JP6048252B2 - ネットワーク設計方法およびネットワーク設計装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークを設計する方法および装置に係わる。
複数の加入者回線の信号が同じ光ファイバを介して伝送される場合、それら複数の加入者回線の信号は、例えば、時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)で収容される。なお、TDM伝送路に収容される加入者回線の信号は、トラフィックデマンドまたは単にデマンドと呼ばれることが多いため、以下の記載では、TDM伝送路に収容される加入者回線を「デマンド」と呼ぶことにする。
TDM伝送路としては、例えば、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、およびOTN(Optical Transport Network)などが実用化されている。ここで、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)が導入される前は、SDH伝送路などのTDM伝送路は、1本の光ファイバに1つの伝送路が設定される形態が一般的であった。このため、WDMが導入される前は、各ノード(例えば、電話局)間に光ファイバが敷設され、各ノード間にTDM伝送路が設定されていた。
例えば、図1(a)に示すようにノードA〜Eを有する伝送システムにおいて、A−B間、B−C間、C−D間、D−E間にそれぞれ光ファイバが敷設されているものとする。そして、1本の光ファイバに1つのTDM伝送路が設定されるものとする。すなわち、A−B間、B−C間、C−D間、D−E間にそれぞれTDM伝送路#1、#2、#3、#4が設定される。この場合、ノードAとノードEとの間で信号を伝送するデマンドが与えられると、このデマンドは、TDM伝送路#1、#2、#3、#4に収容される。即ち、このデマンドを収容する方法(または、収容パターン)は、1つである。なお、以下の記載において、ノードiとノードjとの間で信号を伝送するデマンドを「デマンドi−j」と呼ぶことがある。
近年、WDM技術が広く普及してきており、各ノードにそれぞれ光分岐挿入装置(OADM:Optical Add/Drop Multiplexer)が設けられることが多い。OADMは、図2に示すように、受信WDM信号から所望の波長の光信号を分岐して加入者に導くことができる。また、OADMは、加入者信号をWDM信号に挿入できる。さらに、OADMは、受信WDM信号に含まれる光信号を、電気信号に変換することなく、次のノードへ転送することもできる。
ここで、図1(a)に示す伝送システムの各ノードB、C、DにそれぞれOADMが設けられるものとする。そうすると、伝送システムは、図1(a)に示すTDM伝送路#1〜#4に加えて、図1(b)に示すTDM伝送路#5〜#10を提供することができる。この場合、デマンドA−Eは、図1(a)に示すパターンだけでなく、図1(c)に示す7つのパターンの中の任意のパターンで収容することも可能である。すなわち、デマンドA−Eは、例えば、TDM伝送路#5、#3、#4に収容してもよいし、TDM伝送路#1、#2、#6に収容してもよい。このように、WDM技術を利用することにより、デマンドを収容するためのTDM伝送路の設計の自由度が大きくなる。
なお、特許文献1〜2には、ネットワーク設計に係わる技術が記載されている。
特開平5−290023号公報 特開2012−73705号公報
TDMで複数の信号を伝送する伝送システムにおいては、予め、どのデマンドをどのTDM伝送路に収容するのかが決定される。このとき、通信資源(例えば、帯域)が効率よく利用されるように、各デマンドがTDM伝送路に収容されることが好ましい。
ところが、上述したように、WDM技術を利用する伝送システムでは、デマンドを収容するためのTDM伝送路の組合せのパターンの数が多くなる。このため、ノード数の多い大規模伝送システムにおいては、効率のよい収容パターンを決定するための時間が膨大になる。あるいは、コンピュータを用いて効率のよい収容パターンを決定する際には、その計算を実行するために非常に大きな記憶容量が必要になる。
本発明の目的は、デマンドを効率よく収容するためのTDM伝送路の組合せの決定を容易にすることである。
本発明の1つの態様のネットワーク設計方法は、複数のTDM伝送路を有するネットワークにおいて、始点、終点、帯域、経路により表されるデマンドを収容するTDM伝送路を決定するために、TDM伝送路ごとに、与えられた複数のデマンドの中から、TDM伝送路を利用可能なデマンドを表す利用可能デマンドを抽出し、TDM伝送路ごとに、抽出された利用可能デマンドの合計帯域を計算し、前記複数のデマンドを順番に選択し、
選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成し、前記TDM伝送路の組合せの候補の中から、前記選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定する。
選択されたデマンドに対して前記候補を生成する処理において、各TDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域に基づいて、選択されたデマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の中から、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を抽出し、選択されたデマンドの始点、終点、経路に基づいて、抽出されたTDM伝送路を使用して、選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成し、次に選択されるデマンドのために、帯域利用効率が前記閾値以下のTDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域を、選択されたデマンドの帯域で更新する。
上述の態様によれば、デマンドを効率よく収容するためのTDM伝送路の組合せの決定が容易になる。
TDM伝送路およびデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを説明する図である。 OADMの一例を示す図である。 ネットワーク設計装置の機能を示すブロック図である。 ネットワーク設計装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態のネットワーク設計方法を示すフローチャートである。 ネットワークのトポロジの一例を示す図である。 トポロジ情報の一例を示す図である。 デマンドの一例を示す図である。 デマンド情報の一例を示す図である。 TDM伝送路情報の一例を示す図である。 利用可能デマンド情報の一例を示す図である。 利用可能デマンド情報生成部の処理を示すフローチャートである。 選択部および組合せ候補生成部の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態のデマンド並替え処理を示すフローチャートである。 経路探索グラフの初期状態を示す図である。 抽出されたTDM伝送路および対応するBWmod値を示す図である。 経路探索グラフにリンクを追加する処理を示す図である。 経路探索の結果を示す図である。 更新された利用可能デマンド情報を示す図である。 デマンドN1−N4に対して候補を生成する処理を示す図である。 デマンドN1−N4に対する処理において更新された利用可能デマンド情報を示す図である。 デマンドN2−N5に対して候補を生成する処理を示す図である。 デマンドN2−N5に対する処理において更新された利用可能デマンド情報を示す図である。 デマンドN1−N3に対して候補を生成する処理を示す図である。 デマンドN2−N4に対して候補を生成する処理を示す図である。 デマンドN2−N4に対する処理において更新された利用可能デマンド情報を示す図である。 デマンドN3−N5に対して候補を生成する処理を示す図である。 第2の実施形態で使用されるトポロジ情報のリンクリストの一例を示す図である。 第2の実施形態の処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態の処理を示すフローチャートである。 デマンド終端ノードの個数をカウントする処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態の処理を示すフローチャートである。 TDM伝送路の本数をカウントする処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態のデマンド並替え処理を示すフローチャートである。 第6の実施形態においてTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理を示すフローチャートである。 第7の実施形態においてTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理を示すフローチャートである。 利用可能TDM伝送路リストの一例を示す図である。 第8の実施形態においてTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理を示すフローチャートである。 第9の実施形態においてTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るネットワーク設計方法は、複数のTDM伝送路を有するネットワークにおいて、始点、終点、帯域、経路により表されるデマンドを収容するTDM伝送路を決定する。すなわち、どのデマンドがどのTDM伝送路に収容されるのかが決定される。或いは、各デマンドを収容するための1または複数のTDM伝送路が選択される。このとき、実施形態に係るネットワーク設計方法は、通信資源(例えば、帯域)が効率よく利用されるように、与えられたデマンドを1または複数のTDM伝送路に収容する。
図3は、本発明の実施形態のネットワーク設計装置の機能を示す。実施形態のネットワーク設計装置1は、図3に示すように、設計情報入力部11、ネットワーク情報記憶部12、利用可能デマンド情報生成部13、利用可能デマンド情報記憶部14、選択部15、組合せ候補生成部16、TDM伝送路決定部17、結果出力部18、一次記憶部19を有する。
設計情報入力部11は、設計情報を取得してネットワーク情報記憶部12に格納する。設計情報は、例えば、ユーザまたはネットワーク管理者から入力される。また、設計情報は、トポロジ情報、デマンド情報、TDM伝送路情報を含む。
利用可能デマンド情報生成部13は、ネットワーク情報記憶部12に格納されている設計情報を利用して、利用可能デマンド情報を生成する。生成された利用可能デマンド情報は、利用可能デマンド情報記憶部14に格納される。
選択部15は、設計情報として与えられた複数のデマンドを1つずつ順番に選択する。そして、選択部15は、選択した各デマンドに対して、そのデマンドを収容するために使用すべき1または複数のTDM伝送路を選択する。選択部15により選択されたデマンドおよびTDM伝送路を特定する情報は、一時記憶部19に格納される。
組合せ候補生成部16は、一時記憶部19を参照し、選択部15により選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成する。生成された候補を表す情報は、一時記憶部19に書き込まれる。
TDM伝送路決定部17は、一時記憶部19を参照し、組合せ候補生成部16により生成された候補を表す情報を取得する。そして、TDM伝送路決定部17は、取得した候補の中から、選択部15により選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定する。TDM伝送路決定部17により生成された設計結果(すなわち、各デマンドを収容するTDM伝送路の組合せ)は、一時記憶部19に書き込まれる。そして、結果出力部18は、一時記憶部19から設計結果を読み出して出力する。
