JP6734928B2 - 開閉体制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉体制御装置に関する。
本願は、2016年10月06日に、日本に出願された特願2016−198224号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、自動車には、モータの動力によりテールゲートを開閉駆動する開閉体制御装置が設けられている。この開閉体制御装置は、モータの動力により電動でテールゲートを開閉する電動モードと、テールゲートを手動で開閉可能とする手動モードと、を備える。
ところで、一般的にモータは、外力によって回転した場合には発電機として動作し、誘起電圧が発生する。したがって、手動モードにおいて、ユーザによりテールゲートが手動で操作されると、モータに発電電圧が発生することで開閉体制御装置内部に過電圧が発生してしまう場合がある。そこで、特許文献1には、テールゲートの非電動移動を検出した場合に、逆接保護用のリレーをON(導通)することで開閉体制御装置内部の電圧をバッテリ電圧に抑える方法が開示されている。
特表2014−531885号公報
しかしながら、特許文献1に開示の方法では、テールゲートの非電動移動を検出してから逆接保護用のリレーがONするまでに時間遅れが生じるため、その時間における過電圧には対応できない。その結果、開閉体制御装置の内部部品が過電圧により故障してしまう場合がある。このような問題はテールゲートに限られた問題ではなく、車両に設けられる開閉体に共通する問題である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、開閉体の非電動移動により発生する過電圧を抑制可能な開閉体制御装置を提供することである。
本発明の一態様は、電源装置からの電力を、車両の開口部を開閉する開閉体のモータに供給することで、前記開閉体を駆動する開閉体制御装置であって、前記電源装置と前記モータとの間に設けられているスイッチ部と、前記スイッチ部導通状態又は遮断状態制御する制御部と、前記スイッチ部が遮断状態で、前記開閉体が外力により動かされたことにより発生した前記モータの発電電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、前記発電電圧が前記所定の電圧に制限されている場合に、前記モータから出力される発電電流を検出する電流検出部と、を備え、前記制御部は、前記電流検出部が検出した前記発電電流に応じて前記スイッチ部を導通状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとを電気的に接続し前記モータを制動し、前記モータの回転が所定の回転数を下回った場合には、前記スイッチ部を遮断状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとの電気的な接続を遮断する開閉体制御装置である。
本発明の一態様は、上述の開閉体制御装置であって、前記制御部は、前記発電電流が検出された場合には、前記スイッチ部を導通状態に制御する。
本発明の一態様は、電源装置からの電力を、車両の開口部を開閉する開閉体のモータに供給することで、前記開閉体を駆動する開閉体制御装置であって、前記電源装置と前記モータとの間に設けられているスイッチ部と、前記スイッチ部を導通状態または遮断状態に制御する制御部と、前記スイッチ部が遮断状態で、前記開閉体が外力により動かされたことにより発生した前記モータの発電電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、前記発電電圧が前記所定の電圧に制限されている場合に、前記モータから出力される発電電流を検出する電流検出部と、を備え、前記制御部は、前記電流検出部が検出した前記発電電流に応じて前記スイッチ部を導通状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとを電気的に接続し前記モータを制動し、所定の電流値以上の前記発電電流が所定の時間継続して検出された場合には、前記スイッチ部を導通状態に制御する開閉体制御装置である
本発明の一態様は、電源装置からの電力を、車両の開口部を開閉する開閉体のモータに供給することで、前記開閉体を駆動する開閉体制御装置であって、前記電源装置と前記モータとの間に設けられているスイッチ部と、前記スイッチ部を導通状態または遮断状態に制御する制御部と、前記スイッチ部が遮断状態で、前記開閉体が外力により動かされたことにより発生した前記モータの発電電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、前記発電電圧が前記所定の電圧に制限されている場合に、前記モータから出力される発電電流を検出する電流検出部と、を備え、前記制御部は、前記電流検出部が検出した前記発電電流に応じて前記スイッチ部を導通状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとを電気的に接続し前記モータを制動し、前記発電電圧が前記所定の電圧に制限されてから前記電流検出部により検出された発電電流の積算値が所定値以上である場合には、前記スイッチ部を導通状態に制御する開閉体制御装置である
