JP2015056747A - ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラム - Google Patents

ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 大容量伝送が可能なネットワークを効果的に設計するネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラムを提供する。
【解決手段】 ネットワーク設計装置は、ネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する通信経路設計部と、通信回線ごとに、波長を割り当てる波長割当部と、特定のノード間において、副伝送路を経由する通信回線に割り当てられた波長数が、主伝送路を経由する通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの通信回線の一方が、副伝送路から主伝送路に導かれ、他方が、主伝送路から副伝送路に導かれるように、通信経路及び波長を変更する変更処理部とを有する。
【選択図】図12

Description

本件は、ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラムに関する。
クラウドサービスやスマートフォンなどの普及により通信需要が増加するに伴って、波長多重技術(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を利用した光ネットワークが広く普及している。波長多重技術は、波長が異なる複数の光信号を多重して伝送する技術である。
波長多重技術によると、例えば、伝送速度40(Gbps)×88波の光信号を多重し、波長多重光信号(以下、「多重光信号」と表記)として伝送することが可能である。WDM技術を利用した波長多重伝送装置としては、例えばROADM(Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)装置が知られている。
波長多重伝送装置の伝送容量は増加しているが、多重光信号を伝送する光ファイバの伝送容量には限界がある。例えば、光ファイバを伝搬する光の波長帯域として、Cバンド(Conventional Band)やLバンド(Long Band)などが挙げられるが、光ファイバの物理的特性上、これらの波長帯域には限界がある。
また、近年、通信需要の将来的な増加を見込み、偏波多重(Dual Polarization)方式、及び無線通信に用いられるQPSK(Quaternary Phase-Shift Keying)などの多値変調方式を、波長多重伝送装置に適用し、コヒーレント伝送を実現する試みがなされている。通信容量を増加するには、さらにデータ量の大きな多値変調方式と、さらに高密度な周波数多重技術が必要であるが、シャノン理論上の限界に達しつつある。
このため、ネットワーク設計において、例えば、複数の光ファイバが収容された光ファイバケーブルを、共通のノード間に設けることにより、波長多重伝送装置間の伝送容量を増加させることが考えられる。光ファイバケーブルは、外皮内に複数の光ファイバ(例えば、数百本〜千本)を収容するケーブルである。なお、ネットワーク設計に関し、例えば特許文献1には、光ネットワークのパスの最適化設計の手法が開示されている。
特表2005−032076号公報
しかし、当該ノードの波長多重伝送装置は、光ファイバ数分の方路に対応する部品(例えば波長選択スイッチや光増幅器など)を備えるため、共通のノード間に複数の光ファイバを設ける場合、装置コストが増加するという問題がある。さらに、この場合、所定のノード間を結ぶ伝送経路の選択において、光ファイバ数分の伝送経路の候補が存在するので、ネットワーク設計が複雑化するという問題もある。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、大容量伝送が可能なネットワークを効果的に設計するネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラムを提供することを目的とする。
本明細書に記載のネットワーク設計装置は、波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する通信経路設計部と、前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる波長割当部と、前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路設計部が設計した前記通信経路、及び、前記波長割当部が割り当てた前記波長を変更する変更処理部とを有する。
本明細書に記載のネットワーク設計方法は、波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する工程と、前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる工程と、前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路を設計する工程において設計された前記通信経路、及び、前記波長を割り当てる工程において割り当てられた前記波長を変更する工程とを、コンピュータが実行する方法である。
本明細書に記載のネットワーク設計プログラムは、波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計し、前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当て、前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路を設計する処理において設計された前記通信経路、及び、前記波長を割り当てる処理において割り当てられた前記波長を変更する、処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本明細書に記載のネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、及びネットワーク設計プログラムは、大容量伝送が可能なネットワークを効果的に設計できるという効果を奏する。
伝送路及びノードを二重化したネットワークの一例を示す構成図である。 伝送路を二重化したネットワークの一例を示す構成図である。 特定のノード間の伝送路を二重化したネットワークの一例を示す構成図である。 ゼネラルノードの波長多重伝送装置の一例を示す構成図である。 ローカルノードの波長多重伝送装置の一例を示す構成図である。 実施例に係るネットワーク設計装置を示す構成図である。 CPU(Central Processing Unit)の機能及びHDD(Hard Disk Drive)の格納情報の一例を示す構成図である。 デマンド情報の内容例を示すネットワーク構成図である。 折り返し経路の一例を示すネットワーク構成図である。 特定のノード間の伝送路を二重化したネットワークの他例を示す構成図である。 通信経路の設計の一例を示すネットワーク構成図である。 変更前の通信経路及び変更後の通信経路の一例を示すネットワーク構成図である。 変更後の通信経路の他例を示すネットワーク構成図である。 他の通信経路の変更例を示す図である。 実施例に係るネットワーク設計方法を示すフローチャートである。 通信経路の設計処理を示すフローチャートである。 通信経路及び波長の変更処理を示すフローチャートである。 ネットワーク構成ごとのコストを示す表である。
図1は、伝送路及びノードを二重化したネットワークの一例を示す構成図である。ネットワークは、各局舎90に設けられた一対のノードA〜J,a〜jを有する。なお、本例では、設計対象のネットワークとして、リング型のネットワークを挙げるが、これに限定されず、リニア型やメッシュ型などの他形態のネットワークであってもよい。
ノードA〜Jは、第1伝送路910により互いに接続され、ノードa〜jは、第2伝送路911により互いに接続されている。このため、ノードA〜Jとノードa〜jは、ネットワーク上、互いに独立している。第1伝送路910及び第2伝送路911は、それぞれ、互いに逆方向に光を伝搬する一対の光ファイバであり、共通の光ファイバケーブル(通信ケーブル)91に収容されている。
ノードA〜J,a〜jには、それぞれ、ROADMなどの波長多重伝送装置が設けられている。このため、ノードA〜Jの各波長多重伝送装置は、外部ネットワーク(図示せず)から入力(挿入)された光信号λin0を他の光信号と波長多重し、多重光信号として隣接ノードに伝送する。また、ノードA〜Jの各波長多重伝送装置は、隣接ノードから伝送された多重光信号から光信号λout0を分離(分岐)して、外部ネットワークに出力する。ノードa〜jの各波長多重伝送装置も、外部ネットワークから入力された光信号λin1を、多重光信号として隣接ノードに伝送し、隣接ノードから伝送された多重光信号から光信号λout1を分離する。なお、挿入される光信号の波長及び分岐される光信号の波長は、ネットワーク管理装置(図示せず)から各ノードA〜J,a〜jの波長多重伝送装置に設定される。
