JP6733327B2 - 波長再割当てを支援する装置、方法、およびプログラム - Google Patents

波長再割当てを支援する装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、波長分割多重光ネットワークにおける波長再割当てを支援する装置、方法、およびプログラムに係わる。
波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術を用いて光回線を収容する場合、運用管理システムは、各光回線に対して波長を割り当てる。収容すべき光回線に対して波長を割り当てる処理は、波長割当て設計と呼ばれる。なお、以下の記載において「光回線」は、2つのノード間に設定される光パス(または、波長パス)に相当する。
波長割当て設計においては、各光ファイバ上に設定される光回線の波長が互いに異なるように、各光回線に対して波長が割り当てられる。また、ネットワークのコストを抑制するために、多くのケースにおいて、光回線の始点ノードから終点ノードまでの経路上で同じ波長が使用される。
従来は、ある通信サービスを提供するために光回線が設定されると、そのサービスが終了するまで、その光回線が削除されることはなかった。ところが、近年では、例えば、SDN(Software Defined Networking)技術により、必要なときに必要な帯域の光回線を設定する運用形態が普及しつつある。すなわち、光回線の追加または削除が頻繁に行われることがある。このため、ある時点において波長利用効率が高くなるように各光回線に波長を割り当てても、その後、光回線が追加または削除されると、波長利用効率が低下することがある。したがって、波長利用効率をモニタし、波長利用効率が低下したときに各光回線に対する波長割当てを変更する運用が求められている。なお、運用中に波長割当てを変更する動作は、波長再割当てまたはデフラグメンテーション(または、単に「デフラグ」)と呼ばれることがある。
関連技術として、再割当ての前と比較して使用周波数領域が小さくなるように波長パスを設計する波長パス再割り当て方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
米国特許出願公開2013/0195460号
光信号の変調方式は、伝送距離または要求される品質等に応じて選択される。そして、WDM光ネットワークにおいては、変調方式の異なる複数の光信号が多重化され得る。例えば、図1(a)に示す例では、WDM信号に多重化される光信号1〜光信号4の変調方式が互いに異なっている。ここで、各光信号を伝送するために必要な帯域幅(以下、「変調帯域」または単に「帯域」と呼ぶことがある)は、変調方式に依存する。また、波長の利用効率を高くするために、図1(b)に示すように、所望の波長間隔で光信号を配置できる可変波長間隔方式が提案されている。なお、図1(a)に示す固定波長間隔方式と比較して、可変波長間隔方式においては、波長の利用効率を高くすることができる。更に、長距離伝送ネットワークのネットワークトポロジは単純であるが、メトロポリタンエリアネットワークにおいては、多数のノードが複雑に接続される。すなわち、ネットワークトポロジが複雑である。
このように、ネットワークトポロジが複雑であり、各光回線に割り当てられる変調帯域が一定でないWDM光ネットワークにおいては、波長利用効率が高いのか低いのかを判定することは容易ではない。すなわち、WDM光ネットワークにおいて波長再割当てを実行すべきか否かを適切に判定することは容易ではない。
本発明の1つの側面に係わる目的は、波長分割多重光ネットワークにおいて波長再割当てを実行すべきか否かの判定を支援する方法を提供することである。
本発明の1つの態様の波長再割当て支援方法は、複数のノードが光ファイバで接続された波長分割多重光ネットワークにおいて光回線に対する波長割当てに係わる情報を提供する。波長再割当て支援方法は、前記波長分割多重光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットの中で少なくとも1つの光回線により使用される各波長スロットの帯域の合計を表す総使用帯域の割当て状態情報を出力し、各光ファイバについて得られる、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域の中の最大値を表す最大個別使用帯域の割当て状態情報を出力する。
上述の態様によれば、ネットワーク管理者は、波長分割多重光ネットワークにおいて波長再割当てを実行すべきか否かを適切に判断できる。
波長多重光信号の例を示す図である。 各ノードに設けられる光分岐挿入装置の一例を示す図である。 WDM光ネットワークにおいて使用される波長スロットの一例を示す図である。 WDM光ネットワークに設定される光回線の一例を示す図である。 図4に示す光回線に対する波長割当ての一例を示す図である。 WDM光ネットワークに設定される光回線の他の例を示す図である。 図6に示す光回線に対する波長割当ての一例を示す図である。 第1の実施形態に係わる波長再割当て支援装置の一例を示す図である。 ネットワークトポロジおよび設定される光回線の一例を示す図である。 トポロジ情報の一例を示す図である。 図9に示す光回線に対する波長割当ての一例を示す図である。 光回線情報の一例を示す図である。 第1の実施形態の波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。 波長利用情報の一例を示す図である。 最大個別使用帯域を計算する方法の一例を示すフローチャートである。 総使用帯域を計算する方法の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態による計算結果の表示例を示す図である。 第2の実施形態に係わる波長再割当て支援装置の一例を示す図である。 第2の実施形態の波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における波長利用情報の表示例を示す図である。 第3の実施形態に係わる波長再割当て支援装置の一例を示す図である。 第3の実施形態の波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態の波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。 制約条件表の一例を示す図である。 付加情報を生成する方法の一例を示すフローチャートである。 付加情報の表示例を示す図である。 第5の実施形態の波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。 仮想スロット番号を算出する方法の一例を示すフローチャートである。 波長スロット番号の変換の一例を示す図である。 波長再割当て支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
WDM信号を伝送するWDM光ネットワークの各ノードには、たとえば、光分岐挿入装置(OADM:Optical Add-Drop Multiplexer)が設けられる。光分岐挿入装置500は、図2に示すように、多重/分離器501、光スイッチ502、トランスポンダ503を備える。多重/分離器501は、光伝送路を介して受信するWDM信号を波長ごとに分離して光スイッチ502に導く。また、多重/分離器501は、光スイッチ502から出力される複数の光信号を多重化して光伝送路へ導く。光スイッチ502は、各光信号の経路を制御する。トランスポンダ503には、それぞれクライアントが接続される。
クライアントx1からクライアントx2へデータを伝送する場合、クライアントx1を収容するノード(以下、始点ノード)とクライアントx2を収容するノード(以下、終点ノード)との間に光回線が設定される。ここで、この光回線に対して波長λxが割り当てられるものとする。この場合、光回線の始点ノードにおいて、クライアントx1に接続されるトランスポンダ503は、クライアントデータを伝送する光信号Xを生成する。光信号Xの波長はλxである。そして、光スイッチ502は、この光信号XをWDM信号に挿入して次ノードへ送信する。始点ノードと終点ノードとの間の各ノードにおいては、光信号Xは、WDM信号から分岐されることなく、次ノードへ転送される。そして、終点ノードにおいて、光分岐挿入装置500は、受信WDM信号から光信号Xを分岐してクライアントx2に導く。
この実施例では、光信号Xは、電気信号に変換されることなく、始点ノードから終点ノードまで伝送される。また、始点ノードから終点ノードへ至る経路上で光信号Xのキャリア波長は変わらない。すなわち、始点ノードと終点ノードとの間の各リンクにおいて、光信号Xを伝送する光回線に対して同じ波長が割り当てられる。
図3は、WDM光ネットワークにおいて使用される波長スロットの一例を示す。波長スロットは、光回線に対して割り当てられる波長資源の最小単位に相当する。よって、WDM波長帯は、複数の波長スロットに分割される。図3に示す例では、WDM波長帯は、40個の波長スロットに分割されている。また、各波長スロットの帯域幅は、互いに同じである。波長スロットの帯域幅は、例えば、光周波数で定義される。一例としては、波長スロットの帯域幅は12.5GHzである。
