JPH05290023A - 通信ネットワークの最適設計方式 - Google Patents
通信ネットワークの最適設計方式Info
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- JPH05290023A JPH05290023A JP9525192A JP9525192A JPH05290023A JP H05290023 A JPH05290023 A JP H05290023A JP 9525192 A JP9525192 A JP 9525192A JP 9525192 A JP9525192 A JP 9525192A JP H05290023 A JPH05290023 A JP H05290023A
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- 238000013461 design Methods 0.000 claims abstract description 310
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims abstract description 25
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 88
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通信ネットワーク内の各回線の回線種として
の容量を決定する最適設計方式に関し、ネットワークの
設計条件を満足する最適解の導出の高速化を目的とす
る。 【構成】 回線種の組み合わせとしての解候補のうち、
設計条件を満足し、コスト極小の解候補を記憶する手段
100と、新たに生成された解候補と手段100内の解
候補とコストを比較する手段101と、新たな解候補の
方がコストが小さい時、その解候補が設計条件を充足す
るかを判定し、充足する時その解候補と手段100内の
解候補とを置き換える手段102とを備え、コスト比較
の手間が小さい時にコストの高い解候補を早期に刈り込
み、計算時間を短縮するように構成する。
の容量を決定する最適設計方式に関し、ネットワークの
設計条件を満足する最適解の導出の高速化を目的とす
る。 【構成】 回線種の組み合わせとしての解候補のうち、
設計条件を満足し、コスト極小の解候補を記憶する手段
100と、新たに生成された解候補と手段100内の解
候補とコストを比較する手段101と、新たな解候補の
方がコストが小さい時、その解候補が設計条件を充足す
るかを判定し、充足する時その解候補と手段100内の
解候補とを置き換える手段102とを備え、コスト比較
の手間が小さい時にコストの高い解候補を早期に刈り込
み、計算時間を短縮するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ネットワーク内の
各通信回線の回線種を決定する方法に関する。
各通信回線の回線種を決定する方法に関する。
【0002】通信ネットワークの設計においては、ユー
ザの指定した設計条件を満たすように、各通信回線の回
線をあらかじめ指定された回線種、すなわち各通信回線
の容量としてのチャネル数の中から適切に選択すること
が要求されている。特にユーザの指定する設計条件とし
てコスト最小であるような通信回線の回線種を決定する
ことが要求されている。
ザの指定した設計条件を満たすように、各通信回線の回
線をあらかじめ指定された回線種、すなわち各通信回線
の容量としてのチャネル数の中から適切に選択すること
が要求されている。特にユーザの指定する設計条件とし
てコスト最小であるような通信回線の回線種を決定する
ことが要求されている。
【0003】すべての回線種の組み合わせの数は膨大に
なるので、探索を効率化したり、計算時間を削減した設
計方法が必要とされている。
なるので、探索を効率化したり、計算時間を削減した設
計方法が必要とされている。
【0004】
【従来の技術】以下本発明が必要になるような状況を詳
細に説明する。ユーザが設計条件として、コスト最小で
あるような通信回線の回線種を決定することを要求して
いる通信ネットワークの回線コスト最適化問題について
説明する。
細に説明する。ユーザが設計条件として、コスト最小で
あるような通信回線の回線種を決定することを要求して
いる通信ネットワークの回線コスト最適化問題について
説明する。
【0005】通信ネットワークの通信拠点を点、拠点間
を結ぶ通信回線を枝として、ネットワークを点の集合V
={v1,v2,・・・・vN}、枝の集合E={e
1,e2,・・・,eM}からなるグラフG=(V,
E,)上に定義する。グラフ上の同じ点を2度以上通ら
ないパスの全体をpとする。p内の点viパスは枝ek
を,vj間を結ぶパスの集合をpij={p∈p|パスp
の両端がvi,vi}、枝ekを通りパスの集合をpk
={p∈p|パスpは枝ekを通る}と定義する。各パ
スp上を流れる通信量(単位:ch(チャネル))をfp
と表記する。
を結ぶ通信回線を枝として、ネットワークを点の集合V
={v1,v2,・・・・vN}、枝の集合E={e
1,e2,・・・,eM}からなるグラフG=(V,
E,)上に定義する。グラフ上の同じ点を2度以上通ら
ないパスの全体をpとする。p内の点viパスは枝ek
を,vj間を結ぶパスの集合をpij={p∈p|パスp
の両端がvi,vi}、枝ekを通りパスの集合をpk
={p∈p|パスpは枝ekを通る}と定義する。各パ
スp上を流れる通信量(単位:ch(チャネル))をfp
と表記する。
【0006】互いに通信している点vi,vj間の通信
量の需要(単位:ch(チャネル))をdijとおくと、点
vi,vj間のパスのフローすなわち通信量は、次の方
程式を満たす必要がある。ただし、dij=dji(i≠
j)、dii=0とする。
量の需要(単位:ch(チャネル))をdijとおくと、点
vi,vj間のパスのフローすなわち通信量は、次の方
程式を満たす必要がある。ただし、dij=dji(i≠
j)、dii=0とする。
【0007】 dij=Σfp p∈pij,i,j=1,2,・・・,N 枝ekを通るフローを、その枝を通過する全てのパスの
フローの総和で定義し、ukとおく。すなわち、 uk=Σfp,p∈pk,k=1,2,・・・,M である。高速ディジタル回線の場合、料金体系は後述の
図25のようになっており、各枝の通信量ukに応じて
枝ekの通信回線の回線種として、あらかじめ指定され
た回線種の集合{1,3,6,12,24,4819
6}の中からuk≦tkを満たす最小のチャネル数tk
が選ばれる。例えば、枝ekの通信量ukが7であれ
ば、チャネル数tkは7≦tkを満たす{1,3,6,
12,24,48,96}の中の数12(chチャネル)
である。従って、 tk≧uk=Σfp,p∈pk,k=1,2,・・・,
M という不等式が成立する。実際の計算においては、tk
を考えればよく、ukを考える必要がないから、 tk≧Σfp,p∈pk,k=1,2,・・・,M という不等式で考える。
フローの総和で定義し、ukとおく。すなわち、 uk=Σfp,p∈pk,k=1,2,・・・,M である。高速ディジタル回線の場合、料金体系は後述の
図25のようになっており、各枝の通信量ukに応じて
枝ekの通信回線の回線種として、あらかじめ指定され
た回線種の集合{1,3,6,12,24,4819
6}の中からuk≦tkを満たす最小のチャネル数tk
が選ばれる。例えば、枝ekの通信量ukが7であれ
ば、チャネル数tkは7≦tkを満たす{1,3,6,
12,24,48,96}の中の数12(chチャネル)
である。従って、 tk≧uk=Σfp,p∈pk,k=1,2,・・・,
M という不等式が成立する。実際の計算においては、tk
を考えればよく、ukを考える必要がないから、 tk≧Σfp,p∈pk,k=1,2,・・・,M という不等式で考える。
【0008】図25は、高速ディジタル回線の料金(コ
スト)の例を示す。図26は、図25の120kmの場合
のチャネル数に対応づけた回線の料金をグラフ表示した
ものである。横軸がチャネル数を表し、縦軸が料金を表
す。これから、コスト関数が不連続な段階関数をなして
いることがわかる。
スト)の例を示す。図26は、図25の120kmの場合
のチャネル数に対応づけた回線の料金をグラフ表示した
ものである。横軸がチャネル数を表し、縦軸が料金を表
す。これから、コスト関数が不連続な段階関数をなして
いることがわかる。
【0009】枝ekの両端点vi,vj間の距離(単
位:km)をrkとして、回線のコストを図25のような
コスト関数c(tk,rk)の値(単位:千円)で与え
る。グラフGのすべての枝のコストの総和をcとする
と、通信ネットワークの最適化問題はグラフG=(V,
E)と拠点vi,vj間の通信両の需要dijが与えられ
たとき、パスのフローfp(p∈p)を未知数とする次
の最適化問題の最適解を求める問題として定式化でき
る。
位:km)をrkとして、回線のコストを図25のような
コスト関数c(tk,rk)の値(単位:千円)で与え
る。グラフGのすべての枝のコストの総和をcとする
と、通信ネットワークの最適化問題はグラフG=(V,
E)と拠点vi,vj間の通信両の需要dijが与えられ
たとき、パスのフローfp(p∈p)を未知数とする次
の最適化問題の最適解を求める問題として定式化でき
る。
【0010】minimize C=Σc(tk,rk) subjekt to dij=Σfp,p∈pij,ij=1,2,・
・・,M fk≧Σfp,p∈pk,k=1,2,・・・,M fp≧0,p∈p, tk∈{0,1,3,6,12,24,48,96} k=1,2,・・・,M 図26に示すように高速ディジタル回線の料金は、回線
種が上がるほど単位回線当たりの値段が安くなるように
設定されているため、いろいろな組み合わせを考えなけ
ればコストの最適解を見つけることができない。図27
は、通信ネットワーク例を示す。これは、拠点がA、
B、Cであり、拠点間の距離 rAB=50(km),r
BC=100(km),rCA=120(km), 要求容量 dAB=4チャネル,dBC=7チャネ
ル,dCA=5チャネル の場合を示す。そして、図示のような回線種の組み合わ
せを選択したとき、そのときのコストとして図25の高
速ディジタル回線の料金を当てはめると図示のコストC
=830+1250+900=2980(千円)が算出
できる。
・・,M fk≧Σfp,p∈pk,k=1,2,・・・,M fp≧0,p∈p, tk∈{0,1,3,6,12,24,48,96} k=1,2,・・・,M 図26に示すように高速ディジタル回線の料金は、回線
種が上がるほど単位回線当たりの値段が安くなるように
設定されているため、いろいろな組み合わせを考えなけ
ればコストの最適解を見つけることができない。図27
は、通信ネットワーク例を示す。これは、拠点がA、
B、Cであり、拠点間の距離 rAB=50(km),r
BC=100(km),rCA=120(km), 要求容量 dAB=4チャネル,dBC=7チャネ
ル,dCA=5チャネル の場合を示す。そして、図示のような回線種の組み合わ
せを選択したとき、そのときのコストとして図25の高
速ディジタル回線の料金を当てはめると図示のコストC
=830+1250+900=2980(千円)が算出
できる。
【0011】例えば図27のような3地点間の三角網の
例では、次の最適化問題 minimize C=c(tAB,rAB)+c(tBC,r
BC)+c(tCA,rCA) subjekt to 4=dAB=fAB+fACB 7=dBC=fBC+fBAC 5=dCA=fCA+fCBA tAB≧uAB=fAB+fBAC+fCBA tBC≧uBC=fBC+fACB+fCBA tCA≧uCA=fCA+fACB+fBAC fAB≧0,fBC≧0,fCA≧0,fACB≧0,
fBAC≧0,fCAB≧0, tAB∈{0,1,3,6,12,24,48,96} tBC∈{0,1,3,6,12,24,48,96} tCA∈{0,1,3,6,12,24,48,96} を解くことになる。ここでrAB=50(km),rBC
=100(km),rCA120(km)とする。このとき
fAB=4,fBC=7,fCA=5(他のフローは
0)の時、uAB=4,uBC=7,uCA=5で、そ
の時の回転種はtAB=6,tBC=12,tCA=6
であり、c(tAB,rAB)=c(6,50)=83
0(千円),c(tBC,rBC)=c(6,100)
=900(千円),c(tCA,rCA)=c(12,
120)=1250(千円),回線コストCはC=83
0+900+1250=2980(千円)である。
例では、次の最適化問題 minimize C=c(tAB,rAB)+c(tBC,r
BC)+c(tCA,rCA) subjekt to 4=dAB=fAB+fACB 7=dBC=fBC+fBAC 5=dCA=fCA+fCBA tAB≧uAB=fAB+fBAC+fCBA tBC≧uBC=fBC+fACB+fCBA tCA≧uCA=fCA+fACB+fBAC fAB≧0,fBC≧0,fCA≧0,fACB≧0,
fBAC≧0,fCAB≧0, tAB∈{0,1,3,6,12,24,48,96} tBC∈{0,1,3,6,12,24,48,96} tCA∈{0,1,3,6,12,24,48,96} を解くことになる。ここでrAB=50(km),rBC
=100(km),rCA120(km)とする。このとき
fAB=4,fBC=7,fCA=5(他のフローは
0)の時、uAB=4,uBC=7,uCA=5で、そ
の時の回転種はtAB=6,tBC=12,tCA=6
であり、c(tAB,rAB)=c(6,50)=83
0(千円),c(tBC,rBC)=c(6,100)
=900(千円),c(tCA,rCA)=c(12,
120)=1250(千円),回線コストCはC=83
0+900+1250=2980(千円)である。
【0012】枝BCには12チャネルの回線種を割り当
てることになり、空き容量が大きいので、回線種を一ラ
ンク下げて不足分を迂回ルートBACで補うことにする
と、図28(a)に示すように、fAB=4,fBC=
6,fCA=5,fBAC=1,uAB=5,uBC=
6,uCA=6で、その時の回転種はtAB=6,tB
C=6,tCA=6であり、回線コストCはC=830
+900+900=2630(千円)となりコストが低
くなる。
てることになり、空き容量が大きいので、回線種を一ラ
ンク下げて不足分を迂回ルートBACで補うことにする
と、図28(a)に示すように、fAB=4,fBC=
6,fCA=5,fBAC=1,uAB=5,uBC=
6,uCA=6で、その時の回転種はtAB=6,tB
C=6,tCA=6であり、回線コストCはC=830
+900+900=2630(千円)となりコストが低
くなる。
【0013】ところがBC間の通信をすべて迂回ルート
BACで行うと、図28(b)に示すように、fAB=
4,fBC=0,fCA=5,fBAC=7,uAB=
11,uBC=0,uCA=12で、その時の回転種は
tAB=12,tBC=0,tCA=12であり、回線
コストCはC=1100+1250=2350(千円)
となりコストがさらに低くなる。
BACで行うと、図28(b)に示すように、fAB=
4,fBC=0,fCA=5,fBAC=7,uAB=
11,uBC=0,uCA=12で、その時の回転種は
tAB=12,tBC=0,tCA=12であり、回線
コストCはC=1100+1250=2350(千円)
となりコストがさらに低くなる。
【0014】このように、高速ディジタル回線の料金
は、回線種が上がるほど単位回線当たりの値段が安くな
るように設定されているため、,目的関数が不連続の非
線型関数となるので、従来の数理計画法で解くことがで
きず、いろいろな組み合わせを考えなければコストの最
適解を見つけることができない。
は、回線種が上がるほど単位回線当たりの値段が安くな
るように設定されているため、,目的関数が不連続の非
線型関数となるので、従来の数理計画法で解くことがで
きず、いろいろな組み合わせを考えなければコストの最
適解を見つけることができない。
【0015】そして従来の組み合わせ最適化手法を用い
てコストの最適解を見つける場合においても、いろいろ
な回線種の組み合わせを考えなければならず、回線種の
組み合わせの数が膨大になり、実用的な時間で効率よく
最適解を求めることができなかった。
てコストの最適解を見つける場合においても、いろいろ
な回線種の組み合わせを考えなければならず、回線種の
組み合わせの数が膨大になり、実用的な時間で効率よく
最適解を求めることができなかった。
【0016】図29に従来技術の設定方式のブロック図
を示す。図30に従来技術の主手続きを示す。図29に
おいて、解候補生成部1は、拠点間の回線種の解候補T
を生成するものである。
を示す。図30に従来技術の主手続きを示す。図29に
おいて、解候補生成部1は、拠点間の回線種の解候補T
を生成するものである。
【0017】制約充足検査部2は、生成された解候補T
が設計条件を満足するか検査するものである。コスト比
較部3は、設計条件を充足すると判断された解候補Tの
コストとCOメモリ5内の解候補T”とのコストを比較
し、もし(Tのコスト)<(T”のコスト)であるなら
ば、Tは設計条件を満たし、現在までのコスト最小の解
と判定されたから、COメモリ5内の解候補T”をTに
置き換える。もし(Tのコスト)≧(T”のコスト)で
あるならば、Tはコスト最小の解になり得ないと判定し
て、新しい解候補を生成すべく再び解候補生成部1に制
御を移す。
が設計条件を満足するか検査するものである。コスト比
較部3は、設計条件を充足すると判断された解候補Tの
コストとCOメモリ5内の解候補T”とのコストを比較
し、もし(Tのコスト)<(T”のコスト)であるなら
ば、Tは設計条件を満たし、現在までのコスト最小の解
と判定されたから、COメモリ5内の解候補T”をTに
置き換える。もし(Tのコスト)≧(T”のコスト)で
あるならば、Tはコスト最小の解になり得ないと判定し
て、新しい解候補を生成すべく再び解候補生成部1に制
御を移す。
【0018】最終解候補出力部4は、ユーザの指定によ
り停止するときに、COメモリ5内の解候補を最終設計
解として出力する。図30のフローチャートにおいて処
理が開始されると、まず(11)ですべての拠点間の距
離rjiと要求容量aijが入力され、(12)でCOメ
モリ5の内容が空にされ、(13)でユーザの停止条件
を満たすか否かが判定され、ユーザの停止条件を満たし
た場合には(18)でCOメモリ5内のコスト最小の解
候補が出力され、処理を終了する。
り停止するときに、COメモリ5内の解候補を最終設計
解として出力する。図30のフローチャートにおいて処
理が開始されると、まず(11)ですべての拠点間の距
離rjiと要求容量aijが入力され、(12)でCOメ
モリ5の内容が空にされ、(13)でユーザの停止条件
を満たすか否かが判定され、ユーザの停止条件を満たし
た場合には(18)でCOメモリ5内のコスト最小の解
候補が出力され、処理を終了する。
【0019】(13)でユーザの停止条件を満たしてい
ない時には、(14)で解候補生成部1により解候補T
が1つ生成され、(15)でこの解候補Tがネットワー
クの設計条件を満たすか否かが判定され、満たしていな
い場合には(13)の処理以降が繰り返される。
ない時には、(14)で解候補生成部1により解候補T
が1つ生成され、(15)でこの解候補Tがネットワー
クの設計条件を満たすか否かが判定され、満たしていな
い場合には(13)の処理以降が繰り返される。
【0020】設計条件を満たしている場合には、(1
6)において生成された解候補のコストがCOメモリ内
に格納されている解候補のコスト以下であるか否かが判
定され、以下でない時には(13)以降の処理が繰り返
される。以下である時には、(17)でCOメモリ内の
解候補が生成された解候補と置き換えられ、(13)以
降の処理が繰り返される。
6)において生成された解候補のコストがCOメモリ内
に格納されている解候補のコスト以下であるか否かが判
定され、以下でない時には(13)以降の処理が繰り返
される。以下である時には、(17)でCOメモリ内の
解候補が生成された解候補と置き換えられ、(13)以
降の処理が繰り返される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来技術のよ
うな方法では、通信ネットワークの回線コストを最適化
するために、試行錯誤で様々な回線種の組み合わせを生
成して、それらの回線種の組み合わせが設計条件を満足
するか、またコスト最小の解であるかの検査において膨
大な時間を消費し、実用的な時間で最適な設計をするこ
とができないという問題を生じていた。
うな方法では、通信ネットワークの回線コストを最適化
するために、試行錯誤で様々な回線種の組み合わせを生
成して、それらの回線種の組み合わせが設計条件を満足
するか、またコスト最小の解であるかの検査において膨
大な時間を消費し、実用的な時間で最適な設計をするこ
とができないという問題を生じていた。
【0022】本発明は、制約充足問題としての設計条件
の充足可能性を効率よく調べていくことにより、通信ネ
ットワークの設計条件を満たす解の導入または回線コス
トの最適化を高速に行う方法を提供することである。
の充足可能性を効率よく調べていくことにより、通信ネ
ットワークの設計条件を満たす解の導入または回線コス
トの最適化を高速に行う方法を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1〜図7は本発明の原