したがって、本例のネットワークにおいて、任意のノード間(ただし、ノードA〜Jとノードa〜jの間を除く)に通信回線を設けることができる。なお、ノードA〜Jの各波長多重伝送装置及びノードa〜jの各波長多重伝送装置は、第1伝送路910及び第2伝送路911にそれぞれ接続されるので、2つの方路を有している。
本例のネットワークは、局舎90同士が光ファイバケーブル91により接続されているため、二重化されていないネットワークの2倍の伝送容量を有する。しかし、各局舎90のノードが二重化されているため、装置コスト及び運用コストも、二重化されていないネットワークの2倍となる。また、本例のネットワークは、ノードA〜Jとノードa〜jが、個別の伝送路910,911により接続されているため、ネットワーク設計において、要求された通信回線が、2つの伝送路910,911に振り分けられる。このため、本ネットワークを用いて通信サービスを提供する場合、2つのネットワークが独立であるため、異なる伝送路910,911を用いて通信サービスの提供を受ける顧客の各光信号を、電気信号に変換することなく、光のままで相互接続できないという不便が生ずる。
そこで、各局舎90において、ノード数を低減するために、ノードA〜J,a〜jを統合し、伝送路は二重化したままのネットワークを用いてもよい。図2は、伝送路を二重化したネットワークの一例を示す構成図である。図2において、図1と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例のネットワークにおいて、各局舎90は、単一のノードA〜Jが設けられている。各ノードA〜Jは、第1伝送路910及び第2伝送路911により互いに接続されている。このため、各ノードA〜Jに設けられた波長多重伝送装置は、4つの方路を有する。
本例のネットワークにおいて、各局舎90のノード数は1つに低減されるが、一方で、波長多重伝送装置の方路数は増加するため、十分なコストの低減がなされない。また、各ノードA〜Jは、第1伝送路910及び第2伝送路911の両方に接続されているので、1つのネットワークを形成する。このため、本ネットワークでは、図1を参照して述べた相互接続に関する不便が発生しない。
しかし、ノードA〜Jごとに2つの伝送路910,911の候補が存在するため、通信回線の通信経路の設計が複雑化する。例えば、ノードG及びノードJ間に通信回線Pが要求された場合、ノードG及びノードH間、ノードH及びノードI間、及びノードI及びノードJ間にそれぞれ2つの伝送路の候補が存在するので、通信回線Pの通信経路の候補数は8(=2×2×2)となる。したがって、通信経路設計の簡単化が望まれる。
また、図1及び図2に示されたネットワークにおいて、ノードA〜J,a〜jは、複数の光ファイバが収容された光ファイバケーブル91により互いに接続されている。このため、例えば、光ファイバケーブル91が破断した場合、収容された複数の光ファイバに、同時に障害が発生し得る。複数の光ファイバに、同時に障害が発生すると、多重障害のために通信回線の復旧が困難となるという問題が生ずる。
例えば、図2において、ノードI及びノードJ間の光ファイバケーブル91が破断すると(×印参照)、当該区間の第1伝送路910及び第2伝送路911の両方に障害が発生する。このとき、ノードGから、ノードJで折り返してノードIに至る通信経路Rに、多重障害が生じてしまう。このため、光ファイバケーブル91を使用するネットワークの設計は、多重障害を回避するように行われることが望ましい。
図3は、特定のノード間の伝送路を二重化したネットワークの一例を示す構成図である。なお、図3において、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例のネットワークにおいて、特定のノードA,D,Iだけが第1伝送路910に接続され、他のノードB,C,E〜H,Jは、第2伝送路911のみに接続されている。ノードB,C,E〜H,Jが設けられた局舎では、第1伝送路910同士は、光コネクタ900により接続されている。なお、光コネクタ900に代えて、光増幅器により第1伝送路910同士を接続してもよい。
この構成によると、第2伝送路911は、ネットワーク内の全て(3以上)のノードA〜J間を結び、第1伝送路910は、ネットワーク内の特定のノードA,D,I間を結ぶ。このため、第1伝送路910及び第2伝送路911の使い分けが容易となり、通信経路の設計が簡単化される。本ネットワークを鉄道路線に例えると、第1伝送路910はローカル路線に該当し、第2伝送路911は急行路線に該当する。また、特定のノードA,D,Iは、急行停車駅に該当し、他のノードB,C,E〜H,Jは、一般の駅に該当する。なお、以降の説明において、ノードA,D,Iを「ゼネラルノード」と表記し、ノードB,C,E〜H,Jを「ローカルノード」と表記する。また、第1伝送路910を「副伝送路」と表記し、第2伝送路911を「主伝送路」と表記する。
図4は、ゼネラルノードA,D,Iの波長多重伝送装置の一例を示す構成図である。図4では、ゼネラルノードDの波長多重伝送装置の構成が示されているが、他のゼネラルノードA,Iの波長多重伝送装置の構成も同様である。
波長多重伝送装置は、4個の合波器72a,72bと、4個の分波器71a,71bと、光スイッチ70とを有する。分波器71a,71bは、異なる波長の光信号を分離することにより、入力された多重光信号を分波して光スイッチ70に出力する。分波器71aは、副伝送路910を介して、隣接するゼネラルノードA,Iに接続され、分波器71bは、主伝送路911を介して、隣接するローカルノードC,Eに接続されている。
光スイッチ70は、光信号の出力先を切り替える。光スイッチ70は、分波器71a,71bから入力された多重光信号、または外部ネットワークから入力された光信号λinを、光信号ごとの出力先の方路に応じた合波器72a,72bに出力する。また、光スイッチ70は、分波器71a,71bにより波長ごとに分離された光信号のうち、分岐対象の光信号λoutだけを外部ネットワークに出力する。
合波器72a,72bは、異なる波長の光信号を合波する。合波器72a,72bは、光スイッチ70から入力された複数の光信号を合波して多重光信号を生成して出力する。合波器72aは、副伝送路910を介して、隣接するゼネラルノードI,Aに接続され、合波器72bは、主伝送路911を介して、隣接するローカルノードE,Cに接続されている。
また、図5は、ローカルノードB,C,E〜H,Jの波長多重伝送装置の一例を示す構成図である。図5では、ローカルノードFの波長多重伝送装置の構成が示されているが、他のゼネラルノードB,C,E,G,H,Jの波長多重伝送装置の構成も同様である。
波長多重伝送装置は、2個の合波器62と、2個の分波器61と、光スイッチ60とを有する。分波器61は、異なる波長の光信号を分離することにより、入力された多重光信号を分波して光スイッチ60に出力する。分波器61は、主伝送路911を介して、隣接するローカルノードE,Gに接続されている。
光スイッチ60は、光信号の出力先を切り替える。光スイッチ60は、分波器61から入力された多重光信号、または外部ネットワークから入力された光信号λinを、光信号ごとの出力先の方路に応じた合波器62に出力する。また、光スイッチ60は、分波器61により波長ごとに分離された光信号のうち、分岐対象の光信号λoutだけを外部ネットワークに出力する。
合波器62は、異なる波長の光信号を合波する。合波器62は、光スイッチ60から入力された複数の光信号を合波して多重光信号を生成して出力する。合波器62は、主伝送路911を介して、隣接するローカルノードE,Gに接続されている。
上述したように、ゼネラルノードA,D,Iの波長多重伝送装置の方路数は4であり、ローカルノードB,C,E〜H,Jの波長多重伝送装置の方路数は2である。このため、ゼネラルノードA,D,Iの波長多重伝送装置の合波器72a,72b及び分波器71a,71bの合計数は8個であり、ローカルノードB,C,E〜H,Jの波長多重伝送装置の合波器62及び分波器61の合計数は4個である。
したがって、ゼネラルノードA,D,Iは、ローカルノードB,C,E〜H,Jより多くの光部品を有するため、装置コストがローカルノードB,C,E〜H,Jより高い。しかし、図3に示されたネットワークにおいては、ゼネラルノードA,D,Iは、全てのノードではなく、特定のノードであるので、全てのノードをゼネラルノードとした図2のネットワークと比較すると、装置コストが低減される。実施例に係るネットワーク設計装置は、例えば、図3に示されたネットワークを設計対象とし、要求された通信回線ごとに、通信経路の設計と、波長の割り当てとを実行する。
