JP6557149B2 - グレージングの孔の補強 - Google Patents

グレージングの孔の補強 Download PDF

Info

Publication number
JP6557149B2
JP6557149B2 JP2015558533A JP2015558533A JP6557149B2 JP 6557149 B2 JP6557149 B2 JP 6557149B2 JP 2015558533 A JP2015558533 A JP 2015558533A JP 2015558533 A JP2015558533 A JP 2015558533A JP 6557149 B2 JP6557149 B2 JP 6557149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
opening
glazing unit
reinforcing member
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015558533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016515059A (ja
JP2016515059A5 (ja
Inventor
クローズ トマ
クローズ トマ
アンニオン アレクサンドル
アンニオン アレクサンドル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saint Gobain Glass France SAS
Original Assignee
Saint Gobain Glass France SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saint Gobain Glass France SAS filed Critical Saint Gobain Glass France SAS
Publication of JP2016515059A publication Critical patent/JP2016515059A/ja
Publication of JP2016515059A5 publication Critical patent/JP2016515059A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6557149B2 publication Critical patent/JP6557149B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
    • B32B17/10Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10165Functional features of the laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10293Edge features, e.g. inserts or holes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
    • B32B17/10Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10165Functional features of the laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10541Functional features of the laminated safety glass or glazing comprising a light source or a light guide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q3/00Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors
    • B60Q3/20Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors for lighting specific fittings of passenger or driving compartments; mounted on specific fittings of passenger or driving compartments
    • B60Q3/208Sun roofs; Windows

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、開口部を備えたグレージングユニットと、その開口部を補強するための方法の分野に関する。
グレージングユニットは、使用時に、特にそれらを取り扱う際に、破壊を防ぐために耐えなくてはならない熱的及び機械的応力にさらされる。例えば、車両のフロントガラスは、車体への取り付けの際に、これが手動で行われるかロボットにより行われるかにかかわらず、周縁部に機械的な力がかけられる。機械的応力に加えて、グレージングユニットは、例えばフロントガラスの霜取りサイクルの間、熱に由来の応力を受けることがある。グレージングユニットの縁部における熱又は機械的な原因によるこれらの応力は、破損のリスクをもたらす。グレージングユニットに高い機械的強度を提供するためには、グレージングユニットの製造の際に圧縮端部応力を発生させる。これらの端部応力は知られているものであり、自動車製造業者の仕様書に規定されている。当該端部は、グレージングユニットの外縁であり、そしてまた開口部などの空所領域の端部でもある。開口部の端部はグレージングユニットの特に傷つきやすい領域であり、そして更にそれは必要な端部応力を与えるのが一般に困難である。しかし、これらの開口部又はそれらの直ぐ近傍は一般に、ケーブルの貫通のため又は装備品、例えばアンテナ、レインセンサー、天井灯などの固定のために用いられるので、特に強い端部を備えた開口部とすることが望ましい。
開口部は、機械的応力に対する耐性の点から見て2つの問題、すなわち、空所部がグレージングユニットの使用時の負荷に耐えなくてはならない端部を生じさせる問題、そして空所部が材料の局所的な除去に起因する応力集中の領域を生じさせる問題を引き起こす。これに関連して、グレージングユニットは、開口の縁部で、様々な機械的応力、すなわち装備品の固定に起因する恒久的な応力、特に装備品への衝撃があった場合に生じる過渡応力にさらされる。例えば、自動車の後部ハッチのグレージングユニットの事例において開口部がワイパーを受け入れるのを目的とする場合、開口の端部はハッチを閉じるのに耐えなくてはならない。