設計情報入力部11、利用可能デマンド情報生成部13、選択部15、組合せ候補生成部16、TDM伝送路決定部17、結果出力部18は、例えば、オブジェクト指向言語のクラスに相当する。また、設計情報入力部11、利用可能デマンド情報生成部13、選択部15、組合せ候補生成部16、TDM伝送路決定部17、結果出力部18は、本発明の実施形態に係るネットワーク設計プログラムを実行することにより提供される。
図4は、本発明の実施形態のネットワーク設計装置のハードウェア構成の一例を示す。ネットワーク設計装置1は、図4に示すコンピュータシステムを利用して実現される。ネットワーク設計装置1を実現するためのコンピュータシステムは、図4に示すように、CPU21、メモリ22、外部記憶装置23、駆動装置24、入力装置25、出力装置26、ネットワーク装置27を有する。
CPU21は、ネットワーク設計プログラムを実行することで、図3に示す機能を提供する。なお、CPU21は、他のプログラムを実行することもできる。メモリ22は、CPU21の作業エリアとして使用される。外部記憶装置23は、ハードディスク等の大容量の記憶装置である。駆動装置24は、CPU21の指示に従って、リムーバブル記憶装置28に書き込まれている情報を読み出す。リムーバブル記憶装置28は、例えば、半導体メモリ、光学的に情報を読出し/書込み可能な記憶装置、磁気的に情報を読出し/書込み可能な記憶装置などにより実現される。
入力装置25は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等であり、ユーザ入力を受け付ける。出力装置26は、例えば、表示装置であり、CPU21の指示に従って処理結果を出力する。ネットワーク装置27は、ネットワークに接続するためのインタフェースを提供する。例えば、コンピュータシステムは、ネットワーク装置27を利用して、ネットワーク上に設けられているサーバ29(或いは、ネットワーク上に設けられている記憶装置)にアクセスすることができる。
ネットワーク設計プログラムは、例えば、リムーバブル記憶装置28に格納されてコンピュータシステムに提供される。或いは、ネットワーク設計プログラムは、コンピュータシステムに予めインストールされていてもよい。また、コンピュータシステムは、サーバ29からネットワーク設計プログラムを取得してもよい。
なお、ネットワーク設計装置1を実現するためのコンピュータシステムは、図4に示す構成に限定されるものではない。例えば、コンピュータシステムの情報処理に係わるすべてのデータがサーバ29に格納される構成においては、コンピュータシステムは外部記憶装置23および/または駆動装置24を有していなくてもよい。
図5は、本発明の実施形態のネットワーク設計方法を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図4に示すCPU21がネットワーク設計プログラムを実行することにより実現される。
S1において、設計情報入力部11は、設計情報を取得してネットワーク情報記憶部12に格納する。設計情報は、上述したように、トポロジ情報、デマンド情報、TDM伝送路情報を含む。
S2において、利用可能デマンド情報生成部13は、TDM伝送路ごとに利用可能デマンド情報を生成する。このとき、利用可能デマンド情報生成部13は、ネットワーク情報記憶部12に格納されている設計情報を参照する。そして、利用可能デマンド情報生成部13は、生成した利用可能デマンド情報を利用可能デマンド情報記憶部14に格納する。
S3において、組合せ候補生成部16は、デマンドごとにTDM伝送路の組合せ候補を生成する。このとき、選択部15は、予め決められた選択ルールに従って、複数のデマンドを1つずつ順番に選択する。また、選択部15は、選択した各デマンドに対して、そのデマンドを収容するために使用すべき1または複数のTDM伝送路を選択する。例えば、選択部15は、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を選択する。そして、組合せ候補生成部16は、選択部15により選択されたTDM伝送路を使用して、デマンドを収容するためのTDM伝送路の組合せの候補を生成する。すなわち、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を使用して、TDM伝送路の組合せの候補が生成される。
S4において、TDM伝送路決定部17は、組合せ候補生成部16により生成された候補の中から、選択部15により選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定する。そして、S5において、TDM伝送路決定部17は、すべてのデマンドがTDM伝送路に収容されたか否かを判定する。
すべてのデマンドがTDM伝送路に収容されたときは、結果出力部18は、S6において、TDM伝送路決定部17により得られた結果を出力する。一方、TDM伝送路に収容されなかったデマンドが存在するときは、結果出力部18は、S7において、ネットワーク設計が失敗したことを表すメッセージを出力する。
このように、実施形態のネットワーク設計方法においては、与えられたデマンドに対して、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を使用して、TDM伝送路の組合せ候補が生成される。そして、この候補の中から、デマンドを収容するTDM伝送路の組合せが決定される。したがって、すべてのTDM伝送路の組合せの中から1つの組合せを選択する方法と比較して、少ない候補の中からデマンドを効率よく収容するために適切なTDM伝送路の組合せを決定できる。すなわち、実施形態のネットワーク設計方法を使用すれば、デマンドを効率よく収容するためのTDM伝送路の組合せの決定が容易になる。
<第1の実施形態>
図6は、デマンドに対応する通信を提供するネットワークのトポロジを示す。即ち、以下の説明では、図6に示すネットワーク100において、与えられたデマンドが1または複数のTDM伝送路に収容される。
ネットワーク100は、5つのノードN1〜N5を有する。ノードN1、N2間、ノードN2、N3間、ノードN3、N4間、ノードN4、N5にそれぞれ物理リンクが設けられている。したがって、ネットワーク100は、図6に示すTDM伝送路#1〜#4を有する。なお、物理リンクは、例えば、光ファイバケーブルである。また、各ノードN1〜N5には、それぞれOADMが設けられている。OADMは、上述したように、受信WDM信号の中の所望の光信号を、終端することなく(あるいは、電気信号に変換することなく)、次のノードへ転送することができる。したがって、ネットワーク100は、TDM伝送路#1〜#4に加えて、TDM伝送路#5〜#10を有する。
図7は、トポロジ情報の一例を示す。このトポロジ情報は、図6に示すネットワーク100のトポロジを表している。トポロジ情報は、設計情報入力部11によりネットワーク情報記憶部12に格納される。
トポロジ情報は、図7(a)に示すノードリスト、及び、図7(b)に示すリンクリストを含む。ノードリストには、ネットワーク100に設けられている全てのノードが登録されている。リンクリストには、各物理リンクが登録されている。各リンクは、始点ノードおよび終点ノードにより表される。なお、リンクが双方向に信号を伝送するときは、始点ノードから終点ノードへ信号が伝送され、終点ノードから始点ノードへも信号が伝送される。また、リンクリストには、各リンクの伝送距離、各リンクにおいて利用可能な波長数が登録されてもよい。
図8は、ユーザから与えられたデマンドの一例を示す。この例では、10個のデマンドがネットワーク設計装置1に与えられている。なお、以下の説明では、ノードiとノードjとの間で信号を伝送するデマンドを「デマンドi−j」と呼ぶことがある。例えば、デマンドN1−N2は、ノードN1、N2間でデータを伝送し、デマンドN1−N5は、ノードN1、N5間でデータを伝送する。また、図8において各デマンドに付されている数字は、帯域を表す。例えば、デマンドN1−N2の帯域は「6」であり、デマンドN1−N5の帯域は「1」である。
帯域は、この例では、TDMのタイムスロットの個数で表される。例えば、TDM伝送路の帯域が10Gbpsであり、TDMシステムが8個のタイムスロットを有するときは、1個のタイムスロットは、1.25Gbpsに相当する。この場合、1.25Gbpsを要求するデマンドの帯域は「1」で表され、2.5Gbpsを要求するデマンドの帯域は「2」で表される。
図9は、デマンド情報の一例を示す。このデマンド情報は、図8に示す10個のデマンドを表している。デマンド情報は、設計情報入力部11によりネットワーク情報記憶部12に格納される。
各デマンドは、始点ノード、終点ノード、帯域、経路により表される。始点ノードおよび終点ノードは、デマンドの両端のノードを識別する。ただし、デマンドが双方向に信号を伝送するときは、始点ノードから終点ノードへ信号が伝送され、終点ノードから始点ノードへも信号が伝送される。
帯域は、この例では、TDMのスロットの数で表されている。また、この実施例では、帯域=1の回線および帯域=2の回線が存在するものとする。例えば、デマンドN1−N2は、ノードN1、N2間に6本の帯域=1の回線を要求している。この場合、デマンドN1−N2の合計帯域は「6」である。また、デマンドN2−N3は、ノードN2、N3間に2本の帯域=1の回線、および1本の帯域=2の回線を要求している。この場合、デマンドN2−N3の合計帯域は「4」である。
経路は、始点ノード、終点ノード、および始点ノードから終点ノードへ至る経路上のノードにより表される。たとえば、デマンドN1−N5は、ノードN1からノードN2、N3、N4を順番に通過してノードN5へ至る経路を有している。なお、経路は、他の方法で表現してもよい。例えば、デマンドN1−N5の経路をリンクで表すと、以下の通りである。
N1-N2、N2-N3、N3-N4、N4-N5
また、デマンドN1−N5の経路をノードおよびリンクで表すと、以下の通りである。
N1、N1-N2、N2、N2-N3、N3、N3-N4、N4、N4-N5、N5
図10は、TDM伝送路情報の一例を示す。各TDM伝送路は、始点ノード、終点ノード、容量、経路により表される。なお、以下の説明では、ノードiとノードjとの間でTDM信号を伝送するTDM伝送路を「TDM伝送路i−j」と呼ぶことがある。始点ノード、終点ノード、経路については、デマンド情報の始点ノード、終点ノード、経路と実質的に同じ意味なので、説明を省略する。TDM伝送路の容量は、WDM信号の1波長で伝送可能なデータの容量を表す。容量は、この例では、デマンドの帯域と同様に、TDMのスロットの個数で表されている。なお、この例では、すべてのTDM伝送路の容量が互いに同じである。この場合は、TDM伝送路情報において、各TDM伝送路に対して個々に容量を設定しなくてもよい。また、TDM伝送路ごとにそれぞれ指定された容量(たとえば、10Gbps、40Gbps)が設定されてもよい。
図11は、利用可能デマンド情報生成部13により生成される利用可能デマンド情報の一例を示す。利用可能デマンド情報は、各TDM伝送路について、利用可能デマンドリストおよび合計帯域を表す。なお、図11に示す始点ノードおよび終点ノードは、TDM伝送路を表している。
TDM伝送路の利用可能デマンドは、そのTDM伝送路のすべての経路を、経路の中に含むデマンドを意味する。すなわち、あるデマンドの経路が、あるTDM伝送路のすべての経路を含むときは、そのデマンドは、そのTDM伝送路の利用可能デマンドである。さらに換言すれば、あるデマンドを実現するために、あるTDM伝送路の全体を利用可能なときは、そのデマンドは、そのTDM伝送路の利用可能デマンドである。