図6は、実施例に係るネットワーク設計装置を示す構成図である。ネットワーク設計装置は、例えばサーバなどのコンピュータ装置である。ネットワーク設計装置は、CPU10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、HDD13、通信処理部14、可搬型記憶媒体用ドライブ15、入力処理部16、及び画像処理部17などを備えている。
CPU10は、演算処理手段であり、ネットワーク設計プログラムに従って、ネットワークの設計処理を行う。CPU10は、各部11〜17とバス18を介して通信可能に接続されている。なお、ネットワーク設計装置1は、ソフトウェアにより動作するものに限定されず、CPU10に代えて、特定用途向け集積回路などのハードウェアが用いられてもよい。
RAM12は、CPU10のワーキングメモリとして用いられる。また、ROM11及びHDD13は、CPU10を動作させるネットワーク設計プログラムなどを記憶する記憶手段として用いられる。通信処理部14は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して外部の装置と通信を行うネットワークカードなどの通信手段である。
可搬型記憶媒体用ドライブ15は、可搬型記憶媒体150に対して、情報の書き込みや情報の読み出しを行う装置である。可搬型記憶媒体150の例としては、USBメモリ(USB: Universal Serial Bus)、CD−R(Compact Disc Recordable)、及びメモリカードなどが挙げられる。なお、ネットワーク設計プログラムは、可搬型記憶媒体150に格納されてもよい。
ネットワーク設計装置は、情報の入力操作を行うための入力デバイス160、及び、画像を表示するためのディスプレイ170を、さらに備える。入力デバイス160は、キーボード及びマウスなどの入力手段であり、入力された情報は、入力処理部16を介して
CPU10に出力される。ディスプレイ170は、液晶ディスプレイなどの画像表示手段であり、表示される画像データは、CPU10から画像処理部17を介してディスプレイに出力される。なお、入力デバイス160及びディスプレイ170に代えて、これらの機能を備えるタッチパネルなどのデバイスを用いることもできる。
CPU10は、ROM11、またはHDD13などに格納されているプログラム、または可搬型記憶媒体用ドライブ15が可搬型記憶媒体150から読み取ったプログラムを実行する。このプログラムには、OS(Operating System)だけでなく、上記のネットワーク設計プログラムも含まれる。なお、プログラムは、通信処理部14を介してダウンロードされたものであってもよい。
CPU10は、ネットワーク設計プログラムを実行すると、複数の機能が形成される。図7は、CPU10の機能及びHDD13の格納情報の一例を示す構成図である。
CPU10は、通信経路設計部100、波長割当部101、及び変更処理部102を含む。また、各部100〜102に関連して、HDD13は、トポロジ情報130、デマンド情報131、伝送路情報133、通信経路情報134、及び波長割当情報135を保持する。なお、各情報130〜135の格納手段は、HDD13に限定されず、ROM11や可搬型記憶媒体150であってもよい。
トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133は、ネットワークの設計条件を示す設計情報である。トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133は、例えば、操作者により入力デバイス160を介して入力されてもよいし、あるいは、通信処理部14を介してネットワークからダウンロードされてもよい。
トポロジ情報130は、設計対象となるネットワーク(図3参照)の形態、つまり、リンクを介したノードA〜J間の接続関係を示す。トポロジ情報130は、例えば、ネットワーク内の各リンクの識別子に、該リンクを介して接続されている一対のノードの識別子を対応付けて構成されている。
デマンド情報131は、ネットワークに開通する複数の通信回線の要求内容を示す。デマンド情報131は、例えば、各通信回線の端点(始点及び終点)となる一組のノードA〜Jと、通信回線ごとに使用する波長数とを含む。なお、通信回線の端点となる一組のノードは、光信号λinが挿入されるノード及び光信号λoutが分岐されるノードの組み合わせである。
伝送路情報133は、ネットワーク内のノードA〜J間を接続する伝送路の形態を示す。伝送路情報133は、例えば、全て(3以上)のノードA〜J間を結ぶ各主伝送路911、及びゼネラルノードA,D,I間を結ぶ各副伝送路910について、端点となる一組のノードに、光ファイバの本数を対応付けて構成されている。
通信経路設計部100は、トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133を読み出し、主伝送路911より副伝送路910を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する。以下に、通信経路の設計処理を述べる。
図8は、デマンド情報131の内容例を示すネットワーク構成図である。図8は、図3に示されたネットワークを、直線状の形態に展開して示す。なお、本例において、各伝送路に割り当て可能な波長数の上限を4とする。
通信回線P1は、ノードA及びノードD間に要求され、波長数は3である(カッコ内の「×3」参照、以下同様)。通信回線P2は、ノードD及びノードI間に要求され、波長数は3である。通信回線P3は、ノードI及びノードA間に要求され、波長数は2である。通信回線P4は、ノードB及びノードD間に要求され、波長数は2である。通信回線P5は、ノードE及びノードG間に要求され、波長数は1である。
通信回線P6は、ノードG及びノードH間に要求され、波長数は1である。通信回線P7は、ノードI及びノードJ間に要求され、波長数は1である。通信回線P8は、ノードC及びノードJ間に要求され、波長数は1である。通信回線P9は、ノードF及びノードA間に要求され、波長数は2である。
図8において、丸の中に記載された数字は、各ノードA〜Jにおいて挿入または分岐される光信号λin,λoutの合計数である。例えば、ノードAでは、通信回線P1の3つの光信号、通信回線P3の2つの光信号、及び通信回線P9の2つの光信号が挿入または分岐されるので、光信号λin,λoutの合計数は7である。また、ノードGでは、通信回線P5の光信号、及び通信回線P6の光信号が挿入または分岐されるので、光信号λin,λoutの合計数は2である。
本例では、光信号λin,λoutの合計数が5以上であるノードA,D,Iを、ゼネラルノードとし、光信号λin,λoutの合計数が4以下であるノードB,C,E〜H,Jを、ローカルノードとする。このように、ゼネラルノード及びローカルノードを、デマンド情報131に従って、光信号λin,λoutの合計数に応じて決定することで、通信経路設計部100は、通信回線P1〜P9の通信経路を効率よく設計できる。
つまり、ゼネラルノードは、主伝送路911及び副伝送路910の両方に接続されているため、光信号λin,λoutの経路の候補がローカルノードより多く、柔軟に通信経路を提供できる。仮に、主伝送路911及び副伝送路910に伝送される光信号の最大波長数を4とすると、ゼネラルノードA,D,Iの光信号λin,λoutの合計数は4を上回るので、光信号λin,λoutは、主伝送路911及び副伝送路910の両方に分けられて伝送される。
通信経路設計部100は、デマンド情報131が示す通信回線P1〜P9を、副伝送路910の利用可否に応じて2つのグループに区分する。より具体的には、通信経路設計部100は、通信回線P1〜P9の各区間に、ゼネラルノード同士を結ぶリンクL1〜L3が存在するか否かを判定し、該判定結果に応じて、通信回線P1〜P9を2つのグループに区分する。ここで、リンクL1は、ゼネラルノードA,D間のリンクであり、リンクL2は、ゼネラルノードD,I間のリンクであり、リンクL3は、ゼネラルノードA,I間のリンクである。
本例において、通信回線P1の区間(ノードA,D間)にはリンクL1があり、通信回線P2,P8の区間(ノードD,I間、ノードC,J間)にはリンクL2があり、通信回線P3,P9の区間(ノードA,I間、ノードA,F間)にはリンクL3がある。したがって、通信回線P1〜P3,P8,P9は、副伝送路910が利用可能なグループに属し、他の通信回線P4〜P7は、副伝送路910が利用不可能なグループに属する。
通信経路設計部100は、副伝送路910が利用可能なグループに関し、副伝送路910を含む通信経路を設計する。例えば、通信経路設計部100は、通信回線P8の通信経路として、ゼネラルノードD,I間の副伝送路910、ローカルノードC,D間の主伝送路911、及びローカルノードI,J間の主伝送路911の組み合わせを選択する。
