JP5775041B2 - スケジューラ、スケジューリング方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、TDM(time division multiplexing、時分割多重)方式のネットワークシステムにおいて、ノードやリンクのスケジューリングを行うための技術に関する。
TDM方式のネットワークシステムでは、TS(time slot、タイムスロット)長の整数倍の時間(t)を周期として繰り返し処理を行う。以下では、tをTDMフレーム長と呼ぶ。
以下、TDM方式のネットワークシステムにおいて、ノードやリンクのスケジューリングを行う従来のスケジューリング方法について説明する(例えば、非特許文献1,2参照)。ここでは、図31に示すように、ネットワークシステムが、ノードA〜Eとリンクa〜eとからなり、1波長、単方向リングの構成であるとする。また、スケジューラは、ノードAに配置されているとする。
ステップS100:
まず、図31を参照すると、スケジューラは、各パスが要求する要求トラヒックのトラヒック量を要求TS数に換算し、トラヒックマトリクスをTSマトリクスに変換する。なお、パスとは、送信元ノードと宛先ノードとの間を結ぶ通信経路を指す。ここでは、トラヒック量50Mbpsを1TSに換算する。例えば、ノードA→ノードDのパスのトラヒック量は150Mbpsであるため、要求TS数は3となる。
ステップS200:
次に、図32を参照すると、スケジューラは、TSマトリクスを基に、各リンクa〜eの要求TS数を算出する。例えば、リンクaの要求TS数は、リンクaを通るパスの要求TS数(角丸四角形で囲った要求TS数)を合計した18となる。次に、リンクa〜eの要求TS数の最大値に基づき、全てのTSを収容し得るTDMフレーム長(非特許文献2では、スーパーフレーム長と称している)を求める。リンクa,bの要求TS数が18で最大値であるため、TDMフレーム長は18となる。なお、非特許文献2では、tを基本フレーム長(TS長の整数倍として定義)の整数倍にするという制約を設けているため、基本フレーム長を10TSとした場合、全てのTSを収容し得るTDMフレーム長(非特許文献2では、スーパーフレーム長と称している)は、2フレーム分の20TSとなる。なお、ここでは、全てのTSを収容し得るフレーム長を可変としているが、固定としても良い。
ステップS300:
その後、図33を参照すると、スケジューラは、ステップS200で求めたフレーム長の空きTSに、各パスを要求TS数分割り当てる。このとき、例えば、First Fit割当(空きを発見したら即割当)や、連続TS優先割当(要求するTS数が連続して確保できれば即割当)等の様々な割当ポリシが存在する。この工程で、各リンクa〜eの各TSにおいて、どのパスのデータを流すかを表すリンクスケジュールテーブルが作成される。
以上のスケジューリング方法の流れを、図34のフロー図に示す。すなわち、スケジューラは、各パスが要求するトラヒック量の集計後に上述のステップS100〜S300の処理を行い、各ノードA〜Eに対し、そのノードを終点とするリンクおよび始点とするリンクのリンクスケジュールテーブルを通知する。
X. Zhang and C. Qiao, "Pipelined transmission scheduling in all-optical TDM/WDM rings," in Proc. Int. Conf. Computer Communication and Networks, Sept. 1997, pp. 144-149. K. Gokyu, K. Baba, and M. Murata, "Path accommodation methods for unidirectional rings with optical compression TDM," IEICE Transactions on Communications, vol. E83-B, pp. 2294-2303, Oct. 2000. T. Tatsuta, N. Oota, N. Miki, and K. Kumozaki, "Design philosophy and performance of a GE-PON system for mass deployment," JOURNAL OF OPTICAL NETWORKING, vol. 6, no. 6, pp. 689-700, June 2007.
ところで、ネットワークシステムにおいては、各パスのトラヒック量は、固定ではなく、随時変動する。
例えば、図35を参照すると、ノードC→ノードAのパスのトラヒック量が多く、ノードC→ノードBのパスのトラヒック量が少ない状態でTS割当を行った場合に、その後、ノードC→ノードAのパスのトラヒック量が少なくなり、ノードC→ノードBのパスのトラヒック量が多くなることがある。
このとき、TSを変更しないと、トラヒック量が少なくなったノードC→ノードAのパスに多くのTSを割り当てたままとなり、非常に非効率な状態になる。また、トラヒック量が多くなったノードC→ノードBのパスに少ないTSを割り当てたままとなり、TSが不足する状態になる。
そのため、スケジューラは、再度スケジューリングを行い、リンクスケジュールテーブルを書き換えることで、トラヒック変動に追従する。
しかしながら、全パス数は、ノード数をNとするとO(N2)と表されるため、従来法のように、1パスずつシーケンシャルにTS割当を行う場合、1パスあたりの平均TS割当計算時間をαとおくと、全パスのTS割当の計算時間はα×O(N2)となる。加えて、それぞれのパスが通るリンク数、すなわちTS割当の際に空塞状況を確認する必要があるリンク数はO(N)と表されるため、α自体もNに依存することとなる。したがって、TS割当の計算時間は、ネットワークシステムの規模と共に増大する。
そのため、トラヒック変動に追従するネットワークシステムの大規模化を実現するためには、TS割当の計算時間を削減することによって、スケジューリング時間を削減することが重要な課題となる。
そこで、本発明の目的は、TDM方式のネットワークシステムにおいて、スケジューリング時間を削減することで、システムの大規模化を実現することができる技術を提供することにある。
本発明のスケジューラは、
TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラであって、
前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計する集計手段と、
各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成するトラヒック偏り検出手段と、
前記トラヒック偏り情報を保持するトラヒック偏り情報保持手段と、
前記トラヒック偏り情報を基に、前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングするグループ化手段と、を有する。
本発明のスケジューリング方法は、
TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラによるスケジューリング方法であって、
前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計するステップと、
各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成して保持するステップと、
前記トラヒック偏り情報を基に、前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングするステップと、を有する。
本発明のプログラムは、
TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラに、
前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計する手順と、
各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成して保持する手順と、
前記トラヒック偏り情報を基に、前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングする手順と、を実行させる。
本発明によれば、ネットワークシステムを構成する複数のノードのグーピングを行う。これにより、グループ間でのTS割当の後に、段階的に、グループ内のノード間のパスのTS割当を実行したり、グループ内でのTS割当の後に、段階的に、グループ間のノード間のパスのTS割当を実行したりすることができるため、スケジューリング時間が削減され、システムの大規模化を実現することができるという効果が得られる。
また、本発明によれば、トラヒックの偏りを考慮して、グーピングを行うため、スケジュール長(要求トラヒックを転送するのに要する時間)の増加を抑制することができるという効果が得られる。