例えば、TDM伝送路N1−N2の経路は「N1、N2」である。ここで、デマンドN1−N2の経路は「N1、N2」である。すなわち、デマンドN1−N2の経路は、TDM伝送路N1−N2のすべての経路を含んでいる。よって、デマンドN1−N2は、TDM伝送路N1−N2の利用可能デマンドである。また、デマンドN1−N3の経路は「N1、N2、N3」である。すなわち、デマンドN1−N3の経路は、TDM伝送路N1−N2のすべての経路を含んでいる。したがって、デマンドN1−N3も、TDM伝送路N1−N2の利用可能デマンドである。同様に、デマンドN1−N4およびデマンドN1−N5も、それぞれTDM伝送路N1−N2の利用可能デマンドである。
一方、例えば、デマンドN2−N3の経路は「N2、N3」である。すなわち、デマンドN2−N3の経路は、TDM伝送路N1−N2のすべての経路を含んではいない。よって、デマンドN2−N3は、TDM伝送路N1−N2の利用可能デマンドではない。同様に、デマンドN3−N4、デマンドN4−N5、デマンドN2−N4、デマンドN3−N5、デマンドN2−N5も、TDM伝送路N1−N2の利用可能デマンドではない。
合計帯域は、利用可能デマンドの各帯域の合計を表す。例えば、TDM伝送路N1−N2は、4つの利用可能デマンドN1−N2、N1−N3、N1−N4、N1−N5を有する。すなわち、TDM伝送路N1−N2は、4つのデマンドN1−N2、N1−N3、N1−N4、N1−N5によって利用される可能性がある。ここで、デマンドN1−N2、N1−N3、N1−N4、N1−N5の帯域は、図9に示すように、それぞれ、6、6、1、1である。したがって、TDM伝送路N1−N2の利用可能デマンドの合計帯域は、14である。同様に、各TDM伝送路について、利用可能デマンドの合計帯域が計算される。
図12は、利用可能デマンド情報生成部13の処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図5に示すS2に対応する。
S11において、利用可能デマンド情報生成部13は、TDM伝送路情報からTDM伝送路を1つ選択する。そして、利用可能デマンド情報生成部13は、選択したTDM伝送路について、S12〜S17の処理を実行する。
S12において、利用可能デマンド情報生成部13は、合計帯域をゼロに初期化する。S13において、利用可能デマンド情報生成部13は、デマンド情報からデマンドを1つ選択する。S14において、利用可能デマンド情報生成部13は、選択したデマンドの経路に、S11で選択したTDM伝送路の経路が含まれているか判定する。
この例では、経路は、始点から終点までの間に存在するノードのリストで表される。したがって、デマンドの経路を表すノードのリストの中に、TDM伝送路の経路を表すノードが同じ順序または逆の順序で全て含まれていれば、TDM伝送路の経路がデマンドの経路に含まれていると判定される。例えば、TDM伝送路の経路が「N2、N3、N4」であるものとする。この場合、デマンドの経路が「N1、N2、N3、N4、N5」で表されている場合だけでなく、デマンドの経路が「N5、N4、N3、N2、N1」で表されている場合も、デマンドの経路にTDM伝送路の経路が含まれていると判定される。
TDM伝送路の経路がデマンドの経路に含まれているときは、利用可能デマンド情報生成部13は、S15において、そのデマンドを利用可能デマンドのリストに登録する。続いて、S16において、利用可能デマンド情報生成部13は、S13で選択したデマンドの帯域を、現在の合計帯域に加算する。なお、TDM伝送路の経路がデマンドの経路に含まれていないときは、S15〜S16はスキップされる。
S17は、デマンド情報中のすべてのデマンドについてS13〜S16の処理を実行するために設けられている。そして、すべてのデマンドについてS13〜S16が実行されると、利用可能デマンド情報生成部13の処理はS18へ移行する。
S18は、TDM伝送路情報中のすべてのTDM伝送路についてS11〜S17の処理を実行するために設けられている。そして、すべてのTDM伝送路についてS11〜S17が実行されると、利用可能デマンド情報生成部13の処理は終了する。
図13は、選択部15および組合せ候補生成部16の処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図5に示すS3に対応する。
S21において、選択部15は、指定された規則に従って、与えられた複数のデマンドを並べる。第1の実施形態では、複数のデマンドは、ホップ数(或いは、経路上のノードの数)の多い順に並べられる。
ホップ数は、デマンドの経路上で始点から終点までに通過するリンクの数を表す。ここで、この実施例では、デマンド情報の「経路」は、経路上のノードで表されている。したがって、デマンド情報の「経路」に記載されているノードの個数から「1」を引き算することによってホップ数が得られる。例えば、デマンドN1−N3のデマンド情報には、経路「N1、N2、N3」が記載されている。この場合、ホップ数=2が得られる。
図14は、第1の実施形態におけるデマンド並替え処理を示すフローチャートである。この実施例では、経路上のノードの数から1を引くことによりホップ数が得られるので、ノードの数の多い順と、ホップ数の多い順は、同じである。よって、ノードの数の多い順にデマンドを並べることにより、ホップ数の多い順にデマンドが並べられることになる。
変数NumNode[d]は、デマンド情報の「経路」に記載されているノードの数を表す。たとえば、NumNode[d[i]]およびNumNode[d[i+1]]は、それぞれ、デマンドd[i]およびデマンドd[i+1]のノードの数を表す。そして、NumNode[d[i]]がNumNode[d[i+1]]よりも小さいときは、与えられたすべてのデマンドを管理するデマンドリストにおいて、デマンドd[i]とデマンドd[i+1]とが入れ替えられる。なお、デマンドリストは、図9に示すデマンド情報から生成することができる。
選択部15は、すべてのデマンドに対して上記並替え処理を実行する。たとえば、図9に示すデマンド情報に対して上記並替え処理を実行すると、以下の結果が得られる。ただし、ホップ数が同じデマンド間では、順不同である。
(1)デマンドN1−N5
(2)デマンドN1−N4
(3)デマンドN2−N5
(4)デマンドN1−N3
(5)デマンドN2−N4
(6)デマンドN3−N5
(7)デマンドN1−N2
(8)デマンドN2−N3
(9)デマンドN3−N4
(10)デマンドN4−N5
S22において、選択部15は、ホップ数の多い順に、デマンドを1つ選択する。そして、組合せ候補生成部16は、選択部15により選択されたデマンドに対して、経路探索グラフを生成する。
この実施例では、最初に、デマンドN1−N5が選択される。ここで、デマンドN1−N5の経路上には、図9に示すように、5個のノードN1、N2、N3、N4、N5が存在する。この場合、生成される経路探索グラフは、図15に示すように、5個のノードN1、N2、N3、N4、N5で表される。
この後、選択部15および組合せ候補生成部16は、S22で選択されたデマンドに対して、S23〜S32の処理を実行する。よって、以下の説明では、S22において選択されたデマンドを「対象デマンド」と呼ぶことがある。
S23において、選択部15は、TDM伝送路情報からTDM伝送路を1つ選択する。この後、選択部15および組合せ候補生成部16は、選択したTDM伝送路に対して、S24〜S26の処理を実行する。よって、以下の説明では、S23において選択されたTDM伝送路を「対象TDM伝送路」と呼ぶことがある。
S24において、選択部15は、対象TDM伝送路の利用可能デマンドリストの中に対象デマンドが含まれるか否かを判定する。例えば、対象デマンドがデマンドN1−N5であり、対象TDM伝送路がTDM伝送路N1−N2であるものとする。この場合、図11に示す利用可能デマンド情報において、TDM伝送路N1−N2の利用可能デマンドリストの中にデマンドN1−N5が含まれる。この場合、S24の判定は「Yes」である。そして、対象TDM伝送路の利用可能デマンドリストの中に対象デマンドが含まれているときは、S25の処理が実行される。そうでないときは(S24:No)、選択部15の処理はS23に戻る。
S25において、選択部15は、対象TDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域を、基準容量で割算したときの「余り」を計算する。以下、この「余り」を「BWmod」と呼ぶ。基準容量は、1本のTDM伝送路の容量(例えば、WDM信号の1波長で伝送可能なデータの容量)を表し、この実施例では「8」である。そうすると、BWmodは、利用可能デマンドが順番にTDM伝送路に収容されるときに、最後のTDM伝送路において使用される帯域を表すことになる。
例えば、TDM伝送路N1−N2の利用可能デマンドの合計帯域は、図11に示すように、14である。この場合、すべての利用可能デマンドを収容するためには、2本のTDM伝送路が必要である。このとき、1本目のTDM伝送路の容量は、すべて使用される。また、2本目のTDM伝送路は、「6」だけ使用される。すなわち、14を8で割算して「余り=6」を得ることにより、2本目のTDM伝送路において使用される帯域が計算される。
このように、BWmodは、帯域利用効率を表す。例えば、BWmod=0は、すべてのTDM伝送路の容量が100パーセント使用されることを表す。BWmod=1は、帯域利用率が1/8(すなわち、12.5パーセント)であるTDM伝送路が存在することを表す。そこで、選択部15は、S25において、BWmodおよび所定の基準値を用いて、対象TDM伝送路の帯域利用効率が高いか否かを判定する。即ち、0<BWmod≦基準値であれば、対象TDM伝送路の帯域利用効率は低いと判定される。
図16は、抽出されたTDM伝送路および対応するBWmod値を示す。この例では、基準値は「4」である。そうすると、図16に示す例では、TDM伝送路N2−N4、N1−N4、N2−N5、N1−N5は、帯域利用効率が低いと判定される。
対象TDM伝送路の帯域利用効率が高いときは(S25:No)、組合せ候補生成部16は、S26において、対象TDM伝送路を表すリンクを経路探索グラフに追加する。一方、対象TDM伝送路の帯域利用効率が低いときは(S25:Yes)、S26はスキップされる。
S27は、TDM伝送路情報中のすべてのTDM伝送路についてS24〜S26の処理を実行するために設けられている。したがって、すべてのTDM伝送路について、それぞれS24〜S26の処理が実行される。
図17は、経路探索グラフにリンクを追加する処理を示す。ここでは、図16に示す各TDM伝送路に対して、S24〜S26の処理が実行されるものとする。また、帯域利用効率を判定するための基準値は「4」である。
TDM伝送路N1−N2のBWmodは、基準値よりも大きい。よって、TDM伝送路N1−N2に対応するリンクが経路探索グラフに追加される。この結果、図17(a)に示す経路探索グラフが得られる。
TDM伝送路N2−N3、N3−N4、N4−N5のBWmodも、それぞれ基準値よりも大きい。よって、TDM伝送路N2−N3、N3−N4、N4−N5に対応するリンクがそれぞれ経路探索グラフに追加される。この結果、図17(b)に示す経路探索グラフが得られる。
同様に、TDM伝送路N1−N3に対応するリンクが追加されて図17(c)に示す経路探索グラフが得られる。さらに、TDM伝送路N3−N5に対応するリンクが追加されて図17(d)に示す経路探索グラフが得られる。ただし、TDM伝送路N2−N4、N1−N4、N2−N5、N1−N5は、帯域利用効率が低いと判定されている。よって、TDM伝送路N2−N4、N1−N4、N2−N5、N1−N5に対応するリンクは、経路探索グラフに追加されない。