理ブロック図である。これらの図は通信ネットワークを
構成する複数の拠点間の回線種の組み合わせのうちで、
コスト最小の組み合わせを決定する通信ネットワーク設
計装置における通信ネットワークの最適設計方式の原理
ブロック図である。
理ブロック図である。これらの図は通信ネットワークを
構成する複数の拠点間の回線種の組み合わせのうちで、
コスト最小の組み合わせを決定する通信ネットワーク設
計装置における通信ネットワークの最適設計方式の原理
ブロック図である。
【0024】図1は第1の発明の原理ブロック図であ
る。同図において、コスト極小解候補記憶手段100
は、通信ネットワークの拠点間の回線種の組み合わせと
しての解候補のうちで、通信ネットワークの設計後件を
満足し、かつコスト極小の解候補を記憶するためのもの
であり、例えばCOメモリである。コスト比較手段10
1は、例えば解候補生成部によって生成された解候補の
コストがコスト極小解候補記憶手段100に記憶されて
いる解候補のコスト以上である時にその生成された解候
補を廃棄し、例えば制御を解候補の生成部に戻すもので
ある。
る。同図において、コスト極小解候補記憶手段100
は、通信ネットワークの拠点間の回線種の組み合わせと
しての解候補のうちで、通信ネットワークの設計後件を
満足し、かつコスト極小の解候補を記憶するためのもの
であり、例えばCOメモリである。コスト比較手段10
1は、例えば解候補生成部によって生成された解候補の
コストがコスト極小解候補記憶手段100に記憶されて
いる解候補のコスト以上である時にその生成された解候
補を廃棄し、例えば制御を解候補の生成部に戻すもので
ある。
【0025】また設計条件充足検査手段102は、コス
ト比較手段101によって廃棄されなかった解候補が通
信ネットワークに対する設計条件を充足するか否かを判
定し、充足する時にその解候補をコスト極小解候補記憶
手段100に記憶されている解候補と置き換えるもので
ある。これによってコスト極小解候補記憶手段100に
は、常に生成された解候補のうちでコスト最小の解候補
が記憶されることになり、例えばユーザの停止条件を満
足した時に最終解候補出力部がCOメモリ内の解候補を
出力することにより、コスト最小の解候補が得られるこ
とになる。
ト比較手段101によって廃棄されなかった解候補が通
信ネットワークに対する設計条件を充足するか否かを判
定し、充足する時にその解候補をコスト極小解候補記憶
手段100に記憶されている解候補と置き換えるもので
ある。これによってコスト極小解候補記憶手段100に
は、常に生成された解候補のうちでコスト最小の解候補
が記憶されることになり、例えばユーザの停止条件を満
足した時に最終解候補出力部がCOメモリ内の解候補を
出力することにより、コスト最小の解候補が得られるこ
とになる。
【0026】図2第2の発明の原理ブロック図である。
同図においてコスト極小解候補記憶手段100の作用は
図1におけると同じである。設計条件充足検査手段10
2は、その名称は図1におけると同様であるが、その作
用は第1の発明におけるとやや異なり例えば解候補生成
部によって新たに生成された 解候補が通信ネットワー
クの設計条件を満足するか否かを判定し、満足しなかっ
た時にその解候補を廃棄するものである。
同図においてコスト極小解候補記憶手段100の作用は
図1におけると同じである。設計条件充足検査手段10
2は、その名称は図1におけると同様であるが、その作
用は第1の発明におけるとやや異なり例えば解候補生成
部によって新たに生成された 解候補が通信ネットワー
クの設計条件を満足するか否かを判定し、満足しなかっ
た時にその解候補を廃棄するものである。
【0027】半順序によるコスト比較手段103は、実
際にコストを計算することなく、コスト比較のための半
順序において、設計条件充足検査手段102によって廃
棄されなかった解候補のコストがコスト極小解候補記憶
手段100に記憶されている解候補のコスト以上である
時に、破棄されなかった解候補を廃棄し、以上でない時
には廃棄されなかった解候補をコスト極小解候補記憶手
段100に追加記憶させるものであり、最終解候補出力
手段104は、例えばユーザの停止条件が満足された時
に、コスト極小解候補記憶手段100に記憶されている
解候補、すなわち一般に複数個の解候補の実際のコスト
を求め、コスト最小の解候補を出力するものであり、例
えば最終解候補出力部である。
際にコストを計算することなく、コスト比較のための半
順序において、設計条件充足検査手段102によって廃
棄されなかった解候補のコストがコスト極小解候補記憶
手段100に記憶されている解候補のコスト以上である
時に、破棄されなかった解候補を廃棄し、以上でない時
には廃棄されなかった解候補をコスト極小解候補記憶手
段100に追加記憶させるものであり、最終解候補出力
手段104は、例えばユーザの停止条件が満足された時
に、コスト極小解候補記憶手段100に記憶されている
解候補、すなわち一般に複数個の解候補の実際のコスト
を求め、コスト最小の解候補を出力するものであり、例
えば最終解候補出力部である。
【0028】図3は第3の発明の原理ブロック図であ
る。同図を第2の発明の原理を示す図2と比較すると構
成要素は同一であるが、設計条件充足検査手段102と
半順序によるコスト比較手段103との位置が逆となっ
ている点が異なっている。
る。同図を第2の発明の原理を示す図2と比較すると構
成要素は同一であるが、設計条件充足検査手段102と
半順序によるコスト比較手段103との位置が逆となっ
ている点が異なっている。
【0029】このため半順序によるコスト比較手段10
3は、例えば解候補生成部によって新たに生成された解
候補のコストがコスト極小解候補記憶手段100に記憶
されている解候補のコスト以上である時に生成された解
候補を廃棄し、また設計条件充足検査手段102は半順
序によるコスト比較手段103によって廃棄されなかっ
た解候補が通信ネットワークの設計条件を充足するか否
かを判定し、充足しない解候補を廃棄し、充足する解候
補をコスト極小解候補記憶手段100に追加記憶させ
る。コスト極小解候補記憶手段100と最終解候補出力
手段104との作用は第2の発明におけると同様であ
る。
3は、例えば解候補生成部によって新たに生成された解
候補のコストがコスト極小解候補記憶手段100に記憶
されている解候補のコスト以上である時に生成された解
候補を廃棄し、また設計条件充足検査手段102は半順
序によるコスト比較手段103によって廃棄されなかっ
た解候補が通信ネットワークの設計条件を充足するか否
かを判定し、充足しない解候補を廃棄し、充足する解候
補をコスト極小解候補記憶手段100に追加記憶させ
る。コスト極小解候補記憶手段100と最終解候補出力
手段104との作用は第2の発明におけると同様であ
る。
【0030】図4は第4の発明の原理ブロック図であ
る。同図においてコスト極小解候補記憶手段100の作
用は前述と同様である。設計条件不満足解候補記憶手段
105は設計条件を充足しない解候補を記憶するための
ものであり、例えばNGメモリである。
る。同図においてコスト極小解候補記憶手段100の作
用は前述と同様である。設計条件不満足解候補記憶手段
105は設計条件を充足しない解候補を記憶するための
ものであり、例えばNGメモリである。
【0031】半順序による設計条件充足検査手段106
は、実際に設計条件を検査することなく、設計条件充足
判定のための半順序において、例えば解候補生成部によ
って新しく生成された解候補の大きさ(例えばコストと
直接に対応)が設計条件不満足解候補記憶手段105に
記憶されている解候補の大きさ以下である時に生成され
た解候補を廃棄するものである。
は、実際に設計条件を検査することなく、設計条件充足
判定のための半順序において、例えば解候補生成部によ
って新しく生成された解候補の大きさ(例えばコストと
直接に対応)が設計条件不満足解候補記憶手段105に
記憶されている解候補の大きさ以下である時に生成され
た解候補を廃棄するものである。
【0032】設計条件充足検査手段102は、半順序に
よる設計条件充足検査手段106によって廃棄されなか
った解候補に対して、第1の発明におけると同様に実際
に設計条件を充足するか否かを判定し、充足しない解候
補を設計条件不満足解候補記憶手段105に追加記憶さ
せる。
よる設計条件充足検査手段106によって廃棄されなか
った解候補に対して、第1の発明におけると同様に実際
に設計条件を充足するか否かを判定し、充足しない解候
補を設計条件不満足解候補記憶手段105に追加記憶さ
せる。
【0033】コスト比較手段101は、第1の発明にお
けると同様に、設計条件充足検査手段102によって設
計条件を充足すると判定された解候補のコストを計算
し、その計算結果がコスト極小解候補記憶手段100に
記憶されている解候補のコスト未満であるときに、その
廃棄されなかった解候補をコスト極小解候補記憶手段1
00に記憶されている解候補と置き換えるものである。
けると同様に、設計条件充足検査手段102によって設
計条件を充足すると判定された解候補のコストを計算
し、その計算結果がコスト極小解候補記憶手段100に
記憶されている解候補のコスト未満であるときに、その
廃棄されなかった解候補をコスト極小解候補記憶手段1
00に記憶されている解候補と置き換えるものである。
【0034】図5は第5の発明の原理ブロックである。
同図を図4の発明と比較すると、構成要素は同一である
が、例えば解候補生成部によって新たに生成された解候
補はコスト比較手段101、半順序による設計条件充足
検査手段106、設計条件充足検査手段102の順序で
入力される点が異なっている。
同図を図4の発明と比較すると、構成要素は同一である
が、例えば解候補生成部によって新たに生成された解候
補はコスト比較手段101、半順序による設計条件充足
検査手段106、設計条件充足検査手段102の順序で
入力される点が異なっている。
【0035】このためコスト比較手段101は、新たに
生成された解候補のコストがコスト極小解候補記憶手段
100に記憶されている解候補のコスト以上である時に
生成された解候補を廃棄し、半順序による設計条件充足
検査手段106はコスト比較手段101によって廃棄さ
れなかった解候補の大きさが設計条件不満足解候補記憶
手段105に記憶されている解候補の大きさ以下である
時に生成された解候補を破棄し、更に設計条件充足検査
手段102は半順序による設計条件充足検査手段106
によって廃棄されなかった共通候補に対して実際に設計
条件を充足しているか否かを判定し、充足しない時その
解候補を設計条件不満足解候補記憶手段105に追加記
憶させ、充足する時その解候補をコスト極小解候補記憶
手段100に記憶されている解候補と置き換えることに
なる。
生成された解候補のコストがコスト極小解候補記憶手段
100に記憶されている解候補のコスト以上である時に
生成された解候補を廃棄し、半順序による設計条件充足
検査手段106はコスト比較手段101によって廃棄さ
れなかった解候補の大きさが設計条件不満足解候補記憶
手段105に記憶されている解候補の大きさ以下である
時に生成された解候補を破棄し、更に設計条件充足検査
手段102は半順序による設計条件充足検査手段106
によって廃棄されなかった共通候補に対して実際に設計
条件を充足しているか否かを判定し、充足しない時その
解候補を設計条件不満足解候補記憶手段105に追加記
憶させ、充足する時その解候補をコスト極小解候補記憶
手段100に記憶されている解候補と置き換えることに
なる。
【0036】図6は第6の発明の原理ブロック図であ
る。第6、および後述する第7の発明においては、半順
序におよるコスト比較手段103と、半順序による設計
条件充足検査手段106との両方が用いられる。
る。第6、および後述する第7の発明においては、半順
序におよるコスト比較手段103と、半順序による設計
条件充足検査手段106との両方が用いられる。
【0037】図6の第6の発明においては、新たに生成
された解候補に対して半順序による設計条件充足検査手
段106は、前述と同様にして新しく生成された解候補
の大きさが設計条件不満足解候補記憶手段105に記憶
されている解候補の大きさ以下である時に生成された解
候補を廃棄する。また設計条件充足検査手段102は、
半順序による設計条件充足検査手段106によって廃棄
されなかった解候補が実際に設計条件を充足するか否か
を判定し、充足しない時にその解候補を設計条件不満足
解候補記憶手段105に追加記憶させる。設計条件充足
検査手段102の出力に対する半順序によるコスト比較
手段103と、最終解候補出力手段104の作用は、図
2の第2の発明におけると全く同様である。
された解候補に対して半順序による設計条件充足検査手
段106は、前述と同様にして新しく生成された解候補
の大きさが設計条件不満足解候補記憶手段105に記憶
されている解候補の大きさ以下である時に生成された解
候補を廃棄する。また設計条件充足検査手段102は、
半順序による設計条件充足検査手段106によって廃棄
されなかった解候補が実際に設計条件を充足するか否か
を判定し、充足しない時にその解候補を設計条件不満足
解候補記憶手段105に追加記憶させる。設計条件充足
検査手段102の出力に対する半順序によるコスト比較
手段103と、最終解候補出力手段104の作用は、図
2の第2の発明におけると全く同様である。
【0038】図7は第7の発明の原理ブロック図であ
る。同図を第6の発明の原理を示す図6と比較すると、
構成要素は同一であり、新たに生成された解候補が半順
序によるコスト比較手段103、半順序による設計条件
充足検査手段106、設計条件充足検査手段102の順
に入力される点が異なっている。
る。同図を第6の発明の原理を示す図6と比較すると、
構成要素は同一であり、新たに生成された解候補が半順
序によるコスト比較手段103、半順序による設計条件
充足検査手段106、設計条件充足検査手段102の順
に入力される点が異なっている。
【0039】従って半順序によるコスト比較手段103
は、生成された解候補のコストがコスト極小解候補記憶
手段100に記憶されている解候補のコスト以上である
時に生成された解候補を廃棄し、半順序による設計条件
充足検査手段106は半順序によるコスト比較手段10
3によって廃棄されなかった解候補の大きさが設計条件
不満足解候補記憶手段105に記憶されている解候補の
大きさ以上である時その解候補を廃棄し、更に設計条件
充足検査手段102は半順序による設計条件充足検査手
段106によって廃棄されなかった解候補が設計条件を
充足する時にその解候補をコスト極小解候補記憶手段1
00に追加記憶させ、充足しない時に設計条件不満足解
候補記憶手段105に追加記憶させることになる。
は、生成された解候補のコストがコスト極小解候補記憶
手段100に記憶されている解候補のコスト以上である
時に生成された解候補を廃棄し、半順序による設計条件
充足検査手段106は半順序によるコスト比較手段10
3によって廃棄されなかった解候補の大きさが設計条件
不満足解候補記憶手段105に記憶されている解候補の
大きさ以上である時その解候補を廃棄し、更に設計条件
充足検査手段102は半順序による設計条件充足検査手
段106によって廃棄されなかった解候補が設計条件を
充足する時にその解候補をコスト極小解候補記憶手段1
00に追加記憶させ、充足しない時に設計条件不満足解
候補記憶手段105に追加記憶させることになる。
【0040】
【作用】本発明においては、通信ネットワークの複数の
拠点間の回線種の組み合わせのうちで、コスト最小の組
み合わせを決定するまでの計算時間の短縮が主たる目的
とされる。
拠点間の回線種の組み合わせのうちで、コスト最小の組
み合わせを決定するまでの計算時間の短縮が主たる目的
とされる。
【0041】図1にその原理を示した第1の発明におい
ては、解候補のコストの比較の手間が解候補の設計条件
充足検査より手間がかからない場合に図29の従来方式
と異なり、コスト比較を設計条件充足検査の前に行うこ
とによってコストの高い解候補があらかじめ刈り込ま
れ、計算時間が短縮される。
ては、解候補のコストの比較の手間が解候補の設計条件
充足検査より手間がかからない場合に図29の従来方式
と異なり、コスト比較を設計条件充足検査の前に行うこ
とによってコストの高い解候補があらかじめ刈り込ま
れ、計算時間が短縮される。
【0042】図2にその原理を示した第2の発明におい
ては、実際のコスト比較より手間のかからない半順序に
よるコスト比較を行ってコストの高い解候補をあらかじ
め刈り込み、実際のコストの計算は、例えばユーザの停
止条件が満足された時にコスト極小解候補記憶手段10
0に記憶されている、一般に複数個の解候補に対して最
終解候補出力手段104が行うのみであり、全体の計算
時間が短縮される。
ては、実際のコスト比較より手間のかからない半順序に
よるコスト比較を行ってコストの高い解候補をあらかじ
め刈り込み、実際のコストの計算は、例えばユーザの停
止条件が満足された時にコスト極小解候補記憶手段10
0に記憶されている、一般に複数個の解候補に対して最
終解候補出力手段104が行うのみであり、全体の計算
時間が短縮される。
【0043】ここで半順序によるコスト比較において
は、例えば組合される拠点間の回線種を各要素とするベ
クトルによって解候補が表わされ、一方の解候補の全て
の要素が他方の解候補の対応する全ての要素以上である
時に、その一方の解候補のコストが他方の解候補のコス
ト以上であると判定される。
は、例えば組合される拠点間の回線種を各要素とするベ
クトルによって解候補が表わされ、一方の解候補の全て
の要素が他方の解候補の対応する全ての要素以上である
時に、その一方の解候補のコストが他方の解候補のコス
ト以上であると判定される。
【0044】図3にその原理を示した第3の発明におい
ては、第2の発明と異なり、設計条件充足検査よりも前
に半順序によるコスト比較を行うことによってコストの
高い解候補をあらかじめ刈り込み、手間のかかる設計条
件充足検査を減らすことにより計算時間が短縮される。
ては、第2の発明と異なり、設計条件充足検査よりも前
に半順序によるコスト比較を行うことによってコストの
高い解候補をあらかじめ刈り込み、手間のかかる設計条
件充足検査を減らすことにより計算時間が短縮される。
【0045】図4にその原理を示した第4の発明におい
ては、設計条件充足検査が半順序によって行われる。す
なわち設計条件不満足解候補記憶手段105には設計条
件を充足しない解候補が記憶されており、この記憶され
ている解候補の大きさと生成された解候補の大きさが比
較され、生成された解候補の大きさが記憶されている解
候補の大きさ以下である時には、生成された解候補はあ
きらかに設計条件を満足することができないものとして
廃棄される。
ては、設計条件充足検査が半順序によって行われる。す
なわち設計条件不満足解候補記憶手段105には設計条
件を充足しない解候補が記憶されており、この記憶され
ている解候補の大きさと生成された解候補の大きさが比
較され、生成された解候補の大きさが記憶されている解
候補の大きさ以下である時には、生成された解候補はあ
きらかに設計条件を満足することができないものとして
廃棄される。
【0046】しかしながら廃棄されなかった解候補が必
ず実際に設計条件を満足するとは限らないために、その
ような解候補に対して実際の設計条件充足検査が行わ
れ、設計条件を充足しない解候補は設計条件不満足解候
補記憶手段105に追加記憶される。そして設計条件を
充足すると判定された解候補に対して、コスト比較手段
101により実際のコスト比較が行われる。このよう
に、手間のかからない半順序による設計充足検査を実際
の設計条件充足検査の前に置くことにより設計条件充足
検査が効率化され、計算時間が短縮される。
ず実際に設計条件を満足するとは限らないために、その
ような解候補に対して実際の設計条件充足検査が行わ
れ、設計条件を充足しない解候補は設計条件不満足解候
補記憶手段105に追加記憶される。そして設計条件を
充足すると判定された解候補に対して、コスト比較手段
101により実際のコスト比較が行われる。このよう
に、手間のかからない半順序による設計充足検査を実際
の設計条件充足検査の前に置くことにより設計条件充足
検査が効率化され、計算時間が短縮される。
【0047】図5にその原理を示した第5の発明におい
ては、第4の発明と異なり、最初にコストの比較が行わ
れ、コスト極小解候補記憶手段100に記憶されている
解候補よりコストが小さい解候補を対象として、半順序
による設計条件充足検査と実際の設計条件充足検査が行
われる。そして実際の設計条件充足検査において設計条
件を充足すると判定された解候補が、コスト極小解候補
記憶手段100に記憶されている解候補と置き換えられ
る。これによってコスト比較に手間がかからない場合、
そのコスト比較を半順序による設計条件充足検査、およ
び実際の設計条件充足検査より前に置くことにより、コ
ストの高い解候補をあらかじめ刈り込み、計算時間が短
縮される。
ては、第4の発明と異なり、最初にコストの比較が行わ
れ、コスト極小解候補記憶手段100に記憶されている
解候補よりコストが小さい解候補を対象として、半順序
による設計条件充足検査と実際の設計条件充足検査が行
われる。そして実際の設計条件充足検査において設計条
件を充足すると判定された解候補が、コスト極小解候補
記憶手段100に記憶されている解候補と置き換えられ
る。これによってコスト比較に手間がかからない場合、
