JP2005267098A - 情報端末、旅行商品管理サーバ、旅行案内システム、旅行案内方法、及び旅程管理プログラム - Google Patents

情報端末、旅行商品管理サーバ、旅行案内システム、旅行案内方法、及び旅程管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 旅程に対する進捗の変動があっても利用者が安心して旅行を続けることができるようにする。
【解決手段】 利用者100が予め決められた旅程に従って旅行する際に利用するもので、旅程管理や旅程案内を行うアプリケーションが旅行商品管理サーバ4で生成され、このアプリケーションを利用者100の車載情報端末1において実行することで、旅程案内を行うだけでなく、旅行中の進捗状況を管理するとともに、その進捗状況を利用者100に代わって訪問施設200に通知したり、その進捗状況に応じて旅程の調整したりする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報端末、旅行商品管理サーバ、旅行案内システム、旅行案内方法、及び旅程管理プログラムに関するものである。
従来、自宅等の端末から旅行希望条件を指示し、その条件に合った旅行スケジュールを作成して利用者へ提供する旅行案内提供方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示されている旅行案内提供方法によれば、例えば、旅行案内提供装置は、利用者からの旅行希望条件に合った旅行スケジュールを作成し、この作成した旅行スケジュールのデータをネットワークを介して利用者側の携帯端末装置へ送信する。
利用者側の携帯端末装置は、この旅行案内提供装置から送信された旅行スケジュールを組み込み、現在位置情報及び日時情報と旅行スケジュール内の予定日時情報及び予定場所の位置情報とを比較して、スケジュールの進行状況を監視する。そして、スケジュールの遅れや進みが判別された場合にはその旨を示す警告案内を出力し、この警告案内の出力後、スケジュールの変更が利用者から指示された場合に、スケジュール変更指示を旅行案内提供装置へ送信する。
旅行案内提供装置は、このスケジュール変更指示に基づいて旅行スケジュールを修正すると共に、修正した旅行スケジュールを利用者側の携帯端末装置へ送信する。これにより、利用者は、旅行スケジュールの組み込まれた携帯端末装置を旅行時に持参することで、そのスケジュールに従った旅行ができる。
特開2002−73756号公報
しかしながら、上述した旅行案内提供方法では、旅行スケジュールの遅れが判別された場合、訪問先にスケジュールの遅れ(例えば、宿泊施設やレストランへの到着遅れ等)の連絡をする必要があるときには、利用者自身が連絡しなければならない。また、利用者からスケジュールの変更指示がなされた場合に旅行スケジュールの修正を実行するため、利用者自身がスケジュールの変更を指示する必要がある。
このように、従来の旅行案内提供方法では、利用者自身が上記連絡や指示を行う必要があるため、旅行スケジュールの遅れや進みが生じた場合、利用者は安心して旅行を続けることができない。
さらに、上述した旅行案内提供方法では、利用者からの旅行希望条件に基づいて旅行スケジュールが作成されるため、利用者自身が少なくとも訪問先にどのような観光スポットや施設(例えば、娯楽施設、ホテル、レストラン等)があるのかを把握していることが前提となっている。従って、利用者が訪問先の観光スポットや施設に関する知識がない場合、どの条件を選択すればよいか戸惑うことが予想される。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、旅程に対する進捗の変動があっても利用者が安心して旅行を続けることができる情報端末、旅行商品管理サーバ、旅行案内システム、旅行案内方法、及び旅程管理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の情報端末は、予め決められた旅程に従って旅行する際に利用する情報端末であって、外部との通信を行う情報端末通信手段と、旅程を含む旅程データに基づいて、旅程に対する進捗状況を管理する旅程管理処理を行う処理手段とを備え、処理手段は、旅程管理処理において、情報端末通信手段を介して旅程に含まれる訪問施設へ進捗状況に関する進捗状況情報を通知する通知処理を行うことを特徴とする。
このように、本発明の情報端末は、旅程に対する進捗状況を管理するとともに、これから訪問する予定の訪問施設に対して進捗状況情報を通知する。これにより、旅程に対する進捗の変動がある場合であっても、情報端末の利用者自身が訪問施設へ連絡する必要がなくなるため、利用者は、旅程に対する進捗の変動を気にすることなく安心して旅行を続けることができる。また、これから利用者が訪れる予定の訪問施設にとっても、利用者からの進捗状況情報の通知を受けることで、その進捗状況に応じた対応をとることができるようになる。
請求項2に記載の情報端末によれば、処理手段は、旅程データに基づいて、旅程に関する旅程情報を案内する旅程案内処理を行うことを特徴とする。例えば、旅程情報として、これから訪問する予定の訪問施設・経由地の名称や、それらの地点における到着/出発/通過予定時刻等の情報を案内することで、利用者は旅程を把握することができる。
請求項3に記載の情報端末によれば、旅程データ、旅程管理処理を実行するための旅程管理プログラム、及び旅程案内処理を実行するための旅程案内プログラムがパッケージ化されたアプリケーションを取得するアプリケーション取得手段を備え、処理手段は、アプリケーション取得手段によって取得されたアプリケーションのプログラムを実行するものであることを特徴とする。
このように、利用者の使用する情報端末において旅程管理や旅程案内を機能として持つアプリケーションを取得し、この取得したアプリケーションを実行することで、利用者は、観光地に関する知識をもとに旅行計画を自ら立案することなく、情報端末による案内に従って旅行することができる。
請求項4に記載の情報端末は、記憶媒体に記憶されるデータを読み込むデータ読み込み手段を備え、アプリケーション取得手段は、データ読み込み手段を用いて、アプリケーションのデータが書き込まれた記憶媒体からアプリケーションのデータを読み込むことで取得するものであることを特徴とする。
例えば、アプリケーションのデータが書き込まれた記憶媒体を購入し、情報端末において、この購入した記憶媒体からアプリケーションのデータを読み込むことで、アプリケーションに含まれるプログラムを実行することが可能となる。
請求項5に記載の情報端末によれば、アプリケーション取得手段は、情報端末通信手段を介して、アプリケーションの供給元からアプリケーションのデータを受信して取得するものであることを特徴とする。
例えば、上記アプリケーションの販売を行っているWebサイトに対して、利用者のクレジットカード番号を通知する等して購入代金の支払いを依頼し、その決済と引き換えにアプリケーションを購入し、この購入したアプリケーションを情報端末にて受信することで、アプリケーションに含まれるプログラムを実行することが可能となる。
請求項6に記載の情報端末によれば、情報端末は、車両に搭載される情報端末であることを特徴とする。これにより、車載情報端末において旅程管理や旅程調整が行われるため、利用者が車両を運転している場合に旅程に対する進捗の変動があっても安心して運転を続けることができる。
請求項7に記載の情報端末によれば、旅程データは、仮出発地から仮帰着地までの予め決められた基本旅程に対して、予め指定された指定位置から仮出発地まで、又は/及び仮帰着地から指定位置までの付加旅程を組み合わせた旅程を含むものであることを特徴とする。
例えば、利用者の自宅位置を指定することで、利用者の自宅を出発地や帰着地として旅程に含めることができる。また、複数の位置を指定することで、自宅と仮出発地、又は/及び仮帰着との間の経由地(例えば、友人宅等)を含めることができる。
請求項8に記載の情報端末によれば、旅程データは、利用者を識別するための利用者識別情報を含むものであって、処理手段は、通知処理において進捗状況情報を通知する際、利用者識別情報を付加して通知することを特徴とする。これにより、訪問施設では、進捗状況の通知元である利用者を把握することができる。
請求項9に記載の情報端末によれば、旅程データに含まれる利用者識別情報は、車両登録番号であることを特徴とする。これにより、利用者識別情報の紛失や忘却の恐れがなくなる。
請求項10に記載の情報端末によれば、旅程データは、訪問施設の通知先を含むものであって、処理手段は、通知処理において、訪問施設の通知先へ進捗状況情報を通知することを特徴とする。これにより、訪問施設へ確実に進捗状況情報を通知することができる。
請求項11に記載の情報端末によれば、旅程データは、利用者の指定する利用者指定端末の通知先を含むものであって、処理手段は、通知処理において、訪問施設の通知先とともに利用者指定端末の通知先へ進捗状況情報を通知することを特徴とする。
例えば、利用者の家族の携帯電話等を指定することで、旅行中の家族への安否連絡に利用できる。また、旅行途中で合流する同行者の端末を指定することで、その同行者への連絡にも利用できる。
請求項12に記載の情報端末は、現在位置を取得する位置取得手段と、現在時刻を取得する時刻取得手段とを備え、処理手段は、旅程管理処理において、旅程データと現在位置及び現在時刻とを比較して進捗状況を管理することを特徴とする。これにより、旅程に対する進捗状況を管理できるようになる。
請求項13に記載の情報端末によれば、処理手段は、旅程管理処理において、旅程とその旅程に対する実際の進捗との時間的な差異に基づいて進捗状況情報を通知すべきか否かを判定する通知判定処理を実行し、通知処理では、通知判定処理による判定結果が進捗状況情報を通知すべきである場合に進捗状況情報を通知することを特徴とする。これにより、旅程に対する時間的な進捗の変動に基づいて、進捗状況情報の通知判定を行うことができる。
請求項14に記載の情報端末によれば、旅程データは、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点の位置、各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの予定時刻、及び各地点の予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間を含むものであって、処理手段は、通知判定処理において、余裕時間を加味して判定することを特徴とする。このように、上記各地点に対して進捗の変動を許容する余裕時間を割り当てることで、通知判定処理において、各地点の余裕時間を加味した通知判定を行うことができる。
請求項15に記載の情報端末によれば、処理手段は、旅程管理処理において、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの時点で、その地点における出発、到着、及び通過の何れかの予定時刻から実際の出発、到着、及び通過の何れかの時刻を減じた時間を余裕時間に加算して、余裕時間を更新することを特徴とする。これにより、例えば、訪問施設に到着した場合、余裕時間を含んだ到着予定時刻に対して大幅に早く/遅れて到着したのかを把握することができる。
請求項16に記載の情報端末によれば、処理手段は、旅程管理手段において、訪問施設の到着時点で更新された余裕時間が負の値を示す場合、旅程を調整して旅程データを更新する旅程調整処理を行うことを特徴とする。
すなわち、実際の到着時刻が到着予定時刻に対して大幅に遅れて到着した場合、更新された余裕時間は負の値を示す。従って、余裕時間が負の値を示す場合に旅程を調整して旅程データを更新することで、到着予定時刻に対して大幅に遅れて到着した場合の旅程の調整が行える。
請求項17に記載の情報端末によれば、旅程データは、訪問施設における最低滞在時間が割り当てられたものであって、処理手段は、旅程調整処理において、到着した訪問施設で少なくとも最低滞在時間は滞在できるように訪問施設の出発予定時刻を更新する調整を行うことを特徴とする。
これにより、到着予定時刻に対して大幅に遅れて到着した場合であっても、その到着した訪問施設で少なくとも最低滞在時間内は滞在できるように、旅程の調整を行うことができる。
請求項18に記載の情報端末によれば、処理手段は、旅程調整処理において、到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間が最低滞在時間に満たない場合、現在時刻に最低滞在時間を加えた時刻を到着した訪問施設の出発予定時刻として更新することを特徴とする。これにより、最低滞在時間を加味して、到着した訪問施設の出発予定時刻を変更することができる。
請求項19に記載の情報端末によれば、処理手段は、旅程調整処理において、到着した訪問施設の出発予定時刻から更新した出発予定時刻を減じた時間を更新した出発予定時刻に対する余裕時間として更新することを特徴とする。これにより、変更した出発予定時刻に応じた余裕時間に変更することができる。
請求項20に記載の情報端末によれば、旅程データは、進捗状況情報の通知実行の基準とする基準時間を含むものであって、処理手段は、通知判定処理において、更新した余裕時間の絶対値が基準時間よりも大きい場合に、進捗状況情報を通知すべきであると判定することを特徴とする。
これにより、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点において大幅に早く/遅く出発/到着/通過した場合に進捗状況情報を通知すべきであると判定することができる。