図13に戻る。S28において、組合せ候補生成部16は、対象デマンドに対応する経路探索グラフにおいて経路探索を実行する。すなわち、組合せ候補生成部16は、経路探索グラフの始点から終点へ至るすべての経路を抽出する。図17(d)に示す経路探索グラフが与えられたときは、図18に示す4つの経路が抽出される。すなわち、下記の4つの経路が得られる。
(1)N1、N2、N3、N4、N5
(2)N1、N2、N3、N5
(3)N1、N3、N4、N5
(4)N1、N3、N5
S29において、組合せ候補生成部16は、上述のようにして抽出された各経路に基づいて、TDM伝送路の組合せの候補を生成する。この実施例では、以下の4つの候補が生成される。
(1)N1−N2、N2−N3、N3−N4、N4−N5
(2)N1−N2、N2−N3、N3−N5
(3)N1−N3、N3−N4、N4−N5
(4)N1−N3、N3−N5
このように、第1の実施形態のネットワーク設計方法では、S24〜S25を実行することにより、デマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成するときに考慮されるTDM伝送路の数が削減される。換言すると、S24〜S25の処理を実行しないときは、例えば、デマンドN1−N5の始点から終点へ至る経路の探索において、図6に示すTDM伝送路#1〜#10が全て考慮される。この場合、デマンドN1−N5を収容するTDM伝送路の組合せとして、以下の8つの候補が生成される。
(1)N1−N2、N2−N3、N3−N4、N4−N5
(2)N1−N2、N2−N3、N3−N5
(3)N1−N2、N2−N4、N4−N5
(4)N1−N3、N3−N4、N4−N5
(5)N1−N3、N3−N5
(6)N1−N4、N4−N5
(7)N1−N2、N2−N5
(8)N1−N5
すなわち、実施形態のネットワーク設計方法によれば、TDM伝送路の組合せの候補の数が削減される。したがって、図5のS4においてTDM伝送路の組合せの候補の中から1つの組合せを決定するときに、そのための計算量が少なくなる。
S30において、組合せ候補生成部16は、TDM伝送路の組合せの候補の中で使用されないTDM伝送路を検出する。ここで、この候補の中で使用されないTDM伝送路は、対象デマンドを収容するために使用されることはない。なお、この候補の中で使用されないTDM伝送路は、S25において帯域利用効率が低いと判定されたTDM伝送路に相当する。
S31〜S32において、組合せ候補生成部16は、S30で検出されたTDM伝送路の利用可能デマンドリストおよび合計帯域を更新する。この実施例では、対象デマンドN1−N5に対して、上述した4つの候補が生成されている。そして、TDM伝送路N2−N4、N1−N4、N2−N5、N1−N5は、いずれの候補にも含まれていない。したがって、利用可能デマンド情報において、TDM伝送路N2−N4、N1−N4、N2−N5、N1−N5に対応する利用可能デマンドリストおよび合計帯域がそれぞれ更新される。具体的には、図19に示すように、TDM伝送路N2−N4、N1−N4、N2−N5、N1−N5に対応する利用可能デマンドリストから対象デマンド(ここでは、デマンドN1−N5)が削除される。さらに、TDM伝送路N2−N4、N1−N4、N2−N5、N1−N5に対応する合計帯域から、対象デマンドの帯域(すなわち、デマンドN1−N5の帯域「1」)が引き算される。
S33は、すべてのデマンドについてS22〜S32の処理を実行するために設けられている。したがって、すべてのデマンドについて、それぞれS22〜S32の処理が実行される。以下、各デマンドに対してS22〜S32の処理することでそれぞれ対応するTDM伝送路の組合せの候補を生成する実施例を説明する。
デマンドN1−N5に続いてデマンドN1−N4が選択されたときは、選択部15および組合せ候補生成部16は、以下の処理を行う。このとき、利用可能デマンド情報は、図19に示す状態に更新されているものとする。
デマンドN1−N4が選択されたときは、まず、図19に示す利用可能デマンド情報において、利用可能デマンドとしてデマンドN1−N4を含むTDM伝送路が抽出される。この結果、図20(a)に示す6本のTDM伝送路が選択される。そして、抽出された各TDM伝送路について、BWmodが計算される。この実施例では、TDM伝送路N2−N4、N1−N4のBWmodは、それぞれ基準値よりも小さい。すなわち、TDM伝送路N2−N4、N1−N4は、帯域利用効率が低いので、経路探索グラフに追加されることはない。
経路探索グラフには、BWmodが基準値よりも大きいTDM伝送路に対応するリンクが追加される。即ち、デマンドN1−N4を収容するときに帯域利用効率が高いTDM伝送路(N1−N2、N2−N3、N3−N4、N1−N3)に対応するリンクが、経路探索グラフに追加される。この結果、図20(b)に示す経路探索グラフが得られる。
この経路探索グラフにおいて、始点N1から終点N4へ至る経路が探索される。この結果、図20(c)に示すように、2本の経路が得られる。したがって、デマンドN1−N4に対するTDM伝送路組合せ候補は、以下の2つである。
(1)N1−N2、N2−N3、N3−N4
(2)N1−N3、N3−N4
この後、図19に示す利用可能デマンド情報において、利用可能デマンドリストおよび合計帯域が更新される。具体的には、各TDM伝送路N2−N4、N1−N4の利用可能デマンドリストから、それぞれデマンドN1−N4が削除される。また、各TDM伝送路N2−N4、N1−N4の合計帯域から、デマンドN1−N4の帯域「1」が引き算される。この結果、利用可能デマンド情報は、図21に示す状態に更新される。
デマンドN1−N4に続いてデマンドN2−N5が選択されたときは、選択部15および組合せ候補生成部16は、以下の処理を行う。このとき、利用可能デマンド情報は、図21に示す状態に更新されているものとする。
デマンドN2−N5が選択されたときは、まず、図21に示す利用可能デマンド情報において、利用可能デマンドとしてデマンドN2−N5を含むTDM伝送路が抽出される。この結果、図22(a)に示す6本のTDM伝送路が選択される。そして、抽出された各TDM伝送路について、BWmodが計算される。この実施例では、TDM伝送路N2−N4のBWmodは基準値よりも小さい。すなわち、TDM伝送路N2−N4は、帯域利用効率が低いので、経路探索グラフに追加されることはない。
経路探索グラフには、BWmodが基準値よりも大きいTDM伝送路(N2−N3、N3−N4、N4−N5、N4−N5、N2−N5)に対応するリンクが追加される。この結果、図22(b)に示す経路探索グラフが得られる。そして、この経路探索グラフにおいて、始点N2から終点N5へ至る経路が探索される。そうすると、図22(c)に示すように、3本の経路が得られる。したがって、デマンドN2−N5に対するTDM伝送路組合せ候補は、以下の3つである。
(1)N2−N3、N3−N4、N4−N5
(2)N2−N3、N3−N5
(3)N2−N5
この後、図21に示す利用可能デマンド情報において、利用可能デマンドリストおよび合計帯域が更新される。具体的には、TDM伝送路N2−N4の利用可能デマンドリストからデマンドN2−N5が削除される。また、TDM伝送路N2−N4の合計帯域から、デマンドN2−N5の帯域「8」が引き算される。この結果、利用可能デマンド情報は、図23に示す状態に更新される。
デマンドN2−N5に続いてデマンドN1−N3が選択されたときは、選択部15および組合せ候補生成部16は、以下の処理を行う。このとき、利用可能デマンド情報は、図23に示す状態に更新されているものとする。
デマンドN1−N3が選択されたときは、まず、図23に示す利用可能デマンド情報において、利用可能デマンドとしてデマンドN1−N3を含むTDM伝送路が抽出される。この結果、図24(a)に示す3本のTDM伝送路が選択される。そして、抽出された各TDM伝送路について、BWmodが計算される。この実施例では、BWmodが基準値よりも小さいTDM伝送路は存在しない。
経路探索グラフには、BWmodが基準値よりも大きいTDM伝送路(N1−N2、N2−N3、N1−N3)に対応するリンクが追加される。この結果、図24(b)に示す経路探索グラフが得られる。そして、この経路探索グラフにおいて、始点N1から終点N3へ至る経路が探索される。そうすると、図24(c)に示すように、2本の経路が得られる。したがって、デマンドN1−N3に対するTDM伝送路組合せ候補は、以下の2つである。
(1)N1−N2、N2−N3
(2)N1−N3
なお、デマンドN1−N3に対しては、図24(a)に示すように、BWmodが基準値よりも小さいTDM伝送路は存在しない。したがって、利用可能デマンド情報は、更新されない。
デマンドN1−N3に続いてデマンドN2−N4が選択されたときは、選択部15および組合せ候補生成部16は、以下の処理を行う。このとき、利用可能デマンド情報は、図23に示す状態に更新されているものとする。
デマンドN2−N4が選択されたときは、まず、図23に示す利用可能デマンド情報において、利用可能デマンドとしてデマンドN2−N4を含むTDM伝送路が抽出される。この結果、図25(a)に示す3本のTDM伝送路が選択される。そして、抽出された各TDM伝送路について、BWmodが計算される。この実施例では、TDM伝送路N2−N4のBWmodは基準値よりも小さい。すなわち、TDM伝送路N2−N4は、帯域利用効率が低いので、経路探索グラフに追加されることはない。
経路探索グラフには、BWmodが基準値よりも大きいTDM伝送路(N2−N3、N3−N4)に対応するリンクが追加される。この結果、図25(b)に示す経路探索グラフが得られる。そして、この経路探索グラフにおいて、始点N2から終点N4へ至る経路が探索される。そうすると、図25(c)に示す経路が得られる。したがって、デマンドN2−N4に対するTDM伝送路組合せ候補は、以下の1つである。
(1)N2−N3、N3−N4
この後、図23に示す利用可能デマンド情報において、利用可能デマンドリストおよび合計帯域が更新される。具体的には、TDM伝送路N2−N4の利用可能デマンドリストからデマンドN2−N4が削除される。また、TDM伝送路N2−N4の合計帯域から、デマンドN2−N4の帯域「2」が引き算される。この結果、利用可能デマンド情報は、図26に示す状態に更新される。
デマンドN2−N4に続いてデマンドN3−N5が選択されたときは、選択部15および組合せ候補生成部16は、以下の処理を行う。このとき、利用可能デマンド情報は、図26に示す状態に更新されているものとする。
デマンドN3−N5が選択されたときは、まず、図26に示す利用可能デマンド情報において、利用可能デマンドとしてデマンドN3−N5を含むTDM伝送路が抽出される。この結果、図27(a)に示す3本のTDM伝送路が選択される。そして、抽出された各TDM伝送路について、BWmodが計算される。この実施例では、BWmodが基準値よりも小さいTDM伝送路は存在しない。
経路探索グラフには、BWmodが基準値よりも大きいTDM伝送路(N3−N4、N4−N5、N3−N5)に対応するリンクが追加される。この結果、図27(b)に示す経路探索グラフが得られる。そして、この経路探索グラフにおいて、始点N3から終点N5へ至る経路が探索される。そうすると、図27(c)に示すように、2本の経路が得られる。したがって、デマンドN3−N5に対するTDM伝送路組合せ候補は、以下の2つである。
(1)N3−N4、N4−N5
(2)N3−N5
なお、デマンドN3−N5に対しては、図27(a)に示すように、BWmodが基準値よりも小さいTDM伝送路は存在しない。したがって、利用可能デマンド情報は、更新されない。
