JP2007274249A - 光パス経路選択方法、及び光パス経路選択装置、並びに、プログラム - Google Patents

光パス経路選択方法、及び光パス経路選択装置、並びに、プログラム Download PDF

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慎也 能上
Kensho Kamiyama
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Abstract

【課題】与えられた光ネットワークを基に、光パスと非光パスの両方に対して、パスの方向性を考慮して、パスの経路を選択することが可能な光パス経路選択方法を提供する。
【解決手段】与えられた光ネットワークを基に、途中経路の帯域を考慮する必要がない光パスと、途中経路の空き帯域を考慮する必要がある非光パスの両方に対して、パスの方向性を考慮してパスの経路を選択するステップ1と、前記ステップ1で求められたパスの経路に対して波長を割り当てるステップ2とを備える。ステップ1は、初期解をランダムに求めるステップ11と、ステップ11を求めた初期解の中から条件にあっている解を一つずつ選択するステップ12と、前記ステップ11と前記ステップ12とを繰り返し、最後にすべての解を求めるステップ13を有する。ステップ2は、点彩色問題に帰着させて、使用する波長数を最小化するステップである。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトニックMPLS(Multiprotocol Label Switching)を含むGMPLS(Generalized MPLS)ネットワーク等における、光パス/非光パスの経路を設定する「光/非光パス設計装置」に関し、特に、ネットワーク中で使用できる波長数に制約がある場合や、現用パスのほかに予備パスを使用する場合、あるいは、パス間の独立性を考慮する場合などにおいて、光パス/非光パスの経路設定を行う設計装置に適用して有効な技術に関する。
従来、ネットワークを構築する際には、通信の行われる始点ノード(ソース)と終点ノード(シンク)の間において、途中経路の帯域を考慮する必要がない光パスを設定する場合、あるいは、途中経路の空き帯域を考慮する必要がある非光パスを設定する場合は、以下の方法で行われている。(下記、特許文献1〜特許文献4参照)
(1)非光のパスを設定する場合には、ソースとシンクの間にある中継ノードとの間の帯域、遅延、パケット損失率などの品質や、トラヒック量をネットワーク情報として収集し、ノード間の各リンクでそれぞれのリンク容量(収容可能な最大パス本数)を満たすように、通信で用いられる現用経路や予備経路の設定を行っている。
(2)光パスを設定する場合には、ソースとシンクの間にある中継ノードとの間の各リンクで許容された波長数の上限値を満たすように、通信で用いられる現用経路や予備経路の設定を行っている。
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
特開2004−80666号公報 特開2004−282281号公報 特開2004−312443号公報 特開2004−364103号公報
しかしながら、前述の特許文献1〜特許文献4に開示されている従来の技術では、ソースとリンクの間の光パスの経路設定を行う際に、方向性を意識したパスの設定法はなされていなかった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、与えられた光ネットワークを基に、途中経路の帯域を考慮する必要がない光パスと、途中経路の空き帯域を考慮する必要がある非光パスの両方に対して、パスの方向性を考慮してパスの経路を選択することが可能な光パス経路選択方法、及び光パス経路選択装置を提供することにある。
また、本発明は、前述の光パス経路選択方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)光ネットワークにおいて、発着ノードを指定してその間に光パスの経路と波長を選択する光パス経路選択方法であって、与えられた光ネットワークを基に、途中経路の帯域を考慮する必要がない光パスと、途中経路の空き帯域を考慮する必要がある非光パスの両方に対して、パスの方向性を考慮してパスの経路を選択するステップ1と、前記ステップ1で求められたパスの経路に対して波長を割り当てるステップ2とを備える。
(2)(1)において、前記ステップ1は、初期解をランダムに求めるステップ11と、ステップ11を求めた初期解の中から条件にあっている解を一つずつ選択するステップ12と、前記ステップ11と前記ステップ12とを繰り返し、最後にすべての解を求めるステップ13を有する。
