JP2015056748A - ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラム - Google Patents

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Yutaka Takita
裕 瀧田
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知弘 橋口
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Abstract

【課題】 多重障害を防止したネットワークを設計するネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラムを提供する。【解決手段】 ネットワーク設計装置は、ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する生成部と、主伝送路と、主伝送路を収容する通信ケーブルとの対応関係、及び、副伝送路と、副伝送路を収容する複数の通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを記憶する記憶部と、テーブルを参照することにより、複数の通信経路の候補のうち、同一の通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、複数の通信経路の候補から除外する判別部とを有する。【選択図】図14

Description

本件は、ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラムに関する。
クラウドサービスやスマートフォンなどの普及により通信需要が増加するに伴って、波長多重技術(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を利用した光ネットワークが広く普及している。波長多重技術は、波長が異なる複数の光信号を多重して伝送する技術である。
波長多重技術によると、例えば、伝送速度40(Gbps)×88波の光信号を多重し、波長多重光信号(以下、「多重光信号」と表記)として伝送することが可能である。WDM技術を利用した波長多重伝送装置としては、例えばROADM(Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)装置が知られている。
波長多重伝送装置の伝送容量は増加しているが、多重光信号を伝送する光ファイバの伝送容量には限界がある。例えば、光ファイバを伝搬する光の波長帯域として、Cバンド(Conventional Band)やLバンド(Long Band)などが挙げられるが、光ファイバの物理的特性上、これらの波長帯域には限界がある。
また、近年、通信需要の将来的な増加を見込み、偏波多重(Dual Polarization)方式、及び無線通信に用いられるQPSK(Quaternary Phase-Shift Keying)などの多値変調方式を、波長多重伝送装置に適用し、コヒーレント伝送を実現する試みがなされている。通信容量を増加するには、さらにデータ量の大きな多値変調方式と、さらに高密度な周波数多重技術が必要であるが、シャノン理論上の限界に達しつつある。
このため、ネットワーク設計において、例えば、複数の光ファイバが収容された光ファイバケーブルを、共通のノード間に設けることにより、波長多重伝送装置間の伝送容量を増加させることが考えられる。光ファイバケーブルは、外皮内に複数の光ファイバ(例えば、数百本〜千本)を収容するケーブルである。なお、例えば特許文献1〜5には、光ネットワーク設計に関する技術が開示されている。
特開2004−312443号公報 特開2008−54233号公報 特開2003−224591号公報 特開2004−336114号公報 特開2006−166343号公報
しかし、光ファイバケーブルにより隣接ノード間を複数の光ファイバで接続した場合、光ファイバケーブルが破断したとき、複数の光ファイバに障害が発生し得るため、通信経路に多重障害が生ずるという問題がある。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、多重障害を防止したネットワークを設計するネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラムを提供することを目的とする。
本明細書に記載のネットワーク設計装置は、ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する生成部と、前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを記憶する記憶部と、前記テーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する判別部とを有する。
本明細書に記載のネットワーク設計方法は、ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する工程と、前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する工程とを、コンピュータが実行する方法である。
本明細書に記載のネットワーク設計プログラムは、ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成し、前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する、処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本明細書に記載のネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラムは、多重障害を防止したネットワークを設計するという効果を奏する。
伝送路及びノードを二重化したネットワークの一例を示す構成図である。 伝送路を二重化したネットワークの一例を示す構成図である。 特定のノード間の伝送路を二重化したネットワークの一例を示す構成図である。 ゼネラルノードの波長多重伝送装置の一例を示す構成図である。 ローカルノードの波長多重伝送装置の一例を示す構成図である。 実施例に係るネットワーク設計装置を示す構成図である。 CPU(Central Processing Unit)の機能及びHDD(Hard Disk Drive)の格納情報の一例を示す構成図である。 デマンド情報の内容例を示すネットワーク構成図である。 通信経路の候補の例を示すネットワーク構成図である。 通信経路の候補の他例を示すネットワーク構成図である。 特定のノード間の伝送路を二重化したネットワークの他例を示す構成図である。 経路変換テーブルの内容の例を示す表である。 通信経路の候補及び変換結果の例を示す表である。 実施例に係るネットワーク設計方法を示すフローチャートである。 ネットワーク構成ごとのコストを示す表である。