この後、デマンドN1−N2、デマンドN2−N3、デマンドN3−N4、デマンドN4−N5について、それぞれTDM伝送路組合せ候補が生成される。ただし、これらのデマンドの経路は、いずれも1ホップである。よって、これらのデマンドは、それぞれ1つのTDM伝送路に収容され得る。すなわち、デマンドN1−N2、デマンドN2−N3、デマンドN3−N4、デマンドN4−N5のTDM伝送路組合せ候補は、それぞれ以下の通りである。
デマンドN1−N2:TDM伝送路組合せ候補は、N1−N2
デマンドN2−N3:TDM伝送路組合せ候補は、N2−N3
デマンドN3−N4:TDM伝送路組合せ候補は、N3−N4
デマンドN4−N5:TDM伝送路組合せ候補は、N4−N5
上述のように、各デマンドについて、それぞれTDM伝送路の組合せの候補が生成される。そうすると、TDM伝送路決定部17は、各デマンドについて、対応する候補の中からTDM伝送路の組合せを決定する。この処理は、図5のS4において実行される。
与えられたデマンドを収容するTDM伝送路を決定する方法は、特に限定されるものではなく、公知の技術を使用してもよい。下記に一例を記載する。
例えば、あるネットワーク上の全てのノード(例えば、電話局)にOADMが設置されているものとする。また、K個のデマンドが与えられるものとする。さらに、デマンドj(j=1,...,K)の始点から終点までの経路上のノード(始点ノードおよび終点ノードを含む)の数が、n個であるものとする。この場合、デマンドjを収容するTDM伝送路の組合せの数は、
Figure 0006048252
である。ここで、各デマンドは、他のデマンドとは独立にTDM伝送路の組合せを選択できる。よって、すべてのデマンドを収容するためのTDM伝送路の組合せの数は、
Figure 0006048252
である。
各デマンドについて選択したTDM伝送路の組合せの中で、同じ区間のTDM伝送路を選択しているデマンドどうしは、TDM伝送路の容量の範囲内で同じTDM伝送路に多重化できる。よって、これらの組合せ中には、デマンドを収容するために必要なTDM伝送路の本数が最小となる解が存在する。そして、この解を求める方法として、混合整数計画法が知られている。
TDM伝送路のコストが最小となる解を求めるための目的関数は、以下のよう表される。mは、TDM伝送路の容量メニューを表す。容量メニューは、例えば、m=1に対して容量=8、m=2に対して容量=32、といったように定義される。hは、TDM伝送路の番号を表す。xm(h)は、容量メニューmのTDM伝送路hの本数を表す。costmは、容量メニューmのTDM伝送路のコストを表す。
Figure 0006048252
デマンドについての制約条件は、以下のように表される。
Figure 0006048252
変数T(g,t)は、以下のように定義される。すなわち、TDM伝送路の組合せ候補tでデマンドgを収容できる場合は、T(g,t)=1であり、そうでない場合は、T(g,t)=0である。d(t)は、TDM伝送路の組合せ候補tにより収容されるデマンドの本数を表す。また、numberOfDemandsは、デマンドgの本数を表す。よって、上述の制約条件は、各デマンドがいずれかのTDM伝送路の組合せによって必ず収容されることを意味する。
TDM伝送路ごとの容量の制約条件は、以下のように表される。
Figure 0006048252
Demand_Cap(t)は、デマンド収容パターンtについてのデマンド帯域を表す。また、TDM伝送路hがTDM伝送路の組合せ候補tに含まれる場合は、I(h,t)=1であり、含まれない場合は、I(h,t)=0である。このため、第1項は、TDM伝送路hに収容されるデマンドの合計帯域を表す。TDM_CAP(m)は、容量メニューmのTDM伝送路の容量を表す。第2項は、容量メニューmのTDM伝送路hの合計容量を表す。すなわち、TDM伝送路の容量の制約条件は、TDM伝送路に収容されるデマンドの合計帯域がTDM伝送路の合計容量を上回らない状態を意味する。
リンクの波長数制限の制約式は、以下のように表される。
Figure 0006048252
TDM伝送路hがリンクsを通過するときは、Link(s,h)=1であり、そうでないときは、Link(s,h)=0である。よって、この制約式の左辺は、リンクsを通過するTDM伝送路の合計本数を表す。Wavelength(s)は、リンクsで利用可能な波長数を表す。例えば、ネットワークを再設計する際に、Wavelength(s)の値が変更される。
上記目的関数および3つの制約条件式を混合整数計画法で解くことにより、各TDM伝送路の本数xm(h)が求められる。混合整数計画法の解法は公知であり、例えば、下記の文献に記載される。
坂和正敏著、「離散システムの最適化」、森北出版、2000年5月発行
上述の方法でデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定するとき、組合せの候補の数が多いと、tの範囲が広くなる。ここで、実施形態のネットワーク設計方法においては、帯域利用効率が閾値よりも高いTDM伝送路を使用して組合せの候補が生成される。このため、tの範囲が狭くなり、デマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定する計算が簡単になる。
このように、第1の実施形態のネットワーク設計方法においては、帯域利用効率が閾値よりも高いTDM伝送路を使用して、デマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補が生成される。したがって、すべてのTDM伝送路の組合せを考慮してデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定する方法と比較して、TDM伝送路の組合せの候補の数が少なくなる。この結果、デマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定するための計算時間が短くなり、また、そのためのメモリ容量も小さくなる。
また、第1の実施形態では、デマンドの経路のホップ数(又は、経路上のノード数)の多い順にデマンドが順番に選択されて組合せ候補が生成される。ここで、あるデマンドについて組合せ候補が生成されると、次のデマンドの組合せ候補を生成するために利用可能デマンド情報が更新される。このとき、ホップ数の多いデマンドが処理されると、利用可能デマンド情報からより多くの情報が削除され得る。したがって、ホップ数の多いデマンドが先に処理されると、各デマンドに対して対応するTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理の効率がよくなる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、図13に示すフローチャートにおいて、ホップ数の多い順にデマンドが1つずつ選択され、選択されたデマンドに対してそれぞれTDM伝送路の組合せの候補が生成される。これに対して、第2の実施形態では、始点から終点までの伝送距離が長い順にデマンドが1つずつ選択され、選択されたデマンドに対してそれぞれTDM伝送路の組合せの候補が生成される。
図28は、第2の実施形態で使用されるトポロジ情報のリンクリストの一例を示す。第2の実施形態では、トポロジ情報のリンクリストにおいて、各リンクの伝送距離が記録されている。なお、各リンクの伝送距離は、例えば、ネットワーク管理者によって予め測定されているものとする。
図29(a)は、第2の実施形態のネットワーク設計方法を示すフローチャートである。第2の実施形態においては、図5に示すフローチャートのS1とS2との間で、S41が実行される。なお、S1において入力されるデマンド情報のリンクリストには、図28に示すように、各リンクの伝送距離が記録されている。
S41において、選択部15は、デマンド情報のリンクリストを参照し、各デマンドの経路の伝送距離を計算する。そして、選択部15は、計算した伝送距離を表す情報をデマンド情報に追加する。
図29(b)は、第2の実施形態におけるデマンド並替え処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図13のS21に相当する。Length[d]は、デマンドの経路の伝送距離を表す。例えば、Length[d[i]]およびLength[d[i+1]]は、それぞれ、デマンドd[i]およびデマンドd[i+1]の経路の伝送距離を表している。そして、図29(b)に示すように、Length[d[i]]がLength[d[i+1]]よりも短いときは、すべてのデマンドを管理するデマンドリストにおいて、デマンドd[i]とデマンドd[i+1]とが入れ替えられる。
選択部15は、すべてのデマンドに対して上記並替え処理を実行する。例えば、図28に示すリンクリストが与えられた場合、図9に示すデマンド情報に対して上記並替え処理を実行すると、以下の結果が得られる。
(1)デマンドN1−N5
(2)デマンドN2−N5
(3)デマンドN1−N4
(4)デマンドN2−N4
(5)デマンドN1−N3
(6)デマンドN3−N5
(7)デマンドN2−N3
(8)デマンドN3−N4
(9)デマンドN4−N5
(10)デマンドN1−N2
このように、第1および第2の実施形態は、デマンドを並べ替える処理が互いに異なっている。ただし、第1および第2の実施形態の他の処理は、互いに実質的に同じである。
なお、第1の実施形態では、複数のデマンドのホップ数が同じであるときは、それらのデマンドが処理される順番は、実装に依存することになる。これに対して、第2の実施形態では、各デマンドの経路の伝送距離に応じて、各デマンドが処理される順番が決定される。ここで、各デマンドの経路の伝送距離が互いに同じになることは稀である。よって、各デマンドが処理される順番は、実装に依存することなく、一意に決定される。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、図13に示すフローチャートにおいて、ホップ数の多い順にデマンドが1つずつ選択され、選択されたデマンドに対してそれぞれTDM伝送路の組合せの候補が生成される。これに対して、第3の実施形態では、経路上に存在するデマンド終端ノードの個数の多い順にデマンドが1つずつ選択される。
図30(a)は、第3の実施形態のネットワーク設計方法を示すフローチャートである。第3の実施形態においては、図5に示すフローチャートのS1とS2との間で、S42が実行される。
S42において、選択部15は、各デマンドについて、経路上に存在するデマンド終端ノードの個数をカウントする。デマンド終端ノードは、デマンドの始点ノードおよびデマンドの終点ノードを含む。例えば、図9において、デマンドN1−N2のデマンド終端ノードは、ノードN1およびノードN2である。そして、選択部15は、デマンド終端ノードの個数を表す情報をデマンド情報に追加する。
図30(b)は、第3の実施形態におけるデマンド並替え処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図13のS21に相当する。Nterm[d]は、デマンドの経路上に存在するデマンド終端ノードの個数を表す。例えば、Nterm[d[i]]およびNterm[d[i+1]]は、それぞれ、デマンドd[i]およびデマンドd[i+1]の経路上に存在するデマンド終端ノードの個数を表す。そして、Nterm[d[i]]がNterm[d[i+1]]よりも小さいときは、すべてのデマンドを管理するデマンドリストにおいて、デマンドd[i]とデマンドd[i+1]とが入れ替えられる。
選択部15は、すべてのデマンドに対して上記並替え処理を実行する。たとえば、図9に示すデマンド情報に対して上記並替え処理を実行すると、第1の実施形態と同様の結果が得られる。
図31は、デマンド終端ノードの個数をカウントする処理を示すフローチャートである。この処理は、図30(a)のS42に相当する。