請求項21に記載の情報端末によれば、旅程データは、訪問施設毎に基準時間を割り当てたものであって、処理手段は、通知判定処理において、到着した訪問施設に割り当てられた基準時間を用いて判定することを特徴とする。これにより、例えば、訪問施設毎に異なる基準時間を通知判定処理に用いることができる。
請求項22に記載の情報端末によれば、処理手段は、通知処理において、訪問施設における到着予定時刻に対する繰上り又は遅延時間を進捗状況情報に含めて通知することを特徴とする。これにより、当初の到着予定時刻に対してどの程度の時間早く/遅くなるのかをこれから訪問する予定の訪問施設に通知することができる。
請求項23に記載の情報端末によれば、処理手段は、通知処理において、遅延時間を含む進捗状況情報を通知した後に、訪問施設から進捗状況情報に対する進捗確認情報の通知を受け、旅程調整処理において、進捗確認情報が遅延時間での訪問が不可能である旨の内容である場合、訪問施設を訪問予定の対象から除外する調整を行うことを特徴とする。これにより、旅程案内処理において、旅程に対する進捗が大幅に遅れた場合に訪問不可となった訪問施設を利用者に案内しないようにすることができる。
請求項24に記載の情報端末によれば、処理手段は、通知処理において、訪問施設に近づいた場合、訪問施設に対して利用者が訪問施設に接近した旨を示す接近情報を通知し、旅程案内処理において、訪問施設に接近した旨を旅程情報として案内することを特徴とする。これにより、訪問施設や利用者に対して、訪問施設へ近づいたことを知らせることができる。
請求項25に記載の情報端末装置によれば、処理手段は、旅程案内処理において、旅程データに基づく経路を設定する経路設定処理を行い、経路設定処理の設定した経路を旅程情報として案内することを特徴とする。これにより、利用者に対して旅行の経路を案内することができる。
請求項26に記載の情報端末によれば、情報端末通信手段は、訪問施設、アプリケーションの供給元、及び利用者指定端末の少なくとも一方と接続する情報サービスセンタに接続され、情報サービスセンタを経由して各種情報の送受信を行うことを特徴とする。
例えば、通信費を含む利用料金が一定金額の情報サービスセンタを経由して、各種情報の送受信を行うことで、通信費を気にすることなく各種情報の送受信を行うことができる。その結果、利用者の増加が見込まれる。また、接続先を情報サービスセンタに固定できるため、接続先を変更する必要がなくなり、その結果、通信接続のための処理の負荷を軽減することができる。
請求項27に記載の旅行商品管理サーバは、予め決められた基本旅程の基本旅程データを旅行商品毎に管理する旅行商品管理手段と、旅行商品管理手段の管理する旅行商品から所望の旅行商品を選択する旅行商品選択手段と、旅行商品選択手段によって選択された旅行商品の基本旅程に基づく旅程データを生成する旅程データ生成手段と、旅程データ、旅程に対する進捗状況を管理する旅程管理処理を実行するための旅程管理プログラム、及び旅程に関する旅程情報を案内する旅程案内処理を実行するための旅程案内プログラムをパッケージ化したアプリケーションを生成するアプリケーション生成手段とを備え、アプリケーション生成手段の生成するアプリケーションを旅行商品として提供することを特徴とする。
このように、本発明の旅行商品管理サーバは、予め決められた基本旅程に基づく旅程データを生成し、この旅程データに基づいて旅程管理や旅程案内を機能として持つアプリケーションを生成する。このアプリケーションを旅行商品として利用者に提供することで、利用者は、観光地に関する知識をもとに旅行計画を自ら立案することなく、アプリケーションによって実行される旅程案内に従って旅行することができる。
請求項28に記載の旅行商品管理サーバによれば、旅程データ生成手段は、旅程管理プログラム、及び旅程案内プログラムが読み込むスクリプトとして旅程データを生成することを特徴とする。
これにより、旅程データを読み込みできるようにするためのデータ変換処理を旅程管理プログラムや旅程案内プログラムの実行する処理として含めないようにすることができる。その結果、上記プログラムを実行する情報端末等における処理の負荷を軽減することができる。
請求項29に記載の旅行商品管理サーバは、利用者を識別するための利用者識別情報を入力する入力手段を備え、旅程データ生成手段は、利用者識別情報を旅程データに含めて生成することを特徴とする。これにより、利用者識別情報を旅程データに含めることができる。なお、請求項30に記載のように、利用者識別情報として車両登録番号を入力することで、利用者識別情報の紛失や忘却の恐れがなくなる。
請求項31に記載の旅行商品管理サーバは、外部との通信を行う旅行商品管理サーバ通信手段を備えることを特徴とする。これにより、外部との通信を行うことができる。
請求項32に記載の旅行商品管理サーバは、旅程に含まれる訪問施設に対して予約を希望する旨の予約情報を通知する予約情報通知手段と、訪問施設から予約情報に対する予約確認情報の通知を受ける通知確認手段とを備え、旅程データ生成手段は、通知確認手段によって予約済みである旨の予約確認情報の通知を受けて旅程データを生成することを特徴とする。
これにより、予約済みの訪問施設を旅程に含む旅程データを生成することができる。なお、請求項33に記載のように、予約情報通知手段は、利用者識別情報を予約情報に付加して通知することで、訪問施設に対して利用者を識別するための情報を通知することができる。
請求項34に記載の旅行商品管理サーバによれば、通知確認手段は、訪問施設から利用者の到着に関する実績を示す実績確認情報の通知を受けることを特徴とする。これにより、訪問施設は、例えば、利用者がキャンセルした場合のキャンセル料の請求があることを旅行商品管理サーバから利用者へ通知するように、旅行商品管理サーバへ通知することができる。
請求項35に記載の旅行商品管理サーバは、旅行商品管理サーバ通信手段を介して、アプリケーションのデータを利用者の使用する情報端末へ送信する送信手段を備えることを特徴とする。
これにより、通信を利用して、利用者の使用する情報端末へアプリケーションを提供することができる。なお、請求項36に記載のように、アプリケーションのデータを記憶媒体に書き込むデータ書き込み手段を備えて、アプリケーションのデータを書き込んだ記憶媒体を利用者に提供するようにしてもよい。
請求項37に記載の旅行商品管理サーバによれば、基本旅程は、仮出発地から仮帰着地までの旅程が予め決められたものであって、基本旅程に付加すべき位置を指定する位置指定手段と、位置指定手段によって指定された指定位置から仮出発地まで、又は/及び仮帰着地から指定位置までの付加旅程を設定する付加旅程設定手段とを備え、旅程データ生成手段は、基本旅程に対して付加旅程を組み合わせた旅程を含む旅程データを生成することを特徴とする。
例えば、利用者の自宅位置を指定することで、利用者の自宅を出発地や帰着地として旅程に含めた旅程データを生成することができる。また、複数の位置を指定することで、自宅と仮出発地、又は/及び仮帰着との間の経由地(例えば、友人宅等)を含む旅程データを生成することができる。
請求項38に記載の旅行商品管理サーバによれば、旅程管理処理は、旅程とその旅程に対する実際の進捗との時間的な差異に基づいて進捗状況に関する進捗状況情報を旅程に含まれる訪問施設へ通知すべきか否かを判定する通知判定処理、通知判定処理による判定結果が進捗状況情報を通知すべきである場合に進捗状況情報を通知する通知処理、及び旅程を調整して旅程データを更新する旅程調整処理を含むものであって、旅程案内処理は、訪問施設に近づいた場合、訪問施設に接近した旨を旅程情報として案内する処理、旅程データに基づく経路を設定する経路設定処理、及び経路を旅程情報として案内する処理を含むものであることを特徴とする。
このように、通知処理が実行されることで、利用者は、旅程に対する進捗の変動があっても安心して旅行を続けることが可能となり、また、旅程調整処理が実行されることで、進捗状況に応じた旅程の調整を行うことができる。
さらに、訪問施設に接近した旨を案内する処理が実行されることで、訪問施設や利用者に対して、訪問施設へ近づいたことを知らせることが可能となり、また、経路を案内する処理が実行されることで、利用者に対して経路を案内することができる。
請求項39に記載の旅行商品管理サーバによれば、旅行商品管理サーバ通信手段は、訪問施設、情報端末、及び利用者の指定する利用者指定端末の少なくとも一方と接続する情報サービスセンタに接続され、情報サービスセンタを経由して各種情報の送受信を行うことを特徴とする。
上述したように、例えば、通信費を含む利用料金が一定金額の情報サービスセンタを経由して、各種情報の送受信を行うことで、通信費を気にすることなく各種情報の送受信を行うことができる。その結果、利用者の増加が見込まれる。また、接続先を情報サービスセンタに固定できるため、接続先を変更する必要がなくなり、その結果、通信接続のための処理の負荷を軽減することができる。
請求項40に記載の旅行案内システムは、予め決められた旅程に従って旅行する際に利用される旅行案内システムであって、旅程を含む旅程データ、旅程に対する進捗状況を管理する旅程管理処理を実行するための旅程管理プログラム、及び旅程に関する旅程情報を案内する旅程案内処理を実行するための旅程案内プログラムをパッケージ化したアプリケーションを生成する旅行商品管理サーバと、外部との通信を行う情報端末通信手段と、アプリケーションのプログラムを実行する処理手段とを備える情報端末と、旅程に含まれる訪問施設に設置される施設設置端末とによって構成され、処理手段は、旅程管理処理において、情報端末通信手段を介して施設設置端末へ進捗状況に関する進捗状況情報を通知する通知処理を行うことを特徴とする。
このように、本発明の旅行案内システムは、情報端末において、旅程に対する進捗状況を管理するとともに、訪問施設に対して進捗状況情報を通知する。これにより、情報端末の利用者自身がこれから訪問する予定の訪問施設へ連絡する必要がなくなるため、利用者は、旅程に対する進捗の変動があっても安心して旅行を続けることができる。また、訪問施設にとっても、利用者からの進捗状況情報の通知を受けることで、その進捗状況に応じた対応をとることができるようになる。
請求項41に記載の旅行案内システムによれば、旅行商品管理サーバは、予め決められた基本旅程の基本旅程データを旅行商品毎に管理する旅行商品管理手段と、旅行商品管理手段の管理する旅行商品から所望の旅行商品を選択する旅行商品選択手段と、旅行商品選択手段によって選択された旅行商品の基本旅程に基づく旅程データを生成する旅程データ生成手段と、旅程データ生成手段の生成した旅程データ、旅程管理プログラム、旅程案内プログラムをパッケージ化したアプリケーションを生成するアプリケーション生成手段とを備え、アプリケーション生成手段の生成するアプリケーションを旅行商品として情報端末の利用者に提供することを特徴とする。
これにより、この旅行商品管理サーバによって生成されたアプリケーションのプログラムを情報端末において実行することで、情報端末の利用者は、観光地に関する知識をもとに旅行計画を自ら立案することなく、アプリケーションによって実行される旅程案内に従って旅行することができる。
請求項42に記載の旅行案内システムによれば、旅程データ生成手段は、旅程管理プログラム、及び旅程案内プログラムが読み込むスクリプトとして旅程データを生成することを特徴とする。
これにより、旅程データを読み込みできるようにするためのデータ変換処理を旅程管理プログラムや旅程案内プログラムの実行する処理として含めないようにすることができる。その結果、上記プログラムを実行する情報端末等における処理の負荷を軽減することができる。
請求項43に記載の旅行案内システムによれば、旅行商品管理サーバは、利用者を識別するための利用者識別情報を入力する入力手段を備え、旅程データ生成手段は、利用者識別情報を旅程データに含めて生成することを特徴とする。これにより、利用者識別情報を旅程データに含めることができる。なお、請求項44に記載のように、利用者識別情報として車両登録番号を入力することで、利用者識別情報の紛失や忘却の恐れがなくなる。
請求項45に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、通知処理において進捗状況情報を通知する際、利用者識別情報を付加して通知することを特徴とする。これにより、訪問予定の施設では、進捗状況情報の通知元を把握することができる。
請求項46に記載の旅行案内システムによれば、旅行商品管理サーバは、外部との通信を行う旅行商品管理サーバ通信手段を備えることを特徴とする。これにより、情報端末や施設設置端末等との通信が可能となる。
請求項47に記載の旅行案内システムによれば、旅行商品管理サーバは、施設設置端末に対して予約を希望する旨の予約情報を通知する予約情報通知手段と、施設設置端末から予約情報に対する予約確認情報の通知を受ける通知確認手段とを備え、旅程データ生成手段は、通知確認手段によって予約済みである旨の予約確認情報の通知を受けて旅程データを生成することを特徴とする。
これにより、予約の取れた訪問施設を旅程に含む旅程データを生成することができる。なお、請求項48に記載のように、利用者識別情報を予約情報に付加して通知することで、訪問施設に対して利用者を識別するための情報を通知することができる。
請求項49に記載の旅行案内システムによれば、施設設置端末は、外部との通信を行う施設設置端末通信手段と、施設設置端末通信手段を介して、予約情報の通知に対する予約確認情報、又は/及び利用者の到着に関する実績を示す実績確認情報を旅行商品管理サーバへ通知する予約・実績確認手段とを備え、通知確認手段は、施設設置端末から実績確認情報の通知を受けることを特徴とする。
