JP6740022B2 - 光コネクタ構造 - Google Patents

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本発明は光コネクタ構造に関する。
レーザ光伝送用の光ファイバケーブルでは、伝送するレーザ光が非常に高いエネルギーを有するので、入射端側の光コネクタでは、光源からのレーザ光のうち光ファイバのコアに入射されないものによる損傷を回避する必要がある。また、出射端側の光コネクタでは、被照射物からの反射光による損傷を回避する必要がある。
特許文献1には、光コネクタ内において、先端部に光ファイバが接続されたロッドが設けられていると共に、その後方に光ファイバに外嵌めされるように毛細管が設けられ、更にその後方に銅製の反射器が設けられた構造であって、ロッドを通過して光ファイバのコア及びクラッドに入射しないレーザ光を直接的に反射器に導き、クラッドに入射するレーザ光、つまり、クラッドモード光を毛細管で取り出して反射器に導くことが開示されている。
また、光コネクタ内でクラッドモード光を除去する構造として、光ファイバ心線の先端部のジャケットを除去して露出させた光ファイバの外周面を粗面に形成したモードストリッパが知られている。
特開平7−318733号公報
光コネクタ内でモードストリッパから除去されたクラッドモード光の除去光は、光コネクタ内を伝搬して減衰するものの、ある程度のパワーが残存し、例えば、大きなパワーが残存した状態で光ファイバ心線のジャケットに達したような場合、ジャケットを焼損させて光コネクタの破損を招く虞がある。
本発明の課題は、モードストリッパから除去されたクラッドモード光の除去光を効率的に光コネクタに導いて熱に変換して外部に放出することである。
本発明は、コア及びクラッドを含む光ファイバと、前記光ファイバを被覆するジャケットとを有する光ファイバ心線と、前記光ファイバ心線の端部に取り付けられた光コネクタとを備えた光コネクタ構造であって、前記光ファイバ心線は、前記光コネクタ内において、前記ジャケットを有さずに前記光ファイバが露出した先端側のファイバ露出部分と、前記ファイバ露出部分の後方側に連続した前記ジャケットを有するジャケット被覆部分とが構成されていると共に、前記ファイバ露出部分の外周面にモードストリッパが設けられており、前記光ファイバ心線の前記ファイバ露出部分における前記モードストリッパが先端側に配置される部分を囲うと共に、前記モードストリッパから除去された除去光が、その先端側の端面から入射して進入するように設けられ、前記先端側の端面から入射して進入した除去光の光路を外向きに変更する透明管状部材を更に備える。
本発明によれば、光コネクタ内でモードストリッパから除去されたクラッドモード光の除去光が、モードストリッパが先端側に配置される部分を囲うように設けられた管状部材の先端側から入射すると、その光路が外向きに変更されて外周面から出射された後、管状部材の外側の光コネクタに達して吸収されるので、これによりモードストリッパから除去された除去光を効率的に光コネクタに導いて熱に変換して外部に放出することができる。
実施形態に係る光コネクタ構造の縦断面図である。 光ファイバ心線の斜視図である。 光ファイバ心線の第1の変形例の斜視図である。 光ファイバ心線の第2の変形例の斜視図である。 光コネクタの変形例の部分縦断面図である。 心線固定部材の正面図である。 心線固定部材の側面図である。 図5AにおけるVC-VC断面図である。 心線固定部材の第1の変形例における配設態様の縦断面図である。 心線固定部材の第2の変形例における配設態様の縦断面図である。 心線固定部材の第3の変形例における配設態様の縦断面図である。 透明管状部材の一例の正面図である。 図7AにおけるVIIB-VIIB断面図である。 透明管状部材の第1の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第2の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第3の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第4の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第5の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第6の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第7の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第8の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第9の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の第10の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の配設態様の第1の変形例の縦断面図である。 