本発明の一態様は、電源装置からの電力を、車両の開口部を開閉する開閉体のモータに供給することで、前記開閉体を駆動する開閉体制御装置であって、前記電源装置と前記モータとの間に設けられているスイッチ部と、前記スイッチ部導通状態又は遮断状態を制御する制御部と、前記スイッチ部が遮断状態で、前記開閉体が外力により動かされたことにより発生した前記モータの発電電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、前記発電電圧を検出する電圧検出部と、複数のスイッチングを備え、前記電源装置から供給される直流電圧を交流電圧に変換して前記モータに印加するインバータと、を備え、前記制御部は、前記電圧検出部が検出した発電電圧に応じて前記スイッチ部を導通状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとを電気的に接続し前記モータを制動し、前記制御部は、前記スイッチ部を導通状態に制御した後に、前記モータの回転が所定の回転数を下回らない場合には、前記複数のスイッチングのうち、前記モータの発電電流が流れている還流ダイオードを有するスイッチング素子をオン状態に制御する開閉体制御装置である。
以上説明したように、本発明によれば、開閉体の非電動移動により発生する過電圧を抑制することができる。
第1の実施形態に係る開閉体制御装置4が搭載された車両1の例を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る開閉体制御装置4の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電流検出部16のモータ電流の検出範囲を示す図である。 第1の実施形態に係る開閉体制御装置4の処理の流れを示す図である。 第1の実施形態に係る手動モードにおいて、電圧制限部15がツェナー降伏した場合における発電電流の流れを示す図である。 第1の実施形態に係る手動モードの場合において、スイッチ12bがONである状態の発電電流の流れを示す図である。 第1の実施形態に係る開閉体制御装置4のスイッチ部12に対する制御の効果を示す図である。 第1の実施形態に係る開閉体制御装置4の処理における第1の変形例を示す図である。 第1の実施形態に係る開閉体制御装置4の処理における第2の変形例を示す図である。 第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aが搭載された車両1の例を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aの概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る開閉体制御装置4の処理における第2の変形例を示す図である。 第2の実施形態に係る開閉体制御装置4に係る手動モードにおいて、電圧制限部15がツェナー降伏した場合における発電電流の流れを示す図である。 第2の実施形態に係る手動モードの場合において、スイッチ12がONである状態の発電電流の流れを示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
以下、本実施形態に係る開閉体制御装置を、図面を用いて説明する。なお、本実施形態では、車両に設けられる開閉体が車両のテールゲートである場合について説明するが、これに限定されず、例えば、スライドドアでもよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る開閉体制御装置4が搭載された車両1の例を示す斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る開閉体制御装置4の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、車両1には、アクチュエータ100が備えられており、このアクチュエータは、第1の実施形態に係る開閉体制御装置4に駆動されることにより、例えば、車両1のテールゲート2を開閉する。テールゲート2は、車両1の車体後部に形成された開口部3に対し、開口部3の上部3aに図示しないヒンジ機構を介して開閉可能に設けられている。
アクチュエータ100は、車体側の開口部3の周囲とこの開口部3に開閉可能に設けられたテールゲート2との間に設けられている。アクチュエータ100は、自装置に備えられたモータ5(駆動源)の駆動により軸方向に伸縮駆動されることによってテールゲート2を開閉動作させる。したがって、開閉体制御装置4は、このモータ5を回転駆動することで、テールゲート2の開閉を制御する。例えば、アクチュエータ100は、開口部3の左右両側にそれぞれ設けられている。
モータ5は、一端が開閉体制御装置4の第1の出力端子4aに接続され、他端が第2の出力端子4bに接続されている。
図2に示すように、回転センサ6は、モータ5の回転を検出する。例えば、回転センサ6は、ホールICを備えた磁気式のロータリエンコーダである。例えば、回転センサ6は、モータ5に設けられているセンサマグネット(不図示)から受ける磁束密度の変化を検出する。回転センサ6は、検出した磁束密度の変化を電気信号として互いに位相が異なる2相(A相及びB相)の検出信号を生成する。そして、回転センサ6は、各相の交番信号の値が予め設定された値を超えた(すなわち、回転センサ6が受ける磁界の強さが所定の強度を超えた)か否かで出力値がHighとLowに変化する2値のデジタル信号(パルス信号)に変換する。回転センサ6は、各相のパルス信号としてA相パルス信号とB相パルス信号とを検出信号として開閉体制御装置4に出力する。
以下に、第1の実施形態に係る開閉体制御装置4について、具体的に説明する。
図2に示すように、開閉体制御装置4は、インバータ11、スイッチ部12、第1駆動部13、第2駆動部14、電圧制限部15、電流検出部16、シャント抵抗17、回転状態算出部18及び制御部19を備える。
インバータ11は、電源装置7から供給される直流電圧を交流電圧に変換してモータ5に印加する。例えば、インバータ11は、4つのスイッチング素子111〜114を備える。インバータ11は、第2駆動部14から供給される第1駆動信号及び第2駆動信号に基づいて、スイッチング素子111〜114の各々の導通状態と遮断状態とを切り替えてモータ5の回転数やトルクを制御する。ここで、例えば、電源装置7は、バッテリである。
