JP6737888B2 - ペイン及び少なくとも1つのリフトレールを有している装置、その製造方法、並びにその使用 - Google Patents

ペイン及び少なくとも1つのリフトレールを有している装置、その製造方法、並びにその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP6737888B2
JP6737888B2 JP2018529643A JP2018529643A JP6737888B2 JP 6737888 B2 JP6737888 B2 JP 6737888B2 JP 2018529643 A JP2018529643 A JP 2018529643A JP 2018529643 A JP2018529643 A JP 2018529643A JP 6737888 B2 JP6737888 B2 JP 6737888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pane
adhesive
adhesive strip
area
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2018529643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018538465A (ja
Inventor
ケッテ ロルフ
ケッテ ロルフ
クライヤー ディーター
クライヤー ディーター
ラジオータ ハインリヒ
ラジオータ ハインリヒ
ビッティング エルケ
ビッティング エルケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saint Gobain Glass France SAS
Original Assignee
Saint Gobain Glass France SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saint Gobain Glass France SAS filed Critical Saint Gobain Glass France SAS
Publication of JP2018538465A publication Critical patent/JP2018538465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6737888B2 publication Critical patent/JP6737888B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/16Suspension arrangements for wings for wings sliding vertically more or less in their own plane
    • E05D15/24Suspension arrangements for wings for wings sliding vertically more or less in their own plane consisting of parts connected at their edges
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F11/00Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening
    • E05F11/38Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement
    • E05F11/382Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for sliding windows, e.g. vehicle windows, to be opened or closed by vertical movement for vehicle windows
    • E05F11/385Fixing of window glass to the carrier of the operating mechanism
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
    • E05Y2201/60Suspension or transmission members; Accessories therefor
    • E05Y2201/622Suspension or transmission members elements
    • E05Y2201/64Carriers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2600/00Mounting or coupling arrangements for elements provided for in this subclass
    • E05Y2600/40Mounting location; Visibility of the elements
    • E05Y2600/456Mounting location; Visibility of the elements in or on a suspension member
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2600/00Mounting or coupling arrangements for elements provided for in this subclass
    • E05Y2600/50Mounting methods; Positioning
    • E05Y2600/52Toolless
    • E05Y2600/526Gluing or cementing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/20Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furniture, e.g. cabinets
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/55Windows

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

本発明は、ペイン及び少なくとも1つのリフトレール(Hebeschiene)を有している装置に関する。
本発明は、この装置を製造するための方法にも関する。
さらには、本発明は、この装置の使用に関する。
