JP2016076811A - 携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ストラップを着脱し易くすると共に、ストラップが意図せず外れることを防止し、且つ携帯機器の外観見栄えを向上させる。【解決手段】取付ピン(43)は、ストラップ(S)が引っ掛けられる被取付部(45)と、被取付部(45)と直角な回転軸部(47)とが一体形成されてなり、ストラップ用凹部(41)には、取付ピン(43)の回転軸部(47)を回転自在に支持するピン支持部(67)と、取付ピン(43)の被取付部(45)の遠心端部(45a)をストラップ用凹部(41)の開口側で受ける第1の回転規制部(83)とが設けられ、筐体(3)は、取付ピン(43)の回転動作を操作するための操作用開口(87)が設けられたキャビネット(13)と、操作用開口(87)を覆うリヤカバー(15)とを有する。【選択図】図5
Description
本発明は、ストラップ(吊紐)を取付け可能な携帯機器に関する。
従来から、この種の携帯機器には、筐体の表面に内方へ凹むストラップ用凹部を設け、そのストラップ用凹部内に回転動作を以てストラップの着脱が可能な回転式の取付ピンを備えたものが知られている。
例えば、特許文献1には、円柱状の水平部と円柱状の垂直部とを有するT字状の取付ピン(回転子)を採用し、この取付ピンが、水平部の両端に設けられたシャフトをストラップ用凹部内の左右両側面に設けられた軸孔にそれぞれ枢支させることで、ストラップ用凹部内に回転動作によって垂直部を外部へ出没自在に取り付けられ、さらにトーションスプリングで垂直部がストラップ用凹部内に位置する方向へ常時付勢された構成が開示されている。
特許文献1に開示されたストラップの取付け構造では、取付ピンの回転によりその取付ピンの垂直部がストラップ用凹部の外側へ開く構造になっているため、ストラップが引っ張られたときに取付ピンの垂直部が容易に開かないようにするには、取付ピンをトーションスプリングによる付勢力でストラップ用凹部内へ強く付勢しなければいけない。
しかし、トーションスプリングによる付勢力を強くすれば、その分だけストラップの着脱時において取付ピンを回転させるのに強い力が必要となり、取付ピンの操作性が悪くなることから、ストラップを着脱し難くなる。
また、トーションスプリングによる付勢力を強くするといっても、携帯機器の使用者が取付ピンの回動操作を行える範囲の強さに制限されるため、ストラップが引っ張られることで取付ピンに瞬間的に強い力が作用したときには、取付ピンが回転してしまい、ストラップが意図せず外れるおそれがある。
さらに、特許文献1に開示されたストラップの取付け構造では、T字状の取付ピン全体が外部から視認され、しかもストラップ用凹部の開口に取付ピンの垂直部の長さに対応した比較的広い開口面積を必要とするため、携帯機器の外観見栄え(意匠性)が損なわれてしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ストラップを着脱し易くすると共に、ストラップが意図せず外れることを防止し、且つ携帯機器の外観見栄えを向上させることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、筐体に設けられたストラップ用凹部内に取付ピンを回転自在に取り付け、筐体のカバーを外すとこの取付ピンを容易に回転させられるように携帯機器のストラップ取付部の構成を工夫した。
具体的には、本発明は、筐体に内方へ凹むストラップ用凹部が設けられ、そのストラップ用凹部内にストラップが取り付けられる取付ピンを備えた携帯機器を対象とし、以下の解決手段を講じたものである。
すなわち、本発明は、取付ピンが、ストラップが引っ掛けられる被取付部と、この被取付部と交差する方向に延びる回転軸部とが一体に形成されてなり、被取付部をストラップ用凹部の開口に対応させて設けられた構成を有する。ストラップ用凹部には、取付ピンの回転軸部を、当該ストラップ用凹部の奥行き方向と交差する方向に沿わせた状態で回転自在に支持するピン支持部と、取付ピンの被取付部の遠心方向における端部をストラップ用凹部の開口側で受けてその開口側へ当該被取付部を移動させる取付ピンの回転動作を規制する第1の回転規制部とが設けられている。そして、本発明は、筐体が、ストラップ用凹部のうちピン支持部を含む部分を構成し且つ取付ピンの回転動作を操作するための操作用開口が設けられたキャビネットと、このキャビネットに取り付けられて操作用開口を覆うカバーとを有することを特徴とする。
この構成によると、取付ピンの回転軸部を、ストラップ用凹部内に設けられたピン支持部で回転自在に支持すると共に、同凹部内に設けられた第1の回転規制部で取付ピンの被取付部の遠心方向における端部をストラップ用凹部の開口側で受けるようにしたので、ストラップが引っ張られることで取付ピンに瞬間的に強い力が作用したときには、第1の回転規制部で取付ピンの回転動作が規制されるから、取付ピンの被取付部がストラップ用凹部の開口外側に開くことがなく、ストラップが取付ピンから意図せず外れることを防止できる。
さらに、ばね等の付勢部材によって取付ピンを付勢しなくて済むことから、取付ピンの回転に要する力を低減し、取付ピンを軽く回転させることができる。これによって、取付ピンの操作性を向上させることができる。そして、筐体のキャビネットに設けた操作用開口を通して取付ピンの回転を操作できるようにし、この取付ピンの回転動作を以て取付ピンの被取付部にストラップを引っ掛けることを可能にしたので、筐体のカバーを外せばストラップを容易に着脱することができる。
