JP6733204B2 - 監視装置、監視方法、プログラム、及び情報処理システム - Google Patents
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Description
近年、災害の発生や不測の事態に備え、様々な防災設備が設置されている。このような防災設備には、例えば、国が整備を進めている全国瞬時警報システム(J−ALERT)がある。J−ALERTは、住民の安全に係る緊急情報を瞬時に伝達することを目的としたシステムであり、地方公共団体や指定行政機関などで運用が開始されている。
(本実施形態に係るシステム構成例)
本実施形態に係る監視装置は、J−ALERTからの信号に対応する防災設備の動作状況を推定し、当該防災設備の実際の動作状況と比較することで、当該防災設備の正常性を判定すること、を特徴の一つとする。
消防庁1は、気象庁や内閣官房からの情報に基づいて、緊急情報を通信衛星2に送信する機関である。消防庁1は、送信する情報に、緊急情報の種類を識別する通報番号を含めることで、防災設備3の防災行政無線33に放送させるプログラムを指定することができる。また、消防庁1は、送信する情報に対象地域コード情報を含めることで、緊急情報を放送させる防災設備3を限定することができる。すなわち、消防庁1は、通報番号と対象地域コードを配信することで、必要な情報を必要な場所に伝達する。また、消防庁1が、防災設備3と有線または無線によるネットワークで接続されている場合、消防庁1は、通信衛星2を介さずに当該ネットワークを用いて緊急情報を送信してもよい。
通信衛星2は、消防庁1から送信された緊急情報を中継し、全国に配信する機能を有する。通信衛星2は、消防庁1により定められる通信衛星であってよい。通信衛星2は、例えば、SUPERBIRD B2であってもよい。
防災設備3は、地方公共団体や指定行政機関などに設置され、通信衛星2から受信した信号に基づいて、緊急情報を地域の住民に伝達する機能を有する。具体的には、防災設備3は、受信した信号に含まれる対象地域コードが当該防災設備3の設置された地域に該当する場合、受信した信号に含まれる通報番号に基づいて、緊急情報の放送を実施する。防災設備3が備える各構成の機能については、後述する。
監視センタ4は、J−ALERT受信機31により受信される通信衛星2からの信号と同一の信号を受信し、当該信号に基づく防災設備3の動作状況を推定できる。また、監視センタ4は、ネットワーク5を介して、防災設備3の実際の動作状況を取得できる。監視センタ4は、推定した動作状況と、防災設備3の実際の動作状況と、を比較することで、防災設備3の正常性を判定する。なお、図示されていないが、監視センタ4は、ネットワーク5を介して、複数の防災設備3と接続されてもよい。この場合、監視センタ4は、それぞれの防災設備3の正常性を判定することができる。監視センタ4が備える構成については、後述する。
ネットワーク5は、防災設備3と監視センタ4とを接続する機能を有する。ネットワーク5は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク5は、IP−VPN(Internt Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
次に、本実施形態に係る防災設備3について、詳細に説明する。上記で説明したとおり、本実施形態に係る防災設備3は、通信衛星2から受信した信号に基づいて、緊急情報を地域の住民に伝達する機能を有する。図2を参照すると、防災設備3は、J−ALERT受信機31、自動起動装置32、及び防災行政無線33を備える。以降、上記の各構成について、詳細に説明する。
J−ALERT受信機31は、通信衛星2から受信した信号を解析し、対象地域と通報番号を抽出する機能を有する。また、J−ALERT受信機31は、防災設備3が対象地域に含まれることに基づいて、抽出した通報番号を自動起動装置32に引き渡す機能を有する。図2を参照すると、J−ALERT受信機31は、通報番号解析部311及び対象地域解析部312を備える。
自動起動装置32は、J−ALERT受信機31から引き渡された通報番号に対応する放送プログラムを後述する防災行政無線33に放送させる機能を有する。自動起動装置32は、通報番号に紐付けられた放送プログラムに係る音声データを記憶する装置であってよい。自動起動装置32は、J−ALERT受信機31から引き渡された通報番号を基に、対応する放送プログラムに係る音声データを取得し、防災行政無線33に引き渡す。この際、自動起動装置32は、J−ALERT受信機31により解析された情報を併せて防災行政無線33に引き渡してもよい。
防災行政無線33は、自動起動装置32から引き渡された音声データを含む情報に基づいて、緊急情報を放送する機能を有する。防災行政無線33により放送される緊急情報は、自然災害や武力攻撃に係る情報であってよい。また、防災行政無線33は、自動起動装置32から引き渡されたテキスト情報に基づいて、音声合成を行う機能を有してもよい。防災行政無線33が当該機能を有することで、通常プログラムにない情報の伝達や、直前の放送内容の書き換えに対応することが可能となる。
次に、本実施形態に係る監視センタ4について、詳細に説明する。上述したとおり、本実施形態に係る監視センタ4は、通信衛星2から受信した信号から推定した動作状況と、防災設備3の実際の動作状況と、を比較することで、防災設備3の正常性を判定することができる。図3を参照すると、本実施形態に係る監視センタ4は、J−ALERT受信機41及び監視装置42を備える。また、J−ALERT受信機41は、通報番号解析部411と、対象地域解析部412と、を備える。また、監視装置42は、起動予定取得部421、起動予定記憶部422、起動情報取得部423、判定部424、判定結果送信部425、及び遠隔制御部426を備える。
起動予定取得部421は、信号に対応する防災設備3の起動予定情報を動作状況として推定する推定部として機能する。起動予定取得部421は、信号に対応する防災設備3の起動状況及び終了状況を推定することができる。具体的には、起動予定取得部421は、J−ALERT受信機41が解析した緊急情報の対象地域及び通報番号に基づいて、起動予定記憶部422から、緊急情報の対象地域に含まれる市区町村、及び通報番号に紐付いた放送プログラムの情報を取得する。また、起動予定取得部421は、取得した対象地域と放送プログラムの情報を、判定部424に引き渡す。起動予定取得部421が、防災設備3が受信する信号と同一の信号を基に、上記の推定を実施することで、当該信号に基づく防災設備3の実際の動作状況と比較を行うことが可能となる。
起動予定記憶部422は、消防庁1が配信する緊急情報に対応する防災設備3の動作状況に係る情報と、対象地域に係る情報と、を記憶する。すなわち、起動予定記憶部422は、緊急情報に含まれる対象地域コード及び通報番号に紐付いた放送プログラムの情報を記憶する機能を有する。起動予定記憶部422は、上記の情報を記憶するデータベースであってもよい。図4は、起動予定記憶部422に記憶される対象地域コードの一例である。図4を参照すると、起動予定記憶部422に記憶される対象地域コードは、都道府県コード及び市区町村コードを含んでいる。都道府県コード及び市区町村コードは、総務省が定義する全国地方公共団体コードに基づいて設定されてもよい。
起動情報取得部423は、防災設備3の実際の動作状況を取得し、判定部424に引き渡す機能を有する。具体的には、起動情報取得部423は、ネットワーク5を介して、防災設備3の防災行政無線33から緊急情報の放送に係る起動状況及び動作終了状況を取得し、判定部424に引き渡す。また、起動情報取得部423は、後述する強制終了情報を防災行政無線33から取得してもよい。
判定部424は、起動予定取得部421により推定された防災設備3の動作状況と、受信信号に基づく防災設備3の実際の動作状況と、が一致するか否かを判定する機能を有する。具体的には、判定部424は、起動予定取得部421が推定した防災設備3の起動状況と、起動情報取得部423が取得した防災設備3の起動状況と、が一致するか否かを判定する。ここで、両者が一致しない場合、判定部424は、防災設備3からの情報受信状況に基づいて、防災設備3の起動状況を、未起動、誤起動、または異常起動のいずれかとして判定する。
判定結果送信部425は、判定部424から判定結果を取得し、防災設備3の防災行政無線33に送信する機能を有する。判定結果送信部425は、判定部424が判定した防災設備3の起動状況及び動作終了状況に係る判定結果をそれぞれ送信することができる。また、判定結果送信部425は、防災行政無線33に備えられた保守コンソールに判定結果を表示させる機能を有してもよい。J−ALERT受信機31や自動起動装置32がそれぞれ保守コンソールを備える場合、判定結果送信部425は、各保守コンソールに判定結果を送信してもよい。また、判定結果送信部425は、防災設備3が設置された地方公共団体の関係者に判定結果を送信してもよい。
遠隔制御部426は、判定部424が、推定された動作状況と、防災設備3の実際の動作状況と、が一致しないと判断したことに基づいて、防災設備3を遠隔制御する機能を有する。遠隔制御部426は、起動状況を送信した防災設備3が起動予定取得部421により推定される対象地域に設定されていないこと、または信号に対する防災設備3の実際の動作状況が推定された動作の内容とは異なること、に基づいて、防災設備3を遠隔停止することができる。すなわち、遠隔制御部426は、判定部424が、防災設備3の動作状況を、誤起動、異常起動、または未終了のいずれかと判定した場合、防災設備3を遠隔停止する。遠隔制御部426が当該遠隔停止を実行することにより、誤った情報が住民に伝わる可能性を低減することが可能となる。
以上、本実施形態に係る情報処理システムについて、各構成の有する機能を説明した。続いて、各構成の動作制御の流れについて、詳細に説明する。まず、本実施形態に係る防災設備3の動作の流れについて、説明する。図6は、防災設備3の動作の流れを示すフローチャートである。
次に、図7を参照して、監視センタ4における起動予定情報の取得に係る動作の流れについて説明する。まず、J−ALERT受信機41は、通信衛星2から緊急情報に係る信号を受信する(S1201)。ここで、J−ALERT受信機41が受信する信号は、防災設備3のJ−ALERT受信機31が受信する信号と同一である。
以上、通信衛星2からの信号に基づく防災設備3の動作、及び当該信号に基づく監視センタ4の起動予定情報の取得について説明した。次に、防災設備3の実際の動作状況と、起動予定情報との比較による防災設備3の動作状況の判定について、処理の流れを説明する。図8は、起動状況の判定の流れを示すフローチャートである。
次に、本実施形態に係る判定部による防災設備3の動作終了状況の判定について詳細に説明する。図9は、動作終了状況の判定の流れを示すフローチャートである。なお、以降の説明においては、判定部424が、防災設備3の起動状況が正常であると判定した後の処理を想定して述べる。
以上、本実施形態に係る起動状況及び動作終了状況の判定の流れについて説明した。続いて、本実施形態に係る監視センタ4による防災設備3の遠隔制御の流れについて説明する。まず、防災設備3の遠隔起動に係る流れについて説明する。本実施形態に係る遠隔制御部426は、判定部424が防災設備3の起動状況を未起動と判定したこと、または判定部424が防災設備3の動作終了状況を異常終了と判定したこと、に基づいて、防災設備3の遠隔起動を実行する。すなわち、遠隔制御部426は、対象地域において緊急情報に係るプログラムが正常に配信されていない可能性がある場合、防災設備3の遠隔起動を行う。これにより、防災設備3の不具合により、放送プログラムが正常に配信されなかった場合においても、住民に緊急情報を伝達できる可能性を高めることが可能となる。
次に、防災設備3の遠隔停止に係る流れについて説明する。本実施形態に係る遠隔制御部426は、判定部424が防災設備3の起動状況を誤起動もしくは異常起動と判定したこと、または判定部424が防災設備3の動作終了状況を未終了と判定したこと、に基づいて、防災設備3の遠隔停止を実行する。すなわち、遠隔制御部426は、誤った緊急情報が住民に伝達される可能性がある場合に、防災設備3の遠隔停止を行う。このため、防災設備3の不具合により、誤った放送プログラムが配信された場合においても、当該放送プログラムが配信される時間を削減することができる。
次に、本発明に係る監視装置42のハードウェア構成例について説明する。図12は、本発明に係る監視装置42のハードウェア構成例を示すブロック図である。図12を参照すると、監視装置42は、例えば、CPU871と、ROM872と、RAM873と、ホストバス874と、ブリッジ875と、外部バス876と、インターフェース877と、入力部878と、出力部879と、記憶部880と、ドライブ881と、接続ポート882と、通信部883と、を有する。なお、ここで示すハードウェア構成は一例であり、構成要素の一部が省略されてもよい。また、ここで示される構成要素以外の構成要素をさらに含んでもよい。
CPU871は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM872、RAM873、記憶部880、又はリムーバブル記録媒体901に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。
ROM872は、CPU871に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM873には、例えば、CPU871に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
CPU871、ROM872、RAM873は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス874を介して相互に接続される。一方、ホストバス874は、例えば、ブリッジ875を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス876に接続される。また、外部バス876は、インターフェース877を介して種々の構成要素と接続される。
入力部878には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力部878としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。
出力部879には、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD、又は有機EL等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。
記憶部880は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部880としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。
ドライブ881は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体901に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体901に情報を書き込む装置である。
リムーバブル記録媒体901は、例えば、DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体901は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。
接続ポート882は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器902を接続するためのポートである。
外部接続機器902は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
通信部883は、ネットワーク903に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る監視装置42は、受信された信号に対応する防災設備3の動作状況を起動予定情報として推定することができる。また、監視装置42は、推定した起動予定情報と、信号に基づく防災設備3の実際の動作状況と、が一致するか否かを判定することができる。係る構成によれば、防災設備の動作状況が想定通りか否かを判定することが可能となる。
2 通信衛星
3 防災設備
31 J−ALERT受信機
311 通報番号解析部
312 対象地域解析部
32 自動起動装置
33 防災行政無線
4 監視センタ
41 J−ALERT受信機
411 通報番号解析部
412 対象地域解析部
42 監視装置
421 起動予定取得部
422 起動予定記憶部
423 起動情報取得部
424 判定部
425 判定結果送信部
426 遠隔制御部
5 ネットワーク
Claims (9)
- 緊急情報が配信される防災設備を監視する監視装置であって、
前記配信された前記緊急情報に含まれる対象地域情報と、前記緊急情報に含まれる通報番号に紐づけられた動作内容から、対象地域に設置された前記防災設備の予定動作状況を推定する推定部と、
前記緊急情報が配信された前記防災設備から受信された実動作状況と前記予定動作状況とを比較し、前記実動作状況と前記予定動作状況とが一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部が、前記推定部により推定された前記防災設備の前記予定動作状況と、前記緊急情報に基づく前記防災設備の実動作状況と、が一致しないと判断したことに基づいて、前記防災設備を遠隔制御する遠隔制御部と、
を備え、
前記判定部は、前記実動作状況と前記予定動作状況とが一致しないと判定しない場合、前記実動作状況を、未起動または不正確な起動のいずれかとして判定し、
前記遠隔制御部による遠隔制御は、遠隔停止または遠隔起動のうち少なくともいずれかを含む、
監視装置。 - 前記通報番号は、前記防災設備に放送させるプログラムを識別するための放送プログラムコードを含み、
前記対象地域情報は、前記プログラムを放送させる前記防災設備を特定するための対象地域コードを含む、
請求項1に記載の監視装置。 - 前記不正確な起動は、前記対象地域以外に設置された前記防災設備が誤って起動される誤起動、および前記対象地域に配置された前記防災設備により前記緊急情報が指定するプログラムとは異なるプログラムが誤って放送される異常起動を含む、
請求項1または2に記載の監視装置。 - 前記推定部は、前記予定動作状況として、前記防災設備の予定起動状況を推定し、
前記判定部は、前記防災設備から受信された実起動状況と、前記予定起動状況とを比較し、前記実起動状況と前記予定起動状況とが一致するか否かを判定する、
請求項1〜3のいずれかに記載の監視装置。 - 前記推定部は、前記予定動作状況として、前記防災設備の予定動作終了状況を推定し、
前記判定部は、前記防災設備から受信された実動作終了状況と、前記予定動作終了状況とを比較し、前記実動作終了状況と前記予定動作終了状況とが一致しない場合、前記実動作終了状況を、未終了または異常終了のいずれかとして判定する、
請求項1〜4のいずれかに記載の監視装置。 - 前記対象地域情報と、前記動作内容に係る情報と、を記憶する記憶部、
をさらに備え、
前記推定部は、前記緊急情報と前記記憶部が記憶する情報とに基づいて、前記緊急情報に対応する対象地域と、前記対象地域に設置される前記防災設備の前記予定動作状況と、を推定する、
請求項1〜5のいずれかに記載の監視装置。 - 緊急情報が配信される防災設備を監視する監視方法であって、
前記配信された前記緊急情報に含まれる対象地域情報と、前記緊急情報に含まれる通報番号に紐づけられた動作内容から、対象地域に設置された前記防災設備の予定動作状況を推定することと、
前記緊急情報が配信された前記防災設備から受信された実動作状況と前記予定動作状況とを比較し、前記実動作状況と前記予定動作状況とが一致するか否かを判定することと、
推定された前記防災設備の前記予定動作状況と、前記緊急情報に基づく前記防災設備の実動作状況と、が一致しないと判断されたことに基づいて、前記防災設備を遠隔制御することと、
を含み、
前記判定することは、前記実動作状況と前記予定動作状況とが一致しないと判定しない場合、前記実動作状況を、未起動または不正確な起動のいずれかとして判定すること、
をさらに含み、
前記遠隔制御は、遠隔停止または遠隔起動のうち少なくともいずれかを含む、
監視方法。 - コンピュータを、
緊急情報が配信される防災設備を監視する監視装置であって、
前記配信された前記緊急情報に含まれる対象地域情報と、前記緊急情報に含まれる通報番号に紐づけられた動作内容から、対象地域に設置された前記防災設備の予定動作状況を推定する推定部と、
前記緊急情報が配信された前記防災設備から受信された実動作状況と前記予定動作状況とを比較し、前記実動作状況と前記予定動作状況とが一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部が、前記推定部により推定された前記防災設備の前記予定動作状況と、前記緊急情報に基づく前記防災設備の実動作状況と、が一致しないと判断したことに基づいて、前記防災設備を遠隔制御する遠隔制御部と、
を備え、
前記前記判定部は、前記実動作状況と前記予定動作状況とが一致しないと判定しない場合、前記実動作状況を、未起動または不正確な起動のいずれかとして判定し、
前記遠隔制御部による遠隔制御は、遠隔停止または遠隔起動のうち少なくともいずれかを含む、
監視装置、
として機能させるためのプログラム。 - 緊急情報が配信される防災設備と、前記防災設備を監視する監視装置とを含む情報処理システムであって、
前記配信された前記緊急情報に基づいて動作する処理部、
を備え、
前記処理部は、前記緊急情報に基づく実動作状況を前記監視装置に送信する、
防災設備と、
前記配信された前記緊急情報に含まれる対象地域情報と、前記緊急情報に含まれる通報番号に紐づけられた動作内容から、対象地域に設置された前記防災設備の予定動作状況を推定する推定部、
前記緊急情報が配信された前記防災設備から受信された前記実動作状況と前記予定動作状況とを比較し、前記実動作状況と前記予定動作状況とが一致するか否かを判定する判定部、及び、
前記判定部が、前記推定部により推定された前記防災設備の前記予定動作状況と、前記緊急情報に基づく前記防災設備の実動作状況と、が一致しないと判断したことに基づいて、前記防災設備を遠隔制御する遠隔制御部、
を備え、
前記前記判定部は、前記実動作状況と前記予定動作状況とが一致しないと判定しない場合、前記実動作状況を、未起動または不正確な起動のいずれかとして判定し、
前記遠隔制御部による遠隔制御は、遠隔停止または遠隔起動のうち少なくともいずれかを含む、
監視装置と、
を含む情報処理システム。
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