JP6734465B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本明細書は、テープフィーダにより部品供給テープをピッチ送りして、そのピッチ送り完了毎に該部品供給テープ内の部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装する部品実装機に関する技術を開示したものである。
部品供給テープは、所定ピッチで形成された部品収容凹部内に部品を収容して包装したものであり、部品実装機の稼働中は、テープフィーダにより該部品供給テープの上面からカバーテープ(トップテープ、カバーフィルム、トップフィルムとも呼ばれる)を剥離しながら前記所定ピッチずつテープ送りするピッチ送り動作を行い、そのピッチ送り完了毎に所定の部品吸着位置で停止した部品収容凹部内の部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装するようにしている。
近年の部品実装速度の高速化に伴い、テープフィーダのピッチ送り速度を高速化して、部品供給テープの部品を部品吸着位置へピッチ送りする時間間隔を短くするとともに、吸着ノズルで部品を吸着する時間間隔を短くして単位時間当たりの部品吸着回数を増加させるようにしている。しかし、テープフィーダのピッチ送り速度を高速化するほど、ピッチ送り完了時に部品吸着位置で停止させる部品に作用する慣性力が大きくなるため、ピッチ送り完了直後に部品収容凹部内の部品が慣性により該部品収容凹部内の隙間分だけテープ送り方向に動いて該部品収容凹部の側壁に衝突して跳ね返されるという現象が発生する。これにより、ピッチ送り完了直後の部品収容凹部内での部品の停止状態が不安定となるため、部品吸着ミス(吸着失敗)、過大な部品吸着位置ずれ、部品吸着姿勢の異常(斜め吸着や立ち吸着等)といった部品吸着不良が発生しやすくなる。
この対策として、特許文献1(特開2005−150158号公報)では、部品実装機の稼働中(生産中)に、吸着ノズルに吸着した部品を下方からカメラで撮像して、その画像を処理して部品吸着位置のずれ量を計測し、この部品吸着位置のずれ量の計測値をテープフィーダ毎に集計して、部品吸着位置のずれ量のばらつきをテープフィーダ毎に求めて、部品吸着位置のずれ量のばらつきが大きくなるほど、当該テープフィーダのピッチ送り速度を低下させるようにしている。
特開2005−150158号公報
上記特許文献1の構成では、部品実装機の稼働中(生産中)に部品吸着位置のずれ量のばらつきをテープフィーダ毎に求めて、その部品吸着位置のずれ量のばらつきから、テープフィーダのピッチ送り完了直後の部品の停止状態の安定度合いを推定することになる。このため、テープフィーダのピッチ送り速度が速すぎるためにピッチ送り完了直後の部品の停止状態が不安定になるような場合でも、それが事前に分からないために生産を開始して、部品吸着位置のずれ量のばらつきを判断できる状態になるまで生産を継続しなければならず、その間、部品吸着不良の発生頻度が高くなって生産能率が低下するだけでなく、部品実装精度が低下する要因にもなる。
上記課題を解決するために、所定ピッチで形成された部品収容凹部内に部品を収容して包装した部品供給テープを、テープフィーダにより該部品供給テープの上面からカバーテープを剥離しながら前記所定ピッチずつテープ送りするピッチ送り動作を行い、そのピッチ送り完了毎に所定の部品吸着位置で停止した該部品収容凹部内の部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装する部品実装機において、前記ピッチ送りにより前記部品吸着位置に到達した前記部品収容凹部内の部品を上方から複数回撮像するカメラと、前記カメラで複数回撮像した複数の画像を処理してその画像毎に前記部品収容凹部内の部品の位置を認識する画像処理部と、前記画像処理部による前記複数の画像の処理結果に基づいて前記ピッチ送り完了直後の前記部品収容凹部内の部品の安定状態を判断する「部品停止安定性判断」を行う判断部とを備えた構成としたものである。
この構成では、部品実装機の稼働開始前(生産開始前)に、テープフィーダをピッチ送り動作させてピッチ送り完了直後の部品収容凹部内の部品の安定状態を判断することができるため、ピッチ送り完了直後の部品の停止状態が不安定になるような場合には、部品実装機の稼働開始前に部品停止安定性判断の判断結果に基づいて適宜の対策を施してから部品実装機を稼働させることができる。
この場合、前記部品停止安定性判断の判断結果を表示する表示部と、作業者が前記表示部に表示された前記部品停止安定性判断の判断結果を参照してテープフィーダのピッチ送り速度、ピッチ送りタイミング、前記吸着ノズルの部品吸着タイミングの少なくとも1つを変更する操作部とを備えた構成としても良い。このようにすれば、作業者が表示部に表示された部品停止安定性判断の判断結果を参照して、ピッチ送り完了直後の部品の停止状態が不安定な場合には、テープフィーダのピッチ送り速度を手動操作で遅くしたり、或は、吸着ノズルの部品吸着タイミングを遅らせてピッチ送り完了後に部品の停止状態が安定してから吸着ノズルで部品を吸着するようにしたり、或は、テープフィーダのピッチ送りタイミングを早めることでも、吸着ノズルの部品吸着タイミングを遅らせるのと同様の効果を得ることができる。