透明管状部材の配設態様の第2の変形例の縦断面図である。 クラッドモード光の除去光の熱への変換及び熱の外部への放出を示す第1の説明図である。 クラッドモード光の除去光の熱への変換及び熱の外部への放出を示す第2の説明図である。 クラッドモード光の除去光の熱への変換及び熱の外部への放出を示す第3の説明図である。
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る光コネクタ構造Cを示す。実施形態に係る光コネクタ構造Cは、例えば、レーザ加工機等におけるレーザ光伝送用の光ファイバケーブルの入射端部及び/又は出射端部に構成されるものであり、また、いわゆるクラッドモード光の除去光を効率的に熱に変換して外部に放出することができるものである。
実施形態に係る光コネクタ構造Cは、光ファイバ心線10と、その端部に取り付けられた光コネクタ20と、それらの間に介設された心線固定部材30と、光ファイバ心線10に設けられた透明管状部材40とを備えている。
図2は光ファイバ心線10を示す。
光ファイバ心線10は、光ファイバ11とそれを被覆するジャケット12とを有する。光ファイバ心線10の外径は例えば1.3mmである。
光ファイバ11は、相対的に高屈折率なコア11aとそれを被覆する相対的に低屈折率のクラッド11bとを有する。光ファイバ11は、例えば、コア11aが純粋石英ガラスで形成されており、クラッド11bが、フッ素等の屈折率を低下させるドーパントがドープされた石英ガラスで形成されている。光ファイバ11の外径は例えば500μmである。コア11aの直径は例えば100μmである。コア11aの開口数(NA)は例えば0.20である。なお、光ファイバ11は、クラッド11bの外側を更に被覆するサポート層を有していてもよい。
ジャケット12は例えば樹脂等で形成されている。ジャケット12は、光が入射して伝搬したときの光吸収及びそれによる発熱を抑制する観点から、JISK7361に基づいて測定される全光線透過率が、好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上の樹脂で形成されていることが好ましい。ジャケット12は、光が入射して伝搬したときの光吸収による発熱及びそれに伴う変形による光ファイバ11への応力の作用を抑制する観点から、耐熱温度が150℃以上の樹脂で形成されていることが好ましい。ジャケット12は、単一層で構成されていてもよく、また、内側の第1被覆層と外側の第2被覆層との二層で構成されていてもよい。単一層のジャケット12を形成する樹脂としては、例えば紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等が挙げられる。二層のジャケット12の内側の第1被覆層を形成する樹脂としては、例えば全光線透過率が90%以上で且つ耐熱温度が150℃のシリコーン樹脂が挙げられる。二層のジャケット12の外側の第2被覆層を形成する樹脂としては、例えばナイロン樹脂やフッ素系樹脂が挙げられる。これらのうちフッ素系樹脂が好ましい。かかるフッ素系樹脂としては、例えば、全光線透過率が90%以上で且つ耐熱温度が150℃のエチレン・テトラフルオロエチレン共重合体樹脂(ETFE)、全光線透過率が90%以上で且つ耐熱温度が200℃の四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体樹脂(FEP)、全光線透過率が90%以上で且つ耐熱温度が260℃のペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)、及び全光線透過率が90%以上で且つ耐熱温度が280℃のポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)等が挙げられる。ジャケット12の厚さは例えば0.1〜0.3mmである。
光ファイバ心線10は、光コネクタ20内において、ジャケット12を有さずに光ファイバ11が露出した先端側のファイバ露出部分10aと、ファイバ露出部分10aの後方側に連続したジャケット12を有するジャケット被覆部分10bとが構成されている。
ファイバ露出部分10aにおける露出した光ファイバ11の外周面にはモードストリッパ13が設けられている。ここで、モードストリッパ13とは、光ファイバ11のクラッド11bを伝搬する光を光ファイバ11外に放出するための加工形状を意味する。
