JP6731079B2 - ヘッドホン - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドホンに関する。
従来、左右の耳を覆うように、使用者の頭部に装着されるヘッドホンが知られている。このようなヘッドホンとして、左右の耳に装着される一対のハウジングが、頭部に装着されるヘッドバンドの端部に設けられた連結部に回動可能に連結されたヘッドホンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のヘッドホンでは、一対のハウジングのそれぞれは、スピーカーユニットを収容した本体部と、当該本体部を支持するハンガーとを有する。そして、ヘッドホンの基準使用姿勢では、各本体部の放音面が互いに対向するが、各ハウジングを互いに反対方向に回動させることによって、各放音面が後方を向く姿勢に変更できる。すなわち、当該ヘッドホンでは、基準使用姿勢を基準としてハウジングを90°回動させることが可能である。
特開2016−5058号公報
ここで、一般的な使用者がヘッドホンを使用する場合、当該ヘッドホンは、上記基準使用姿勢で使用される。一方、場内に流れている音楽と次に流す音楽とをモニタリングする必要があるDJ(Disc Jockey)等の一部の使用者は、左右のハウジングのうち、一方のハウジングを耳に当て、他方のハウジングを耳以外の他の部位に沿わせるようにしてヘッドホンを装着する。
これら使用者の装着状態に対し、ハウジング及びハンガーが回動された場合でも、ばね等の付勢部材を用いて、当該通常使用姿勢に自動的に復帰されるように構成することが考えられる。このような構成によれば、上記付勢部材による付勢力が作用することにより、各ハウジングによって頭部等の身体を挟むようにヘッドホンを装着できる他、上記一部の使用者がヘッドホンを使用する場合でも、ハウジングが耳から外れることを抑制できるので、当該ヘッドホンを安定して装着できる。
しかしながら、このような構成では、上記基準使用姿勢から各ハウジングを90°回動させて収納容器等に収納する場合、上記付勢部材による付勢力に抗した状態が継続するため、当該付勢力が低下する可能性があるという問題が一例として生じる。また、このような構成では、上記一部の使用者がヘッドホンを使用する際に、当該各ハウジングを90°回動させた状態を維持させようとしても、上記基準使用姿勢に復帰してしまうため、使い勝手が悪いという問題が一例として生じる。
本発明は、このような問題点などに鑑みて、利便性を向上できるヘッドホンを提供することを一つの目的とする。
本発明の一態様に係るヘッドホンは、ヘッドバンドと、放音装置を内部に有する放音部と、前記放音部を前記ヘッドバンドと連結する連結部と、を具備し、前記連結部は、基準位置を含む所定の回動範囲内にて回動可能に前記放音部を支持する支持部と、前記基準位置に復帰させる復元力を前記放音部に作用させる復元部と、前記放音部に前記復元力が作用される状態と、前記復元力が作用されない状態とを切り替える切替部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係るヘッドホンを正面側から見た斜視図。 上記第1実施形態における連結部を示す分解斜視図。 上記第1実施形態における接続部材を上方から見た斜視図。 上記第1実施形態における駒部材を下方から見た斜視図。 上記第1実施形態における操作部材を下方から見た斜視図。 上記第1実施形態における規制部材を示す斜視図。 上記第1実施形態における復元部を有効化する際の操作部材の回動方向を示す図。 上記第1実施形態における操作部材が回動された際の規制部材の移動状態を示す図。 上記第1実施形態における規制部材と駒部材との位置関係を示す斜視図。 上記第1実施形態における復元部を無効化する際の操作部材の回動方向を示す図。 上記第1実施形態における操作部材が回動された際の規制部材の移動状態を示す図。 上記第1実施形態における規制部材と駒部材との位置関係を示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係るヘッドホンが有する連結部の構成を示す分解斜視図。 上記第2実施形態における柱状部、駒部材及び規制部材の位置関係を示す斜視図。 上記第2実施形態における復元部が無効化された状態の連結部の内部を示す斜視図。 上記第2実施形態における係止部が噛合部と噛合した状態の連結部の内部を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係るヘッドホンが有する連結部の構成を示す分解斜視図。 上記第3実施形態における第2支持部材を下方から見た斜視図。 上記第3実施形態における駒部材、規制部材及び中間部材の位置関係を示す斜視図。 上記第3実施形態における規制部材及び中間部材を上方から見た図。 上記第3実施形態における規制部材及び中間部材の回動状態を示す図。 上記第3実施形態における規制部材及び中間部材の回動状態を示す図。 上記第3実施形態における駒部材に対する規制部材及び中間部材の位置を示す斜視図。 本発明の第4実施形態に係るヘッドホンが有する連結部の構成を示す分解斜視図。 上記第4実施形態における第2支持部材を上方から見た斜視図。 上記第4実施形態における操作部材を下方から見た斜視図。 上記第4実施形態における操作部材を下方から見た図。 上記第4実施形態における復元部が無効化された状態での各規制部材の位置を上方から見た斜視図。 上記第4実施形態における復元部が有効化された状態での各規制部材の位置を上方から見た斜視図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[ヘッドホンの概略構成]
図1は、本実施形態に係るヘッドホン1を正面側から見た斜視図である。
本実施形態に係るヘッドホン1は、使用者の頭部に装着されて、当該使用者の各耳に音声を出力するものである。このヘッドホン1は、図1に示すように、ヘッドバンド2と、一対の放音部3(3L,3R)と、ヘッドバンド2における左右の両端に設けられた一対の連結部4(4L,4R)と、を備える。
このヘッドホン1は、各放音部3が上下方向に沿う回動軸AX3を中心として回動可能に支持され、各放音面3Sが互いに向き合う基準位置に各放音部3が付勢される状態と、付勢されない状態とを切替可能に構成されている点を特徴の1つとしている。
なお、以下の説明では、正面側(前側)及び背面側(後側)を、ヘッドホン1を装着した使用者にとっての正面側(前方)及び背面側(後方)とする。同様に、上方及び下方を、使用者にとっての上方及び下方とし、左側及び右側を、使用者にとっての左側及び右側とする。
以下、ヘッドホン1の各構成について説明する。
[ヘッドバンドの構成]
ヘッドバンド2は、頭部に装着される円弧状部材である。このヘッドバンド2は、左耳に応じて配置される放音部3(3L)と、右耳に応じて配置される放音部3(3R)とを懸架する。このようなヘッドバンド2の左側の端部には、放音部3Lが連結される連結部4Lが設けられ、右側の端部には、放音部3Rが連結される連結部4Rが設けられている。なお、このようなヘッドバンド2における左右の端部近傍に、当該ヘッドバンド2の円弧形状に沿って伸縮可能な伸縮機構を設けてもよい。
[放音部の構成]
一対の放音部3(左側及び右側の放音部をそれぞれ3L,3Rとする)は、入力される音声信号に応じた音声を出力する。このような放音部3L,3Rは、それぞれ、ハウジング31、放音装置32、パッド33及びハンガー34を備えて構成されている。
ハウジング31は、円筒状に形成され、スピーカー等の放音装置32を内部に収容する。なお、図示を省略するが、左右のハウジング31のうち、一方のハウジング31には、音響装置と接続される入力コードが設けられている。この入力コードを介して、音響機器から出力された左耳及び右耳用の音声信号のうち一方の音声信号が、当該一方のハウジング31内に配置された放音装置32に入力される。また、他方の音声信号は、ヘッドバンド2内に設けられた信号線(図示省略)を介して、他方のハウジング31内に収容された放音装置32に入力される。なお、上記音声信号を無線にて受信可能に構成されている場合には、当該入力コードは無くてもよい。
パッド33は、ハウジング31において放音装置32から音声が出力される放音面3Sに取り付けられている。このようなパッド33は、頭部に接触した際のフィット感を高めるために、クッション性を有する材料(例えば低反発ウレタン)により構成できる。
ハンガー34は、ハウジング31を支持して連結部4に連結される部材である。このハンガー34は、下端に位置する第1接続部341と、上端に位置する第2接続部342と、を有する。
第1接続部341は、ハウジング31において放音面3Sとは反対側の面311に接続され、前後方向に沿う回動軸AX1を中心として回動可能にハウジング31を支持する。
第2接続部342は、連結部4を構成する接続部材51と接続されて、ハンガー34と連結部4とを連結する。この第2接続部342は、前後方向に所定の間隔を隔てて配置される一対の筒状部3421を有する。これら筒状部3421の間に接続部材51の円筒状部511(図2参照)が配置された状態で、当該筒状部3421及び円筒状部511に固定具FMが挿入されることによって、ハンガー34が接続部材51に前後方向に沿う回動軸AX2を中心として回動可能に支持される。
なお、詳しくは後述するが、接続部材51は、上下方向に沿う回動軸AX3を中心として回動可能に設けられることから、連結部4にハンガー34が連結された状態では、ハンガー34、ひいては、放音部3は、当該回動軸AX3を中心として回動可能である。
[連結部の構成]
図2は、連結部4(4L)を示す分解斜視図である。なお、図2では、連結部4Lの構成を示しているが、連結部4Rも同様の構成を有する。
連結部4(左側及び右側の連結部をそれぞれ4L,4Rとする)は、上記のように、ヘッドバンド2とハンガー34(放音部3)とを連結する。これら連結部4のそれぞれは、図2に示すように、ハンガー34を回動可能に支持する支持部5と、当該ハンガー34に上記基準位置への復元力を作用させる復元部6と、当該復元力が作用する状態と作用しない状態とを切り替える切替部7と、を有する。
なお、右側の連結部4(4R)は、連結部4(4L)と左右対称に構成されているものの、当該連結部4(4L)と同様の構成を有する。このため、以下では、左側の連結部4(4L)について説明する。
[支持部の構成]
支持部5は、ヘッドバンド2に取り付けられ、ハンガー34を回動可能に支持する。この支持部5は、接続部材51、第1支持部材52、カバー部材53、固定部材54及び第2支持部材55を有する。これらのうち、第1支持部材52、カバー部材53、固定部材54及び第2支持部材55は、本発明の支持部材を構成する。
[接続部材の構成]
図3は、接続部材51を上方から見た斜視図である。なお、図3においては、当該接続部材51と係合される復元部6(付勢部材61)も図示している。
接続部材51は、上記第2接続部342と接続されて、上記回動軸AX2を中心としてハンガー34を回動可能とする。この接続部材51は、図3に示すように、下部に位置する円筒状部511と、上部に位置する被挟持部512とを有する。
円筒状部511は、前後方向に沿って貫通する貫通孔5111を有し、当該貫通孔5111には、上記固定具FM(図1参照)が挿入される。
被挟持部512は、上方側の部位が下方側の部位に比べて外径が大きくなる形状に形成されており、第1支持部材52によって左側及び右側から挟持される。この被挟持部512は、フランジ部5121、突出部5122、開口部5123、凹部5124及び突出部5125を有する。