そのコスト比較を半順序による設計条件充足検査、およ
び実際の設計条件充足検査より前に置くことにより、コ
ストの高い解候補をあらかじめ刈り込み、計算時間が短
縮される。
【0048】なお第4、第5の発明において半順序によ
る設計充足検査は、前述の半順序によるコスト比較と全
く同様に行われる。すなわち解候補が前述と同様にベク
トルによって表され、生成された解候補の全ての要素が
比較対象の解候補の対応する全ての要素以下であり、比
較される解候補が設計条件を充足しない時、生成された
解候補はその大きさが小さく、明らかに設計条件を充足
しないものとして廃棄される。
る設計充足検査は、前述の半順序によるコスト比較と全
く同様に行われる。すなわち解候補が前述と同様にベク
トルによって表され、生成された解候補の全ての要素が
比較対象の解候補の対応する全ての要素以下であり、比
較される解候補が設計条件を充足しない時、生成された
解候補はその大きさが小さく、明らかに設計条件を充足
しないものとして廃棄される。
【0049】図6の第6の発明、および図7の第7の発
明においては、半順序によるコスト比較と半順序による
設計条件充足検査との両方が用いられる。第6の発明に
おいては生成された解候補に対してまず半順序による設
計条件充足検査が行われ、その後実際の設計条件充足検
査に続いて、半順序によるコスト比較が行われる。
明においては、半順序によるコスト比較と半順序による
設計条件充足検査との両方が用いられる。第6の発明に
おいては生成された解候補に対してまず半順序による設
計条件充足検査が行われ、その後実際の設計条件充足検
査に続いて、半順序によるコスト比較が行われる。
【0050】これに対して第7の発明では、生成された
解候補に対して、まず半順序によるコスト比較が行われ
る。続いて半順序による設計充足検査、その後に実際の
設計条件充足検査が行われる。前述のように、第6、第
7の発明で半順序による設計条件充足検査と半順序によ
るコスト比較において同一の半順序関係を用いる場合に
は、同一の比較装置を用いることにより装置のコンパク
ト化が実現される。更に半順序によるコスト比較、また
は半順序による設計条件充足検査のうち、手間のかから
ない方を前に置くことにより、設計時間を短縮すること
ができる。
解候補に対して、まず半順序によるコスト比較が行われ
る。続いて半順序による設計充足検査、その後に実際の
設計条件充足検査が行われる。前述のように、第6、第
7の発明で半順序による設計条件充足検査と半順序によ
るコスト比較において同一の半順序関係を用いる場合に
は、同一の比較装置を用いることにより装置のコンパク
ト化が実現される。更に半順序によるコスト比較、また
は半順序による設計条件充足検査のうち、手間のかから
ない方を前に置くことにより、設計時間を短縮すること
ができる。
【0051】
【実施例】図8は第1の発明の実施例の構成ブロック
図、図9はその処理フローチャートである。
図、図9はその処理フローチャートである。
【0052】図8において、解候補生成部1は、従来技
術の図29と同じものである。コスト比較部3は、解候
補生成部1により生成された解候補Tのコストと、CO
メモリ5内の設計条件を満たす解候補T”とのコストを
比較し、もし(Tのコスト)≧(T”のコスト)である
ならば、Tはコスト最小の解になり得ないと判定して、
新しい解候補を生成すべく再び解候補生成部1に制御を
移す。もし(Tのコスト)<(T”のコスト)であるな
らば、Tが設計条件を満たすかどうか検査するために、
制約充足検査部2に制御を移す。
術の図29と同じものである。コスト比較部3は、解候
補生成部1により生成された解候補Tのコストと、CO
メモリ5内の設計条件を満たす解候補T”とのコストを
比較し、もし(Tのコスト)≧(T”のコスト)である
ならば、Tはコスト最小の解になり得ないと判定して、
新しい解候補を生成すべく再び解候補生成部1に制御を
移す。もし(Tのコスト)<(T”のコスト)であるな
らば、Tが設計条件を満たすかどうか検査するために、
制約充足検査部2に制御を移す。
【0053】制約充足検査部2は、生成された解候補T
が設計条件を満足するか検査し、もし生成された解候補
が設計条件を満たすならば、Tを今まで調べた解候補の
内で設計条件を満たすコスト最小のものと判定したこと
になるから、COメモリ5内の解候補T”をTに置き換
える。そして再び新しい解候補を生成すべく解候補生成
部1に制御を移す。
が設計条件を満足するか検査し、もし生成された解候補
が設計条件を満たすならば、Tを今まで調べた解候補の
内で設計条件を満たすコスト最小のものと判定したこと
になるから、COメモリ5内の解候補T”をTに置き換
える。そして再び新しい解候補を生成すべく解候補生成
部1に制御を移す。
【0054】最終解候補出力部4は、従来技術と同じも
のである。第1の発明においては、コストの検査を設計
条件の検査よりも先に行うことにより、コストの高い解
候補が設計条件の検査をすることなく前刈りされるか
ら、もし、コスト比較の手間が、設計条件の充足検査の
手間よりもはるかに小さいならば、全体の計算の手間
は、従来技術における手間よりも小さくなる。
のである。第1の発明においては、コストの検査を設計
条件の検査よりも先に行うことにより、コストの高い解
候補が設計条件の検査をすることなく前刈りされるか
ら、もし、コスト比較の手間が、設計条件の充足検査の
手間よりもはるかに小さいならば、全体の計算の手間
は、従来技術における手間よりも小さくなる。
【0055】図9のフローチャートにおいて、(11)
〜(14)は従来方式のフローチャートを示す図30に
おけると同じである。(14)において解の候補Tが解
候補生成部1によって1つ生成されると、(16)にお
いてコスト比較部3によってCOメモリ内の解候補T”
のコストが生成された候補Tのコスト以上であるか否か
が判定され、以上でない場合には(13)以降の処理が
繰り返される。
〜(14)は従来方式のフローチャートを示す図30に
おけると同じである。(14)において解の候補Tが解
候補生成部1によって1つ生成されると、(16)にお
いてコスト比較部3によってCOメモリ内の解候補T”
のコストが生成された候補Tのコスト以上であるか否か
が判定され、以上でない場合には(13)以降の処理が
繰り返される。
【0056】T”のコストがTのコスト以上である時に
は、(15)において生成された候補Tが設計条件を満
たすか否かが制約充足検査部2によって判定され、満た
さない時には(13)以降の処理が繰り返される。設計
条件が満たされる時には、(17)においてCO内の解
候補T’と生成された解候補Tとの置き換えが行われ、
(13)以降の処理が繰り返される。そして(13)に
おいてユーザの停止条件を満たすと判定された時に、
(18)においてCOメモリ5に記憶されているコスト
最小の解候補が出力され、処理を終了する。
は、(15)において生成された候補Tが設計条件を満
たすか否かが制約充足検査部2によって判定され、満た
さない時には(13)以降の処理が繰り返される。設計
条件が満たされる時には、(17)においてCO内の解
候補T’と生成された解候補Tとの置き換えが行われ、
(13)以降の処理が繰り返される。そして(13)に
おいてユーザの停止条件を満たすと判定された時に、
(18)においてCOメモリ5に記憶されているコスト
最小の解候補が出力され、処理を終了する。
【0057】図10は第2の発明の実施例の構成ブロッ
ク図、図11はその処理フローチャートである。図10
において、解候補生成部1は、従来技術と同じものであ
る。
ク図、図11はその処理フローチャートである。図10
において、解候補生成部1は、従来技術と同じものであ
る。
【0058】制約充足検査部2は、従来技術と同じもの
である。コスト比較のための半順序(=<)による比較
部6は、従来技術のコスト比較部3に代わるものであ
る。コスト比較のための半順序(=<)定義部7によっ
て、解候補TとT”とにおいて、T=<T”ならば、T
のコストよりもT”のコストが大きいように定義された
半順序関係=<を用いて、設計条件を充足すると判断さ
れた解候補Tと、COメモリ5内の解候補T”とを半順
序関係=<により比較する。もしT”=<Tであるよう
なT”がCOメモリ5内に存在したならば、Tはコスト
最小の解になり得ないと判定して、新しい解候補を生成
すべく再び解候補生成部1に制御を移す。
である。コスト比較のための半順序(=<)による比較
部6は、従来技術のコスト比較部3に代わるものであ
る。コスト比較のための半順序(=<)定義部7によっ
て、解候補TとT”とにおいて、T=<T”ならば、T
のコストよりもT”のコストが大きいように定義された
半順序関係=<を用いて、設計条件を充足すると判断さ
れた解候補Tと、COメモリ5内の解候補T”とを半順
序関係=<により比較する。もしT”=<Tであるよう
なT”がCOメモリ5内に存在したならば、Tはコスト
最小の解になり得ないと判定して、新しい解候補を生成
すべく再び解候補生成部1に制御を移す。
【0059】もしT”=<TであるようなT”がCOメ
モリ5内に存在しないならば、TはT”の変わりにコス
ト最小の解候補になり得る可能性がるから、COメモリ
5内に解候補Tを追加する。
モリ5内に存在しないならば、TはT”の変わりにコス
ト最小の解候補になり得る可能性がるから、COメモリ
5内に解候補Tを追加する。
【0060】最終解候補出力部4は、ユーザの指定によ
り停止するときに、COメモリ5内の複数個の解候補の
コストをそれぞれ計算し、最もコストの小さい解候補を
最終設計解として出力する。
り停止するときに、COメモリ5内の複数個の解候補の
コストをそれぞれ計算し、最もコストの小さい解候補を
最終設計解として出力する。
【0061】もし、コスト計算の手間が相当かかり、コ
スト比較のための半順序=<による大小関係を検査する
手間が、コストを計算する手間よりもはるかに小さいな
らば、全体の計算の手間は、従来技術における手間より
も小さくなる。
スト比較のための半順序=<による大小関係を検査する
手間が、コストを計算する手間よりもはるかに小さいな
らば、全体の計算の手間は、従来技術における手間より
も小さくなる。
【0062】設計解の任意の候補TとT’とに対して、
T’=<TならばTよりもT’のほうがコストが安いか
等しい関係が成り立つような二項関係=<であって、T
やT’のコストを直接計算する手間よりもT’=<Tと
なるようなT’がCOメモリ5内に存在しないかを調べ
る手間のほうが小さいような二項関係=<を定義する手
段を有するものとして、例えば、与えられた通信ネット
ワークの各枝に割り当てる回線種の二つの組み合わせ、
すなわち二つの設計解の候補をTi=(ti1,ti
2,・・・tiM)、(Tj=(tj1,tj2,・・
・tjM)として、半順序=<を、ベクトルの半順序関
係: Ti=<Tj <=> tik≦tjk, ∀k=1,2,・・・,M と定義する。もちろん、上記の条件を満たせば、他の定
義でも構わない。それは、コスト比較のための半順序
(≦)定義部7によってユーザが定義する。
T’=<TならばTよりもT’のほうがコストが安いか
等しい関係が成り立つような二項関係=<であって、T
やT’のコストを直接計算する手間よりもT’=<Tと
なるようなT’がCOメモリ5内に存在しないかを調べ
る手間のほうが小さいような二項関係=<を定義する手
段を有するものとして、例えば、与えられた通信ネット
ワークの各枝に割り当てる回線種の二つの組み合わせ、
すなわち二つの設計解の候補をTi=(ti1,ti
2,・・・tiM)、(Tj=(tj1,tj2,・・
・tjM)として、半順序=<を、ベクトルの半順序関
係: Ti=<Tj <=> tik≦tjk, ∀k=1,2,・・・,M と定義する。もちろん、上記の条件を満たせば、他の定
義でも構わない。それは、コスト比較のための半順序
(≦)定義部7によってユーザが定義する。
【0063】さて、TiもTjも他の設計条件を満たし
かつ、Ti=<Tjであることが判明したものとする。
Tiがコスト極小の回線種の組み合わせであったとき、
Ti=<Tjを満たす回線種の組み合わせTjはコスト
極小ではない。またTjがコスト極小の回線種の組み合
わせであったとき、Ti=Tjを満たすTiが新たにコ
スト極小の回線種の組み合わせとなり、Tjはコスト極
小でなくなる。この性質を利用して現在調べようとして
いる回線種の組み合わせT=(t1,t2,・・・t
M)がコスト極小であるかどうかの検査を前記のような
手続きで行うことができる。
かつ、Ti=<Tjであることが判明したものとする。
Tiがコスト極小の回線種の組み合わせであったとき、
Ti=<Tjを満たす回線種の組み合わせTjはコスト
極小ではない。またTjがコスト極小の回線種の組み合
わせであったとき、Ti=Tjを満たすTiが新たにコ
スト極小の回線種の組み合わせとなり、Tjはコスト極
小でなくなる。この性質を利用して現在調べようとして
いる回線種の組み合わせT=(t1,t2,・・・t
M)がコスト極小であるかどうかの検査を前記のような
手続きで行うことができる。
【0064】図11のフローチャートについて、図9と
の相違を中心に説明する。同図においては、図10の解
候補生成部1によって(14)において解候補Tが1つ
生成されると、(15)においてその候補Tが設計条件
を満たすか否かが制約充足検査部2によって判定され、
満たさない時には(13)以降の処理が繰り返される。
満たす時には、コスト比較のための半順序による比較部
6によって生成された解候補TのコストがCOメモリ5
内の解候補T”のコスト以上であるか否かが判定され、
以上である時には(13)以降の処理が繰り返される。
の相違を中心に説明する。同図においては、図10の解
候補生成部1によって(14)において解候補Tが1つ
生成されると、(15)においてその候補Tが設計条件
を満たすか否かが制約充足検査部2によって判定され、
満たさない時には(13)以降の処理が繰り返される。
満たす時には、コスト比較のための半順序による比較部
6によって生成された解候補TのコストがCOメモリ5
内の解候補T”のコスト以上であるか否かが判定され、
以上である時には(13)以降の処理が繰り返される。
【0065】TのコストがT”のコスト以上でない時に
は、(20)において生成された解候補TがCOメモリ
5に追加記憶され、(13)以降の処理が繰り返され、
(13)においてユーザの停止条件を満たすと判定され
た時に、(21)においてCOメモリ5内のコスト最小
の解候補の検索、すなわち最終解候補出力部4による実
際のコストの計算が行われ、(22)において最小の解
候補が出力され、処理を終了する。
は、(20)において生成された解候補TがCOメモリ
5に追加記憶され、(13)以降の処理が繰り返され、
(13)においてユーザの停止条件を満たすと判定され
た時に、(21)においてCOメモリ5内のコスト最小
の解候補の検索、すなわち最終解候補出力部4による実
際のコストの計算が行われ、(22)において最小の解
候補が出力され、処理を終了する。
【0066】図12は、第3の発明の実施例の構成ブロ
ック図、図13はその処理実施例のフローチャートであ
る。図12において、解候補生成部1は、従来技術と同
じものである。
ック図、図13はその処理実施例のフローチャートであ
る。図12において、解候補生成部1は、従来技術と同
じものである。
【0067】=<による比較部6は、従来技術のコスト
比較部3に代わるものである。解候補TとT”とにおい
て、T=<T”ならば、TのコストよりもT”のコスト
が大きいように、=<定義部7によって定義された半順
序関係=<を用いて、設計条件を充足すると判断された
解候補Tと、COメモリ5内の解候補T”とを半順序関
係=<により比較する。もしT”=<Tであるような
T”がCOメモリ5内に存在したならば、Tはコスト最
小の解になり得ないと判定して、新しい解候補を生成す
べく再び解候補生成部1に制御を移す。
比較部3に代わるものである。解候補TとT”とにおい
て、T=<T”ならば、TのコストよりもT”のコスト
が大きいように、=<定義部7によって定義された半順
序関係=<を用いて、設計条件を充足すると判断された
解候補Tと、COメモリ5内の解候補T”とを半順序関
係=<により比較する。もしT”=<Tであるような
T”がCOメモリ5内に存在したならば、Tはコスト最
小の解になり得ないと判定して、新しい解候補を生成す
べく再び解候補生成部1に制御を移す。
【0068】もしT”=<TであるようなT”がCOメ
モリ5内に存在しないならば、TはT”の代わりにコス
ト最小の解候補になり得るから、設計条件を検査すべく
制約充足検査部2に制御を移す。
モリ5内に存在しないならば、TはT”の代わりにコス
ト最小の解候補になり得るから、設計条件を検査すべく
制約充足検査部2に制御を移す。
【0069】制約充足検査部2は、生成された解候補T
が設計条件を満足するか検査し、もし生成された解候補
が設計条件を満たすならば、Tを今まで調べた解候補の
内で設計条件を満たすコスト最小のものになる可能性が
あると判定したことになるから、COメモリ5内に解候
補Tを追加する。
が設計条件を満足するか検査し、もし生成された解候補
が設計条件を満たすならば、Tを今まで調べた解候補の
内で設計条件を満たすコスト最小のものになる可能性が
あると判定したことになるから、COメモリ5内に解候
補Tを追加する。
【0070】最終解候補出力部4は、ユーザの指定によ
り停止するときに、COメモリ5内の複数個の解候補の
コストをそれぞれ計算し、最もコストの小さい解候補を
最終設計解として出力する。
り停止するときに、COメモリ5内の複数個の解候補の
コストをそれぞれ計算し、最もコストの小さい解候補を
最終設計解として出力する。
【0071】もし、半順序=<による大小関係を検査す
る手間が、コストを計算する手間よりもはるかに小さ
く、かつ、半順序=<による大小関係を検査する手間
が、設計条件の充足検査の手間よりもはるかに小さいな
らば、半順序=<による大小関係の検査を設計条件の検
査よりも先に行うことにより、コストの高い解候補が設
計条件の検査をすることなく前刈りされるから、全体の
計算の手間は、従来技術に置ける手間よりも小さくな
る。
る手間が、コストを計算する手間よりもはるかに小さ
く、かつ、半順序=<による大小関係を検査する手間
が、設計条件の充足検査の手間よりもはるかに小さいな
らば、半順序=<による大小関係の検査を設計条件の検
査よりも先に行うことにより、コストの高い解候補が設
計条件の検査をすることなく前刈りされるから、全体の
計算の手間は、従来技術に置ける手間よりも小さくな
る。
【0072】図13のフローチャートにおいて、(1
4)において解候補Tが1つ生成されると、(19)に
おいて半順序によるコスト比較が行われ、生成された解
候補TのコストがCOメモリ5内の解候補T”のコスト
以上である時には、(13)以降の処理が繰り返され
る。
4)において解候補Tが1つ生成されると、(19)に
おいて半順序によるコスト比較が行われ、生成された解
候補TのコストがCOメモリ5内の解候補T”のコスト
以上である時には、(13)以降の処理が繰り返され
る。
【0073】TのコストがT”のコスト以上でない時に
は、(15)において生成された解候補Tが通信ネット
ワークの設計条件を満たすか否かの判定が行われ、満た
されない時には(13)以降の処理が繰り返される。
は、(15)において生成された解候補Tが通信ネット
ワークの設計条件を満たすか否かの判定が行われ、満た
されない時には(13)以降の処理が繰り返される。
【0074】設計条件を満たす時には、(20)におい
て生成された解候補TがCOメモリ5に追加格納され、
(13)以降の処理が繰り返される。そして(13)に
おいてユーザの停止条件を満たすと判定された時には、
図11におけると同様に(21)、(22)の処理が行
われ、処理を終了する。
て生成された解候補TがCOメモリ5に追加格納され、
(13)以降の処理が繰り返される。そして(13)に
おいてユーザの停止条件を満たすと判定された時には、
図11におけると同様に(21)、(22)の処理が行
われ、処理を終了する。
【0075】図14は第4の発明の実施例の構成ブロッ
ク図、図15はその処理実施例のフローチャートであ
る。図14において、解候補生成部1は、従来技術と同
じものである。
ク図、図15はその処理実施例のフローチャートであ
る。図14において、解候補生成部1は、従来技術と同
じものである。
【0076】設計条件充足検査のための半順序(≦)定
義部9は、解候補TとT”とにおいて、T”が設計条件
を満たさずかつT≦T”であるときにTも設計条件を満
たさないような半順序関係≦を定義しておくものであ
る。
義部9は、解候補TとT”とにおいて、T”が設計条件
を満たさずかつT≦T”であるときにTも設計条件を満
たさないような半順序関係≦を定義しておくものであ
る。
【0077】設計条件充足検査のための半順序(≦)に
よる比較部8は、制約充足検査部2の前に置かれて、設
計条件充足検査のための半順序(≦)定義部9によって
定義された半順序関係≦を用いることによって、あらか
じめ設計条件を満たさないと判定される設計解候補を、
制約充足検査部2に至る前に刈り込んでしまうものであ
る。
よる比較部8は、制約充足検査部2の前に置かれて、設
計条件充足検査のための半順序(≦)定義部9によって
定義された半順序関係≦を用いることによって、あらか
じめ設計条件を満たさないと判定される設計解候補を、
制約充足検査部2に至る前に刈り込んでしまうものであ
る。