モードストリッパ13は、光ファイバ11の外周面に対して研磨や切断などの機械加工、化学エッチング、レーザ加工により加工された形状やシリカなどの微粒子の堆積溶融等して形成された粗面で構成されていてもよい。モードストリッパ13には、図3A及びBに示すように、光ファイバ11の外周面に対してレーザ加工などにより溝14が形成されていてもよい。溝14は、図3Aに示すように、光ファイバ11の外周面を周方向に延びるように形成された環状溝であってもよい。この環状溝は、光ファイバ11の長さ方向に間隔をおいて周期的又は非周期的に複数設けられていてもよい。溝14は、図3Bに示すように、光ファイバ11の外周面を長さ方向に螺旋状に延びるように形成された螺旋溝であってもよい。なお、光ファイバ11がサポート層を有する場合には、サポート層を含めてモードストリッパ13の加工を行なう。
光コネクタ20は筒状部材により構成されている。光コネクタ20は、本体部が例えばステンレスなどの金属等で形成されている。光コネクタ20の内部には、中間部に長さ方向に延びるように形成された円筒孔状空間で構成されたファイバ収容部21が設けられている。ファイバ収容部21の内側面は、光の吸収効率を高める観点から、研磨や切断などの機械加工、化学エッチング、レーザ加工等により粗面21aに形成されていてもよい。同様の観点から、図4に示すように、ファイバ収容部21の内側面には、研磨や切断などの機械加工、レーザ加工等により溝21bが形成されていてもよい。ファイバ収容部21の先端部には環状の封止部材22が内嵌めされている。
光コネクタ20の内部のファイバ収容部21の後方には、それに連続して内径が漸次拡大した円錐孔状空間で構成された固定部材収容部23が設けられている。光コネクタ20の内部のファイバ収容部21よりも先端側には、それに連続するように形成された開口空間で構成されたブロック収容部24が設けられている。ブロック収容部24には石英ブロック25が収容されている。光コネクタ20のファイバ収容部21の外側には、ファイバ収容部21を囲うように形成された冷却水路26が設けられている。冷却水路26は、光コネクタ20の外周部に設けられた冷却水導入口26a及び冷却水排出口26bに連通している。
光コネクタ20におけるファイバ収容部21の内側面及び/又は固定部材収容部23の内側面は、光吸収性を高める色の高光吸収着色層27で被覆されて着色されていることが好ましい。高光吸収着色層27は、光コネクタ20における冷却水路26内の表面を含む露出表面全体を被覆していてもよい。高光吸収着色層27は、高い光吸収性能を有する観点から、黒色であることが好ましい。高光吸収着色層27は、表面酸化による金属酸化膜、メッキによる金属膜、蒸着による金属蒸着膜等により構成することができる。具体的には、例えば、光コネクタ20がステンレスで形成されている場合、高光吸収着色層27は、化学発色法や電解発色法により形成される黒色の酸化被膜で構成することができる。この黒色の酸化被膜は、密着性及び粗面や溝等微細な凹凸の表面への被覆性が優れる。黒色の酸化被膜の厚さは例えば1μm以下、耐熱温度は300℃以上、光吸収率は90%以上である。また、光コネクタ20がステンレス、アルミニウム、銅、又はこれらの合金で形成されている場合、高光吸収着色層27は、電解メッキや無電解メッキで形成される黒色クロムメッキ又は黒色ニッケルメッキで構成することができる。これらの黒色メッキは、耐熱性が優れると共に、処理条件により厚さを制御することができる。メッキの厚さは例えば1〜30μm、耐熱温度は500℃以上、光吸収率は90%以上である。更に、光コネクタ20がアルミニウムで形成されている場合、高光吸収着色層27は、アルミニウムのアルマイト処理(陽極酸化)の後に含浸させる黒色塗料による黒色被膜で構成することができる。この黒色被膜の厚さは約30μm、耐熱温度は100℃前後、光吸収率は90%以上である。
図5A〜Cは心線固定部材30を示す。
心線固定部材30は、外形が円錐形状の筒状部材により構成されている。心線固定部材30は、本体部が例えばリン青銅、銅、アルミニウムなどの金属等で形成されている。心線固定部材30の内部には心線挿通孔31が設けられている。心線固定部材30の先端側部分には、正面視において十字状のすり割り32が設けられている。