或は、前記部品停止安定性判断の判断結果に基づいてテープフィーダのピッチ送り速度、ピッチ送りタイミング、吸着ノズルの部品吸着タイミングの少なくとも1つを自動的に変更する制御部を備えた構成としても良い。このようにすれば、部品停止安定性判断の判断結果をテープフィーダのピッチ送り動作の制御や部品実装機の部品吸着動作の制御に自動的に反映させることができる。
ここで、部品停止安定性判断を行う時期は、部品実装機の稼働開始前(生産開始前)のみに限定されず、部品実装機の稼働中(生産中)にテープフィーダを交換する場合があるため、テープフィーダの交換後にも部品停止安定性判断を行うようにしても良い。テープフィーダを交換すると、ピッチ送り完了直後の部品の停止状態が不安定になる場合があるためである。
また、部品実装機の稼働中に吸着ノズルの部品吸着不良(部品吸着ミス、過大な部品吸着位置ずれ、部品吸着姿勢の異常等)の発生を監視する監視部を備え、前記監視部は、前記吸着ノズルの部品吸着不良の発生頻度又は連続発生回数が所定値以上になったときに、前記テープフィーダをピッチ送り動作させて、前記カメラ、前記画像処理部及び前記判断部を作動させて前記部品停止安定性判断を行うようにしても良い。このようにすれば、部品吸着不良の発生原因がピッチ送り完了直後の部品の停止状態が不安定なことによるものかどうかを判断することができ、その結果、ピッチ送り完了直後の部品の停止状態が不安定なことが部品吸着不良の発生原因と判明すれば、テープフィーダのピッチ送り速度を遅くしたり、ピッチ送りタイミングを早めたり、或は、吸着ノズルの部品吸着タイミングを遅らせたりするようにすれば良い。
また、カメラの撮像タイミングは、ピッチ送り完了直後に部品収容凹部内の部品が慣性によりテープ送り方向に最も大きく動くタイミングを想定して決められたタイミングで1回目の撮像を行い、この1回目の撮像タイミングから所定時間経過後に2回目の撮像を行うように設定され、前記判断部は、前記1回目に撮像した画像から認識した部品の位置と前記2回目に撮像した画像から認識した部品の位置との差に基づいて前記ピッチ送り完了直後の前記部品収容凹部内の部品の安定状態を判断するようにしても良い。この際、1回目の撮像と2回目の撮像との間で部品の位置の差が大きければ、部品収容凹部内での部品の跳ね返り量が大きいことを意味するため、例えば、該部品の位置の差が所定の判定しきい値以上であれば、ピッチ送り完了直後の部品の停止状態が不安定と判断するようにすれば良い。
或は、カメラの撮像タイミングは、ピッチ送り完了と同時に1回目の撮像を行い、以後、一定時間間隔で2回目以降の撮像を周期的に行うように設定され、前記判断部は、撮像毎の部品の位置の変化量に基づいて前記ピッチ送り完了直後の前記部品収容凹部内の部品の安定状態を判断するようにしても良い。この際、撮像毎の部品の位置の変化量に基づいてピッチ送り完了から部品収容凹部内の部品が安定停止するまでの時間を判断して、部品収容凹部内の部品が安定停止してから吸着ノズルで部品を吸着するように、吸着ノズルの部品吸着タイミング又はテープフィーダのピッチ送りタイミングを補正するようにしても良い。
また、前記判断部は、前記ピッチ送り完了後に前記部品収容凹部内の部品が安定停止する位置を判断し、前記判断部が判断した前記部品収容凹部内の部品が安定停止する位置に基づいて前記吸着ノズルで該部品を吸着する位置を補正するようにしても良い。
尚、前記判断部による部品停止安定性判断は、1回のみであっても良いが、判断精度を向上させるために、テープフィーダを複数回ピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を複数回行い、複数回の判断結果の平均値又は中央値を最終的な判断結果とするようにしても良い。
また、部品収容凹部内の部品を上方から撮像するカメラは、それ専用のカメラを設置しても良いが、部品実装機に標準装備されているマーク撮像用カメラを使用して部品収容凹部内の部品を撮像するようにすれば、部品実装機のコストアップも抑えることができる。
図1は実施例1の部品実装機の構成を説明する側面図である。 図2は部品実装機の制御系の構成を示すブロック図である。 図3は部品供給テープの部品収容凹部内に収容された部品のピッチ送り完了直前の状態を示す拡大平面図である。 図4は部品供給テープの部品収容凹部内に収容された部品のピッチ送り完了直後の状態を示す拡大平面図である。 図5は部品供給テープの部品収容凹部内に収容された部品のピッチ送り完了から所定時間経過後の状態を示す拡大平面図である。 図6は部品供給テープの部分拡大側面図である。 図7は実施例1の部品停止安定性判断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図8は実施例2の部品停止安定性判断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図9は実施例3の部品停止安定性判断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、3つの実施例1〜3を説明する。