また、上記の操作用開口は、筐体のカバーで覆うようにしたから、そのカバーをキャビネットに取り付けた状態では外部から視認されることがない。そして、本発明のストラップ取付け構造は、取付ピンの被取付部がストラップ用凹部の開口から外部に出てくる構造ではないし、当該ストラップ用凹部にストラップを二重にして挿入しなくても取付ピンの被取付部にストラップを引っ掛けることが可能であるので、ストラップ用凹部の開口を小さくすることができ、携帯機器の外観見栄えを向上させることができる。
したがって、本発明によれば、ストラップを着脱し易くできると共に、ストラップが意図せず外れることを防止でき、且つ携帯機器の外観見栄えを向上させることができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、或いはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
また、以下の実施形態では、説明の便宜上、携帯電話機について、表示パネルの正面側を「前」、背面側を「後」と称し、上下方向における上側を「上」、下側を「下」と称し、表示パネルを正面側から見たときの左右方向における左側を「左」、右側を「右」と称する。
《発明の実施形態1》
図1は、この実施形態1に係る携帯電話機1を後側から見た斜視図である。図2は、この携帯電話機1の分解斜視図である。携帯電話機1は、図1及び図2に示すストレートタイプのスマートフォンと呼ばれる薄型の携帯機器であり、詳しくは図示しないが、正面視で略長方形状の扁平な筐体3内に、スピーカやマイク、カメラユニット5、カードコネクタ7、電池パック9、これらの動作を制御する回路基板11などの複数の電子部品を収容した構造を有する。
図1は、この実施形態1に係る携帯電話機1を後側から見た斜視図である。図2は、この携帯電話機1の分解斜視図である。携帯電話機1は、図1及び図2に示すストレートタイプのスマートフォンと呼ばれる薄型の携帯機器であり、詳しくは図示しないが、正面視で略長方形状の扁平な筐体3内に、スピーカやマイク、カメラユニット5、カードコネクタ7、電池パック9、これらの動作を制御する回路基板11などの複数の電子部品を収容した構造を有する。
筐体3は、図2に示すように、上記複数の電子部品を収容するキャビネット13と、このキャビネット13の後側に取り付けられるリヤカバー15とを有する。キャビネット13は、画像表示を行う表示パネル17(図6〜図8参照)が前側に収容される表側キャビネット19と、この表側キャビネット19の後側に取り付けられて表側キャビネット19とリヤカバー15との間に位置する裏側キャビネット21とで構成されている。表示パネル17は、タッチパネル付きのものであって、携帯電話機1のユーザーインターフェイスを構成している。
表側キャビネット19は、略長方形枠状の樹脂製フレーム部23を有し、このフレーム部23の内側開口を塞ぐように剛性部材としてのステンレス鋼板などの金属板25がインサート成形されてなる。この表側キャビネット19のフレーム部23には、後方へ壁状に突出した前側周壁部27が設けられている。この前側周壁部27の外周面には、図示しないが、外側へ突出する複数の係止爪が周方向に間隔をあけて設けられている。
裏側キャビネット21は、背面視で表側キャビネット19に対応する外形を有した樹脂成形品である。この裏側キャビネット21の外周縁部には、前方へ壁状に突出した後側周壁部29が前側周壁部27の外側に沿って延びるように設けられている。この後側周壁部29のうち前側周壁部27の各係止爪に対応する部分には、図示しないが、当該係止爪が嵌め入れられる係止孔が形成されている。そして、裏側キャビネット21は、これら各係止孔に前側周壁部27の係止爪を嵌め入れることで、表側キャビネット19に取り付けられている。
また、表側キャビネット19のうち前側周壁部27に沿う同キャビネット19の四隅を含む内側部分には、ビス31をねじ込むための固定孔を有する取付ボス33が後方へ突出させて複数(図2に示す例では8つ)設けられている。他方、裏側キャビネット21のうちこれら各取付ボス33に対応する箇所には、ビス31を挿通させる挿通孔35が形成されている。そして、裏側キャビネット21は、これら各挿通孔35にビス31を挿通させると共に、当該ビス31を対応する取付ボス33の固定孔にねじ込むことにより、表側キャビネット19にビス留めされている。
リヤカバー15は、背面視で表側キャビネット19に対応する外形を有する浅い略長方形皿状の樹脂成形品である。このリヤカバー15の外周縁部にある前方へ湾曲した周壁部37には、図示しないが、当該リヤカバー15の内方又は前方に突出した複数の係止爪が設けられている。リヤカバー15は、これら係止爪をキャビネット13(例えば裏側キャビネット21)に設けられた係合孔(不図示)に係合させることで、キャビネット13に着脱自在に取り付けられている。
なお、裏側キャビネット21は、前側周壁部27の係止爪による取付けだけで表側キャビネット19に固定されていてもよいし、ビス留めだけで表側キャビネット19に固定されていても構わない。また、前側周壁部27と後側周壁部29とは、前後方向においてオーバーラップしていてもよいし、両面テープや接着剤などの接合材で貼り合わせられていてもよい。また、リヤカバー15は、上記のような係止爪による取付けに代えて、その他の係合構造によりキャビネット13に取り付けられていてもよく、使用者によるキャビネット13への着脱が可能であればよい。