本発明のネットワークシステムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの全体動作の概略を説明する図である。 従来のグルーピング方法を説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラのグルーピング方法を説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの前提条件を説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの全体動作の詳細を説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの全体動作の詳細を説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの全体動作の詳細を説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの全体動作の詳細を説明する図である。 本発明のネットワークシステム全体の動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第2の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態のスケジューラの全体動作の詳細を説明する図である。 本発明の第2の実施形態のスケジューラの動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第3の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のスケジューラの全体動作の詳細を説明する図である。 本発明の第3の実施形態のスケジューラの動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第4の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態のスケジューラのグルーピング方法を説明する図である。 本発明の第4の実施形態のスケジューラのグルーピング方法を説明する図である。 本発明の第4の実施形態のスケジューラのグルーピング方法の効果を説明する図である。 本発明の第4の実施形態のスケジューラのグルーピング方法の具体例を説明する図である。 本発明の第4の実施形態のスケジューラの動作シーケンスを説明する図である。 本発明の第5の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 従来のスケジューリング方法を説明する図である。 従来のスケジューリング方法を説明する図である。 従来のスケジューリング方法を説明する図である。 従来のスケジューリング方法の流れを説明するフロー図である。 従来のスケジューリング方法の課題を説明する図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(1)第1の実施形態
図1に、本発明のスケジューラが適用されるネットワークシステムの構成を示す。
図1を参照すると、本発明のネットワークシステムは、N(Nは、2以上の自然数)個のノード10間がリンク20によって接続されたリング型のネットワークシステムである。なお、図1においては、N=5となっているが、Nの数はこれに限定されない。
各ノード10は、それぞれホストコンピュータ30が接続されており、ホストコンピュータ30間のデータ信号を転送する。このとき、ノード10は、リング上の前段のノードから送られてきたデータ信号を処理し、次段のノードへデータ信号を送る。
スケジューラ40は、ネットワークシステム全体を管理し、各リンク20および各ノード10のスケジューリングを行う。スケジューラ40の配置場所は、図1に限定されず、別のノードに配置されても良い。
なお、本発明においては、スケジューラ40に主な特徴があり、ノード10は、公知の構成にパスのトラヒック量を動的に収集しスケジューラ40に通知する機能を追加した構成であれば良く、また、ホストコンピュータ30は公知の構成であれば良い。そのため、以下では、スケジューラ40の構成についてのみ詳細に説明する。
図2に、第1の実施形態のスケジューラ40の構成を示す。
図2を参照すると、第1の実施形態のスケジューラ40は、交流トラヒック量集計部401と、トラヒック偏り検出部402と、トラヒック偏り情報保持部403と、ノードグルーパ404と、セレクタ405と、グループ構成テーブル406と、グループ間帯域割当部407と、リンクテーブル(グループ単位)408と、グループ内(ノード間)帯域割当部409と、テーブル変換部410と、リンクスケジュールテーブル411と、テーブル換算部412と、ノードグループテーブル413と、テーブル変換部414と、ノードスケジュールテーブル415と、テーブルトランスミッタ416と、タイマ417と、を有している。
交流トラヒック量集計部401は、各ノード10から、そのノードを送信元ノードとする各パスが要求する要求トラヒックのトラヒック量を定期的に集計する。
トラヒック偏り検出部402は、各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内でのパスのトラヒックの偏りを検出し、トラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成する。なお、トラヒックの偏り情報は、どのノード10が関わる通信がどの程度多いか/少ないか等の情報を示している。
トラヒック偏り情報保持部403は、トラヒック偏り情報を保持する。
ノードグルーパ404は、トラヒック偏り情報を基に、N個のノード10を、論理的に、G(Gは、N>Gの関係を満たす2以上の自然数)個のグループにグルーピング(グループ化)するグループ化手段である。このとき、ノードグルーパ404は、1以上のグルーピングを行い、グループ構成の候補を1つ以上作成する。
セレクタ405は、グループ構成の候補のうちの1つを選択する。
グループ構成テーブル406は、セレクタ405が選択したグループ構成について、グループ毎に、そのグループに属するノード10を表すテーブルである。
グループ間帯域割当部407は、各グループ間(同一のグループ間、異なるグループ間の双方を含む)にTSを割り当て、そのTS割当結果を基に、各リンク20のリンクテーブル(グループ単位)408を作成する。すなわち、グループ間帯域割当部407は、グループ間のスケジューリングを行う。
リンクテーブル(グループ単位)408は、リンク数分(N個)配置されるものであり、そのリンク20の各TSにおいて、どのグループ間のデータを流すかを表すテーブルである。
グループ内(ノード間)帯域割当部409は、グループ数の2乗分(G2個)配置されるものであり、グループ内のノード10間(同一のグループに属するノード10間、異なるグループに属するノード10間の双方を含む)のパスにTSを割り当てる。各グループ内(ノード間)帯域割当部409は、並列処理が可能である。すなわち、グループ内(ノード間)帯域割当部409は、グループ内のスケジューリングを行う。
なお、G2個のグループ内(ノード間)帯域割当部409の内訳は、同一のグループに属するノード10間のパス(送信元ノードと宛先ノードが同一のグループに属するパス)へのTS割当を行うのがG個、異なるグループに属するノード10間のパス(送信元ノードと宛先ノードが異なるグループに属するパス)へのTS割当を行うのがG(G−1)個で、合計G2個となる。
テーブル変換部410は、リンク数分(N個)配置されるものであり、そのリンク20のリンクテーブル(グループ単位)408を、グループ内(ノード間)帯域割当部409のTS割当結果を基に、リンクスケジュールテーブル411に変換する。各テーブル変換部410は、並列処理が可能である。
リンクスケジュールテーブル411は、リンク数分(N個)配置されるものであり、そのリンク20のスケジュール(具体的には、各TSにおいて、どのパスのデータを流すか)を表すテーブルである。
テーブル換算部412は、グループ数分(G個)配置されるものであり、各リンク20のリンクテーブル(グループ単位)408を基に、そのグループのノードグループテーブル413を作成する。各テーブル換算部412は、並列処理が可能である。
ノードグループテーブル413は、グループ数分(G個)配置されるものであり、そのグループの各TSにおけるノード処理の内容(データ送信、方路切替等)を表すテーブルである。
テーブル変換部414は、グループ数分(G個)配置されるものであり、そのグループのノードグループテーブル413を、各リンク20のリンクスケジュールテーブル411を基に、ノードスケジュールテーブル415に変換する。各テーブル変換部414は、並列処理が可能である。
ノードスケジュールテーブル415は、ノード数分(N個)配置されるものであり、そのノード10のスケジュール(具体的には、各TSにおけるノード処理の内容(データ送信、方路切替等))を表すテーブルである。
テーブルトランスミッタ416は、各ノード10に対し、そのノードのノードスケジュールテーブル415を送信する。ここで、従来法においては、各ノード10が独自にリンクスケジュールテーブル411を基に各TSにおけるノード処理を認識する必要があった。しかし、本発明においては、各ノード10にノードスケジュールテーブル415を送信するため、各ノード10がリンクスケジュールテーブル411からノード処理を認識するという機能を配備する必要がなくなる。
タイマ417は、各ノード10が処理を行う時間を管理する。
なお、グループ構成テーブル406、リンクテーブル(グループ単位)408、リンクスケジュールテーブル411、ノードグループテーブル413、およびノードスケジュールテーブル415は、スケジューラ40内部のメモリ(不図示)に保持されるものとする。
以下、第1の実施形態のスケジューラ40の動作について説明する。
(i)概略動作
まず、スケジューラ40の概略動作について説明する。
図3に、第1の実施形態のスケジューラ40の全体動作の概略を示す。
図3を参照すると、ここでは説明の便宜上、ネットワークシステムが、N=6とした単方向リングの構成であり、リンクあたりで同一スロットに同時に接続可能なチャネルは1個(ファイバ多重や波長多重を行わない)であるものとする。また、6個のノード10をそれぞれノードA〜Fとし、6個のリンク20をそれぞれリンクa〜fとする。ただし、本発明は、これに限定されず、双方向リングをはじめ任意トポロジおよび波長多重を行った場合にも適用可能である(各ファイバの各波長についてリンクスケジュールテーブル411が作成される)。
また、スケジューラ40がノードAに設けられているとする。
まず、ノードグルーパ404は、6個のノードA〜Fを論理的に3個のグループにグルーピングして、グループ構成の候補を1以上作成し、そのうちの1つをセレクタ405が選択する。ここでは、ノードA,BがグループG1に、ノードC,DがグループG2に、ノードE,FがグループG3に、それぞれグルーピングされた候補が選択されている。