【0078】≦による比較部8は、解候補生成部1によ
って生成された解候補Tと、NGメモリ10内に存在す
る解候補T”とを半順序関係≦により比較する。もしT
≦T”であるようなT”がNGメモリ10内に存在した
ならば、Tは設計条件を満たさないと判定して、新しい
解候補を生成すべく再び解候補生成部1に制御を移す。
もしT≦T”であるようなT”がNGメモリ10内に存
在しなかったならば、Tはまだ設計条件を満たすかどう
かわからないから、設計条件を検査すべく制約充足検査
部2に制御を移す。
って生成された解候補Tと、NGメモリ10内に存在す
る解候補T”とを半順序関係≦により比較する。もしT
≦T”であるようなT”がNGメモリ10内に存在した
ならば、Tは設計条件を満たさないと判定して、新しい
解候補を生成すべく再び解候補生成部1に制御を移す。
もしT≦T”であるようなT”がNGメモリ10内に存
在しなかったならば、Tはまだ設計条件を満たすかどう
かわからないから、設計条件を検査すべく制約充足検査
部2に制御を移す。
【0079】制約充足検査部2は、生成された解候補T
が設計条件を満足するか検査し、もし生成された解候補
が設計条件を満たすならば、Tが今まで調べた解候補の
内でコスト最小の解候補になる可能性があるから、コス
ト比較部3に制御を移す。もし生成された解候補が設計
条件を満たさないならば、その解候補をNGメモリ10
内に追加する。そして再び新しい解候補を生成すべく解
候補生成部1に制御を移す。
が設計条件を満足するか検査し、もし生成された解候補
が設計条件を満たすならば、Tが今まで調べた解候補の
内でコスト最小の解候補になる可能性があるから、コス
ト比較部3に制御を移す。もし生成された解候補が設計
条件を満たさないならば、その解候補をNGメモリ10
内に追加する。そして再び新しい解候補を生成すべく解
候補生成部1に制御を移す。
【0080】コスト比較部3は、従来技術のものと同じ
である。最終解候補出力部4は、従来技術のものと同じ
である。もし、半順序≦による大小関係を検査する手間
が、設計条件を検査する手間よりもはるかに小さいなら
ば、半順序≦による大小関係の検査を設計条件の検査よ
りも先に行うことにより、あらかじめ設計条件を満たさ
ないとわかっている解候補が、設計条件の検査をするこ
となく前刈りされるから、全体の計算の手間は、従来技
術における手間よりも小さくなる。
である。最終解候補出力部4は、従来技術のものと同じ
である。もし、半順序≦による大小関係を検査する手間
が、設計条件を検査する手間よりもはるかに小さいなら
ば、半順序≦による大小関係の検査を設計条件の検査よ
りも先に行うことにより、あらかじめ設計条件を満たさ
ないとわかっている解候補が、設計条件の検査をするこ
となく前刈りされるから、全体の計算の手間は、従来技
術における手間よりも小さくなる。
【0081】任意の回線種の組み合わせTとT”とに対
して、Tが設計条件を満たさずかつT’≦Tならば、
T’も設計条件を満たさないという関係が成り立つよう
な二項関係≦であって、TやT’が設計条件を満たすか
どうか調べる手間よりもT’≦TとなるようなTがNG
メモリ10内に存在しないかを調べる手間のほうが小さ
いような二項関係≦として、例えば、与えられた通信ネ
ットワークの各枝に割り当てる回線種の二つの組み合わ
せ、すなわち二つの設計解の候補をTi=(ti1,t
i2,・・・tiM)、Tj=(tj1,tj2,・・
・tjM)として、半順序≦を、ベクトルの半順序関
係、 Ti≦Tj <=> tik≦tjk, ∀k=1,2,・・・,M と定義する。もちろん、上記の条件を満たせば、他の定
義でも構わない。それは、≦定義部9によってユーザが
定義する。
して、Tが設計条件を満たさずかつT’≦Tならば、
T’も設計条件を満たさないという関係が成り立つよう
な二項関係≦であって、TやT’が設計条件を満たすか
どうか調べる手間よりもT’≦TとなるようなTがNG
メモリ10内に存在しないかを調べる手間のほうが小さ
いような二項関係≦として、例えば、与えられた通信ネ
ットワークの各枝に割り当てる回線種の二つの組み合わ
せ、すなわち二つの設計解の候補をTi=(ti1,t
i2,・・・tiM)、Tj=(tj1,tj2,・・
・tjM)として、半順序≦を、ベクトルの半順序関
係、 Ti≦Tj <=> tik≦tjk, ∀k=1,2,・・・,M と定義する。もちろん、上記の条件を満たせば、他の定
義でも構わない。それは、≦定義部9によってユーザが
定義する。
【0082】Tiが設計条件を満たす回線種の組み合わ
せであるとき、Ti≦Tjを満たすTjも設計条件を満
たす回線種の組み合わせである。Tjが設計条件を満た
さないとき、Ti≦Tjを満たすTiも設計条件を満た
さない。この性質を利用して現在調べようとしている回
線種の組み合わせTi=(t1,t2,・・・tM)が
設計条件を満たすかどうかの検査を、前記のような手続
きで行うことができる。
せであるとき、Ti≦Tjを満たすTjも設計条件を満
たす回線種の組み合わせである。Tjが設計条件を満た
さないとき、Ti≦Tjを満たすTiも設計条件を満た
さない。この性質を利用して現在調べようとしている回
線種の組み合わせTi=(t1,t2,・・・tM)が
設計条件を満たすかどうかの検査を、前記のような手続
きで行うことができる。
【0083】図15のフローチャートにおいて、(1
2)と(13)の間で(23)においてNGメモリ10
のクリアが行われる点を除いては、(11)〜(14)
の処理は例えば第1の発明のフローチャートを示す図9
と同様である。(14)において解候補Tが1つ生成さ
れると、(24)においてその解候補の大きさがNGメ
モリ10内の解候補T’の大きさ以下であるか否かが判
定され、以下の時には生成された解候補は設計条件を満
足する可能性がないのでその解候補は廃棄され、(1
3)以降の処理が繰り返される。
2)と(13)の間で(23)においてNGメモリ10
のクリアが行われる点を除いては、(11)〜(14)
の処理は例えば第1の発明のフローチャートを示す図9
と同様である。(14)において解候補Tが1つ生成さ
れると、(24)においてその解候補の大きさがNGメ
モリ10内の解候補T’の大きさ以下であるか否かが判
定され、以下の時には生成された解候補は設計条件を満
足する可能性がないのでその解候補は廃棄され、(1
3)以降の処理が繰り返される。
【0084】T’の大きさ以下でない時には、(15)
において生成された解候補Tが設計条件を満たすか否か
が実際に制約充足検査部2によって判定され、満たさな
い時には(25)においてその解候補TがNGメモリ1
0内に格納され、(13)以降の処理が繰り返される。
設計条件を満たした時には、(16)においてCOメモ
リ5内の解候補T”のコストが生成された解候補Tのコ
スト以上であるか否かが判定され、以上でない時にはそ
の解候補は廃棄され、(13)以降の処理が繰り返さ
れ、以上である時には(17)においてCOメモリ5内
の解候補が生成された解候補と置き換えられ、(13)
以降の処理が繰り返され、(13)においてユーザの停
止条件が満たされた時、(18)においてCOメモリ5
内のコスト最小の解候補が出力され、処理を終了する。
において生成された解候補Tが設計条件を満たすか否か
が実際に制約充足検査部2によって判定され、満たさな
い時には(25)においてその解候補TがNGメモリ1
0内に格納され、(13)以降の処理が繰り返される。
設計条件を満たした時には、(16)においてCOメモ
リ5内の解候補T”のコストが生成された解候補Tのコ
スト以上であるか否かが判定され、以上でない時にはそ
の解候補は廃棄され、(13)以降の処理が繰り返さ
れ、以上である時には(17)においてCOメモリ5内
の解候補が生成された解候補と置き換えられ、(13)
以降の処理が繰り返され、(13)においてユーザの停
止条件が満たされた時、(18)においてCOメモリ5
内のコスト最小の解候補が出力され、処理を終了する。
【0085】図16は第5の発明の実施例の構成ブロッ
ク図、図17はその処理実施例のフローチャートであ
る。図16において、解候補生成部1は、従来技術と同
じものである。
ク図、図17はその処理実施例のフローチャートであ
る。図16において、解候補生成部1は、従来技術と同
じものである。
【0086】コスト比較部3は、解候補生成部1により
生成された解候補Tのコストと、COメモリ5内の設計
条件を満たす解候補T”とのコストを比較し、もし(T
のコスト)>(T”のコスト)であるならば、Tはコス
ト最小の解に成り得ないと判定して、新しい解候補を生
成すべく再び解候補生成部1に制御を移す。もし(Tの
コスト)≦(T”のコスト)であるならば、Tが設計条
件を満たすかどうか検査するために、≦による比較部8
に制御を移す。
生成された解候補Tのコストと、COメモリ5内の設計
条件を満たす解候補T”とのコストを比較し、もし(T
のコスト)>(T”のコスト)であるならば、Tはコス
ト最小の解に成り得ないと判定して、新しい解候補を生
成すべく再び解候補生成部1に制御を移す。もし(Tの
コスト)≦(T”のコスト)であるならば、Tが設計条
件を満たすかどうか検査するために、≦による比較部8
に制御を移す。
【0087】≦定義部9は、解候補TとT”とにおい
て、T”が設計条件を満たさずかつT≦T”であるとき
にTも設計条件を満たさないような半順序関係≦を定義
しておくものである。
て、T”が設計条件を満たさずかつT≦T”であるとき
にTも設計条件を満たさないような半順序関係≦を定義
しておくものである。
【0088】≦による比較部8は、制約充足検査部2の
前に置かれて、≦定義部9によって定義された半順序関
係≦を用いることによって、あらかじめ設計条件を満た
さないと判定される設計解候補を、制約充足検査部2に
至る前に刈り込んでしまうものである。
前に置かれて、≦定義部9によって定義された半順序関
係≦を用いることによって、あらかじめ設計条件を満た
さないと判定される設計解候補を、制約充足検査部2に
至る前に刈り込んでしまうものである。
【0089】≦による比較部8は、解候補生成部1によ
って生成された解候補Tと、NGメモリ10内に存在す
る解候補T”とを半順序関係≦とにより比較する。もし
T≦T”であるようなT”がNGメモリ10内に存在し
たならば、Tは設計条件を満たさないと判定して、新し
い解候補を生成すべく再び解候補生成部1に制御を移
す。もしT≦T”であるようなT”がNGメモリ10内
に存在しなかったならば、Tはまだ設計条件を満たすか
どうかわからないから、設計条件を検査すべく制約充足
検査部2に制御を移す。
って生成された解候補Tと、NGメモリ10内に存在す
る解候補T”とを半順序関係≦とにより比較する。もし
T≦T”であるようなT”がNGメモリ10内に存在し
たならば、Tは設計条件を満たさないと判定して、新し
い解候補を生成すべく再び解候補生成部1に制御を移
す。もしT≦T”であるようなT”がNGメモリ10内
に存在しなかったならば、Tはまだ設計条件を満たすか
どうかわからないから、設計条件を検査すべく制約充足
検査部2に制御を移す。
【0090】制約充足検査部2は、生成された解候補T
が設計条件を満足するか検査し、もし生成された解候補
が設計条件を満たすならば、Tを今まで調べた解候補の
内で設計条件を満たすコスト最小のものと判定したこと
になるから、COメモリ5内の解候補T”をTに置き換
える。そして再び新しい解候補を生成すべく解候補生成
部1に制御を移す。もし生成された解候補が設計条件を
満たさないならば、その解候補をNGメモリ10内に追
加する。そして再び新しい解候補を生成すべく解候補生
成部1に制御を移す。
が設計条件を満足するか検査し、もし生成された解候補
が設計条件を満たすならば、Tを今まで調べた解候補の
内で設計条件を満たすコスト最小のものと判定したこと
になるから、COメモリ5内の解候補T”をTに置き換
える。そして再び新しい解候補を生成すべく解候補生成
部1に制御を移す。もし生成された解候補が設計条件を
満たさないならば、その解候補をNGメモリ10内に追
加する。そして再び新しい解候補を生成すべく解候補生
成部1に制御を移す。
【0091】最終解候補出力部4は、従来技術のものと
同じである。もし、コスト比較の手間が、半順序≦によ
る大小関係の検査の手間よりも小さく、かつ半順序≦に
よる大小関係を検査する手間が、設計条件を検査する手
間よりも小さいならば、コストの検査を半順序≦による
大小関係の検査よりも先に行い、半順序≦による大小関
係の検査を設計条件の検査よりも先に行うことにより、
コストの高い解候補が設計条件の検査をすることなく前
刈りされるから、全体の計算の手間は、従来技術におけ
る手間よりも小さくなる。
同じである。もし、コスト比較の手間が、半順序≦によ
る大小関係の検査の手間よりも小さく、かつ半順序≦に
よる大小関係を検査する手間が、設計条件を検査する手
間よりも小さいならば、コストの検査を半順序≦による
大小関係の検査よりも先に行い、半順序≦による大小関
係の検査を設計条件の検査よりも先に行うことにより、
コストの高い解候補が設計条件の検査をすることなく前
刈りされるから、全体の計算の手間は、従来技術におけ
る手間よりも小さくなる。
【0092】もし、半順序≦による大小関係の検査を設
計条件の検査よりも先に行うことにより、あらかじめ設
計条件を満たさないとわかっている解候補が、設計条件
の検査をすることなく前刈りされるから、全体の計算の
手間は、従来技術における手間よりも小さくなる。
計条件の検査よりも先に行うことにより、あらかじめ設
計条件を満たさないとわかっている解候補が、設計条件
の検査をすることなく前刈りされるから、全体の計算の
手間は、従来技術における手間よりも小さくなる。
【0093】図17のフローチャートにおいて、(1
4)までの処理は図15と同じである。(14)におい
て解候補Tが1つ生成されると、(16)において実際
にコスト比較が行われ、COメモリ5内の解候補T”の
コストが生成された解候補Tのコスト以上か否かが判定
され、以上でない時には(13)以降の処理が繰り返さ
れる。
4)までの処理は図15と同じである。(14)におい
て解候補Tが1つ生成されると、(16)において実際
にコスト比較が行われ、COメモリ5内の解候補T”の
コストが生成された解候補Tのコスト以上か否かが判定
され、以上でない時には(13)以降の処理が繰り返さ
れる。
【0094】以上である時には、(24)において設計
条件充足検査のための半順序を用いて、生成された解候
補Tの大きさがNGメモリ10内の解候補T’の大きさ
以下であるか否かが判定され、以下の時には(13)以
降の処理が繰り返される。以下でない時には、(15)
において生成された解候補Tが設計条件を満たすか否か
が実際に判定され、満たさない時には(25)において
その解候補TがNGメモリ10内に格納され、(13)
以降の処理が繰り返される。設計条件を満たす時には
(17)以降の処理が図15と同様に行われる。
条件充足検査のための半順序を用いて、生成された解候
補Tの大きさがNGメモリ10内の解候補T’の大きさ
以下であるか否かが判定され、以下の時には(13)以
降の処理が繰り返される。以下でない時には、(15)
において生成された解候補Tが設計条件を満たすか否か
が実際に判定され、満たさない時には(25)において
その解候補TがNGメモリ10内に格納され、(13)
以降の処理が繰り返される。設計条件を満たす時には
(17)以降の処理が図15と同様に行われる。
【0095】図18は第6の発明の実施例の構成ブロッ
ク図、図19はその処理フローチャートである。図18
で示されるように、前記半順序=<を比較する比較部6
と、前記半順序≦を比較する比較部8とを同時に使用す
ることによって、前記半順序=<と≦とが、同じ半順序
関係として定義される場合には、前記半順序=<を比較
する比較部6と、前記半順序≦を比較する比較部8と
に、同じ比較装置を用いて、全体の装置のコンパクト化
を実現できる。
ク図、図19はその処理フローチャートである。図18
で示されるように、前記半順序=<を比較する比較部6
と、前記半順序≦を比較する比較部8とを同時に使用す
ることによって、前記半順序=<と≦とが、同じ半順序
関係として定義される場合には、前記半順序=<を比較
する比較部6と、前記半順序≦を比較する比較部8と
に、同じ比較装置を用いて、全体の装置のコンパクト化
を実現できる。
【0096】例えば、解候補がベクトルで表現され、前
記半順序=<と≦とが、同じベクトルの半順序で表現さ
れるとき、比較装置としてベクトルの半順序を比較する
装置を用いる。
記半順序=<と≦とが、同じベクトルの半順序で表現さ
れるとき、比較装置としてベクトルの半順序を比較する
装置を用いる。
【0097】図19のフローチャートにおいて、(1
4)において解候補Tが1つ生成されるまでの処理は図
17におけると同様である。第6の発明においては、生
成された解候補Tに対してまず半順序による設計条件充
足検査が行われ、次に実際に制約充足検査が行われる。
(24)、(15)、および(25)の処理はこれら2
つの検査を表す。その後(19)において半順序による
コスト比較が行われる。(20)〜(22)の処理は、
例えば第2の発明に対する図11におけると同じであ
る。
4)において解候補Tが1つ生成されるまでの処理は図
17におけると同様である。第6の発明においては、生
成された解候補Tに対してまず半順序による設計条件充
足検査が行われ、次に実際に制約充足検査が行われる。
(24)、(15)、および(25)の処理はこれら2
つの検査を表す。その後(19)において半順序による
コスト比較が行われる。(20)〜(22)の処理は、
例えば第2の発明に対する図11におけると同じであ
る。
【0098】図20は第7の発明の実施例の構成を示す
ブロック図、図21はその処理フローチャートである。
図20で示されるように、第7の発明では、前記半順序
=<を比較する比較部6を、前記半順序≦を比較する比
較部8と前記制約充足検査部2よりも前に置くことによ
って、新しく生成した解候補Tに対して、半順序=<に
よる既存解との比較の検査を、半順序≦を比較する検査
や制約充足検査よりも前に実行することを特徴とし、半
順序=<による既存解との比較の手間が、半順序≦を比
較する手間や、前記制約充足検査の手間よりもはるかに
小さい場合には、半順序=<で早期に比較することによ
りコストの高い解候補をあらかじめ刈り込むことによっ
て、コスト最小の設計解を見付けるための全体の計算時
間を短縮することを目的とする。図21のフローチャー
トにおいては、(14)までの処理は図19におけると
同じである。第7の発明においては、生成された解候補
に対してまず半順序によるコスト比較が行われる。続い
て半順序による設計条件充足検査が行われる。(19)
および(24)の処理はこれらに相当する。その後(1
5)および(25)において、実際の制約充足検査が行
われ、(20)〜(22)の処理は図19におけると同
じである。
ブロック図、図21はその処理フローチャートである。
図20で示されるように、第7の発明では、前記半順序
=<を比較する比較部6を、前記半順序≦を比較する比
較部8と前記制約充足検査部2よりも前に置くことによ
って、新しく生成した解候補Tに対して、半順序=<に
よる既存解との比較の検査を、半順序≦を比較する検査
や制約充足検査よりも前に実行することを特徴とし、半
順序=<による既存解との比較の手間が、半順序≦を比
較する手間や、前記制約充足検査の手間よりもはるかに
小さい場合には、半順序=<で早期に比較することによ
りコストの高い解候補をあらかじめ刈り込むことによっ
て、コスト最小の設計解を見付けるための全体の計算時
間を短縮することを目的とする。図21のフローチャー
トにおいては、(14)までの処理は図19におけると
同じである。第7の発明においては、生成された解候補
に対してまず半順序によるコスト比較が行われる。続い
て半順序による設計条件充足検査が行われる。(19)
および(24)の処理はこれらに相当する。その後(1
5)および(25)において、実際の制約充足検査が行
われ、(20)〜(22)の処理は図19におけると同
じである。
【0099】図22は本発明の特徴の説明図である。ま
ず第1の発明においては、従来技術と比較してコストに
よる前刈りを行う点に特徴がある。第2、第3の発明で
は半順序によるコスト比較を行う点に特徴があり、それ
らの間の相違点は半順序によるコスト比較と制約充足検
査とのどちらを先に行うかにある。これに対し第4の発
明では、半順序による設計条件充足検査を行う点に特徴
がある。
ず第1の発明においては、従来技術と比較してコストに
よる前刈りを行う点に特徴がある。第2、第3の発明で
は半順序によるコスト比較を行う点に特徴があり、それ
らの間の相違点は半順序によるコスト比較と制約充足検
査とのどちらを先に行うかにある。これに対し第4の発
明では、半順序による設計条件充足検査を行う点に特徴
がある。
【0100】第5の発明においては、コストによる前刈
りと半順序による設計条件充足検査が行われる点に特徴
がある。第6、および第7の発明においては半順序によ
るコスト比較と半順序による設計条件充足検査との両方
が行われるが、第6の発明においては半順序による設計
条件充足検査が、また第7の発明においては半順序によ
るコスト比較が最初に行われる点に特徴がある。
りと半順序による設計条件充足検査が行われる点に特徴
がある。第6、および第7の発明においては半順序によ
るコスト比較と半順序による設計条件充足検査との両方
が行われるが、第6の発明においては半順序による設計
