JP5168385B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に係り、特に携帯端末装置を装着できる電子機器に関する。
音声又は画像を再生する携帯端末装置が普及している。
この携帯端末装置としては、大別して、主に音楽再生を行う小型のもの(例えば、長手が約100mm、短手が約40mmの携帯音楽プレーヤ)、通信機能を有し対角4インチ程度の表示デバイスを有するもの(例えばスマートフォンと称される携帯電話)、対角10インチ程度の表示デバイスを有するタブレット型のもの、などがある。
これらの携帯端末装置は、外部との間で音声又は映像の信号授受を行う端子部を有している。
携帯端末装置は、出力音声に関しては、主としてヘッドホンで聴取するように構成され、スピーカは備えていないか、備えていても小さいものとされている。
出力画像に関しては、ポータブル性重視のため画面サイズの拡大化には限界がある。
そのため、大音量若しくは高品位の再生音を聴きたい、又はより大画面で画像を楽しみたい、というユーザ要望があり、それに応えるため、上記端子部に接続可能なコネクタ構造を有して携帯端末装置を保持できるクレードルを備えた電子機器が販売されている。
この電子機器の一例が特許文献1に記載されている。
特表2007−523433号公報
従来の電子機器では、携帯端末装置を装着していない状態でも、接続のためのコネクタやその周辺に造作された携帯端末装置を装着するための形状が常に露出している。
そのため、コネクタに予期せぬ過剰な外力が加わって接続に支障が生じることが懸念されると共に電子機器の外観品位を高く維持することが難しいという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、携帯端末装置を装着していない状態でも、コネクタに外力が加わる虞がなく、外観品位が高く維持できる電子機器を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の構成を有する。
1)表面の一部に開口部(1k)を有する筐体(1)と、
所定の回動軸線(CL11)回りの回動によって、前記開口部(1k)に選択的に露出する第1の面(11b)と第2の面(11a)とを有するドア部(11)と、
コネクタ(14)を有し、前記第1の面(11b)に設けられたクレードル(15)と、
を備えた電子機器(50)である。
2) 前記クレードル(15)は、前記第1の面(11b)に直交するクレードル回動軸線(CL15)回りに、第1の姿勢と第2の姿勢との間で回動可能に構成されていることを特徴とする1)に記載の電子機器(50)である。
3) 前記第1の面(11b)は、前記開口部(1k)を囲繞する面(7a)に対し、同じ高さの面又は突出した面であることを特徴とする2)に記載の電子機器(50)である。
4) 前記第1の姿勢は、前記クレードル(15)の全体が前記第1の面(11b)の範囲内に収まる姿勢であり、前記第2の姿勢は、前記クレードル(15)の一部が前記第1の面(11b)の範囲外に張り出す姿勢であることを特徴とする2)又は3)に記載の電子機器(50)である。
5) 前記ドア部(11)は、所定の回動軸線(CL11)の回りに回動すると共に、前記第1の面(11b)と前記第2の面(11a)とは、前記回動軸線(CL11)を中心とする直円柱を前記回動軸線(CL11)に平行な平面で切断した切断面のうちの互いに交わらない二つの切断面として設定されていることを特徴とする1)〜4)のいずれか一つに記載の電子機器(50)である。
6) 前記第1の面(11b)と前記第2の面(11a)とは、前記回動軸線(CL11)に直交する方向の幅が同じであることを特徴とする1)〜5)のいずれか一つに記載の電子機器(50)である。
7) 前記ドア部(11)の横断面形状は略扇形状であることを特徴とする1)〜6)のいずれか一つに記載の電子機器(50)である。
8) 前記第1の面(11b)と前記第2の面(11a)とは、前記第1の面(11b)が露出しているときは前記第2の面(11a)が非露出で、かつ、前記第2の面(11a)が露出しているときは前記第1の面(11b)が非露出となるように、前記開口部(1k)に選択的に露出することを特徴とする請求項1)〜7)のいずれか1つに記載の電子機器(50)である。
本発明の電子機器によれば、携帯端末装置を装着していない状態でも、コネクタに外力が加わる虞がなく、外観品位が高く維持できる、という効果が得られる。
本発明の電子機器の実施例における基本状態を示す外観斜視図である。 本発明の電子機器の実施例における接続状態を示す外観斜視図である。 本発明の電子機器に用いるコネクタ構造を説明するための基本状態を示す断面図である。 本発明の電子機器に用いるコネクタ構造におけるPU状態を示す断面図である。 本発明の電子機器に用いるコネクタ構造における自由状態を示す断面図である。 本発明の電子機器に用いるコネクタ構造における要部部材を説明するための斜視図である。 本発明の電子機器の実施例における要部の構造を説明する分解斜視図である。 本発明の電子機器の実施例における要部の回動動作について説明する模式図である。 本発明の電子機器の実施例における要部を説明する別の模式図である。 本発明の電子機器の実施例において携帯端末装置を装着した状態を示す外観斜視図である。 本発明の電子機器の実施例における変形例を説明するための模式図である。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図11を用いて説明する。