インバータ11は、上段のスイッチング素子111、112及び下段のスイッチング素子113、114を備える。第1の実施形態では、インバータ11は、上段のスイッチング素子111、112及び下段のスイッチング素子113、114がHブリッジ接続されて構成されている。具体的には、直列に接続されたスイッチング素子111、113と、直列に接続されたスイッチング素子112、114とは、電源装置7の高電位側と接地電位との間に並列に接続されている。また、スイッチング素子111とスイッチング素子113との接続点131には、第1の出力端子4aを介して、モータ5の電源端子の一端が接続されている。スイッチング素子112とスイッチング素子114との接続点132には、第2の出力端子4bを介して、モータ5の電源端子の他端が接続されている。例えば、スイッチング素子111〜114は、FET(FieldEffectiveTransistor;電界効果トランジスタ)、又はIGBT(InsulatedGateBipolarTransistor;絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。シャント抵抗17は、インバータ11とグランドとの間に設けられている。
また、各スイッチング素子111〜114は、各還流ダイオード121〜124と並列に接続されている。具体的には、スイッチング素子111は、還流ダイオード121と並列に接続されている。スイッチング素子112は、還流ダイオード122と並列に接続されている。スイッチング素子113は、還流ダイオード123と並列に接続されている。スイッチング素子114は、還流ダイオード124と並列に接続されている。
スイッチ部12は、電源装置7とモータ5との間に設けられている。具体的には、スイッチ部12は、電源装置7と、モータ5に接続されたインバータ11との間に設けられている。例えば、スイッチ部12は、コイル12aに入力される入力信号によりスイッチ12bの開閉を行う、いわゆるリレーである。第1の実施形態では、コイル12aの一端が駆動電源8に接続され、他端が第1駆動部13に接続されている。スイッチ12bは、一端が電源装置7の出力に接続されており、他端がスイッチング素子111のドレイン端子及び電圧制限部15に接続されている。
第1駆動部13は、スイッチ部12の導通状態又は遮断状態を制御することで、電源装置7とモータ5とを電気的に接続又はその接続を遮断する。具体的には、第1駆動部13は、スイッチ部12を導通状態にすることを示す導通状態移行信号を制御部19から取得した場合には、コイル12aの他端をグランドに接続することで、駆動電源8からスイッチ部12に電流(入力信号)を流す。これより、スイッチ部12は、導通状態となる。したがって、電源装置7とインバータ11とが電気的に接続される。ここで、インバータ11とモータ5とは電気的に接続されている。したがって、スイッチ部12が導通状態となることで、電源装置7とモータ5とが電気的に接続される。
一方、第1駆動部13は、スイッチ部12を遮断状態にすることを示す遮断状態移行信号を制御部19から取得した場合には、コイル12aの他端とグランドとの接続を解除する。これより、駆動電源8からスイッチ部12に電流が流れなくなるため、スイッチ部12は、遮断状態となる。これにより、電源装置7とインバータ11との電気的な接続が解除される。すなわち、スイッチ部12が遮断状態となることで、電源装置7とモータ5との電気的な接続が解除される。
ここで、通常、開閉体制御装置4は、モータ5により電動でテールゲート2を開閉する電動モードである場合には、スイッチ部12を導通状態にする。また、開閉体制御装置4は、テールゲート2を手動で開閉可能とする手動モードである場合には、スイッチ部12を遮断状態にする。
電圧制限部15は、電源装置7とモータ5との接続が遮断されている場合に、モータ5が外力により回転することで発生するモータ5の発電電圧を所定の電圧(以下、「閾値電圧」という。)Eに制限する。モータ5が外力により回転する場合とは、例えば、ユーザによりテールゲート2が開閉される等、テールゲート2の非電動移動によりモータ5が回転する場合である。例えば、電圧制限部15は、ツェナーダイオードである。電圧制限部15がツェナーダイオードである場合には、このツェナーダイオードは、アノードがグランドに接続され、カソードがスイッチ部12とインバータ11との間に接続される。ツェナーダイオードは、逆方向に電圧が印加されると、閾値電圧Eでツェナー降伏し、流れる電流値にかかわらず一定の電圧が得られるものである。したがって、スイッチ部12とインバータ11との間に印加される電圧が閾値電圧Eを超えた場合には、ツェナーダイオードはツェナー降伏する。ツェナーダイオードは、ツェナー降伏すると、カソードからアノードに向かって電流が流れる。以下の説明では、電圧制限部15がツェナーダイオードである場合について、説明する。
電流検出部16は、モータ5に流れる電流を検出する検出部である。例えば、電流検出部16は、モータ5に流れる電流の経路上に設けられたシャント抵抗17の両端の電位差を検出する。電流検出部16は、シャント抵抗の両端の電位差に基づいて実際にモータ5に流れるモータ5に流れる電流値(「以下、モータ電流」という。)を検出する。電流検出部16は、検出したモータ電流を制御部19に出力する。
具体的には、開閉体制御装置4は、電動モードである場合には、電源装置7からスイッチ部12を経由してモータ5に流れる電流をモータ電流として検出する。一方、開閉体制御装置4は、手動モードである場合において、電圧制限部15によりモータ5の発電電圧が閾値電圧Eに制限された場合には、モータ5から出力される発電電流をモータ電流として検出する。具体的には、開閉体制御装置4は、手動モードである場合において、電圧制限部15がツェナー降伏することで、カソードからアノードに流れる発電電流をモータ電流として検出する。なお、電流検出部16は、ホール素子や電流検出コイルなどを用い、電磁的な原理に基づいてモータ電流を検出してもよい。
