JP2021132755A - 光ファイバプローブ - Google Patents

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将人 瀧ヶ平
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淳志 古郡
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Yuki Suzuki
佑樹 鈴木
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Abstract

【課題】光ファイバプローブの側面から照射される光の角度を、側面に対してより垂直にすることが可能な光ファイバプローブを提供する。【解決手段】光ファイバプローブ1Aは、コア11およびクラッド12を有する光ファイバ10と、基端20aが光ファイバの出射端10aに接続されたコアレスファイバ20と、を備える。コアレスファイバの屈折率は、コアレスファイバの中心部から径方向外側に向かうに従って連続的に増加している。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバプローブに関する。
例えば、前立腺肥大症治療法である前立腺レーザ蒸散術、早期肺がん等の治療法である光線力学治療、アレルギー性鼻炎治療法である下甲介粘膜レーザ治療、等では、医療用レーザ発振器に接続した光ファイバを利用して患部にレーザ光を照射することが行なわれている。光ファイバから患部へのレーザ光照射は、照射範囲の増大、患部への確実なレーザ光照射等を目的に、光ファイバ先端からその光軸方向に沿った前方への照射よりも、光ファイバの先端部から側方への照射が有効とされている。そのため、患部にレーザ光を照射するための装置として、特許文献1には、光ファイバと、光ファイバの先端に接続されたプローブ先端部と、を備えた光ファイバプローブが開示されている。そしてプローブ先端部は、第1の光透過領域と、第1の光透過領域を被覆する第2の光透過領域と、を有している。この光ファイバプローブでは、第2の光透過領域の屈折率が第1の光透過領域の屈折率よりも大きいことで、プローブ先端部の側面から、プローブ先端部の外側へと光を照射させている。
特開2019−72491号公報
特許文献1の構成において、レーザ光はプローブ先端部の軸方向に対して平行に近い(浅い)角度を有する光の割合が多く、第2の光透過領域へ到達するまでにプローブ先端部の先端領域まで到達してしまう光の割合が多くなる。この場合、プローブ先端部の側面から照射する光は、プローブ先端部の先端領域に近い側面から多く照射されることになる。しかしながら、患部に正確かつ広範囲に光を照射させるためには、プローブ先端部の基端領域から先端領域まで側面全体から均等な割合で照射されることが好ましい。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、光ファイバプローブの側面から照射される光の割合を、当該側面全体においてより均等にすることが可能な光ファイバプローブを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係る光ファイバプローブは、コアおよびクラッドを有する光ファイバと、基端が前記光ファイバの出射端に接続されたコアレスファイバと、を備え、前記コアレスファイバの屈折率は、前記コアレスファイバの中心部から径方向外側に向かうに従って連続的に増加している。
上記態様によれば、コアレスファイバの屈折率が、コアレスファイバの中心部から径方向外側に向かうに従って連続的に増加していることで、スネルの法則に従い、光の進行方向が徐々に屈折していく。その結果、コアレスファイバの中心軸線に対して平行に近い光であっても、先端領域まで到達する前にコアレスファイバの側面から照射されるため、当該側面全体においてより均等に光を照射することが可能となる。
また、本発明の第2態様に係る光ファイバプローブは、コアおよびクラッドを有する光ファイバと、基端が前記光ファイバの出射端に接続されたコアレスファイバと、を備え、前記コアレスファイバの屈折率は、前記コアレスファイバの中心部から径方向外側に向かうに従って3段階以上にわたってステップ状に増加している。
第2態様の場合も、第1態様と同様に、コアレスファイバの側面全体において、より均等に光を照射する効果が得られる。