本発明の電子機器の実施例は、携帯端末装置接続用のコネクタを備え、そのコネクタに携帯端末を接続可能としたコントロール装置50である。
このコントロール装置50と図示しない左右一対のスピーカシステムとを含めて携帯端末対応オーディオシステムが構成され、コントロール装置50単体又は携帯端末対応オーディオシステムとして販売される。
図1は、コントロール装置50の基本状態を示している。
図1において、コントロール装置50の正面側,背面側,左側,右側,天側,及び地側については、それぞれ指示した側で定義する。
コントロール装置50は、大別して、携帯端末装置が装着できない基本状態と装着可能な接続状態との二つの態様を取り得る(詳細は後述する)。
図1において、コントロール装置50は、正面カバー1Fと背面カバー1Rとが組み合わされ左方から見た形状が略L字状とされた筐体1と、信号処理回路などを搭載し筐体1の内部に収納された回路部2と、を有している。
筐体1の天面TMには、外部入力及びヘッドホン出力の各端子を有する天面端子部3が設けられている。
筐体1の背面(図1の紙面裏側)HMには、サブウーファーを含むスピーカ出力及び映像出力の各主力端子と、DC電源入力及びアンテナ入力の各入力端子と、USB端子などのその他の端子を含む背面端子部4(符号のみ図示)が設けられている。
筐体1の正面側は、概ね三つの部分で構成されている。
具体的には、基準面KMである底面BTMに連接しほぼ底面BTMから垂直に立ち上がる面M1を有するフロント部5と、面M1に連接し、背面HMに向かって底面BTMとほぼ平行に延在する面M2を有する棚部6と、面M2に連接し、天面TMに向かって立ち上がる面M3を有するドック部7と、の三つの部分である。
面M2と面M3とは、所定の曲率Rで滑らかに連接されている。
面M3は、基準面KMに対して直交する面であってもよいが、底面BTMから離れるほど背面HMに近づく方向に傾斜していることが望ましい。
コントロール装置50では、図1に示される角度θaが75°とされ、ドック部7がやや上方を向くように傾斜している。
棚部6の右方側の領域には、このコントロール装置50を操作するための複数の操作ボタンからなる操作部8が配設されている。操作ボタンとしては、電源入切,入力選択,再生コンテンツの送り/戻りなどがある。
ドック部7は、全体に平坦であるが、2つの部分を分割して認識できるよう意匠的に仕切られている。
具体的には、所定の幅W1をもって天地方向に延在するライン部9が設けられている。ライン部9は、例えば別部材で他の部分と異なる部分として認識できる仕上げとされて嵌め込まれている。ライン部9は、別部材でなくても、同一部材上で表面粗さや塗装などを変えて他の部分と区別されるようにされていてもよい。
ライン部9は、他のドック部7の表面よりも突出していてもよいが、同一面又は凹んだ面であることが望ましい。
ドック部7にライン部9を設けたことにより、ドック部7は、ライン部9に対して左方側の左ドック領域DR1と右ドック領域DR2との二つの領域を視認把握できるようになっている。
ライン部9は、ドック部7の左右方向の中央に設けられていてもよいが左右いずれかの偏った位置に設けられていることが望ましい。
図1に示すコントロール装置50においては、右方に偏った位置に設けられている。
従って、右ドック領域DR2よりも左ドック領域DR1の方が、大きな面積を有している。
ライン部9の天地方向のほぼ中央には開口部9kが形成されている。
開口部9kには、ライン部9とは別部材で設けられ指で押し込み可能な押し込み部10が配設されている。
この押し込み部10を押すことでラッチ(後述)が外れ携帯端末装置を装着するためのコネクタ(後述)が外部に露出されるようになっている。その詳しい構造は後述する。
右ドック領域DR2には、概ね矩形の開口部1kが設けられている。この開口部1kには、矩形形状で他の部位とは異なる部材で形成されたドア部11が臨めるように配設されている。
このドア部11を押すことでラッチ(後述)が外れて回動し、携帯端末装置を装着するための他のコネクタ(後述)が外部に露出するようになっている。その詳しい構造は後述する。
基本状態で、ドア部11は、化粧面11aが露出している。
コントロール装置50は、左ドック領域DR1及び右ドック領域DR2にそれぞれ一つずつ携帯端末装置を接続することができるようになっている。また、所定範囲内の形状を有する携帯端末装置をそれぞれ保持できるようになっている。
このように、本実施形態においては、一例として、2台の携帯端末装置を接続できるコントロール装置50を説明する。
コントロール装置50は、ライン部9が右方に偏って設けられているので、左ドック領域DR1の面積が広く、右ドック領域DR2よりも大きな携帯端末を保持できるようになっている。例えば、タブレット型の携帯端末を接続して保持できる。
一方、右ドック領域DR2は、小型の携帯音楽プレーヤやスマートフォンなどの携帯端末装置を接続し良好に保持できるようになっている。
左ドック領域DR1には、タブレット型の携帯端末を保持する際の傷付き防止や滑り防止のために、ゴムやスポンジなどからなる当て部材12がドック部7に一ヶ所、棚部6に二ヶ所設けられている。
当て部材12は、携帯端末と筐体1とが直接当接しないように、筐体1の表面からわずかに突出した当て面を有するように設けられている。
図1に示す基本状態で、ドック部7は、当て部材12を除き、ライン部9及びドア部11を含め凹凸のないほぼ同一の平面となるように構成されている。
図2は、コントロール装置50の接続状態を示している。
図1及び図2を用いて基準状態から接続状態への移行についても説明する。