S51において、選択部15は、フラグ情報TermFlag[i]を初期化する。フラグ情報は、各ノードに対して用意され、変数iは、各ノードを識別する。たとえば、図8に示す例では、ノードN1〜N5に対してそれぞれTermFlag[N1]〜TermFlag[N5]が用意される。
S52〜S54において、選択部15は、与えられたデマンドを1つずつ順番に選択する。そして、選択部15は、選択したデマンドの始点ノードおよび終点ノードに対応するフラグ情報を「true」に更新する。例えば、図8に示すデマンドN1−N2が選択されたときは、TermFlag[N1]およびTermFlag[N2]がそれぞれ「true」に更新される。
S55〜S57において、選択部15は、与えられたデマンドを1つずつ順番に選択して、その経路情報を取得する。続いて、選択部15は、選択したデマンドの経路上の各ノードに対応するフラグ情報を取得する。そして、選択部15は、選択したデマンドに対して取得したフラグ情報において、「true」に更新されているTermFlagの個数をカウントする。この結果は、図30(b)に示すNterm[d[i]]に相当し、デマンドの経路上に存在するデマンド終端ノードの個数を表す。
このように、第1および第3の実施形態は、デマンドを並べ替える処理が互いに異なっている。ただし、第1および第3の実施形態の他の処理は、互いに実質的に同じである。
なお、第3の実施形態では、経路上に存在するデマンド終端ノードの個数の多い順にデマンドが処理される。したがって、例えば、TDM伝送路がデマンド終端ノード間のみに設定される場合であっても、各デマンドを収容するTDM伝送路の組合せを適切に決定することができる。
<第4の実施形態>
第1の実施形態では、図13に示すフローチャートにおいて、ホップ数の多い順にデマンドが1つずつ選択され、選択されたデマンドに対してそれぞれTDM伝送路の組合せの候補が生成される。これに対して、第4の実施形態では、デマンドの経路内に含まれるTDM伝送路の本数の多い順にデマンドが1つずつ選択される。
図32(a)は、第4の実施形態のネットワーク設計方法を示すフローチャートである。第4の実施形態においては、図5に示すフローチャートのS1とS2との間で、S43が実行される。
S43において、選択部15は、各デマンドについて、経路内に含まれるTDM伝送路の本数をカウントする。たとえば、デマンドN1−N3の経路は、TDM伝送路N1−N2、TDM伝送路N2−N3、TDM伝送路N1−N3を含んでいる。なお、あるデマンドがあるTDM伝送路の利用可能デマンドであるとき、そのTDM伝送路はそのデマンドの経路に含まれている。そして、選択部15は、TDM伝送路の本数を表す情報をデマンド情報に追加する。
例えば、図6〜図10に示す例では、デマンドN1−N5の経路内に含まれるTDM伝送路の本数は10である。デマンドN1−N4、N2−N5の経路内に含まれるTDM伝送路の本数は、それぞれ6である。デマンドN1−N3、N2−N4、N3−N5の経路内に含まれるTDM伝送路の本数は、それぞれ3である。デマンドN1−N2、N2−N3、N3−N4、N4−N5の経路内に含まれるTDM伝送路の本数は、それぞれ1である。
図32(b)は、第4の実施形態におけるデマンド並替え処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図13のS21に相当する。Nline[d]は、デマンドの経路内に含まれるTDM伝送路の本数を表す。たとえば、Nline[d[i]]およびNline[d[i+1]]は、それぞれ、デマンドd[i]およびデマンドd[i+1]の経路内に含まれるTDM伝送路の本数を表す。そして、Nline[d[i]]がNline[d[i+1]]よりも小さいときは、全デマンドを管理するデマンドリストにおいて、デマンドd[i]とデマンドd[i+1]とが入れ替えられる。
選択部15は、すべてのデマンドに対して図32(b)に示す並替え処理を実行する。例えば、図9に示すデマンド情報に対して上記並替え処理を実行すると、第1の実施形態と同様の結果が得られる。
図33は、TDM伝送路の本数をカウントする処理を示すフローチャートである。この処理は、図32(a)のS43に相当する。
選択部15は、各デマンドに対してS61〜S66の処理を実行する。S61においては、選択部15は、デマンドを1つ選択し、そのデマンドの経路を表す経路情報を取得する。S62において、選択部15は、変数Nline[d[i]]をゼロに初期化する。iは、選択したデマンドを識別する。
S63において、選択部15は、TDM伝送路を1つ選択し、そのTDM伝送路の経路を表す経路情報を取得する。S64において、選択部15は、選択したTDM伝送路の経路がS61で選択されているデマンドの経路に含まれるか否かを判定する。そして、このTDM伝送路の経路がデマンドの経路に含まれるときは、選択部15は、S65において、変数Nline[d[i]]を1だけインクリメントする。そうでないときは、S65の処理をスキップされる。
選択部15は、すべてのTDM伝送路に対してS63〜S65の処理を実行する。この結果、S61で選択されたデマンドについて、その経路内に含まれるTDM伝送路の本数が検出される。
このように、第1および第4の実施形態は、デマンドを並べ替える処理が互いに異なっている。ただし、第1および第4の実施形態の他の処理は、互いに実質的に同じである。
なお、第4の実施形態では、デマンドの経路内に含まれるTDM伝送路の本数の多い順にデマンドが順番に選択される。よって、複数のデマンドの経路のホップ数が同じであっても、TDM伝送路の本数が異なれば、各デマンドが処理される順番は、実装に依存することなく、一意に決定される。
<第5の実施形態>
第1の実施形態では、図13に示すフローチャートにおいて、ホップ数の多い順にデマンドが1つずつ選択され、選択されたデマンドに対してそれぞれTDM伝送路の組合せの候補が生成される。第5実施形態では、第1の実施形態の手順を前提として、複数のデマンドのホップ数が互いに同じであるときには、帯域の小さいデマンドから順番に選択される。なお、第1および第4の実施形態の他の処理は、互いに実質的に同じである。
図34は、第5の実施形態におけるデマンド並替え処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、図13のS21に相当する。Nhop[d]は、デマンドの経路のホップ数を表す。TotalBw[d]は、デマンドの合計帯域を表す。
S71〜S72において、選択部15は、デマンドd[i]のホップ数とデマンドd[i+1]のホップ数とを比較する。そして、デマンドd[i]のホップ数がデマンドd[i+1]のホップ数よりも小さいときは、選択部15は、S74において、デマンドリストにおいてデマンドd[i]とデマンドd[i+1]とを入れ替える。
デマンドd[i]のホップ数とデマンドd[i+1]のホップ数とが互いに同じであるときは、選択部15は、S73において、デマンドd[i]の合計帯域とデマンドd[i+1]の合計帯域とを比較する。デマンドd[i]の合計帯域がデマンドd[i+1]の合計帯域より大きいときは、選択部15は、S74において、デマンドリストにおいてデマンドd[i]とデマンドd[i+1]とを入れ替える。デマンドd[i]のホップ数がデマンドd[i+1]のホップ数よりも大きいとき、または、デマンドd[i]の合計帯域がデマンドd[i+1]の合計帯域以下であるときには、デマンドd[i]とデマンドd[i+1]との入替えは行われない。
なお、第1の実施形態において説明したように、BWmodがゼロではなく且つ基準値以下であるときは、そのTDM伝送路は使用されない。この場合、このTDM伝送路の合計帯域から、対応するデマンドの帯域が引き算される。したがって、第5の実施形態においては、帯域の小さいデマンドから優先的に選択されるので、各TDM伝送路の合計帯域の減少量が少なくなる。
なお、第5の実施形態では、複数のデマンドの経路のホップ数が同じであるときは、帯域の小さいデマンドから先に選択される。よって、複数のデマンドの経路のホップ数が同じであっても、各デマンドが処理される順番は、実装に依存することなく、一意に決定される。
<第6の実施形態>
第1および第6の実施形態のネットワーク設計方法は、TDM伝送路の組合せの候補を生成する方法が互いに異なる。すなわち、第1の実施形態では、図13のフローチャートに示す手順でTDM伝送路の組合せの候補が生成されるが、第6の実施形態では、図35のフローチャートに示す手順でTDM伝送路の組合せの候補が生成される。他の処理は、第1および第6の実施形態において実質的に互いに同じである。
図35は、第6の実施形態においてTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理を示すフローチャートである。S21〜S27およびS28〜S33は、第1および第6の実施形態において実質的に同じである。ただし、第6の実施形態におけるS21のデマンド並替え処理は、第1〜第5の実施形態のいずれの手順で実現してもよい。
第6の実施形態では、すべてのTDM伝送路についてS23〜S26の処理が終了すると(S27:Yes)、組合せ候補生成部16は、S81において、対象デマンドの経路探索グラフ上にリンクが存在するか否かを判定する。なお、経路探索グラフに設けられるリンクは、BWmodにより表される帯域利用効率が基準値よりも高いTDM伝送路に対応する。すなわち、帯域利用効率が基準値よりも高いTDM伝送路が存在しないときは、経路探索グラフ上にリンクが存在しないことになる。
対象デマンドの経路探索グラフ上にリンクが存在しないときは、組合せ候補生成部16は、S82において、対象デマンドの始点と終点とを直接的に接続するリンクを経路探索グラフに追加する。例えば、対象デマンドがデマンドN1−N5であるときは、ノードN1からノードN5へ向かうリンクが経路探索グラフに追加される。なお、対象デマンドの経路探索グラフ上にリンクが存在するときは、S82はスキップされる。
なお、S21〜S26で経路探索グラフ上にリンクが追加されないときは、S82において経路探索グラフのリンクが1本だけ追加される。したがって、この場合、S82で追加されるリンクに対応するTDM伝送路が、デマンドを収容するTDM伝送路として選択される。
このように、第6の実施形態においては、帯域利用効率の良好なTDM伝送路が存在しないときは、デマンドの始点から終点へ至るリンクに対応するTDM伝送路にそのデマンドが収容される。よって、少ない計算量で、デマンドを収容するTDM伝送路が得られない状況が回避される。
<第7の実施形態>
第1および第7の実施形態のネットワーク設計方法は、TDM伝送路の組合せの候補を生成する方法が互いに異なる。すなわち、第1の実施形態では、図13のフローチャートに示す手順でTDM伝送路の組合せの候補が生成されるが、第7の実施形態では、図36のフローチャートに示す手順でTDM伝送路の組合せの候補が生成される。他の処理は、第1および第7の実施形態において実質的に互いに同じである。
図36は、第7の実施形態においてTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理を示すフローチャートである。S21〜S24、S25〜S27、S28〜S33は、第1および第7の実施形態において実質的に同じである。ただし、第7の実施形態におけるS21のデマンド並替え処理は、第1〜第5の実施形態のいずれの手順で実現してもよい。
第7の実施形態においては、対象TDM伝送路の利用可能デマンドリストの中に対象デマンドが含まれているときに(S24:Yes)、S91の処理が実行される。S91において、組合せ候補生成部16は、対象TDM伝送路を利用可能TDM伝送路リストに登録する。
