JP2016100679A - ネットワークシステムおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パスペアのトラヒック分布を考慮した単純な比較演算でパスグループを作成し、短い計算時間でネットワーク全体のリソースを有効活用したスケジューリングを行う。【解決手段】リング状に接続された各ノード間に設定されるパスについて、論理的につなげるとリングを一周する複数のパスの集合をループとしてリストアップし、さらにループごとに構成パスのトラヒックの標準偏差をトラヒック偏差として算出して対応付けたループテーブルを作成し、該ループテーブルを参照してトラヒック偏差が所定の閾値以下となり、かつ構成パス数が所定の許容範囲になる条件で、1または複数のループを組合せてパスグループを作成するパスグループ作成手段を備え、スケジューリングは、パスグループの構成パスの組合せによりスケジュールテーブルを決定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、TDM(時分割多重化)方式を用いたネットワークシステムおよびその制御
方法に関する。
図8は、TDM方式を用いたネットワークシステムのスケジューリング例を示す。
図8において、ノードA〜Eはリンクを介してリング状に接続され、事前にデータを送
受信するタイミング(以下、TS(タイムスロット)という)を決めて運用される。ここ
で、TSの割当状態を示すテーブルをスケジュールテーブル、スケジュールテーブルを決
定する演算をスケジューリングとする。スケジューリングでは、ノード間のパスが経由す
るリンクで共通のTSを割り当て、同一リンクで同じTSは使えないものとする。
図8に示すスケジュールテーブルでは、繰り返し単位のTDMフレーム長tを 500μs
として 100μs のTS1〜TS5を設定し、ノードA,C間のパスA−Cに1TS(2G
bps )を割り当て、ノードB,D間のパスB−Dに2TS(4Gbps )を割り当てる例を
示す。この場合、パスA−CにTS1が割り当てられ、パスB−DにTS2,TS3が割
り当てられる。
このようなスケジューリングについては、様々なヒューリスティック解法が提案されて
いる。従来は、与えられたトポロジ、トラヒックに対して1パスずつ、順次割り当てるT
Sを探索する方法(非特許文献1)が一般的である。しかし、各パスに対して、パスが経
由するすべてのリンクでTSの空塞状況をチェックする必要があり、ネットワークシステ
ムの大規模化が困難であった。この問題に対して、階層化スケジューリング(非特許文献
2)が提案されている。
階層化スケジューリングでは、複数のパスを論理的に束ねて複数のグループに分割し、
図9に示すように、各グループ単位にスケジューリングを行ってスケジュールテーブルを
作成し、各スケジュールテーブルをつなぎ合わせて全体のスケジューリングを行う。この
とき、各グループに着目したスケジューリングと、各グループのスケジューリング結果の
調停処理を行うスケジューリングの階層構造となるので、着目するパス数およびTS数が
小規模となって計算時間が短くなるとともに、ネットワークシステムの大規模化にも対応
することができる。
X. Zhang and C. Qiao, "Pipelined transmission scheduling in all-optical TDM/WDM rings, "in Proc. Int. Conf. Computer Communication and Networks, pp.144-149, Sept. 1997. 中川, 服部, 片山, 小川,"パスグルーピングを用いた光TDMリソース割当方式の性能評価,"2014年電子情報通信学会ソサイエティ大会,B-12-15,2014年9月. X. Cao et al.,"Waveband Switching in Optical Networks, "IEEE Commun. Mag., vol.41, no.4, pp.105-112, Apr. 2003.