そして、携帯電話機1は、図1に示すように、ストラップSを取付け可能なストラップ取付部39を下端寄りの側面(図1に示す例では左側面)部分に備えている。このストラップ取付部39には、筐体3の側面に開口し内方へ凹むストラップ用凹部41が設けられている。そして、ストラップ取付部39は、このストラップ用凹部41内に、ストラップSが取り付けられる金属製の取付ピン43を備えている。
図3は、携帯電話機1のリヤカバー15を外した状態の要部を後方左下側から見た拡大斜視図である。図4は、携帯電話機1のリヤカバー15の要部を前方右下側から見た拡大斜視図である。図5は、携帯電話機1のリヤカバー15を外した状態の要部を後方右下側から見た拡大斜視図である。図6は、図5のVI−VI線に対応する部分における携帯電話機1の断面図である。図7は、図5のVII−VII線に対応する部分おける携帯電話機1の断面図である。図8は、図5のVIII−VIII線に対応する部分における携帯電話機1の断面図である。
取付ピン43は、図3、図5及び図8に示すように、ストラップSが引っ掛けられる被取付部45と、この被取付部45の一端から当該被取付部45と直交する方向に延びる回転軸部47と、この回転軸部47のうち被取付部45とは反対側の端から被取付部45と平行に延びる位置決め部49とが一体に形成されてなり、全体としてコ字状の曲げ形状を有する。本実施形態の取付ピン43のうち被取付部45は位置決め部49よりも長く形成されている。
ストラップ取付部39は、表側キャビネット19のフレーム部23における前側周壁部27の外側一角に一体に設けられた図2に示す概ね小部屋状のホルダ部51と、裏側キャビネット21及びリヤカバー15のうちこのホルダ部51を覆う部分とで構成されている。ホルダ部51は、ストラップ用凹部41の主体をなし、キャビネット13の左右方向における外方(図3に示す例では左側方)に開口した、例えば縦長に延びる長方形状の挿入口55を有する。
ホルダ部51は、図2、図3及び図5〜図8に示すように、挿入口55を有し且つ当該ホルダ部51の外構えを構成する間口壁57と、この間口壁57と左右方向で対向しホルダ部51の奥側突き当りを構成する奥側壁59と、これら間口壁57と奥側壁59との上下両端を繋ぐ上側壁61及び下側壁63と、これら間口壁57、奥側壁59、上側壁61及び下側壁63の各前端を繋いでこれら各壁57,59,61,63で囲まれた部分の前側を塞ぐ前側壁65とで構成されていて、内部が後方に開放された構造を有する。挿入孔口55は、間口壁57の上側寄りに形成されている。
このホルダ部51のうち挿入口55の直ぐ下側には、ホルダ部51の前側壁65から後方へ突出するピン支持部67が設けられている。すなわち、表側キャビネット19は、ストラップ用凹部41のうちこのピン支持部67を含む部分を構成している。ピン支持部67は、前側壁65から後方に延びる脚部69と、この脚部69の後端から間口壁57の後側部分に沿って上方に突出した受け部71とを有し、全体として前後方向における断面がL字状をなすように形成されている。
ピン支持部67の脚部69は、間口壁57のうち挿入口55の下側縁部と一体に設けられている。他方、ピン支持部67の受け部71は、間口壁57のうち挿入口55の後側縁部と一体に設けられている。この受け部71は、取付ピン43の回転軸部47を前側で受ける底面部73と、この底面部73のうち間口壁57とは反対側の端縁から後方に突出した右溝壁75とを有する。また、間口壁57の後側部分は、ピン支持部67の底面部73よりも後方に突出した部分を有し、その部分で右溝壁75と左右方向に対向する左溝壁77を構成している。
これら底面部73と右溝壁75及び左溝壁77とは、取付ピン43の回転軸部47が嵌め込まれる嵌入溝79を形成している。この嵌入溝79の溝幅、つまり右溝壁75と左溝壁77との間の間隔は、取付ピン43の回転軸部47の直径と同じか若しくはそれよりも若干広い。また、嵌入溝79の深さは、取付ピン43の回転軸部47の直径よりも浅く、例えば当該回転軸部47の半径と同程度に形成されている。そのことで、嵌入溝79は、嵌め込まれた取付ピン43の回転軸部47の外周面を部分的に後方へ突出させた状態で保持するようになっている。
ピン支持部67は、取付ピン43の回転軸部47を、挿入口55の後側にてホルダ部51の奥行き方向と交差する上下方向に沿わせた状態で受け部71により回転自在に支持する。このピン支持部67とホルダ部51の下側壁63との間には、取付ピン43の位置決め部49を挿入可能な間隔が設けられている。取付ピン43は、このピン支持部67とホルダ部51の下側壁63との間に位置決め部49を挿入し、ピン支持部67に回転軸部47を支持させることで、ピン支持部67を上下方向に跨いで、被取付部45をピン支持部67の上側で挿入口55、つまりストラップ用凹部41の開口に対応させてホルダ部51に設けられている。
また、ホルダ部51の前側壁65のうちピン支持部67の上側で挿入口55に対応する部分には、取付ピン43の被取付部45の遠心方向における端部(以下、「被取付側遠心端部」と称する)45aが挿入される上側凹陥部81が形成されている。この上側凹陥部81は、ホルダ部51の挿入口55よりも若干内側に離れた位置から奥側へ延びており、当該上側凹陥部81に挿入された取付ピン43の被取付側遠心端部45aがその取付ピン43の回転動作に伴って挿入孔55を基準としたホルダ部51の奥側、つまりストラップ用凹部41の奥側へ移動できるように形成されている。