実施例1を図1乃至図7に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて部品実装機の構成を説明する。
部品実装機のベース台11上には、回路基板12を搬送するコンベア13が設けられている(以下、このコンベア13による回路基板12の搬送方向をX方向とし、その直角方向をY方向とする)。このコンベア13を構成する2本のコンベアレール13a,13bとコンベアベルト14a,14bを支持する支持部材15a,15bのうち、片方の支持部材15aを、一定位置に固定し、その反対側の支持部材15bのY方向位置を送りねじ機構(図示せず)等によってガイドレール16に沿って調整することで、コンベア13の幅(コンベアレール13a,13bの間隔)を回路基板12の幅に合わせて調整できるようになっている。
また、ベース台11上のコンベア13の側方には、フィーダセット台22が設けられ、このフィーダセット台22に複数のテープフィーダ23がY方向に着脱可能にセットされている。各テープフィーダ23には、部品供給テープ24(図3乃至図6参照)が巻回されたリール25がセットされ、該リール25から引き出された部品供給テープ24の先頭の部品26が部品吸着位置(吸着ノズル27で部品26を吸着する位置)に位置するようにセットされる。尚、部品供給テープ24は、図3乃至図6に示すように、部品供給テープ24のベーステープであるキャリアテープ28に所定ピッチで形成された部品収容凹部29内に部品26を収容して該キャリアテープ28の上面にカバーテープ30を剥離可能に貼着して構成したものである。
テープフィーダ23は、部品供給テープ24の片方の側縁に沿って一定ピッチで形成された送り穴31(図3乃至図5参照)にスプロケット(図示せず)の歯を噛み合わせて該スプロケットを回転させることで、該部品供給テープ24を部品吸着位置の方向(Y方向)へ送り、該部品吸着位置の手前で該部品供給テープ24の上面からカバーテープ30を剥離しながら部品26の配列ピッチ(部品収容凹部29の配列ピッチ)ずつテープ送りするピッチ送り動作を行い、そのピッチ送り完了毎に該部品吸着位置で停止した部品収容凹部29内の部品26を吸着ノズル27で吸着して回路基板12に実装する。このテープフィーダ23には、ピッチ送り速度を複数段階又は無段階(連続的)に変更する操作部(図示せず)が設けられ、作業者がこの操作部を操作することで、ピッチ送り速度を複数段階又は無段階に変更できるように構成されている。
この部品実装機には、実装ヘッド32を部品吸着位置→部品撮像位置→部品実装位置の経路で移動させるヘッド移動装置33(図2参照)が設けられている。実装ヘッド32には、テープフィーダ23により部品吸着位置に送られた部品26を吸着する1本又は複数本の吸着ノズル27が下向きに保持され、部品吸着動作時及び部品実装動作時に該吸着ノズル27が下降/上昇するようになっている。
また、ヘッド移動装置33には、実装ヘッド32と一体的に移動して回路基板12の基準マーク等をその上方から撮像するマーク撮像用のカメラ34が下向きに取り付けられている。部品実装機の所定位置には、吸着ノズル27に吸着した部品26をその下方から撮像する部品撮像用のカメラ35が上向きに設置されている。
図2に示すように、部品実装機の制御装置41(制御部)には、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置42(操作部)と、後述する図7の部品停止安定性判断プログラムや画像処理用部品形状データ等を記憶するハードディスク、RAM、ROM等の記憶装置43と、液晶ディスプレイ、CRT等の表示装置44(表示部)が接続されている。
この部品実装機の制御装置41は、コンピュータを主体として構成され、部品実装機の各機能の動作を制御する制御部として機能すると共に、マーク撮像用のカメラ34と部品撮像用のカメラ35で撮像した画像を処理する画像処理部としても機能する。
部品実装機の制御装置41は、コンベア13により所定位置に搬入されてクランプされた回路基板12の基準マークをその上方からマーク撮像用のカメラ34で撮像して該基準マークを画像認識し、該基準マークの位置を基準にして回路基板12の各部品実装位置を計測すると共に、実装ヘッド32を部品吸着位置→部品撮像位置→部品実装位置の経路で移動させて、テープフィーダ23から供給される部品26を実装ヘッド32の吸着ノズル27で吸着して該部品26を部品撮像用のカメラ35で撮像して、その撮像画像を処理して当該部品26の位置を認識して吸着位置ずれ量を計測し、該吸着位置ずれ量を補正して該部品26を回路基板12に実装する。
部品実装速度を高速化して生産性を向上させるには、テープフィーダ23のピッチ送り速度を高速化して、部品供給テープ24の部品26を部品吸着位置へピッチ送りする時間間隔を短くするとともに、吸着ノズル27で部品26を吸着する時間間隔を短くして単位時間当たりの部品吸着回数を増加させる必要がある。しかし、テープフィーダ23のピッチ送り速度を高速化するほど、ピッチ送り完了時に部品吸着位置で停止させる部品26に作用する慣性力が大きくなるため、ピッチ送り完了直後に部品収容凹部29内の部品26が図3の状態から慣性により該部品収容凹部29内の隙間分だけテープ送り方向に動いて図4に示すように該部品収容凹部29の側壁に衝突して図5に示すように跳ね返されるという現象が発生する。これにより、ピッチ送り完了直後の部品収容凹部29内での部品26の停止状態が不安定となるため、部品吸着ミス(吸着失敗)、過大な部品吸着位置ずれ、部品吸着姿勢の異常(斜め吸着や立ち吸着等)といった部品吸着不良が発生しやすくなる。