国際出願PCT/FR2012/052329号明細書には、少なくとも2つのガラス基材とこれらの基材の間に配置されたポリマー材料製の少なくとも1つの中間層とを含む積層グレージングユニットを製造するための方法が教示されており、この方法は、基材を湾曲させること、基材を制御して冷却すること、ガラス基材と中間層とを集成することを含み、この方法は、基材を湾曲させること、基材を制御して冷却すること、基材と中間層とを含む積層集成体を作ること、積層集成体をその主表面の一方における線に沿ってその厚さ全体を通して切断すること、全体的な制御冷却と切断線を含む領域の局所的な制御冷却とを含む制御した冷却を行うことを含み、局所的な制御冷却は全体的制御冷却よりも速い。この方法は、開口部に端部応力を与え、それらを機械的及び熱的応力によりよく耐えることができるようにする。
国際出願PCT/FR2012/052330号明細書には、2つの長手方向の端部と2つの横方向の端部とを含み長手方向の中央平面に対して対称である自動車屋根であり、少なくとも1枚の無機ガラスシートを含むグレージングユニットからなる自動車屋根であって、当該ガラスシートが圧縮端部応力のベルト状領域を含み、また当該ガラスシートが当該ベルト状領域の内側に前記対称の平面について対称的に位置する圧縮応力の少なくとも2つの領域を含み、圧縮応力の各局所領域が長手方向の端部から30cm未満である自動車屋根が教示されている。
フランス国特許出願第1259744号明細書には、2枚のガラスシート、これらのガラスシートの間に配置されたポリマー材料の中間層、及び導電体を含む湾曲積層グレージングを製造する方法が教示されており、この方法は、一組にした状態のガラスシートを熱で同時に湾曲させてから冷却すること、次にガラスシートを中間層のそれぞれの面に結合させることにより積層グレージングユニットを組み立てること、そして切断領域の切断線に沿ってガラスシートのうちの一方のものを切断して空所領域を形成すること、導電体をガラスシートの間に配置して当該空所領域を通して積層グレージングユニットから出すことを含み、前記冷却は一組にした状態のガラスシートの制御冷却を含み、この制御冷却は全体的な制御冷却と切断領域の局所的な制御冷却とを含み、局所制御冷却は全体的な制御冷却よりも速い。この方法は、開口部に端部応力を与え、それらを機械的及び熱的応力によりよく耐えることができるようにする。
国際出願PCT/FR2013/050124号明細書には、その光が積層グレージングユニットの端面を通過する発光ダイオード(LED)を備えた照明装置が教示されている。
国際出願PCT/FR2012/052329号明細書 国際出願PCT/FR2012/052330号明細書 フランス国特許出願第1259744号明細書 国際出願PCT/FR2013/050124号明細書
本発明によれば、無機ガラスシートを含むガラス基材の開口部の端部を、開口部の周りに結合せせることができる結合トラックを含む補強用部材をガラス基材の主面に結合させることによって補強する。この結合トラックは、ガラス基材の主面への結合後にガラス基材から突出する補強用部材の一体部分によって支持される。結合トラックは、部材を開口部の周りに結合させるための接着剤を受け取る。この補強用部材は、ガラス基材に結合されたならそれから突出して開口部を隠蔽するディスクでよい。「開口部の周りに」との表現は、結合トラックの少なくとも一部分が開口部の全体に延在することを意味するものであり、結合トラックを支持する面は開口部を少なくとも部分的に隠蔽してもよく、あるいは逆に開口部を隠蔽しなくてもよいものと理解される。よって、結合トラック及び開口部を含むガラス基材の主面の両者と接触する接着剤は、連続的にあるいは不連続的に、開口部の全体に延在する。
従って、本発明は第一に、無機ガラスシートを含むガラス基材を含むグレージングユニットに関し、このガラス基材は貫通する開口部を含み、当該ガラス基材の主面には補強用部材が当該開口部を取り囲む結合トラックを用いて結合される。
とりわけ、ガラス基材に面し又はその開口部の内側で、グレージングユニットの内部に電気モジュールを収容してもよい。本発明による補強用部材は、この電気モジュールを適所に保持するのに寄与することができる。特に、補強用部材は電気モジュールを受け入れるハウジングを含むことができる。補強用部材は、補強すべきガラス基材の開口部に面して位置する孔(円形又は非円形状の)を含むことができる。一般に、補強用部材の孔の軸線はガラス基材の開口部の軸線と一致する。この孔は、結合トラックを支持する面に位置し、そしてこの結合トラックにより囲まれている。補強用部材の孔の周囲長さは開口部の周囲長さより短くてもよく、この場合の補強用部材は開口部の一部を隠蔽する。補強用部材の孔の周囲長さはガラス基材の開口部より大きくてもよく、この場合の孔は基材の主面により少なくとも部分的に隠蔽され得る。基材の主面が補強用部材の孔を少なくとも部分的に隠蔽する場合には、開口部の端面と孔の端面との距離は好ましくは5mmを超えない。同様に、この場合には、接着剤の少なくとも一部は、ガラス基材と、ガラス基材の開口部の周りに7mm離れて位置する線により形成される周縁部内の結合トラックとの間に存在する。基材の主面が補強用部材の孔を少なくとも部分的に隠蔽する場合には、補強用部材の孔は一般に、ガラス基材の開口部を取り囲む。
本発明は、その端部が既にそれを補強している内部圧縮端部応力を有するか、又はその端部が圧縮端部応力を有しない開口部を含むガラス基材に関する。全ての場合において、補強用部材が開口部の端部の強度を増加させる。補強の度合は、補強用部材の結合トラックを支持する部分の剛性とともに増加する。補強用部材の孔と同様に、結合トラックを支持する部分は、ポリマー材料で、例えばポリアミド、特にPA 66 GF30又はPA 12などで、製作することができる。補強用部材の結合トラックを支持する部分は0.1〜5mm、好ましくは0.5〜4mmの範囲内の厚さを有するのが好ましい。
好ましくは、結合トラックは、それを結合させようとするガラス基材の表面と同じ曲率を有する。従って、ガラス基材が開口部の位置で湾曲している場合、結合トラックは、補強用部材が結合トラックを介して強制あるいは変形なしに機材と接触することができるように、同じ曲率を有することが好ましい。補強用部材の結合トラックは、ガラス基材の開口部を完全に取り囲むことができる外側輪郭を有する。従って、その周囲長さは、ガラス基材の開口部のそれより大きい。ガラス基材の開口部は、円形又は楕円形でもよく、あるいは直線のへりを有し、実質的に正方形又は長方形であってもよく、後者の場合の両方において角は丸味を帯びているのが好ましい。
補強用部材の結合トラックを支持する面は、補強しようとする開口部に面してガラス基材と平行に延在することができ、従って、ガラス基材の開口部の端面が結合トラックが結合するガラス基材の主面と接触することにより画定される端部を覆うことができる。