透明ペイン及びリフトレールを有している装置、並びに、それらの製造方法が知られている。リフトレールは、平坦に成形されている部品であり、これは、垂直断面で見たときに、フォーク形状を有している。フォーク形状部品は、このようにして、垂直断面で見たときのその歯部によって、透明ペインの端部を両側で包囲することのできる領域を、形成している。透明ペインの側部が、この領域の内部に挿入され、かつ、この領域の底部において、かつ随意に両方の側面において面状に、強固に接着的に結合される。
この操作の間に、リフトレールの包囲領域の2つの下方のまだ開いている領域から、透明ペインの端部によって押し出される未硬化の接着材が、垂れ下がったままとなり、かつ、硬化もする可能性がある。
装置の使用によっては、関連する機能性構造体において、押し出された接着材の塊のための空間が提供されていないことも考えられ、それにより、この塊が、不必要に、構造体の他の部分と接触し得る可能性がある。これは、特には、機能性構造体が自動車ドアにおける可動式サイドウィンドウとして使用される場合に当てはまりうる。しかしながら、これは、構造体の耐用年数の間に分離し、望ましくない騒音を引き起こす可能性もある。さらには、これは、特には、構造体に侵入した水を排出し得る開口部を、塞ぐ可能性がある。排出口が塞がれると、これは、時間とともに、腐食損傷をもたらしうる。
押し出された接着材の塊の形成のさらなる不都合な点は、接着材の比較的高い消費である。
上記の不都合な点を事後に是正するために、押し出された接着材の塊を、接着材の硬化の前に、間に、又は後で、機械的に除去することができる。これは、適切な装置を使用して、又は手動によって、行うことができる。一方で、追加的なプロセス工程というさらなる不都合な点に直面する。さらには、除去される接着材残渣は、使用不可能な廃棄物であり、これは、廃棄される必要がある。
欧州特許出願公開第1936088号明細書から、透明ペインを有している枠なしウィンドウが知られており、その下方端部が、少なくとも1層の接着材を有している1又は複数の保持具の溝に固定されており、ここで、ペインの下方端部が、溝の側方末端の近傍に適用される第一接着材の1又は複数の層によって、保持具の溝の壁に結合しており、ここで、少なくとも1層の第二接着材が、第一接着材の層の間で溝内に適用されている。したがって、この方法は、複雑であり、かつ、接着材の流出に対する完全な保証は、提供されていない。
欧州特許出願公開第1936087号明細書から、透明ペインを有している枠なしウィンドウが知られており、その下方端部が、少なくとも1層の接着材によって1又は複数の保持具の溝に固定されており、ここで、接着材が、室温で10MPa〜90MPaの間である弾性係数を有しており、かつ、少なくとも1つの保持具の溝の幅が、ペインの厚みの少なくとも2倍である。しかしながら、保持具の溝内へのペインの下方端部の取付のために1又は複数の封止部材を導入して、接着材の漏出を防ぐ必要がある。
対照的に、本発明の目的は、透明ペイン及びこれに強固に接着的に結合されている少なくとも1つのリフトレールを有している装置を製造する方法を提供することであり、この方法は、簡便なやり方で、押し出された接着材を有していない装置を提供する。
これらの及び他の目的は、本発明の提案に従って、独立請求項の特徴を有している装置及び方法によって、達成される。本発明の有利な実施態様が、従属請求項の特徴から生じる。
図1は、従来技術に係る装置を形成するために結合される前の、リフトレール1及び関連するペイン5の側面図である。 図1aは、図1の装置を通る垂直断面である。 図2は、押し出された接着材を有している、従来技術に係る結合された装置1、5の側面図である。 図2aは、従来技術に係る結合された装置1、5を通る垂直断面である。 図3は、本発明に係る装置1、5を形成するために結合される前の、リフトレール1及び関連するペイン5の側面図である。 図3aは、リフトレール1の垂直端部の平面図、及び、関連するペイン5の垂直端部の平面図である。 図4は、本発明に係る結合された装置1、5の側面図である。 図4aは、本発明に係る装置1、5の、リフトレール1の垂直端部の平面図、及び、関連するペイン5の垂直端部の平面図である。 図5は、切欠き7を有しているリフトレール1の側面図である。 図5aは、切断線A−Bに沿っているリフトレール1を通る垂直断面である。 図6は、リフトレール1の側面図である。 図6aは、リフトレール1を通る垂直断面である。
リフトレールは、ペインを、駆動装置、例えば、けん引装置又は吊り上げ装置に接続するために機能し、これによって、透明ペインを、水平に又は垂直に移動させる。
知られているように、リフトレールは、実質的に平坦な構成要素であり、これは、好ましくは、工業プラスチック、特には熱可塑性物質、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリオキシメチレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリアミド、ポリエステル、特にはポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニル、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルケトン、及び/又はそれらの混合物から、構成されている。
リフトレールは、実質的に又は正確に、正方形又は矩形の輪郭を有しており、ここで、透明ペインを収容しない領域が、例えば、凹状又は凸状に、丸みを帯びている輪郭又は台形形状の輪郭を有していてもよい。
リフトレールの寸法は、幅広く変化してよく、かつ、それぞれの適用目的によって決定される。好ましくは、リフトレールが、3cm〜15cmの高さ、3cm〜20cmの長さ、及び1cm〜5cmの厚みを有しており、ここで、1つの実施態様では、透明ペインの端部にわたっている領域における全厚が、リフトレールを駆動装置に接続する接続領域における全厚よりも大きく、かつ、別の実施態様では、同一のサイズである。
リフトレールを通る垂直断面、換言すると、接続領域の外側端部から、透明ペインの端部にわたっている領域の外側端部までが、フォーク形状、例えば、チューニングフォーク形状である。これが意味していることは、リフトレールが、柄部表面、柄部表面がフォーク形状領域へと移行している分岐の領域を有しており、フォーク形状領域が、透明ペインの端部を、両側で包囲する、ということである。しかしながら、柄部表面がフォーク形状領域へとなめらかに移行しており、それにより、柄部表面、及び透明ペインの端部を両側で包囲している領域の外側表面が、平坦な表面を形成するようになっているフォーク形状を使用することも可能である。
分岐の領域におけるこの領域の内側の輪郭が、ペインの端部の輪郭に適合していることが、有利である。
リフトレールの柄部表面が、少なくとも1つ、特には1つの、貫通穴を有しており、この穴が、好ましくは、中央に配置されている。貫通穴は、様々な輪郭を有していてよい。それは、円状、矩形状、正方形、三角形、又は六角形であってよい。好ましくは、それは、円状である。
貫通穴は、ボルトによって横断されており、ボルトが、駆動装置、好ましくは吊り上げ装置又はけん引装置に接続される。