心線固定部材30における心線挿通孔31の内側面及び/又は外側面は、熱伝導性を高める高熱伝導層33で被覆されていることが好ましい。高熱伝導層33は、心線固定部材30の全体を被覆していてもよい。高熱伝導層33は、熱伝導性が優れることに加え、用いるレーザ光の波長を含み、それよりも長波長側の広い波長範囲において光反射率が高いことが好ましい。高熱伝導層33としては、例えば、金、銀、銅、アルミニウム等が挙げられ、腐食性が低いことから金が好ましい。高熱伝導層33の厚さは、好ましくは0.1μm以上、より好ましくは10μm以上であり、また、好ましくは500μm以下、より好ましくは100μm以下である。高熱伝導層33は、電解メッキ法や無電解メッキ法で形成することができる。また、高熱伝導層33は、真空蒸着法、電子ビーム蒸着法、スパッタリング蒸着法、イオンビーム蒸着法によっても形成することができる。これらのうち高熱伝導層33の膜厚を厚く形成することができると共に、心線固定部材30の内部まで高熱伝導層33で被覆することができるという観点からは、電解メッキ法及び無電解メッキ法が好ましく、電解メッキ法がより好ましい。メッキの密着力を高める観点からは、メッキ下地層としてニッケルメッキ、又は、高熱伝導層33が金メッキ若しくは銀メッキの場合には銅メッキを設けることが好ましい。
心線固定部材30の心線挿通孔31の内側面は、図6A示すような周方向に延びる断面台形状の突条が長さ方向に連設された凹凸面31a、図6Bに示すような周方向に延びる断面三角形状の突条が長さ方向に連設された凹凸面31a、図6Cに示すような周方向に延びる断面半円乃至半楕円形状の突条が長さ方向に連設された凹凸面31aに構成されていてもよい。このような構成によれば、ジャケット12に対して凹凸面31aが食い込んでジャケット12に対する把持力が向上するのに加え、心線固定部材30とジャケット12との接触面積が広くなるので、放熱性を向上させることができる。高熱伝導層33が設けられている場合には、放熱性をより高める観点から、高熱伝導層33がこれらの凹凸面31aに沿うように設けられていることが好ましい。
図7A及びBは透明管状部材40の一例を示す。
透明管状部材40は、小径の透明な筒状部材により構成されている。透明管状部材40は、例えばレーザ光に対する吸収が少ない石英ガラス等で形成されている。透明管状部材40の内部にはファイバ挿通孔41が設けられている。透明管状部材40は、先端側から入射する光の光路を外向きに変更するように構成されている。
透明管状部材40は、外周面からの除去光の出射を促進する観点から、外周面が研磨や切断などの機械加工、化学エッチング、レーザ加工、シリカなどの微粒子の堆積溶融等により粗面42に形成されていてもよい。
透明管状部材40は、外周面からの除去光の出射を促進する観点から、図8A及びBに示すように、透明管状部材40の外周面に、レーザ加工等によって形成された溝43が設けられていてもよい。溝43は、図8Aに示すように、透明管状部材40の外周面を周方向に延びるように形成された環状溝であってもよい。環状溝は、透明管状部材40の長さ方向に間隔をおいて周期的又は非周期的に複数設けられていてもよい。溝43は、図8Bに示すように、透明管状部材40の外周面を長さ方向に螺旋状に延びるように形成された螺旋溝であってもよい。
透明管状部材40は、除去光の反射を抑制して透明管状部材40への入射を容易化することにより効率的な除去光の光路の変更を可能にする観点から、図9Aに示すように、先端側の端面が真空蒸着法やスパッタリング蒸着法により形成された酸化タンタル、酸化珪素、酸化チタン、フッ化マグネシウム膜等から成る無反射コート層44で被覆されていてもよい。透明管状部材40は、光路が変更されない除去光が後方側の端面から出射されるのを抑制する観点から、図9Bに示すように、後方側の端面が研磨や切断などの機械加工、化学エッチング、レーザ加工、シリカなどの微粒子の堆積溶融等により光を散乱させる粗面45に形成されていてもよい。
透明管状部材40は、先端側から入射する光の光路を外向きに変更する観点から、図10Aに示すように、先端側から後方側に向かうに従って内径が大きくなるように、従って、厚さが薄くなるように形成され、ファイバ挿通孔41の内側面が先端側から入射する光の光路を外向きに変更する反射面に構成されていてもよい。透明管状部材40は、同様の観点から、図10Bに示すように、先端側から後方側に向かうに従って外径が大きくなるように、従って、厚さが厚くなるように形成され、外周面が先端側から入射する光の光路を外向きに変更する反射面に構成されていてもよい。透明管状部材40は、同様の観点から、図10Cに示すように、先端側の一部分が後方に向かうに従って外径が大きくなるように、従って、厚さが厚くなるように形成され、また、後端側の一部分が後方に向かうに従って外径が小さくなるように、従って、厚さが薄くなるように形成されていてもよい。