ここで、前記コアレスファイバの外径と前記クラッドの外径とが同等であってもよい。
また、前記コアレスファイバの外径が前記クラッドの外径よりも大きくてもよい。
また、前記コアが純粋石英により形成されていてもよい。
また、前記コアレスファイバの外周面には光を透過する被覆層が設けられ、前記被覆層の外周面に凹凸が形成されていてもよい。
また、前記コアレスファイバの先端に反射材が設けられていてもよい。
また、前記コアの屈折率と前記コアレスファイバの中心部の屈折率とが同等であってもよい。
本発明の上記態様によれば、光ファイバプローブの側面から照射される光の割合を、当該側面全体においてより均等にすることが可能な光ファイバプローブを提供することができる。
本実施形態に係る光ファイバプローブの断面図である。 図1のコアレスファイバの屈折率分布である。 図1の光ファイバプローブの作用を説明する図である。 図2の屈折率分布の変形例を示す図である。 図2の屈折率分布の他の変形例を示す図である。 変形例1に係る光ファイバプローブの断面図である。 変形例2に係る光ファイバプローブの断面図である。
以下、本実施形態に係る光ファイバプローブの構成を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、光ファイバプローブ1Aは、光ファイバ10と、コアレスファイバ20と、を備えている。コアレスファイバ20は、光ファイバ10の先端側に設けられており、コアレスファイバ20の基端20aが、光ファイバ10の出射端10aに接続されている。
(方向定義)
ここで本実施形態では、光ファイバプローブ1Aの長手方向を単に長手方向といい、光ファイバプローブ1Aの中心軸線を中心軸線Oという。また、中心軸線Oに直交する断面を横断面という。横断面視で、中心軸線Oに交差する方向を径方向という。
(光ファイバプローブ)
光ファイバ10は、横断面視において中央部に設けられたコア11と、コア11の外周を覆うクラッド12とを有している。クラッド12の屈折率はコア11の屈折率よりも低い。本実施形態では、光ファイバ10の材質として、コア−クラッド構造の石英ガラスファイバを用いる。
光ファイバ10及びコアレスファイバ20は、横断面視において、それぞれ円形状に形成され、径方向の寸法は同一である。光ファイバ10とコアレスファイバ20とは、同軸に接続されている。光ファイバ10の出射端10aとコアレスファイバ20の基端20aとは、融着により接続されている。これにより、コアレスファイバ20の基端20aが光ファイバ10の出射端10aと連続するように、コアレスファイバ20は、光ファイバ10に一体化されている。
コアレスファイバ20の外径は、光ファイバ10のコア11の外径と同じ、または、光ファイバ10のコア11の外径よりも大きくてもよい。ただし、コアレスファイバ20を光ファイバ10に接続する際の作業性の観点から、コアレスファイバ20の外径は光ファイバ10の外径(クラッド12の外径)の1.5倍以下であることが好ましい。
なお、コアレスファイバ20の光ファイバ10の出射端10aへの融着接続は、市販の融着接続機等を用いるなど公知の方法を利用することができる。
本実施形態では、コアレスファイバ20の材質として、石英ガラスを用いる。また、コアレスファイバ20の長さ(長手方向に沿う寸法)は、例えば、5〜100mm程度である。
(反射膜)
反射膜(反射材)30は、コアレスファイバ20の先端20b全体に層状に形成されていてもよい。
光ファイバ10は、コアレスファイバ20が接続された出射端10aとは反対側の入射端から入射された光Lを出射端10aに向かって導光する。すなわち、光ファイバ10は、入射端から導光された光Lを光ファイバ10の出射端10aからコアレスファイバ20内へ出射する。
コアレスファイバ20は、光ファイバ10から出射された光を基端20aから先端20bに向かって伝搬する。光は伝搬する過程でコアレスファイバ20の側面20cから出射されるが、出射されず先端20bまで到達する光もある。
反射膜30は、光を反射する膜である。すなわち、光ファイバ10によって導光され、光ファイバ10の出射端10aから出射され、コアレスファイバ20内を伝搬し、先端20bに到達した光が、先端20bから出射されることなく反射膜30によりコアレスファイバ20内に反射される。反射された光は再度コアレスファイバ20を伝搬する過程で側面20cから出射される。これにより、側面20cからより効率よく光を出射させることができる。