別の実施態様では、リフトレールの柄部表面が、その外側端部に切欠きを有しており、この切欠きに、駆動装置、例えば吊り上げ装置が係合される。
本発明によると、リフトレールが、片面又は両面、好ましくは片面結合接着性ストリップを有しており、このストリップが、柄部表面を部分的に覆っており、貫通穴又は切欠きは、露出したままになっている。両面接着性ストリップが使用される場合には、リフトレールへの接着性ストリップの適用の後に、外側における保護カバーを、取り除かない。
接着性ストリップは、チューニングフォーク形状の構成において、少なくとも部分的に、好ましくは完全に、分岐の領域を覆っていてよい。
本発明によると、接着性ストリップが、透明ペインの端部を両側で包囲している領域、及び、領域の相互に対向している開末端を、覆っている。この構成では、接着性ストリップが、ペイン及びリフトレールの結合の間に、ペインの端部によって、包囲領域の2つの対向している末端において、特には、柄部表面の方向に、変形する。
本発明に係る装置の一つの実施態様では、接着性ストリップが、柄部表面、分岐領域、及び包囲領域を、完全に取り囲んでいる。
別の実施態様によると、リフトレールの上方端部に近接している領域が覆われていないままとなるように、接着性ストリップが、包囲領域を覆っている。
本発明に係る装置の別の実施態様では、接着性ストリップが、透明であり若しくは不透明であり、又は、少なくとも1つの部分区域において透明であり、かつ、少なくとも1つの他の部分区域において不透明である。
慣用的な既知の接着性ストリップ、例えば、Tesa(商標)透明テープ57405(光沢)又はStotch Magic Tape(商標)810(マット)が、本発明に従って使用される接着性ストリップとして使用される。特に良好に適している接着性ストリップを選択するために適している基準は、慣用的な既知のカタプラズマテスト(70℃、100%相対湿度で7日)の存在であり、ここで、リフトレールからの接着性ストリップの剥離が起こらない必要がある。接着性ストリップは、また、裂けない必要があり、かつ/又は、柄部表面の方向に滑り落ちない必要がある。
ペイン及びリフトレールの結合の前に、接着材を、包囲領域の内側に導入する。幅広い種類の接着材を使用することができる。好ましくは、重合性接着材、重縮合性接着材、又は重付加性接着材が使用される。好ましくは、重付加性接着材、特にはポリウレタン接着材が使用される。
ペインの挿入の間に、接着材が結合表面に分布し、接着材の望ましくない流出が、本発明に従って使用される接着性ストリップによって、効果的に回避される。
そして、接着材が、硬化し、かつ、ペインとリフトレールとの間で、安定的な接着性結合が形成される。
本発明に係る装置のペインは、ガラス、プラスチック、木、金属、又はこれらの材料の少なくとも2つの組み合わせからできていてよい。
好ましくは、ペインは、特にはガラス及び/又はプラスチックから構成されている透明ペインである。
本発明に係る装置の好ましい実施態様では、透明ペインが、少なくとも2つの透明ペインを有している安全グレージングである。
第一ペインとして、及び随意に第二ペインとして、適しているのは、原則として、透明ペインの製造及び使用の条件下で、熱的にかつ化学的に安定であり、かつ寸法的に安定である、すべての基材である。
第一ペイン及び/又は第二ペインは、好ましくは、ガラス、特に好ましくは、フラットガラス、フロートガラス、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、若しくはソーダ石灰ガラス、又は、クリアプラスチック、好ましくは、剛性クリアプラスチック、特にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及び/若しくはそれらの混合物を含有している。第一ペイン及び/又は第二ペインは、好ましくは透明であり、特には、乗り物の可動式サイドウィンドウとしてのペインの使用又は高光透過性が所望される他の使用のために、好ましくは透明である。本発明に関して、「透明」は、可視スペクトル範囲において70%超の透過率を有しているペインを意味している。しかしながら、運転者の交通に関連している視界に位置していないペインのためには、例えば、ルーフパネルのためには、透過率は、はるかに比較的低くてよく、例えば、5%超であってよい。
透明ペインの厚みは、幅広く変化してよく、そのようにして、個別の場合の要件に理想的に適合することができる。好ましくは、1.0mm〜25mmの標準的な厚み、好ましくは、乗り物グレージングのためには、1.4mm〜5mmの標準的な厚み、並びに、好ましくは、家具、家電製品、及び建物、特には電気ヒーターのためには、4mm〜25mmの標準的な厚みを有しているペインが、使用される。ペインのサイズは、幅広く変化してよく、かつ、本発明に係る装置のサイズによって決定される。第一ペイン、及び随意に第二ペインは、例えば、自動車業界及び建設分野においては、200cm〜20mまでの通常の面積を有している。
透明ペインは、任意の三次元形状を有していてよい。好ましくは、三次元形状が影の区域を有しておらず、それにより、例えばカソードスパッタリングによって、これを被覆できるようになっている。好ましくは、基材は、平坦であり、又は、1又は複数の空間的方向において、わずかに若しくは大幅に湾曲している。特には、平坦な基材が使用される。透明ペインは、無色であってよく、又は着色されていてよい。
複層ペインは、少なくとも1つの中間層によって、互いに結合される。中間層は、好ましくは、少なくとも1種の熱可塑性プラスチック、好ましくは、ポリビニルブチラール(PVB)、エチレンビニルアセテート(EVA)、及び/又はポリエチレンテレフタレート(PET)を含有している。しかしながら、熱可塑性中間層が、例えば、ポリウレタン(PU)、ポリプロピレン(PP)、ポリアクリレート、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリアセテート樹脂、キャスティング樹脂、ポリアクリレート、フッ化エチレンプロピレンコポリマー、ポリビニルフルオリド、及び/又は、エチレンテトラフルオロエチレンコポリマー、それらのコポリマー、若しくはそれらの混合物を含有していてもよい。熱可塑性中間層は、1つの、又はさらには重ねて配置される複数の熱可塑性フィルムによって形成されてよく、熱可塑性フィルムの厚みは、好ましくは、0.25mm〜1mm、典型的には0.38mm又は0.76mmである。
本発明に係る装置は、様々な方法によって製造されてよい。しかしながら、それは、本発明に係る方法によって、好ましくは製造される。
本発明に係る方法は、以下のプロセス工程によって特徴づけられる:
(1)少なくとも1つの、以下を有しているリフトレールを提供すること:
− フォーク形状の垂直断面、及び
− 外側端部に貫通穴又は切欠きを有している柄部表面
(2)分岐の領域における領域の内側に、接着材を、ペインの挿入後に両側において最大で包囲領域の上方端部までに達する量で、導入すること
(3)少なくとも1つのリフトレールに、接着性ストリップを接着的に取り付け、それにより、