フランジ部5121は、被挟持部512における上部端縁に、上方から見て環状に形成されている。
突出部5122は、フランジ部5121の端縁の一部から下方に向けて突出している。この突出部5122は、接続部材51が回動された際に、第1支持部材52の第2挟持片522が有する一対の規制部5223,5224(図2参照)のいずれかと当接され得る。そして、詳しくは後述するが、これら規制部5223,5224によって、接続部材51の回動軸AX3を中心とする回動範囲が規定される。
開口部5123は、被挟持部512を上下方向に沿って貫通し、上記貫通孔5111と接続される。
凹部5124は、開口部5123の端縁の一部に、下方に凹むように形成されている。この凹部5124には、後述する付勢部材61の一端(延出部612)が挿入される。
突出部5125は、後述する駒部材71が有する一対の規制部713,714(図4参照)の内側に配置される。この突出部5125は、接続部材51が上記回動軸AX3を中心として回動される際、一対の規制部713,714のいずれかと当接し得る。
[第1支持部材の構成]
第1支持部材52は、図2に示すように、カバー部材53と組み合わされて、接続部材51を回動可能に第2支持部材55に取り付ける部材である。この第1支持部材52は、第1挟持片521及び第2挟持片522を有し、左右方向に沿って挿入される一対の固定部材523によって、これら挟持片521,522が組み合わされて構成され、当該一対の固定部材523は、第2支持部材55に固定される。なお、本実施形態では、固定部材523は、ねじによって構成されている。
第1挟持片521は、ヘッドホン1を使用者が装着した際の当該使用者側に位置し、第2挟持片522は、当該使用者側とは反対側に位置する。
これら第1挟持片521及び第2挟持片522は、上記被挟持部512においてフランジ部5121及び突出部5122より下方の部位が嵌め合わされる半円形状の開口部5211,5221を有する。この他、第1挟持片521は、開口部5211に沿って形成された凹部5212を有し、第2挟持片522は、開口部5221に沿って形成された凹部5222を有する。そして、第1挟持片521及び第2挟持片522が組み合わされた際には、接続部材51の被挟持部512は、これら第1挟持片521及び第2挟持片522によって左右から挟まれる。この際、上記フランジ部5121において第1挟持片521側の部位は、凹部5212内に配置され、当該フランジ部5121において第2挟持片522側の部位は、凹部5222内に配置される。これにより、接続部材51は、第1支持部材52に回動可能に支持される。
なお、第2挟持片522は、上方に突出する一対の規制部5223,5224を凹部5222内に有し、接続部材51と第1支持部材52とが組み合わされた際には、上記突出部5122が、当該一対の規制部5223,5224の間に配置される。この突出部5122が一方の規制部5223に当接する位置と、他方の規制部5224に当接する位置との間で、接続部材51は、第1支持部材52に対して回動可能となる。すなわち、これら規制部5223,5224によって、接続部材51の回動範囲が規定される。そして、当該規制部5223,5224の一方に突出部5122が当接する際の放音部3(例えば放音部3L)の位置が、当該放音部3の放音面3Sが他方の放音部(例えば放音部3R)を向く基準位置である。
[カバー部材の構成]
カバー部材53は、第1支持部材52と組み合わされた状態で、第2支持部材55(延出部551)にねじ等の固定部材54によって固定される。これにより、接続部材51、第1支持部材52、カバー部材53及び第2支持部材55が一体化される。
このカバー部材53は、固定部材54がそれぞれ挿通される2つの孔部531を有する他、第1支持部材52と組み合わされる凹部532を有する。
[第2支持部材の構成]
第2支持部材55は、ヘッドバンド2の端部に取り付けられるとともに、第1支持部材52及びカバー部材53が取り付けられる。この第2支持部材55は、図2に示すように、ヘッドバンド2の円弧形状に沿って延出する延出部551と、当該延出部551の端部から屈曲して左右方向に略沿う屈曲部552と、を有する。
これらのうち、屈曲部552は、後述する操作部材72が配置される配置部553を有し、当該配置部553は、円筒状に上方に突出している。この配置部553は、孔部5531を略中央に有する他、当該孔部5531を挟んで互いに反対方向に直線状に延出する一対のガイド部5532を有する。この一対のガイド部5532のそれぞれは、後述する規制部材76のボス761が挿通されて、当該規制部材76の後述する±D2方向への移動を案内する孔部である。
なお、屈曲部552の下面には、復元部6と切替部7の一部とが配置される凹状の配置部554(図8参照)が形成されている。
[復元部の構成]
復元部6は、後述する切替部7によって有効化された状態にて放音部3が回動された際に、上記基準位置に当該放音部3が位置するように、接続部材51に対して付勢力(復元力)を作用させるものである。この復元部6は、図2に示すように、付勢部材61、ワッシャー62及び固定部材63を有する。なお、復元部6が有効化された状態(有効状態)とは、付勢部材61による付勢力が接続部材51に作用可能な状態を示し、復元部6が無効化された状態(無効状態)とは、当該付勢力が接続部材51に作用されない状態を示す。
付勢部材61は、上記復元力を発生させるものであり、本実施形態では、ねじりコイルばねによって構成されている。この付勢部材61は、中心軸が上記回動軸AX3と同軸となるように配置されるコイル部611と、当該コイル部611の両端からそれぞれ異なる方向に延出する延出部612,613と、を有する。
コイル部611は、後述する切替部7の駒部材71の下面に突設されたボス711を囲むように配置される。この状態で、当該ボス711に下方からワッシャー62及び固定部材63が取り付けられることによって、付勢部材61は、駒部材71に取り付けられる。
延出部612,613のうち、下方に位置する延出部612は、接続部材51の上記凹部5124に挿入され、上方に位置する延出部613は、駒部材71に突設された係止部712(図4参照)に係止される。
[切替部の構成]
切替部7は、上記復元部6を有効化して、接続部材51(ひいてはハンガー34)に上記復元力が作用される状態と、当該復元部6を無効化して、上記復元力が作用されない状態とを切り替える。この切替部7は、図2に示すように、駒部材71、操作部材72、ワッシャー73、Oリング74、固定部材75及び一対の規制部材76を有する。なお、本発明の切替部は、本実施形態においては、切替部7と上記第2支持部材55とを含んで構成される。すなわち、第2支持部材55は、本発明の支持部及び切替部のそれぞれを構成する。
[駒部材の構成]
図4は、駒部材71を下方から見た斜視図である。なお、図4には、上記付勢部材61も図示している。
駒部材71は、上方から見て略円形状に形成された部材であり、上記配置部554内に上記回動軸AX3を中心として回動可能に配置される。この駒部材71の回動が許容されると、上記無効状態となり、回動が規制されると、上記有効状態となる。
このような駒部材71は、図4に示すように、ボス711、係止部712、規制部713,714及び突出部715を有する。
ボス711は、駒部材71の下面71BSにおける中央に突設されている。このボス711には、上記のように、付勢部材61のコイル部611が配置される。このボス711には、ねじ孔7111が形成されており、当該ねじ孔7111には、上記ワッシャー62を介して付勢部材61をボス711に取り付ける上記固定部材63が固定される。
係止部712は、上記付勢部材61の上側の延出部613を係止する。この係止部712は、下面71BSにおいてボス711から離れた位置に突設されている。
規制部713,714及び突出部715は、下面71BSの端縁から突設されている。これらのうち、規制部713,714は、ボス711を挟む略対称位置に配置され、上記突出部5125が当接され得る。すなわち、規制部713,714は、上記規制部5223,5224と同様に、接続部材51の回動範囲を規定する一対の規制部である。
また、駒部材71は、図2及び図4に示すように、一対の起立部716と、当該一対の起立部716により端縁が形成される一対の切欠部717と、を有する。
一対の起立部716は、駒部材71の上面71USにおける端縁から上方に起立している。これら起立部716は、当該上面71USの中央を中心として対称位置に形成された一対の切欠部717によって分断されている。すなわち、一対の起立部716は、当該中央を中心として対称形状を有する。このような一対の起立部716内には、一対の規制部材76が配置される。
なお、一対の起立部716において切欠部717を形成する端縁のうち、上面71USに交差する端縁は、一対の規制部材76に当接され得る当接部7161である。
[操作部材の構成]
操作部材72は、規制部材76を移動させる移動部材であり、本実施形態ではダイヤルとして構成されている。この操作部材72は、図2に示すように、上記第2支持部材55の配置部553を上方から覆うように配置される。具体的に、操作部材72は、ワッシャー73及びOリング74を介して下方から上記孔部5531に挿入されるねじ等の固定部材75によって、当該配置部553に回動可能に取り付けられる。
図5は、操作部材72を下方から見た斜視図である。
このような操作部材72は、図5に示すように、固定部材75が固定される孔部722を有するボス721を下面72BSの中央に有する他、当該ボス721を中心とする対称位置に一対のガイド溝723を有する。
一対のガイド溝723は、下面72BSにおける中央側の部位から外側に向かって曲線状に延出している。詳述すると、各ガイド溝723は、ボス721を中心とする螺旋状(渦巻状)に形成されている。これらガイド溝723には、対応する規制部材76のボス761が挿入される。このようなガイド溝723は、操作部材72の回動に伴って、上記ガイド部5532を挿通するボス761を有する規制部材76を、回動軸AX3に対する直交方向(詳しくは駒部材71の中央を中心とする半径方向)に移動させる。なお、このように規制部材76を移動させることができれば、ガイド溝723は、螺旋状でなくてもよく、下面72BSの内周側から外周側に向かって延出する直線状であってもよい。
[規制部材の構成]
一対の規制部材76は、操作部材72の回動に伴って移動して、駒部材71の回動を規制又は許容し、上記復元部6を有効化又は無効化する部材である。この一対の規制部材76は、図2に示すように、駒部材71と第2支持部材55との間に配置される。
図6は、操作部材72のガイド溝723にボス761が挿入された一対の規制部材76を示す斜視図である。
これら規制部材76のそれぞれは、図2及び図6に示すように、ボス761及び規制部762を有し、これらが一体的に形成されている。
ボス761は、本発明の係合部に相当し、第2支持部材55のガイド部5532を挿通して、上端が操作部材72のガイド溝723に挿入される。このボス761は、操作部材72の回動に伴って上記半径方向に移動される。このボス761の直線移動は、ガイド部5532によって案内される。