これにより、訪問施設は、例えば、利用者がキャンセルした場合のキャンセル料の請求があることを旅行商品管理サーバから利用者へ通知するように、旅行商品管理サーバへ通知することができる。
請求項50に記載の旅行案内システムによれば、旅行商品管理サーバは、旅行商品管理サーバ通信手段を介して、アプリケーションのデータを情報端末へ送信する送信手段を備え、情報端末は、情報端末通信手段を介して、旅行商品管理サーバからアプリケーションのデータを受信するアプリケーション取得手段を備えることを特徴とする。
例えば、旅行商品管理サーバの設置される旅行代理店等のWebサイトに対して、利用者のクレジットカード番号を通知する等して購入代金の支払いを依頼し、その決済と引き換えにアプリケーションを購入し、この購入したアプリケーションを情報端末にて受信することで、アプリケーションに含まれるプログラムを実行することが可能となる。
請求項51に記載の旅行案内システムによれば、旅行商品管理サーバは、アプリケーションのデータを記憶媒体に書き込むデータ書き込み手段を備え、情報端末は、アプリケーションのデータを取得するアプリケーション取得手段と、記憶媒体に記憶されるデータを読み込むデータ読み込み手段とを備え、アプリケーション取得手段は、データ読み込み手段を用いて、アプリケーションのデータが書き込まれた記憶媒体からアプリケーションのデータを読み込むことで取得することを特徴とする。
例えば、旅行商品管理サーバの設置される旅行代理店等において、アプリケーションのデータが書き込まれた記憶媒体を代金と引き換えに購入し、情報端末において、この購入した記憶媒体からアプリケーションのデータを読み込むことで、アプリケーションを取得することができる。
請求項52に記載の旅行案内システムによれば、旅行商品管理手段の管理する基本旅程は、仮出発地から仮帰着地までの旅程が予め決められたものであって、旅行商品管理サーバは、基本旅程に付加すべき位置を指定する位置指定手段と、位置指定手段によって指定された指定位置から仮出発地まで、又は/及び仮帰着地から指定位置までの付加旅程を設定する付加旅程設定手段とを備え、旅程データ生成手段は、基本旅程に対して付加旅程を組み合わせた旅程を含む旅程データを生成することを特徴とする。
例えば、利用者の自宅位置を指定することで、利用者の自宅を出発地や帰着地として旅程に含めることができる。また、複数の位置を指定することで、自宅と仮出発地、又は/及び仮帰着との間の経由地(例えば、友人宅等)を含めることができる。
請求項53に記載の旅行案内システムによれば、旅程データ生成手段は、旅程データとして、施設設置端末の通知先を含めて生成し、処理手段は、通知処理において、施設設置端末の通知先へ進捗状況情報を通知することを特徴とする。これにより、訪問施設へ確実に進捗状況情報を通知することができる。
請求項54に記載の旅行案内システムによれば、旅程データ生成手段は、旅程データとして、利用者の指定する利用者指定端末の通知先を含めて生成し、処理手段は、通知処理において、施設設置端末の連絡先とともに利用者指定端末の通知先へ進捗状況情報を通知することを特徴とする。
例えば、利用者の家族の携帯電話等を指定することで、旅行中の家族への安否連絡に利用できる。また、旅行途中で合流する同行者の端末を指定することで、その同行者への連絡にも利用できる。
請求項55に記載の旅行案内システムによれば、情報端末は、車両に搭載される情報端末であることを特徴とする。これにより、車載情報端末において旅程管理や旅程調整が行われるため、利用者が車両を運転している場合に旅程に対する進捗の変動があっても安心して運転を続けることができる。
請求項56に記載の旅行案内システムによれば、情報端末は、現在位置を取得する位置取得手段と、現在時刻を取得する時刻取得手段とを備え、処理手段は、旅程管理処理において、旅程データと現在位置及び現在時刻とを比較して進捗状況を管理することを特徴とする。これにより、旅程に対する進捗状況を管理できるようになる。
請求項57に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、旅程管理処理において、旅程とその旅程に対する実際の進捗との時間的な差異に基づいて進捗状況情報を通知すべきか否かを判定する通知判定処理を実行し、通知処理では、通知判定処理による判定結果が進捗状況情報を通知すべきである場合に進捗状況情報を通知することを特徴とする。
これにより、旅程に対する時間的な進捗の変動に基づいて、進捗状況情報の通知判定を行うことができる。
請求項58に記載の旅行案内システムによれば、旅程データは、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点の位置、各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの予定時刻、及び各地点の予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間を含むものであって、処理手段は、通知判定処理において、余裕時間を加味して判定することを特徴とする。このように、上記各地点に対して進捗の変動を許容する余裕時間を割り当てることで、通知判定処理において、各地点の余裕時間を加味した通知判定を行うことができる。
請求項59に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、旅程管理処理において、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの時点で、その地点における出発、到着、及び通過の何れかの予定時刻から実際の出発、到着、及び通過の何れかの時刻を減じた時間を余裕時間に加算して、余裕時間を更新することを特徴とする。これにより、例えば、訪問施設に到着した場合、余裕時間を含んだ到着予定時刻に対して大幅に早く/遅れて到着したのかを把握することができる。
請求項60に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、旅程管理手段において、訪問施設の到着時点で更新された余裕時間が負の値を示す場合、旅程を調整して旅程データを更新する旅程調整処理を行うことを特徴とする。
すなわち、実際の到着時刻が到着予定時刻に対して大幅に遅れて到着した場合、更新された余裕時間は負の値を示す。従って、余裕時間が負の値を示す場合に旅程を調整して旅程データを更新することで、到着予定時刻に対して大幅に遅れて到着した場合の旅程の調整が行える。
請求項61に記載の旅行案内システムによれば、旅程データ生成手段は、旅程データとして、訪問施設における最低滞在時間を割り当てて生成し、処理手段は、旅程調整処理において、到着した訪問施設で少なくとも最低滞在時間は滞在できるように訪問施設の出発予定時刻を更新する調整を行うことを特徴とする。これにより、到着予定時刻に対して大幅に遅れて到着した場合であっても、その到着した訪問施設で少なくとも最低滞在時間は滞在できるように、旅程の調整を行うことができる。
請求項62に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、旅程調整処理において、到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間が最低滞在時間に満たない場合、現在時刻に最低滞在時間を加えた時刻を到着した訪問施設の出発予定時刻として更新することを特徴とする。これにより、最低滞在時間を加味して、到着した訪問施設の出発予定時刻を変更することができる。
請求項63に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、旅程調整処理において、到着した施設の出発予定時刻から更新した出発予定時刻を減じた時間を更新した出発予定時刻に対する余裕時間として更新することを特徴とする。これにより、変更した出発予定時刻に応じた余裕時間に変更することができる。
請求項64に記載の旅行案内システムによれば、旅程データ生成手段は、旅程データとして、進捗状況情報の通知実行の基準とする基準時間を含めて生成し、処理手段は、通知判定処理において、更新した余裕時間の絶対値が基準時間よりも大きい場合に、進捗状況情報を通知すべきであると判定することを特徴とする。
これにより、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点において大幅に早く/遅く出発/到着/通過した場合に進捗状況情報を通知すべきであると判定することができる。
請求項65に記載の旅行案内システムによれば、旅程データ生成手段は、旅程データとして、訪問施設毎に基準時間を割り当てて生成し、処理手段は、通知判定処理において、到着した訪問施設に割り当てられた基準時間を用いて判定することを特徴とする。これにより、例えば、訪問施設毎に異なる基準時間を通知判定処理に用いることができる。
請求項66に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、通知処理において、訪問施設における到着予定時刻に対する繰上り又は遅延時間を進捗状況情報に含めて通知することを特徴とする。これにより、当初の到着予定時刻に対してどの程度の時間早く/遅くなるのかをこれから訪問する予定の訪問施設に通知することができる。
請求項67に記載の旅行案内システムによれば、施設設置端末は、情報端末から遅延時間を含む進捗状況情報の通知を受けた場合、その遅延後の時間での訪問が可能であるか否かを判定する訪問可否判定手段と、訪問可否判定手段の判定結果を示す進捗確認情報を情報端末へ通知する進捗確認情報通知手段とを備え、処理手段は、通知処理において、遅延時間を含む進捗状況情報を通知した後に、施設設置端末から進捗状況情報に対する進捗確認情報の通知を受け、旅程調整処理において、進捗確認情報が遅延時間での訪問が不可能である旨の内容である場合、訪問施設を訪問予定の対象から除外する調整を行うことを特徴とする。これにより、旅程案内処理において、旅程に対する進捗が大幅に遅れた場合に訪問不可となった訪問施設を利用者に案内しないようにすることができる。
請求項68に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、通知処理において、訪問施設に近づいた場合、訪問施設に対して、利用者が訪問施設に接近した旨を示す接近情報を通知し、旅程案内処理において、訪問施設に接近した旨を旅程情報として案内することを特徴とする。これにより、訪問施設や利用者に対して、訪問施設へ近づいたことを知らせることができる。
請求項69に記載の旅行案内システムによれば、処理手段は、旅程案内処理において、旅程データに基づく経路を設定する経路設定処理を行い、経路設定処理の設定した経路を旅程情報として案内することを特徴とする。これにより、利用者に対して旅行の経路を案内することができる。
請求項70に記載の旅行案内システムによれば、情報端末、施設設置端末、旅行商品管理サーバ、及び利用者指定端末の少なくとも2つの機器と接続する情報サービスセンタを備え、情報端末、施設設置端末、旅行商品管理サーバ、及び利用者指定端末の少なくとも1つの機器は、情報サービスセンタを経由して各種情報の通知、又は/及び各種データの送受信を行うことを特徴とする。
上述したように、例えば、通信費を含む利用料金が一定金額の情報サービスセンタを経由して、各種情報の送受信を行うことで、通信費を気にすることなく各種情報の送受信を行うことができる。その結果、利用者の増加が見込まれる。また、接続先を情報サービスセンタに固定できるため、接続先を変更する必要がなくなり、その結果、通信接続のための処理の負荷を軽減することができる。
請求項71〜92に記載の旅行案内方法の作用効果は、請求項1、2、及び6〜25に記載の情報端末の作用効果と同様であるため、その説明を省略する。
請求項93に記載の旅程管理プログラムは、予め決められた旅程に対する進捗状況を管理するとともに、その進捗状況に応じた旅程の調整をコンピュータによって実現するため旅程管理プログラムであって、旅程に含まれる訪問施設に到着した時点で、その訪問施設に対する到着予定時刻、最低滞在時間、及び到着予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間を少なくとも記述した旅程データに基づいて、到着予定時刻から実際の到着時刻を減じた時間を余裕時間に加算して余裕時間を更新する処理と、更新した余裕時間が負の値を示す場合に、訪問施設で少なくとも最低滞在時間は滞在できるように訪問施設の出発予定時間を更新する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
これにより、訪問施設に対する到着予定時刻、最低滞在時間、及び到着予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間を少なくとも記述した旅程データを用いて、旅程に対する進捗状況に応じた旅程の調整が可能となる。
請求項94に記載の旅程管理プログラムは、到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算する処理と、加算した時刻から現在時刻を減じる処理と、減じた時間が最低滞在時間以上であるか否かを判定する処理と、判定の結果、減じた時間が最低滞在時間に満たない場合、現在時刻に最低滞在時間を加える処理と、を含み、現在時刻に最低滞在時間を加えた時刻を到着した訪問施設の出発予定時刻として更新することを特徴とする。