この対策として、本実施例1では、部品実装機の制御装置41は、後述する図7の部品停止安定性判断プログラムを実行することで、部品実装機の稼働開始前(生産開始前)にテープフィーダ23をピッチ送り動作させて部品吸着位置に到達した部品収容凹部29内の部品26を上方からマーク撮像用のカメラ34で2回撮像し、2つの画像を処理してその画像毎に部品収容凹部29内の部品26の位置を認識する画像処理部として機能すると共に、2つの画像の処理結果に基づいてピッチ送り完了直後の部品収容凹部29内の部品26の安定状態を判断する「部品停止安定性判断」を行う判断部としても機能する。
この場合、カメラ34の撮像タイミングは、ピッチ送り完了直後に部品収容凹部29内の部品26が慣性によりテープ送り方向に最も大きく動くタイミング(図4の状態になるタイミング)を想定して決められたタイミングで1回目の撮像を行い、この1回目の撮像タイミングから所定時間経過後に2回目の撮像を行うように設定され、前記1回目に撮像した画像から認識した部品26の位置と前記2回目に撮像した画像から認識した部品26の位置との差に基づいてピッチ送り完了直後の部品収容凹部29内の部品26の安定状態を判断するようにしている。この際、1回目の撮像と2回目の撮像との間で部品の位置の差が所定の判定しきい値以上に大きければ、部品収容凹部29内での部品26の跳ね返り量が大きいことを意味するため、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定と判断するようにしている。
ここで、部品停止安定性判断を行う時期は、部品実装機の稼働開始前のみに限定されず、部品実装機の稼働中(生産中)にテープフィーダ23を交換する場合があるため、テープフィーダ23の交換後にも部品停止安定性判断を行うようにしている。テープフィーダ23を交換すると、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定になる場合があるためである。
更に、本実施例1では、部品実装機の制御装置41は、部品実装機の稼働中に吸着ノズル27の部品吸着不良(部品吸着ミス、過大な部品吸着位置ずれ、部品吸着姿勢の異常等)の発生を監視する監視部としても機能し、吸着ノズル27の部品吸着不良の発生頻度又は連続発生回数が所定値以上になったときに、テープフィーダ23をピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を行うようにしている。このようにすれば、部品吸着不良の発生原因がピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定なことによるものかどうかを判断することができる。
部品停止安定性判断の判断結果は、表示装置44に表示される。作業者は、表示装置44に表示された部品停止安定性判断の判断結果を参照して、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定な場合は、テープフィーダ23の操作部(図示せず)又は部品実装機の入力装置42を操作して、テープフィーダ23のピッチ送り速度、ピッチ送りタイミング、吸着ノズル27の部品吸着タイミングの少なくとも1つを変更するようにしている。このようにすれば、作業者が表示装置44に表示された部品停止安定性判断の判断結果を参照して、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定な場合は、テープフィーダ23のピッチ送り速度を手動操作で遅くしたり、或は、吸着ノズル27の部品吸着タイミングを遅らせてピッチ送り完了後に部品26の停止状態が安定してから吸着ノズル27で部品26を吸着するようにしたり、或は、テープフィーダ23のピッチ送りタイミングを早めることでも、吸着ノズル27の部品吸着タイミングを遅らせるのと同様の効果を得ることができる。
以上説明した本実施例1の部品停止安定性判断は、部品実装機の制御装置41によって図7の部品停止安定性判断プログラムに従って実行される。本プログラムは、部品実装機の制御装置41の電源オン中にテープフィーダ23毎に所定周期で実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、部品停止安定性判断実行タイミングであるか否かを、例えば次の(1)〜(3)のいずれかに該当するか否かで判定する。
(1)生産開始前でまだ部品停止安定性判断を実行していないとき
(2)生産中に吸着ノズル27の部品吸着不良の発生頻度又は連続発生回数が所定値以上になったとき
(3)生産中にテープフィーダ23が交換されたとき
これら(1)〜(3)のいずれにも該当しない場合は、部品停止安定性判断実行タイミングではないと判定され、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