規制部762は、ボス761が上記半径方向外側に移動された際に、上記切欠部717内に配置され、上記当接部7161と当接可能となる。この状態にて、駒部材71が回動軸AX3を中心として回動しようとした場合、当接部7161が規制部762に当接されて、当該駒部材71の回動が規制される。この場合には、駒部材71は、接続部材51とともには回動されないため、付勢部材61の付勢力が接続部材51に作用可能である。
一方、規制部762が起立部716の内側に位置する場合には、当接部7161は、規制部762に当接されないので、規制部材76による駒部材71の回動規制は行われない。この場合には、駒部材71は、付勢部材61及び接続部材51とともに同軸で回動されるので、付勢部材61による付勢力(復元力)は接続部材51に作用されない。
[切替部による復元部の有効化]
図7は、上記復元部6を有効化する際の操作部材72の回動方向(+D1方向)を示す図である。また、図8は、図7に示した+D1方向に操作部材72が回動された際の規制部材76の移動状態を示す図である。
復元部6が無効化された状態では、操作部材72は、図7に示すように、回動軸AX3を中心とする周方向である+D1方向に回動可能である。この+D1方向に操作部材72が回動されると、図7及び図8に示すように、ガイド溝723において操作部材72の中心側に位置していたボス761を有する各規制部材76が、第2支持部材55のガイド部5532に沿って、操作部材72の外側(上記半径方向における外側であり、図8に示す+D2方向側)に移動される。
図9は、各規制部材76と駒部材71との位置関係を示す斜視図である。
そして、操作部材72が+D1方向に回動し、各規制部材76が+D2方向に移動しきると、図9に示すように、各規制部材76の規制部762が、駒部材71の切欠部717内に位置して、上記当接部7161と当接可能となる。この状態では、ハンガー34が連結された接続部材51とともに駒部材71が回動しようとしても、当該規制部762と当接部7161とが当接して、駒部材71の回動が規制される。このため、当該駒部材71に延出部613が係止された付勢部材61の付勢力(復元力)が、延出部612と係合する接続部材51に作用可能となる。この状態での規制部材76の位置が、本発明の規制位置に相当する。
なお、ハンガー34及び接続部材51は、それぞれの放音部3の放音面3Sが互いに向き合う際の当該放音部3の位置を基準位置として、上記回動軸AX3を中心として背面側に90°回動可能である。この接続部材51の回動範囲は、上記のように、突出部5122及び一対の規制部5223,5224と、突出部5125及び一対の規制部713,714とにより規定される。
そして、上記付勢部材61は、放音部3の放音面3Sが背面側を向く方向に回動された際に、接続部材51に復元力を作用させる。これにより、各放音部3を基準位置に位置付けしやすくなり、一般的な使用者が通常使用する姿勢にヘッドホン1の姿勢を維持しやすくすることができる。
[切替部による復元部の無効化]
図10は、上記復元部6を無効化する際の操作部材72の回動方向(−D1方向)を示す図である。また、図11は、図10に示した−D1方向に操作部材72が回動された際の規制部材76の移動状態を示す図である。
上記のようにして復元部6が有効化された状態では、操作部材72は、図10に示す−D1方向(+D1方向とは反対方向)に回動可能である。この−D1方向に操作部材72が回動されると、図10及び図11に示すように、当該操作部材72のガイド溝723において操作部材72の外側に位置していたボス761を有する各規制部材76が、上記ガイド部5532に沿って、操作部材72の内側(上記半径方向における内側であり、図11に示す−D2方向側)に移動される。
図12は、各規制部材76と駒部材71との位置関係を示す斜視図である。
そして、操作部材72が−D1方向に回動し、各規制部材76が−D2方向に移動しきると、図12に示すように、各規制部762が、上記一対の起立部716の内側に配置される。この状態では、ハンガー34が連結された接続部材51とともに駒部材71が回動しても、上記当接部7161は規制部762に当接しない。このため、付勢部材61及び駒部材71が、接続部材51と一体的に回動され、付勢部材61の付勢力(復元力)が接続部材51に作用しなくなる。このため、接続部材51及びハンガー34(放音部3)は、上記回動範囲内で自由に回動可能となる。この状態での規制部材76の位置が、本発明の許容位置に相当する。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るヘッドホン1によれば、以下の効果がある。
ヘッドホン1は、ヘッドバンド2と、放音装置32を内部に有する放音部3と、当該放音部3をヘッドバンド2と連結する連結部4と、を備える。これらのうち、連結部4は、上記基準位置を含む回動範囲内にて、上下方向に沿う回動軸AX3を中心として回動可能に放音部3(ハンガー34)を支持する支持部5と、当該基準位置に復帰させる復元力を放音部3に作用させる復元部6と、放音部3に復元力が作用される状態(有効状態)と、復元力が作用されない状態(無効状態)とを切り替える切替部7と、を備える。
これによれば、放音部3が基準位置に自動的に復帰される状態と、放音部3を自由に回動可能な状態とを切り替えることができる。このため、一般的な使用者がヘッドホン1を使用する場合には、復元部6が有効化されることによって、当該使用者の左右の耳に各放音部3を配置しやすくすることができる。この他、DJ等の一部の使用者が、一方の放音部3を耳に当て、他方の放音部3を他の部位に沿わせるようにヘッドホン1を使用する場合でも、上記付勢力が放音部3に作用することにより、各放音部3によって使用者の身体(頭部等)を挟むようにヘッドホン1を装着できる。これにより、放音部3が耳から外れることを抑制でき、安定してヘッドホン1を装着できる。一方、復元部6が無効化されることによって、ヘッドホン1を収納する場合に、放音面3Sが背面側を向くように各放音部3を配置でき、ヘッドホン1をコンパクトに収納できる。また、復元部6が有効化された状態(有効状態)と無効化された状態(無効状態)とを切り替えることができるので、使用者の多様な使用シーンのそれぞれに適した状態にてヘッドホン1を使用できる。従って、ヘッドホン1の利便性を向上させることができる。
支持部5は、放音部3のハンガー34と接続され、復元部6を構成する付勢部材61の一端(延出部612)が係合される接続部材51と、ヘッドバンド2に取り付けられ、接続部材51を回動可能に支持する支持部材(第1支持部材52、カバー部材53及び第2支持部材55)と、を有する。また、切替部7は、付勢部材61の他端(延出部613)を係止する駒部材71と、当該駒部材71の回動を規制する規制部材76と、上記規制位置及び上記許容位置に規制部材76を移動させる操作部材72と、を有する。これによれば、駒部材71の回動が規制されることによって、復元部6が有効化された状態と無効化された状態とを、確実に切り替えることができる。従って、ヘッドホン1の利便性を確実に向上させることができる。
操作部材72は、使用者によって操作可能なダイヤルであり、当該操作部材72が、規制部材76を上記規制位置及び上記許容位置のいずれかに移動させる。これにより、使用者が操作部材72を操作することによって、復元部6の有効化及び無効化を、容易に切り替えることができる。
規制部材76は、駒部材71の半径方向(上記回動軸AX3に直交する方向)に沿って移動可能とされている。そして、駒部材71は、規制部材76が上記規制位置に位置する際に、当該規制部材76と当接する当接部7161を有する。これによれば、規制部材76を規制位置に位置させることによって、駒部材71の回動を確実に規制でき、ひいては、復元部6を有効状態に確実に切り替えることができる。
駒部材71は、規制部材76と対向する上面71USから起立する起立部716を有する。そして、起立部716に対して駒部材71の内周側(中心側)の位置が、上記許容位置であり、起立部716に対して駒部材71の外周側の位置が、上記規制位置である。これによれば、規制部材76を許容位置に位置させることによって、駒部材71と接触しない位置に規制部材76を配置でき、当該駒部材71の回動を確実に許容できる。また、規制部材76を規制位置に位置させることによって、回動される駒部材71を規制部材76に当接させることができ、当該駒部材71の回動を確実に規制できる。従って、許容位置及び規制位置への規制部材76の移動によって、復元部6の有効状態及び無効状態を確実に切り替えることができる。
規制部材76に当接する駒部材71の当接部7161は、起立部716に形成される切欠部717の端縁によって構成される。これによれば、規制部材76を切欠部717内の位置(規制位置)に配置させることによって、駒部材71が回動される際に、上記当接部7161を規制部材76(規制部762)に確実に当接させることができる。従って、駒部材71の回動を確実に規制でき、接続部材51、ひいては、放音部3のハンガー34に、復元部6による付勢力(復元力)を確実に作用させることができる。
第2支持部材55は、規制部材76のボス761(係合部)が挿通されて、当該規制部材76の移動を案内するガイド部5532を有する。これによれば、規制部材76を直線運動させやすくすることができ、上記規制位置及び上記許容位置のいずれかに、当該規制部材76を確実に移動させることができる。特に、本実施形態では、操作部材72はダイヤルによって構成されているので、当該操作部材72の回動を、直線状に延びるガイド部5532によって、規制部材76の直線移動に確実に切り替えることができる。従って、操作部材72に対する使用者の操作によって、復元部6の有効化及び無効化を確実に切り替えることができる。
操作部材72は、上記回動軸AX3を中心として回動可能なダイヤルである。また、操作部材72は、ボス761が挿入されて、当該操作部材72の回動によって規制部材76を駒部材71の半径方向に移動させるガイド溝723を有する。これによれば、上記のように、当該操作部材72の回動によって、駒部材71の半径方向に沿って規制部材76を確実に移動させることができ、当該規制部材76を、上記許容位置及び上記規制位置に確実に配置できる。従って、操作部材72に対する使用者の操作によって、復元部6の有効化及び無効化を確実に切り替えることができる。
規制部材76は、駒部材71の中心、すなわち、回動軸AX3を挟んで2つ設けられている。これによれば、規制部材76が1つのみ設けられている場合に比べて、当該規制部材76が駒部材71の回動を規制する際の安定性を向上させることができる。従って、駒部材71の回動を確実かつ安定して規制できる。
復元部6は、ねじりコイルばねによって構成された付勢部材61を有する。これによれば、接続部材51と駒部材71とを接続する復元部6を、比較的簡易に構成できる。従って、連結部4の構成を簡略化できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るヘッドホンは、上記ヘッドホン1と同様の構成を有するが、使用者の所望の角度(回動角)にて放音部3を係止可能に構成されている点で、当該ヘッドホン1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、本実施形態に係るヘッドホン1Aが有する連結部4Aの構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係るヘッドホン1Aは、一対の連結部4に代えて一対の連結部4Aを有する他は、上記ヘッドホン1と同様の構成及び機能を有する。