図1は、伝送路及びノードを二重化したネットワークの一例を示す構成図である。ネットワークは、各局舎90に設けられた一対のノードA〜J,a〜jを有する。なお、本例では、設計対象のネットワークとして、リング型のネットワークを挙げるが、これに限定されず、リニア型やメッシュ型などの他形態のネットワークであってもよい。
ノードA〜Jは、第1伝送路910により互いに接続され、ノードa〜jは、第2伝送路911により互いに接続されている。このため、ノードA〜Jとノードa〜jは、ネットワーク上、互いに独立している。第1伝送路910及び第2伝送路911は、それぞれ、互いに逆方向に光を伝搬する一対の光ファイバを含み、共通の光ファイバケーブル(通信ケーブル)91に収容されている。
ノードA〜J,a〜jには、それぞれ、ROADMなどの波長多重伝送装置が設けられている。ノードA〜Jの各波長多重伝送装置は、外部ネットワーク(図示せず)から入力(挿入)された光信号λin0を他の光信号と波長多重し、多重光信号として隣接ノードに伝送する。また、ノードA〜Jの各波長多重伝送装置は、隣接ノードから伝送された多重光信号から光信号λout0を分離(分岐)して、外部ネットワークに出力する。ノードa〜jの各波長多重伝送装置も、外部ネットワークから入力された光信号λin1を、多重光信号として隣接ノードに伝送し、隣接ノードから伝送された多重光信号から光信号λout1を分離する。なお、挿入される光信号の波長及び分岐される光信号の波長は、ネットワーク管理装置(図示せず)から各ノードA〜J,a〜jの波長多重伝送装置に設定される。
したがって、本例のネットワークにおいて、任意のノード間(ただし、ノードA〜Jとノードa〜jの間を除く)に通信回線を設けることができる。なお、ノードA〜Jの各波長多重伝送装置及びノードa〜jの各波長多重伝送装置は、第1伝送路910及び第2伝送路911にそれぞれ接続されるので、2つの方路を有している。
本例のネットワークは、局舎90同士が光ファイバケーブル91により接続されているため、二重化されていないネットワークの2倍の伝送容量を有する。しかし、各局舎90のノードが二重化されているため、装置コスト及び運用コストも、二重化されていないネットワークの2倍となる。また、本例のネットワークは、ノードA〜Jとノードa〜jが、個別の伝送路910,911により接続されているため、ネットワーク設計において、要求された通信回線が、2つの伝送路910,910に振り分けられる。このため、本ネットワークを用いて通信サービスを提供する場合、2つのネットワークが独立であるため、異なる伝送路910,911を用いて通信サービスの提供を受ける顧客の各光信号を、電気信号に変換することなく、光のままで相互接続できないという不便が生ずる。
そこで、各局舎90において、ノード数を低減するために、ノードA〜J,a〜jを統合し、伝送路を二重化したままのネットワークを用いてもよい。図2は、伝送路を二重化したネットワークの一例を示す構成図である。図2において、図1と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例のネットワークにおいて、各局舎90は、単一のノードA〜Jが設けられている。各ノードA〜Jは、第1伝送路910及び第2伝送路911により互いに接続されている。このため、各ノードA〜Jに設けられた波長多重伝送装置は、4つの方路を有する。
本例のネットワークにおいて、各局舎90のノード数は1つに低減されるが、一方で、波長多重伝送装置の方路数は増加するため、十分なコストの低減がなされない。また、各ノードA〜Jは、第1伝送路910及び第2伝送路911の両方に接続されているので、1つのネットワークを形成する。このため、本ネットワークでは、図1を参照して述べた相互接続に関する不便が発生しない。
しかし、ノードA〜Jごとに2つの伝送路910,911の候補が存在するため、通信回線の通信経路の設計が複雑化する。例えば、ノードG及びノードJ間に通信回線Pが要求された場合、ノードG及びノードH間、ノードH及びノードI間、及びノードI及びノードJ間にそれぞれ2つの伝送路の候補が存在するので、通信回線Pの通信経路の候補数は8(=2×2×2)となる。したがって、通信経路設計の簡単化が望まれる。
また、図1及び図2に示されたネットワークにおいて、ノードA〜J,a〜jは、複数の光ファイバが収容された光ファイバケーブル91により互いに接続されている。このため、例えば、光ファイバケーブル91が破断した場合、内部の複数の光ファイバに、同時に障害が発生し得る。複数の光ファイバに、同時に障害が発生すると、多重障害のために通信回線の復旧が困難となるという問題が生ずる。
例えば、図2において、ノードI及びノードJ間の光ファイバケーブル91が破断すると(×印参照)、当該区間の第1伝送路910及び第2伝送路911の両方に障害が発生する。このとき、ノードGから、ノードJで折り返してノードIに至る通信経路Rに、多重障害が生じてしまう。このため、光ファイバケーブル91を使用するネットワークの設計は、多重障害を回避するように行われることが望ましい。
図3は、特定のノード間の伝送路を二重化したネットワークの一例を示す構成図である。なお、図3において、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例のネットワークにおいて、特定のノードA,D,Iだけが第1伝送路910に接続され、他のノードB,C,E〜H,Jは、第2伝送路911のみに接続されている。ノードB,C,E〜H,Jが設けられた局舎では、第1伝送路910同士は、光コネクタ900により接続されている。なお、光コネクタ900に代えて、光増幅器により第1伝送路910同士を接続してもよい。
この構成によると、第2伝送路911は、ネットワーク内の全て(3以上)のノードA〜J間を結び、第1伝送路910は、ネットワーク内の特定のノードA,D,I間を結ぶ。このため、第1伝送路910及び第2伝送路911の使い分けが容易となり、通信経路の設計が簡単化される。本ネットワークを鉄道路線に例えると、第1伝送路910はローカル路線に該当し、第2伝送路911は急行路線に該当する。また、特定のノードA,D,Iは、急行停車駅に該当し、他のノードB,C,E〜H,Jは、一般の駅に該当する。なお、以降の説明において、ノードA,D,Iを「ゼネラルノード」と表記し、ノードB,C,E〜H,Jを「ローカルノード」と表記する。また、第1伝送路910を「副伝送路」と表記し、第2伝送路911を「主伝送路」と表記する。
また、ノードD,Iは、補助伝送路920を介して、直接的に互いに接続されている。補助伝送路920は、第1伝送路910及び第2伝送路911を収容する光ファイバケーブル91とは異なる光ファイバケーブル92に収容されている。補助伝送路92は、ノードD,I間の副伝送路910と、論理的には同一であるので、当該副伝送路910だけを通信経路に用いてもよい。
図4は、ゼネラルノードA,D,Iの波長多重伝送装置の一例を示す構成図である。図4では、ゼネラルノードDの波長多重伝送装置の構成が示されているが、他のゼネラルノードA,Iの波長多重伝送装置の構成も同様である。なお、図4において、補助伝送路920に関する構成は省略されている。