なお、電流検出部16において検出するモータ電流の向きは、電動モードと手動モードとは逆になる。したがって、電流検出部16のモータ電流の検出範囲は、図3に示すように、正のモータ電流と負のモータ電流とが検出可能に設定されるため、逆向きの電流の向きも検出可能になる。
回転状態算出部18は、回転センサ6から供給される検出信号に基づいてモータ5の回転状態を算出する。第1の実施形態では、回転状態は回転数であるが、これに限定されず、回転速度でもよいし、角速度でもよい。回転状態算出部18は、算出した回転数を制御部19に出力する。
制御部19は、テールゲート2を開閉することを示す開閉操作信号を外部から取得した場合には、第1駆動部13に導通状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を導通状態とする。そして、制御部19は、テールゲート2を開動作又は閉動作させる第1駆動信号をインバータ11に出力することで、インバータ11をPWM(Pulse Width Modulation)制御する。例えば、制御部19は、モータ5を正回転させる場合には、スイッチング素子111とスイッチング素子114とをそれぞれ導通状態にするようにインバータ11をPWM制御することで、モータ5を正回転させ、テールゲート2を開動作させる。また、制御部19は、モータ5を逆回転させる場合には、スイッチング素子112とスイッチング素子113とをそれぞれ導通状態にするようにインバータ11をPWM制御することで、モータ5を逆回転させ、テールゲート2を閉動作させる。
一方、制御部19は、開閉操作信号を外部から取得しない場合には、第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することでスイッチ部12を遮断状態にするとともに、第1駆動信号及び第2駆動信号を出力しない。すなわち、制御部19は、インバータ11をPWM制御しない。
また、制御部19は、スイッチ部12が遮断状態である場合において、電流検出部16により発電電流が検出されたことに応じてスイッチ部12を導通状態に制御することで、電源装置7とモータ5とを電気的に接続する。例えば、制御部19は、スイッチ部12が遮断状態である場合において、発電電流が検出された場合には、スイッチ部12を導通状態に制御する。これにより、制御部19は、モータ5の発電電圧(スイッチ部12及びインバータ11の接続点と、グランドと、の間の電圧)が電源装置7の電源電圧EBatt以上になることを抑制する。なお、この電源電圧EBattは、閾値電圧Eよりも低い値となる。したがって、例えば、外力によりモータ5が回転することで閾値電圧Eを超える発電電圧が発生する場合には、その発電電圧は、閾値電圧E以下に抑制され、所定の時間後に電源電圧EBattとなる。例えば、この所定の時間とは、電流検出部16により発電電流が検出されてからスイッチ部12が導通状態になるまでの時間である。この場合には、スイッチ部12が導通状態になると、発電電圧は電源電圧EBattとなるため、電圧制限部15によるツェナー降伏が停止される。すなわち、電圧制限部15がツェナー降伏することでカソードからアノードに発電電流が流れる時間が上記所定の時間に限られる。これにより、電圧制限部15において消費される消費電力が削減可能となるため、より低い容量値の電圧制限部15を用いることが可能となる。したがって、部品コストを削減できる。
制御部19は、モータ5の回転が所定の回転数を下回った場合には、スイッチ部12を遮断状態に制御することで、電源装置7とモータ5との電気的な接続を遮断する。具体的には、制御部19は、発電電流が検出されたことに応じてスイッチ部12を導通状態に制御した場合において、回転状態算出部18により算出されたモータ5の回転数が所定の回転数未満になった場合には、第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を遮断状態に制御する。このように、制御部19は、発電電圧が開閉体制御装置4の内部部品に影響を及ぼさない程度に低い電圧になったことをモータ5の回転数に基づいて検出し、スイッチ部12を手動モードにおける通常の状態(遮断状態)に戻す。
以下に、第1の実施形態に係る開閉体制御装置4の手動モードの処理について、図4〜図6を用いて説明する。図4は、第1の実施形態に係る開閉体制御装置4の処理の流れを示す図である。図5は、第1の実施形態に係る電圧制限部15がツェナー降伏した場合における発電電流の流れを示す図である。図6は、第1の実施形態に係る手動モードの場合において、発電電流の流れを示す図である。
制御部19は、テールゲート2が自動操作中に停止したときに第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を遮断状態にする。その後でユーザによりテールゲート2が手動で操作されると、モータ5による発電電圧が発生する。インバータ11は、モータ5の両端に接続されているため、インバータ11に発電電圧が印加されることになる。
電圧制限部15(第1の実施形態ではツェナーダイオード)は、発電電圧が閾値電圧E以上になると、インバータ11に印加される発電電圧を閾値電圧Eに制限する。この場合に、電圧制限部15は、ツェナー降伏しているため、カソードからアノードに発電電流が流れる。したがって、図5に示すように、モータ5の他端から出力された発電電流は、還流ダイオード122、電圧制限部15、シャント抵抗17及び還流ダイオード123を順に通る経路P1を通り、モータ5の一端に戻る。