一方、上記(1)〜(3)のいずれかに該当する場合は、部品停止安定性判断実行タイミングであると判定され、ステップ102に進み、1ピッチ送り動作を行い、次のステップ103で、1回目の撮像タイミングになるまで待機する。ここで、1回目の撮像タイミングは、ピッチ送り完了直後に部品収容凹部29内の部品26が慣性によりテープ送り方向に最も大きく動くタイミング(図4の状態になるタイミング)を想定して決められている。
1回目の撮像タイミングになった時点で、ステップ104に進み、1回目の撮像を行い、その画像データを取り込んで画像メモリ(図示せず)に一時的に記憶する。この後、ステップ105に進み、2回目の撮像タイミングになるまで待機する。ここで、2回目の撮像タイミングは、1回目の撮像タイミングから所定時間経過後のタイミングに設定されている。
2回目の撮像タイミングになった時点で、ステップ106に進み、2回目の撮像を行い、その画像データを取り込んで画像メモリ(図示せず)に一時的に記憶する。この後、ステップ107に進み、画像メモリに記憶されている2つの画像を処理して各画像の部品26の位置を認識する。尚、1回目の撮像タイミングから2回目の撮像タイミングまでの待ち時間を利用して1回目の画像を高速で画像処理可能であれば、この待ち時間で1回目の画像を処理するようにしても良い。
この後、ステップ108に進み、2つの画像の部品26の位置の差が判定しきい値以上であるか否かを判定して、2つの画像の部品26の位置の差が判定しきい値以上であると判定されれば、ステップ109に進み、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定と判断する。一方、上記ステップ108で、2つの画像の部品26の位置の差が判定しきい値よりも小さいと判定されれば、ステップ110に進み、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が安定と判断する。
その後、ステップ111に進み、上記ステップ109又は110で得られた判断結果を表示装置44に表示して、本プログラムを終了する。作業者は、表示装置44に表示された部品停止安定性判断の判断結果を参照して、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定な場合は、テープフィーダ23の操作部(図示せず)又は部品実装機の入力装置42を操作して、テープフィーダ23のピッチ送り速度、ピッチ送りタイミング、吸着ノズル27の部品吸着タイミングの少なくとも1つを変更するようにすれば良い。
尚、図7の部品停止安定性判断プログラムでは、部品停止安定性判断を行う回数は1回のみであったが、判断精度を向上させるために、テープフィーダ23を複数回ピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を複数回行い、複数回の判断結果の平均値又は中央値を最終的な判断結果とするようにしても良い。
以上説明した本実施例1では、生産開始前に、テープフィーダ23をピッチ送り動作させてピッチ送り完了直後の部品収容凹部29内の部品26の安定状態を判断することができるため、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定になるような場合には、生産開始前に部品停止安定性判断の判断結果に基づいてテープフィーダ23のピッチ送り速度を遅くする等、適宜の対策を施してから生産を開始することができる。これにより、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定なことが原因で部品吸着不良の発生頻度が高くなることを防止できて、生産能率の低下や部品実装精度の低下を防止できる。
更に、本実施例1では、テープフィーダ23の交換後にも、テープフィーダ23をピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を行うようにしたので、テープフィーダ23の交換によりピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定になる場合にも、部品停止安定性判断の判断結果に基づいてテープフィーダ23のピッチ送り速度を遅くする等、適宜の対策を施すことができる。
また、吸着ノズル27の部品吸着不良の発生頻度又は連続発生回数が所定値以上になったときに、テープフィーダ23をピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を行うようにしたので、部品吸着不良の発生原因がピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定なことによるものかどうかを判断することができ、部品吸着不良の発生原因の究明が容易になる。また、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定なことが部品吸着不良の発生原因と判明すれば、テープフィーダ23のピッチ送り速度を遅くする等、適宜の対策を施すことができる。