波長多重伝送装置は、4個の合波器72a,72bと、4個の分波器71a,71bと、光スイッチ70とを有する。分波器71a,71bは、異なる波長の光信号を分離することにより、入力された多重光信号を分波して光スイッチ70に出力する。分波器71aは、副伝送路910を介して、隣接するゼネラルノードA,Iに接続され、分波器71bは、主伝送路911を介して、隣接するローカルノードC,Eに接続されている。
光スイッチ70は、光信号の出力先を切り替える。光スイッチ70は、分波器71a,71bから入力された多重光信号、または外部ネットワークから入力された光信号λinを、光信号ごとの出力先の方路に応じた合波器72a,72bに出力する。また、光スイッチ70は、分波器71a,71bにより波長ごとに分離された光信号のうち、分岐対象の光信号λoutだけを外部ネットワークに出力する。
合波器72a,72bは、異なる波長の光信号を合波する。合波器72a,72bは、光スイッチ70から入力された複数の光信号を合波して多重光信号を生成して出力する。合波器72aは、副伝送路910を介して、隣接するゼネラルノードI,Aに接続され、合波器72bは、主伝送路911を介して、隣接するローカルノードE,Cに接続されている。
また、図5は、ローカルノードB,C,E〜H,Jの波長多重伝送装置の一例を示す構成図である。図5では、ローカルノードFの波長多重伝送装置の構成が示されているが、他のゼネラルノードB,C,E,G,H,Jの波長多重伝送装置の構成も同様である。
波長多重伝送装置は、2個の合波器62と、2個の分波器61と、光スイッチ60とを有する。分波器61は、異なる波長の光信号を分離することにより、入力された多重光信号を分波して光スイッチ60に出力する。分波器61は、主伝送路911を介して、隣接するローカルノードE,Gに接続されている。
光スイッチ60は、光信号の出力先を切り替える。光スイッチ60は、分波器61から入力された多重光信号、または外部ネットワークから入力された光信号λinを、光信号ごとの出力先の方路に応じた合波器62に出力する。また、光スイッチ60は、分波器61により波長ごとに分離された光信号のうち、分岐対象の光信号λoutだけを外部ネットワークに出力する。
合波器62は、異なる波長の光信号を合波する。合波器62は、光スイッチ60から入力された複数の光信号を合波して多重光信号を生成して出力する。合波器62は、主伝送路911を介して、隣接するローカルノードE,Gに接続されている。
上述したように、ゼネラルノードA,D,Iの波長多重伝送装置の方路数は4であり、ローカルノードB,C,E〜H,Jの波長多重伝送装置の方路数は2である。このため、ゼネラルノードA,D,Iの波長多重伝送装置の合波器72a,72b及び分波器71a,71bの合計数は8個であり、ローカルノードB,C,E〜H,Jの波長多重伝送装置の合波器62及び分波器61の合計数は4個である。
したがって、ゼネラルノードA,D,Iは、ローカルノードB,C,E〜H,Jより多くの光部品を有するため、装置コストがローカルノードB,C,E〜H,Jより高い。しかし、図3に示されたネットワークにおいては、ゼネラルノードA,D,Iは、全てのノードではなく、特定のノードであるので、全てのノードをゼネラルノードとした図2のネットワークと比較すると、装置コストが低減される。実施例に係るネットワーク設計装置は、例えば、図3に示されたネットワークを設計対象とし、要求された通信回線ごとに、通信経路の設計と、波長の割り当てとを実行する。
図6は、実施例に係るネットワーク設計装置を示す構成図である。ネットワーク設計装置は、例えばサーバなどのコンピュータ装置である。ネットワーク設計装置は、CPU10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、HDD(記憶部)13、通信処理部14、可搬型記憶媒体用ドライブ15、入力処理部16、及び画像処理部17などを備えている。
CPU10は、演算処理手段であり、ネットワーク設計プログラムに従って、ネットワークの設計処理を行う。CPU10は、各部11〜17とバス18を介して通信可能に接続されている。なお、ネットワーク設計装置1は、ソフトウェアにより動作するものに限定されず、CPU10に代えて、特定用途向け集積回路などのハードウェアが用いられてもよい。
RAM12は、CPU10のワーキングメモリとして用いられる。また、ROM11及びHDD13は、CPU10を動作させるネットワーク設計プログラムなどを記憶する記憶手段として用いられる。通信処理部14は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して外部の装置と通信を行うネットワークカードなどの通信手段である。
可搬型記憶媒体用ドライブ15は、可搬型記憶媒体150に対して、情報の書き込みや情報の読み出しを行う装置である。可搬型記憶媒体150の例としては、USBメモリ(USB: Universal Serial Bus)、CD−R(Compact Disc Recordable)、及びメモリカードなどが挙げられる。なお、ネットワーク設計プログラムは、可搬型記憶媒体150に格納されてもよい。
ネットワーク設計装置は、情報の入力操作を行うための入力デバイス160、及び、画像を表示するためのディスプレイ170を、さらに備える。入力デバイス160は、キーボード及びマウスなどの入力手段であり、入力された情報は、入力処理部16を介して
CPU10に出力される。ディスプレイ170は、液晶ディスプレイなどの画像表示手段であり、表示される画像データは、CPU10から画像処理部17を介してディスプレイに出力される。なお、入力デバイス160及びディスプレイ170に代えて、これらの機能を備えるタッチパネルなどのデバイスを用いることもできる。
CPU10は、ROM11、またはHDD13などに格納されているプログラム、または可搬型記憶媒体用ドライブ15が可搬型記憶媒体150から読み取ったプログラムを実行する。このプログラムには、OS(Operating System)だけでなく、上記のネットワーク設計プログラムも含まれる。なお、プログラムは、通信処理部14を介してダウンロードされたものであってもよく、また、可搬型記憶媒体150に記憶されたものでもよい。
CPU10は、ネットワーク設計プログラムを実行すると、複数の機能が形成される。図7は、CPU10の機能及びHDD13の格納情報の一例を示す構成図である。
CPU10は、通信経路設計部100、判別部102、及び波長割当部101を含む。また、各部100〜102に関連して、HDD13は、トポロジ情報130、デマンド情報131、伝送路情報133、通信経路情報134、経路変換テーブル(テーブル)136、及び波長割当情報135を記憶する。なお、各情報130〜136の格納手段は、HDD13に限定されず、ROM11や可搬型記憶媒体150であってもよい。
トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133は、ネットワークの設計条件を示す設計情報である。トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133は、例えば、操作者により入力デバイス160を介して入力されてもよいし、あるいは、通信処理部14を介してネットワークからダウンロードされてもよい。