− 接着性ストリップが、柄部表面を部分的に覆うようにし、貫通穴は露出されたままであり、
かつ、
− 接着性ストリップが、ペインの端部を両側で包囲する領域及び包囲領域の互いに対向している開末端を、覆うようにし、それにより、これらの領域における挿入のときに、挿入されたペインの端部によって、接着性ストリップが変形するようにする、
(4)ペインの端部を、両側包囲領域の内側に挿入すること、ここで、接着性ストリップの2つの互いに対向している領域が、変形する、かつ
(5)接着材を、硬化すること
本発明に係る方法によって、押し出されたプラスチックの塊の形成が、簡便に、回避されうる。
しかしながら、本発明に係る方法を、従来技術の装置を製造するために使用してもよく、ここでは、接着性ストリップが、はがされる。しかしながら、これは、追加的なプロセス工程を要求し、かつ、硬化した又は硬化していない接着材の部分が、はぎとられるおそれがある。
本発明に係る装置、特には、本発明に係る方法によって製造される本発明に係る装置は、理想的には、機能的及び/若しくは装飾的な個々の部品として、かつ/又は、家具、家電製品及び建物における組み込み部品として、かつ、陸上、空中、若しくは水上の輸送のための輸送手段における、しかし、特には、自動車における、例えば、可動式リアウィンドウ及びサイドウィンドウ、及び/又は可動式ガラスルーフとして、使用されてよい。好ましくは、本発明に係る装置は、乗り物サイドウィンドウ又はガラスルーフとして実施される。
無論、上述の特徴、及び、以下において詳細に記述される特徴は、示されている組み合わせ及び構成において使用しうるだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく、他の組み合わせ及び構成で、又は単独で、使用してよい。
本発明を、ここで、例示の実施態様によって、添付の図面を参照して、詳細に説明する。これらは、簡略化され、縮尺通りではない描写を示している。
〈図1及び図1a〉
図1は、Rの方向に結合されて従来技術の装置1、5を形成する前の、透明ペイン5及びリフトレール1の詳細の側面図を描写している。
ここでは、かつ、以下では、透明ペイン5は、積層安全ガラスペイン(VSG)である。
ここでは、かつ、以下では、リフトレール1は、ポリプロピレン製の構成要素であり、長さ8cm、高さ6cm、柄部領域3における厚み1cm、及び、透明ペインの端部を取り囲む領域3.2(図1a参照)における全厚1.5cmを有している。リフトレール1は、さらに、分岐の領域3.1を有しており、ここにおいて領域3が領域3.2へと移行している。
柄部領域3において中央に配置されているのが、1.5cmの直径を有している円状貫通穴であり、この穴は、駆動装置、例えば吊り上げ装置を接続するためのボルトを収容する役割を果たす。
図1aは、リフトレール1を通る垂直断面を描写しており、それにより、そのチューニングフォーク形状の構成を説明している。
ポリウレタン接着材が、領域3.2の内側に充填されている。このようにして、リフトレール1及び透明ペイン5が、いつでも結合される状態になっている。
〈図2及び図2a〉
図2は、透明ペイン5及びリフトレール1を有している、従来技術の結合されている装置1、5の側面図を、描写している。
図2aは、従来技術の装置1、5を通る垂直断面を、描写している。
包囲領域3.2の内側への透明ペイン5の挿入によって、未硬化接着材4が移動し、かつ、結合表面に分布する。しかしながら、また、この過程で、未硬化接着材4が領域3.2から横方向に押し出され、そのようにして、望ましくない、押し出された接着材の塊4.1が、形成される。
〈図3及び図3a〉
図3は、R、R1の方向に結合されて本発明に係る装置1、5を形成する前の、透明ペイン5及びリフトレール1の側面図を、描写している。
図3aは、本発明に従って使用されるリフトレール1の側方垂直末端部の平面図を、描写している。
本発明に従って使用されるリフトレール1は、周縁的に接着的に取り付けられている接着性ストリップ6(Tesa(商標)透明テープ57405(光沢))を有している。ここで、柄部領域3は、貫通穴2が露出したままとなるように、覆われている。分岐の領域3.1は、完全にテープで覆われており、一方で、対照的に、包囲領域3.2は、上方端部3.3の直下のみまで、覆われている。
図3aは、側方垂直末端部において、接着性ストリップ6が開口部を塞いでいる様子を、描写している。
接着材4(図示せず)が、包囲領域3.2の内側に配置されている。
このようにして、透明ペイン、及び、接着性ストリップ6を有しているリフトレール1が、いつでも結合される状態になっている。
〈図4及び図4a〉
図4は、透明ペイン5の端部によって変形させられた接着性ストリップ6の2つの領域6.1を有している、本発明に係る結合した装置1、5の側面図を、描写している。この構成を、再び、図4aによって説明しており、この図は、本発明に係る装置1、5の側方垂直末端部の図を提供している。
〈図5及び図5a〉
図5は、リフトレール1の側面図を、描写している。このリフトレールは、本発明に係る装置1、5を製造するための本発明に係る方法において使用することができるものとして、描写されている。
図5aは、切断線A−Bに沿って、図5のリフトレール1を通る垂直断面を、描写している。
図5のリフトレール1は、その特徴において、図1のリフトレール1に対応しており、実質的な差異は、柄部表面3における貫通穴2の代わりに、外側端部3.4が切欠き7を有していた点である。駆動装置、例えば吊り上げ装置を、この切欠き7に係合することができた。
〈図6及び図6a〉
図6は、リフトレール1の側面図を、描写している。このリフトレールは、本発明に係る装置1、5を製造するための本発明に係る方法において使用することができるものとして、描写されている。
図6aは、図6のリフトレール1を通る垂直断面を、描写している。
図6のリフトレール1は、その特徴において、図1のリフトレール1に対応しており、実質的な差異は、その柄部表面3及び包囲領域3.2が、平坦な表面を形成している点である。これを、再び、図6aにおいて説明する。図6aは、垂直断面がチューニングフォーク形状の構成を有していないことを示している。
本発明の態様は、以下のとおりである:
〈態様1〉
ペイン(5)に強固に接着的に結合している少なくとも1つのリフトレール(1)を有している装置(1、5)であって、前記少なくとも1つのリフトレール(1)が、前記透明ペイン(5)の端部を両側で包囲している領域(3.2)、柄部表面(3)、及び分岐の領域(3.1)を有し、チューニングフォーク形状の垂直断面を有しており、この分岐の領域において、前記柄部表面(3)が、前記領域(3.2)に移行しており、貫通穴(2)又は切欠き(7)が、外側端部(3.4)に配置されており、
前記少なくとも1つのリフトレール(1)が、2つの互いに対向している変形した領域(6.1)を有する接着性ストリップ(6)を有していることを特徴としており、