また、通信経路設計部100は、副伝送路910が利用不可能なグループに関し、主伝送路911だけを含む通信経路を設計する。例えば、通信経路設計部100は、通信回線P5の通信経路として、ローカルノードE,F間の主伝送路911、及びローカルノードF,G間の主伝送路911の組み合わせを選択する。
通信経路設計部100は、図2を参照して述べたように、多重障害の発生を回避するため、ゼネラルノードにおいて、光信号が入力元ノードの方向に折り返されるような通信経路の設計を行わない。図9は、折り返し経路の一例を示すネットワーク構成図である。
例えば、ゼネラルノードD及びローカルノードH間に通信回線P10が要求されたとする。この場合、通信経路設計部100は、通信回線P10の通信経路R10として、ゼネラルノードD,I間の副伝送路910と、ゼネラルノードI及びローカルノードH間の主伝送路911の組み合わせを選択できない。仮に、通信経路R10を許容すると、ゼネラルノードD,I間において、主伝送路911及び副伝送路910の各光ファイバが共通の光ファイバケーブル91に収容されているため、光ファイバケーブル91の破断などにより多重障害が発生し得る。
光信号が入力元ノードの方向に折り返されるような通信経路の設計を回避するため、ゼネラルノードA,D,Iに設けられる波長多重伝送装置(図4参照)として、波長多重光信号を伝送する光クロスコネクト装置を用いてもよい。この場合、光スイッチ70は、光信号の出力先方路を規制するので、波長多重光信号は、ネットワークのリング内の一方向dのみに伝送され、折り返しの通信経路が禁止される。なお、光クロスコネクト装置とは異なる他の手段を用いて、波長多重光信号を、ネットワークのリング内の一方向dのみに伝送してもよい。
しかし、主伝送路911及び副伝送路910の各光ファイバが共通の光ファイバケーブル91に収容されていなければ、このような折り返しの通信経路を禁止しなくてもよい。図10は、特定のノード間の伝送路を二重化したネットワークの他例を示す構成図である。
本例のネットワークは、論理的には、図3に示されたネットワークの例と同一であるが、主伝送路911及び副伝送路910が独立に施設されているので、折り返しの通信経路が許容される。もっとも、本例のネットワークにおいても、上述した手段を用い、多重光信号の伝送方向を、リング内の一定方向dに限定することで、折り返しの通信経路を禁止してもよい。なお、以降の説明では、便宜上、折り返しの通信経路が許容されない場合を例に挙げるが、本例のネットワークは、設計対象から除外されない。
次に、ネットワークの他例に挙げて、通信経路の設計の詳細を述べる。図11は、通信経路の設計の一例を示すネットワーク構成図である。
本例のネットワークにおいて、ゼネラルノードA,C,E,G,Iは、副伝送路910を介して互いに接続され、主伝送路911を介してローカルノードB,D,F,H,Jと接続されている。ローカルノードB,D,F,H,Jは、主伝送路911を介して、ゼネラルノードA,C,E,G,Iに接続されている。また、本例のネットワークにおいて、通信回線P11がローカルノードB,H間に要求され、通信回線P12がローカルノードD,F間に要求されている。なお、通信回線P11,P12の波長数は、ともに1である(「×1」参照)。
通信回線P11の区間には、ゼネラルノードC,G間を結ぶリンクが存在するので、通信回線P11は、副伝送路910が利用可能なグループに属する。このため、通信経路設計部100は、通信回線P11の通信経路の候補として、以下の経路(1)〜(3)を生成する。
経路(1):ローカルノードB,C間の主伝送路911、ゼネラルノードC,E間の副伝送路910、ゼネラルノードE,G間の副伝送路910、及びローカルノードG,H間の主伝送路911の組み合わせ
経路(2):ローカルノードB,C間の主伝送路911、ローカルノードC,D間の主伝送路911、ローカルノードD,E間の主伝送路911、ゼネラルノードE,G間の副伝送路910、及びローカルノードG,H間の主伝送路911の組み合わせ
経路(3):ローカルノードB,C間の主伝送路911、ゼネラルノードC,E間の副伝送路910、ローカルノードE,F間の主伝送路911、ローカルノードF,G間の主伝送路911、及びローカルノードG,H間の主伝送路911の組み合わせ
通信経路設計部100は、経路(1)〜(3)のうち、副伝送路910の数が最も多い経路(1)を、通信回線P11の通信経路R11として選択する。つまり、経路(1)は、副伝送路910の数が2であるのに対し、経路(2),(3)は、副伝送路910の数が1であるため、経路(1)が、通信回線P11の通信経路R11として選択される。
一方、通信回線P12の区間には、ゼネラルノード間を結ぶリンクが存在しないので、通信回線P12は、副伝送路910が利用不可能なグループに属する。このため、通信経路設計部100は、通信回線P12の通信経路として、ローカルノードD,E間の主伝送路911、及びローカルノードE,F間の主伝送路911の組み合わせを選択する。
このように、通信経路設計部100は、可能な限り、副伝送路910を利用して、通信経路を設計する。すなわち、通信経路設計部100は、主伝送路911より副伝送路910を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する。これは、主伝送路911が、全てのノードA〜Jに接続されているので、光信号の挿入及び分岐の自由度が高いのに対し、副伝送路910が、特定のノード(ゼネラルノード)のみに接続されているので、光信号の挿入及び分岐の自由度が低いためである。
このような通信経路の選択手法によると、副伝送路910が利用可能なグループに属する通信回線P11、及び副伝送路910が利用不可能なグループに属する通信回線P12は、通信経路R11.R12内の伝送路が重複しない。このため、通信回線P11,P12に共通の波長を割り当てることが可能となり、波長資源が節約できる。
再び図7を参照すると、通信経路設計部100は、設計結果として、要求された通信回線ごとの通信経路を示す通信経路情報134を生成して、HDD13に書き込む。通信経路情報134は、例えば、通信回線ごとに対応付けられた、主伝送路911及び副伝送路910の少なくとも一方の識別子の組み合わせを含む。
波長割当部101は、トポロジ情報130、デマンド情報131、伝送路情報133、及び通信経路情報134を読み出し、通信回線ごとに、波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる。波長割当部101は、割り当て結果として、要求された通信回線ごとの波長を示す波長割当情報135を生成して、HDD13に書き込む。
変更処理部102は、ゼネラルノード間において、副伝送路910を経由する通信回線に割り当てられた波長数が、主伝送路911を経由する通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、通信経路及び波長を変更する。通信経路及び波長を変更は、ゼネラルノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの通信回線の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれるように行われる。
上述したように、通信経路設計部100は、主伝送路911より副伝送路910を優先的に選択するため、ゼネラルノード間において、副伝送路910の波長数が、主伝送路911の波長数より多くなり得る。このとき、副伝送路910の波長数が、割り当て可能な上限数を上回る場合、ネットワークを構成することが不可能である。
したがって、変更処理部102は、主伝送路911及び副伝送路910間において、波長数が均衡するように、通信経路設計部100が設計した通信経路、及び、波長割当部101が割り当てた波長を変更する。変更処理部102は、変更した通信経路を通信経路情報134に反映し、変更した波長を波長割当情報135に反映する。以下に、通信経路及び波長の変更について、具体例を挙げて説明する。
図12は、変更前の通信経路及び変更後の通信経路の一例を示すネットワーク構成図である。図12(a)は、変更前の通信経路を示し、図12(b)は、変更後の通信経路を示す。なお、ネットワークの形態は、図11に示されたネットワークと同一である。
本例のネットワークにおいて、通信回線P13がノードB,H間に要求され、通信回線P14がノードD,I間に要求されている。通信回線P13,P14の各区間には、ゼネラルノード間を結ぶリンクが存在するので、通信回線P13,P14は、副伝送路910が利用可能なグループに属する。なお、通信回線P13,P14の波長数は、ともに1である(「×1」参照)。