反射膜30は、光ファイバ10及びコアレスファイバ20を伝搬する光を反射可能なものであれば特に限定されない。
光ファイバ10の入射端から入射させる光が、前立腺レーザ蒸散術、光線力学治療、下甲介粘膜レーザ治療等のために人体の患部へ照射するレーザ光である場合、反射膜30は、その反射特性の安定維持等の点で金属膜を採用することが好ましい。
反射膜30は、例えば、コアレスファイバ20の先端20bに形成された無電解めっき層を好適に採用できる。また、反射膜30は、コアレスファイバ20の先端20bに形成された金属蒸着膜等であってもよい。反射膜30の材質は、例えばニッケル、錫、金、銀、アルミニウムやこれらから選択される2以上を含む合金等を挙げることができる。また、反射膜30は、誘電体多層膜であっても良い。
(被覆層)
コアレスファイバ20の側面(外周面)20cには、被覆層40が設けられていてもよい。被覆層40は、光透過性を有する樹脂被覆層である。被覆層40は、コアレスファイバ20の側面20c全面を覆っている。被覆層40の屈折率は、コアレスファイバ20の側面20cにおける屈折率と同等か、それよりも高い。被覆層40は、コアレスファイバ20内を伝搬する光を透過させて被覆層40から出射することができる。
被覆層40は、コアレスファイバ20の側面20cに塗布した硬化性の液状樹脂材料の硬化等によって形成できる。硬化性の液状樹脂材料は、例えば、熱硬化性樹脂、反応硬化型樹脂、紫外線硬化樹脂等を用いることができる。
光ファイバ10の側面(外周面)10bには、ファイバコート層41が設けられていてもよい。ファイバコート層41は、例えば、ポリイミドによって形成されている。ポリイミドは、耐熱性に優れているため、ファイバコート層41をポリイミドによって作製することにより、光ファイバ10に入射したレーザ光のエネルギによって光ファイバ10が発熱しても、光ファイバ10の側面10bを覆った状態を安定に保つことができる。
(屈折率分布)
ここで本実施形態のコアレスファイバ20は、図2に示すような屈折率分布を有している。なお、図2の横軸は図1のZ軸に対応している。つまり、図2の横軸は、コアレスファイバ20の径方向における位置を示しており、コアレスファイバ20の半径はrによって表されている。図2に示すように、コアレスファイバ20の屈折率は、中心軸線Oの位置において最も低くなっており、中心軸線Oから遠ざかるに従って連続的に増加している。このような屈折率分布は、コアレスファイバ20に添加するドーパントの濃度を径方向において変化させることで実現できる。
例えばGe(ゲルマニウム)またはP(リン)などのように、屈折率を上昇させるドーパントを用いる場合には、当該ドーパントの濃度を、径方向外側に向かうに従って大きくするとよい。
あるいはF(フッ素)などのように、屈折率を低下させるドーパントを用いる場合には、当該ドーパントの濃度を、径方向外側に向かうに従って小さくするとよい。
次に、光ファイバプローブ1Aの作用について説明する。
図3に示すように、光ファイバ10の入射端から導光された光(伝送光)Lは、光ファイバ10の出射端10aからコアレスファイバ20内に出射され、コアレスファイバ20内に入射した光Lは、コアレスファイバ20の先端20b側に向かう。ここで本実施形態では、コアレスファイバ20の屈折率が、コアレスファイバ20の中心部から径方向外側に向かうに従って連続的に増加している。その結果、スネルの法則に従い、コアレスファイバ20内を伝搬する光Lの進行方向が、コアレスファイバ20の先端20b側に向かうに従って、径方向外側に向かうように徐々に屈折し、コアレスファイバ20の側面20cから照射される。
コアレスファイバ20内における光Lの進行経路は、光ファイバ10のコア11からコアレスファイバ20に出射された光Lの中心軸線Oに対する角度(以下、出射角という)によって決まる。具体的に、図3の光L1〜L3を用いて説明する。光L1は、光Lのうち大きな出射角でコアレスファイバ20に出射された成分である。光L2は、光L1よりも小さな出射角で出射された成分であり、光L3はさらに小さな出射角で出射された成分である。光L1〜L3はともに、コアレスファイバ20内を進行するに従って屈折し、中心軸線Oに対する角度が徐々に大きくなり、最終的には側面20cから出射される。