結合トラックとガラス基材とに適用される接着剤は一般に、使用時(硬化後)の条件で0.1〜5mm、好ましくは0.1〜1mmの範囲の厚さを有する。接着剤は、例えば、構造用接着タイプの両面テープ、例として3M社のSBT 9270テープ、でよい。この接着剤を用いて組み立てられる部分は、例えば最低限4kg/m2の圧力で、互いに対し押しつけられるのが好ましい。この接着剤の場合、ガラスは特別な表面処理を必要としない(もちろんクリーニングすることは別として)。とは言え、結合トラックは事前にプラズマで処理することが好ましい。HMR(ホットメルト反応性)接着剤、又は二成分あるいは単一成分タイプのPU接着剤、例えばDow Automotive Corporationにより市販されているBetamat 7112など、を使用することも可能である。これらのタイプの接着剤の場合、接着剤を適用する前にガラスに接着剤用プライマーを適用するのが好ましい。この場合にも、結合トラックは事前にプラズマ処理するのが好ましい。
結合トラックは、補強用部材のガラス基材の開口部に面して孔が位置するリングの形をした部分よって支持することができる。
補強用部材は一般に、軸線が結合トラックに対して垂直である管状の部分を含む。この管状部分は、結合トラックを支持する部分と同じ材料で製作するのが好ましい。結合トラックを支持するこの部分と管状部分は、ポリマー材料を成形型へ注入して同時に形成することができ、従って両者とも互いどうし「ワンピースで製作」される。この管状部分は補強用部材に剛性を付与し、そして補強用部材の内部にハウジングを形成するのに寄与し、例えば電気モジュールを、そこに配置するのを可能にする。この管状部分は、円形、楕円形、正方形又は長方形の断面を有することができる。一般には、管状部分の断面は結合トラックを支持する部分の形状、とりわけ円形と、外見は同一の形状を有する。従って、結合トラックをリング状の部分により支持してもよく、そして管状部分をリングに、それに対して垂直に接続してもよく、この管状部分の軸線はリングの孔の軸線と一致する。
管状部分は、結合トラックをガラス基材の開口部の周りに結合するときに、ガラス基材の開口部に入ることができる。管状部分はまた、結合トラックをガラス基材に結合させたならば、ガラス基材からそして結合トラックを支持する部分(例えばリングなど)から突出したままであってもよい。管状部分はまた、結合トラックをガラス基材に結合させたならば、ガラス基材の開口部に入り込んでもよく、且つガラス基材から突出してもよい。補強用部材、結合トラックをガラス基材に結合させたならば、一方はガラス基材から突出し他方はガラス基材の開口部に入り込む複数の管状部分を含んでもよい。
「ガラス基材」という用語は、単一のガラスシートを含み、湾曲していても湾曲していなくてもよく、1以上の薄層(日射遮蔽又は反射防止など)又は1以上のエナメル層で被覆されていても被覆されていなくてもよい、シートを意味する。ガラス基材は、2つの主面と端面を含む。本発明の全ての実施形態において、その端部を補強しようとする開口部を含むガラス基材は、無機ガラスのシート、すなわちシリカを、一般には40wt%より多くの割合のシリカを含むガラスのシートを含む。補強すべき開口部の端部は、この無機ガラスシートのそれである。ガラスは一般に、特に光放射線を通過させなければならない場合、透明である。それは無色のソーダ石灰無機ガラス、例えば本出願人が販売するPlanilux(商標)など、でよい。この孔開きのガラス基材は一般に、1.4〜6mmの範囲の厚さを有する。
ガラス基材は、別のガラス基材と一緒にされていないことが可能である。とは言え、それは積層グレージングユニットにおいて別のガラス基材と一緒にされていることも可能である。積層グレージングユニットは、ポリマー材料の中間層により隔てられてそれに結合している複数のガラス基材を含む。中間層のポリマー材料は、一般にはポリビニルブチラール、もっと一般的には“PVB”と称されるものである。
積層グレージングユニットの場合、それに含まれる全てのガラス基材は一般に、無機ガラスで製作される。自動車向けのグレージングユニットの場合、その積層グレージングユニットは一般に、2つの無機ガラスシートとこれら2つのガラス基材の間に配置されたポリマー材料のシートとを含む。
積層グレージングユニットの場合、開口部は、グレージングユニットに関して外側の位置の第1のガラス基材に位置する。これは、開口部を含む第1のガラス基材がグレージングユニットの2つのガラスシートの間に挿入されていないことを意味する。第1のガラス基材の開口部は、第2のガラス基材へと続いてもよい。従って、積層グレージングユニットが2つのガラス基材を含む場合には、開口部は積層グレージングユニットの全体を通り抜ける「貫通」開口部である。しかし、第1のガラス基材の開口部はポリマー材料の中間層によりそれに接合する第2のガラス基材に引き継がれないことが可能であり、この場合当該第2のガラス基材には第1のガラス基材の開口部に面する開口部がない。ここでは、次の2つの場合がある。
a)開口部が2つのガラス基材の間の中間層を通じて継続し、中間層に空所が作られる。この場合、第2のガラス基材が、第1のガラス基材の開口によって部分的に形成されるグレージングユニットのハウジングの基部を形成する。
b)開口部が2つのガラス基材の間の中間層を通じて継続しない。この場合、第1のガラス基材の開口部によって形成されるグレージングユニットのハウジングの基部を形成するのは中間層である。
結合トラックが補強用部材の孔を取り囲む場合には、補強用部材はその孔に面する部品を含むことができる。フィラー部品と呼ばれるこの部品は、補強用部材に直接又は間接的に固定される。それは、ガラス基材の開口部により部分的に形成されるグレージングユニットのハウジング内に収容されるように、結合トラックから突出してもよい。この部品は、補強用部材の少なくとも2つの箇所に接合され、これらの箇所は孔の両側で結合トラックの範囲内に位置し、これらの2つの箇所を結ぶ直線は、孔をその軸線に沿ってみたときに、孔を通り抜ける。必要なら、このフィラー部品は程度の差はあれ中空でなくてよく、そして補強用部材の真の基部を形成することができる。積層グレージングユニットの場合にあって、結合トラックを結合させることができるように第1のガラス基材の開口部をこのフィラー部品が貫通する場合、及び開口部が基部(ポリマー材料の中間層の形をしているか、あるいは第2のガラス基材の形をしている)を有する場合には、この基部を使用して、フィラー部品とガラス基材の開口部により少なくとも部分的に形成されるグレージングユニットのハウジングの基部との間に配置された接着剤(例えばのりなど)によって積層グレージングユニットに補強用部材を保持するのに寄与することができる。