図1に示す基準状態において、押し込み部10を指で押し込むと、ラッチの係止が解除され、押し込み部10は後述する付勢部材の付勢力によりドック部7の表面よりも突出するように飛び出すようになっている。
押し込み部10には一体的にコネクタ13が取り付けられており、この飛び出しによりコネクタ13が外部に露出する。
従って、コネクタ13は、筐体1に対して出没するようになっており、通常状態で筐体1の内部に収納され、接続状態において外部に露出するようになっている。
コネクタ13は露出した状態で一側方に向け突出するようになっている。
コントロール装置50では、左方に向け突出している。
従って、左ドック領域DR1に装着される携帯端末装置は、それが特殊な形状の場合を除き、ライン部9より右方に張り出すことはない。
すなわち、コネクタ13に接続する携帯端末装置の形状やサイズが異なっていても、右ドック領域DR2の装着に影響を与えることなく、左ドック領域DR1に装着することができる。
一方、ドア部11における右側端部付近を指で押し込むと、図示しないラッチによるドア部11の係止が解除されて回動し、化粧面11aとは別の、クレードル支持面11bが露出するようになっている。すなわち、化粧面11a(第2の面)とクレードル支持面(第1の面)11bとが選択的に露出するようになっている。
クレードル支持面11b上には、携帯端末装置を接続可能なコネクタ14を一体的に備えたクレードル15が回動軸線CL15(後述)を中心として回動可能に支持されている。
従って、コネクタ14は、筐体1に対して出没するようになっており、通常状態で筐体1の内部に収納され、接続状態において外部に露出するようになっている。
コントロール装置50において回動軸線CL15はクレードル支持面11bと平行な線として設定されている。
また、コントロール装置50の接続状態において、クレードル支持面11bは、ドック部7の表面とほぼ同一の平面となるように設定されている。詳しくは、右ドック領域DR2において、クレードル支持面11bは、ドック部7におけるドア部11を囲う面である囲繞面7aとほぼ同一の平面となっている。
以上の説明において、接続状態は、便宜的にコネクタ13とコネクタ14との両方が筐体1に対して外部に露出する状態として説明したが、各コネクタ13,14それぞれは、独立して、筐体1の内部に隠れた基本状態と外部に露出した接続状態とをとり得るものである。
次に各コネクタ13,14の出没構造について詳述する。
<コネクタ13の出没構造>
まず、図3〜図6を用いてコネクタ13の出没構造について詳述する。
コネクタ13の出没は、コネクタ接続部CSにより実現している。
図3は、図1におけるA−A断面図である。図3においてCホルダ18(後述)については、理解容易のため断面図ではなく平面図としている。
図3において、コネクタ接続部CSは、ベース体としてのコネクタボックス(以下、Cボックス)16と、Cボックス16の内部に収められて一軸方向(図3の左右方向)に移動可能とされたスライダ17と、スライダ17に磁力により吸着されるコネクタホルダ(以下、Cホルダ)18と、付勢部材としての一対のコイルスプリング19A,19Bと、ラッチ装置20と、を有して構成されている。
Cボックス16は、図3における右方側が開放された概ね箱状に形成されている。
Cボックス16は樹脂材で形成されている。材料例はABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂である。
Cボックス16の底面16aには、図3の上下方向(以下、天地方向)に離隔して一対の筒状部16a1,16a2が形成されている。また、各筒状部16a1,16a2にはそれぞれ貫通孔16k1,16k2が形成されている。
底面16aにおける一対の筒状部16a1,16a2の間の部分には、貫通する開口部16cが形成されると共に、ラッチ装置20が取り付けられている。
Cボックス16の開放端側は雄ねじNJによりライン部9の裏面側に締結されている。
Cボックス16の一対の内側面16s1,16s2における開放端に近い部位には、対向する内側面に接近するよう突出するリブ16b1,16b2が形成されている。
スライダ17は、平板状の基部17kと、基部17kの裏側面17kr(図3の左側の面)に天地方向に離隔して設けられた一対のボス17a1,17a2と、を有して形成されている。
スライダ17は樹脂材で形成され、材料例はABS樹脂である。
裏側面17krにおいて、一対のボス17a1,17a2の間の部分には、起立した腕部17b及び貫通する開口部17cが形成されている。
基部17kの表側面17kh側には、天地方向に離隔して一対のマグネット17d1,17d2が埋め込まれている。
マグネット17d1,17d2の天地方向の両外側には、一対のダボ穴17e1,17e2が形成されている。
次に図6も併せて参照してCホルダ18について詳述する。
Cホルダ18は樹脂材で形成されている。材料例はABS樹脂である。
Cホルダ18は、図3の紙面に沿う方向に延在する概ね平板状の基部18kと、基部18kの一端縁から直角方向に延出する平面状の押し込み部10と、基部18kの一端側に押し込み部10と同方向でほぼ平行に突出して設けられたコネクタ13と、基部18kの他端縁から天方向,地方向,及び図3の紙面手前方向に延出した三つの鍔部18a〜18cと、を有して形成されている。
基部18kには、他端縁側から一端側に向け、所定の範囲を矩形状で欠落させた切り欠き部18dが形成されている。切り欠き部18dの一端側の端部18d1は、押し込み部10の外表面10sから距離D18の位置とされている。
鍔部18aと鍔部18bとは、図6の奥側においても基部18kから張り出して連結している。