尚、本実施例1では、部品実装機に標準装備されているマーク撮像用のカメラ34を使用して部品収容凹部29内の部品26を撮像するようにしたので、部品実装機のコストアップを抑えることができる利点があるが、マーク撮像用のカメラ34とは別に、部品収容凹部29内の部品26を上方から撮像する専用のカメラを設置するようにしても良い。
次に、図8を用いて実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については、説明を省略又は簡略化して、主として異なる部分について説明する。
前記実施例1では、部品停止安定性判断の判断結果に基づいてピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定なことが判明した場合に、作業者がテープフィーダ23のピッチ送り速度を遅くする等、適宜の対策を施すようにしたが、本実施例2では、部品実装機の制御装置41は、テープフィーダ23毎に図8の部品停止安定性判断プログラムを実行して、部品停止安定性判断の判断結果に基づいてピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定と判断した場合に、制御装置41からテープフィーダ23の制御部へピッチ送り速度低下指示信号を出力してテープフィーダ23のピッチ送り速度を自動的に所定量遅くした後、再度、テープフィーダ23をピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を行って、ピッチ送り完了直後の部品26の安定状態を確認するようにしている。
本実施例2で実行する図8の部品停止安定性判断プログラムは、ステップ101〜110の処理が前記実施例1で説明した図7の部品停止安定性判断プログラムのステップ101〜110の処理と同じであり、部品停止安定性判断を行った後の処理が異なるだけである。
すなわち、図8の部品停止安定性判断プログラムのステップ101〜110で、テープフィーダ23をピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を行った結果、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が安定と判断した場合には、そのまま本プログラムを終了するが、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定と判断した場合には、ステップ112に進み、制御装置41からテープフィーダ23の制御部へピッチ送り速度低下指示信号を出力してテープフィーダ23のピッチ送り速度を自動的に所定量遅くする。そして、ステップ113に進み、1ピッチ戻し動作を行った後、再度、ステップ102〜108の処理を実行して、再度、テープフィーダ23をピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を行って、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が安定と判断した場合には、そのまま本プログラムを終了するが、再度、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定と判断した場合には、再度、ステップ112に進み、制御装置41からテープフィーダ23の制御部へピッチ送り速度低下指示信号を出力してテープフィーダ23のピッチ送り速度を自動的に所定量遅くして、次のステップ113で、1ピッチ戻し動作を行って、再度、ステップ102〜108の処理を実行する。これにより、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が安定していることが確認されるまで、テープフィーダ23のピッチ送り速度を所定量ずつ遅くする。
以上説明した本実施例2では、部品停止安定性判断の判断結果に基づいてピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定と判断した場合に、テープフィーダ23のピッチ送り速度を自動的に遅くするようにしたので、部品停止安定性判断の判断結果をテープフィーダ23のピッチ送り動作の制御に自動的に反映させることができる。
尚、本実施例2では、部品停止安定性判断の判断結果に基づいてピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定と判断した場合に、テープフィーダ23のピッチ送り速度を自動的に遅くするようにしたが、吸着ノズル27の部品吸着タイミングを自動的に遅らせてピッチ送り完了後に部品26の停止状態が安定してから吸着ノズル27で部品26を吸着するようにしても良く、また、テープフィーダ23のピッチ送りタイミングを自動的に早めることでも、吸着ノズル27の部品吸着タイミングを遅らせるのと同様の効果を得ることができる。
次に、図9を用いて実施例3を説明する。但し、前記実施例1,2と実質的に同一部分については、説明を省略又は簡略化して、主として異なる部分について説明する。
