JP6734435B1 - エレベータレール用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エレベータレールに倣いながら昇降できると共に、エレベータレールの矯正ができるエレベータレール用治具を提供することにある。【解決手段】 エレベータの左右のレール間に設けた一方及び他方のベース部材と、一方のベース部材と他方のベース部材を左右のレール歯間で左右方向に移動可能に連結する連結機構と、一方のベース部材に設けてあり、左右の一方のレール歯に係合する一方の係合機構と、他方のベース部材に設けてあり、左右の他方のレール歯に係合する他方の係合機構と、を備え、連結機構は、左右のレール歯間の規定寸法の長さで一方及び他方のベース部材を保持する規定寸法位置と規定寸法解錠位置とに設定可能であり、前記一方及び他方の係合機構は、それぞれレール歯を摺動するレール歯摺動位置と、レール歯に固定するレール歯固定位置とに設定可能である。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、左右のエレベータレール間に設置して、エレベータレールの基準位置設定や、位置測定等をおこなうエレベータレール用治具に関する。
左右のエレベータレールにレール把持装置(エレベータレール用治具)を所定位置でその都度固定し、エレベータ建屋に設けたレーザ発振器から発振されたレーザ光を受けることで、エレベータレール用治具の位置決めをすることが公知である。
特開平06−115851号公報
一方、エレベータレールに倣いながら昇降して、エレベータレールの位置やエレベータ建屋内を測定したり、エレベータレールを基準位置になるように矯正することができるエレベータレール用治具が望まれていた。
本実施形態の目的は、エレベータレールに倣いながら昇降できると共に、エレベータレールの矯正ができるエレベータレール用治具を提供することにある。
本実施形態は、エレベータの左右のレール間に設けた一方及び他方のベース部材と、一方のベース部材と他方のベース部材を前記左右のレール歯間で左右方向に移動可能に連結する連結機構と、前記一方のベース部材に設けてあり、前記左右の一方のレール歯に係合する一方の係合機構と、前記他方のベース部材に設けてあり、前記左右の他方のレール歯に係合する他方の係合機構と、を備え、前記連結機構は、前記左右のレール歯間の規定寸法の長さで一方及び他方のベース部材を保持する規定寸法位置と規定寸法解錠位置とに設定可能であり、前記一方及び他方の係合機構は、それぞれレール歯を摺動するレール歯摺動位置と、レール歯に固定するレール歯固定位置とに設定可能であるエレベータレール用治具である。
第1実施形態に係るエレベータレール用治具を左右のレールに取り付けた状態であって、斜め上から見た斜視図である。 第1実施形態に係るエレベータレール用治具を左右のレールに取り付けた状態であって、斜め下から見た斜視図である。 第1実施形態に係るエレベータレール用治具を左右のレールに取り付けた状態の平面図である。 第1実施形態に係るエレベータレール用治具を左右のレールに取り付けた状態であって、下から見た底面図である。 第1実施形態に係るエレベータレール用治具を左右のレールに取り付けた状態であって、エレベータ建屋の奥側から見た背面図である。 第1実施形態に係るエレベータレール用治具を左右のレールに取り付けた状態であって、エレベータ建屋の正面から見た正面図である。 第1実施形態に係るエレベータレール用治具の一方の係合機構を一方のエレベータレールの歯先側から見た側面図である。 第1実施形態に係るエレベータレール用治具の連結機構を抜き出して示す正面図である。 図8に示す連結機構を一方のベース部材を除いた状態を斜め下から見た斜視図である。 第2実施形態に係るエレベータレール用治具であって、一方及び他方の支持具を取付けた状態を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 第2実施形態に係るエレベータレール用治具を一方及び他方の支持具で作業用ゴンドラに取り付けた状態を概略的に示す図であり、(a)は背面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 第2実施形態であって、エレベータレール用治具の位置決め方法を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)に示すA部の平面図である。 