JP5756055B2 - スケジューラ、ネットワークシステム、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、TDM(time division multiplexing、時分割多重)方式のネットワークシステムにおいて、ノードやリンクのスケジューリングを行うための技術に関する。
TDM方式のネットワークシステムでは、TS(time slot、タイムスロット)長の整数倍の時間(t)を周期として繰り返し処理を行う。以下では、tをTDMフレーム長と呼ぶ。
以下、TDM方式のネットワークシステムにおいて、ノードやリンクのスケジューリングを行う従来のスケジューリング方法について説明する(例えば、非特許文献1,2参照)。ここでは、図18に示すように、ネットワークシステムが、ノードA〜Eとリンクa〜eとからなり、1波長、単方向リングの構成であるとする。また、スケジューラは、ノードAに配置されているとする。
ステップS1:
まず、図18に示すように、スケジューラは、各パスが要求するトラヒック量を要求TS数に換算し、トラヒックマトリクスを要求TSマトリクスに変換する。なお、パスとは、送信元ノードと宛先ノードとの間を結ぶ通信経路を指す。ここでは、トラヒック量50Mbpsを1TSに換算する。例えば、ノードA→ノードDのパスのトラヒック量は150Mbpsであるため、要求TS数は3となる。このとき、トラヒック量には制約条件が存在する。
ステップS2:
次に、図19に示すように、スケジューラは、要求TSマトリクスを基に、各リンクa〜eの要求TS数を算出する。例えば、リンクaの要求TS数は、リンクaを通るパスの要求TS数(角丸四角形で囲った要求TS数)を合計した18となる。次に、リンクa〜eの要求TS数の最大値に基づき、全てのTSを収容し得るTDMフレーム長(非特許文献2では、スーパーフレーム長と称している)を求める。リンクa,bの要求TS数が18で最大値であるため、TDMフレーム長は18となる。なお、非特許文献2では、tを基本フレーム長(TS長の整数倍として定義)の整数倍にするという制約を設けているため、基本フレーム長を10TSとした場合、全てのTSを収容し得るTDMフレーム長(非特許文献2では、スーパーフレーム長と称している)は、2フレーム分の20TSとなる。なお、ここでは、全てのTSを収容し得るフレーム長を可変としているが、固定としても良い。
ステップS3:
その後、図20に示すように、スケジューラは、ステップS2で求めたフレーム長の空きTSに、各パスを要求TS数分割り当てる。このとき、例えば、First Fit割当(空きを発見したら即割当)や、連続TS優先割当(要求するTS数が連続して確保できれば即割当)等の様々な割当ポリシが存在する。この工程で、各リンクa〜eの各TSにおいて、どのパスのデータを流すかを表すリンクスケジュールテーブルが作成される。
以上のスケジューリング方法の流れを、図21のフロー図に示す。すなわち、スケジューラは、各パスが要求するトラヒック量の集計後に上述のステップS1〜S3の処理を行い、各ノードA〜Eに対し、そのノードを終点とするリンクおよび始点とするリンクのリンクスケジュールテーブルを通知する。
X. Zhang and C. Qiao, "Pipelined transmission scheduling in all-optical TDM/WDM rings," in Proc. Int. Conf. Computer Communication and Networks, Sept. 1997, pp. 144-149. K. Gokyu, K. Baba, and M. Murata, "Path accommodation methods for unidirectional rings with optical compression TDM," IEICE Transactions on Communications, vol. E83-B, pp. 2294-2303, Oct. 2000.