トポロジ情報130は、設計対象となるネットワーク(図3参照)の形態、つまり、リンクを介したノードA〜J間の接続関係を示す。トポロジ情報130は、例えば、ネットワーク内の各リンクの識別子に、該リンクを介して接続されている一対のノードの識別子を対応付けて構成されている。
デマンド情報131は、ネットワークに開通する複数の通信回線の要求内容を示す。デマンド情報131は、例えば、各通信回線の端点(始点及び終点)となる一組のノードA〜Jと、通信回線ごとに使用する波長数とを含む。なお、通信回線の端点となる一組のノードは、光信号λinが挿入されるノード及び光信号λoutが分岐されるノードの組み合わせである。
伝送路情報133は、ネットワーク内のノードA〜J間を接続する伝送路の形態を示す。伝送路情報133は、例えば、全て(3以上)のノードA〜J間を結ぶ各主伝送路911、及びゼネラルノードA,D,I間を結ぶ各副伝送路910について、端点となる一組のノードに、光ファイバの本数を対応付けて構成されている。
経路変換テーブル136は、主伝送路911と、主伝送路911を収容する光ファイバケーブル91との対応関係、及び、副伝送路910と、副伝送路910を収容する複数の光ファイバケーブル91のうち、両端部の各光ファイバケーブルとの対応関係を示す。より具体的には、経路変換テーブル136には、主伝送路911及び副伝送路910が、光ファイバケーブル91の識別子に対応付けて登録されている。経路変換テーブル136は、判別部102により参照され、同一の光ファイバケーブル91が重複して使用される通信経路の候補の判別に用いられる。
通信経路設計部100は、トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133を読み出し、主伝送路911と、副伝送路910と、補助伝送路920とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する。生成された複数の通信経路の候補は、通信経路情報134としてHDD13に書き込まれる。通信経路情報134は、例えば、当該通信経路内の主伝送路911、副伝送路910、及び補助伝送路920の各識別子の組み合わせを含む。
判別部102は、経路変換テーブル136を参照することにより、複数の通信経路の候補のうち、同一の光ファイバケーブル91が重複して使用される通信経路の候補を判別して、複数の通信経路の候補から除外する。このとき、判別部102は、複数の通信経路の候補の各々に含まれる主伝送路911及び副伝送路910を、識別子に変換することにより、同一の光ファイバケーブル91が重複して使用される通信経路の候補を判別する。通信経路設計部100は、判別部102による判別処理の後、残った通信経路の候補の中から、通信回線に応じた通信経路を決定する。
また、波長割当部101は、トポロジ情報130、デマンド情報131、伝送路情報133、及び通信経路情報134を読み出し、通信回線ごとに、波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる。波長割当部101は、通信経路内の伝送路910,911,920が重複する複数の通信回線には、それぞれ異なる波長を割り当てる。波長割当部101は、割り当て結果として、要求された通信回線ごとの波長を示す波長割当情報135を生成して、HDD13に書き込む。以下に、ネットワーク設計装置の設計処理を具体的に述べる。
図8は、デマンド情報131の内容例を示すネットワーク構成図である。図8は、図3に示されたネットワークを、直線状の形態に展開して示す。なお、本例において、各伝送路に割り当て可能な波長数の上限を4とする。
通信回線P1は、ノードA及びノードD間に要求され、波長数は3である(カッコ内の「×3」参照、以下同様)。通信回線P2は、ノードD及びノードI間に要求され、波長数は3である。通信回線P3は、ノードI及びノードA間に要求され、波長数は2である。通信回線P4は、ノードB及びノードD間に要求され、波長数は2である。通信回線P5は、ノードE及びノードG間に要求され、波長数は1である。
通信回線P6は、ノードG及びノードH間に要求され、波長数は1である。通信回線P7は、ノードI及びノードJ間に要求され、波長数は1である。通信回線P8は、ノードC及びノードJ間に要求され、波長数は1である。通信回線P9は、ノードF及びノードA間に要求され、波長数は2である。
図8において、丸の中に記載された数字は、各ノードA〜Jにおいて挿入または分岐される光信号λin,λoutの合計数である。例えば、ノードAでは、通信回線P1の3つの光信号、通信回線P3の2つの光信号、及び通信回線P9の2つの光信号が挿入または分岐されるので、光信号λin,λoutの合計数は7である。また、ノードGでは、通信回線P5の光信号、及び通信回線P6の光信号が挿入または分岐されるので、光信号λin,λoutの合計数は2である。
本例では、光信号λin,λoutの合計数が5以上であるノードA,D,Iを、ゼネラルノードとし、光信号λin,λoutの合計数が4以下であるノードB,C,E〜H,Jを、ローカルノードとする。このように、ゼネラルノード及びローカルノードを、デマンド情報131に従って、光信号λin,λoutの合計数に応じて決定することで、通信経路設計部100は、通信回線P1〜P9の通信経路を効率よく設計できる。
つまり、ゼネラルノードは、主伝送路911及び副伝送路910の両方に接続されているため、光信号λin,λoutの経路の候補がローカルノードより多く、柔軟に通信経路を提供できる。仮に、主伝送路911及び副伝送路910に伝送される光信号の最大波長数を4とすると、ゼネラルノードA,D,Iの光信号λin,λoutの合計数は4を上回るので、光信号λin,λoutは、主伝送路911及び副伝送路910の両方に分けられて伝送される。
通信経路設計部100は、デマンド情報131が示す通信回線P1〜P9を、副伝送路910の利用可否に応じて2つのグループに区分する。より具体的には、通信経路設計部100は、通信回線P1〜P9の各区間に、ゼネラルノード同士を結ぶリンクL1〜L3が存在するか否かを判定し、該判定結果に応じて、通信回線P1〜P9を2つのグループに区分する。ここで、リンクL1は、ゼネラルノードA,D間のリンクであり、リンクL2は、ゼネラルノードD,I間のリンクであり、リンクL3は、ゼネラルノードA,I間のリンクである。
本例において、通信回線P1の区間(ノードA,D間)にはリンクL1があり、通信回線P2,P8の区間(ノードD,I間、ノードC,J間)にはリンクL2があり、通信回線P3,P9の区間(ノードA,I間、ノードA,F間)にはリンクL3がある。したがって、通信回線P1〜P3,P8,P9は、副伝送路910が利用可能なグループに属し、他の通信回線P4〜P7は、副伝送路910が利用不可能なグループに属する。
通信経路設計部100は、副伝送路910が利用可能なグループに関し、副伝送路910を含む通信経路を設計する。例えば、通信経路設計部100は、通信回線P8の通信経路として、ゼネラルノードD,I間の副伝送路910、ローカルノードC,D間の主伝送路911、及びローカルノードI,J間の主伝送路911の組み合わせを選択する。