次に、グループ間帯域割当部407は、ノード単位のTSマトリクスを、グループ単位のTSマトリクスに変換する。例えば、G3→G3(送信元ノードがG3に属し、宛先ノードがG3に属するパスの集合。以下、同じ)の要求TS数は、G3に属するノードE,Fの一方を送信元ノード、他方を宛先ノードとするパスの要求TS数(角丸四角形で囲った要求TS数)に基づき、4となる。
次に、グループ間帯域割当部407は、グループ単位のTSマトリクスを基に、各グループ間にTSを割り当てる。例えば、G1→G3には、リンクa〜eのS1〜S4のTSを割り当てる。なお、図3の右側中段のテーブルは、ネットワーク内の各リンク上に規定されたTSの空塞状況を表すもので、以下、スケジュールテーブルと称す。
次に、グループ間帯域割当部407は、各リンクのリンクテーブル(グループ単位)408を作成する。例えば、リンクaのリンクテーブル(グループ単位)408において、S1のTSには、G1→G3をスケジューリングする。
一方、各グループ内(ノード間)帯域割当部409は、グループ内のノード間の各パスにTSを割り当てる。例えば、G1→G3内のノード間のパスのTS割当を行うグループ内(ノード間)帯域割当部409は、ノードA→ノードFのパスには、リンクa〜eのS1のTSを割り当てる。このとき、G1→G3内のノード間のパスに対するTS割当処理とG1→G2内のノード間のパスに対するTS割当処理とは、独立して実行可能である。
その後、各テーブル変換部410は、各リンクのリンクテーブル(グループ単位)408をリンクスケジュールテーブル411に変換する。例えば、リンクaのリンクスケジュールテーブル411において、S1のTSには、ノードA→ノードFのパスをスケジューリングする。
本発明においては、N個のノード10のグーピングを行う。そのため、グループ間でのTS割当の後に、段階的に、グループ内のノード間のパスのTS割当を実行することができるため、従来法と比較して、TS割当の計算時間を削減することができる。
すなわち、従来法においては、O(N2)本のパスを、O(N)本のリンク上に割り当てていた。これに対して、本発明においては、グループ単位の計算では、O(G2)本のパスを、O(G)本のリンク上に割り当て、グループ内のノード単位の計算では、1グループあたり、O{(N/G)2}本のパスを、O{(N/G)}本のリンク上に割り当てる。さらに、本発明においては、テーブル分割を行っているため、TS割当の際に、空塞状況を確認する必要があるTS数は従来法に比べて小さい値となる。以上より、本発明においては、従来法と比較して、TS割当の計算時間を削減することができる。
また、例えば、図3のテーブル上では、G1→G3の部分と、G1→G2の部分と、は排他的に分割されている。そのため、G1→G3内のノード間のパスに対するTS割当処理と、G1→G2内のノード間のパスに対するTS割当処理とは、独立して実行可能である。よって、グループ内(ノード間)帯域割当部409によるTS割当処理を、並列処理することで、TS割当の計算時間をさらに削減することができる。
上述のように、本発明においては、N個のノード10をグーピングすることで、TS割当の計算時間を削減することができる。
ただし、グルーピング方法によっては、ネットワーク内の各パスのトラヒックの偏りに起因して、スケジュール長(要求トラヒックを転送するのに要する時間)が増加し、TDMフレーム長分の時間t内に、全ての要求トラヒックを転送できないという問題が生じる可能性がある。以下、この問題について詳述する。
図4に、固定的に同数ずつのノードをグルーピングするグルーピング方法の例を示す。
図4を参照すると、ここでは説明の便宜上、ネットワークシステムが、N=8とした単方向リングの構成であり、リンクあたりで同一スロットに同時に接続可能なチャネルは1個(ファイバ多重や波長多重を行わない)であるものとする。また、8個のノード10をそれぞれノードA〜Hとする(後述の図5も同様)。ただし、本発明は、これに限定されず、双方向リングをはじめ任意トポロジおよび波長多重を行った場合にも適用可能である(各ファイバの各波長についてリンクスケジュールテーブル411が作成される)。
ここでは、ノードグルーパ404が、8個のノードA〜Fを、ノード番号の若番から固定的に2個ずつ4個のグループにグルーピングし、これをセレクタ405が選択したとする。すなわち、ノードA,BがグループG1に、ノードC,DがグループG2に、ノードE,FがグループG3に、ノードG,HがグループG4に、それぞれグルーピングされている。
このとき、G1→G1において、ノードA→ノードBのパスの要求TS数は5で、ノードB→ノードAのパスの要求TS数は1であり、ノードA→ノードBのパスのトラヒック量が特に多くなっており、両者のトラヒックには大きな偏りが生じている。そのため、スケジュールテーブル上に空領域が多くなり、TS割当が非効率になっている。
また、G1→G2の要求TS数は11で、G3→G4の要求TS数は4であり、両者のトラヒックには大きな偏りが生じている。そのため、スケジュールテーブル上で空領域が多くなり、TS割当が非効率になっている。
ここで、スケジュールテーブル上の連続したTSの集合を便宜上ブロックと呼ぶこととすると、スケジュールテーブル上で、高さ(ここでは、要求TS数に相当)の異なるブロックを詰め込んでいく場合、空が生じやすくなる。
その結果、TS割当が非効率となり、スケジュール長が増加し、TDMフレーム長分の時間t内に、全ての要求トラヒックを転送し終えることができない。
そこで、第1の実施形態においては、ノードグルーパ404は、スケジュール長の増加を抑制するために、トラヒック偏り情報を基に、トラヒックの偏りを考慮して、N個のノード10のグルーピングを行う。
図5に、トラヒック分布に応じたグルーピング方法の例を示す。
図5を参照すると、ノードグルーパ404は、トラヒック偏り情報を基に、グループ内のトラヒック量が可能な限りグループ間で均一になるように(すなわち、各ブロックの高さが可能な限り等しくなるように)、グルーピングを行う。
例えば、図5の例では、ノードA→ノードCのパスの要求TS数は5で多く、ノードE→ノードGのパスの要求TS数は1で少なくなっている。
そのため、ノードグルーパ404は、例えば、ノードAが属するグループ内のノード数が少なく、ノードEが属するグループ内のノード数が多くなるように、ノードAをグループG1に、ノードB,CをグループG2に、ノードD,E,FをグループG3に、ノードG,HをグループG3に、それぞれグルーピングする。
これにより、G1→G2とG3→G4の要求TS数は共に8となり、これらのブロックの高さは等しくなる。
このように、スケジュールテーブル上で、高さ(ここでは、要求TS数に相当)の等しいブロックを詰め込んでいく場合、空が生じにくくなる。
その結果、TS割当の効率が向上し、スケジュール長の増加が抑制され、TDMフレーム長分の時間t内に、全ての要求トラヒックを転送することができる。
(ii)詳細動作
次に、スケジューラ40の詳細動作について説明する。
図6に、スケジューラ40の詳細動作の前提条件を示す。
図6を参照すると、ここでは説明の便宜上、ネットワークシステムが、N=8とした単方向リングの構成であり、リンクあたりで同一スロットに同時に接続可能なチャネルは1個(ファイバ多重や波長多重を行わない)であるものとする。なお、8個のノード10をそれぞれノードA〜Hとする。ただし、本発明は、これに限定されず、双方向リングをはじめ任意トポロジおよび波長多重を行った場合にも適用可能である(各ファイバの各波長についてリンクスケジュールテーブル411が作成される)。
また、スケジューラ40がノードAに設けられているとする。
図7に、スケジューラ40の全体の詳細動作のうち、トラヒック偏り情報を保持するまでの動作を示す。
図7を参照すると、まず、ステップS1において、交流トラヒック量集計部401は、各ノードA〜Hから、定期的に、そのノードを送信元ノードとする各パスが要求する要求トラヒックのトラヒック量を集計し、トラヒック量を要求TS数に換算し、トラヒックマトリクスをTSマトリクスに変換する。TSマトリクスは、各ノード間の各パスが要求する要求TS数を表すもので、ノード数×ノード数の要素を持つ2次元配列である。ここでは、トラヒック量10Mbpsを1TSに換算する。例えば、ノードA→ノードBのパスのトラヒック量は100Mbpsであるため、要求TS数は10となる。なお、TSマトリクスは、トラヒック偏り検出部402、グループ間帯域割当部407、およびグループ内(ノード間)帯域割当部409に出力され、これらで保持される。
次に、ステップS2において、トラヒック偏り検出部402は、TSマトリクスを基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成する。ここでは、ノードAを送信元ノードとするパスのトラヒック量が多く、また、ノードD,E,Fを送信元ノードとしノードA,B,Cを宛先ノードとするパスのトラヒック量が少なくなっている。
次に、ステップS3において、トラヒック偏り情報保持部403は、トラヒック偏り情報を保持する。トラヒック偏り情報は、各パスのトラヒックの偏り状態、すなわち、どのノードが関わる通信がどの程度多いか/少ないかを示す1次元配列となっている。
ここで、図7に示したステップS2において、トラヒックの偏りを検出する動作について詳細に説明する。
図8および図9に、ステップS2のトラヒックの偏りを検出する動作の詳細を示す。
図8を参照すると、トラヒック偏り検出部402は、ノード毎に4個のカウンタ(不図示)を具備しており、まず、TSマトリクスの値を入力として、これら4個のカウンタを用いて、トラヒック分布に関する次の4個の項目を解析する。
・dst:該当ノードが通信する宛先ノードの数
・Tx:該当ノードが送信するTS数の和
(すなわち、該当ノードが送信元ノードとなるパスのトラヒック量の和)