一対の連結部4Aのそれぞれは、上記一対の連結部4と同様に、ヘッドバンド2の左右両端に設けられ、上下方向に沿う回動軸AX3を中心として放音部3(ハンガー34)を回動可能に支持して、これらヘッドバンド2と放音部3とを連結する。これら連結部4Aは、図13に示すように、支持部5A、復元部6A及び切替部7Aを有する。
これらのうち、復元部6Aは、復元部6と同様に付勢部材61及びワッシャー62を有するが、固定部材63は省略されている。
なお、ヘッドバンド2に対して左側に位置する連結部4Aと、右側に位置する連結部4Aとは、左右対称に構成されているものの、それぞれ同様の構成を有する。このため、以下では、左側に位置する連結部4Aについて説明し、右側に位置する連結部4Aについては、説明を省略する。
[支持部の構成]
支持部5Aは、上記支持部5と同様に、ハンガー34と接続された状態でヘッドバンド2に取り付けられることにより、当該ハンガー34(ひいては放音部3)を回動可能に支持する。この支持部5Aは、接続部材51A、第1支持部材52、カバー部材53、固定部材54及び第2支持部材55Aを有する。
[接続部材の構成]
接続部材51Aは、上記接続部材51と同様に、ハンガー34を前後方向に沿う回動軸AX2(図1参照)を中心として回動可能に上記第2接続部342(図1参照)と接続される。この接続部材51Aは、下部に位置する円筒状部511と、上部に位置する被挟持部513と、を有する。
被挟持部513は、当該被挟持部513の周囲から径方向外側に延出する円環状のフランジ部5131と、当該フランジ部5131に形成された突出部5132及び凹部5133と、柱状部5134と、を有する。
突出部5132は、フランジ部5131の上面に突設されている。この突出部5132は、上記突出部5125と同様に、駒部材71Aが有する一対の規制部713,714(図4参照)の内側に配置される。そして、突出部5132は、接続部材51が上記回動軸AX3を中心として回動される際、一対の規制部713,714のいずれかと当接し得る。
凹部5133は、上記凹部5124と同様に、付勢部材61の延出部612が挿入されて、当該延出部612を係止する。
柱状部5134は、被挟持部513の底部から円柱状に上方に起立しており、当該柱状部5134の上端は、フランジ部5131より上方に突出している。この柱状部5134は、接続部材51Aと駒部材71Aとが復元部6Aの付勢部材61を介して接続された際に、駒部材71Aの挿通孔7112を下方から挿通して、当該駒部材71Aの上方に露出される。このような柱状部5134の先端部における周面には、駒部材71Aの上方に位置する規制部材77が噛合し得る複数の歯を有する噛合部5135が設けられている。
[第2支持部材の構成]
第2支持部材55Aは、上記第2支持部材55と同様に、固定部材54によってカバー部材53とともにヘッドバンド2に取り付けられる他、接続部材51Aを挟持する第1支持部材52が取り付けられる部材である。この第2支持部材55Aは、延出部551と、当該延出部551の端部から屈曲して左右方向に略沿う屈曲部552Aと、を有する。
屈曲部552Aは、操作部材72が配置される配置部553Aを有し、当該配置部553Aは、配置部553と同様に円筒状に上方に突出している。この配置部553Aは、中央に位置する孔部5531と、当該孔部5531を挟む一対のガイド部5532と、配置部554と、を有する。
なお、配置部553Aは、当該配置部553Aにおいて操作部材72と対向する面から上方に突出する突出部5533を有する。この突出部5533に上記孔部5531が形成されており、当該突出部5533の一部は、一対のガイド部5532によって切り欠かれている。
[切替部の構成]
切替部7Aは、上記切替部7と同様に、接続部材51Aに上記復元部6Aによる復元力が作用される状態と、作用されない状態とを切り替える。この切替部7Aは、図13に示すように、駒部材71及び一対の規制部材76に代えて駒部材71A及び一対の規制部材77を有する他は、上記切替部7と同様の構成を有する。なお、本発明の切替部は、本実施形態においては切替部7Aと第2支持部材55Aとを含んで構成される。
[駒部材の構成]
駒部材71Aは、上記駒部材71と同様に、上方から見て略円形状に形成された部材であり、第2支持部材55Aの配置部554内に上記回動軸AX3を中心として回動可能に配置される。この駒部材71Aの回動が許容されると、復元部6Aが上記無効状態となり、規制部材77によって回動が規制されると、復元部6Aが上記有効状態となる。
この駒部材71Aは、ボス711に代えてボス711Aを有する他は、上記駒部材71と同様の構成を有する。
ボス711Aは、ねじ孔7111に代えて、当該ボス711Aを回動軸AX3に沿って貫通する挿通孔7112を有し、当該挿通孔7112には、上記柱状部5134が挿通する。
[規制部材の構成]
一対の規制部材77は、操作部材72の回動に伴って移動して、駒部材71Aの回動を規制又は許容し、上記復元部6Aを有効化又は無効化する部材である。この一対の規制部材77は、図13に示すように、駒部材71Aと第2支持部材55Aとの間に配置される。この一対の規制部材77のそれぞれは、上記規制部材76と同様に、ボス761及び規制部762を有する。
図14は、接続部材51Aの柱状部5134、駒部材71A及び規制部材77の位置関係を示す斜視図である。換言すると、図14は、規制部材77によって駒部材71Aの回動が規制されて復元部6Aが有効化された状態の連結部4Aの内部を示す斜視図である。
更に、一対の規制部材77のそれぞれは、図14に示すように、接続部材51Aの噛合部5135に対向する部位に、係止部773を有する。この係止部773は、当該噛合部5135と噛合する複数の歯を有し、一対の規制部材77が上記操作部材72の回動操作によって駒部材71Aの内側(噛合部5135に近接する方向)に移動された際に、当該噛合部5135と噛合する。これにより、接続部材51A(ひいては放音部3)が係止され、当該接続部材51Aが固定される。
[切替部による復元部の有効化]
上記連結部4と同様に、操作部材72が上記回動軸AX3を中心として+D1方向に回動されて、上記一対の規制部材77のそれぞれが回動軸AX3を中心とする半径方向外側の方向である+D2方向に移動しきると、図14に示すように、各規制部材77の規制部762は、駒部材71Aの切欠部717内に配置される。この状態では、当該規制部762と当接部7161との当接により、駒部材71Aの回動が規制される。このため、駒部材71Aに延出部613が係止された付勢部材61の付勢力(復元力)が、延出部612と係合する接続部材51Aに作用可能となる。この状態での規制部材77の位置が、本発明の規制位置に相当する。
なお、ハンガー34及び接続部材51Aは、上記と同様に、各放音部3の放音面3Sが互いに向き合う際の当該放音部3の位置を基準位置として、上記回動軸AX3を中心として背面側に90°回動可能である。そして、上記付勢部材61は、放音部3の放音面3Sが背面側を向く方向に回動された際に、接続部材51Aに復元力を作用させる。これにより、各放音部3を基準位置に位置付けしやすくなり、一般的な使用者が通常使用する姿勢にヘッドホン1Aの姿勢を維持しやすくすることができる。
[切替部による復元部の無効化]
図15は、規制部材77によって駒部材71Aの回動が許容されて復元部6Aが無効化された状態の連結部4Aの内部を示す斜視図である。
一方、操作部材72が−D1方向(+D1方向の反対方向)に回動されると、当該操作部材72の外側に位置していた各ボス761が、上記ガイド部5532に沿って操作部材72の内側に移動される。これにより、各規制部材77は、図15に示すように、−D2方向(+D2方向の反対方向)に移動され、各規制部762は、駒部材71Aにおける一対の起立部716の内側に配置される。この状態では、接続部材51Aとともに駒部材71Aが回動しても、上記当接部7161は規制部762に当接しない。このため、付勢部材61及び駒部材71Aが、接続部材51Aと一体的に回動され、付勢部材61の付勢力(復元力)が接続部材51Aに作用しない。このため、接続部材51A及び放音部3は、上記回動範囲内で自由に回動可能となる。この状態での規制部材77の位置が、本発明の許容位置に相当する。
[切替部による接続部材の係止]
図16は、係止部773が接続部材51Aの噛合部5135と噛合した状態の連結部4Aの内部を示す斜視図である。換言すると、図16は、係止部773によって接続部材51Aが係止された状態の連結部4Aの内部を示す斜視図である。
操作部材72が−D1方向に更に回動されて、上記規制部材77が−D2方向に移動しきると、図16に示すように、当該規制部材77の係止部773が、接続部材51Aの噛合部5135と噛合して、当該接続部材51Aを係止する。この状態では、接続部材51Aを回動させようとしても、当該接続部材51Aの回動が規制部材77によって規制されるので、当該接続部材51A、ひいては、ハンガー34(放音部3)の位置が固定される。この状態での規制部材77の位置を、固定位置とする。
なお、噛合部5135は、一対の規制部材77によって挟まれる柱状部5134の周面(柱状部5134の外周一周分の周面)に連続して形成されており、また、接続部材51Aは、係止部773によって係止されるまでは、上記回動範囲内で自由に回動可能である。このため、所望の角度(所定の回動角度)に接続部材51Aを回動させた状態で、各規制部材77の係止部773を噛合部5135に噛合させることによって、当該所望の角度にて接続部材51A、ひいては、放音部3を固定できる。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るヘッドホン1Aによれば、上記ヘッドホン1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
操作部材72を−D1方向に回動しきると、一対の規制部材77が接続部材51Aを挟持して、当該接続部材51Aを係止する。詳述すると、この状態では、各規制部材77の係止部773が噛合部5135と噛合して、接続部材51A、ひいては、放音部3を係止及び固定する。これによれば、使用者の所望の角度に回動させた放音部3の状態を維持できる。従って、ヘッドホン1Aの利便性を向上させることができる。
更に、各規制部材77の係止部773は、接続部材51Aの噛合部5135と噛合するので、当該規制部材77が柱状部5134を挟持するだけの構成に比べて、当該接続部材51Aの回動を確実に規制できる。この他、各規制部材77が柱状部5134に押圧力を掛け続ける必要がないため、規制部材77の負荷を軽減できる。
なお、上記図では省略したが、各規制部材77がそれぞれ上記した規制位置、許容位置及び固定位置の少なくともいずれかに位置する場合に、操作部材72が位置決め又は仮固定される構成を設けてもよい。
例えば、操作部材72及び配置部553Aの一方に突部を設け、各規制部材77が当該規制位置、許容位置及び固定位置の少なくともいずれかの位置に位置する場合の当該突部の位置に応じて、他方に当該突部が嵌まり込む凹部を設けてもよい。
このような構成を連結部4Aが有する場合、使用者が操作部材72による接続部材51A及び放音部3の規制状態を把握しやすくすることができる他、当該操作部材72が不意に回動して、当該規制状態が変化することを抑制できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るヘッドホンは、上記ヘッドホン1と同様の構成を有するが、規制部材76の負荷を軽減する構成を更に有する点において、当該ヘッドホン1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図17は、本実施形態に係るヘッドホン1Bが有する連結部4Bの構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係るヘッドホン1Bは、一対の連結部4に代えて一対の連結部4Bを有する他は、上記ヘッドホン1と同様の構成及び機能を有する。