第3実施形態に係るエレベータレール用治具を用いてエレベータ建屋内を測定する方法を示す図であり、(a)はエレベータ昇降路を上から見た概略横断面であり、(b)はエレベータ昇降路の概略縦断面である。 第4実施の形態であって、図12に示す台に設置したエレベータレール用治具を用いた位置決め方法を説明する図であり、(a)はエレベータ建屋内の縦断面図、(b)はカメラの撮影画面の図、(c)は作用原理を説明する図である。
以下、第1実施形態にかかるエレベータレール用治具1について、添付図面の図1〜図9を参照して説明する。尚、本明細書において、エレベータ建屋の乗場側を正面側といい、その反対側を奥側という。左側及び右側は正面側から見て左側と右側とする。
図1及び図2に示すように、エレベータレール用治具1は、一方のベース部材5aと、他方のベース部材5bと、一方のベース部材5aと他方のベース部材5bとを連結する連結機構7と、一方のベース部材5aを一方のレール3aに係合する一方の係合機構9aと、他方のベース部材5bを他方のレール3bに係合する他方の係合機構9bとを備えている。
一方のベース部材5a及び他方のベース部材5bは、それぞれ板状であり、互いに板面を対向させて配置してある。一方のベース部材5aにおいて、一方の係合機構9aが取り付けてある側と反対側の端部に、他方のベース部材5bに対する移動を案内する移動案内部11が設けてある。同様に、他方のベース部材5bにおいても、他方の係合機構9bが取り付けてある側と反対側の端部に、一方のベース部材5aに対する移動を案内する移動案内部11が設けてある。
各移動案内部11は、図1のB−B断面を抜き出してBで示すように、直線状の被案内部材11aにスライド係合するスライダ11bから構成されており、被案内部材11aは他方のベース部材5bに固定されており、スライダ11bは一方のベース部材5aに固定されており、相対的に左右方向の移動が案内されている。
一方のベース部材5aの表面には、その左右方向に寸法が表示されたスケール14が設けられている。このスケール14は後述するレーザ墨出し器61を搭載したときにその位置決めをするときに使用するものである。
図8及び図9に示すように、連結機構7は、一方のベース部材5aに固定された芯出し部13と、他方のベース部材5bに固定された一方及び他方の支持部15a、15bと、各支持部15a、15bにスライド自在に支持された押出し軸17(図9参照)と、付勢部材19とを備えている。
付勢部材19はバネであり、一端を一方の支持部15aに固定し他端を芯出し部13に当接して、芯出し部13を常時他方の支持部15b側へ向けて付勢している。
芯出し部13は一方の支持部15aと他方の支持部15bとの間に移動自在に配置してある。
各支持部15a、15bには、押出し軸17を芯出し部13に向けて押し出すトグルクランプ21が設けてあり、トグルレバー21aを図9の実線の位置から二点鎖線で示すように倒すことで押出し軸17を芯出し部13に突き当てて芯出し部13を基準位置に押し出す。
このように芯出し部13を基準位置にすることにより、図3に示すように、一方のベース部材5aと他方のベース部材5bとが互いに相対移動して、一方及び他方の係合機構9a、9aが係合する一方及び他方のレール3a、3b間の寸法Lを規定寸法L0に設定するようにしてある。
次に、一方の係合機構9aと、他方の係合機構9bとについて説明するが、一方の係合機構9aと、他方の係合機構9bとは同じ構成なので、同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することとして、一方の係合機構9aのみについて説明する。
図3に示すように、一方の係合機構9aは、一方のレール3aに係合するものであって、一方のレール3aのレール歯6の一側面(正面側の面)に当接する固定ローラ23と、レール歯6の他側面(奥側の面)に当接する上下の押し付けローラ25a、25bと、レール歯6の歯先に当接する歯先ローラ31a、31bと、これらの各ローラ23、25a、25b、31a、31bを保持する補助板27、27´とを備えている。