また、通信経路設計部100は、副伝送路910が利用不可能なグループに関し、主伝送路911だけを含む通信経路を設計する。例えば、通信経路設計部100は、通信回線P5の通信経路として、ローカルノードE,F間の主伝送路911、及びローカルノードF,G間の主伝送路911の組み合わせを選択する。
通信経路設計部100は、生成した複数の通信経路の候補の中から通信経路を決定する。このとき、判別部102は、図2を参照して述べたように、多重障害の発生を回避するため、同一の光ファイバケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、複数の通信経路の候補から除外する。以下に、通信経路の設計の詳細を述べる。
図9及び図10は、通信経路の候補の例を示すネットワーク構成図である。図9は、ノードD,H間に通信回線P10が要求された場合の通信経路の候補のうち、ノードAを経由しない通信経路R10a〜R10cを示す。図10は、ノードD,H間に通信回線P10が要求された場合の通信経路の候補のうち、ノードAを経由する通信経路R10d〜R10gを示す。なお、図9及び図10において、「CB0」〜「CB9」は、光ファイバケーブル91の識別子を表し、「CB10」は、光ファイバケーブル92の識別子を表す。
通信経路R10aは、ノードD,I間の副伝送路910と、ノードI,H間の主伝送路911との組み合わせであり、ノードDから、ノードIで折り返してノードHに至るように設けられる。このため、通信経路R10aは、ノードI,H間において、同一の光ファイバケーブル91(CB7)を重複して使用するので、判別部102により、複数の通信経路の候補から除外される。仮に、通信経路R10aを通信回線に用いると、ノードI,H間の光ファイバケーブル91が破断したとき、主伝送路911及び副伝送路910に同時に障害が発生し得る。
しかし、主伝送路911及び副伝送路910の各光ファイバが共通の光ファイバケーブル91に収容されていなければ、通信経路R10aのような折り返しの通信経路を、通信経路の候補から除外しなくてもよい。図11は、特定のノード間の伝送路を二重化したネットワークの他例を示す構成図である。
本例のネットワークは、論理的には、図3に示されたネットワークの例と同一であるが、主伝送路911及び副伝送路910が別個の光ファイバケーブルに収容されているので、多重障害を発生することなく、折り返しの通信経路の使用が可能である。しかし、光ファイバケーブルの使用数が、図3のネットワークより多いので、光ファイバケーブルの施設コストも増加してしまう。
再び図9を参照すると、通信経路R10bは、ノードD,I間の補助伝送路920と、ノードI,H間の主伝送路911との組み合わせであり、ノードDから、ノードIで折り返してノードHに至るように設けられる。しかし、補助伝送路920が収容された光ファイバケーブル92(CB10)、及び主伝送路911が収容された光ファイバケーブル91(CB3〜CB7)は、相違するので、通信経路R10bについて、同一の光ファイバケーブル91の重複使用はない。このため、通信経路R10bは、判別部102により、複数の通信経路の候補から除外されることはない。
通信経路R10cは、ノードD,E間、ノードE,F間、ノードF,G間、ノードG,H間、及びノードH,I間の各主伝送路911の組み合わせである。通信経路R10cは、経路内の各伝送路911が、互いに異なる光ファイバケーブル91(CB3〜CB7)に収容されるので、判別部102により、複数の通信経路の候補から除外されることはない。
また、図10を参照すると、通信経路R10dは、ノードD,A間及びノードA,I間の各副伝送路910と、ノードI,H間の主伝送路911との組み合わせである。通信経路R10dは、経路内の各伝送路910,911が、互いに異なる光ファイバケーブル91(CB0〜2、CB7〜CB9)に収容されるので、判別部102により、複数の通信経路の候補から除外されることはない。
通信経路R10eは、ノードD,A間の副伝送路910と、ノードA,J間、ノードJ,I間、及びノードI,H間の各主伝送路911との組み合わせである。通信経路R10eは、経路内の各伝送路910,911が、互いに異なる光ファイバケーブル91(CB0〜2、CB7〜CB9)に収容されるので、判別部102により、複数の通信経路の候補から除外されることはない。
通信経路R10fは、ノードA,I間の副伝送路910と、ノードD,C間、ノードC,B間、ノードB,A間、及びノードI,H間の各主伝送路911との組み合わせである。通信経路R10fは、経路内の各伝送路910,911が、互いに異なる光ファイバケーブル91(CB0〜2、CB7〜CB9)に収容されるので、判別部102により、複数の通信経路の候補から除外されることはない。
通信経路R10gは、ノードD,C間、ノードC,B間、ノードB,A間、ノードA,J間、ノードJ,I間、及びノードH,I間の各主伝送路911の組み合わせである。通信経路R10gは、経路内の各伝送路911が、互いに異なる光ファイバケーブル91(CB0〜2、CB7〜CB9)に収容されるので、判別部102により、複数の通信経路の候補から除外されることはない。
判別部102は、経路変換テーブル136を用いて、複数の通信経路の候補の各々に含まれる各伝送路910,911,920を、当該伝送路910,911,920が収容される光ファイバケーブル91,92の識別子に変換する。図12には、経路変換テーブル136の内容の例が示されている。図12において、「伝送路」及び「光ファイバケーブル91の識別子」は、図9及び図10に示された伝送路910,911,920、及び、伝送路910,911,920の識別子「CB0」〜「CB10」をそれぞれ示す。
経路変換テーブル136は、主伝送路911と、主伝送路911を収容する光ファイバケーブル91との対応関係を示す。例えば、ノードA,B間の主伝送路911は、当該主伝送路911が収容された光ファイバケーブル91の識別子「CB0」に対応付けて登録される。ノードB,C間の主伝送路911は、当該主伝送路911が収容された光ファイバケーブル91の識別子「CB1」に対応付けて登録される。
また、経路変換テーブル136は、副伝送路910と、副伝送路910を収容する複数の光ファイバケーブル91のうち、両端部の各光ファイバケーブル91との対応関係を示す。例えば、ノードA,D間の副伝送路910は、当該副伝送路910が収容される光ファイバケーブル91(「CB0」〜「CB2」参照)のうち、両端部の各光ファイバケーブル91の識別子「CB0」,「CB2」に対応付けて登録される。ノードD,I間の副伝送路910は、当該副伝送路910が収容される光ファイバケーブル91(「CB3」〜「CB7」参照)のうち、両端部の各光ファイバケーブル91の識別子「CB3」,「CB7」に対応付けて登録される。
このように、経路変換テーブル136は、副伝送路910を収容する全ての光ファイバケーブル91ではなく、両端部の光ファイバケーブル91の識別子だけを登録するので、HDD13のデータ量の増加が抑制される。
さらに、経路変換テーブル136は、補助伝送路920と、補助伝送路920を収容する光ファイバケーブル92との対応関係を示す。このため、ノードD,I間の補助伝送路920は、当該補助伝送路920が収容された光ファイバケーブル92の識別子「CB10」に対応付けて登録される。