WDM光ネットワークにおいて光回線が設定されるときは、その光回線に対して1または複数の波長スロットが割り当てられる。光回線に対して割り当てられる波長スロットの個数は、その光回線を介して伝送される光信号のシンボルレートおよび変調方式などに依存する。図3に示す実施例では、光回線#1に対して1個の波長スロット(スロット1)が割り当てられ、光回線#2に対して2個の波長スロット(スロット2、3)が割り当てられ、光回線#3に対して1個の波長スロット(スロット4)が割り当てられている。
なお、この実施例では、各波長スロットの優先順位が予め決められているものとする。優先順位は、光回線に対して割り当てられる順番を表す。図3に示す実施例では、スロット番号が小さい波長スロットの優先度が高く、スロット番号が大きい波長スロットの優先度が低い。すなわち、要求された光回線に対して複数の波長スロットを割り当てることができる場合には、それら複数の波長スロットの中で最もスロット番号の小さい波長スロットがその光回線に割り当てられる。したがって、初期状態においては、要求された光回線に対して波長スロット1が割り当てられる。また、図3に示す状態において新たな光回線が設定されるときは、その光回線に対して波長スロット5が割り当てられる。なお、この光回線が要求する帯域が2個の波長スロットに相当するときは、この光回線に対して波長スロット5、6が割り当てられる。
図4は、WDM光ネットワークに設定される光回線の一例を示す。また、図5は、図4に示す光回線に対する波長割当ての一例を示す。なお、図4〜図5に示す例では、WDM光ネットワークは、4個のノードA〜Dを備える。ノードA、B間、ノードB、C間、ノードC、D間は、それぞれ光ファイバで接続されている。そして、図4に示す光回線#1〜#5が順番に設定されるものとする。なお、以下の記載では、ノードiとノードjとの間のリンクを「リンクi−j」と呼ぶことがある。また、ノードiとノードjとを接続する光ファイバを「ファイバi−j」と呼ぶことがある。すなわち、リンクi−jに敷設されている光ファイバをファイバi−jと呼ぶことがある。
光回線#1を設定する要求が与えられたときは、リンクA−Bにおいていずれの波長スロットも使用されていない。この場合、全波長スロットの中で最も優先度の高い波長スロット(すなわち、波長スロットS1)が光回線#1に割り当てられる。同様に、リンクB−Cにおいて光回線#2に波長スロットS1が割り当てられ、リンクC−Dにおいて光回線#3に波長スロットS1が割り当てられる。さらに、ノードAとノードCとの間に光回線#4を設定する要求が与えられる。このとき、リンクA−BおよびリンクB−Cにおいて、波長スロットS1は既に使用されている。よって、リンクA−BおよびリンクB−Cにおいて、それぞれ、光回線#4に波長スロットS2が割り当てられる。図5(a)は、光回線#1〜#4にそれぞれ波長スロットが割り当てられた状態を示している。
続いて、光回線#2が削除される。即ち、リンクB−Cにおいて光回線#2に割り当てられていた波長スロットS1が解放される。図5(b)は、光回線#2に割り当てられていた波長スロットS1が解放された状態を示している。
更に、光回線#5が追加される。ここで、リンクB−Cにおいては波長スロットS2が既に使用されており、リンクC−Dにおいては波長スロットS1が既に使用されている。すなわち、光回線#5を設定するために波長スロットS1、S2を使用することはできない。よって、リンクB−CおよびリンクC−Dにおいて、それぞれ、光回線#5に波長スロットS3が割り当てられる。図5(c)は、光回線#1、#3〜#5にそれぞれ波長スロットが割り当てられた状態を示している。
ところが、図5(c)に示す波長割当てでは、波長資源の利用効率が低い。そこで、ネットワーク管理システムに設けられる波長割当てシステムは、波長再割当てを実行する。具体的には、リンクC−Dにおいて、光回線#3に割り当てる波長スロットは、波長スロットS1から波長スロットS2に変更される。また、リンクB−CおよびリンクC−Dにおいて、光回線#5に割り当てる波長スロットは、波長スロットS3から波長スロットS1に変更される。この結果、図5(d)に示す割当て状態が実現される。すなわち、波長スロットS3が解放される。この結果、波長割当てシステムは、新たな光回線に対して波長スロットS3を割り当てることができるようになる。
図6は、WDM光ネットワークに設定される光回線の他の例を示す。図4に示す例と同様に、図6に示すWDM光ネットワークも4個のノードA〜Dを備える。ただし、ネットワークトポロジは、図4と図6とで異なっている。
図6(a)に示すケースにおいては、光回線#1〜#3が設定される。この場合、光回線#1〜#3に対して図7(a)に示すように波長スロットが割り当てられる。また、図6(b)に示すケースにおいては、光回線#1〜#4が設定される。この場合、光回線#1〜#4に対して図7(b)に示すように波長スロットが割り当てられる。
ここで、波長スロットの使用状態は、2つのケースにおいて同じである。すなわち、双方のケースにおいて、リンクA−Bにおいて波長スロットS1、S2が使用され、リンクB−Cにおいて波長スロットS1、S3が使用され、リンクB−Dにおいて波長スロットS2、S3が使用されている。
ところが、波長割当ての制約条件は、2つのケースの間で異なっている。すなわち、図6(a)に示すケースでは、ノードAとノードDとの間に光回線#2が設定される。この場合、リンクA−Cにおいて光回線#2に割り当てる波長スロットおよびリンクC−Dにおいて光回線#2に割り当てる波長スロットが同じであることが要求される。これに対して図6(b)に示すケースでは、ノードAとノードCとの間に光回線#2が設定され、ノードCとノードDとの間に光回線#4が設定される。この場合、リンクA−Cにおいて光回線#2に割り当てる波長スロットおよびリンクC−Dにおいて光回線#4に割り当てる波長スロットは、互いに異なっていてもよい。
したがって、図6(a)に示すケースでは、波長利用効率が高くなるように波長再割当てを行うことはできない。一方、図6(b)に示すケースでは、波長利用効率が高くなるように波長再割当てを行うことができる。即ち、リンクB−Dにおいて、光回線#4に割り当てる波長スロットは、波長スロットS2から波長スロットS1に変更される。また、リンクB−CおよびリンクB−Dにおいて、光回線#3に割り当てる波長スロットは、波長スロットS3から波長スロットS2に変更される。この結果、図7(c)に示す状態が実現される。すなわち、波長スロットS3が解放される。
このように、波長割当てシステムは、波長利用効率が高くなるように波長再割当てを実行する。ただし、波長再割当てを実行するか否かは、ネットワーク管理者が決定することがある。そこで、本発明の実施形態に係わる波長再割当て支援装置は、ネットワーク管理者が適切なタイミングで波長再割当てを実行できるように、WDM光ネットワークの波長資源の利用状況を表す情報を提供する。
<第1の実施形態>
図8は、本発明の第1の実施形態に係わる波長再割当て支援装置の機能の一例を示す。第1の実施形態の波長再割当て支援装置100は、ネットワーク情報入力部1、ネットワーク情報記憶部2、波長利用情報生成部3、最大個別使用帯域計算部4、総使用帯域計算部5、出力部6を備える。なお、波長再割当て支援装置100は、図8に示していない他の機能を備えていてもよい。
ネットワーク情報入力部1は、ネットワーク情報を取得する。ネットワーク情報は、後述するトポロジ情報および光回線情報を含む。また、ネットワーク情報は、たとえば、ネットワーク管理者により作成されて、所定の記憶装置に格納されている。そして、ネットワーク情報入力部1は、取得したネットワーク情報をネットワーク情報記憶部2に格納する。
波長利用情報生成部3は、ネットワーク情報記憶部2に格納されているネットワーク情報を参照して、各リンクにおける各波長スロットの利用状況を表す波長利用情報を生成する。そして、波長スロットの利用状況が変化したときは、波長利用情報生成部3は、波長利用情報を更新すると共に、最大個別使用帯域計算部4および総使用帯域計算部5に計算指示を与える。
計算指示が与えられると、最大個別使用帯域計算部4は、ネットワーク情報記憶部2に格納されているネットワーク情報を参照して最大個別使用帯域を計算する。また、計算指示が与えられると、総使用帯域計算部5は、ネットワーク情報記憶部2に格納されているネットワーク情報を参照して総使用帯域を計算する。そして、出力部6は、最大個別使用帯域計算部4により計算された最大個別使用帯域および総使用帯域計算部5により計算された総使用帯域を表す割当て状態情報を出力する。
出力部6は、例えば、最大個別使用帯域および総使用帯域を表す割当て状態情報を表示装置300に表示する。ただし、出力部6は、他の方法で最大個別使用帯域および総使用帯域を表す割当て状態情報を出力してもよい。例えば、出力部6は、割当て状態情報を記述した電子メールを作成して指定されたアドレスへ送信してもよい。
図9は、WDM光ネットワークのネットワークトポロジおよびWDM光ネットワークに設定される光回線の一例を示す図である。図9に示す例では、WDM光ネットワークは、4個のノードN1〜N4を備える。ノードN1、N2間、ノードN2、N3間、ノードN3、N4間は、それぞれ光ファイバで接続されている。そして、このWDM光ネットワークに図9に示す光回線#1〜#6が設定されるものとする。