複数のパスをグループ化する際に、非特許文献2に記載のFirst-Fit やFirst-Fit path
pair 方式、非特許文献3に記載の波長群パス網におけるグループ化方式では、割当効率
が低下し、同一リソースで収容可能なトラヒック量が低下または同一トラヒック量を収容
するための所要リソース量が増加する課題がある。
図10は、First-Fit path pair 方式によるグルーピングの例を示す。
図10において、ネットワーク情報に基づきノードA〜Eに設定されるパス情報は、パ
スID、始点ノード、終点ノードから構成される。トラヒック情報は、パスごとの割当T
S数を示す。トラヒック情報は定期的に更新される。パスペアテーブルは、2つのパスを
つなげるとリングを一周するパスの組合せを示す。ホップ数は、パスを構成するリンク数
であり、ネットワーク情報から取得し、ノード追加やリンク追加がない限り固定する。Fi
rst-Fit path pair 方式では、パスペアテーブルのパスペアを昇順に2組ずつ組合せてパ
スグループが形成される。スケジュールテーブルは、パスグループ1であるパスペア1(
パス1,5)とパスペア2(パス2,9)のスケジューリング結果を示す。
ここで、パスペアテーブルは、トラヒック情報の更新により随時更新されるが、First-
Fit path pair 方式によるパスペアの組合せが固定であるため計算時間は抑制される。し
かし、パスペアを昇順にグループ化したために、図10のスケジュールテーブルに示すよ
うに、グループ化しない場合に他のパスが使用できたTSも使用できなくなり、割当効率
が低下することがある。
図11は、波長群パス網におけるグルーピングの例を示す。
ここでは、経路が同一または通過するリンクが同一である4つのパスをグルーピングす
る。例えば、グループ1では、ノードB−C間を通過するパスをグルーピングしたもので
ある。この場合、複数のパスで同一のTSを共用することはないので、不使用TSが発生
し、割当効率が低下することがある。
本発明は、パスのトラヒック分布を考慮した単純な比較演算でパスグループを作成し、
短い計算時間でネットワーク全体のリソースを有効活用したスケジューリングを可能とす
るネットワークシステムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数のノードがリンクを介してリング状に接続され、各ノード間に設定
されるパスとタイムスロットの割当状態を示すスケジュールテーブルを決定するスケジュ
ーリングを行うネットワークシステムにおいて、各ノード間に設定されるパスについて、
論理的につなげるとリングを一周する複数のパスの集合をループとしてリストアップし、
さらにループごとに構成パスのトラヒックの標準偏差をトラヒック偏差として算出して対
応付けたループテーブルを作成し、該ループテーブルを参照してトラヒック偏差が所定の
閾値以下となり、かつ構成パス数が所定の許容範囲になる条件で、1または複数のループ
を組合せてパスグループを作成するパスグループ作成手段を備え、スケジューリングは、
パスグループの構成パスの組合せによりスケジュールテーブルを決定する。
第1の発明のネットワークシステムにおいて、パスグループ作成手段は、ループテーブ
ルを参照して構成パス数が多いループから順番に探索し、トラヒック偏差が所定の閾値以
下となるループがない場合に、該閾値を大きい値に変更してループの探索を継続し、パス
グループとして確定したループの構成パスと重複するパスを含むループを除外して、次の
パスグループとなるループの探索を継続する処理を行う。
第1の発明のネットワークシステムにおいて、パスグループ作成手段は、ループテーブ
ルを参照してトラヒック偏差が小さいループから順番に探索するか、または構成パス数が
多いループから順番でかつトラヒック偏差が小さいループから順番に探索し、トラヒック
偏差が所定の閾値以下となるループがない場合に、該閾値を大きい値に変更してループの
探索を継続し、パスグループとして確定したループの構成パスと重複するパスを含むルー
プを除外して、次のパスグループとなるループの探索を継続する処理を行う。
第1の発明のネットワークシステムにおいて、パスグループ作成手段は、条件に該当す
るループがパスグループとなり、条件に該当するループの数が1または0になったときに
、パスグループに割り当てられていないパスを所定数ずつパスグループとして振り分ける
処理を行う。
第2の発明は、複数のノードがリンクを介してリング状に接続され、各ノード間に設定
されるパスとタイムスロットの割当状態を示すスケジュールテーブルを決定するスケジュ
ーリングを行うネットワークシステムの制御方法において、各ノード間に設定されるパス
について、論理的につなげるとリングを一周する複数のパスの集合をループとしてリスト
アップし、さらにループごとに構成パスのトラヒックの標準偏差をトラヒック偏差として
算出して対応付けたループテーブルを作成するステップ1と、ループテーブルを参照して
トラヒック偏差が所定の閾値以下となり、かつ構成パス数が所定の許容範囲になる条件で