条件充足検査が、また第7の発明においては半順序によ
るコスト比較が最初に行われる点に特徴がある。
【0101】以下、本発明の方式を用いた最適解探索処
理について具体例を用いて詳細に説明する。まず第5の
発明に対して具体例を説明する。第1〜第4の発明につ
いても以下の動作例から類推できる。
理について具体例を用いて詳細に説明する。まず第5の
発明に対して具体例を説明する。第1〜第4の発明につ
いても以下の動作例から類推できる。
【0102】第5の発明の実施例は、図16に示され、
その主手続きは、図17に示されている。ここでは、図
17のフローチャートに示す順序に従い、図27の例を
もとに具体的に説明する。
その主手続きは、図17に示されている。ここでは、図
17のフローチャートに示す順序に従い、図27の例を
もとに具体的に説明する。
【0103】NGメモリ10とCOメモリ5との使用法
が説明しやすいように、解の候補の生成順序を制御した
場合を示した。この解候補生成順序制御法では前の解候
補が設計条件を満足しなければ、解候補の要素であるリ
ンクの容量のうち1つのリンクの容量を1ランクあげた
ものを、次の解候補とする。例えば、解候補(1,1
2,6)が設計条件を満たさないと判定されたならば
(3,12,6)または、(1,24,6)または、
(1,12,12)のいずれかが次の解候補として生成
される。前の解候補が設計条件を満足しているならば、
よりコストの低い解候補を求めるべく、解候補の要素で
あるリンクの容量のうち一つのリンクの容量を1ランク
下げたものを、次の解候補とする。例えば、解候補
(3,12,6)が設計条件を満たすと判定されたなら
ば、(1,12,6)または、(3,6,6)または
(3,12,3)のいずれかが次の解候補として生成さ
れる。
が説明しやすいように、解の候補の生成順序を制御した
場合を示した。この解候補生成順序制御法では前の解候
補が設計条件を満足しなければ、解候補の要素であるリ
ンクの容量のうち1つのリンクの容量を1ランクあげた
ものを、次の解候補とする。例えば、解候補(1,1
2,6)が設計条件を満たさないと判定されたならば
(3,12,6)または、(1,24,6)または、
(1,12,12)のいずれかが次の解候補として生成
される。前の解候補が設計条件を満足しているならば、
よりコストの低い解候補を求めるべく、解候補の要素で
あるリンクの容量のうち一つのリンクの容量を1ランク
下げたものを、次の解候補とする。例えば、解候補
(3,12,6)が設計条件を満たすと判定されたなら
ば、(1,12,6)または、(3,6,6)または
(3,12,3)のいずれかが次の解候補として生成さ
れる。
【0104】NGメモリ10は、検査して制約を充たさ
ないことが既にわかっている解の候補を格納するところ
である。COメモリ5は、検査の結果制約を充たすこと
がわかって、コストが極小の解の候補を格納するところ
である。
ないことが既にわかっている解の候補を格納するところ
である。COメモリ5は、検査の結果制約を充たすこと
がわかって、コストが極小の解の候補を格納するところ
である。
【0105】図17の(11)では、すべてのノード対i,
j間の距離rijと要求伝送容量dijとを入力する。
ここで、図27に示すように、 拠点間の距離 rAB=50(km),rBC=100(km), rCA
=120(km), 要求容量 dAB=4チャネル、dBC=7チャネ
ル、dCA=5チャネル が与えられたものとする。(12)で、COメモリ5は空集
合、すなわち、何も入っていないように初期化する。(2
3)で、NGメモリ10は空集合、すなわち、何も入って
いないように初期化する。
j間の距離rijと要求伝送容量dijとを入力する。
ここで、図27に示すように、 拠点間の距離 rAB=50(km),rBC=100(km), rCA
=120(km), 要求容量 dAB=4チャネル、dBC=7チャネ
ル、dCA=5チャネル が与えられたものとする。(12)で、COメモリ5は空集
合、すなわち、何も入っていないように初期化する。(2
3)で、NGメモリ10は空集合、すなわち、何も入って
いないように初期化する。
【0106】1サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。ユーザの停止条件としては、例えば「コスト
が、・・・円以下の候補が見つかれば停止せよ。」「解
候補を・・・個探したらその中で最小コストのものでよ
い。」、「・・・時間の間に探索した解候補の中で最小
コストのものでよい。」、「すべての解候補を調べ終え
たら停止せよ。」等がある。
判別する。ユーザの停止条件としては、例えば「コスト
が、・・・円以下の候補が見つかれば停止せよ。」「解
候補を・・・個探したらその中で最小コストのものでよ
い。」、「・・・時間の間に探索した解候補の中で最小
コストのものでよい。」、「すべての解候補を調べ終え
たら停止せよ。」等がある。
【0107】yes の場合には、(18)では、COメモリ5
内に何もないから、解として何も出力されずに停止す
る。noの場合には、(14)に進む。
内に何もないから、解として何も出力されずに停止す
る。noの場合には、(14)に進む。
【0108】(14)では、解候補Tを1つ生成する。ここ
では、T=(tAB,tBC,tCA)=(6,12,
6)を生成したものとする(図23の1サイクル目)。
(16)では、COメモリ5内の解候補とコストを比較す
る。ここでは、CO5=φだから、(T”のコスト)≧
(Tのコスト)となるCOメモリ5内のT”は存在せ
ず、yes となり、(24)に進む。
では、T=(tAB,tBC,tCA)=(6,12,
6)を生成したものとする(図23の1サイクル目)。
(16)では、COメモリ5内の解候補とコストを比較す
る。ここでは、CO5=φだから、(T”のコスト)≧
(Tのコスト)となるCOメモリ5内のT”は存在せ
ず、yes となり、(24)に進む。
【0109】(24)では、NGメモリ10内の既に検査し
た解候補T’と比較する。ここでは、NG10=φだか
ら、ベクトルの半順序≦でT≦T’となるNGメモリ1
0内のT’は存在せず、noとなり、(15)へ進む。
た解候補T’と比較する。ここでは、NG10=φだか
ら、ベクトルの半順序≦でT≦T’となるNGメモリ1
0内のT’は存在せず、noとなり、(15)へ進む。
【0110】(15)では、Tが設計条件を満たすか既存技
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=4,fBC=7,f
CA=5,fACB=0,fBAC=0,fCBA=0
がある。従って、設計条件を満たすことが判明したの
で、yes となり、(17)に進む。
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=4,fBC=7,f
CA=5,fACB=0,fBAC=0,fCBA=0
がある。従って、設計条件を満たすことが判明したの
で、yes となり、(17)に進む。
【0111】(17)では、TをCO5に格納する。ここで
は、CO5={(6,12,6)}となる。 2サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
は、CO5={(6,12,6)}となる。 2サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
【0112】yes の場合には、(18)では、コスト最小の
解候補としてCO5={(6,12,6)}内の(6,
12,6)が出力されて停止する。noの場合には、(14)
に進む。
解候補としてCO5={(6,12,6)}内の(6,
12,6)が出力されて停止する。noの場合には、(14)
に進む。
【0113】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを1つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(3,12,6)を生成したものとする(図23の2
サイクル目)。
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを1つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(3,12,6)を生成したものとする(図23の2
サイクル目)。
【0114】(16)では、COメモリ5内の解候補とコス
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(3,12,6)のコストは、 620+1250+ 900
=2770(千円)である。一方、CO5={(6,12,
6)}内のT”=(6,12,6)のコストは、 830+
1250+ 900=2980(千円)である。従って、(T”のコ
スト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(24)に
進む。
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(3,12,6)のコストは、 620+1250+ 900
=2770(千円)である。一方、CO5={(6,12,
6)}内のT”=(6,12,6)のコストは、 830+
1250+ 900=2980(千円)である。従って、(T”のコ
スト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(24)に
進む。
【0115】(24)では、NGメモリ10内の制約を充足
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、NG10=φだから、ベクト
ルの半順序≦でT≦T’となるNGメモリ10内のT’
は存在せず、noとなって(15)に進む。
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、NG10=φだから、ベクト
ルの半順序≦でT≦T’となるNGメモリ10内のT’
は存在せず、noとなって(15)に進む。
【0116】(15)では、Tが設計条件を満たすか既存技
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=3≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=3,fBC=7,f
CA=5,fACB=1,fBAC=0,fCBA=0
がある。従って、設計条件を満たすことが判明したの
で、yes となり、(17)に進む。
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=3≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=3,fBC=7,f
CA=5,fACB=1,fBAC=0,fCBA=0
がある。従って、設計条件を満たすことが判明したの
で、yes となり、(17)に進む。
【0117】(17)では、TをCO5内のT”=(6,1
2,6)の代わりに格納する。従って、CO5=
{(3,12,6)}となる。そして、(13)に戻る。 3サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
2,6)の代わりに格納する。従って、CO5=
{(3,12,6)}となる。そして、(13)に戻る。 3サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
【0118】yes の場合には、(18)では、コスト最小の
解候補としてCO5={(3,12,6)}内の(3,
12,6)が出力されて停止する。noの場合には、(14)
に進む。
解候補としてCO5={(3,12,6)}内の(3,
12,6)が出力されて停止する。noの場合には、(14)
に進む。
【0119】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを1つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(1,12,6)を生成したものとする(図23の3
サイクル目)。
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを1つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(1,12,6)を生成したものとする(図23の3
サイクル目)。
【0120】(16)では、COメモリ5内の解候補とコス
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(1,12,6)のコストは、 390+1250+ 900
=2540(千円)である。一方、CO5={(3,12,
6)}内のT”=(3,12,6)のコストは、 620+
1250+ 900=2770(千円)である。従って、(T”のコ
スト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(24)に
進む。
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(1,12,6)のコストは、 390+1250+ 900
=2540(千円)である。一方、CO5={(3,12,
6)}内のT”=(3,12,6)のコストは、 620+
1250+ 900=2770(千円)である。従って、(T”のコ
スト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(24)に
進む。
【0121】(24)では、NGメモリ10内の制約を充足
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、ベクトルの半順序≦でT≦
T’となるNG10内のT’は存在せず、noとなって(1
5)に進む。
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、ベクトルの半順序≦でT≦
T’となるNG10内のT’は存在せず、noとなって(1
5)に進む。
【0122】(15)では、Tが設計条件を満たすか既存技
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=1≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。従って、設計条件を満
たさないので、noとなり、(25)に進む。
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=1≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。従って、設計条件を満
たさないので、noとなり、(25)に進む。
【0123】(25)では、解候補TをNG10に格納す
る。ここでは、NG10={(1,12,6)}とな
る。そして、(13)に戻る。 4サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
る。ここでは、NG10={(1,12,6)}とな
る。そして、(13)に戻る。 4サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
【0124】yes の場合には、(18)では、コスト最小の
解候補としてCO5={(3,12,6)}内の(3,
12,6)が出力されて停止する。noの場合には、(14)
に進む。
解候補としてCO5={(3,12,6)}内の(3,
12,6)が出力されて停止する。noの場合には、(14)
に進む。
【0125】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(1,12,12)を生成したものとする(図23の
4サイクル目)。
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(1,12,12)を生成したものとする(図23の
4サイクル目)。
【0126】(16)では、COメモリ5内の解候補とコス
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(1,12,12)のコストは、 390+1250+12
50=2890(千円)である。一方、CO5={(3,1
2,6)}内のT”=(3,12,6)のコストは、 6
20+1250+ 900=2770(千円)である。従って、(T”
のコスト)<(Tのコスト)となって、noとなる。
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(1,12,12)のコストは、 390+1250+12
50=2890(千円)である。一方、CO5={(3,1
2,6)}内のT”=(3,12,6)のコストは、 6
20+1250+ 900=2770(千円)である。従って、(T”
のコスト)<(Tのコスト)となって、noとなる。
【0127】従って、(T=(tAB,tBC,tC
A)=(1,12,12)の設計条件の検査をせずに、
T=(tAB,tBC,tCA)=(1,12,12)
を廃棄して、(13)に戻る。
A)=(1,12,12)の設計条件の検査をせずに、
T=(tAB,tBC,tCA)=(1,12,12)
を廃棄して、(13)に戻る。
【0128】5サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。yes の場合には、(18)では、コスト最小の解
候補としてCO5={(3,12,6)}内の(3,1
2,6)が出力されて停止する。noの場合には、(14)に
進む。以下は、まだユーザの停止条件を満たしてなかっ
たものとする。
判別する。yes の場合には、(18)では、コスト最小の解
候補としてCO5={(3,12,6)}内の(3,1
2,6)が出力されて停止する。noの場合には、(14)に
進む。以下は、まだユーザの停止条件を満たしてなかっ
たものとする。
【0129】(14)では、新しい解候補Tを一つ生成す
る。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)=
(0,12,12)を生成したものとする(図23の5
サイクル目)。
る。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)=
(0,12,12)を生成したものとする(図23の5
サイクル目)。
【0130】(16)では、COメモリ5内の解候補とコス
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(0,12,12)のコストは、0+1250+1250
=2500(千円)である。一方、CO5={(3,1
2,6)}内のT”=(3,12,6)のコストは、 6
20+1250+ 900=2770(千円)である。従って、(T”
のコスト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(2
4)に進む。
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(0,12,12)のコストは、0+1250+1250
=2500(千円)である。一方、CO5={(3,1
2,6)}内のT”=(3,12,6)のコストは、 6
20+1250+ 900=2770(千円)である。従って、(T”
のコスト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(2
4)に進む。
【0131】(24)では、NGメモリ10内の制約を充足
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、NG10={(1,12,
6)}であって、(0,12,12)≦T’となる解候
補T’はNGメモリ10内には無い。従って、noとな
り、(15)に進む。
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、NG10={(1,12,
6)}であって、(0,12,12)≦T’となる解候
補T’はNGメモリ10内には無い。従って、noとな
り、(15)に進む。
【0132】(15)では、Tが設計条件を満たすか既存技
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=0≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=12≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=0,fBC=7,f
CA=5,fACB=4,fBAC=0,fCBA=0
がある。従って、設計条件を満たすことが判明したの
で、yes となり、(17)に進む。
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=0≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=12≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=0,fBC=7,f
CA=5,fACB=4,fBAC=0,fCBA=0
がある。従って、設計条件を満たすことが判明したの