ところで、上述のステップS3において、各パスにTSを割り当てる方法として、パス長の降順に割当を行う方法、トラヒック量の降順に割当を行う方法、波長・スロット使用率が小さいTSを優先する方法等、様々なヒューリスティックアルゴリズムが存在する。
しかし、従来法では、例えば、図22の右側に示すように、パス長の降順に割当を行う場合、パス長が長いパスには要求通りにTSが割り当てられるが、後で割当が行われるパス長が短いパスには要求通りにTSが割り当てられない可能性がある。
また、図22の左側に示すように、パス長を考慮せずに割当を行う場合、パス長が短いパスには隙間をぬってTSを割り当てることができるが、パス長が長いパスには要求通りにTSが割り当てられない可能性がある。
このように、従来法では、フレーム内に要求された全TSを収容しきれない場合に、要求通りにTSが割り当てられないパスが生じ、パス間の公平性を担保することができないという課題がある。
そこで、本発明の目的は、TDM方式のネットワークシステムにおいて、パス間の公平性を担保しつつTS割当を行うことができる技術を提供することにある。
本発明のスケジューラは、
TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラであって、
リンクあふれチェック部と
あふれ処理部と、を備え、
前記リンクあふれチェック部は、
前記ネットワークシステムを構成する各リンク毎に、各パスが要求する要求タイムスロット数の和が、該リンクに収容可能なタイムスロット数を超過した状態である要求タイムスロットあふれが生じているか否かを判定し、
前記あふれ処理部は、
前記リンクあふれチェック部にて前記要求タイムスロットあふれが生じると判定されたリンクにおいて、前記要求タイムスロット数が相対的に多いパスを優先的に選択し、選択したパスに割り当てる割当タイムスロット数を減少させる処理であるあふれ対処を実行し、前記要求タイムスロットあふれを解消する。
本発明のネットワークシステムは、
複数のノードと、前記複数のノード間を接続するリンクと、スケジューラと、を有してなるTDM方式のネットワークシステムであって、
前記スケジューラは、
リンクあふれチェック部と
あふれ処理部と、を備え、
前記リンクあふれチェック部は、
前記ネットワークシステムを構成する各リンク毎に、各パスが要求する要求タイムスロット数の和が、該リンクに収容可能なタイムスロット数を超過した状態である要求タイムスロットあふれが生じているか否かを判定し、
前記あふれ処理部は、
前記リンクあふれチェック部にて前記要求タイムスロットあふれが生じると判定されたリンクにおいて、前記要求タイムスロット数が相対的に多いパスを優先的に選択し、選択したパスに割り当てる割当タイムスロット数を減少させる処理であるあふれ対処を実行し、前記要求タイムスロットあふれを解消する。
本発明のプログラムは、
TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラに、
前記ネットワークシステムを構成する各リンク毎に、各パスが要求する要求タイムスロット数の和が、該リンクに収容可能なタイムスロット数を超過した状態である要求タイムスロットあふれが生じているか否かを判定する手順と、
前記要求タイムスロットあふれが生じると判定されたリンクにおいて、前記要求タイムスロット数が相対的に多いパスを優先的に選択し、選択したパスに割り当てる割当タイムスロット数を減少させる処理であるあふれ対処を実行し、前記要求タイムスロットあふれを解消する手順と、を実行させる。
本発明によれば、スケジューラは、要求タイムスロットあふれが生じると判定されたリンクにおいて、要求タイムスロット数が相対的に多いパスを優先的に選択し、選択したパスに割り当てる割当タイムスロット数を減少させる処理であるあふれ対処を実行し、要求タイムスロットあふれを解消する。
そのため、パス間のタイムスロット割当の公平性を担保することができるという効果が得られる。
本発明のネットワークシステムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態のスケジューラの構成を示す図である。 本発明の実施例の前提条件を説明する図である。 本発明の実施例1の概要を説明する図である。 本発明の実施例1の具体的な動作例の流れを説明するフロー図である。 本発明の実施例1で減少させられる割当TSの順番を説明する図である。 本発明の実施例2の概要を説明する図である。 本発明の実施例2の具体的な動作例の流れを説明するフロー図である。 本発明の実施例2で減少させられる割当TSの順番を説明する図である。 本発明の実施例3の概要を説明する図である。 本発明の実施例3の具体的な動作例の流れを説明するフロー図である。 本発明の実施例3で減少させられる割当TSの順番を説明する図である。 本発明の実施例4の概要を説明する図である。 従来のスケジューリング方法を説明する図である。 従来のスケジューリング方法を説明する図である。 従来のスケジューリング方法を説明する図である。 従来のスケジューリング方法の流れを説明するフロー図である。 従来のスケジューリング方法の課題を説明する図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1に、本発明のスケジューラが適用されるネットワークシステムの構成を示す。