・src:該当ノードが通信する送信元ノードの数
・Rx:該当ノードが受信するTS数の和
(すなわち、該当ノードが宛先ノードとなるパスのトラヒック量の和)
このとき、各項目に対応するカウンタは、TSマトリクス上を探索し、以下の演算動作を行う。
・dst(n):n行目の0でない要素数を算出(n=1,…,N。以下、同じ)
・Tx(n):n行目の要素を足しこむ
・src(n):n列目の0でない要素数を算出
・Rx(n):n列目の要素を足しこむ
また、図9を参照すると、トラヒック偏り検出部402は、ノード毎に4個のカウンタ(不図示)を具備することに加えて、比較器(不図示)を具備しており、比較器を用いて、各カウンタのカウンタ値に対する各種の比較を行うことで、送信元ノード毎に、パスの偏りや限定があるか、宛先ノード毎に、パスの偏りや限定があるか、各ノードの上下比(そのノードが送信元ノードとなるパスのTS数と、そのノードが宛先ノードとなるパスのTS数と、の比率)などを検出する。
・宛先が限定されるノードの検出
まず、N個のノードnの1つを選択する。
次に、上記で選択したノードnのdst(n)と(N−1)の値とを比較する。
ここで、両者が一致すれば、ノードnを送信元ノードとするパスには、宛先ノードの限定はないと検出する。
一方、両者が一致しない場合、ノードnを送信元ノードとするパスには、宛先ノードの限定があると検出する。
以上をN個のノードnの全てについて行う。
・送信元が限定されるノードの検出
まず、N個のノードnの1つを選択する。
次に、上記で選択したノードnのsrc(n)と(N−1)の値とを比較する。
ここで、両者が一致すれば、ノードnを宛先ノードとするパスには、送信元ノードの限定はないと検出する。
一方、両者が一致しない場合、ノードnを宛先ノードとするパスには、送信元ノードの限定があると検出する。
以上をN個のノードnの全てについて行う。
・送信元毎のトラヒックの偏りの検出
まず、Tx(1),・・・,Tx(N)の平均値を求める。
次に、N個のノードnの1つを選択し、選択したノードnのTx(n)と平均値とを比較する。
ここで、両者が同程度であれば、ノードnを送信元ノードとするパスのトラヒックに偏りはないと検出する。
一方、Tx(n)が平均値の○倍以上または●分の1以下であれば、ノードnを送信元ノードとするパスのトラヒックに偏りがあると検出する。
以上をN個のノードnの全てについて行う。
・宛先毎のトラヒックの偏りの検出
まず、Rx(1),・・・,Rx(N)の平均値を求める。
次に、N個のノードnの1つを選択し、選択したノードnのRx(n)と平均値とを比較する。
ここで、両者が同程度であれば、ノードnを宛先ノードとするパスのトラヒックに偏りはないと検出する。
一方、Rx(n)が平均値の○倍以上または●分の1以下であれば、ノードnを宛先ノードとするパスのトラヒックに偏りがあると検出する。
以上をN個のノードnの全てについて行う。
・上下非対称トラヒックの検出
まず、N個のノードnの1つを選択する。
次に、上記で選択したノードnのTx(n)とRx(n)とを比較する。
ここで、両者が同程度であれば、ノードnは上下非対称ではないと検出する。
一方、Tx(n)がRx(n)の△倍以上または▲分の1以下であれば、ノードnは上下非対称であると検出する。
以上をN個のノードnの全てについて行う。なお、上記の○、●、△、▲の値は、設計条件に応じて適当な値に設定可能であるが、例えば、2以上とすることが考えられる。
このとき、トラヒック偏り検出部402は、これら全ての情報を検出しても良く、一部の情報のみを検出しても良い。
そして、トラヒック偏り検出部402は、宛先や送信元が限定されるノードを検出した場合や、宛先や送信元にトラヒックの偏りを検出した場合や、上下非対称トラヒックを検出した場合に、トラヒック偏り情報を作成し、トラヒック偏り情報保持部403に出力する。ここでは、トラヒック偏り情報は、ノードAを送信元ノードとするパスのトラヒックに平均値の2倍程度の偏りがあり、ノードAは上下比が1:4程度に上下非対称となっていることを示している。
図10に、スケジューラ40の全体の詳細動作のうち、図7の動作の後に行われ、グループ構成テーブル406を作成するまでの動作を示す。
図10を参照すると、トラヒック偏り検出部402は、ステップS4において、トラヒック偏り情報保持部403からトラヒック偏り情報を読み出して、ノードグルーパ404に渡し、ノードグルーパ404は、トラヒック偏り情報を基に、N個のノード10を、論理的に、G個のグループにグルーピングし、グループ構成の候補を1つ以上作成する。
例えば、ノードグルーパ404は、送信元ノードのトラヒックの偏りを考慮して候補を作成する場合、あるノードを送信元ノードとするパスが平均値の○倍であれば、そのノードが属するグループ内のノード数が少なくなるようにする。また、あるノードを送信元ノードとするパスが平均値の●分の1以下であれば、そのノードが属するグループ内のノード数が多くなるようにする。
また、ノードグルーパ404は、宛先ノードのトラヒックの偏りを考慮して候補を作成する場合、あるノードを宛先ノードとするパスが平均値の○倍であれば、そのノードが属するグループ内のノード数が少なくなるようにする。また、あるノードを宛先ノードとするパスが平均値の●分の1以下であれば、そのノードが属するグループ内のノード数が多くなるようにする。
なお、通信先(送信元ノードや宛先ノード)に限定がある場合のグルーピング方法は、後述の第4の実施形態の構成で対応することになる。
セレクタ405は、ノードグルーパ404が作成したグループ構成の各候補について、グループ毎に、そのグループに属するノードを送信元ノードとするパスの要求TS数の和であるSumTS(G)を算出し、さらに、SumTS(G)に対して、分散値V{SumTS(G)}を算出する。また、セレクタ405は、各候補のグループ構成と各グループの要求TS数の和と分散値とを表す1次元配列のテーブルを保持する。
そして、セレクタ405は、グループの組み合わせの候補の中から、分散値が最小となる候補を選択する。ここでは、分散値が73で最小である2番目の候補を選択する。
次に、ステップS5において、セレクタ405は、上記で選択したグループ構成について、グループ毎に、そのグループに属するノードやノード数を表す、1次元配列のグループ構成テーブル406を作成し、メモリ(不図示)に保持させる。
以降、図示は省略するが、グループ間でのTS割当が実行され、その後に、段階的に、グループ内のノード間のパスのTS割当が実行されることになる。
(iii)動作シーケンス
次に、本発明のネットワークシステムの動作シーケンスについて説明する。
図11に、ネットワークシステム全体の動作シーケンスを示す。
図11を参照すると、ステップA1,A2において、ノードAに接続されたホストコンピュータAaは、ノードBに接続されたホストコンピュータBb宛のホスト間データ信号を、ノードAに送信したとする。
すると、ステップA3において、ノードAは、ホストコンピュータAaからホスト間データ信号を受信してバッファリングし、このホスト間データ信号の送信のためにノードA→ノードBのパスが要求するトラヒック量をモニタリングする。
次に、ステップA4において、ノードAは、ノードAを送信元とする各パスが要求するトラヒック量(上記でモニタリングしたトラヒック量を含む)を示すホスト間トラヒック情報をスケジューラ40に送信する。なお、ホスト間トラヒック情報の送信は、ホスト間データ信号の有無にかかわらず、定期的に行われる。そのため、ステップA5において、ノードAも、ホスト間トラヒック情報をスケジューラ40に送信している。
次に、ステップA6,A7,A8において、スケジューラ40は、ホスト間トラヒック情報を基に、スケジューリング(グループ間のスケジューリングとグループ内のスケジューリング)を行い、各ノードA,Bに対し、そのノードの各TSにおけるノード処理の内容を表すノードスケジュールテーブル415を送信する。
その後、ステップA9,A10,A11において、各ノードA,Bは、ノードスケジュールテーブル415の内容に従い、ホストコンピュータAaからホストコンピュータBb宛のホスト間データ信号を転送する。
図12および図13に、スケジューラ40の動作シーケンスのうち、グループ構成テーブル406を作成するまでの動作シーケンスを示す。
図12を参照すると、まず、ステップB1において、交流トラヒック量集計部401は、各ノード10から、定期的に、そのノード10を送信元ノードとする各パスが要求する要求トラヒックのトラヒック量を集計する。
次に、ステップB2において、交流トラヒック量集計部401は、全てのノード10からトラヒック量を集計したか判定し、集計していれば、ステップB3において、トラヒック量を要求TS数に換算し、トラヒックマトリクスをTSマトリクスに変換する。
次に、ステップB4において、交流トラヒック量集計部401は、TSマトリクスを、トラヒック偏り検出部402、グループ間帯域割当部407、およびグループ内(ノード間)帯域割当部409に対して出力し保持させる。
以上のステップB1〜B4は、図7のステップS1に相当する。
次に、ステップB5において、トラヒック偏り検出部402は、TSマトリクスを基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒック偏り情報を作成する。
以上のステップB5は、図7のステップS2に相当する。
次に、ステップB6において、トラヒック偏り検出部402は、トラヒック偏り情報をトラヒック偏り情報保持部403に出力し、ステップB7において、トラヒック偏り情報保持部403は、トラヒック偏り情報を保持する。
以上のステップB6〜B7は、図7のステップS3に相当する。
図13を参照すると、次に、ステップB8において、トラヒック偏り検出部402は、トラヒック偏り情報保持部403からトラヒック偏り情報を読み出して、ノードグルーパ404に渡し、ノードグルーパ404は、ステップB9において、トラヒック偏り情報を基に、N個のノード10を、論理的に、G個のグループにグルーピングして、グループ構成の候補を作成し、ステップB10において、作成したグループ構成の候補をセレクタ405に通知する。