で、yes となり、(17)に進む。
【0133】(17)では、T=(0,12,12)をCO
5内のT”=(3,12,6)の代わりに格納する。従
って、CO5={(0,12,12)}となる。そし
て、(13)に戻る。
5内のT”=(3,12,6)の代わりに格納する。従
って、CO5={(0,12,12)}となる。そし
て、(13)に戻る。
【0134】6サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。yes の場合には、(18)では、コスト最小の解
候補としてCO5={(0,12,12)}内の(0,
12,12)が出力されて停止する。noの場合には、(1
4)に進む。
判別する。yes の場合には、(18)では、コスト最小の解
候補としてCO5={(0,12,12)}内の(0,
12,12)が出力されて停止する。noの場合には、(1
4)に進む。
【0135】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(0,12,6)を生成したものとする(図23の6
サイクル目)。
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(0,12,6)を生成したものとする(図23の6
サイクル目)。
【0136】(16)では、COメモリ5内の解候補とコス
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(0,12,6)のコストは、0+1250+ 900
=2150(千円)である。一方、CO5={(0,12,
12)}内のT”=(0,12,12)のコストは、0
+1250+1250=2500(千円)である。従って、(T”の
コスト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(24)
に進む。
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(0,12,6)のコストは、0+1250+ 900
=2150(千円)である。一方、CO5={(0,12,
12)}内のT”=(0,12,12)のコストは、0
+1250+1250=2500(千円)である。従って、(T”の
コスト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(24)
に進む。
【0137】(24)では、NGメモリ10内の制約を充足
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、NG10={(1,12,
6)}であって、(0,12,6)≦(1,12,6)
となっており、T’=(1,12,6)の設計条件を満
たしていない。従って、(0,12,6)も設計条件を
満たさない。
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、NG10={(1,12,
6)}であって、(0,12,6)≦(1,12,6)
となっており、T’=(1,12,6)の設計条件を満
たしていない。従って、(0,12,6)も設計条件を
満たさない。
【0138】このとき、(24)では、yes となるので、(1
3)に戻る。 7サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
3)に戻る。 7サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
【0139】yes の場合には、(18)では、コスト最小の
解候補としてCO5={(0,12,12)}内の
(0,12,12)が出力されて停止する。noの場合に
は、(14)に進む。
解候補としてCO5={(0,12,12)}内の
(0,12,12)が出力されて停止する。noの場合に
は、(14)に進む。
【0140】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(6,6,6)を生成したものとする(図23の7サ
イクル目)。
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(6,6,6)を生成したものとする(図23の7サ
イクル目)。
【0141】(16)では、COメモリ5内の解候補とコス
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(6,6,6)のコストは、 830+ 900+ 900=
2630(千円)である。一方、CO5={(0,12,1
2)}内のT”=(0,12,12)のコストは、0+
1250+1250=2500(千円)である。従って、(T”のコ
スト)<(Tのコスト)となって、noとなる。
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(6,6,6)のコストは、 830+ 900+ 900=
2630(千円)である。一方、CO5={(0,12,1
2)}内のT”=(0,12,12)のコストは、0+
1250+1250=2500(千円)である。従って、(T”のコ
スト)<(Tのコスト)となって、noとなる。
【0142】従って、(T=(tAB,tBC,tC
A)=(6,6,6)の設計条件の充足検査をせずに廃
棄して)、(13)に戻る。 8サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
A)=(6,6,6)の設計条件の充足検査をせずに廃
棄して)、(13)に戻る。 8サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
【0143】yes の場合には、(18)では、コスト最小の
解候補としてCO5={(0,12,12)}内の
(0,12,12)が出力されて停止する。noの場合に
は、(14)に進む。
解候補としてCO5={(0,12,12)}内の
(0,12,12)が出力されて停止する。noの場合に
は、(14)に進む。
【0144】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(6,3,6)を生成したものとする(図23の8サ
イクル目)。
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(6,3,6)を生成したものとする(図23の8サ
イクル目)。
【0145】(16)では、COメモリ5内の解候補とコス
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(6,3,6)のコストは、 830+ 680+ 900=
2410(千円)である。一方、CO5={(0,12,1
2)}内のT”=(0,12,12)のコストは、0+
1250+1250=2500(千円)である。従って、(T”のコ
スト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(24)に
進む。
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(6,3,6)のコストは、 830+ 680+ 900=
2410(千円)である。一方、CO5={(0,12,1
2)}内のT”=(0,12,12)のコストは、0+
1250+1250=2500(千円)である。従って、(T”のコ
スト)≧(Tのコスト)となって、yes となって(24)に
進む。
【0146】(24)では、NGメモリ10内の制約を充足
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、NG10={(1,12,
6)}であって、(6,3,6)≦T’となる解候補
T’はNGメモリ10内には無い。従って、noとなり、
(15)に進む。
しない解候補T’とベクトルの半順序≦でT≦T’であ
るか比較する。ここでは、NG10={(1,12,
6)}であって、(6,3,6)≦T’となる解候補
T’はNGメモリ10内には無い。従って、noとなり、
(15)に進む。
【0147】(15)では、Tが設計条件を満たすか既存技
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=3≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。従って、設計条件を満
たさないことになり、(15)ではnoとなるので、(25)に進
む。
術、例えばORの手法で検査する。ここでは、 dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=3≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。従って、設計条件を満
たさないことになり、(15)ではnoとなるので、(25)に進
む。
【0148】(25)では、TをNGメモリ10内に格納す
る。ここでは、NG10={(1,12,6),(6,
3,6)}となる。そして、(13)に戻る。 9サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
る。ここでは、NG10={(1,12,6),(6,
3,6)}となる。そして、(13)に戻る。 9サイクル目 図17の(13)では、ユーザの停止条件を満たすか否かを
判別する。
【0149】yes の場合には、(18)では、コスト最小の
解候補としてCO5={(0,12,12)}内の
(0,12,12)が出力されて停止する。noの場合に
は、(14)に進む。
解候補としてCO5={(0,12,12)}内の
(0,12,12)が出力されて停止する。noの場合に
は、(14)に進む。
【0150】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(12,3,6)を生成したものとする(図23の9
サイクル目)。
なかったものとする。(14)では、新しい解候補Tを一つ
生成する。ここでは、T=(tAB,tBC,tCA)
=(12,3,6)を生成したものとする(図23の9
サイクル目)。
【0151】(16)では、COメモリ5内の解候補とコス
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(12,3,6)のコストは、1100+ 680+ 900
=2680(千円)である。一方、CO5={(0,12,
12)}内のT”=(0,12,12)のコストは、0
+1250+1250=2500(千円)である。従って、(T”の
コスト)<(Tのコスト)となって、noとなる。
トを比較する。ここでは、T=(tAB,tBC,tC
A)=(12,3,6)のコストは、1100+ 680+ 900
=2680(千円)である。一方、CO5={(0,12,
12)}内のT”=(0,12,12)のコストは、0
+1250+1250=2500(千円)である。従って、(T”の
コスト)<(Tのコスト)となって、noとなる。
【0152】従って、(T=(tAB,tBC,tC
A)=(12,3,6)の設計条件の充足検査をせずに
廃棄して(13)に戻る。 10サイクル目 以下同様にして、(13)にてユーザの停止条件を検査し、
ユーザの停止条件が満たさなければ、解候補を次々と生
成して、検査を行う。
A)=(12,3,6)の設計条件の充足検査をせずに
廃棄して(13)に戻る。 10サイクル目 以下同様にして、(13)にてユーザの停止条件を検査し、
ユーザの停止条件が満たさなければ、解候補を次々と生
成して、検査を行う。
【0153】次に、第6の発明に対して、最適解探索処
理の具体例を説明する。第7の発明についても以下の動
作例から類推できる。第6の発明の実施例は図18に示
され、その主手続きは、図19に示されている。ここで
は、図19のフローチャートに示す順序に従い、図27
の例をもとに具体的に説明する。
理の具体例を説明する。第7の発明についても以下の動
作例から類推できる。第6の発明の実施例は図18に示
され、その主手続きは、図19に示されている。ここで
は、図19のフローチャートに示す順序に従い、図27
の例をもとに具体的に説明する。
【0154】図19の(11)では、入力として、全てのノ
ード対i,j間の距離rijと要求伝送容量dijとが
与えられる。ここで、図27に示すように、 拠点間の距離 rAB=50(km), rBC= 100(km),r
CA= 120(km), 要求容量 dAB=4(ch), dBC=7(ch),dC
A=5(ch) が与えられたものとする。
ード対i,j間の距離rijと要求伝送容量dijとが
与えられる。ここで、図27に示すように、 拠点間の距離 rAB=50(km), rBC= 100(km),r
CA= 120(km), 要求容量 dAB=4(ch), dBC=7(ch),dC
A=5(ch) が与えられたものとする。
【0155】(12)で、COメモリ5は空集合、すなわ
ち、何も入っていないように初期化する。(23)で、NG
メモリ10は空集合、すなわち、何も入っていないよう
に初期化する。
ち、何も入っていないように初期化する。(23)で、NG
メモリ10は空集合、すなわち、何も入っていないよう
に初期化する。
【0156】1サイクル目 図19の(13)では、もし、ここでユーザの停止条件を満
たして、このサイクルを抜け出したとしたら、図19の
(21),(22) では、COメモリ5内に何もないから、解と
して何も出力されずに停止する。
たして、このサイクルを抜け出したとしたら、図19の
(21),(22) では、COメモリ5内に何もないから、解と
して何も出力されずに停止する。
【0157】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。図19の(14)では、 (解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(6,12,6)を
生成したものとする。
なかったものとする。図19の(14)では、 (解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(6,12,6)を
生成したものとする。
【0158】図19の(24)では、((NGメモリ10内
の)既に検査した解と比較する。)NGメモリ10は空
集合だから、今回は比較しない。
の)既に検査した解と比較する。)NGメモリ10は空
集合だから、今回は比較しない。
【0159】図19の(15) (Tが設計条件を満たすか既存技術、例えばORの手法
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=4,fBC=7,f
CA=5,fACB=0,fBAC=0,fCBA=0
がある。
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=4,fBC=7,f
CA=5,fACB=0,fBAC=0,fCBA=0
がある。
【0160】(すなわち設計条件を満たす) 図19の(19) (既知の解の候補とコストを比較する) CO5=φだから、T=<TとなるT’は存在しない。
【0161】図19の(20) (TをCOメモリ5内に格納する) CO5={(6,12,6)} 2サイクル目 図19の(13)では、もし、ここでユーザの停止条件を満
たして、このサイクルを抜け出したとしたら、図19の
(21)では、CO5={(6,12,6)}の中からコス
ト最小の解の候補として(6,12,6)が選び出され
て、図19の(22)で、解として出力されて停止する。
たして、このサイクルを抜け出したとしたら、図19の
(21)では、CO5={(6,12,6)}の中からコス
ト最小の解の候補として(6,12,6)が選び出され
て、図19の(22)で、解として出力されて停止する。
【0162】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(3,12,6)を
生成したものとする。
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(3,12,6)を
生成したものとする。
【0163】図19の(24)で、((NGメモリ10内
の)既に検査した解と比較する)NGメモリ10は空集
合だから、今回は比較しない。
の)既に検査した解と比較する)NGメモリ10は空集
合だから、今回は比較しない。
【0164】図19の(15) (Tが設計条件を満たすか既存技術、例えばORの手法
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=3≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=3,fBC=7,f
CA=5,fACB=1,fBAC=0,fCBA=0
がある。
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=3≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=3,fBC=7,f
CA=5,fACB=1,fBAC=0,fCBA=0
がある。
【0165】(すなわち設計条件を満たす) 図19の(19) (既知の解の候補とコストを比較する) CO5={(6,12,6)}であるから、(3,1
2,6)=<(6,12,6)となって、(3,12,
6)のほうがコストが安いことがわかるから、CO5内
には、(3,12,6)が追加される。
2,6)=<(6,12,6)となって、(3,12,
6)のほうがコストが安いことがわかるから、CO5内
には、(3,12,6)が追加される。
【0166】図19の(20) (TをCOメモリ5内に格納する) CO5={(3,12,6),(6,12,16)} 3サイクル目 図19の(13) もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(3,12,6),(6,12,6)}の中からコス
ト最小の解の候補が選び出されて、図19の(22)で、解
として出力されて停止する。
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(3,12,6),(6,12,6)}の中からコス
ト最小の解の候補が選び出されて、図19の(22)で、解
として出力されて停止する。
【0167】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(1,12,6)を
生成したものとする。
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(1,12,6)を
生成したものとする。
【0168】図19の(24)で、((NGメモリ10内
の)既に検査した解と比較する)NGメモリ10は空集
合だから、今回は比較しない。
の)既に検査した解と比較する)NGメモリ10は空集
合だから、今回は比較しない。
【0169】図19の(15) (Tが設計条件を満たすか既存技術、例えばORの手法
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=1≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=1≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。
【0170】(すなわち設計条件を満たさない) 図19の(25) (TをNG10内に格納する) NG={(1,12,6)} 4サイクル目 もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(3,12,6),(6,12,6)}の中からコス
ト最小の解の候補が選び出されて、図19の(22)で、解
として出力されて停止する。
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(3,12,6),(6,12,6)}の中からコス
ト最小の解の候補が選び出されて、図19の(22)で、解
として出力されて停止する。
【0171】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(1,12,12)
を生成したものとする。
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(1,12,12)
を生成したものとする。
【0172】図19の(24)で、((NGメモリ10内
の)既に検査した解と比較する)NG={(1,12,
6)}であって、(1,12,12)≦T’となる解の
候補Tは、NGメモリ10内には無い。
の)既に検査した解と比較する)NG={(1,12,
6)}であって、(1,12,12)≦T’となる解の
候補Tは、NGメモリ10内には無い。
【0173】図19の(15)では、(Tが設計条件を満た
すか既存技術、例えばORの手法で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=1≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=12≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=1,fBC=7,f
CA=5,fACB=3,fBAC=0,fCBA=0
がある。