上述したように、通信経路設計部100は、副伝送路910を優先的に選択して通信経路を設計する。このため、変更前、通信経路設計部100は、通信回線P13の通信経路R13として、ノードB,C間の主伝送路911と、ノードC,E間及びノードE,G間の各副伝送路910と、及びノードG,H間の主伝送路911の組み合わせを選択する。また、通信経路設計部100は、通信回線P14の通信経路R14として、ノードD,E間の主伝送路911と、ノードE,G間及びノードG,I間の各副伝送路910との組み合わせを選択する。
したがって、通信回線P13の通信経路R13は、ノードE,G間の副伝送路910が、通信回線P14の通信経路R14と重複する。このため、波長割当部101は、通信回線P13,P14に異なる波長λ1,λ2を割り当てる。これにより、ノードE,G間において、副伝送路910を経由する通信回線P13,P14に割り当てられた波長数(本例では2(λ1,λ2))が、主伝送路911を経由する通信回線に割り当てられた波長数(本例では0)より多くなる。
仮に、主伝送路911及び副伝送路910の波長の上限数を1とすると、波長が不足するので、ネットワークを構成することが不可能である。そこで、変更処理部102は、ノードGに接続された主伝送路911及び副伝送路910に、波長λ1の通信経路の空きXが存在することを利用して、通信回線P13,P14に共通の波長を割り当てることが可能となるように、通信経路R13,R14を変更する。なお、波長λ1の通信経路の空きXが存在する理由は、図9を参照して述べたように、折り返しの通信経路の設計が禁止されているためである。
変更処理部102は、通信経路R13,R14間で重複する副伝送路910の両側のゼネラルノードE,Gにおいて、同一波長の2つの通信経路が、主伝送路911及び副伝送路910を交換するように経路変更が可能か否かを調査する。つまり、変更処理部102は、ゼネラルノードG,Hを介し、同一の波長の通信回線P13,P14の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれるように、経路変更することの可否を判断する。
本例において、この経路変更は、ゼネラルノードG,Hの何れについても可能であるが、図12(b)には、ゼネラルノードGの場合が示されている。変更処理部102は、通信回線P14の通信経路R14を、ノードE,F間及びノードF,G間の各主伝送路911を経由するように変更する。このため、変更後の通信経路R14aは、ノードD,E間、ノードE,F間、及びノードF,G間の各主伝送路911と、ノードG,I間の副伝送路910との組み合わせとなる。
変更後の通信経路R14aは、通信回線P13の通信経路R13と重複する伝送路910,911を含まないので、変更処理部102は、通信回線P14の波長をλ2から、通信回線P13と同じλ1に変更する。これにより、ゼネラルノードGを介し、同一の波長λ1が割り当てられた2つの通信回線P13,P14の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれる。つまり、ゼネラルノードGにおいて、同一波長λ1の2つの通信経路P13、P14は、主伝送路911及び副伝送路910を交換するように変更される。なお、本例において、変更処理部102は、2つの通信回線P13,P14の共通の波長がλ1となるように波長を変更したが、共通の波長がλ2となるように波長を変更してもよい。
また、本例において、変更処理部102は、ゼネラルノードGにおいて、同一波長λ1の通信経路P13、P14が、主伝送路911及び副伝送路910を交換するように経路変更したが、ゼネラルノードEについても、同様の方法で経路変更できる。図13は、変更後の通信経路の他例を示すネットワーク構成図である。
変更処理部102は、通信回線P13の通信経路R13を、ノードE,F間及びノードF,G間の各主伝送路911を経由するように変更する。このため、変更後の通信経路R13aは、ノードB,C間の主伝送路911と、ノードC,E間の副伝送路910と、ノードE,F間、ノードF,G間、及びノードG,H間の各主伝送路911との組み合わせとなる。
変更後の通信経路R13aは、通信回線P14の通信経路R14と重複する伝送路910,911を含まないので、変更処理部102は、通信回線P14の波長をλ2から、通信回線P13と同じλ1に変更する。これにより、ゼネラルノードEを介し、同一の波長λ1が割り当てられた2つの通信回線P13,P14の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれる。つまり、ゼネラルノードEにおいて、同一波長λ1の2つの通信経路P13、P14は、主伝送路911及び副伝送路910を交換するように変更される。なお、本例において、変更処理部102は、2つの通信回線P13,P14の共通の波長がλ1となるように波長を変更したが、共通の波長がλ2となるように波長を変更してもよい。
次に、変更処理部102の変更処理について、さらに他の具体例を挙げて、詳述する。図14には、他の通信経路の変更例が示されている。
本例のネットワークは、ノードA〜Oを有し、ノードA,C,F,H,J,M,Oはゼネラルノードであり、ノードB,D,E,G,I,K,L,Nは、ローカルノードである。本例のネットワークにおいて、ノードB,I間には、通信回線P21が要求され、ノードD,K間には、通信回線P22が要求されている。また、ノードE,L間には、通信回線P23が要求され、ノードG,N間には、通信回線P24が要求されている。
図14において、符号G1は、変更前の通信経路及び波長割当を示す。符号G2は、比較例としての変更後の通信経路及び波長割当を示し、符号G3は、実施例における変更後の通信経路及び波長割当を示す。
また、各通信経路R21〜R24,R21a,R22a,R24aは、位置z0,z1で延びる線により表されている。位置z1で延びる線は、副伝送路910を示し、位置z0で延びる線は、主伝送路911を示す。
また、括弧内に記載された2つの数字(「[1/2]」など参照)は、各ゼネラルノード間において、副伝送路910を経由する通信回線の波長数、及び主伝送路911を経由する通信回線の波長数を示す。例えば、変更前の通信経路(符号G1参照)について、ゼネラルノードF,H間では、副伝送路910を経由する通信回線P21〜P23の波長数は3つであり、主伝送路911を経由する通信回線P24の波長数は、1つであるから、「[3/1]」と記載される。
まず、変更前の通信経路を参照すると、通信回線P21の通信経路R21は、ノードB,C間の主伝送路911と、ノードC,F間及びノードG,H間の各副伝送路910と、ノードH,I間の主伝送路911との組み合わせである。通信回線P22の通信経路R22は、ノードD,E間及びノードE,F間の各主伝送路911と、ノードF,H間及びノードH,J間の副伝送路910と、ノードJ,K間の主伝送路911との組み合わせである。通信回線P23の通信経路R23は、ノードE,F間の主伝送路911と、ノードF,H間及びノードH,J間の各副伝送路910と、ノードJ,K間の主伝送路911との組み合わせである。通信回線P24の通信経路R24は、ノードG,H間の主伝送路911と、ノードH,J間及びノードJ,M間の各副伝送路910と、ノードM,N間の主伝送路911との組み合わせである。
通信回線P21は、波長λ1が割り当てられ、通信回線P22は、波長λ2が割り当てられている。通信回線P23は、波長λ3が割り当てられ、通信回線P24は、波長λ1が割り当てられている。
ゼネラルノードF,H間において、副伝送路910を経由する通信回線P21〜P23に割り当てられた波長数は3であり、主伝送路911を経由する通信回線P24に割り当てられた波長数は1である。また、ゼネラルノードH,J間において、副伝送路910を経由する通信回線P22〜P24に割り当てられた波長数は3であり、主伝送路911を経由する通信回線P21に割り当てられた波長数は1である。
このため、ノードF,H間及びノードH,J間において、副伝送路910を経由する通信回線P22〜P24に割り当てられた波長数が、主伝送路911を経由する通信回線P21に割り当てられた波長数より多いので、変更処理部102は、波長数を均衡させる。
比較例(符号G2参照)では、通信回線P22の通信経路R22が、ゼネラルノードF,H間及びゼネラルノードH,J間において、副伝送路910から主伝送路911に変更されている。このため、変更後の通信経路R22aは、ノードD,K間を結ぶ全て主伝送路911の組み合わせとなる。
このように通信経路R22を変更することにより、ゼネラルノードF,H間及びゼネラルノードH,J間において、副伝送路910を経由する通信回線P22〜P24の波長数は2となり、主伝送路911を経由する通信回線P21の波長数は2となる。これにより、ゼネラルノードF,H間及びゼネラルノードH,J間において、波長数が均衡する。