このように、補強用部材は、補強用部材の少なくとも2つの箇所を連絡するフィラー部品を含むことができ、これらの2つの箇所は孔の両側で結合トラックの範囲内に位置し、フィラー部品はこの孔に少なくとも部分的に面し、そしてフィラー部品は結合トラックから突出してガラス基材に面するグレージングユニット内に、又はガラス基材の開口部内に収容される。
補強用部材は、ガラス基材の開口部を補強するというその機能に加えて、別の機能を有してもよい。とりわけ、それは場合によりそれを通り抜ける導電体を有してもよく、この導電体は場合により電流の導体である1以上の金属ケーブルを含む。補強用部材が上述のとおりの孔とフィラー部品を含む場合、このフィラー部品はそれ自体が導電体の通過のための孔を含むことができる。
補強用部材は、例として照明装置、電気スイッチ、又はレインセンサーなどの、電気装置、とりわけ電子装置のための収容器として働くこともできる。
補強用部材はまた、電気モジュール、とりわけ発光ダイオード(LED)タイプのモジュールのための収容器として働くこともできる。とりわけ、LEDは、LEDを開口部を有するガラス基材の端面に向けて配置するように補強用部材の内部に配置した電子回路により支持してもよい。LEDの光はガラス基材の端面を通り抜け、そしてガラス基材の光導波路として働く2つの主面の間を通り抜ける。ガラス基材を通り抜けるこの光は、開口部を有するガラス基材の主面に開口部から所定の距離をあけて配置された抽出エナメル又は反射エナメルにより、ガラス基材を横断する方向に少なくとも一部の向きを変更することができる。抽出(又は拡散)エナメルの場合には、エナメルに到達する光はエナメルを通過してガラス基材から出てゆく。反射エナメルの場合において、照明装置が車両の搭乗室を照らすこと、又は搭乗室において照明効果を生じさせることを目的とする場合には、反射エナメルをガラス基材の搭乗室の外部に向く主面上に配置する。抽出エナメルの場合において、照明装置が車両の搭乗室を照らすこと、又は搭乗室において照明効果を生じさせることを目的とする場合には、抽出エナメルをガラス基材の搭乗室の内部に向く主面上に配置する。
このように、本発明によるグレージングユニットは積層グレージングユニットでよく、貫通開口部を含むガラス基材は第1の外側ガラス基材であり、第2のガラス基材が積層グレージングユニットにおいてそれと一緒にされていて、これら2つのガラス基材はポリマー材料の中間層により隔てられている。この場合、第2のガラス基材は第1のガラス基材の開口部に面する開口部を含まないことが可能である。補強用部材は、この場合には、結合トラックにより取り囲まれた孔を含み、この孔はガラス基材の開口部に面して配置されており、当該補強用部材はその孔により少なくとも部分的に画定されたハウジングを含み、このハウジングが、ガラス基材の開口部の端面を照らすように配置されたLEDを支持する電気モジュール(複数のLEDが存在し得る可能性を示唆する)を受け入れ、且つ必要ならば、グレージングユニットの外部側から直接照明するために配置されたLEDを含む。とりわけ、ポリマー材料の中間層は、第1のガラス基材の開口部に面する空所と、結合トラックの範囲内で孔の両側の補強用部材の少なくとも2つの箇所を連絡するフィラー部品とを含むことができ、このフィラー部品は少なくとも部分的に上記の孔に面しており、また当該フィラー部品は結合トラックから突出し、グレージングユニットの範囲内且つガラス基材に面しており又はその開口部内の空所の範囲内に収容されている。本発明はまた、ガラス基材の開口部のための照明及び補強装置であって、当該開口部の周りに結合させようとする結合トラックにより取り囲まれた孔を含む補強用部材を含み、この補強用部材が当該孔により少なくとも部分的に形成されたハウジングを含み、このハウジングが上記開口部の端面を照らすLEDを支持する電子回路を受け入れている装置にも関する。
補強用部材は、レインセンサーを収容してもよい。この場合において、補強用部材を孔開きの積層グレージングユニットに取り付ける場合には、レインセンサーが一方のガラス基材を通してのみ動作するように、ガラス基材の開口部に面するPVBを貫通する空所の形で切り取るのが好ましい。これは、レインセンサーは積層グレージングユニットのガラス基材を通して効果的に動作するが、ガラス基材と特定の厚みのPVBの両方を通しての場合ははるかに効果的でないからである。
補強用部材は、ガラス基材を結合トラックが結合されるその主面の側から見たときに、開口部の領域と、そして適切な場合補強用部材の孔とを隠蔽するトリム部品を支持する働きをしてもよい。このトリム部品は、補強用部材に収容される例えばLEDなどの電気装置、又は補強用部材の外部にある電気装置を作動させることができる電気スイッチを有してもよい。
本発明によるグレージングユニットが積層グレージングユニットである場合、補強用部材を備え付けたガラス基材の開口部に面する開口部のないガラス基材には、グレージングユニットの補強用部材を支持する側とは反対側から開口部又は開口部の領域を隠蔽するように、補強用部材を備え付けたガラス基材の開口部に面する開口部のないガラス基材に黒色エナメルの塗装を施すことができる。これは、グレージングユニットが自動車の屋根である場合に特に有効であり、その理由は、それが自動車の外側から屋根を通して開口部の領域が見えるのを防止するからである。
本発明によるグレージングユニットが積層グレージングユニットであり、且つポリマー材料の中間層が補強用部材を備え付けたガラス基材の開口部に面する開口部を含む場合には、補強用部材を備え付けたグレージングユニットの開口部に面する開口部のないガラス基材上に貫入防止フィルムを配置してもよく、この貫入防止フィルムは、ガラス基材及びポリマー材料の中間層の開口部によって脆くされた領域を覆う。このフィルムは、グレージングユニットの補強用部材を支持する側と反対側からの開口部の領域への衝撃によって侵入が試みられた場合に、グレージングユニットの補強用部材を支持する側をガラスの突出及び補強用部材により支持された装置に由来する材料の突出から保護する。これは、グレージングユニットが自動車の屋根である場合に特に有効である。
本発明による補強用部材の補強効果は、例えば、鋼製ボールをガラス基材上へ又はガラス基材を含むグレージングユニット上へ落下させる試験によって、確認することができる。このボール落下試験は、ガラス基材又はガラス基材を含むグレージングユニットの補強用部材を結合させたガラス基材の主面の側と反対側にボールを落下させることにより行われる。好適なボール落下試験は国連規則R43に記載されている。