すか既存技術、例えばORの手法で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=1≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=12≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=1,fBC=7,f
CA=5,fACB=3,fBAC=0,fCBA=0
がある。
【0174】(すなわち設計条件を満たす) 図19の(19) (既知の解の候補とコストを比較する) CO5={(3,12,6),(6,12,6)}であ
って、T’=<(1,12,12)となるような解の候
補Tは、COメモリ5内には無い。
って、T’=<(1,12,12)となるような解の候
補Tは、COメモリ5内には無い。
【0175】図19の(20) (TをCOメモリ5内に格納する) CO5={(1,12,12,),(3,12,6),
(6,12,6)} 5サイクル目 図19の(13)では、もし、ここでユーザの停止条件を満
たして、このサイクルを抜け出したとしたら、図19の
(21)では、CO5={(1,12,12),(3,1
2,6),(6,12,6)}の中からコスト最小の解
の候補が選び出されて、図19の(22)で、解として出力
されて停止する。
(6,12,6)} 5サイクル目 図19の(13)では、もし、ここでユーザの停止条件を満
たして、このサイクルを抜け出したとしたら、図19の
(21)では、CO5={(1,12,12),(3,1
2,6),(6,12,6)}の中からコスト最小の解
の候補が選び出されて、図19の(22)で、解として出力
されて停止する。
【0176】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(0,12,12)
を生成したものとする。
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(0,12,12)
を生成したものとする。
【0177】図19の(24)で、((NGメモリ10内
の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6)}であって、(0,12,1
2)≦T’となる解の候補T’は、NGメモリ10内に
は無い。
の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6)}であって、(0,12,1
2)≦T’となる解の候補T’は、NGメモリ10内に
は無い。
【0178】図19の(15) (Tが設計条件を満たすか既存技術、例えばORの手法
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=0≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=12≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=0,fBC=7,f
CA=5,fACB=4,fBAC=0,fCBA=0
がある。
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=0≧fAB+fCBA+fBAC tBC=12≧fBC+fCBA+fACB tCA=12≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=0,fBC=7,f
CA=5,fACB=4,fBAC=0,fCBA=0
がある。
【0179】(すなわち設計条件を満たす) 図19の(19) (既知の解の候補とコストを比較する) CO5={(1,12,12),(3,12,6),
(6,12,6)}であって、T’=<(1,12,1
2)となるような解の候補T’は、COメモリ5内には
無い。
(6,12,6)}であって、T’=<(1,12,1
2)となるような解の候補T’は、COメモリ5内には
無い。
【0180】図19の(20) (TをCOメモリ5内に格納する) CO5={(0,12,12),(1,12,1
2,),(3,12,6),(6,12,6)} 6サイクル目 図19の(13) もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(0,12,12),(1,12,12),(3,1
2,6),(6,12,6)}の中からコスト最小の解
の候補が選び出されて、図19の(22)で、解として出力
されて停止する。
2,),(3,12,6),(6,12,6)} 6サイクル目 図19の(13) もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(0,12,12),(1,12,12),(3,1
2,6),(6,12,6)}の中からコスト最小の解
の候補が選び出されて、図19の(22)で、解として出力
されて停止する。
【0181】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(0,12,6)を
生成したものとする。
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(0,12,6)を
生成したものとする。
【0182】図19の(24)で、 ((NGメモリ10内の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6)}であって、(6,6,6)
≦T’となる解の候補T’は、NGメモリ10内には無
い。
≦T’となる解の候補T’は、NGメモリ10内には無
い。
【0183】図19の(15) (Tが設計条件を満たすか既存技術、例えばORの手法
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=6≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=4,fBC=6,f
CA=5,fACB=0,fBAC=1,fCBA=0
がある。
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=6≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=4,fBC=6,f
CA=5,fACB=0,fBAC=1,fCBA=0
がある。
【0184】(すなわち設計条件を満たす) 図19の(19) (既知の解の候補とコストを比較する) CO5={(1,12,12),(3,12,6),
(6,12,6)}であって、T’=<(6,6,6)
となるような解の候補T’は、COメモリ5内には無
い。
(6,12,6)}であって、T’=<(6,6,6)
となるような解の候補T’は、COメモリ5内には無
い。
【0185】図19の(20) (TをCOメモリ5内に格納する) CO5={(0,12,12),(1,12,12),
(3,12,6),(6,12,6),(6,6,
6)} 8サイクル目 図19の(13) もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(0,12,12),(1,12,12),(3,1
2,6),(6,12,6)}の中からコスト最小の解
の候補が選び出されて、図19の(22)で、解として出力
されて停止する。
(3,12,6),(6,12,6),(6,6,
6)} 8サイクル目 図19の(13) もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(0,12,12),(1,12,12),(3,1
2,6),(6,12,6)}の中からコスト最小の解
の候補が選び出されて、図19の(22)で、解として出力
されて停止する。
【0186】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(6,3,6)を生
成したものとする。
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(6,3,6)を生
成したものとする。
【0187】図19の(24)で、((NGメモリ10内
の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6)}であって、(6,6,6)
≦T’となる解の候補T’は、NGメモリ10内には無
い。
の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6)}であって、(6,6,6)
≦T’となる解の候補T’は、NGメモリ10内には無
い。
【0188】図19の(15) (Tが設計条件を満たすか既存技術、例えばORの手法
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=3≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=6≧fAB+fCBA+fBAC tBC=3≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。
【0189】(すなわち設計条件を満たさない) 図19の(25) (TをNGメモリ10内に格納する) NG={(1,12,6),(6,3,6)} 9サイクル目 図19の(13) もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(0,12,12),(1,12,12),(3,1
2,6),(6,12,6),(6,6,6)}の中か
らコスト最小の解の候補が選び出されて、図19の(22)
で、解として出力されて停止する。
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(0,12,12),(1,12,12),(3,1
2,6),(6,12,6),(6,6,6)}の中か
らコスト最小の解の候補が選び出されて、図19の(22)
で、解として出力されて停止する。
【0190】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(12,3,6)を
生成したものとする。
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(12,3,6)を
生成したものとする。
【0191】図19の(24)で、((NGメモリ10内
の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6),(6,3,6)}であっ
て、(12,3,6)≦T’となる解の候補T’は、N
Gメモリ10内には無い。
の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6),(6,3,6)}であっ
て、(12,3,6)≦T’となる解の候補T’は、N
Gメモリ10内には無い。
【0192】図19の(15) (Tが設計条件を満たすか既存技術、例えばORの手法
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=12≧fAB+fCBA+fBAC tBC=3≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=12≧fAB+fCBA+fBAC tBC=3≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAは存在しない。
【0193】(すなわち設計条件を満たさない) 図19の(25) (TをNGメモリ10内に格納する) NG={(1,12,6,),(3,6,3),(1
2,3,6)} 10サイクル目 図19の(13) もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(0,12,12,),(1,12,12),(3,
12,6),(6,12,6),(6,6,6)}の中
からコスト最小の解の候補が選び出されて、図19の(2
2)で、解として出力されて停止する。
2,3,6)} 10サイクル目 図19の(13) もし、ここでユーザの停止条件を満たして、このサイク
ルを抜け出したとしたら、図19の(21)では、CO5=
{(0,12,12,),(1,12,12),(3,
12,6),(6,12,6),(6,6,6)}の中
からコスト最小の解の候補が選び出されて、図19の(2
2)で、解として出力されて停止する。
【0194】以下は、まだユーザの停止条件を満たして
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(12,6,6)を
生成したものとする。
なかったものとする。 図19の(14) (新しい解の候補を生成する) T=(tAB,tBC,tCA)=(12,6,6)を
生成したものとする。
【0195】図19の(24)で、((NGメモリ10内
の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6),(6,3,6),(12,
3,6)}であって、(12,6,6)≦T’となる解
の候補T’は、NGメモリ10内には無い。
の)既に検査した解と比較する) NG={(1,12,6),(6,3,6),(12,
3,6)}であって、(12,6,6)≦T’となる解
の候補T’は、NGメモリ10内には無い。
【0196】図19の(15) (Tが設計条件を満たすか既存技術、例えばORの手法
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=12≧fAB+fCBA+fBAC tBC=6≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=4,fBC=6,f
CA=5,fACB=0,fBAC=0,fCBA=0
がある。
で検査する) dAB=4=fAB+fACB dBC=7=fBC+fBAC dCA=5=fCA+fCBA tAB=12≧fAB+fCBA+fBAC tBC=6≧fBC+fCBA+fACB tCA=6≧fCA+fACB+fBAC を満たすようなfAB,fBC,fCA,fACB,f
BAC,fCBAとして、fAB=4,fBC=6,f
CA=5,fACB=0,fBAC=0,fCBA=0
がある。
【0197】(すなわち設計条件を満たす) 図19の(19) (既知の解の候補とコストを比較する) CO5={(0,12,12),(1,12,12),
(3,12,6),(6,12,6)(6,6,6)}
であって、T’=<(12,6,6)となるような解の
候補T’として、T’=(6,6,6)がCOメモリ5
内にある。従って、次のサイクルに飛ぶ。
(3,12,6),(6,12,6)(6,6,6)}
であって、T’=<(12,6,6)となるような解の
候補T’として、T’=(6,6,6)がCOメモリ5
内にある。従って、次のサイクルに飛ぶ。
【0198】11サイクル目 以下同様 図23は以上の第5、第6の発明の実際の動作例におけ
る解候補生成過程の説明図である。同図において、1サ
イクル目で解(6,12,6)が生成されてから、第5
の発明では9サイクル目で(12,3,6)の解が、ま
た第6の発明では10サイクル目で(12,6,6)の
解が生成されるまでの過程が示されている。
る解候補生成過程の説明図である。同図において、1サ
イクル目で解(6,12,6)が生成されてから、第5
の発明では9サイクル目で(12,3,6)の解が、ま
た第6の発明では10サイクル目で(12,6,6)の
解が生成されるまでの過程が示されている。
【0199】図23は、本発明の実際例の動作を説明す
る際に解候補の生成順序を説明しており、以前に記述し
た動作例に基づき、生成された解の候補を順次に図示し
たものである。下方向に行く矢印は解の候補の要素の一
つを小さくした場合、上方向に行く矢印は解の候補の要
素の一つを大きくした場合を示す。
る際に解候補の生成順序を説明しており、以前に記述し
た動作例に基づき、生成された解の候補を順次に図示し
たものである。下方向に行く矢印は解の候補の要素の一
つを小さくした場合、上方向に行く矢印は解の候補の要
素の一つを大きくした場合を示す。
【0200】このときコストCを最小とする回線種の組
み合わせである解候補Tを、図17,図19のフローチ
ャートに従って回線種の解候補を1つ1つ生成しなが
ら、計算していったときの順序を示したものである。図
中の上段の1(1サイクル目)、2(サイクル目)・・
・が図17,図19のフローチャートを繰り返すサイク
ル数を表わす。また、括弧内は、図示したように、tA
B(拠点A,B間の回線種)、tBC(拠点B,C間の
回線種)、tCA(拠点C,A間の回線種)を表わす。
み合わせである解候補Tを、図17,図19のフローチ
ャートに従って回線種の解候補を1つ1つ生成しなが
ら、計算していったときの順序を示したものである。図
中の上段の1(1サイクル目)、2(サイクル目)・・
・が図17,図19のフローチャートを繰り返すサイク
ル数を表わす。また、括弧内は、図示したように、tA
B(拠点A,B間の回線種)、tBC(拠点B,C間の
回線種)、tCA(拠点C,A間の回線種)を表わす。
【0201】本発明では、図22で説明したように実際
のコスト比較による前刈りを行う他に、COメモリ5内
に格納されているコスト極小解候補との半順序によるコ
スト比較と、NGメモリ10内に格納されている設計条
件を満たさない解候補との比較を用いる半順序による設
計条件充足検査が行われる点に大きな特徴がある。これ
らの比較を行うことによって、COメモリ5内に格納さ
れている解候補よりあきらかにコストが大きい解候補は
半順序によるコスト比較の時点で廃棄され、またNGメ
モリ10内に格納されている解候補よりあきらかに大き
さが小さい解候補は設計条件を充足しないものとして廃
棄されるために、解の探索空間がCOメモリ内の解候補
およびNGメモリ内の解候補によって狭められる、すな
わち探索空間が省略されることになる。図24はこの探
索空間の省略の概念説明図である。COメモリ5内の解
候補(3,12,6)によって横方向の点線で示される
空間、またNGメモリの(1,12,6)によって縦方
向の点線で示される空間の探索を省略することができ
る。
のコスト比較による前刈りを行う他に、COメモリ5内
に格納されているコスト極小解候補との半順序によるコ
スト比較と、NGメモリ10内に格納されている設計条
件を満たさない解候補との比較を用いる半順序による設
計条件充足検査が行われる点に大きな特徴がある。これ
らの比較を行うことによって、COメモリ5内に格納さ
れている解候補よりあきらかにコストが大きい解候補は
半順序によるコスト比較の時点で廃棄され、またNGメ
モリ10内に格納されている解候補よりあきらかに大き
さが小さい解候補は設計条件を充足しないものとして廃
棄されるために、解の探索空間がCOメモリ内の解候補
およびNGメモリ内の解候補によって狭められる、すな
わち探索空間が省略されることになる。図24はこの探
索空間の省略の概念説明図である。COメモリ5内の解
候補(3,12,6)によって横方向の点線で示される
空間、またNGメモリの(1,12,6)によって縦方
向の点線で示される空間の探索を省略することができ
る。
【0202】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば半
順序によるコスト比較、および半順序による設計条件充
足検査を用い、更にこれらの検査と実際のコスト比較、
および実際の設計条件充足検査を適当に組み合わせるこ
とによって、生成された解候補に対する計算を省略する
ことが可能となり、効率的かつ迅速にコスト最小の解、
すなわちコスト最小の回線種の組み合わせを求めること
ができる。これによって通信ネットワークの線型条件を
満たす解の誘導、および回線コストの最適化を高速に行
うことが可能となる。
順序によるコスト比較、および半順序による設計条件充
足検査を用い、更にこれらの検査と実際のコスト比較、
および実際の設計条件充足検査を適当に組み合わせるこ
とによって、生成された解候補に対する計算を省略する
ことが可能となり、効率的かつ迅速にコスト最小の解、
すなわちコスト最小の回線種の組み合わせを求めること
ができる。これによって通信ネットワークの線型条件を
満たす解の誘導、および回線コストの最適化を高速に行
うことが可能となる。
【図1】第1の発明の原理構成ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理構成ブロック図である。
【図3】第3の発明の原理構成ブロック図である。
【図4】第4の発明の原理構成ブロック図である。
【図5】第5の発明の原理構成ブロック図である。
【図6】第6の発明の原理構成ブロック図である。
【図7】第7の発明の原理構成ブロック図である。
【図8】第1の発明の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図9】第1の発明の実施例における処理フローチャー
トである。
トである。
【図10】第2の発明の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図11】第2の発明の実施例における処理フローチャ
ートである。
ートである。
【図12】第3の発明の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図13】第3の発明の実施例における処理フローチャ