例えば、対象デマンドとしてデマンドN1−N5が選択されているものとする。この場合、各TDM伝送路についてS23〜S26の処理が繰り返し実行されるときに、図11に示す利用可能デマンド情報が参照される。そして、対象TDM伝送路の利用可能デマンドリストの中にデマンドN1−N5が登録されていれば、その対象TDM伝送路は、利用可能TDM伝送路リストに登録される。よって、すべてのTDM伝送路についてS23〜S26の処理が実行されると、図37に示す利用可能TDM伝送路リストが得られる。
また、第7の実施形態では、すべてのTDM伝送路についてS23〜S26の処理が終了すると(S27:Yes)、組合せ候補生成部16は、S92において、対象デマンドの経路探索グラフ上にリンクが存在するか否かを判定する。そして、対象デマンドの経路探索グラフ上にリンクが存在しないときは、組合せ候補生成部16は、S93において、利用可能TDM伝送路リストに登録されているすべてのTDM伝送路に対応するリンクを経路探索グラフに追加する。例えば、対象デマンドがデマンドN1−N5であるときは、図37に示す10本のTDM伝送路に対応するリンクが経路探索グラフに追加される。なお、対象デマンドの経路探索グラフ上にリンクが存在するときは、S93はスキップされる。
このように、第7の実施形態においては、帯域利用効率の良好なTDM伝送路が存在しないときは、帯域利用効率を考慮することなく組合せ候補が生成される。よって、デマンドを収容するTDM伝送路が得られない状況は回避される。
<第8の実施形態>
第1および第8の実施形態のネットワーク設計方法は、TDM伝送路の組合せの候補を生成する方法が互いに異なる。すなわち、第1の実施形態では、図13のフローチャートに示す手順でTDM伝送路の組合せの候補が生成されるが、第8の実施形態では、図38のフローチャートに示す手順でTDM伝送路の組合せの候補が生成される。他の処理は、第1および第8の実施形態において実質的に互いに同じである。
また、第8の実施形態は、第6の実施形態と類似する。ただし、第6の実施形態では、上述したように、経路探索グラフ上にリンクが存在しないときに、対象デマンドに対応するリンクが経路探索グラフに追加される。これに対して、第8の実施形態では、対象デマンドに対してTDM伝送路の組合せの候補が生成されていないときに、対象デマンドの始点ノードおよび終点ノードに基づいてTDM伝送路の組合せの候補が生成される。
図38は、第8の実施形態においてTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理を示すフローチャートである。S21〜S29およびS30〜S33は、第1および第8の実施形態において実質的に同じである。ただし、第8の実施形態におけるS21のデマンド並替え処理は、第1〜第5の実施形態のいずれの手順で実現してもよい。
第8の実施形態では、対象デマンドについてS21〜S29の処理が終了すると、組合せ候補生成部16は、S101において、その対象デマンドに対してTDM伝送路の組合せの候補が生成されているか否かを判定する。そして、対象デマンドに対してTDM伝送路の組合せの候補が生成されていないときは、組合せ候補生成部16は、S102において、対象デマンドの始点ノードと終点ノードとを直接的に接続するTDM伝送路を、TDM伝送路の組合せの候補として出力する。なお、対象デマンドに対してTDM伝送路の組合せの候補が生成されているときは、S102はスキップされる。
なお、S21〜S29でTDM伝送路の組合せの候補が生成されないときは、S102においてTDM伝送路の組合せの候補が1つだけ生成される。したがって、この場合、S102で生成されるTDM伝送路の組合せの候補が、デマンドを収容するTDM伝送路の組合せとして選択される。
このように、第8の実施形態においては、帯域利用効率の良好なTDM伝送路が存在しないときは、デマンドの始点から終点へ至るTDM伝送路にそのデマンドが収容される。よって、少ない計算量で、デマンドを収容するTDM伝送路が得られない状況が回避される。
<第9の実施形態>
第1および第9の実施形態のネットワーク設計方法は、TDM伝送路の組合せの候補を生成する方法が互いに異なる。すなわち、第1の実施形態では、図13のフローチャートに示す手順でTDM伝送路の組合せの候補が生成されるが、第9の実施形態では、図39のフローチャートに示す手順でTDM伝送路の組合せの候補が生成される。他の処理は、第1および第9の実施形態において実質的に互いに同じである。
また、第9の実施形態は、第7の実施形態と類似する。ただし、第7の実施形態では、上述したように、経路探索グラフ上にリンクが存在しないときに、利用可能TDM伝送路リストに登録されているTDM伝送路に対応するリンクが経路探索グラフに追加される。これに対して、第9の実施形態では、対象デマンドに対してTDM伝送路の組合せの候補が生成されていないときに、利用可能TDM伝送路リストに登録されているTDM伝送路に基づいてTDM伝送路の組合せの候補が生成される。
図39は、第9の実施形態においてTDM伝送路の組合せの候補を生成する処理を示すフローチャートである。S21〜S24、S25〜S29、S30〜S33は、第1および第9の実施形態において実質的に同じである。ただし、第9の実施形態におけるS21のデマンド並替え処理は、第1〜第5の実施形態のいずれの手順で実現してもよい。
第9の実施形態においては、対象TDM伝送路の利用可能デマンドリストの中に対象デマンドが含まれているときに(S24:Yes)、S111の処理が実行される。S111の処理は、第7の実施形態のS91と実質的に同じである。すなわち、組合せ候補生成部16は、対象デマンドに対して利用可能TDM伝送路リストを生成する。
また、第9の実施形態において、対象デマンドについてS21〜S29の処理が終了すると、組合せ候補生成部16は、S112において、その対象デマンドに対してTDM伝送路の組合せの候補が生成されているか否かを判定する。そして、対象デマンドに対してTDM伝送路の組合せの候補が生成されていないときは、組合せ候補生成部16は、S113において、経路探索グラフを初期化する。なお、対象デマンドに対してTDM伝送路の組合せの候補が生成されているときは、S113〜S116はスキップされる。
S114において、組合せ候補生成部16は、利用可能TDM伝送路リストに登録されている全てのTDM伝送路に対応するリンクを経路探索グラフに追加する。S114の処理は、第7の実施形態のS93と実質的に同じである。S115〜S116は、S28〜S29と実質的に同じである。すなわち、組合せ候補生成部16は、対象デマンドに対応する経路探索グラフの始点から終点へ至るすべての経路を抽出する。そして、組合せ候補生成部16は、抽出した各経路に対応するTDM伝送路の組合せの候補を生成する。
このように、第9の実施形態においては、帯域利用効率の良好なTDM伝送路が存在しないときは、帯域利用効率を考慮することなく組合せ候補が生成される。よって、デマンドを収容するTDM伝送路が得られない状況は回避される。
以上記載した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のTDM伝送路を有するネットワークにおいて、始点、終点、帯域、経路により表されるデマンドを収容するTDM伝送路を決定するネットワーク設計方法であって、
TDM伝送路ごとに、与えられた複数のデマンドの中から、TDM伝送路を利用可能なデマンドを表す利用可能デマンドを抽出し、
TDM伝送路ごとに、抽出された利用可能デマンドの合計帯域を計算し、
前記複数のデマンドを順番に選択し、
選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成し、
前記TDM伝送路の組合せの候補の中から、前記選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定し、
選択されたデマンドに対して前記候補を生成する処理において、
各TDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域に基づいて、選択されたデマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の中から、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を抽出し、
選択されたデマンドの始点、終点、経路に基づいて、抽出されたTDM伝送路を使用して、選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成し、
次に選択されるデマンドのために、帯域利用効率が前記閾値以下のTDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域を、選択されたデマンドの帯域で更新する、
ことを特徴とするネットワーク設計方法。
(付記2)
前記複数のデマンドを順番に選択する処理において、
前記複数のデマンドは、経路上のノードの数が多い順に選択される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記3)
複数のデマンドの経路上のノードの数が互いに同じであるときは、帯域の小さいデマンドから先に選択される
ことを特徴とする付記2に記載のネットワーク設計方法。
(付記4)
前記複数のデマンドを順番に選択する処理において、
前記複数のデマンドは、始点から終点までの経路の伝送距離が長い順に選択される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記5)
前記複数のデマンドを順番に選択する処理において、
前記複数のデマンドは、経路上のデマンド終端ノードの数が多い順に選択される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記6)
前記複数のデマンドを順番に選択する処理において、
前記複数のデマンドは、デマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の数が多い順に選択される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記7)
与えられたデマンドに対して、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路が存在しないときは、そのデマンドの始点と終点とを接続するTDM伝送路が、そのデマンドを収容するTDM伝送路として決定される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記8)
与えられたデマンドに対して、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路が存在しないときは、そのデマンドを収容するために利用可能なすべてのTDM伝送路を使用して、TDM伝送路の組合せの候補が生成される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記9)
与えられたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補が得られないときは、そのデマンドの始点と終点とを接続するTDM伝送路が、そのデマンドを収容するTDM伝送路として決定される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記10)
与えられたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補が得られないときは、そのデマンドを収容するために利用可能なすべてのTDM伝送路を使用して、TDM伝送路の組合せの候補が生成される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記11)