図7に示すように、固定ローラ23は、その回転軸23aが支持材23bに支持されており、支持材23bは一端29aを補助板27、27´に固定した付勢部材29の他端29bに付勢されている。この構成により、固定ローラ23は、付勢部材29により一方のレール3aのレール歯6の一側面(正面側の面)を常時押圧されている。
上下の押し付けローラ25a、25bは、レール歯6の他側面(奥側の面)に当接していると共に押し付けローラ支持部材34の上下に間隔をあけて設けてあり、トグルクランプ33(図1参照)のトグルレバー33aを図7に二点鎖線で示すように引き上げることで、レール歯6の他側面を押し付ける。上下の押し付けローラ25a、25bに対して、固定ローラ23は、上下の押し付けローラ25a、25b間に対応する位置に配置している。
図5及び図6に示すように、上下の歯先ローラ31a、31bは、ベース部材5a、5b側から一方のレール3aのレール歯6の歯先4に当接している。この歯先ローラ支持部材35は揺動軸35aを中心にして矢印R(図5参照)で示すように揺動自在であり、歯先4の凹凸に追従できるようにしてある。
図2に示すように、一方の係合機構9aには、その補助板27、27´にレーザ受光部37と、振出39とが設けてある。レーザ受光部37は、エレベータ昇降路内の位置基準レーザ光(後述する)を受けるものであり、図7に示すように、レーザ案内部41と、曇りガラス43と、カメラ44とを備えている。
レーザ受光部37では、レーザ案内部41で案内されたレーザ光を曇りガラス43で受け、その位置をカメラで撮影することで、基準位置とのずれを測定する。位置基準レーザ光に対する基準位置とのずれはパソコン(パーソナルコンピュータ)等の演算装置に送信されてそのデータが保存される。尚、レーザ案内部41を設けることで、光の外乱を避けることができる。
曇りガラス43の上面は、一方のベース部材5aの上面及び補助板27の上面と面一としてある。また、他方のベース部材5bの下面と補助板27´の下面は、面一にしてある。
次に、エレベータレール用治具1の使用方法及び作用、効果について説明する。
(エレベータレール用治具の昇降)
エレベータレール用治具1において、一方の係合機構9aを一方のレール3aに係合し、他方の係合機構9bを他方のレール3bに係合した状態で、一方の係合機構9aと他方の係合機構9bを対応するレール3a、3bに摺動自在なレール歯摺動位置にすることで、エレベータレール用治具1を一方及び他方のレール3a、3bに倣って昇降可能な状態にできる。この昇降可能状態では、図1及び図7に示すように、トグルレバー33aは実線で示す下方に下げた位置にしてある。
図8に示すように、エレベータレール用治具1が昇降するときには、連結機構7では付勢部材19が一方のベース部材5aと他方のベース部材5bとを左右に押し広げており、図5及び図6に示すように、一方の係合機構9a及び他方の係合機構9bでは、それぞれ歯先ローラ31a、31bがレール歯6の歯先4に当接して移動するので、一方及び他方のレール3a、3bに倣って昇降できる。
しかも、歯先ローラ31a、31bは歯先ローラ支持部材35の揺動軸35により揺動自在であるから、レール歯6の歯先4に凹凸がある場合でも凹凸の影響を受けないで、昇降できる。
尚、エレベータレール用治具の左右方向の長さを変更するときには、一方及び他方のベース部材5a、5bと各補助板27、27´とのネジ止め位置を変えることにより容易に変更できる。
(レールの矯正)
一方及び他方のレール3a、3b間の寸法を規定寸法L0(図3参照)に矯正する場合には、エレベータレール用治具1の昇降を止めて、図9に示すトグルレバー21aを二点鎖線で示すように倒すことで、トグルクランプ21により、芯出し部13を押出し軸17で押し込んで芯出し位置にする(図8参照)。図3に示すように、芯出し部13を基準位置に押し込んで芯出しすることにより、一方のベース部材5aと他方のベース部材5bとが互いに相対移動して、一方の係合機構9aの歯先ローラ31a、31bと他方の係合機構9bの歯先ローラ31a、31b間の寸法Lが規定寸法L0に設定することができる。