鍔部18a〜18c及び基部18kの他端側は、平坦な端面18ktとされており、この端面18ktには天地方向に離隔して一対の磁性体18f1,18f2が埋め込まれている。磁性体の例は鉄板である。
一対の磁性体18f1,18f2の天地方向の両外側には、一対のダボ18e1,18e2が形成されている。
また、Cホルダ18の内部には、基部18kの他端側端面に設けられた開口部18g(図6参照)からコネクタ13まで連通する開口経路が形成されており、一端側がコネクタ13に接続されたケーブル21が開口部18gを介して外部に引き出されている。ケーブル21の他端側は、回路部2に接続されている。
コイルスプリング19A,19Bは、それぞれ筒状部16a1,16a2に外挿され、一端側が底面16aに当接し、他端側がスライダ17の基部17kの裏側面17krに当接しており、両端が当接した状態で常に圧縮されるように寸法が設定されている。
以上説明した各部材は、次のように組み合わされている。まず、図3に示す基本状態を基に説明する。
Cボックス16の筒状部16a1,16a2における一対の貫通孔16k1,16k2には、スライダ17の一対のボス17a1,17a2がそれぞれ挿入されており、スライダ17はCボックス16に対して図3の左右方向に移動可能とされている。
スライダ17の腕部17bは、ラッチ装置20と係合している。
ラッチ装置20は、L字状の腕部17bが右方から左方に押し込まれた際に腕部17bの先端と係合して腕部17bを保持する。この状態から再度腕部17bが左方に押し込まれると、係合を解除して腕部17bを開放するよう構成されている。
従って、図3に示す基本状態において、腕部17bはラッチ装置20に係合して保持されており、スライダ17は、図3における右方向の移動が禁止されている。
スライダ17に設けられたマグネット17d1,17d2と、Cホルダ18の一対の磁性体18f1,18f2とは、それぞれが互いに対応する位置に設けられている。
そして両者は磁力により互いに吸引し、スライダ17の基部17kの表側面17khと、Cホルダ18の端面18ktとが当接するようになっている。
また、この基本状態において、押し込み部10の外表面10sは、ライン部9の外表面9sと段差がなく同じ平面に含まれるよう寸法等が設定されている。
基本状態において、ユーザが指などで押し込み部10を図3の左方に押し込むと、ラッチ装置20の係合が解除され、腕部17bが開放される。すると、スライダ17は、コイルスプリング19A,19Bの付勢力によりCホルダ18を伴ったまま図3の右方に移動する。
スライダ17が所定距離移動すると、スライダ17の基部17kにおける天地方向の両端部にCボックス16のリブ16b1,16b2がそれぞれ当接してスライダ17の移動を規制する。すなわち、リブ16b1,16b2はスライダ17の移動を規制する規制部材(スライダ規制部)として機能する。
図4は、この移動が規制された状態を示している。以下、この状態をポップアップ状態(PU状態)と称する。
PU状態において、Cホルダ18の切り欠き部18dは、開口部9kから外部側には露出しないようになっている。
具体的には、切り欠き部18dのコネクタ13側の端部18d1が、外表面9sよりも内部側に位置するようになっている。
PU状態において、当て部材12の頂点とコネクタ13の中心軸線CL13との距離H2は、コネクタ13に接続可能であって左ドック領域DR1に保持可能な携帯端末装置のうち、最も装着頻度が高いと思われる装置の外面とコネクタの中心軸線との距離に対応させてある。
コネクタ13の天地方向位置も、最も装着頻度が高いと思われる装置の地側の面が棚部6の当て部材12に当接するように設定されている。
従って、Cホルダ18をPU状態にし、装着したい携帯端末装置を当て部材12に当接させてスライド移動させれば、コネクタ13を容易に携帯端末装置のコネクタに装着させることができる。
PU状態において、Cホルダ18に対し、更に図4の右方に移動させるべくマグネット17d1,17d2の磁力に抗する力を加えると、Cホルダ18はスライダ17から分離して移動し、自由な状態(以下、自由状態とも称する)になる。
図5は、この自由状態において、Cホルダ18が最も外部に露出するよう図4の右方に移動させた状態から若干内部側に位置している状態を示している。最も外部に露出させた状態を、最突出状態と称する。
図5に対する最突出状態(PU状態も含む)は、Cホルダ18の鍔部18a〜18cの図5の右側面とライン9の内側面9nとが当接した状態であり、スライダ17の表側面17kh,リブ16b1,16b2,Cボックス16の内側面16s1,16s2,及びライン9の内側面9nで概ね囲まれた空間V1が形成されている。
Cホルダ18は、少なくともスライダ17がリブ16b1,16b2に当接した自由状態において、ライン部9の開口部9kから外側に外れてしまわないように各鍔部18a〜18cの形状及び開口部9kの開口寸法などが設定されている。
従って、Cホルダ18は、鍔部18a〜18cが空間V1内にある限りにおいて如何なる姿勢も自由にとることができる。
すなわち、スライダ17の表側面17kh,リブ16b1,16b2,Cボックス16の内側面16s1,16s2とライン9の内側面9nとは、自由状態のCホルダ18が取り得る位置及び姿勢を所定の範囲で空間的に規制する規制部として機能している。
また、切り欠き部18dが形成されていることから、開口部9kに対して天地方向で距離H18だけ隙間が生じている。
従って、この距離H18の分、コネクタ13の位置を天地方向に移動させることができる。