連結部4Bは、上記連結部4と同様に、ヘッドバンド2の左右両端に設けられ、上下方向に沿う回動軸AX3を中心として放音部3(ハンガー34)を回動可能に支持して、これらヘッドバンド2と放音部3とを連結するものである。この連結部4Bは、図17に示すように、支持部8、復元部6及び切替部9を有する。
なお、ヘッドバンド2に対して左側に位置する連結部4Bと、右側に位置する連結部4Bとは、左右対称に構成されているものの、それぞれ同様の構成を有する。このため、以下では、左側に位置する連結部4Bについて説明し、右側に位置する連結部4Bについては、説明を省略する。
[支持部の構成]
支持部8は、上記支持部5と同様に、ハンガー34と接続された状態でヘッドバンド2に取り付けられることにより、当該ハンガー34を回動可能に支持する。この支持部8は、接続部材81、第1支持部材82、カバー部材83、固定部材84及び第2支持部材85を有する。
[接続部材の構成]
接続部材81は、上記接続部材51,51Aと同様に、ハンガー34を前後方向に沿う回動軸AX2(図1参照)を中心として回動可能に上記第2接続部342と接続される。この接続部材81は、下部に位置する円筒状部511と、上部に位置する被挟持部812と、を有する。
被挟持部812は、当該被挟持部812の周囲から径方向外側に延出して、第1支持部材82によって支持される円環状のフランジ部8121と、当該フランジ部8121に形成された突出部8122〜8126及び凹部8127と、を有する。
突出部8122は、フランジ部8121の一部から下方に突出している。
突出部8123〜8126は、フランジ部8121の上面に突設されている。これらのうち、突出部8123は、駒部材71が載置される支柱となる。また、突出部8124は、接続部材81がハンガー34とともに回動された際に、第2支持部材85に設けられた2つの突起8536,8537(図18参照)の一方及び他方と当接可能に設けられ、これにより、接続部材81の回動範囲が規定される。なお、突出部8125,8126は、接続部材81の中心軸を挟んで突出部8124とは反対側の位置に、互いに比較的近い位置に配置されている。これら突出部8125,8126の間には、放音部3の放音装置32と接続されるケーブルが配置される。
凹部8127には、付勢部材61の延出部612が挿入され、当該延出部612を介して、付勢部材61の付勢力(復元力)が接続部材81に作用する。
[第1支持部材の構成]
第1支持部材82は、上記第1支持部材52と同様に、第1挟持片821及び第2挟持片822を有する。これら挟持片821,822は、左右方向に沿って挿入される一対の固定部材823によって組み合わされ、当該一対の固定部材823は、第2支持部材85に固定される。
第1挟持片821は、ヘッドホン1Bを使用者が装着した際の当該使用者側に位置し、第2挟持片822は、当該使用者側とは反対側に位置する。これら第1挟持片821及び第2挟持片822は、上記被挟持部812においてフランジ部8121より下方の部位が嵌め合わされる半円形状の開口部8211,8221を有する。この他、第1挟持片821は、開口部8211に沿って形成された凹部8212を有し、第2挟持片822は、開口部8221に沿って形成された凹部8222を有する。そして、第1挟持片821及び第2挟持片822が組み合わされた際には、接続部材81の被挟持部812は、これら第1挟持片821及び第2挟持片822によって左右から挟まれる。この際、フランジ部8121において第1挟持片821側の部位は、凹部8212内に配置され、当該フランジ部8121において第2挟持片822側の部位は、凹部8222内に配置される。これにより、接続部材81は、第1支持部材82に回動可能に支持される。
[カバー部材の構成]
カバー部材83は、上記カバー部材53と同様に、第2支持部材85(延出部851)をヘッドバンド2の端部に固定する部材である。このカバー部材83とヘッドバンド2とを挿通したねじ等の固定部材84が第2支持部材85に固定されることによって、これらカバー部材83及び第2支持部材85が、当該ヘッドバンド2の端部に固定される。
このカバー部材83も、図示を省略するが、固定部材84が挿通する孔部を有する。
[第2支持部材の構成]
第2支持部材85は、上記第2支持部材55,55Aと同様に、ヘッドバンド2の端部に取り付けられるとともに、接続部材81を挟持した第1支持部材82が取り付けられる。この第2支持部材85は、第2支持部材55と同様に、延出部851及び屈曲部852を有する。
これらのうち、屈曲部852が有する配置部853は、上記配置部553と同様に、孔部8531及び一対のガイド部8532を有する。この他、配置部853は、操作部材91の回動範囲を規定する一対の規定部8533が、孔部8531を中心とする対称位置に突設されている。
図18は、第2支持部材85(屈曲部852)を下方から見た斜視図である。
また、第2支持部材85は、図18に示すように、配置部853とは反対側の面、すなわち、第1支持部材82と対向する面に、配置部554と同様の凹状の配置部854を有する他、ねじ孔8534,8535と、2つの突起8536,8537と、を有する。
ねじ孔8534は、上記固定部材84が固定されるねじ孔であり、本実施形態では2つ設けられている。
ねじ孔8535は、上記第1支持部材82の挟持片821,822を挿通した一対の固定部材823が固定されるねじ孔であり、本実施形態では2つ設けられている。
突起8536,8537は、これら突起8536,8537を結ぶ仮想線VL1と、一対のガイド部8532とを結ぶ仮想線VL2とが交差するように配置されている。更に、突起8536,8537は、第2支持部材85と切替部9とが組み合わされた際に、当該切替部9を構成する駒部材71の外側に位置するように配置されている。これら突起8536,8537の間には、上記突出部8124が配置される。
そして、放音部3が一方側に回動された場合には、突出部8124は、当該放音部3の回動範囲における一方側の終端にて突起8536,8537の一方の突起に当接される。
また、放音部3が他方側に回動された場合には、突出部8124は、当該放音部3の回動範囲における他方側の終端にて突起8536,8537の他方の突起に当接される。
このように、突出部8124が一方の突起に当接される位置から他方の突起に当接される位置までの範囲が、放音部3の回動範囲である。なお、突出部8124が一方の突起に当接した状態では、放音部3は基準位置に位置し、突出部8124が他方の突起に当接した状態では、放音部3は、本実施形態では放音面3Sが背面側を向く位置に位置する。
[切替部の構成]
切替部9は、切替部7,7Aと同様に、復元部6が有効化されて接続部材81(ひいてはハンガー34)に復元力が作用される状態と、当該復元部6が無効化されて接続部材81に復元力が作用されない状態とを切り替える。この切替部9は、図17に示すように、駒部材71、操作部材91、一対の規制部材92及び中間部材93を有する。なお、本実施形態においても、本発明の切替部は、切替部9及び第2支持部材85を含んで構成される。
これらのうち、操作部材91は、上記第2支持部材85に対して上方に位置し、一対の規制部材92、中間部材93及び駒部材71は、当該第2支持部材85に対して下方に位置する。
[操作部材の構成]
操作部材91は、操作部材72と同様に、回動軸AX3を中心として回動可能に配置部853に取り付けられ、一対の規制部材92を移動させる移動部材である。詳述すると、操作部材91は、ダイヤルとして構成されており、使用者の回動操作に応じて、一対の規制部材92を当該回動軸AX3に対する直交方向(駒部材71の半径方向)に移動させるとともに、中間部材93を操作部材91と同方向に回動させて、一対の規制部材92を当該直交方向に移動させる。
このような操作部材91は、当該操作部材91の外周から突出し、使用者によって操作されるつまみ部911を有する。この他、操作部材91は、詳しい図示を省略するが、下面の中央に突設されて、後述する中間部材93に挿入される突出部912と、当該突出部を中心とする対称位置に上記一対のガイド溝723と、を有する。
[規制部材の構成]
図19は、駒部材71、一対の規制部材92及び中間部材93の位置関係を示す斜視図である。また、図20は、一対の規制部材92及び中間部材93を上方から見た図である。なお、図19及び図20は、各規制部材92が起立部716の内側に配置された状態を示している。
一対の規制部材92は、上記一対の規制部材76と同様に、操作部材91の回動に伴って駒部材71の半径方向にそれぞれ移動して、当該駒部材71の回動を規制する。これら規制部材92は、図19及び図20に示すように、ボス921、規制部922及び曲面部923を有し、これらが一体的に形成されている。
ボス921は、本発明の係合部に相当し、第2支持部材85のガイド部8532を挿通して、操作部材91のガイド溝723に挿入される。
規制部922は、ボス921の下方に位置し、規制部材92の移動に伴って、切欠部717の内外に移動される。
曲面部923は、規制部922において、他方の規制部材92との間に位置する中間部材93の押圧部933と対向する部位に位置する。この曲面部923は、当該押圧部933に沿う曲面形状に形成され、当該中間部材93の回動に伴って押圧部933により押圧される。これにより、規制部材92は、操作部材91と係合するボス761が当該操作部材91の+D1方向への回動に伴って+D2方向に移動されるとともに、中間部材93の押圧によっても同方向に移動される。
[中間部材の構成]
中間部材93は、操作部材91と一体的に回動され、各規制部材92を+D2方向(上記半径方向外側)に移動させる。このような中間部材93は、図19及び図20に示すように、筒状部931、孔部932、2つの押圧部933、フランジ部934、2つの切欠部935及び突出部936を有する。
筒状部931は、中間部材93における上部を構成し、略楕円筒状に形成されている。この筒状部931は、各規制部材92に挟まれる位置に配置される。
孔部932は、筒状部931の上面に形成されている。この孔部932には、操作部材91の突出部912(図17参照)が挿入され、これにより、中間部材93は、操作部材91と一体化される。
2つの押圧部933のそれぞれは、筒状部931に側面のうち、各規制部材92と対向する部位に曲面状に形成され、当該各規制部材92の曲面部923を押圧する。これら押圧部933の曲面形状は、操作部材91の回動に伴うガイド溝723による各規制部材92の移動速度と同じ速度にて、当該各規制部材92を同方向に移動させる形状に設定されている。
フランジ部934は、中間部材93における下部を構成し、筒状部931より外径寸法が大きい円形状に形成されている。このフランジ部934は、駒部材71の上面71USと、規制部材92との間に配置される。
切欠部935は、フランジ部934を2つに分断し、突出部936は、分断されたフランジ部934の端部にそれぞれ設けられている。
[切替部による復元部の有効化及び無効化の切替]
図21は、操作部材91が+D1方向に回動された場合の各規制部材92及び中間部材93の回動状態を上方から見た図である。