図10は、トポロジ情報の一例を示す。トポロジ情報は、この例では、図10(a)に示すノードリストおよび図10(b)に示すリンクリストを含む。なお、図10に示すトポロジ情報は、図9に示すWDM光ネットワークのトポロジを表している。
ノードリストには、WDM光ネットワーク内の各ノードが登録される。この例では、図9に示すノードN1〜N4がノードリストに登録されている。また、リンクリストには、WDM光ネットワーク内の各リンクが登録される。リンクは、ノード間を接続する光ファイバに対応する。また、各リンクは、始点ノード、終点ノード、波長数で表される。波長数は、使用可能な波長スロットの個数を表す。ただし、すべてのリンクにおいて使用可能な波長スロットの個数が同じであるときは、個々のリンクに対して波長数を登録する必要はない。また、始点ノードから終点ノードへ向かう通信のための波長数と終点ノードから始点ノードへ向かう通信のための波長数とが互いに異なるときは、伝送方向ごとにリンクリストを生成してもよい。
上述のトポロジ情報は、例えば、ネットワーク管理者により作成され、ネットワーク情報入力部1に与えられる。そして、ネットワーク情報入力部1は、与えられたトポロジ情報をネットワーク情報の一部としてネットワーク情報記憶部2に格納する。
図11は、図9に示す光回線に対する波長割当ての一例を示す。この実施例では、光回線#1〜#3、#5、#6は、それぞれ1個の波長スロットに対応する帯域を使用し、光回線#4は、2個の波長スロットに対応する帯域を使用する。また、各光回線に対する波長スロットの割当ては、図8に示す波長割当てシステム200により実行されるものとする。
波長割当てシステム200は、光回線の設定を要求する光回線リクエストをユーザから受け取ると、その光回線に対して波長スロットを割り当てる。この場合、光回線リクエストは、始点ノード、終点ノード、経路、帯域を指定する。なお、波長割当てシステム200は、設定されている光回線の削除を要求する光回線リクエストを受信したときは、対応する波長スロットを解放することもできる。
この例では、リンクN1−N2において、光回線#1に波長スロットS1が割り当てられている。リンクN2−N3において、光回線#2に波長スロットS2が割り当てられている。リンクN3−N4において、光回線#3に波長スロットS1が割り当てられている。リンクN1−N3(即ち、リンクN1−N2およびリンクN2−N3)において、光回線#4に波長スロットS3〜S4が割り当てられている。リンクN1−N3(即ち、リンクN1−N2およびリンクN2−N3)において、光回線#5に波長スロットS6が割り当てられている。リンクN2−N4(即ち、リンクN2−N3およびリンクN3−N4)において、光回線#6に波長スロットS5が割り当てられている。そして、波長割当てシステム200は、各光回線に対する波長スロットの割当てを表す光回線情報を生成する。
図12は、光回線情報の一例を示す。図12に示す光回線情報は、図9に示す光回線#1〜#6に対して図11に示す波長割当てが実行されたときに生成される。回線IDは、各光回線を識別する。始点ノード、終点ノード、帯域、経路は、ユーザから要求される光回線リクエストから抽出される。帯域は、波長スロットの個数で表される。波長スロット番号は、対応する光回線に対して割り当てられた波長スロットを表す。
例えば、「回線ID=1」に対して「帯域=1」および「波長スロット番号=1」が設定されている。この状態は、光回線#1に波長スロットS1が割り当てられていることを表している。また、「回線ID=4」に対して「帯域=2」「波長スロット番号=3」が設定される。この状態は、光回線#4に波長スロットS3〜S4が割り当てられていることを表している。
経路は、始点ノードから終点ノードへ至る経路上のノードを順番に並べることにより表される。例えば、「回線ID=6」に対して「経路=N2、N3、N4」が設定されている。この状態は、光回線#6の経路がノードN2からノードN3を経由してノードN4へ至ることを表している。ただし、経路は、他の方法で表現してもよい。例えば、始点ノードから終点ノードまでの間に存在する1または複数のリンクにより経路を表してもよい。また、始点ノードから終点ノードまでの間に存在するノードおよびリンクにより経路を表してもよい。
光回線情報は、新たな光回線が追加されたとき、光回線の波長が変更されたとき、または光回線が削除されたときに更新される。そして、波長割当てシステム200は、更新した光回線情報を波長再割当て支援装置100に入力する。このとき、波長割当てシステム200は、光回線情報全体を波長再割当て支援装置100に入力してもよいし、追加、削除、変更が行われた光回線に係わる光回線情報のみを波長再割当て支援装置100に入力してもよい。或いは、波長再割当て支援装置100のネットワーク情報入力部1は、定期的に、波長割当てシステム200にアクセスして光回線情報を取得してもよい。そして、波長再割当て支援装置100において、光回線情報は、ネットワーク情報の一部としてネットワーク情報記憶部2に格納される。
波長再割当て支援装置100は、上述のネットワーク情報(トポロジ情報および光回線情報)に基づいて、WDM光ネットワークにおいて波長再割当てを実行すべきか否かを判定するために使用される情報を提供する。以下、波長再割当て支援装置100の動作について説明する。
図13は、第1の実施形態に係わる波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、波長再割当て支援装置100にネットワーク情報が与えられたとき、または波長再割当て支援装置100がネットワーク情報を取得したときに実行される。以下の記載では、図9に示すように、WDM光ネットワークに光回線#1〜#6が設定されているものとする。
S1において、ネットワーク情報入力部1は、ネットワーク情報を取得する。この実施例では、ネットワーク情報入力部1は、図10に示すトポロジ情報および図12に示す光回線情報を取得する。なお、「ネットワーク情報を取得する」は、波長再割当て支援装置100にネットワーク情報が与えられることを含む。ネットワーク情報は、ネットワーク情報記憶部2に格納される。
S2において、波長利用情報生成部3は、波長利用情報を生成する。波長利用情報は、各リンク(すなわち、各ファイバ)における各波長スロットの利用状況を表す。したがって、図9に示すWDM光ネットワークに光回線#1〜#6が設定されているときは、図14に示す波長利用情報が生成される。
図14に示す例では、「true」は、光回線に対して波長スロットが割り当てられている状態を表し、「false」は、光回線に対して波長スロットが割り当てられていない状態を表す。例えば、ファイバN1−N2(ノードN1、N2間の光ファイバ)の波長スロットS1は、光回線#1に割り当てられているので、「true」が設定されている。また、ファイバN2−N3(ノードN2、N3間の光ファイバ)の波長スロットS1は、いずれの光回線にも割り当てられていないので、「false」が設定されている。尚、true/falseの代わりに、設定されている光回線の回線IDが書き込まれるようにしてもよい。
生成された波長利用情報は、例えば、波長利用情報生成部3の内部に保持される。ここで、波長利用情報生成部3は、最新の波長利用情報を保持する。すなわち、波長利用情報生成部3は、各リンクにおける各波長スロットの現在の利用状況を管理する。
S3〜S4において、波長利用情報生成部3は、先に生成された波長利用情報と新たに生成した波長利用情報とを比較する。波長利用情報が変化したときは、波長再割当て支援装置100の処理はS5へ進む。一方、波長利用情報が変化していないときは、波長再割当て支援装置100の処理はS1へ戻る。例えば、新たな光回線が設定されるときは、その光回線が設定されるリンク上の対応する波長スロットの状態がfalseからtrueに変化する。また、設定されている光回線が削除されるときは、その光回線が設定されているリンク上の対応する波長スロットの状態がtrueからfalseに変化する。なお、ネットワークトポロジが変化したときにのみトポロジ情報が波長再割当て支援装置100に与えられるケース、或いは、光回線の追加/削除/変更が行われたときにのみ光回線情報が波長再割当て支援装置100に与えられるケースでは、S3〜S4の処理は省略可能である。
S5において、最大個別使用帯域計算部4は、ネットワーク情報記憶部2に格納されているネットワーク情報を参照して最大個別使用帯域(BwMax)を計算する。最大個別使用帯域は、ネットワーク情報に基づいて計算される1または複数の個別使用帯域の中の最大値を表す。個別使用帯域は、互いに同じ波長を割り当てることができない光回線の集合において、その集合に属する光回線の帯域の合計を表す。ここで、ある1本のファイバ上に複数の光回線が設定される場合、それら複数の光回線に対して同じ波長を割り当てることはできない。例えば、リンクN1−N2(ノードN1、N2間のファイバ)上には、光回線#1、#4、#5が設定される。この場合、光回線#1、#4、#5は、互いに同じ波長を割り当てることができない光回線の集合に属する。
したがって、この実施例では、最大個別使用帯域計算部4は、まず、各光ファイバについて、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域を計算する。そして、最大個別使用帯域計算部4は、各光ファイバについて計算された個別使用帯域の中の最大値を表す最大個別使用帯域を計算する。