次に、ステップB11において、セレクタ405は、ノードグルーパ404から通知されたグループ構成の候補を記憶し、ステップB12において、その候補のグループ毎に、そのグループに属するノード10を送信元ノードとするパスの要求TS数の和を算出し、さらに、その和に対して、分散値を算出する。
次に、ステップB13において、ノードグルーパ404は、グループ構成の全ての候補を作成したかを判定し、作成していれば、ステップB14において、グループを選択するためのトリガをセレクタ405に与える。
次に、ステップB15において、セレクタ405は、ノードグルーパ404から通知されたグループ構成の全候補の中から、分散値が最小となる候補を選択する。
以上のステップB8〜B15は、図10のステップS4に相当する。
次に、ステップB16において、セレクタ405は、上記で選択したグループ構成について、グループ毎に、そのグループに属するノード10等を表すグループ構成テーブル406を作成し、ステップB17において、メモリ(不図示)に記憶させる。
以上のステップB16〜B17は、図10のステップS5に相当する。
図14〜図16に、スケジューラ40の動作シーケンスのうち、図13の動作の後に行われる動作シーケンスを示す。
図14を参照すると、次に、ステップB18において、グループ構成テーブル406は、メモリから読み出され、グループ間帯域割当部407、グループ内(ノード間)帯域割当部409、テーブル変換部410、およびテーブル変換部414に出力される。
次に、ステップB19において、グループ間帯域割当部407は、各グループ間にTSを割り当てる(グループ間スケジューリング)。
次に、ステップB20において、グループ内(ノード間)帯域割当部409は、グループ内のノード10間のパスにTSを割り当てる(グループ内スケジューリング)。
このとき、グループの要求TS数は、グループ内(ノード間)帯域割当部409が算出し、グループ間帯域割当部407に通知しても良い。
次に、ステップB21において、グループ間帯域割当部407は、各グループ間のTS割当結果を基に、各リンク20の各TSにおいて、どのグループ間のデータを流すかを表すリンクテーブル(グループ単位)408を作成し、ステップB22において、メモリに記憶させる。
次に、ステップB23において、各リンクのリンクテーブル(グループ単位)408は、メモリから読み出され、テーブル変換部410およびテーブル換算部412に出力される。
次に、ステップB24において、グループ内(ノード間)帯域割当部409は、グループ内のノード10間のパスのTS割当結果をテーブル変換部410に出力し、ステップB25において、テーブル変換部410は、各リンク20のリンクテーブル(グループ単位)408を、グループ内(ノード間)帯域割当部409からのTS割当結果を基に、各リンク20の各TSにおいて、どのパスのデータを流すかを表すリンクスケジュールテーブル411に変換する。
図15を参照すると、次に、ステップB26,B27において、テーブル変換部410は、各リンクのリンクスケジュールテーブル411をメモリに記憶させる。
次に、ステップB28において、各リンクのリンクスケジュールテーブル411は、メモリから読み出され、テーブル変換部414に出力される。
次に、ステップB29において、テーブル換算部412は、各リンク20のリンクテーブル(グループ単位)408を基に、各グループの各TSにおけるノード処理の内容(データ送信、方路切替等)を表すノードグループテーブル413を作成し、ステップB30,B31において、各グループのノードグループテーブル413をメモリに記憶させる。
次に、ステップB32において、各グループのノードグループテーブル413は、メモリから読み出され、テーブル変換部414に出力される。
次に、ステップB33において、テーブル変換部414は、グループのノードグループテーブル413を、各リンク20のリンクスケジュールテーブル411を基に、各ノード10の各TSにおけるノード処理の内容(データ送信、方路切替等)を表すノードスケジュールテーブル415に変換する。
図16を参照すると、次に、ステップB34,B35において、テーブル変換部414は、各ノード10のノードスケジュールテーブル415をメモリに記憶させる。
次に、ステップB36において、各ノード10のノードスケジュールテーブル415は、メモリから読み出され、テーブルトランスミッタ416に出力される。
その後、ステップB37,B38において、テーブルトランスミッタ416は、各ノード10に対し、そのノードのノードスケジュールテーブル415を送信する。
第1の実施形態においては、N個のノード10のグルーピングを行うため、グループ間でのTS割当の後に、段階的に、グループ内のノード間のパスのTS割当を実行することができ、従来法と比較して、TS割当の計算時間を削減することができる。
また、第1の実施形態においては、トラヒックの偏りを考慮して、N個のノード10のグループ化を行うため、スケジュール長(要求トラヒックを転送するのに要する時間)の増加を抑制することができる。
(2)第2の実施形態
グルーピングを行う周期としては、各ノード10から定期的にトラヒック量を集計する制御周期毎に、グルーピングを行うことが考えられる。
この場合、適宜、トラヒックの偏りに応じて対応が可能であるが、その反面、毎回グルーピングを行うことになり、グルーピングの計算時間が必要になるため、毎回のスケジュール時間が増大してしまう。
そこで、第2の実施形態においては、検出タイマを設けて、上記の制御周期の複数回に1度、グルーピングを行う。
図17に、第2の実施形態のスケジューラ40の構成を示す。なお、図17において、図2と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図17を参照すると、第2の実施形態のスケジューラ40は、図2に示した第1の実施形態と比較して、検出タイマ418と、トラヒック量履歴保持部419と、平均値計算部420と、を追加した点が異なる。
検出タイマ418は、カウントダウン動作を行う。なお、カウントの開始から完了までの時間は、交流トラヒック量集計部401が各ノード10から定期的にトラヒック量を集計する制御周期よりも長くする。
トラヒック量履歴保持部419は、交流トラヒック量集計部401が集計した、各パスが要求するトラヒック量の履歴を保持する。
平均値計算部420は、検出タイマ418のタイムアウトを受けて、各パスが要求するトラヒック量の平均値を検出する。
トラヒック偏り検出部402は、各パスが要求するトラヒック量の平均値を基に、ノードグルーパ404に対し、再度のグルーピングを指示する。
図18に、スケジューラ40の全体の詳細動作を示す。なお、第2の実施形態のスケジューラ40の詳細動作は、第1の実施形態と比較して、図7のステップS1,S2をステップS1−1,S2−1に置換した点のみが異なり、その他は同様である。
図18を参照すると、まず、ステップS1−1において、交流トラヒック量集計部401は、各ノードA〜Hから、定期的に、そのノードを送信元ノードとする各パスが要求する要求トラヒックのトラヒック量を集計し、トラヒック量を要求TS数に換算し、トラヒックマトリクスをTSマトリクスに変換する。なお、TSマトリクスは、トラヒック量履歴保持部419、グループ間帯域割当部407、グループ内(ノード間)帯域割当部409に出力され、これらで保持される。
また、平均値計算部420は、検出タイマ418のタイムアウトを受けて、直近の所定数分のTSマトリクスの履歴を基に、平均TSマトリクスを作成する。平均TSマトリクスは、各ノード間の各パスが要求する要求TS数の平均値を表すもので、ノード数×ノード数の要素を持つ2次元配列である。なお、TSマトリクスの履歴の使用方法としては、t1〜t10,t11〜t20,t21〜t30,・・・という使用方法(=ジャンピングウィンドウ方式)や、t1〜t10,t2〜t12,t3〜t13,・・・という使用方法(=ムービングウィンドウ方式)がある。また、平均TSマトリクスは、トラヒック偏り検出部402に出力され、保持される。
次に、ステップS2−1において、トラヒック偏り検出部402は、平均TSマトリクスを基に、トラヒックの偏りを検出した場合は、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成し、ノードグルーパ404に対し、再度のグルーピングを指示する。ここでは、ノードAを送信元ノードとするパスのトラヒック量が多く、また、ノードD,E,Fを送信元ノードとしノードA,B,Cを宛先ノードとするパスのトラヒック量が少なくなっており、これを検出して再度のグルーピングを指示することになる。
図19に、スケジューラ40の動作シーケンスを示す。なお、図19は、第1の実施形態とは異なるステップS1−1,S2−1に相当する動作シーケンスを示している。
図19を参照すると、まず、ステップC1において、交流トラヒック量集計部401は、各ノード10から、定期的に、そのノード10を送信元ノードとする各パスが要求する要求トラヒックのトラヒック量を集計する。
次に、交流トラヒック量集計部401は、全てのノード10からトラヒック量を集計した場合、ステップC2において、トラヒック量を要求TS数に換算し、トラヒックマトリクスをTSマトリクスに変換し、TSマトリクスを、トラヒック量履歴保持部419、グループ間帯域割当部407、およびグループ内(ノード間)帯域割当部409に対して出力し保持させる。
次に、ステップC3において、トラヒック量履歴保持部419は、TSマトリクスの履歴を更新する。
その一方で、ステップC4において、検出タイマ418は、カウントダウン動作を行っており、ステップC5において、カウントが完了すると、ステップC6において、平均値計算部420に対し、各パスの要求TS数の平均値の計算を指示し、その後、ステップC7において、リセットを行う。