透明管状部材40は、先端側から入射する光の光路を外向きに変更する観点から、厚さ方向に外周側に行くに従って屈折率が高くなるように形成されていてもよい。かかる構成は、石英ガラス製の透明管状部材40において、厚さ方向に外周側に行くに従って屈折率が高くなる屈折率分布を有するように、ゲルマニウム等の屈折率を高めるドーパントを厚さ方向に外周側に行くに従って濃くなる濃度分布を有するようにドープすることにより得ることができる。
透明管状部材40は、外周面の粗面42、外周面の溝43、先端側の端面の無反射コート層44での被覆、後方側の端面の粗面45、厚さ、及び屈折率分布のうちの2種以上が組み合わされて構成されていてもよい。例えば、透明管状部材40は、図11Aに示すように、外周面の溝43、先端側の端面の無反射コート層44での被覆、及び後方側の端面の粗面45が組み合わされた構成であってもよく、また、図11Bに示すように、外周面の粗面42及び厚さが組み合わされた構成であってもよく、更に、図11Cに示すように、外周面の溝43及び厚さが組み合わされた構成であってもよい。
実施形態に係る光コネクタ構造Cでは、光ファイバ心線10の端部が、透明管状部材40、心線固定部材30、及び光コネクタ20の後方から順に挿通され、そして、ファイバ露出部分10aの光ファイバ11がファイバ収容部21の中心軸位置を延びるように設けられると共に、その先端部が封止部材22に挿通され、且つその先端がブロック収容部24に収容された石英ブロック25に融着接続されている。
心線固定部材30は、その先端が光ファイバ心線10のジャケット被覆部分10bの先端に一致するように配置されると共に、光コネクタ20の固定部材収容部23に内嵌めされてすり割り32によるかしめによりジャケット被覆部分10bを外嵌めして光コネクタ20に固定している。
透明管状部材40は、ファイバ露出部分10aの光ファイバ11の基端部、つまり、ファイバ露出部分10aにおけるモードストリッパ13が先端側に配置される部分を囲うように設けられていると共に、光コネクタ20内においてはファイバ収容部21の後方部に配置されている。透明管状部材40は、モードストリッパ13の直ぐ後方の部分、又は、モードストリッパ13から間隔をおいた部分を囲うように設けられていてもよく、また、モードストリッパ13の後方の一部分を囲うように設けられていてもよい。透明管状部材40は、ファイバ露出部分10aの光ファイバ11を外嵌めするように設けられていてもよく、また、非接触に設けられていてもよい。透明管状部材40は、光コネクタ20に内嵌めするように設けられていてもよく、また、非接触に設けられていてもよい。透明管状部材40は、図12A及びBに示すように、ファイバ露出部分10aの光ファイバ11の長さ方向に沿って複数設けられていてもよい。複数の透明管状部材40は、図12Aに示すように、同一構成であってもよく、また、図12Bに示すように、異なる構成であってもよい。なお、透明管状部材40は、光コネクタ20内において、表面に金メッキ等を施して光吸収を規制したスプリング等で固定されていてもよい。
実施形態に係る光コネクタ構造Cでは、入射端側の光コネクタ20の場合には光源からのレーザ光が、また、出射端側の光コネクタ20の場合には被照射物からの反射光が、石英ブロック25を介して光ファイバ11のクラッド11bにも入射してクラッドモード光として伝搬する。そのクラッドモード光は、光コネクタ20内において、大部分が光ファイバ心線10のファイバ露出部分10aの光ファイバ11の外周面に設けられたモードストリッパ13で除去される。
光コネクタ20のファイバ収容部21は、ファイバ露出部分10aの光ファイバ11におけるモードストリッパ13が設けられている部分を囲う空間を形成するが、図13Aに示すように、モードストリッパ13から除去されたクラッドモード光の除去光は、そのファイバ収容部21を伝搬し、一部がファイバ収容部21におけるモードストリッパ13が対向する内側面に達して吸収される。このとき、ファイバ収容部21の内側面が高光吸収着色層27で被覆されていれば、このファイバ収容部21の内側面に達した除去光を高光吸収着色層27を介して光コネクタ20により効率的に吸収させることができる。光コネクタ20に吸収された除去光は熱に変換され、光コネクタ20の外部の大気及び冷却水路26を流れる冷却水に赤外線として放出される。このときも、光コネクタ20における冷却水路26の表面を含む露出表面全体が高光吸収着色層27で被覆されていれば、この赤外線を高光吸収着色層27を介して大気や冷却水により効率的に放出させることができる。