これにより、一方及び他方のレール3a、3b間の寸法が規定寸法L0に合わせて、レール3a、3bを押し広げたり、狭くするように矯正できる。
図7に示すように、一方及び他方の係合機構9a、9bは、エレベータレール用治具1を固定状態にしたときに、レールの一側面(奥側面)に当接する上下の押し付けローラ25a、25と、レールの他側面(正面側)でレールに当接する固定ローラ23とで構成してあり、固定ローラ23は上下の押し付けローラ25a、25b間に対応する位置に配置してあるから、レール歯6の側面に傾きや捻じれがある場合には、固定ローラ23に対して上下で挟むことによりその傾きや捻じれを矯正できる。
上下の押し付けローラ25a、25bは、トグルクランプ21により、トグルレバー21aを起立し又は倒し操作することで、固定位置と解除位置とに容易に変更できる。
上述した一方及び他方のレール3a、3b間のずれやレール歯6の曲がり等の矯正は、レール3a、3bの設置時に限らず、例えば、地震等が起きた後に、メンテナンス等によりエレベータ家屋内におけるレール3a、3bのずれや、曲げを矯正しても良い。
(レールの計測)
エレベータ昇降路内に設けたレーザ距離計67a、67b(図13参照)から位置基準レーザが照射されている場合には、エレベータレール用治具1には、図1に示すように、一方のベース部材5aと他方のベース部材5bの各端部にそれぞれレーザ受光部37が設けてあるので、図7に示すように、位置基準レーザを曇りガラス43で受けると共にその位置をカメラで撮影することで、一方及び他方のレール3a、3bの基準位置からのずれや、エレベータレール用治具1の傾きを計測できる。
更に、振出39を垂下させてエレベータ建屋の床面にマジック等でマーキングすることで、位置基準レーザの位置を示すことができる。
以下に、他の実施形態を説明するが、以下に説明する実施形態では、上述した第1実施形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の説明を省略し、以下の説明では、第1実施形態と主に異なる点を説明する。
図10〜図11に第2実施の形態を示す。図11に示すように、この第2実施の形態では、エレベータレール用治具1には、ゴンドラ51に取り付けるための一方の支持具53aと他方の支持具53bとを設けている。
一方及び他方の支持具53a、53bは同じ構成であるから、以下の説明では、一方の支持具53aについて説明する。
図10に示すように、一方の支持具53aは一方のベース部材5aに固定された補助板27、27´に取り付ける補助板取付部55と、ゴンドラ51に固定する支柱57と、補助板取付部55と支柱57間に設けたスカラアーム59とを備えている。尚、図10では、スカラアーム59の回転軸は符号59aで示す。また、エレベータレール用治具1の重心をGで示している。
補助板取付部55の上端55aは、重心Gの延長線G1と台取付部55の垂直S1との交点で補助板27、を点支持している。
第2実施の形態では、図11に示すようにゴンドラ51の各レール側端に支柱57を固定して、エレベータレール用治具1を支持する一方の支持具53aと他方の支持具53bとを取り付けて、ゴンドラ51と共にエレベータレール用治具1をレール3a、3bに沿って昇降移動するようにしてある。
また、この実施の形態では、エレベータレール用治具1の上面にレーザ墨出し器61を設置している。レーザ墨出し器61は、垂直レーザ可視光62aと水平レーザ可視光62bとを照射する。尚、レーザ墨出し器61の設置に際しては、下げ振り39(図12参照)でその高さ位置を測定し、レーザ受光部37のカメラ44(図7参照)とスケール14(図1参照)とでXY座標位置を測定しておく。
ゴンドラ51にエレベータレール用治具1を載置する場合には、図12(a)に示すように、エレベータ建屋のピットに設けた台65の座面65aにエレベータレール用治具1を載置する。この位置でレーザ受光部37が位置基準レーザ光を受けてその位置でカメラ44の下に設けた下げ振り39を吊るして位置合わせ、一方の係合機構9aを一方のレール3aに係合し、他方の係合機構9bを他方のレール3bに係合する。台座65の座面65aの高さはゴンドラ51に載置する高さに合わせてある。