(3)(1)において、前記ステップ2は、点彩色問題に帰着させて、使用する波長数を最小化するステップである。
(4)光ネットワークにおいて、発着ノードを指定してその間に光パスの経路と波長を選択する光パス経路選択装置であって、途中経路の帯域を考慮する必要がない光パスと、途中経路の空き帯域を考慮する必要がある非光パスとを認識する手段1と、与えられた光ネットワークを基に、前記光パスと前記非光パスの両方に対して、パスの方向性を考慮してパスの経路を選択する手段2と、前記手段2で求められたパスの経路に対して、波長数の上限値を考慮しながら点彩色問題に帰着させて波長を割り当てる手段3とを備える。
(5)(1)ないし(3)の何れかの光パスの経路選択方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、光ネットワークにおいて、方向性を意識した光パス、または、非光パスの経路設定を行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明は、光ネットワークの発着ノードに指定して、その間に、光パスの経路と波長を選択する際に、ネットワーク内の各装置において、与えられたネットワークトポロジー、ソースノードとシンクノード、パスの方向性、各リンクの距離、許容波長数、すでに設定されているパスの波長等を考慮して、新たに(光/非光)パスを設定する方法に関する。
図2は、本発明の実施例の光パス経路選択方法を説明するためのフローチャートである。 初めに、前処理を実行するとともに、求める解の数Nと、繰り返し数Zを設定する(ステップ101)。
ここで、前処理の内容は、以下の通りである。
(1)与えられたネットワークトポロジーにおいて、すべてのリンクの使用量をゼロにリセットする。
(2)どの(ソースとシンクの)ペアが上りパス、下りパスを要求しているのかをソースとリンクのノードIDにより解析する。なお、ノードIDは、トポロジーが与えられたときに付与する。
(3)確定パスの分の使用量を、それが通る各リンクの容量から差し引いておく。なお、確定パスとは、探索計算の前にすでに使用する経路と波長を決めて、探索の対象からはずしておくパスのことをいう。
(4)各(ソースとシンクの)ペアについて最短ホップ数を求める。
(5)上記で求めたパスを用いて、「パスリスト」を作成する。この際に、通過ノードや不通過ノードの指定があればそれを考慮した計算を行う。
(6)独立性を考慮するために対象リストにチェックをする。例えば、パスAと独立なパスを選択するためには、パスAと独立でない候補をパスリストからはずしておく。
次に、k=1、i=1とし(ステップ102,103)、経路設定を行い(ステップ104)、経路の解が有るか否かを判断する(ステップ105)。ステップ105でNoの場合は、ステップ104を繰り返す。
ステップ105でYesの場合は、点彩色問題に帰着させて波長割当を行い(ステップ106)、波長割当の解が有るか否かを判断する(ステップ107)。ステップ107でNoの場合は、ステップ104からの処理を繰り返す。
ステップ107でYesの場合は、iがNに等しい(i=N)か否かを判断し(ステップ108)、ステップ108でNoの場合は、iの値に1を加えて(i=i+1)(ステップ111)、ステップ104からの処理を繰り返す。
ステップ108でYesの場合は、N個の解が正常に求まったか否かを判断し(ステップ109)、ステップ109でYesの場合は、解を出力する(ステップ110)。
ステップ109でNoの場合は、kの値に1を加えて(k=k+1)(ステップ112)、kがZに等しい(k=Z)か否かを判断する(ステップ113)。
ステップ113でNoの場合は、ステップ103からの処理を繰り返す。ステップ113でYesの場合は、ステップ110に進み、解を出力する。
図3は、図2のステップ104の処理手順を示すフローチャートである。
初めに、初期解を作成する(ステップ131)。ここで、初期解は、構築法の一種であるグリーディ法(greedy method:貪欲法、または、欲張り法)を用いて求める。この「構築法」とは、N個の解候補の中から、決められた順番に1個ずつその候補解を取り出して、与えられた条件を満たしていれば、即、その候補を「解」として求めていく方法である。これに対する手法として、「反復法」があり、この「反復法」は、N個の解候補の中から、初期値を変えてM個の「条件を満たす解」を求めて、そのM個の中から、最良の解を「解」とする方法である。一般的には、構築法のほうが探索時間が短くて済むが、解の良さ(最適解への近さ)は反復法が優れている場合が多い。