図1に示すように、本実施形態のネットワークシステムは、ノードA〜E間がリンクa〜eによって接続されたリング型のネットワークシステムである。
ノードA〜Eは、それぞれホストコンピュータHCが接続されており、ホストコンピュータHC間のデータを転送する。このとき、ノードA〜Eは、リング上の前段のノードから送られてきたデータを処理し、次段のノードへデータを送る。
スケジューラSCは、ネットワークシステム全体を管理し、リンクa〜eで転送されるデータのスケジュールおよびノードA〜Eの処理スケジュールを決定する。図1では、スケジューラSCは、ノードAに配置されているが、配置場所はこれに限定されない。
なお、本発明は、スケジューラSCに特徴があり、ノードA〜EおよびホストコンピュータHCは公知のものを使用できるため、以下では、スケジューラSCの構成についてのみ詳細に説明する。
図2に、本発明の第1の実施形態のスケジューラSCの構成を示す。
図2に示すように、本発明の第1の実施形態のスケジューラSCは、交流トラヒック量集計部101と、帯域割当部102と、リンクあふれチェック部103と、リンクあふれ対処部104と、リンクスケジュールテーブル105と、テーブル換算部106と、ノードスケジュールテーブル107と、テーブルトランスミッタ108と、タイマ109と、を有している。本発明の特徴部分は、リンクあふれチェック部103およびリンクあふれ対処部104にある。
交流トラヒック量集計部101は、各ノードA〜Eから、各パスが要求するトラヒック量を集計する。
帯域割当部102は、交流トラヒック量集計部101が集計した、各パスが要求するトラヒック量を要求TS数に換算し、全てのリンクa〜eにおいて、各パスに要求TSを割り当てる(図18〜図20のステップS1〜S3参照)。
リンクあふれチェック部103は、リンクa〜e毎に、要求TSあふれ(各パスの要求TS数の和が、リンクに収容可能なTS数を超過した状態)が生じているか否かを判定する。
リンクあふれ対処部104は、リンクあふれチェック部103が要求TSあふれを生じていると判定したリンクにおいて、要求TS数が相対的に多いパスを優先的に選択し、選択したパスに割り当てる割当TS数を、合計で少なくとも要求TSのあふれ数分、減少させる処理(リンクあふれ対処)を行うことで、要求TSあふれを解消する。
これにより、各リンクa〜eに要求TSあふれが生じないように各パスにTSが割り当てられることになる。
帯域割当部102は、リンクあふれ対処部104によるリンクあふれ対処後、各パスのTS割当結果を基に、各リンクa〜eの各TSにおいて、どのパスのデータを流すかを表すリンクスケジュールテーブル105を作成する。
なお、帯域割当部102は、リンクa〜eのいずれでも要求TSあふれが生じていない場合は、その旨の通知をリンクあふれチェック部103から受ける等した後に、リンクスケジュールテーブル105を作成すれば良い。
テーブル換算部106は、帯域割当部102が作成した、各リンクa〜eのリンクスケジュールテーブル105を基に、各ノードA〜Eの各TSにおけるノード処理の内容(データ送信、方路切替等)を表すノードスケジュールテーブル107を作成する(図21のステップS4参照)。
テーブルトランスミッタ108は、各ノードA〜Eに対し、テーブル換算部106が作成した、ノードスケジュールテーブル107を送信する。
タイマ109は、各ノードA〜Eが処理を行う時間を管理する。
図3に、本発明の第2の実施形態のスケジューラSCの構成を示す。
図3に示すように、本発明の第2の実施形態のスケジューラSCは、第1の実施の形態に対し、あふれ対処履歴保持部110を追加した点に特徴がある。
あふれ対処履歴保持部110は、リンクあふれ対処部104による前回のリンクあふれ対処の履歴(例えば、割当TS数を減少させたパス等)を保持する。
第2の実施形態では、リンクあふれ対処部104は、前回のリンクあふれ対処の履歴を利用して、リンクあふれ対処を行うことができる。
図4に、本発明の第3の実施形態のスケジューラSCの構成を示す。
図4に示すように、本発明の第3の実施形態のスケジューラSCは、第1の実施の形態に対し、割当履歴保持部111を追加した点に特徴がある。
割当履歴保持部111は、帯域割当部102による過去のTS割当の履歴(例えば、各パスの要求TS数と割当TS数との関係等)を保持する。
第3の実施形態では、リンクあふれ対処部104は、過去のTS割当の履歴を利用して、リンクあふれ対処を行うことができる。
図5に、本発明の第4の実施形態のスケジューラSCの構成を示す。
図5に示すように、本発明の第4の実施形態のスケジューラSCは、第1の実施の形態に対し、第2の実施形態のあふれ対処履歴保持部110と、第3の実施形態の割当履歴保持部111と、を追加した点に特徴がある。