これにより、例えば、当初の到着予定時刻に対して大幅に遅れて訪問施設に到着した場合であっても、最低滞在時間内は滞在できるように、その到着した訪問施設の出発予定時刻を変更することができる。
以下、本発明の情報端末、旅行商品管理サーバ、旅行案内システム、旅行案内方法、及び旅程管理プログラムに関して、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、本発明の旅程管理プログラムを生成する旅行商品管理サーバ、旅行商品管理サーバの生成するアプリケーションを実行する情報端末、訪問施設に設置される施設設置端末、及び利用者指定端末から構成される旅行案内システムの一例について説明する。
図1に、本実施形態における旅行案内システムの全体構成を示す。同図に示すように、旅行案内システムは、利用者100が旅行する際に使用する車両に搭載される車載情報端末1、旅行中に訪問する予定の訪問施設200に設置される施設設置端末2、旅行代理店400に設置される旅行商品管理サーバ4、及び車載情報端末1からの進捗状況情報を受信する利用者指定端末8によって構成され、各機器は、通信を行うための通信機(図示しない)を備えている。
旅行商品管理サーバ4は、旅行商品としてのアプリケーションを生成するものであり、図示しない旅行商品データベース(以下、旅行商品DBと呼ぶ)を有している。この旅行商品DBには、予め決められた基本旅程表の基本旅程データが旅行商品毎に格納されており、旅行商品管理サーバ4は、この基本旅程表に基づく旅程表データを生成する。
そして、旅行商品管理サーバ4は、旅程表データ、この旅程表データに基づいて旅程に対する旅行中の進捗状況を管理する旅程管理処理を実行するための旅程管理プログラム、及び旅程表データに基づいて旅程に関する旅程情報を利用者に案内する旅程案内プログラムをパッケージ化したアプリケーションを生成し、このアプリケーションを旅行商品として利用者100に提供する。
この旅行商品としてのアプリケーションの提供方法としては、通信を利用して提供してもよいし、アプリケーションを記憶した記憶媒体を提供するようにしてもよい。例えば、通信を利用して提供する場合には、車載情報端末1から旅行商品管理サーバ4のWebサイトに対して、利用者100のクレジットカード番号を通知する等して購入代金の支払いを依頼し、その決済と引き換えにアプリケーションを購入し、この購入したアプリケーションを旅行商品管理サーバ4から車載情報端末1へ送信し、車載情報端末1にて受信することで取得すればよい。
また、アプリケーションを記憶した記憶媒体を提供する場合には、利用者100が旅行代理店400にてアプリケーションのデータが書き込まれた記憶媒体を購入し、車載情報端末1において、この購入した記憶媒体からアプリケーションのデータを読み込むことで、アプリケーションを取得すればよい。
施設設置端末2は、上述した基本旅程に含まれる訪問施設(例えば、宿泊施設、観光施設、レストラン等)200に設置され、車載情報端末1や旅行商品管理サーバ4と通信によって接続されている。この施設設置端末2は、旅行商品管理サーバ4から予約を希望する旨の予約情報の通知を受け取ると、この予約情報に基づいて予約を確保し、その後、予約済みである旨の予約確認情報を旅行商品管理サーバ4へ通知する。
また、施設設置端末2は、車載情報端末1からの進捗状況情報の通知を受け取ると、この進捗状況情報を確認したのち、進捗確認を行った旨を示す進捗確認情報を車載情報端末1へ通知する。さらに、施設設置端末2は、予約した利用者の到着に関する実績を示す実績確認情報を旅行商品管理サーバ4へ通知する。このように、実績確認情報を通知することにより、訪問施設200では、例えば、利用者100がキャンセルした場合のキャンセル料の請求があることを旅行商品管理サーバ4から利用者100へ通知するように、旅行商品管理サーバ4へ通知することができる。
車載情報端末1は、利用者100の車両に搭載される情報端末であり、旅行商品管理サーバ4の提供するアプリケーションを読み込み、旅行開始時にアプリケーションを起動して、上述した旅程管理処理、及び旅程案内処理を行う。この車載情報端末1は、何れも図示しない位置検出器、データ入力器、制御回路、表示装置、スピーカ等によって構成される。
位置検出器は、現在位置を検出するもので、いずれも周知の地磁気センサ、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機等によって構成される。なお、このGPSの時刻情報から現在時刻を取得することができる。
データ入力器は、道路データ、背景データ、目印データ等から構成される地図データや旅行商品管理サーバ4にて生成されるアプリケーションのデータを入力するための装置であり、これら各種データを記憶する記憶媒体としては、CD、DVD等の大容量の記憶媒体が主に用いられる。
ここで、地図データを構成する道路データのリンクデータ及びノードデータについて説明する。先ず、リンクとは、地図上の各道路を交差・分岐・合流する点等の複数のノードにて分割し、それぞれのノード間をリンクとして規定されるものであり、リンクを接続することにより道路が構成される。リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端と終端の座標、道路名称、道路種別、道路幅員等の各データから構成されている。
一方、ノードデータは、地図上の各道路が分岐、合流、交差するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、分岐地点、合流地点、交差点、及び横断歩道の何れかの地点に該当するかを示す地点の種類等の各データから構成されている。
表示装置は、例えば液晶ディスプレイによって構成され、表示装置の画面には、旅程管理や旅程案内の各処理に応じた旅程に関する旅程情報等が表示される。スピーカは、旅程管理や旅程案内の各処理に応じた音や音声を出力する。
ここで、制御回路において実行される旅程管理処理、及び旅程案内処理の概要について説明する。旅程管理処理は、旅程表に対する進捗状況の管理とともに、訪問施設200の施設設置端末2や利用者指定端末8等へ旅程表に対する進捗状況に関する情報(進捗状況情報)を通知するとともに、その進捗状況に応じた旅程の調整を行う。一方、旅程案内処理は、図示しないモニタやスピーカ等から旅程に関する情報を利用者に提示して旅程の案内を行う。利用者指定端末8は、利用者100の指定する端末であり、例えば、利用者の家族や友人等の所有する携帯電話等の端末が指定される。
このような構成を有する本実施形態の旅行案内システムは、利用者100が予め決められた旅程に従って旅行する際に利用されるもので、すなわち、旅程管理や旅程案内を行うアプリケーションが旅行商品管理サーバ4で生成され、このアプリケーションを利用者100の車載情報端末1において実行することで、旅程案内を行うだけでなく、旅行中の進捗状況を管理するとともに、その進捗状況を利用者100に代わって訪問施設200に通知したり、その進捗状況に応じて旅程を調整したりする。
次に、この旅行案内システムの特徴部分について、旅行商品管理サーバ4にてアプリケーションを生成するまでのアプリケーション生成処理と、車載情報端末1においてアプリケーションの実行を開始してからの旅行案内システム全体の動作について説明する。
先ず、旅行商品管理サーバ4にて行われるアプリケーション生成処理について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。同図に示すステップ(以下、Sと記す)400では、利用者が旅行する日程(例えば、出発日時、帰着日時、旅行期間等)、及び利用者を識別するための利用者識別情報(例えば、車両登録番号等)を入力する。これにより、利用者識別情報を含む旅程表データを生成することができる。また、利用者識別情報として車両登録番号を入力することで、利用者識別情報の紛失や忘却の恐れがなくなる。このS400については、利用者自身が旅行代理店に出向いて行ってもよいし、旅行商品管理サーバのWebサイトを介して利用者自身が入力するようにしてもよい。
S410では、旅行商品DBから希望の旅行商品を選択する。例えば、旅行商品毎に旅行期間、仮の出発地、仮の帰着地、訪問施設等に関する情報を画面に表示したり音声で案内したりして、希望の旅行商品を利用者に選択させる。これにより、利用者は、観光地に関する知識をもとに旅行計画を自ら立案することなく、希望の旅行商品を選択することができる。
S420では、選択された旅行商品に含まれる訪問施設に対して、S400で入力した日程での予約を確保するための予約情報を訪問施設の施設設置端末2へ通知し、訪問施設に対して予約可能であるか否かの問い合わせを行う。そして、訪問施設の施設設置端末から予約済みである旨の予約確認情報の通知を受けた場合に、予約済みであることを確認する。これにより、予約の取れた訪問施設を旅程に含む旅程表データを生成することができる。なお、予約情報を通知する際には、利用者識別情報を付加して通知することで、訪問施設に対して利用者を識別するための情報を通知することができる。
S430では、基本旅程表に付加すべき位置を利用者に指定させる。この基本旅程には、仮の出発地から仮の帰着地までの旅程が予め決定されており、本ステップでは、利用者の指定した指定位置から仮の出発地まで、又は/及び仮帰着地から指定位置まで付加旅程を設定するための位置を指定させる。
例えば、図3に示すように、利用者の自宅と仮の出発地、及び仮の帰着地とを結ぶ付加旅程を基本旅程に加える場合には、本ステップにおいて、利用者の自宅の位置を指定させる。この指定方法については、例えば、自宅周辺の地図を表示して、自宅に相当する位置を指定したり、自宅の住所、電話番号、自宅の位置に対応するマップコード(登録商標)等を入力して指定したりするとよい。
S440では、S410にて選択された旅行商品に対応する基本旅程表データを読み込み、S450では、S430で指定した指定位置から仮の出発地までの経路を設定し、S460では、仮の帰着地から指定位置までの経路を設定する。なお、この経路設定の際には、上述した地図データに含まれる道路データに基づいて設定される。
S470では、設定した指定位置と仮の出発地、及び仮の帰着地とを結ぶ経路と基本旅程表に含まれる仮の出発地、仮の帰着地、訪問施設、及び経由地の各地点毎の相対的な予定時刻とに基づいて、指定位置における出発/到着予定時刻(時間割)を計算し、S480にて、基本旅程に対して上記付加旅程を組み合わせた旅程表データを最終的に生成する。
このように、例えば、利用者の自宅の位置を指定することで、利用者の自宅が旅程の出発地や帰着地として設定されるため、利用者に応じた旅程表データを生成することができる。なお、S430において複数の位置を指定することで、自宅と仮の出発地、又は/及び仮の帰着地との間の旅程として経由地(例えば、友人宅等)を含めることも可能となる。
このS480において最終的に生成される旅程表データの例を図4(a)に示す。同図(a)の旅程表データは、上述した旅程管理プログラム、及び旅程案内プログラムが読み込むスクリプトとして生成されるものである。
これにより、旅程表データを読み込みできるようにするためのデータ変換処理を旅程管理プログラムや旅程案内プログラムの実行する処理として含めないようにすることができる。その結果、上記プログラムを実行する車載情報端末1における処理の負荷を軽減することができる。
同図(a)の旅程表データは、利用者識別情報としての車両登録番号、後述する通知基準時間を含み、出発地(出発ポイント)、帰着地(帰着ポイント)、訪問施設(滞在ポイント)、経由地(チェックポイント)毎にポイント識別番号<pid>が旅程の順序に応じて付与され、さらに、滞在ポイントには訪問施設識別番号<vid>が付与される(訪問施設と同一のポイントでは<pid>=<vid>)。
このうち、滞在ポイントには、訪問施設の名称、日付、通知先(同図では電子メールアドレス)が割り当てられている。なお、この旅程表データには、図示しない利用者指定端末の通知先(例えば、電子メールアドレス等)が含まれている。
また、同図(b)の注釈に示すように、各ポイントには、日付<date=>、出発/到着/通過予定時刻<time=>、予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間<margin=>、位置<mapcode=>、属性<attr=>、名称<name=>、及び動作(出発/到着/通過)<action=>が割り当てられている。このうち、滞在ポイントのみ最低滞在時間<minimum_stay=>が割り当てられている。なお、通知基準時間は、訪問施設毎に割り当てて付与してもよい。
S490では、S480にて生成された旅程表データ、旅程管理プログラム、旅程案内プログラムをパッケージ化して、利用者に提供すべきアプリケーションパッケージを生成する。これにより、旅行商品管理サーバによって生成されたアプリケーションのプログラムを車載情報端末において実行することで、利用者は、観光地に関する知識をもとに旅行計画を自ら立案することなく、アプリケーションによって実行される旅程案内に従って旅行することができる。
続いて、旅行案内システム全体の動作について、図5に示す動作フローを用いて説明する。先ず、旅行の出発時に旅行商品管理サーバ4にて生成されたアプリケーションを車載情報端末1に投入(d1)後、アプリケーションのデータを起動して旅行を開始(d2)する。旅行が開始されると、現在位置、及び現在時刻を取得して、出発位置、出発時刻からなる進捗状況情報に車両登録番号を付与して、旅程表データに含まれる滞在ポイントの施設設置端末2の通知先へ通知する(1)。これにより、訪問施設へ確実に進捗状況を通知することができる。また、車両登録番号を進捗状況情報に付与して通知することにより、訪問施設では、進捗状況情報の通知元を把握することができる。
