JP6304038B2 - 光スイッチ、光伝送装置、および光スイッチ方法 - Google Patents

光スイッチ、光伝送装置、および光スイッチ方法 Download PDF

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Description

本発明は、光スイッチ、光伝送装置、および光スイッチ方法に関し、特に、入出力数を拡張した光スイッチ、光伝送装置、および光スイッチ方法に関する。
今後予想される情報通信量の爆発的な拡大に対応するため、基幹系光通信ネットワークの容量の拡大が課題となっている。これに対して、様々な取り組みが行われているが、その一つとして、光ノードの容量拡大と柔軟性の向上を図る研究開発が行われている。
光ノードの容量を拡大するためには、光伝送路すなわち光ファイバあたりの通信容量を拡大する方式や、光ファイバそのものを増設する方式がある。光ファイバあたりの通信容量を拡大する方式については、時間多重(Time Division Multiplexing:TDM)方式や、波長多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)方式により実現されている。また、光ファイバそのものを増設する方式は、空間多重(Space Division Multiplexing:SDM)技術と呼ばれている。
ところで、ユーザ地点間の通信は、波長や光ファイバによって識別される光パスによって接続される。この光パスは、一本の光ファイバ、または複数の光ファイバの組み合わせによって構成される。複数の光ファイバを組み合わせる場合、この組み合わせは再構成可能な光分岐挿入多重化装置(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer:ROADM)等を用いた光ノードによって実現される。すなわち、複数の光ファイバの組み合わせを動的に変化させることにより、様々な地点間の通信を実現することが可能となる。具体的には、ROADMの構成要素の一つである光スイッチを用いて、ROADMの入力光ファイバを様々な出力光ファイバにスイッチングすることによって実現される。これは、一般にROADMにおける光パス切り替えと呼ばれている。
上述したネットワークの通信容量の拡大のためには、光パス自体の通信容量を拡大する方法と、光パスの数を増加させる方法が考えられる。光パス自体の通信容量の拡大には、上述のTDM技術を適用することが可能である。また、光パスの数を増加させるためには、上述のWDM技術やSDM技術が適用可能である。
TDM技術による通信容量拡大のためには、電気回路の高速化が不可欠である。しかし、電気回路の高速化は、近年、技術的な限界に達しつつあり、飛躍的に向上させることは困難な状況となっている。
WDM技術による通信容量拡大のためには、光通信帯域を広帯域化することや、光パスあたりに割り当てる光帯域を減少させることなどが必要である。光通信帯域に関しては、光ファイバの損失や光アンプの増幅帯域による制限があるため、広帯域化は容易ではない。そのため近年では、1本の光パスが消費する光帯域を減少させて高密度化波長多重するアプローチがとられている。
一方、SDM技術による通信容量拡大のためには、光ファイバを増設することが必要である。しかしながら、TDM技術やWDM技術におけるような大きな技術的課題がないため、拡張の余地が最も大きな拡張方式である。ただし、運用系と予備系で異なる光ファイバを準備して障害耐性を向上させる場合には、実際に必要な光ファイバ数に対して最大2倍の数の光ファイバが必要となる。
SDM技術によってネットワークの通信容量の拡大を図る場合、光ファイバ数が増大するため、光送受信機の台数や光ノードの入出力ポート数を増大させることが不可欠である。光ノードの入出力ポート数を増大させるためには、光ノードのコアである光スイッチの入出力ポート数を増大させる必要があり、そのためには複数の光スイッチ素子を組み合わせる必要がある。従って、入出力ポート数が増大するほど、必要な光スイッチ素子の個数は増大する。さらに、光ノードへの入力ファイバ毎(方路毎)に光信号が波長多重されている場合には、光ノードでは波長毎のスイッチングが必要となる。そのため、入力された光信号を波長分離し、光ノードコアの光スイッチにおいて、波長および方路によってスイッチングを行うことになる。従って、光スイッチに求められる最大入出力ポート数および光スイッチ素子数は、光ノードの対応方路数と光信号の波長多重数によって決まる。例えば、4方路、80波長多重に対応するROADMでは、Add/Drop率を100%とすると、約20万個(≒(4×80)×(4×80)×2)程度の光スイッチ素子が必要となる。数10万個もの光スイッチ素子を組み合わせることは、物理的な大きさの観点から現実的ではないため、平面光波回路(Planar Lightwave Circuit:PLC)技術を利用した集積化が行われている。
また上述したように、基幹系光通信ネットワーク容量の拡大のための他の取り組みとして、光ノードの柔軟性の向上を図る技術がある。光ノードにおける光パスは波長と方路によってスイッチングされるが、光ノードの柔軟性の向上を図るためには、任意の入力波長・方路の光パスが任意の出力にノンブロックで接続可能である必要がある。近年、これを実現する技術としてCDC−ROADM技術の研究開発が行われており、その一例が非特許文献1に記載されている。ここでCDCとは、「Colorless」、「Directionless」、「Contentionless」を意味する。ここで、「Colorless」とは、ROADMの任意の入力ポートに任意の波長の光信号を入力でき、任意の出力ポートから任意の波長の光信号を出力できる機能を意味する。「Directionless」とは、入力される光信号を任意の方路に導くことができる機能を意味する。また、「Contentionless」とは、ROADM内で同一波長の光信号の衝突を回避する機能を意味する。すなわち「CDC」機能とは、任意の入力ポートからの光信号を任意の出力ポートに、入力ポートおよび入力波長に関する競合がなく、再構成することなくノンブロックで接続可能とする機能を意味する。
上述したように、大容量かつ柔軟な光通信ネットワークを構築するために、近年では、光ノードの多方路化とCDC化が進展している。そして、CDC機能に対応した集積型光スイッチの入出力ポート数の拡大、すなわち大規模化が進められている。
このようなCDC機能に対応した光スイッチの一例が非特許文献2に記載されている。非特許文献2に記載された関連する光スイッチは、1入力ポート、2出力ポートを有する導波路光スイッチ素子をツリー状に組み合わせた構成であり、スプリット・セレクト型光スイッチ(SS光スイッチ)素子である。すなわち、1入力2出力(1×2)構成のSS光スイッチ素子は、入力光を2分岐し、いずれかの分岐光を選択することによって光信号のスイッチングを行う。
SS光スイッチ素子を多段接続することによって、1×N(Nは2以上の自然数:N≧2)の光スイッチを実現することができる。また、この1×NのSS光スイッチをM(Mは2以上の自然数:M≧2)個並列化することによって、N×MのSS光スイッチを実現することが可能となる。このとき光スイッチの素子数は、例えば1×8スイッチを8個並列して8×8のSS光スイッチを構成する場合、100以上の光スイッチ素子数を集積化することになる。
R. A. Jensen, "Optical Switch Architectures for Emerging Colorless/Directionless/Contentionless ROADM Networks", Optical Fiber Communication Conference and Exposition (OFC/NFOEC), 2011 and the National Fiber Optic Engineers Conference, OThR3, pp.1−3, 6−10 March 2011 S. Nakamura,et al., "High extinction ratio optical switching independently of temperature with silicon photonic 1 x 8 switch", Optical Fiber Communication Conference and Exposition (OFC/NFOEC), 2012 and the National Fiber Optic Engineers Conference, pp.1−3, 4−8 March 2012
しかしながら、上述したCDC(Colorless、Directionless、Contentionless)機能に対応した関連する光スイッチを用いて、光ノードの大規模化を行うことは技術的に困難である。その理由は以下の通りである。光信号が関連する光スイッチ素子を1回通過する毎に光強度は半減するので、1×N構成の関連する光スイッチの通過損失は、原理的には、3×log(2、N)[dB]となる。ここで、log(2、N)は、2を底とするNの対数を表す。通過損失は光スイッチの規模、すなわち入出力数に応じて増大するため、入出力数を拡張すると光スイッチを通過した後に受信するために十分な強度の光信号が得られなくなるからである。実際の装置では、光ファイバと光スイッチ素子の結合損失、分岐損失、スイッチ損失等により、通過損失はさらに数dB増加することになる。
このように、CDC(Colorless、Directionless、Contentionless)機能に対応した光スイッチにおいては、光スイッチの入出力数の拡張を図るのが困難であるという問題点があった。
本発明の目的は、上述した課題である、CDC機能に対応した光スイッチにおいては、光スイッチの入出力数の拡張を図るのが困難である、という課題を解決する光スイッチ、光伝送装置、および光スイッチ方法を提供することにある。
本発明の光スイッチは、n個の光信号を入力してn個の光信号を出力する単位光スイッチと、1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力する光分岐器と、m個の光信号を入力して1個の光信号を出力する光セレクタ、とを有し、光分岐器はm×n個からなり、単位光スイッチはm×k個からなり、光セレクタはn×k個からなり、光分岐器の(k×(m×n))個の出力が、単位光スイッチの(n×(m×k))個の入力に対応し、単位光スイッチの(n×(m×k))個の出力が、光セレクタの(m×(n×k))個の入力に対応し、光分岐器に入力する(n×m)個の光信号を、(m×k)個の単位光スイッチを介して光セレクタから(n×k)個の光信号として出力する。
また本発明の光スイッチは、1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力する光分岐器と、(m×n)個の光信号を入力してn個の光信号を出力するサブ光スイッチ、とを有し、光分岐器は(m×n)個からなり、サブ光スイッチはk個からなり、光分岐器のうちの一の光分岐器のk個の出力は、k個のサブ光スイッチのそれぞれ一個ずつの入力に対応し、サブ光スイッチのうちの一のサブ光スイッチの(m×n)個の入力は、(m×n)個の光分岐器からのそれぞれ一個ずつの出力に対応し、光分岐器に入力する(n×m)個の光信号を、サブ光スイッチから(n×k)個の光信号として出力する。
本発明の光スイッチ方法は、1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力するステップを、m×n段だけ並列に行って、(m×n)個の光信号の入力に対して(k×(m×n))個の光信号を出力し、(k×(m×n))個の光信号に対して、n個の光信号を入力してn個の光信号を出力するステップを、(m×k)段だけ並列に行って(n×(m×k))個の光信号を出力し、(n×(m×k))個の光信号に対して、m個の光信号を入力して1個の光信号を出力するステップを、(n×k)段だけ並列に行って(n×k)個の光信号を出力する。
また本発明の光スイッチ方法は、1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力するステップを、(m×n)段だけ並列に行って、(m×n)個の光信号の入力に対して(k×(m×n))個の光信号を出力し、(k×(m×n))個の光信号に対して、(m×n)個の光信号を入力してn個の光信号を出力するステップを、k段だけ並列に行って(k×n)個の光信号を出力する。
本発明の光スイッチ、光伝送装置、および光スイッチ方法によれば、CDC(Colorless、Directionless、Contentionless)機能に対応した光スイッチの入出力数の拡張を図ることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る光スイッチの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光スイッチの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光スイッチの一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る光スイッチの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る光スイッチの構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る光スイッチの構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る光スイッチの別の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係る光伝送装置の構成を示すブロック図である。 関連するクロス網接続光スイッチの構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光スイッチ100の構成を示すブロック図である。光スイッチ100は、n個の光信号を入力してn個の光信号を出力する単位光スイッチ110、1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力する光分岐器120、およびm個の光信号を入力して1個の光信号を出力する光セレクタ130を有する。ここで、nは2以上の自然数、mおよびkは自然数である。
光スイッチ100は、光分岐器120を(m×n)個、単位光スイッチ110を(m×k)個、および光セレクタ130を(n×k)個だけ備える。このとき、光分岐器120の(k×(m×n))個の出力が、単位光スイッチ110の(n×(m×k))個の入力に対応する。そして、単位光スイッチ110の(n×(m×k))個の出力が、光セレクタ130の(m×(n×k))個の入力に対応する。そして、光スイッチ100は、光分岐器120に入力する(n×m)個の光信号を、(m×k)個の単位光スイッチ110を介して光セレクタ130から(n×k)個の光信号として出力する構成である。
ここで、単位光スイッチ110は、入力光を2分岐し、分岐した光を選択することによりスイッチするスイッチ素子を多段に接続したスプリット・セレクト型の構成である。すなわち、単位光スイッチ110は入力する光信号に対して受動的な素子であり、そのため通過する光信号のビットレートやフォーマットには依存しない。
このような構成とすることにより、第1の実施形態の光スイッチ100によれば、n入力n出力の単位光スイッチ110に対して、入力ポート数をm倍、出力ポート数をk倍に増設し、(n×m)入力、(n×k)出力に拡張した光スイッチを得ることができる。
また、本実施形態の光スイッチ100を構成する光分岐器120、単位光スイッチ110、および光セレクタ130には波長依存性がないため、入力光信号の波長帯域幅、中心波長に関する制限がない。したがって、入力光信号のフォーマットや信号速度によって制限されることがない。その結果、CDC(Colorless、Directionless、Contentionless)機能に対応した光スイッチの入出力数の拡張を図ることができる。すなわち、CDC機能を維持したまま、入出力ポート数をインサービスで増減することが可能となる。ここで「CDC」機能とは、任意の入力ポートからの光信号を任意の出力ポートに、入力ポートおよび入力波長に関する競合がなく、再構成することなくノンブロックで接続可能とする機能を言う。
さらに、本実施形態の光スイッチ100では、光信号の通過損失が最も大きい単位光スイッチ110を、光信号の伝播方向に多段に接続する構成とする必要がない。そのため、光スイッチ100の入出力間における光信号の通過損失を低減することができる。その結果、本実施形態の光スイッチ100によれば、入出力ポートを増設するために単位光スイッチの多段接続が必要となるクロス網技術等に比べ、入出力ポートの増設数をより増やすことが可能となる。
比較のために、クロス網技術を用いて光スイッチの入出力ポート数を拡張する場合について説明する。クロス網技術を用いる場合、入出力ポート数が一種類の単位光スイッチ(例えばn×n)の組み合わせだけで、CDC機能を維持したまま入出力ポート数を増設することはできない。すなわち、任意の入力ポートからの光信号を任意の出力ポートに、入力ポートおよび入力波長に関する競合がなく、再構成することなくノンブロックで接続可能とするCDC機能維持したまま、入出力ポート数を増設することはできない。
図9に、関連するクロス網接続光スイッチの構成を示す。関連するクロス網接続光スイッチ5000は、単位光スイッチとして4×4光スイッチを用いてクロス網接続し、8×8光スイッチに拡張した構成である。図9では、1段目に2個の4×4光スイッチ5001、5002、2段目に4個の4×4光スイッチ5011〜5041、3段目に2個の4×4光スイッチ5101、5211を用いた構成を示す。ノンブロック構成とするためには、2段目に4×4光スイッチが4個必要となる。
しかし、2段目の光スイッチは2×2光スイッチとして機能すればよいので、4×4構成は過剰である。そのため、製造コストが過剰となり、光スイッチの物理的大きさも過剰に大きくなる。これは実用化にあたって不利となる。この問題を解決するため、入出力ポート数が異なる単位光スイッチ(例えばn×m、N/n×N/n、m×n)を用いる構成とすることができる。しかしこの場合も、単位光スイッチの品種が増えることによって製造コストが増加するので、実用化にあたっては不利となる。また、CDC機能を維持するためには、m≧2n−1となる条件を充足する必要があるという制約がある。
それに対して本実施形態の光スイッチ100では、単品種の単位光スイッチを用いて、CDC機能を維持したまま入出力ポート数の増設が可能となる。このとき、必要な単位光スイッチは一種類だけであるため、量産効果によるコスト削減効果を高めることができる。その結果、入出力ポート数を増設する場合であっても、光スイッチの製造コストを安価に保つことができる。
また、図9に示すように、関連するクロス網接続光スイッチ5000では、単位光スイッチを光信号の伝播方向に最低でも3段接続する必要がある。一方、本実施形態の光スイッチ100は、図1に示すように、単位光スイッチ110を光信号の伝播方向に1段だけ配置した構成である。したがって、本実施形態の光スイッチ100によれば、関連するクロス網接続光スイッチに比べて通過光損失を約1/3程度に抑制することが可能となる。そのため、許容通過光損失を等しくした場合、本実施形態の光スイッチ100では拡張可能な最大入出力ポート数を約3倍とすることができる。
さらに、本実施形態の単位光スイッチ110はスプリット・セレクト型の構成であり、ある入力ポートからの光信号をすべての出力ポートに分岐分配し、出力ポート毎に出力するか否かを選択することが可能な構成である。そのため、複数の単位光スイッチのうち、いずれか一個を切断し、または新たに増設する場合であっても、既に接続されている入出力ポート間の光信号が途切れることはない。つまり、インサービスで単位光スイッチの個数、すなわち入出力ポート数を増減することが可能となる。
また、本実施形態の単位光スイッチ110では、複数個の単位光スイッチを用いて光スイッチを構成しているため、故障した箇所の単位光スイッチだけを交換することが可能であり、故障していない箇所を用いた通信サービスを停止する必要がない。そのため、通信サービスの継続性を高めることができる。それに対して、光スイッチが単一の構成からなる場合は、光スイッチを構成する一部の光スイッチ素子が故障すると、通信サービスを全て停止させて光スイッチ全体を交換する必要がある。この場合は、故障していない箇所を用いた通信サービスまで停止させる必要が発生し、サービスの継続性が著しく阻害されることになる。
次に本実施形態による光スイッチ方法について説明する。本実施形態の光スイッチ方法は、まず、1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力するステップを、m×n段だけ並列に行って、(m×n)個の光信号の入力に対して(k×(m×n))個の光信号を出力する。ここで、nは2以上の自然数、mおよびkは自然数である。
次に、この(k×(m×n))個の光信号に対して、n個の光信号を入力してn個の光信号を出力するステップを、(m×k)段だけ並列に行って(n×(m×k))個の光信号を出力する。そして、この(n×(m×k))個の光信号に対して、m個の光信号を入力して1個の光信号を出力するステップを、(n×k)段だけ並列に行って(n×k)個の光信号を出力する。
このような構成とすることにより、本実施形態の光スイッチ方法によれば、n個の光信号を入力してn個の光信号を出力するステップに対して、入力する光信号の個数をm倍とし、出力する光信号の個数をk倍とした光スイッチ方法が得られる。さらに、本実施形態の光スイッチ方法は、光信号を分岐するステップから構成されているので、入力光信号のフォーマットや信号速度には依存しない。その結果、CDC(Colorless、Directionless、Contentionless)機能を維持しつつ、入出力数の拡張を図ることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る光スイッチ200の構成を示すブロック図である。光スイッチ200は、1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力する光分岐器220と、(m×n)個の光信号を入力してn個の光信号を出力するサブ光スイッチ210とを有する。ここで、nは2以上の自然数、mおよびkは自然数である。
光スイッチ200は、光分岐器220を(m×n)個、サブ光スイッチ210をk個だけ備える。このとき、光分岐器220のうちの一の光分岐器のk個の出力は、k個のサブ光スイッチ210のそれぞれ一個ずつの入力に対応する。また、サブ光スイッチ210のうちの一のサブ光スイッチの(m×n)個の入力は、(m×n)個の光分岐器220からのそれぞれ一個ずつの出力に対応する。そして、光スイッチ200は、光分岐器220に入力する(n×m)個の光信号を、サブ光スイッチ210から(n×k)個の光信号として出力する構成である。
このような構成とすることにより、第2の実施形態の光スイッチ200によれば、入力ポート数をm倍、出力ポート数をk倍に増設し、(n×m)入力、(n×k)出力に拡張した光スイッチを得ることができる。
図3に、サブ光スイッチ210のうちの一のサブ光スイッチの構成を示す。サブ光スイッチ210は、n個の光信号を入力してn個の光信号を出力する単位光スイッチ211と、m個の光信号を入力して1個の光信号を出力する光セレクタ212を有する。
サブ光スイッチ210は、単位光スイッチ211をm個、光セレクタ212をn個だけ備える。このとき、光セレクタ212のうちの一の光セレクタのm個の入力は、m個の単位光スイッチ211からのそれぞれ一個ずつの出力に対応する。また、単位光スイッチ211のうちの一の単位光スイッチのn個の出力は、n個の光セレクタ212のそれぞれ一個ずつの入力に対応する。そして、サブ光スイッチ210は、単位光スイッチ211に入力する(m×n)個の光信号を、光セレクタ212からn個の光信号として出力する構成である。
ここで、単位光スイッチ211は、入力光を2分岐し、分岐した光を選択することによりスイッチするスイッチ素子を多段に接続したスプリット・セレクト型の構成である。すなわち、単位光スイッチ211は入力する光信号に対して受動的な素子であり、そのため通過する光信号のビットレートやフォーマットには依存しない。
また、本実施形態の光スイッチ200を構成する光分岐器220、単位光スイッチ211、および光セレクタ212には波長依存性がないため、入力光信号の波長帯域幅、中心波長に関する制限がない。したがって、入力光信号のフォーマットや信号速度によって制限されることがない。その結果、CDC(Colorless、Directionless、Contentionless)機能に対応した光スイッチの入出力数の拡張を図ることができる。すなわち、CDC機能を維持したまま、入出力ポート数をインサービスで増減することが可能となる。ここで「CDC」機能とは、任意の入力ポートからの光信号を任意の出力ポートに、入力ポートおよび入力波長に関する競合がなく、再構成することなくノンブロックで接続可能とする機能を言う。
本実施形態の光スイッチ200によれば、通過光損失が大きい単位光スイッチ211を多段に接続することなく、入出力ポート数を増設することができる。そのため、単位光スイッチを多段接続する構成である関連するクロス網接続光スイッチに比べ、通過光損失を抑制することが可能である。その結果、入出力ポートの増設数を増大することができる。
また、本実施形態の光スイッチ200によれば、単位光スイッチ211の入出力ポート数、入力ポートの拡張倍率、出力ポートの拡張倍率が定まれば、光スイッチ200の構成を決定できるスケーラブルな構成とすることができる。すなわち、必要な単位光スイッチ211の個数、光分岐器220の個数およびその分岐数、光セレクタ212の個数およびその分岐数を、簡単な計算によって決定することができる。
次に本実施形態による光スイッチ方法について説明する。本実施形態の光スイッチ方法は、まず、1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力するステップを、(m×n)段だけ並列に行って、(m×n)個の光信号の入力に対して(k×(m×n))個の光信号を出力する。ここで、nは2以上の自然数、mおよびkは自然数である。
次に、この(k×(m×n))個の光信号に対して、(m×n)個の光信号を入力してn個の光信号を出力するステップを、k段だけ並列に行って(k×n)個の光信号を出力する。
このような構成とすることにより、本実施形態の光スイッチ方法によれば、n個の光信号を入力してn個の光信号を出力するステップに対して、入力する光信号の個数をm倍とし、出力する光信号の個数をk倍とした光スイッチ方法が得られる。さらに、本実施形態の光スイッチ方法は、光信号を分岐するステップから構成されているので、入力光信号のフォーマットや信号速度には依存しない。その結果、CDC(Colorless、Directionless、Contentionless)機能を維持しつつ、入出力数の拡張を図ることができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は、本発明の第3の実施形態に係る光スイッチ1000の構成を示すブロック図である。光スイッチ1000は、2入力2出力(2×2)構成の単位光スイッチを4個、1入力2出力(1×2)構成の光分岐器を4個、2入力1出力(2×1)構成の光セレクタを4個有する。
図4に示すように、光分岐器1001、1002は、スプリット・セレクト型単位光スイッチ(以下では、「SS光スイッチ」とも言う)1011、1031に接続されている。光分岐器1001の出力ポート1001−2は、SS光スイッチ1011の入力ポート1に接続され、出力ポート1001−3は、SS光スイッチ1031の入力ポート5に接続されている。光分岐器1002の出力ポート1002−2は、SS光スイッチ1011の入力ポート2に接続され、出力ポート1002−3は、SS光スイッチ1031の入力ポート6に接続されている。
SS光スイッチ1011、1031は、光セレクタ1101、1201、1301、1401と接続されている。SS光スイッチ1011の出力ポート1は、光セレクタ1101の入力ポート1101−1に接続され、出力ポート2は、光セレクタ1201の入力ポート1201−1に接続されている。SS光スイッチ1031の出力ポート5は、光セレクタ1301の入力ポート1301−1に接続され、出力ポート6は、光セレクタ1401の入力ポート1401−1に接続されている。
また、光分岐器1003、1004とSS光スイッチ1021、1041も上記と同様に接続されている。また、SS光スイッチ1021、1041と光セレクタ1201、1401も上記と同様に接続されている。
上述したように、1×2光分岐器を4個、2×2SS光スイッチを4個、2×1光セレクタを4個用いて構成された光スイッチ1000は、全体として4×4構成に拡張された光スイッチとして動作する。すなわち、2×2構成のSS光スイッチの入力ポート数を2倍に、出力ポート数を2倍にした構成となる。この理由は、光分岐器の4個ある入力ポートのうち、いずれの入力ポートからも4個ある2×1光セレクタの出力ポートに接続することができるからである。
このとき、入力ポートおよび入力波長に関する競合がなく、再構成することなくノンブロックで接続可能である。これは、4×4拡張光スイッチがCDC(Colorless、Directionless、Contentionless)機能を有することを意味する。さらに、光分岐器1001、1002、単位光スイッチ1011〜1041、光セレクタ1101〜1401には波長依存性がないため、入力光信号の波長帯域幅、中心波長に関しても制限がない。したがって、入力光信号のフォーマットおよび速度が制限されることはない。
次に、本実施形態による光スイッチ1000の動作について説明する。光分岐器1001の入力ポート1001−1に入力された光信号は2分岐されて出力ポート1001−2、1001−3から出力され、SS光スイッチ1011の入力ポート1およびSS光スイッチ1031の入力ポート5にそれぞれ入力される。SS光スイッチ1011の入力ポート1に入力された光信号は、SS光スイッチ1011において出力ポート1または2にスイッチングされる。SS光スイッチ1011の出力ポート1にスイッチングされた場合、光セレクタ1101に入力され、出力ポート2にスイッチングされた場合は、光セレクタ1201に入力される。
光セレクタ1101は、光スイッチ1011から光セレクタ1101の入力ポート1101−1に入力された光信号、または光分岐器1003の入力ポート1003−1から同様にして光セレクタ1101の入力ポート1101−2に入力された光信号、のいずれかを選択して出力ポート1101−3から出力されることができる。SS光スイッチ1011の出力ポート2にスイッチングされた場合も同様に、光セレクタ1201の出力ポート1201−3から出力させることができる。
光分岐器1001の出力ポート1001−3に出力された分岐光信号も同様な動作によって、光セレクタ1301の出力ポート1301−3、または光セレクタ1401の出力ポート1401−3から出力されることができる。
したがって、4×4拡張光スイッチの入力ポート1001−1から入力された光信号はスイッチングされて、出力ポート1101−3、1201−3、1301−3、および1401−3のいずれからも出力されることが可能となる。このように動作する4×4拡張光スイッチは、任意の入力ポートからの光信号を任意の出力ポートに、入力ポートおよび入力波長に関する競合がなく、再構成することなくノンブロックでスイッチング可能である。すなわち、この4×4拡張光スイッチはCDC機能を備える。さらに、入力光信号の波長帯域幅、中心波長に関しても制限がなく、入力光信号のフォーマットおよび速度が制限されることはない。
次に、本実施形態の光スイッチ1000を光ネットワークに適用する場合の構成例について説明する。単位光スイッチを光ネットワークの運用系と予備系として2個1組で配置する。このとき、運用系の単位光スイッチと予備系の単位光スイッチに同じ光パスを設定し、通常の運用時は運用系の単位光スイッチに設定された光パスを光セレクタで選択する構成とする。
運用中に単位光スイッチの出力ポートの光信号強度を監視する。運用系の単位光スイッチの光パスが設定された出力ポートからの光信号の出力強度が、予め定められた閾値に達しない場合は、運用系の単位光スイッチが故障していると判断する。このとき、予備系の単位光スイッチに設定された光パスを光セレクタによって選択する。これにより、障害回復が可能となり、光スイッチの故障耐力を高め信頼性を向上させることができる。さらに本実施形態によれば、故障した単位光スイッチをインサービスで交換することが可能であるので、光スイッチの故障を短時間で回復することができる。
また、本実施形態による光スイッチは複数の単位光スイッチを備えた構成である。そのため、故障した箇所の単位光スイッチだけを交換すればよく、修理コストを抑制することが可能である。その結果、光スイッチの運用コストを安価にすることができる。それに対して、光スイッチが単一の構成からなる場合は、光スイッチを構成する一部の光スイッチ素子が故障すると光スイッチ全体を交換する必要があるため、運用コストが増大することになる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図5は、本発明の第4の実施形態に係る光スイッチ2000の構成を示すブロック図である。光スイッチ2000は、2入力2出力(2×2)構成の単位光スイッチ(SS光スイッチ)を9個、1入力3出力(1×3)構成の光分岐器を6個、3入力1出力(3×1)構成の光セレクタを6個有する。このとき光スイッチ2000は、2×2構成のSS光スイッチの入力ポート数を3倍に、出力ポート数を3倍に拡張した6×6拡張光スイッチを構成する。
次に、本実施形態による光スイッチ2000の構成について詳細に説明する。なお、第3の実施形態の光スイッチ1000の構成と同様な部分は、その説明は省略する。
はじめに、入力ポート数を3倍に拡張して6×2拡張光スイッチを構成した場合について説明し、続いて出力ポート数を3倍に拡張し、最終的に6×6拡張光スイッチを構成した場合について説明する。
まず、2×2SS光スイッチを用いて入力ポート数を3倍にするためには、少なくとも2×2SS光スイッチは3個必要となる。この場合、入力ポート数が出力ポート数よりも大きく、さらに、光損失を極力抑え、複数の光信号が同時に同じポートから出力されることを避けるため、2×2SS光スイッチの出力側に光セレクタが必要となる。2×2SS光スイッチが3個であり、出力ポート数が2個であるから、3×1光セレクタが2個必要となる。
これらの2×2SS光スイッチおよび3×1光セレクタを、図5に示すように接続する。すなわち、2×2SS光スイッチ2011の出力ポート1を3×1光セレクタ2101の入力ポート2101−1に接続する。また、2×2SS光スイッチ2021の出力ポート3を3×1光セレクタ2101の入力ポート2101−2に、2×2SS光スイッチ2031の出力ポート5を3×1光セレクタ2101の入力ポート2101−3に接続する。そして3×1光セレクタ2201についても同様に接続する。このように接続した構成とすることにより、2×2SS光スイッチ2011、2021、2031および3×1光セレクタ2101、2201からなり、入力ポート数が3倍に拡張された6×2拡張光スイッチ20001が実現される。ここで、6×2拡張光スイッチ20001は、2×2SS光スイッチ(単位光スイッチ)を光信号の伝播方向に多段接続することなく構成されている。そして、このように構成された6×2拡張光スイッチ20001は、任意の入力ポートからの光信号を任意の出力ポートに、入力ポートおよび入力波長に関する競合がなく、再構成することなくノンブロックでスイッチング可能である。すなわち、この6×2拡張光スイッチ20001はCDC機能を備えている。
次に、上述した6×2拡張光スイッチ20001を用いて、出力ポート数を3倍に拡張した6×6拡張光スイッチを構成する場合について説明する。出力ポート数を3倍にするためには、上述のように構成された6×2拡張光スイッチを3個用いればよい。この場合、3個ある6×2拡張光スイッチに対して任意の光信号が通過できるようにするためには、1×3光分岐器を用いて入力光信号を3分岐し、各6×2拡張光スイッチに接続すればよい。なお、CDC機能を維持するためには、光分岐器の代わりに光セレクタを用いることはできない。
図5に示すように、3個の6×2拡張光スイッチ20001、20002、20003を6個の光分岐器に接続する。具体的には例えば、1×3光分岐器2001の出力ポート2001−2と2×2SS光スイッチ2011の入力ポート1を接続する。また、1×3光分岐器2001の出力ポート2001−3と2×2SS光スイッチ2041の入力ポート7を接続し、1×3光分岐器2001の出力ポート2001−4と2×2SS光スイッチ2071の入力ポート13を接続すればよい。光分岐器2002〜2006についても同様に接続することにより、6×2拡張光スイッチの出力ポート数を3倍に拡張することができる。出力ポート数を拡張する場合においても、2×2SS光スイッチを光信号の伝播方向に多段接続する構成ではないため、関連するクロス網接続光スイッチに比べ、通過光損失を抑制することが可能である。
上述したように本実施形態においては、2×2SS光スイッチを9個、1×3光分岐器を6個、3×1光セレクタを6個用いた構成により、入力ポート数を3倍、出力ポート数を3倍に拡張する場合について詳細に説明した。これは第1の実施形態および第2の実施形態において、n=2、m=3、k=3とした場合に相当する。すなわち、n×nSS光スイッチをm×k個、1×k光分岐器をm×n個、m×1光セレクタをn×k個だけ用いることにより、入力ポート数をm倍、出力ポート数をk倍に拡張することが可能である。なお、nは2以上の自然数、mおよびkは自然数である。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図6は、本発明の第5の実施形態に係る光スイッチ3000の構成を示すブロック図である。光スイッチ3000の基本的な構成は、第3の実施形態による光スイッチ1000と同様である。本実施形態の光スイッチ3000はインサービスで出力ポート数を拡張することが可能な構成である。
図6に示すように、光スイッチ3000は4個の1×2光分岐器3001〜3004と1個の4×2サブ光スイッチ3100を有する。4×2サブ光スイッチ3100は、2個の2×2SS光スイッチ3011、3021と2個の2×1光セレクタ3101、3201を備える。ここで光スイッチ3000は、1×2光分岐器3001〜3004の出力ポートのうち、空きポート3001−3〜3004−3を備えている点が第3の実施形態による光スイッチ1000の構成と異なる。この空きポート3001−3〜3004−3を用いることにより増設が可能であり、出力ポートを拡張することができる。
具体的には例えば、光スイッチ3000の運用開始時には4×2拡張光スイッチとして動作させることができる。そして、運用中において4×2サブ光スイッチ3100と同等な構成の4×2サブ光スイッチを空きポート3001−3〜3004−3に接続する。これにより、インサービスで出力ポート数を2倍に拡張することができる。その結果、例えば、インサービスで予備系を増設することによって光スイッチの障害耐性を向上させること、および接続可能なユーザ数を増加させること等が可能となる。
このとき、1×2光分岐器3001〜3004の分岐比が可変である構成とすることによって、空きポート3001−3〜3004−3には無効な光信号が出力されないようにすることができる。これにより、通過光損失をさらに抑制することが可能となる。
具体的には例えば、1×2光分岐器3001〜3004において、出力ポート3001−3〜3004−3には接続先がなく空きポートとなっている場合は、分岐比を1:0に設定する。これにより、入力ポート3001−1〜3004−1から入力された光信号はすべて出力ポート3001−2〜3004−2から出力されることになり、出力ポート3001−3〜3004−3へは光信号が供給されない。
次に、空きポート3001−3〜3004−3に増設用の4×2サブ光スイッチが接続されている場合には、1×2光分岐器3001〜3004の分岐比を1:1に設定する。これにより、入力ポート3001−1〜3004−1から入力された光信号の強度の半分が出力ポート3001−2〜3004−2に出力されるとともに、出力ポート3001−3〜3004−3にも同等な強度の光信号が供給されることになる。このように、本実施形態による光スイッチ3000によれば、4×2サブ光スイッチを増設する前は光スイッチ3000への入力光強度を低減することができるので、光ネットワーク全体の消費電力を削減することが可能となる。
図7に、本実施形態による別の構成の光スイッチ4000を示す。光スイッチ4000の基本的な構成は、第3の実施形態による光スイッチ1000と同様である。本実施形態の光スイッチ4000はインサービスで入力ポート数を拡張することが可能な構成である。
図7に示すように、光スイッチ4000は1個の2×4サブ光スイッチ4010と4個の2×1光セレクタ4101〜4401を有する。2×4サブ光スイッチ4010は、2個の2×2SS光スイッチ4011、4031と2個の1×2光分岐器4001、4002を備える。ここで光スイッチ4000は、2×1光セレクタ4101〜4401の入力ポートのうち、空きポート4101−2〜4401−2を備えている点が第3の実施形態による光スイッチ1000の構成と異なる。この空きポート4101−2〜4401−2を用いることにより増設が可能であり、入力ポートを拡張することができる。
具体的には例えば、光スイッチ4000の運用開始時には2×4拡張光スイッチとして動作させることができる。そして、運用中において2×4サブ光スイッチ4010と同等な構成の2×4サブ光スイッチを空きポート4101−2〜4401−2に接続する。これにより、インサービスで入力ポート数を2倍に拡張することができる。その結果、例えば、インサービスで予備系を増設することによって光スイッチの障害耐性を向上させること、および空間多重によって光ネットワークの通信容量を増加させること等が可能となる。
上述の説明では、運用中に4×2サブ光スイッチまたは2×4サブ光スイッチを空きポートに増設する場合について説明した。しかし、これに限らず、運用中に4×2サブ光スイッチまたは2×4サブ光スイッチを削減することとしてもよい。これにより、運用中において入出力ポート数を低減することが可能となる。
以上述べたように、サブ光スイッチの個数または単位光スイッチの個数が可変である構成とすることができる。すなわち、最大拡張可能ポート数を設定し、あらかじめ空き入出力ポートを備えた構成とすることによって、インサービスで単位光スイッチ、光分岐器、または光セレクタを増設するアップグレードが可能となる。また、このようにインサービスアップグレードが可能であるため以下のような運用方法を採用することができる。つまり、光通信システムの導入時には必要最小限の入出力ポート数に限定し、通信容量が増大し収益増大が見込めるようになってから、必要に応じて入出力ポート数を拡張する運用が可能となる。その結果、光スイッチを導入するコストを安価にすることができる。
〔第6の実施形態〕
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図8は、本発明の第6の実施形態に係る光伝送装置の構成を示すブロック図である。光伝送装置は、上述した実施形態による光スイッチと波長選択スイッチとを有する。
図8に、上記実施形態による4×4拡張光スイッチをトランスポンダアグリゲータ(TransPonder Aggregator:TPA)6010として用い、光伝送装置としてのROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)6000を構成した例を示す。
中心波長λ1の光信号6100と中心波長λ2(λ1≠λ2)の光信号6101がROADM6000に入力される。光信号6100、6101は、波長多重されて光ファイバ6006にて光伝送され、波長選択スイッチ(Wavelength Selective Switch:WSS)6001−1にて波長分離およびスイッチングが行われる。ここで、光信号6100、6101は同じ波長帯域幅BW1を有するものとする。また、λ2とλ1の波長間隔はW1であり、W1=λ2―λ1、W1>BW1との条件を満たしている。
光信号6100はWSS6001−1において入力ポート1から出力ポート2に導出される。一方、光信号6101は入力ポート1から出力ポート3へ導出され、TPA6010の入力ポート1へ送出される。TPA6010は入力された光信号6101を出力ポート3から出力し、トランスポンダ6002に導入する。
また、トランスポンダ6003から出力される光信号6103は、中心波長がλ3(λ3≠λ2)であり、波長帯域幅BW2(BW1≠BW2)を有している。ここで、W2=λ3−λ1、W2>(BW1+BW2)/2との関係が満たされている。光信号6103はTPA6010にてスイッチングされ、WSS6001−2の入力ポート3へ導出される。
一方、WSS6001−1の出力ポート2から変化を受けることなく導出(カットスルー)された光信号6100は、WSS6001−2において光信号6103と波長多重され、光ファイバ6007へ導出される。
このような構成とすることにより、光ファイバ6006を伝送してきた波長多重された光信号6100、6101のうち光信号6101を、ROADM6000において光信号6103と交換した後に、光ファイバ6007へ送出することが可能となる。ここで、TPA6010のポートに空きがあれば、任意の入力ポートからの光信号を任意の出力ポートに、入力ポートおよび入力波長に関する競合がなく、再構成することなくノンブロックで接続可能である。すなわち、ROADM6000はCDC機能を備えた光ノードとして動作することが可能である。
また、TPA6010には信号光の中心波長および波長帯域幅に関する制限は存在しない。そのため、中心波長、中心波長間隔、波長帯域幅が異なる光信号6100、6101、6103が混在している場合であっても、本実施形態のROADM6000によればスイッチングが可能である。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
この出願は、2012年11月15日に出願された日本出願特願2012−251146を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100、200、1000、2000、3000、4000 光スイッチ
110、211 単位光スイッチ
120、220、1001、1002、1003、1004 光分岐器
130、212 光セレクタ
210 サブ光スイッチ
1011、1021、1031、1041 SS光スイッチ
1101、1201、1301、1401 光セレクタ
2001、2002、2003、2004、2005、2006 1×3光分岐器
2011、2021、2031、2041、2051、2061、2071、2081、2091、3011、3021、4011、4031 2×2SS光スイッチ
2101、2201、2301、2401、2501、2601 3×1光セレクタ
20001、20002、20003 6×2拡張光スイッチ
3001、3002、3003、3004、4001、4002 1×2光分岐器
3100 4×2サブ光スイッチ
3101、3201、4101、4201、4301、4401 2×1光セレクタ
4010 2×4サブ光スイッチ
5000 関連するクロス網接続光スイッチ
5001、5002、5011〜5041、5101、5211 4×4光スイッチ
6000 ROADM
6001−1、6001−2 WSS
6002、6003 トランスポンダ
6006、6007 光ファイバ
6010 TPA
6100、6101、6103 光信号

Claims (6)

  1. n個の光信号を入力してn個の光信号を出力する単位光スイッチ手段と、
    1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力する光分岐手段と、
    m個の光信号を入力して1個の光信号を出力する光セレクタ手段、とを有し、
    前記単位光スイッチ手段は、入力光を2分岐し、分岐した光を選択することによりスイッチするスイッチ素子を多段に接続した構成であり、
    前記光分岐手段はm×n個からなり、
    前記単位光スイッチ手段はm×k個からなり、
    前記光セレクタ手段はn×k個からなり、
    前記光分岐手段の(k×(m×n))個の出力が、前記単位光スイッチ手段の(n×(m×k))個の入力に対応し、
    前記単位光スイッチ手段の(n×(m×k))個の出力が、前記光セレクタ手段の(m×(n×k))個の入力に対応し、
    前記光分岐手段に入力する(n×m)個の光信号を、(m×k)個の前記単位光スイッチ手段を介して前記光セレクタ手段から(n×k)個の光信号として出力する
    光スイッチ。
  2. 1個の光信号を入力してk個の光信号に分岐して出力する光分岐手段と、
    (m×n)個の光信号を入力してn個の光信号を出力するサブ光スイッチ手段、とを有し、
    前記光分岐手段は(m×n)個からなり、
    前記サブ光スイッチ手段はk個からなり、
    前記光分岐手段のうちの一の光分岐手段のk個の出力は、k個の前記サブ光スイッチ手段のそれぞれ一個ずつの入力に対応し、
    前記サブ光スイッチ手段のうちの一のサブ光スイッチ手段の(m×n)個の入力は、(m×n)個の前記光分岐手段からのそれぞれ一個ずつの出力に対応し、
    前記光分岐手段に入力する(n×m)個の光信号を、前記サブ光スイッチ手段から(n×k)個の光信号として出力し、
    前記サブ光スイッチ手段は、
    n個の光信号を入力してn個の光信号を出力する単位光スイッチ手段と、
    m個の光信号を入力して1個の光信号を出力する光セレクタ手段、とを有し、
    前記単位光スイッチ手段は、入力光を2分岐し、分岐した光を選択することによりスイッチするスイッチ素子を多段に接続した構成であり、
    前記単位光スイッチ手段はm個からなり、
    前記光セレクタ手段はn個からなり、
    前記光セレクタ手段のうちの一の光セレクタ手段のm個の入力は、m個の前記単位光スイッチ手段からのそれぞれ一個ずつの出力に対応し、
    前記単位光スイッチ手段のうちの一の単位光スイッチ手段のn個の出力は、n個の前記光セレクタ手段のそれぞれ一個ずつの入力に対応し、
    前記単位光スイッチ手段に入力する(m×n)個の光信号を、前記光セレクタ手段からn個の光信号として出力する
    光スイッチ。
  3. 請求項1またはに記載した光スイッチにおいて、
    前記単位光スイッチ手段の個数が可変である
    光スイッチ。
  4. 請求項2に記載した光スイッチにおいて、
    前記サブ光スイッチ手段の個数が可変である
    光スイッチ。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載した光スイッチにおいて、
    前記光分岐手段の分岐比が可変である
    光スイッチ。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載した光スイッチと、波長選択スイッチ、とを有する
    光伝送装置。
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