図15は、最大個別使用帯域を計算する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、たとえば、波長利用情報が変化したときに実行される。また、この例では、ファイバ毎にそのファイバを通る光回線を要素とする集合を求め、その集合に含まれる光回線の帯域の合計が算出される。なお、図15に示すフローチャートにおいて、変数Bcmtは、選択された光回線の帯域の合計を計算するために使用される。また、変数BwMaxは、変数Bcmtの最大値を表す。
S11において、最大個別使用帯域計算部4は、WDM光ネットワーク内に敷設されている全ファイバの中から1本の光ファイバを選択する。S12において、最大個別使用帯域計算部4は、WDM光ネットワーク内に設定されている全光回線の中から1本の光回線を選択する。S13において、最大個別使用帯域計算部4は、S12で選択した光回線がS11で選択したファイバを通過するか否かを判定する。そして、S12で選択した光回線がS11で選択したファイバを通過するときは、最大個別使用帯域計算部4は、S14において、変数Bcmtに、S12で選択した光回線の帯域を加算する。一方、S12で選択した光回線がS11で選択したファイバを通過しないときは、S14の処理はスキップされる。
S15において、最大個別使用帯域計算部4は、すべての光回線が選択されたか否かを判定する。そして、選択されていない光回線が残っているときは、最大個別使用帯域計算部4の処理はS12に戻る。すなわち、すべての光回線に対してS13〜S14の処理が実行される。この結果、S11で選択されたファイバについて、そのファイバを通過する光回線の帯域の合計が算出される。すなわち、S11で選択されたファイバについて個別使用帯域が算出される。
S16において、最大個別使用帯域計算部4は、S11〜S15で算出した変数Bcmtと変数BwMaxとを比較する。そして、変数Bcmtが変数BwMaxよりも大きいときは、最大個別使用帯域計算部4は、S17において、変数Bcmtの値を変数BwMaxとして保持する。なお、変数Bcmtが変数BwMax以下であるときは、S17の処理はスキップされる。
S18において、最大個別使用帯域計算部4は、すべてのファイバが選択されたか否かを判定する。そして、選択されていないファイバが残っているときは、最大個別使用帯域計算部4の処理はS11に戻る。すなわち、すべてのファイバに対してS12〜S17の処理が実行される。この結果、各ファイバについて計算された個別使用帯域の最大値(すなわち、最大個別使用帯域)が得られる。
図9に示すWDM光ネットワークにおいては、以下のようにして最大個別使用帯域が計算される。まず、図10(b)に示すトポロジ情報に基づいて、ファイバN1−N2が選択される。そして、ファイバN1−N2の個別使用帯域が計算される。
すなわち、図12に示す光回線情報に基づいて、光回線#1〜#6が1本ずつ順番に選択される。光回線#1が選択されたときは、最大個別使用帯域計算部4は、光回線情報に基づいて、光回線#1がファイバN1−N2を通過するか否かを判定する。この場合、光回線#1に対応する「経路」においてN1およびN2が連続していれば、光回線#1がファイバN1−N2を通過すると判定される。この例では、光回線#1がファイバN1−N2を通過するので、変数Bcmtに光回線#1の帯域が加算される。ここで、変数Bcmtの初期値はゼロであり、光回線#1の帯域は「1」である。よって、光回線#1が選択されたときには、変数Bcmt=1が得られる。
続いて、光回線#2が選択される。しかし、光回線#2はファイバN1−N2を通過しない。よって、変数Bcmtは更新されない。同様に、光回線#3もファイバN1−N2を通過しないので、変数Bcmtは更新されない。
光回線#4は、ファイバN1−N2を通過する。ここで、光回線#4の帯域は「2」である。よって、変数Bcmtは「1」から「3」に更新される。さらに、光回線#5はファイバN1−N2を通過し、光回線#6はファイバN1−N2を通過しない。したがって、変数Bcmtは「3」から「4」に更新される。このように、ファイバN1−N2の個別使用帯域は「4」である。
同様に、ファイバN2−N3およびファイバN3−N4について個別使用帯域が計算される。この例では、ファイバN2−N3の個別使用帯域は「5」であり、ファイバN3−N4の個別使用帯域は「2」である。したがって、最大個別使用帯域は「5」である。
図13に戻る。S6において、総使用帯域計算部5は、ネットワーク情報記憶部2に格納されているネットワーク情報を参照して総使用帯域(CrntBw)を計算する。
図16は、総使用帯域を計算する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、波長利用情報が変化したときに実行される。なお、図16に示すフローチャートにおいて、変数CrntBwは、いずれかの光回線により使用されている波長スロットの個数をカウントするために使用される。
S21において、総使用帯域計算部5は、WDM光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットの中から1個の波長スロットを選択する。S22において、総使用帯域計算部5は、WDM光ネットワーク内に設定されている全光回線の中から1本の光回線を選択する。S23において、総使用帯域計算部5は、S22で選択した光回線がS21で選択した波長スロットを使用するか否かを判定する。
S22で選択した光回線がS21で選択した波長スロットを使用するときは、総使用帯域計算部5は、S24において、変数CrntBwを1だけインクリメントする。一方、S22で選択した光回線がS21で選択した波長スロットを使用していないときは、総使用帯域計算部5は、S25において、すべての光回線が選択されたか否かを判定する。そして、S23の判定が行われていない光回線が残っているときは、総使用帯域計算部5の処理はS22に戻る。
変数CrntBwがインクリメントされたとき、または、すべての光回線に対してS23の判定が実行されたときは、総使用帯域計算部5の処理はS26に進む。S26において、総使用帯域計算部5は、すべての波長スロットに対してS22〜S25の処理が終了したか判定する。そして、S22〜S25の処理が実行されていない波長スロットが残っているときは、総使用帯域計算部5の処理はS21に戻る。
このように、総使用帯域計算部5は、各波長スロットがいずれかの光回線により使用されているか否かを判定する。そして、いずれかの光回線により使用されている波長スロットの個数がカウントされる。ここで、各波長スロットの帯域は既知である。よって、いずれかの光回線により使用されている波長スロットの帯域の合計(すなわち、総使用帯域)が計算される。
図9に示すWDM光ネットワークにおいては、以下のようにして総使用帯域が計算される。まず、波長スロットS1が選択され、光回線#1が選択される。図12に示す光回線情報によれば、光回線#1に対して波長スロットS1が割り当てられている。すなわち、波長スロットS1は、光回線#1により使用されている。したがって、S24において、変数CrntBwは1だけインクリメントされる。ここで、変数CrntBwの初期値はゼロである。したがって、変数CrntBwは、「ゼロ」から「1」に更新される。なお、総使用帯域計算部5は、いずれかの光回線により使用されている波長スロットの個数をカウントする。よって、波長スロットS1が光回線#1により使用されていることが検出されたときは、他の光回線についてS23の判定を実行する必要はない。すなわち、次の波長スロットが選択される。
波長スロットS2が選択され、光回線#1が選択される。ところが、光回線#1に対して波長スロットS1が割り当てられており、且つ、光回線#1の帯域は「1」である。したがって、波長スロットS2は、光回線#1により使用されていない。続いて、波長スロットS2に対して光回線#2が選択される。ここで、光回線#2に対して波長スロットS2が割り当てられている。すなわち、波長スロットS2は、光回線#2により使用されている。したがって、S24において、変数CrntBwは1だけインクリメントされる。この結果、変数CrntBwは、「1」から「2」に更新される。
波長スロットS3は、図12に示すように、光回線#4により使用されている。したがって、変数CrntBwは、「2」から「3」に更新される。また、光回線#4の帯域は「2」である。このため、光回線#4に対しては、波長スロットS3およびその次の波長スロットが割り当てられている。すなわち、波長スロットS4も光回線#4により使用されている。この結果、変数CrntBwは、「3」から「4」に更新される。
波長スロットS5は光回線#6により使用されているので、変数CrntBwは、「4」から「5」に更新される。更に、波長スロットS6は光回線#5により使用されているので、変数CrntBwは、「5」から「6」に更新される。
同様に、すべての波長スロットについて図16に示すフローチャートの処理が実行される。図3に示す例では、各波長スロットS1〜S40がそれぞれいずれかの光回線により使用されているか判定される。この結果、総使用帯域が計算される。図9に示すWDM光ネットワークでは、光回線#1〜#6が設定されることにより、総使用帯域=6が得られる。