上側凹陥部81の挿入口55側の突き当たりの壁部は、取付ピン43の被取付側遠心端部45aをストラップ用凹部41の開口側で受ける第1の回転規制部83を構成している。この第1の回転規制部83は、ストラップ用凹部41の開口側へ被取付部45を移動させる方向への取付ピン43の回転動作を規制する。このように、ホルダ部51には、ピン支持部67と共に第1の回転規制部83が設けられている。
また、ホルダ部51の前側壁65のうちピン支持部67よりも下側の部分には、取付ピン43の位置決め部49の遠心方向における端部(以下、「位置決め側遠心端部」と称する)49aが挿入される下側凹陥部85が形成されている。この下側凹陥部85は、間口壁57側の端からホルダ部51の奥側に延びており、当該下側凹陥部85に挿入された取付ピン43の位置決め側遠心端部49aがホルダ部51の奥側へ移動できるように形成されている。
そして、取付ピン43の被取付側遠心端部45aを第1の回転規制部83に当接させた状態では、当該被取付側遠心端部45aの端面と上側凹陥部81の底面との間、及び位置決め側遠心端部49aの端面と下側凹陥部85の底面との間には、それぞれ隙間が設けられる。そのことで、取付ピン43を被取付部45がホルダ部51の奥側に移動する方向へスムーズに回転させることが可能になっている。
裏側キャビネット21のうちホルダ部51の後側に対応する部分には、ホルダ部51の内部を後方へ開放する操作用開口87が形成されている。操作用開口87は、取付ピン43の回転軸部47のうちピン支持部67の嵌入溝79から突出した部分を露出させ、その突出部分を回すことで取付ピン43の回転動作を操作するための開口である。リヤカバー15は、キャビネット13に取り付けられると、この操作用開口87を覆って隠蔽する。
裏側キャビネット21は、操作用開口87の周縁部に、ホルダ部51の左溝壁77の後側部分に沿って上下方向に延びる連結部89を有している。そのことで、操作用開口87の形成による裏側キャビネット21の強度低下、つまりは筐体3の強度低下が抑えられる。この連結部89は、取付ピン43の回転軸部47のうち嵌入溝79から突出した部分の一側方(左側方)を覆っている。
さらに、裏側キャビネット21は、操作用開口87の周縁部に、取付ピン43の回転軸部47のうち位置決め部49側の端部を後側で覆う抜止め部91を有する。キャビネット13には、裏側キャビネット21のうちこの抜止め部91を含む操作用開口87の周辺部分と、表側キャビネット19のホルダ部51との組合せにより、取付ピン43を収容するピン収容部93が構成されている。抜止め部91は、上記連結部89の下側で操作用開口87の内方に張り出すように形成されていて、表側キャビネット19に裏側キャビネット21を取り付けた後は、取付ピン43がピン収容部93から抜け出ることを防止する。
また、裏側キャビネット21の後側周壁部29には、ホルダ部51の間口壁57と嵌合する切欠部95が形成されている。そして、リヤカバー15の周壁部37のうちホルダ部51の挿入口55に対応する部分には、ストラップSが挿通される例えば縦長の略楕円形状の挿通口97が形成されている。この挿通口97は、ストラップ用凹部41の開口を構成している。すなわち、本実施形態のストラップ用凹部41は、表側キャビネット19のホルダ部51の内面とリヤカバー15の挿通口97とで構成されている。
また、リヤカバー15の前面側のうち操作用開口87の抜止め部91上側に対応する部分には、図4に示すように、操作用開口87に挿入される凸状部99が前方に突出させて設けられている。この凸状部99は、突出端が右溝壁75の後端と対峙するように上下方向に延びる突条片101と、操作用開口87を通してホルダ部51内にまで進入し取付ピン43の被取付部45に第1の回転規制部83とは反対側で当接する第2の回転規制部103とで構成されている。なお、突条片101は、取付ピン43の回転軸部47後端と対峙していてもよい。
第2の回転規制部103は、ストラップ用凹部41の奥側へ被取付部45を移動させる方向への取付ピン43の回転動作を規制する。したがって、リヤカバー15をキャビネット13に取り付けた状態では、取付ピン43の被取付部45が第1の回転規制部83と第2の回転規制部103とに挟まれる。それにより、取付ピン43の回転動作が双方向に規制される。
図9は、携帯電話機1のリヤカバー15を外した状態の要部を示す断面斜視図である。上記構成の携帯電話機1では、リヤカバー15を外すと、図9に示すように、操作用開口87を通して取付ピン43を回転させることができ、この取付ピン43の回転動作を以て、取付ピン43の被取付部45へのストラップSの引っ掛けと、当該被取付部45からのストラップSの取り外しとを行うことが可能になっている。
この携帯電話機1にストラップSを取り付ける方法について、図10(a)〜(c)を参照しながら説明する。図10(a)〜(c)は、携帯電話機1にストラップSを取り付ける作業を示す要部断面図である。携帯電話機1にストラップSを取り付けるには、まず、図10(a)に示すように、キャビネット13からリヤカバー15を取り外す。そうすると、操作用開口87を通して取付ピン43の回転軸部47が後方に露出すると共に、第2の回転規制部103による取付ピン43の回転動作の規制が解除される。