− 前記接着性ストリップ(6)が、前記柄部表面(3)を部分的に覆っており、前記貫通穴(2)又は前記切欠き(7)は露出したままであり、
− 前記接着性ストリップ(6)が、前記ペイン(5)の端部を両側で包囲している前記領域(3.2)及び前記領域(3.2)の互いに対向している開末端を、覆っており、それにより、前記接着性ストリップ(6)が、前記接着性ストリップ(6)の2つの互いに対向している領域(6.1)において、挿入されたペイン(5)の端部によって変形させられており、かつ、
− 前記ペイン(5)が、接着材(4)によって、前記包囲領域(3.2)において両側で固定されている、
装置。
〈態様2〉
前記接着性ストリップ(6)が、前記柄部表面(3)並びに前記領域(3.1)及び(3.2)を完全に取り囲んでいることを特徴とする、請求項1に記載の装置(1、5)。
〈態様3〉
前記接着性ストリップ(6)が、前記少なくとも1つのリフトレール(1)の上方端部に隣接している領域が覆われていないままであるようにして、前記領域(3.2)を覆っていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置(1、5)。
〈態様4〉
前記接着性ストリップ(6)が、透明若しくは不透明であり、又は、少なくとも1つの部分区域において透明であり、かつ、少なくとも一つの他の部分区域において不透明であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
〈態様5〉
前記接着材(4)が、前記ペイン(5)を、両側において、前記少なくとも1つのリフトレール(1)の上方端部まで、覆っていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
〈態様6〉
前記接着材(4)が、重合性接着材、重縮合性接着材、又は重付加性接着材であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
〈態様7〉
前記分岐の領域(3.1)における前記領域(3.2)の内側の底部が、前記ペイン(5)の端部の輪郭に適合していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
〈態様8〉
前記装置(1、5)が、前記少なくとも1つのリフトレール(1)を介して駆動装置に接続されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
〈態様9〉
前記駆動装置が、前記貫通穴(2)を通過しているボルト又は前記切欠き(7)に係合している装置によって、前記少なくとも1つのリフトレール(1)に接続していることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
〈態様10〉
前記駆動装置が、吊り上げ装置又はけん引装置であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
〈態様11〉
以下のプロセス工程によって特徴づけられる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置(1、5)を製造するための方法:
(1)以下を有している少なくとも1つのリフトレール(1)を提供すること:
− フォーク形状の垂直断面、
− 外側端部(3.4)に貫通穴(2)又は切欠き(7)を有している柄部表面(3)、
− 前記柄部表面(3)が前記領域(3.2)に移行している分岐の領域(3.1)、並びに
− 完成した装置(1、5)においてペインの端部を両側で包囲する領域(3.2)、
(2)前記分岐の領域(3.1)における前記領域(3.2)の内側に、前記ペイン(5)の挿入後に両側において最大で前記領域(3.2)の上方端部にまで到達する量で、接着材(4)を導入すること、
(3)以下であるように、接着性ストリップ(6)を、前記少なくとも1つのリフトレール(1)に接着的に取り付けること:
− 前記接着性ストリップ(6)が、前記柄部表面(3)を、部分的に覆うようにし、ここで、前記貫通穴(2)又は前記切欠き(7)は露出したままである、かつ
− 前記接着性ストリップ(6)が、前記ペイン(5)の端部を両側で包囲する前記領域(3.2)及び前記領域の(3.2)の互いに対向している開末端を、覆うようにし、それにより、ペインを挿入したときに、挿入された前記ペイン(5)の端部によって、前記接着性ストリップ(6)が、前記接着性ストリップ(6)の2つの互いに対向している領域(6.1)において方向(R1)に変形するようにする、
(4)前記ペイン(5)の端部を、前記両側包囲領域(3.2)の内側に挿入すること、ここで、前記接着性ストリップ(6)の前記2つの互いに対向している領域(6.1)が、方向(R1)に変形する、並びに、
(5)前記接着材(4)を、硬化すること。
〈態様12〉
請求項11に記載の方法に係る少なくとも1つのリフトレール(1)及び少なくとも1つのペイン(5)を有している装置(1、5)の製造の間において、押し出される接着材の塊(4.1)を回避するための、以下のプロセス工程によって特徴づけられる、方法:
(1)以下を有している少なくとも1つのリフトレール(1)を提供すること:
− フォーク形状の垂直断面、
− 貫通穴(2)又は外側端部(3.4)における切欠き(7)を有している柄部表面(3)、
− 前記柄部表面(3)が前記領域(3.2)に移行している分岐の領域(3.1)、及び
− 完成した装置(1、5)において、ペインの端部を両側で包囲する領域(3.2)、
(2)前記分岐の領域(3.1)における前記領域(3.2)の内側に、接着材(4)を、前記透明ペイン(5)の挿入後に最大で前記領域(3.2)の上方端部にまで到達する量で、導入すること、
(3)以下となるように、接着性ストリップ(6)を、前記少なくとも1つのリフトレール(1)に、接着的に取り付けること:
− 前記接着性ストリップ(6)が、前記柄部表面(3)を部分的に覆うようにし、ここで、前記貫通穴(2)又は前記切欠き(7)は露出したままである、かつ
− 前記接着性ストリップ(6)が、前記透明ペイン(5)の端部を両側で包囲する前記領域(3.2)及び前記領域の(3.2)互いに対向している開末端を、覆うようにし、それにより、ペインを挿入したときに、挿入された前記ペイン(5)の端部によって、前記接着性ストリップ(6)が、前記接着性ストリップ(6)の2つの互いに対向している領域(6.1)において方向(R1)に変形するようにし、
(4)前記ペイン(5)の端部を、両側包囲領域(3.2)の内側に挿入すること、ここで、前記接着性ストリップ(6)の2つの互いに対向している領域(6.1)が、方向(R1)に変形する、
(5)前記両側包囲領域(3.2)から横方向に流出した過剰な接着材とともに、前記接着性ストリップ(6)を、はがすこと、並びに
(6)残っている接着材(4)を、硬化させること。
〈態様13〉
請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置(1、5)、又は、請求項11に記載の方法に従って若しくは請求項12に記載の方法に従って製造された装置(1、5)の、可動式の機能的なかつ/又は装飾的な個々の部品としての、かつ、家具、家電製品、建物、及び輸送手段における組み込み要素としての、使用。