なお、進捗状況情報は、利用者指定端末8の通知先に対しても通知してもよい。例えば、利用者の家族の携帯電話等の通知先に通知することで、旅行中の家族への安否連絡に利用できる。また、旅行途中で合流する同行者の端末の通知先に通知することで、その同行者への連絡にも利用できる。
施設設置端末2では、この通知を受けて、利用者の出発を確認し(d3)、進捗状況情報に対する進捗確認情報を車載情報端末1へ通知する(2)。次に、車載情報端末1では、旅程表データと現在位置及び現在時刻とを比較して旅程に対する進捗状況の管理(旅程管理処理)を開始するとともに、旅程案内処理において、旅程表データに基づく経路を設定し(経路設定処理)、この設定した経路の案内を開始する(d4)。
これにより、旅程表データに含まれる各ポイントの位置、及び到着/出発/通過予定時刻に対する現在位置と現在時刻から、旅程に対する進捗状況が管理でき、また、利用者に対して旅行の経路を案内することができる。
車載情報端末1の現在位置が旅程表データに含まれるチェックポイントを通過すると(d5)、旅程管理処理において、進捗状況情報を通知すべきか否かの判定を行い(通知判定処理)、通知すべきであると判定される場合に、車両登録番号とともに、そのポイントの位置と通過時刻を含む進捗状況情報を旅程表データに含まれる滞在ポイントの施設設置端末2の通知先へ通知する(通知処理)(3)。
施設設置端末2では、この通知を受けて、利用者の到着時刻の変更確認やその対応に関する処理を実行する(d6)。そして、進捗状況情報に対する進捗確認情報を車載情報端末1へ通知する(4)。車載情報端末1は、旅程管理処理、及び旅程案内処理を継続して行う(d7)。
車載情報端末1は、第1番目の訪問施設に接近すると、その訪問施設の施設設置端末2に対して、車両登録番号とともに、利用者が訪問施設に接近した旨を示す接近情報を通知する(5)。施設設置端末2では、車両登録番号から利用者の車番を確認し(d9)、利用者の到着に備える。また、車両情報端末1では、第1番目の訪問施設に接近すると、旅程案内処理において、訪問施設に接近した旨の案内をする(d9)。これにより、訪問施設や利用者に対して、訪問施設へ近づいたことを知らせることができる。
第1番目の訪問施設に利用者が到着すると(d10)、その到着時刻に基づいて旅程を調整して旅程表データを更新する旅程調整処理を行うべきか否かを判定し、旅程調整処理を行うべきであると判定される場合に、到着した訪問施設の出発予定時刻を更新する調整を行う(d11)。そして、第1番目の訪問施設を出発すると(d12)、利用者指定端末8の通知先へ進捗状況情報を通知する(6)。以後、この処理を繰り返し行う。
次に、車両情報端末1におけるアプリケーションに含まれる旅程管理プログラム、及び旅程案内プログラムによって実行される処理について、図6及び図7に示すフローチャートを用いて説明する。先ず、S10では、車載情報端末の現在位置が旅程表データに含まれるポイントにおいて出発/到着/通過するまで待機する。
そして、現在位置が上記ポイントにおいて出発/到着/通過した時点で、S20では、そのポイントに割り当てられた出発/到着/通過予定時刻から現在時間を減じた時間(D)を求め、S30にて、この減じた時間(D)をそのポイントに割り当てられた余裕時間に加算して余裕時間を更新する。これにより、実際の出発/到着/通過時刻が余裕時間を含んだ予定時刻に対して大幅に早く/遅れて出発/到着/通過したのかを把握することができる。
S40では、旅程表データに含まれる滞在ポイントに到着したか否かを判定し、ここで、肯定判定される場合には図7に示す処理を実行し、否定判定される場合にはS50へ処理を進める。ここでは、滞在ポイントに到着したとして、図7に示す処理を実行する。
図7に示すS100では、S30にて更新した余裕時間が負の値であるか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS120へ処理を進め、否定判定される場合にはS110にて余裕時間を「0」と設定し、S160へ処理を移行する。
S120では、到着した訪問施設の出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間(F)とその出発予定時刻とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間(E)を算出し、S130では、この時間(E)が到着した訪問施設に割り当てられた最低滞在時間よりも短い時間であるか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS140へ処理を進め、否定判定される場合にはS160へ処理を移行する。
S140では、到着した訪問施設で少なくとも最低滞在時間は滞在できるように、この訪問施設の出発予定時刻を更新する。すなわち、現在時刻に最低滞在時間を加えた時刻を新たな出発予定時刻とする。そして、S150では、当初の出発予定時刻から更新した出発予定時刻を減じた時間を、更新した出発予定時刻に対して割り当てる余裕時間として更新する。S160では、到着した訪問施設での最終的な出発予定時刻を案内する。
このように、S100〜S150では、訪問施設に到着した時点で更新された余裕時間が負の値を示し、さらに、到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間が最低滞在時間に満たない場合、現在時刻に最低滞在時間を加えた時刻を出発予定時刻として更新する旅程の調整を行っている。
すなわち、実際の到着時刻が到着予定時刻に対して大幅に遅れて到着した場合、更新した余裕時間は負の値を示す。従って、到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間が最低滞在時間に満たない場合に、出発予定時刻の更新を行うことで、到着予定時刻に対して大幅に遅れて到着した場合であっても、その到着した訪問施設で少なくとも最低滞在時間内は滞在することができるようになる。
図6に示すS50では、S30で更新した余裕時間、若しくは、S150にて更新した余裕時間の絶対値(ABS)が所定の閾値よりも大きい値か否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはS60へ処理を進め、否定判定される場合にはS90へ処理を移行する。
このS50の判定は、旅程表に対する実際の進捗との時間的な差異に基づいて進捗状況情報を訪問施設の施設設置端末へすべきか否かの判定を行うものであり、上述した処理によって更新された余裕時間を加味して通知すべきか否かの判定を行っている。
具体的には、所定の閾値として、旅程表データに含まれる通知基準時間を用い、上述した処理によって更新された余裕時間の絶対値が通知基準時間よりも大きい値である場合に、進捗状況情報を通知すべきであると判定する。
これにより、旅程表に含まれる各ポイントにおいて大幅に早く/遅く出発/到着/通過した場合に、進捗状況情報をこれから訪問する予定の訪問施設の施設設置端末へ通知することができる。なお、S50の判定に用いる閾値は、滞在ポイント毎に通知基準時間を割り当て、該当する滞在ポイントの通知基準時間を用いるようにしてもよい。これにより、訪問施設毎に異なる通知基準時間を用いて判定することができる。
S60では、S30で更新した余裕時間、若しくは、S150にて更新した余裕時間の符号(正負)を判定し、余裕時間が正(すなわち、大幅に早く出発/到着/通過)の場合にはS80へ処理を進め、余裕時間が負(すなわち、大幅に遅れて出発/到着/通過)の場合にはS70へ処理を進める。
S70では、[<vid>]>[<pid>]の訪問施設(すなわち、これから訪問する予定の訪問施設)に対して、到着遅延の旨を含む進捗状況情報を通知する。また、S80では、[<vid>]>[<pid>]の訪問施設(すなわち、これから訪問する予定の訪問施設)に対して、到着繰上げの旨を含む進捗状況情報を通知する。
なお、この進捗状況情報には、当初の予定時刻に対する繰上り時間、又は遅延時間を含めて通知する。これにより、当初の到着予定時刻に対してどの程度の時間早く/遅くなるのかをこれから訪問する予定の訪問施設に通知することができる。
S90では、旅程表の当日の終端ポイントに到着したか否かを判定し、終端ポイントに到着した場合には本処理を終了し、終端ポイントに到着していない場合にはS10に処理を移行し、上述した処理を繰り返し行う。
ここで、図4(a)に示した旅程表に対する3つの具体的な事例を用いて、アプリケーションの動作について説明する。
(事例1)
<pid=2>の小牧東ICを8時20分に通過した場合。
図6のS20で、通過予定時刻から現在時刻を減じた時間(D)を計算する。
(数1)
D=8:25−8:20=0:05
S30にて、余裕時間を更新する。
(数2)
余裕時間=0:05+0:05=0:10
S40において、滞在ポイントに到着したか否かを判定する。この事例では、<pid=2>の動作は<action=pass>(通過ポイント)であるため、S50へ処理を進める。
S50にて、余裕時間と閾値(通知基準時間)との大小関係を比較する。この事例では、ABS(0:10)<通知基準時間(0:20)であるため、S90へ処理を進める。
S90では、当日旅程終端であるか否かを判定する。この事例では、<pid=2>はポイントでないので、S10へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
(事例2)
<pid=3>の駒ケ岳SAに10:15に到着した場合。
図6のS20で、通過予定時刻から現在時刻を減じた時間(D)を計算する。
(数3)
D=9:45−10:15=−0:30
S30にて、余裕時間を更新する。
(数4)
余裕時間=0:05−0:30=−0:25
S40において、滞在ポイントに到着したか否かを判定する。この事例では、<pid=3>の動作は<action=arrive>(滞在ポイント)であるため、S100へ処理を進める。
S100では、S30にて更新した余裕時間が負の値であるか否かを判定する。この事例では、負の値(0:00未満)であるためS120へ処理を進める。
S120では、到着した駒ケ岳SAの出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間(F)とその出発予定時刻とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間(E)を算出する。
(数5)
E=0:05+10:00−10:15=−0:10
S130では、この時間(E)がこの訪問施設に割り当てられた最低滞在時間よりも短い時間であるか否かを判定する。この事例では、E<0:05(<minimum_stay=0:05>)であるため、S140へ処理を進める。
S140では、現在時刻に最低滞在時間を加算した時刻を<pid=3>の<action=departure>の出発予定時刻として更新する。
(数6)
<pid=3>出発予定時刻=10:15+0:05=10:20
S150では、当初の出発予定時刻から更新した出発予定時刻を減じた時間を算出して、この算出した時間を出発予定時刻に対して割り当てる余裕時間として更新する。
(数7)
更新後の余裕時間=10:00−10:20=−0:20
S160では、到着した訪問施設での最終的な出発予定時刻を案内する。この事例では、出発予定時刻が10:20であることを知らせる。
図6のS50では、余裕時間と閾値(通知基準時間)との大小関係を比較する。この事例では、ABS(−0:25)>通知基準時間(0:20)であるため、S60へ処理を進める。
S60では、S150にて更新した新たな余裕時間の符号(正負)を判定する。この事例では、余裕時間(−0:25)であるため、S70へ処理を進める。
S70では、[<vid>]>[<pid>]の訪問施設に対して、到着遅延の旨を含む進捗状況情報を通知する。
S90では、当日旅程終端ポイントであるか否かを判定する。この事例では、<pid=3>は終端ポイントでないので、S10へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
(事例3)
<pid=3>の駒ケ岳SAを9:40に出発した場合(利用者が出発予定時刻の案内を無視して早く出発した場合)
図6のS20で、通過予定時刻から現在時刻を減じた時間(D)を計算する。
(数8)
D=10:00−9:40=0:20
S30にて、余裕時間を更新する。
(数9)
余裕時間=0:05+0:20=0:25
S40において、滞在ポイントに到着したか否かを判定する。この事例では、<pid=3>の動作は<action=departure>(出発ポイント)であるため、S50へ処理を進める。
図6のS50では、余裕時間と閾値(通知基準時間)との大小関係を比較する。この事例では、ABS(0:25)>通知基準時間(0:20)であるため、S60へ処理を進める。
S60では、S30にて更新した余裕時間の符号(正負)を判定する。この事例では、余裕時間(0:25)であるため、S80へ処理を進める。
S80では、[<vid>]>[<pid>]の訪問施設に対して、到着繰上りの旨を含む進捗状況情報を通知する。
S90では、当日旅程終端であるか否かを判定する。この事例では、<pid=3>は終端でないので、S10へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