本発明による補強した開口部を備えた孔開きガラス基材を説明する図である。 無機ガラス基材の開口部を補強する働きをすることができる補強用部材の2つの異なる方向からの斜視図である。 開口部を含むガラス基材を有する積層グレージングユニットを説明する図である。 図2及び図3のものと同じ補強用部材を説明する図である。 本発明による補強用部材を有する照明装置を自動車の内部搭乗室から見た図である。
図1は、本発明による補強した開口部を備えた孔開きガラス基材を示している。無機ガラスシートタイプのガラス基材1は貫通開口部2を含んでいる。リング状の補強用部材3が、接着剤4を有するその結合トラック6によって、ガラス基材1の主面5で開口部2の全体を取り巻いて結合されている。a)では、リングの孔の周長はガラス基材の開口部のそれよりも小さく、従って補強用部材は開口部の一部を隠蔽している。この場合、ガラス基材の開口部は補強用部材の孔を取り囲んでいる。b)では、補強用部材の孔の周長はガラス基材の開口部より大きく(孔が開口部を取り囲んでいる)、そして基材の主面によって部分的に隠蔽されているのが補強用部材の孔である。この場合、補強用部材の孔はガラス基材の開口部を取り囲んでいる。この事例では、基材の開口部2の端面とリングの端面との間隔“d”は、好ましくは5mmを超えない。
図2は、無機ガラス基材の開口部を補強する働きをすることができる補強用部材を、2つの異なる方向から見た斜視図で示している。この補強用部材はリング20を含んでいて、その表面21がリングの孔を取り囲む結合トラックを含んでおり、このトラックはガラス基材(図示せず)の開口部の周りに結合させるのを目的としている。この補強用部材は、その軸線がリングのそれでもある管状部分22を備えている。この管状部分22は、図2bに見ることができる側で補強用部材の全てを隠蔽するよう製作されたカバー(図示せず)にクリップ止めするために使用することができる2つの溝23(その一方だけを見ることができ、もう一方は同一であるが図の見えない方の側にある)を有する。フィラー部品24が、結合トラックの側でリングの異なる箇所を連絡しており、それらの箇所は結合トラックの周辺の範囲内にある。このフィラー部品24は、導電体(図示せず)の通過のための孔25を含んでいる。フィラー部品は結合トラックから突出しており、ガラス基材の開口部により部分的に形成されるハウジング内に収容することができる。こうして、フィラー部品の下の図2bに示したハウジング内で補強用部材に収容されるLEDは、周辺の孔26を通して光線を、それらがガラス基材の開口部の端面に直接当たりそしてガラス基材中をこの基材と平行に進み続けるように、放射することができる。
図3は、開口部32を含むガラス基材31を有する積層グレージングユニット30を示しており、この開口部は照明装置としても働く本発明による補強用部材を備えている。この補強用部材は図2に示したそれである。この事例では、積層グレージングユニットは自動車の屋根である。この積層グレージングユニットは、開口部32を有する第1のガラス基材31と、第1のガラス基材の開口部に面する開口部のない第2のガラス基材33とを含む。これらの2つのガラス基材は、それらの間に配置されるPVB層34によって一緒に結合されている。このPVBは、第1のガラス基材の開口部32に面する空所35を形成するように切断されている。PVBにおける空所35は、ガラス基材の開口部32よりわずかに大きい。本発明による補強用部材は、自動車の搭乗室の内側に向けられる孔開きガラス基材の主面38に接着剤37により結合された結合トラックを支持するリング36を含んでいる。補強用部材はまた、リングの(従ってその孔の)軸線と管状部分の軸線とが軸線52で一致するようにして、リング36と同じ材料からリングと直角に作製した管状部分39も含む。リング36に接合されたフィラー部品40は、ガラス基材の開口部32とPVBにおける空所35の両者によって形成されるハウジング内に位置している。このフィラー部品は、ガラス基材の開口部に面するとともに、補強用部材のリングにより形成された孔に面している。それは、大部品がガラス基材の開口部の範囲内に位置し、グレージングユニット内に収容されている。LED42を支持する電子回路41が、リングの孔43とフィラー部品40とにより形成されるハウジング内で補強用部材に収容されている。フィラー部品40は、リング36の結合トラックに関して突出している。LED42は、正確に第1のガラス基材の端面44の高さにあり、そのためそれらの光はこの端面44を通り抜け、且つ端面でガラス基材と平行に伝播される。これは、LEDの光が補強用部材の範囲内で電子回路を受け入れているハウジングから発出しガラス基材31の端面44を通り抜けて伝播するのを可能にする周縁部の孔51を、フィラー部品40が有しているからである。PVB34中に埋め込まれた導電体45がPVBの空所35と第1のガラス基材31の開口部32内に現れ、そしてその一端46で電子回路に接続されている。トリム部品47が補強用部材にクリップ止めされて、補強用部材自体を含めて開口部の全領域が搭乗室の内側から見えないよう隠蔽している。トリム部品は特に、照明を制御するための電子回路により支持された電気スイッチを制御するボタン48を支持している。トリム部品47を通して車両の搭乗室の内側を直接照明するために、電子装置41に支持されたLED49も設けられている。開口部のないガラス基材33は、開口部32の領域が自動車の外側から見えないように、すなわち自動車の屋根を通しそしてその結果基材33を通して見えないように、第1のガラス基材31に向けられたその主面に黒色のエナメル被膜50を有している。
図4は、図2及び図3のものと同じ補強用部材を示している。補強用部材のリング60が、自動車の内側に向けたガラス基材(図示せず)の開口部を取り囲むための結合面を提供する結合トラック61とともに示されている。フィラー部品62が補強用部材に接合され、結合トラックから突出して、ガラス基材の開口部により少なくとも部分的に形成されたハウジング内に、且つまたPVBの空所内に収容されている。このフィラー部品は、導電体64の通過のための孔63を含んでいる。フィラー部品62は、LED66がそれらの光をガラス基材の開口部の端面に向けて放射するのを可能にするよう、周辺部の孔65を有している。この図に見ることができるトリム部品67は、自動車の内部搭乗室から見える補強用部材の環状部分にクリップ止めされている。
図5は、本発明による補強用部材を有する照明装置を自動車の内部搭乗室から見た図である。この装置は内部搭乗室の天井に取り付けられる。この装置は、図2、3、4に示したのと同じ部品を含んでいる。この照明装置は、本発明による補強用部材を用いて、自動車のガラス基材を含む積層グレージングユニットにより形成される屋根70に取り付けられ、そしてこの装置は、それがやはり隠蔽する補強用部材にクリップ止めされたトリム部品71を含んでいる。このトリム部品は、補強用部材により形成される内部ハウジング(図では見えない)に収容される電子回路に取り付けられた電気スイッチに直接作用する3つの制御ボタン72を含んでいる。トリム部品の一部は、自動車の内部搭乗室を照明するよう働くLEDの光の通過を可能にするガラス73を含んでおり、このLEDはボタン72の1つにより操作可能である。