また、図13Bに示すように、モードストリッパ13から除去されて、ファイバ収容部21の内側面で吸収されなかった除去光は、透明管状部材40に先端側から入射した後、光路が変更されて透明管状部材40の外周面から出射され、更にファイバ収容部21の内側面で吸収される。なお、透明管状部材40がモードストリッパ13の後方の一部分を囲うように設けられていれば、モードストリッパ13の透明管状部材40で囲われた部分から除去されたクラッドモード光の除去光が透明管状部材40に入射し、これも透明管状部材40の外周面から出射され、更にファイバ収容部21の内側面で吸収される。このとき、ファイバ収容部21の内側面が高光吸収着色層27で被覆されていれば、このファイバ収容部21の内側面に達した除去光を、高光吸収着色層27を介して光コネクタ20により効率的に吸収させることができる。光コネクタ20に吸収された除去光は熱に変換され、光コネクタ20の外部の大気及び冷却水路26を流れる冷却水に赤外線として放出される。このときも、光コネクタ20における冷却水路26の表面を含む露出表面全体が高光吸収着色層27で被覆されていれば、この赤外線を高光吸収着色層27を介して大気や冷却水により効率的に放出させることができる。従って、このように実施形態に係る光コネクタ構造Cによれば、光コネクタ20内でモードストリッパ13から除去されたクラッドモード光の除去光が、モードストリッパ13が先端側に配置される部分を囲うように設けられた透明管状部材40の先端側から入射すると、その光路が外向きに変更されて外周面から出射された後、透明管状部材40の外側の光コネクタに達して吸収されるので、これによりモードストリッパ13から除去された除去光を効率的に光コネクタ20に導いて熱に変換して外部に放出することができる。
更に、図13Cに示すように、モードストリッパ13から除去された除去光の一部は、ジャケット被覆部分10bのジャケット12の端面から入射してジャケット12を伝搬する。加えて、クラッドモード光のうちモードストリッパ13で除去されなかったものの一部は、ジャケット被覆部分10bにおいてクラッド11bからジャケット12に出射して除去される。このとき、ジャケット12が全光線透過率の高い樹脂で形成されていれば、クラッドモード光及び/又はその除去光が入射して伝搬したときの光吸収及びそれによる発熱を抑制することができる。ジャケット12が耐熱温度の高い樹脂で形成されていれば、クラッドモード光及び/又はその除去光が伝搬したときの光吸収による発熱及びそれに伴う変形による光ファイバ11への応力の作用を抑制することができる。また、心線固定部材30が、用いるレーザ光の波長を含み、それよりも長波長側の広い波長範囲において光反射率が高い高熱伝導層33で覆われていれば、モードストリッパ13で除去されたクラッドモード光の除去光、ジャケット12を透過してきたクラッドモード光、及び高光吸収着色層27から放出された赤外線の吸収が抑えられるので、心線固定部材30自体の発熱を抑制することができる。また、心線固定部材30におけるジャケット被覆部分10bとの接触面である心線挿通孔31の内側面が、赤外線の反射率の高い金や銀や銅やアルミニウム等の高熱伝導層33で被覆されていれば、ジャケット被覆部分10bと心線挿通孔31の内側面との間の接触熱抵抗が低く抑えられ、ジャケット12がクラッドモード光及び/又はその除去光を吸収して僅かに発熱が生じても、速やかに放熱することができる。高熱伝導層33としては、特に金は波長500nm以上の電磁波に対する反射率が高く、また、銀や銅に比べて耐蝕性が優れるため好ましい。
以上の構成の実施形態に係る光コネクタ構造Cでは、例えば1kW以上のハイパワーのレーザ光の伝送を行う場合において、同等のパワーのクラッドモード光が発生して長時間伝搬しても、それをモードストリッパ13で除去し、その除去光を効率的に熱に変換して外部に放出することができるので、除去光によって光ファイバ心線10のジャケット12が焼損等して光コネクタ20が損傷を受けるのを回避することができる。
上記実施形態では、冷却水路26に冷却水を流動させて光コネクタ20を放熱させる構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば光コネクタ20が小型のような場合、光コネクタ20の外周面にフィンを設けて放熱させる構成としてもよい。
本発明は光コネクタ構造の技術分野について有用である。
C 光コネクタ構造
10 光ファイバ心線
10a ファイバ露出部分
10b ジャケット被覆部分
11 光ファイバ
11a コア
11b クラッド
12 ジャケット
13 モードストリッパ
20 光コネクタ
21 ファイバ収容部
27 高光吸収着色層
30 心線固定部材
33 高熱伝導層
40 透明管状部材

Claims (17)

  1. コア及びクラッドを含む光ファイバと、前記光ファイバを被覆するジャケットとを有する光ファイバ心線と、
    前記光ファイバ心線の端部に取り付けられた光コネクタと、