、1または複数のループを組合せてパスグループを作成するステップ2とを有し、スケジ
ューリングは、パスグループの構成パスの組合せによりスケジュールテーブルを決定する
第2の発明のネットワークシステムの制御方法において、ステップ2は、ループテーブ
ルを参照して構成パス数が多いループから順番に探索し、トラヒック偏差が所定の閾値以
下となるループがない場合に、該閾値を大きい値に変更してループの探索を継続し、パス
グループとして確定したループの構成パスと重複するパスを含むループを除外して、次の
パスグループとなるループの探索を継続する処理を行う。
第2の発明のネットワークシステムの制御方法において、ステップ2は、ループテーブ
ルを参照してトラヒック偏差が小さいループから順番に探索するか、または構成パス数が
多いループから順番でかつトラヒック偏差が小さいループから順番に探索し、トラヒック
偏差が所定の閾値以下となるループがない場合に、該閾値を大きい値に変更してループの
探索を継続し、パスグループとして確定したループの構成パスと重複するパスを含むルー
プを除外して、次のパスグループとなるループの探索を継続する処理を行う。
第2の発明のネットワークシステムの制御方法において、ステップ2は、条件に該当す
るループがパスグループとなり、条件に該当するループの数が1または0になったときに
、パスグループに割り当てられていないパスを所定数ずつパスグループとして振り分ける
処理を行う。
本発明は、ループをリストアップし、さらにループごとにトラヒック偏差を算出して対
応付けたループテーブルを作成し、ループテーブルを参照してトラヒック偏差が所定の閾
値以下となり、かつ構成パス数が所定の許容範囲になる条件で、1または複数のループを
組合せてパスグループを作成してスケジューリングを行うことにより、スケジュールテー
ブル上でTSの凹凸が抑制され、TSリソースを有効活用することができる。
また、構成パス数が多いループから順番に探索し、パスグループとして確定したループ
の構成パスと重複するパスを含むループを除外して、次のパスグループとなるループの探
索を行うことにより、短時間でパスグループを作成することができる。
本発明のネットワークシステムにおけるパスグループ作成手段の構成例を示す図である。 ループ作成部11およびトラヒック偏差演算部12の処理例を示す図である。 ループの構成パスとトラヒック偏差の関係を示す図である。 ループ選択・組合せ演算部14の処理例(1) を示す図である。 ループ選択・組合せ演算部14の処理例(2) を示す図である。 ループ選択・組合せ演算部14の処理例(3) を示す図である。 パス振分演算部15の処理例を示す図である。 TDM方式を用いたネットワークシステムのスケジューリング例を示す図である。 階層化スケジューリングの例を示す図である。 First-Fit path pair 方式によるグルーピングの例を示す図である。 波長群パス網におけるグルーピングの例を示す図である。
図1は、本発明のネットワークシステムにおけるパスグループ作成手段の構成例を示す

図1において、パスグループ作成手段は、ループ作成部11、トラヒック偏差演算部1
2、ループテーブル13、ループ選択・組合せ演算部14、パス振分演算部15により構
成される。なお、パスグループ作成手段は、ノード間のスケジュールテーブルを管理する
ネットワークコントローラ(スケジューラ)に設けられる。各ノードは、ネットワークコ
ントローラにトラヒック情報(要求TS数)を提供し、ネットワークコントローラから通
知されるスケジュールテーブルに応じたTSでTDM信号を転送する。
図2は、ループ作成部11およびトラヒック偏差演算部12の処理例を示す。
図2において、ノードA〜Eがリング状に接続されたフルメッシュ網において、各ノー
ド間に設定されるパスにIDを付与する。ここでは、始点(送信元)ノードと終点(宛先
)ノードの昇順に1〜20を付与する。さらに、各パスのトラヒック情報として、制御タイ
ミングにおける要求TS数(割当TS数)が対応付けられる。トラヒック情報は随時更新
される。
ループ作成部11は、パス情報(パスID、始点ノード、終点ノード)を入力し、論理
的につなげるとリングを1周する複数のパスの集合を「ループ」としてリストアップする
。一般にNノードリングのフルメッシュ網では、ループの構成パス数は2,3,…,Nパ
スとなり、構成パス数ごとのパタン数は、構成パス数iに対して Ni であり、5ノード
リングで実現可能なループ数は26となる。
トラヒック偏差演算部12は、各パスのトラヒック情報を入力し、ループ作成部11で
リストアップされたループごとに、構成パスのトラヒック(割当TS数)に対応する標準
偏差(トラヒック偏差)を演算する。図3に、ループ19,20における構成パスとトラヒッ
ク偏差の関係を示す。ループ19は、パス7(B−D),パス16(D−E),パス18(E−
B)で構成され、それぞれのTS数は7,2,5なのでトラヒック偏差は2.52となる。ル
ープ20は、パス11,16,19で構成され、それぞれのTS数は3,2,3なのでトラヒック
偏差は0.58となる。
このようにして、ループID、パス数、構成パスと、トラヒック偏差を対応付けたルー