判別部102は、経路変換テーブル136を参照することにより、複数の通信経路の候補の各々に含まれる主伝送路911、副伝送路910、及び補助伝送路920を、識別子に変換し、識別子が重複する通信経路の候補を判別する。図13には、通信経路の候補及び変換結果の例が示されている。図13において、「符号」は、図9及び図10内の通信経路R10a〜R10gの符号を示し、「通信経路」は、図9及び図10内の通信経路R10a〜R10gに含まれる伝送路910,911,920を示す。また、「変換結果」は、通信経路R10a〜R10gに含まれる伝送路910,911,920を、経路変換テーブル136(図12参照)を用いて識別子「CB0」〜「CB10」に変換した結果を示す。
例えば、通信経路R10bは、ノードD,I間の補助伝送路920と、ノードH,I間の主伝送路911との組み合わせである。ノードD,I間の補助伝送路920は、経路変換テーブル136により、識別子「CB10」に変換され、ノードH,I間の主伝送路911は、経路変換テーブル136により、識別子「CB7」に変換される。このため、判別部102は、通信経路R10bを、識別子「CB10」,「CB7」の集合として認識する。
また、通信経路R10dは、ノードA,D間及びノードI,Aの各副伝送路910と、ノードH,I間の主伝送路911との組み合わせである。ノードA,D間の副伝送路910は、経路変換テーブル136により、識別子「CB0」,「CB2」に変換され、ノードI,A間の副伝送路910は、経路変換テーブル136により、識別子「CB8」,「CB9」に変換される。また、ノードH,I間の主伝送路911は、経路変換テーブル136により、識別子「CB7」に変換される。このため、判別部102は、通信経路R10dを、識別子「CB0」,「CB2」,「CB7」〜「CB9」の集合として認識する。
通信経路R10b,10dは、変換の結果、それぞれ、識別子の重複がないため、判別部102は、通信経路R10b,R10dを、通信経路の候補から除外しない。なお、これは、他の通信経路R10c,R10e〜R10gについても同様である。
一方、通信経路R10aは、ノードD,I間の副伝送路910と、ノードH,I間の主伝送路911との組み合わせである。ノードD,I間の副伝送路910は、経路変換テーブル136により、識別子「CB3」,「CB7」に変換され、ノードH,I間の主伝送路911は、経路変換テーブル136により、識別子「CB7」に変換される。このため、判別部102は、通信経路R10bを、識別子「CB10」,「CB7」,「CB7」の集合として認識する。
通信経路R10aは、変換の結果、識別子「CB7」を重複して有するため(符号X参照)、判別部102は、通信経路R10aを、通信経路の候補から除外する。除外された通信経路R10aは、通信経路情報134から削除される。したがって、通信経路設計部100は、通信経路R10aを除く、通信経路R10b〜R10gから、通信回線の通信経路を決定する。このため、実施例に係るネットワーク設計装置によると、多重障害を防止したネットワークの設計が可能である。
上述したように、判別部102は、光ファイバケーブル91の識別子「CB0」〜「CB10」を用いて、光ファイバケーブル91が重複する通信経路の候補を判別するため、判別処理が容易である。
また、副伝送路910は、複数の光ファイバケーブル91に収容されるが、経路変換テーブル136には、両端部の光ファイバケーブル91の識別子のみが登録されているため、判別部102における判別処理の対象となる識別子数が低減される。したがって、判別部102は、副伝送路910を収容する全ての光ファイバケーブル91の識別子が経路変換テーブル136に登録された場合より短い時間で、同一の光ファイバケーブル91が重複して使用される通信経路の候補を判別できる。
次に、ネットワーク設計装置の動作を説明する。図14は、実施例に係るネットワーク設計方法を示すフローチャートである。
まず、操作者により、設計情報が、入力デバイス160や通信処理部14を介してネットワーク設計装置に入力される(ステップSt1)。設計情報は、トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133を含む。設計情報は、HDD13に格納される。
次に、通信回線設計部100は、トポロジ情報130及び伝送路情報133に基づいて経路変換テーブル136を生成する(ステップSt2)。上述したように、経路変換テーブル136には、主伝送路911、副伝送路910、及び補助伝送路920が、光ファイバケーブル91,92の識別子「CB0」〜「CB10」に対応付けられて登録されている。
次に、通信回線設計部100は、デマンド情報131に基づき、要求された通信回線の1つを選択する(ステップSt3)。次に、通信回線設計部100は、トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133に基づいて、伝送路910,911,920を組み合わせることにより、選択した通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する(ステップSt4)。通信回線設計部100は、生成した複数の通信経路の候補を、通信経路情報134としてHDD13に書き込む。
次に、判別部102は、複数の通信経路の候補から1つを選択する(ステップSt5)。次に、判別部102は、経路変換テーブル136を参照することにより、選択した通信経路の候補に含まれる主伝送路911、副伝送路910、及び補助伝送路920を、識別子「CB0」〜「CB10」に変換する(ステップSt6)。変換方法については、図13を参照して説明した通りである。
次に、判別部102は、変換した通信経路について、識別子の重複の有無を判定する(ステップSt7)。つまり、判別部102は、変換後の通信経路の候補に、同一の識別子が重複して含まれているか否かを判定する。
識別子が重複する場合(ステップSt7のYES)、判別部102は、選択した通信経路を、通信経路の候補から除外する(ステップSt9)。つまり、判別部102は、通信経路を通信経路情報134から削除する。図13の例の場合、通信経路R10aは、識別子「CB7」が重複するので、通信経路の候補から除外される。
一方、識別子が重複しない場合(ステップSt7のNO)、判別部102は、通信経路を通信経路情報134内に保持する(ステップSt8)。図13の例の場合、通信経路R10b〜R10gは、識別子が重複しないので、通信経路の候補から除外されない。
次に、判別部102は、未選択の通信経路の候補の有無を判定する(ステップSt10)。未選択の通信経路の候補がある場合(ステップSt10のYES)、判別部102は、他の通信経路の候補を選択し(ステップSt5)、再びステップSt6の処理を行う。
一方、未選択の通信経路の候補がない場合(ステップSt10のNO)、通信回線設計部100は、通信経路情報134内に残った通信経路の候補の中から、選択した通信回線の通信経路を決定する(ステップSt11)。このとき、通信回線設計部100は、例えば、通信経路について混合整数計画問題のモデルを生成し、解を得ることにより、通信経路を決定する。なお、混合整数計画問題は、1以上の制約条件下において、目的関数の最大値または最小値を得るための解析手段である。