    を備えた光コネクタ構造であって、
    前記光ファイバ心線は、前記光コネクタ内において、前記ジャケットを有さずに前記光ファイバが露出した先端側のファイバ露出部分と、前記ファイバ露出部分の後方側に連続した前記ジャケットを有するジャケット被覆部分とが構成されていると共に、前記ファイバ露出部分の外周面にモードストリッパが設けられており、
    前記光ファイバ心線の前記ファイバ露出部分における前記モードストリッパが先端側に配置される部分を囲うと共に、前記モードストリッパから除去された除去光が、その先端側の端面から入射して進入するように設けられ、前記先端側の端面から入射して進入した除去光の光路を外向きに変更する透明管状部材を更に備えた光コネクタ構造。
  2. 請求項1に記載された光コネクタ構造において、
    前記光コネクタは、前記光ファイバ心線の前記ファイバ露出部分における前記モードストリッパが設けられている部分を囲う空間を形成するファイバ収容部を有し、前記ファイバ収容部における前記モードストリッパが対向する内側面が光吸収性を高める色に着色されている光コネクタ構造。
  3. 請求項1又は2に記載された光コネクタ構造において、
    前記光ファイバ心線の前記ジャケット被覆部分を外嵌めすると共に、前記光コネクタに内嵌めされ、且つ前記光コネクタとの接触面に熱伝導性を高める高熱伝導層が設けられた心線固定部材を更に備えた光コネクタ構造。
  4. 請求項3に記載された光コネクタ構造において、
    前記光コネクタにおける前記心線固定部材との接触面が光吸収性を高める色に着色されている光コネクタ構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記光ファイバ心線の前記ジャケットが、JIS K7361に基づいて測定される全光線透過率が70%以上である樹脂で形成されている光コネクタ構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材の先端側の端面が、前記モードストリッパの先端よりも後方側に位置付けられている光コネクタ構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材が、前記光ファイバ心線の前記ファイバ露出部分を外嵌めすると共に、前記光コネクタに内嵌めするように設けられている光コネクタ構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材の外周面が粗面に形成されている光コネクタ構造。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材の外周面に溝が設けられている光コネクタ構造。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材の先端側の端面が無反射コート層で被覆されている光コネクタ構造。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材の後方側の端面が粗面に形成されている光コネクタ構造。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材は、先端側から後方側に向かうに従って内径が大きくなるように形成されている光コネクタ構造。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材は、先端側から後方側に向かうに従って外径が大きくなるように形成されている光コネクタ構造。
  14. 請求項1乃至12のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材は、先端側の一部分が後方に向かうに従って外径が大きくなり、且つ後方側の一部分が後方に向かうに従って外径が小さくなるように形成されている光コネクタ構造。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材は、厚さ方向に外周側に行くに従って屈折率が高くなるように形成されている光コネクタ構造。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材が前記モードストリッパの後方の一部分を囲うように設けられている光コネクタ構造。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載された光コネクタ構造において、
    前記透明管状部材が前記ファイバ露出部分の長さ方向に沿って複数設けられている光コネクタ構造。
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