しかし、変更後の通信経路R22aは、通信回線P23の通信経路R23と主伝送路911が重複するため、波長ブロッキングが発生する(符号B参照)。このため、通信回線P22,P23は、互いに異なる波長λ2,λ3を用いることになるので、ネットワーク全体の波長数は3となり、変更前の波長数と同一となる。
これに対し、実施例(符号G3参照)では、通信回線P21の通信経路R21が、ゼネラルノードF,H間において、副伝送路910から主伝送路911に変更されている。また、通信回線P24の通信経路R24が、ゼネラルノードH,J間において、副伝送路910から主伝送路911に変更されている。
このため、変更後の通信経路R21aは、ノードB,C間の主伝送路911と、ノードC,F間の副伝送路910と、ノードF,G間、ノードG,H間、及びノードH,I間の各主伝送路911との組み合わせとなる。また、変更後の通信経路R24aは、ノードG,H間、ノードH,I間、及びノードI,J間の各主伝送路911と、ノードJ,M間の副伝送路910と、ノードM,N間の主伝送路911との組み合わせとなる。
このように通信経路R21,R24を変更することにより、ゼネラルノードF,H間及びゼネラルノードH,J間において、副伝送路910を経由する通信回線P22,P23の波長数は2となり、主伝送路911を経由する通信回線P21,P22の波長数は2となる。これにより、ゼネラルノードF,H間及びゼネラルノードH,J間において、波長数が均衡する。
このとき、通信経路R21a,R22は、伝送路910,911が重複せず、波長ブロッキングが発生しないので、通信回線P21,P22は、同一波長λ1を使用できる。同様に、通信経路R23,R24aも、伝送路910,911が重複せず、波長ブロッキングが発生しないので、通信回線P23,P24は、同一波長λ2を使用できる。
つまり、ゼネラルノードFを介し、同一の波長λ1が割り当てられた通信回線P21,P22の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれる(符号X1)ように、通信経路R21及び波長が変更される。また、ゼネラルノードJを介し、同一の波長λ2が割り当てられた通信回線P23,P24の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれる(符号X2)ように、通信経路R24及び波長が変更される。
このように、実施例によると、比較例とは異なり、波長数を均衡させるだけでなく、ネットワーク全体の波長数を3から2に低減することができる。
次に、ネットワーク設計装置の動作を説明する。図15は、実施例に係るネットワーク設計方法を示すフローチャートである。
まず、操作者により、設計情報が、入力デバイス160や通信処理部14を介してネットワーク設計装置に入力される(ステップSt1)。設計情報は、トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133を含む。設計情報は、HDD13に格納される。
次に、通信回線設計部100は、トポロジ情報130、デマンド情報131、及び伝送路情報133に基づいて、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する(ステップSt2)。このとき、通信回線設計部100は、上述したように、ネットワーク内の全て(3以上)のノード間を結ぶ主伝送路911より、ネットワーク内の特定のノード(ゼネラルノード)間を結ぶ副伝送路910を優先的に選択する。
通信回線設計部100は、例えば、通信経路について混合整数計画問題のモデルを生成し、解を得ることにより、通信経路を設計する。なお、混合整数計画問題は、1以上の制約条件下において、目的関数の最大値または最小値を得るための解析手段である。
次に、CPU10は、変数kを0にセットする(ステップSt3)。変数kは、波長割当部101が波長割当を実行した回数を示す。
次に、波長割当部101は、通信回線ごとに、ネットワーク内の波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる(ステップSt4)。このとき、波長割当部101は、例えば、波長について混合整数計画問題のモデルを生成し、解を得ることにより、波長割当を実行する。混合整数計画問題の制約条件としては、例えば、共通の主伝送路911または副伝送路910を経由する通信回線には、同一の波長を割り当てられないことが挙げられる。言い換えれば、通信経路の少なくとも一部が重複する通信回線同士に、共通の波長を割り当てることができない、という制約条件が用いられる。
次に、変更処理部102は、各ゼネラルノード間において、副伝送路910を経由する通信回線に割り当てられた波長数と、主伝送路911を経由する通信回線に割り当てられた波長数とが均衡するか否かを判定する(ステップSt5)。波長数が均衡する場合(ステップSt5のYES)、ネットワーク設計装置は、設計結果を出力し(ステップSt6)、処理を終了する。このとき、設計結果は、通信経路情報134及び波長割当情報135としてHDD13に格納されるだけでなく、ディスプレイ170に表示されてもよい。
一方、波長数が均衡しない場合(ステップSt5のNO)、CPU10は、変数kが所定値Kmaxに達したか否かを判定する(ステップSt7)。変数kが所定値Kmaxに達した場合(ステップSt7のYES)、ネットワーク設計装置は、設計の失敗を通知し(ステップSt8)、処理を終了する。失敗通知は、例えばディスプレイ170に表示される。このように、波長割当部101が波長割当を実行した回数を、所定値Kmaxに制限することにより、ネットワーク設計装置が、波長割当不可能なネットワーク設計を永久に繰り返すことが防止される。
変数kが所定値Kmax未満である場合(ステップSt7のNO)、CPU10は、変数kに1を加算する(ステップSt9)。次に、変更処理部102は、通信経路設計部100が設計した通信経路、及び、波長割当部101が割り当てた波長を変更する(ステップSt10)。通信経路及び波長の変更は、上述したように、同一の波長が割り当てられた2つの通信回線の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれるように行われる。
変更処理部102は、変更した通信経路及び波長の情報を反映するため、通信経路情報134及び波長割当情報135をそれぞれ更新する。波長割当部101は、更新された通信経路情報134及び波長割当情報135に基づいて、再度波長割当を実行する(ステップSt4)。その後、ステップSt5以降の処理が繰り返される。このようにして、ネットワーク設計は行われる。
次に、通信経路の設計処理(図15のステップSt2)を説明する。図16は、通信経路の設計処理を示すフローチャートである。
まず、通信経路設計部100は、HDD13からデマンド情報131を読み出し、要求された通信回線を選択する(ステップSt21)。次に、通信経路設計部100は、HDD13からトポロジ情報130及び伝送路情報133を読み出し、図11を参照して述べたように、通信回線の区間(一組のノード)に応じ、伝送路910,911の組み合わせの候補を生成する(ステップSt22)。
次に、通信経路設計部100は、トポロジ情報130に基づいて、選択した通信回線の区間にゼネラルノード間のリンクが存在するか否かを判定する(ステップSt23)。ゼネラルノード間のリンクが存在する場合(ステップSt23のYES)、通信経路設計部100は、選択した通信回線を、副伝送路910が利用可能なグループに振り分ける。そして、通信経路設計部100は、生成した通信経路の候補のうち、最多の副伝送路910を含む候補を通信経路として選択する(ステップSt24)。図11の例の場合、通信経路設計部100は、候補の経路(1)〜(3)のうち、経路(1)を選択する。
一方、ゼネラルノード間のリンクが存在しない場合(ステップSt23のNO)、通信経路設計部100は、選択した通信回線を、副伝送路910が利用不可能なグループに振り分ける。そして、通信経路設計部100は、主伝送路911のみを含む候補を通信経路として選択する(ステップSt25)。
次に、通信経路設計部100は、デマンド情報131に基づいて、未選択の通信回線の有無を判定する(ステップSt26)。未選択の通信回線がある場合(ステップSt26のYES)、通信経路設計部100は、他の通信回線を選択し(ステップSt21)、再びステップSt22の処理を実行する。未選択の通信回線がない場合(ステップSt26のNO)、通信経路設計部100は、処理を終了する。このようにして、通信経路の設計処理は実行される。
次に、通信経路及び波長の変更処理(図15のステップSt10)を説明する。図17は、通信経路及び波長の変更処理を示すフローチャートである。