次に、フェーズ1として、各リンクの容量を満たさない解を、パスの解候補を並べたリストの中から交換する(ステップ132)。
次に、改善があったか否かを判断し(ステップ133)、ステップ133でYesの場合は、ステップ132を繰り返す。
ステップ133でNoの場合は、フェーズ2として、改善が見られそうなパスを、パスの解候補を並べたリストの中のパスと取り替える(ステップ134)。
なお、改善が見られるとは、「より良い解」が見つかることであり、例えば、「より合計ホップ数が小さい」、「よりパスの総距離が短い」、あるいは、「より使用する波長数が少ない」などの解が見つかることを意味する。
次に、改善があったか否かを判断し(ステップ135)、ステップ135でYesの場合は、ステップ132からの処理を繰り返す。ステップ135でNoの場合は、経路設定を終了する(ステップ136)。
図4は、図2のステップ104の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
初期解を作成する(ステップ231)。即ち、パスの解候補を並べたリストの中から、それらのパスの「総距離」または「ホップ数」の値に、「0から1までの値を持つ乱数」を加える。なお、候補の数をMとする。
次に、解候補を、パスの「総距離」または「ホップ数」の値に乱数を加えた値が、小さい順に並べ替える(ステップ232)。また、n=0とする。
次に、nの値に1を加えて(n=n+1)(ステップ233)、nがMより大きいかを判断する(ステップ234)。ステップ234で、Yesの場合は、解なしとしてやり直す(ステップ238)。
ステップ234でNoの場合は、光パスが対象か否かを判断する(ステップ235)。ステップ235でNo(非光パスの場合)の場合は、その候補が、各リンクの波長数の上限値を越えていないかを判断し(ステップ236)、ステップ236でNoの場合は、ステップ233からの処理を繰り返す。
ステップ236でYesの場合は、その候補が、各リンクの容量(帯域)を満たしているか否かを判断し(ステップ237)、ステップ237でNoの場合は、ステップ233からの処理を繰り返す。
ステップ237でYesの場合は、解候補を一つ選択する(ステップ240)。
また、ステップ235でYes(光パスの場合)の場合は、その候補が、各リンクの波長数の上限値を越えていないかを判断し(ステップ239)、ステップ239でNoの場合は、ステップ233からの処理を繰り返す。
ステップ239でYesの場合は、解候補を一つ選択する(ステップ240)。
次に、改善が見られそうなパスを、パスの解候補を並べたリストの中のパスと取り替え(ステップ241)、改善があったか否かを判断する(ステップ242)。
ステップ242でYesの場合は、ステップ241からの処理を繰り返す。ステップ242でNoの場合は、経路設定を終了する(ステップ243)。
図5は、図2のステップ106の処理手順を示すフローチャートである。
初めに、初期解を設定する。ここで、初期解は、前述の構築法で求める。また、パスの経路候補を「node」とみなし、波長数Rをnode数Nに設定する(R=N)。さらに、c=0とする(ステップ151)。
次に、Rの値から1を減算し(R=R−1)(ステップ152)、cの値に1を加えて(c=c+1)(ステップ153)、点彩色問題における、点彩色の条件を満たすか否かを判断する(ステップ154)。
ステップ154でNoの場合は、cが繰り返す数(D)以上(c≧D)か否かを判断し(ステップ158)、ステップ158でNoの場合は、重複した波長を変更し(ステップ160)、ステップ153からの処理を繰り返す。
ステップ158でYesの場合は、解なし(ステップ159)として、経路設定を終了する(ステップ157)。
ステップ154でYesの場合は、Rが許容波長数(U)以下(R≦U)か否かを判断し(ステップ155)、ステップ155でNoの場合は、ステップ152からの処理を繰り返す。
ステップ155でYesの場合は、解を出力し(ステップ156)、経路設定を終了する(ステップ157)。
図6は、図2のステップ106の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
初めに、パスの経路候補を「node」とみなし、初期解の設定として、ネットワークにおいて、リンクを共用するパス同士を「branch」で結び、最初の色(波長)数(R)をnode数(N)とする(R=N)。また、c=0とする(ステップ251)。
次に、Rの値から1を減算し(R=R−1)(ステップ252)、cの値に1を加えて(c=c+1)(ステップ253)、点彩色問題における、点彩色の条件を満たすか否かを判断する(ステップ254)。