これにより、Cホルダ18の位置や姿勢の取り得る範囲がより拡張し、左ドック領域DR1に装着する携帯端末装置へのコネクタ13の装着がより容易になり、左ドック領域DR1において、より様々な形状の携帯端末装置を保持できる。
最突出状態からPU状態へ移行させる場合は、Cホルダ18を図5の左方へ移動させる。これにより、一対のマグネット17d1,17d2とこれらに対応した一対の磁性体18f1,18f2との間の磁気的吸引力によりほぼ所定の相対位置となるよう両者が吸引し合い、最終的にダボ穴17e1,17e2にそれぞれダボ18e1,18e2が嵌合して両者は位置決めされつつ一体化する。
更に、PU状態から基本状態への移行は、スライダ17と一体化したCホルダ18を更に押し込めばよい。この押し込みによりラッチ装置20がスライダ17の腕部17bを保持して基本状態となる。
上述したコネクタ13の出没構造によれば、基本状態でCホルダ18の外表面10sが周囲の面と同一面とされ、凹又は凸になっていないので外観品位が向上している。
PU状態では、コネクタ13が所定の突出位置で保持されているので、その所定の位置に適合する携帯端末装置のコネクタ接続が極めて容易になっている。
スライダ17からCホルダ18が分離した自由状態では、Cホルダ18が自由な姿勢を取り得て、またコネクタ13の位置も所定範囲の空間内に自由に位置させることができるので、様々なサイズや形状の携帯端末装置をコネクタ接続することが可能となっている。例えば、カバー等が装着されることによって厚くなった携帯端末装置など、異形状の携帯端末装置を接続することが可能となっている。
また、Cホルダ18の突出量が所定量として規制される最突出状態が設定されているので、予期せぬ外力付与においてもCホルダ18を必要以上に突出させてしまう虞がなく、破壊やケーブルの断線が防止される。
また、自由状態においても、Cホルダ18を指で摘んだユーザは、マグネットによる磁気吸引力を感じつつCホルダ18を所望の姿勢にすることができ、ユーザは極めて良好な操作感触を得ることができる。
<コネクタ14の出没構造>
次に、図7〜図9を主に用いてコネクタ14の出没構造について詳述する。
コネクタ14の出没は、ドア回動部DKにより実現している。
図7は、ドア回動部DKの構造を説明する分解斜視図である。
ドア回動部DKは、横断面形状が概ね円弧なる半管状に形成されたドアボックス部31と、ドアボックス部31に係合しドアボックス部31内の空間において所定の軸線回りに回動するドア部11と、を含んで構成されている。
ドアボックス部31は、両端部に壁部31a,31bが形成されている。ドアボックス部31の内周面31cは中心軸線CL31を中心とする円周面の一部として形成されている。
一方の壁部31aには、中心軸線CL31を中心とする円弧状のスリット31dが形成されている。
壁部31aにおけるスリット31dの一方の端部の近傍には、ラッチ装置31fが取り付けられており、ラッチ装置31fの近傍にはリブ31gが形成されている。
また、壁部31aには、中心軸線CL31と平行な中心軸線CL31a回りに回動するピニオン31e1を有する粘性ダンパ31eが設けられている。
壁部31a,31bには、中心軸線CL31を中心とした円弧状部31h1,31h2をそれぞれ含む切り欠き部31ha,31hbが形成されている。
開放端側には、外方に張り出すと共に貫通孔を有するリブ31jが複数設けられている。このリブ31jは、ドア回動部DKを正面カバー1F(図7には図示せず)にネジ固定するために利用される。
ドア部11は、横断面形状が概ね扇形状を呈する柱体として形成されている。
具体的には、ドア部11は、平面状でほぼ凹凸のない化粧面11aを有する化粧面部11Aと、化粧面11aを含む平面と仮想交線CL11で交わると共に角度θbをなす平面内に形成されたクレードル支持面11bを有するクレードル支持部11Bと、仮想交線CL11を中心とした円弧状の周面11cを有する周面部11Cと、仮想交線CL1を中心とした周面11cよりも小径の円弧状であって周面11cと対向する端面11dを有する端面部11Dと、両端部を塞ぐ壁面11e,11fをそれぞれ有する壁面部11E,11Fと、を有して構成されている。
角度θbは、例えば25°である。
クレードル支持部11Bには、概ね平面を呈するクレードル支持面11bに対して突出してクレードル15が設けられている。
クレードル15は、側面視形状が略L字状を呈して形成されており、クレードル支持面11bに近接対向する基部15kと基部15kからほぼ直角に折れ曲がった棚部15tとを有して形成されている。
棚部15tには、基部15kとほぼ平行に突出するようにコネクタ14が取り付けられている。
基部15kの一方の側面部分には、図7の矢印DR16方向に所定のストロークで出入り可能とされたガイド部16が設けられている。
この出入りの操作では所定間隔でクリック感が得られるようになっている。
また、出入りの禁止と許容を選択するロック機構が設けられていてもよい。
一端側がコネクタ14に接続されたケーブル22は、クレードル15の内部を通り、後述する筒状の軸部11h2を通り外部に引き出されている。ケーブル22の他端側は回路部2に接続される。
クレードル15は、棚部15tとは反対側の端部側に設定されたクレードル回動軸線CL15(以下、単に回動軸線CL15と称する)回りに回動するようになっている。回動軸線CL15は、クレードル支持面11bに対して直交する軸線として設定されている。つまり、クレードル15は、クレードル支持面11bが選択的に露出されている状態において、クレードル支持面11bと平行な面内で回動可能になっている。ドア回動部DKにおいては、図7に示した姿勢から反時計回り(図7の矢印DR15方向)に約90°回動するように構成されている。