図4に示すように、制御部19は、電流検出部16により発電電流が検出されたか否かを判定する(ステップS101)。制御部19は、電流検出部16により上記経路P1を通る発電電流が検出された場合には、第1駆動部13に導通状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を導通状態にする(ステップS102)。これにより、図6に示すように、モータ5の他端から出力された発電電流は、還流ダイオード122、スイッチ部12、電源装置7、シャント抵抗17、及び還流ダイオード123を順に通る経路P2を通り、モータ5の一端に戻る。したがって、インバータ11に印加された発電電圧は、電源電圧EBatt以下に制限される。
図4に戻り、制御部19は、モータ5の回転が所定の回転数以下か否かを判定する(ステップS103)。制御部19は、モータ5の回転が所定の回転数以下であると判定した場合には、第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を遮断状態にする(ステップS104)。
上述したように、第1の実施形態に係る開閉体制御装置4は、電源装置7とモータ5との接続が遮断されている場合に、モータ5が外力により回転することで発生するモータ5の発電電圧を所定の電圧(閾値電圧E)に制限する。そして、開閉体制御装置4は、発電電圧を所定の電圧(閾値電圧E)に制限している場合に、モータ5から出力される発電電流を検出したことに応じてスイッチ部12を導通状態に制御する。これにより、開閉体制御装置4は、テールゲート2の非電動移動を検出してからスイッチ部12が導通状態になるまでに時間遅れが生じる場合であっても、テールゲート2の非電動移動により発生する過電圧を抑制することができる。
また、電圧制限部15を設けず、スイッチ部12を導通状態にさせることで発電電圧を制限する従来の方法では、スイッチ部12を導通状態にすることで電源装置7の電源電圧EBatt以上の発電に対して手動操作荷重が重くなる。そのため、従来の方法では、手動操作速度が速くない手動操作(図7に示すV1maxからV2maxまでの間の手動操作速度の手動操作)までも抑制してしまう可能性がある。第1の実施形態の開閉体制御装置4は、電源電圧EBattよりも高い閾値電圧Eで発電電圧を制限した後、発電電流を検出した場合にはスイッチ部12を導通状態にする。これにより、図7に示すように、開閉体制御装置4は、従来と比較して、手動操作荷重が重くならない範囲を広く設定することができるため、手動操作速度が速くない手動操作(図7に示すV1maxからV2maxまでの間の手動操作速度の手動操作)を抑制することを防止することができる。また、上述の開閉体制御装置4は、発電電流を検出した場合にはスイッチ部12を導通状態にすることで、ツェナー降伏を停止させ電圧制限部15に発電電流が流れないように制御する。これにより、電圧制限部15の消費電力を低減することができるため、より低い容量値の電圧制限部15を用いることができる。
また、上述の実施形態において、制御部19は、スイッチ部12が遮断状態である場合において、発電電流が検出された場合には、スイッチ部12を導通状態に制御する例について説明したが、これに限定されない。例えば、図8に示すように、制御部19は、スイッチ部12が遮断状態である場合において、所定の電流値(規定電流)以上の発電電流が所定の時間(規定時間)継続して検出された否かを判定し(ステップS201)、規定電流以上の発電電流が規定時間継続して検出された場合には、スイッチ部12を導通状態に制御してもよい(ステップS202)。なお、この規定電流及び規定時間は、例えば、予め設定されるものであって、電圧制限部15の消費電力や温度特性に応じて設定されてもよい。このように、制御部19は、規定電流以上の発電電流が規定時間継続して検出された場合には、スイッチ部12を導通状態に制御することで、電圧制限部15に発電電流が流れることを防止する。これにより、制御部19は、テールゲート2の非電動移動により発生する過電圧を電源電圧EBatt以下に抑制し、且つ電圧制限部15に長時間規定値以上の発電電流が流れることで電圧制限部15の温度が上昇し、熱暴走することを防止することができる。
また、上述の実施形態において、制御部19は、スイッチ部12が遮断状態である場合において、発電電流が検出された場合には、スイッチ部12を導通状態に制御する例について説明したが、これに限定されない。例えば、図9に示すように、制御部19は、スイッチ部12が遮断状態である場合において、発電電圧が電圧制限部15により所定の電圧(閾値電圧E)に制限されてから電流検出部16により検出された発電電流の積算値が所定値以上であるか否を判定する(ステップS301)。そして、制御部19は、その積算値が所定値以上であると判定した場合には、スイッチ部12を導通状態に制御してもよい(ステップS302)。なお、この所定値は、例えば、予め設定されるものであって、電圧制限部15の消費電力や温度特性に応じて設定されてもよい。このように、制御部19は、発電電流の積算値が所定値以上である場合には、スイッチ部12を導通状態に制御することで、電圧制限部15に発電電流が流れることを防止する。これにより、制御部19は、テールゲート2の非電動移動により発生する過電圧を電源電圧EBatt以下に抑制し、且つ電圧制限部15に所定値以上の発電電流が流れることで電圧制限部15の温度が上昇し、熱暴走することを防止することができる。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aが搭載された車両1の例を示す斜視図である。図11は、第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aの概略構成の一例を示す図である。
第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aの構成は、第1の実施形態と比較して、電圧検出部を備えている点で異なる。