尚、他方のベース部材5bの下面と補助板27´の下面は、面一にしてあり、曇りガラス43の上面と一方のベース部材5aの上面とは面一にしてあるから、一方のベース部材5aの上面にレーザ墨出し器61を設置した場合に、その位置出しが容易にできる。
この第2実施の形態によれば、図11に示すように、エレベータレール用治具1をゴンドラ51に取り付けて、ゴンドラ51の昇降と共に、エレベータレール用治具1を昇降して、レーザ墨出し器61の垂直レーザ可視光62aと水平レーザ可視光62bの交点を求めることでエレベータ建屋内の基準位置を求めたり、計測することができる。
図10に示すように、この実施の形態では、一方及び他方の支持具53a、53bは補助板取付部55が重心Gの延長線G1で点支持しているから、図11(c)に示すように、ゴンドラが奥行方向に傾いてもその影響を受けないで、エレベータレール用治具1を水平に維持できる。
また、図11(a)に示すように、一方及び他方のレール3a、3bのレール歯6の歯先4に当接する歯先ローラ31a、31bはその歯先ローラ支持部材35の揺動軸35aを中心に揺動自在であるから、エレベータレール用治具1が傾斜している場合であっても歯先ローラ31a、31bを常時歯先に当接した状態に保持でき、安定に一方及び他方のレール3a、3b間を移動できる。
図13を参照して第3実施の形態を説明する。
この第3実施の形態では、エレベータレール用治具1をゴンドラの51の上に設置してあり、上面には2台のレーザ墨出し器61a、61bを設置してある。エレベータ建屋の天井にはレーザ距離計67a、67bを支持するレーザ距離計支持具69が設置してあり、レーザ距離計67a、67bから照射された位置基準レーザ光Uは、エレベータレール用治具1の各レーザ受光部37で受けている。また、各レーザ受光部37のカメラ44はタブレット66に接続してあり、カメラ44の画像データをタブレット66に取り込まれるようにしてある。そしてカメラ画像からレーザ光UのXY座標を求めている。
そして、エレベータレール用治具1をゴンドラ51と共に昇降させながら、各位置におけるレーザ光UのXY座標及び2台のレーザ墨出し器61a、61bのレーザ光の交点を求めてその位置を計測することで、一方及び他方のレール3a、3bをレーザ光に沿って順次設置していくと共に床面、建屋壁面、天井の各寸法や、エレベータ機材設置位置の計測をすることができる。
更に、この第3実施の形態では、エレベータレール用治具1については、上述した第1実施の形態と同様な構成であるから、第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
この第4実施の形態では、図12に示すように、エレベータレール用治具1によるエレベータ建屋内のずれを測定する方法である。
図14(a)に示すように、天井70に付されているマーカー71を基準にレーザ距離計67から位置基準レーザ光Uを照射する。一方、図12と同様にして、台65にエレベータレール用治具1を載置し、下げ振り39をピット床面73のマーカー75に合わせる。図14(b)に示すように、このときのカメラ画像を示すように、カメラ画像の基準位置にマーカー75が位置するので、カメラが受けた位置基準レーザ光Uの重心(光の重心)77とマーカー位置基準点75aとのずれを測定する。尚、図14(a)に符号74で示すのは、レーザ距離計67の位置を調整するXYステージである。
このように、光の重心77とマーカー位置基準点75aとのずれを測定することで、図14(c)に示すように、三角形の相似から各高さ位置H1〜H4におけるずれを測定できる。この実施の形態では、光の重心77とマーカー位置基準点75aとのずれを測定するものであるから、カメラ44の傾き、即ちエレベータレール用治具1の傾きの影響を受けないで測定できる。