0.76mmのPVBシートを用いて集成した2.1mmの2枚のガラスシートを含む2つの同じ積層グレージングユニットを比較した。それぞれの積層品に、ダイヤモンドドリルビットで孔開けして直径35mmの円形貫通開口部(積層グレージングユニットの)を形成した。内半径35mm及び外半径45mmの焼結ポリアミドのリング状部品を、積層品のうちの一方のものに結合させた。2つの積層グレージングユニットを水平に配置して、19kgのバッグを孔の上に載せるバッグ試験として知られるものを行った。ポリアミドの部品で補強されていないグレージングユニットは割れたのに対し、ポリアミドの部品で補強したユニットは割れなかった。
本発明の代表的な態様としては、以下を挙げることができる:
《態様1》
無機ガラスシートを含むガラス基材を含み、当該ガラス基材が貫通開口部を含んでいるグレージングユニットであって、当該ガラス基材の主面に前記開口部を取り囲む結合トラックにより補強用部材が結合されていることを特徴とするグレージングユニット。
《態様2》
前記補強用部材が前記結合トラックに取り囲まれた孔を含み、この孔が前記開口部に面して位置していることを特徴とする、態様1記載のグレージングユニット。
《態様3》
前記補強用部材が当該補強用部材の少なくとも2つの箇所を結ぶフィラー部品を含み、当該2つの箇所は前記結合トラックの範囲内で前記孔の両側に位置しており、当該フィラー部品は前記孔に少なくとも部分的に面していて、また当該フィラー部品は前記結合トラックから突出し、前記ガラス基材に面して当該グレージングユニット内に、又は前記ガラス基材の開口部内に、収容されていることを特徴とする、態様2記載のグレージングユニット。
《態様4》
前記補強用部材の孔が前記開口部を取り囲んでおり、当該開口部の端面と当該孔の端面との間隔が5mmを超えていないことを特徴とする、態様2又は3記載のグレージングユニット。
《態様5》
前記補強用部材が、軸線が前記結合トラックと直角である管状部分を含むことを特徴とする、態様1〜4のいずれかに記載のグレージングユニット。
《態様6》
前記ガラス基材に面して、又はその開口部内で、当該グレージングユニットの内部に電気モジュールが収容されていることを特徴とする、態様1〜5のいずれかに記載のグレージングユニット。
《態様7》
前記電気モジュールが、前記ガラス基材の開口部の端面を照らすように配置されたLEDを支持していることを特徴とする、態様6記載のグレージングユニット。
《態様8》
前記補強用部材が前記電気モジュールを受け入れるハウジングを含むことを特徴とする、態様6又は7記載のグレージングユニット。
《態様9》
当該グレージングユニットが積層グレージングユニットであって、当該グレージングユニットにおいて前記貫通開口部を含むガラス基材が外側の第1のガラス基材であり、第2のガラス基材がそれと一緒にされていて、当該2つのガラス基材がポリマー材料の中間層によって隔てられていることを特徴とする、態様1〜8のいずれかに記載のグレージングユニット。
《態様10》
前記第2のガラス基材が前記第1のガラス基材の開口部に面する開口部を含まないことを特徴とする、態様9記載のグレージングユニット。
《態様11》
前記補強用部材が前記結合トラックにより取り囲まれた孔を含んでおり、当該孔は前記開口部に面するようにされていて、当該補強用部材は当該孔により少なくとも部分的に画定されたハウジングを含み、このハウジングは、前記ガラス基材の開口部の端面を照らすように配置されたLEDを支持する電気モジュールを受け入れ、そして必要ならば、当該グレージングユニットの外部から直接照明するために配置されたLEDを含む、態様10記載のグレージングユニット。
《態様12》
ポリマー材料の前記中間層が、前記第1のガラス基材の開口部に面する空所と、前記結合トラックの範囲内で前記孔の両側の前記補強用部材の少なくとも2つの箇所を連絡するフィラー部品とを含んでいて、このフィラー部品は少なくとも部分的に前記孔に面しており、また当該フィラー部品は前記結合トラックから突出し、当該グレージングユニットの範囲内且つ前記ガラス基材に面している又はその開口部内の空所の範囲内に収容されていることを特徴とする、態様11記載のグレージングユニット。
《態様13》
自動車用の、特に自動車の屋根用の、積層グレージングユニットであることを特徴とする、態様1〜12のいずれかに記載のグレージングユニット。
《態様14》
前記補強用部材の結合トラックが前記ガラス基材の主面に、厚さが0.1〜5mmの範囲内、一般には0.1〜1mmの範囲内の接着剤を用いて結合されていることを特徴とする、態様1〜13のいずれかに記載のグレージングユニット。
《態様15》
ガラス基材の開口部ための照明及び補強用装置であって、当該開口部の周りに結合させるための結合トラックにより取り囲まれた孔を含む補強用部材を含み、当該補強用部材が当該孔によって少なくとも部分的に形成されたハウジングを含み、このハウジングが当該開口部の端面を照らすLEDを支持する電子回路を受け入れる、ガラス基材の開口部ための照明及び補強用装置。

Claims (14)

  1. 無機ガラスシートを含むガラス基材を含み、かつ前記ガラス基材が貫通開口部を含んでいるグレージングユニットであって、
    前記ガラス基材の主面に、前記開口部を取り囲む結合トラックによって、補強用部材が、当該グレージングユニットの面が前記補強用部材を支持するようにして結合されており、
    前記主面は、自動車の搭乗室の内側に向けられており、
    前記結合トラックが、前記主面に、厚さが0.1〜5mmの範囲内の接着剤を用いて結合されており、
    前記グレージングユニットは、積層グレージングユニットであり、当該積層グレージングユニットにおいて、前記貫通開口部を含むガラス基材は、当該グレージングユニットに関して外側の位置の第1のガラス基材であり、第2のガラス基材が、それと一緒にされており、2つの前記ガラス基材は、ポリマー材料の中間層によって隔てられており、
    前記第2のガラス基材は、前記第1のガラス基材の前記開口部に面する開口部を含まず、
    前記第1のガラス基材の前記開口部が、前記補強用部材を備えており、
    前記補強用部材が、前記第1のガラス基材の前記主面への結合後に前記第1のガラス基材から突出しており、
    前記補強用部材が、前記結合トラックにより取り囲まれた孔を含み、前記孔は、前記開口部に面するようにされており、前記補強用部材は、前記孔により少なくとも部分的に画定されたハウジングを含み、このハウジングが、前記ガラス基材の開口部の端面を照らすように配置されたLEDを支持する電気モジュールを受け入れている、