ステップ254でNoの場合は、cが繰り返す数(D)以上(c≧D)か否かを判断し(ステップ258)、ステップ258でNoの場合は、重複した波長を変更し(ステップ260)、ステップ253からの処理を繰り返す。
ステップ258でYesの場合は、解なし(ステップ259)として、経路設定を終了する(ステップ257)。
ステップ254でYesの場合は、Rが許容波長数(U)以下(R≦U)か否かを判断し(ステップ255)、ステップ255でNoの場合は、ステップ252からの処理を繰り返す。
ステップ255でYesの場合は、解を出力し(ステップ256)、経路設定を終了する(ステップ257)。
即ち、図6に示す処理では、以下の処理を実行する。
(1)パスの経路候補を列挙してそれぞれの状態を「節点:node(または頂点:vertex)」とみなす。
(2)ネットワークのリンクを共有するパス同士を「枝:branch」で結び、「グラフ:graph」を作成する。
(3)各節点に数字(色:colorに対応)を割り振っていく。最初の色数はパスの経路候補の数とする。
(4)ランダムに色数(数字)を減らし、隣の節点と同じ数字になれば隣の数字を変える。
(5)前述の(4)を繰り返して、点彩色の条件を満たせばさらに色を一つ減らして計算(数字の割り振り操作)を行う。
(6)これ以上、色を減らすことができなくなった時点で終了する。
図1は、前述の光パス経路選択方法を実行する、本発明の実施例の光パス経路選択装置の概略ハードウェア構成を示すブロック図である。
図1において、1は光パス経路選択装置であり、光ネットワーク内に設置され、IPレイヤを解して、外部からパス設定の要求を受け付けパスの経路及び波長割当問題の解を出力する。また、13は、光パス経路選択装置1が接続されているIP網(下位レイヤは光網)である。
プロセッシング部2は、波長割当計算部3、パス経路計算部4、情報解析部5から構成される。波長割当計算部3は、点彩色問題に帰着させて解を求める機能を含んでいる。パス経路計算部4は、要求されたノード間に設定するパスの中から準最適解を選択する機能を有する。情報解析部5は、要求される条件や光/非光の区別を解析して、パス経路計算部4へ結果を引き渡す機能を内部に含む。
情報管理部6は、現時点における既設のパス設定情報を管理する機能を持ち、パス管理&解析部7、リンク情報管理部8、及びメモリ9から構成される。
パス管理&解析部7は、すでに設定されているパスの発着ノード名、その他の情報を管理/解析する機能を持つ。リンク情報管理部8は、現時点における各リンクの空き帯域や設定されているパスに関する情報を管理する機能を持つ。メモリ9は、各種パス情報やリンクの帯域情報等を格納/蓄積する。
PAD(パケット組み立て/分解部)10は、各種情報をIPパケットに変換したり、その逆に、IPパケットから各種情報への分解を行ったりする機能を持つ。
パケット送信部11は、IPパケットを他のサーバントに送出する機能を持つ。パケット受信部12は、網内の他のノードからの到着パケットを受信する機能を持つ。
なお、前述の光パス経路選択方法は、コンピュータに実行させることも可能であり、その場合に、前述の光パス経路選択方法は、コンピュータ内のハードディスクなどに格納されるプログラムを、コンピュータが実行することにより行われる。このプログラムは、CD−ROM、あるいは、ネットワークを介したダウンロードにより供給される。
以上説明したように、本実施例によれば、以下のような作用・効果を得ることが可能である。
(1)光パス(WDMを前提とし、帯域を考慮せずにパスの経路と波長を割り当てることができる方式)と非光パス(帯域を考慮して経路を割り当てることができる方式)の両方に対して解を与えることが可能である。即ち、各リンクの空き帯域を意識せずに、波長数を意識する光ネットワーク用のパス設定アルゴリズムと、各リンクの空き帯域を意識し、波長数は意識しない(許容波長数が無限大と考えても良い)非光ネットワーク用のパス設定アルゴリズムが一体となっており、両者を一元的な問題として解の算出を行うことができる。
(2)パスの方向性、すなわち、ノードAからノードBに張るパス経路と、ノードBからノードAに張るパスの経路を別々に算出できる。即ち、発着ノード間に設定を要求するパスの方向性(上りと下り)を考慮可能である。
また、計算(求解)の際に、通過ノード/非通過ノードを指定することが可能である。この「通過ノード指定」とは、ある発着ノード間でのパス経路を計算させるときに、解(パスの経路)が必ず指定したノードを通過することを条件として加えることができるということであり、また、「非通過ノード指定」とは、逆に解がその指定したノードを通過しないことを条件として加えることができるということである。