プテーブル13が生成される。図2に示すループテーブル13は、ループ1〜26について
、構成パス数2〜5の昇順および構成パスID1〜20の昇順にソートしている。
本発明の特徴は、ループ選択・組合せ演算部14において、ループテーブル13の1ま
たは複数のループを組み合わせてパスグループを作成するときに、トラヒック偏差が小さ
いループから選択し、かつ構成パスが重複しないループを組み合わせる。このとき、ネッ
トワーク情報から得られるパス数M(上記の例では20)に対して、作成するパスグループ
数G(例えば5)を設定すると、1パスグループの構成パス数の目安はM/G(例えば4
)となり、1パスグループの構成パス数の許容範囲をM/G±α(例えばα=1とすると
3〜5)とする。1パスグループの構成パス数の許容範囲は、M/Gに対して非対称であ
ってもよい(例えば3〜6)。
ここで、トラヒック偏差が小さいループから選択するには、ループ選択・組合せ演算部
14において、ループテーブル13を構成パス数の降順に探索し、かつ同じ構成パス数で
はループIDの昇順に探索し、トラヒック偏差が閾値以下となるループを見つける方法が
ある。閾値以下のループがなければ、閾値をアップして同様の探索を継続する。この場合
には、構成パス数の多い方からパスグループとなるループが選択されるので、図4〜図6
を参照して以下に説明するように探索効率を高めることができる。
また、ループ選択・組合せ演算部14において、ループテーブル13をトラヒック偏差
の昇順にソートしておき、トラヒック偏差の昇順に探索してトラヒック偏差が閾値以下と
なるループを見つける方法でもよい。この場合には、探索する最初のループのトラヒック
偏差が閾値以下であればすぐにループが見つかり、閾値以下でなければ、それ以降のルー
プを探索する必要がなく、閾値をアップして同様の探索を継続する。
また、ループ選択・組合せ演算部14において、ループテーブル13を構成パス数ごと
にトラヒック偏差の昇順にソートしておき、構成パス数の降順にかつトラヒック偏差の昇
順に探索してトラヒック偏差が閾値以下となるループを見つける方法でもよい。この場合
には、構成パス数とトラヒック偏差の両面から探索効率を高めることができる。
また、ループ選択・組合せ演算部14では、1または複数のループを選択してパスグル
ープが順次作成されるが、ループテーブル13にはパスグループが作成されるごとに、パ
スグループに割り当てられていないパス(未割当パス)を記録しておく(詳しくは後述す
る)。
図4は、ループ選択・組合せ演算部14の処理例(1) を示す。
図4において、ループ選択・組合せ演算部14は、ループテーブル13の構成パス数の
降順に、かつループIDの昇順にループを探索し、以下に示す条件を満たすループが見つ
かったときにパスグループテーブル16に追記する。ここでは、構成パス数が5のループ
26、次に構成パス数が4のループ21,22,23,24,25の順、以下構成パス数が3,2のル
ープの順に探索が進む。
パスグループを確定する条件は、
(a) ループのトラヒック偏差が所定の閾値以下(例えば閾値が1)
(b) 構成パス数が所定の許容範囲(例えば3〜5)
とする。ここでは、構成パス数が5のループ26はトラヒック偏差が1.30で条件(a) を満足
しないので選択せず(図中の×)、次のループ21はトラヒック偏差が0.96で条件(a) を満
足し、かつ構成パス数が4で条件(b) を満足するのでパスグループ1として確定し(図中
の○)、ループ21の構成パス1,6,11,13をパスグループテーブル16へ書き込む。
なお、条件(a) を満足するループがない場合は、閾値をアップした条件(a')等に変更し
ながら同様の探索を行う。また、条件(b) を満足しない場合は、パスグループに組合せる
次のループの探索を行い、組合せる複数のループの合計の構成パス数が条件(b) を満足す
るまで、条件(a),(a'),…を変更しながらループの探索を行う。
次に、パスグループ1を確定させたループ選択・組合せ演算部14は、次のパスグルー
プを作成する準備として、パスグループ1のループ21の構成パスと重複するパスを含むル
ープを除外し、探索対象となるループを絞るためのループテーブル13の更新を行う。こ
こでは、パスグループ1のループ21と、その構成パス1,6,11,13と重複するパスを含
むループ1,3,…,20,22〜26に「除外」のフラグをたて、ループテーブル13から除外
する。更新されたループテーブル13を図4および図5に示す。このとき、未割当パスは
、全20パスからパスグループ1の構成パス1,6,11,13を除いた16パスとなる。
図5において、ループ選択・組合せ演算部14は、ループテーブル13の構成パス数の
降順に、かつループIDの昇順にループを探索し、上記の条件(a),(b) を満たすループが
見つかったときにパスグループテーブル16に追記する。ここでは、構成パス数が3のル
ープ15,16,19、次に構成パス数が2のループ2,4,6,7,9,10の順に探索が進む
。しかし、いずれのトラヒック偏差も1を超えていて条件(a) を満足しないので、閾値を