    ことを特徴とする、グレージングユニット。
  2. 前記補強用部材が、当該補強用部材の少なくとも2つの箇所を接続するフィラー部品を含み、当該2つの箇所は、前記結合トラックの範囲内で前記孔の両側に位置しており、当該フィラー部品は、前記孔に少なくとも部分的に面しており、また当該フィラー部品は、前記結合トラックから突出し、かつ前記ガラス基材に面して当該グレージングユニット内に、又は前記ガラス基材の開口部内に、収容されていることを特徴とする、請求項記載のグレージングユニット。
  3. 前記補強用部材の孔が、前記開口部を取り囲んでおり、かつ当該開口部の端面と当該孔の端面との間隔が5mmを超えていないことを特徴とする、請求項又は記載のグレージングユニット。
  4. 前記補強用部材が、軸線が前記結合トラックと直角である管状部分を含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のグレージングユニット。
  5. 前記ガラス基材に面して、又はその開口部内で、当該グレージングユニットの内部に電気モジュールが収容されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のグレージングユニット。
  6. 前記電気モジュールが、前記ガラス基材の開口部の端面を照らすように配置されたLEDを支持していることを特徴とする、請求項記載のグレージングユニット。
  7. 前記補強用部材が、前記電気モジュールを受け入れるハウジングを含むことを特徴とする、請求項又は記載のグレージングユニット。
  8. 前記電気モジュールがさらに、当該グレージングユニットの外側の面から直接照明するために配置されたLEDを支持している、請求項1〜7のいずれか1つに記載のグレージングユニット。
  9. 前記ポリマー材料の中間層に、前記第1のガラス基材の開口部に面する空所がない、請求項のいずれか1つに記載のグレージングユニット。
  10. ポリマー材料の前記中間層が、前記第1のガラス基材の開口部に面する空所を含むことを特徴とする、請求項のいずれか1つに記載のグレージングユニット。
  11. フィラー部品が、前記結合トラックの範囲内で前記孔の両側の前記補強用部材の少なくとも2つの箇所を接続しており、このフィラー部品は、少なくとも部分的に前記孔に面しており、当該フィラー部品は、前記結合トラックから突出し、かつ当該グレージングユニットの範囲内で、前記ガラス基材の開口部に面して又はその範囲内に、収容されていることを特徴とする、請求項10のいずれか1つに記載のグレージングユニット。
  12. フィラー部品が、前記結合トラックの範囲内で前記孔の両側の前記補強用部材の少なくとも2つの箇所を接続しており、このフィラー部品は、少なくとも部分的に前記孔に面しており、当該フィラー部品は、前記結合トラックから突出し、かつ当該グレージングユニットの範囲内且つ前記第1のガラス基材の開口部に面するポリマー材料の前記中間層の空所の範囲内で、前記ガラス基材の開口部に面して又はその範囲内に、収容されていることを特徴とする、請求項10記載のグレージングユニット。
  13. 自動車用の、特に自動車の屋根用の、積層グレージングユニットであることを特徴とする、請求項12のいずれか1つに記載のグレージングユニット。
  14. 前記補強用部材の結合トラックが、前記ガラス基材の主面に、厚さが0.1〜1mmの範囲内の接着剤を用いて結合されていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1つに記載のグレージングユニット。
JP2015558533A 2013-02-26 2014-02-24 グレージングの孔の補強 Active JP6557149B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1351662 2013-02-26
FR1351662A FR3002528B1 (fr) 2013-02-26 2013-02-26 Renfort d'orifice de vitrage
PCT/FR2014/050381 WO2014131972A1 (fr) 2013-02-26 2014-02-24 Renfort d'orifice de vitrage

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016515059A JP2016515059A (ja) 2016-05-26
JP2016515059A5 JP2016515059A5 (ja) 2017-03-23
JP6557149B2 true JP6557149B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=48692604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015558533A Active JP6557149B2 (ja) 2013-02-26 2014-02-24 グレージングの孔の補強

Country Status (14)

Country Link
EP (1) EP2961634B1 (ja)
JP (1) JP6557149B2 (ja)
KR (1) KR102183261B1 (ja)
CN (1) CN104203651B (ja)
BR (1) BR112015018792B1 (ja)
CA (1) CA2902124A1 (ja)
EA (1) EA031380B1 (ja)
ES (1) ES2886762T3 (ja)
FR (1) FR3002528B1 (ja)
HU (1) HUE056349T2 (ja)
MX (1) MX2015011023A (ja)
PL (1) PL2961634T3 (ja)
PT (1) PT2961634T (ja)
WO (1) WO2014131972A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016201882A1 (de) * 2016-02-09 2017-08-10 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Leuchtmodul eines Fahrzeugs
US10562274B1 (en) * 2016-02-22 2020-02-18 Apple Inc. Glass fastening and sealing systems
FR3064531B1 (fr) 2017-03-31 2019-04-05 Saint-Gobain Glass France Vitrage eclairant.