第4の実施形態では、リンクあふれ対処部104は、前回のリンクあふれ対処の履歴および過去のTS割当の履歴のいずれか、もしくは両方を利用して、リンクあふれ対処を行うことができる。
図6に、本発明の第5の実施形態のスケジューラSCの構成を示す。
図6に示すように、本発明の第5の実施形態のスケジューラSCは、リンクあふれチェック部103を帯域割当部102に接続した第1の実施の形態に対し、リンクあふれチェック部103をリンクスケジュールテーブル105に接続した点に特徴がある。
第1の実施形態では、リンクあふれ対処部104は、リンクスケジュールテーブル105の作成前にリンクあふれ対処を行う必要があったが、第5の実施形態では、リンクスケジュールテーブル105の作成時や作成後等に適宜リンクあふれ対処を行うことができる。
なお、第5の実施形態では、第2から第4の実施形態のように、あふれ対処履歴保持部110および割当履歴保持部111のいずれか、もしくは両方を追加しても良い。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
ここでは、説明の便宜上、図7に示すように、ネットワークシステムが単方向リングの構成であり、リンクあたりで同一スロットに同時に接続可能なチャネルは1つ(ファイバ多重や波長多重を行わない)であるものとする。ただし、本発明は、これに限定されず、双方向リングをはじめ任意トポロジおよび波長多重を行った場合にも適用可能である(各ファイバの各波長についてリンクスケジュールテーブル105が作成される)。
また、TS長が100μs、フレーム長が5msであるとする。よって、各リンクに収容可能なTS数の上限は50となる。
また、各パスにパスIDを定義し、各パスの要求パス数は図7の通りとする。例えば、ノードA→ノードBのパスは、パスIDが1で、要求TS数は5である。
また、要求TSあふれが生じているリンク(図7では、リンクa,e,d)について、順次、リンクあふれ対処を行うものとする。
また、リンクあふれ対処では、リンクには可能な限り要求TSを収容し、かつ各パスの割当TS数が略均一になるようにして、パス間の公平性を担保することを前提とする。
例えば、リンクaの場合、リンクaを通るパス集合は、図7右側の通りである。このとき、リンクaに2TS分の要求TSあふれが生じている場合、少なくとも2つの割当パスを減少させる必要がある。そこで、リンクあふれ対処部104は、リンクaを通るパスの中で、どのパスの割当TSをどれだけ減少させるか決定する。
本発明の実施例では、リンクあふれ対処部104によるリンクあふれ対処において、割当TSを減少させるパスを選択する方法として、以下の4つの方法のいずれかを行うものとする。
A)ラウンドロビン方式でパスを選択する方法(以下、First Fitベースの方法と称す)
B)ランダムにパスを選択する方法(以下、Random Fitベースの方法と称す)
C)ソーティング後にパスを選択する方法(以下、ソーティングベースの方法と称す)
D)A)〜C)のいずれかの方法において過去の履歴も利用してパスを選択する方法
(1)実施例1
実施例1は、上記のA)のFirst Fitベースの方法を用いるもので、第2の実施形態または第4の実施形態のスケジューラSCの構成で実現される。
図8に、実施例1の概要を示す。
図8に示すように、実施例1では、リンクあふれ対処部104は、1フレーム中のTS数(リンクに収容可能なTS数)Sを、リンクを通るパスの数で割った値である公平TS数Sfを導出する。言い換えれば、Sfは、Sをパス間で公平に分け合った場合に、それぞれのパスに割り当てられるTS数を表す。
例えば、S=50を、リンクaを通る10本のパスで分け合う場合、Sf=5となる。
また、実施例1では、リンクあふれ対処部104は、各パスに優先順位(図8では、パスIDの昇順)を付与し、要求TS数がSfを超過しているパスの中から、優先順位が高い順にパスを選択し、割当TS数を減少させていく。ただし、割当TS数の下限値をSfとし、Sf未満まで減少させることはしない。
例えば、図8の例では、パスIDが1,2,3のパスにおいて、要求パス数がSfを超過しているため、リンクあふれ対処部104は、この順に割当TS数を減少させていく。
このとき、あふれ対処履歴保持部110は、前回のリンクあふれ対処の履歴として、割当TS数を減少させたパスのパスIDを保持しておく。次回のリンクあふれ対処では、パスIDが保持されたパスの次のパスの優先順位を最も高くし、以降のパスの優先順位を低くしていく。これにより、毎回、特定のパスだけが割当TS数を減少させられる状況を回避することができる。
図9に、実施例1の具体的な動作例の流れを示す。なお、図9では、あるパスのパスIDをp(p=1,2,...)と表す。また、パスIDがpのパスの要求TS数をreq(p)、割当TS数をassign(p)と表す。また、あるリンクのリンクIDをk(k=a,b,...)と表す。
図9に示すように、まず、帯域割当部102は、全てのリンクa〜eにおいて、各パスにTSを割り当てる(ステップA1)。この時点では、各パスに割り当てる割当TS数は、各パスが要求する要求TS数と同数になっている。