これにより、本実施例によれば、光ネットワークにおいて、方向性を意識した光パス、または、非光パスの経路設定を行うことが可能となる。
(4)ある時点でネットワーク全体に使用するパスが使用する波長数の最小値を考慮することができる。
(5)パスの経路と使用する波長に関する初期解を、(構築法の一種である)グリーディ法(greedy method:貪欲法、または、欲張り法)を用いて求める。
これにより、非常に多くの解候補の中から解の探索を行うときの繰り返し計算を大幅に削減でき、比較的短時間で解の算出計算を行うことができる。
(6)「ルータにおける波長切り替え機能」は考慮せずに、点彩色問題を用いて必要な波長数を求める。なお、点彩色問題とは、「与えられた(節点と枝からなる)グラフにおいて、枝で結ばれた節点には異なる色を塗るという場合に、グラフ全体での必要な色の数を求める問題」である。
(7)複数の解(第1候補から第n候補)をまで同時に求めることが可能である。
(8)SRLG(Shared Risk Link Group)ディスジョイントの指定が可能である。
なお、SRLGとは、「(管路やファイバの)障害により、同時故障が起こる可能性のあるリンクの集合」であり、例えば、現用パス(通常使用するパス)と予備パス(現用パスが使用できない状態のときに予備的に使用するパス)が同じSRLGを通らないように独立な経路で設定することを「ディスジョイント指定」と呼んでいる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施例の光パス経路選択装置の概略ハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例の光パス経路選択方法を説明するためのフローチャートである。 図2のステップ104の処理手順を示すフローチャートである。 図2のステップ104の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 図2のステップ106の処理手順を示すフローチャートである。 図2のステップ106の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 光パス経路選択装置
2 プロセッシング部
3 波長割当計算部
4 パス経路計算部
5 情報解析部
6 情報管理部
7 パス管理&解析部
8 リンク情報管理部
9 メモリ
10 PAD
11 パケット送信部
12 パケット受信部
13 IP網(下位レイヤは光網)

Claims (5)

  1. 光ネットワークにおいて、発着ノードを指定してその間に光パスの経路と波長を選択する光パス経路選択方法であって、
    与えられた光ネットワークを基に、途中経路の帯域を考慮する必要がない光パスと、途中経路の空き帯域を考慮する必要がある非光パスの両方に対して、パスの方向性を考慮してパスの経路を選択するステップ1と、
    前記ステップ1で求められたパスの経路に対して波長を割り当てるステップ2とを備えることを特徴とする光パス経路選択方法。
  2. 前記ステップ1は、初期解をランダムに求めるステップ11と、
    ステップ11を求めた初期解の中から条件にあっている解を一つずつ選択するステップ12と、
    前記ステップ11と前記ステップ12とを繰り返し、最後にすべての解を求めるステップ13を有することを特徴とする請求項1に記載の光パス経路選択方法。
  3. 前記ステップ2は、点彩色問題に帰着させて、使用する波長数を最小化するステップであることを特徴とする請求項1に記載の光パス経路選択方法。
  4. 光ネットワークにおいて、発着ノードを指定してその間に光パスの経路と波長を選択する光パス経路選択装置であって、
    途中経路の帯域を考慮する必要がない光パスと、途中経路の空き帯域を考慮する必要がある非光パスとを認識する手段1と、
    与えられた光ネットワークを基に、前記光パスと前記非光パスの両方に対して、パスの方向性を考慮してパスの経路を選択する手段2と、
    前記手段2で求められたパスの経路に対して、波長数の上限値を考慮しながら点彩色問題に帰着させて波長を割り当てる手段3とを備えることを特徴とする光パス経路選択装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光パス経路選択方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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