以下に、第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aについて、具体的に説明する。
図11に示すように、開閉体制御装置4Aは、インバータ11、スイッチ部12、第1駆動部13、第2駆動部14、電圧制限部15、電流検出部16、シャント抵抗17、回転状態算出部18、電圧検出部20、及び制御部19Aを備える。
電圧検出部20は、スイッチ12bの他端と、電圧制限部15(ツェナーダイオード)のカソードとの間の電圧、すなわち発電電圧を検出する検出部である。電圧検出部20は、検出した電圧を制御部19に出力する。
制御部19Aは、第1の実施形態に係る制御部19と同様の機能を有する。
また、制御部19は、スイッチ部12が遮断状態である場合において、電圧検出部20が検出した電圧値に応じてスイッチ部12を導通状態に制御することで、電源装置7とモータ5とを電気的に接続する。
例えば、制御部19Aは、スイッチ部12が遮断状態である場合において、電圧検出部20が検出した発電電圧が所定の規定電圧以上である場合には、スイッチ部12を導通状態に制御する。この規定電圧とは、閾値電圧E相当の電圧である。これにより、制御部19は、モータ5の発電電圧が電源装置7の電源電圧EBatt以上になることを抑制する。なお、この電源電圧EBattは、閾値電圧Eよりも低い値となる。したがって、例えば、外力によりモータ5が回転することで閾値電圧Eを超える発電電圧が発生する場合には、その発電電圧は、閾値電圧E以下に抑制され、所定の時間後に電源電圧EBattとなる。例えば、この所定の時間とは、電圧検出部20により発電電圧が検出されてからスイッチ部12が導通状態になるまでの時間である。この場合には、スイッチ部12が導通状態になると、発電電圧は電源電圧EBattとなるため、電圧制限部15によるツェナー降伏が停止される。すなわち、電圧制限部15がツェナー降伏することでカソードからアノードに発電電流が流れる時間が上記所定の時間に限られる。これにより、電圧制限部15において消費される消費電力が削減可能となるため、より低い容量値の電圧制限部15を用いることが可能となる。したがって、部品コストを削減できる。
制御部19は、モータ5の回転が所定の回転数を下回った場合には、スイッチ部12を遮断状態に制御することで、電源装置7とモータ5との電気的な接続を遮断する。具体的には、制御部19は、スイッチ部12を導通状態に制御した場合において、回転状態算出部18により算出されたモータ5の回転数が所定の回転数未満になった場合には、第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を遮断状態に制御する。このように、制御部19は、発電電圧が開閉体制御装置4の内部部品に影響を及ぼさない程度に低い電圧になったことをモータ5の回転数に基づいて検出し、スイッチ部12を手動モードにおける通常の状態(遮断状態)に戻す。
以下に、第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aの手動モードの処理について、図12〜図14を用いて説明する。図12は、第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aの処理の流れを示す図である。図13は、第2の実施形態に係る電圧制限部15がツェナー降伏した場合における発電電流の流れを示す図である。図14は、第2の実施形態に係る手動モードの場合において、スイッチ12bがONである状態の発電電流の流れを示す図である。
制御部19Aは、テールゲート2が自動操作中に停止したときに第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を遮断状態にする。その後でユーザによりテールゲート2が手動で操作されると、モータ5による発電電圧が発生する。インバータ11は、モータ5の両端に接続されているため、インバータ11に発電電圧が印加されることになる。
電圧制限部15(第2の実施形態ではツェナーダイオード)は、発電電圧が閾値電圧E以上になると、インバータ11に印加される発電電圧を閾値電圧Eに制限する。この場合に、電圧制限部15は、ツェナー降伏しているため、カソードからアノードに発電電流が流れる。したがって、図13に示すように、モータ5の他端から出力された発電電流は、還流ダイオード122、電圧制限部15、シャント抵抗17及び還流ダイオード123を順に通る経路P3を通り、モータ5の一端に戻る。
図12に示すように、制御部19Aは、電圧検出部20により検出された発電電圧が規定電圧以上であるか否かを判定する(ステップS401)。
制御部19Aは、電圧検出部20により検出された発電電圧が規定電圧以上である場合には、第1駆動部13に導通状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を導通状態にする(ステップS402)。これにより、図14に示すように、モータ5の他端から出力された発電電流は、還流ダイオード122、スイッチ部12、電源装置7、シャント抵抗17、及び還流ダイオード123を順に通る経路P4を通り、モータ5の一端に戻る。したがって、インバータ11に印加された発電電圧は、電源電圧EBatt以下に制限される。
図12に戻り、制御部19Aは、モータ5の回転が所定の回転数以下か否かを判定する(ステップS403)。制御部19Aは、モータ5の回転が所定の回転数以下であると判定した場合には、第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を遮断状態にする(ステップS404)。
