JP6234915B2 - ネットワークシステムおよびその制御方法 - Google Patents
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Description
図6において、ノードA〜Eはリンクを介してリング状に接続され、事前にデータを送受信するタイミング(以下、TS(タイムスロット)という)を決めて運用される。ここで、TSの割当状態を示すテーブルをスケジュールテーブル、スケジュールテーブルを決定する演算をスケジューリングとする。スケジューリングでは、ノード間のパスが経由するリンクで共通のTSを割り当て、同一リンクで同じTSは使えないものとする。
図8において、ネットワーク情報に基づきノードA〜Eに設定されるパス情報は、パスID、始点ノード、終点ノードから構成される。トラヒック情報は、パスごとの割当TS数を示す。トラヒック情報は定期的に更新される。パスペアテーブルは、2つのパスをつなげるとリングを一周するパスの組合せを示す。ホップ数は、パスを構成するリンク数であり、ネットワーク情報から取得し、ノード追加やリンク追加がない限り固定する。First-Fit path pair 方式では、パスペアテーブルのパスペアを昇順に2組ずつ組合せてパスグループが形成される。スケジュールテーブルは、パスグループ1であるパスペア1(パス1,5)とパスペア2(パス2,9)のスケジューリング結果を示す。
ここでは、経路が同一または通過するリンクが同一である4つのパスをグルーピングする。例えば、グループ1では、ノードB−C間を通過するパスをグルーピングしたものである。この場合、複数のパスで同一のTSを共用することはないので、不使用TSが発生し、割当効率が低下することがある。
図1において、パスグループ作成手段は、パスペア作成演算部11、パスペアテーブル12、パスペア分類演算部13、マーカ表示部14、パスペア組合せ演算部15により構成される。なお、パスグループ作成手段は、ノード間のスケジュールテーブルを管理するネットワークコントローラ(スケジューラ)に設けられる。各ノードは、ネットワークコントローラにトラヒック情報(要求TS数)を提供し、ネットワークコントローラから通知されるスケジュールテーブルに応じたTSでTDM信号を転送する。
図2において、パスペア作成演算部11は、ネットワーク情報に基づきノードA〜Eに設定されるパス情報(パスID、始点ノード、終点ノード、パスを構成するリンク)と、パスごとのトラヒック情報(割当TS数)を入力し、論理的につなげると2パスでリングを1周するパス(1) とパス(2) をパスペアとしてリストアップし、各パスのホップ数およびトラヒック情報(割当TS数)を含むパスペアテーブル12を作成する。ここでは、20個のパス1〜20に対して、パス(1) となるパスIDの昇順に10個のパスペア1〜10が作成される。トラヒック情報は随時更新される。
図3において、パスペア分類演算部13は、図2に示すパスペアテーブル12における各パスペアのホップ数とトラヒック情報(割当TS数)から、次の3ケースのいずれかであるかを判定したマーカをマーカ表示部14に設定する。
マーカ1:長パスのTS数=短パスのTS数
マーカ2:長パスのTS数<短パスのTS数
マーカ3:長パスのTS数>短パスのTS数
図4において、パスペア組合せ演算部15は、図2に示すパスペアテーブル12におけるパスペア1〜10を形成するパス(1) とパス(2) の組合せと、凸リンクの情報と、図3に示すマーカ表示部14のマーカ情報を入力し、パスグループを形成するパスペアを次のような手順で組合せる。
(1) パスペアIDの昇順に基準となるマーカ2のパスペアを選択する。ここでは、パスペア1(パス1とパス5)がマーカ2なので選択し、基準パスペア(★)とする。
(1) パスペアIDの昇順に、すでにパスグループとなったパスペアを除き、基準となるマーカ2のパスペアを選択する。ここでは、パスペア2(パス2とパス9)がマーカ2なので選択し、基準パスペア(★)とする。
(1) パスペアIDの昇順に、すでにパスグループとなったパスペアを除き、基準となるマーカ2のパスペアを選択する。ここでは、パスペア5(パス6とパス10)がマーカ2なので選択し、基準パスペア(★)とする。
以上によりグルーピングされずに残ったパスペアは、マーカ3のパスペア4、マーカ1のパスペア7、マーカ3のパスペア8,マーカ1のパスペア9となる。これらのパスペアは、他のパスペアと組合せてもスケジュールテーブル上でTSの凹凸を抑制する効果が期待できないので、単純にパスペアIDの昇順に組合せる。ここでは、パスグループ4は、パスペア4,7(パス4,17,8,18)とし、パスグループ5は、パスペア8,9(パス11,15,12,19)として、パス組合せ演算部15の処理を終了する。