ートである。
ートである。
【図14】第4の発明の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図15】第4の発明の実施例における処理フローチャ
ートである。
ートである。
【図16】第5の発明の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図17】第5の発明の実施例における処理フローチャ
ートである。
ートである。
【図18】第6の発明の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図19】第6の発明の実施例における処理フローチャ
ートである。
ートである。
【図20】第7の発明の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図21】第7の発明の実施例における処理フローチャ
ートである。
ートである。
【図22】本発明の特徴を説明する図である。
【図23】第5、第6の発明の動作例における解候補生
成過程の説明図である。
成過程の説明図である。
【図24】本発明における探索空間省略の概念を説明す
る図である。
る図である。
【図25】高速ディジタル回線の料金の例を示す図であ
る。
る。
【図26】高速ディジタル回線のチャネル数と料金との
関係の例を示す図である。
関係の例を示す図である。
【図27】通信ネットワークとその回線コストの例を説
明する図である。
明する図である。
【図28】図27の通信ネットワークの回線コストの改
善の例を示す図である。
善の例を示す図である。
【図29】通信ネットワーク最適設計方式の従来例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図30】図29の従来方式における処理フローチャー
トである。
トである。
1 解候補生成部 2 制約充足検査部 3 コスト比較部 4 最終解候補出力部 5 COメモリ 6 コスト比較のための半順序による比較部 7 コスト比較のための半順序定義部 8 設計条件充足検査のための半順序による比較部 9 設計条件充足検査のための半順序定義部 10 NGメモリ 100 コスト極小解候補記憶手段 101 コスト比較手段 102 設計条件充足検査手段 103 半順序によるコスト比較手段 104 最終解候補出力 105 設計後件不満足記憶手段 106 半順序による設計条件充足検査手段
Claims (10)
- 【請求項1】 通信ネットワークを構成する複数の拠点
間の回線種の組み合わせのうち、コスト最小の組み合わ
せを決定する通信ネットワーク設計装置において、 すでに生成された、拠点間の回線種の組み合わせとして
の解候補のうちで、前記通信ネットワークの設計条件を
満足し、かつコスト極小の解候補を記憶するためのコス
ト極小解候補記憶手段(100)と、 新たに生成された解候補のコストが該コスト極小解候補
記憶手段(100)に記憶されている解候補のコスト以
上である時該生成された解候補を廃棄するコスト比較手
段(101)と、 該コスト比較手段(101)によって廃棄されなかった
解候補が前記通信ネットワークに対する設計条件を充足
するか否かを判定し、充足する時該解候補を前記コスト
極小解候補記憶手段(100)に記憶されている解候補
と置き換える設計条件充足検査手段(102)とを備
え、設計条件充足検査より手間のかからないコスト比較
を早期に行うことにより、コストの高い解候補をあらか
じめ刈り込み、設計作業終了時に該コスト極小解候補記
憶手段(100)内の最適解を出力するまでの計算時間
を短縮することを特徴とする通信ネットワークの最適設
計方式。 - 【請求項2】 通信ネットワークを構成する複数の拠点
間の回線種の組み合わせのうち、コスト最小の組み合わ
せを決定する通信ネットワーク設計装置において、 すでに生成された、拠点相互間の回線種の組み合わせと
しての解候補のうちで、前記通信ネットワークの設計条
件を満足し、かつコスト極小の解候補を記憶するための
コスト極小解候補記憶手段(100)と、 新たに生成された解候補が前記通信ネットワークの設計
条件を充足するか否かを判定し、充足しなかった時該解
候補を廃棄する設計条件充足検査手段(102)と、 実際にコストを計算することなく、コスト比較のための
半順序において、該設計条件充足検査手段(102)に
よって廃棄されなかった解候補のコストが該コスト極小
解候補記憶手段(100)に記憶されている解候補のコ
スト以上である時に該廃棄されなかった解候補を廃棄
し、以上でない時に該廃棄されなかった解候補を該コス
ト極小解候補記憶手段(100)に追加記憶させる半順
序によるコスト比較手段(103)と、 該コスト極小解候補記憶手段(100)に記憶されてい
る解候補が複数個ある時に、該複数個の解候補の実際の
コストを求め、コスト最小の解候補を出力するための最
終解候補出力手段(104)とを備え、実際のコスト比
較より手間のかからない半順序によるコスト比較を早期
に行うことにより、コストの高い解候補をあらかじめ刈
り込み、計算時間を短縮することを特徴とする通信ネッ
トワークの最適設計方式。 - 【請求項3】 通信ネットワークを構成する複数の拠点
間の回線種の組み合わせのうち、コスト最小の組み合わ
せを決定する通信ネットワーク設計装置において、 該拠点間の回線種の組み合わせとしての解候補のうち
で、前記通信ネットワークの設計条件を満足し、かつコ
スト極小の解候補を記憶するためのコスト極小解候補記
憶手段(100)と、 実際にコストを計算することなく、コスト比較のための
半順序において、新たに生成された解候補のコストが該
コスト極小解候補記憶手段(100)に記憶されている
解候補のコスト以上である時に該生成された解候補を廃
棄する半順序によるコスト比較手段(103)と、 該半順序によるコスト比較手段(103)によって廃棄
されなかった解候補が前記通信ネットワークの設計条件
を充足するか否かを判定し、充足しない解候補を廃棄
し、充足する解候補を前記コスト極小解候補記憶手段
(100)に追加記憶させる設計条件充足検査手段(1
02)と、 前記コスト極小解候補記憶手段(100)に記憶されて
いる解候補が複数個ある時に該複数個の解候補の実際の
コストを求め、コスト最小の解候補を出力するための最
終解候補出力手段(104)とを備え、設計条件充足検
査より手間のかからない半順序によるコスト比較を早期
に行うことによりコストの高い解候補をあらかじめ刈り
込み、計算時間を短縮することを特徴とする通信ネット
ワークの最適設計方式。 - 【請求項4】 前記半順序によるコスト比較において、
前記組み合わされる拠点間の回線種を各要素とするベク
トルによって解候補を表し、一方の解候補の全ての要素
が他方の解候補の対応する全ての要素以上である時、該
一方の解候補のコストが他方の解候補のコスト以上であ
ると判定することを特徴とする請求項2、または3記載
の通信ネットワークの最適設計方式。 - 【請求項5】 通信ネットワークを構成する複数の拠点
間の回線種の組み合わせのうち、コスト最小の組み合わ
せを決定する通信ネットワーク設計装置において、 該拠点間の回線種の組み合わせとしての解候補のうち
で、前記通信ネットワークの設計条件を満足し、かつコ
スト極小の解候補を記憶するためのコスト極小解候補記
憶手段(100)と、 設計条件を充足しない解候補を記憶する設計条件不満足
解候補記憶手段(105)と、 実際に設計条件充足を検査することなく、設計条件充足
判定のための半順序において、生成された解候補の大き
さが該設計条件不満足解候補記憶手段(105)に記憶
されている解候補の大きさ以下である時、該生成された
解候補を廃棄する半順序による設計条件充足検査手段
(106)と、 該半順序による設計条件充足検査手段(106)によっ
て廃棄されなかった解候補が前記通信ネットワークの設
計条件を充足するか否かを判定し、充足しない解候補を
該設計条件不満足解候補記憶手段(105)に追加記憶
させる設計条件充足検査手段(102)と、 該設計条件充足検査手段(102)によって設計条件を
充足すると判定された解候補のコストを計算し、該計算
結果が前記コスト極小解候補記憶手段(100)に記憶
されている解候補のコスト未満である時に、該廃棄され
なかった解候補を該コスト極小解候補記憶手段(10
0)に記憶されている解候補と置き換えるコスト比較手
段(101)とを備え、実際の設計条件充足検査より手
間のかからない半順序による設計条件充足検査により設
計条件充足検査を効率化し、設計作業終了時に該コスト
極小解候補記憶手段(100)内の最適解を出力するま
での時間を短縮することを特徴とする通信ネットワーク
の最適設計方式。 - 【請求項6】 通信ネットワークを構成する複数の拠点
間の回線種の組み合わせのうち、コスト最小の組み合わ
せを決定する通信ネットワーク設計装置において、 該拠点間の回線種の組み合わせとしての解候補のうち
で、前記通信ネットワークの設計条件を満足し、かつコ
スト極小の解候補を記憶するためのコスト極小解候補記
憶手段(100)と、 前記通信ネットワークの設計条件を充足しない解候補を
記憶するための設計条件不満足解候補記憶手段(10
5)と、 新たに生成された解候補のコストが該コスト極小解候補
記憶手段(100)に記憶されている解候補のコスト以
上である時、該生成された解候補を廃棄するコスト比較
手段(101)と、 実際に前記設計条件充足を検査することなく、設計条件
充足判定のための半順序において、該コスト比較手段
(101)によって廃棄されなかった解候補の大きさが
該設計条件不満足解候補記憶手段(105)に記憶され
ている解候補の大きさ以下である時、該生成された解候
補を廃棄する半順序による設計条件充足検査手段(10
6)と、 該半順序による設計条件充足検査手段(106)によっ
て廃棄されなかった解候補に対して実際に設計条件を充
足しているか否かを判定し、充足しない時該解候補を前
記設計条件不満足解候補記憶手段(105)に追加記憶
させ、充足する時該解候補を前記コスト極小解候補記憶
手段(100)に記憶されている解候補を置き換える設
計条件充足検査手段(102)とを備え、半順序による
設計条件充足検査および実際の設計条件充足検査より手
間のかからないコスト比較を早期に行うことにより、コ
ストの高い解候補をあらかじめ刈り込み、設計作業終了
時に該コスト極小解候補記憶手段(100)内の最適解
を出力するまでの計算時間を短縮することを特徴とする
通信ネットワークの最適設計方式。 - 【請求項7】 前記半順序による設計条件充足検査にお
いて、前記組み合わされる拠点間の回線種を各要素とす
るベクトルによって解候補を表し、前記生成された解候
補またはコスト比較手段(101)によって廃棄されな
かった解候補の全ての要素が、前記設計条件不満足解候
補記憶手段(105)に記憶されている解候補の全ての
要素以下である時、該生成された解候補または該コスト
比較手段(11)によって廃棄されなかった解候補を、
その大きさが設計条件不満足解候補記憶手段(105)
内の解候補の大きさ以下と判断して、廃棄することを特
徴とする請求項5、または請求項6記載の通信ネットワ
ークの最適設計方式。 - 【請求項8】 通信ネットワークを構成する複数の拠点
間の回線種の組み合わせのうち、コスト最小の組み合わ
せを決定する通信ネットワーク設計装置において、 該拠点間の回線種の組み合わせとしての解候補のうち
で、前記通信ネットワークの設計条件を満足し、かつコ
スト極小の解候補を記憶するためのコスト極小解候補記
憶手段(100)と、 前記通信ネットワークの設計条件を満足しない解候補を
記憶するための設計条件不満足解候補記憶手段(10
5)と、 実際に設計条件充足を検査することなく、設計条件充足
判定のための半順序において、新しく生成された解候補
の大きさが該設計条件不満足解候補記憶手段(105)
に記憶されている解候補の大きさ以下である時該生成さ
れた解候補を廃棄する半順序による設計条件充足検査手
段(106)と、 該半順序による設計条件充足検査手段(106)によっ
て廃棄されなかった解候補に対して実際に設計条件を充
足するか否かを判定し、充足しない時に該解候補を該設
計条件不満足解候補記憶手段(105)に追加記憶させ
る設計条件充足検査手段(102)と、 実際にコストを計算することなく、コスト比較のための
半順序において、該設計条件充足検査手段(102)に
よって設計条件を充足すると判定された解候補のコスト
が前記コスト極小解候補記憶手段(100)に記憶され
ている解候補のコスト以上である時に該設計条件を満足
する解候補を廃棄し、以上でない時に該解候補を該コス
ト極小解候補記憶手段(100)に追加記憶させる半順
序によるコスト比較手段(103)と、 前記コスト極小解候補記憶手段(100)に記憶されて
いる解候補が複数個ある時に、該複数個の解候補の実際
のコストを求め、コスト最小の解候補を出力するための
最終解候補出力手段(104)とを備え、同一の半順序
関係を用いる前記半順序による設計条件充足検査と半順
序によるコスト比較とにおいて、同一の比較装置を用い
て装置のコンパクト化を図ることを特徴とする通信ネッ
トワークの最適設計方式。 - 【請求項9】 通信ネットワークを構成する複数の拠点
間の回線種の組み合わせのうち、コスト最小の組み合わ
せを決定する通信ネットワークの設計装置において、該
拠点間の回線種の組み合わせとしての解候補のうちで、
前記通信ネットワークの設計条件を満足し、かつコスト
極小の解候補を記憶するためのコスト極小解候補記憶手
段(100)と、 前記通信ネットワークの設計条件を満足しない解候補を
記憶する設計条件不満足解候補記憶手段(105)と、 実施にコストを計算することなく、コスト比較のための
半順序において、新たに生成された解候補のコストが該
コスト極小解候補記憶手段(100)に記憶されている
解候補のコスト以上である時に該生成された解候補を廃
棄する半順序によるコスト比較手段(103)と、 実際に設計条件充足を検査することなく、設計条件充足
判定のための半順序において、該半順序によるコスト比
較手段(103)によって廃棄されなかった解候補の大
きさが該設計条件不満足解候補記憶手段(105)に記
憶されている解候補の大きさ以下である時該廃棄されな
かった解候補を廃棄する半順序による設計条件充足検査
手段(106)と、 該半順序による設計条件充足検査手段(106)によっ
て廃棄されなかった解候補に対して、該解候補が前記通
信ネットワークの設計条件を充足するか否かを実際に判
定し、充足する時該解候補を前記コスト極小解候補記憶
手段(100)に追加記憶させ、充足しない時該解候補
を前記設計条件不満足解候補記憶手段(105)に追加
記憶させる設計条件充足検査手段(102)と、 前記コスト極小解候補記憶手段(100)に記憶されて
いる解候補が複数個ある時に、該複数個の解候補の実際
のコストを求め、コスト最小の解候補を出力するための
最終解候補出力手段(104)とを備え、実際の設計条
件充足検査および半順序による設計充足検査より手間の
かからない半順序によるコスト比較を早期に行うことに
より、コストの高い解候補をあらかじめ刈り込み、計算
時間を短縮することを特徴とする通信ネットワークの最
適設計方式。 - 【請求項10】 前記半順序によるコスト比較におい
て、前記組み合わされる拠点間の回線種を要素とするベ
クトルによって解候補を表し、一方の解候補の全ての要
素が他方の解候補の対応する全ての要素以上である時、
該一方の解候補のコストが他方の解候補のコスト以上で
あると判定することと、 前記半順序による設計充足検査において、前記組み合わ
される拠点間の回線種を要素とするベクトルによって解
候補を表し、前記生成された解候補または半順序による
コスト比較手段(103)によって廃棄されなかった解
候補の全ての要素が前記設計条件不満足解候補記憶手段
(105)に記憶されている解候補の対応する全ての要
素以下である時、該生成された解候補または廃棄されな
かった解候補を、その大きさが設計条件不満足解候補記
憶手段(105)内の解候補の大きさ以下と判定して、
廃棄することを特徴とする請求項8、または9記載の通
信ネットワークの最適設計方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9525192A JPH05290023A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 通信ネットワークの最適設計方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9525192A JPH05290023A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 通信ネットワークの最適設計方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05290023A true JPH05290023A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14132543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9525192A Withdrawn JPH05290023A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 通信ネットワークの最適設計方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05290023A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2334605A (en) * | 1997-12-17 | 1999-08-25 | Nec Corp | Computer assisted network design system |
JP2004118663A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Fujitsu Ltd | 投薬情報作成装置 |
JP2007336021A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 綱トポロジ設計方法および綱トポロジ設計装置 |
JP2011008675A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Fujitsu Ltd | 設計対象形状の幾何特性を考慮した多目的最適化設計支援装置、方法、及びプログラム |
US9160474B2 (en) | 2013-03-21 | 2015-10-13 | Fujitsu Limited | Method and apparatus for designing network |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP9525192A patent/JPH05290023A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2334605A (en) * | 1997-12-17 | 1999-08-25 | Nec Corp | Computer assisted network design system |
US6418123B1 (en) | 1997-12-17 | 2002-07-09 | Nec Corporation | Designing tool for designing access communication network, designing method thereof, and record medium |
AU750753B2 (en) * | 1997-12-17 | 2002-07-25 | Nec Corporation | Designing tool for designing access communication network, designing method thereof, and record medium |
GB2334605B (en) * | 1997-12-17 | 2003-03-05 | Nec Corp | Designing apparatus for designing an access communication network, and record medium |
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JP2007336021A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 綱トポロジ設計方法および綱トポロジ設計装置 |
JP2011008675A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Fujitsu Ltd | 設計対象形状の幾何特性を考慮した多目的最適化設計支援装置、方法、及びプログラム |
US9160474B2 (en) | 2013-03-21 | 2015-10-13 | Fujitsu Limited | Method and apparatus for designing network |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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