S7において、出力部6は、S5で算出された最大個別使用帯域(BwMax)およびS6で算出された総使用帯域(CrntBw)を表す割当て状態情報を出力する。ここで、総使用帯域は、いずれかの光回線により使用されている波長スロットの個数に対応する。したがって、総使用帯域は、現在、使用されている波長の数に相当する。一方、最大個別使用帯域は、互いに同じ波長を割り当てることができない1または複数の光回線の帯域の合計の最大値である。すなわち、各光回線に対する波長割当てを最適化すれば、総使用帯域は、ほぼ最大個別使用帯域まで削減され得ると考えられる。換言すれば、最大個別使用帯域は、設定されている光回線を収容するための必要最小限の帯域を表す。よって、最大個別使用帯域は、デフラグ(すなわち、波長再割当て)が実行された後の予想使用波長数に相当する。
最大個別使用帯域と総使用帯域との差分は、デフラグによって削減可能と見込まれる波長スロットの個数に相当する。すなわち、この差分は、デフラグによる効果の大きさを表す。
総使用帯域(現在の使用波長数)および最大個別使用帯域(デフラグ後の予想使用波長数)を表す割当て状態情報は、例えば、図17に示すように、表示装置300に表示される。メッセージダイアログは、例えば、総使用帯域および/または最大個別使用帯域が計算されたときに表示される。或いは、総使用帯域および/または最大個別使用帯域は、常時、表示されるようにしてもよい。この場合、計算結果が変化したときにメッセージダイアログが更新される。また、総使用帯域および/または最大個別使用帯域についての計算結果が変化したときに、出力部6は、その計算結果を含む電子メールを予め指定されたアドレスに送信してもよい。
ネットワーク管理者は、総使用帯域および最大個別使用帯域に基づいて、デフラグを実行することが好ましいか否かを判定することができる。例えば、最大個別使用帯域と総使用帯域との差が大きいときは、デフラグを実行することにより使用波長数を大きく削減できると考えられる。この場合、ネットワーク管理者は、波長再割当てを実行することが好ましい。一方、最大個別使用帯域と総使用帯域との差が小さいときは、デフラグを実行しても使用波長数はさほど削減されないと考えられる。この場合、波長再割当てを実行しない方がよいかも知れない。このように、波長再割当て支援装置100は、デフラグを実行することが好ましいタイミングをネットワーク管理者に知らせる。すなわち、ネットワーク管理者は、デフラグを実行することが好ましいタイミングを容易に認識できる。したがって、必要以上の頻度で波長再割当てが実行されることなく、通信資源が効率的に使用される。
なお、図17に示す表示形態においては、波長スロットが光回線に対してどのような順番で割り当てられるのかによらず、同じ形式で総使用帯域および最大個別使用帯域が表示される。また、波長再割当て支援装置100は、総使用帯域および最大個別使用帯域に加えて、過去の一定期間内に波長を割り当てることが出来なかった光回線の本数などを表す付加情報を表示装置300に表示してもよい。
各ステップの処理を実行する順序は、図13に示す実施例に限定されるものではない。例えば、波長再割当て支援装置100は、S5の前にS6の処理を実行してもよい。
このように、本発明の実施形態によれば、光回線を収容するために必要な最小限の波長数(実施例では、波長スロットの個数)の予測値が算出される。そして、使用中の波長数と共に、その予測値が表示される。したがって、ネットワーク管理者は、容易に、波長再割当てを行うべきタイミングを認識できる。加えて、光回線の追加、削除、変更が行われたときに上記表示を行うようにすれば、ネットワーク管理者の負担は少ない。
<第2の実施形態>
図18は、第2の実施形態に係わる波長再割当て支援装置の機能の一例を示す。第2の実施形態の波長再割当て支援装置100は、ネットワーク情報入力部1、ネットワーク情報記憶部2、波長利用情報生成部3、最大個別使用帯域計算部4、波長スロット特定部11、表示制御部12を備える。なお、ネットワーク情報入力部1、ネットワーク情報記憶部2、波長利用情報生成部3、最大個別使用帯域計算部4は、第1の実施形態および第2の実施形態において実質的に同じである。
波長スロット特定部11は、最大個別使用帯域計算部4により計算される最大個別使用帯域に対応する波長スロットを特定する。一例としては、波長スロット特定部11は、下式により、最大個別使用帯域に対応する注目波長スロットのスロット番号Xを特定する。
X=最小スロット番号−1+最大個別使用帯域
この実施例では、波長スロットS1〜S40が用意されている。そして、光回線に対して波長スロットを割り当てるときには、スロット番号の小さい波長スロットから順番に選択される。すなわち、最小スロット番号は「1」である。また、図11に示す例では、最大個別使用帯域BwMax=5が得られている。この場合、注目波長スロットのスロット番号Xは、「5(=1−1+5)」である。
表示制御部12は、波長利用情報生成部3により生成される波長利用情報を表す利用情報グラフを生成して表示装置300に表示する。また、表示制御部12は、その利用情報グラフ上で、波長スロット特定部11により特定された注目波長スロットを識別する。注目波長スロットは、文字、図形、または記号により識別される。
図19は、第2の実施形態に係わる波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。なお、S1〜S5は、第1の実施形態および第2の実施形態において実質的に同じである。すなわち、S1〜S5において、最大個別使用帯域が算出される。
S31において、波長スロット特定部11は、最大個別使用帯域計算部4により計算される最大個別使用帯域に対応する注目波長スロットを特定する。S32において、表示制御部12は、波長利用情報を表す利用情報グラフを生成して表示装置300に表示する。S33において、表示制御部12は、利用情報グラフ上で注目波長スロットを識別する。
図20は、第2の実施形態における波長利用情報の表示例を示す。第2の実施形態においては、波長利用情報は、利用情報グラフで表される。グラフの横軸は、WDM光ネットワークの各リンク(即ち、WDM光ネットワークを構成する各光ファイバ)を表す。グラフの縦軸は、WDM光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットを表す。複数の波長スロットは、光回線に対して割り当てられる優先度の高い波長スロットから順番に並べられる。図20に示す実施例では、最も優先度の高い波長スロットS1から順番に、波長スロットS2、S3、S4、...が並べられている。そして、この利用情報グラフにより、各光回線#1〜#6による各波長スロットの利用状況が表される。なお、この実施例では、最大個別使用帯域BwMaxは5である。
図20(a)に示す例では、最大個別使用帯域に対応する波長スロットS5が識別されるように、利用情報グラフ上に境界線21が表示されている。境界線21は、波長スロットS5、S6間に引かれている。この場合、境界線21の上側に配置されている光回線#6は、デフラグにより、波長スロットS1〜S5内に再割当て可能と推定される。すなわち、ネットワーク管理者は、境界線21により、デフラグによる効果を容易に認識することができる。具体的には、ネットワーク管理者は、境界線21の上側に配置されている光回線の量に応じて、デフラグを実行すべきか否かを判定することができる。
なお、注目波長スロットを識別する方法は、図20(a)に示す例に限定されるものではない。例えば、図20(b)に示すように、最大個別使用帯域に対応する波長スロットS5が矢印22により識別されるようにしてもよい。
<第3の実施形態>
図21は、第3の実施形態に係わる波長再割当て支援装置の機能の一例を示す。第3の実施形態の波長再割当て支援装置100は、ネットワーク情報入力部1、ネットワーク情報記憶部2、波長利用情報生成部3、最大個別使用帯域計算部4、総使用帯域計算部5、出力部6、判定部13を備える。
判定部13は、総使用帯域CrntBwと最大個別使用帯域BwMaxとの差分が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する。この差分は、デフラグにより解放される帯域(すなわち、デフラグにより解放される波長スロットの個数)の推定値を表す。ここで、この差分が大きいときは、デフラグによる効果が大きいと考えられる。そして、判定部13による判定結果は、出力部6に与えられる。出力部6は、総使用帯域および最大個別使用帯域を表す割当て状態情報に加えて、判定部13による判定結果を出力する。例えば、上記差分が閾値よりも大きいときは、出力部6は、デフラグの実行を推奨するメッセージを表示装置300に表示する。なお、閾値は、例えば、ネットワーク管理者により決定される。
図22は、第3の実施形態に係わる波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。なお、S1〜S7は、第1の実施形態および第3の実施形態において実質的に同じである。即ち、S1〜S7により、総使用帯域CrntBwおよび最大個別使用帯域BwMaxが算出される。
S41において、判定部13は、総使用帯域CrntBwと最大個別使用帯域BwMaxとの差分と所定の閾値THとを比較する。そして、この差分が閾値THよりも大きいときは、S42において、出力部6は、デフラグの実行を推奨するメッセージを出力する。