ここで、光L1は光L2よりも出射角が大きいため、より早い段階で(すなわち、より基端20aに近い位置で)側面20cに到達して外部に出射される。同様に、光L2は光L3よりも基端20aに近い位置で側面20cに到達して外部に出射される。このようにコアレスファイバ20の屈折率が、コアレスファイバ20の中心部から径方向外側に向かうに従って連続的に増加していることで、光L3のように出射角が小さい光であっても、基端20aから離れた位置において側面20cから照射させやすくなる。そして、出射角に応じて、光Lが側面20cから出射される長手方向における位置が変わるため、光ファイバプローブ1Aの側面から照射される光の割合を、当該側面全体においてより均等にすることができる。
以上説明したように、本実施形態の光ファイバプローブ1Aは、コア11およびクラッド12を有する光ファイバ10と、光ファイバ10の出射端10aに接続されたコアレスファイバ20と、を備えている。そして、コアレスファイバ20の屈折率が、コアレスファイバ20の中心部から径方向外側に向かうに従って連続的に増加している。このような構成により、光ファイバプローブ1Aの側面から照射される光の割合を、当該側面全体においてより均等にすることが可能な光ファイバプローブ1Aを提供することができる。
また、図1の例では、コアレスファイバ20の外径とクラッド12の外径とが同等である。このため、光ファイバ10とコアレスファイバ20とを融着接続する際に、一般的な融着接続機を用いることが可能となり、光ファイバプローブ1Aの製造を容易にしてコストを低減することができる。
また、光ファイバ10のコア11を純粋石英により形成した場合には、不純物が添加された石英をコア11として使用した場合と比較して、光ファイバ10のレーザ耐性を向上させることができる。したがって、より高出力のレーザ光を光ファイバ10内において伝搬させることができ、光ファイバプローブ1Aの対応可能な出力範囲を広げることができる。
また、コア11とコアレスファイバ20の中心部とで屈折率の差が大きいほど、コア11とコアレスファイバ20との界面で反射が起き、光ファイバ10内を光源に向けて進行する光(戻り光)が生じやすくなる。戻り光が光源まで到達すると、光源の出力が不安定になったり、光源の損傷につながったりする場合がある。そこで、コア11の屈折率と、コアレスファイバ20の中心部の屈折率とは、同等であることがより好ましい。これにより、コア11とコアレスファイバ20との界面で反射が生じることを抑制できる。
さらに、コアレスファイバ20の中心部およびコア11の双方を純粋石英で形成した場合には、コア11とコアレスファイバ20の中心部とで屈折率を高精度に一致させることが可能である。なお、コアレスファイバ20の中心部が純粋石英であれば、コアレスファイバ20に添加する屈折率を上昇させるドーパント(Ge、Pなど)の濃度を、径方向外側に向かうに従って増加させることで、容易にコアレスファイバ20の屈折率を径方向外側に向かうに従って連続的に増加させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば図2では、コアレスファイバ20の屈折率分布はU字状であった。しかしながら、図4に示すように、コアレスファイバ20の屈折率分布はV字状であってもよい。この場合も、コアレスファイバ20の屈折率が、コアレスファイバ20の中心部から径方向外側に向かうに従って連続的に増加することとなり、前記実施形態と同様の作用効果が得られる。また、図5に示すように、コアレスファイバ20の屈折率分布はステップ状に増加していてもよい。この場合も、屈折率が連続的に増加する場合と同様に、光ファイバプローブ10Aの側面から出射される光の割合をより均等にすることができる。図5では、屈折率が6段階にわたってステップ状に増加しているが、段数は3段階以上であれば適宜変更可能である。
また、図6に示すような光ファイバプローブ2Aを採用してもよい。光ファイバプローブ2Aでは、被覆層40の外周面全体に、微小な凹凸を有する粗面部40aが形成されている。粗面部40aは、被覆層40に対してレーザ加工、プラズマ加工、サンドブラスト加工等を施すことで形成できる。
粗面部40aは、コアレスファイバ20から被覆層40に入射した光を散乱させて、被覆層40から外側へ出射される光の強度を均等化する。