次に、ステップC8において、平均値計算部420は、検出タイマ418から上記の指示を受信すると、ステップC9において、トラヒック量履歴保持部419から直近の所定数分のTSマトリクスの履歴を読み出し、ステップC10において、各パスの要求TS数の平均値を計算し、平均TSマトリクスを作成し、ステップC11において、平均TSマトリクスをトラヒック偏り検出部402に渡す。
以上のステップC1〜C11は、図18のステップS1−1に相当する。
次に、ステップC12において、トラヒック偏り検出部402は、平均TSマトリクスを基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、ステップC13において、ノードグルーパ404に対し、再度のグルーピングを指示する。
以上のステップC12〜C13は、図18のステップS2−1に相当する。
なお、第2の実施形態においては、トラヒック偏り検出部402は、平均TSマトリクスを基に、トラヒック偏り情報を作成し、そのトラヒック偏り情報をトラヒック偏り情報保持部403に保持させると共に、そのトラヒック偏り情報をノードグルーパ404に渡し、グルーピングを指示することになる。
上述したように第2の実施形態においては、トラヒックの偏りが平均的に大きい場合にのみ、再度のグルーピングを行う。
したがって、グルーピングの回数を減らすことができるため、スケジューリング時間をさらに削減することができる。
その他の効果は第1の実施形態と同様である。
(3)第3の実施形態
グルーピングを行う周期としては、各ノード10から定期的にトラヒック量を集計する制御周期毎に、グルーピングを行うことが考えられる。
この場合、適宜、トラヒックの偏りに応じて対応が可能であるが、その反面、毎回グルーピングを行うことになり、グルーピングの計算時間が必要になるため、毎回のスケジュール時間が増大してしまう。
そこで、第3の実施形態においては、トラヒック偏りに大きな変化があった時のみ、グルーピングを行う。
図20に、第3の実施形態のスケジューラ40の構成を示す。なお、図20において、図2と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図20を参照すると、第3の実施形態のスケジューラ40は、図2に示した第1の実施形態と比較して、閾値判定部421を追加した点が異なる。
閾値判定部421は、トラヒック偏り検出部402が新たにトラヒック偏り情報を作成した場合、新たなトラヒック偏り情報とトラヒック偏り情報保持部403に保持されている現在のトラヒック偏り情報との差分を閾値と比較し、その比較結果を基に、トラヒック偏り情報保持部403に保持されているトラヒック偏り情報を更新すると共に、ノードグルーパ404に対し、再度のグルーピングを指示する。
図21に、スケジューラ40の全体の詳細動作を示す。なお、第3の実施形態のスケジューラ40の詳細動作は、第1の実施形態と比較して、図7のステップS1,S2,S3をステップS1−2,S2−2,S3−2に置換した点のみが異なり、その他は同様である。
図21を参照すると、まず、ステップS1−2において、交流トラヒック量集計部401は、各ノードA〜Hから、定期的に、そのノードを送信元ノードとする各パスが要求する要求トラヒックのトラヒック量を集計し、トラヒック量を要求TS数に換算し、トラヒックマトリクスをTSマトリクスに変換する。TSマトリクスは、各ノード間の各パスが要求する要求TS数を表すもので、ノード数×ノード数の要素を持つ2次元配列である。ここでは、トラヒック量10Mbpsを1TSに換算する。なお、TSマトリクスは、トラヒック偏り検出部402、グループ間帯域割当部407、およびグループ内(ノード間)帯域割当部409に出力され、これらで保持される。
次に、ステップS2−2において、トラヒック偏り検出部402は、TSマトリクスを基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成する。ここでは、ノードAを送信元ノードとするパスのトラヒック量が多く、また、ノードD,E,Fを送信元ノードとしノードA,B,Cを宛先ノードとするパスのトラヒック量が少なくなっている。
次に、ステップS3−2において、閾値判定部421は、トラヒック偏り検出部402が新たに作成したトラヒック偏り情報とトラヒック偏り情報保持部403に保持されている現在のトラヒック偏り情報との差分を閾値と比較し、その比較結果を基に、トラヒックの偏りに大きな変化があったと判定した場合は、トラヒック偏り情報保持部403に保持されているトラヒック偏り情報を更新すると共に、ノードグルーパ404に対し、再度のグルーピングを指示する。
なお、閾値判定部421において、トラヒックの偏りに大きな変化があったと判定する方法としては、以下の方法が挙げられる。
1.偏り変動に関わるノード数
例えば、全ノード中の所定の割合(例えば、25%)以上のノード(例えば、8ノード中の2ノード)で要求TS数が変化したら、トラヒックの偏りに大きな変化があったと判定する
2.偏り変動に関わるTS数
例えば、要求TS数が所定数以上(例えば、50TS以上)変化したノードがあれば(例えば、ノードAの要求TS数が71TS→20TSに変化)、トラヒックの偏りに大きな変化があったと判定する
3.1と2の事象が共に生じていれば、トラヒックの偏りに大きな変化があったと判定する
図22に、スケジューラ40の動作シーケンスを示す。なお、図22は、第1の実施形態とは異なるステップS1−2,S2−2,S3−2に相当する動作シーケンスを示している。
図22を参照すると、まず、ステップD1において、交流トラヒック量集計部401は、各ノード10から、定期的に、そのノード10を送信元ノードとする各パスが要求する要求トラヒックのトラヒック量を集計する。
次に、ステップD2において、交流トラヒック量集計部401は、全てのノード10からトラヒック量を集計したか判定し、集計していれば、ステップD3において、トラヒック量を要求TS数に換算し、トラヒックマトリクスをTSマトリクスに変換する。
次に、ステップD4において、交流トラヒック量集計部401は、TSマトリクスを、トラヒック偏り検出部402、グループ間帯域割当部407、およびグループ内(ノード間)帯域割当部409に対して出力し保持させる。
以上のステップD1〜D4は、図21のステップS1−2に相当する。
次に、ステップD5において、トラヒック偏り検出部402は、TSマトリクスを基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、ステップD6において、新たにトラヒック偏り情報を生成し、閾値判定部421に出力する。
以上のステップD5〜D6は、図22のステップS2−2に相当する。
次に、ステップD7において、閾値判定部421は、トラヒック偏り情報保持部403から現在のトラヒック偏り情報を読み出し、ステップD8において、現在のトラヒック偏り情報と新たなトラヒック偏り情報との差分を閾値と比較し、その比較結果を基に、トラヒックの偏りに大きな変化があったか判定する。
次に、トラヒックの偏りに大きな変化があった場合、ステップD9において、閾値判定部421は、トラヒック偏り情報保持部403に対し、その旨を通知し、ステップD11において、トラヒック偏り情報保持部403のトラヒック偏り情報を更新する。また、ステップD10において、ノードグルーパ404に対し、更新後のトラヒック偏り情報を渡し、再度のグルーピングを指示する。
以上のステップD7〜D11は、図22のステップS3−2に相当する。
上述したように第3の実施形態においては、トラヒックの偏りに大きな変化があった場合にのみ、再度のグルーピングを行う。
したがって、グルーピングの回数を減らすことができるため、スケジューリング時間をさらに削減することができる。
その他の効果は第1の実施形態と同様である。
(4)第4の実施形態
第4の実施形態においては、通信先(送信元ノードや宛先ノード)に限定がある場合に、これを考慮してグルーピングを行う。
図23に、第4の実施形態のスケジューラ40の構成を示す。なお、図23において、図2と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図23を参照すると、第4の実施形態のスケジューラ40は、図2に示した第1の実施形態と比較して、上位ノード・下位ノード管理部422を追加した点が異なる。
図24および図25に、第4の実施形態のスケジューラ40の動作を示す。
図24を参照すると、例えば、ネットワークシステムが、N=8とした単方向リングの構成であり、リンクあたりで同一スロットに同時に接続可能なチャネルは1個(ファイバ多重や波長多重を行わない)であるものとする。また、TSマトリクスに示すように、角丸四角形で囲った箇所にのみパスが存在するものとする。
この場合、ネットワークシステムは、物理ネットワーク構成的には単方向リングとなるが、論理的には、ノードX,Yの組と、ノードA,B,C,D,・・・の組と、に分けて考えることができる。
そこで、上記の2つの組のうち、ノードX,Yの組、すなわち通信先の数が多い方の組を上位ノード、ノードA,B,C,D,・・・の組、すなわち通信先の数が少ない方の組を下位ノードと呼ぶこととし、通信先が下位ノード数分であるノードを上位ノード、通信先が上位ノード数分であるノードを下位ノードと定義し、上位ノードと下位ノードとに分けて管理を行う。
トラヒック偏り検出部402は、上述のように、TSマトリクスを入力として、N個のノードnの各々のdst(n)およびsrc(n):n列目の0でない要素数を算出することが可能である。
そのため、トラヒック偏り検出部402は、上位ノード数をU、下位ノード数をL(U<L)とした時、dst()=src()=Lであるノードを上位ノード、dst()=src()=Uであるノードを下位ノードと判断することができる。