このように、本実施形態の旅行案内システムは、旅程調整を含む旅程管理や旅程案内を行うアプリケーションを旅行商品管理サーバで生成し、このアプリケーションを利用者の車載情報端末において実行することで、旅程案内を行うだけでなく、旅行中の進捗状況を管理し、その進捗状況を利用者に代わって訪問施設に通知するとともに、その進捗状況に応じた旅程の調整を行う。
これにより、旅程に対する進捗の変動がある場合であっても、車載情報端末の利用者自身が訪問施設へ進捗に関する連絡をする必要がなくなるため、利用者は、旅程に対する進捗の変動を気にすることなく安心して旅行を続けることができる。また、これから利用者が訪れる予定の訪問施設にとっても、利用者からの進捗状況情報の通知を受けることで、その進捗状況に応じた対応をとることができるようになる。
(変形例1)
本実施形態では、図6のS70に示したように、[<vid>]>[<pid>]の訪問施設に対して到着遅延の旨を含む進捗状況情報の通知を行うものであるが、この通知を訪問施設の施設設置端末が受け取った場合、その遅延後の時間で訪問可能であるか(予約変更が可能であるか)を判定し、その判定結果を示す進捗確認情報を車載情報端末へ通知するようにしてもよい。さらに、車載情報端末において、この進捗確認情報が遅延時間での訪問が不可能である旨の内容である場合、その訪問施設を訪問予定の対象から除外する調整を行うようにしてもよい。
以下、車載情報端末から到着遅延の旨を含む進捗状況情報を通知した後の施設情報端末における処理、及び、施設情報端末からの進捗確認情報を受けた場合の処理について、図8及び図9に示すフローチャートを用いて説明する。
施設情報端末では、図8のS200において、利用者からの到着遅延の通知を受けると、S210にて、来客対応予定データから遅延時間での予約空きの有無を確認する。S220では、遅延時間での対応が可能であるか(予約変更が可能であるか)否かを判定する。ここで、予約変更が可能である場合には、S230にて遅延時間の対応が可能である旨の進捗確認情報を通知し、予約変更が不可能である場合には、S240にて利用不可である旨の進捗確認情報を通知する。
一方、車載情報端末では、図9のS300では、進捗確認情報の通知を受信すると、S310にて、利用不可である旨の通知であるか否かを判定し、肯定判定される場合にはS320に処理を進め、否定判定される場合にはS350にて、遅延を確認した旨の通知を受けたことを利用者に案内し、到着時間が遅延しても訪問可能であることを知らせる。これにより、利用者は、到着予定時間に対して大幅に遅れた場合でも、これから訪問する予定の訪問施設が利用可能であることを把握できる。
また、S320では、利用不可となった訪問施設の<pid>値を取得し、S330にて、旅程表データの該当する<pid>値のポイントにスキップを示す処理を行う。すなわち、その滞在ポイントを訪問予定の対象から除外する処理を行う。S340では、更新後の旅程について案内する。例えば、スキップした<pid>値の訪問施設が遅延時間で利用不可となり、旅程から除外した旨の案内を行うようにする。これにより、進捗が大幅に遅れた場合に利用不可となった訪問施設を利用者に案内しないようにすることができる。
(変形例2)
図10に示すように、本実施形態の旅行案内システムに車載情報端末1、施設設置端末2、旅行商品管理サーバ4、及び利用者指定端末8と接続する情報サービスセンタ600を備え、車載情報端末1、施設設置端末2、旅行商品管理サーバ4、及び利用者指定端末8は、この情報サービスセンタ600を経由して各種情報の通知や各種データの送受信を行うようにしてもよい。
例えば、通信費を含む利用料金が一定金額の情報サービスセンタ600を経由して、各種情報の送受信を行うことで、通信費を気にすることなく各種情報の送受信を行うことができる。その結果、利用者の増加が見込まれる。また、接続先を情報サービスセンタ600に固定できるため、接続先を変更する必要がなくなり、その結果、通信接続のための処理の負荷を軽減することができる。
本発明の実施形態に係わる、旅行案内システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係わる、旅行商品管理サーバ4において実行されるアプリケーション生成処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係わる、基本旅程表の範囲と旅程表の範囲との違いを示すイメージ図である。 (a)は、旅程表データの記述例を示す図であり、(b)は、旅程表データ内の下線部の注釈を示す図である。 本発明の実施形態に係わる、旅行案内システムの動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係わる、車両情報端末1におけるアプリケーションに含まれる旅程管理プログラム、及び旅程案内プログラムによって実行される処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係わる、滞在ポイント到着時における旅程調整処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例1に係わる、施設設置端末2において車載情報端末1から遅延時間を含む進捗状況情報の通知を受けた場合の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例1に係わる、訪問施設200から進捗確認情報の通知を受けた場合の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例2に係わる、情報サービスセンタ600を含む旅行案内システムの全体構成を示す図である。
符号の説明
1 車載情報端末
2 施設設置端末
4 旅行商品管理サーバ
6 記憶媒体
8 利用者指定端末
100 利用者
200 訪問施設
400 旅行代理店
600 情報サービスセンタ

Claims (94)

  1. 予め決められた旅程に従って旅行する際に利用する情報端末であって、
    外部との通信を行う情報端末通信手段と、
    前記旅程を含む旅程データに基づいて、前記旅程に対する進捗状況を管理する旅程管理処理を行う処理手段とを備え、
    前記処理手段は、前記旅程管理処理において、前記情報端末通信手段を介して前記旅程に含まれる訪問施設へ前記進捗状況に関する進捗状況情報を通知する通知処理を行うことを特徴とする情報端末。
  2. 前記処理手段は、前記旅程データに基づいて、前記旅程に関する旅程情報を案内する旅程案内処理を行うことを特徴とする請求項1記載の情報端末。
  3. 前記旅程データ、前記旅程管理処理を実行するための旅程管理プログラム、及び前記旅程案内処理を実行するための旅程案内プログラムがパッケージ化されたアプリケーションを取得するアプリケーション取得手段を備え、
    前記処理手段は、前記アプリケーション取得手段によって取得されたアプリケーションのプログラムを実行するものであることを特徴とする請求項2記載の情報端末。
  4. 記憶媒体に記憶されるデータを読み込むデータ読み込み手段を備え、
    前記アプリケーション取得手段は、前記データ読み込み手段を用いて、前記アプリケーションのデータが書き込まれた記憶媒体から前記アプリケーションのデータを読み込むことで取得するものであることを特徴とする請求項3記載の情報端末。
  5. 前記アプリケーション取得手段は、前記情報端末通信手段を介して、前記アプリケーションの供給元から前記アプリケーションのデータを受信して取得するものであることを特徴とする請求項3記載の情報端末。
  6. 前記情報端末は、車両に搭載される情報端末であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の情報端末。
  7. 前記旅程データは、仮出発地から仮帰着地までの予め決められた基本旅程に対して、予め指定された指定位置から前記仮出発地まで、又は/及び前記仮帰着地から前記指定位置までの付加旅程を組み合わせた旅程を含むものであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報端末。
  8. 前記旅程データは、利用者を識別するための利用者識別情報を含むものであって、
    前記処理手段は、前記通知処理において前記進捗状況情報を通知する際、前記利用者識別情報を付加して通知することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の情報端末。
  9. 前記旅程データに含まれる前記利用者識別情報は、車両登録番号であることを特徴とする請求項8記載の情報端末。
  10. 前記旅程データは、前記訪問施設の通知先を含むものであって、
    前記処理手段は、前記通知処理において、前記訪問施設の通知先へ前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の情報端末。
  11. 前記旅程データは、利用者の指定する利用者指定端末の通知先を含むものであって、
    前記処理手段は、前記通知処理において、前記訪問施設の通知先とともに前記利用者指定端末の通知先へ前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項10記載の情報端末。
  12. 現在位置を取得する位置取得手段と、
    現在時刻を取得する時刻取得手段とを備え、
    前記処理手段は、前記旅程管理処理において、前記旅程データと前記現在位置及び前記現在時刻とを比較して前記進捗状況を管理することを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の情報端末。
  13. 前記処理手段は、前記旅程管理処理において、
    前記旅程とその旅程に対する実際の進捗との時間的な差異に基づいて前記進捗状況情報を通知すべきか否かを判定する通知判定処理を実行し、
    前記通知処理では、前記通知判定処理による判定結果が前記進捗状況情報を通知すべきである場合に前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項12記載の情報端末。
  14. 前記旅程データは、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点の位置、前記各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの予定時刻、及び前記各地点の予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間を含むものであって、
    前記処理手段は、前記通知判定処理において、前記余裕時間を加味して判定することを特徴とする請求項13記載の情報端末。
  15. 前記処理手段は、前記旅程管理処理において、前記出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの時点で、その地点における出発、到着、及び通過の何れかの予定時刻から実際の出発、到着、及び通過の何れかの時刻を減じた時間を前記余裕時間に加算して、前記余裕時間を更新することを特徴とする請求項14記載の情報端末。
  16. 前記処理手段は、前記旅程管理手段において、前記訪問施設の到着時点で更新された余裕時間が負の値を示す場合、前記旅程を調整して前記旅程データを更新する旅程調整処理を行うことを特徴とする請求項15記載の情報端末。
  17. 前記旅程データは、前記訪問施設における最低滞在時間が割り当てられたものであって、
    前記処理手段は、前記旅程調整処理において、前記到着した訪問施設で少なくとも前記最低滞在時間は滞在できるように前記訪問施設の出発予定時刻を更新する調整を行うことを特徴とする請求項16記載の情報端末。
  18. 前記処理手段は、前記旅程調整処理において、前記到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間が前記最低滞在時間に満たない場合、前記現在時刻に前記最低滞在時間を加えた時刻を前記到着した訪問施設の出発予定時刻として更新することを特徴とする請求項17記載の情報端末。
  19. 前記処理手段は、前記旅程調整処理において、前記到着した訪問施設の出発予定時刻から前記更新した出発予定時刻を減じた時間を前記更新した出発予定時刻に対する余裕時間として更新することを特徴とする請求項18記載の情報端末。
  20. 前記旅程データは、前記進捗状況情報の通知実行の基準とする基準時間を含むものであって、
    前記処理手段は、前記通知判定処理において、前記更新した余裕時間の絶対値が前記基準時間よりも大きい場合に、前記進捗状況情報を通知すべきであると判定することを特徴とする請求項15〜19の何れか1項に記載の情報端末。
  21. 前記旅程データは、前記訪問施設毎に前記基準時間を割り当てたものであって、
    前記処理手段は、前記通知判定処理において、前記到着した訪問施設に割り当てられた前記基準時間を用いて判定することを特徴とする請求項20記載の情報端末。
  22. 前記処理手段は、前記通知処理において、前記訪問施設における到着予定時刻に対する繰上り又は遅延時間を前記進捗状況情報に含めて通知することを特徴とする請求項1〜21の何れか1項に記載の情報端末。
  23. 前記処理手段は、
    前記通知処理において、前記遅延時間を含む進捗状況情報を通知した後に、前記訪問施設から前記進捗状況情報に対する進捗確認情報の通知を受け、
    前記旅程調整処理において、前記進捗確認情報が前記遅延時間での訪問が不可能である旨の内容である場合、前記訪問施設を訪問予定の対象から除外する調整を行うことを特徴とする請求項22記載の情報端末。