次に、リンクあふれチェック部103は、リンクaを注目リンクとし(ステップA2)、注目リンクに要求TSあふれが生じているか否かを判定する(ステップA3)。
ステップA3において、注目リンクに要求TSあふれが生じていなければ、リンクあふれチェック部103は、ネットワークシステム内に要求TSあふれが未チェックのリンクがあるか否を判定し(ステップA4)、未チェックのリンクがあれば次のリンクを注目リンクとして(ステップA5)、ステップA3に戻り、未チェックのリンクがなければ処理を終了する。
一方、ステップA3において、注目リンクに要求TSあふれが生じていれば、リンクあふれ対処部104は、要求TSのあふれ数X(k)をチェックする(ステップA6)。
次に、リンクあふれ対処部104は、あるパスのパスIDを示すprを1増加させる(ステップA7)。ここで、prは、前回のリンクあふれ対処で最後に割当TSを減少させたパスのパスIDに相当し、あふれ対処履歴保持部110に保持されている。また、ステップA7では、初回のリンクあふれ対処の場合は、prを初期値である1にし、また、prが最後のパスIDである場合は、prを初期値である1に戻す。
次に、リンクあふれ対処部104は、prのパスが注目リンクを通るパスであるか否かを判定する(ステップA8)。なお、リンクあふれ対処部104は、各リンクa〜eを通るパスを事前に記憶しているものとする。
ステップA8において、prのパスが注目リンクを通るパスでなければステップA7に戻る。
一方、ステップA8において、prのパスが注目リンクを通るパスであれば、リンクあふれ対処部104は、prのパスの割当TS数(この時点では、要求TS数と同数)を示すassign(pr)が、公平TS数であるSf(k)を超過しているか否かを判定する(ステップA9)。
ステップA9において、assign(pr)がSf(k)を超過していなければステップA7に戻る。
一方、ステップA9において、assign(pr)がSf(k)を超過していれば、リンクあふれ対処部104は、{assign(pr)−Sf(k)}が、X(k)よりも多いか否かを判定する(ステップA10)。以下では、ステップA10の右辺の{assign(pr)−Sf(k)}をYk(pr)とおく。
ステップA10において、Yk(pr)がX(k)よりも多ければ、リンクあふれ対処部104は、assign(pr)をX(k)だけ減少させて(ステップA11)、ステップA4に戻る。
一方、ステップA10において、Yk(pr)がX(k)よりも多くなければ、リンクあふれ対処部104は、assign(pr)をYk(pr)だけ減少させ(ステップA12)、X(k)をYk(pr)だけ減少させて(ステップA13)、ステップA7に戻る。
その結果、図9の例では、リンクあふれ対処部104は、図10に示すような順番で、割当TSを減少させていくことになる。なお、あふれ数が3TS以上6TS以下であった場合、最後に割当TSを減少させたのはパスIDが2のパスであり、このパスIDがあふれ対処履歴保持部110に保持される。この場合、リンクあふれ対処部104は、次回のリンクあふれ対処では、パスIDが3のパスの優先順位を最も高くし、このパスから順に、割当TS数を減少させていく。
上述のように、実施例1では、前回のリンクあふれ対処の履歴を利用するため、割当TS数を減少させるパスは、その都度、変更される。
また、実施例1では、公平TS数Sfを導入しているため、あるタイミングであるパスの割当TS数を過度に減少させて、過剰な不公平が生じるような状況は回避される。
よって、パス間のTS割当の公平性を担保することができる。
また、実施例1では、各パスの優先順位としてパスIDを用いれば、各パスをソートする必要がないため、リンクあふれ対処の計算時間の短縮化を図れる。
(2)実施例2
実施例2は、上記のB)のRandom Fitベースの方法を用いるもので、第1の実施形態または第5の実施形態のスケジューラSCの構成で実現される。
図11に、実施例2の概要を示す。
図11に示すように、実施例2では、リンクあふれ対処部104は、実施例1と同様に、公平TS数Sfを導出する。
また、実施例2では、リンクあふれ対処部104は、要求TSがSfを超過しているパスの中から、毎回、ランダムにパスを選択し、割当TS数を減少させていく。ただし、実施例1と同様に、リンクあふれ対処を行う場合、割当TS数の下限値をSfとし、Sf未満まで減少させることはしない。
図12に、実施例2の具体的な動作例の流れを示す。なお、図12では、あるパスのパスIDをp(p=1,2,...)と表す。また、パスIDがpのパスの要求TS数をreq(p)、割当TS数をassign(p)と表す。また、あるリンクのリンクIDをk(k=a,b,...)と表す。
図12に示すように、まず、帯域割当部102は、全てのリンクa〜eにおいて、各パスにTSを割り当てる(ステップB1)。この時点では、各パスに割り当てる割当TS数は、各パスが要求する要求TS数と同数になっている。
次に、リンクあふれチェック部103は、リンクaを注目リンクとし(ステップB2)、注目リンクに要求TSあふれが生じているか否かを判定する(ステップB3)。