図19及び図20に示したように、各規制部材92が上記起立部716の内側に配置された状態から、操作部材91が+D1方向に回動されると、図21に示すように、当該操作部材91のガイド溝723に挿入されたボス921が、第2支持部材85のガイド部8532に沿って+D2方向に移動される。このボス921の移動とともに、中間部材93が操作部材91と一体的に+D1方向に回動されて、各押圧部933が曲面部923を押圧し、規制部922を上記+D2方向に移動させる。
この際の+D2方向へのボス921の移動速度と、+D2方向への規制部922の移動速度とは、上記のように略同じとなるように、ガイド溝723、曲面部923及び押圧部933の形状が設定されている。このことから、規制部材92が+D2方向に対して傾いたり、ボス921に大きな負荷が加わることが抑制される。
図22は、操作部材91が+D1方向に回動しきった場合の各規制部材92及び中間部材93の回動状態を上方から見た図であり、図23は、図22にて示した状態の各規制部材92及び中間部材93のそれぞれの駒部材71に対する位置を示す斜視図である。
図21の回動状態から操作部材91が+D1方向に回動しきると、図22に示すように、各規制部材92は、更に+D2方向に移動されて、当該各規制部材92の移動範囲の終端に達する。この場合、図23に示すように、各規制部材92の規制部922が、上記切欠部717内に配置され、当該規制部922と当接部7161とが当接可能となる。これにより、上記回動軸AX3を中心とする駒部材71の回動が規制され、上記連結部4,4Aの場合と同様に、復元部6が、付勢部材61の付勢力(復元力)が接続部材81に作用可能となる有効状態に切り替わる。
一方、図22及び図23に示した状態から、操作部材91が+D1方向とは反対方向に回動されると、各規制部材92が操作部材91のガイド溝723に沿って+D2方向とは反対方向に移動され、図19に示したように、各規制部材92が一対の起立部716の内側に配置される。これにより、駒部材71の回動規制が解除されて、接続部材81とともに駒部材71の回動が許容されることとなり、復元部6が、付勢部材61の付勢力(復元力)が接続部材81に作用されない無効状態に切り替わる。
[中間部材による操作部材の規制]
ここで、中間部材93が設けられていない場合には、以下の問題が生じ得る。
各規制部材92が+D2方向に移動される際に、当該+D2方向上に駒部材71の切欠部717が位置していれば、規制部922が当該切欠部717内に位置するように、各規制部材92が移動可能となる。しかしながら、接続部材81とともに駒部材71が回動されていて、+D2方向上に切欠部717が位置しない場合には、操作部材91を回動させても、規制部922は起立部716の内側の面に当接され、当該規制部材92の+D2方向への移動は規制されてしまう。
このように規制部材92の+D2方向への移動が起立部716によって規制された状態で、更に操作部材91が回動されると、規制部材92を+D2方向に移動させる押圧力がボス921にのみ加わるので、ボス921の剛性が低い場合には、当該ボス921が変形したり破損したりする可能性がある。
これに対し、本実施形態では、中間部材93の押圧部933が、操作部材91の回動に応じて、当該操作部材91のガイド溝723による規制部材92の移動速度と略同じ移動速度で、当該規制部材92を移動させる。これによれば、規制部材92には、操作部材91の回動に伴う押圧力が、ボス921と曲面部923(規制部922)とに作用する。このため、規制部材92に作用される押圧力の作用部位を分散させることができる。従って、連結部4Bでは、中間部材93が追加されることから、連結部4に比べて構成が複雑になるものの、当該規制部材92に変形や破損が発生することを抑制できる。
[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るヘッドホン1Bによれば、上記ヘッドホン1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
切替部9は、ダイヤルである操作部材91の回動に伴って回動される中間部材93を有する。そして、当該中間部材93は、操作部材91が回動されると、当該操作部材91の回動に伴って規制部材92が移動される方向に、当該規制部材92を押圧する押圧部933を有する。これによれば、上記のように、+D2方向上に切欠部717が位置しない状態で、操作部材91が更に+D1方向に回動された場合でも、ボス921に対する負荷を軽減できる。従って、規制部材92の変形や破損を抑制でき、復元部6の有効状態及び無効状態を安定して切り替えることができる。
押圧部933は、中間部材93の回動軸(回動軸AX3と一致)に沿って見た場合に、操作部材91の回動に伴う+D2方向への規制部材92の移動速度と、中間部材93による規制部材92の+D2方向への移動速度とを合わせる曲面形状を有する。これによれば、操作部材91のガイド溝723によってボス921に加わる押圧力と、中間部材93によって曲面部923に加わる押圧力とを均一化することができ、規制部材92に作用する押圧力の作用部位を確実に分散させることができる。従って、規制部材92に変形や破損が生じることを確実に抑制できる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態に係るヘッドホンは、上記ヘッドホン1Bと同様の構成を有するが、規制部材を第2支持部材と操作部材との間に設けた点で、当該ヘッドホン1Bと相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図24は、本実施形態に係るヘッドホン1Cが有する連結部4Cの構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係るヘッドホン1Cは、一対の連結部4Bに代えて一対の連結部4Cを有する他は、上記ヘッドホン1Bと同様の構成及び機能を有する。
連結部4Cは、上記連結部4,4A,4Bと同様に、ヘッドバンド2の左右両端に設けられ、上下方向に沿う回動軸AX3を中心として放音部3(ハンガー34)を回動可能に支持して、これらヘッドバンド2と放音部3とを連結するものである。この連結部4Cは、図24に示すように、支持部8C、復元部6及び切替部9Cを有する。
なお、ヘッドバンド2に対して左側に位置する連結部4Cと、右側に位置する連結部4Cとは、左右対称に構成されているものの、それぞれ同様の構成を有する。このため、以下では、左側に位置する連結部4Cについて説明し、右側に位置する連結部4Cについては、説明を省略する。
[支持部の構成]
支持部8Cは、上記支持部5,5A,8と同様に、ハンガー34と接続された状態でヘッドバンド2に取り付けられることにより、当該ハンガー34、ひいては、放音部3を回動可能に支持する。この支持部8Cは、第2支持部材85に代えて第2支持部材86を有する他は、上記支持部8と同様の構成及び機能を有する。
[第2支持部材の構成]
図25は、第2支持部材86を上方から見た斜視図である。詳述すると、図25は、第2支持部材86と駒部材71とを組み合わせた状態を上方から見た斜視図である。
第2支持部材86は、上記第2支持部材55,55A,85と同様に、ヘッドバンド2の端部に取り付けられるとともに、接続部材81を挟持した第1支持部材82が取り付けられる部材である。この第2支持部材86は、図24及び図25に示すように、延出部851と、当該延出部851の端部から屈曲して左右方向に略沿う屈曲部862と、を有する。
屈曲部862は、後述する操作部材91Cが配置される配置部863を有し、当該配置部863は、当該操作部材91Cの外形に応じた円柱状に上方に二段階で突出している。このため、配置部863の周縁には、当該配置部863の周縁に沿う段差部8631が形成されている。この段差部8631は、操作部材91Cによって覆われる。
この他、配置部863は、図25に示すように、ガイド部8632、挿通孔8633、一対の切欠8634、一対の孔部8635及び一対の突起8636を有する。
ガイド部8632は、上方から見て配置部863の直径方向に延びる略矩形凹状に形成されており、当該ガイド部8632の底部において、配置部863の中央に対応する位置には、挿通孔8633が位置する。このガイド部8632内には、規制部材92が配置される他、配置部863に操作部材91Cが配置された際に、当該操作部材91Cが有する突出部915及び押圧部916(図26及び図27参照)が配置される。すなわち、ガイド部8632は、操作部材91Cの回動に伴う規制部材92の直進移動を案内する。
一対の切欠8634は、ガイド部8632内において当該ガイド部8632の長手方向の両端にそれぞれ形成されている。この一対の切欠8634のそれぞれには、第2支持部材86と組み合わされる駒部材71の起立部716及び切欠部717が露出される。
一対の孔部8635は、ガイド部8632の外側に、挿通孔8633を挟んで形成されている。この一対の孔部8635のそれぞれは、第2支持部材86を上下に貫通しており、各孔部8635には、後述するボール98が配置される。
一対の突起8636は、一対の孔部8635に対する外縁側の位置に、挿通孔8633を挟んで形成されている。この一対の突起8636は、各突起8636を結ぶ仮想線(図示省略)と、上記一対の孔部8635を結ぶ仮想線(図示省略)とが交差する位置に形成されている。これら突起8636は、配置部863に配置された操作部材91Cが有する規制溝918(図26及び図27参照)内に挿入され、当該操作部材91Cの回動範囲を規定する。
これらの他、屈曲部862は、図24に示すように、配置部863とは反対側の面(第1支持部材82と対向する面)に凹状の配置部854を有する他、図示を省略するが、上記ねじ孔8534,8535及び突起8536,8537を有する。
[切替部の構成]
切替部9Cは、切替部7,7A,9と同様に、復元部6が有効化されて接続部材81(ひいては放音部3)に復元力が作用される状態と、当該復元部6が無効化されて接続部材81に復元力が作用されない状態とを切り替える。この切替部9Cは、図24に示すように、それぞれ上記した駒部材71及び一対の規制部材92の他、操作部材91C、中間部材94、Oリング95、固定部材96、付勢部材97及びボール98を有する。
これらのうち、固定部材96としては、本実施形態ではねじが採用されている。また、一対の規制部材92は、上記のように、駒部材71の回動軸(回動軸AX3と一致)を挟むように、上記ガイド部8632内に配置される。
[操作部材の構成]
図26及び図27は、操作部材91Cを下方から見た斜視図及び下面図である。なお、図26では、図示の都合上、操作部材91Cが有する一対の規制溝918及び4つの穴部919のうち、一方の規制溝918及び2つの穴部919が図示されている。
操作部材91Cは、操作部材91と同様に、回動軸AX3を中心として回動可能に上記配置部863に取り付けられて、一対の規制部材92を移動させる移動部材であり、本実施形態ではダイヤルとして構成されている。この操作部材91Cは、図26及び図27に示すように、上下を逆にした有底筒状形状に形成されている。このような操作部材91Cは、側方に突出するつまみ部911を有する他、ボス913、ねじ孔914、突出部915、一対の押圧部916、一対のガイド溝917、一対の規制溝918及び4つの穴部919を有する。