  24. 前記処理手段は、
    前記通知処理において、前記訪問施設に近づいた場合、前記訪問施設に対して利用者が前記訪問施設に接近した旨を示す接近情報を通知し、
    前記旅程案内処理において、前記訪問施設に接近した旨を前記旅程情報として案内することを特徴とする請求項2〜23の何れか1項に記載の情報端末。
  25. 前記処理手段は、前記旅程案内処理において、
    前記旅程データに基づく経路を設定する経路設定処理を行い、
    前記経路設定処理の設定した経路を前記旅程情報として案内することを特徴とする請求項2〜24の何れか1項に記載の情報端末。
  26. 前記情報端末通信手段は、前記訪問施設、前記アプリケーションの供給元、及び前記利用者指定端末の少なくとも一方と接続する情報サービスセンタに接続され、前記情報サービスセンタを経由して各種情報の送受信を行うことを特徴とする請求項1〜25の何れか1項に記載の情報端末。
  27. 予め決められた基本旅程の基本旅程データを旅行商品毎に管理する旅行商品管理手段と、
    前記旅行商品管理手段の管理する旅行商品から所望の旅行商品を選択する旅行商品選択手段と、
    前記旅行商品選択手段によって選択された旅行商品の基本旅程に基づく旅程データを生成する旅程データ生成手段と、
    前記旅程データ、前記旅程に対する進捗状況を管理する旅程管理処理を実行するための旅程管理プログラム、及び前記旅程に関する旅程情報を案内する旅程案内処理を実行するための旅程案内プログラムをパッケージ化したアプリケーションを生成するアプリケーション生成手段とを備え、
    前記アプリケーション生成手段の生成するアプリケーションを旅行商品として提供することを特徴とする旅行商品管理サーバ。
  28. 前記旅程データ生成手段は、前記旅程管理プログラム、及び前記旅程案内プログラムが読み込むスクリプトとして前記旅程データを生成することを特徴とする請求項27記載の旅行商品管理サーバ。
  29. 利用者を識別するための利用者識別情報を入力する入力手段を備え、
    前記旅程データ生成手段は、前記利用者識別情報を前記旅程データに含めて生成することを特徴とする請求項27又は28記載の旅行商品管理サーバ。
  30. 前記入力手段は、前記利用者識別情報として車両登録番号を入力することを特徴とする請求項29記載の旅行商品管理サーバ。
  31. 外部との通信を行う旅行商品管理サーバ通信手段を備えることを特徴とする請求項28〜30の何れか1項に記載の旅行商品管理サーバ。
  32. 前記旅程に含まれる訪問施設に対して予約を希望する旨の予約情報を通知する予約情報通知手段と、
    前記訪問施設から前記予約情報に対する予約確認情報の通知を受ける通知確認手段とを備え、
    前記旅程データ生成手段は、前記通知確認手段によって予約済みである旨の予約確認情報の通知を受けて前記旅程データを生成することを特徴とする請求項31記載の旅行商品管理サーバ。
  33. 前記予約情報通知手段は、前記利用者識別情報を前記予約情報に付加して通知することを特徴とする請求項32記載の旅行商品管理サーバ。
  34. 前記通知確認手段は、前記訪問施設から前記利用者の到着に関する実績を示す実績確認情報の通知を受けることを特徴とする請求項31〜33の何れか1項に記載の旅行商品管理サーバ。
  35. 前記旅行商品管理サーバ通信手段を介して、前記アプリケーションのデータを前記利用者の使用する情報端末へ送信する送信手段を備えることを特徴とする請求項31〜34の何れか1項に記載の旅行商品管理サーバ。
  36. 前記アプリケーションのデータを記憶媒体に書き込むデータ書き込み手段を備えることを特徴とする請求項27〜35の何れか1項に記載の旅行商品管理サーバ。
  37. 前記基本旅程は、仮出発地から仮帰着地までの旅程が予め決められたものであって、
    前記基本旅程に付加すべき位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段によって指定された指定位置から前記仮出発地まで、又は/及び前記仮帰着地から前記指定位置までの付加旅程を設定する付加旅程設定手段とを備え、
    前記旅程データ生成手段は、前記基本旅程に対して前記付加旅程を組み合わせた旅程を含む旅程データを生成することを特徴とする請求項27〜36の何れか1項に記載の旅行商品管理サーバ。
  38. 前記旅程管理処理は、
    前記旅程とその旅程に対する実際の進捗との時間的な差異に基づいて前記進捗状況に関する進捗状況情報を前記旅程に含まれる訪問施設へ通知すべきか否かを判定する通知判定処理、前記通知判定処理による判定結果が前記進捗状況情報を通知すべきである場合に前記進捗状況情報を通知する通知処理、及び前記旅程を調整して前記旅程データを更新する旅程調整処理を含むものであって、
    前記旅程案内処理は、前記訪問施設に近づいた場合、前記訪問施設に接近した旨を前記旅程情報として案内する処理、前記旅程データに基づく経路を設定する経路設定処理、及び前記経路を前記旅程情報として案内する処理を含むものであることを特徴とする請求項27〜37の何れか1項に記載の旅行商品管理サーバ。
  39. 前記旅行商品管理サーバ通信手段は、前記訪問施設、前記情報端末、及び利用者の指定する利用者指定端末の少なくとも一方と接続する情報サービスセンタに接続され、前記情報サービスセンタを経由して各種情報の送受信を行うことを特徴とする請求項27〜38の何れか1項に記載の旅行商品管理サーバ。
  40. 予め決められた旅程に従って旅行する際に利用される旅行案内システムであって、
    前記旅程を含む旅程データ、前記旅程に対する進捗状況を管理する旅程管理処理を実行するための旅程管理プログラム、及び前記旅程に関する旅程情報を案内する旅程案内処理を実行するための旅程案内プログラムをパッケージ化したアプリケーションを生成する旅行商品管理サーバと、
    外部との通信を行う情報端末通信手段と、前記アプリケーションのプログラムを実行する処理手段とを備える情報端末と、
    前記旅程に含まれる訪問施設に設置される施設設置端末とによって構成され、
    前記処理手段は、前記旅程管理処理において、前記情報端末通信手段を介して前記施設設置端末へ前記進捗状況に関する進捗状況情報を通知する通知処理を行うことを特徴とする旅行案内システム。
  41. 前記旅行商品管理サーバは、
    予め決められた基本旅程の基本旅程データを旅行商品毎に管理する旅行商品管理手段と、
    前記旅行商品管理手段の管理する旅行商品から所望の旅行商品を選択する旅行商品選択手段と、
    前記旅行商品選択手段によって選択された旅行商品の基本旅程に基づく旅程データを生成する旅程データ生成手段と、
    前記旅程データ生成手段の生成した旅程データ、前記旅程管理プログラム、前記旅程案内プログラムをパッケージ化したアプリケーションを生成するアプリケーション生成手段とを備え、
    前記アプリケーション生成手段の生成するアプリケーションを旅行商品として前記情報端末の利用者に提供することを特徴とする請求項40記載の旅行案内システム。
  42. 前記旅程データ生成手段は、前記旅程管理プログラム、及び前記旅程案内プログラムが読み込むスクリプトとして前記旅程データを生成することを特徴とする請求項41記載の旅行案内システム。
  43. 前記旅行商品管理サーバは、
    利用者を識別するための利用者識別情報を入力する入力手段を備え、
    前記旅程データ生成手段は、前記利用者識別情報を前記旅程データに含めて生成することを特徴とする請求項41又は42記載の旅行案内システム。
  44. 前記入力手段は、前記利用者識別情報として車両登録番号を入力することを特徴とする請求項43記載の旅行案内システム。
  45. 前記処理手段は、前記通知処理において前記進捗状況情報を通知する際、前記利用者識別情報を付加して通知することを特徴とする請求項43又は44記載の旅行案内システム。
  46. 前記旅行商品管理サーバは、外部との通信を行う旅行商品管理サーバ通信手段を備えることを特徴とする請求項40〜45の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  47. 前記旅行商品管理サーバは、
    前記施設設置端末に対して予約を希望する旨の予約情報を通知する予約情報通知手段と、
    前記施設設置端末から前記予約情報に対する予約確認情報の通知を受ける通知確認手段とを備え、
    前記旅程データ生成手段は、前記通知確認手段によって予約済みである旨の予約確認情報の通知を受けて前記旅程データを生成することを特徴とする請求項46記載の旅行案内システム。
  48. 前記予約情報通知手段は、前記利用者識別情報を前記予約情報に付加して通知することを特徴とする請求項47記載の旅行案内システム。
  49. 前記施設設置端末は、
    外部との通信を行う施設設置端末通信手段と、
    前記施設設置端末通信手段を介して、前記予約情報の通知に対する予約確認情報、又は/及び前記利用者の到着に関する実績を示す実績確認情報を前記旅行商品管理サーバへ通知する予約・実績確認手段とを備え、
    前記通知確認手段は、前記施設設置端末から前記実績確認情報の通知を受けることを特徴とする請求項47又は48記載の旅行案内システム。
  50. 前記旅行商品管理サーバは、前記旅行商品管理サーバ通信手段を介して、前記アプリケーションのデータを前記情報端末へ送信する送信手段を備え、
    前記情報端末は、前記情報端末通信手段を介して、前記旅行商品管理サーバから前記アプリケーションのデータを受信するアプリケーション取得手段を備えることを特徴とする請求項46〜49の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  51. 前記旅行商品管理サーバは、前記アプリケーションのデータを記憶媒体に書き込むデータ書き込み手段を備え、
    前記情報端末は、
    前記アプリケーションのデータを取得するアプリケーション取得手段と、
    記憶媒体に記憶されるデータを読み込むデータ読み込み手段とを備え、
    前記アプリケーション取得手段は、前記データ読み込み手段を用いて、前記アプリケーションのデータが書き込まれた記憶媒体から前記アプリケーションのデータを読み込むことで取得することを特徴とする請求項40〜49の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  52. 前記旅行商品管理手段の管理する基本旅程は、仮出発地から仮帰着地までの旅程が予め決められたものであって、
    前記旅行商品管理サーバは、
    前記基本旅程に付加すべき位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段によって指定された指定位置から前記仮出発地まで、又は/及び前記仮帰着地から前記指定位置までの付加旅程を設定する付加旅程設定手段とを備え、
    前記旅程データ生成手段は、前記基本旅程に対して前記付加旅程を組み合わせた旅程を含む旅程データを生成することを特徴とする請求項41〜51の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  53. 前記旅程データ生成手段は、前記旅程データとして、前記施設設置端末の通知先を含めて生成し、
    前記処理手段は、前記通知処理において、前記施設設置端末の通知先へ前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項40〜52の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  54. 前記旅程データ生成手段は、前記旅程データとして、利用者の指定する利用者指定端末の通知先を含めて生成し、
    前記処理手段は、前記通知処理において、前記施設設置端末の連絡先とともに前記利用者指定端末の通知先へ前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項53記載の旅行案内システム。
  55. 前記情報端末は、車両に搭載される情報端末であることを特徴とする請求項40〜54の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  56. 前記情報端末は、
    現在位置を取得する位置取得手段と、
    現在時刻を取得する時刻取得手段とを備え、
    前記処理手段は、前記旅程管理処理において、前記旅程データと前記現在位置及び前記現在時刻とを比較して前記進捗状況を管理することを特徴とする請求項40〜55の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  57. 前記処理手段は、前記旅程管理処理において、
    前記旅程とその旅程に対する実際の進捗との時間的な差異に基づいて前記進捗状況情報を通知すべきか否かを判定する通知判定処理を実行し、
    前記通知処理では、前記通知判定処理による判定結果が前記進捗状況情報を通知すべきである場合に前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項40〜56の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  58. 前記旅程データは、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点の位置、前記各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの予定時刻、及び前記各地点の予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間を含むものであって、