ステップB3において、注目リンクに要求TSあふれが生じていなければ、リンクあふれチェック部103は、ネットワークシステム内に要求TSあふれが未チェックのリンクがあるか否を判定し(ステップB4)、未チェックのリンクがあれば次のリンクを注目リンクとして(ステップB5)、ステップB3に戻り、未チェックのリンクがなければ処理を終了する。
一方、ステップB3において、注目リンクに要求TSあふれが生じていれば、リンクあふれ対処部104は、要求TSのあふれ数X(k)をチェックする(ステップB6)。
次に、リンクあふれ対処部104は、注目リンクを通るパスの中から、1本のパスをランダムに選択する(ステップB7)。ここでは、選択したパスのパスIDをprとする。なお、リンクあふれ対処部104は、各リンクa〜eを通るパスを事前に記憶しているものとする。
次に、リンクあふれ対処部104は、prのパスの割当TS数(この時点では、要求TS数と同数)を示すassign(pr)が、公平TS数であるSf(k)を超過しているか否かを判定する(ステップB8)。
ステップB8において、assign(pr)がSf(k)を超過していなければステップB7に戻る。
一方、ステップB8において、assign(pr)がSf(k)を超過していれば、リンクあふれ対処部104は、{assign(pr)−Sf(k)}が、X(k)よりも多いか否かを判定する(ステップB9)。以下では、ステップB9の右辺の{assign(pr)−Sf(k)}をYk(pr)とおく。
ステップB9において、Yk(pr)がX(k)よりも多ければ、リンクあふれ対処部104は、assign(pr)をX(k)だけ減少させて(ステップB10)、ステップB4に戻る。
一方、ステップB9において、Yk(pr)がX(k)よりも多くなければ、リンクあふれ対処部104は、assign(pr)をYk(pr)だけ減少させ(ステップB11)、X(k)をYk(pr)だけ減少させて(ステップB12)、ステップB7に戻る。
その結果、図12の例では、リンクあふれ対処部104は、図13に示すような順番で、割当TSを減少させていくことになる。
上述のように、実施例2では、パスの選択にランダム性を利用するため、特定のパスだけが割当TS数を減少させられることが回避される。
また、実施例2では、公平TS数Sfを導入しているため、あるタイミングであるパスの割当TS数を過度に減少させて、過剰な不公平が生じるような状況は回避される。
よって、パス間のTS割当の公平性を担保することができる。
また、実施例2では、各パスをソートする必要がないため、リンクあふれ対処の計算時間の短縮化を図れる。
(3)実施例3
実施例3は、上記のC)のソーティングベースの方法を用いるもので、第1の実施形態または第5の実施形態のスケジューラSCの構成で実現される。
図14に、実施例3の概要を示す。
図14に示すように、実施例3では、リンクあふれ対処部104は、各パスの要求TS数が多い順に、各パスをソートする。
その上で、リンクあふれ対処部104は、要求TS数が多いパスについて、優先的に割当TS数を減少させる。
この方法としては、例えば、以下の3通りが考えられる。
i)各パスの割当TSを略均一化する。
ii)i)に加えて、要求TS数が多いパス(要求TS数が第1の閾値よりも多いパス)の割当TS数を増加させる。この場合、この増加数分だけ、他のパスの割当TS数を減少させる。
iii)i)に加えて、要求TS数が過度に多いパス(要求TS数が第2の閾値(>第1の閾値)よりも多いパス)の割当TS数を、ペナルティとしてさらに減少させる。この場合、この減少数分だけ、他のパスの割当TS数を増加させる。
図15に、実施例3の具体的な動作例の流れを示す。なお、図15は、上記のi)の方法を実現する場合の流れを示している。また、図15では、あるパスのソート前のパスIDをp(p=1,2,...)、ソート後のパスIDをp’(p’=1,2,...)と表す。また、ソート後のパスIDがp’のパスの要求TS数をreq(p’)、割当TS数をassign(p’)と表す。
図15に示すように、まず、帯域割当部102は、全てのリンクa〜eにおいて、各パスにTSを割り当てる(ステップC1)。この時点では、各パスに割り当てる割当TS数は、各パスが要求する要求TS数と同数になっている。
次に、リンクあふれチェック部103は、リンクaを注目リンクとし(ステップC2)、注目リンクに要求TSあふれが生じているか否かを判定する(ステップC3)。
ステップC3において、注目リンクに要求TSあふれが生じていなければ、リンクあふれチェック部103は、ネットワークシステム内に要求TSあふれが未チェックのリンクがあるか否を判定し(ステップC4)、未チェックのリンクがあれば次のリンクを注目リンクとして(ステップC5)、ステップC3に戻り、未チェックのリンクがなければ処理を終了する。
一方、ステップC3において、注目リンクに要求TSあふれが生じていれば、リンクあふれ対処部104は、各パスを要求TS数が多い順にソートする(ステップC6)。このとき、リンクあふれ対処部104は、各パスに対し、要求TS数が多い順にパスIDを付し直す。これにより、各パスのパスIDは、p→p’に変更される。
