指先部分Hdと縦壁152bとを接した状態とするとしても、同時に指の第2関節部分Hcとリム内壁上部縁部152aとを接した状態とすることができない。従って、リム内壁上部縁部152aの清掃に不具合が生じ、さらなる清掃の手間が生じる。
さらに、使用者が手指Hを無理に曲げないと、リム上面部154と一部の他の曲面を同時に接した状態とすることができないため、使用者が清掃のために必要とする力を手指Hにかけることが困難となる。従って、リム上面部154、リム内壁上部縁部152a及び縦壁152bの清掃性に問題が生じることとなる。
上述した本発明の一実施形態による水洗大便器1においては、リム内壁部52が、リム内壁部52の上部領域の内側が下方に傾斜するリム内壁上部傾斜面52aを備えている。従って、使用者が、リム部46の拭き掃除を行う場合に、自身の手指がリム部46の上面からリム内壁上部傾斜面52aの丸みに沿うように縦壁52bまでかかっている状態で、リム部46のリム上面部54、リム内壁上部傾斜面52a及び縦壁52bを効率よく清掃することができる。さらに、リム部46のリム上面部54からリム内壁上部傾斜面52a及び縦壁52bに比較的均等に力をかけながら拭き掃除をすることができるため、使用者が、拭き掃除をしようとする比較的強い力を容易にリム部全体にかけることができ、清掃性を向上させることができる。
また、リム内壁部52が、リム内壁部52の上部領域の内側が下方に傾斜するリム内壁上部傾斜面52aを備えている。よって汚物受け面44の上方外側に形成されたリム内壁上部傾斜面52aが、汚物受け面44がさらに外側に拡がっているような印象を使用者に与えることができ、ボウル部8を従来よりも比較的大きく見せることができ使用者に使用時に尿等をボウル部8内へ排出しやすいという安心感を与えることができる。
2 便器本体
4 便蓋
6 機能部
8 ボウル部
8a 前端
10 排水トラップ管路
10a 入口部
10b トラップ上昇管
10c トラップ下降管
12 ジェット吐水口
14 リム吐水口
14a リム側給水路
14b 頂部
16 定流量弁
18 電磁弁
20 リム吐水用バキュームブレーカ
22 リム吐水用フラッパー弁
24 給水路
26 切替弁
28 貯水タンク
28a タンク側給水路
28c 下端フロートスイッチ
28b 上端フロートスイッチ
30 加圧ポンプ
30a 洗浄水管路
30b 洗浄水管路
32 ジェット吐水用バキュームブレーカ
32a 分岐管路
34 ジェット吐水用フラッパー弁
36 水抜栓
38 コントローラ
42 洗浄水管路頂部
44 汚物受け面
44a 上端
46 リム部
48 溜水部
50 導水路
52 リム内壁部
52a リム内壁上部傾斜面
52b 縦壁
52c 下端
52d 上端
54 リム上面部
54a 凹凸
56 リム外壁部
56a リム外壁上部傾斜面
56b リム外壁
56c 下端
56d 上端
58 側壁
60 便蓋下端部
60a 便蓋下端面
60b 便蓋内側面
60c 便蓋外側面
62 機能部下端部
101 水洗大便器
104 便蓋
146 リム部
152a リム内壁上部縁部
152b 縦壁
154 リム上面部
154a 凹凸
156 リム外壁部
156a リム外壁上部傾斜面
160 便蓋下端部
H 手指
Ha 掌
Hb 根側部分
Hc 関節部分
Hd 指先部分
r 半径
R 半径
C 隙間
S 隙間
W0 溜水面
W1 幅
W2 幅
W3 幅
Claims (8)
- 洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、
ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上縁部に形成されたリム部と、を備えたボウル部と、
このボウル部の下方にその入口が接続され汚物を排出する排水路と、
上記ボウル部に洗浄水を吐水して旋回流を形成する吐水部と、
上記吐水部に洗浄水を供給する導水路と、
上記リム部の少なくとも一部の上方に設けられる外装部材と、を有し、
上記リム部は、上記リム部の外周を形成するリム外壁部と、上記リム部の内周を形成するリム内壁部と、を備え、
上記リム外壁部は、上記リム外壁部の上部領域の外側が下方に傾斜するリム外壁上部傾斜面を備え、上記外装部材の少なくとも一部の外装部分の下端は上記リム外壁上部傾斜面の高さに配置され、且つ上記外装部材は、上記外装部材の上記下端が上記リム外壁上部傾斜面に向かうように、上記外装部材の側壁が下方に向かうにつれて内側に傾斜する傾斜部分を備え、
上記リム内壁部は、上記リム内壁部の上部領域がその上端から下端まで内側に向かって下方に傾斜するリム内壁上部傾斜面であって、垂直断面視で、上記リム内壁部の上端から下端までの所定領域の高さのうち10%〜60%の範囲の高さの領域にわたって形成されるリム内壁上部傾斜面と、上記汚物受け面の上縁部から上記リム内壁上部傾斜面の下端まで直線状に延びる縦壁であって、洗浄水が上記縦壁の内側を流れる縦壁と、を備え、
上記リム部は、上記ボウル部の側方側領域において、上記縦壁が、上記汚物受け面の上縁部から上記リム内壁上部傾斜面の下端までほぼ垂直に立ち上がると共に、上記リム内壁上部傾斜面の水平方向の幅が上記リム外壁上部傾斜面の水平方向の幅よりも大きく形成されていることを特徴とする水洗大便器。 - 上記リム内壁部は、上記リム内壁部の上部領域の内側が下方に傾斜するリム内壁上部傾斜面を備え、
上記リム内壁上部傾斜面の下端は上記吐水部の上端よりも上方に設けられる、請求項1に記載の水洗大便器。 - 上記リム内壁部は、上記リム内壁部の上部領域の内側が下方に傾斜するリム内壁上部傾斜面を備え、
上記リム内壁上部傾斜面は、円弧形状に形成され、
上記リム外壁上部傾斜面は、円弧形状に形成され、
上記リム外壁上部傾斜面を形成する円弧の半径と、上記リム内壁上部傾斜面を形成する円弧の半径との比率が、1:2〜1:5の範囲の比率に形成されている、請求項1又は2に記載の水洗大便器。 - 上記リム部は、上記リム内壁部の少なくとも一部が内側に向かってオーバーハングした形状に形成されている、請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記吐水部は、上記ボウル部の前方側領域から前方に向かって吐水するように形成され、上記ボウル部の前端から後方に向かって流れる旋回流を形成する、請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記リム部は、上記ボウル部の上記吐水部から前方側において、上部が内側に向かってオーバーハングした形状に形成されている、請求項1乃至5の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記水洗大便器は、洗浄水源から水道の給水圧を直接利用した水道直圧式の給水装置により供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器である、請求項1乃至6の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記外装部材の少なくとも一部の外装部分の下端部は、上記リム部の上面の高さよりも低い高さに配置される、請求項1乃至7の何れか1項に記載の水洗大便器。
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