ボス913は、操作部材91Cの有底筒状形状の底となる内面91CAの中央に、略円筒状に突設されている。このボス913は、操作部材91Cが配置部863に配置された際に上記挿通孔8633を挿通し、第2支持部材86の下方に露出される。
ねじ孔914は、ボス913の先端面(下面)に形成されている。このねじ孔914には、後述する中間部材94をボス913に固定する固定部材96が固定される。
突出部915は、ボス913の側面から略楕円筒状に突出しており、上記配置部863のガイド部8632内に配置される。
一対の押圧部916は、突出部915において互いに反対側となる部位に位置し、操作部材91Cが回動された際に、同じくガイド部8632内に配置された一対の規制部材92を、互いに離間する方向に押圧して移動させる。この一対の押圧部916は、上記中間部材93の押圧部933と同様に曲面形状に形成されている。詳述すると、これら押圧部916は、操作部材91Cの回動に伴って後述するガイド溝917によって移動される各規制部材92の移動速度と、当該一対の押圧部916によって押圧された各規制部材92が同方向に移動される際の当該各規制部材92の移動速度とを略一致させる曲面状に形成されている。
なお、各押圧部916は、全体として円弧状に形成されているが、詳述すると、当該各押圧部916は、押圧部916の周方向における略半分の位置にて第1押圧部9161と第2押圧部9162とに分かれている。そして、図示を省略するが、第1押圧部9161の曲率中心は、ねじ孔914の中心に設定されているのに対し、第2押圧部9162の曲率中心は、当該ねじ孔914の中心とは異なる位置に設定されている。そして、本実施形態における規制部材92の曲面部923は、対応する押圧部916の形状に沿う曲面状に形成されている。
一対のガイド溝917は、上記内面91CAにおいてボス913を挟む位置に、円弧状に形成されている。この一対のガイド溝917のそれぞれには、上記一対のガイド溝723と同様に、対応する規制部材92のボス921が挿入される。これにより、操作部材91Cの回動に伴って、各規制部材92が互いに接離する方向に移動される。
一対の規制溝918は、上記内面91CAの外縁に沿ってねじ孔914を中心とする円弧状に形成されている。この一対の規制溝918のうち、一方の規制溝918の円弧の角度と、他方の規制溝918の円弧の角度とは同じである。このような一対の規制溝918のそれぞれには、配置部863に操作部材91Cが配置された際に上記突起8636が挿入され、これにより、操作部材91Cの回動範囲が規定される。
4つの穴部919(919A,919B)は、上記内面91CAに形成されている。これらのうち、2つの穴部919Aは、図示を省略するが、ねじ孔914の中心を通る仮想直線上に位置し、他の2つの穴部919Bは、ねじ孔914の中心を通り、かつ、当該仮想線に対して所定の交差角(本実施形態では略45°)にて交差する他の仮想直線上に位置する。これら穴部919には、中間部材94に設けられたボール98が嵌合し得る。
[中間部材の構成]
中間部材94は、図24に示すように、駒部材71が有する一対の起立部716の内側に配置される。この中間部材94には、Oリング95を挿通した固定部材96が挿通し、当該固定部材96は、上記挿通孔8633を介して下方に露出される上記ねじ孔914に固定される。これにより、中間部材94は、第2支持部材86を挟んで操作部材91Cと一体化される。換言すると、中間部材94と操作部材91Cとによって、第2支持部材86及び上記一対の規制部材92が挟まれて、当該一対の規制部材92の脱落が防止されている。
このような中間部材94は、第1中間部材941及び第2中間部材942を有する。
第1中間部材941は、付勢部材97及びボール98を支持する支持部材であり、上記ねじ孔914(操作部材91C)に固定される第2中間部材942と組み合わされる。この第1中間部材941は、円形状の開口部9412を有する円環状の本体部9411と、当該本体部9411の上面に突設された一対のピン9413及び凹部9414を有する。
これらのうち、開口部9412には、第2中間部材942の挿入部9422が挿入される。このため、第2中間部材942が操作部材91Cと一体的に回動される場合でも、第1中間部材94は、回動されない構成となっている。
一対のピン9413は、開口部9412を挟む位置に突設されている。この一対のピン9413の先端には、圧縮コイルばねである付勢部材97が設けられ、当該付勢部材97の先端には、ボール98が設けられる。このボール98は、上記孔部8635を介して配置部863の上方に露出する。そして、当該配置部863に配置された操作部材91Cの回動状態に応じて、ボール98が上記穴部919に嵌合することによって、操作部材91Cを回動させた際のクリック感が使用者に付与される。これらピン9413は、当該ピン9413を結ぶ方向と、一対の規制部材92が互いに対向する方向とが直角に近い角度で交差する位置に配置される。
凹部9414は、第1中間部材941の下面に位置している。この凹部9414には、第2中間部材942の本体部9421が嵌まり込む。
第2中間部材942は、第1中間部材941を操作部材91Cに取り付ける部材である。この第2中間部材942は、本体部9421、挿入部9422、貫通孔9423、挟持部9424及び凹部9425を有する。
本体部9421は、第2中間部材942の外縁を構成する部位であり、略円盤状に形成されている。この本体部9421は、上記凹部9414に嵌まり込む。
挿入部9422は、本体部9421の上面から略円柱状に突出する部位である。この挿入部9422は、第1中間部材941の上記開口部9412に挿入される。
貫通孔9423は、本体部9421及び挿入部9422を上下方向に沿って貫通する。この貫通孔9423には、下方から固定部材96が挿通される。
挟持部9424は、挿入部9422の上面に貫通孔9423を挟むように一対設けられ、貫通孔9423を挿通した固定部材96を挟持する。これら挟持部9424において互いに対向する面には、固定部材96としてのねじと噛合する溝が形成されている。
凹部9425は、本体部9421の下面に形成されている。この凹部9425内には、Oリング95と、固定部材96としてのねじの頭部とが配置される。
[切替部による復元部の有効化及び無効化の切替]
図28は、復元部6が無効化された状態での一対の規制部材92の位置を上方から見た斜視図である。なお、図28では、規制部材92の移動状態を把握しやすくするために、操作部材91Cの図示を省略している。
復元部6が無効化された状態、すなわち、当該復元部6による復元力が接続部材81に作用されない状態では、図28に示すように、一対の規制部材92は、第2支持部材86のガイド部8632内において中央寄りに位置する。詳述すると、当該一対の規制部材92は、ガイド部8632の長手方向両端に位置する一対の切欠8634より中央寄りの位置(許容位置)に位置する。このため、当該一対の切欠8634を介して起立部716及び切欠部717が露出する駒部材71が回動される場合でも、規制部材92と上記当接部7161とは当接されないことから、駒部材71の回動は規制されない。この状態では、駒部材71及び復元部6は、接続部材81及び放音部3とともに回動されるので、当該復元部6による復元力は発生しない。これにより、接続部材81及び放音部3が回動される場合でも、当該接続部材81及び放音部3に、上記復元力(付勢部材61の付勢力)が作用することはない。
図29は、復元部6が有効化された状態での各規制部材92の位置を上方から見た斜視図である。なお、図29においても、規制部材92の移動状態を把握しやすくするために、操作部材91Cの図示を省略している。
図28に示した上記状態(無効状態)から、操作部材91Cが+D1方向に回動されると、ボス921が挿入されたガイド溝917によって、各規制部材92は、ガイド部8632における端部側(+D2方向)の位置(規制位置)に移動される。この際、ガイド部8632内に位置する押圧部916が、各規制部材92の曲面部923を押圧することにより、当該各規制部材92は、同じくガイド部8632における端部側(+D2方向)に移動される。これにより、図29に示すように、各規制部材92は、ガイド部8632の両端に配置され、復元部6が有効化される。
この有効状態では、切欠8634を介して露出される駒部材71の各切欠部717に、対応する規制部材92が配置されるので、駒部材71が回動しようとしても、規制部922に当接部7161が当接することから、当該駒部材71の回動が規制される。このため、駒部材71及び復元部6は、接続部材81及び放音部3とともに回動されないので、接続部材81及び放音部3が回動された場合には、復元部6による復元力が発生する。これにより、接続部材81及び放音部3には、当該放音部3が上記基準位置に位置する方向に復元力(付勢部材61の付勢力)が作用する。
また、有効状態では、上記配置部863の各突起8636が、対応する規制溝918の一端に位置することにより、当該操作部材91Cの更なる回動が規制される。更に、有効状態では、上記ボール98が、操作部材91Cの穴部919Bに嵌まり込んでクリック感を生じさせる。これにより、操作部材91Cが回動範囲の一端に回動されていることを、使用者に把握させやすくすることができる。
なお、図29に示した有効状態から、操作部材91Cが−D1方向に回動されると、ガイド溝917により、各規制部材92は−D2方向に移動されて、上記許容位置に移動される。これにより、図28に示したように、復元部6は無効化される。
この無効状態では、各突起8636が、対応する規制溝918の他端に位置することにより、操作部材91Cの更なる回動が規制される他、上記ボール98が、穴部919Aに嵌まり込んでクリック感を生じさせる。これにより、操作部材91Cが回動範囲の一端に回動されていることを、使用者に把握させやすくすることができる。
[第4実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るヘッドホン1Cによれば、上記ヘッドホン1Bと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
本実施形態では、操作部材91Cが+D1方向に回動された際に、各規制部材92が+D2方向に移動されるように、当該各規制部材92を押圧する押圧部916を、ダイヤルとして構成された操作部材91Cが有する。これによれば、押圧部916が設けられる突出部915を太く形成できるので、上記各規制部材92を押圧して移動させる構成の強度を高めることができる。従って、強度が高い金属だけでなく合成樹脂によっても、操作部材91Cを形成することが可能となるので、操作部材91Cの材料選択の自由度を向上させることができる。なお、操作部材91Cが合成樹脂によって形成される場合には、金属により形成される場合に比べて、当該操作部材91C、ひいては、ヘッドホン1Cの製造コストを低減できる他、ヘッドホン1Cを軽量化できるので、当該ヘッドホン1Cを装着した使用者の負荷を軽減できる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、規制部材76,77,92を移動させる移動部材として、ダイヤルによって構成された操作部材72,91,91Cが用いられた。しかしながら、これに限らず、規制部材76,77,92を上記規制位置及び上記許容位置に移動可能であれば、移動部材(操作部材)の構成は問わない。例えば、操作部材は、スライドスイッチやプッシュスイッチによって構成されてもよい。