次いで、図10(b)に示すように、操作用開口87を通して取付ピン43の回転軸部47を指で撫でるようにして回転させ、取付ピン43の被取付部45をホルダ部51の奥側へ移動させる。そうすると、取付ピン43の被取付側遠心端部45aと上側凹陥部81の底面との間の隙間が拡大される。その状態で、ストラップSを挿入口55からホルダ部51内部に挿入し、取付ピン43の被取付側遠心端部45aと上側凹陥部81の底面との間の拡大した隙間を通す。
そして、図10(c)に示すように、取付ピン43の回転軸部47を回転させ、取付ピン43の被取付部45を挿入口55側に移動させて第1の回転規制部83に当接させた状態に戻すと、ストラップSを取付ピン43の被取付部45に引っ掛けることができる。しかる後、リヤカバー15をキャビネット13に取り付ければ、取付ピン43の被取付部45が第1の回転規制部83と第2の回転規制部103とに挟まれて、取付ピン43の回転動作が再び双方向に規制された状態となる。このようにして、携帯電話機1にストラップSを簡単に取り付けることができる。
また、携帯電話機1からストラップSを取り外す作業は、ストラップSを取り付けるときと同様な手順で行うことができる。すなわち、まず、キャビネット13からリヤカバー15を取り外し、後方に露出した操作用開口87を通して取付ピン43を回転させることで取付ピン43の被取付部45をホルダ部51の奥側へ移動させ、同ピン43の被取付側遠心端部45aと上側凹陥部81の底面との間の拡大した隙間を通してストラップ用凹部41からストラップSを引き抜く。
そして、取付ピン43の回転軸部47を回転させることで、取付ピン43の被取付部45を挿入口55側に移動させて第1の回転規制部83に当接させた状態に戻した後、リヤカバー15をキャビネット13に取り付ける。このようにして、携帯電話機1からストラップSを簡単に取り外すことができる。
この実施形態1に係る携帯電話機1によれば、取付ピン43の回転軸部47を、ストラップ用凹部41内に設けられたピン支持部67で回転自在に支持すると共に、同凹部41内に設けられた第1の回転規制部83により取付ピン43の被取付側遠心端部45aをストラップ用凹部41の開口側で受けるようにしたので、ストラップSが引っ張られることで取付ピン43に瞬間的に強い力が作用したときには、第1の回転規制部83で取付ピン43の回転動作が規制されるから、取付ピン43の被取付部45がストラップ用凹部41の開口外側に開くことがなく、ストラップSが取付ピン43から意図せず外れることを防止できる。
さらに、ばね等の付勢部材によって取付ピン43を付勢しなくて済むことから、取付ピン43の回転に要する力を低減し、取付ピン43を軽く回転させることができ、取付ピン43の操作性を向上させることができる。そして、筐体3の裏側キャビネット21に設けた操作用開口87を通して取付ピン43の回転を操作できるようにし、この取付ピン43の回転動作を以て取付ピン43の被取付部45にストラップSを引っ掛けることを可能にしたので、リヤカバー15を外せばストラップSを容易に着脱することができる。
また、上記の操作用開口87は、リヤカバー15で覆うようにしたから、そのリヤカバー15をキャビネット13に取り付けた状態では外部から視認されることがない。そして、本実施形態のストラップ取付け構造は、取付ピン43の被取付部45がストラップ用凹部41の開口から外部に出てくる構造ではないし、当該ストラップ用凹部41にストラップSを二重にして挿入しなくても取付ピン43の被取付部45にストラップSを引っ掛けることが可能であるので、ストラップ用凹部41の開口を小さくすることができ、携帯電話機1の外観見栄えを向上させることができる。
なお、上記実施形態1では、被取付部45が位置決め部49よりも長い構成の取付ピン43を例に挙げて説明したが、これに限らず、取付ピン43の被取付部45と位置決め部49とは同じ長さであってもよいし、位置決め部49が被取付部45よりも長く形成されていてもよい。
《発明の実施形態2》
この実施形態2に係る携帯電話機1は、裏側キャビネット21の構成が上記実施形態1と異なる。なお、以降の各実施形態では、携帯電話機1について上記実施形態1と構成の異なる部分についてのみ説明し、同一の構成箇所は図1〜図10に基づく上記実施形態1の説明に譲ることにして、その詳細な説明を省略する。
この実施形態2に係る携帯電話機1は、裏側キャビネット21の構成が上記実施形態1と異なる。なお、以降の各実施形態では、携帯電話機1について上記実施形態1と構成の異なる部分についてのみ説明し、同一の構成箇所は図1〜図10に基づく上記実施形態1の説明に譲ることにして、その詳細な説明を省略する。
図11は、この実施形態2に係る携帯電話機1のリヤカバー15を外した状態の筐体3のうちホルダ部51及びその周辺を示す側面図である。図12は、この実施形態2に係る携帯電話機1の図6相当図である。本実施形態の携帯電話機1の筐体3を構成する裏側キャビネット21には、上記実施形態1(図6)と異なり、図11及び図12に示すように、ホルダ部51の左溝壁77の後側部分に沿って上下方向に延びる連結部89が設けられておらず、操作用開口87は、ホルダ部51の後側で挿入口55と同じ方向に開放されて切欠き状に形成さている。
この実施形態2に係る携帯電話機1によれば、リヤカバー15を外すと、取付ピン43の回転軸部47のうちピン支持部67の嵌入溝79から突出した部分が全て後方に露出するので、取付ピン43をよりいっそう回転させ易くすることができる。その他については、上記実施形態1と同様な効果を得ることができる。