そこで、トラヒック偏り検出部402は、通信先に限定がある場合は、上位ノードと下位ノードの情報を、上位ノード・下位ノード管理部422に通知し、上位ノード・下位ノード管理部422は、上位ノードと下位ノードの情報を保持する。
ノードグルーパ404は、トラヒック偏り情報を基に通信先に限定がある場合は、トラヒック偏り情報および上位ノードと下位ノードの情報を基に、以下の基準に従って、ノードのグループ化を行う。
・上位ノードと下位ノードは同一グループに含まれない
・上位ノードをまたいだ下位ノード同士は同一グループに含まれない
・上位ノード同士はなるべく別のグループにする
→同一グループに入れる場合は、物理ネットワーク上で隣接するノードを優先し、物理的に離れたノード同士を同一グループにはしない
・下位ノード同士をグループ化する際は各グループの通信量(グループに属するノードを送信元ノードとするパスの要求TS数の和)がほぼ同程度とする
図25を参照すると、この例では、ノードグルーパ404は、上位ノードA,Bを別のグループにし、下位ノード同士をグループ化している。
これにより、グループ間帯域割当部407が各グループ間にTSを割り当てる際に、リング1周分のブロックの割り当てを行うことが回避される(効果1)。
また、グループ間帯域割当部407が各グループ間にTSを割り当てる際に、上位ノードを送信元ノードとするブロックと宛先ノードとするブロックを同一のTSに割り当てることが可能となる(効果2)。
また、グループ間帯域割当部407が各グループ間にTSを割り当てる際に、ブロックの高さを揃えることができる(効果3)。
これにより、スケジュールテーブル上の空領域を削減することができる。
図26に、第4の実施形態の効果1,2,3の例を示す。
図26を参照すると、効果1により、ノードA→ノードXなどのリング1周分のブロックの割り当てを行うことが回避される。
また、効果2により、上位ノードXを送信元ノードとするブロックと宛先ノードとするブロックを同一のTSに割り当てることが可能となる。
また、効果3により、グループG1→G2とグループG3→G4のブロックの高さを揃えることができる。
図27に、第4の実施形態のスケジューラ40の動作の具体例を示す。
図27を参照すると、例えば、ネットワークシステムが、N=8とした単方向リングの構成であり、リンクあたりで同一スロットに同時に接続可能なチャネルは1個(ファイバ多重や波長多重を行わない)であるものとする。また、リング上でノード番号が右回りまたは左回りに(図27では、右回り)順に割り当てられているものとする。
上記の前提の場合、上位ノードのノード番号X,Yから、物理ネットワーク上で、上位ノード間に存在する下位ノード数が算出できる(図27では、上位ノードX→Y間には2ノード、上位ノードY→X間には4ノード)。
これらをもとに、ノードグルーパ404は、状況に応じたグルーピングを行う(図27では、5グループにグルーピングする)。
・上位ノードのみでグループを構成(図27では、上位ノードXでグループ上G1を構成し、上位ノードYでグループ上G2を構成)
・下位ノードのグルーピングは、上位ノードをまたがず、隣接したノードをまとめ、その上で各グループの要求TS数の和が可能な限り均一となるようグルーピングする(図27では、下位ノードBとCを同一グループとはせず、要求TS数が均一となるよう、下位ノードA,Bでグループ下G3を構成し、下位ノードC,Dでグループ下G4を構成し、下位ノードE,Eでグループ下G5を構成)
図28に、スケジューラ40の動作シーケンスを示す。なお、第4の実施形態のスケジューラ40の詳細動作は、第1の実施形態と比較して、図7のステップS3をステップS3−3(不図示)に置換した点のみが異なり、その他は同様である。図22は、第1の実施形態とは異なるステップS3−2に相当する動作シーケンスを中心に示している。
図28を参照すると、まず、図12に示したステップB1〜B5と同様のステップE1〜E5の動作を行う。
以上のステップE1〜E4は、図7のステップS1に相当し、ステップE5は、図7のステップS2に相当する。
次に、ステップE6において、トラヒック偏り検出部402は、通信先(送信元ノードや宛先ノード)に限定がある場合、上位ノードと下位ノードの情報を、上位ノード・下位ノード管理部422に通知し、ステップE7において、上位ノード・下位ノード管理部422は、上位ノードと下位ノードの情報を保持する。この情報は、ステップE8において、ノードグルーパ404に読み出され、グルーピングに使用される。なお、この読み出しは、事前に行っても良く、グルーピングの際に行っても良い。
次に、ステップE9において、トラヒック偏り検出部402は、トラヒック偏り情報をトラヒック偏り情報保持部403に出力し、ステップE10において、トラヒック偏り情報保持部403は、トラヒック偏り情報を保持する。
以上のステップE6〜E10は、上述のステップS3−3に相当する。
上述したように第4の実施形態においては、通信先に限定がある場合、これを考慮してグルーピングを行うことができる。
その他の効果は第1の実施形態と同様である。
(5)第5の実施形態
上記の第1〜第4の実施形態においては、単一リングで波長数が1個(ファイバ多重や波長多重を行わない)の構成を前提としていた。
これに対して、第5の実施形態においては、単一リングで波長数がW(Wは2以上の自然数)個の構成にも適用可能とする。
WDM(Wavelength Division Multiplex:波長分割多重)を用いて、各ファイバ上にW波を多重した場合、各リンク上でリンクスケジュールテーブルをW面持つこととなる。
しかし、W面のリンクスケジュールテーブル上では、同一ノードが同一タイミングに送信元ノードとなることや宛先ノードとなることは許容されない。
そこで、第5の実施形態のスケジューラ40は、W面のリンクスケジュールテーブルを管理する管理機能を備える。
図29に、第5の実施形態のスケジューラ40の構成を示す。なお、図29において、図2と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図29を参照すると、第5の実施形態のスケジューラ40は、図2示した第1の実施形態と比較して、リンクテーブル(グループ単位)408およびリンクスケジュールテーブル411をW面有する点と、波長間調整部423,424を追加した点と、が異なる。
波長間調整部423は、W面のリンクスケジュールテーブル411上で、同一ノード10が同一タイミングに送信元ノードとなったり宛先ノードとなったりしないように調整し、その調整結果をグループ内(ノード間)帯域割当部409にフィードバックする。
波長間調整部424は、W面のリンクテーブル(グループ単位)408上で、同一ノード10が同一タイミングに送信元ノードとなったり宛先ノードとなったりしないように調整し、その調整結果をグループ間帯域割当部407にフィードバックする。
テーブル変換部414は、ノードスケジュールテーブル415を作成する際には、該当ノードを始点とするリンクのW面分のリンクスケジュールテーブル411と、終点とするリンクのW面分のリンクスケジュールテーブル411と、を比較することにより、該当ノードの各TSにおけるノード処理の内容(データ送信、方路切替等)を決定する。
上述したように第5の実施形態においては、単一リングで波長数がW個のネットワークシステムにも適用可能である。
その他の効果は第1の実施形態と同様である。
(6)第6の実施形態
上記の第1〜第5の実施形態においては、ノードグルーパ404が、複数のノード10を、事前に設定されたグループ数Gに論理的にグルーピングすることを前提としていた。
このとき、ノードグルーパ404は、トラヒックの偏りに対応するために、各グループの要求TS数が均一になるようにグルーピングを行うが、各グループの要求TS数をほぼ均一にできない場合がある。
そこで、第6の実施形態においては、各グループの要求TS数をほぼ均一にするために、グループ数Gを調整する機能を設ける。
例えば、ノード数100に対して、グループ数Gの事前設定が10であったとする。
ここで、グループ数G=10では、各グループの要求TS数の和の分散値(図10参照)の最小値が150であったとする。
これに対して、グループ数G=8,9,11,12では、それぞれ分散値が140,170,90,130にまで最小化できるのであれば、グループ数Gを、分散値が最小になる11に調整して運用を行う。
これにより、スケジュール長の増加をさらに抑制することが可能となる。
図30に、第6の実施形態のスケジューラ40の構成の一部を示す。なお、図30において、図2と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図30を参照すると、第6の実施形態のスケジューラ40は、図2に示した第1の実施形態と比較して、グループ数調整部425を追加した点が異なる。また、図30に示した構成要素以外は図2と同様である。
グループ数調整部425は、例えば、事前に設定されたグループ数Gの±30%の範囲内で4点の調整候補を抽出し、各調整候補のグループ数における分散値の最小値を、元のグループ数Gにおける分散値の最小値と比較し、分散値が最小になるグループ数に調整する。
そのため、グループ数調整部425は以下の機能を備える。
・グループ数Gの調整候補を抽出する機能
・ノードグルーパ404に対し、5通りのグループ数(元のグループ数Gと、4つの調整候補のグループ数)を1つずつ通知して、グルーピングを指示する機能
・各グループ数における「分散値の最小値と、その際のグループ構成」を記憶する機能
・各グループ数における分散値の最小値を比較する機能
・分散値が最小になるグループ数におけるグループ毎に、そのグループに属するノード10を表すノード構成テーブル406を作成し、メモリに記憶させる機能
上述したように第6の実施形態においては、グループ数を調整する機能を備えているため、スケジュール長の増加をさらに抑制することが可能となる。
その他の効果は第1の実施形態と同様である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