詳しくは0°と90°の位置でクリック感が付与されると共に、その姿勢を、外部付与の所定の回動力以下において維持するよう保持される。
以下、図7に示すクレードルの姿勢を縦姿勢と称し、90°回動した姿勢を横姿勢と称することとする。
クレードル15は、縦姿勢において、全体がクレードル支持面11b内に収まるようになっている。また、クレードル15は、縦姿勢で、ドア部11の回動において他部材と干渉しない形状とされている。なお、縦姿勢のときにドア部11の回動において他部材と干渉しない形状とされているのは一例であり、クレードル15が取り得る姿勢のいずれかで、ドア部11の回動において他部材と干渉しない形状となっていればよい。
また、クレードル15を90°回動した横姿勢の状態で、その棚部15t側が、クレードル支持面11bから横方向に張り出すようになっている。
また、コントロール装置50において、クレードル15の横姿勢を許容するために、クレードル支持面11bは、囲繞面7aに対して少なくとも凹んでないように形成される。換言すれば、同一面か突出面かのいずれかの面とされている。
このようなクレードル支持面11bによって、クレードル15がクレードル支持面11bと平行な面内で回動可能に支持されている。そのため、クレードル15は、クレードル支持面11bが選択的に露出されている状態において、囲繞面7aによって制限されることなく回動することができる。
なお、クレードル支持面11bが囲繞面7aに対して突出面とされている場合、クレードル15の回動を制限しないようにするために、クレードル支持面11bと囲繞面7aとは平行になっていることが好ましい。
ドア部11には、仮想的に回動軸線CL11が設定されており、壁面11eには回動軸線CL11を中心軸とする軸部11hが突出形成されている。
壁面11fにも回動軸線CL11を中心軸とする筒状の軸部11h2が形成されている。
回動軸線CL11は、ドア回動部DKとして組み立てた状態で中心軸線CL31と一致するように設定されている。
回動軸線CL11は、ドック部7の傾斜角度と同じに設定されている。詳しくは、囲繞面7aと平行に設定されている。
ドア部11における回動軸線CL11の設定位置については後述する。
軸部11hには一体的にギア11gが形成されている。
また、壁面11eにおける周面部11C側には、ボス11jが立設している。
ボス11jには、磁性材料で形成された磁性片11j1が取り付けられている。
ボス11jには、ラッチ装置31fに係止され得る腕部11nが設けられている。
軸部11hには、付勢部材としてのねじりコイルバネ11kのコイル部が嵌め込まれており、一方の腕11k1がボス11jに係止され、他方の腕11k2は自由状態になっている。
軸部11hの先端には平ワッシャー11mがネジ止めされ、ねじりコイルバネ11kが抜けないようになっている。
ドア部11は、ボス11jをドアボックス部31のスリット31dに、内側から挿通し(一点鎖線LN1参照)、軸部11hを円弧状部31haに係合させ、軸部11h2を円弧状部31hbに係合させることでドアボックス部31に組み合わされる。
この状態で、ギア11gはピニオン31e1に噛合するようになっている。
更に、ねじりコイルバネ11kの腕11k2をリブ31gに引っ掛ける。これにより、ドア部11は、図7の中心軸線CL31に対して時計回り方向(図7における矢印DR11方向)に付勢される。
この時計回り方向の回動は、ボス11jがスリット31dの右端に当接することで規制される。
ドア回動部DKは、正面カバー1Fの裏面側に取り付けられる。
ドア回動部DKが取り付けられた状態で、ドア部11の化粧面11a又はクレードル支持面11bが開口部1kから臨まれるようになっている。
その際、筐体1の開口部1kとの間はほぼ隙間無く、開口部1kの周囲の面と凹凸なくほぼ同一面となるように設定されている。
ドア部11がねじりコイルバネ11kで付勢されて最も矢印DR11方向に回動した状態で、磁性片11j1が、それに対応して筐体1の裏面に設けられたマグネット(図示せず)に極近接又は当接するようになっている。
従って、ドア部11の右縁部を指で押し込もうとした場合、ねじりコイルバネ11kの付勢力と図示しないマグネットによる磁力との合力以上の力を付与した場合にドア部11は、反時計回り方向(矢印DR11の反対方向)に回動する。
角度θbが25°の場合、ドア部11を155°回動させると開口部1kに臨まれる面を化粧面11aとクレードル支持面11bとの間で切り替えることができる。なお、ドア部11の横断面形状が概ね扇形状を呈する柱体として形成しているため、ドア部11を、180°より小さい155°回動させるだけで、開口部1kに臨まれる面を化粧面11aとクレードル支持面11bとの間で切り替えることができる。
図8(a),(b)は、この回動について説明する模式図である。図7も併せて用いて以下説明する。
図8(a)は、図7に示すドア部11の姿勢に対応し、ドア部11が最も時計回り方向に回動した状態を天面側から見た模式図である。
図8(b)は、ドア部11が最も反時計回り方向に回動した状態を天面側から見た模式図である。
図8(b)の状態で、ボス11jの腕部はねじりコイルバネ11kの付勢力に抗してラッチ装置31fに係止されており、この姿勢でドア部11は保持されている。
図8(b)の状態で、ドア部11における化粧面11aの右方側を矢印DRPの方向に一回押すと、ラッチ装置31fによる腕部の係止が解除され、ねじりコイルバネ11kの付勢力によりドア部11は時計回りに回動し、図8(a)の状態に移行する。