次に、リンクあふれ対処部104は、p’=1とし(ステップC7)、p’のパスが注目リンクを通るパスであるか否かを判定する(ステップC8)。なお、リンクあふれ対処部104は、各リンクa〜eを通るパスを事前に記憶しているものとする。
ステップC8において、p’のパスが注目リンクを通るパスでなければ、リンクあふれ対処部104は、p’を1増加させて(ステップC9)、ステップC8に戻る。
一方、ステップC8において、p’のパスが注目リンクを通るパスであれば、リンクあふれ対処部104は、p’のパスの割当TS数(この時点では、要求TS数と同数)を示すassign(p’)を1減少させ(ステップC10)、その上で、注目リンクの要求TSあふれが解消したか否かを判定する(ステップC11)。
ステップC11において、注目リンクの要求TSあふれが解消していればステップC4に戻る。
一方、ステップC11において、注目リンクの要求TSあふれが解消していなければ、リンクあふれ対処部104は、p’のパスのassign(p’)が、p’+1のパスのassign(p’+1)よりも少ないか否かを判定する(ステップC12)。
ステップC12において、assign(p’)がassign(p’+1)よりも少なくなければ、ステップC10に戻る。
一方、ステップC12において、assign(p’)がassign(p’+1)よりも少なければ、リンクあふれ対処部104は、p’を1増加させて(ステップC9)、ステップC8に戻る。
その結果、図15の例では、リンクあふれ対処部104は、図16に示すような順番で、割当TSを減少させていくことになる。
なお、上記のii)の方法を実現する場合、例えば、図15に示した上記のi)の方法で要求TSあふれを解消した後、要求TS数が第1の閾値よりも多いパスの割当TS数を増加させ、この増加数分だけ、他のパスの割当TS数を減少させればよい。
また、上記のiii)の方法を実現する場合、例えば、図15に示した上記のi)の方法で要求TSあふれを解消した後、要求TS数が第2の閾値(>第1の閾値)よりも多いパスの割当TS数を減少させ、この減少数分だけ、他のパスの割当TS数を増加させればよい。
上述のように、実施例3では、各パスの要求TS数に応じて、各パスをソートし、要求TS数が多いパスを優先的に割当TSを減少させる。
よって、パス間のTS割当の公平性を担保することができる。
(4)実施例4
実施例4は、上記のD)の過去の履歴を利用する方法を用いるものである。
実施例4で利用する過去の履歴とは、あふれ対処履歴保持部110に保持された前回のリンクあふれ対処の履歴、および、割当履歴保持部111に保持された過去のTS割当の履歴のいずれか、もしくは両方である。
そのため、実施例4は、前回のリンクあふれ対処の履歴のみを利用する場合は、第2の実施形態のスケジューラSCの構成で実現され、過去のTS割当の履歴のみを利用する場合は、第3の実施形態のスケジューラSCの構成で実現され、両方の履歴を利用する場合は、第4の実施形態のスケジューラSCの構成で実現される。
図17に、実施例4の概要を示す。なお、図17は、上記のC)のソーティングベースの方法において、過去のTS割当の履歴(各パスの要求TS数と割当TS数との関係)を利用する場合の方法を示している。
図17に示すように、まず、リンクあふれ対処部104は、各パスを要求TS数が多い順にソートする。このとき、要求TS数req(p)がSg未満のパスについては、割当TS数を減少させる対象から外す。なお、Sgは、実施例1,2で用いた公平TS数Sfでも、固定値でも良く、図17では2としている。
次に、リンクあふれ対処部104は、割当履歴保持部111に保持された過去のTS割当の履歴を基に、各パスにつき、前回の要求TS数と割当TSとの差と、過去10回の要求TS数と割当TSとの差の合計と、を求める。
次に、リンクあふれ対処部104は、今回の要求TS数(A)と、前回の要求TS数と割当TSとの差(B)と、過去10回の要求TS数と割当TSとの差の合計(C)と、を用いて、各パスをソートする。
このとき、例えば、リンクあふれ対処部104は、各パスにつき、αA+βB+γCの値を算出し、算出した値に応じて各パスをソートする。なお、α、β、γは、(α>>β>>γ)の関係を満たす定数である。
その後、リンクあふれ対処部104は、ソートした順に、各パスの割当TS数を減少させていく。なお、この場合、各パスの割当TS数を減少させる方法としては、実施例1のように、あるパスを公平TS数Sf未満にならないように減少させてから次のパスに移る方法等が考えられるが、特に制限はない。
なお、図17では、過去の履歴として、前回の要求TS数と割当TSとの差(B)と、過去10回の要求TS数と割当TSとの差の合計(C)と、の両方を用いているが、いずれか一方を用いても良い。
上述のように、実施例4では、過去の割当履歴を利用して、割当TS数を減少させるパスが選択される。
そのため、例えば、過去にパス間のTS割当に不公平が生じたとしても、その不公平を解消していくことが可能である。