まず、変更処理部102は、トポロジ情報130に基づいて、隣接する一組のゼネラルノードを選択する(ステップSt31)。図12の例の場合、変更処理部102は、ノードA,Cの組、ノードC,Eの組、ノードE,Gの組、ノードG,Iの組、及びノードI,Aの組のうちの1つを選択する。
次に、変更処理部102は、選択したゼネラルノード間において、副伝送路910を経由する通信回線に割り当てられた波長数が、主伝送路911を経由する通信回線に割り当てられた波長数より多いか否かを判定する(ステップSt32)。副伝送路910の波長数が、主伝送路911の波長数より多い場合(ステップSt32のYES)、変更処理部102は、ゼネラルノードで、同一波長の通信回線同士が、主伝送路911及び副伝送路910を交換できるか否かを判定する(ステップSt33)。
つまり、変更処理部102は、ゼネラルノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの通信回線の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれるように、通信経路及び波長を変更できるかを判定する。図12の例の場合、変更処理部102は、ゼネラルノードE,Gについて上記の判定を行う。
主伝送路911及び副伝送路910の交換が可能である場合(ステップSt33のYES)、変更処理部102は、上記の変更を反映するため、通信経路情報134及び波長割当情報135を更新する(ステップSt34)。主伝送路911及び副伝送路910の交換が不可能である場合(ステップSt33のNO)、または副伝送路910の波長数が、主伝送路911の波長数以下である場合(ステップSt32のNO)、変更処理部102は、上記の更新を行わない。
次に、変更処理部102は、トポロジ情報130に基づいて、未選択の一組のゼネラルノードの有無を判定する(ステップSt35)。未選択の一組のゼネラルノードがある場合(ステップSt35のYES)、変更処理部102は、他の一組のゼネラルノードを選択し(ステップSt31)、再びステップSt32の処理を実行する。未選択の一組のゼネラルノードがない場合(ステップSt35のNO)、変更処理部102は、処理を終了する。このようにして、通信経路及び波長の変更処理は実行される。
次に、設計対象となるネットワークのノードのコストについて述べる。図18には、ネットワーク構成ごとのコストが示されている。
図18に示されたコストは、図4及び図5に示された分波器71a,71b,61及び合波器72a,72b,62の合計数(「合分波器数」)に基づいて算出される。各ノードに設置された波長多重伝送装置(ROADMなど)は、分波器及び合波器による多重光信号の光パワーの損失を補償するために、方路ごとに光増幅器が設けられる。分波器、合波器、及び光増幅器は、高価であるため、装置コストに大きく影響する。なお、実際には、装置コストは、電源ユニットのコストなどのように、方路数に依存しない固定的なコストも含む。
図4に示されるように、ゼネラルノードの波長多重伝送装置は、4方路に対応する4個の分波器71a,71b及び4個の合波器72a,72bを有するので、合分波器数は8個となる。一方、図5に示されるように、ローカルノードの波長多重伝送装置は、2方路に対応する2個の分波器61及び2個の合波器62を有するので、合分波器数は4個となる。
このため、2方路のノード(ローカルノードに相当)が10個設けられたネットワーク構成の場合、合分波器数は40個となる。図18中の「相対コスト」は、このネットワーク構成を採用した場合のコストを1.0(基準値)として、他のネットワーク構成のコストを示す。なお、ネットワーク構成は、何れもリング型を仮定している。
2方路のノード(ローカルノード)が7個設けられ、4方路のノード(ゼネラルノード)が3個設けられたネットワーク構成(図3参照)の場合、合分波器数は52個となる。したがって、このネットワーク構成の相対コストは、合分波器数の比(52/40)により1.3となる。
2方路のノード(ローカルノードに相当)が20個設けられたネットワーク構成(図1参照)の場合、合分波器数は80個となる。したがって、このネットワーク構成の相対コストは、合分波器数の比(80/40)により2.0となる。
4方路のノード(ゼネラルノードに相当)が10個設けられたネットワーク構成(図2参照)の場合、合分波器数は80個となる。したがって、このネットワーク構成の相対コストは、合分波器数の比(80/40)により2.0となる。
よって、図3に示されたネットワークを用いた場合、図1及び図2に示されたネットワークを用いた場合より、装置コストが35(%)低減される。また、図3に示されたネットワークは、2方路のノードが10個設けられた単純なネットワークと比較しても、装置コストの上昇が、約30(%)に抑えられる。
これまで述べたように、ネットワーク設計装置は、通信経路設計部100と、波長割当部101と、変更処理部102とを有する。通信経路設計部100は、波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路911より、ネットワーク内の特定のノード(ゼネラルノード)間を結ぶ副伝送路910を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する。
波長割当部101は、通信回線ごとに、波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる。変更処理部102は、特定のノード間において、副伝送路910を経由する通信回線に割り当てられた波長数が、主伝送路911を経由する通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、通信経路設計部が設計した通信経路、及び、波長割当部が割り当てた波長を変更する。通信経路及び波長の変更は、特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの通信回線の一方が、副伝送路から主伝送路に導かれ、他方が、主伝送路から副伝送路に導かれるように行われる。
上記の構成によると、主伝送路911は、ネットワーク内の3以上のノード間を結び、副伝送路910は、ネットワーク内の特定のノード(ゼネラルノード)間を結ぶ。このため、特定のノード間の伝送路が二重化されるので、コストを抑えつつ、ネットワークの伝送容量を増加させることができる。
また、通信経路設計部100は、主伝送路911より副伝送路910を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する。このため、光信号の挿入及び分岐の自由度が主伝送路911より低い副伝送路910に、できるだけ多くの通信経路を集めることができる。
波長割当部101は、通信回線ごとに、波長多重光信号に含まれる波長を割り当てるため、主伝送路911及び副伝送路910ごとに使用される波長数が決定される。
変更処理部102は、特定のノード間において、副伝送路910の波長数が、主伝送路911の波長数より多い場合、通信経路設計部が設計した通信経路、及び、波長割当部が割り当てた波長を変更する。このため、副伝送路910を優先的に選択して通信経路を設計した結果として、副伝送路910の波長数が、主伝送路911の波長数より多くなっても、主伝送路911及び副伝送路910の各波長数を均衡させることができる。
このとき、通信経路及び波長の変更は、特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの通信回線の一方が、副伝送路から主伝送路に導かれ、他方が、主伝送路から副伝送路に導かれるように行われるため、伝送路910,911の波長数が低減される。したがって、各ノードの装置コストが低減される。
よって、実施例に係るネットワーク設計装置は、大容量伝送が可能なネットワークを効果的に設計できる。
また、実施例に係るネットワーク設計方法は、以下の工程(1)〜(3)をコンピュータが実行する方法である。
工程(1):波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路911より、ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路910を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する。
工程(2):通信回線ごとに、波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる。
工程(3):特定のノード間において、副伝送路910を経由する通信回線に割り当てられた波長数が、主伝送路911を経由する通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、通信経路を設計する工程において設計された通信経路、及び、波長を割り当てる工程において割り当てられた波長を変更する。ここで、通信経路及び波長の変更は、特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの通信回線の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれるように行われる。