TDM伝送路の帯域利用効率は、抽出された利用可能デマンドの合計帯域をそのTDM伝送路の容量で割算したときに得られる余りによって表される
ことを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計方法。
(付記12)
複数のTDM伝送路を有するネットワークにおいて、始点、終点、帯域、経路により表されるデマンドを収容するTDM伝送路を決定する処理をコンピュータに実行させるネットワーク設計プログラムであって、
TDM伝送路ごとに、与えられた複数のデマンドの中から、TDM伝送路を利用可能なデマンドを表す利用可能デマンドを抽出し、
TDM伝送路ごとに、抽出された利用可能デマンドの合計帯域を計算し、
前記複数のデマンドを順番に選択し、
選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成し、
前記TDM伝送路の組合せの候補の中から、前記選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定し、
選択されたデマンドに対して前記候補を生成する処理において、
各TDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域に基づいて、選択されたデマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の中から、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を抽出し、
選択されたデマンドの始点、終点、経路に基づいて、抽出されたTDM伝送路を使用して、選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を決定し、
次に選択されるデマンドのために、帯域利用効率が前記閾値以下のTDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域を、選択されたデマンドの帯域で更新する、
処理をコンピュータに実行させるネットワーク設計プログラム。
(付記13)
複数のTDM伝送路を有するネットワークにおいて、始点、終点、帯域、経路により表されるデマンドを収容するTDM伝送路を決定するネットワーク設計装置であって、
TDM伝送路ごとに、与えられた複数のデマンドの中から、TDM伝送路を利用可能なデマンドを表す利用可能デマンドを抽出すると共に、抽出した利用可能デマンドの合計帯域を計算する利用可能デマンド情報生成部と、
前記複数のデマンドを順番に選択する選択部と、
選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成する候補生成部と、
前記TDM伝送路の組合せの候補の中から、前記選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定する組合せ決定部と、を有し、
前記候補生成部は、
各TDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域に基づいて、選択されたデマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の中から、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を抽出し、
選択されたデマンドの始点、終点、経路に基づいて、抽出されたTDM伝送路を使用して、選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を決定し、
次に選択されるデマンドのために、帯域利用効率が前記閾値以下のTDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域を、選択されたデマンドの帯域で更新する、
ことを特徴とするネットワーク設計装置。
1 ネットワーク設計装置
11 設計情報入力部
12 ネットワーク情報記憶部
13 利用可能デマンド情報生成部
14 利用可能デマンド情報記憶部
15 選択部
16 組合せ候補生成部
17 TDM伝送路決定部
100 ネットワーク

Claims (10)

  1. 複数のTDM伝送路を有するネットワークにおいて、始点、終点、帯域、経路により表されるデマンドを収容するTDM伝送路を決定するネットワーク設計方法であって、
    TDM伝送路ごとに、与えられた複数のデマンドの中から、TDM伝送路を利用可能なデマンドを表す利用可能デマンドを抽出し、
    TDM伝送路ごとに、抽出された利用可能デマンドの合計帯域を計算し、
    前記複数のデマンドを順番に選択し、
    選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成し、
    前記TDM伝送路の組合せの候補の中から、前記選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定し、
    選択されたデマンドに対して前記候補を生成する処理において、
    各TDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域に基づいて、選択されたデマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の中から、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を抽出し、
    選択されたデマンドの始点、終点、経路に基づいて、抽出されたTDM伝送路を使用して、選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成し、
    次に選択されるデマンドのために、帯域利用効率が前記閾値以下のTDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域を、選択されたデマンドの帯域で更新する、
    ことを特徴とするネットワーク設計方法。
  2. 前記複数のデマンドを順番に選択する処理において、
    前記複数のデマンドは、経路上のノードの数が多い順に選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計方法。
  3. 複数のデマンドの経路上のノードの数が互いに同じであるときは、帯域の小さいデマンドから先に選択される
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク設計方法。
  4. 前記複数のデマンドを順番に選択する処理において、
    前記複数のデマンドは、始点から終点までの経路の伝送距離が長い順に選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計方法。
  5. 前記複数のデマンドを順番に選択する処理において、
    前記複数のデマンドは、経路上のデマンド終端ノードの数が多い順に選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計方法。
  6. 前記複数のデマンドを順番に選択する処理において、
    前記複数のデマンドは、デマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の数が多い順に選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計方法。
  7. 与えられたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補が得られないときは、そのデマンドの始点と終点とを接続するTDM伝送路が、そのデマンドを収容するTDM伝送路として決定される
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計方法。
  8. TDM伝送路の帯域利用効率は、抽出された利用可能デマンドの合計帯域をそのTDM伝送路の容量で割算したときに得られる余りによって表される
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計方法。
  9. 複数のTDM伝送路を有するネットワークにおいて、始点、終点、帯域、経路により表されるデマンドを収容するTDM伝送路を決定する処理をコンピュータに実行させるネットワーク設計プログラムであって、
    TDM伝送路ごとに、与えられた複数のデマンドの中から、TDM伝送路を利用可能なデマンドを表す利用可能デマンドを抽出し、
    TDM伝送路ごとに、抽出された利用可能デマンドの合計帯域を計算し、
    前記複数のデマンドを順番に選択し、
    選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成し、
    前記TDM伝送路の組合せの候補の中から、前記選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定し、
    選択されたデマンドに対して前記候補を生成する処理において、
    各TDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域に基づいて、選択されたデマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の中から、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を抽出し、
    選択されたデマンドの始点、終点、経路に基づいて、抽出されたTDM伝送路を使用して、選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を決定し、
    次に選択されるデマンドのために、帯域利用効率が前記閾値以下のTDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域を、選択されたデマンドの帯域で更新する、
    処理をコンピュータに実行させるネットワーク設計プログラム。
  10. 複数のTDM伝送路を有するネットワークにおいて、始点、終点、帯域、経路により表されるデマンドを収容するTDM伝送路を決定するネットワーク設計装置であって、
    TDM伝送路ごとに、与えられた複数のデマンドの中から、TDM伝送路を利用可能なデマンドを表す利用可能デマンドを抽出すると共に、抽出した利用可能デマンドの合計帯域を計算する利用可能デマンド情報生成部と、
    前記複数のデマンドを順番に選択する選択部と、
    選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を生成する候補生成部と、
    前記TDM伝送路の組合せの候補の中から、前記選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せを決定する組合せ決定部と、を有し、
    前記候補生成部は、
    各TDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域に基づいて、選択されたデマンドを利用可能デマンドとして有するTDM伝送路の中から、帯域利用効率が指定された閾値よりも高いTDM伝送路を抽出し、
    選択されたデマンドの始点、終点、経路に基づいて、抽出されたTDM伝送路を使用して、選択されたデマンドを収容するTDM伝送路の組合せの候補を決定し、
    次に選択されるデマンドのために、帯域利用効率が前記閾値以下のTDM伝送路の利用可能デマンドの合計帯域を、選択されたデマンドの帯域で更新する、
    ことを特徴とするネットワーク設計装置。
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