よって、長いスパンにわたって、パス間のTS割当の公平性を担保することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
例えば、本発明のスケジューラSCにて行われる方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用しても良い。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。
A〜E ノード
a〜e リンク
HC ホストコンピュータ
SC スケジューラ
101 交流トラヒック量集計部
102 帯域割当部
103 リンクあふれチェック部
104 リンクあふれ対処部
105 リンクスケジュールテーブル
106 テーブル換算部
107 ノードスケジュールテーブル
108 テーブルトランスミッタ
109 タイマ
110 あふれ対処履歴保持部
111 割当履歴保持部

Claims (4)

  1. TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラであって、
    リンクあふれチェック部と
    あふれ処理部と、を備え、
    前記リンクあふれチェック部は、
    前記ネットワークシステムを構成する各リンク毎に、各パスが要求する要求タイムスロット数の和が、該リンクに収容可能なタイムスロット数を超過した状態である要求タイムスロットあふれが生じているか否かを判定し、
    前記あふれ処理部は、
    前記リンクあふれチェック部にて前記要求タイムスロットあふれが生じると判定されたリンクにおいて、前記要求タイムスロット数が相対的に多いパスを選択順に選択し、選択したパスに割り当てる割当タイムスロット数を減少させる処理であるあふれ対処を実行し、前記要求タイムスロットあふれを解消する際に、
    各パスの前記要求タイムスロット数に加えて、前回のあふれ対処で前記割当タイムスロット数を減少させたパスの履歴と、各パスの過去の前記要求タイムスロット数と前記割当タイムスロット数との関係の履歴と、のいずれかもしくは両方を用いて、各パスの前記選択順を決定する、スケジューラ。
  2. 前記あふれ処理部は、
    前記リンクに収容可能なタイムスロット数を、該リンクを通るパスの数で割った値である公平タイムスロット数を導出し
    前記要求タイムスロット数が前記公平タイムスロット数を超えるパスの中から、前記選択順にしたがってパスを選択し、選択したパスの前記割当タイムスロット数を、前記公平タイムスロット数を下限値として減少させる処理を、前記要求タイムスロットあふれが解消されるまで繰り返す、請求項1に記載のスケジューラ。
  3. 複数のノードと、前記複数のノード間を接続するリンクと、スケジューラと、を有してなるTDM方式のネットワークシステムであって、
    前記スケジューラは、
    リンクあふれチェック部と
    あふれ処理部と、を備え、
    前記リンクあふれチェック部は、
    前記ネットワークシステムを構成する各リンク毎に、各パスが要求する要求タイムスロット数の和が、該リンクに収容可能なタイムスロット数を超過した状態である要求タイムスロットあふれが生じているか否かを判定し、
    前記あふれ処理部は、
    前記リンクあふれチェック部にて前記要求タイムスロットあふれが生じると判定されたリンクにおいて、前記要求タイムスロット数が相対的に多いパスを選択順に選択し、選択したパスに割り当てる割当タイムスロット数を減少させる処理であるあふれ対処を実行し、前記要求タイムスロットあふれを解消する際に
    各パスの前記要求タイムスロット数に加えて、前回のあふれ対処で前記割当タイムスロット数を減少させたパスの履歴と、各パスの過去の前記要求タイムスロット数と前記割当タイムスロット数との関係の履歴と、のいずれかもしくは両方を用いて、各パスの前記選択順を決定する、ネットワークシステム。
  4. TDM方式のネットワークシステムを構成するスケジューラに、
    前記ネットワークシステムを構成する各リンク毎に、各パスが要求する要求タイムスロット数の和が、該リンクに収容可能なタイムスロット数を超過した状態である要求タイムスロットあふれが生じているか否かを判定する手順と、
    前記要求タイムスロットあふれが生じると判定されたリンクにおいて、前記要求タイムスロット数が相対的に多いパスを選択順に選択し、選択したパスに割り当てる割当タイムスロット数を減少させる処理であるあふれ対処を実行し、前記要求タイムスロットあふれを解消する際に、
    各パスの前記要求タイムスロット数に加えて、前回のあふれ対処で前記割当タイムスロット数を減少させたパスの履歴と、各パスの過去の前記要求タイムスロット数と前記割当タイムスロット数との関係の履歴と、のいずれかもしくは両方を用いて、各パスの前記選択順を決定する手順と、を実行させるためのプログラム。
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