例えば2にアップした条件(a')に変更して同様の探索を行う。この場合、ループ15はトラ
ヒック偏差が1.15で新たな条件(a')を満足し、かつ構成パス数が3で条件(b) を満足する
のでパスグループ2として確定し、ループ15の構成パス2,12,17をパスグループテーブ
ル16へ書き込む。
なお、ループテーブル13を構成するループ数が所定数以下になった場合に、ループテ
ーブル13の構成パス数の降順に、かつループIDの昇順にループを探索する方式ではな
く、ループテーブル13をトラヒック偏差の昇順にソートしておき、全ループをトラヒッ
ク偏差の昇順に探索する方式に変更してもよい。
次に、パスグループ2を確定させたループ選択・組合せ演算部14は、次のパスグルー
プを作成する準備として、パスグループ2のループ15と、その構成パス2,12,17と重複
するパスを含むループ2,4,9,16がループテーブル13から除外される。更新されたル
ープテーブル13を図5および図6に示す。このとき、未割当パスは、全20パスからパス
グループ1の構成パス1,6,11,13と、パスグループ2の構成パス2,12,17を除いた
13パスとなる。
図6において、ループ選択・組合せ演算部14は、ループテーブル13の構成パス数の
降順に、かつループIDの昇順にループを探索し、上記の条件(a'),(b)を満たすループが
見つかったときにパスグループテーブル16に追記する。ここでは、構成パス数が3のル
ープ19、次に構成パス数が2のループ6,7,10の順に探索が進む。しかし、ループ19の
トラヒック偏差は2を超えて条件(a')を満足せず、次のループ6もトラヒック偏差は2を
超えて条件(a')を満足せず、次のループ7はトラヒック偏差が1.41で条件(a')を満足する
が、構成パス数が2で条件(b) を満足しない。よって、組合せるべきループの探索を続け
る。しかし、トラヒック偏差が2以下の条件(a')を満足するループがないため、閾値を例
えば3にアップした条件(a")に変更して同様の探索を行う。
この場合、構成パス数が3のループ19はトラヒック偏差が2.52で条件(a")を満足するが
、その構成パス18がループ7の構成パスと重複するので不可となり、次のループ6が対象
となる。ループ6はトラヒック偏差が2.12で条件(a")を満足し、かつ構成パスの重複もな
く、さらに構成パス数が2でループ7と合わせて4となり、条件(b) を満足する。よって
、ループ7,6をパスグループ3として確定し、その構成パス7,8,14,18をパスグル
ープテーブル16へ書き込む。
次に、パスグループ3を確定させたループ選択・組合せ演算部14は、次のパスグルー
プを作成する準備として、パスグループ3のループ6,7と、その構成パス7,8,14,
18と重複するパスを含むループ19がループテーブル13から除外され、ループ10が残る。
更新されたループテーブル13を図6および図7に示す。このとき、未割当パスは、全20
パスからパスグループ1,2,3の構成パスを除いた9パス(3,4,5,9,10,15,
16,19,20)となる。ループ選択・組合せ演算部14は、ループテーブル13で探索可能
なループが1または0になった時点で処理を終了し、パス振分演算部15に通知する。
図7において、パス振分演算部15は、未割当パス3,4,5,9,10,15,16,19,
20をパスグループ4,5に振り分ける。ここでは、パスグループテーブル16に残ってい
るループ10の構成パス16,20をパスグループ4に振り分け、残りの未割当パス3,4,5
,9,10,15,19について、パスIDの昇順に2パスをパスグループ4とし、残り5パス
をパスグループ5として振り分ける。あるいは、単純にパスIDの昇順に4パスをパスグ
ループ4とし、残り5パスをパスグループ5として振り分けてもよい。
以上の処理により完成したパスグループ1〜5からなるパスグループテーブル16は、
図7に示すものとなる。スケジュールテーブルは、このようなパスグループテーブル16
に基づいて作成されるが、例えばループを含むパスグループ1〜4は、スケジュールテー
ブル上でTSの凹凸が抑制され、TSリソースを有効活用したスケジューリングができる
ことがわかる。
11 ループ作成部
12 トラヒック偏差演算部
13 ループテーブル
14 ループ選択・組合せ演算部
15 パス振分演算部
16 パスグループテーブル

Claims (8)

  1. 複数のノードがリンクを介してリング状に接続され、各ノード間に設定されるパスとタ
    イムスロットの割当状態を示すスケジュールテーブルを決定するスケジューリングを行う
    ネットワークシステムにおいて、
    前記各ノード間に設定されるパスについて、論理的につなげるとリングを一周する複数
    のパスの集合をループとしてリストアップし、さらにループごとに構成パスのトラヒック
    の標準偏差をトラヒック偏差として算出して対応付けたループテーブルを作成し、該ルー
    プテーブルを参照してトラヒック偏差が所定の閾値以下となり、かつ構成パス数が所定の