《発明の実施形態3》
この実施形態3に係る携帯電話機1は、取付ピン43の構成が上記実施形態1と異なる。図13は、この実施形態3の携帯電話機1に用いられる取付ピン43の側面図である。本実施形態の取付ピン43の被取付側遠心端部45aは、図13に示すように、第1の回転規制部83側に臨む面が円形をなすように巻かれており、それによって角が丸められた形状を有している。
この実施形態3に係る携帯電話機1は、取付ピン43の構成が上記実施形態1と異なる。図13は、この実施形態3の携帯電話機1に用いられる取付ピン43の側面図である。本実施形態の取付ピン43の被取付側遠心端部45aは、図13に示すように、第1の回転規制部83側に臨む面が円形をなすように巻かれており、それによって角が丸められた形状を有している。
この実施形態3に係る携帯電話機1によれば、取付ピン43の回転動作に伴って被取付側遠心端部45aでキャビネット13やストラップSが傷付くことを防止できる。また、取付ピン43の被取付側遠心端部45aと第1の回転規制部83との当接面積が増大するので、取付ピン43に取り付けられたストラップSが引っ張られたときに当該被取付側遠心端部45aから第1の回転規制部83にかかる荷重を分散させることができ、ストラップ取付部39の強度を向上させることができる。その他については、上記実施形態1と同様な効果を得ることができる。
《発明の実施形態4》
この実施形態4に係る携帯電話機1は、取付ピン43の構成が上記実施形態1と異なる。図14は、この実施形態4の携帯電話機1に用いられる取付ピン43の側面図である。本実施形態の取付ピン43の被取付側遠心端部45aは、図14に示すように、鍛造などの加工により略球状に形成されており、それによって角が丸められた形状を有している。そして、第1の回転規制部83には、図示しないが、この被取付側遠心端部45aの形状に対応する凹状湾曲面が形成されている。そして、第1の回転規制部83は、この凹状湾曲面で取付ピン43の被取付側遠心端部45aを受けるようになっている。
この実施形態4に係る携帯電話機1は、取付ピン43の構成が上記実施形態1と異なる。図14は、この実施形態4の携帯電話機1に用いられる取付ピン43の側面図である。本実施形態の取付ピン43の被取付側遠心端部45aは、図14に示すように、鍛造などの加工により略球状に形成されており、それによって角が丸められた形状を有している。そして、第1の回転規制部83には、図示しないが、この被取付側遠心端部45aの形状に対応する凹状湾曲面が形成されている。そして、第1の回転規制部83は、この凹状湾曲面で取付ピン43の被取付側遠心端部45aを受けるようになっている。
この実施形態4に係る携帯電話機1によっても、上記実施形態3と同様に、取付ピン43の回転動作に伴って被取付側遠心端部45aでキャビネット13やストラップSが傷付くことを防止でき、且つ、取付ピン43の被取付側遠心端部45aと第1の回転規制部83との当接面積が増大するので、ストラップ取付部39の強度を向上させることができる。その他については、上記実施形態1と同様な効果を得ることができる。
《実施形態1の変形例》
図15は、この変形例の携帯電話機1に用いられる取付ピン43の斜視図である。本変形例の取付ピン43は、図15に示すように、被取付部45と位置決め部49とが互いに交差する方向に延びる3次元形状を有している。このような構成によれば、取付ピン43の被取付部45に対する位置決め部49の位置が変わることにより、他の部品の取付け箇所を避けてスペースを有効に利用できる場合がある。
図15は、この変形例の携帯電話機1に用いられる取付ピン43の斜視図である。本変形例の取付ピン43は、図15に示すように、被取付部45と位置決め部49とが互いに交差する方向に延びる3次元形状を有している。このような構成によれば、取付ピン43の被取付部45に対する位置決め部49の位置が変わることにより、他の部品の取付け箇所を避けてスペースを有効に利用できる場合がある。
《発明の実施形態5》
この実施形態5に係る携帯電話機1は、取付ピン43の構成とキャビネット13の構成とが上記実施形態1と異なる。図16は、この実施形態5に係る携帯電話機1の図8相当図である。本実施形態の携帯電話機1に用いられる取付ピン43は、図16に示すように、被取付部45と回転軸部47とで構成され、全体としてL字状に形成されている。
この実施形態5に係る携帯電話機1は、取付ピン43の構成とキャビネット13の構成とが上記実施形態1と異なる。図16は、この実施形態5に係る携帯電話機1の図8相当図である。本実施形態の携帯電話機1に用いられる取付ピン43は、図16に示すように、被取付部45と回転軸部47とで構成され、全体としてL字状に形成されている。
また、表側キャビネット19のホルダ部51は、上記実施形態1(図8)と異なり、下側凹陥部85を備えず、ピン支持部67は、ホルダ部51の下側壁63と一体に設けられている。裏側キャビネット21のうち抜止め部91の基端側には、前側に張り出した壁部92が設けられている。この壁部92は、取付ピン43の回転軸部47を下側で受ける下側ピン受け面92aを有する。また、裏側キャビネット21の操作用開口87の上端縁は、取付ピン43の回転軸部47を上側で受ける上側ピン受け面87aを有する。裏側キャビネット21を表側キャビネット19に取り付けた状態では、取付ピン43の回転軸部47の上下両端がこれら上側ピン受け面87aと下側ピン受け面92aとに挟まれ、それによって当該取付ピン43の上下方向への移動が規制される。