    前記処理手段は、前記通知判定処理において、前記余裕時間を加味して判定することを特徴とする請求項57記載の旅行案内システム。
  59. 前記処理手段は、前記旅程管理処理において、前記出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの時点で、その地点における出発、到着、及び通過の何れかの予定時刻から実際の出発、到着、及び通過の何れかの時刻を減じた時間を前記余裕時間に加算して、前記余裕時間を更新することを特徴とする請求項58記載の旅行案内システム。
  60. 前記処理手段は、前記旅程管理手段において、前記訪問施設の到着時点で更新された余裕時間が負の値を示す場合、前記旅程を調整して前記旅程データを更新する旅程調整処理を行うことを特徴とする請求項59記載の旅行案内システム。
  61. 前記旅程データ生成手段は、前記旅程データとして、前記訪問施設における最低滞在時間を割り当てて生成し、
    前記処理手段は、前記旅程調整処理において、前記到着した訪問施設で少なくとも前記最低滞在時間は滞在できるように前記訪問施設の出発予定時刻を更新する調整を行うことを特徴とする請求項60記載の旅行案内システム。
  62. 前記処理手段は、前記旅程調整処理において、前記到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間が前記最低滞在時間に満たない場合、前記現在時刻に前記最低滞在時間を加えた時刻を前記到着した訪問施設の出発予定時刻として更新することを特徴とする請求項61記載の旅行案内システム。
  63. 前記処理手段は、前記旅程調整処理において、前記到着した施設の出発予定時刻から前記更新した出発予定時刻を減じた時間を前記更新した出発予定時刻に対する余裕時間として更新することを特徴とする請求項62記載の旅行案内システム。
  64. 前記旅程データ生成手段は、前記旅程データとして、前記進捗状況情報の通知実行の基準とする基準時間を含めて生成し、
    前記処理手段は、前記通知判定処理において、前記更新した余裕時間の絶対値が前記基準時間よりも大きい場合に、前記進捗状況情報を通知すべきであると判定することを特徴とする請求項59〜63の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  65. 前記旅程データ生成手段は、前記旅程データとして、前記訪問施設毎に前記基準時間を割り当てて生成し、
    前記処理手段は、前記通知判定処理において、前記到着した訪問施設に割り当てられた前記基準時間を用いて判定することを特徴とする請求項64記載の旅行案内システム。
  66. 前記処理手段は、前記通知処理において、前記訪問施設における到着予定時刻に対する繰上り又は遅延時間を前記進捗状況情報に含めて通知することを特徴とする請求項59〜65の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  67. 前記施設設置端末は、
    前記情報端末から前記遅延時間を含む進捗状況情報の通知を受けた場合、その遅延後の時間での訪問が可能であるか否かを判定する訪問可否判定手段と、
    前記訪問可否判定手段の判定結果を示す進捗確認情報を前記情報端末へ通知する進捗確認情報通知手段とを備え、
    前記処理手段は、
    前記通知処理において、前記遅延時間を含む進捗状況情報を通知した後に、前記施設設置端末から前記進捗状況情報に対する進捗確認情報の通知を受け、
    前記旅程調整処理において、前記進捗確認情報が前記遅延時間での訪問が不可能である旨の内容である場合、前記訪問施設を訪問予定の対象から除外する調整を行うことを特徴とする請求項66記載の旅行案内システム。
  68. 前記処理手段は、
    前記通知処理において、前記訪問施設に近づいた場合、前記訪問施設に対して、利用者が前記訪問施設に接近した旨を示す接近情報を通知し、
    前記旅程案内処理において、前記訪問施設に接近した旨を前記旅程情報として案内することを特徴とする請求項40〜67の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  69. 前記処理手段は、前記旅程案内処理において、
    前記旅程データに基づく経路を設定する経路設定処理を行い、
    前記経路設定処理の設定した経路を前記旅程情報として案内することを特徴とする請求項40〜68の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  70. 前記情報端末、前記施設設置端末、前記旅行商品管理サーバ、及び前記利用者指定端末の少なくとも2つの機器と接続する情報サービスセンタを備え、
    前記情報端末、前記施設設置端末、前記旅行商品管理サーバ、及び前記利用者指定端末の少なくとも1つの機器は、前記情報サービスセンタを経由して各種情報の通知、又は/及び各種データの送受信を行うことを特徴とする請求項40〜69の何れか1項に記載の旅行案内システム。
  71. 予め決められた旅程に従って旅行する際に利用される旅行案内方法であって、
    前記旅程を含む旅程データに基づいて前記旅程に対する進捗状況を管理し、前記旅程に含まれる訪問施設へ前記進捗状況に関する進捗状況情報を通知することを特徴とする旅程案内方法。
  72. 前記旅程データに基づいて前記旅程に関する旅程情報を案内することを特徴とする請求項71記載の旅程案内方法。
  73. 車両に搭載される情報端末において前記進捗状況情報の通知、又は/及び前記旅程情報の案内を行うことを特徴とする請求項71又は72記載の旅行案内方法。
  74. 前記旅程データは、仮出発地から仮帰着地までの予め決められた基本旅程に対して、予め指定された指定位置から前記仮出発地まで、又は/及び前記仮帰着地から前記指定位置までの付加旅程を組み合わせた旅程を含むものであることを特徴とする請求項71〜73の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  75. 前記旅程データは、利用者を識別するための利用者識別情報を含むものであって、
    前記進捗状況情報を通知する際、前記利用者識別情報を付加して通知することを特徴とする請求項71〜74の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  76. 前記利用者識別情報として、車両登録番号を用いることを特徴とする請求項75記載の旅行案内方法。
  77. 前記旅程データは、前記訪問施設の通知先を含むものであって、
    前記訪問施設の通知先へ前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項71〜76の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  78. 前記旅程データは、利用者の指定する利用者指定端末の通知先を含むものであって、
    前記進捗状況情報を通知する際、前記訪問施設の通知先とともに前記利用者指定端末の通知先へ前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項77記載の旅行案内方法。
  79. 前記旅程データと現在位置及び現在時刻とを比較して前記進捗状況を管理することを特徴とする請求項71〜78の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  80. 前記旅程とその旅程に対する実際の進捗との時間的な差異に基づいて前記進捗状況情報を通知すべきか否かを判定し、この判定結果が前記進捗状況情報を通知すべきである場合に前記進捗状況情報を通知することを特徴とする請求項71〜79の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  81. 前記旅程データは、出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点の位置、前記各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの予定時刻、及び前記各地点の予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間を含むものであって、
    前記進捗状況情報を通知すべきか否かの判定において、前記余裕時間を加味して判定することを特徴とする請求項80記載の旅行案内方法。
  82. 前記出発地、訪問施設、経由地、及び帰着地の各地点における出発、到着、及び通過の少なくとも何れか1つの時点で、その地点における出発、到着、及び通過の何れかの予定時刻から実際の出発、到着、及び通過の何れかの時刻を減じた時間を前記余裕時間に加算して、前記余裕時間を更新することを特徴とする請求項81記載の旅行案内方法。
  83. 前記訪問施設の到着時点で更新された余裕時間が負の値を示す場合、前記旅程を調整して前記旅程データを更新する旅程調整処理を行うことを特徴とする請求項82記載の旅行案内方法。
  84. 前記旅程データは、前記訪問施設における最低滞在時間が割り当てられたものであって、
    前記到着した訪問施設で少なくとも前記最低滞在時間は滞在できるように前記訪問施設の出発予定時刻を変更する調整を行うことを特徴とする請求項83記載の旅行案内方法。
  85. 前記到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算した時刻から現在時刻を減じた時間が前記最低滞在時間に満たない場合、前記現在時刻に前記最低滞在時間を加えた時刻を前記到着した訪問施設の出発予定時刻として更新することを特徴とする請求項84記載の旅行案内方法。
  86. 前記到着した訪問施設の出発予定時刻から前記更新した出発予定時刻を減じた時間を前記更新した出発予定時刻に対する余裕時間として更新することを特徴とする請求項85記載の旅行案内方法。
  87. 前記旅程データは、前記訪問施設に対して前記進捗状況情報の通知実行の基準とする基準時間が含まれるものであって、
    前記進捗状況情報を通知すべきか否かの判定において、前記更新した余裕時間の絶対値が前記基準時間よりも大きい場合に、前記進捗状況情報を通知すべきであると判定することを特徴とする請求項82〜86の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  88. 前記旅程データに含まれる前記基準時間は、前記訪問施設毎に割り当てられるものであることを特徴とする請求項87記載の旅行案内方法。
  89. 前記進捗状況情報を通知する際、前記訪問施設における到着予定時刻に対する繰上り又は遅延時間を前記進捗状況情報に含めて通知することを特徴とする請求項82〜88の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  90. 前記遅延時間を含む進捗状況情報を通知した後に、前記訪問施設から前記進捗状況情報に対する進捗確認情報の通知を受け、この進捗確認情報が前記遅延時間での訪問が不可能である旨の内容である場合、前記訪問施設を訪問予定の対象から除外する調整を行うことを特徴とする請求項89記載の旅行案内方法。
  91. 前記訪問施設に近づいた場合、前記訪問施設に対して、利用者が前記訪問施設に接近した旨を示す接近情報を通知し、
    前記訪問施設に接近した旨を前記旅程情報として案内することを特徴とする請求項72〜90の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  92. 前記旅程データに基づく経路を設定し、前記設定した経路を前記旅程情報として案内することを特徴とする請求項72〜91の何れか1項に記載の旅行案内方法。
  93. 予め決められた旅程に対する進捗状況を管理するとともに、その進捗状況に応じた旅程の調整をコンピュータによって実現するため旅程管理プログラムであって、
    前記旅程に含まれる訪問施設に到着した時点で、その訪問施設に対する到着予定時刻、最低滞在時間、及び前記到着予定時刻に対する進捗の変動を許容する余裕時間を少なくとも記述した旅程データに基づいて、前記到着予定時刻から実際の到着時刻を減じた時間を前記余裕時間に加算して余裕時間を更新する処理と、
    前記更新した余裕時間が負の値を示す場合に、前記訪問施設で少なくとも前記最低滞在時間は滞在できるように前記訪問施設の出発予定時間を更新する処理と、をコンピュータに実行させるための旅程管理プログラム。
  94. 前記到着した訪問施設の出発予定時刻とその出発予定時刻に対して割り当てられた余裕時間とを加算する処理と、
    前記加算した時刻から現在時刻を減じる処理と、
    前記減じた時間が前記最低滞在時間以上であるか否かを判定する処理と、
    前記判定の結果、前記減じた時間が前記最低滞在時間に満たない場合、現在時刻に前記最低滞在時間を加える処理と、を含み
    前記現在時刻に前記最低滞在時間を加えた時刻を前記到着した訪問施設の出発予定時刻として更新することを特徴とする請求項93記載の旅程管理プログラム。
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