例えば、第1〜第6の実施形態においては、グループ間のスケジューリング(TS割当)の後に、段階的に、グループ内のスケジューリング(TS割当)を実行する例を説明したが、本発明は、スケジューリングの順番はこれに限定されず、グループ内のスケジューリングの後に、段階的に、グループ間のスケジューリングを実行しても良い。この場合でも、TS割当の計算時間を削減することができる。
また、第1〜第6の実施形態は組み合わせて適用しても良い。
また、本発明のスケジューラ40にて行われる方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用しても良い。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。
10 ノード
20 リンク
30 ホストコンピュータ
40 スケジューラ
401 交流トラヒック量集計部
402 トラヒック偏り検出部
403 トラヒック偏り情報保持部
404 ノードグルーパ
405 セレクタ
406 グループ構成テーブル
407 グループ間帯域割当部
408 リンクテーブル(グループ単位)
409 グループ内(ノード間)帯域割当部
410 テーブル変換部
411 リンクスケジュールテーブル
412 テーブル換算部
413 ノードグループテーブル
414 テーブル変換部
415 ノードスケジュールテーブル
416 テーブルトランスミッタ
417 タイマ
418 検出タイマ
419 トラヒック量履歴保持部
420 平均値計算部
421 閾値判定部
422 上位ノード・下位ノード管理部
423,424 波長間調整部
425 グループ数調整部

Claims (8)

  1. TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラであって、
    前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計する集計手段と、
    各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成するトラヒック偏り検出手段と、
    前記トラヒック偏り情報を保持するトラヒック偏り情報保持手段と、
    前記トラヒック偏り情報を基に作成される複数のグループ構成の候補のうち、各グループを送信元とするトラヒック量の和の分散が最小となるようなグループ構成を選択することで前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングするグループ化手段と、
    前記グループ化手段によってグルーピングされたグループ間のパスにTS(タイムスロット)を割り当てるグループ間帯域割り当て手段と、
    前記グループ内の各ノード間のパスにTSを割り当てるグループ内帯域割り当て手段と、
    を有する、スケジューラ。
  2. 各パスが要求するトラヒック量の履歴を保持するトラヒック量履歴保持手段と、
    カウントダウン動作を行うタイマと、
    前記タイマのタイムアウトを受けて、直近の所定数分の履歴を基に各パスが要求するトラヒック量の平均値を計算する平均値計算手段と、をさらに有し、
    前記トラヒック偏り検出手段は、
    各パスが要求するトラヒック量の平均値を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、前記グループ化手段に対し、再度のグルーピングを指示する、請求項1に記載のスケジューラ。
  3. 前記トラヒック偏り検出手段が新たにトラヒック偏り情報を作成した場合、新たなトラヒック偏り情報と前記トラヒック偏り情報保持手段に保持されている現在のトラヒック偏り情報との差分を閾値と比較し、該比較結果を基に、前記トラヒック偏り情報保持手段に保持されているトラヒック偏り情報を更新すると共に、前記グループ化手段に対し、再度のグルーピングを指示する閾値判定手段をさらに有する、請求項1または2に記載のスケジューラ。
  4. TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラであって、
    前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計する集計手段と、
    各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成するトラヒック偏り検出手段と、
    前記トラヒック偏り情報を保持するトラヒック偏り情報保持手段と、
    前記トラヒック偏り情報を基に、前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングするグループ化手段と、
    上位ノード・下位ノード管理手段と、を有し、
    前記トラヒック偏り検出手段は、
    前記ネットワークシステムを構成するノードの中に通信先が限定されるノードを検出した場合、通信先が下位ノード数分に限定されるノードを上位ノードと定義すると共に、通信先が上位ノード数分に限定されるノードを下位ノードと定義し、前記上位ノードおよび前記下位ノードの情報を前記上位ノード・下位ノード管理手段に保持させ、
    前記グループ化手段は、
    前記トラヒック偏り情報および前記上位ノードおよび前記下位ノードの情報を基に、前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングするスケジューラ。
  5. TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラであって、
    前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計する集計手段と、
    各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成するトラヒック偏り検出手段と、
    前記トラヒック偏り情報を保持するトラヒック偏り情報保持手段と、
    前記トラヒック偏り情報を基に、前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングするグループ化手段と、を有し、
    前記ネットワークシステムは、波長数がW(Wは2以上の自然数)で単方向リングの構成であり、
    前記ネットワークシステムを構成する各リンクのスケジュールを表すリンクスケジュールテーブルはW面設けられており、
    W面のリンクスケジュールテーブル上で、同一ノードが同一タイミングに送信元ノードになることおよび宛先ノードになることがないように調整する波長間調整手段を有するスケジューラ。
  6. TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラであって、
    前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計する集計手段と、
    各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成するトラヒック偏り検出手段と、
    前記トラヒック偏り情報を保持するトラヒック偏り情報保持手段と、
    前記トラヒック偏り情報を基に、前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングするグループ化手段と、
    前記グループ化手段に対し、複数通りのグループ数を1つずつ通知して、グルーピングを指示し、各グループ数におけるグルーピングの結果を基に、グループ数を調整するグループ数調整手段と、
    有するスケジューラ。
  7. TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラによるスケジューリング方法であって、
    前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計するステップと、
    各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成して保持するステップと、
    前記トラヒック偏り情報を基に作成される複数のグループ構成の候補のうち、各グループを送信元とするトラヒック量の和の分散が最小となるようなグループ構成を選択することで前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングするステップと、
    グルーピングされたグループ間のパスにTS(タイムスロット)を割り当てるステップと、
    前記グループ内の各ノード間のパスにTSを割り当てるステップと、を有する、スケジューリング方法。
  8. TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラに、
    前記ネットワークシステムを構成する各ノードから、当該ノードを送信元ノードとする各パスが要求するトラヒック量を定期的に集計する手順と、
    各パスが要求するトラヒック量を基に、ネットワーク内での各パスのトラヒックの偏りを検出した場合、トラヒックの偏り状態を示すトラヒック偏り情報を作成して保持する手順と、
    前記トラヒック偏り情報を基に作成される複数のグループ構成の候補のうち、各グループを送信元とするトラヒック量の和の分散が最小となるようなグループ構成を選択することで前記ネットワークシステムを構成する複数のノードをグルーピングする手順と、
    グルーピングされたグループ間のパスにTS(タイムスロット)を割り当てる手順と、
    前記グループ内の各ノード間のパスにTSを割り当てる手順と、を実行させるためのプログラム。
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