〈態様14〉
前記輸送手段が、航空機、船、列車、及び自動車であることを特徴とする、請求項13に記載の使用。
〈態様15〉
前記装置(1、5)が、自動車の可動式透明サイドウィンドウペイン及びガラスルーフとして使用されることを特徴とする、請求項14に記載の使用。
図1〜図4aにおいて、符号は、以下の意味を有している。
1 フォーク形状の垂直断面を有しているリフトレール
2 柄部表面3を通っているリフトレール1の貫通穴
3 リフトレール1の柄部表面
3.1 分岐の領域
3.2 ペイン5の端部を包囲している領域
3.3 上方端部
3.4 外側端部
4 接着材
4.1 押し出された接着材の塊
5 ペイン
6 分岐の領域3.1を囲んでいる接着性ストリップ
6.1 ペイン5によって変形された接着性ストリップ6の領域
7 外側端部3.4における切欠き
R 挿入の方向
R1 変形の方向
A−B 切断線

Claims (15)

  1. ペイン(5)に接着的に結合している少なくとも1つのリフトレール(1)を有している装置(1、5)であって、前記少なくとも1つのリフトレール(1)が、前記ペイン(5)の端部を両側で包囲している包囲領域(3.2)、柄部表面(3)、及び分岐の領域(3.1)を有し、チューニングフォーク形状の垂直断面を有しており、この分岐の領域において、前記柄部表面(3)が、前記包囲領域(3.2)に移行しており、貫通穴(2)又は切欠き(7)が、前記柄部表面(3)に配置されており、
    前記少なくとも1つのリフトレール(1)が、2つの互いに対向している変形した領域(6.1)を有する接着性ストリップ(6)を有していることを特徴としており、
    − 前記接着性ストリップ(6)が、前記柄部表面(3)を部分的に覆っており、前記貫通穴(2)又は前記切欠き(7)は露出したままであり、
    − 前記接着性ストリップ(6)が、前記ペイン(5)の端部を両側で包囲している前記包囲領域(3.2)及び前記包囲領域(3.2)の互いに対向している開末端を、覆っており、それにより、前記接着性ストリップ(6)が、前記接着性ストリップ(6)の2つの互いに対向している領域(6.1)において、挿入されたペイン(5)の端部によって変形させられており、かつ、
    − 前記ペイン(5)が、接着材(4)によって、前記包囲領域(3.2)において両側で固定されている、
    装置。
  2. 前記接着性ストリップ(6)が、前記柄部表面(3)並びに前記分岐の領域(3.1)及び前記包囲領域(3.2)を完全に取り囲んでいることを特徴とする、請求項1に記載の装置(1、5)。
  3. 前記接着性ストリップ(6)が、前記少なくとも1つのリフトレール(1)の上方端部に隣接している領域が覆われていないままであるようにして、前記包囲領域(3.2)を覆っていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置(1、5)。
  4. 前記接着性ストリップ(6)が、透明若しくは不透明であり、又は、少なくとも1つの部分区域において透明であり、かつ、少なくとも一つの他の部分区域において不透明であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
  5. 前記接着材(4)が、前記ペイン(5)を、両側において、前記少なくとも1つのリフトレール(1)の上方端部まで、覆っていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
  6. 前記接着材(4)が、重合性接着材、重縮合性接着材、又は重付加性接着材であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
  7. 前記分岐の領域(3.1)における前記包囲領域(3.2)の内側の底部が、前記ペイン(5)の端部の輪郭に適合していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
  8. 前記装置(1、5)が、前記少なくとも1つのリフトレール(1)を介して駆動装置に接続されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置(1、5)。
  9. 前記駆動装置が、前記貫通穴(2)を通過しているボルト又は前記切欠き(7)に係合している装置によって、前記少なくとも1つのリフトレール(1)に接続していることを特徴とする、請求項に記載の装置(1、5)。
  10. 前記駆動装置が、吊り上げ装置又はけん引装置であることを特徴とする、請求項8又は9に記載の装置(1、5)。
  11. 以下のプロセス工程によって特徴づけられる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置(1、5)を製造するための方法:
    (1)以下を有している少なくとも1つのリフトレール(1)を提供すること:
    − フォーク形状の垂直断面、
    − 外側端部(3.4)に貫通穴(2)又は切欠き(7)を有している柄部表面(3)、
    − 完成した装置(1、5)においてペインの端部を両側で包囲する包囲領域(3.2)、及び、
    − 前記柄部表面(3)が前記包囲領域(3.2)に移行している分岐の領域(3.1)
    (2)前記分岐の領域(3.1)における前記包囲領域(3.2)の内側に、前記ペイン(5)の挿入後に両側において最大で前記包囲領域(3.2)の上方端部にまで到達する量で、接着材(4)を導入すること、
    (3)以下であるように、接着性ストリップ(6)を、前記少なくとも1つのリフトレール(1)に接着的に取り付けること:
    − 前記接着性ストリップ(6)が、前記柄部表面(3)を、部分的に覆うようにし、ここで、前記貫通穴(2)又は前記切欠き(7)は露出したままである、かつ
    − 前記接着性ストリップ(6)が、前記ペイン(5)の端部を両側で包囲する前記包囲領域(3.2)及び前記包囲域(3.2)の互いに対向している開末端を、覆うようにし、それにより、ペインを挿入したときに、挿入された前記ペイン(5)の端部によって、前記接着性ストリップ(6)が、前記接着性ストリップ(6)の2つの互いに対向している領域(6.1)において方向(R1)に変形するようにする、
    (4)前記ペイン(5)の端部を、前記包囲領域(3.2)の内側に挿入すること、ここで、前記接着性ストリップ(6)の前記2つの互いに対向している領域(6.1)が、方向(R1)に変形する、並びに、
    (5)前記接着材(4)を、硬化すること。
  12. 接着性ストリップがはがされていること以外は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置(1、5)に対応する装置を製造するための、以下のプロセス工程によって特徴づけられる、方法:
    (1)以下を有している少なくとも1つのリフトレール(1)を提供すること:
    − フォーク形状の垂直断面、
    − 貫通穴(2)又は外側端部(3.4)における切欠き(7)を有している柄部表面(3)、
    − 完成した装置(1、5)において、ペインの端部を両側で包囲する包囲領域(3.2)、及び、
    − 前記柄部表面(3)が前記包囲領域(3.2)に移行している分岐の領域(3.1)
    (2)前記分岐の領域(3.1)における前記包囲領域(3.2)の内側に、接着材(4)を、前記ペイン(5)の挿入後に最大で前記包囲領域(3.2)の上方端部にまで到達する量で、導入すること、
    (3)以下となるように、接着性ストリップ(6)を、前記少なくとも1つのリフトレール(1)に、接着的に取り付けること:
    − 前記接着性ストリップ(6)が、前記柄部表面(3)を部分的に覆うようにし、ここで、前記貫通穴(2)又は前記切欠き(7)は露出したままである、かつ
    − 前記接着性ストリップ(6)が、前記ペイン(5)の端部を両側で包囲する前記包囲領域(3.2)及び前記包囲域(3.2)互いに対向している開末端を、覆うようにし、それにより、ペインを挿入したときに、挿入された前記ペイン(5)の端部によって、前記接着性ストリップ(6)が、前記接着性ストリップ(6)の2つの互いに対向している領域(6.1)において方向(R1)に変形するようにし、
    (4)前記ペイン(5)の端部を、前記包囲領域(3.2)の内側に挿入すること、ここで、前記接着性ストリップ(6)の2つの互いに対向している領域(6.1)が、方向(R1)に変形する、
    (5)前記包囲領域(3.2)から横方向に流出した過剰な接着材とともに、前記接着性ストリップ(6)を、はがすこと、並びに
    (6)残っている接着材(4)を、硬化させること。
  13. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置(1、5)、又は、請求項11に記載の方法に従って若しくは請求項12に記載の方法に従って製造された装置(1、5)の、可動式の機能的なかつ/又は装飾的な個々の部品としての、かつ、家具、家電製品、建物、及び輸送手段における組み込み要素としての、使用。
  14. 前記輸送手段が、航空機、船、列車、及び自動車であることを特徴とする、請求項13に記載の使用。
  15. 前記装置(1、5)が、自動車の可動式透明サイドウィンドウペイン及びガラスルーフとして使用されることを特徴とする、請求項14に記載の使用。
JP2018529643A 2015-12-08 2016-10-28 ペイン及び少なくとも1つのリフトレールを有している装置、その製造方法、並びにその使用 Expired - Fee Related JP6737888B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP15198337 2015-12-08
EP15198337.6 2015-12-08
PCT/EP2016/076020 WO2017097495A1 (de) 2015-12-08 2016-10-28 Vorrichtung, umfassend eine scheibe und mindestens eine hebeschiene, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018538465A JP2018538465A (ja) 2018-12-27
JP6737888B2 true JP6737888B2 (ja) 2020-08-12

Family

ID=54849754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018529643A Expired - Fee Related JP6737888B2 (ja) 2015-12-08 2016-10-28 ペイン及び少なくとも1つのリフトレールを有している装置、その製造方法、並びにその使用

Country Status (13)

Country Link
US (1) US10323448B2 (ja)
EP (1) EP3387204B1 (ja)
JP (1) JP6737888B2 (ja)
KR (1) KR102071428B1 (ja)
CN (1) CN107208441B (ja)
BR (1) BR112018010364A2 (ja)
CA (1) CA3005485C (ja)
ES (1) ES2787253T3 (ja)
HU (1) HUE049727T2 (ja)
MX (1) MX2018006884A (ja)
PL (1) PL3387204T3 (ja)
RU (1) RU2687685C1 (ja)
WO (1) WO2017097495A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10487558B2 (en) * 2017-03-15 2019-11-26 Ford Global Technologies, Llc Bonding bracket for an operable vehicle window having a partially open adhesive channel
JP7147484B2 (ja) * 2017-12-08 2022-10-05 Agc株式会社 ホルダ付きウインドウガラス及びその製造方法
BR112020010810A2 (pt) * 2017-12-12 2020-11-10 Saint-Gobain Glass France janela lateral de veículo tendo um elemento de retenção acoplado em um lado
JP7402416B2 (ja) * 2020-03-23 2023-12-21 Agc株式会社 ホルダ付きウインドウガラス

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551261Y2 (ja) * 1975-08-20 1980-01-14
DE3431391A1 (de) * 1984-08-25 1986-03-13 Bayerische Motoren Werke AG, 8000 München Fensterscheibe fuer kraftfahrzeuge mit einer daran befestigten schiene
DE3624118A1 (de) * 1986-07-17 1988-01-21 Flachglas Ag Verfahren zur vorbereitung einer kraftfahrzeugscheibe fuer den einbau
US4987699A (en) * 1989-08-24 1991-01-29 Gold Peter N Mounting for an automotive window panel