前記実施例1,2では、部品停止安定性判断を行う際に、ピッチ送り完了後に部品収容凹部29内の部品26を2回撮像して取得した2つの画像の部品26の位置の差に基づいてピッチ送り完了直後の部品収容凹部29内の部品26の安定状態を判断するようにしたが、本実施例3では、部品実装機の制御装置41は、テープフィーダ23毎に図9の部品停止安定性判断プログラムを実行して、部品停止安定性判断を行う際に、テープフィーダ23をピッチ送り動作させて、そのピッチ送り完了と同時に1回目の撮像を行い、以後、細かい一定時間間隔で2回目以降の撮像を周期的に行い、撮像毎の部品26の位置の変化量に基づいてピッチ送り完了直後の部品収容凹部29内の部品26の安定状態を判断するようにしている。本実施例3では、ピッチ送り完了直後の部品収容凹部29内の部品26の安定状態を判断する指標として、ピッチ送り完了から部品収容凹部29内の部品26が安定停止するまでの時間、及び/又は、部品26が安定停止する位置を判断する。以下、図9の部品停止安定性判断プログラムの処理内容を説明する。
図9の部品停止安定性判断プログラムは、部品実装機の制御装置41の電源オン中にテープフィーダ23毎に所定周期で実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ201で、部品停止安定性判断実行タイミングであるか否かを、前記実施例1で説明した図7のステップ101と同様の方法で判定し、部品停止安定性判断実行タイミングではないと判定された場合は、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ201で、部品停止安定性判断実行タイミングであると判定されれば、ステップ202に進み、1ピッチ送り動作を行い、次のステップ203で、ピッチ送りが完了するまで待機する。そして、ピッチ送りが完了した時点で、ステップ204に進み、撮像回数をカウントする撮像回数カウンタNをインクリメントして(Nの初期値は0)、ステップ205に進み、1回目の撮像を行い、その画像データを取り込んで画像メモリ(図示せず)に一時的に記憶する。
この後、ステップ206に進み、撮像回数カウンタNの値(撮像回数)が所定値(3以上の値)に達したか否かを判定し、所定値に達していなければ、ステップ207に進み、次の撮像タイミングまでの所定時間が経過するまで待機する。ここで、所定時間は、ピッチ送り完了から部品収容凹部29内の部品26が安定停止するまでの標準的な時間内に3回以上撮像できる時間に設定されている。そして、所定時間が経過した時点で、再び、ステップ204〜206の処理を実行して、次の撮像を行い、その画像データを取り込んで画像メモリに一時的に記憶するという処理を繰り返す。これにより、撮像回数カウンタNの値(撮像回数)が所定値に達した時点で、撮像を終了して、ステップ206からステップ208に進み、画像メモリに記憶されているN個(所定値)の画像を処理して各画像の部品26の位置を認識する。尚、撮像タイミング間の待ち時間を利用して各画像を高速で画像処理可能であれば、この待ち時間で各画像を処理するようにしても良い。
この後、ステップ209に進み、各画像の部品26の位置の変化量に基づいて、ピッチ送り完了から部品収容凹部29内の部品26が安定停止するまでの時間と、部品26が安定停止する位置を判断し、次のステップ210で、判断結果を表示装置44に表示して、本プログラムを終了する。作業者は、表示装置44に表示された判断結果を参照して、ピッチ送り完了直後の部品26の停止状態が不安定と判断する場合は、テープフィーダ23の操作部(図示せず)又は部品実装機の入力装置42を操作して、テープフィーダ23のピッチ送り速度、ピッチ送りタイミング、吸着ノズル27の部品吸着タイミング、部品吸着位置の少なくとも1つを変更するようにすれば良い。
例えば、ピッチ送り完了から部品収容凹部29内の部品26が安定停止するまでの時間を判断すれば、部品収容凹部29内の部品26が安定停止してから吸着ノズル27で部品26を吸着するように、吸着ノズル27の部品吸着タイミングを遅らせたり、或は、テープフィーダ23のピッチ送りタイミングを早めたりするようにしても良い。
また、ピッチ送り完了後に部品収容凹部29内の部品26が安定停止する位置を判断すれば、吸着ノズル27で部品26を吸着する位置を該部品26が安定停止する位置に補正するようにしても良い。
本実施例3においても、部品停止安定性判断の判断結果に基づくテープフィーダ23のピッチ送り速度、ピッチ送りタイミング、吸着ノズル27の部品吸着タイミング、部品吸着位置の変更や補正は、部品実装機の制御装置41が自動的に行うようにしても良い。
以上説明した本実施例3においても、前記実施例1,2と同様の効果を得ることができる。しかも、ピッチ送り完了から部品収容凹部29内の部品26が安定停止するまでの時間と安定停止する位置を判断できるため、テープフィーダ23のピッチ送りタイミング、吸着ノズル27の部品吸着タイミング、部品吸着位置のいずれかを補正する場合でも、その補正を精度良く行うことができる。
尚、図9の部品停止安定性判断プログラムでは、部品停止安定性判断を行う回数は1回のみであったが、判断精度を向上させるために、テープフィーダ23を複数回ピッチ送り動作させて部品停止安定性判断を複数回行い、複数回の判断結果の平均値又は中央値を最終的な判断結果とするようにしても良い。
その他、本発明は、上記実施例1〜3に限定されず、例えば、部品実装機の構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