図8(a)の状態におけるクレードル支持面11bと図8(b)の状態における化粧面11aとは同じ位置にある。
従って、図8(a)の状態においてドック部7の囲繞面7aと化粧面11aとクレードル支持面11bとがほぼ同一面になり、図8(b)の状態においてドック部7の囲繞面7aと化粧面11aとがほぼ同一面になる。
これは、図8(a)に示すように、回動軸線CL11の位置を、回動軸線CL11から化粧面11a迄の距離L11aと、クレードル支持面11b迄の距離L11bと、が等しくなるように設定していることによる。
更に、回動軸線CL11の位置は、対向する周面部11cと周面部11dとの間の距離の中点に位置している。
すなわち、回動軸線CL11を中心として同じ半径Rで周面部11cと周面部11dとが形成されている。
これにより、開口部1kに対する化粧面11aとクレードル支持面11bとの位置が、天・地・左・右・正・背方向で互いに異なることがない。
従って、各面11a,11bと開口部1kとの各隙間を小さくすることができ、外観品位をより向上させることができる。
ドア回動部DKでは、ドアボックス部31の内周面31cも、回動軸線CL11を中心とする円弧状に形成されている。
図9は、図8(a)の状態からクレードル15を回動軸CL15に対して時計回り方向に90°回動させた状態を天面側から見た模式図である(図7参照)。
図9から明らかなように、図8(a)の状態、すなわち、囲繞面7aとクレードル支持面11bとがほぼ同一面になった状態でクレードル15を回動させた場合、図9に示すようにクレードル15の棚部15tが囲繞面7aに重なるように回動が可能であり、支障なく横姿勢をとることができる。
以上詳述したコネクタ14の出没構造によれば、コネクタ14を有するクレードル15が露出した状態も収納された状態でも、化粧面11a及びクレードル支持面11bが周囲の囲繞面7aとほぼ同一の面内に位置している。これにより、外観品位が向上する。また、クレードル15を回動させた際に、クレードル15がクレードル支持面11bの範囲外に張り出すことができる。すなわち、このように回動した横姿勢で形状設定が可能となる。
図10は、上述したコネクタ接続部CS及びドア回動部DKを備えた電子機器の例であるコントロール装置50に、携帯端末装置を接続して保持した状態を示す外観斜視図である。
コントロール装置50の左ドック領域DR1にはタブレット型の携帯端末装置TS1が装着され、右ドック領域DR2にはスマートフォン型の携帯端末装置TS2が装着された状態を示している。
このように、コントロール装置50は、一台で異なる形状の携帯端末装置TS1,TS2を同時に装着することができる。
また、左ドック領域DR1にはコネクタ13の位置が所定空間範囲で自由になるコネクタ接続部CSを備えているので、様々な形状、特に厚さの異なる携帯端末装置を接続可能になっている。
また、右ドック領域DR2にはコネクタ14の位置を縦姿勢と横姿勢との異なる姿勢でも保持でき、回動に伴い囲繞面7aにはみ出すクレードル15を備えているので、様々な形状の携帯端末装置を接続可能になっている。
実施例のコントロール装置50は、携帯端末装置を装着していない状態で、接続のためのコネクタやその周辺に造作された携帯端末装置を装着するための形状を露出させることなく、筐体内に格納できる。
そのため、コネクタに予期せぬ過剰な外力が加わって接続に支障が生じる虞がなく、また、電子機器の外観品位を高く維持することができる。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
コネクタ接続部CSは、コントロール装置50などの電子機器のみに適用されるものではなく、被接続装置に対してコネクタ接続して保持する機器であれば限定されずに適用が可能である。
ドア部11における角度θbは25°に限らず、任意に設定できる。
実施例において化粧面11aとクレードル支持面11bとして説明したドア部11における二つの露出面11a,11bは、回動軸線CL11側から見た際に、回動軸線CL11を中心とする円弧を設定したときの、互いに交わらない二つの弦として設定されている。
別の言い方によれば、化粧面11aとクレードル支持面11bとは、回動軸線CL11を中心とする直円柱を回動軸線CL11に平行な平面で切断した切断面の内の互いに交わらない二つの切断面として設定されている。
これにより、二つの露出面11a,11bの内の大きい方が臨める大きさの開口部を設けておけば、二つの面を選択的に露出させることができる。
また、二つの弦を、互いに長さが等しい弦とするとより望ましい。コントロール装置50はこの例である。
これにより、二つの露出面11a,11bの大きさが同じとなり、開口部1kに対する隙間が同じになるよう設定できる。すなわち、露出面11a,11bと開口部との隙間を最小に設定できる。よって、コントロール装置50の外観品位がより向上する。
ドア部11の回動の駆動力として付勢部材を用いなくてもよい。実施例では付勢部材としてねじりコイルバネ11kを用いた構造を説明したが、指で押すなどして回動させる構造でもよい。
この構造において、ドア部11の重心Gは、次のように設定してもよい。
図11(a),(b)を用い変形例として詳述する。
図11(a),(b)は、ドア部11の変形例を説明するための模式図である。
図11(a)は、ドア部11のみを左方から見た側面図であり、図11(b)は、図11(a)の矢視Y1図である。