上述したように、第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aは、電源装置7とモータ5との接続が遮断されている場合に、モータ5が外力により回転することで発生するモータ5の発電電圧を所定の電圧(閾値電圧E)に制限する。そして、開閉体制御装置4Aは、発電電圧を所定の電圧(閾値電圧E)に制限している場合に、モータ5から出力される発電電圧を検出したことに応じてスイッチ部12を導通状態に制御する。これにより、テールゲート2の非電動移動を検出してからスイッチ部12が導通状態になるまでに時間遅れが生じる場合であっても、テールゲート2の非電動移動により発生する過電圧を抑制することができる。
また、第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aは、仕様等により電流検出部16を設けられない場合や電流検出部16にて発電電流が流れる方向が検出できない場合において、電圧検出部20の検出結果に応じてスイッチ部12を導通状態に制御することができる。
また、上述の第2の実施形態において、制御部19Aは、発電電圧が規定電圧以上である場合に、スイッチ部12を導通状態に制御する例について説明したが、これに限定されない。例えば、制御部19Aは、スイッチ部12が遮断状態である場合において、ステップS401において、発電電圧が規定電圧以上である時間が所定の時間(規定時間)継続した場合にスイッチ部12を導通状態に制御してもよい。この場合には、ステップS401において、制御部19Aは、発電電圧が規定電圧以上である時間が所定の時間(規定時間)継続したか否かを判定することになる。これにより、制御部19Aは、テールゲート2の非電動移動により発生する過電圧を電源電圧EBatt以下に抑制し、且つ電圧制限部15に長時間規定値以上の発電電流が流れることで電圧制限部15の温度が上昇し、熱暴走することを防止することができる。
また、上述の第2の実施形態において、電流検出部16が不用である場合には、開閉体制御装置4Aの構成から電流検出部16を省略してもよい。その場合には、制御部19Aにおいて電流検出部16の検出結果に関連する機能を省略してもよい。
次に、第1の実施形態に係る開閉体制御装置4の変形例について、説明する。ただし、以下に示す変形例は、第2の実施形態に係る開閉体制御装置4Aにも適用できる。
以下に示す変形例は、ステップS103において、モータ5の回転が所定の回転数以下ではないと判定した場合における開閉体制御装置4Aの動作の変形例である。
(変形例1)
制御部19は、ステップS103において、モータ5の回転が所定の回転数以下ではないと判定した場合には、モータ5の回転方向に基づいて、発電電流が流れている方向(発電電流方向)が正又は負のいずれかであるかを判定する。そして、制御部19は、判定した発電電流方向から、スイッチング素子111〜114のうち、発電電流が流れている二つのスイッチング素子を選択する。そして、制御部19は、その選択した二つのスイッチング素子をオン状態に制御する。例えば、図5において、制御部19は、ステップS103において、モータ5の回転が所定の回転数以下ではないと判定している場合には、スイッチング素子112及びスイッチング素子113をオン状態に制御する。
これにより、スイッチ部12が導通状態において、制御部19は、経路P1を流れる発電電流により還流ダイオード122,123が発熱して故障してしまうことを抑制することができる。
制御部19は、選択した二つのスイッチング素子を常にオン状態に制御している場合に、モータ5の回転が所定の回転数以下と判定した場合には、第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を遮断状態にする(ステップS104)。そして、制御部19は、選択した二つのスイッチング素子を常にオン状態にする制御を停止する。
なお、変形例1において、制御部19は、選択した二つのスイッチング素子を常にオン状態に制御しなくてもよい。例えば、制御部19は、選択した二つのスイッチング素子を交互にオン状態に制御してもよい。これにより、制御部19は、ステップS104において、スイッチ部12を遮断状態にするタイミングが遅くても、モータ5が駆動することを確実に防止することができる。
(変形例2)
制御部19は、ステップS103において、モータ5の回転が所定の回転数以下ではないと判定している場合には、インバータ11において、上アームのスイッチング素子111,112のオン状態に制御する。これにより、制御部19は、モータ5の両端を短絡させてモータ5に対して制動させる。これにより、制御部19は、モータ5による発電を抑制し、還流ダイオード122,123が発熱して故障してしまうことを抑制することができる。
制御部19は、上アームのスイッチング素子111,112をオン状態に制御している場合に、モータ5の回転が所定の回転数以下と判定した場合には、第1駆動部13に遮断状態移行信号を出力することで、スイッチ部12を遮断状態にする(ステップS104)。そして、制御部19は、上アームのスイッチング素子111,112をオン状態にする制御を停止する。
なお、変形例1において、制御部19は、上アームのスイッチング素子111,112を常にオン状態に制御しなくてもよい。例えば、制御部19は、上アームのスイッチング素子111,112を交互にオン状態に制御してもよい。これにより、制御部19は、上アームのスイッチング素子111,112を常にオン状態に制御する場合に比べて、モータ5に対して滑らかなブレーキを与えることができる。これにより、急にブレーキが重くなるのを抑制することができる。
上述したように本実施形態に係る制御部は、モータ5の発電電力に応じてスイッチ部12を導通状態に制御することで、電源装置7とモータ5とを電気的に接続する。これにより、制御部は、テールゲート2の非電動移動により発生する過電圧を電源電圧EBatt以下に抑制し、且つ電圧制限部15に所定値以上の発電電流が流れることで電圧制限部15の温度が上昇し、熱暴走することを防止することができる。この上記発電電力は、発電電流及び発電電圧の少なくともいずれかを含む。