DE4336107C2 (de) * 1993-10-22 1995-09-21 Daimler Benz Ag Doppelglasscheiben-Fensterheber-Einheit
DE4433052A1 (de) * 1994-09-16 1996-03-21 Brose Fahrzeugteile Vorrichtung zum Verbinden einer Fensterscheibe mit einem Fensterheber
US5765310A (en) * 1996-10-01 1998-06-16 Gold; Peter N. Frangible vehicle window panel mounting bracket
KR19990051140A (ko) * 1997-12-19 1999-07-05 홍종만 차량의 수동/자동 겸용 윈도우 레귤레이터
US6349504B1 (en) * 1999-10-18 2002-02-26 Elco Textron, Inc. Window lift bracket
BE1013572A4 (fr) * 2000-06-23 2002-04-02 Glaverbel Vitrage mobile pre-ajuste en position.
JP4411790B2 (ja) * 2001-02-09 2010-02-10 日産自動車株式会社 車両用サイドバイザ
JP3850227B2 (ja) * 2001-04-26 2006-11-29 シロキ工業株式会社 ワイヤ式ウィンドレギュレータユニット
KR100487073B1 (ko) * 2001-10-16 2005-05-03 가부시키가이샤 니프코 유리홀더 및 유리장착방법
JP3998183B2 (ja) * 2002-08-09 2007-10-24 日野自動車株式会社 ウインドレギュレータ
DE202005019565U1 (de) * 2005-12-12 2007-04-26 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg Steuerungssystem zur Steuerung einer elektromotorisch betriebenen Verstelleinrichtung in einem Kraftfahrzeug
EP1936087B1 (en) * 2006-12-19 2015-11-04 Pilkington Italia S.p.A. Frameless window for passenger vehicle
EP1936088A1 (en) * 2006-12-19 2008-06-25 Pilkington Italia S.p.A. Frameless window and process for its manufacture
CN203755961U (zh) * 2013-12-29 2014-08-06 上海潘宁门窗技术有限公司 一种单提拉窗的玻璃胶条

Also Published As

Publication number Publication date
RU2687685C1 (ru) 2019-05-15
CN107208441A (zh) 2017-09-26
EP3387204B1 (de) 2020-02-26
ES2787253T3 (es) 2020-10-15
US10323448B2 (en) 2019-06-18
WO2017097495A1 (de) 2017-06-15
KR20180077273A (ko) 2018-07-06
MX2018006884A (es) 2018-09-06
PL3387204T3 (pl) 2020-07-27
JP2018538465A (ja) 2018-12-27
CA3005485C (en) 2019-12-31
US20180202209A1 (en) 2018-07-19
HUE049727T2 (hu) 2020-10-28
CN107208441B (zh) 2019-08-20
BR112018010364A2 (pt) 2018-12-04
CA3005485A1 (en) 2017-06-15
EP3387204A1 (de) 2018-10-17
KR102071428B1 (ko) 2020-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6737888B2 (ja) ペイン及び少なくとも1つのリフトレールを有している装置、その製造方法、並びにその使用
KR100910482B1 (ko) 차량용 창유리 장치
JP6871356B2 (ja) 複層複合層を有している複合ペイン及びその製造方法
KR101309018B1 (ko) 통합된 유지 요소를 구비한 적층 창유리
JP3741461B2 (ja) 外周帯を具備した薄膜ガラスの製造方法
KR101832000B1 (ko) 발광 차량 글레이징 및 그의 제조 방법
CN104647839B (zh) 用于交通工具的发光二极管模块及制造
KR102044714B1 (ko) 조명을 갖는 복합 판유리
KR20120120949A (ko) 차량용 플래싱 유리 패널 및 그의 제조 방법
JPH02215880A (ja) 積層透明体
EP3669041B1 (en) Doors comprising glazed unit, and method of making the same
KR102364048B1 (ko) 발광 다이오드를 포함하는 적층된 글레이징 패널
JPH02171314A (ja) 切断コード付車両用粘着固定ガラス板
EP3315338A1 (en) Encapsulated glass frame assemblies and associated methods for forming same
JP6240175B2 (ja) はめ込み壁のための接続ジョイント及びはめ込み壁
KR20180136963A (ko) 오버몰딩된 구성요소를 포함하는 적층형 글레이징을 조립하는 방법
WO2000046055A2 (es) Sistema de adhesion para conjuntos de encristalado y proceso para su fabricacion
US20200376816A1 (en) Heatable vacuum ring
JPS63159046A (ja) 採光部に用いる合せ透光板
GB2270496A (en) Self-sticking laminate

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180822

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6737888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees