以下、本発明による訪問管理装置、訪問先装置、呼出管理装置等について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による訪問管理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による訪問管理システムは、訪問に関する日時等の情報をあらかじめ登録しておき、訪問があった際に、その訪問があらかじめ登録されているかどうかを容易に分かるようにするものである。
図1は、本実施の形態による訪問管理システムの構成を示す図である。本実施の形態による訪問管理システムは、有線または無線の通信回線500で互いに接続された、訪問管理装置1、訪問者端末2、呼出管理装置3を備える。有線または無線の通信回線500は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網等であってもよい。また、呼出管理装置3は、玄関端末4と室内端末5とを備えるインターホンシステムの室内端末5に接続されている。また、図1では、説明の便宜上、訪問者端末2と、呼出管理装置3とがそれぞれ単数である場合について示しているが、そうでなくてもよい。複数の訪問者端末2が存在してもよく、複数の呼出管理装置3が存在してもよい。図1において、訪問者は、訪問者端末2を用いて訪問に関する情報を入力する。そして、その入力された訪問に関する情報は訪問管理装置1に送信され、その訪問管理装置1で蓄積される。また、訪問先において訪問があった際には、その訪問に関する情報を用いて、想定内の訪問かどうかが判断され、その結果が呼出管理装置3から出力される。
図2は、本実施の形態による訪問管理装置1の構成を示すブロック図である。図2において、本実施の形態による訪問管理装置1は、受付部11と、蓄積部12と、訪問情報記憶部13と、訪問先イベント発生情報受付部14と、日時情報更新部15と、送信部16と、訪問可否情報受信部17と、訪問可否情報出力部18と、不在予定情報受信部19と、不在予定対応情報記憶部20と、不在予定情報出力部21と、訪問先呼出情報受信部22と、訪問有無情報送信部23とを備える。
なお、本実施の形態による訪問管理システムは、図3で示されるものであってもよい。図3で示される訪問管理システムは、図1の訪問管理システムにおける訪問者端末2と、訪問管理装置1とが一体に構成されたものである。したがって、図3の訪問管理システムの場合には、訪問者が訪問管理装置1に対して直接、訪問に関する情報を入力することになる。以下の説明では、訪問管理装置1が、図1の訪問管理システムにおける訪問管理装置1である場合について主に説明するが、訪問管理装置1が、図3の訪問管理システムにおける訪問管理装置1である場合についても適宜、説明を行う。
受付部11は、日時情報と、訪問者情報と、訪問先識別情報とを受け付ける。日時情報は、訪問の日時に関する情報である。この日時情報によって、訪問者が訪問先を訪れる日時が示されることになる。なお、この日時情報は、例えば、「2009年3月1日10時0分」などのように少なくとも時刻を示すものであってもよく、あるいは、「2009年3月1日午前」「2009年3月1日夕方」などのように、幅のある日時を指定するものであってもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。訪問者情報は、訪問者に関する情報である。この訪問者情報は、訪問者を識別する情報、例えば、訪問者の社員ID等であってもよく、あるいは、訪問者の属する会社名や、訪問者の氏名、訪問者の顔の画像等であってもよい。ただし、被訪問者に対して、この訪問者情報で特徴付けられる訪問者が訪問する旨が示されるため、訪問者を十分特徴付けることができる情報であることが好適である。なお、この訪問者情報は、出力や送信される際に、その内容が変更されてもよい。例えば、訪問者識別情報である訪問者情報が、出力や送信等が行われる過程において、その訪問者識別情報で識別される訪問者の氏名や所属する会社名等である訪問者情報に変更されてもよい。この場合でも、両者が一対一に対応しているため、両者共に訪問者情報と呼ぶことにする。訪問先識別情報は、訪問先を識別する情報である。訪問先とは、被訪問者の家などのことである。この訪問先識別情報は、例えば、訪問先の電話番号や、訪問先の位置を特定可能な情報(例えば、訪問先の住所や、訪問先の緯度・経度の情報など)、訪問先の人(すなわち、被訪問者)に関する情報(例えば、被訪問者の氏名や、社員ID等)であってもよい。この訪問先識別情報も、出力や送信される際に、その内容が変更されてもよい。例えば、訪問先の電話番号である訪問先識別情報が、出力や送信等が行われる過程において、その電話番号で識別される訪問先の住所に変更されてもよい。この場合でも、両者が一対一に対応しているため、両者共に訪問先識別情報と呼ぶことにする。
なお、受付部11は、日時情報、訪問者情報、訪問先識別情報をそれぞれ別個に受け付けてもよく、あるいは、まとめて受け付けてもよい。前者の場合であっても、訪問管理装置1において、それぞれ対応する日時情報、訪問者情報、訪問先識別情報を特定できるように受け付けることが好適である。例えば、受付部11は、それらの情報を受け付ける一連の処理において順番に各情報を受け付けた場合に、その順番に受け付けた各情報をそれぞれ対応している情報として取り扱ってもよい。また、受付部11は、各情報を所定の識別情報と一緒に受け付けるものであり、同じ識別情報と一緒に受け付けた各情報をそれぞれ対応している情報として取り扱ってもよい。
訪問管理装置1が図1で示されるものである場合には、受付部11は、有線もしくは無線の通信回線500を介して訪問者端末2から送信された日時情報等を受信することになる。一方、訪問管理装置1が図3で示されるものである場合には、受付部11は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された日時情報等を受け付けてもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された日時情報等を受け付けてもよい。なお、受付部11は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、受付部11は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
蓄積部12は、受付部11が受け付けた日時情報と訪問者情報と訪問先識別情報とを対応付けて訪問情報記憶部13に蓄積する。なお、蓄積部12は、受付部11が受け付けた情報のうち、それぞれ対応している各情報を含むひとまとまりの訪問情報を訪問情報記憶部13に一括して蓄積してもよく、あるいは、受付部11が各情報をばらばらに受け付けた場合に、それらを個別に訪問情報記憶部13に蓄積し、結果として、訪問情報記憶部13においてそれぞれ対応する日時情報、訪問者情報、訪問先識別情報を対応付ける訪問情報が構成されるようにしてもよい。前者の場合には、その蓄積を行うまで、受け付けられた情報を図示しない記録媒体において一時的に記憶していてもよい。
訪問情報記憶部13では、訪問情報が記憶される。その訪問情報は、日時情報と訪問者情報と訪問先識別情報とを対応付けて有する情報であり、蓄積部12によって蓄積されたものである。訪問情報記憶部13での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。訪問情報記憶部13は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
なお、本実施の形態では、訪問情報記憶部13で記憶されている訪問情報に、訪問に関するイベントが発生する予定の時刻が含まれていてもよい。訪問に関するイベントは、例えば、訪問であってもよく、訪問の後に行われるイベント(例えば、ガスや水道、電気の点検、配送物の引き渡し等)であってもよく、退出であってもよい。本実施の形態では、訪問に関するイベントが訪問そのものであり、そのイベントが発生する予定の時刻が「日時情報」によって示されているものとする。なお、訪問に関するイベントが訪問以外の場合には、訪問情報にそのイベントが発生する予定の時刻が別途、含まれているものとする。その予定の時刻は、例えば、受付部11が日時情報等と一緒に受け付け、蓄積部12によって蓄積されたものであってもよく、あるいは、その他の経路によって訪問情報記憶部13で記憶されるようになったものであってもよい。
訪問先イベント発生情報受付部14は、訪問先識別情報と、その訪問先識別情報で識別される訪問先に関するイベントが発生したことを示す情報であるイベント発生情報とを含む情報である訪問先イベント発生情報を受け付ける。なお、訪問先イベント発生情報に、イベント発生情報があらわに含まれていなくてもよい。例えば、訪問先イベント発生情報受付部14が訪問先識別情報を受け付けた場合に、イベント発生情報をも受け付けたと判断してもよい。すなわち、その場合には、訪問先識別情報がイベント発生情報を兼ねることになり、訪問先識別情報の受け付けが訪問先イベント発生情報の受け付けとなる。なお、後述するように、訪問先イベント発生情報には、訪問先識別情報、イベント発生情報以外の情報が含まれていてもよい。
訪問管理装置1が図1で示されるものである場合には、訪問先イベント発生情報受付部14は、有線もしくは無線の通信回線500を介して訪問者端末2から送信された訪問先イベント発生情報を受信することになる。一方、訪問管理装置1が図3で示されるものである場合には、訪問先イベント発生情報受付部14は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された訪問先イベント発生情報を受け付けてもよい。なお、訪問先イベント発生情報受付部14は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問先イベント発生情報受付部14は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
日時情報更新部15は、訪問先イベント発生情報受付部14が受け付けた訪問先イベント発生情報に含まれる訪問先識別情報で識別される訪問先に関して発生したイベントの時刻と、訪問情報に含まれる、そのイベントに対応する予定の時刻との差分だけ、その発生したイベントよりも後に予定されているイベントに対応する訪問情報に含まれる日時情報を更新する。すなわち、あるイベントの発生予定時刻と、そのイベントの発生した実際の時刻との差分を用いて、そのイベントよりも後に発生する予定のイベントに対応した日時情報がその差分だけ更新されることになる。日時情報更新部15は、例えば、あるイベントの発生予定時刻から、そのイベントの発生した実際の時刻を引いた差分を、そのイベントよりも後に発生する予定のイベントに対応した日時情報の示す日時から引くように日時情報を更新してもよい。例えば、イベントが予定よりも早く発生した場合には、それ以降の訪問情報に関する予定がそれだけ早められることになる。一方、例えば、イベントが予定よりも遅く発生した場合には、それ以降の訪問情報に関する予定がそれだけ遅らされることになる。なお、「訪問先イベント発生情報に含まれる訪問先識別情報で識別される訪問先に関して発生したイベントの時刻」は、例えば、訪問先イベント発生情報が受け付けられた時刻であってもよく、日時情報更新部15が日時情報の更新をしようとする時刻であってもよく、訪問先イベント発生情報に含まれるイベントの発生時刻であってもよい。訪問先イベント発生情報に含まれるイベントの発生時刻を用いて日時情報の更新が行われる場合には、訪問先イベント発生情報受付部14が受け付けたイベント発生情報に、そのイベントの発生時刻が含まれているものとする。
なお、日時情報更新部15は、訪問先イベント発生情報受付部14が受け付けた訪問先イベント発生情報に含まれる訪問先識別情報で識別される訪問先に関する訪問情報を、例えば、その訪問先識別情報を用いて訪問情報を検索することによって特定することができる。なお、その訪問先識別情報を含む訪問情報が複数存在する場合には、日時情報更新部15は、発生したイベントの時刻と最も近い日時情報を有する訪問情報を特定してもよい。なお、その訪問情報の特定を容易にするために、例えば、訪問先イベント発生情報に訪問者情報がさらに含まれていてもよい。その場合には、訪問先イベント発生情報に含まれている訪問先識別情報と訪問者情報とを用いて、より確実に訪問情報を特定することができるようになる。
また、日時情報更新部15は、日時情報を更新する際に、その日時情報を含む訪問情報に含まれているイベントの発生予定時刻をも日時情報と同様に更新してもよく、あるいは、更新しなくてもよい。前者の場合には、更新されたイベントの発生予定時刻と、更新された日時情報とを用いて、上述の処理を行えばよいことになる。本実施の形態のように、日時情報がイベントの発生予定時刻を示すものである場合には、この前者の場合となる。一方、後者の場合には、訪問情報において、日時情報が更新された後であっても、初めて設定された日時情報を保持するようにしておき、日時情報更新部15は、イベントの発生時刻と、そのイベントの発生予定時刻との差分を、その初めて設定された日時情報に対して適宜、加減することによって更新後の日時情報を生成し、その更新後の日時情報を訪問情報に蓄積するようにしてもよい。その蓄積の際に、すでに更新後の日時情報が存在する場合には、上書きで蓄積し、そうでない場合には、追記で蓄積してもよい。
送信部16は、訪問情報に含まれる日時情報と訪問者情報とを、その訪問情報に含まれる訪問先識別情報に対応する送信先に送信する。例えば、図示しない記録媒体において、訪問先識別情報と、その訪問先識別情報で識別される訪問先に対応するアドレスとが対応付けられて記憶されており、送信部16は、その訪問先識別情報とアドレスとの対応情報を用いて、日時情報等を送信してもよい。すなわち、送信部16は、ある訪問情報について日時情報等を送信する際には、その訪問情報に含まれる訪問先識別情報に対応するアドレスを取得し、その取得したアドレスを送信先として、その訪問情報に含まれる日時情報と訪問者情報とを送信してもよい。そのアドレスは、例えば、IPアドレスであってもよく、あるいは、電子メールのアドレスであってもよい。なお、例えば、訪問先識別情報自体がアドレスである場合には、送信部16は、その訪問先識別情報を用いて、日時情報等の送信を行ってもよい。また、送信部16が送信する情報には、訪問先識別情報が含まれていてもよく、含まれていなくてもよい。送信部16によって送信された日時情報等は、後述するように、訪問先の装置、すなわち、呼出管理装置3によって受信されることになる。送信部16が日時情報等を送信するタイミングは問わない。例えば、新たな訪問情報が蓄積されたタイミングで、その訪問情報に関する日時情報等を送信してもよく、あるいは、一日に一回などの決められたタイミングで一括して、日時情報等をまだ送っていない訪問情報に関する日時情報等の送信を行ってもよく、当日や次の日の訪問に関する情報のみを送信してもよい。本実施の形態では、新たな訪問情報が蓄積されたタイミングで、その訪問情報に関する日時情報等が送信される場合について説明する。
また、送信部16は、日時情報更新部15によって更新された日時情報を含む訪問情報に含まれる日時情報を、その訪問情報に含まれる訪問先識別情報に対応する送信先に送信してもよい。
なお、送信部16は、訪問先の呼出管理装置3に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、送信部16は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、送信部16は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問可否情報受信部17は、送信部16による日時情報と訪問者情報との送信に対して、その日時情報とその訪問者情報とに対応する訪問の可否に関する情報である訪問可否情報を受信する。この訪問可否情報によって、送信された日時情報、訪問者情報に関する訪問を行ってよいかどうかが示されることになる。なお、この訪問可否情報は、訪問が可能であることを示す情報であってもよい。この場合には、訪問可否情報受信部17が訪問可否情報を受信しないことによって、訪問が可能でないことを知ることができる。また、訪問可否情報は、訪問が可能でないことを示す情報であってもよい。この場合には、訪問可否情報受信部17が訪問可否情報を受信しないことによって、訪問が可能であることを知ることができる。また、訪問可否情報は、訪問が可能であることを示す情報と、訪問が可能でないことを示す情報の両方であってもよい。この場合には、訪問可否情報受信部17が受信した訪問可否情報によって、訪問の可否を知ることができる。本実施の形態では、訪問可否情報によって、訪問の可否を知ることができる場合について説明する。
なお、訪問可否情報受信部17は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問可否情報受信部17は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問可否情報出力部18は、訪問可否情報受信部17が受信した訪問可否情報を出力する。この訪問可否情報の出力がなされることにより、訪問者は、例えば、訪問が可能であることや、訪問が可能でないことなどを知ることができるようになる。なお、訪問可否情報が、訪問が可能である場合にのみ送信される情報である場合には、訪問可否情報出力部18は、日時情報等が送信されてから所定の時間が経過しても訪問可否情報が受信されない際に、訪問が可能でないと判断して、訪問が可能でない旨の訪問可否情報を出力してもよい。また、訪問可否情報が、訪問が可能でない場合にのみ送信される情報である場合には、訪問可否情報出力部18は、日時情報等が送信されてから所定の時間が経過しても訪問可否情報が受信されない際に、訪問が可能であると判断して、訪問が可能である旨の訪問可否情報を出力してもよい。
訪問管理装置1が図1で示されるものである場合には、訪問可否情報出力部18は、有線もしくは無線の通信回線500を介して訪問可否情報を訪問者端末2に送信することになる。その送信先は、訪問可否情報の受信の契機となった送信部16による送信によって送信された訪問者情報によって特定される訪問者に対応した送信先である。例えば、日時情報等の送信の場合と同様に、訪問者情報と、その訪問者情報によって特定される訪問者に対応するアドレスとが対応付けられて記憶されており、訪問可否情報出力部18は、その対応情報を用いて訪問可否情報を送信してもよい。一方、訪問管理装置1が図3で示されるものである場合には、訪問可否情報出力部18は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)に訪問可否情報を表示してもよく、プリンタによって訪問可否情報を印刷してもよく、スピーカによって訪問可否情報を音声出力してもよい。なお、訪問可否情報出力部18は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問可否情報出力部18は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
不在予定情報受信部19は、呼出管理装置3から送信された不在予定情報と、その呼出管理装置3に対応する訪問先を識別する訪問先識別情報とを受信する。不在予定情報は、訪問先の不在の予定に関する情報である。不在予定情報は、例えば、不在の日時を示す情報であってもよく、在宅の日時を示す情報であってもよく、その両方を示す情報であってもよい。なお、不在予定情報受信部19は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、不在予定情報受信部19は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。また、不在予定情報受信部19は、その受信した不在予定情報と、訪問先識別情報とを対応付けて有する情報である不在予定対応情報を不在予定対応情報記憶部20に蓄積する。
不在予定対応情報記憶部20では、訪問先識別情報と、その訪問先識別情報で識別される訪問先の不在の予定に関する情報である不在予定情報とを対応付けて有する情報である不在予定対応情報が記憶される。これは不在予定情報受信部19によって蓄積されたものである。不在予定対応情報記憶部20での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。不在予定対応情報記憶部20は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
不在予定情報出力部21は、受付部11が受け付けた訪問先識別情報に、不在予定対応情報によって対応付けられている不在予定情報を出力する。訪問管理装置1が図1で示されるものである場合には、不在予定情報出力部21は、有線もしくは無線の通信回線500を介して不在予定情報を訪問者端末2に送信することになる。その送信先は、受付部11が受け付けた訪問先識別情報を含む訪問情報に含まれている訪問者情報によって特定される訪問者に対応した送信先である。例えば、前述のように、訪問者情報と、その訪問者情報によって特定される訪問者に対応するアドレスとが対応付けられて記憶されており、不在予定情報出力部21は、その対応情報を用いて不在予定情報を送信してもよい。一方、訪問管理装置1が図3で示されるものである場合には、不在予定情報出力部21は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)に不在予定情報を表示してもよく、プリンタによって不在予定情報を印刷してもよく、スピーカによって不在予定情報を音声出力してもよい。なお、不在予定情報出力部21は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、不在予定情報出力部21は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問先呼出情報受信部22は、訪問先識別情報と、その訪問先識別情報で識別される訪問先の呼出ボタンが押されたことを示す情報である呼出情報とを含む情報である訪問先呼出情報を受信する。この訪問先呼出情報は、呼出管理装置3から送信されたものである。なお、訪問先呼出情報に、呼出情報があらわに含まれていなくてもよい。例えば、訪問先呼出情報受信部22が訪問先識別情報を受信した場合に、呼出情報をも受信したと判断してもよい。すなわち、その場合には、訪問先識別情報が呼出情報を兼ねることになり、訪問先識別情報の受け付けが訪問先呼出情報の受信となる。また、後述するように、訪問先呼出情報には、訪問先識別情報、呼出情報以外の情報が含まれていてもよい。また、訪問先呼出情報受信部22は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問先呼出情報受信部22は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問有無情報送信部23は、訪問情報を参照し、訪問先呼出情報受信部22が受信した訪問先呼出情報に応じた、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問の有無に関する情報である訪問有無情報を、訪問先呼出情報受信部22が受信した訪問先呼出情報に含まれる訪問先識別情報に対応する送信先に送信する。「訪問先呼出情報に応じた、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問」は、訪問先呼出情報に含まれる訪問先識別情報で識別される訪問先への訪問であって、その訪問先呼出情報が送信される契機となった呼出ボタンの押下の日時に対応する訪問である。なお、訪問有無情報送信部23は、訪問有無情報を、訪問先呼出情報受信部22が受信した訪問先呼出情報の送信元に送信するようにしてもよい。そのようにすることによっても、通常、訪問先呼出情報受信部22が受信した訪問先呼出情報に含まれる訪問先識別情報に対応する送信先に送信することになる。「呼出ボタンの押された日時」は、訪問先呼出情報が受信された日時であってもよく、訪問先呼出情報に含まれる呼出ボタンの押された日時であってもよい。後者の場合には、訪問先呼出情報に、その日時を示す情報が含まれているものとする。また、「訪問の有無」は、その日時に対応する訪問情報が存在するかどうかによって判断されてもよい。その日時に対応する訪問情報が存在する場合には、訪問が存在することになり、訪問情報が存在しない場合には、訪問が存在しないことになる。例えば、訪問有無情報送信部23は、受信された訪問先呼出情報に含まれる訪問先識別情報と、呼出ボタンの押された日時を示す日時情報とを含む訪問情報を検索し、訪問情報がヒットした場合には、訪問情報があると判断し、ヒットしなかった場合には、訪問情報がないと判断してもよい。なお、その検索の際に、受信された訪問先呼出情報に対応する呼出ボタンの押された日時を含む所定の時間の範囲に対応する日時情報について検索を行ってもよい。例えば、呼出ボタンの押された日時を中心とした20分や10分の範囲内に含まれる日時情報が、訪問情報に含まれるかどうかを検索してもよい。訪問者の訪問が予定から少しずれることもありうるからである。その所定の時間の範囲は、適宜、設定することができるものとする。このようにすることで、訪問有無情報は、訪問先呼出情報に対応する呼出ボタンの押された日時を含む所定の時間の範囲に対応する訪問の有無に関する情報となる。
なお、訪問有無情報は、訪問があることを示す情報であってもよい。この場合には、訪問がある場合にのみ、訪問有無情報が送信されることになる。また、訪問有無情報は、訪問がないことを示す情報であってもよい。この場合には、訪問がない場合にのみ、訪問有無情報が送信されることになる。また、訪問有無情報は、訪問があることを示す情報と、訪問がないことを示す情報の両方を含んでいてもよい。この場合には、訪問がある場合にも、ない場合にも、訪問有無情報が送信されることになる。本実施の形態では、訪問有無情報によって、訪問があることも、ないことも両方示される場合について説明する。
また、訪問有無情報送信部23は、訪問有無情報を呼出管理装置3に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、訪問有無情報送信部23は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問有無情報送信部23は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
また、訪問情報記憶部13と、不在予定対応情報記憶部20とは、同一の記録媒体によって実現されてもよく、あるいは、別々の記録媒体によって実現されてもよい。前者の場合には、訪問情報を記憶している領域が訪問情報記憶部13となり、不在予定対応情報を記憶している領域が不在予定対応情報記憶部20となる。
図4は、本実施の形態による呼出管理装置3の構成を示すブロック図である。図4において、本実施の形態による呼出管理装置3は、呼出検知部31と、訪問先呼出情報送信部32と、訪問有無情報受信部33と、訪問有無情報出力部34と、日時情報受信部35と、日時情報出力部36と、訪問可否情報受付部37と、訪問可否情報送信部38と、不在予定情報受付部39と、不在予定情報送信部40とを備える。
呼出検知部31は、玄関端末4と室内端末5とを備えるインターホンシステムにおいて、玄関端末4の呼出ボタンが押されたことを検知する。この検知の方法は問わない。例えば、図1で示されるように、呼出ボタンが押された旨を、そのインターホンシステムから受け取ってもよく、あるいは、呼出ボタンが押されたことに応じて室内端末5から出力される呼出音を検知することによって呼出ボタンが押されたことを検知してもよい。前者の場合には、例えば、インターホンシステムから電圧の変化を受け取ることによって、呼出ボタンが押されたことを検知してもよい。また、後者の場合には、呼出検知部31が呼出音の音信号をあらかじめ保持しておき、室内端末5から出力される呼出音を受音可能な位置に配置されたスピーカから受け取った音信号と、あらかじめ保持している呼出音の音信号とを比較し、一致する箇所がある場合に、呼出ボタンが押されたことを検知してもよい。なお、一致するとは、厳密に一致することであってもよく、あるいは、類似度が所定のしきい値以上の場合を含んでもよい。
訪問先呼出情報送信部32は、呼出検知部31が呼出ボタンの押されたことを検知した際に、図示しない記録媒体で保持されている、呼出管理装置3の設置されている訪問先を識別する訪問先識別情報と、その訪問先の呼出ボタンが押されたことを示す呼出情報とを含む訪問先呼出情報を構成し、その訪問先呼出情報を訪問管理装置1に送信する。なお、前述のように、訪問先呼出情報に、呼出情報があらわに含まれていなくてもよい。訪問先呼出情報の送信先のアドレス等は、呼出管理装置3においてあらかじめ保持されているものであってもよく、あるいは、後述する日時情報受信部35が受信した日時情報等の送信元のアドレス等であってもよい。また、この訪問先呼出情報が、呼出ボタンの押された日時の情報をも含む場合には、訪問先呼出情報送信部32は、呼出ボタンの押された日時を図示しない時計部等から取得し、その日時を示す情報を含む訪問先呼出情報を構成してもよい。呼出ボタンの押された日時は、呼出ボタンの押されたことが検知された日時であってもよい。
なお、訪問先呼出情報送信部32は、訪問先呼出情報を訪問管理装置1に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、訪問先呼出情報送信部32は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問先呼出情報送信部32は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問有無情報受信部33は、訪問先呼出情報送信部32による訪問先呼出情報の送信に応じて、訪問管理装置1から送信された訪問有無情報を受信する。訪問有無情報は、前述のように、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問の有無に関する情報である。この訪問有無情報によって、その呼出ボタンの押された日時に訪問が予定されているかどうかを知ることができる。
なお、訪問有無情報受信部33は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問有無情報受信部33は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問有無情報出力部34は、訪問有無情報受信部33が受信した訪問有無情報を出力する。なお、訪問有無情報が、訪問がある場合にのみ送信される情報である場合には、訪問有無情報出力部34は、訪問先呼出情報が送信されてから所定の時間が経過しても訪問有無情報が受信されない際に、訪問がないと判断して、訪問がない旨の訪問有無情報を出力してもよい。また、訪問有無情報が、訪問がない場合にのみ送信される情報である場合には、訪問有無情報出力部34は、訪問先呼出情報が送信されてから所定の時間が経過しても訪問有無情報が受信されない際に、訪問があると判断して、訪問がある旨の訪問有無情報を出力してもよい。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよく、記録媒体への蓄積でもよく、他の構成要素への引き渡しでもよい。なお、この出力が記録媒体への蓄積や、他の構成要素への引き渡しである場合であっても、最終的には、その訪問有無情報が訪問先の人に対して提示されるように、表示されたり音声出力されたりすることが好適である。また、訪問有無情報出力部34は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問有無情報出力部34は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
日時情報受信部35は、訪問管理装置1から送信された日時情報と、訪問者情報とを受信する。この日時情報と訪問者情報とによって、訪問者に関する情報と、その訪問者が訪問する日時とを知ることができる。なお、日時情報受信部35は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、日時情報受信部35は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
日時情報出力部36は、日時情報受信部35が受信した日時情報等を出力する。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよく、記録媒体への蓄積でもよく、他の構成要素への引き渡しでもよい。なお、この出力が記録媒体への蓄積や、他の構成要素への引き渡しである場合であっても、最終的には、その日時情報等が訪問先の人に対して提示されるように、表示されたり音声出力されたりすることが好適である。また、日時情報出力部36は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、日時情報出力部36は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問可否情報受付部37は、訪問可否情報を受け付ける。訪問可否情報は、日時情報出力部36が出力した日時情報等に関する訪問について、その可否を示すものである。この訪問可否情報は通常、訪問先の人によって入力される。訪問可否情報受付部37は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された情報を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報を受信してもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された情報を受け付けてもよい。なお、訪問可否情報受付部37は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問可否情報受付部37は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問可否情報送信部38は、訪問可否情報受付部37が受け付けた訪問可否情報を送信する。なお、訪問可否情報送信部38は、訪問可否情報と一緒に、訪問を特定することができる情報を送信してもよい。訪問を特定することができる情報は、例えば、訪問者情報と、訪問先識別情報と、日時情報とであってもよく、あるいは、訪問を特定することができるその他の情報であってもよい。また、訪問可否情報の送信先のアドレス等は、呼出管理装置3においてあらかじめ保持されているものであってもよく、あるいは、日時情報受信部35が受信した日時情報等の送信元のアドレス等であってもよい。また、訪問可否情報送信部38は、訪問可否情報を訪問管理装置1に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、訪問可否情報送信部38は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問可否情報送信部38は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、訪問可否情報送信部38による訪問可否情報の送信は、日時情報等の出力後に必ず行われてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。例えば、訪問可否情報が、訪問が可能であることを示す情報である場合には、訪問が可能な場合にのみ訪問可否情報が送信されてもよい。また、例えば、訪問可否情報が、訪問が可能でないことを示す情報である場合には、訪問が可能でない場合にのみ訪問可否情報が送信されてもよい。
不在予定情報受付部39は、不在予定情報を受け付ける。この不在予定情報は、呼出管理装置3の設置されている訪問先の不在予定情報である。不在予定情報受付部39は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された不在予定情報を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された不在予定情報を受信してもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された不在予定情報を受け付けてもよい。なお、不在予定情報受付部39は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、不在予定情報受付部39は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
不在予定情報送信部40は、不在予定情報受付部39が受け付けた不在予定情報と、図示しない記録媒体において保持されている訪問先識別情報とを訪問管理装置1に送信する。その訪問先識別情報は、呼出管理装置3が設置されている訪問先を識別する訪問先識別情報である。なお、不在予定情報の送信先のアドレス等は、呼出管理装置3においてあらかじめ保持されているものであってもよく、あるいは、日時情報受信部35が受信した日時情報等の送信元のアドレス等であってもよい。また、不在予定情報送信部40は、不在予定情報を訪問管理装置1に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、不在予定情報送信部40は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、不在予定情報送信部40は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
次に、本実施の形態による訪問管理装置1の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。この図5のフローチャートでは、訪問がある場合にも、訪問がない場合にも訪問有無情報が送信される場合について説明する。また、訪問が可能である場合にも、可能でない場合にも、訪問可否情報が受信される場合について説明する。
(ステップS101)受付部11は、訪問先識別情報と、訪問者情報とを受け付けたかどうか判断する。そして、訪問先識別情報等を受け付けた場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS106に進む。なお、受付部11が受け付けた訪問先識別情報等は、図示しない記録媒体において一時的に記憶されてもよい。
(ステップS102)不在予定情報出力部21は、不在予定対応情報記憶部20で記憶されている不在予定対応情報を参照し、受付部11が受け付けた訪問先識別情報に対応する不在予定情報を読み出し、その不在予定情報を出力する。
(ステップS103)受付部11は、日時情報を受け付けたかどうか判断する。そして、受け付けた場合には、ステップS104に進み、そうでない場合には、日時情報を受け付けるまでステップS103の処理を繰り返す。なお、不在予定情報が出力されてから所定の時間が経過しても日時情報が受け付けられない場合には、タイムアウトであるとしてステップS101に戻ってもよい。
(ステップS104)蓄積部12は、受付部11がステップS101で受け付けた訪問先識別情報と、訪問者情報と、受付部11がステップS103で受け付けた日時情報とを対応付ける訪問情報を訪問情報記憶部13に蓄積する。
(ステップS105)送信部16は、ステップS104で蓄積された訪問情報に含まれる訪問者情報と日時情報とを、その訪問情報に含まれる訪問先識別情報で識別される訪問先に送信する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS106)訪問可否情報受信部17は、訪問可否情報を受信したかどうか判断する。そして、訪問可否情報を受信した場合には、ステップS107に進み、そうでない場合には、ステップS108に進む。
(ステップS107)訪問可否情報出力部18は、訪問可否情報受信部17が受信した訪問可否情報を出力する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS108)訪問先イベント発生情報受付部14は、訪問先イベント発生情報を受け付けたかどうか判断する。そして、受け付けた場合には、ステップS109に進み、そうでない場合には、ステップS112に進む。
(ステップS109)日時情報更新部15は、訪問先イベント発生情報の受け付けに応じて、日時情報を更新する必要があるかどうか判断する。そして、日時情報を更新する必要がある場合には、ステップS110に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。なお、日時情報更新部15は、訪問先イベント発生情報受付部14が受け付けた訪問先イベント発生情報に含まれる訪問先識別情報で識別される訪問先に関して発生したイベントの時刻と、訪問情報に含まれる、そのイベントに対応する予定の時刻とに差分がある場合に、日時情報を更新する必要があると判断し、差分がない場合に、日時情報を更新する必要がないと判断してもよい。なお、両者の差分が所定の時間以下(例えば、10分以下や、5分以下)である場合には、差分がないと判断してもよい。その所定の時間は、不変の時間であってもよく、あるいは、現在の時刻から更新の対象となる日時情報の示す時刻までの期間に応じて変わるものであってもよい。後者の場合には、例えば、現在の時刻から更新の対象となる日時情報の示す時刻までの期間が短いほど、その所定の時間を短くし、その期間が長いほど、その所定の時間を長くしてもよい。具体的には、その所定の時間は、現在の時刻から更新の対象となる日時情報の示す時刻までの期間を引数とする増加関数で示されてもよく、あるいは、現在の時刻から更新の対象となる日時情報の示す時刻までの期間と、所定の時間とを対応付ける情報(例えば、その期間が0〜30分であれば、所定の時間は5分であり、その期間が31分〜1時間であれば、所定の時間は10分であるなど)によって示されてもよい。また、所定の時間が現在の時刻から更新の対象となる日時情報の示す時刻までの期間に応じて変わる場合には、発生したイベントよりも後に予定されているイベントに対応する訪問情報ごとに、このステップS109の判断を行うものとする。したがって、その訪問情報ごとに、ステップS109〜S111の処理が繰り返して実行してもよい。一方、所定の時間が不変の時間である場合には、ステップS109の処理を1回だけ実行し、その後に、発生したイベントよりも後に予定されているイベントに対応する訪問情報ごとに、ステップS110,S111の処理を繰り返して実行してもよい。なお、本実施の形態では、その所定の時間が不変の時間である場合について説明する。
(ステップS110)日時情報更新部15は、訪問先イベント発生情報に含まれる訪問先識別情報で識別される訪問先に関して発生したイベントの時刻と、訪問情報に含まれる、そのイベントに対応する予定の時間との差分だけ、その発生したイベントよりも後に予定されているイベントに対応する訪問情報に含まれる日時情報を更新する。
(ステップS111)送信部16は、更新された日時情報を含む訪問情報に含まれる日時情報を、その訪問情報に含まれる訪問先識別情報に対応する送信先に送信する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS112)訪問先呼出情報受信部22は、訪問先呼出情報を受信したかどうか判断する。そして、訪問先呼出情報を受信した場合には、ステップS113に進み、そうでない場合には、ステップS115に進む。
(ステップS113)訪問有無情報送信部23は、訪問情報を参照し、訪問先呼出情報受信部22が受信した訪問先呼出情報に応じた、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問の有無に関する訪問有無情報を構成する。
(ステップS114)訪問有無情報送信部23は、ステップS113で構成した訪問有無情報を送信する。その訪問有無情報の送信先は、ステップS112で受信された訪問先呼出情報に含まれる訪問先識別情報に対応する送信先である。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS115)不在予定情報受信部19は、不在予定情報と訪問先識別情報とを受信したかどうか判断する。そして、不在予定情報等を受信した場合には、ステップS116に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。
(ステップS116)不在予定情報受信部19は、ステップS115で受信した不在予定情報と、訪問先識別情報とを対応付けて不在予定対応情報記憶部20に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
次に、本実施の形態による呼出管理装置3の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。この図6のフローチャートでは、訪問がある場合にも、訪問がない場合にも訪問有無情報が受信される場合について説明する。また、訪問が可能である場合にも、可能でない場合にも、訪問可否情報が送信される場合について説明する。
(ステップS201)呼出検知部31は、呼出ボタンの押されたことを検知したかどうか判断する。そして、検知した場合には、ステップS202に進み、検知していない場合には、ステップS205に進む。
(ステップS202)訪問先呼出情報送信部32は、訪問先呼出情報を送信する。
(ステップS203)訪問有無情報受信部33は、訪問有無情報を受信したかどうか判断する。そして、受信した場合には、ステップS204に進み、そうでない場合には、受信するまでステップS203の処理を繰り返す。なお、訪問先呼出情報が送信されてから所定の時間が経過しても訪問有無情報が受信されない場合には、タイムアウトであるとしてステップS201に戻ってもよい。
(ステップS204)訪問有無情報出力部34は、訪問有無情報受信部33が受信した訪問有無情報を出力する。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS205)日時情報受信部35は、日時情報と訪問者情報とを受信したかどうか判断する。そして、両者を受信した場合には、ステップS206に進み、そうでない場合には、ステップS207に進む。
(ステップS206)日時情報出力部36は、日時情報受信部35が受信した日時情報と訪問者情報とを出力する。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS207)訪問可否情報受付部37は、訪問可否情報を受け付けたかどうか判断する。そして、訪問可否情報を受け付けた場合には、ステップS208に進み、そうでない場合には、ステップS209に進む。
(ステップS208)訪問可否情報送信部38は、訪問可否情報受付部37が受け付けた訪問可否情報を訪問管理装置1に送信する。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS209)不在予定情報受付部39は、不在予定情報を受け付けたかどうか判断する。そして、受け付けた場合には、ステップS208に進み、そうでない場合には、ステップS201に戻る。
(ステップS210)不在予定情報送信部40は、不在予定情報と、訪問先識別情報とを訪問管理装置1に送信する。そして、ステップS201に戻る。
なお、図5、図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態による訪問管理システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例では、訪問管理システムが図1で示される構成である場合について説明する。なお、訪問管理システムが図3で示される構成である場合についても、図1の訪問管理システムにおいて、訪問管理装置1と訪問者端末2との間の情報の送受信がなくなる以外、実質的に同じである。また、この具体例では、訪問がある場合にもない場合にも、訪問有無情報が送信されるものとする。また、この具体例では、訪問が可能な場合にも可能でない場合にも、訪問可否情報が送信されるものとする。
まず、被訪問者が不在予定情報を入力する処理について説明する。被訪問者が呼出管理装置3を操作して、不在予定情報を入力する処理を実行したとする。すると、呼出管理装置3の不在予定情報受付部39は、図7で示される不在予定入力画面を図示しないディスプレイに表示する。その表示において、被訪問者がマウスやキーボード等の入力デバイスを操作することによって、各年月日の午前と午後のそれぞれについて、プロダウンメニューから「在宅」「不在」のいずれか一方を選択する。そして、表示されているすべての年月日の午前、午後について、「在宅」「不在」を設定すると、被訪問者は、マウスを操作して「OK」ボタンをクリックする。すると、不在予定情報受付部39は、各年月日の午前と午後について「在宅」「不在」を示す不在予定情報を受け付ける(ステップS209)。そして、不在予定情報送信部40は、あらかじめ図示しない記録媒体で保持されている訪問先識別情報「01−2345−6789」を読み出し、その訪問先識別情報と、受け付けられた不在予定情報とを訪問管理装置1に送信する(ステップS210)。なお、その訪問識別情報は、被訪問者の家の電話番号である。また、訪問管理装置1のアドレスは、図示しない記録媒体において保持されており、不在予定情報送信部40は、その記録媒体で保持されているアドレスを読み出して、そのアドレスを送信先とするパケットを構成して送信するものとする。
その不在予定情報のパケットは、訪問管理装置1の不在予定情報受信部19で受信される(ステップS115)。そして、不在予定情報受信部19は、受信したパケットに含まれる不在予定情報と訪問先識別情報とを対応付けて不在予定対応情報記憶部20に蓄積する(ステップS116)。図8は、そのようにして蓄積された不在予定対応情報を示す図である。図8で示されるように、各年月日の午前と午後の在宅、不在の情報が訪問先識別情報ごとに保持されている。なお、在宅は「1」で示されており、不在は「0」で示されているものとする。例えば、訪問先識別情報「01−2345−6789」で識別される訪問先については、2009年3月1日の午前は在宅で、午後は不在であることが示されている。また、訪問管理装置1では、不在予定情報と一緒に受信した訪問先識別情報と、それらの情報の送信元のアドレスとを対応付ける情報であるアドレス対応情報を図示しない記録媒体に順次、蓄積していく。訪問先識別情報「01−2345−6789」については、例えば、図12の1番目のレコードに対応するアドレス対応情報が蓄積されたものとする。アドレス「A001」は、IPアドレスであってもよく、電子メールアドレスであってもよく、あるいは、その他のアドレスであってもよい。
次に、訪問者によって訪問先識別情報等が入力され、訪問情報が蓄積される処理について説明する。訪問者が、訪問者端末2を操作して、訪問先を入力する処理を実行したとする。すると、訪問者端末2は、図9で示される訪問先入力画面をディスプレイに表示する。その表示において、訪問者がマウスやキーボード等の入力デバイスを操作することによって、図9で示されるように、訪問先識別情報「01−2345−6789」と、その入力を行う訪問者を識別する情報である訪問者情報「V001」とを入力する。そして、訪問者が「OK」ボタンをクリックすると、訪問者端末2は、入力された訪問先識別情報と、訪問者情報とを訪問管理装置1に送信する。なお、訪問管理装置1のアドレスは、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されているものとする。
訪問者端末2から送信された訪問先識別情報等は、訪問管理装置1の受付部11で受信される(ステップS101)。そして、受信された訪問先識別情報等は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されると共に、訪問先識別情報と、訪問先識別情報等の送信元のアドレスとが不在予定情報出力部21に渡される。不在予定情報出力部21は、訪問先識別情報を受け取ると、その訪問先識別情報を検索キーとして図8で示される不在予定対応情報を検索し、ヒットした訪問先識別情報に対応する不在予定情報を読み出して、受付部11から受け取った送信元のアドレスを送信先として、その不在予定情報を送信する(ステップS102)。
その不在予定情報は、訪問者端末2で受信され、図10で示されるようにディスプレイに表示される。訪問者は、この表示を見ることによって、訪問先の不在状況を知ることができる。また訪問者は、その不在状況を参考にして、図10の画面の下方に表示されている訪問日時のプルダウンメニューからの選択を行うことによって、訪問日時を入力する。ここでは、「2009年3月1日」「10時0分」が入力されたとする。そして、訪問者が「OK」ボタンをクリックすると、訪問者端末2は、日時情報「2009年3月1日10時0分」を訪問管理装置1に送信する。
その日時情報は、訪問管理装置1の受付部11で受信される(ステップS103)。そして、蓄積部12は、それまでに受付部11で受信されていた訪問先識別情報と訪問者情報と、このたび受信された日時情報とを対応付ける訪問情報を訪問情報記憶部13に蓄積する(ステップS104)。図11の2番目のレコードは、そのようにして蓄積された訪問情報を示すものである。なお、図11の訪問情報において、訪問者情報と、訪問先識別情報と、日時情報と、訪問可否情報とが対応付けられている。訪問可否情報は、訪問の可否を示す情報である。図11の2番目のレコードについては、まだ訪問可否情報が受け付けられていないため、訪問可否情報は空欄となっている。その後、送信部16は、図12のアドレス対応情報を参照し、新たに蓄積された図11の2番目のレコードに含まれる訪問先識別情報「01−2345−6789」に対応するアドレス「A001」を読み出し、そのアドレス「A001」を送信先として、図11の2番目のレコードに含まれる訪問者情報と日時情報とを送信する(ステップS105)。なお、この送信の際に、送信部16は、訪問者情報「V001」に他の情報を付加して送信するものとする。具体的には、訪問管理装置1において、図13で示される訪問者対応情報が図示しない記録媒体で記憶されているものとする。図13の訪問者対応情報は、訪問者情報と、その訪問者情報で識別される訪問者の所属する会社名と、その訪問者の氏名と、その訪問者の顔の画像とを対応付けて有する情報である。送信部16は、訪問者情報「V001」を送信する際に、その訪問者情報を検索キーとして図13の訪問者対応情報を検索し、ヒットしたレコードの各情報と、日時情報とを送信する。なお、今後の説明で、図13の各レコードに含まれるすべての情報を訪問者情報と呼ぶこともある。
訪問管理装置1から送信された訪問者情報等は、呼出管理装置3の日時情報受信部35で受信され、日時情報出力部36に渡される(ステップS205)。なお、その受信された日時情報等は、図示しない記録媒体において一時的に記憶されるものとする。日時情報出力部36は、受け取った訪問者情報等をディスプレイに表示する(ステップS206)。図14は、そのようにしてディスプレイに表示された日時情報や訪問者情報等を示すものである。なお、日時情報出力部36は、あらかじめ設定されている訪問確認画面を図示しない記録媒体から読み出し、その訪問確認画面の該当箇所に、受信された日時情報等を組み入れることにより、図14の画面を構成するものとする。この画面を見た被訪問者は、その訪問を受け入れる場合には「OK」ボタンをクリックし、その訪問を受け入れない場合には「NG」ボタンをクリックする。ここでは、被訪問者が「OK」ボタンをクリックしたとする。
すると、訪問可否情報受付部37は、訪問が可能である旨を受け付け、その旨を訪問可否情報送信部38に渡す(ステップS207)。訪問可否情報送信部38は、訪問が可能である旨を受け取ると、一時的に記憶されている日時情報「2009年3月1日10時0分」と、訪問者情報「V001」と、図示しない記録媒体で保持されている訪問先識別情報「01−2345−6789」とを読み出し、それらの情報と、訪問が可能である旨の訪問可否情報とを訪問管理装置1に送信する(ステップS208)。
その訪問可否情報等は、訪問管理装置1の訪問可否情報受信部17で受信され、訪問可否情報出力部18に渡される(ステップS106)。訪問可否情報出力部18は、その訪問可否情報と、日時情報と、訪問先識別情報とを、受信された訪問者情報「V001」に対応する訪問者端末2に送信する(ステップS107)。なお、訪問管理装置1では、呼出管理装置3のアドレスの場合と同様に、訪問者端末2のアドレスと、訪問者情報とを対応付けるアドレス対応情報を保持しており、そのアドレス対応情報を用いて、訪問者情報に対応するアドレスを特定できるようにしていてもよい。また、訪問管理装置1では、訪問可否情報等が受信されると、その受信された訪問者情報と、訪問先識別情報と、日時情報とを用いて訪問情報が検索され、ヒットしたレコードの訪問可否情報に、受信された訪問可否情報が上書きされる。図15は、そのようにして更新された訪問情報である。この訪問可否情報に応じた訪問情報の更新の処理は、例えば、訪問可否情報出力部18によってなされてもよく、その他の構成要素によってなされてもよい。
訪問管理装置1から送信された訪問可否情報等は、訪問者端末2で受信され、訪問者端末2のディスプレイに表示される。図16は、その表示画面を示す図である。図16において、訪問先識別情報と、日時情報と、その訪問先識別情報で識別される訪問先に、その日時情報で示される日時に訪問することが可能な旨とが表示されている。
なお、呼出管理装置3において、訪問が可能でない旨の訪問可否情報が受け付けられた場合、すなわち、図14の訪問確認画面において、「NG」ボタンがクリックされた場合にも、同様にして、その訪問可否情報が訪問管理装置1を経由して訪問者端末2に送信され、その訪問者端末2で表示される。そして、その表示された訪問可否情報で訪問が可能でないことが示された場合には、訪問者は、そのことを示す訪問可否出力画面を見た後に、日時情報等を入力したときと同様にして、訪問日時を変更することができる。
次に、訪問先イベント発生情報に応じて日時情報が更新される処理について説明する。この具体例では、訪問に関するイベントは、「訪問」そのものであるとする。また、訪問者端末2は、その訪問者端末2のユーザである訪問者に対応する訪問先識別情報と、日時情報とをあらかじめ取得可能であるとする。そして、それらの情報を、訪問管理装置1からあらかじめ取得しているものとする。そのような状況において、訪問者が、訪問者端末2を操作して、イベント発生を入力する処理を実行したとする。すると、訪問者端末2は、あらかじめ取得していた日時情報等を用いて、図17で示されるイベント発生入力画面をディスプレイに表示する。そして、訪問者が、訪問先識別情報「02−3333−4444」で識別される訪問先を訪問した際に、その訪問先識別情報に対応付けられている「訪問」ボタン、すなわち、その訪問先識別情報の右側に表示されている「訪問」ボタンをクリックしたとする。すると、イベント「訪問」の発生したことが訪問者端末2で受け付けられ、訪問者端末2は、その訪問先識別情報「02−3333−4444」と、イベントが発生したことを示すイベント発生情報と、その時点の日時「2009年3月1日9時20分」と、訪問者情報「V001」とを含む訪問先イベント発生情報を構成し、それを訪問管理装置1に送信する。なお、その日時は、例えば、現時点での時刻や年月日を知ることができる図示しない時計部やカレンダー部から取得したものであってもよい。
訪問者端末2から送信された訪問先イベント発生情報は、訪問管理装置1の訪問先イベント発生情報受付部14で受信され、日時情報更新部15に渡される(ステップS108)。すると、日時情報更新部15は、訪問先イベント発生情報に含まれる訪問先識別情報「02−3333−4444」と、訪問者情報「V001」とを検索キーとして、訪問情報記憶部13で記憶されている訪問情報を検索し、ヒットした図15の2番目のレコードに含まれる日時情報と、訪問先イベント発生情報に含まれていた日時情報とを比較する。その比較の結果、両者に「10分」の差があるため、日時情報更新部15は、日時情報を更新する必要があると判断し(ステップS109)、更新の対象となる訪問情報を特定する。具体的には、日時情報更新部15は、訪問者情報「V001」と、日時情報「2009年3月1日」とを検索キーとして訪問情報を検索し、ヒットしたレコードのうち、日時情報の時刻が、イベントの発生した訪問先に対応する時刻「9時30分」よりも遅いレコードを更新の対象となる訪問情報であると特定する。そして、日時情報更新部15は、特定した訪問情報の日時情報に含まれる時刻をそれぞれ、イベントの発生した訪問先に対応する時刻「9時30分」から訪問先イベント発生情報に含まれていた時刻「9時20分」を引いた差分である「10分」だけ減算する(ステップS110)。その結果、訪問情報は、図18で示されるようになる。
その後、送信部16は、時刻の更新された各訪問情報に含まれる訪問者情報と、日時情報とを、その訪問情報に含まれる訪問先識別情報で識別される訪問先を送信先として送信する(ステップS111)。具体的には、図18の2番目のレコードの訪問情報について、送信部16は、訪問者情報「V001」と、その訪問者情報に図13の訪問者対応情報で対応付けられている会社名「○○ガス」、氏名「AAA」、画像「AAA.jpg」と、更新後の日時情報「2009年3月1日9時50分」とを、訪問先識別情報「01−2345−6789」に対応するアドレス「A001」を送信先として送信する。
送信された日時情報等は、呼出管理装置3の日時情報受信部35で受信され(ステップS205)、日時情報出力部36によってディスプレイに表示される(ステップS206)。図19は、そのようにして表示された訪問有無出力画面を示す図である。この表示を見た被訪問者は、訪問予定が9時50分に更新されたことを知ることができる。なお、その他の更新された訪問情報についても、同様にして、更新後の日時情報等の送信と、その更新後の日時情報の出力とがなされることになる。
次に、訪問者が訪問先を訪問した際の処理について説明する。訪問者情報「V001」で識別される訪問者が、訪問先識別情報「01−2345−6789」で識別される訪問先を2009年3月1日9時50分に訪問し、玄関端末4の呼出ボタンを押したとする。すると、室内端末5から呼出音が出力されると共に、室内端末5から呼出ボタンの押された旨が呼出管理装置3に入力される。すると、呼出管理装置3の呼出検知部31は、呼出ボタンの押されたことを検知し、その旨を訪問先呼出情報送信部32に渡す(ステップS201)。すると、訪問先呼出情報送信部32は、図示しない記録媒体で保持されている訪問先識別情報「01−2345−6789」を読み出し、その訪問先識別情報と、呼出ボタンが押されたことを示す呼出情報とを含む訪問先呼出情報を構成して、訪問管理装置1に送信する(ステップS202)。
その訪問先呼出情報は、訪問管理装置1の訪問先呼出情報受信部22で受信され、訪問有無情報送信部23に渡される(ステップS112)。訪問有無情報送信部23は、受信された訪問先呼出情報に含まれる訪問先識別情報「01−2345−6789」を検索キーとして訪問情報を検索し、ヒットした訪問情報に含まれる日時情報が、その時点の日時「2009年3月1日9時50分」とプラスマイナス10分の範囲内であるかどうか判断する。この場合には、図18の2番目のレコードがヒットし、そのヒットした訪問情報に含まれる日時情報は、その時点の日時と一致するため、訪問有無情報送信部23は、訪問があると判断し、訪問がある旨の訪問有無情報を構成する(ステップS113)。そして、訪問有無情報送信部23は、その訪問有無情報と、検索でヒットした図18の2番目のレコードに含まれる訪問者情報と、日時情報と、その訪問者情報に対応付けられている会社名、氏名、画像とを呼出管理装置3に送信する(ステップS114)。
その訪問有無情報等は、呼出管理装置3の訪問有無情報受信部33で受信され、訪問有無情報出力部34に渡される(ステップS203)。訪問有無情報出力部34は、それらの情報を、図示しないディスプレイに表示すると共に、図示しないスピーカに音声「訪問者があります」に対応する音声信号を出力する(ステップS204)。その結果、ディスプレイに図19の表示がなされると共に、スピーカから音声「訪問者があります」が出力される。その結果、被訪問者は、訪問の予定があることを容易に知ることができ、インターホンで対応したり、玄関まで出て行って対応したりすることができる。その際に、ディスプレイに表示された訪問者の画像と、インターホンの画面に表示された訪問者の画像とを比較することなどによって、同一人物であるかどうかを確認することもでき、さらに安全性を高めることもできる。
一方、訪問予定のない時間帯に訪問者が訪問先を訪問すると、前述の説明と同様に、訪問先識別情報等を含む訪問先呼出情報が訪問管理装置1に送信されるが、それに応じて、訪問がない旨の訪問有無情報が呼出管理装置3に送信される。その結果、呼出管理装置3において、「訪問予定はありません」といった表示と音声出力とがされることによって、被訪問者に訪問の予定がないことを知らせることができる。
以上のように、本実施の形態による訪問管理システムによれば、訪問管理装置1において、いつ、どのような訪問者がどの訪問先を訪問するのかに関する訪問情報を蓄積することができ、その訪問情報に含まれる日時情報等が訪問先の端末である呼出管理装置3に送信されることによって、被訪問者は、どのような訪問があるのかをあらかじめ知ることができる。したがって、想定外の訪問を、想定内の訪問とすることができる。また、訪問者が訪問先の呼出ボタンを押した際に、訪問の予定があったかどうかが出力されることにより、被訪問者は、その訪問が予定されていたものであるのかどうかを即時に容易に知ることができるようになる。また例えば、訪問管理装置1から呼出管理装置3に送信された訪問に関する日時情報等を見ていない者、すなわち、誰がいつ訪問するのかを知らない者が訪問に応対する場合であっても、訪問者の訪問時に、訪問の有無を容易に知ることができるようになる。その結果、例えば、宅配業者による訪問が予定されていないにも関わらず宅配業者らしき者の訪問があった場合には、その訪問に応じないことによって、宅配業者を装った強盗などの危険から身を守ることができ、安全性を向上させることができうる。
なお、本実施の形態では、呼出管理装置3において訪問情報が保持されず、訪問があった際に、その訪問の予定の有無を呼出管理装置3から訪問管理装置1に問い合わせる場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、図20で示されるように、呼出管理装置3において、訪問に関する情報である訪問情報を保持しておき、呼出ボタンの押されたことが検知された場合に、その情報を用いて、訪問の予定の有無を判断してもよい。ここで、図20で示される呼出管理装置3について、簡単に説明する。
図20で示される呼出管理装置3は、受信部41と、蓄積部42と、訪問情報記憶部43と、訪問情報出力部44と、呼出検知部45と、訪問有無情報出力部46と、訪問可否情報受付部37と、訪問可否情報送信部38と、不在予定情報受付部39と、不在予定情報送信部40とを備える。なお、受信部41、蓄積部42、訪問情報記憶部43、訪問情報出力部44、呼出検知部45、訪問有無情報出力部46以外の構成及び動作は、前述の説明と同様であり、その説明を省略する。
受信部41は、訪問管理装置1から送信された日時情報と訪問者情報とを受信する。この受信部41は、日時情報受信部35と同様のものである。
蓄積部42は、受信部41が受信した日時情報と訪問者情報とを対応付ける情報である訪問情報を訪問情報記憶部43に蓄積する。この訪問情報は、前述の訪問管理装置1で保持されている訪問情報と異なり、訪問先識別情報を有さないものである。呼出管理装置3では、訪問先識別情報を管理する必要がないからである。この蓄積部42は、訪問先識別情報を有さない訪問情報を蓄積する以外、蓄積部12と同様のものである。
訪問情報記憶部43では、日時情報と訪問者情報とを対応付けて有する訪問情報が記憶される。この訪問情報記憶部43は、訪問情報の内容が異なる以外、訪問情報記憶部13と同様のものである。
訪問情報出力部44は、訪問情報を出力する。この訪問情報出力部44は、日時情報出力部36と同様のものである。
呼出検知部45は、呼出ボタンが押されたことを検知する。この呼出検知部45は、呼出検知部31と同様のものである。
訪問有無情報出力部46は、呼出ボタンの押されたことが呼出検知部31によって検知された場合に、訪問情報記憶部43で記憶されている訪問情報を参照し、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問の有無に関する情報である訪問有無情報を構成し、その訪問有無情報を出力する。この訪問有無情報出力部46は、訪問有無情報を送信する代わりに出力する以外、訪問有無情報送信部23と同様のものである。なお、この訪問有無情報の出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよく、記録媒体への蓄積でもよく、他の構成要素への引き渡しでもよい。なお、この出力が記録媒体への蓄積や、他の構成要素への引き渡しである場合であっても、最終的には、その訪問有無情報が訪問先の人に対して提示されるように、表示されたり音声出力されたりすることが好適である。また、訪問有無情報出力部46は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問有無情報出力部46は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
図21は、図20で示される呼出管理装置3の動作を示すフローチャートである。なお、ステップS301〜S306以外の処理は、図6のフローチャートと同様であり、その説明を省略する。
(ステップS301)呼出検知部45は、呼出ボタンの押されたことを検知したかどうか判断する。そして、検知した場合には、ステップS302に進み、検知していない場合には、ステップS304に進む。
(ステップS302)訪問有無情報出力部46は、訪問情報を参照し、呼出検知部45が検知した呼出ボタンの押下に対応する訪問有無情報を構成する。
(ステップS303)訪問有無情報出力部46は、構成した訪問有無情報を出力する。そして、ステップS301に戻る。
(ステップS304)受信部41は、日時情報と訪問者情報とを受信したかどうか判断する。そして、受信した場合には、ステップS305に進み、そうでない場合には、ステップS207に進む。
(ステップS305)受信部41は、受信した日時情報と訪問者情報とを対応付ける訪問情報を訪問情報記憶部43に蓄積する。
(ステップS306)訪問情報出力部44は、ステップS305で蓄積部42が訪問情報記憶部43に蓄積した訪問情報を出力する。そして、ステップS301に戻る。
なお、呼出管理装置3が図20で示されるものである場合には、訪問管理装置1において訪問有無情報を構成したり送信したりしなくてもよいため、訪問管理装置1は、訪問先呼出情報受信部22、訪問有無情報送信部23を備えていなくてもよい。
次に、図20で示される呼出管理装置3の動作の具体例について簡単に説明する。受信部41が日時情報や訪問者情報を受信すると(ステップS304)、蓄積部42は、それらの情報を対応付けて訪問情報記憶部43に蓄積する(ステップS305)。図22は、そのようにして蓄積された訪問情報の一例を示す図である。なお、図22において、上記説明では、訪問者情報と呼んでいた「V001」を、訪問者情報に含まれる「ID」であるとして、その他の会社名等も訪問者情報に含まれるようにしている。この説明では、図22の1番目のレコードが蓄積されたとする。すると、訪問情報出力部44は、その1番目のレコードの情報を読み出して、ディスプレイに表示する(ステップS306)。その表示は、例えば、図14と同様のものである。
次に、訪問者が2009年3月1日10時0分に呼出ボタンを押したとする。すると、その呼出ボタンの押された旨を呼出検知部45が検知し、その旨を訪問有無情報出力部46に渡す(ステップS301)。すると、訪問有無情報出力部46は、その時点の日時を図示しない時計部等から取得し、その日時で訪問情報の日時情報を検索する。なお、この検索時に、その時点の日時に対して所定の幅を持った時間帯の日時情報がヒットするように検索してもよいことは、訪問有無情報送信部23の場合と同様である。例えば、その時点の日時に対して、プラスマイナス10分の範囲を付加して日時情報の検索を行ってもよい。そのようにすることで、訪問有無情報は、呼出ボタンの押された日時を含む所定の時間の範囲に対応する訪問の有無に関する情報となる。この具体例では、図22の1番目のレコードがヒットするため、訪問有無情報出力部46は、訪問があると判断し、訪問のある旨を示す訪問有無情報と、そのヒットしたレコードの訪問者情報等とを出力する(ステップS303)。その結果、「9:50」が「10:00」となる以外、図19と同様の画面がディスプレイに表示されると共に、スピーカから音声「訪問者があります」が出力される。このように、呼出管理装置3において訪問情報を保持し、その保持している訪問情報を用いることによって訪問の有無を判断することもできる。そのようにすることで、呼出ボタンが押されてから訪問有無情報を出力するまでに、呼出管理装置3と訪問管理装置1との間の通信を行う必要がないため、より早く訪問有無情報を出力することができると考えられる。また、訪問管理装置1と呼出管理装置3との間のトラフィックをも削減することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による訪問管理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による訪問管理システムは、訪問先に設置されている訪問先装置において、実施の形態1の訪問管理装置と同様の管理を行うものである。
図23は、本実施の形態による訪問管理システムの構成を示す図である。本実施の形態による訪問管理システムは、有線または無線の通信回線500で互いに接続された、訪問者端末2、訪問先装置6と、呼出管理装置8とを備える。有線または無線の通信回線500は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網等であってもよい。また、呼出管理装置8は、玄関端末4と室内端末5とを備えるインターホンシステムの室内端末5に接続されている。また、図23では、説明の便宜上、訪問者端末2、訪問先装置6、呼出管理装置8がそれぞれ単数である場合について示しているが、そうでなくてもよい。複数の訪問者端末2が存在してもよく、複数の訪問先装置6が存在してもよく、複数の呼出管理装置8が存在してもよい。なお、訪問先装置6と呼出管理装置8とは訪問先に設置されるものであるため、通常、両者の個数は同数である。
図24は、本実施の形態による訪問先装置6の構成を示すブロック図である。図24において、本実施の形態による訪問先装置6は、受信部61と、蓄積部62と、訪問情報記憶部63と、出力部64と、訪問可否情報受付部65と、訪問可否情報送信部66と、訪問先呼出情報受付部67と、訪問有無情報出力部68と、不在予定情報受付部69と、不在予定情報記憶部70と、不在予定情報送信部71とを備える。
受信部61は、訪問の日時に関する情報である日時情報と、訪問者に関する情報である訪問者情報とを受信する。この受信部61は、実施の形態1における受付部11が日時情報等を受信する場合と同様のものであり、その詳細な説明を省略する。なお、この受信部61は、不在の予定に関する情報である不在予定情報の送信を要求する情報である不在予定要求情報をも受信するものであってもよい。また、日時情報や、訪問者情報は、実施の形態1と同様のものである。また、受信部61は、例えば、実施の形態1でも説明したように、受信した訪問者情報と、その訪問者情報等の送信元のアドレス、すなわち、その訪問者情報によって特定される訪問者に対応するアドレスとを対応付けて記憶してもよい。
蓄積部62は、受信部61が受信した日時情報と訪問者情報とを対応付けて訪問情報記憶部63に蓄積する。
訪問情報記憶部63では、日時情報と訪問者情報とを対応付けて有する情報である訪問情報が記憶される。この訪問情報記憶部63は、実施の形態1における訪問情報記憶部13と同様のものであるが、訪問情報記憶部63で記憶される訪問情報は、この訪問先装置6が設置されている訪問先に関するものであるため、その訪問情報に訪問先識別情報が含まれていなくてよい。
出力部64は、訪問情報に含まれる日時情報と訪問者情報とを出力する。この出力がなされることにより、訪問先の人に対して、いつ、誰が訪問するのかを示すことができる。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよく、記録媒体への蓄積でもよく、他の構成要素への引き渡しでもよい。本実施の形態では、出力部64は、日時情報等を呼出管理装置8に渡すものとする。なお、出力部64は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、出力部64は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問可否情報受付部65は、出力部64による日時情報と訪問者情報との出力に対して、その日時情報とその訪問者情報とに対応する訪問の可否に関する情報である訪問可否情報を受け付ける。訪問可否情報は、実施の形態1と同様のものである。ここで、日時情報と訪問者情報との出力に対して訪問可否情報が受け付けられるため、訪問可否情報受付部65は、受け付けた訪問可否情報と、その訪問可否情報によって訪問の可否を示す訪問に対応する日時情報と訪問者情報とを特定可能である。訪問可否情報受付部65は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された訪問可否情報を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された訪問可否情報を受信してもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された訪問可否情報を受け付けてもよい。なお、訪問可否情報受付部65は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問可否情報受付部65は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問可否情報送信部66は、訪問可否情報受付部65が受け付けた訪問可否情報を、その訪問可否情報に対応した訪問者情報に対応する送信先に送信する。この訪問可否情報の送信がなされることにより、訪問者は、例えば、訪問が可能であることや、訪問が可能でないことなどを知ることができるようになる。この訪問可否情報送信部66は、実施の形態1における訪問可否情報出力部18が訪問可否情報を送信する場合と同様のものであり、その詳細な説明を省略する。なお、前述した訪問者情報とアドレスとを対応付ける対応情報を用いて、訪問可否情報送信部66は、その訪問者情報に対応する送信先のアドレスを取得し、その取得したアドレスを送信先として訪問可否情報を送信してもよい。また、どの訪問の可否を示す訪問可否情報であるかが分かるように、訪問可否情報送信部66は、訪問可否情報と共に、その訪問可否情報に対応する日時情報をも送信するようにしてもよい。
訪問先呼出情報受付部67は、呼出ボタンが押されたことを示す情報である訪問先呼出情報を受け付ける。この訪問先呼出情報受付部67は、受信が受け付けに替わり、訪問先呼出情報に訪問先識別情報が含まれない以外、実施の形態1の訪問先呼出情報受信部22と同様のものであり、その説明を省略する。なお、訪問先呼出情報受付部67は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された訪問先呼出情報を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された訪問先呼出情報を受信してもよい。なお、訪問先呼出情報受付部67は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問先呼出情報受付部67は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問有無情報出力部68は、訪問情報を参照し、訪問先呼出情報受付部67が受け付けた訪問先呼出情報に応じた、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問の有無に関する情報である訪問有無情報を出力する。この訪問有無情報出力部68は、訪問先識別情報を用いた訪問の有無の判断を行わないことと、訪問有無情報を送信する代わりに出力すること以外、実施の形態1の訪問有無情報送信部23と同様のものであり、その説明を省略する。また、訪問有無情報が、訪問先呼出情報受付部67が受け付けた訪問先呼出情報に対応する呼出ボタンの押された日時を含む所定の時間の範囲に対応する訪問の有無に関する情報であってもよいことは、実施の形態1と同様である。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよく、記録媒体への蓄積でもよく、他の構成要素への引き渡しでもよい。本実施の形態では、訪問有無情報出力部68は、訪問有無情報を呼出管理装置8に渡すものとする。なお、訪問有無情報出力部68は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問有無情報出力部68は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
不在予定情報受付部69は、不在予定情報を受け付け、その受け付けた不在予定情報を不在予定情報記憶部70に蓄積する。不在予定情報は、実施の形態1と同様のものである。ここで、この受け付けは、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された不在予定情報の受け付けでもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された不在予定情報の受信でもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された不在予定情報の受け付けでもよい。なお、本実施の形態では、不在予定情報を呼出管理装置8から受け取る場合について説明する。また、不在予定情報受付部69は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、不在予定情報受付部69は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
不在予定情報記憶部70では、不在予定情報が記憶される。不在予定情報記憶部70での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。不在予定情報記憶部70は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
不在予定情報送信部71は、受信部61が不在予定要求情報を受信した場合に、不在予定情報記憶部70で記憶されている不在予定情報を、受信部61が受信した不在予定要求情報の送信元に送信する。なお、不在予定情報送信部71は、不在予定情報を不在予定要求情報の送信元に直接送信してもよく、あるいは、サーバ等を介して間接的に送信してもよい。また、不在予定情報送信部71は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、不在予定情報送信部71は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
また、訪問情報記憶部63と、不在予定情報記憶部70とは、同一の記録媒体によって実現されてもよく、あるいは、別々の記録媒体によって実現されてもよい。前者の場合には、訪問情報を記憶している領域が訪問情報記憶部63となり、不在予定情報を記憶している領域が不在予定情報記憶部70となる。
図25は、本実施の形態による呼出管理装置8の構成を示すブロック図である。図25において、本実施の形態による呼出管理装置8は、呼出検知部81と、訪問先呼出情報出力部82と、訪問有無情報受付部83と、訪問有無情報出力部84とを備える。
呼出検知部81は、玄関端末4と室内端末5とを備えるインターホンシステムにおいて、玄関端末4の呼出ボタンが押されたことを検知する。この呼出検知部81は、実施の形態1の呼出検知部31と同様のものであり、その説明を省略する。
訪問先呼出情報出力部82は、呼出検知部81が呼出ボタンの押されたことを検知した際に、呼出ボタンが押されたことを示す訪問先呼出情報を構成し、その訪問先呼出情報を訪問先装置6に出力する。したがって、この出力は、情報を引き渡すことである。なお、訪問先呼出情報出力部82は、出力を行うデバイスを含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問先呼出情報出力部82は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問有無情報受付部83は、訪問有無情報を受け付ける。本実施の形態では、訪問有無情報受付部83は、訪問先装置6から出力された訪問有無情報を受け付けるものとする。なお、訪問有無情報受付部83は、受け付けを行うためのデバイスを含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問有無情報受付部83は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
訪問有無情報出力部84は、訪問有無情報受付部83が受け付けた訪問有無情報を出力する。この出力がなされることによって、訪問先の人は、呼出ボタンが押された際に、訪問の予定があったのかどうかを知ることができるようになる。ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよく、記録媒体への蓄積でもよく、他の構成要素への引き渡しでもよい。なお、この出力が記録媒体への蓄積や、他の構成要素への引き渡しである場合であっても、最終的には、その訪問有無情報が訪問先の人に対して提示されるように、表示されたり音声出力されたりすることが好適である。また、訪問有無情報出力部84は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、訪問有無情報出力部84は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
次に、本実施の形態による訪問先装置6の動作について、図26のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)受信部61は、不在予定要求情報と、訪問者情報とを受信したかどうか判断する。そして、受信した場合には、ステップS402に進み、そうでない場合には、ステップS406に進む。なお、ここで受信した訪問者情報は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されるものとする。
(ステップS402)不在予定情報送信部71は、不在予定情報記憶部70から不在予定情報を読み出し、その不在予定情報を受信部61が受信した不在予定要求情報の送信元に送信する。
(ステップS403)受信部61は、日時情報を受信したかどうか判断する。そして、日時情報を受信した場合には、ステップS404に進み、そうでない場合には、日時情報を受信するまでステップS403の処理を繰り返す。なお、不在予定情報が送信されてから所定の時間が経過しても日時情報が受信されない場合には、タイムアウトであるとしてステップS401に戻ってもよい。
(ステップS404)蓄積部62は、受信部61が受信した日時情報と訪問者情報とを対応付ける訪問情報を訪問情報記憶部63に蓄積する。
(ステップS405)出力部64は、訪問情報記憶部63に新たに蓄積された訪問情報を出力する。そして、ステップS401に戻る。
(ステップS406)訪問可否情報受付部65は、訪問可否情報を受け付けたかどうか判断する。そして、訪問可否情報を受け付けた場合には、ステップS407に進み、そうでない場合には、ステップS408に進む。
(ステップS407)訪問可否情報送信部66は、訪問可否情報受付部65が受け付けた訪問可否情報を、訪問者端末2に送信する。そして、ステップS401に戻る。
(ステップS408)訪問先呼出情報受付部67は、訪問先呼出情報を受け付けたかどうか判断する。そして、訪問先呼出情報を受け付けた場合には、ステップS409に進み、そうでない場合には、ステップS411に進む。
(ステップS409)訪問有無情報出力部68は、訪問情報を参照し、訪問の有無に関する訪問有無情報を構成する。
(ステップS410)訪問有無情報出力部68は、ステップS409で構成した訪問有無情報を出力する。そして、ステップS401に戻る。
(ステップS411)不在予定情報受付部69は、不在予定情報を受け付けたかどうか判断する。そして、不在予定情報を受け付けた場合には、ステップS412に進み、そうでない場合には、ステップS401に戻る。
(ステップS412)不在予定情報受付部69は、受け付けた不在予定情報を不在予定情報記憶部70に蓄積する。そして、ステップS401に戻る。
なお、図26のフローチャートでは、ステップS401において訪問者情報を受信する場合について説明したが、そうでなくてもよい。訪問情報の蓄積(ステップS404)の処理が行われる以前に訪問者情報の受信が行われるのであれば、訪問者情報の受信のタイミングは問わない。また、不在予定要求情報と訪問者情報とを一緒に受け付ける場合には、その訪問者情報を用いることによって、不在予定情報を送信するかどうか判断してもよい。例えば、訪問先装置6において、不在予定情報を送信してもよい訪問者に対応した訪問者情報が図示しない記録媒体で保持されている場合には、不在予定要求情報と訪問者情報とが受信された際に、不在予定情報送信部71は、その受信された訪問者情報が不在予定情報を送信してもよい訪問者のものかどうか判断し、そうである場合にのみ不在予定情報を送信するようにしてもよい。また、図26のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態による呼出管理装置8の動作について、図27のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)呼出検知部81は、呼出ボタンの押されたことを検知したかどうか判断する。そして、検知した場合には、ステップS502に進み、検知していない場合には、検知するまでステップS501の処理を繰り返す。
(ステップS502)訪問先呼出情報出力部82は、訪問先呼出情報を出力する。本実施の形態では、訪問先呼出情報が訪問先装置6に渡されることになる。
(ステップS503)訪問有無情報受付部83は、訪問有無情報を受け付けたかどうか判断する。そして、受け付けた場合には、ステップS504に進み、そうでない場合には、受け付けるまでステップS503の処理を繰り返す。なお、訪問先呼出情報が出力されてから所定の時間が経過しても訪問有無情報が受け付けられない場合には、タイムアウトであるとしてステップS501に戻ってもよい。
(ステップS504)訪問有無情報出力部84は、訪問有無情報受付部83が受け付けた訪問有無情報を出力する。そして、ステップS501に戻る。
なお、図27のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態による訪問管理システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例では、訪問がある場合にもない場合にも、訪問有無情報が出力されるものとする。また、この具体例では、訪問が可能な場合にも可能でない場合にも、訪問可否情報が送信されるものとする。
まず、被訪問者が不在予定情報を入力する処理について説明する。この入力の処理は、被訪問者が訪問先装置6に不在予定情報を入力する以外、実施の形態1の具体例の説明と同様にして実行される。すなわち、被訪問者は、図7と同様の不在予定入力画面を用いて、不在予定情報を訪問先装置6に入力する。すると、その不在予定情報が訪問先装置6の不在予定情報受付部69で受け付けられ(ステップS411)、不在予定情報記憶部70に蓄積される(ステップS412)。図28は、そのようにして蓄積された不在予定情報を示す図である。本実施の形態では訪問先装置6において、その訪問先装置6の設置されている訪問先の不在予定情報が保持されるため、実施の形態1とは異なり、不在予定情報は訪問先識別情報に対応付けられていない。また、この具体例でも、実施の形態1の具体例と同じく、在宅が「1」で示されており、不在が「0」で示されているものとする。
次に、訪問者によって日時情報等が入力され、訪問情報が蓄積される処理について説明する。実施の形態1と同様に、訪問者が訪問者端末2を操作して、図9で示される訪問先入力画面において訪問先識別情報と訪問者情報とを入力したとする。そして、訪問者が「OK」ボタンをクリックすると、訪問者端末2は、訪問者情報と、不在予定要求情報とを訪問先装置6に送信する。なお、訪問者端末2では、訪問先識別情報と、その訪問先識別情報で識別される訪問先の訪問先装置6のアドレスとを対応付ける情報が、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されており、訪問者端末2は、その情報を用いて入力された訪問先識別情報に対応するアドレスを送信先として不在予定要求情報等を送信してもよい。あるいは、訪問者端末2は、訪問先識別情報と、訪問先装置6のアドレスとを対応付けて管理しているサーバに問い合わせることによって、訪問先識別情報に対応する訪問先装置6のアドレスを取得し、その取得したアドレスを用いて不在予定要求情報等を送信してもよい。また、訪問者端末2は、実施の形態1の訪問管理装置1と同様に、図13の訪問者対応情報を有しており、その訪問者対応情報を用いて、訪問者情報に対応する会社名や氏名、画像等も訪問者情報と一緒に送信するものとする。
訪問者端末2から送信された不在予定要求情報等は、訪問先装置6の受信部61で受信される(ステップS401)。そして、受信部61は、不在予定情報送信部71に不在予定要求情報を受信した旨と、その不在予定要求情報の送信元のアドレスとを渡すと共に、訪問者情報や会社名等を図示しない記録媒体で一時的に記憶する。なお、訪問先装置6では、訪問者情報が受信された際に、その訪問者情報と、その訪問者情報の送信元のアドレスとを対応付けるアドレス対応情報を構成し、図示しない記録媒体で保持するものとする。このアドレス対応方法は、後述する訪問可否情報の送信において用いられるものである。不在予定情報送信部71は、受信部61から不在予定情報を受信した旨等を受け取ると、不在予定情報記憶部70で記憶されている図28の不在予定情報を読み出し、その読み出した不在予定情報を、受信部61から受け取った不在予定要求情報の送信元のアドレスを送信先として送信する(ステップS402)。
そのようにして送信された不在予定情報は、訪問者端末2で受信され、図10で示されるようにディスプレイに表示される。訪問者は、この表示を見ることによって、訪問先の不在状況を知ることができる。また訪問者は、その不在状況を参考にして、図10の画面の下方に表示されている訪問日時のプルダウンメニューからの選択を行うことによって、訪問日時を入力する。ここでは、「2009年3月1日」「10時0分」が入力されたとする。そして、訪問者が「OK」ボタンをクリックすると、訪問者端末2は、日時情報「2009年3月1日10時0分」を訪問先装置6に送信する。
その日時情報は、訪問先装置6の受信部61で受信される(ステップS403)。そして、蓄積部62は、それまでに受信部61で受信されていた訪問者情報と、このたび受信された日時情報とを対応付ける訪問情報を訪問情報記憶部63に蓄積する(ステップS404)。図29の1番目のレコードは、そのようにして蓄積された訪問情報を示すものである。なお、図29の訪問情報において、日時情報と、訪問者情報と、会社名と、氏名と、画像とが対応付けられている。その後、出力部64は、新たに蓄積された図29の1番目のレコードの訪問情報を図示しないディスプレイに表示する(ステップS405)。その結果、図14で示される訪問確認画面が表示される。この図14の表示を見た被訪問者が、「OK」ボタンをクリックしたとする。すると、訪問可否情報受付部65は、訪問が可能である旨を受け付け、その旨を訪問可否情報送信部66に渡す(ステップS406)。訪問可否情報送信部66は、訪問が可能である旨を受け取ると、訪問が可能であることが受け付けられた訪問情報、すなわち、図29の1番目のレコードから、日時情報と訪問者情報とを読み出し、また、図示しない記録媒体で記憶されている訪問先識別情報「01−2345−6789」をも読み出し、訪問が可能であることを示す訪問可否情報と、読み出した日時情報及び訪問先識別情報とを、読み出した訪問者情報に対応するアドレスを送信先として送信する(ステップS407)。
そのようにして送信された訪問可否情報等は、訪問者端末2で受信され、図16で示されるようにディスプレイに表示される。なお、訪問可否情報で訪問が可能でないことが示された場合には、訪問者は、そのことを示す訪問可否出力画面を見た後に、日時情報等を入力したときと同様にして、訪問日時を変更することができる。
次に、訪問者が訪問先を訪問した際の処理について説明する。訪問者情報「V001」で識別される訪問者が、訪問先識別情報「01−2345−6789」で識別される訪問先を2009年3月1日10時0分に訪問し、玄関端末4の呼出ボタンを押したとする。すると、室内端末5から呼出音が出力されると共に、室内端末5から呼出ボタンの押された旨が呼出管理装置8に入力される。すると、呼出管理装置8の呼出検知部81は、呼出ボタンの押されたことを検知し、その旨を訪問先呼出情報送信部82に渡す(ステップS501)。すると、訪問先呼出情報送信部82は、呼出ボタンが押されたことを示す訪問先呼出情報を構成して、訪問先装置6に渡す(ステップS502)。
その訪問先呼出情報は、訪問先装置6の訪問先呼出情報受付部67で受け付けられ、訪問有無情報出力部68に渡される(ステップS408)。訪問有無情報出力部68は、訪問情報記憶部63を検索し、その時点の日時「2009年3月1日10時0分」とプラスマイナス10分の範囲内で一致する日時情報を有する訪問情報が存在するかどうか判断する。この場合には、図29の1番目のレコードが該当するため、訪問有無情報出力部68は、訪問があると判断し、訪問がある旨の訪問有無情報を構成する(ステップS409)。そして、訪問有無情報出力部68は、その訪問有無情報と、図29の1番目のレコードに含まれる訪問者情報と、日時情報と、会社名等とを呼出管理装置8に渡す(ステップS410)。
その訪問有無情報等は、呼出管理装置8の訪問有無情報受付部83で受け付けられる(ステップS503)。そして、訪問有無情報出力部84によって、図示しないディスプレイに図19の表示において「9:50」が「10:00」となった表示がなされると共に、図示しないスピーカから音声「訪問者があります」が出力される(ステップS504)。このようにして、被訪問者に対して訪問の予定があることを的確に通知することができる。