FR3084355B1 (fr) 2018-07-27 2023-05-19 Saint Gobain Substrat emaille, dispositif vitre lumineux automobile avec un tel substrat et sa fabrication.
FR3084353B1 (fr) 2018-07-27 2023-03-24 Saint Gobain Substrat emaille, dispositif vitre lumineux avec un tel substrat et sa fabrication.
FR3103808B1 (fr) 2019-12-03 2022-05-27 Saint Gobain Outil de refroidissement local
FR3113008B1 (fr) * 2020-07-31 2022-09-09 Saint Gobain VItrage LUMINEUx DE vehicule AuTOMOBILE et VEHICULE AuTOMOBILE AVEC UN TEL VITRAGE Lumineux
EP4043255A1 (en) * 2021-02-11 2022-08-17 Inalfa Roof Systems Group B.V. Transparent roof panel having an isolated centre unit

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1259744A (fr) 1960-06-09 1961-04-28 Palme pour propulsion ramée en milieu fluide
JPH066580Y2 (ja) * 1987-07-14 1994-02-16 日本板硝子株式会社 接続端子装置
FR2630766B1 (fr) * 1988-04-28 1992-07-24 Saint Gobain Vitrage Element de vitrage pour facade rideau
IL143476A (en) * 1999-10-04 2005-06-19 Alfons Oberhofer Fixing device for panels
DE20218215U1 (de) * 2002-11-22 2004-04-01 Platz, Karl Otto Befestigungsmittel für Verbundglasscheiben
JP2006523171A (ja) * 2003-03-07 2006-10-12 デプナー バウエレメンテ ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 透明要素、特に複合ガラス要素
DE10313664B3 (de) * 2003-03-26 2004-10-21 Daimlerchrysler Ag Antennenbefestigungsvorrichtung
DE602004003370T2 (de) * 2003-05-28 2007-09-27 Saint-Gobain Glass France Mit einer geheizten schicht ausgestattetes laminiertes element
DE202007016573U1 (de) * 2007-04-11 2008-04-24 Döppner Bauelemente GmbH & Co. KG Verbundelement mit einem Befestigungselement
JP2008260881A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Hori Glass Kk 被着体、及び湿気硬化型接着剤を用いた接着方法
FR2937711B1 (fr) * 2008-10-27 2010-11-19 Saint Gobain Module a diodes electroluminescentes pour vehicule, support a diodes
EP2357159A1 (en) * 2008-12-12 2011-08-17 Asahi Glass Company Limited Sealing glass, glass member having sealing material layer, and electronic device and method for producing the same
JP5472786B2 (ja) * 2009-03-27 2014-04-16 日産自動車株式会社 自動車ガラスにおける位置決め用スペーサーの接着方法
JP2010250966A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明器具
FR2986186B1 (fr) * 2012-01-26 2014-09-05 Saint Gobain Vitrage eclairant pour vehicule

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016515059A (ja) 2016-05-26
WO2014131972A1 (fr) 2014-09-04
FR3002528B1 (fr) 2015-10-09
ES2886762T3 (es) 2021-12-20
EP2961634B1 (fr) 2021-07-14
CA2902124A1 (fr) 2014-09-04
KR102183261B1 (ko) 2020-11-26
EP2961634A1 (fr) 2016-01-06
BR112015018792A2 (pt) 2017-07-18
MX2015011023A (es) 2015-10-22
CN104203651B (zh) 2019-04-30
EA201591589A1 (ru) 2015-12-30
CN104203651A (zh) 2014-12-10
PL2961634T3 (pl) 2021-12-20
FR3002528A1 (fr) 2014-08-29
BR112015018792B1 (pt) 2021-06-15
HUE056349T2 (hu) 2022-02-28
KR20150125933A (ko) 2015-11-10
EA031380B1 (ru) 2018-12-28
PT2961634T (pt) 2021-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6557149B2 (ja) グレージングの孔の補強
JP6974615B2 (ja) 一体型電気取付部品を有する積層ペイン
KR102134708B1 (ko) 조명가능한 복합 판유리
KR101843208B1 (ko) 차량용 플래싱 유리 패널 및 그의 제조 방법
KR100910482B1 (ko) 차량용 창유리 장치
KR101309018B1 (ko) 통합된 유지 요소를 구비한 적층 창유리
US20130056246A1 (en) Glass panel having ultrasonically integrated conducting wires
ES2842798T3 (es) Cristal compuesto con iluminación
US9610752B2 (en) Laminated glass pane with electrical function and connection element
US7892616B2 (en) Glazing with a rigid element optionally incorporated into an overmolded plastic
US20140204601A1 (en) Illuminated glass panel for a vehicle, and manufacture thereof
KR20170028998A (ko) 냉간 성형된 유리 아플리케
US20130140847A1 (en) Window pane having an antenna
MX2015004508A (es) Fabricacion de acristalamiento laminado proporcionado con un conductor electrico.
CA2880851A1 (en) Aircraft panel for an interior of an aircraft and method for making the aircraft panel
JP6845321B2 (ja) 複合ペイン及び複合ペインを製造するための方法
CN110691699A (zh) 具有被遮盖的照明装置的车辆天窗板
CN102529649B (zh) 带有声音减弱部件的面板安装结构
KR102071428B1 (ko) 페인 및 적어도 하나의 리프팅 레일을 포함하는 장치, 그의 제조 방법 및 그의 용도
WO2019189017A1 (ja) ガラス構造体、接着構造、及びガラス構造体の製造方法
JP2007145138A (ja) 自動車用ルーフガラス

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180528

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190306

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6557149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250