上記各実施形態では、切替部7,7A,9,9Cは、ハンガー34(放音部3)と連結される接続部材51,81と付勢部材61を介して接続される駒部材71の回動を規制することによって、当該付勢部材61の付勢力が接続部材51,81に作用する有効状態と、作用しない無効状態とを切り替える構成とした。しかしながら、これに限らず、付勢部材61と接続部材51,81との接続、及び、付勢部材61と駒部材71との接続の少なくともいずれかを解除して、有効状態から無効状態に切り替える構成としてもよい。例えば、復元部(付勢部材)と接続部材との間、及び、復元部(付勢部材)と駒部材との間の少なくともいずれかにクラッチ部材を設け、当該クラッチ部材を復元部に対して接離させることによって、当該復元部による復元力が作用する場合と作用しない場合とを切り替える構成としてもよい。
上記第1、第3及び第4実施形態では、復元部6が無効化された状態では、接続部材51、ひいては、放音部3は、上記回動範囲内で自由に回動可能とした。これに対し、上記第2実施形態のように、当該放音部3を所定角度で係止する構成を設けてもよい。この場合、ヘッドホンの利便性がより高まる。また、放音部3を所定角度で係止する構成は、上記第2実施形態にて示した構成に限らず、他の構成でもよい、
上記各実施形態では、復元部6は、ねじりコイルばねによって構成された付勢部材61を有するとした。しかしながら、これに限らず、付勢部材として、他のコイルばねや板ばねを採用してもよく、更には、弾性力を復元力として作用させることが可能な弾性部材を採用してもよい。
上記各実施形態では、放音部3は、ハウジング31を支持するハンガー34を有する構成とした。しかしながら、これに限らず、ハンガー34は無くてもよい。この場合、ハウジング31と接続部材51,81とが直接連結されてもよく、他の部材を介して連結されてもよい。
上記各実施形態では、規制部材76,77,92は、駒部材71の中心軸と一致する回動軸AX3を中心として対称に配置されるとした。しかしながら、これに限らず、規制部材76,77,92は、切替部7,7A,9,9Cに1つ設けられる構成としてもよく、3つ以上設けられる構成としてもよい。
上記第3及び第4実施形態では、規制部材92は、操作部材91,91Cのガイド溝723,917に挿入されるボス921と、押圧部933,916によって押圧される曲面部923(被押圧部)とを有するとした。しかしながら、これに限らず、押圧部によって+D2方向に規制部材を移動させることができ、例えば付勢部材等によって−D2方向に規制部材を移動させることができれば、ボス921は、操作部材91,91Cと係合していなくてもよい。更に、規制部材を+D2方向及び−D2方向に移動させることができれば、ボス921は、ガイド部8532を挿通していなくてもよく、ガイド部8632外に突出していなくてもよい。すなわち、規制部材は、操作部材と係合するボスを備えていなくてもよい。
上記各実施形態では、放音部3は、連結部4,4A〜4Cによって上下方向に沿う回動軸AX3を中心として回動可能にヘッドバンド2と連結されるとした。しかしながら、これに限らず、当該回動軸AX3は、上下方向に対して交差していてもよい。すなわち、放音部3の回動軸は、上下方向に沿う方向に限らず、どの方向に沿って延びていてもよい。
上記各実施形態では、放音部3の回動範囲は、上記基準位置を0°とした場合に背面側に90°回動可能な範囲とした。しかしながら、これに限らず、放音部3の最大回動角は、適宜変更可能である。すなわち、放音部3の最大回動角は、90°より大きくてもよく、例えば、180°であってもよい。なお、放音部3の回動角が360°以上となると、内部に設けられた放音装置32に接続されるコードが捻じれる可能性があるため、最大回動角は、360°より小さいことが好ましい。
また、上記各実施形態では、放音面3Sが互いに向き合う放音部3の位置(使用者の耳に対向する放音部3の位置)を基準位置とした。しかしながら、これに限らず、基準位置は、他の位置でもよい。更に、基準位置から放音部3が回動可能な方向も、背面側に限らず、正面側であってもよい。
上記第1及び第2実施形態では、ボス761は、略円柱状に形成され、上記第3及び第4実施形態では、ボス921は、二対対の対角のうち一方が円弧状に形成された略矩形柱状に形成されていた。しかしながら、これに限らず、ボス761,921の形状は、角柱状等の他の形状でもよい。例えば、ボス761は、ボス921と同様の形状に形成されていてもよく、ボス921は、ボス761と同様の形状に形成されていてもよい。なお、規制部材が有するボスの形状をボス761と同様の形状とすれば、当該ボスを容易に形成できる。また、当該ボスの形状をボス921と同様の形状とすれば、規制部材の摺動性が損なわれることなくボスの断面積を拡大しやすくすることができるので、当該ボスの強度を容易に高めることができる。
上記各実施形態では、ヘッドホンは、ヘッドバンド2の左右に位置する一対の放音部3及び一対の連結部4,4A〜4Cを有する構成とした。しかしながら、これに限らず、ヘッドバンドにおける左右の一方にのみ、放音部及び連結部が設けられる構成としてもよく、また、ヘッドバンドの左右の一方にのみ、本発明のヘッドホンにおける連結部が設けられる構成としてもよい。
1,1A,1B,1C…ヘッドホン、2…ヘッドバンド、3…放音部、32…放音装置、4(4L,4R),4A,4B,4C…連結部、5,5A…支持部、51,51A…接続部材、52…第1支持部材(支持部材)、53…カバー部材(支持部材)、55,55A…第2支持部材(支持部材)、5532…ガイド部、6,6A…復元部、7,7A…切替部、71,71A…駒部材、716…起立部、7161…当接部、717…切欠部、72…操作部材(移動部材)、723…ガイド溝、76,77…規制部材、761…ボス(係合部)、773…係止部、8,8C…支持部、81…接続部材、82…第1支持部材(支持部材)、83…カバー部材(支持部材)、85,86…第2支持部材(支持部材)、8532,8632…ガイド部、9,9C…切替部、91,91C…操作部材(移動部材)、917…ガイド溝、92…規制部材、921…ボス(係合部)、93…中間部材、933…押圧部。

Claims (15)

  1. ヘッドバンドと、
    放音装置を内部に有する一対の放音部と、
    前記一対の放音部を前記ヘッドバンドと連結する一対の連結部と、を具備し、
    前記一対の連結部のそれぞれは、
    前記一対の放音部が互いに向き合う基準位置を含む所定の回動範囲内にて回動可能に前記放音部を支持する支持部と、
    前記基準位置に復帰させる復元力を前記放音部に作用させる復元部と、
    前記放音部に前記復元力が作用される状態と、前記復元力が作用されない状態とを切り替える切替部と、を備えることを特徴とするヘッドホン。
  2. 請求項1に記載のヘッドホンにおいて、
    前記支持部は、上下方向に沿う回動軸と前後方向に沿う回動軸とのうち一方の回動軸を中心として前記放音部を回動可能に支持することを特徴とするヘッドホン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のヘッドホンにおいて、
    前記連結部は、前記復元力が作用されない状態にて、前記放音部を所定の回動角度で係止可能な係止部を有することを特徴とするヘッドホン。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記支持部は、
    前記放音部と接続され、前記復元部の一端と係合する接続部材と、
    前記ヘッドバンドに取り付けられ、前記接続部材を回動可能に支持する支持部材と、を有し、
    前記切替部は、
    前記復元部の他端と係合する駒部材と、
    前記駒部材の回動を規制する規制部材と、
    前記駒部材の回動が規制される規制位置、及び、前記駒部材の回動を許容する許容位置に、前記規制部材を移動させる移動部材と、を有することを特徴とするヘッドホン。
  5. 請求項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記移動部材は、使用者による操作に応じて、前記規制部材を前記規制位置及び前記許容位置のいずれかに移動させる操作部材であることを特徴とするヘッドホン。
  6. 請求項又は請求項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記規制部材は、前記駒部材の径方向に沿って移動可能とされ、
    前記駒部材は、前記規制部材が前記規制位置に位置する際に、前記規制部材と当接する当接部を有することを特徴とするヘッドホン。
  7. 請求項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記駒部材は、前記規制部材と対向する面から起立する起立部を有し、
    前記規制部材は、
    前記許容位置に位置する場合には、前記起立部に対して前記駒部材の内周側に位置し、
    前記規制位置に位置する場合には、前記起立部に対して前記駒部材の外周側に位置することを特徴とするヘッドホン。
  8. 請求項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記当接部は、前記起立部に形成される切欠部の端縁によって構成されることを特徴とするヘッドホン。
  9. 請求項ないし請求項のいずれか一項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記支持部材は、前記規制部材の移動を案内するガイド部を有し、
    前記規制部材は、前記ガイド部を挿通して、前記移動部材と係合する係合部を有することを特徴とするヘッドホン。
  10. 請求項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記移動部材は、ダイヤルであり、
    前記ダイヤルは、前記係合部であるボスが挿入されて、前記ダイヤルの回動によって前記規制部材を前記駒部材の径方向に沿って移動させるガイド溝を有することを特徴とするヘッドホン。
  11. 請求項10に記載のヘッドホンにおいて、
    前記切替部は、前記ダイヤルの回動に伴って回動される中間部材を有し、
    前記中間部材は、前記ダイヤルが回動されると、前記ダイヤルの回動に伴って前記規制部材が移動される方向に、前記規制部材を押圧する押圧部を有することを特徴とするヘッドホン。
  12. 請求項10に記載のヘッドホンにおいて、
    前記ダイヤルは、前記ダイヤルが回動されると、前記ダイヤルの回動に伴って前記規制部材が移動される方向に、前記規制部材を押圧する押圧部を有することを特徴とするヘッドホン。
  13. 請求項11又は請求項12に記載のヘッドホンにおいて、
    前記押圧部は、前記ダイヤルの回動に伴う前記規制部材の移動速度と、前記押圧部による前記規制部材の同方向への移動速度とを略一致させる曲面形状を有することを特徴とするヘッドホン。
  14. 請求項ないし請求項13のいずれか一項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記規制部材は、前記駒部材の回動軸を挟んで複数設けられていることを特徴とするヘッドホン。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載のヘッドホンにおいて、
    前記復元部は、ねじりコイルばねを有することを特徴とするヘッドホン。
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