デフラグの実行を推奨するメッセージは、例えば、以下の方法で出力される。
(1)専用のダイアログを用いて表示する
(2)ウインドウ上のバルーンを用いて表示する
(3)予め指定されたアドレスにメールを送信する
(4)総使用帯域および最大個別使用帯域と共に表示する
(5)図20に示す利用情報グラフの一部を強調表示する(色、フォントの変更)
<第4の実施形態>
第3の実施形態では、総使用帯域と最大個別使用帯域との差分が閾値よりも大きいときに、デフラグの実行を推奨するメッセージが出力される。これに対して、第4の実施形態では、総使用帯域と最大個別使用帯域との差分が閾値よりも大きいときに、デフラグプロセスが自動的に起動される。デフラグプロセスは、例えば、図21に示す波長割当てシステム200により実行される。この場合、上記差分が閾値よりも大きいときに、デフラグプロセスを起動する指示が、判定部13から波長割当てシステム200に与えられる。
図23は、第4の実施形態に係わる波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。第4の実施形態では、総使用帯域と最大個別使用帯域との差分が閾値よりも大きいときに、S43において、判定部13は、波長割当てシステム200に対してデフラグプロセスを起動する指示を与える。
<第5の実施形態>
第5の実施形態では、図15に示すフローチャートの処理の代わりに、数理計画法を利用して最大個別使用帯域が計算される。この実施例では、下記のモデルを利用して最大個別使用帯域が計算される。
max Σwii (1)
i+xj≦1 (2)
(1)式は、目的関数を表す。wiは、光回線#iの帯域を表す。この実施例では、光回線の帯域は、波長スロットの個数で表される。xiは、整数変数であり、ゼロまたは1である。「xi=1」は、光回線#iが最大帯域集合に属することを表す。最大帯域集合は、互いに同じ波長を割り当てることができない光回線の集合のうち、集合に含まれる光回線の帯域の合計が最も大きい集合を意味する。「xi=ゼロ」は、光回線#iが最大帯域集合に属さないことを表す。したがって、(1)式は、互いに同じ波長を割り当てることができない光回線の集合に属する光回線の帯域の合計を最大化する。
(2)式において、i及びjは、任意の2つの光回線#i、#jのうち、光回線#i、#jに対して同じ波長を割り当てることが可能な組合わせを表す。(2)式は、iおよびjのすべての組み合わせについて生成される。なお、光回線#i、#jが重複して設定されるリンクが1つも存在しないときは、光回線#i、#jに対して同じ波長を割り当てることが可能である。
例えば、図9に示すWDM光ネットワークにおいては、6本の光回線#1〜#6に対して6個の変数x1、x2、x3、x4、x5、x6が生成される。また、光回線#4の帯域が2であり、他の光回線#1〜#3、#5、#6の帯域はそれぞれ1である。即ち、(1)式は下記のように表される。
Σwii=x1+x2+x3+2x4+x5+x6
(2)式の制約条件は、例えば、図24に示す制約条件表で表される。図24に示す制約条件表において、各行は、光回線#iに対応し、各列は、光回線#jに対応する。例えば、行#1と列#2とで表されるフィールドには、光回線#1、#2が重複して設定されるリンクが存在するときに「1」が書き込まれ、光回線#1、#2が重複して設定されるリンクが1つも存在しないときに「0」が書き込まれる。なお、i=jに対応するフィールドには、「−」が書き込まれる。
一例として、図9に示すWDM光ネットワークに対する制約条件について説明する。まず、リンクN1−N2上には、光回線#1、#4、#5が設定される。すなわち、光回線#1、#4、#5に対して互いに異なる波長スロットが割り当てられる。したがって、行#1において列#4、#5に対応するフィールドに「1」が書き込まれ、行#4において列#1、#5に対応するフィールドに「1」が書き込まれ、行#5において列#1、#4に対応するフィールドに「1」が書き込まれる。同様に、リンクN2−N3上には、光回線#2、#4、#5、#6が設定される。したがって、行#2において列#4、#5、#6に対応するフィールドに「1」が書き込まれ、行#4において列#2、#5、#6に対応するフィールドに「1」が書き込まれ、行#5において列#2、#4、#6に対応するフィールドに「1」が書き込まれ、行#6において列#2、#4、#5に対応するフィールドに「1」が書き込まれる。さらに、リンクN3−N4上には、光回線#3、#6が設定される。したがって、行#3において列#6に対応するフィールドに「1」が書き込まれ、行#6において列#3に対応するフィールドに「1」が書き込まれる。他のフィールドには、「0」が書き込まれる。
「0」が書き込まれたフィールドに対応する光回線のペアには、同じ波長を割り当てることが可能である。この実施例では、光回線#1、#2に同じ波長を割り当てることが可能である。さらに、光回線#1、#3、光回線#1、#6、光回線#2、#3、光回線#3、#4、光回線#3、#5に対してそれぞれ同じ波長を割り当てることが可能である。したがって、制約条件は以下の通りである。
1+x2≦1
1+x3≦1
1+x6≦1
2+x3≦1
3+x4≦1
3+x5≦1
この問題は、0/1計画問題の1つであり、分枝限定法などを利用して解決することができる。この問題を解くと、x2、x4、x5、x6が1であり、x1、x3がゼロである。そして、これらの解を(1)式に与えると、以下の結果が得られる。
Σwii=0+1+0+2+1+1=5
すなわち、最大個別使用帯域BwMaxとして「5」が得られる。なお、この計算は、最大個別使用帯域計算部4により実行される。
<第6の実施形態>
第6の実施形態の波長再割当て支援装置は、第1〜第5の実施形態の機能に加えて、付加情報を生成することができる。付加情報は、この例では、資源量R0と資源量R1との比率を表す。
資源量R0は、光回線に対して割り当てられている波長資源の総量を表す。図11に示す例では、光回線#1は、1個のリンクを通過する。また、光回線#1には、1個の波長スロットが割り当てられている。ここで、光回線#1に割り当てられる波長資源は、光回線が通過するリンクの数と光回線#1の帯域との積で表される。光回線の帯域は、この例では、波長スロットの個数で表される。したがって、光回線#1に割り当てられる波長資源は1である。同様に、光回線#2、#3、#4、#5、#6に割り当てられる波長資源は、それぞれ1、1、4、2、2である。したがって、資源量R0は、11である。
資源量R1は、波長割当てが最適化されているときに使用される波長スロット以外の波長スロットが割り当てられている光回線が存在する場合、その光回線に対して割り当てられている波長資源の総量を表す。波長割当てが最適化されているときに使用される波長スロットは、例えば、最大個別使用帯域に対応する個数の波長スロットに相当する。図11に示す例では、最大個別使用帯域は5であり、波長割当てが最適化されているときには波長スロットS1〜S5が使用されると予測される。この場合、波長スロットS6が「波長割当てが最適化されているときに使用される波長スロット以外の波長スロット」に相当する。ここで、波長スロットS6は、光回線#5に割り当てられている。よって、資源量R1は、光回線#5に割り当てられている波長資源に相当し、2である。
波長再割当て支援装置は、付加情報「R0/R1=2/11」を出力する。ここで、R0/R1の値が大きいときは、波長資源の使用効率が低いことを意味する。すなわち、R0/R1の値が大きいときは、デフラグを行うことが好ましい。
図25は、付加情報を生成する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、不図示の付加情報生成部により実行される。
S51において、付加情報生成部は、光回線を選択する。S52において、付加情報生成部は、S51で選択した光回線が通るリンクの数を検出する。図9に示す例では、光回線#1〜#3のリンク数はそれぞれ1であり、光回線#4〜#6のリンク数はそれぞれ2である。S53において付加情報生成部は、現在の変数R0に「帯域×リンク数」を加算することにより変数R0を更新する。帯域は、選択した光回線の帯域を表す。なお、変数R0の初期値はゼロである。
S54において、付加情報生成部は、選択した光回線に対して割り当てられている波長スロットのスロット番号が、最大個別使用帯域よりも大きいか否かを判定する。そして、この波長スロット番号が最大個別使用帯域よりも大きいときには、付加情報生成部は、S55において、現在の変数R1に「帯域×リンク数」を加算することにより変数R1を更新する。上記波長スロット番号が最大個別使用帯域以下であるときは、S55はスキップされる。
例えば、図11に示す例では、最大個別使用帯域は5である。したがって、光回線#1〜#4、#6については、S55はスキップされる。一方、光回線#5には波長スロットS6が割り当てられている。よって、S51において光回線#5が選択されたときは、S55において変数R1に「帯域×リンク数=2」が加算される。なお、変数R1の初期値はゼロである。