次に、通信回線設計部100は、デマンド情報131に基づき、未選択の通信回線の有無を判定する(ステップSt12)。未選択の通信回線がある場合(ステップSt12のYES)、通信回線設計部100は、他の通信回線を選択し(ステップSt3)、再びステップSt4の処理を行う。
一方、未選択の通信回線がない場合(ステップSt12のNO)、波長割当部101は、通信回線ごとに、ネットワーク内の波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる(ステップSt13)。このとき、波長割当部101は、例えば、波長について混合整数計画問題のモデルを生成し、解を得ることにより、波長割当を実行する。混合整数計画問題の制約条件としては、例えば、共通の主伝送路911、副伝送路910、または補助伝送路920を経由する通信回線には、同一の波長を割り当てられないことが挙げられる。言い換えれば、通信経路の少なくとも一部が重複する通信回線同士に、共通の波長を割り当てることができない、という制約条件が用いられる。波長割当部101は、波長割当の結果を、波長割当情報135としてHDD13に書き込む。
次に、ネットワーク設計装置は、設計結果を出力し(ステップSt14)、処理を終了する。このとき、設計結果として、通信経路情報134及び波長割当情報135の内容が、ディスプレイ170に表示されてもよい。このようにして、ネットワークの設計処理は行われる。
次に、設計対象となるネットワークのノードのコストについて述べる。図15には、ネットワーク構成ごとのコストが示されている。
図15に示されたコストは、図4及び図5に示された分波器71a,71b,61及び合波器72a,72b,62の合計数(「合分波器数」)に基づいて算出される。各ノードに設置された波長多重伝送装置(ROADMなど)は、分波器及び合波器による多重光信号の光パワーの損失を補償するために、方路ごとに光増幅器が設けられる。分波器、合波器、及び光増幅器は、高価であるため、装置コストに大きく影響する。なお、実際には、装置コストは、電源ユニットのコストなどのように、方路数に依存しない固定的なコストも含む。
図4に示されるように、ゼネラルノードの波長多重伝送装置は、4方路に対応する4個の分波器71a,71b及び4個の合波器72a,72bを有するので、合分波器数は8個となる。一方、図5に示されるように、ローカルノードの波長多重伝送装置は、2方路に対応する2個の分波器61及び2個の合波器62を有するので、合分波器数は4個となる。
このため、2方路のノード(ローカルノードに相当)が10個設けられたネットワーク構成の場合、合分波器数は40個となる。図15中の「相対コスト」は、このネットワーク構成を採用した場合のコストを1.0(基準値)として、他のネットワーク構成のコストを示す。なお、ネットワーク構成は、何れもリング型を仮定している。
2方路のノード(ローカルノード)が7個設けられ、4方路のノード(ゼネラルノード)が3個設けられたネットワーク構成(図3参照)の場合、合分波器数は52個となる。したがって、このネットワーク構成の相対コストは、合分波器数の比(52/40)により1.3となる。
2方路のノード(ローカルノードに相当)が20個設けられたネットワーク構成(図1参照)の場合、合分波器数は80個となる。したがって、このネットワーク構成の相対コストは、合分波器数の比(80/40)により2.0となる。
4方路のノード(ゼネラルノードに相当)が10個設けられたネットワーク構成(図2参照)の場合、合分波器数は80個となる。したがって、このネットワーク構成の相対コストは、合分波器数の比(80/40)により2.0となる。
よって、図3に示されたネットワークを用いた場合、図1及び図2に示されたネットワークを用いた場合より、装置コストが35(%)低減される。また、図3に示されたネットワークは、2方路のノードが10個設けられた単純なネットワークと比較しても、装置コストの上昇が、約30(%)に抑えられる。
これまで述べたように、ネットワーク設計装置は、生成部(通信経路設計部)100と、テーブル(経路変換テーブル)136を記憶するHDD(記憶部)13と、判別部102とを有する。生成部100は、ネットワーク内の3以上のノード(ローカルノード)間を結ぶ主伝送路911と、主伝送路911とともに通信ケーブル(光ファイバケーブル)91に収容され、ネットワーク内の特定のノード(ゼネラルノード)間を結ぶ副伝送路910とを組み合わせる。これにより、生成部100は、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する。
テーブル136は、主伝送路911と、主伝送路911を収容する通信ケーブル91との対応関係、及び、副伝送路910と、副伝送路910を収容する複数の通信ケーブル91のうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示す。判別部102は、テーブル136を参照することにより、複数の通信経路の候補のうち、同一の通信ケーブル91が重複して使用される通信経路の候補を判別して、複数の通信経路の候補から除外する。
上記の構成によると、主伝送路911は、ネットワーク内の3以上のノード間を結び、副伝送路910は、ネットワーク内の特定のノード(ゼネラルノード)間を結ぶ。このため、特定のノード間の伝送路が二重化されるので、ネットワークの伝送容量を増加させることができる。また、他のノードは、副伝送路910に接続されないため、特定ノードより方路数が少なく、コストが抑制される。
また、副伝送路910は、複数の通信ケーブル91に収容されるが、テーブル136は、副伝送路910が収容された全ての通信ケーブル91との対応関係ではなく、両端部の通信ケーブル91との対応関係を示す。これにより、判別部102は、判別処理の対象となる通信ケーブル91が限定されるので、短時間で、同一の通信ケーブル91が重複して使用される通信経路の候補を判別できる。
判別部102は、テーブル136を参照することにより、複数の通信経路の候補のうち、同一の通信ケーブル91が重複して使用される通信経路の候補を、通信経路の候補から除外する。よって、実施例に係るネットワーク設計装置によると、多重障害を防止したネットワークの設計が可能である。
また、実施例に係るネットワーク設計方法は、以下の工程(1),(2)をコンピュータが実行する方法である。
工程(1):ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路911と、主伝送路911とともに通信ケーブル91に収容され、ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路910とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する。
工程(2):主伝送路911と、主伝送路911を収容する通信ケーブル91との対応関係、及び、副伝送路910と、副伝送路910を収容する複数の通信ケーブル91のうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブル136を参照する。これにより、複数の通信経路の候補のうち、同一の通信ケーブル91が重複して使用される通信経路の候補を判別して、複数の通信経路の候補から除外する。