12…回路基板、13…コンベア、22…フィーダセット台、23…テープフィーダ、24…部品供給テープ、25…リール、26…部品、27…吸着ノズル、28…キャリアテープ、29…部品収容凹部、30…カバーテープ、32…実装ヘッド、33…ヘッド移動装置、34…マーク撮像用のカメラ、41…制御装置(制御部,画像処理部,判断部)、42…入力装置(操作部)、44…表示装置(表示部)

Claims (12)

  1. 所定ピッチで形成された部品収容凹部内に部品を収容して包装した部品供給テープを、テープフィーダにより該部品供給テープの上面からカバーフィルムを剥離しながら前記所定ピッチずつテープ送りするピッチ送り動作を行い、そのピッチ送り完了毎に所定の部品吸着位置で停止した該部品収容凹部内の部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装する部品実装機において、
    前記ピッチ送りにより前記部品吸着位置に到達した前記部品収容凹部内の部品を上方から複数回撮像するカメラと、
    前記カメラで複数回撮像した複数の画像を処理してその画像毎に前記部品収容凹部内の部品の位置を認識する画像処理部と、
    前記画像処理部による前記複数の画像の処理結果に基づいて前記ピッチ送り完了直後の前記部品収容凹部内の部品の安定状態を判断する部品停止安定性判断を行う判断部と
    を備える、部品実装機。
  2. 前記判断部による前記部品停止安定性判断の判断結果を表示する表示部と、
    作業者が前記表示部に表示された前記部品停止安定性判断の判断結果を参照して前記テープフィーダのピッチ送り速度、ピッチ送りタイミング、前記吸着ノズルの部品吸着タイミングの少なくとも1つを変更する操作部と
    を備える、請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記判断部による前記部品停止安定性判断の判断結果に基づいて前記テープフィーダのピッチ送り速度、ピッチ送りタイミング、前記吸着ノズルの部品吸着タイミングの少なくとも1つを自動的に変更する制御部を備える、請求項1又は2に記載の部品実装機。
  4. 部品実装機の稼働開始前と前記テープフィーダの交換後の少なくとも一方の時期に、前記テープフィーダをピッチ送り動作させて前記カメラ、前記画像処理部及び前記判断部を作動させて前記部品停止安定性判断を行う、請求項1乃至3のいずれかに記載の部品実装機。
  5. 部品実装機の稼働中に前記吸着ノズルの部品吸着不良の発生を監視する監視部を備え、
    前記監視部は、前記吸着ノズルの部品吸着不良の発生頻度又は連続発生回数が所定値以上になったときに、前記テープフィーダをピッチ送り動作させて、前記カメラ、前記画像処理部及び前記判断部を作動させて前記部品停止安定性判断を行う、請求項1乃至4のいずれかに記載の部品実装機。
  6. 前記カメラの撮像タイミングは、前記ピッチ送り完了直後に前記部品収容凹部内の部品が慣性によりテープ送り方向に最も大きく動くタイミングを想定して決められたタイミングで1回目の撮像を行い、この1回目の撮像タイミングから所定時間経過後に2回目の撮像を行うように設定され、
    前記判断部は、前記1回目に撮像した画像から認識した部品の位置と前記2回目に撮像した画像から認識した部品の位置との差に基づいて前記ピッチ送り完了直後の前記部品収容凹部内の部品の安定状態を判断する、請求項1乃至5のいずれかに記載の部品実装機。
  7. 前記カメラの撮像タイミングは、前記ピッチ送り完了と同時に1回目の撮像を行い、以後、一定時間間隔で2回目以降の撮像を周期的に行うように設定され、
    前記判断部は、撮像毎の部品の位置の変化量に基づいて前記ピッチ送り完了直後の前記部品収容凹部内の部品の安定状態を判断する、請求項1乃至5のいずれかに記載の部品実装機。
  8. 前記判断部は、撮像毎の部品の位置の変化量に基づいて前記ピッチ送り完了から前記部品収容凹部内の部品が安定停止するまでの時間を判断する、請求項7に記載の部品実装機。
  9. 前記判断部が判断した前記ピッチ送り完了から前記部品収容凹部内の部品が安定停止するまでの時間に基づいて前記吸着ノズルの部品吸着タイミング又は前記テープフィーダのピッチ送りタイミングを補正する、請求項8に記載の部品実装機。
  10. 前記判断部は、前記ピッチ送り完了後に前記部品収容凹部内の部品が安定停止する位置を判断し、
    前記判断部が判断した前記部品収容凹部内の部品が安定停止する位置に基づいて前記吸着ノズルで該部品を吸着する位置を補正する、請求項1乃至9のいずれかに記載の部品実装機。
  11. 前記判断部は、前記テープフィーダを複数回ピッチ送り動作させてそのピッチ送り毎に前記カメラと前記画像処理部を作動させて前記部品停止安定性判断を複数回行い、複数回の判断結果の平均値又は中央値を最終的な判断結果とする、請求項1乃至10のいずれかに記載の部品実装機。
  12. 前記カメラとして、前記回路基板の基準マークを撮像するマーク撮像用カメラを使用する、請求項1乃至11のいずれかに記載の部品実装機。
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