以上のように、本実施の形態による訪問管理システムによれば、訪問先装置6において、いつ、どのような訪問者が訪問するのかに関する訪問情報を蓄積することができる。したがって、被訪問者は、どのような訪問があるのかをあらかじめ知ることができ、想定外の訪問を想定内の訪問とすることができる。また、訪問者が訪問先の呼出ボタンを押した際に、訪問の予定があったかどうかが出力されることにより、被訪問者は、その訪問が予定されていたものであるかどうかを即時に容易に知ることができるようになる。
なお、本実施の形態では、呼出管理装置8において訪問情報が保持されず、訪問があった際に、その訪問の予定の有無を訪問先装置6に問い合わせる場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、図30で示されるように、呼出管理装置8において、訪問に関する情報である訪問情報を保持しておき、呼出ボタンの押されたことが検知された場合に、その情報を用いて、訪問の予定の有無を判断してもよい。ここで、図30で示される呼出管理装置8の備える各構成要素、すなわち、受付部91、蓄積部92、訪問情報記憶部93、呼出検知部94、訪問有無情報出力部95の各構成要素はそれぞれ、受信部41での受信が受付部91での受け付けとなった以外、実施の形態1の受信部41、蓄積部42、訪問情報記憶部43、呼出検知部45、訪問有無情報出力部46と同様のものであり、それらの構成及び動作の説明を省略する。
また、本実施の形態では、訪問先装置6と呼出管理装置8とが別々の装置である場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、両者が一体の装置として構成されてもよい。その場合には、訪問先呼出情報受付部67は、例えば、呼出検知部81が呼出ボタンの押されたことを検知した際に、訪問先呼出情報を訪問有無情報出力部68に渡すものであってもよい。すなわち、訪問先呼出情報出力部82は存在しなくてもよい。また、その場合には、訪問有無情報受付部83と、訪問有無情報出力部84とは存在しなくてもよい。
また、本実施の形態では、訪問先装置6が訪問先呼出情報のみを呼出管理装置8から受け取る場合について説明したが、そうでなくてもよい。訪問先装置6は、不在予定情報や、訪問拒否情報をも呼出管理装置8から受け取ってもよい。また、出力部64による訪問情報の出力は、呼出管理装置8を経由した出力であってもよい。
また、上記各実施の形態では、呼出管理装置3,8が訪問有無情報を出力する場合について説明したが、そうでなくてもよい。呼出管理装置3,8は、訪問有無情報の出力に代えて、呼出音が出力されないように制御するようにしてもよい。すなわち、呼出ボタンの押されたことが検知された際に、訪問の予定があるのであれば、呼出音が出力され、訪問の予定がなければ、呼出音が出力されないように制御されてもよい。そのため、例えば、図31で示されるように、呼出管理装置3は、訪問有無情報出力部34に代えて制御部91を備えてもよく、図32で示されるように、呼出管理装置3は、訪問有無情報出力部46に代えて制御部92を備えてもよい。
制御部91は、呼出ボタンの押されたことが検知された後に、訪問の予定のないことがわかると、呼出ボタンが押されたことに応じた呼出音の出力がなされないように制御を行う。なお、訪問の予定のない場合に呼出音が出力されないようになるのであれば、この制御の方法は問わない。例えば、訪問の予定のない場合に、制御部91は、インターホンシステムの室内端末5に呼出音を出力しない旨の信号を渡すことによって、結果として、室内端末5から呼出音が出力されないようになってもよい。また、例えば、呼出音を出力させるための制御信号や音声信号が、室内端末5から呼出管理装置3を経由してスピーカ等に渡される場合には、訪問の予定のないときに、制御部91は、その制御信号や音声信号のスピーカ等への出力をオンまたはオフにすることによって、呼出音が出力されないようにしてもよい。また、これ以外の制御であってもよいことは言うまでもない。
なお、訪問有無情報が訪問のあることを示す情報である場合には、訪問先呼出情報が送信されてから所定の時間が経過しても訪問有無情報受信部33が訪問有無情報を受信しない際に、制御部91は、訪問の予定がないと判断してもよい。また、訪問有無情報が訪問のないことを示す情報である場合には、訪問有無情報受信部33が訪問有無情報を受信した際に、制御部91は、訪問の予定がないと判断してもよい。また、訪問有無情報が訪問のあることを示す情報と、訪問のないことを示す情報のどちらでもありうる場合には、訪問有無情報受信部33が訪問のないことを示す訪問有無情報を受信した際に、制御部91は、訪問の予定がないと判断してもよい。
また、制御部92は、呼出ボタンの押されたことが呼出検知部45によって検知された場合に、訪問情報を参照し、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問がない場合には、呼出ボタンが押されたことに応じた呼出音が出力されないように制御してもよい。訪問の有無の判断は、訪問有無情報出力部46による判断と同様にして行うことができる。また、呼出音の出力に関する制御も、前述の制御部91の場合と同様にして行うことができる。
なお、制御部92は、呼出ボタンの押されたことが検知された日時を含む所定の時間の範囲に対応する訪問がない場合には、呼出ボタンが押されたことに応じた呼出音が出力されないように制御してもよい。このようにすることで、呼出ボタンの押された日時を含む所定の時間の範囲に対応する訪問の有無に応じて、呼出音の出力が制御されることになる。
また、インターホンシステムの呼出ボタンの近傍に退去情報を出力する退去情報出力部が設けられており、制御部91,92は、呼出音が出力されないように制御する際に、その退去情報出力部から退去情報が出力されるように制御してもよい。退去情報は、例えば、「訪問予定が登録されていませんのでお引き取りください」と言った文書であってもよく、その文書に対応した音声情報であってもよく、あるいは、それと同様のことをアニメーションなどで示す情報であってもよい。その退去情報出力部による出力は、例えば、表示デバイスへの表示でもよく、プリンタによる印刷でもよく、スピーカによる音声出力でもよい。
また、図25で示される呼出管理装置8も、訪問有無情報出力部84に代えて、制御部91と同様の制御部を備えてもよい。また、図30で示される呼出管理装置8も、訪問有無情報出力部95に代えて、制御部92と同様の制御部を備えてもよい。
また、呼出管理装置3,8の構成は、前述の説明に限定されるものではない。例えば、図4の呼出管理装置3は、呼出検知部31、訪問先呼出情報送信部32、訪問有無情報受信部33、訪問有無情報出力部34以外の構成を備えていてもよく、あるいは、備えていなくてもよい。また、図20の呼出管理装置3は、訪問情報記憶部43、呼出検知部45、訪問有無情報出力部46以外の構成を備えていてもよく、あるいは、備えていなくてもよい。後者の場合に、訪問情報記憶部43に訪問情報が記憶される過程は問わない。また、図30の呼出管理装置8は、訪問情報記憶部93、呼出検知部94、訪問有無情報出力部95以外の構成を備えていてもよく、あるいは、備えていなくてもよい。後者の場合に、訪問情報記憶部93に訪問情報が記憶される過程は問わない。
また、上記各実施の形態にいて、呼出管理装置3,8が、インターホンシステムの室内端末5に接続されている場合について説明したが、そのインターホンシステムに代えて、呼出ボタンを有する玄関端末と、その呼出ボタンが押された際に、呼出音が出力される室内端末とを備えた呼出システムが用いられてもよい。その場合には、呼出管理装置3,8は、その呼出システムの室内端末に接続されているものとする。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、呼出管理装置3,8や、訪問先装置6において保持されている訪問情報を、ユーザからの出力要求に応じて出力してもよい。このようにすることで、ユーザは、任意のタイミングで、訪問予定を知ることができるようになる。
また、上記各実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりした情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素等で用いられる情報、例えば、各構成要素が処理で用いるしきい値やアドレス、各種の設定値等の情報がユーザによって変更されてもよい場合には、上記説明で明記していない場合であっても、ユーザが適宜、それらの情報を変更できるようにしてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。それらの情報をユーザが変更可能な場合には、その変更は、例えば、ユーザからの変更指示を受け付ける図示しない受付部と、その変更指示に応じて情報を変更する図示しない変更部とによって実現されてもよい。その図示しない受付部による変更指示の受け付けは、例えば、入力デバイスからの受け付けでもよく、通信回線を介して送信された情報の受信でもよく、所定の記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。
また、上記各実施の形態において、各装置に含まれる2以上の構成要素が通信デバイスや入力デバイス等を有する場合に、2以上の構成要素が物理的に単一のデバイスを有してもよく、あるいは、別々のデバイスを有してもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態における訪問管理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、訪問の日時に関する情報である日時情報と、訪問者に関する情報である訪問者情報と、訪問先を識別する情報である訪問先識別情報とを受け付ける受付部、前記受付部が受け付けた日時情報と訪問者情報と訪問先識別情報とを対応付けて、日時情報と訪問者情報と訪問先識別情報とを対応付けて有する情報である訪問情報が記憶される訪問情報記憶部に蓄積する蓄積部、訪問先識別情報と、当該訪問先識別情報で識別される訪問先の呼出ボタンが押されたことを示す情報である呼出情報とを含む情報である訪問先呼出情報を受信する訪問先呼出情報受信部、前記訪問情報を参照し、前記訪問先呼出情報受信部が受信した訪問先呼出情報に応じた、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問の有無に関する情報である訪問有無情報を、前記訪問先呼出情報受信部が受信した訪問先呼出情報に含まれる訪問先識別情報に対応する送信先に送信する訪問有無情報送信部、として機能させるためのものである。
また、上記実施の形態における訪問先装置6を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、訪問の日時に関する情報である日時情報と、訪問者に関する情報である訪問者情報とを受信する受信部、前記受信部が受信した日時情報と訪問者情報とを対応付けて、日時情報と訪問者情報とを対応付けて有する情報である訪問情報が記憶される訪問情報記憶部に蓄積する蓄積部、呼出ボタンが押されたことを示す情報である訪問先呼出情報を受け付ける訪問先呼出情報受付部、前記訪問情報を参照し、前記訪問先呼出情報受付部が受け付けた訪問先呼出情報に応じた、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問の有無に関する情報である訪問有無情報を出力する訪問有無情報出力部、として機能させるためのものである。
また、上記実施の形態における呼出管理装置3,8を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、呼出ボタンが押されたことを検知する呼出検知部、呼出ボタンの押されたことが前記呼出検知部によって検知された場合に、訪問の日時に関する情報である日時情報と、訪問者に関する情報である訪問者情報とを対応付けて有する情報である訪問情報が記憶される訪問情報記憶部で記憶されている訪問情報を参照し、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問の有無に関する情報である訪問有無情報を出力する訪問有無情報出力部、として機能させるためのものである。
また、上記実施の形態における呼出管理装置3,8を実現する他のソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、訪問先の呼出ボタンが押されたことを検知する呼出検知部、呼出ボタンの押されたことが前記呼出検知部によって検知された場合に、訪問の日時に関する情報である日時情報と、訪問者に関する情報である訪問者情報とを対応付けて有する情報である訪問情報が記憶される訪問情報記憶部で記憶されている訪問情報を参照し、呼出ボタンの押された日時に対応する訪問がない場合には、前記呼出ボタンが押されたことに応じた呼出音が出力されないように制御する制御部、として機能させるためのものである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を受け付ける受付部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には少なくとも含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図33は、上記プログラムを実行して、上記各実施の形態による訪問管理装置1、呼出管理装置3,8、訪問先装置6を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記各実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図33において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図34は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図34において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記各実施の形態による訪問管理装置1、呼出管理装置3,8、訪問先装置6の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記各実施の形態による訪問管理装置1、呼出管理装置3,8、訪問先装置6の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。