S56において、付加情報生成部は、すべての光回線についてS52〜S55の処理を実行したか判定する。S52〜S55の処理が実行されていない光回線が残っているときは、付加情報生成部の処理はS51に戻る。そして、すべての光回線についてS52〜S55の処理が実行されると、付加情報生成部は、S57において、資源量R0と資源量R1との比率を表す付加情報を出力する。付加情報は、例えば、表示装置300に表示される。この場合、例えば、図26に示すように、資源量R0と資源量R1との比率がグラフィカルに表示される。なお、図26において、斜線領域が資源量R1に相当する。
付加情報は、例えば、図17に示すメッセージと共に表示される。あるいは、付加情報は、図20に示す利用情報グラフと共に表示されるようにしてもよい。
<第7の実施形態>
波長割当てシステム200は、要求された光回線に対して波長スロットを割り当てる際には、各波長スロットの優先順位に応じて波長割当てを実行する。一例としては、要求された光回線に複数の波長スロットを割り当てることができる場合には、それら複数の波長スロットの中で最もスロット番号の小さい波長スロットがその光回線に割り当てられる。即ち、スロット番号の小さい波長スロットから順番に光回線に割り当てられる。ただし、波長スロットの優先順位は、この実施例に限定されるものではない。例えば、スロット番号の大きい波長スロットから順番に光回線に割り当てられるようにしてもよい。
また、光回線の帯域が大きいときは、複数の連続する波長スロットが割り当てられる。例えば、図3に示す例では、光回線#2に対して連続する2個の波長スロットが割り当てられている。したがって、各波長スロットの優先順位は、最小のスロット番号の波長スロットから最大のスロット番号の波長スロットに向かって順番に下がっていくように、或いは、最大のスロット番号の波長スロットから最小のスロット番号の波長スロットに向かって順番に下がっていくように決定されることが好ましい。
ところが、上述した幾つかの実施例(たとえば、図20に示す実施例)の処理は、スロット番号の小さい波長スロットから順番に使用されることを前提として実現される。そこで、第7の実施形態の波長再割当て支援装置は、他の順番で波長スロットが使用される場合であっても上述の実施例が実現されるように、優先順位に応じて各波長スロットのスロット番号を変換する機能を備える。
図27は、第7の実施形態に係わる波長再割当て支援方法の一例を示すフローチャートである。図27に示す例では、第7の実施形態の方法は、第1の実施形態に係わる図13に示すフローチャートにS60の処理を追加することで実現される。ただし、第7の実施形態の方法は、第2〜第6の実施形態にS60の処理を追加することで実現してもよい。
S60において、不図示のスロット番号変換部は、各光回線に割り当てられている波長スロットのスロット番号を仮想スロット番号に変換する。スロット番号変換部は、たとえば、波長利用情報生成部3の機能の一部であってもよい。仮想スロット番号を算出する方法の一例を図28に示す。
S61において、スロット番号変換部は、スロット入れ替えリストを生成する。スロット入れ替えリストは、例えば、配列p[i]を利用して作成される。iは、光回線に割り当てられている波長スロットのスロット番号を表す。そして、波長スロットSiの優先順位がjであるときは、p[i]=jが生成される。
例えば、図9に示すように、WDM光ネットワークに光回線#1〜#6が設定されるものとする。WDM光ネットワークは、波長スロットS1〜S40を提供する。そして、スロット番号が大きいほど、優先順位が高いものとする。即ち、波長スロットS40の優先順位が最も高く、波長スロットS1の優先順位が最も低い。この場合、光回線#1〜#6に対して、図29(a)に示すように、波長スロットS40〜S35が割り当てられる。この場合、スロット入れ替えリストとしてp[40]=1、p[39]=2、P[38]=3、...、p[2]=39、p[1]=40が作成される。
S62において、スロット番号変換部は、WDM光ネットワーク内に設定されている全光回線の中から1本の光回線を選択する。S63において、スロット番号変換部は、上述の入れ替えリストを利用して、選択した光回線に割り当てられている波長スロットのスロット番号を仮想スロット番号に変換する。例えば、図29に示す光回線#1には波長スロットS40が割り当てられている。この場合、「i=40」を配列p[i]に与えると、仮想スロット番号=1が得られる。
S64において、スロット番号変換部は、すべての光回線が選択されたか否かを判定する。そして、選択されていない光回線が残っているときは、スロット番号変換部の処理はS62に戻る。すなわち、すべての光回線に対して仮想スロット番号が計算される。図29(b)は、仮想スロット番号を用いて表された波長割当ての一例を示す。
第7の実施形態のスロット番号変換機能は、例えば、図18〜図20に示す実施例において、注目波長スロットを特定して利用情報グラフ上に表示するときに有用である。すなわち、波長スロット特定部11は、仮想スロット番号を用いて注目波長スロットを特定する。また、表示制御部12は、利用情報グラフにおいて、仮想スロット番号が「1」から順番に大きくなるように波長スロットを並べる。そして、表示制御部12は、仮想スロット番号を用いて特定された注目波長スロットを利用情報グラフ上に識別表示する。このとき、最大個別使用帯域を波長スロットの帯域で割り算することにより得られる値と一致する仮想スロット番号が付与された波長スロットが、注目波長スロットとして識別表示される。なお、最大個別使用帯域が波長スロットの個数で表されるときは、最大個別使用帯域と一致する仮想スロット番号が付与された波長スロットが、注目波長スロットとして識別表示される。したがって、スロット番号が小さい波長スロットから順番に光回線に割り当てられる構成でなくても、波長再割当て支援装置100は、図20と同様の表示を行うことができる。
<ハードウェア構成>
図30は、波長再割当て支援装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。波長再割当て支援装置100は、例えば、図30に示すコンピュータシステム50により実現される。コンピュータシステム50は、CPU51、メモリ52、記憶装置53、入力装置54、出力装置55、ネットワーク装置56、記憶媒体ドライブ57を備える。CPU51、メモリ52、記憶装置53、入力装置54、出力装置55、ネットワーク装置56、記憶媒体ドライブ57は、例えば、バス58に接続される。
CPU51は、メモリ52を利用して、図13、図15、図16、図19、図22、図23、図25、図27、または図28に示すフローチャートの処理を記述したプログラムを実行する。これにより、上述した波長再割当て支援方法が実現される。すなわち、CPU51は、波長利用情報生成部3、最大個別使用帯域計算部4、総使用帯域計算部5、出力部6、波長スロット特定部11、表示制御部12、判定部13、不図示の付加情報生成部、不図示の変換部の機能を提供することができる。メモリ52は、例えば半導体メモリであり、RAM領域およびROM領域を含んで構成される。なお、各フローチャートの処理で使用される変数は、メモリ52に一時的に格納される。記憶装置53は、例えばハードディスク装置であり、上述のプログラムを格納する。また、記憶装置53は、各フローチャートの処理の結果を格納する。なお、記憶装置53は、フラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよい。また、記憶装置53は、外部記憶装置であってもよい。図8等に示すネットワーク記憶部2は、メモリ52または記憶装置53を利用して構成される。
入力装置54は、ユーザにより操作されるキーボード、マウス、タッチパネル等に相当する。ネットワーク情報は、入力装置54を介して入力される。出力装置55は、CPU51による処理結果を出力する。出力装置55は、図8等に示す表示装置300であってもよい。
ネットワーク装置56は、CPU51の指示に従ってネットワークを介してデータを送信および受信することができる。即ち、ネットワーク装置56は、ネットワーク上に存在するサーバ61にアクセスすることができる。記録媒体ドライブ57は、CPU51の指示に従って着脱可能記録媒体62にアクセスする。着脱可能記録媒体62は、例えば、半導体デバイス(USBメモリなど)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(磁気ディスク等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(CD−ROM、DVD等)などにより実現される。
実施形態のプログラムは、例えば、下記の形態でコンピュータシステム50に与えられる。
(1)記憶装置53に予めインストールされている。
(2)着脱可能記録媒体62により提供される。
(3)サーバ61から提供される。
1 ネットワーク情報入力部
2 ネットワーク情報記憶部
3 波長利用情報生成部
4 最大個別使用帯域計算部
5 総使用帯域計算部
6 出力部
11 波長スロット特定部
12 表示制御部
13 判定部
100 波長再割当て支援装置
200 波長割当てシステム
300 表示装置

Claims (9)

  1. 複数のノードが光ファイバで接続された波長分割多重光ネットワークにおいて光回線に対する波長割当てに係わる情報を提供する波長再割当て支援方法であって、