この実施形態5に係る携帯電話機1によれば、ストラップ取付部39の小型化を図ることができる。その他については、上記実施形態1と同様な効果を得ることができる。
《発明の実施形態6》
この実施形態6に係る携帯電話機1は、取付ピン43の構成とキャビネット13の構成とが上記実施形態1と異なる。図17は、この実施形態6に係る携帯電話機1の図8相当図である。本実施形態の携帯電話機1に用いられる取付ピン43は、上記実施形態5と同様に被取付部45と回転軸部47とで構成されている。
この実施形態6に係る携帯電話機1は、取付ピン43の構成とキャビネット13の構成とが上記実施形態1と異なる。図17は、この実施形態6に係る携帯電話機1の図8相当図である。本実施形態の携帯電話機1に用いられる取付ピン43は、上記実施形態5と同様に被取付部45と回転軸部47とで構成されている。
上記実施形態1では、ピン収容部93が裏側キャビネット21のうち抜止め部91を含む操作用開口87の周辺部分と表側キャビネット19のホルダ部51との組合せで構成されているとしたが、本実施形態では、抜止め部91がホルダ部51に設けられ、ピン収容部93がホルダ部51のみで構成されている。以下に、キャビネット13のうちホルダ部51周辺の構成について詳述する。
表側キャビネット19のうちホルダ部51の下側部分には肉抜き部94が設けられていて、ホルダ部51の下側壁部63全体又はその一部は下方に撓むことが可能な厚さに形成されている。この下側壁部63の後端部には、上方に突出する抜止め部91が設けられている。そして、この下側壁部63は、抜止め部91の前側部分に、取付ピン43の回転軸部45を下側で受ける下側ピン受け面63aを有する。
また、ホルダ部51の上側壁部61の後端部は、取付ピン43の回転軸部45を上側で受ける上側ピン受け面61aを有する。取付ピン43は、ホルダ部51の下側壁部63を下方に撓ませることで、ホルダ部51内のピン収容部93に収容される。このピン収容部93に収容された取付ピン43の回転軸部47の上下両端は、下側ピン受け面63aと上側ピン受け面61aとに挟まれ、それによって当該取付ピン43の上下方向への移動が規制される。
裏側キャビネット21には、ホルダ部51のうち少なくとも下側壁部63及び上側壁部61の各後端部が嵌め入れられる開口96が形成されている。裏側キャビネット21が表側キャビネット19に取り付けられた状態では、ホルダ部51の下側壁部63は、上記開口96の下端縁に支持されて下方への撓みが規制される。本実施形態のキャビネット13では、ホルダ部51の後側開口がそのまま操作用開口87を構成している。
この実施形態6に係る携帯電話機1によれば、下側壁63が下方に撓むことができるようになっているので、取付ピン43を表側キャビネット19に容易に取り付けることができる。また、ピン収容部93が表側キャビネット19のみで形成されているので、表側キャビネット19に裏側キャビネット21を組み付ける際、取付ピン43が移動することがない。これによって、キャビネット13に対する取付ピン43の取付けが容易になり、携帯電話機1の組立て作業を簡易化できる。その他については、上記実施形態1と同様な効果を得ることができる。
なお、上記実施形態1〜6では、取付ピン43について被取付部45と回転軸部47とが直角をなす構成を例に挙げて説明したが、これに限らず、取付ピン43の被取付部45と回転軸部47とは、直角から若干傾斜した角度をなすように互いに交差する方向に延びていてもよい。
また、上記実施形態1〜6では、本発明に係る携帯機器について、携帯電話機1を例に挙げて説明したが、これに限らず、PHS(Personal Handy-phone System)やPDA(Personal Digital Assistant)、モバイルツール、電子辞書、電卓、ゲーム機などの他の携帯機器にも適用することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲に限定されない。上記各実施形態が例示であり、それらの各構成要素の組合せに、さらに色々な変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲に属することは当業者に理解されるところである。
S…ストラップ、1…携帯電話機(携帯機器)、3…筐体、5…カメラユニット、7…カードコネクタ、9…電池パック、11…回路基板、13…キャビネット、15…リヤカバー、17…表示パネル、19…表側キャビネット、21…裏側キャビネット、23…フレーム部、25…金属板、27…前側周壁部、29…後側周壁部、31…ビス、33…取付ボス、35…挿通孔、37…周壁部、39…ストラップ取付部、41…ストラップ用凹部、43…取付ピン、45…被取付部、45a…被取付側遠心端部、47…回転軸部、49…位置決め部、49a…位置決め側遠心端部、51…ホルダ部、55…挿入口、57…間口壁、59…奥側壁、61…上側壁、61a…上側ピン受け面、63…下側壁、63a…下側ピン受け面、65…前側壁、67…ピン支持部、69…脚部、71…受け部、73…底面部、75…右溝壁、77…左溝壁、79…嵌入溝、81…上側凹陥部、83…第1の回転規制部、85…下側凹陥部、87…操作用開口、87a…上側ピン受け面、89…連結部、91…抜止め部、92…壁部、92a…下側ピン受け面、93…ピン収容部、94…肉抜き部、95…切欠部、96…開口、97…挿通口、99…凸状部、101…突条片、103…第2の回転規制部、105…下側規制部、107…上側規制部