実施例に係るネットワーク設計方法は、上記のネットワーク設計装置と同様の構成を有するため、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
また、実施例に係るネットワーク設計プログラムは、以下の処理(1),(2)をコンピュータに実行させるプログラムである。
処理(1):ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路911と、主伝送路911とともに通信ケーブル91に収容され、ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路910とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する。
処理(2):主伝送路911と、主伝送路911を収容する通信ケーブル91との対応関係、及び、副伝送路910と、副伝送路910を収容する複数の通信ケーブル91のうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブル136を参照する。これにより、複数の通信経路の候補のうち、同一の通信ケーブル91が重複して使用される通信経路の候補を判別して、複数の通信経路の候補から除外する。
実施例に係るネットワーク設計プログラムは、上記のネットワーク設計装置と同様の構成を有するため、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する生成部と、
前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを記憶する記憶部と、
前記テーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する判別部とを有することを特徴とするネットワーク設計装置。
(付記2) 前記テーブルには、前記主伝送路及び前記副伝送路が、前記通信ケーブルの識別子に対応付けられて登録され、
前記判別部は、前記テーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補の各々に含まれる前記主伝送路及び前記副伝送路を、前記識別子に変換し、前記識別子が重複する通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外することを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計装置。
(付記3) ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する工程と、
前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する工程とを、コンピュータが実行することを特徴とするネットワーク設計方法。
(付記4) 前記テーブルには、前記主伝送路及び前記副伝送路が、前記通信ケーブルの識別子に対応付けられて登録され、
前記テーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補の各々に含まれる前記主伝送路及び前記副伝送路を、前記識別子に変換し、前記識別子が重複する通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外することを特徴とする付記3に記載のネットワーク設計方法。
(付記5) ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成し、
前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク設計プログラム。
(付記6) 前記テーブルには、前記主伝送路及び前記副伝送路が、前記通信ケーブルの識別子に対応付けられて登録され、
前記テーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補の各々に含まれる前記主伝送路及び前記副伝送路を、前記識別子に変換し、前記識別子が重複する通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外することを特徴とする付記5に記載のネットワーク設計プログラム。
10 CPU
100 通信経路設計部(生成部)
101 波長割当部
102 判別部
13 HDD(記憶部)
136 経路変換テーブル(テーブル)
91 光ファイバケーブル(通信ケーブル)
910 副伝送路
911 主伝送路

Claims (4)

  1. ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する生成部と、
    前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを記憶する記憶部と、
    前記テーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する判別部とを有することを特徴とするネットワーク設計装置。
  2. 前記テーブルには、前記主伝送路及び前記副伝送路が、前記通信ケーブルの識別子に対応付けられて登録され、
    前記判別部は、前記テーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補の各々に含まれる前記主伝送路及び前記副伝送路を、前記識別子に変換し、前記識別子が重複する通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計装置。
  3. ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成する工程と、
    前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する工程とを、コンピュータが実行することを特徴とするネットワーク設計方法。
  4. ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路と、前記主伝送路とともに通信ケーブルに収容され、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路とを組み合わせることにより、要求された通信回線に応じた複数の通信経路の候補を生成し、
    前記主伝送路と、前記主伝送路を収容する前記通信ケーブルとの対応関係、及び、前記副伝送路と、前記副伝送路を収容する複数の前記通信ケーブルのうち、両端部の各通信ケーブルとの対応関係を示すテーブルを参照することにより、前記複数の通信経路の候補のうち、同一の前記通信ケーブルが重複して使用される通信経路の候補を判別して、前記複数の通信経路の候補から除外する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク設計プログラム。
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