    許容範囲になる条件で、1または複数のループを組合せてパスグループを作成するパスグ
    ループ作成手段を備え、
    前記スケジューリングは、前記パスグループの構成パスの組合せにより前記スケジュー
    ルテーブルを決定する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記パスグループ作成手段は、前記ループテーブルを参照して構成パス数が多いループ
    から順番に探索し、前記トラヒック偏差が前記所定の閾値以下となるループがない場合に
    、該閾値を大きい値に変更してループの探索を継続し、前記パスグループとして確定した
    ループの構成パスと重複するパスを含むループを除外して、次のパスグループとなるルー
    プの探索を継続する処理を行う
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記パスグループ作成手段は、前記ループテーブルを参照してトラヒック偏差が小さい
    ループから順番に探索するか、または構成パス数が多いループから順番でかつトラヒック
    偏差が小さいループから順番に探索し、前記トラヒック偏差が前記所定の閾値以下となる
    ループがない場合に、該閾値を大きい値に変更してループの探索を継続し、前記パスグル
    ープとして確定したループの構成パスと重複するパスを含むループを除外して、次のパス
    グループとなるループの探索を継続する処理を行う
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記パスグループ作成手段は、前記条件に該当するループが前記パスグループとなり、
    前記条件に該当するループの数が1または0になったときに、前記パスグループに割り当
    てられていないパスを所定数ずつパスグループとして振り分ける処理を行う
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 複数のノードがリンクを介してリング状に接続され、各ノード間に設定されるパスとタ
    イムスロットの割当状態を示すスケジュールテーブルを決定するスケジューリングを行う
    ネットワークシステムの制御方法において、
    前記各ノード間に設定されるパスについて、論理的につなげるとリングを一周する複数
    のパスの集合をループとしてリストアップし、さらにループごとに構成パスのトラヒック
    の標準偏差をトラヒック偏差として算出して対応付けたループテーブルを作成するステッ
    プ1と、
    前記ループテーブルを参照してトラヒック偏差が所定の閾値以下となり、かつ構成パス
    数が所定の許容範囲になる条件で、1または複数のループを組合せてパスグループを作成
    するステップ2とを有し、
    前記スケジューリングは、前記パスグループの構成パスの組合せにより前記スケジュー
    ルテーブルを決定する
    ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。
  6. 請求項5に記載のネットワークシステムの制御方法において、
    前記ステップ2は、前記ループテーブルを参照して構成パス数が多いループから順番に
    探索し、前記トラヒック偏差が前記所定の閾値以下となるループがない場合に、該閾値を
    大きい値に変更してループの探索を継続し、前記パスグループとして確定したループの構
    成パスと重複するパスを含むループを除外して、次のパスグループとなるループの探索を
    継続する処理を行う
    ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。
  7. 請求項5に記載のネットワークシステムの制御方法において、
    前記ステップ2は、前記ループテーブルを参照してトラヒック偏差が小さいループから
    順番に探索するか、または構成パス数が多いループから順番でかつトラヒック偏差が小さ
    いループから順番に探索し、前記トラヒック偏差が前記所定の閾値以下となるループがな
    い場合に、該閾値を大きい値に変更してループの探索を継続し、前記パスグループとして
    確定したループの構成パスと重複するパスを含むループを除外して、次のパスグループと
    なるループの探索を継続する処理を行う
    ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。
  8. 請求項5に記載のネットワークシステムの制御方法において、
    前記ステップ2は、前記条件に該当するループが前記パスグループとなり、前記条件に
    該当するループの数が1または0になったときに、前記パスグループに割り当てられてい
    ないパスを所定数ずつパスグループとして振り分ける処理を行う
    ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。
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