Claims (5)
- 筐体に内方へ凹むストラップ用凹部が設けられ、該ストラップ用凹部内にストラップが取り付けられる取付ピンを備えた携帯機器において、
前記取付ピンは、前記ストラップが引っ掛けられる被取付部と、該被取付部と交差する方向に延びる回転軸部とが一体に形成されてなり、前記被取付部を前記ストラップ用凹部の開口に対応させて設けられ、
前記ストラップ用凹部には、前記取付ピンの回転軸部を、当該ストラップ用凹部の奥行き方向と交差する方向に沿わせた状態で回転自在に支持するピン支持部と、前記被取付部の遠心方向における端部を前記ストラップ用凹部の開口側で受けて該開口側へ前記被取付部を移動させる前記取付ピンの回転動作を規制する第1の回転規制部とが設けられ、
前記筐体は、前記ストラップ用凹部のうち前記ピン支持部を含む部分を構成し且つ前記取付ピンの回転動作を操作するための操作用開口が設けられたキャビネットと、該キャビネットに取り付けられて前記操作用開口を覆うカバーとを有する
ことを特徴とする携帯機器。 - 請求項1に記載された携帯機器において、
前記カバーには、前記取付ピンの被取付部に前記第1の回転規制部とは反対側で当接して前記ストラップ用凹部の奥側へ前記被取付部を移動させる前記取付ピンの回転動作を規制する第2の回転規制部が設けられている
ことを特徴とする携帯機器。 - 請求項1又は2に記載された携帯機器において、
前記キャビネットは、表側キャビネットと、該表側キャビネットと前記カバーとの間に位置する裏側キャビネットとを有し、
前記表側キャビネットは、前記取付ピンが収容されるピン収容部と、該ピン収容部に収容された前記取付ピンが前記ピン収容部から抜け出ることを防止する抜止め部とを有する
ことを特徴とする携帯機器。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載された携帯機器において、
前記ピン支持部は、前記取付ピンの回転軸部が該回転軸部の外周面を部分的に外側に突出させた状態に嵌め込まれる嵌入溝を有し、
前記操作用開口は、前記取付ピンの回転軸部のうち前記嵌入溝から突出した部分を露出させるように形成されている
ことを特徴とする携帯機器。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載された携帯機器において、
前記取付ピンの遠心方向における端部は、角が丸められた形状を有している
ことを特徴とする携帯機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014205590A JP2016076811A (ja) | 2014-10-06 | 2014-10-06 | 携帯機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014205590A JP2016076811A (ja) | 2014-10-06 | 2014-10-06 | 携帯機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016076811A true JP2016076811A (ja) | 2016-05-12 |
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ID=55951825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014205590A Pending JP2016076811A (ja) | 2014-10-06 | 2014-10-06 | 携帯機器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016076811A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202017001826U1 (de) | 2016-04-06 | 2017-07-11 | Nichia Corporation | Lichtemittierendes Bauelement |
US11259421B2 (en) | 2019-05-29 | 2022-02-22 | Kyocera Corporation | Electronic device |
-
2014
- 2014-10-06 JP JP2014205590A patent/JP2016076811A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202017001826U1 (de) | 2016-04-06 | 2017-07-11 | Nichia Corporation | Lichtemittierendes Bauelement |
DE102017205819A1 (de) | 2016-04-06 | 2017-10-12 | Nichia Corporation | Lichtemittierendes Bauelement |
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