    前記波長分割多重光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットのそれぞれについて1以上の光回線により使用されるか否かを判定し、1以上の光回線により使用されると判定された波長スロットの帯域の合計を表す総使用帯域の割当て状態情報を出力し、
    各光ファイバについて得られる、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域の中の最大値を表す最大個別使用帯域の割当て状態情報を出力し、
    前記総使用帯域の割当て状態情報および前記最大個別使用帯域の割当て状態情報を、表示装置に同時かつ一緒に表示し、
    前記総使用帯域と前記最大個別使用帯域との差が所定の閾値よりも大きいときに、前記波長分割多重光ネットワークに設定されている光回線に対する波長スロットの再割当てを促すメッセージを出力する
    ことを特徴とする波長再割当て支援方法。
  2. 複数のノードが光ファイバで接続された波長分割多重光ネットワークにおいて光回線に対する波長割当てに係わる情報を提供する波長再割当て支援方法であって、
    前記波長分割多重光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットのそれぞれについて1以上の光回線により使用されるか否かを判定し、1以上の光回線により使用されると判定された波長スロットの帯域の合計を表す総使用帯域の割当て状態情報を出力し、
    各光ファイバについて得られる、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域の中の最大値を表す最大個別使用帯域の割当て状態情報を出力し、
    前記総使用帯域の割当て状態情報および前記最大個別使用帯域の割当て状態情報を、表示装置に同時かつ一緒に表示し、
    前記総使用帯域と前記最大個別使用帯域との差が所定の閾値よりも大きいときに、前記波長分割多重光ネットワークに設定されている光回線に対する波長スロットの再割当てを行う再割当て処理を起動する
    ことを特徴とする波長再割当て支援方法。
  3. 複数のノードが光ファイバで接続された波長分割多重光ネットワークにおいて光回線に対する波長割当てに係わる情報を提供する波長再割当て支援方法であって、
    横軸方向に前記複数のノード間を接続する各光ファイバが配置され、縦軸方向に前記波長分割多重光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットが光回線に割り当てられる優先度の高い波長スロットから順番に配置され、前記複数の波長スロットそれぞれの利用状況を光ファイバ毎に表す利用情報グラフを表示装置に表示し、
    各光ファイバについて得られる、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域の中の最大値に対応する波長スロット、を識別する文字、図形、または記号を前記利用情報グラフ上に表示する
    ことを特徴とする波長再割当て支援方法。
  4. 複数のノードが光ファイバで接続された波長分割多重光ネットワークにおいて光回線に対する波長割当てに係わる情報を提供する波長再割当て支援方法であって、
    横軸方向に前記複数のノード間を接続する各光ファイバが配置され、縦軸方向に前記波長分割多重光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットが光回線に割り当てられる優先度の高い波長スロットから順番に配置され、前記複数の波長スロットそれぞれの利用状況を光ファイバ毎に表す利用情報グラフを表示装置に表示し、
    各光ファイバについて、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域を計算し、
    各光ファイバについて計算された個別使用帯域の中の最大値を表す最大個別使用帯域を計算し、
    前記利用情報グラフ上に前記最大個別使用帯域に対応する波長スロットを識別する文字、図形、または記号を表示する
    ことを特徴とする波長再割当て支援方法。
  5. 前記複数の波長スロットそれぞれに対して予め決められている、光回線に割り当てられる順番を表す優先順位に基づいて、各光回線に割り当てられている各波長スロットに仮想スロット番号を付与し、
    前記利用情報グラフの縦軸方向に、前記複数の波長スロットを仮想スロット番号に基づいて順番に配置し、
    前記最大個別使用帯域を波長スロットの帯域で割り算することにより得られる値と一致する仮想スロット番号が付与された波長スロットを、前記文字、図形、または記号を用いて識別する
    ことを特徴とする請求項に記載の波長再割当て支援方法。
  6. 複数のノードが光ファイバで接続された波長分割多重光ネットワークにおいて光回線に対する波長割当てに係わる情報を提供する波長再割当て支援方法であって、
    前記波長分割多重光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットそれぞれの利用状況を光ファイバ毎に表す利用情報グラフを表示装置に表示し、
    各光ファイバについて、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域を計算し、
    各光ファイバについて計算された個別使用帯域の中の最大値を表す最大個別使用帯域を計算し、
    前記最大個別使用帯域を計算する処理は、
    前記波長分割多重光ネットワークに設定されている複数の光回線それぞれに対してゼロまたは1をとる変数を生成するステップと、
    前記複数の光回線の中の任意の2本の光回線が同じファイバを通らないときに、前記2本の光ファイバに対してそれぞれ生成される変数が同時に1にならないという制約条件の下で各光回線の変数の値を決定するステップと、
    各光回線について前記変数の値と帯域との積を計算するステップと、
    各光回線について計算された積の総和を最大化する数理計画問題の解を求めることで前記最大個別使用帯域を計算するステップと、を含み、
    前記利用情報グラフ上に前記最大個別使用帯域を表す文字、図形、または記号を表示する
    ことを特徴とする波長再割当て支援方法。
  7. 各光回線について計算される光回線の帯域と光回線が通過するリンクの数との積の総和を表わす第1の資源量を計算し、
    少なくとも1つの光回線により使用される波長スロットのうちで、光回線に割り当てられる優先度の高い方から前記最大個別使用帯域に対応する個数の波長スロットを選択した残りの波長スロットを特定し、特定した波長スロットが割り当てられている各光回線ついて計算される、光回線の帯域と光回線が通過するリンクの数との積の総和を表わす第2の資源量を計算し、
    前記第1の資源量および前記第2の資源量を表す情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の波長再割当て支援方法。
  8. 複数のノードが光ファイバで接続された波長分割多重光ネットワークにおいて光回線に対する波長割当てに係わる情報を提供する波長再割当て支援プログラムであって、
    前記波長分割多重光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットのそれぞれについて1以上の光回線により使用されるか否かを判定し、1以上の光回線により使用されると判定された波長スロットの帯域の合計を表す総使用帯域の割当て状態情報を出力し、
    各光ファイバについて得られる、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域の中の最大値を表す最大個別使用帯域の割当て状態情報を出力し、
    前記総使用帯域の割当て状態情報および前記最大個別使用帯域の割当て状態情報を、表示装置に同時かつ一緒に表示し、
    前記総使用帯域と前記最大個別使用帯域との差が所定の閾値よりも大きいときに、前記波長分割多重光ネットワークに設定されている光回線に対する波長スロットの再割当てを促すメッセージを出力する
    処理をコンピュータに実行させる波長再割当て支援プログラム。
  9. 複数のノードが光ファイバで接続された波長分割多重光ネットワークにおいて光回線に対する波長割当てに係わる情報を提供する波長再割当て支援装置であって、
    前記波長分割多重光ネットワーク内で使用可能な複数の波長スロットのそれぞれについて1以上の光回線により使用されるか否かを判定し、1以上の光回線により使用されると判定された波長スロットの帯域の合計を表す総使用帯域を計算する総使用帯域計算部と、
    各光ファイバについて、光ファイバを通る各光回線に割り当てられる波長スロットの帯域の合計を表す個別使用帯域を計算し、各光ファイバについて計算された個別使用帯域の中の最大値を表す最大個別使用帯域を計算する最大個別使用帯域計算部と、
    前記総使用帯域および前記最大個別使用帯域を表す割当て状態情報を同時かつ一緒に表示装置に表示すると共に、前記総使用帯域と前記最大個別使用帯域との差が所定の閾値よりも大きいときに、前記波長分割多重光ネットワークに設定されている光回線に対する波長スロットの再割当てを促すメッセージを出力する出力部と、
    を有する波長再割当て支援装置。
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