図11(a)において、ドア部11の回動軸線CL11は、コントロール装置50の基準面KM(底面BTM)に対して正面背面方向に角度θa傾いて設定されている。この角度θaは、ドック部7の囲繞面7aの傾斜角度と同じである。
この構成において、回動軸線CL1が鉛直に対して傾いているので、重力の分力によってドア部11を図11(b)における反時計回り方向に回動させる回転モーメントが生じ、自由状態でドア部11は矢印DR11A方向に回動する。
重心Gの位置は、回動軸線CL11を含み図11(b)において重心Gを通る水平線で示される面上の回動軸線CL11からできるだけ離れた位置に設定すると、分力により生じる回転モーメントがより大きくなり、ドア部11が良好に回動するので好ましい。
例えば、ドア部11の重心Gは周面部11Cの近傍に設定されているとよい。
これにより、クレードル支持面11bが露出している状態から化粧面11aが露出した状態への動作の一部が重力の作用により実行されるので、ユーザの操作の負担が軽減する。また、動力にモータを用いた場合もモータ負荷が軽減して省電力となる。
具体例としては、ドア回動部DKに、クレードル支持面11bが露出した状態と化粧面11aが露出した状態とをそれぞれ保持する保持手段(ラッチ装置など)を設ける。そして、クレードル支持面11bが保持された状態でその保持を解除すると、ドア部11は回転モーメントがゼロになる位置まで所定の角度(例えば約90°)を自然に加速回動する。残りの角度は指で回動させて化粧面11aが露出した状態で保持手段で保持させる。
1 筐体
1k 開口部
1F 正面カバー
1R 背面カバー
2 回路部
3 天面端子部
4 背面端子部
5 フロント部
6 棚部
7 ドック部
7a 囲繞面
8 操作部
9 ライン部
9k 開口部
9n 内側面
9s 外表面
10 押し込み部
10s 外表面
11 ドア部
11a 化粧面
11A 化粧面部
11b クレードル支持面
11B クレードル支持部
11c 周面
11C 周面部
11D 端面部
11E,11F 壁部
11g ギア
11h,11h2 軸部
11k ねじりコイルバネ
11k1,11k2 腕
11j ボス
11m 平ワッシャ
11n 腕部
12 当て部材
13,14 コネクタ
15 クレードル
16 Cボックス
16a 底面
16a1,16a2 筒状部
16b1,16b2 リブ
16c 開口部
16k1,16k2 貫通孔
16s1,16s2 内側面
17 スライダ
17a1,17a2 ボス
17b 腕部
17c 開口部
17d1,17d2 マグネット
17e1,17e2 ダボ穴
17k 基部
17kh 表側面
17kr 裏側面
18 Cホルダ
18a〜18c 鍔部
18d 切り欠き部
18d1 端部
18e1,18e2 ダボ
18f1,18f2 磁性体
18k 基部
18kt 端面
18a,18b,18c 鍔部
18f1,18f2 磁性体
18g 開口部
19A,19B コイルスプリング(付勢部材)
20,31f ラッチ装置
21 ケーブル
31 ドアボックス部
31a,31b 壁部
31c 内周面
31d スリット
31e 粘性ダンパ
31e1 ピニオン
31g,31j リブ
31h1,31h2 円弧状部
31ha,31hb 切り欠き部
50 コントロール装置
CL11 回動軸線
CL31 中心軸線
CS コネクタ接続部
DK ドア回動部
DR1 左ドック領域
DR2 右ドック領域
G 重心
KM 基準面
M1〜M3 面
NJ 雄ねじ
SG 底面
θa,θb 角度

Claims (8)

  1. 表面の一部に開口部を有する筐体と、
    所定の回動軸線回りの回動によって、前記開口部に選択的に露出する第1の面と第2の面とを有するドア部と、
    コネクタを有し、前記第1の面に設けられたクレードルと、
    を備えた電子機器。
  2. 前記クレードルは、前記第1の面に直交するクレードル回動軸線回りに、第1の姿勢と第2の姿勢との間で回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1の面は、前記開口部を囲繞する面に対し、同じ高さの面又は突出した面であることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記第1の姿勢は、前記クレードルの全体が前記第1の面の範囲内に収まる姿勢であり、前記第2の姿勢は、前記クレードルの一部が前記第1の面の範囲外に張り出す姿勢であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の電子機器。
  5. 記第1の面と前記第2の面とは、前記回動軸線を中心とする直円柱を前記回動軸線に平行な平面で切断した切断面のうちの互いに交わらない二つの切断面として設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記第1の面と前記第2の面とは、前記回動軸線に直交する方向の幅が同じであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記ドア部の横断面形状は略扇形状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記第1の面と前記第2の面とは、前記第1の面が露出しているときは前記第2の面が非露出で、かつ、前記第2の面が露出しているときは前記第1の面が非露出となるように、前記開口部に選択的に露出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子機器。
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