上述した実施形態における制御部19,制御部19Aをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
上記の開閉体制御装置によれば、開閉体の非電動移動により発生する過電圧を抑制することができる。
1 車両
2 テールゲート
3 開口部
4 開閉体制御装置
5 モータ(駆動源)
7 電源装置
11 インバータ
12 スイッチ部
13 第1駆動部
14 第2駆動部
15 電圧制限部
16 電流検出部
17 シャント抵抗
18 回転状態算出部
19 制御部

Claims (5)

  1. 電源装置からの電力を、車両の開口部を開閉する開閉体のモータに供給することで、前記開閉体を駆動する開閉体制御装置であって、
    前記電源装置と前記モータとの間に設けられているスイッチ部と、
    前記スイッチ部導通状態又は遮断状態制御する制御部と、
    前記スイッチ部が遮断状態で、前記開閉体が外力により動かされたことにより発生した前記モータの発電電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、
    前記発電電圧が前記所定の電圧に制限されている場合に、前記モータから出力される発電電流を検出する電流検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記電流検出部が検出した前記発電電流に応じて前記スイッチ部を導通状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとを電気的に接続し前記モータを制動し、前記モータの回転が所定の回転数を下回った場合には、前記スイッチ部を遮断状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとの電気的な接続を遮断する開閉体制御装置。
  2. 前記制御部は、前記発電電流が検出された場合には、前記スイッチ部を導通状態に制御する請求項1に記載の開閉体制御装置。
  3. 電源装置からの電力を、車両の開口部を開閉する開閉体のモータに供給することで、前記開閉体を駆動する開閉体制御装置であって、
    前記電源装置と前記モータとの間に設けられているスイッチ部と、
    前記スイッチ部を導通状態または遮断状態に制御する制御部と、
    前記スイッチ部が遮断状態で、前記開閉体が外力により動かされたことにより発生した前記モータの発電電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、
    前記発電電圧が前記所定の電圧に制限されている場合に、前記モータから出力される発電電流を検出する電流検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記電流検出部が検出した前記発電電流に応じて前記スイッチ部を導通状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとを電気的に接続し前記モータを制動し、所定の電流値以上の前記発電電流が所定の時間継続して検出された場合には、前記スイッチ部を導通状態に制御する開閉体制御装置。
  4. 電源装置からの電力を、車両の開口部を開閉する開閉体のモータに供給することで、前記開閉体を駆動する開閉体制御装置であって、
    前記電源装置と前記モータとの間に設けられているスイッチ部と、
    前記スイッチ部を導通状態または遮断状態に制御する制御部と、
    前記スイッチ部が遮断状態で、前記開閉体が外力により動かされたことにより発生した前記モータの発電電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、
    前記発電電圧が前記所定の電圧に制限されている場合に、前記モータから出力される発電電流を検出する電流検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記電流検出部が検出した前記発電電流に応じて前記スイッチ部を導通状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとを電気的に接続し前記モータを制動し、前記発電電圧が前記所定の電圧に制限されてから前記電流検出部により検出された発電電流の積算値が所定値以上である場合には、前記スイッチ部を導通状態に制御する開閉体制御装置。
  5. 電源装置からの電力を、車両の開口部を開閉する開閉体のモータに供給することで、前記開閉体を駆動する開閉体制御装置であって、
    前記電源装置と前記モータとの間に設けられているスイッチ部と、
    前記スイッチ部導通状態又は遮断状態を制御する制御部と、
    前記スイッチ部が遮断状態で、前記開閉体が外力により動かされたことにより発生した前記モータの発電電圧を所定の電圧に制限する電圧制限部と、
    前記発電電圧を検出する電圧検出部と、
    複数のスイッチングを備え、前記電源装置から供給される直流電圧を交流電圧に変換して前記モータに印加するインバータと、
    を備え、
    前記制御部は、前記電圧検出部が検出した発電電圧に応じて前記スイッチ部を導通状態に制御することで、前記電源装置と前記モータとを電気的に接続し前記モータを制動し、
    前記制御部は、前記スイッチ部を導通状態に制御した後に、前記モータの回転が所定の回転数を下回らない場合には、前記複数のスイッチングのうち、前記モータの発電電流が流れている還流ダイオードを有するスイッチング素子をオン状態に制御する開閉体制御装置。
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