12 パスペアテーブル
13 パスペア分類演算部
14 マーカ表示部
15 パスペア組合せ演算部
16 パスグループテーブル
Claims (8)
- 複数のノードがリンクを介してリング状に接続され、各ノード間に設定されるパスとタイムスロットの割当状態を示すスケジュールテーブルを決定するスケジューリングを行うネットワークシステムにおいて、
前記各ノード間に設定されるパスのうち、2つのパスをつなげるとリングを一周するパスの組合せをパスペアとしてリストアップし、さらにパスペアごとに、2つのパスに割り当てるタイムスロット数が大きい方のパスを形成するリンク(以下、凸リンクという)をリストアップし、凸リンクが重複しない所定数のパスペアを組合せてパスグループとするパスグループ作成手段を備え、
前記スケジューリングは、前記パスグループを形成するパスの組合せにより前記スケジュールテーブルを決定する
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
前記パスグループ作成手段は、前記パスグループとする前記パスペアの組合せがなくなった場合に、残りのパスペアについて前記所定数のパスペアを任意に組合せる処理を行う ことを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
前記パスグループ作成手段は、前記凸リンクが重複しないパスペアの組合せを探索する際に、前記凸リンクをもたないパスペアおよびすでに前記パスグループになったパスペアを除外して探索を行う
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
前記パスグループ作成手段は、前記パスペアとなる2つのパスについてホップ数の長短に応じて長パスおよび短パスとしたときに、短パスに割り当てるタイムスロット数が大きいパスペアを基準に、前記パスグループとして組合せるパスペアを探索する処理を行う
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 複数のノードがリンクを介してリング状に接続され、各ノード間に設定されるパスとタイムスロットの割当状態を示すスケジュールテーブルを決定するスケジューリングを行うネットワークシステムの制御方法において、
前記各ノード間に設定されるパスのうち、2つのパスをつなげるとリングを一周するパスの組合せをパスペアとしてリストアップする処理を行うステップ1と、
さらに前記パスペアごとに、前記2つのパスに割り当てるタイムスロット数が大きい方のパスを形成するリンク(以下、凸リンクという)をリストアップする処理を行うステップ2と、
前記凸リンクが重複しない所定数のパスペアを組合せてパスグループとする処理を行うステップ3とを有し、
前記スケジューリングは、前記パスグループを形成するパスの組合せにより前記スケジュールテーブルを決定する
ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。 - 請求項5に記載のネットワークシステムの制御方法において、
前記ステップ3は、前記パスグループとする前記パスペアの組合せがなくなった場合に、残りのパスペアについて前記所定数のパスペアを任意に組合せる処理を行う
ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。 - 請求項5に記載のネットワークシステムの制御方法において、
前記ステップ3は、前記凸リンクが重複しないパスペアの組合せを探索する際に、前記凸リンクをもたないパスペアおよびすでに前記パスグループになったパスペアを除外して探索を行う
ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。 - 請求項5に記載のネットワークシステムの制御方法において、
前記ステップ3は、前記パスペアとなる2つのパスについてホップ数の長短に応じて長パスおよび短パスとしたときに、短パスに割り当てるタイムスロット数が大きいパスペアを基準に、前記パスグループとして組合せるパスペアを探索する処理を行う
ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。
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JP2016100678A JP2016100678A (ja) | 2016-05-30 |
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