この第4実施の形態によれば、各高さH1〜H4におけるマーカ−71、75間におけるずれを、簡単に且つ安価に測定できる。特に、従来技術のように、各高さH1〜H4毎の位置基準レーザ光Uとのずれを測定する必要がないので、極めて簡易に各高さの基準位置からのずれを測定できる。また、エレベータレール等のエレベータ機材の設置におけるLT(リードタイム)の短縮を図ることができる。また、位置基準レーザ光Uの位置合わせはネジ調整機構等により行うこともでき、この場合には高価なXYステージが不要である。
尚、エレベータレール用治具1における下げ振り36をマーカー75に合わせる工程は、エレベータレール用治具1を台65に載置することに限らず、エレベータレール用治具1をワイヤや針金で吊り下げても良い。
上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、一方及び他方のレール3a、3bは、乗籠を案内するレールに限らずウエイトを案内するレールであっても良い。
1…エレベータレール用治具、3a…一方のレール、3b…他方のレール、5a…一方のベース部材、5b…他方のベース部材、7…連結機構、9a…一方の係合機構、9b…他方の係合機構、13…芯出し部、14…スケール、19…付勢部材、23…固定ローラ、25a、25b…押し付けローラ、29…付勢部材、31a、31b…歯先ローラ、37…レーザ受光部、51…ゴンドラ、53a…一方の支持具、53b…他方の支持具、59…スカラアーム、61…レーザ墨出し器。

Claims (6)

  1. エレベータの左右のレール間に設けた一方及び他方のベース部材と、
    一方のベース部材と他方のベース部材を前記左右のレール歯間で左右方向に移動可能に連結する連結機構と、
    前記一方のベース部材に設けてあり、前記左右の一方のレール歯に係合する一方の係合機構と、
    前記他方のベース部材に設けてあり、前記左右の他方のレール歯に係合する他方の係合機構と、を備え、
    前記連結機構は、前記左右のレール歯間の規定寸法の長さで一方及び他方のベース部材を保持する規定寸法位置と規定寸法解錠位置とに設定可能であり、前記一方及び他方の係合機構は、それぞれレール歯を摺動するレール歯摺動位置と、レール歯に固定するレール歯固定位置とに設定可能であり、
    前記一方及び他方の係合機構は、レール歯の歯先に当接する歯先ローラと、レール歯の一側面に当接する押し付けローラと、レール歯の他側面に当接する固定ローラと、前記固定ローラをレール歯の一側面に付勢する付勢部材とを備え、前記押し付けローラは上下に設けてあり、前記固定ローラは、上下の押し付けローラ間に対応する位置に配置してあるエレベータレール用治具。
  2. 前記連結機構は、一方のベース部材に設けた芯出し部と、他方のベース部材に設けて前記芯出し部を左右方向の一方に付勢する付勢部材と、前記芯出し部を規定位置へ押し付けて固定する左右の押し付け固定部を備える請求項1に記載のエレベータレール用治具。
  3. 前記一方及び他方のベース部材は、エレベータ昇降路内の位置基準レーザ光を受けるレーザ受光部を備え、前記レーザ受光部で受けたレーザ光のXY座標を測定する請求項1又は2に記載のエレベータレール用治具。
  4. 前記一方及び他方のいずれかのベース部材は、左右方向の寸法を示すスケールと、レーザ光により墨出しをするレーザ墨出し器を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載のエレベータレール用治具。
  5. エレベータ昇降路を昇降する作業用ゴンドラの左右一方側に取り付ける一方の支持具と、左右他方側に取り付ける他方の支持具を備える請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータレール用治具。
  6. 前記一方の支持具は、上端部にエレベータレール用治具の重心の延長線上の左右の一方側で点支持するスカラアームを有し、下端にゴンドラ取り付け部を有し、他方の支持具は上端部にエレベータレール用治具の重心の延長線上の左右の他方側で点支持するスカラアームを有し、下端にゴンドラ取り付け部を有する請求項5に記載のエレベータレール用治具。
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