実施例に係るネットワーク設計方法は、上記のネットワーク設計装置と同様の構成を有するため、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
また、実施例に係るネットワーク設計プログラムは、以下の処理(1)〜(3)をコンピュータに実行させるプログラムである。
処理(1):波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路911より、ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路910を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する。
処理(2):通信回線ごとに、波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる。
処理(3):特定のノード間において、副伝送路910を経由する通信回線に割り当てられた波長数が、主伝送路911を経由する通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、通信経路を設計する処理において設計された通信経路、及び、波長を割り当てる処理において割り当てられた波長を変更する。ここで、通信経路及び波長の変更は、特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの通信回線の一方が、副伝送路910から主伝送路911に導かれ、他方が、主伝送路911から副伝送路910に導かれるように行われる。
実施例に係るネットワーク設計プログラムは、上記のネットワーク設計装置と同様の構成を有するため、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する通信経路設計部と、
前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる波長割当部と、
前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路設計部が設計した前記通信経路、及び、前記波長割当部が割り当てた前記波長を変更する変更処理部とを有することを特徴とするネットワーク設計装置。
(付記2) 前記波長多重光信号は、一方向に伝送されることを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計装置。
(付記3) 前記特定のノードには、前記波長多重光信号を伝送する光クロスコネクト装置が設けられることを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計装置。
(付記4) 前記ネットワーク内の共通のノード間を結ぶ前記主伝送路及び前記副伝送路は、共通の通信ケーブルに収容されることを特徴とする付記1に記載のネットワーク設計装置。
(付記5) 波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する工程と、
前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる工程と、
前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路を設計する工程において設計された前記通信経路、及び、前記波長を割り当てる工程において割り当てられた前記波長を変更する工程とを、コンピュータが実行することを特徴とするネットワーク設計方法。
(付記6) 前記波長多重光信号は、一方向に伝送されることを特徴とする付記5に記載のネットワーク設計方法。
(付記7) 前記特定のノードには、前記波長多重光信号を伝送する光クロスコネクト装置が設けられることを特徴とする付記5に記載のネットワーク設計方法。
(付記8) 前記ネットワーク内の共通のノード間を結ぶ前記主伝送路及び前記副伝送路は、共通の通信ケーブルに収容されることを特徴とする付記5に記載のネットワーク設計方法。
(付記9) 波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計し、
前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当て、
前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路を設計する処理において設計された前記通信経路、及び、前記波長を割り当てる処理において割り当てられた前記波長を変更する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク設計プログラム。
(付記10) 前記波長多重光信号は、一方向に伝送されることを特徴とする付記9に記載のネットワーク設計プログラム。
(付記11) 前記特定のノードには、前記波長多重光信号を伝送する光クロスコネクト装置が設けられることを特徴とする付記9に記載のネットワーク設計プログラム。
(付記12) 前記ネットワーク内の共通のノード間を結ぶ前記主伝送路及び前記副伝送路は、共通の通信ケーブルに収容されることを特徴とする付記9に記載のネットワーク設計プログラム。
10 CPU
100 通信経路設計部
101 波長割当部
102 変更処理部
91 光ファイバケーブル(通信ケーブル)
910 副伝送路
911 主伝送路

Claims (6)

  1. 波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する通信経路設計部と、
    前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる波長割当部と、
    前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路設計部が設計した前記通信経路、及び、前記波長割当部が割り当てた前記波長を変更する変更処理部とを有することを特徴とするネットワーク設計装置。
  2. 前記波長多重光信号は、一方向に伝送されることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計装置。
  3. 前記特定のノードには、前記波長多重光信号を伝送する光クロスコネクト装置が設けられることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計装置。
  4. 前記ネットワーク内の共通のノード間を結ぶ前記主伝送路及び前記副伝送路は、共通の通信ケーブルに実装されることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計装置。
  5. 波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計する工程と、
    前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当てる工程と、
    前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路を設計する工程において設計された前記通信経路、及び、前記波長を割り当てる工程において割り当てられた前記波長を変更する工程とを、コンピュータが実行することを特徴とするネットワーク設計方法。
  6. 波長多重光信号が伝送されるネットワーク内の3以上のノード間を結ぶ主伝送路より、前記ネットワーク内の特定のノード間を結ぶ副伝送路を優先的に選択することにより、要求された通信回線ごとに通信経路を設計し、
    前記通信回線ごとに、前記波長多重光信号に含まれる波長を割り当て、
    前記特定のノード間において、前記副伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数が、前記主伝送路を経由する前記通信回線に割り当てられた波長数より多い場合、前記特定のノードを介し、同一の波長が割り当てられた2つの前記通信回線の一方が、前記副伝送路から前記主伝送路に導かれ、他方が、前記主伝送路から前記副伝送路に導かれるように、前記通信経路を設計する処理において設計された前記通信経路、及び、前記波長を割り当てる処理において割り当てられた前記波長を変更する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク設計プログラム。
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