このように、光ファイバプローブ2Aでは、コアレスファイバ20の外周面に光を透過する被覆層40が設けられ、被覆層40の外周面に凹凸(粗面部40a)が形成されている。この構成では、被覆層40から外側に出射される光の強度のムラを抑えることができる。
また、図7に示すような光ファイバプローブ3Aを採用してもよい。光ファイバプローブ3Aは、被覆層40を備えておらず、コアレスファイバ20の側面20c全体に微小な凹凸を有する粗面部20dが形成されている。粗面部20dは、コアレスファイバ20の側面20cにレーザ加工、プラズマ加工、サンドブラスト加工、フッ素エッチング加工等を施すことによって形成できる。
粗面部20dは、コアレスファイバ20から外側に出射する光を散乱させて、コアレスファイバ20から外側へ出射される光を均等化する。この場合も、図6に示す光ファイバプローブ2Aと同様の作用効果が得られ、かつ、光ファイバプローブ2Aよりも構造を簡略化することができる。
また、図1ではコアレスファイバ20の外径とクラッド12の外径とが同じであったが、コアレスファイバ20の外径はクラッド12の外径より大きくてもよい。この場合、コアレスファイバ20の外径が大きいことにより、コアレスファイバ20の内部で側面20cに向かう光の光路長を長くすることができる。光路長が長いほど、コアレスファイバ20内における屈折率変化に応じた光の進行方向の変化量を大きくすることができる。したがって、コアレスファイバ20の側面20cまたは被覆層40の外周面から照射する光の進行方向を、中心軸線Oに対してより垂直に近い角度にすることができる。
また、光ファイバ10の材質及びコアレスファイバ20の材質は石英ガラスに限定されず、適宜変更してもよい。
また、コアレスファイバ20の先端20bに反射膜30を設けなくてもよい。コアレスファイバ20内に入射した光Lの多くは、先述の屈折率分布により屈折されて、コアレスファイバ20の側面20cからコアレスファイバ20の外側へ出射されるためである。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1A〜3A…光ファイバプローブ 10…光ファイバ 10a…光ファイバの出射端 11…コア 12…クラッド 20…コアレスファイバ 20a…コアレスファイバの基端 30…反射膜(反射材) 40…被覆層 40a…粗面部(凹凸)

Claims (8)

  1. コアおよびクラッドを有する光ファイバと、
    基端が前記光ファイバの出射端に接続されたコアレスファイバと、を備え、
    前記コアレスファイバの屈折率は、前記コアレスファイバの中心部から径方向外側に向かうに従って連続的に増加している、光ファイバプローブ。
  2. コアおよびクラッドを有する光ファイバと、
    基端が前記光ファイバの出射端に接続されたコアレスファイバと、を備え、
    前記コアレスファイバの屈折率は、前記コアレスファイバの中心部から径方向外側に向かうに従って3段階以上にわたってステップ状に増加している、光ファイバプローブ。
  3. 前記コアレスファイバの外径と前記クラッドの外径とが同等である、請求項1または2に記載の光ファイバプローブ。
  4. 前記コアレスファイバの外径が前記クラッドの外径よりも大きい、請求項1または2に記載の光ファイバプローブ。
  5. 前記コアが純粋石英により形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の光ファイバプローブ。
  6. 前記コアレスファイバの外周面には光を透過する被覆層が設けられ、
    前記被覆層の外周面に凹凸が形成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の光ファイバプローブ。
  7. 前記コアレスファイバの先端に反射材が設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載の光ファイバプローブ。
  8. 前記コアの屈折率と前記コアレスファイバの中心部の屈折率とが同等である、請求項1から7のいずれか1項に記載の光ファイバプローブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024062902A1 (ja) * 2022-09-21 2024-03-28 古河電気工業株式会社 光照射ファイバプローブ

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